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技術 液体化粧料保持・供給用パッド

出願人 株式会社タイキ
発明者 西村宗十
出願日 2015年7月30日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2015-150332
公開日 2017年2月9日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2017-029268
状態 特許登録済
技術分野 粉未状化粧料用容器または付属品
主要キーワード ポリエーテル系ウレタンフォーム 線膨潤率 皿状容器 多孔質スポンジ 保持重量 化粧容器 使用開始直後 保持パッド
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

液体化粧料含浸・保持量が多く、かつ一旦含浸・保持した液体化粧料のうちの可能な限り多くの液体化粧料を、使用開始から終了にかけて均一に安定して化粧料塗布具転写させて供給するための液体化粧料保持・供給用パッドを得ること。

解決手段

密度が8,000〜45,000g/m3である不織布の表面に、多孔性シートを積層させてなる液体化粧料保持・供給用パッド。

概要

背景

液体化粧料を塗布する際に化粧品容器に組み込んで使用する、液体化粧料を含浸・保持し化粧料塗布具に供給するための基材として、網状型構造を有するポリエーテル系ウレタンフォームを採用することは特許文献1に記載されており、そのポリエーテル系ウレタンフォームは、液体化粧料を十分に含浸させることができ、液体化粧料含浸後も優れた耐久性及び安定性を維持しており、液体化粧料の使用感及び塗布感を増大させることができるとされている。

概要

液体化粧料の含浸・保持量が多く、かつ一旦含浸・保持した液体化粧料のうちの可能な限り多くの液体化粧料を、使用開始から終了にかけて均一に安定して化粧料塗布具に転写させて供給するための液体化粧料保持・供給用パッドを得ること。密度が8,000〜45,000g/m3である不織布の表面に、多孔性シートを積層させてなる液体化粧料保持・供給用パッド。なし

目的

本発明は、液体化粧料の含浸・保持量が多く、かつ一旦含浸・保持した液体化粧料のうちの可能な限り多くの液体化粧料を、使用開始から終了にかけて均一に安定して化粧料塗布具に転写させて供給するための液体化粧料保持・供給用パッドを得ることを課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

不織布の表面に、多孔性シートを積層させてなる液体化粧料保持・供給用パッド

請求項2

該多孔性シートがオレフィン系樹脂からなる請求項1に記載の液体化粧料保持・供給用パッド。

請求項3

該不織布を構成する繊維がPP/PE鞘芯構造を有する繊維である請求項1又は2に記載の液体化粧料保持・供給用パッド。

請求項4

該不織布は密度が8,000〜45,000g/m3の不織布である請求項1〜3のいずれかに記載の液体化粧料保持・供給用パッド。

技術分野

0001

本発明は、液体化粧料含浸・保持し、化粧料塗布具に液体化粧料を転写させて供給するためのパッドに関する。

背景技術

0002

液体化粧料を塗布する際に化粧品容器に組み込んで使用する、液体化粧料を含浸・保持し化粧料塗布具に供給するための基材として、網状型構造を有するポリエーテル系ウレタンフォームを採用することは特許文献1に記載されており、そのポリエーテル系ウレタンフォームは、液体化粧料を十分に含浸させることができ、液体化粧料含浸後も優れた耐久性及び安定性を維持しており、液体化粧料の使用感及び塗布感を増大させることができるとされている。

先行技術

0003

特表2013−530252号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記の背景技術に記載されているように、パフ等の化粧料塗布具に液体化粧料を転写させて供給し肌に塗布するための、液体化粧料を含浸・保持するポリエーテル系ウレタンフォームは知られているが、液体化粧料を含浸・保持させたポリエーテル系ウレタンフォームは耐久性・安定性に優れ、さらにこれを使用し化粧料塗布具に液体化粧料を転写させて供給し化粧した際の使用感及び塗布感に優れるとされるに留まる。そして、さらに化粧料塗布具に液体化粧料を転写させて供給する機能性、すなわち液体化粧料の含浸量の変化や化粧料塗布具での塗布可能回数等、保存による膨潤劣化、残存する化粧料をより削減することについて何ら考慮していない。
本発明は、液体化粧料の含浸・保持量が多く、かつ一旦含浸・保持した液体化粧料のうちの可能な限り多くの液体化粧料を、使用開始から終了にかけて均一に安定して化粧料塗布具に転写させて供給するための液体化粧料保持・供給用パッドを得ることを課題とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明において、上記課題を解決するための手段は、以下の通りである。
1.不織布の表面に、多孔性シートを積層させてなる液体化粧料保持・供給用パッド。
2.該多孔性シートがオレフィン系樹脂からなる1に記載の液体化粧料保持・供給用パッド。
3.該不織布を構成する繊維がPP/PE鞘芯構造を有する繊維である1又は2に記載の液体化粧料保持・供給用パッド。
4.該不織布は密度が8,000〜45,000g/m3の不織布である1〜3のいずれかに記載の液体化粧料保持・供給用パッド。

発明の効果

0006

本発明によれば、液体化粧料のより多くの量を含浸・保持させることができ、化粧料塗布具を介して一旦含浸・保持した液体化粧料を使用開始から終了にかけてより軽い力で使用でき、かつ均一に安定して肌に塗布することができる。また液体化粧料を含浸・保持した状態から使用につれてその含浸量が減少しても、液体化粧料保持・供給用パッドは膨潤せず、その体積変化が少ないので、容器内に確実に収納でき、かつ劣化を防止できると共に使用後に残存する化粧料を削減できるという利点もある。

0007

(不織布)
本発明にて使用する不織布は、PET等のポリエステルや、ポリエチレンポリプロピレン等のポリオレフィンからなる繊維のものを採用することができる。本発明にて使用される不織布としては、不織布を構成する繊維自体が吸水性を有しないものの方が好ましい。
なかでも、PP/PE鞘芯構造を有する繊維からなる不織布を採用することにより、シート積層強度を維持することができる。このPP/PE鞘芯構造は、ポリエチレンを芯とし、そのポリエチレンの周囲にポリプロピレンをとして被覆してなる構造である。
不織布の密度は8,000〜45,000g/m3が好ましく、さらに10,000〜45,000g/m3が好ましい。また不織布の厚みは3〜40mmが好ましい。この範囲であれば、液体化粧料を適切に含浸・保持し、化粧料塗布具に対して適切に供給できる。このときの液体化粧料の供給とは、液体化粧料が含浸・保持された本発明の液体化粧料保持・供給用パッドに化粧料塗布具を接触・押圧して、液体化粧料保持・供給用パッドから化粧料塗布具に液体化粧料が転写し、化粧料塗布具に液体化粧料が付着・含浸されることである。不織布の密度が8,000g/m3未満である場合には、液体化粧料保持・供給用パッドに十分な厚みが得られず、化粧料の保持性が悪化し、45,000g/m3を超える場合には、液体化粧料保持・供給用パッドが厚くなりすぎて、化粧料の吐き出し性が悪化する傾向にある。

0008

(多孔性シート)
本発明にて使用する多孔性シートとしては、不織布ではない公知の多孔性ネット又は多孔性フィルムと称する表面から裏面への貫通孔を有する多孔性シートを使用することができる。なかでもポリエステル樹脂、(メタアクリル樹脂ポリエチレン樹脂ポリプロピレン樹脂オレフィン樹脂からなる吸水性を有さない多孔性シートを使用することが好ましい。そして、この多孔性シートに化粧用塗布具を押し当て液体化粧料を転写させて使用することにより、使用開始から終了までの間、化粧料塗布具に転写される液体化粧料の量にムラが発生せず、肌に対して均一に安定して液体化粧料を塗布することができる。
この多孔性シートを使用しないと化粧料塗布具に転写される液体化粧料の量にムラが発生することになり、特に使用開始直後において化粧料塗布具に対し過剰に液体化粧料を供給する傾向を示すこととなる。
多孔性シートの多孔度としては、10〜100メッシュインチが好ましい。多孔度が低すぎると、液体化粧料を取る際に、不織布から適切な量の液体化粧料を化粧料塗布具に供給することが困難である。多孔度が高すぎると、一度に供給する液体化粧料の量が多くなりすぎてしまい、化粧を適切に行うことが困難になる。
また、多孔性シートの厚さは、化粧料を適切な量となるように化粧料塗布具表面に供給できる範囲の厚さであることが好ましい。このような厚さとしては、多孔度にもよるが、1.0〜500μmである。
このような多孔性シートを不織布の表面に積層させる手段としては、樹脂の積層に関する公知の手段を採用でき、例えば、部分的に接着溶着する手段を採用できる。

0009

(液体化粧料)
本発明の液体化粧料保持・供給用パッドには、水性及び油性のいずれの液体化粧料を含浸させても良い。ただ、液体化粧料保持・供給用パッドに液体化粧料を含浸させて化粧品容器内に収納したとき、そのパッド表面から化粧料塗布具に転写することができ、肌に対して塗布することができる液体化粧料であることが必要である。

0010

使用方法
本発明の液体化粧料保持・供給用パッドは、化粧品容器に装着するなどして、液体化粧料をスポンジ等に吸収させてなる従来のパッドと特に変わらない方法で使用できる。
本発明の液体化粧料保持・供給用パッドの多孔性シートを積層させてなる側の面を、化粧料塗布具により押圧して、液体化粧料の適当量を化粧料塗布具に転写させる。
そして液体化粧料が転写された化粧料塗布具を、肌にある程度の力で押さえながら接触させて塗り拡げることによって目的とする化粧を行う。

0011

本発明の液体化粧料保持・供給用パッドと比較例のパッドを皿状容器に装着し、それらのパッドに液体化粧料を含浸・保持させた。
次に、液体化粧料を含浸・保持させた各パッドの表面に化粧料塗布具を押し当てて化粧料塗布具に液体化粧料を転写した。
そして、この液体化粧料を転写した化粧料塗布具の塗布面を、別に用意した不織布の表面に押し当てるという動作を繰り返して液体化粧料の塗布試験を行った。
下記表1〜4において、「不織布」とは、多孔性シートを積層させていない本発明と同様の不織布のみからなるパッドを使用した例であり、「不織布+多孔性シート」とは、本発明のパッドを使用した例であり、「NBR」とは、合成ゴムNBRの多孔質スポンジからなるパッドを使用した例である。
なお、不織布としては、PP/PE鞘芯構造を有する繊維 20D 100% 390g/m2のものを使用した。

0012

本実施例で使用する各パッドの乾燥時のサイズを測定した。そして、測定したサイズから各パッドの容積を算出した。この結果を表1に示す。

0013

各パッドを皿状容器(直径60mm×高さ5mm)に装着してパッド装着皿状容器の重量を測定した。次に、各皿状容器に装着したこれらのパッドに液体化粧料(資生堂製「インテグレートミネラルウオータリーファンデーション」)を含浸・保持させて、液体化粧料含浸・保持パッド装着皿状容器の重量を測定した。なお、パッドに液体化粧料を含浸・保持させる際には、皿状容器に装着したパッドに液体化粧料を徐々に染み込ませ、パッドを軽く押さえて液体化粧料が滲み出る状態になるまで含浸・保持させる操作を行った。
そして、パッド装着皿状容器重量と液体化粧料含浸・保持パッド装着皿状容器重量とからパッド液体化粧料含浸・保持重量を算出し、パッド液体化粧料含浸・保持重量と乾燥時パッド容積とからパッド容積当たり液体化粧料含浸・保持重量を算出した。これらの結果を表2に示す。

0014

0015

これらの結果、スポンジ系のパッドで最も液体化粧料の含浸・保持量が多いことを確認していたNBRパッドよりも不織布を使用したパッドの方が液体化粧料の含浸・保持量の多いことがわかった。そして、不織布の表面に多孔性シートを積層させたパッドの方が、その積層時に若干加圧されるので、単位体積当たりの保持量が増加することを反映して、不織布のみのパッドより液体化粧料の含浸・保持量の多いこともわかった。

0016

これらの皿状容器に装着して液体化粧料を含浸・保持させたパッドについて、化粧料塗布具による連続塗布による評価を行った。
具体的には、液体化粧料を含浸・保持させた各パッドに化粧料塗布具の塗布面を1回押し当てて、化粧料塗布具の塗布面に液体化粧料を転写させた後、別に用意した不織布の表面に液体化粧料を転写させた化粧料塗布具の塗布面を軽い力で押し当てた。この一連の操作を1回とカウントして、不織布の表面に液体化粧料が塗布できなくなる(塗布終了)までこの一連の操作を繰り返した。
塗布終了後、液体化粧料が残存するパッド装着皿状容器の重量(液体化粧料塗布終了後パッド装着皿状容器重量)を測定した。そして、液体化粧料含浸・保持パッド装着皿状容器重量と液体化粧料塗布終了後パッド装着皿状容器重量とからパッド液体化粧料供給重量を算出し、パッド液体化粧料供給重量とパッド液体化粧料含浸・保持重量とからパッド液体化粧料供給率を算出した。これらの結果を表3に示す。

0017

0018

また、パッド液体化粧料含浸・保持重量とパッド液体化粧料供給重量とからパッド液体化粧料残存率を算出した。これらの結果を表4に示す。

0019

0020

これらの結果、NBRパッドよりも不織布を使用したパッドの方が液体化粧料の供給率が遥かに高く、また液体化粧料の残存率が遥かに低かった。
また、本実験における、塗布終了までの操作回数を測定した結果を表5に示す。

0021

0022

これらの結果、NBRパッドよりも不織布を使用したパッドの方が持続して液体化粧料を供給できることがわかった。そして、不織布を使用したパッドよりも、不織布の表面に多孔性シートを積層させたパッドの方が不織布のみのパッドより塗布終了までの操作回数が多いことから、持続性が優れ、かつ均一に安定して供給できることがわかった。

0023

さらに、各パッドの形状変化を確認する目的で、塗布終了後の各パッドのサイズを測定して、乾燥時パッドサイズと塗布終了後パッドサイズとから各パッドの線膨潤率を算出した。

0024

※線膨潤率はタテ及びヨコのサイズで算出した。厚みのサイズは考慮していない。

実施例

0025

これらの結果、NBRパッドよりも不織布を使用したパッドの方が遥かに線膨潤率の低いことがわかった。そして、不織布の表面に多孔性シートを積層させたパッドの方が、不織布の膨潤を多孔性シートが規制することもあり、不織布のみのパッドより線膨潤率の低いことがわかった。ここで線膨潤率が低いということはパッド自体の変形が少ないことを意味するので、保存時の変形・劣化防止という面でも優れていることがわかる。
上記した液体化粧料の塗布試験の結果、本発明の液体化粧料保持・供給用パッドは、不織布を使用することにより、スポンジ系のパッドより高い含浸・保持能を有するとともに液体化粧料の高い供給能を有しており、さらに不織布の表面に多孔性シートを積層することにより、不織布のみのパッドより液体化粧料を均一に安定して供給することができると共にパッド自体の変形や劣化が少ないという特徴を有することがわかった。
したがって、本発明の液体化粧料保持・供給用パッドは、化粧容器等に装着して液体化粧料を含浸・保持させる基材として安定的かつより多くの量の化粧料を供給でき、かつ保存によっても膨潤や劣化することなく、化粧容器内に確実に保持される点において有用である。

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