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技術 家族関係推定装置、家族関係推定方法、およびプログラム

出願人 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
発明者 清水英一西原正浩前田幸枝前田純弥安原健司坂本新太郎
出願日 2016年10月27日 (4年11ヶ月経過) 出願番号 2016-210756
公開日 2017年2月9日 (4年8ヶ月経過) 公開番号 2017-033595
状態 特許登録済
技術分野 特定用途計算機
主要キーワード イーイーピーロム 同一世帯 情報照合装置 パラメータ記憶領域 見込情報 法改正 年齢差 ライフイベント
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (13)

課題

世帯が異なる複数の顧客であっても、同じ家族であることを推定すること。

解決手段

家族関係推定装置は、既存顧客である第1顧客の世帯を識別する第1顧客世帯識別情報と、前記第1顧客の年齢を特定可能な情報を含む第1顧客情報を記憶する記憶部と、前記既存顧客とは異なる第2顧客の世帯を識別する第2顧客世帯識別情報と、前記第2顧客の年齢を特定可能な情報を含む第2顧客情報を取得する第1の取得部と、前記第1の取得部によって取得された前記第2顧客情報に含まれる前記第2顧客世帯識別情報と前記記憶部に記憶された前記第1顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記年齢を特定可能な情報に基づいて、前記第1顧客と前記第2顧客との家族関係を推定する第1の推定部と、を備える。

概要

背景

個人顧客へ各種サービス(例えば、金融サービス等)を提供する場合、既存顧客だけでなく、その家族に対しても各種サービスを提供することが行われている。この場合、既存顧客の家族が誰であるかを把握する必要がある。既存顧客の家族関係を把握する場合、例えば、同一の住所および同一の名字登録された既存顧客が複数存在する場合には同一世帯の顧客であるとみなす、いわゆる「世帯名寄せ」を行うことによって世帯ごとに顧客を管理することができる顧客管理システムを用いることが考えられる。
例えば、特許文献1に記載の情報照合装置は、顧客データベースにおける複数のレコードを照合し、レコード間同一性類似性、および関連性を判定して、適切な名寄せ設定の実現を支援する。

概要

世帯が異なる複数の顧客であっても、同じ家族であることを推定すること。家族関係推定装置は、既存顧客である第1顧客の世帯を識別する第1顧客世帯識別情報と、前記第1顧客の年齢を特定可能な情報を含む第1顧客情報を記憶する記憶部と、前記既存顧客とは異なる第2顧客の世帯を識別する第2顧客世帯識別情報と、前記第2顧客の年齢を特定可能な情報を含む第2顧客情報を取得する第1の取得部と、前記第1の取得部によって取得された前記第2顧客情報に含まれる前記第2顧客世帯識別情報と前記記憶部に記憶された前記第1顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記年齢を特定可能な情報に基づいて、前記第1顧客と前記第2顧客との家族関係を推定する第1の推定部と、を備える。

目的

個人顧客へ各種サービス(例えば、金融サービス等)を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

既存顧客である第1顧客の世帯識別する第1顧客世帯識別情報と、前記第1顧客の年齢を特定可能な情報を含む第1顧客情報を記憶する記憶部と、前記既存顧客とは異なる第2顧客の世帯を識別する第2顧客世帯識別情報と、前記第2顧客の年齢を特定可能な情報を含む第2顧客情報を取得する第1の取得部と、前記第1の取得部によって取得された前記第2顧客情報に含まれる前記第2顧客世帯識別情報と前記記憶部に記憶された前記第1顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記年齢を特定可能な情報に基づいて、前記第1顧客と前記第2顧客との家族関係推定する第1の推定部と、を備えることを特徴とする家族関係推定装置

請求項2

前記第1の推定部によって推定された前記家族関係に基づいて、前記第1顧客と前記第2顧客との前記家族関係を示す家族関係情報を前記第1顧客情報または前記第2顧客情報に追加して前記記憶部に記憶させる更新部、を備えることを特徴とする請求項1に記載の家族関係推定装置。

請求項3

前記第1顧客および前記第2顧客とは異なる見込顧客の世帯を識別する見込顧客世帯識別情報と、前記第1顧客と前記見込顧客との前記家族関係を示す家族関係情報と、を含む見込顧客情報を取得する第2の取得部を備え、前記更新部は、前記第2の取得部によって取得された前記見込顧客情報に含まれる前記見込顧客世帯識別情報と前記記憶部に記憶された前記第1顧客情報または第2顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報または前記第2顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記見込顧客情報を前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項2に記載の家族関係推定装置。

請求項4

前記更新部は、前記第2の取得部によって取得された前記見込顧客情報に含まれる前記見込顧客世帯識別情報と前記記憶部に記憶された前記第1顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記見込顧客情報に含まれる前記家族関係情報に基づいて、前記見込顧客と前記第1顧客との前記家族関係を示す前記家族関係情報を前記第1顧客情報または前記見込顧客情報に追加して前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項3に記載の家族関係推定装置。

請求項5

前記第1顧客情報に含まれる前記家族関係情報から、前記第1顧客の家族構成を推定する第2の推定部を備え、前記更新部は、前記第2の推定部によって推定された前記第1顧客の前記家族構成に基づいて前記見込顧客情報を生成し、生成した前記見込顧客情報を前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の家族関係推定装置。

請求項6

前記第1の推定部または前記第2の推定部が推定した結果を表示装置に表示させる出力部、を備えることを特徴とする請求項2から請求項5のうちいずれか一項に記載の家族関係推定装置。

請求項7

前記家族関係情報が示す家族関係に基づいて前記第1顧客、前記第2顧客、または前記見込顧客の少なくとも1つを含む家系図を示す家系図情報を生成する家系図情報生成部、を備えることを特徴とする請求項2から請求項6のうちいずれか一項に記載の家族関係推定装置。

請求項8

コンピュータによる家族関係推定方法であって、記憶部が、既存顧客である第1顧客の世帯を識別する第1顧客世帯識別情報と、前記第1顧客の年齢を特定可能な情報を含む第1顧客情報を記憶する記憶ステップと、第1の取得部が、前記既存顧客とは異なる第2顧客の世帯を識別する第2顧客世帯識別情報と、前記第2顧客の年齢を特定可能な情報を含む第2顧客情報を取得する第1の取得ステップと、第1の推定部が、前記第1の取得部によって取得された前記第2顧客情報に含まれる前記第2顧客世帯識別情報と前記記憶部に記憶された前記第1顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記年齢を特定可能な情報に基づいて、前記第1顧客と前記第2顧客との家族関係を推定する第1の推定ステップと、を有することを特徴とする家族関係推定方法。

請求項9

コンピュータに、既存顧客である第1顧客の世帯を識別する第1顧客世帯識別情報と、前記第1顧客の年齢を特定可能な情報を含む第1顧客情報を記憶する記憶ステップと、前記既存顧客とは異なる第2顧客の世帯を識別する第2顧客世帯識別情報と、前記第2顧客の年齢を特定可能な情報を含む第2顧客情報を取得する第1の取得ステップと、前記第1の取得ステップによって取得された前記第2顧客情報に含まれる前記第2顧客世帯識別情報と前記記憶ステップおいて記憶された前記第1顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記年齢を特定可能な情報に基づいて、前記第1顧客と前記第2顧客との家族関係を推定する第1の推定ステップと、を実行させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は、家族関係推定装置、家族関係推定方法、およびプログラムに関する。

背景技術

0002

個人顧客へ各種サービス(例えば、金融サービス等)を提供する場合、既存顧客だけでなく、その家族に対しても各種サービスを提供することが行われている。この場合、既存顧客の家族が誰であるかを把握する必要がある。既存顧客の家族関係を把握する場合、例えば、同一の住所および同一の名字登録された既存顧客が複数存在する場合には同一世帯の顧客であるとみなす、いわゆる「世帯名寄せ」を行うことによって世帯ごとに顧客を管理することができる顧客管理システムを用いることが考えられる。
例えば、特許文献1に記載の情報照合装置は、顧客データベースにおける複数のレコードを照合し、レコード間同一性類似性、および関連性を判定して、適切な名寄せ設定の実現を支援する。

先行技術

0003

特許第5764942号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記のような従来の顧客管理システムは、同一世帯であるか否かに基づいて顧客間関係性を管理するため、例えば、一人暮らしをする、または結婚する等の理由により、名寄せされた一部の顧客が転居することによって住所が変更された場合には、世帯名寄せが解除される(同一世帯の顧客どうしであるとは見なさなくなる)。そうすると、従来の顧客管理システムは、別居によって住所が変わると、親子関係や兄弟姉妹関係があるにも関わらず、関係性のない別の世帯として管理されるため、既存顧客に基づく各種サービスの提供対象とすることができない。

0005

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、世帯が異なる複数の顧客であっても、同じ家族であることを推定することができる家族関係推定装置、家族関係推定方法、およびプログラムを提供する。

課題を解決するための手段

0006

(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様としては、既存顧客である第1顧客の世帯を識別する第1顧客世帯識別情報と、前記第1顧客の年齢を特定可能な情報を含む第1顧客情報を記憶する記憶部と、前記既存顧客とは異なる第2顧客の世帯を識別する第2顧客世帯識別情報と、前記第2顧客の年齢を特定可能な情報を含む第2顧客情報を取得する第1の取得部と、前記第1の取得部によって取得された前記第2顧客情報に含まれる前記第2顧客世帯識別情報と前記記憶部に記憶された前記第1顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記年齢を特定可能な情報に基づいて、前記第1顧客と前記第2顧客との家族関係を推定する第1の推定部と、を備えることを特徴とする家族関係推定装置である。

0007

(2)また、本発明の一態様としては、(1)に記載の家族関係推定装置であって、前記第1の推定部によって推定された前記家族関係に基づいて、前記第1顧客と前記第2顧客との前記家族関係を示す家族関係情報を前記第1顧客情報または前記第2顧客情報に追加して前記記憶部に記憶させる更新部、を備えることを特徴とする。

0008

(3)また、本発明の一態様としては、(2)に記載の家族関係推定装置であって、前記第1顧客および前記第2顧客とは異なる見込顧客の世帯を識別する見込顧客世帯識別情報と、前記第1顧客と前記見込顧客との前記家族関係を示す家族関係情報と、を含む見込顧客情報を取得する第2の取得部を備え、前記更新部は、前記第2の取得部によって取得された前記見込顧客情報に含まれる前記見込顧客世帯識別情報と前記記憶部に記憶された前記第1顧客情報または第2顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報または前記第2顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記見込顧客情報を前記記憶部に記憶させることを特徴とする。

0009

(4)また、本発明の一態様としては、(3)に記載の家族関係推定装置であって、前記更新部は、前記第2の取得部によって取得された前記見込顧客情報に含まれる前記見込顧客世帯識別情報と前記記憶部に記憶された前記第1顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記見込顧客情報に含まれる前記家族関係情報に基づいて、前記見込顧客と前記第1顧客との前記家族関係を示す前記家族関係情報を前記第1顧客情報または前記見込顧客情報に追加して前記記憶部に記憶させることを特徴とする。

0010

(5)また、本発明の一態様としては、(3)または(4)に記載の家族関係推定装置であって、前記第1顧客情報に含まれる前記家族関係情報から、前記第1顧客の家族構成を推定する第2の推定部を備え、前記更新部は、前記第2の推定部によって推定された前記第1顧客の前記家族構成に基づいて前記見込顧客情報を生成し、生成した前記見込顧客情報を前記記憶部に記憶させることを特徴とする。

0011

(6)また、本発明の一態様としては、(2)から(5)のうちいずれか一項に記載の家族関係推定装置であって、前記第1の推定部または前記第2の推定部が推定した結果を表示装置に表示させる出力部、を備えることを特徴とする。

0012

(7)また、本発明の一態様としては、(2)から(6)のうちいずれか一項に記載の家族関係推定装置であって、前記家族関係情報が示す家族関係に基づいて前記第1顧客、前記第2顧客、または前記見込顧客の少なくとも1つを含む家系図を示す家系図情報を生成する家系図情報生成部、を備えることを特徴とする。

0013

(8)また、本発明の一態様としては、(コンピュータによる家族関係推定方法であって、記憶部が、既存顧客である第1顧客の世帯を識別する第1顧客世帯識別情報と、前記第1顧客の年齢を特定可能な情報を含む第1顧客情報を記憶する記憶ステップと、第1の取得部が、前記既存顧客とは異なる第2顧客の世帯を識別する第2顧客世帯識別情報と、前記第2顧客の年齢を特定可能な情報を含む第2顧客情報を取得する第1の取得ステップと、第1の推定部が、前記第1の取得部によって取得された前記第2顧客情報に含まれる前記第2顧客世帯識別情報と前記記憶部に記憶された前記第1顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記年齢を特定可能な情報に基づいて、前記第1顧客と前記第2顧客との家族関係を推定する第1の推定ステップと、を有することを特徴とする家族関係推定方法である。

0014

(9)また、本発明の一態様としては、コンピュータに、既存顧客である第1顧客の世帯を識別する第1顧客世帯識別情報と、前記第1顧客の年齢を特定可能な情報を含む第1顧客情報を記憶する記憶ステップと、前記既存顧客とは異なる第2顧客の世帯を識別する第2顧客世帯識別情報と、前記第2顧客の年齢を特定可能な情報を含む第2顧客情報を取得する第1の取得ステップと、前記第1の取得ステップによって取得された前記第2顧客情報に含まれる前記第2顧客世帯識別情報と前記記憶ステップおいて記憶された前記第1顧客情報に含まれる前記第1顧客世帯識別情報とが同一である場合、前記年齢を特定可能な情報に基づいて、前記第1顧客と前記第2顧客との家族関係を推定する第1の推定ステップと、を実行させるためのプログラムである。

発明の効果

0015

本発明によれば、世帯が異なる複数の顧客であっても、同じ家族であることを推定することができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の一実施形態に係る家族関係推定システムの構成の概要を示す概略図である。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定システムによって提示される提示画面の一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定システムによって提示される提示画面の一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置の機能構成を示すブロック図である。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置が取得する顧客情報の構成を示す図である。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置が取得する見込顧客情報の構成を示す図である。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置が記憶する家族関係情報の構成を示す図である。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置が管理する家系図情報の概要を示す概略図である。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置が生成する家系図情報の一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置の動作を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置の動作を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置の動作を示すフローチャートである。

実施例

0017

<実施形態>
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。

0018

[家族関係推定システムの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る家族関係推定システムの構成の概要を示す概略図である。同図に示す家族関係推定システム1は、家族関係情報データベース100を備える家族関係推定装置10と、家族関係提示装置20(営業支援端末)と、顧客情報データベース300を備える顧客情報管理サーバ30と、見込顧客情報を入力するための見込顧客情報入力端末40と、を含んで構成される。

0019

家族関係推定装置10と家族関係提示装置20との間、および家族関係推定装置10と顧客情報管理サーバ30との間は、通信ネットワークよってデータの送受信が可能に通信接続されている。通信ネットワークは、例えば、インターネットWAN(Wide Area Network;広域通信網)、LAN(Local Area Network;構内通信網)、またはこれらの通信ネットワークの任意の組み合わせ、等によって構成される。
家族関係推定装置10および顧客情報管理サーバ30は、コンピュータ装置、例えば、汎用コンピュータ、またはパーソナルコンピュータ等を含んで構成される。また、家族関係提示装置20は、携帯型の小型情報端末、例えば、タブレット端末スマートフォン、またはノート型のパーソナルコンピュータ等である。

0020

家族関係推定システム1は、家族関係推定システム1を利用する企業(以下、企業Aという)の複数の既存顧客が家族の関係(家族関係)であること、および企業Aの既存顧客と企業Aの既存顧客ではない人物とが家族関係であること示す家族関係情報を取得または推定して管理するシステムである。また、家族関係推定システム1は、管理している家族関係情報を企業Aの営業職の従事者等が利用する営業支援端末へ提示することができるシステムである。

0021

家族関係推定システム1により、例えば企業Aの営業職の従事者は、既存顧客の情報に基づいて、当該既存顧客と家族関係である他の既存顧客に対して営業活動を行うことができる。例えば、家族関係推定システム1において、ある2人の既存顧客が親子の関係であることを示す情報が管理されている場合、企業Aの営業職の従事者は、子である既存顧客のライフイベント(例えば、就職、結婚等)に関わる商品を、親である既存顧客に対して紹介することができる。

0022

また、家族関係推定システム1により、例えば企業Aの営業職の従事者は、既存顧客と家族関係であって企業Aの既存顧客ではない人物(以下、見込顧客という)の情報に基づいて、見込顧客に対して営業活動を行うことが可能になる。例えば、企業Aの営業職の従事者は、優良な既存顧客の子にあたる親子関係である見込顧客に対して、親子間送金手数料優遇するようなインセンティブを提供しつつ銀行口座新規開設勧める等、優良な既存顧客の家族を顧客にするための営業活動を行い、各種サービスを提供することができる。

0023

このように、企業Aは、家族関係推定システム1によって既存顧客だけでなく見込顧客も含めて家族関係情報を管理することにより、既存顧客の家族全体での管理を行うことができる。

0024

家族関係推定装置10は、顧客情報管理サーバ30の顧客情報データベース300に記憶された顧客情報を取得し、自らの家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100に記憶させる。顧客情報とは、企業Aの既存顧客に関する情報であり、例えば、既存顧客の氏名、住所、性別、年齢、および当該既存顧客を識別する識別情報等を含む情報である。顧客情報のテーブル構成の一例については後述する。

0025

また、家族関係推定装置10は、見込顧客情報入力端末40においてオペレータ等により入力された見込顧客情報を取得し、自らの家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100に記憶させる。見込顧客情報とは、企業Aの既存顧客ではない人物(見込顧客)に関する情報であり、企業Aの既存顧客と家族関係である可能性があると推定された人物に関する情報である。見込顧客情報は、例えば、見込顧客の氏名、住所、性別、年齢、および既存顧客との家族関係を示す情報等を含む情報である。見込顧客情報のテーブル構成の一例については後述する。
なお、見込顧客情報入力端末40から家族関係推定装置10への見込顧客情報の送信については、見込顧客情報入力端末40においてオペレータ等による手入力によって見込顧客情報が入力された時に、その都度、送信される構成であってもよいし、または、見込顧客情報入力端末40において蓄積されている複数の見込顧客情報がまとめてバッチ処理により送信されるような構成であってもよい。

0026

見込顧客情報は、例えば、生命保険を申し込んだ既存顧客が申込書保険金受取人欄に記載する当該既存顧客の家族に関する情報、住宅ローン借り入れを申し込んだ既存顧客が申込書の連帯保証人欄に記載する当該既存顧客の家族に関する情報、および遺言信託を申し込んだ既存顧客が申込書の相続人欄に記載する当該既存顧客の家族に関する情報等から得られる情報である。

0027

[家族関係推定システムによる提示画面例]
以下、家族関係推定システム1の家族関係提示装置20(営業支援端末)に表示される画面例について図面を参照しながら説明する。
図2および図3は、本発明の一実施形態に係る家族関係推定システムによって提示される提示画面の一例を示す図である。

0028

図2に示す提示画面p1は、家族関係推定装置10が新規の顧客と既存顧客とが家族関係であることを推定した場合に家族関係提示装置20に表示される画面であり、推定した結果を示す情報が表示される画面である。また、この提示画面p1において、企業Aの営業職の従事者等は、推定された家族関係を示す情報を家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100に登録するか否かを選択する。

0029

図2に図示するように、提示画面p1の上段の表示領域である表示領域ar11には、「ご家族と思われる既存顧客データが存在します。家族関係を登録しますか?」という文言が表示されている。この文言は、企業Aの営業職の従事者等に対して、既存顧客と家族関係であると思われる新規の顧客が存在することを伝達し、家族関係情報を家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100に登録するか否かを指定する操作を促すための通知文である。

0030

また、図2に図示するように、提示画面p1の上段の表示領域である表示領域ar11には、「ID」欄に「107」、「氏名」欄に「鈴木 咲子 様」、「年齢」欄に「42」、および「性別」欄に「女性」とそれぞれ記載されたテーブルと、「詳細を見る」と記載されたボタンを示す画像と、が表示されている。このテーブルは、既存顧客と家族関係であると思われる新規の顧客に関する情報(識別情報(ID)、氏名、年齢、および性別)を企業Aの営業職の従事者等に対して提示するテーブルである。このテーブルの右側に表示された「詳細を見る」と記載されたボタンを示す画像の部分が、例えばタッチパネル式液晶ディスプレイである家族関係提示装置20の表示部(図示せず)においてタッチされると、当該顧客の更に詳細な情報が表示される。

0031

図2に図示するように、提示画面p1の中段の表示領域である表示領域ar12には、「家族関係候補」という文言と、「候補(1) 鈴木太郎様のご子息」という文言および当該文言の右側に表示された「登録する」と記載されたボタンを示す画像と、「候補(2) 鈴木太郎様の配偶者様」という文言および当該文言の右側に表示された「登録する」と記載されたボタンを示す画像と、「または」という文言および当該文言の右側に表示された「登録しない」と記載されたボタンを示す画像と、が表示されている。この表示領域ar12には、家族関係提示装置20が推定した家族関係が、可能性が高いと思われる順に、候補(1)、候補(2)・・・と表示される。すなわち、図2に示した表示領域ar12は、表示領域ar11に表示されたテーブルに記載された新規の顧客(「鈴木咲子様」)が、既存顧客である「鈴木太郎様」の子である可能性が最も高いと家族関係提示装置20が推定し、既存顧客である「鈴木太郎様」の配偶者である可能性がその次に高いと家族関係提示装置20が推定したことを表している。

0032

企業Aの営業職の従事者等は、後述する表示領域ar13に表示された情報も踏まえて判断することにより、「候補(1)」として示されたように「鈴木咲子様」が「鈴木太郎様」の子であるとして家族関係情報データベース100に家族関係情報を登録するか、「候補(2)」として示されたように「鈴木咲子様」が「鈴木太郎様」の配偶者であるとして家族関係情報データベース100に家族関係情報を登録するか、または、「鈴木咲子様」がいずれの既存顧客とも家族関係ではないものとして家族関係情報データベース100に家族関係情報を登録しないか、を選択する。

0033

企業Aの営業職の従事者等は、候補(1)として示された家族関係を示す家族関係情報を家族関係情報データベース100に登録する場合には、「候補(1)〜」と記載された文言の右側に表示された「登録する」と記載されたボタンを示す画像の部分を、例えばタッチパネル式の液晶ディスプレイである家族関係提示装置20の表示部(図示せず)においてタッチする。同様に、企業Aの営業職の従事者等は、候補(2)として示された家族関係を示す家族関係情報を家族関係情報データベース100に登録する場合には、「候補(2)〜」と記載された文言の右側に表示された「登録する」と記載されたボタンを示す画像の部分をタッチする。また、企業Aの営業職の従事者等は、家族関係情報を家族関係情報データベース100に登録しない場合には、「登録しない」と記載されたボタンを示す画像の部分をタッチする。

0034

図2に図示するように、提示画面p1の下段の表示領域である表示領域ar13には、家系図を表す画像が表示される。実線四角形の枠内に表示された氏名、すなわち、「鈴木太郎様」、「鈴木次郎様」、および「鈴木七海様」という氏名の人物は、企業Aの既存顧客であることを表す。そして、この家系図が示すように、「鈴木太郎様」と「鈴木次郎様」とは親と子の関係(親子関係)であり、「鈴木次郎様」と「鈴木七海様」とは夫と夫婦関係)である。

0035

また、実線の四角形の枠内に表示された氏名の下方には年齢および性別を示す情報が表示されており、さらにその下方には「詳細を見る」と記載されたボタンを示す画像が表示されている。当該ボタンを示す画像の部分が、例えば、企業Aの営業職の従事者等により、タッチパネル式の液晶ディスプレイである家族関係提示装置20の表示部(図示せず)においてタッチされると、当該実線の四角形の枠内に表示された既存顧客についてのさらに詳細な情報が表示される。

0036

また、図2に図示するように、点線の四角形が2つ表示されているが、これは、これらの点線の四角形で表示された部分には、企業Aの顧客ではない人物であるが家族関係にある人物(見込顧客)が存在すると家族関係提示装置20が推定したことを表している。すなわち、「鈴木太郎様」には配偶者にあたる見込顧客が存在し、「鈴木次郎様」には兄または姉にあたる見込顧客が存在する、と家族関係提示装置20が推定したことが表されている。

0037

これらの点線の四角形の枠内にはそれぞれ「(1)」、「(2)」と表示されている。この「(1)」および「(2)」と表示された点線の四角形にあたる家族関係は、上記の表示領域ar12に表示されている「候補(1)」および「候補(2)」の家族関係に該当する。
企業Aの営業職の従事者等は、既存顧客の氏名、年齢、性別、当該既存顧客のさらに詳細な情報、および、家系図を参考にすることにより、表示領域ar12に表示された、推定された家族関係を示す情報を家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100に登録するか否かを判断する。

0038

図3に示す提示画面p2は、家族関係推定装置10が新規の顧客と家族関係情報データベースに登録されている見込顧客とが同一人物であることを推定した場合に家族関係提示装置20に表示される画面であり、推定した結果を示す情報が表示される画面である。また、この提示画面p2において、企業Aの営業職の従事者等は、新規の顧客の顧客情報と家族関係見込顧客の見込顧客情報とを、家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100において統合するか否かを選択する。

0039

図3に図示するように、提示画面p2の上段の表示領域である表示領域ar21には、「同一人物と思われる見込顧客データが存在します。データを統合しますか?」という文言が表示されている。この文言は、企業Aの営業職の従事者等に対して、家族関係情報データベース100に登録されている見込顧客と同一人物であると思われる新規の顧客が存在することを伝達し、新規の顧客の顧客情報と見込顧客の見込顧客情報とを、家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100において統合するか否かを指定する操作を促すための通知文である。

0040

図3に図示するように、提示画面p2の中段の表示領域である表示領域ar22には、「新規顧客データ」という文言と、「顧客番号」欄に「41」、「氏名」欄に「鈴木 咲子 様」、「年齢」欄に「42歳」、および「性別」欄に「女性」とそれぞれ記載されたテーブルと、このテーブルの右側には「詳細を見る」と記載されたボタンを示す画像と、が表示されている。また、当該表示領域ar22には、「見込顧客データ」という文言と、「ID」欄に「107」、「氏名」欄に「鈴木 咲子 様」、「年齢」欄に「42歳」、および「性別」欄に「女性」とそれぞれ記載されたテーブルと、このテーブルの右側には「詳細を見る」と記載されたボタンを示す画像と、が表示されている。また、これら2つの「詳細を見る」と記載されたボタンを示す画像の右側には、「統合する」と記載されたボタンを示す画像と、「または」という文言と、「統合しない」と記載されたボタンを示す画像と、が表示されている。

0041

この表示領域ar22に表示される情報は、新規の顧客の顧客情報と、見込顧客情報入力端末40から取得された見込顧客情報であって家族関係提示装置20が当該新規の顧客と同一人物であると推定した見込顧客を示す見込顧客情報と、を企業Aの営業職の従事者等に対して提示する表示領域である。新規の顧客の顧客情報を示すテーブルの右側または見込顧客情報を示すテーブルの右側に表示された「詳細を見る」と記載されたボタンを示す画像の部分が、例えばタッチパネル式の液晶ディスプレイである家族関係提示装置20の表示部(図示せず)においてタッチされると、新規の顧客または見込顧客の更に詳細な情報がそれぞれ表示される。

0042

企業Aの営業職の従事者等は、後述する表示領域ar23に表示された情報も踏まえて、新規の顧客である「鈴木咲子様」と見込顧客として既に登録されている「鈴木咲子様」とが同一人物であるか否か判断することにより、新規の顧客の顧客情報と見込顧客の見込顧客情報とを、家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100において統合するか否かを選択する。
企業Aの営業職の従事者等は、新規の顧客の顧客情報と見込顧客情報とを家族関係情報データベース100において統合する場合には、「統合する」と記載されたボタンを示す画像の部分を、例えばタッチパネル式の液晶ディスプレイである家族関係提示装置20の表示部(図示せず)においてタッチする。同様に、企業Aの営業職の従事者等は、新規の顧客の顧客情報と見込顧客情報とを家族関係情報データベース100において統合しない場合には、「登録しない」と記載されたボタンを示す画像の部分をタッチする。

0043

図3に図示するように、提示画面p2の下段の表示領域である表示領域ar13には、家系図を表す画像が表示される。図2に示した提示画面p1の表示領域ar13に表示された家系図と同様に、実線の四角形の枠内に表示された人物は企業Aの既存顧客であり、「鈴木太郎様」と「鈴木次郎様」とは親と子の関係であり、「鈴木次郎様」と「鈴木七海様」とは夫婦の関係であることが示されている。

0044

また、図3に図示するように、点線の四角形が2つ表示されているが、これは、図2の表示領域ar13に表示された家系図と同様に、家族関係提示装置20によって存在することが推定された見込顧客を表している。
なお、図3の表示領域ar23に表示された家系図は、図2の表示領域ar13に表示された家系図とは異なり、「鈴木太郎様」の配偶者にあたる見込顧客を示す点線の四角形の枠内には何も表示されておらず、一方、「鈴木次郎様」の兄または姉にあたる見込顧客を示す点線の四角形の枠内には「★」印と、氏名、年齢、および性別を示す「鈴木 咲子 様」、「42歳」、および「女性」という文言と、詳細を見る」と記載されたボタンを示す画像と、が表示されている。当該ボタンを示す画像の部分が、例えばタッチパネル式の液晶ディスプレイである家族関係提示装置20の表示部(図示せず)においてタッチされると、当該見込顧客の更に詳細な情報が表示される。

0045

この「★」印が枠内に表示された点線の四角形が示す人物は、上述した表示領域ar22に表示されている見込顧客に該当する。
企業Aの営業職の従事者等は、表示領域ar22に表示された新規の顧客の氏名、年齢、性別、当該顧客のさらに詳細な情報、表示領域ar22および表示領域ar23の家系図の中に表示された見込顧客の氏名、年齢、性別、当該見込顧客のさらに詳細な情報、および、家系図を参考にすることにより、表示領域ar12に表示された、同一人物と推定された新規の顧客の顧客情報と見込顧客情報とを、家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100において統合するか否かを判断する。

0046

[家族関係推定装置の機能構成]
以下に、家族関係推定装置10の機能構成について、図面を参照しながら説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置の機能構成を示すブロック図である。図示するように、家族関係推定装置10は、家族関係情報データベース100と、制御部101と、顧客情報取得部102と、見込顧客情報取得部103と、家族関係推定部104と、家族構成推定部105と、家系図情報生成部106と、家族関係情報提示部107と、選択情報取得部108と、を含んで構成される。

0047

家族関係情報データベース100(記憶部)は、既存顧客の世帯を識別する情報(第1顧客世帯識別情報)、例えば、住所、固定電話電話番号、または世帯ID等と、既存顧客の年齢と、既存顧客の性別と、を特定可能な情報を含む顧客情報(第1顧客情報)を記憶する。
家族関係情報データベース100は、記憶媒体、例えば、例えば、HDD(Hard Disk Drive;ハードディスクドライブ)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory;イーイーピーロム)、RAM(Random Access read/write Memory;読み書き可能なメモリ)、ROM(Read Only Memory;読み出し専用メモリ)、またはこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。

0048

制御部101(更新部)は、後述する家族関係推定部104(第1の推定部)によって推定された家族関係に基づいて、新規顧客と既存顧客との家族関係を示す家族関係情報を、顧客情報(第1顧客情報)に追加して家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶させる。また、制御部101(更新部)は、既存顧客と新規顧客との家族関係を示す家族関係情報を後述する顧客情報取得部102(第1の取得部)によって取得された新規顧客情報(第2顧客情報)に追加して顧客情報(第1顧客情報)として家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶させる。

0049

また、制御部101(更新部)は、後述する見込顧客情報取得部103(第2の取得部)によって取得された見込顧客情報に含まれる、見込顧客の世帯を識別する情報(見込顧客世帯識別情報)、例えば、住所または固定電話の電話番号等と、家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶された顧客情報(第1顧客情報)に含まれる既存顧客世帯識別情報と、が同一である場合、見込顧客情報を家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶させる。

0050

また、制御部101(更新部)は、後述する見込顧客情報取得部103(第2の取得部)によって取得された見込顧客情報に含まれる見込顧客世帯識別情報と、家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶された顧客情報(第1顧客情報)に含まれる既存顧客世帯識別情報と、が同一である場合、見込顧客情報に含まれる家族関係情報に基づいて、見込顧客と既存顧客との家族関係を示す家族関係情報を、顧客情報(第1顧客情報)に追加して家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶させる。

0051

また、制御部101(更新部)は、後述する家族構成推定部105(第2の推定部)によって推定された既存顧客の家族構成に基づいて見込顧客情報を生成し、生成した見込顧客情報を家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶させる。
制御部101は、例えば、CPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)を含んで構成される。

0052

顧客情報取得部102(第1の取得部)は、新規顧客の世帯を識別する情報(第2顧客世帯識別情報)、例えば、住所、固定電話の電話番号、または世帯ID等と、新規顧客の年齢と、新規顧客の性別と、を含む新規顧客情報(第2顧客情報)を取得する。

0053

見込顧客情報取得部103(第2の取得部)は、見込顧客の世帯を識別する情報(見込顧客世帯識別情報)、例えば、住所または固定電話の電話番号等と、既存顧客と見込顧客との家族関係を示す家族関係情報と、を含む見込顧客情報を取得する。

0054

家族関係推定部104(第1の推定部)は、顧客情報取得部102(第1の取得部)によって取得された新規顧客情報(第2顧客情報)に含まれる新規顧客世帯識別情報と家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶された顧客情報(第1顧客情報)に含まれる既存顧客世帯識別情報とが同一である場合、新規顧客情報(第2顧客情報)に含まれる年齢と既存顧客情報に含まれる年齢との年齢差、および新規顧客情報(第2顧客情報)に含まれる性別に基づいて、既存顧客と新規顧客との家族関係を推定する。なお、この推定に用いられる判定ロジックの一例については、後述する。

0055

家族構成推定部105(第2の推定部)は、顧客情報(第1顧客情報)に含まれる家族関係情報から、既存顧客の家族構成を推定する。

0056

家系図情報生成部106は、顧客情報(第1顧客情報)に含まれる家族関係情報が示す家族関係に基づいて家系図を示す家系図情報を生成する。

0057

家族関係情報提示部107(出力部)は、家族関係推定部104(第1の推定部)および家族構成推定部105(第2の推定部)が推定した結果を家族関係提示装置20(表示装置)に表示させる。

0058

選択情報取得部108は、家族関係情報提示部107(出力部)によって提示した情報に基づいてユーザ(営業職の従事者等)によって選択された情報を家族関係提示装置20から取得する。なお、ここでいう選択された情報とは、例えば、家族関係情報提示部107(出力部)によって提示した複数の家族関係の候補の中からユーザによって選択された家族関係を示す情報、家族関係情報提示部107(出力部)によって提示した家族関係を家族関係情報データベース100に登録するか否かについてユーザにより選択された情報、および家族関係情報提示部107(出力部)によって提示した新規の顧客の顧客情報と家族関係情報データベース100に登録されている見込顧客情報とを家族関係情報データベース100において統合するか否かについてユーザにより選択されたことを示す情報等である。

0059

[顧客情報のテーブル構成]
次に、顧客情報管理サーバ30の顧客情報データベース300から家族関係推定装置10へ送信され、家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100に記憶される顧客情報のテーブルの一例について、図面を参照しながら説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置が取得する顧客情報の構成を示す図である。

0060

図示するように、顧客情報テーブルは、例えば、「顧客番号」、「氏名」、「住所」、「電話番号」、「世帯ID」、「年齢」、および「性別」の7つの項目の列によって構成される2次元表形式のデータである。
「顧客番号」の項目の列には、既存顧客を一意に識別する識別情報を示す値が格納されている。既存顧客を一意に識別する識別情報とは、例えば、金融機関において用いられている、CIF(Customers' Information Files:顧客情報ファイル)番号等である。
「氏名」、「住所」、「電話番号」、「年齢」、および「性別」の項目の列には、既存顧客の氏名、住所、電話番号、年齢、および性別を示す値がそれぞれ格納されている。

0061

「世帯ID」の項目の列には、既存顧客の世帯を一意に識別する識別情報が格納されている。例えば、図5に示す顧客情報テーブルにおいて、氏名が「鈴木次郎」である既存顧客の「世帯ID」は「H002」であり、氏名が「鈴木七海」である既存顧客の「世帯ID」も同様に「H002」である。すなわち、氏名が「鈴木次郎」である既存顧客と、氏名が「鈴木七海」である既存顧客と、は同一世帯の既存顧客であることを示す。
「世帯ID」の項目の値は、例えば、顧客情報管理サーバ30において、住所または固定電話の電話番号が同一である複数の既存顧客に対して同一の「世帯ID」の項目の値を割り当てる、いわゆる世帯名寄せの処理によって生成される。

0062

[見込顧客情報のテーブル構成]
次に、見込顧客情報入力端末40においてオペレータ等によって入力され、家族関係推定装置10へ送信され、家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100に記憶される見込顧客情報のテーブルの一例について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置が取得する見込顧客情報の構成を示す図である。

0063

図示するように、見込顧客情報テーブルは、例えば、「氏名」、「住所」、「年齢」、および「性別」の4つの項目の列によって構成される2次元の表形式のデータである。「氏名」、「住所」、「電話番号」、「年齢」、および「性別」の項目の列には、見込顧客の氏名、住所、電話番号、年齢、および性別を示す値がそれぞれ格納されている。
なお、ここでは、複数の見込顧客についての情報を含む表形式のデータである見込顧客情報が、見込顧客情報入力端末40から家族関係推定装置10へ送信されるものとしたが、これに限られない。例えば、見込顧客情報入力端末40においてオペレータ等によって入力される度に、その都度、見込顧客情報入力端末40から家族関係推定装置10へ、見込顧客ごとに個別に見込顧客情報が送信されるような構成であってもよい。

0064

また、上述したように、見込顧客情報は、例えば、生命保険の申込書の保険金受取人欄に記載された情報、住宅ローン借り入れの申込書の連帯保証人欄に記載された情報、または、遺言信託の申込書の相続人欄に記載された情報等、異なる情報源から得られる情報であってもよい。そのため、各々の見込顧客情報に含まれている情報はそれぞれ異なる場合がある。例えば、ある見込顧客情報には、住所を示す情報が含まれていないが、固定電話の電話番号を示す情報が含まれていることがある。また、例えば、ある見込顧客情報(例えば、相続人欄に記載されているような見込顧客情報)には、ある既存顧客との家族関係を示す情報(例えば、配偶者である、または実子である、といった情報)が含まれていることがある。

0065

なお、ここでいう、見込顧客情報入力端末40から家族関係推定装置10へ送信される見込顧客情報とは、見込顧客世帯識別情報(見込顧客の世帯を識別する情報、例えば、住所、または固定電話の電話番号等)を含む情報であるものとする。
また、上記において送信された見込顧客情報のうち、当該見込顧客情報に含まれる見込顧客情報世帯識別情報と同一の既存顧客世帯識別情報(既存顧客の世帯を識別する情報、例えば、住所、固定電話の電話番号、または世帯ID等)を含む顧客情報が家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶されている場合、または、上記において送信された見込顧客情報のうち、当該見込顧客情報に既存顧客との家族関係を示す情報が含まれている場合、に当該見込情報が家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶される。

0066

すなわち、家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶されているいずれかの既存顧客と家族関係であることが明らかであるか、または、世帯が同一であることにより当該既存顧客と家族関係であることが推測される場合に、家族関係推定装置10は、見込顧客情報入力端末40から取得した見込顧客情報を家族関係情報データベース100(記憶部)に記憶させる。

0067

[家族関係情報のテーブル構成]
次に、家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100に記憶される家族関係情報のテーブルの一例について、図面を参照しながら説明する。家族関係情報テーブルは、顧客情報と見込顧客情報とが統合されたテーブルであり、家族関係推定装置10は、家族関係情報テーブルによって、既存顧客と見込顧客と含めて家族関係を管理することができる。
図7は、本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置が記憶する家族関係情報の構成を示す図である。

0068

図示するように、家族関係情報テーブルは、例えば、「ID」、「顧客番号」、「氏名」、「住所」、「電話番号」、「世帯ID」、「年齢」、「性別」、「ID」、「母ID」、「子ID」、「配偶者ID」、および「家族ID」の13個の項目の列によって構成される2次元の表形式のデータである。
「ID」の項目の列には、既存顧客と見込顧客とを含めて一意に個人を識別する識別情報の値が格納されている。「ID」の項目の値は、家族関係推定装置10によって割り当てられる。
「顧客番号」の項目の列には、上述した見込顧客情報から取得された値が格納されている。
「住所」、「年齢」、および「性別」の項目の列には、上述した顧客情報または見込顧客情報から取得された値が格納されている。
「電話番号」、および「世帯ID」の項目の列には、上述した顧客情報から取得された値が格納されている。

0069

「父ID」、「母ID」、「子ID」、および「配偶者ID」の項目の列には、家族関係推定装置10が推定し、企業Aの営業職の従事者等により家族関係提示装置20において登録された家族関係情報に基づいてづけられた他の既存顧客または見込顧客の「ID」の項目の値が格納されている。
なお、「父ID」、「母ID」、「子ID」、および「配偶者ID」の項目の値は、家族関係推定装置10が後述する家族関係判定ロジックを用いることによって、既存顧客と他の既存顧客または見込顧客との家族関係を推定した結果を示す情報や、家族関係を示す情報が含まれた見込顧客情報等に基づいて生成される。

0070

例えば、図7に示した家族関係情報テーブルにおいて、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客の「子ID」の項目の値は「103、104」である。また、「ID」の項目の値が「103」および「104」である既存顧客の「父ID」の項目の値はいずれも「101」である。このように家族関係情報を記憶することにより、家族関係推定装置10は、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客と、「ID」の項目の値が「103」である既存顧客、および「104」である既存顧客と、の家族関係が、父と子の関係であることを管理することができる。

0071

また、例えば、図7に示した家族関係情報テーブルにおいて、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客の「配偶者ID」の項目の値は「102」である。また、「ID」の項目の値が「102」である見込顧客の「配偶者ID」の項目の値は「101」である。このように家族関係情報を記憶することにより、家族関係推定装置10は、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客と、「ID」の項目の値が「102」である見込顧客と、の家族関係が、夫婦の関係であることを管理することができる。

0072

「家族ID」の項目の列には、同一家族であることを一意に識別する識別情報が格納されている。例えば、図7に示す家族関係情報テーブルにおいて、「ID」の項目の値が「104」および「105」である既存顧客、および「ID」の項目の値が「106」である見込顧客および「107」である見込顧客の「家族ID」の項目の値は、いずれも「F002」である。すなわち、「ID」の項目の値が「104」、「105」である既存顧客、および「ID」の項目の値が「106」、「107」である見込顧客、は同一家族であることを示す。

0073

なお、「家族ID」の項目の値は、例えば、家族関係推定装置10が、後述する家族関係判定ロジックを用いることによって生成された「父ID」、「母ID」、「子ID」、および「配偶者ID」の項目の値や、家族関係を示す情報が含まれた見込顧客情報等に基づいて生成する。

0074

[家系図情報の管理]
上述したように、家族関係推定装置10は、顧客情報管理サーバ30から取得した顧客情報(例えば、図5に示した顧客情報テーブルの情報)および見込顧客情報入力端末40から取得した見込顧客情報(例えば、図6に示した見込顧客情報テーブルの情報)に基づいて、家族関係情報(例えば、図7に示した家族関係情報テーブルの情報)を生成・更新する。そして、家族関係推定装置10は、生成・更新した家族関係情報に含まれる「父ID」、「母ID」、「子ID」、および「配偶者ID」の項目の値等に基づいて、家系図情報を生成・更新する。

0075

図8は、本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置が管理する家系図情報の概要を示す概略図である。
図8に示す家系図情報は、図7に示した家族関係情報テーブルが示す情報に基づいて生成された家系図を表す情報である。当該家族関係情報において、既存顧客は実線の四角形によって表され、見込顧客は点線の四角形によって表される。また、当該家族関係情報において、夫婦関係は左右に隣り合う四角形を結ぶ二重線によって表され、親子関係は上下に隣り合う四角形を結ぶ実線によって表される。また、夫婦関係の場合、妻を示す四角形は夫を示す四角形の右隣に配置される。また、親子関係の場合、子を示す四角形は親を示す四角形の下方に配置される。また、子が複数存在する場合、年齢が高い順に子を示す四角形が左から右へ並べて配置される。

0076

図7の家族関係情報テーブルにおいて、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客の「配偶者ID」の項目の値は「102」である。したがって、図8に示すように、家族関係推定装置10は、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客を表す実線の四角形Sa1と、「ID」の項目の値が「102」である見込顧客を表す点線の四角形Sb1と、四角形Sa1と四角形Sb1とを結ぶ二重線Lw1と、によって、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客と「ID」の項目の値が「102」である見込顧客とが夫婦関係であることを示す家系図を示す家系図情報を生成する。

0077

また、図7の家族関係情報テーブルにおいて、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客の「子ID」の項目の値は「103、104」である。したがって、図8に示すように、家族関係推定装置10は、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客を表す実線の四角形Sa1と、「ID」の項目の値が「103」である見込顧客を表す点線の四角形Sb2および「ID」の項目の値が「104」である既存顧客を表す実線の四角形Sa2と、四角形Sa1と四角形Sb2および四角形Sa2とをそれぞれ結ぶ実線Ls1と、によって、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客と「ID」の項目の値が「103」である見込顧客および「ID」の項目の値が「104」である既存顧客と、がそれぞれ親子関係であることを示す家系図を示す家系図情報を生成する。

0078

なお、図7の家族関係情報テーブルにおいて、「ID」の項目の値が「103」である見込顧客の「年齢」の項目の値は「33」歳であり、「ID」の項目の値が「104」である既存顧客の「年齢」の項目の値は「30」歳である。このことから、「ID」の項目の値が「103」である見込顧客は「ID」の項目の値が「104」である既存顧客より年上であることが分かるため、図8に示すように、家族関係推定装置10は、「ID」の項目の値が「103」である見込顧客を表す点線の四角形Sb2の右側に「ID」の項目の値が「104」である既存顧客を表す実線の四角形Sa2を並べた家系図を示す家系図情報を生成する。

0079

なお、家族関係推定装置10は、家族関係情報テーブルに含まれる家族関係情報に基づいて見込顧客が存在することが明らかである場合、見込顧客情報入力端末40から取得した見込顧客情報に関わらず、家族関係情報テーブルに新たな見込顧客を示す情報を自動的に追加することがある。

0080

例えば、見込顧客情報入力端末40から取得された見込顧客情報に、図8に示す点線の四角形Sb1に該当する「ID」の項目の値が「102」である見込顧客の情報が含まれていなかったとする。たとえその場合でも、家族関係推定装置10は、図7に示す家族関係情報テーブルに含まれる家族関係情報において、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客の「子ID」の項目には「103、104」という値が格納されていることから、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客には子が存在することを認識することができる。これにより、家族関係推定装置10は、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客には子が存在することから、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客の配偶者が存在する可能性が高いことを認識することができる。家族関係推定装置10は、「ID」の項目の値が「101」である既存顧客の配偶者を示す見込顧客の情報を自動的に生成して家族関係情報テーブルに追加し、追加した見込顧客の情報に基づいて家系図情報を更新する。

0081

その他、家族関係情報テーブルが示す家族関係情報において、ある既存顧客について両親を示す顧客情報または両親を示す見込顧客情報が登録されていない場合や、第2子を示す顧客情報または第2子を示す見込顧客情報が登録されているにも関わらず、第1子を示す顧客情報または第1子を示す見込顧客情報が登録されていない場合等に、家族関係推定装置10は、見込顧客情報入力端末40から取得した見込顧客情報に関わらず、家族関係情報テーブルに新たな見込顧客を示す情報を自動的に追加する。

0082

生成した家系図情報に基づいて、家族関係推定装置10は、例えば、図2に示した提示画面p1および図3に示した提示画面p2のように、家族関係提示装置20の表示部(図示せず)において家系図の一部を適宜表示させる。当該家系図は、例えば、家族関係提示装置20を使用する企業Aの営業職の従事者等によって、家族関係情報を家族関係情報データベース100に登録するか否かが判断される際に用いられる。

0083

[家族関係判定ロジック]
以下に、家族関係推定装置10が顧客情報管理サーバ30から取得した顧客情報および見込顧客情報入力端末40から取得した見込顧客情報に基づいて家族関係を推定する際の、家族関係判定ロジックについて説明する。

0084

家族関係の推定は、例えば、家族関係推定システム1のシステム稼働時に顧客情報管理サーバ30の顧客情報データベース300から家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100へ顧客情報のデータの初期移行が行われる時や、システム運用時に家族関係情報データベース100に新規の顧客の顧客情報が追加されたり、システム運用時に家族関係情報データベース100に登録されている既存顧客の顧客情報が更新されたりした時等に行われる。
新規の顧客の顧客情報が追加される場合としては、例えば、金融機関において新規の顧客が銀行口座を開設した場合等がある。また、既存顧客の顧客情報が更新される場合としては、例えば、既存顧客が、進学や結婚等によって転居した場合や、配偶者と離婚した場合等がある。

0085

以下に、顧客情報管理サーバ30の顧客情報データベース300から家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100へ顧客情報のデータの初期移行が行われる場合について説明する。
まず、顧客情報管理サーバ30において、顧客情報データベース300から一部の顧客の顧客情報のデータが抽出され、家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100へ移行される。なお、一部の顧客の顧客情報のデータとは、以下に説明する家族関係判定ロジックによる家族関係の推定において、その推定結果が統計的に信頼を得られる水準であることを満たすのに十分な件数のデータである。

0086

上述した一部の顧客の顧客情報のデータが移行された家族関係推定装置10において、例えば、家族関係推定装置10の管理者による手作業等によって、移行した顧客情報に含まれる複数の顧客間の家族関係を示す情報が家族関係情報テーブルに登録される。例えば、家族関係推定装置10の管理者等は、顧客情報に含まれる「世帯ID」の項目の値が同一であることや、顧客情報に含まれる「住所」や固定電話の「電話番号」等の世帯を識別できる情報の項目の値が同一であること等に基づいて、複数の顧客が同一の家族であることを推定する。そして、家族関係推定装置10の管理者等は、「性別」や「年齢」の項目等の値に基づいて、家族であると推定した複数の既存顧客の家族関係(例えば、親子関係、夫婦関係、または兄弟姉妹関係等)を推定し、推定した家族関係を示す情報を家族関係情報テーブルに登録する。

0087

家族関係推定装置10の管理者等による家族関係情報テーブルへの家族関係を示す情報の登録が完了すると、家族関係推定装置10の家族関係推定部104は、更新した家族関係情報に含まれる「年齢」の項目の値全体における、以下の(1)乃至(5)の条件における、上限値、下限値、および中央値をそれぞれ算出し、パラメータ記憶領域(図示せず)に一時記憶させる。

0088

(1)親子関係として登録された既存顧客間の年齢差の中央値
(2)夫婦関係として登録された既存顧客間の年齢差の上限値と下限値
(3)「性別」の項目の値が「男性」である既存顧客と当該既存顧客の子として登録された既存顧客との間の年齢差の中央値
(4)「性別」の項目の値が「女性」である既存顧客と当該既存顧客の子として登録された既存顧客との間の年齢差の中央値
(5)兄弟姉妹関係として登録された既存顧客間の年齢差の上限値と下限値

0089

例えば、上記(1)の場合、家族関係情報に親子関係として登録された既存顧客の組が全部で5組であったとして、各組の親子の年齢差がそれぞれ「25」歳、「27」歳、「28」歳、「32」歳、および「36」歳であったとする。この場合、中央値である「28」歳の値が、上述したパラメータ記憶領域(図示せず)に一時記憶される。なお、中央値の代わりに平均値が用いられてもよい。

0090

次に、顧客情報管理サーバ30において、顧客情報データベース300から、上記において抽出された一部の顧客の顧客情報のデータを除いた、残りの全てのデータが抽出され、家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100へ移行される。

0091

上述した残りの全てのデータを移行した家族関係推定装置10において、家族関係推定装置10の家族関係推定部104によって、移行した顧客情報に含まれる複数の顧客間の家族関係を示す情報が家族関係情報テーブルに登録される。例えば、家族関係推定部104は、顧客情報に含まれる「世帯ID」の項目の値が同一であることや、顧客情報に含まれる「住所」や固定電話の「電話番号」等の世帯を識別できる情報の項目の値が同一であること等に基づいて、複数の顧客が同一の家族であることを推定する。そして、家族関係推定部104は、「性別」や「年齢」の項目等の値と、パラメータ記憶領域(図示せず)に記憶させたそれぞれの上限値、下限値、および中央値と、に基づいて、下記の家族関係判定ロジックにより、家族であると推定した複数の既存顧客の家族関係を推定し、推定した家族関係を示す情報を家族関係情報テーブルに登録する。

0092

なお、以下において説明する「年齢差n」とは、既存顧客の年齢から、当該既存顧客の家族関係である可能性がある既存顧客(以下、家族顧客ともいう)の年齢を差し引いた値を示すものとする。例えば、既存顧客の顧客情報の「年齢」の項目の値が「30」歳であり、家族顧客の顧客情報の「年齢」の項目の値が「65」歳であるならば、年齢差nは「−35」歳となる。

0093

・判定ロジック(1):「年齢差n<(親子関係の年齢差の)中央値」の条件に該当するならば、家族顧客は既存顧客の親であると推定する。
・判定ロジック(2):「(夫婦関係の年齢差の)下限値<年齢差n<(夫婦関係の年齢差の)上限値」の条件に該当するならば、家族顧客は既存顧客の配偶者であると推定する。
・判定ロジック(3):「17<年齢差n<(父子関係の年齢差の)中央値」の条件に該当するならば、家族顧客は既存顧客の子であると推定する。なお、上記の「17」歳というパラメータ値は、日本国の法律において定められている男子結構可能年齢が18歳であることによるものである。したがって、法改正等に伴い、上記の「17」歳というパラメータ値は変更されることがある。
・判定ロジック(4):「15<年齢差n<(母子関係の年齢差の)中央値」の条件に該当するならば、家族顧客は既存顧客の子であると推定する。なお、上記の「15」歳というパラメータ値は、日本国の法律において定められている子の結構可能年齢が16歳であることによるものである。したがって、法改正等に伴い、上記の「15」歳というパラメータ値は変更されることがある。
・判定ロジック(5):「(兄弟姉妹関係の年齢差の)下限値<年齢差n<(兄弟姉妹関係の年齢差の)上限値」の条件に該当するならば、家族顧客は兄弟姉妹と推定する。

0094

また、上記の家族関係判定ロジックに基づく家族関係情報テーブルへの家族関係を示す情報の登録が1件完了するごとに、家族関係推定装置10の家族関係推定部104は、更新した家族関係情報に含まれる「年齢」の項目の値全体における、上述した(1)乃至(5)の条件に含まれる、上限値、下限値、および中央値をそれぞれ再計算し、パラメータ記憶領域(図示せず)に記憶されているパラメータ情報を再計算されたパラメータ値によって更新する。これにより、家族関係情報データベース100に顧客情報が新規に追加される度に、上述した(1)乃至(5)の条件に含まれる、上限値、下限値、および中央値を示すパラメータ値が補正される。

0095

家族関係推定システム1のシステム運用時に家族関係情報データベース100に新規の顧客の顧客情報が追加されたり、家族関係情報データベース100に登録された既存顧客の顧客情報が更新されたりした時においても、上述した初期移行時と同様に、家族関係推定部104は、「性別」や「年齢」の項目等の値と、パラメータ記憶領域(図示せず)に記憶させたそれぞれの上限値、下限値、および中央値と、に基づいて、下記の家族関係判定ロジックにより、家族であると推定した複数の既存顧客の家族関係を推定し、推定した家族関係を示す情報を家族関係情報テーブルに登録する。また、家族関係情報データベース100において顧客情報が新規追加または更新される度に、家族関係推定部104は、上述した(1)乃至(5)の条件における、上限値、下限値、および中央値を再計算し、パラメータ値を補正する。

0096

上記の家族関係判定ロジックに基づいて、家族顧客と既存顧客との家族関係が推定された場合、判定ロジック(1)乃至判定ロジック(5)のうち、複数の判定ロジックにおいて家族関係であると判定されることがある。例えば、既存顧客の年齢が「65」歳かつ性別が「男性」であり、家族顧客の年齢が「46歳」かつ性別が「女性」であるとき、当該家族顧客を示す顧客情報は、判定ロジック(2)によって夫婦関係であると推定され、かつ判定ロジック(3)によって親子関係であると判定され、かつ判定ロジック(5)によって兄妹関係であると判定される場合がある。

0097

このような場合、家族関係推定部104は、年齢差nの値と、各判定ロジックにおいて用いられる、上限値、下限値、または中央値との近似度等に基づいて、家族関係であると判定された各判定ロジックについて、家族関係である可能性の高さを算出する。そして、家族関係推定部104は、算出された可能性の高さが高い順に、推定された家族関係の候補順の順位付けを行う。

0098

そして、家族関係情報提示部107は、当該候補順を示す情報を含む提示画面を生成し、家族関係提示装置20に表示させる。例えば、図9に示すような、候補順が示された家系図を含む提示画面が家族関係提示装置20に表示される
図9は、本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置が生成する家系図情報の一例を示す図である。

0099

図9に示す家系図は、上述した例において、判定ロジック(2)、判定ロジック(3)、および判定ロジック(5)によって家族顧客と既存顧客とが家族関係であると判定され、この中で、家族顧客が既存顧客の子である可能性が最も高く、その次に配偶者である可能性が高く、妹である可能性が最も低いと家族関係推定部104が推定した場合の家系図を示している。

0100

図9において、網掛けがなされた実線の四角形Sa3は、上述した例における既存顧客である。また、実線の四角形Sa5は既存顧客の子に該当する既存顧客を表し、四角形Sa5の枠内には候補順位が1位であることを示す「1」の文字が表示されている。同様に、点線nの四角形Sb3および実線の四角形Sa4は、それぞれ既存顧客の配偶者に該当する見込顧客おおび既存顧客の妹に該当する既存顧客を表し、四角形Sb3および四角形Sa4の枠内にはそれぞれ候補順位が2位であることを示す「2」の文字および候補順位が3位であることを示す「3」の文字が表示されている。
家族関係提示装置20に表示される提示画面において、このように候補順が示された家系図が表示されることにより、例えば、企業Aの営業職の従事者等は、既存顧客と家族顧客の家族関係の候補が認識しやすくなり、家族関係を選択しやすくなる。

0101

[家族関係推定装置の動作]
[顧客情報の初期移行時の動作]
以下に、家族関係推定装置10の動作について、図面を参照しながら説明する。
図10乃至図12は、本発明の一実施形態に係る家族関係推定装置の動作を示すフローチャートである。

0102

図10に示すフローチャートは、家族関係推定システム1のシステム稼働時等おいて、顧客情報管理サーバ30の顧客情報データベース300から家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100へ顧客情報のデータの初期移行が行われる場合における家族関係推定装置10の動作を示す。
本フローチャートは、顧客情報管理サーバ30において、顧客情報データベース300から一部の既存顧客の顧客情報が抽出され、当該顧客情報が顧客情報管理サーバ30の家族関係推定装置10へ送信された際に、開始する。上述したように、一部の既存顧客の顧客情報とは、当該顧客情報に基づいてパラメータ値(上限値、下限値、および中央値)が算出された際に、算出されたパラメータ値が統計的に信頼を得られる水準であることを満たすのに十分な件数のデータである。

0103

(ステップS001)家族関係推定装置10は、顧客情報管理サーバ30から送信された一部の既存顧客の顧客情報を取得し、家族関係情報データベース100に記憶させる。その後、ステップS002へ進む。

0104

(ステップS002)家族関係推定装置10は、取得した顧客情報に含まれる「世帯ID」の項目の値が同一であることや、顧客情報に含まれる「住所」や固定電話の「電話番号」等の世帯を識別できる情報の項目の値が同一であること等に基づいて、家族であることを識別する「家族ID」の値をそれぞれ生成し、取得した顧客情報に基づいて生成された家族関係情報テーブルに「家族ID」の値を登録する。すなわち、家族関係推定装置10は、世帯を識別することができる情報に基づいて、いわゆる世帯名寄せを行う。その後、ステップS003へ進む。

0105

(ステップS003)ステップS002において「家族ID」の値が登録された顧客情報に対して、例えば家族関係推定装置10の管理者による手作業等によって、同一の「家族ID」の値が格納された複数の顧客情報に基づく複数の顧客の間の家族関係が推定され、推定された家族関係を示す情報(例えば、「父ID」、「母ID」、「子ID」、または「配偶者ID」等)が家族関係推定装置10に入力される。家族関係推定装置10は、入力された家族関係を示す情報を家族関係情報テーブルに登録する。なお、家族関係が推定されなかった顧客情報については、家族関係を示す情報は家族関係情報テーブルに登録されない。その後、ステップS004へ進む。

0106

(ステップS004)ステップS003における家族関係を示す情報の登録の処理が、「家族ID」の値が格納された全ての顧客情報に対して完了した場合、ステップS005へ進む。そうでない場合はステップS003へ戻り、当該処理を継続する。

0107

(ステップS005)家族関係推定装置10の家族関係推定部104は、ステップS003において家族関係を示す情報が登録された家族関係情報に含まれる「年齢」の項目の値全体における、上述した(1)乃至(5)の条件に基づく上限値、下限値、および中央値(すなわち、家族関係判定ロジックのパラメータ値となる値)を算出する。その後、ステップS006へ進む。

0108

(ステップS006)家族関係推定装置10は、ステップS001において取得した一部の既存顧客以外の既存顧客の顧客情報(残りの既存顧客の顧客情報)を取得し、家族関係情報データベース100に記憶させる。その後、ステップS007へ進む。

0109

(ステップS007)家族関係推定装置10は、取得した顧客情報に含まれる「世帯ID」の項目の値が同一であることや、顧客情報に含まれる「住所」や固定電話の「電話番号」等の世帯を識別できる情報の項目の値が同一であること等に基づいて、家族であることを識別する「家族ID」の値をそれぞれ生成し、取得した顧客情報に基づいて生成された家族関係情報テーブルに「家族ID」の値を登録する。すなわち、家族関係推定装置10は、世帯を識別することができる情報に基づいて、いわゆる世帯名寄せを行う。
家族関係推定装置10は、「家族ID」の値が登録された顧客情報に対して、当該顧客情報に含まれる「性別」や「年齢」の項目等の値と、ステップS005において算出した上限値、下限値、および中央値と、に基づいて、上述した家族関係判定ロジックにより、同一の「家族ID」の値が登録された顧客情報に基づく複数の顧客の間の家族関係を推定し、推定した家族関係を示す情報を家族関係情報テーブルに登録する。その後、ステップS008へ進む。

0110

(ステップS008)家族関係推定装置の家族関係推定部104は、ステップS007において家族関係を示す情報が登録されたことにより更新された家族関係情報テーブルにおいて、当該家族関係情報テーブルに含まれる「年齢」の項目の値全体における、上述した(1)乃至(5)の条件に基づくパラメータ値(上限値、下限値、および中央値)を再計算し、更新する。その後、ステップS009へ進む。

0111

(ステップS009)「家族ID」の値が登録された全ての顧客情報に対し、ステップS007における家族関係を推定する処理が完了した場合には、本フローチャートの処理が終了する。そうでない場合は、ステップS007に戻り、家族関係推定装置10は当該処理を継続する。

0112

[新規顧客の顧客情報登録時の動作]
図11に示すフローチャートは、家族関係推定システム1のシステム運用時において、家族関係推定装置10の家族関係情報データベース100に新規の顧客の顧客情報が登録される場合における家族関係推定装置10の動作を示す。
本フローチャートは、新規の顧客の顧客情報が、顧客情報管理サーバ30の顧客情報データベース300から家族関係推定装置10へ送信された際に、開始する。

0113

(ステップS101)家族関係推定装置10は、顧客情報管理サーバ30から送信された新規の顧客の既存顧客の顧客情報を取得し、家族関係情報データベース100に記憶させる。その後、ステップS002へ進む。

0114

(ステップS102)家族関係推定装置10は、取得した新規の顧客の顧客情報に含まれる「世帯ID」の項目の値と同一の値が登録された顧客情報、または、新規の顧客の顧客情報に含まれる「住所」や固定電話の「電話番号」等の世帯を識別できる情報の項目の値と同一の値が登録された顧客情報を、家族関係情報データベース100において検索する。すなわち、家族関係推定装置10は、新規の顧客と同一の世帯の既存顧客が存在するか否かを検索する。該当する既存顧客が検索された場合には、家族関係推定装置10は、家族であることを識別する「家族ID」の値を生成し、家族関係情報テーブルにおいて、新規の顧客の顧客情報に基づく家族関係情報と、検索された既存顧客の顧客情報に基づく家族関係情報とに、同一の「家族ID」の項目の値をそれぞれ登録する。その後、ステップS103へ進む。

0115

(ステップS103)ステップS102において、新規の顧客と同一の世帯の既存顧客が存在した場合にはステップS104へ進む。そうでない場合は、本フローチャートの処理が終了する。

0116

(ステップS104)家族関係推定装置10は、ステップS102において同一の「家族ID」の値を登録したそれぞれの顧客情報に含まれる「性別」や「年齢」の項目等の値と、パラメータ記憶領域(図示せず)に記憶されたパラメータ値(上限値、下限値、および中央値)と、に基づいて、上述した家族関係判定ロジックにより、同一の「家族ID」の値を登録した顧客情報に基づく顧客の間の家族関係を推定する。その後、ステップS105へ進む。

0117

(ステップS105)ステップS104において、家族関係推定装置10が、同一の「家族ID」の値をそれぞれ登録した顧客情報に対応する新規の顧客と既存顧客とが家族関係であると推定した場合には、ステップS106へ進む。そうでない場合は、本フローチャートの処理が終了する。

0118

(ステップS106)家族関係推定装置10の家族関係情報提示部107は、家族関係推定部104によって推定された家族関係を示す情報に基づいて、ユーザ(営業職の従事者等)に対して既存顧客と新規顧客との家族関係を示す情報を提示し、提示した家族関係を示す家族関係情報を家族関係情報データベース100に登録するか否かをユーザに確認する(選択させる)ための提示画面を、家族関係提示装置20に表示させる。その後、ステップS107へ進む。

0119

(ステップS107)家族関係推定装置10の選択情報取得部108は、家族関係提示装置20から、上記の家族関係情報を家族関係情報データベース100に登録するか否かがユーザによって選択されたことを示す情報を取得する。当該情報が、上記の家族関係情報を家族関係情報データベース100に登録することを指示する情報である場合には、ステップS108へ進む。そうでない場合は、本フローチャートの処理が終了する。

0120

(ステップS108)家族関係推定装置10は、ユーザによって選択された家族関係を示す情報に基づいて、ステップS102において同一の「家族ID」項目の値を登録した顧客情報に基づく新規の顧客および既存顧客のそれぞれに対して、家族関係情報テーブルに家族関係を示す情報を登録する。その後、ステップS109へ進む。

0121

(ステップS109)家族関係推定装置の家族関係推定部104は、ステップS108において家族関係を示す情報が登録されたことにより更新された家族関係情報テーブルにおいて、当該家族関係情報テーブルに含まれる「年齢」の項目の値全体における、上述した(1)乃至(5)の条件に基づくパラメータ値(上限値、下限値、および中央値)を再計算し、更新する。
以上で本フローチャートの処理が終了する。

0122

[見込顧客情報登録時の動作]
図12に示すフローチャートは、家族関係推定システム1のシステム運用時において、見込顧客情報が見込顧客情報入力端末40から家族関係推定装置10へ送信され、家族関係情報データベース100に当該見込顧客情報が登録される、または登録されない場合における家族関係推定装置10の動作を示す。
本フローチャートは、見込顧客情報が、見込顧客情報入力端末40において入力され、家族関係推定装置10へ送信された際に、開始する。

0123

(ステップS201)家族関係推定装置10の見込顧客情報取得部103は、見込顧客情報入力端末40から送信された見込顧客情報を取得し、家族関係情報データベース100に記憶させる。その後、ステップS202へ進む。

0124

(ステップS202)家族関係推定装置10は、見込顧客情報入力端末40から取得した見込顧客情報に基づく見込顧客が、家族関係情報データベース100に記憶されている既存顧客情報に基づく既存顧客と家族関係であるか否かを判定する。例えば、家族関係推定装置10は、見込顧客情報に、見込顧客と既存顧客との家族関係を示す情報が含まれており、当該既存顧客を示す顧客情報が家族関係情報データベース100に記憶されている場合には、見込顧客と既存顧客とは家族関係であると判定する。家族関係推定装置10が、見込顧客と既存顧客とが家族関係であると判定した場合には、ステップS203へ進む。そうでない場合は、家族関係推定装置10は、見込顧客情報入力端末40から取得した見込顧客情報を家族関係情報データベース100に記憶させることなく、本フローチャートの処理が終了する。

0125

(ステップS203)家族関係推定装置10は、見込顧客情報が示す見込顧客と同一人物であると思われる既存顧客を示す既存顧客情報が、家族関係情報データベース100に登録されているか否かを判定する。例えば、家族関係推定装置10は、見込顧客情報と既存顧客の顧客情報のそれぞれに含まれる、氏名、住所、年齢、性別、および家族関係を示す情報などに基づいて、見込顧客と既存顧客とが同一人物であるか否かを判定する。家族関係推定装置10が、見込顧客と同一人物であると思われる既存顧客を示す顧客情報が家族関係情報データベース100に登録されていると判定した場合にはステップS207へ進む。そうでない場合は、ステップS204へ進む。

0126

(ステップS204)家族関係推定装置10は、見込顧客情報入力端末40から取得した見込顧客情報を家族関係情報データベース100に登録する。その後、ステップS205へ進む。

0127

(ステップS205)家族関係推定装置10は、見込顧客情報入力端末40から取得した見込顧客情報に、見込顧客の年齢を示す情報が含まれているか否かを判定する。見込顧客の年齢を示す情報が含まれている場合にはステップS206へ進む。そうでない場合は、本フローチャートの処理が終了する。

0128

(ステップS206)家族関係推定装置の家族関係推定部104は、ステップS108において家族関係を示す情報が登録されたことにより更新された家族関係情報テーブルにおいて、当該家族関係情報テーブルに含まれる「年齢」の項目の値全体における、上述した(1)乃至(5)の条件に基づくパラメータ値(上限値、下限値、および中央値)を再計算し、更新する。以上で本フローチャートの処理が終了する。

0129

(ステップS207)家族関係推定装置10の家族関係情報提示部107は、同一人物であると推定された見込顧客と既存顧客ついての、当該見込顧客の見込顧客情報と当該既存顧客の顧客情報とに基づいて、ユーザ(営業職の従事者等)に対して見込顧客と既存顧客とが同一人物であると思われることを示す情報を提示し、当該見込顧客の見込顧客情報と当該既存顧客の顧客情報とを家族関係情報データベース100において統合させるか否かをユーザに確認する(選択させる)ための提示画面を、家族関係提示装置20に表示させる。その後、ステップS208へ進む。

0130

(ステップS208)家族関係推定装置10の選択情報取得部108は、家族関係提示装置20から、見込顧客情報と既存顧客の顧客情報とを家族関係情報データベース100において統合するか否かがユーザによって選択されたことを示す情報を取得する。当該情報が、見込顧客情報と既存顧客の顧客情報とを統合することを示す情報である場合には、ステップS209へ進む。そうでない場合は、ステップS204へ進む。

0131

(ステップS209)家族関係推定装置10は、見込顧客情報入力端末40から送信された見込顧客情報と、当該見込顧客情報に基づく見込顧客と同一人物であると推定された既存顧客を示す顧客情報と、を家族関係情報データベース100において統合する。すなわち、家族関係推定装置10は、家族関係情報データベース100に登録された既存顧客の顧客情報に対して、当該既存顧客と同一人物であると推定された見込顧客を示す見込顧客情報に含まれる情報を追加して、家族関係情報テーブルを更新する。
以上で本フローチャートの処理が終了する。

0132

以上、説明したように、本発明の一実施形態に係る家族関係推定システム1によれば、世帯が異なる複数の顧客であっても、家族の関係であることを推定することができる。

0133

また、いわゆる従来の世帯名寄せでは、世帯を識別する識別情報(例えば、「世帯ID」)が同一である複数の顧客情報において、ある顧客情報の住所が転居等により変更された場合には、その顧客情報の世帯名寄せは解除されてしまう。これにより、従来の世帯名寄せでは、同居していない家族等は住所が異なるため、家族として管理することができなかった。一方、本発明の一実施形態に係る家族関係推定システム1によれば、世帯を識別する識別情報(例えば、「世帯ID」)とは異なる、家族を識別する識別情報(例えば、「家族ID」)によって家族関係を管理するため、ある顧客情報の住所が転居等により変更された場合であっても、引き続き当該顧客情報に基づく顧客を他の顧客の家族として管理することができる。

0134

また、本発明の一実施形態に係る家族関係推定システム1によれば、自社の顧客ではない既存顧客の家族(または家族と推測される人物)の情報(見込顧客情報)も用いて家族関係を管理することができる。これにより、例えば営業職の従事者等は、家族関係提示装置20(営業支援端末)を用いて既存顧客の家族(または家族と推測される人物)に対して営業活動を行うことができる。

0135

また、本発明の一実施形態に係る家族関係推定システム1によれば、家族関係情報データベース100に登録された既存顧客の顧客情報や見込顧客情報に含まれる「年齢」および「性別」等の情報に基づいて、家族関係情報データベース100に登録されていない(既存顧客の)家族の存在を推定することができる。これにより、例えば営業職の従事者等は、顧客情報も見込顧客情報も取得されていない人物であって、既存顧客の家族または家族と推測される人物に対しても営業活動を行うことができる。

0136

また、本発明の一実施形態に係る家族関係推定システム1は、家族関係(親子、夫婦、または兄弟姉妹等)ごとに、家族関係であるか否かを推定する判定ロジックを用いてそれぞれ家族関係を推定する。さらに、家族関係推定システム1は、複数の家族関係に該当することが推定された場合には、上述したパラメータ値との近似度等に基づいて、どの家族関係であることがより可能性が高いかを判定し、可能性が高い順に、推定された家族関係の候補順の順位付けを行う。そして、家族関係推定システム1は、順位付けをした結果を含む複数の家族関係の推定結果を、家族関係提示装置20(営業支援端末)に対し提示する。
これにより、例えば営業職の従事者等は、一意に推定された家族関係の推定結果ではなく、複数の家族関係の候補が示された推定結果を参照して、どの家族関係を家族関係情報データベース100に登録するかを営業職の従事者自身の判断も含めて決定することができるため、家族関係情報データベース100に登録された家族関係情報はより精度が高い情報になる。

0137

また、本発明の一実施形態に係る家族関係推定システム1によれば、家族関係情報が登録されるごとに、家族関係の推定に用いられる判定ロジックのパラメータ値が補正されるため、家族関係情報の登録がより多くなされるにつれて、家族関係の推定精度がより高くなる。

0138

以上、本発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。

0139

なお、上述した実施形態における家族関係推定装置10の一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。

0140

なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、家族関係推定装置10に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。

0141

さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワーク電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。

0142

また、上述した実施形態における家族関係推定装置10を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。家族関係推定装置10の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。

0143

1・・・家族関係推定システム、10・・・家族関係推定装置、20・・・家族関係提示装置、30・・・顧客情報管理サーバ、40・・・見込顧客情報入力端末、100・・・家族関係情報データベース(記憶部)、101・・・制御部(更新部)、102・・・顧客情報取得部(第1の取得部)、103・・・見込顧客情報取得部(第2の取得部)、104・・・家族関係推定部(第1の推定部)、105・・・家族構成推定部(第2の推定部)、106・・・家系図情報生成部、107・・・家族関係情報提示部(出力部)、108・・・選択情報取得部、300・・・顧客情報データベース

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