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技術 発光和紙額縁

出願人 有限会社ハートブレーン
発明者 小川秀夫
出願日 2015年8月5日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2015-154671
公開日 2017年2月9日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2017-029553
状態 特許登録済
技術分野 鏡、額縁、写真立て;係止具
主要キーワード 裏打ち板 設置壁面 手漉き和紙 ポケット部材 目張り 手作り感 照明ボックス 幻想的
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

和紙材料の低強度を克服して素材風合いを存分に表現することができ、しかも、額縁の表面だけでなく設置壁面までも照らすことができる発光和紙額縁を提供すること。

解決手段

外周縁部が不均一な厚みおよび縁線であり、かつ、透光性を有する和紙素材に開口部11を形成した和紙額縁1の背面側において、この和紙額縁1の外周縁部の内側に、透光性を有する裏打ち板2を止着する一方、前記開口部11の縁部の舌片11aを背面側に折り返して、ポケット板体31に止着することによって、展示物を収容可能なポケット部3を形成するとともに、このポケット部材3の背面には、光源41を収容した照明ボックス4を着脱自在に止着可能にするという技術的手段を採用した。

概要

背景

絵画写真などの美術品鑑賞する場合、額縁の中に入れて展示されることがあるが、この額縁そのものにも種々の素材を使用したりデザインが施されることによって、展示する絵画や写真などの芸術性をより引き立てることができる。

従来、額縁の装飾性を高めるものとして、額縁の素材に和紙を使用したものが知られているが、和紙は薄くて形態安定性が悪いため、そのままで使用することは困難であることから、和紙に格子状のフレームを設けて補強したものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。

しかしながら、かかる従来技術の構造では、この格子が和紙よりも前面に出ていて和紙を隠してしまい、和紙そのものの風合いを主張することができないという不満があった。特に、「手漉き和紙」のように紙厚濃淡があり、外周縁部の厚みや縁線が不均一になっているような独特の風合いがある和紙材料を使用する場合は、折角のこの風合いを没却してしまうという問題があった。

また、和紙を額縁の材料に使用する場合、展示物の形状に合わせて刳り抜いて開口部を形成することもできるが、額縁の連続性が失われて外観を損ねてしまうことから、仕舞いの良いスッキリとした収容部分の構造が必要である。

更にまた、額縁の装飾性を高めるものとして、後方から照明を額縁に照射する構造のものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。

しかしながら、かかる額縁の構造は、額縁に設けられた孔を照明の光が通過するのみであるため、額縁の素材の特性を主張することができず、むしろ、孔以外の部分が不透光であり、また、正面から額縁が発光して見えても、設置壁面までは何ら演出効果が及ばないため、装飾性に今一つ物足りなさがあった。

概要

和紙材料の低強度を克服して素材の風合いを存分に表現することができ、しかも、額縁の表面だけでなく設置壁面までも照らすことができる発光和紙額縁を提供すること。外周縁部が不均一な厚みおよび縁線であり、かつ、透光性を有する和紙素材に開口部11を形成した和紙額縁1の背面側において、この和紙額縁1の外周縁部の内側に、透光性を有する裏打ち板2を止着する一方、前記開口部11の縁部の舌片11aを背面側に折り返して、ポケット板体31に止着することによって、展示物を収容可能なポケット部3を形成するとともに、このポケット部材3の背面には、光源41を収容した照明ボックス4を着脱自在に止着可能にするという技術的手段を採用した。

目的

本発明は、従来の額縁に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

外周縁部が不均一な厚みおよび縁線であり、かつ、透光性を有する和紙素材に開口部(11)が形成された和紙額縁(1)の背面側において、この和紙額縁(1)の外周縁部の内側に、透光性を有する裏打ち板(2)が止着されている一方、前記開口部(11)の縁部の舌片(11a)が背面側に折り返されて、ポケット板体(31)に止着されることによって、展示物を収容可能なポケット部(3)が形成されているとともに、このポケット部材(3)の背面には、光源(41)が収容された照明ボックス(4)が着脱自在に止着可能であって、和紙額縁(1)を壁面に展示して光源(41)を点灯したとき、照明ボックス(4)の側面からの光が、前記裏打ち板(2)を透光して和紙額縁(1)の表面を発光させるとともに、当該裏打ち板(2)の表面を反射して展示壁面を照射可能であることを特徴とする発光和紙額縁。

請求項2

和紙額縁(1)の開口部(11)の縁部の舌片(11a)が背面側に折り返され、舌片(11a)に形成されたスリット(11b)内にポケット板体(31)に形成された凸部(31a)が挿通して止着されていることを特徴とする請求項1記載の発光和紙額縁。

請求項3

照明ボックス(4)の側面が透光性を有することを特徴とする請求項1または2記載の発光和紙額縁。

請求項4

照明ボックス(4)の側面に孔部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の発光和紙額縁。

請求項5

ポケット部材(3)のポケット板体(31)に壁面止着手段(31b)が配設されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の発光和紙額縁。

技術分野

0001

本発明は、額縁の改良、更に詳しくは、和紙材料の低強度を克服して素材風合いを存分に表現することができ、しかも、額縁の表面だけでなく設置壁面までも照らすことができる発光和紙額縁に関するものである。

背景技術

0002

絵画写真などの美術品鑑賞する場合、額縁の中に入れて展示されることがあるが、この額縁そのものにも種々の素材を使用したりデザインが施されることによって、展示する絵画や写真などの芸術性をより引き立てることができる。

0003

従来、額縁の装飾性を高めるものとして、額縁の素材に和紙を使用したものが知られているが、和紙は薄くて形態安定性が悪いため、そのままで使用することは困難であることから、和紙に格子状のフレームを設けて補強したものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。

0004

しかしながら、かかる従来技術の構造では、この格子が和紙よりも前面に出ていて和紙を隠してしまい、和紙そのものの風合いを主張することができないという不満があった。特に、「手漉き和紙」のように紙厚濃淡があり、外周縁部の厚みや縁線が不均一になっているような独特の風合いがある和紙材料を使用する場合は、折角のこの風合いを没却してしまうという問題があった。

0005

また、和紙を額縁の材料に使用する場合、展示物の形状に合わせて刳り抜いて開口部を形成することもできるが、額縁の連続性が失われて外観を損ねてしまうことから、仕舞いの良いスッキリとした収容部分の構造が必要である。

0006

更にまた、額縁の装飾性を高めるものとして、後方から照明を額縁に照射する構造のものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。

0007

しかしながら、かかる額縁の構造は、額縁に設けられた孔を照明の光が通過するのみであるため、額縁の素材の特性を主張することができず、むしろ、孔以外の部分が不透光であり、また、正面から額縁が発光して見えても、設置壁面までは何ら演出効果が及ばないため、装飾性に今一つ物足りなさがあった。

先行技術

0008

実開昭62−185571号公報
実公昭40−31572号公報

発明が解決しようとする課題

0009

本発明は、従来の額縁に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、和紙材料の低強度を克服して素材の風合いを存分に表現することができ、しかも、額縁の表面だけでなく設置壁面までも照らすことができる発光和紙額縁を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。

0011

即ち、本発明は、外周縁部が不均一な厚みおよび縁線であり、かつ、透光性を有する和紙素材に開口部11を形成した和紙額縁1の背面側において、この和紙額縁1の外周縁部の内側に、透光性を有する裏打ち板2を止着する一方、
前記開口部11の縁部の舌片11aを背面側に折り返して、ポケット板体31に止着することによって、展示物を収容可能なポケット部3を形成するとともに、
このポケット部材3の背面には、光源41を収容した照明ボックス4を着脱自在に止着可能にして、
和紙額縁1を壁面に展示して光源41を点灯したとき、照明ボックス4の側面からの光を、前記裏打ち板2を透光させて和紙額縁1の表面を発光させるとともに、当該裏打ち板2の表面を反射させて展示壁面を照射可能にするという技術的手段を採用したことによって、発光和紙額縁を完成させた。

0012

また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、和紙額縁1の開口部11の縁部の舌片11aを背面側に折り返して、舌片11aに形成されたスリット11b内にポケット板体31に形成された凸部31aを挿通して止着するという技術的手段を採用することができる。

0013

更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、照明ボックス4の側面が透光性を有するようにするという技術的手段を採用することができる。

0014

更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、照明ボックス4の側面に孔部を形成するという技術的手段を採用することができる。

0015

更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ポケット部材3のポケット板体31に壁面止着手段31bを配設するという技術的手段を採用することができる。

発明の効果

0016

本発明は、外周縁部が不均一な厚みおよび縁線であり、かつ、透光性を有する和紙素材に開口部を形成した和紙額縁の背面側において、この和紙額縁の外周縁部の内側に、透光性を有する裏打ち板を止着する一方、前記開口部の縁部の舌片を背面側に折り返して、ポケット板体に止着することによって、展示物を収容可能なポケット部を形成するとともに、このポケット部材の背面には、光源を収容した照明ボックスを着脱自在に止着可能にしたことによって、
和紙額縁を壁面に展示して光源を点灯したとき、照明ボックスの側面からの光を、前記裏打ち板を透光させて和紙額縁の表面を発光させるとともに、当該裏打ち板の表面を反射させて展示壁面を照射することができる。

0017

したがって、本発明の発光和紙額縁によれば、裏打ち板を止着したことにより、和紙材料の低強度を克服して、素材の風合いを存分に表現することができる。特に、手漉き工程によって製造された和紙のような、外周縁部が不均一な厚みおよび縁線である手作り感の豊かな材料そのものを鑑賞して楽しむことができる。

0018

また、裏打ち板は透光とともに反射もするため、額縁の表面だけでなく設置壁面までも照らすことができ、和紙の厚みの濃淡や風合いを楽しむことができるとともに、壁面を間接照明的に照らすことによって、幻想的イメージを醸し出すこともできることから、産業上の利用価値は頗る大きい。

図面の簡単な説明

0019

本発明の実施形態の発光和紙額縁の構造を表わす分解斜視図である。
本発明の実施形態の発光和紙額縁の構造を表わす分解斜視図である。
本発明の実施形態の発光和紙額縁の構造を表わす斜視図である。
本発明の実施形態の発光和紙額縁の構造を表わす分解斜視図である。
本発明の実施形態の発光和紙額縁の使用状態を表わす側面図である。
本発明の実施形態の発光和紙額縁の変形例の構造を表わす斜視図である。

実施例

0020

本発明の実施形態を図1から図6に基づいて説明する。図中、符号1で指示するものは和紙額縁であり、符号2で指示するものは裏打ち板、符号3で指示するものはポケット部材、符号4で指示するものは照明ボックスである。

0021

しかして、本発明の発光和紙額縁を構成するにあっては、まず、和紙額縁1を構成する。この和紙額縁1に使用する和紙素材は、外周縁部が不均一な厚みおよび縁線であり、かつ、透光性を有するものを採用する。具体的には、コウゾミツマタガンピなどを原料として、手漉き工程によって製造されたものが風合いが良いために好ましい。

0022

次に、この和紙額縁1には開口部11を形成する。本実施形態では、中央部に略矩形の開口部11を一つ形成するが、複数の開口部11を形成することもできる。

0023

そして、この和紙額縁1の背面側において、この和紙額縁1の外周縁部の内側(本実施形態では外周縁部の内側約5〜10mmに沿うように)に、透光性を有する裏打ち板2を止着する(図1参照)。この裏打ち板2は所定の剛性ないし可撓性を有しており、アクリルポリカーボネートポリエチレンテレフタレートポリスチレンポリプロピレンポリエチレンなどの透明ないし半透明プラスチック材料を採用することが好ましい。

0024

なお、これら和紙額縁1および裏打ち板2の止着手段としては、透光性を阻害しない接着剤を使用して貼着することが好ましい。

0025

次いで、前記開口部11の縁部の舌片11aを背面側に折り返して、ポケット板体31に止着する(図2参照)。本実施形態では、舌片11aに形成されたスリット11b内にポケット板体31に形成された凸部31aを挿通することによって、和紙が破れ難く確実に止着することができる(図3参照)。

0026

こうして、展示物を収容可能なポケット部3を形成することができ、展示物を上側から差し入れて開口部11に露出させることができるとともに、舌片11aを背面側に折り返したことにより、正面から鑑賞した場合に、和紙が奥側に連続した一体感のある外観を呈することができる。この際、ポケット部3の角部に生じる隙間は目張り等で適宜閉塞して見栄えを向上させることができる。

0027

そして、ポケット部材3の背面には、光源41が収容された照明ボックス4を着脱自在に止着することができる(図4参照)。光源41には発光ダイオードLED)が採用できるほか、白熱電球を採用することもでき、設置する数量や位置、色は適宜選択することができる。また、電力電池商用電源などから供給することができる。

0028

また、ポケット部材3および照明ボックス4の着脱手段としては、使い勝手の観点から面ファスナを採用することが好ましいが、ホック粘着テープなどを採用することもできる。

0029

そして、和紙額縁1を壁面に展示して光源41を点灯したとき、照明ボックス4の側面からの光が、前記裏打ち板2を透光して和紙額縁1の表面を発光させるとともに、当該裏打ち板2の表面を反射して展示壁面を照射可能である(図5参照。図中の矢印が光の照射方向を表している)。

0030

このように照明ボックス4の側面から光を照射できるように、本実施形態では、照明ボックス4の材料自体に透光性のあるもの(アクリルやポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの透明ないし半透明のプラスチック材料など)を採用して、側面に透光性を付与したものであっても良いし、照明ボックス4自体の材料には透光性が無くても、側面に孔部を形成することによって、側面に透光性を付与したものであっても良い。

0031

なお、本実施形態では、図6に示すように、ポケット部材3のポケット板体31に壁面止着手段31bを配設することができ、例えば、壁面止着手段31bとして吸盤を採用して、窓ガラスに止着することによって、窓の外の日光を裏打ち板2に照射して、和紙額縁1の表面を発光させることもできる。

0032

本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、和紙額縁1の外周縁部の形状は略矩形のものに限らず、円形楕円形多角形異形のものにすることができ、適宜、この和紙額縁1の外周縁部の形状に合わせて、その内側に裏打ち板2を止着することができる。

0033

また、和紙額縁1に複数の開口部11を形成した場合には、それぞれにポケット部材3を設けることができ、照明ボックス4は個別あるいは全体を一つとして配設することもでき、これら何れのものも本発明の技術的範囲に属する。

0034

1 和紙額縁
11 開口部
11a舌片
11bスリット
2裏打ち板
3ポケット部材
31ポケット板体
31a 凸部
31b 壁面止着手段
4照明ボックス
41 光源

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