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技術 表示パネル

出願人 群創光電股ふん有限公司
発明者 崔博欽朱夏青劉桂伶
出願日 2016年4月13日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-080082
公開日 2017年2月9日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2017-032973
状態 特許登録済
技術分野 液晶5(電極、アクティブマトリックス) 要素組合せによる可変情報用表示装置2
主要キーワード Y座標 製品要求 歩留まり率 電極枝 単位立体 視覚ディスプレイ 導通孔 FWHM
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月9日)のものです。
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図面 (18)

課題

安定した視野角維持率を有する表示パネルを提供する。

解決手段

表示パネルは、第1基板と、第2基板と、第1基板と第2基板との間に設けられる液晶層とを含む。第1基板は、第1基材上に設けられる走査線及びデータ線を含み、両者は、少なくとも1つの画素領域を画定するように、互いに交差して配置される。画素領域は、2つの延伸部と、屈曲部とを有する電極を含み、2つの延伸部がデータ線の延伸方向に対して実質的に平行であり、屈曲部が2つの延伸部に接続される。光線が画素領域を通過すると、電極の屈曲部に対応する第1暗と、2つの延伸部に対応する複数の第2暗縞とが生じる。第1暗縞は、表示パネルの全階調値中間値である第1階調値のとき、第1暗縞幅を有し、表示パネルの最高階調値である第2階調値のとき、第2暗縞幅を有し、第1暗縞幅と第2暗縞幅との比の値が2.1〜3.0である。

概要

背景

現代人にとって、仕事、学習や娯楽に必要不可欠な表示パネルを備える電子製品は、スマートフォン(SmartPhone)、タブレットPC(Pad)、ノートパソコン(Notebook)、モニター(Monitor)、テレビ(TV)など、多くの関連製品を含む。表示パネルの中で、液晶表示パネルが最も普及している。

液晶表示パネル(LCD)は、電圧により液晶(LCs)の回転を駆動して輝度階調を調整することができるため、フラットパネルディスプレイ電子視覚ディスプレイビデオディスプレイを構成することが可能となる。また、大多数の応用に用いられる液晶表示パネルは、コンパクト、軽量、携帯性、安価、高信頼性及び目に優しいという性能があるので、従来の陰極線管ディスプレイ(CRT)の代わりに、最も広く使用されている表示パネルとなっている。さらに、液晶表示パネルは、サイズ、形状、解像度など幅広い選択が提供されている。

概要

安定した視野角維持率を有する表示パネルを提供する。表示パネルは、第1基板と、第2基板と、第1基板と第2基板との間に設けられる液晶層とを含む。第1基板は、第1基材上に設けられる走査線及びデータ線を含み、両者は、少なくとも1つの画素領域を画定するように、互いに交差して配置される。画素領域は、2つの延伸部と、屈曲部とを有する電極を含み、2つの延伸部がデータ線の延伸方向に対して実質的に平行であり、屈曲部が2つの延伸部に接続される。光線が画素領域を通過すると、電極の屈曲部に対応する第1暗と、2つの延伸部に対応する複数の第2暗縞とが生じる。第1暗縞は、表示パネルの全階調値中間値である第1階調値のとき、第1暗縞幅を有し、表示パネルの最高階調値である第2階調値のとき、第2暗縞幅を有し、第1暗縞幅と第2暗縞幅との比の値が2.1〜3.0である。

目的

本発明の目的は、製造ばらつきによる影響を受けにくく、表示品質を改善することが可能な表示パネルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

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請求項1

第1基板と、当該第1基板に対向して配置される第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に設けられる液晶層と、を含む表示パネルであって、前記第1基板は、第1基材上に設けられる走査線と、前記第1基材上に設けられ、少なくとも1つの画素領域を画定するように、前記走査線と交差して配置されるデータ線と、を含み、前記画素領域は、2つの延伸部と、屈曲部とを有する電極を含み、2つの前記延伸部が前記データ線の延伸方向に対して実質的に平行であり、前記屈曲部が2つの前記延伸部に接続されるとともにその間に設けられ、光線が前記画素領域を通過すると、前記電極の前記屈曲部に対応し延伸方向が前記走査線に対して平行である第1暗と、2つの前記延伸部に対応する複数の第2暗縞とが生じ、前記第1暗縞は、前記表示パネルの全階調値中間値である第1階調値のとき、第1暗縞幅を有し、前記表示パネルの最高階調値である第2階調値のとき、第2暗縞幅を有し、前記第1暗縞幅と前記第2暗縞幅との比の値が2.1〜3.0であることを特徴とする表示パネル。

請求項2

前記第1暗縞は、前記画素領域が緑サブ画素である場合、前記第2階調値のときに第1緑色の暗縞幅を有し、前記画素領域が赤サブ画素である場合、前記第2階調値のときに第1赤色の暗縞幅を有し、前記第1緑色の暗縞幅が前記第1赤色の暗縞幅の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。

請求項3

前記第1暗縞は、前記画素領域が青サブ画素である場合、前記第2階調値のときに第1青色の暗縞幅を有し、前記第1緑色の暗縞幅が前記第1青色の暗縞幅の幅よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の表示パネル。

請求項4

複数の前記第2暗縞の延伸方向が2つの前記延伸部に対して実質的に平行であることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。

請求項5

前記液晶層における液晶スプレイ(splay)弾性定数K11が10〜20の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。

請求項6

前記液晶層における液晶のベンド(bend)弾性定数K33が10〜25の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。

請求項7

前記液晶層における液晶分子プレチルト角が0度〜4度の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。

請求項8

前記電極の2つの前記延伸部と前記走査線とのなす角度が80°〜87°の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。

請求項9

前記電極は、複数の電極枝(branches)と、当該複数の電極枝の間に設けられる複数のスリット(slits)とを含み、各前記電極枝は、2つの前記延伸部と、2つの前記延伸部の間に設けられ、2つの前記延伸部のそれぞれに接続される前記屈曲部を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。

請求項10

前記スリットのそれぞれは、幅が1.5μm〜4μmの範囲にあることを特徴とする請求項9に記載の表示パネル。

請求項11

前記電極枝のそれぞれは、幅が1.5μm〜4μmの範囲にあることを特徴とする請求項9に記載の表示パネル。

請求項12

前記画素領域は、薄膜トランジスタ(TFT)と、当該薄膜トランジスタの上方に設けられる第1透明導電層と、前記薄膜トランジスタと前記第1透明導電層との間に設けられる絶縁層と、前記第1透明導電層の上方に設けられる第2透明導電層とをさらに含み、前記電極は、前記第1透明導電層及び前記第2透明導電層のうちいずれか一方であり、前記薄膜トランジスタに電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。

請求項13

前記第1透明導電層と前記第2透明導電層との間の距離が50nm〜700nmであることを特徴とする請求項12に記載の表示パネル。

請求項14

前記薄膜トランジスタと前記第1透明導電層との間に設けられる前記絶縁層は有機絶縁層であり、前記第1透明導電層と前記第2透明導電層との間の距離が300nm〜700nmであることを特徴とする請求項12に記載の表示パネル。

請求項15

前記薄膜トランジスタと前記第1透明導電層との間に設けられる前記絶縁層は無機絶縁層であり、前記第1透明導電層と前記第2透明導電層との間の距離が50nm〜300nmであることを特徴とする請求項12に記載の表示パネル。

技術分野

0001

本発明は、表示パネルに関し、特に、安定した視野角維持率を有する表示パネルに関するものである。

背景技術

0002

現代人にとって、仕事、学習や娯楽に必要不可欠な表示パネルを備える電子製品は、スマートフォン(SmartPhone)、タブレットPC(Pad)、ノートパソコン(Notebook)、モニター(Monitor)、テレビ(TV)など、多くの関連製品を含む。表示パネルの中で、液晶表示パネルが最も普及している。

0003

液晶表示パネル(LCD)は、電圧により液晶(LCs)の回転を駆動して輝度階調を調整することができるため、フラットパネルディスプレイ電子視覚ディスプレイビデオディスプレイを構成することが可能となる。また、大多数の応用に用いられる液晶表示パネルは、コンパクト、軽量、携帯性、安価、高信頼性及び目に優しいという性能があるので、従来の陰極線管ディスプレイ(CRT)の代わりに、最も広く使用されている表示パネルとなっている。さらに、液晶表示パネルは、サイズ、形状、解像度など幅広い選択が提供されている。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、表示パネルの製造時には、製造工程のばらつきが表示パネルの表示品質影響を与えてしまう。そのため、表示パネルの製造時に、製造工程の細部に細心の注意払う以外、製造された表示パネルが安定かつ優れた電気特性を得るとともに、各規格製品要求を満たすことも考慮しなければならない。例えば、製造工程のばらつきに影響されずに、高歩留まり率、高信頼性や安定した表示品質を有する表示パネルが要求される。

0005

本発明の目的は、製造ばらつきによる影響を受けにくく、表示品質を改善することが可能な表示パネルを提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本発明の一実施例に係る表示パネルは、第1基板と、第2基板と、第1基板と第2基板との間に設けられる液晶層とを含む。第1基板は、第1基材上に設けられる走査線及びデータ線を含み、走査線及びデータ線は、少なくとも1つの画素領域を画定するように、互いに交差して配置される。画素領域は、2つの延伸部と、屈曲部とを有する電極を含み、2つの延伸部がデータ線の延伸方向に対して実質的に平行であり、屈曲部が2つの延伸部に接続されるとともにその間に設けられる。光線が画素領域を通過すると、電極の屈曲部に対応し延伸方向が走査線に対して平行である第1暗と、2つの延伸部に対応する複数の第2暗縞とが生じ、第1暗縞は、表示パネルの全階調値中間値である第1階調値のとき、第1暗縞幅を有し、表示パネルの最高階調値である第2階調値のとき、第2暗縞幅を有し、第1暗縞幅と第2暗縞幅との比の値が2.1〜3.0である。

発明の効果

0007

本発明の表示パネルによれば、良好な表示品質を有し、異なる階調値に対応する暗縞幅の比の値を調整することにより、製造ばらつきによる影響を受けにくく、安定した視野角維持率を有することができる。また、本発明の表示パネルは、良好な開口率という応用製品の要求を満たすことができる。したがって、本発明の表示パネルは、製品の歩留まり率を向上させ、安定かつ優れた表示品質を有することができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の一実施例によるフリンジフィールドスイッチング(Fringe Field Switching,FFS)モードの表示パネルを示す平面図である。
図1Aの1B−1Bに沿ったトップ画素電極構造を有する液晶表示パネルを示す概略断面図である。
本発明の他の実施例によるトップ共通電極構造(ボトム画素電極構造)を有するフリンジフィールドスイッチングモードの表示パネルを示す概略断面図である。
発明の一実施例による単一の画素領域を示す概略図である。
光線が図3Aに示す画素領域を通過するときに生じる暗縞を示す概略図である。
表示パネルにおける異なる階調値と生じる第1暗縞幅との関係を示す図である。
本発明の一実施例における暗縞幅の比の値、中間階調値の視野角の均一度、最高階調値の視野角の均一度、及び視野角維持率の関係を示す図である。
一実施例における表示パネルのRGB3色のサブ画素の、異なる階調値に対応する暗縞幅を示す図である。
高度、中度、低度などの異なる暗縞幅の比の値に対応する液晶分子の配列を示す図である。
単一画素領域における複数群の異なる暗縞幅の比の値を有する暗縞パターンを示す図である。
比較的に高い及び比較的に低いなどの異なる暗縞幅の比の値に対応する画素電極形状及び液晶分子の配列を示す図である。
単一画素領域における2群の異なる暗縞幅の比の値を有する暗縞パターンを示す図である。
液晶のスプレイ(splay)の変形を示す概略図である。
液晶のツイスト(twist)の変形を示す概略図である。
液晶のベンド(bend)の変形を示す概略図である。
単一画素領域における2群の異なる暗縞幅の比の値を有する暗縞パターンを示す図である。
図12の(1)における距離dに対応する階調値を示す曲線図である。

実施例

0009

本発明の特徴、利点等をさらに明瞭にするために、本発明を実施する好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。

0010

以下、本発明を実施する好適な実施態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。実施態様における各構成要素及び内容は説明するために用いられ、本発明の権利範囲は、下記実施態様に制限されるものではない。本発明は、あらゆる実施態様を示すものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。そのため、他の実施態様を、当業者であれば、本発明の範囲及び領域から逸脱することなく発明し得る。また、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。なお、明細書及び図面の記載は、実施態様を例示するためのものであり、限定の意味に捉えられるものではない。また、実施態様において、同一又は類似した要素には同一又は類似した符号を付する。

0011

なお、本明細書等にて用いる「第1」、「第2」、「第3」などの序数詞は、構成要素を識別するために付するものであり、その構成要素の順番、限定された数、又は製造方法の順序を示すものではなく、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的として使用されている。

0012

本実施例において、フリンジフィールドスイッチング(Fringe Field Switching,以下「FFS」という)モードの表示パネルを例に挙げる。図1Aは、本発明の一実施例によるFFSモードの表示パネルを示す平面図である。図1Bは、図1Aの1B−1Bに沿った液晶表示パネルを示す概略断面図である。表示パネルは、第1基板S1と、第1基板S1に対向して配置される第2基板S2と、第1基板S1と第2基板S2との間に設けられる液晶層LCとを含んでいる。本実施例は、トップ画素電極構造(top pixel electrode)を有する液晶表示パネルを例として説明するが、本発明はこれに限定されない。

0013

一実施例において、図1Aに示すように、第1基板S1は、第1基材110と、第1基材110上に交差して配置される複数の走査線SL及び複数のデータ線DLと、を含んでいる。また、隣り合う2つのデータ線DL及び走査線SLによって画素領域PXが画定されている。同図では、説明の便宜上、第2基板S2における他の構成を省略している。

0014

図1A及び図1Bに示すように、画素領域PXは、第1基材110上に形成されて例えば低温ポリシリコンからなる活性層113と、活性層113を覆う第1絶縁層121と、デュアルゲート120Gと、デュアルゲート120Gを覆う第2絶縁層122とを含んでいる。薄膜トランジスタは、走査線SLとデータ線DLとの交差する位置に近接し、画素領域PXとデータ線DLとを電気的に接続させるように制御するためのスイッチ素子として機能する。また、第2絶縁層122は、導通孔(via)124,125を有している。導通孔(via)124,125内に金属材料充填されてデータ線DLと、薄膜トランジスタのドレイン電極(drain electrode)DEとが形成されている。そのため、データ線DLは、導通孔124を介して活性層113に電気的に接続され、ドレイン電極DEは、導通孔125を介して活性層113に電気的に接続されることができる。第3絶縁層127は、第2絶縁層122、データ線DL及びドレイン電極DEを覆っている。画素領域PXは、第3絶縁層127の上方に設けられる第1透明導電層131(図1Aには図示せず)と、第1透明導電層131の上方に設けられる第2透明導電層132と、第1透明導電層131と第2透明導電層132との間に設けられる第4絶縁層128と、第2透明導電層132を覆う配向層133と、をさらに含んでいる。図1Bに示す実施例には、上方に設けられる第2透明導電層132と、データ線DLとが電気的に接続されている。ここで、上方の第2透明導電層132を画素電極とし、下方の第1透明導電層131を共通電極とした図1Bに示す構造は、トップ画素電極(top pixel electrode)構造という。そのため、図1Bに示すように、導通孔(via)129が第4絶縁層128(第1透明導電層131と第2透明導電層132との間に設けられる)及び第3絶縁層127(TFTと第1透明導電層131との間に設けられる)を貫通することにより、ドレイン電極DEを露出させる。第2透明導電層132の材料は、導通孔129内に充填されてドレイン電極DEに接続されており、さらに、活性層113を介してデータ線DLに電気的に接続されている。

0015

一実施例において、第1絶縁層121、第2絶縁層122及び第4絶縁層128は、同じ又は異なる無機材料、例えばSiOx、SiNx又は他の適切な材料を用いる無機材料絶縁層であってもよい。第3絶縁層127は、TFTと第1透明導電層131とを隔離するための平坦化層として形成され、例えばパーフルオロアルキル基を含有する化合物ポリテトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体,Polyfluoroalkoxy,PFA)である有機材料絶縁層であってもよい。他の実施例において、第3絶縁層127は、カラーフィルタ層材料であってもよい。この場合、カラーフィルタ層及び薄膜トランジスタTFTが同一の基板上に設けられるCOA(Color filter on array)方式の実施例である。ただし、本発明は、これに限定されず、他の有機材料、有機材料又はこれらの組み合わせによって第3絶縁層127を作製してもよい。一実施例において、第1透明導電層131と第2透明導電層132との距離が、例えば、約50nm〜約700nmである。一実施例において、TFTと第1透明導電層131とを隔離するための第3絶縁層127を有機絶縁層とした場合、第1透明導電層131と第2透明導電層132との距離が、例えば、約300nm〜約700nmであり、約500nmであることが好ましい。他の実施例において、TFTと第1透明導電層131とを隔離するための第3絶縁層127を無機絶縁層とした場合、第1透明導電層131と第2透明導電層132との距離が、例えば、約50nm〜約300nmであり、約150nm〜約200nmであることが好ましい。これらの数値を例示して説明したが、本発明はこれらに限定されない。

0016

また、電極は、複数の電極枝(branches)と、複数の電極枝の間に設けられる複数のスリット(slits)とを含んでいる。図1A及び図1Bに示すように、第2透明導電層132(電極)は、複数のスリット(slits)134を有している。スリット134の延伸方向は、データ線DLの方向に対して実質的に平行である。一実施例において、各スリット134は、例えば、幅が1.5μm〜4μmの範囲にあるが、これに限定されない。一実施例において、各電極枝は、例えば、幅が1.5μm〜4μmの範囲にあるが、これに限定されない。なお、第1透明導電層131は、スリットを含まなくてもよく(図1Bに示す)、含んでもよいが、本発明はこれに限定されない。

0017

また、他の実施例において、表示パネルの薄膜トランジスタは、例えば、図1Bに示すトップゲート(top−gate)構造であってもよい。別の実施例において、表示パネルの薄膜トランジスタは、ボトムゲート(bottom−gate)構造であってもよい。本発明の実施態様では、トップゲート(top−gate)構造であってもよく、ボトムゲート(bottom−gate)構造であってもよい。

0018

図2は、本発明の他の実施例によるトップ共通電極(top common electrode)構造を有するFFSモードの表示パネルを示す概略断面図である。図2は、図1Bの構成と同じ構成については同じ符号を付し、構成の詳細について上記説明を参照することができるため、説明を省略する。その相違点について、図2に示す実施例には、下方に設けられる第1透明導電層131と、データ線DLとが電気的に接続されている。この場合、上方の第2透明導電層132を共通電極とし、下方の第1透明導電層131を画素電極とした図2に示す構造は、トップ共通電極(top common electrode)構造という。ここで、上方の第2透明導電層132は、スリット134を有し、第1透明導電層131は、スリットを含んでも含まなくてもよい。そのため、図2に示すように、導通孔(via)129が、薄膜トランジスタのドレイン電極DEと第1透明導電層131との間に設けられる第3絶縁層127を貫通することで、ドレイン電極DEを露出させる。第2透明導電層132の材料は、導通孔129内に充填されてドレイン電極DEに接続されており、さらに、活性層113を介してデータ線DLに電気的に接続されている。

0019

一般的に、FFSモードの液晶表示パネルは、通常、1つの画素領域PXにおいて上下2つのドメイン(domains)が形成されており、画素領域PXの電極形状が複数のドメインに応じて設けられている。例えば、図1Aには、く字状の電極が示されている。以下、上下2つのドメインを有する画素領域を例として説明するが、本発明はこれに限定されない。この場合、電極は、それに応じて2つの延伸部132Eと、2つの延伸部132Eに接続されるとともにその間に設けられる屈曲部132Bとを有している。図1Bに示すトップ画素電極の実施例において、画素領域PXにおける第2透明導電層132は、TFTに電気的に接続されている。図2に示すトップ共通電極の実施例において、画素領域PXにおける第1透明導電層131は、TFTに電気的に接続されている。また、その屈曲部及び延伸部の形状が画素領域PXにおける共通電極のパターンに応じて形成されている。

0020

図3A及び図3Bを参照すると、図3Aは、発明の一実施例による単一の画素領域を示す概略図である。この画素領域PXにおける電極は、2つの延伸部330Eと、屈曲部330Bと、2つのスリット331とを含んでいる。2つの延伸部330Eは、データ線DLの延伸方向に対して実質的に平行である。屈曲部330Bは、2つの延伸部330Eに接続されるとともにその間に設けられている。例示的な実施例において、走査線SLは、直線状の配線であり、その延伸方向がX方向に対して平行である。データ線DLは、走査線SLに対して垂直ではないが、走査線SLに対して略垂直な延伸方向(Y方向)を有している。しかし、例えば、図3Aには、XY座標軸上に示す方向DDLに延伸するデータ線の一部と、走査線(X方向)との挟角θDLが示されている。もちろん、他の実施例において、走査線SLは、非直線状に形成されてもよいが、実質的な延伸方向(X方向)を有している。一実施例において、電極の2つの延伸部330Eと走査線SLとの挟角が、挟角θDLと実質的に等しく、80°〜87°の範囲にあり、例えば84°であるが、本発明はこの様態及び挟角の範囲に限定されない。2つの延伸部330Eと走査線SLとの挟角θDLが異なってもよい。

0021

図3Bは、光線が図3Aに示す画素領域を通過するときに生じる暗縞を示す概略図である。光線が画素領域を通過するときに、第1暗縞(dark fringe)DF1と、複数の第2暗縞DF2が生じる。第1暗縞DF1は、電極の屈曲部330Bに対応しており、その延伸方向(図3BにおけるXY座標軸上に示す、X方向と平行である方向DDF1)が走査線SLに対して実質的に平行である。また、これらの第2暗縞DF2は、電極の2つの延伸部330Eに対応しており、その延伸方向(図3BにおけるXY座標軸上に示す、X方向に対して挟角θDFをなす方向DDF2)が2つの延伸部330Eに対して実質的に平行である。

0022

また、図3Bに示すように、光線が画素領域を通過するときに生じる第1暗縞DF1は、その延伸方向が、例えば、走査線SL(X方向)に対して平行であり、階調値が高くなるにつれ、その暗縞幅が低下する傾向となる(暗縞幅が細くなる)。図4は、表示パネルにおける異なる階調値と生じる第1暗縞幅との関係を示す図である。0〜255の階調値(全階調値は256階調である)を有する表示パネルを例として説明する。例えば、最高階調値255と中間階調値128とを比較すると、中間階調値128の第1暗縞DF1の暗縞幅(例えば4単位)が、最高階調値255の第1暗縞DF1の暗縞幅(例えば1.54単位)の2.6倍である。本実施態様において、暗縞幅と視野角の均一度又は視野角維持率との関係を説明する。本発明の表示パネルは、異なる階調値に対応する暗縞幅の比の値を調整することにより、製造ばらつきによる影響を受けにくく、安定した視野角維持率を有することができる。

0023

表示パネルの視野角の均一度は、以下のように求めることができる。
z軸挟角θ=60°かつ水平軸挟角φ=90°での輝度を、z軸挟角θ=60°かつ水平軸挟角φ=0°での輝度で割ることで視野角の均一度を求める。ここで、z軸は、基板の法線方向に対して平行な座標軸に相当し、X軸及びY軸のそれぞれに対して垂直である。水平軸は、例えば、X軸又はY軸であってもよい。水平軸挟角は、水平軸に対してなす角度を意味している。例えば、図7に示す実施例において、挟角φは、X軸に対してなす角度である。輝度(luminance)とは、光源単位がある方向に単位面積単位立体角当たりに放射する光束である。そこで、視野角の均一度は、以下の式1のように表わされる。

0024

Lum(θ60,φ90)/(θ60,φ0)・・・(式1)

0025

また、視野角維持率は、以下のように求めることができる。
中間階調値の視野角の均一度を最高階調値の視野角の均一度で割ることで視野角維持率を求める。

0026

ここで、中間階調値及び最高階調値は、実際に用いられる表示パネルに応じて決められる。中間階調値は、通常、最高階調値の中間値である。例えば、実際に用いられる表示パネルは、階調値が0〜63である場合、その最高階調値が63であり、全階調値が64階調であり、中間階調値が32である。また、実際に用いられる表示パネルは、階調値が0〜255である場合、その最高階調値が255であり、全階調値が256階調であり、中間階調値が128である。さらに、実際に用いられる表示パネルは、階調値が0〜1023である場合、その最高階調値が1023であり、全階調値が1024階調であり、中間階調値が512である。

0027

そこで、表示パネルの視野角維持率は、表示パネルの階調値が0〜255である場合、以下の式2のように表わされる。

0028

階調値128の視野角の均一度/階調値255の視野角の均一度・・・(式2)

0029

図5は、本発明の一実施例における暗縞幅の比の値、中間階調値の視野角の均一度、最高階調値の視野角の均一度、及び視野角維持率の関係を示す図である。ここで、暗縞幅の比の値は、中間階調値(例えば128)の暗縞幅を最高階調値(例えば255)の暗縞幅で割るものである。左側のy軸の座標値は、中間階調値及び最高階調値の視野角の均一度を示しており、右側のy軸の座標値は、視野角維持率(中間階調値の視野角の均一度/最高階調値の視野角の均一度)を示している。図5に示すように、暗縞幅の比の値が2.1より小さい場合には、視野角維持率の変化が激しく、暗縞幅の比の値が2.1より大きい場合、例えば約2.1〜約3.0にある場合には、安定した視野角維持率が維持されている。このことから分かるように、暗縞幅の比の値が2.1より大きい場合、例えば約2.1〜約3.0にある場合は、製造ばらつきによる影響を受けにくい安定域である。なお、暗縞幅の比の値が高くなるにつれ、その画素の開口率が低くなるため、暗縞幅の比の値の上限値を選択するときに、実際の開口率に応じて決めることができる。例えば、暗縞幅の比の値が3.0より大きい場合、暗縞幅が太すぎて画素の開口率が低下するため、約3.0が上限値として選択される。

0030

また、カラーフィルタ層を有する表示パネルについては、RGB3色のサブ画素を例として挙げる。人間の目が緑に対する感覚が最も鋭敏であるので、緑サブ画素により画素の透過率への影響が最も大きい。そのため、実際に応用する場合には、緑サブ画素の透過率を向上させるように設計することが望ましい。透過率は、暗縞幅に影響され、暗縞幅が狭いほど、正面の透過率が高くなる。図6は、一実施例における表示パネルのRGB3色のサブ画素の、異なる階調値に対応する暗縞幅を示す図である。本発明の実施形態によれば、緑色のサブ画素の最高階調値の暗縞幅(即ち、図3B中の第1暗縞DF1の幅)が低減し、最大の輝度を得ることができ、さらに、その透過率を向上させることができる。したがって、一実施例において、光線が画素領域PXを通過すると、例えば、図3A及び図3Bに示す第1暗縞DF1及び第2暗縞DF2が生じる。そこで、画素領域PXが緑色のサブ画素である場合、最高階調値の第1暗縞は、第1緑色の暗縞幅を有し、画素領域PXが赤色のサブ画素である場合、最高階調値の第1暗縞は、第1赤色の暗縞幅を有し、画素領域PXが青色のサブ画素である場合、最高階調値の第1暗縞は、第1青色の暗縞幅を有する。ここで、第1緑色の暗縞幅が、第1赤色の暗縞幅の幅より小さく、しかも第1青色の暗縞幅の幅よりも小さい。

0031

以下、実施例における第1暗縞幅と第2暗縞幅との比の値(例えば、2.1〜3.0)を達成することが可能な技術手段を3つの例として挙げて説明する。しかし、本発明は、これらに限定されず、実施例における第1暗縞幅と第2暗縞幅との比の値を達成することが可能な他の技術手段を用いてもよい。

0032

光配向層露光方式によって暗縞幅の比の値を制御する>
本発明は、光配向層(photo alignment)を有する表示パネルに適用することができる。例えば、第1透明導電層131及び第2透明導電層132のそれぞれ上にポリイミド(polyimide,PI)からなる光配向層が形成される。そして、UV光照射で光配向層の配向方向を決める。実施例における1つの技術手段は、光配向層の露光方式を用いて最高階調値及び中間階調値に対応する暗縞幅を制御することにより、適切な暗縞幅の比の値(中間階調値(例えば、128)の暗縞幅を最高階調値(例えば、255)の暗縞幅で割る)、上述した2.1(例えば、約2.1〜約3.0)を達することができる。これにより、本発明の表示パネルは、製造ばらつきによる影響を受けにくく、安定した視野角維持率を有することができる。

0033

図7は、異なる配向方向による高度、中度、低度などの異なる暗縞幅の比の値に対応する液晶分子の配列を示す図である。ここで、横方向の(A)シリーズでは、高度の暗縞幅の比の値を生成可能な液晶分子の配列を示している。即ち、電圧が印加されない場合(I)、低電圧が印加される場合(II)、及び高電圧が印加される場合(III)の3つの液晶分子の配列をそれぞれ示している。(B)シリーズでは、中度の暗縞幅の比の値を生成可能な液晶分子の配列を示している。即ち、電圧が印加されない場合(I)、低電圧が印加される場合(II)、及び高電圧が印加される場合(III)の3つの液晶分子の配列をそれぞれ示している。(C)シリーズでは、低度の暗縞幅の比の値を生成可能な液晶分子の配列を示している。即ち、電圧が印加されない場合(I)、低電圧が印加される場合(II)、及び高電圧が印加される場合(III)の3つの液晶分子の配列がそれぞれ示されている。これから分かるように、図7に示す縦方向の(I)では、電圧が印加されず、単に光配向層の配向力によって形成された液晶分子の配列を示し、(II)では、低電圧が印加される中間階調値(例えば、128)によって形成された液晶分子の配列を示し、(III)では、高電圧が印加される最高階調値(例えば、255)によって形成された液晶分子の配列を示している。

0034

図7では、説明の便宜上、単一の画素領域における電極パターンのみを示し、他の構成を省略している。電極は、2つの延伸部330Eと、屈曲部330Bとを含んでいる。屈曲部330Bは、2つの延伸部330Eに接続されるとともにその間に設けられている。延伸部330Eの延伸方向は、例えば、XY座標軸上に示す方向DDLである。方向DDLは、データ線DLの一部の延伸方向である。矢印は、その領域にある液晶分子の配列方向を示している。

0035

上述したように、図7に示す配列方向を調整することによって形成された液晶分子の配列方式を用いて、例えば、図8に示す異なる暗縞パターンを形成することができる。図7及び図8を併せて参照する。図8は、単一画素領域における複数群の異なる暗縞幅の比の値を有する暗縞パターンを示す図である。また、各群において、中間階調値(例えば、128)の場合に生じた第1暗縞の第1暗縞幅W1及び最高階調値(例えば、255)の場合に生じた第2暗縞の第2暗縞幅W2が表記されている。ここで、第1暗縞の延伸方向は、XY座標軸上に示す方向DDF1(X方向と平行である)のように、走査線SLの延伸方向に対して実質的に平行である。図8において、(1)では、暗縞の比の値3.4を示しており、(2)では、暗縞の比の値2.6を示しており、(3)では、暗縞の比の値2.13を示しており、(4)では、暗縞の比の値1.94を示しており、(5)では、暗縞の比の値1.8を示している。

0036

図7に示すネガ型液晶の(A)シリーズにおける(I)、(II)、(III)及び図8の(1)又は(2)を参照する。高度の暗縞幅の比の値(例えば、3.4、2.6又は他の高い比の値)を形成しようとする場合には、光配向層に対して露光させて配向方向を決める際、電極の屈曲部330Bに対応する領域に液晶分子に対して予め回転した角度を有させることで、光配向を行った後に液晶分子と走査線SLとのなす角度がφ角(pre-φ方位角)になることができる。そのため、電圧が印加されない場合、図7における(A)−(I)に示すように、電極の屈曲部330Bに対応する領域の液晶分子は、互いに内側に向くように配列する一方、電極の延伸部330Eに対応する領域の液晶分子は、走査線SLに対して平行である配列方式が維持される。電圧が大きくなると、例えば、印加される電圧が中間階調値(例えば、128)に達するまで(図7における(A)−(II))、電極の屈曲部330Bに対応する領域の液晶分子は、徐々に外に向けて回転する。印加された電圧が最高階調値(例えば、255)に達すると(図7における(A)−(III))、電極の屈曲部330Bの領域及び延伸部330Eに対応する領域の液晶分子は、電界等電位線方向に沿って配列するようになる。このように、光配向層の露光方式によって中間階調値及び最高階調値に対応する暗縞幅(W1,W2)を達することにより、両者の暗縞幅の比の値(W1/W2)を制御することができる。

0037

同様に、中度の暗縞幅の比の値(例えば、2.13、1.94又は他の中度の比の値)を形成しようとする場合には、光配向層に対して露光させて配向方向を決める際、電極の屈曲部330B及び延伸部330Eに対応する領域の液晶分子を、光配向を行った後に図7における(B)−(I)に示すように配列させることができる。液晶分子は、低電圧及び高電圧が印加される場合、それぞれ図7における(B)−(II)及び(B)−(III)に示すように配列される。電極の屈曲部330Bに対応する領域の液晶分子を、光配向を行った後に図7における(C)−(I)に示すように外側に向くように配列させると、比較的に低い暗縞幅の比の値(例えば、1.8又は他の低い比の値)になる可能性がある。

0038

一実施例において、上記図7に示す方式を利用して光配向層を露光させた後に、電極の屈曲部330Bに対応する領域の液晶分子と走査線SLとのなす角度がφ角(pre-φ)になる場合、それに対応する低い暗縞幅の比の値が生じる。例えば、図8の(1)において、液晶分子が内側に向くように配列してφ角が5°である場合には、暗縞幅の比の値が3.4となる。図8の(2)において、液晶分子が内側に向くように配列してφ角が0.5°である場合には、暗縞幅の比の値が2.6となる。図8の(3)において、液晶分子が外側に向くように配列してφ角が20°である場合には、暗縞幅の比の値が2.13である。図8の(4)において、液晶分子が外側に向くように配列してφ角が40°である場合には、暗縞幅の比の値が1.94である。図8の(5)において、液晶分子が外側に向くように配列してφ角が60°である場合、暗縞幅の比の値が1.8である。

0039

また、図8では、中間階調値が、例えば128(第1階調値)である場合、暗縞が生じている画素領域における暗縞の占める比率を、各群の暗縞パターンに示している。ここで、暗縞の占める比率を、第1暗縞のY方向上の幅(W1)/画素の総長さLと定義する。図8の(1)において、中間階調値が例えば128である場合には、生じた暗縞の占める比率が15.4%である。図8の(2)において、中間階調値が例えば128である場合には、生じた暗縞の占める比率が11.7%である。図8の(3)において、中間階調値が例えば128である場合には、生じた暗縞の占める比率が11.0%である。図8の(4)において、中間階調値が例えば128である場合には、生じた暗縞の占める比率が9.5%である。図8の(4)において、中間階調値が例えば128である場合には、生じた暗縞の占める比率が8.8%である。暗縞の占める比率が高くなるにつれ、その画素の開口率が低くなるため、第1暗縞幅と第2暗縞幅との比の値の上限値を選択するときに、実際の開口率に応じて決めることができる。例えば、暗縞幅の比の値が3.0より大きく、中間階調値(例えば128)のときに生じた暗縞の占める比率が高い場合(例えば、比の値が3.4より大きく、暗縞の占める比率が15%を超える)、暗縞が広すぎて画素の開口率が低いことを意味する。したがって、一実施例において、適切な暗縞幅の比の値(中間階調値(例えば、128)の暗縞幅を最高階調値(例えば、255)の暗縞幅で割る)、例えば、約2.1〜約3.0を選択することにより、本発明の表示パネルは、製造ばらつきによる影響を受けにくく、安定した視野角維持率を有することができるほか、良好な開口率という応用製品の要求を満たすことができる。

0040

<画素電極による形状変化によって暗縞幅の比の値を制御する>
実施例におけるもう1つの技術手段は、画素電極による形状変化によって最高階調値及び中間階調値に対応する暗縞幅を制御することにより、適切な暗縞幅の比の値(中間階調値(例えば、128)の暗縞幅を最高階調値(例えば、255)の暗縞幅で割る)、上述した2.1(例えば、約2.1〜約3.0)を達することができる。他の実施例において、共通電極の画素領域に対応するスリットパターンの形状変化、例えば、画素電極パターンの延伸部及び屈曲部のパターンによって、最高階調値及び中間階調値に対応する暗縞幅の比を制御する。

0041

図9は、比較的に高い及び比較的に低いなどの異なる暗縞幅の比の値に対応する画素電極形状及び液晶分子の配列を示す図である。ここで、横方向の(A)シリーズでは、比較的に高い暗縞幅の比の値(例えば、2.86又は他の高い比の値)を生成可能な液晶分子の配列を示している。即ち、電圧が印加されない場合(I)、低電圧が印加される場合(II)、及び高電圧が印加される場合(III)の3つの液晶分子の配列をそれぞれ示している。(B)シリーズでは、比較的に低い暗縞幅の比の値(例えば、2.26又は他の低い比の値)を生成可能な液晶分子の配列を示している。即ち、電圧が印加されない場合(I)、低電圧が印加される場合(II)、及び高電圧が印加される場合(III)の3つの液晶分子の配列をそれぞれ示している。同様に、矢印は、その領域にある液晶分子の配列方向を示している。図9において、比較的に高い暗縞幅の比の値を生成可能な(A)シリーズでは、電極の2つの延伸部330Eは、上記実施例と同じようにデータ線DLの延伸方向に対して平行であるが、電極の屈曲部330Bの2つの側辺は、ともに走査線SLの延伸方向に対して略垂直となるように形状が変わった(例えば、Y方向に対して平行である)。図9に示す(A)シリーズにおける(I)、(II)、(III)及び図10の(1)を参照する。電極の屈曲部330Bの形状を変化させことにより、比較的に高い暗縞幅の比の値(例えば、2.86又は他の高い比の値)を形成することができる。電圧が印加されない場合、図9における(A)−(I)に示すように、液晶分子が配向膜による配向力に応じて配列するようにしている。そのため、電極の屈曲部330B及び延伸部330Eに対応する領域の液晶分子は、ともに走査線SLに対して平行である配列方式が維持される。電圧が大きくなると、例えば、印加される電圧が中間階調値(例えば、128)に達するまで(図9における(A)−(II))、電極の屈曲部330Bに対応する領域の液晶分子は、徐々に外に向けて回転する。印加された電圧が最高階調値(例えば、255)に達すると(図9における(A)−(III))、電極の屈曲部330Bの領域及び延伸部330Eに対応する領域の液晶分子は、電界の等電位線方向に沿って配列するようになる。このように、特殊な画素電極の形状によって中間階調値及び最高階調値に対応する暗縞幅(W1,W2)を達することにより、両者の暗縞幅の比の値(W1/W2)を制御することができる。

0042

また、図9において、比較的に低い暗縞幅の比の値を生成可能な(B)シリーズでは、電極の2つの延伸部330Eは、上記実施例と同じようにデータ線DLの延伸方向に対して平行であるが、電極の屈曲部330Bの側辺は、延伸部330Eの一側に向けて突出している。即ち、屈曲部330Bによって形成されるV字形の挟角αBが2つの延伸部330Eによって形成されるV字形の挟角αEよりも小さい。図9に示(B)シリーズにおける(I)、(II)、(III)及び図10の(2)を参照する。電極の屈曲部330Bの形状を図9の(B)シリーズに示すように変化させことにより、比較的に低い暗縞幅の比の値(例えば、2.26又は他の低い比の値)を形成することができる。電圧が印加されない場合、図9における(B)−(I)に示すように、液晶分子が配向膜による配向力に応じて配列するようにしている。そのため、電極の屈曲部330B及び延伸部330Eに対応する領域の液晶分子は、ともに走査線SLに対して平行である配列方式が維持される。電圧が大きくなると、例えば、印加される電圧が中間階調値(例えば、128)に達するまで(図9における(B)−(II))、電極の屈曲部330Bに対応する領域の液晶分子は、徐々に外に向けて回転する。印加された電圧が最高階調値(例えば、255)に達すると(図9における(B)−(III))、電極の延伸部330Eに対応する領域の液晶分子は、電界の等電位線方向に沿って配列するようになる。なお、屈曲部330Bに対応する領域の液晶分子の外に向けて回転する角度が大きくなるが、延伸部330Eに対応する領域の液晶分子の外に向けて回転する角度ほど大きくない(そのため、図10の(2)に示す最高階調値に対応する暗縞幅W2は、同図の(1)に示す最高階調値に対応する暗縞幅W2よりも大きくなる)。このように、特殊な画素電極の形状によって中間階調値及び最高階調値に対応する暗縞幅(W1,W2)を達することにより、両者の暗縞幅の比の値(W1/W2)を制御することができる。これにより、本発明の表示パネルは、適切な暗縞幅の比の値を達することができるため、製造ばらつきによる影響を受けにくく、安定した視野角維持率を有することができる。

0043

上述したように、図9に示す画素電極の形状によって形成された液晶分子の配列方式を用いて、例えば、図10に示す異なる暗縞パターンを形成することができる。図9及び図10を併せて参照する。図10は、単一画素領域における2群の異なる暗縞幅の比の値を有する暗縞パターンを示す図である。また、各群において、中間階調値(例えば、128)の場合に生じた第1暗縞の第1暗縞幅W1及び最高階調値(例えば、255)の場合に生じた第2暗縞の第2暗縞幅W2が表記されている。ここで、第1暗縞の延伸方向は、XY座標軸上に示す方向DDF1(X方向と平行である)のように、走査線SLに対して平行である。図10において、(1)では、暗縞の比の値2.86を示しており、(2)では、暗縞の比の値2.26を示している。

0044

<液晶パラメータによって暗縞幅の比の値を制御する>
巨視的な観点からは、液晶分子を弾性体みなすことができる。液晶は、異なる方向に付勢されると、スプレイ(splay)、ツイスト(twist)やベンド(bend)などの3つの変形が生じ得る。また、スプレイ(splay)、ツイスト(twist)及びベンド(bend)の弾性定数がそれぞれK11、K22及びK33で表される。そのため、液晶分子は、作用力、電界や磁界など外部からの影響によって変形しやすいわけである。図11A図11B及び図11Cは、液晶のスプレイ(splay)、ツイスト(twist)及びベンド(bend)の変形を示す概略図である。実施例における他の技術手段は、異なる弾性定数を有する液晶によって、最高階調値及び中間階調値に対応する暗縞幅の比を制御することにより、適切な暗縞幅の比の値、例えば上述した2.1(約2.1〜約3.0)を達することができる。これにより、本発明の液晶パネルは、製造ばらつきによる影響を受けにくく、安定した視野角維持率を有することができる。

0045

図12は、単一画素領域における2群の異なる暗縞幅の比の値を有する暗縞パターンを示す図である。また、各群において、中間階調値が、例えば128(第1階調値)である場合に生じた第1暗縞の第1暗縞幅W1、及び最高階調値が例えば255(第2階調値)である場合に生じた第2暗縞の第2暗縞幅W2が表記されている。ここで、第1暗縞の延伸方向は、XY座標軸上に示す方向DDF1(X方向と平行である)のように、走査線SLの実質的な延伸方向に対して平行である。図12において、(1)では、比較的に低いスプレイ(splay)の弾性定数を有する液晶によって、比較的に大きい暗縞の比の値2.93が生成され、(2)では、比較的に高いスプレイ(splay)の弾性定数を有する液晶によって、比較的に小さい暗縞の比の値2.42が生成されることができる。

0046

一実施例において、液晶層における液晶のスプレイ(splay)弾性定数K11が10〜20の範囲である。一実施例において、液晶層における液晶のベンド(bend)弾性定数K33が10〜25の範囲である。これにより、本発明の表示パネルは、例えば約2.1〜約3.0である適切な暗縞幅の比の値を達することができ、製造ばらつきによる影響を受けにくく、安定した視野角維持率を有することができる。

0047

上述したように、実施例において、光配向層の露光方式によって電極の屈曲部330Bの領域に対応する液晶分子と走査線SLとのなす角度であるφ角を調整することにより、中間階調値及び最高階調値に対応する暗縞幅(W1,W2)を達することができる。或いは、電極による形状変化、又は適切な液晶パラメータ(例えば、弾性定数K11又はK33など)を選択することで、両者の暗縞幅の比の値(W1/W2)が製造ばらつきによる影響を受けにくく、安定した視野角維持率を得られる範囲にある、例えば約2.1〜約3.0となるように制御することができる。もちろん、本発明は、上述した3つの技術手段に限定されず、中間階調値及び最高階調値に対応する暗縞幅及びその比の値を達成することが可能な他の技術手段を用いてもよい。

0048

また、実施例における暗縞幅は、以下のように決められる。図12の(1)に示すように、中間階調値が例えば128である場合(第1階調値)に生じた暗縞パターンを計測する。暗縞パターンにおいて、第1暗縞に垂直であるとともに第1暗縞の点a,bに跨る距離dに対して階調出力を行う。例えば、キャプチャーソフトで少なくとも当該距離dの画像の階調値を出力する。図13は、図12の(1)における距離dに対応する階調値を示す曲線図である。仮に、距離dにおける最高階調値が100であり、最低階調値が50である場合、半値全幅(full width at half maximum,FWHM)、即ち階調値75に対応する谷部の幅を暗縞幅とすると、図12の(1)に示す第1暗縞の第1暗縞幅W1を得た。実施例における全ての暗縞幅に適用される。なお、一実施例において、暗縞の計測は、例えば、接眼レンズとして10X Olympus、対物レンズとして50X Olympus、光源として製品本体のバックライトモジュール電荷結合素子(Charge Coupled Device,CCD)としてMotic Moticam 2300を用いた。

0049

以上、本発明の表示パネルは、実施例によれば、中間階調値に対応する第1暗縞幅(W1)と最高階調値に対応する第2暗縞幅(W2)との差を利用して、異なる階調値に対応する暗縞幅の比の値(W1/W2)を調整する。本発明の表示パネルは、両者の暗縞幅の比の値(W1/W2)が製造ばらつきによる影響を受けにくく、安定した視野角維持率を得られる範囲にある、例えば約2.1〜約3.0となるように制御することにより、製造ばらつきによる影響を受けにくく、安定した視野角維持率を有することができ、さらに、良好な開口率という応用製品の要求を満たすことができる。したがって、発明の表示パネルは、製品の歩留まり率を向上させ、安定かつ優れた表示品質を有することができる。

0050

上述した内容及び図面に示す構造は、本発明の実施例の一部を説明するために用いられ、本発明を限定するものではない。他の異なる構造を有する実施例において、例えば、第1,第2透明導電層上のパターン(スリット又はギャップの数、スリット又はギャップの幅、電極枝の幅など)、データ線DLと走査線SLとの挟角、又はスリット又はギャップの端部が屈曲するかどうかなどは、本発明の応用範囲に属する。また、表示パネルの態様は、トップ画素電極構造、トップ共通電極構造、又は他の態様であってもよい。また、光配向層又はラビング配向によって液晶分子を配向させるかどうかは、本発明の応用範囲に属する。一実施例において、液晶層における液晶分子のプレチルト角が0度〜4度の範囲である(例えば、光配向層を用いる場合、そのプレチルト角が0度であり、ラビング配向層を用いる場合、そのプレチルト角が2度である)。また、液晶分子は、ネガ型液晶又はポジ型液晶であってもよい。実際的応用に応じて、本発明の構造に相応的な調整や変更を加えることができることは当業者にとって明らかである。

0051

以上、本発明の好適な実施例を例示したが、これは本発明を限定するものではなく、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいては、当業者であれば、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、いくらかの変更や修正を付加することが可能である。したがって、本発明が請求する保護範囲は、特許請求の範囲を基準とする。

0052

S1:第1基板
S2:第2基板
110:第1基材
PX:画素領域
113:活性層
120G:ゲート
121:第1絶縁層
122:第2絶縁層
124、125、129:導通孔
127:第3絶縁層
128:第4絶縁層
DE:ドレイン電極
131:第1透明導電層
132:第2透明導電層
134、331:スリット
133:配向層
132E、330E:(電極の)延伸部
132B、330B:(電極の)屈曲部
SL:走査線
DL:データ線
DDL:(データ線の延伸)方向
θDL:(電極の)延伸部と走査線とのなす角度
DF1:第1暗縞
DDF1:(第1暗縞の延伸)方向
W1:第1暗縞幅
DF2:第2暗縞
DDF2:第2暗縞の延伸方向
θDF:第2暗縞とX方向とのなす角度
W2:第2暗縞幅
L:画素の総長さ
LC:液晶層

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