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技術 画像処理装置

出願人 株式会社沖データ
発明者 前田正幸
出願日 2015年7月30日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2015-150442
公開日 2017年2月9日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-032683
状態 特許登録済
技術分野 付属装置、全体制御 プリンティングのための記録情報の処理 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード モニタ画 レイアウトタイプ コンピュータ断層装置 医用画像機器 低濃度印刷 固有属性 黒色背景 リセット前
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (15)

課題

医用画像画像品質を維持しながら、現像剤の消費量を低減することができる画像処理装置を提供することを目的とする。

解決手段

画像処理装置(100)は、現像剤を節約して印刷を行う第1の印刷モードを設定可能な設定部(102)と、DICOM規格準拠したDICOMデータを、DICOM規格に準拠したプロトコル受信可能なデータ受信部(101)と、データ受信部(101)で受信したデータがDICOMデータか否かを判断する判断部(102)とを備える。データ受信部(101)で受信したデータがDICOMデータであり、なお且つ、設定部(102)において第1の印刷モードが設定されている場合には、DICOMデータに含まれる医用画像(10)を印刷する際に、画像診断に必要な領域である診断画像領域(11)の外側の現像剤を節約するモードで印刷を行う。

概要

背景

モダリティ医用画像機器)で撮影したレントゲン写真等の医用画像を、画像形成装置媒体印刷する技術が知られている。医用画像は、背景黒色の濃度を濃くすることが求められるなど、黒色の画像品質に対する要求が高い。そのため、例えば特許文献1には、黒色の濃淡微細に制御する技術が開示されている。

概要

医用画像の画像品質を維持しながら、現像剤の消費量を低減することができる画像処理装置を提供することを目的とする。画像処理装置(100)は、現像剤を節約して印刷を行う第1の印刷モードを設定可能な設定部(102)と、DICOM規格準拠したDICOMデータを、DICOM規格に準拠したプロトコル受信可能なデータ受信部(101)と、データ受信部(101)で受信したデータがDICOMデータか否かを判断する判断部(102)とを備える。データ受信部(101)で受信したデータがDICOMデータであり、なお且つ、設定部(102)において第1の印刷モードが設定されている場合には、DICOMデータに含まれる医用画像(10)を印刷する際に、画像診断に必要な領域である診断画像領域(11)の外側の現像剤を節約するモードで印刷を行う。

目的

本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、医用画像の画像品質を維持しながら、現像剤の消費量を低減することができる画像処理装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

現像剤を節約して印刷を行う第1の印刷モードを設定可能な設定部と、DICOM規格準拠したDICOMデータを、DICOM規格に準拠したプロトコル受信可能なデータ受信部と、前記データ受信部で受信したデータがDICOMデータか否かを判断する判断部と、前記データ受信部で受信したデータがDICOMデータであり、なお且つ、前記設定部において前記第1の印刷モードが設定されている場合には、前記DICOMデータに含まれる医用画像を印刷する際に、画像診断に必要な領域である診断画像領域の外側の現像剤を節約するモードで印刷を行うことを特徴とする画像処理装置

請求項2

前記第1の印刷モードよりも現像剤の使用量の多い第2の印刷モードを有し、前記医用画像を印刷する際に、前記医用画像の前記診断画像領域を前記第2の印刷モードで印刷することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。

請求項3

前記データ受信部で受信したデータがDICOMデータであり、前記設定部において前記第1の印刷モードが設定されていない場合には、前記DICOMデータに含まれる前記医用画像の全体を、前記第2の印刷モードで印刷することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。

請求項4

前記診断画像領域の外側に、余白部分、または前記第1の印刷モードで印刷する領域を設けることを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の画像処理装置。

請求項5

前記医用画像の前記診断画像領域は、前記DICOMデータに含まれる属性情報に基づいて特定した領域であることを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の画像処理装置。

請求項6

前記医用画像を印刷する際に、前記DICOMデータに含まれる属性情報に基づいて特定した領域の内側で、なお且つ有効画像を囲む枠線よりも外側の領域を、現像剤を節約するモードで印刷することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。

請求項7

印刷モードの設定を記憶する設定記憶部をさらに備え、前記医用画像を印刷する際に、前記設定記憶部の設定を変更することを特徴とする請求項1から6までの何れか1項に記載の画像処理装置。

請求項8

前記医用画像を印刷した後に、前記設定記憶部の設定を変更前の状態に戻すことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。

請求項9

前記医用画像を印刷する際に、前記診断画像領域の外側に、前記DICOMデータに含まれる付帯情報をさらに印刷することを特徴とする請求項1から8までの何れか1項に記載の画像処理装置。

請求項10

前記設定部は、前記第1の印刷モードを設定する設定画面を表示し、前記設定画面に、さらに、前記第1の印刷モードを設定した場合に、前記医用画像の前記診断画像領域の外側の現像剤を節約することを内容とするメッセージを表示することを特徴とする請求項1から9までの何れか1項に記載の画像処理装置。

請求項11

前記画像処理装置がDICOMデータを印刷したことを記憶する印刷記憶部をさらに備え、前記設定部において前記第1の印刷モードが設定される際に、前記印刷記憶部の記憶に基づき、前記画像処理装置が医用画像の印刷にも使用されることを内容とするメッセージを表示することを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項12

前記画像処理装置は、画像形成装置によって構成されていることを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の画像処理装置。

請求項13

前記画像処理装置は、画像形成装置に対して印刷を指示する上位装置によって構成されていることを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の画像処理装置。

技術分野

0001

本発明は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格準拠した医用画像印刷する、画像形成装置等の画像処理装置に関する。

背景技術

0002

モダリティ医用画像機器)で撮影したレントゲン写真等の医用画像を、画像形成装置で媒体に印刷する技術が知られている。医用画像は、背景黒色の濃度を濃くすることが求められるなど、黒色の画像品質に対する要求が高い。そのため、例えば特許文献1には、黒色の濃淡微細に制御する技術が開示されている。

先行技術

0003

特開2000−289237号公報(特に、段落0054〜0064参照)

発明が解決しようとする課題

0004

ここで、電子写真法を用いる画像形成装置には、運転コストの低減のため、トナー現像剤)の消費量を抑えて印刷するトナーセーブ機能を備えるものが多い。しかしながら、トナーセーブ機能を使用して医用画像を印刷すると、画像全体の濃度が薄くなり、特に黒色の濃度が薄くなるため、医師画像診断に使用することが困難になるという問題がある。

0005

本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、医用画像の画像品質を維持しながら、現像剤の消費量を低減することができる画像処理装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の画像処理装置は、現像剤を節約して印刷を行う第1の印刷モードを設定可能な設定部と、DICOM規格に準拠したDICOMデータを、DICOM規格に準拠したプロトコル受信可能なデータ受信部と、データ受信部で受信したデータがDICOMデータか否かを判断する判断部とを備える。データ受信部で受信したデータがDICOMデータであり、なお且つ、設定部において第1の印刷モードが設定されている場合には、DICOMデータに含まれる医用画像を印刷する際に、画像診断に必要な領域である診断画像領域の外側の現像剤を節約するモードで印刷を行う。

発明の効果

0007

本発明によれば、医用画像の診断画像領域の画像品質を維持しながら、現像剤の消費量を低減することができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明の第1の実施の形態の概要を説明するための模式図である。
第1の実施の形態の画像形成装置を含む印刷処理システムを示すブロック図である。
第1の実施の形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態の画像形成装置の情報記憶部の構成を示す図である。
第1の実施の形態におけるトナーセーブ機能の設定画面の一例を示す図である。
第1の実施の形態におけるDICOMデータの内容を説明するための模式図である。
第1の実施の形態の画像形成装置の制御部の処理を示すフローチャートである。
第1の実施の形態の画像形成装置のDICOM用画像処理部の処理を示すフローチャートである。
第1の実施の形態の画像形成装置の画像形成部の処理を示すフローチャートである。
第1の実施の形態の変形例の上位装置(画像処理装置)および画像形成装置を示すブロック図である。
第1の実施の形態の他の変形例の印刷結果を示す模式図である。
第1の実施の形態の他の変形例の印刷結果を示す模式図である。
第1の実施の形態の他の変形例のトナーセーブの設定画面を示す模式図である。
第1の実施の形態の他の変形例の印刷指示画面を示す模式図である。

実施例

0009

第1の実施の形態.
<概要>
従来の画像診断では、医師が、例えばレントゲン写真(X線撮影画像)等のアナログ画像フィルムに印刷したものを見て病状を判断していた。これに対し、現在では、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に準拠して、デジタル画像データと付帯情報とを含むDICOMデータを作成し、DICOM規格に準拠してネットワーク経由で送信するシステムが普及している。DICOMデータに含まれる画像データを、以下では医用画像(DICOM画像)と称する。

0010

医用画像をプリンタ等の画像形成装置で媒体(印刷用紙等)に印刷する場合、医師が従来と同様に画像診断を行うためには、図1(A)に示すように、黒色背景(図では濃いドットハッチングで示す)の濃さ、表面の光沢、および媒体の厚さをレントゲン写真と同様にする必要がある。

0011

一方、画像形成装置が、医用画像を印刷するプリンタとしての用途と、一般の業務用文書を印刷するOA(Office Automation)プリンタとしての用途とを兼ねる場合も考えられる。この場合、画像形成装置の管理者は、OAプリンタとしての使用時のトナー消費量の抑制を目的として、画像形成装置100のトナーセーブ機能をON(有効)にすることが考えられる。

0012

しかしながら、トナーセーブ機能をONにした状態で医用画像を印刷すると、図1(B)に示すように、印刷画像の濃度が全体的に薄くなり、特に、黒色背景(図では薄いドットのハッチングで示す)の濃度が薄くなる。このような印刷画像では、医師が画像診断に用いることは難しい。

0013

そこで、本発明の第1の実施の形態では、図1(C)に示すように、医用画像10のうち、医師が画像診断に用いる部分(診断画像領域11)を高品質に、すなわちトナーセーブ機能を利用せずに印刷し、その外側の部分(余白部分12)には何も印刷しない。診断画像領域11は高品質に印刷され、従って黒色背景(図では濃いドットのハッチングで示す)も濃く印刷されるため、医師が画像診断に使用することができる。また、余白部分12にはトナーが印刷されないため、トナー消費量を抑制することができる。

0014

以下では、本発明の第1の実施の形態における画像処理装置としての画像形成装置100の具体的な構成について説明する。

0015

<構成>
図2は、第1の実施の形態における画像処理装置としての画像形成装置100を含む印刷処理システム1の全体構成を示す構成図である。印刷処理システム1は、画像形成装置100と、モダリティ(医用画像機器)200と、画像保存通信システム300と、情報処理装置400と、これらを接続するネットワーク500とを有している。

0016

モダリティ200は、画像を撮影し、DICOM規格に準拠して画像データを含むDICOMデータを作成し、DICOM規格に準拠したプロトコルにより、ネットワーク500を介して指定した装置(例えば画像形成装置100)に送信するものである。モダリティ200としては、例えば、X線撮影装置超音波診断装置(Echography)またはコンピュータ断層装置(CT:Computed Tomography)等がある。

0017

画像保存通信システム300は、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)とも呼ばれる。この画像保存通信システム300は、モダリティ200から送信されたDICOMデータを受信してデータベースに保存して管理し、印刷処理システム1に属する他の装置からの要求に応じてデータベースからDICOMデータを呼び出して画面に表示し、また必要に応じて画像形成装置100に出力するシステムである。

0018

情報処理装置400は、OA用途で用いられる、すなわち通常の業務文書を印刷するパーソナルコンピュータである。また、ネットワーク500は、例えばLAN(Local Area Network)である。

0019

図3は、第1の実施の形態における画像形成装置100の構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、例えば電子写真プリンタである。画像形成装置100は、データ受信部としてのデータ受信/解析部101と、設定部および判断部としての制御部102と、設定記憶部としての情報記憶部103と、画像加工部としてのDICOM用画像処理部104と、印刷制御部としての画像形成部105と、印刷機構部としてのプリンタエンジン106とを備えている。

0020

データ受信/解析部101は、ネットワーク500を介して、モダリティ200または画像保存通信システム300から、DICOM規格に準拠したプロトコルでDICOMデータを受信し、受信データの内容を解析する。なお、データ受信/解析部101は、ネットワーク500を介して、例えば情報処理装置400から、DICOMデータ以外の印刷データ(業務文書等)を受信する場合もある。

0021

制御部102は、データ受信/解析部101の解析結果に基づき、受信データがDICOMデータであれば、その受信データをDICOM用画像処理部104に送る。また、制御部102は、受信データがDICOMデータでなければ、その受信データを画像形成部105に送る。

0022

情報記憶部103は、トナーセーブの設定に関する情報を記憶する。図4は、情報記憶部103の構成を示す図である。情報記憶部103は、設定記憶部としてのトナーセーブ設定記憶部31と、トナーセーブ設定保持部32と、DICOM用トナーセーブ設定記憶部33とを備えている。

0023

トナーセーブ設定記憶部31は、装置管理者(またはユーザ)によって設定された画像形成装置100のトナーセーブ機能の有効/無効を記憶している。トナーセーブ設定記憶部31では、トナーセーブ機能の有効(ON)および無効(OFF)は、例えばフラグによって表される。後述するように、トナーセーブ機能が有効である場合には、医用画像を印刷する場合を除き、トナーセーブモードで画像全体を印刷する。トナーセーブ機能が無効である場合には、ノーマルモードで画像全体を印刷する。

0024

ここで、トナーセーブモード(第1の印刷モード)は、トナー消費量を抑制する印刷モードである。また、ノーマルモード(第2の印刷モード)は、トナーセーブモードよりもトナー消費量が多く、画像品質を優先する印刷モードである。以下では、画像形成装置100のトナーセーブ機能の有効/無効の設定を、「装置のトナーセーブ設定」と称する。

0025

トナーセーブ設定保持部32は、上述したトナーセーブ設定記憶部31に記憶したトナーセーブ設定を、一時的に保持する。後述するようにトナーセーブ設定記憶部31はリセットされる場合があるため、リセット前のトナーセーブ設定記憶部31の設定をトナーセーブ設定保持部32に保持するようにしたものである。

0026

DICOM用トナーセーブ設定記憶部33は、DICOM用トナーセーブ設定を記憶している。DICOM用トナーセーブ設定記憶部33では、DICOM用トナーセーブ設定の有効(ON)および無効(OFF)は、例えばフラグによって表される。

0027

DICOM用トナーセーブ設定が有効である場合には、図1(C)に示したように、医用画像のうち、医師が画像診断に用いる部分(診断画像領域11)をノーマルモードで高品質に印刷し、その外側を余白部分12(画像を印刷しない部分)とする。DICOM用トナーセーブ設定が無効である場合には、医用画像の全体をノーマルモードで印刷する。

0028

図5は、画像形成装置100のトナーセーブ機能を設定する設定画面80の一例を示す模式図である。画像形成装置100のトナーセーブ機能の有効/無効の設定は、制御部102の制御により、ネットワーク経由で、モダリティ200、画像保存通信システム300、または情報処理装置400の表示画面に表示される設定画面80で行うことができる。この設定画面80は、制御部102の制御により、画像形成装置100の表示画面に表示してもよい。

0029

図5に示した設定画面80は、媒体サイズの設定部81、レイアウトタイプの設定部82、両面印刷の設定部83、印刷品位の設定部84、および印刷部数の設定部85を有している。印刷品位の設定部84に、トナーセーブ設定部86が設けられている。トナーセーブ設定部86は、例えば、画像形成装置100のトナーセーブ機能を有効にするか無効にするかを設定するためのチェックボックスで構成されている。なお、図5に示した設定画面80はあくまでも一例であり、画像形成装置100のトナーセーブ機能の有効/無効を設定できる画面であればよい。

0030

図6は、データ受信/解析部101がネットワーク500を介して受信するDICOMデータ20の内容を示す模式図である。DICOMデータ20は、先頭から順に、DICOMデータ識別コード21、DICOM固有属性指定部22および印刷データ23を含む。

0031

DICOMデータ識別コード21(属性情報)は、このデータがDICOMデータであることを示す固有の識別コードである。画像形成装置100のデータ受信/解析部101は、受信データのDICOMデータ識別コード21を参照することにより、DICOMデータか否かを判断する。

0032

印刷データ23は、画像データである医用画像(DICOM画像)を含む。DICOM固有属性指定部22は、印刷データ23に含まれる医用画像のうち、医師が画像診断に用いる部分(診断画像領域11)がどこからどこまでの範囲かを指定する情報を含む。DICOM固有属性指定部22は、また、患者情報および撮影日等の付帯情報も含むが、これらについては説明を省略する。

0033

図3戻り、DICOM用画像処理部104は、受信したDICOMデータに含まれる医用画像から画像データを生成する部分である。受信データがDICOMデータであって、なお且つ画像形成装置100のトナーセーブ機能が有効(ON)に設定されている場合には、DICOM用画像処理部104は、医師が画像診断に用いる部分である診断画像領域11の周囲を余白部分12とするように画像データを加工する。

0034

画像形成部105は、DICOM用画像処理部104または制御部102から送られた画像データを受信し、プリンタエンジン106に送って印刷させる印刷制御部である。画像形成装置100のトナーセーブ機能が有効(ON)に設定されている場合には、画像形成部105は、トナー消費量が少なくなるようにドットの間引きを行って、トナーセーブモード用の画像データを生成する。

0035

プリンタエンジン106は、画像形成部105から送られた画像データを、印刷用紙等の媒体に印刷する。ここでは、プリンタエンジン106は、電子写真法を用いて媒体にトナー像現像剤像)を形成する。

0036

具体的には、プリンタエンジン106は、感光体ドラム等の像担持体と、像担持体の表面を一様に帯電させる帯電部と、像担持体の表面に光を照射して静電潜像を形成する露光部と、静電潜像をトナー(現像剤)により現像する現像部と、像担持体の表面に形成されたトナー像を媒体に転写する転写部と、トナー像を媒体に定着する定着部とを備える。また、露光部としてLED(発光ダイオード)を用いれば、高精細画像を形成する上で有利である。

0037

画像形成装置100の構成要素のうち、データ受信/解析部101、制御部102、情報記憶部103、DICOM用画像処理部104、および画像形成部105は、画像形成制御部を構成している。

0038

<動作>
次に、本実施の形態の画像形成装置100の動作について説明する。ここでは、制御部102、DICOM用画像処理部104、および画像形成部105の動作について、フローチャートを用いて順に説明する。

0039

図7は、制御部102の処理を示すフローチャートである。データ受信/解析部101は、ネットワーク500経由でデータを受信すると、受信データにDICOMデータ識別コード21が存在するかを判断し、判断結果を出力する。制御部102は、データ受信/解析部101の判断結果に基づいて、受信データがDICOMデータか否かを判断する(ステップS11)。

0040

受信データがDICOMデータである場合には(ステップS11でYES)、ステップS12に進み、受信データがDICOMデータでない場合には(ステップS11でNO)、ステップS17に進む。

0041

ステップS12では、制御部102は、画像形成装置100のトナーセーブ設定記憶部31に記憶したトナーセーブ設定を確認する。トナーセーブ設定記憶部31に記憶したトナーセーブ設定がON(有効)である場合には(ステップS12でYES)、ステップS13に進む。トナーセーブ設定がOFF(無効)である場合には(ステップS12でNO)、ステップS16に進む。

0042

ステップS13では、制御部102は、DICOM用トナーセーブ設定記憶部33に、DICOM用トナーセーブ設定としてON(有効)を記憶する。次に、トナーセーブ設定記憶部31の現在のトナーセーブ設定を、トナーセーブ設定保持部32にコピーする(ステップS14)。

0043

そして、制御部102は、トナーセーブ設定記憶部31に記憶したトナーセーブ設定をOFF(無効)に変更する(ステップS15)。続いて、制御部102は、データ受信/解析部101で受信したデータから抽出した画像データをDICOM用画像処理部104に送り(ステップS16)、処理を終了する。

0044

一方、上記のステップS11において、受信データがDICOMデータでなかった場合には、データ受信/解析部101で受信した画像データを画像形成部105に送り(ステップS17)、処理を終了する。

0045

このように、図7に示した処理では、受信データがDICOMデータで、なお且つ、装置のトナーセーブ設定(トナーセーブ設定記憶部31に記憶されたトナーセーブ設定)がONである場合には、装置のトナーセーブ設定をOFFにすることで、トナーセーブモードでの印刷が行われないようにする。

0046

図8は、DICOM用画像処理部104の処理を示すフローチャートである。DICOM用画像処理部104は、まず、DICOM用トナーセーブ設定記憶部33を参照し、DICOM用トナーセーブ設定がON(有効)か否かを確認する(ステップS21)。DICOM用トナーセーブ設定がONである場合には、ステップS22に進み、DICOM用トナーセーブ設定がOFF(無効)である場合には、ステップS23に進む。

0047

ステップS22では、DICOM用画像処理部104は、制御部102から送られてきた画像データを、診断画像領域11の周囲が余白部分12となるように加工する(ステップS22)。例えばレントゲン写真の場合、黒色背景のうち診断画像領域11の四方を囲む部分が、余白部分12となる。

0048

例えばA4サイズの印刷用紙に印刷を行う場合、印刷方向縦方向)および幅方向(横方向)の中央に診断画像領域11を形成し、その上下および左右に余白部分12を形成する。医用画像における診断画像領域11は、DICOMデータ20に含まれるDICOM固有属性指定部22により、範囲が指定される。

0049

その後、DICOM用画像処理部104は、画像データを画像形成部105に送り(ステップS23)、処理を終了する。

0050

図9は、画像形成部105の処理を示すフローチャートである。画像形成部105は、まず、トナーセーブ設定記憶部31に記憶された装置のトナーセーブ設定がON(有効)か否かを確認する(ステップS31)。トナーセーブ設定がONの場合には(ステップS31でYES)、ステップS32に進む。トナーセーブ設定がOFF(無効)の場合には(ステップS31でNO)、ステップS33に進む。

0051

ステップS32では、画像形成部105は、画像全体の印刷濃度が薄くなるように、トナーセーブモード用の画像データを作成する。トナーセーブモード用の画像データは、例えば画像を形成するドットの間引きによって作成される。なお、DICOMデータの場合は、上述した図7のステップS15において装置のトナーセーブ設定(トナーセーブ設定記憶部31に記憶されたトナーセーブ設定)がOFFにされているため、ステップS32が実行されることはない。

0052

その後、画像形成部105は、プリンタエンジン106に画像データを送る(ステップS33)。プリンタエンジン106は、画像形成部105から送られた画像データを、トナーを用いて印刷用紙に印刷する。

0053

すなわち、DICOM用トナーセーブ設定がONであった場合には、図1(C)に示した医用画像10のうち、診断画像領域11がノーマルモードで高品質に印刷され、その周囲に余白部分12が形成される。また、DICOM用トナーセーブ設定がOFFであった場合には、医用画像10の全体がノーマルモードで高品質に印刷される。また、受信データがDICOMデータでない場合には、装置のトナーセーブ設定がONのときには、画像全体がトナーセーブモードで印刷され、装置のトナーセーブ設定がOFFのときには、画像全体がノーマルモードで印刷される。

0054

受信した全データの印刷が完了した後、画像形成部105はトナーセーブ設定保持部32に記憶したトナーセーブ設定を、トナーセーブ設定記憶部31に記憶し(ステップS34)、DICOM用トナーセーブ設定記憶部33のDICOM用トナーセーブ設定をOFF(無効)にリセットする(ステップS35)。

0055

このようにトナーセーブ設定記憶部31に記憶したトナーセーブ設定を元の設定(すなわちトナーセーブ設定保持部32に記憶したトナーセーブ設定)に戻すことにより、その後にDICOMデータではないデータ(例えば、一般の業務文書)を印刷する際には、装置管理者が設定した装置のトナーセーブ設定に応じた印刷が行われる。

0056

<効果>
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、受信データがDICOMデータであって、なお且つ画像形成装置100のトナーセーブ機能が装置管理者によってON(有効)に設定されている場合には、医用画像10の診断画像領域11の外側に余白部分12を設けて印刷を行う。このように余白部分12を設けることにより、トナー消費量を低減することができる。また、診断画像領域11をトナーセーブモードではなくノーマルモードで印刷することにより、診断画像領域11の画像品質を維持することができ、例えば黒色の濃度を濃く保つことができる。

0057

このように診断画像領域11の画像品質を低下させずに、トナー消費量を低減することができるため、医師の要求と装置管理者の要求とを同時に満足させることができる。

0058

また、医用画像に含まれる診断画像領域11は、DICOMデータ20のDICOM固有属性指定部22に含まれる情報によって特定されるため、画像診断に必要な領域を正確に特定し、画像診断に不要な領域のみを余白部分12とすることができる。

0059

また、上記のように余白部分12を設け、診断画像領域11をノーマルモードで印刷する際には、トナーセーブ設定記憶部31に記憶するトナーセーブ設定を一旦OFF(無効)にするが、印刷完了後には、トナーセーブ設定記憶部31のトナーセーブ設定を元の設定に戻す。そのため、その後にDICOMデータではないデータを印刷する場合には、装置管理者が設定した装置のトナーセーブ設定に応じて印刷を行うことができ、トナー消費量を節約することができる。

0060

なお、上記の説明では、図6に示したDICOMデータ識別コード21に基づいて受信データがDICOMデータか否かを判断したが(図7のステップS11)、このような例に限らず、例えば、受信ポート番号に基づいて受信データがDICOMデータか否かを判断することもできる。

0061

受信ポート番号とは、インターネット通信において複数の相手と同時に接続するためにIPアドレスの下位に設けられたサブアドレスである。例えば、通常データ用の受信ポート番号として“Port9100”等が用いられ、DICOMデータ用の受信ポート番号として“Port10001”等が用いられる。制御部102は、この受信ポート番号に基づいて受信データがDICOMデータか否かを判断してもよい。

0062

変形例.
上述した第1の実施の形態は、種々の変形または改変が可能である。
図10は、第1の実施の形態の変形例を示すブロック図である。上述した第1の実施の形態では、画像形成装置100が、データ受信/解析部101、制御部102、情報記憶部103、DICOM用画像処理部104および画像形成部105を有していた。これに対し、図10の変形例では、画像形成装置600の上位装置100Aが、データ受信/解析部101、制御部102、情報記憶部103、DICOM用画像処理部104および画像形成部105を有している。

0063

図10の変形例では、上位装置100Aから画像形成装置600に印刷指示および画像データを送信し、画像形成装置600が印刷を行う。この変形例によっても、上位装置100AがDICOMデータを受信し、且つ装置のトナーセーブ設定がON(有効)である場合には、診断画像領域の外側に余白部分を設けて印刷を行うことで、診断画像領域の画像品質を低下させずに、トナー消費量を低減することができる。

0064

なお、図10に示した例では、上位装置100Aと画像形成装置600とが直接接続されているが、上位装置100Aがネットワーク500を経由して画像形成装置600に印刷指示および画像データを送信するようにしてもよい。

0065

また、上述した第1の実施の形態では、診断画像領域11の外側の余白部分12にトナーを全く印刷しないこととしたが、例えば、図11(A)に示すように、診断画像領域11の外側を、ドットを間引きして印刷したトナーセーブ領域12A(低濃度印刷領域)としてもよい。また、ドットの間引き方法を選択できるようにしてもよい。

0066

また、DICOMデータのDICOM固有属性指定部22(図6)には、患者情報および撮影日などの付帯情報も含まれるが、図11(B)に示すように、余白部分12に付帯情報15を印刷してもよい。この場合、付帯情報15については、トナーセーブモードではなく、ノーマルモードで高品質で印刷するようにしてもよい。

0067

また、上述した第1の実施の形態では、DICOM固有属性指定部22(図6)で指定された範囲の外側に余白部分12を設けたが、図12に示すように、DICOM固有属性指定部22(図6)で指定された範囲17の内側において、例えば画像処理によって有効画像の外枠16を検出し、その外枠16よりも一定幅C(例えば1cm)以上外側の領域を、余白部分12(または図11(A)に示したトナーセーブ領域12A)としてもよい。また、指定範囲17を示す枠線を印刷してもよい。さらに、上記の幅Cを変更可能としてもよい。なお、図11および図12では、診断画像領域11の黒色背景を、ドットのハッチングで示している。

0068

また、図13に示すように、トナーセーブ機能を設定する設定画面80(図5参照)でトナーセーブ機能を有効に設定しようとしたときに、「本装置はDICOM印刷にも使用されます。トナーセーブを設定すると、余白部分がトナーセーブされます。」というメッセージ89を表示してもよい。

0069

この場合、例えば、情報記憶部103(図4)に、画像形成装置100が医用画像(DICOM画像)の印刷を行ったことをフラグ等によって記憶する記憶部を加え、過去に医用画像を印刷した経歴がある場合には、トナーセーブ設定部86(図13)にチェックが入れられた際に当該メッセージ89を表示するように構成することができる。

0070

また、図13に示したメッセージ89と合わせて、トナーセーブ機能の設定を確定するためのOKボタン91、および設定を取り消すための取消ボタン92を表示してもよい。これにより、例えば装置管理者は、メッセージ89を見た上で、トナーセーブ機能の設定を確定し、または取り消すことができる。

0071

また、画像形成装置100のトナーセーブ機能が設定されている場合、モダリティ200等から医用画像を印刷しようとすると、例えば図14に示す印刷指示画面90に、「トナーセーブが設定されています。トナーセーブのために余白部分を設けて印刷します。」というメッセージ93を表示してもよい。また、このメッセージ93と合わせて、印刷指示を確定するためのOKボタン94、および印刷指示を取り消すための取消ボタン95を表示してもよい。

0072

なお、図14の印刷指示画面90は、例えば制御部102が、図示しないwebサーバ部により、ネットワーク500に接続された各装置(モダリティ200、画像保存通信システム300および情報処理装置400)のモニタ画面に表示することができる。

0073

また、画像形成装置100が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K:黒色)のトナーを用いて画像を形成可能なカラー画像形成装置カラープリンタ等)である場合、通常は、ブラックのトナーがなくても、イエロー、マゼンタおよびシアンのトナーの混合によって黒色を得ることができる。しかしながら、黒色の画像品質を重視するDICOMデータを印刷する場合には、黒色のトナーがないときには印刷を行わずに、トナー切れを知らせるメッセージを表示するようにしてもよい。これにより、黒色の画像品質を高く保つことができる。

0074

本発明の画像処理装置は、例えば、プリンタ若しくはMFP(複合機)等の画像形成装置、または画像形成装置にデータを送信する上位装置に適用することができる。

0075

1印刷処理システム、 10医用画像(DICOM画像)、 11診断画像領域、 12余白部分、 20DICOMデータ、 21 DICOMデータ識別コード、 22DICOM固有属性指定部、 23印刷データ、 30情報記憶部、 31トナーセーブ設定記憶部、 32 トナーセーブ設定保持部、 33 DICOM用トナーセーブ設定記憶部、 100画像形成装置(画像処理装置)、 100A 上位装置(画像処理装置)、 101データ受信/解析部、 102 制御部、 103 情報記憶部、 104 DICOM用画像処理部、 105画像形成部(印刷制御部)、 106プリンタエンジン(印刷機構部)、 200モダリティ、 300画像保存通信システム、 400情報処理装置、 500ネットワーク、 600 画像形成装置。

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