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技術 電子装置及び車両診断システム

出願人 株式会社デンソー
発明者 紅林毅
出願日 2015年7月24日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2015-146654
公開日 2017年2月2日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2017-027437
状態 特許登録済
技術分野 車両用電気・流体回路 情報転送方式 メモリシステム
主要キーワード データ単位数 総データ数 出力データ数 読出開始位置 ダイアグデータ 外部ツール 丸数字 車両診断システム
関連する未来課題
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図面 (12)

課題

記憶している連続データを外部装置に出力する場合に、データの整合性を確実に確保する。

解決手段

CPU5は、連続データを構成するデータを中間バッファ8に書込んでから、当該中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4へ順に出力する場合に、当該データを外部ツール3が外部I/F部4から読出すよりも所定時間だけ先行して実行する。これにより、外部ツール3は、データの整合性を確保した状態で連続データを確実に読出すことができる。

概要

背景

電子装置において、処理部によりデータをメモリ書込むと同時に、そのデータを他の処理部から読出す場合は、両方の処理部からアクセス可能ユニファイドメモリを設けることが行われている(特許文献1参照)。

概要

記憶している連続データを外部装置に出力する場合に、データの整合性を確実に確保する。CPU5は、連続データを構成するデータを中間バッファ8に書込んでから、当該中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4へ順に出力する場合に、当該データを外部ツール3が外部I/F部4から読出すよりも所定時間だけ先行して実行する。これにより、外部ツール3は、データの整合性を確保した状態で連続データを確実に読出すことができる。

目的

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、記憶している連続データを外部装置に出力する場合に、データの整合性を確実に確保することができる電子装置及び車両診断システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

一または複数のデータ単位から構成されたデータが連続した連続データを記憶した記憶手段(7)と、所定数の前記データ単位を書込み可能な中間記憶手段(8)と、前記中間記憶手段に書込まれた前記データ単位を記憶可能に設けられ、記憶した前記データ単位を外部装置が順に読出す出力手段(4)と、前記外部装置からの読出命令に応じて、所定数の前記データ単位を前記記憶手段から一度に読出して前記中間記憶手段に書込んでから、当該中間記憶手段に書込んだ前記データ単位を前記出力手段に順に出力する制御手段(5)と、備え、前記制御手段は、前記データ単位を前記出力手段に出力する場合は、当該データ単位を前記外部装置が読出すよりも先行して実行することを特徴とする電子装置

請求項2

前記制御手段は、前記中間記憶手段に書込んだ前記データを構成するデータ単位の全てを前記出力手段に出力してから次の所定数の前記データ単位を前記記憶手段から一度に読出して前記中間記憶手段に書込むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。

請求項3

前記中間記憶手段に書込み可能なデータ単位数は、整合性が必要なデータ単位数に基づいて設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。

請求項4

前記データを構成するデータ単位数は全て同一であり、前記記憶手段には、前記データを構成するデータ単位数毎のアドレスに前記データが順に記憶され、前記中間記憶手段に書込み可能なデータ単位数は、前記データを構成するデータ単位数に設定され、前記制御手段は、前記記憶手段における前記データを構成するデータ単位数毎のアドレスから当該データ単位数の前記データ単位を一度に読出して前記中間記憶手段に書込むことを特徴とする請求項3に記載の電子装置。

請求項5

前記データを構成するデータ単位数は全て同一ではなく、前記記憶手段には、前記データを構成する最大のデータ単位数毎のアドレスに前記データが順に記憶され、前記中間記憶手段に書込み可能なデータ単位数は、前記最大のデータ単位数に設定され、前記制御手段は、前記記憶手段における前記最大のデータ単位数毎のアドレスから当該データ単位数の前記データ単位を一度に読出して前記中間記憶手段に書込むことを特徴とする請求項3に記載の電子装置。

請求項6

前記データを構成するデータ単位数は全て同一ではなく、前記記憶手段には、前記データを構成するデータ単位数の倍数となるアドレスに前記データが順に記憶され、前記中間記憶手段に書込み可能なデータ単位数は、前記データを構成するデータ単位数の最小公倍数に設定され、前記制御手段は、前記記憶手段における前記最小公倍数毎のアドレスから当該最小公倍数の前記データ単位を一度に読出して前記中間記憶手段に書込むことを特徴とする請求項3に記載の電子装置。

請求項7

請求項1から6のいずれか一項に記載の電子装置は、車両に搭載されて所定の制御対象を制御する電子制御装置であり、前記外部装置は、前記電子制御装置を診断する診断装置であることを特徴とする車両診断システム

技術分野

0001

本発明は、記憶している連続データを外部装置出力可能電子装置及び車両診断システムに関する。

背景技術

0002

電子装置において、処理部によりデータをメモリ書込むと同時に、そのデータを他の処理部から読出す場合は、両方の処理部からアクセス可能ユニファイドメモリを設けることが行われている(特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2001−22638号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、電子装置のメモリに記憶された連続データを外部装置に出力する場合は、ユニファイドメモリに相当する外部インターフェース部を設け、連続データを構成する各データを外部インターフェース部に出力すると同時に、当該データを外部装置が外部インターフェース部から読出すようにしている。この場合、外部インターフェース部へのデータの出力と、外部装置による外部インターフェース部からのデータの読出しとが非同期である場合は、大量の連続データ(1〜2Kバイト)を外部装置が読出す際に、以下の懸念が発生する。

0005

(1)連続データを一気に外部装置に出力しようとした場合、大量の中間バッファ(1〜2Kバイト)が必要となると共に、中間バッファが介在することにより処理時間も長くなる。
(2)外部装置が非同期でデータを読出す場合、データの整合性が確保できなくなる。例えばデータの上位バイト下位バイトが異なるタイミングのデータとなることで正しい値が読出せなくなる。

0006

具体的には、外部インターフェース部に書込まれるデータ(例えば4バイト)が図11に示すA→B→Cの順に更新されている最中に、外部装置がデータの読出しを非同期で実施すると、例えば丸数字の1,2で示す1バイト目と2バイト目はAのデータから読出し、丸数字の3,4で示す3バイト目と4バイト目はそれぞれB,Cのデータから読出すことがあり、このような場合には、Dのデータのように複数のデータが混在した誤ったデータとなってしまう。

0007

特に、データが不動小数点数の場合に診断ツール車両用ECUに記憶された連続データを読出して解析するときは、A,B,Cで指数部が同じであれば、DはA,B,Cと比較的近い値となりデータ解析に支障を生じないものの、指数部が異なる場合は全く異なる値となってしまいデータ解析に支障を生じる。

0008

例えば、X=9.55×103、Y=1.11×104として、Xから指数部を、Yから仮数部を読出したとすると、読出したデータは1.11×103となり、X,Yと比べて極端に小さい値となってしまう。

0009

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、記憶している連続データを外部装置に出力する場合に、データの整合性を確実に確保することができる電子装置及び車両診断システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

請求項1の発明によれば、制御手段は、記憶手段から所定数データ単位を一度に読出して中間記憶手段に書込んでから、中間記憶手段に書込んだデータ単位を出力手段に順に出力する。このとき、制御手段は、データ単位を出力手段へ出力する場合は、当該データ単位を外部装置が出力手段から読出すよりも先行して実行するので、外部装置は、データの整合性を確保しながら連続データを読出すことができる。

図面の簡単な説明

0011

第1実施形態における全体構成を概略的に示すブロック図
データを示す図
データの転送状態を説明するための図
データ出力処理を示すフローチャート
第2実施形態におけるデータを示す図
データの転送状態を説明するための図
データ出力処理を示すフローチャート
第3実施形態におけるデータを示す図
データの転送状態を説明するための図
データ出力処理を示すフローチャート
従来技術におけるデータの転送状態を説明するための図

実施例

0012

(第1実施形態)
以下、本発明を車両診断システムに適用した第1実施形態について図1から図4を参照して説明する。
図1に示すように、車両にはエンジンECU(Electronic Control Unit)、ブレーキECU等を含む各種ECU1(電子装置)が搭載されている。ECU1は、マイクロコンピュータ(以下、マイコン)2と、このマイコン2が他のECU1、或いは外部ツール3(外部装置)とデータ通信を行うための外部インターフェース部(以下、外部I/F部)4(出力手段)とを備えて構成されている。

0013

マイコン2はCPU5(制御手段)とメモリ6とから構成されており、CPU5は、メモリ6に記憶されているプログラムに従って各種処理を実行する。メモリ6は、外部ツール3が読出対象とする読出対象メモリ7を含んで構成されている。

0014

外部ツール3は診断装置であり、ECU1の外部I/F部4と直接、或いは図示しないネットワークを介してアクセス可能となっている。外部ツール3は、ECU1の外部I/F部4にアクセスした状態で読出対象メモリ7(記憶手段)に記憶されている連続データを読出可能となっている。この連続データはECU1が電源投入状態で定期的に収集したダイアグデータであり、ECU1の制御対象である各種アクチュエータ動作状態検出対象である各種センサ検出状態等を示すデータである。

0015

本実施形態では、読出対象メモリ7に記憶されているデータは4バイトデータであり、4つの1バイトデータ(データ単位)から構成されている。外部ツール3がECU1から連続データを読出す場合は、データの整合性を確保した状態で外部I/F部4から読出す必要がある。この場合、整合性とは、データに他のデータを構成するデータ単位が混在しないことを意味している。

0016

このようなデータの整合性を確保するために、メモリ6には中間バッファ8(中間記憶手段)が設けられている。中間バッファ8は通常のメモリよりも高速でデータの書込み及び読出しが可能なメモリで、読出対象メモリ7から読出したデータを一時的に記憶するものである。つまり、外部ツール3は、連続データの読出時間の短縮のために外部I/F部4から高速でデータを読出すことから、その読出速度に対応するために通常のメモリよりも高速でデータの書込み及び読出しが可能な中間バッファ8を設けているのである。

0017

CPU5は、データを外部ツール3に出力する場合は、中間バッファ8にデータを構成するデータ単位を一度に書込んでから、中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4に順に出力する。一方、外部ツール3は、データを読出す場合は、外部I/F部4に記憶されているデータ単位を順に読出す。

0018

ここで、CPU5は、中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4に出力する場合は、当該データ単位を外部ツール3が読出すよりも所定時間だけ先行して実行するようになっている。換言すれば、外部ツール3は、外部I/F部4にデータ単位が出力されたタイミングから所定時間だけ遅れたタイミングで当該データ単位を読出すようになっている。このように本発明は、外部I/F部4へのデータ単位の出力動作と、外部I/F部4からのデータ単位の読出動作とが所定時間だけずれた時間差を伴って行われることを特徴とする。

0019

次に、上記構成の作用について説明する。
ECU1のCPU5は、電源の投入状態では、ECU1の制御動作に関するデータを定期的に収集して読出対象メモリ7の読出開始位置から順に記憶している。
読出対象メモリ7には、連続データとして、図2に丸数字の1〜4(4バイトデータ)、5〜8(4バイトデータ)、9〜12(4バイトデータ)……で示すデータが読出開始位置から順に記憶されているものとする。この場合、データの整合性を確保する必要があるデータ単位数は各データを構成するデータ単位数である4となるので、中間バッファ8に書込み可能なデータ単位数は4となる。

0020

さて、ユーザは、車両に異常が発生したり、車両の定期検査時期となった場合は、車両をディーラー或いは整備工場に持込んで点検する。作業者は、ECU1の動作を点検する場合は、ECU1への電源投入状態で外部ツール3をECU1にアクセス可能に接続する。これにより、ECU1は、外部ツール3からの読出命令受信可能な待機状態となるので、作業者は、外部ツール3に対して読出操作を行う。

0021

外部ツール3は、読出操作が行われた場合は、ECU1に対して読出命令を送信する。
CPU5は、外部ツール3から読出命令を受信すると、まず、連続データを構成するデータ数を示す総データ数を外部ツール3へ出力する。

0022

次に、図4に示すデータ出力動作を実行する。このデータ出力動作では、読出対象メモリ7の読出開始位置に記憶されているデータ(丸数字の1〜4で示すデータ)を構成する4つのデータ単位を一度に読出して中間バッファ8に書込んでから(S101)、中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4へ出力する(S102)。このとき、CPU5は、中間バッファ8に書込んだデータ単位の全てを外部I/F部4に一度に出力するのではなく、データを構成するデータ単位を外部I/F部4に順に出力する。この場合、中間バッファ8の1番目の記憶領域に書込んだデータ単位を外部I/F部4の1番目の記憶領域に出力し、2番目の記憶領域に書込んだデータ単位を外部I/F部4の2番目の記憶領域に出力し、3番目の記憶領域に書込んだデータ単位を外部I/F部4の3番目の記憶領域に出力し、4番目の記憶領域に書込んだデータ単位を外部I/F部4の4番目の記憶領域に出力する。

0023

一方、外部ツール3は、上述のようにECU1に対して読出命令を出力すると、所定時間だけ待機してから外部I/F部4にアクセスしてデータ単位を1番目の記憶領域から4番目の記憶領域まで順に読出す。

0024

ここで、CPU5は、データ単位を外部I/F部4へ出力する場合は、当該データ単位を外部ツール3が外部I/F部4から読出すよりも所定時間だけ先行して実行する。つまり、外部ツール3は、外部I/F部4にデータ単位が記憶されたタイミングから所定時間だけ遅れたタイミングで当該データを外部I/F部4から読出す。

0025

CPU5は、上述のようにして中間バッファ8から外部I/F部4へデータ単位の全てを出力すると、出力データ数インクリメントしてから(S103)、出力データ数=総データ数かを判定する(S104)。この場合、出力データ数は総データ数に達していないことから(S104:NO)、ステップS101へ移行し、次のデータ(丸数字の5〜8で示すデータ)を構成するデータ単位を読出対象メモリ7から一度に読出して中間バッファ8に書込んでから、中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4に順に出力する動作を繰返す。

0026

一方、外部ツール3は、外部I/F部4にデータ単位が記憶されたタイミングから所定時間だけ遅れたタイミングで当該データを外部I/F部4から読出す動作を繰返す。
以上のようにして、外部I/F部4へのデータ単位の出力動作と、外部I/F部4からのデータの読出動作とが所定時間だけずれた時間差を伴って行われることにより、外部ツール3は、データの整合性を確保した状態で連続データを読出すことができる。

0027

そして、CPU5は、出力データ数が総データ数に達すると(S104:YES)、データ出力処理を終了する。
一方、外部ツール3は、読出データ数が総データ数に達すると、読出動作を終了する。

0028

このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
CPU5は、読出対象メモリ7に記憶されているデータを構成する数のデータ単位を一度に読込んで中間バッファ8に書込んでから、中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4へ出力する場合に、当該データを外部ツール3が外部I/F部4から読出すよりも所定時間だけ先行して実行するので、外部ツール3は、データの整合性を確保した状態で連続データを確実に読出すことができる。

0029

中間バッファ8に書込んだデータ単位の全てを外部I/F部4へ出力してから次のデータを構成するデータ単位を中間バッファ8に書込むので、データに他のデータのデータ単位が混在してしまうことを確実に防止することができる。
中間バッファ8に書込み可能なデータ単位数を、データを構成するデータ単位数に設定したので、中間バッファ8の記憶容量を抑制することができる。

0030

(第2実施形態)
第2実施形態について図5から図7を参照して説明する。第1実施形態では、データを構成するデータ単位数は全て同一であったが、第2実施形態では、データを構成するデータ単位数が同一でないことを特徴とする。

0031

読出対象メモリ7には、連続データとして、図5に丸数字の1(1バイトデータ)、2〜5(4バイトデータ)、6,7(2バイトデータ)、8〜11(4バイトデータ)、12,13(2バイトデータ)……で示すデータが読出開始位置から順に記憶されているものとする。この場合、データの整合性を確保する必要があるデータ単位数は各データを構成する最大のデータ単位数である4となるので、中間バッファ8に書込み可能なデータ単位数は4となる。

0032

CPU5は、外部ツール3から読出命令を受信すると、まず、連続データを構成する各データのデータ単位数を示すデータ情報及び総データ数を外部ツール3に出力する。データ情報はデータを構成するデータ単位数を示すもので、図5に示す例では、1、4、2、4、2……となる。

0033

次に、図7に示すデータ出力処理を実行する。尚、実行開始時は、後述する出力データ単位数には0が設定されているものとする。CPU5は、読出対象メモリ7から読出開始位置のデータを構成する最大数である4つのデータ単位を読出して中間バッファ8に書込んでから(S201)、データを構成するデータ単位数を有効データ単位数に設定する(S202)。この場合、読出開始位置のデータを構成するデータ単位数は1であるから、有効データ単位数は1となる。

0034

次に、中間バッファ8の1番目の記憶領域に記憶しているデータ単位を外部I/F部4の1番目の記憶領域に出力する(S203)。この場合、中間バッファ8の1番目の記憶領域に記憶されているデータ単位は図6に丸数字の1で示すデータであることから、当該データ単位を外部I/F部4の1番目の記憶領域に出力する。

0035

一方、外部ツール3は、ECU1から受信したデータ情報に基づいて読出開始位置のデータ単位数は1であることを特定するので、外部I/F部4の1番目の記憶領域のみからデータ単位を読出す。これにより、外部ツール3は、読出対象メモリ7の読出開始位置に記憶されている1バイトのデータを読出すことができる。

0036

次にCPU5は、出力データ単位数をインクリメントしてから(S204)、出力データ単位数=有効データ単位数かを判定する(S205)。この場合、出力データ単位数及び有効データ単位数は1であることから(S205:YES)、出力データ単位数に0を設定する(S206)。

0037

次に、出力データ数をインクリメントしてから(S207)、出力データ数=総データ数かを判定し(S208)、出力データ数は総データ数に達していないことから(S208:NO)、次のデータ(図6に丸印で示す2〜5のデータ単位)を一度に読出して中間バッファ8に書込む(S201)。

0038

次に、有効データ単位数を4に設定してから(S202)、中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4に出力してから(S203)、出力データ数をインクリメントし(S204)、出力データ単位数が有効データ単位数に達しないときは(S205:NO)、S203へ移行することにより上記動作を繰返す。そして、4番目のデータ単位を外部I/F部4に出力することにより出力データ単位数が有効データ単位数に達すると(S205:YES)、出力データ単位数を0としてから(S206)、出力データ数をインクリメントする(S207)。

0039

一方、外部ツール3は、データ情報に基づいて外部I/F部4からデータ単位を読出す記憶領域を特定し、当該記憶領域からデータ単位を順に読出すことで、データを読出すことができる。

0040

以上のような動作をECU1及び外部ツール3が繰返すことで、外部ツール3は、ECU1に記憶されている連続データを読出すことができる。
そして、CPU5は、出力データ数が総データに達したときは(S208:YES)、データ出力処理を終了する。

0041

このような実施形態によれば、CPU5は、読出対象メモリ7の最大のデータ単位数毎のアドレスから当該最大のデータ単位数のデータ単位を一度に読出して中間バッファ8に書込むので、データを構成するデータ単位数が同一でない場合であっても、外部ツール3は、データの整合性を確保した状態で連続データを確実に読出すことができる。

0042

(第3実施形態)
第3実施形態について図8から図10を参照して説明する。第2実施形態では、読出対象メモリ7に記憶されているデータのサイズに拘らず一つのデータのみを中間バッファ8に書込んでおり、中間バッファ8の記憶領域の利用効率が低い。そこで、本実施形態では、複数のデータを中間バッファ8に一度に書込み可能としたことを特徴とする。

0043

読出対象メモリ7には、連続データとして、図8に丸数字の1(1バイトデータ)、2〜5(4バイトデータ)、6(1バイトデータ)、7,8(2バイトデータ)、9〜12(4バイトデータ)……で示すデータが順に記憶されているものとする。この場合、データの整合性を確保する必要があるデータ単位数は各データを構成するデータ単位数の最小公倍数である4となるので、中間バッファ8に書込み可能なデータ単位数は4となる。尚、読出開始位置は、最初の4バイトデータのアドレスに設定されている。

0044

ここで、各データは、当該データを構成するデータ単位数の倍数となるアドレスに記憶されている。即ち、丸数字の1,6,7(1バイト)で示すデータは1の倍数(任意)のアドレス、丸数字の8,9(2バイト)で示すデータは2の倍数のアドレス、丸数字の2〜5、10〜13(4バイト)で示すデータは、4の倍数のアドレスに記憶されている。

0045

さて、CPU5は、外部ツール3から読出命令を受信した場合は、まず、データ情報及び総データ数を外部ツール3に出力する。データ情報には、中間バッファ8に一度に書込まれる各データを構成するデータ単位数が含まれている。また、ここでいう総データ数とは、4バイトを1データとした時のデータ数のことである。

0046

次に、図10に示すデータ出力処理を実行する。このデータ出力処理では、読出開始位置の直前における4の倍数のアドレスからデータを構成する最大数である4つのデータ単位を一度に読出して中間バッファ8に書込む(S301)。この場合、丸数字の1で示すデータを含む4バイトが該当するので、当該4バイトを中間バッファ8に書込むことになる。

0047

次に、中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4へ出力する(S302)。この場合、中間バッファ8に書込んだデータ単位の読出アドレスを4で割った余りの位置に該当する記憶領域に記憶されているデータ単位を外部I/F部4の対応する記憶領域に出力する。つまり、丸数字の1で示すデータは読出開始位置の一つ前のアドレスに記憶されており、当該データが記憶されているアドレスは4の倍数に3を加算したアドレスとなることから、当該アドレスを4で割った余りは3となる。4の倍数のアドレスを4で割った余りは0となり、その場合は中間バッファ8の1番目の記憶領域となることから、余りが3の場合は、4番目の記憶領域となる。従って、CPU5は、中間バッファ8の4番目の記憶領域からデータ単位を読出して外部I/F部4の4番目の記憶領域へ出力する。尚、読出開始位置の前に例えば2バイトのデータが記憶されている場合は、外部I/F部4の3番目と4番目の記憶領域にデータ単位を出力することになる。

0048

一方、外部ツール3は、データ情報に基づいて最初のデータは1つのデータ単位であることを特定し、当該データ単位を外部I/F部4の4番目の記憶領域から読出す。
次にCPU5は、読出アドレスを読出開始位置に設定してから(S303)、読出アドレスが4の倍数かを判定する(S304)。この場合、読出アドレスは4の倍数であるので(S304:YES)、4バイト(4つ分のデータ単位)のデータを読出して中間バッファ8に書込む(S306)。

0049

次に、中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4へ出力する(S307)。つまり、中間バッファ8に書込んだデータ単位の読出アドレスを4で割った余りの位置のデータ単位を外部I/F部4の対応する記憶領域に出力する。

0050

次に、読出アドレスをインクリメントすると共に(S308)、出力データ数をインクリメントしてから(S309)、出力データ数=総データ数かを判定する(S310)。この場合、出力データ数は総データ数に達していないので(S310:NO)、ステップS304へ移行し、読出アドレス=4の倍数かを判定する(S304)。この場合、読出アドレスは4の倍数でないので(S304:NO)、読出アドレスをインクリメントしてから(S305)、ステップS304へ移行して上記動作を繰返し、読出アドレスが4の倍数に達した場合は(S304:YES)、4つのデータ単位を一度に読出して中間バッファ8に書込む(S306)。

0051

次に、中間バッファ8に書込んだデータ単位を外部I/F部4へ出力し(S307)、読出アドレスをインクリメントしてから(S308)、出力データ数をインクリメントする(S309)。

0052

以上の動作により、4の倍数のアドレスに記憶されている4つ分のデータ単位が外部I/F部4に順に出力される。
一方、外部ツール3は、データ情報に基づいて外部I/F部4からデータ単位を読出す記憶領域を特定し、当該記憶領域からデータ単位を順に読出すことで、データを読出すことができる。

0053

以上のような動作をECU1及び外部ツール3が繰返すことで、外部ツール3は、ECU1に記憶されている連続データを読出すことができる。
そして、CPU5は、出力データ数が総データに達したときは(S310:YES)、データ出力処理を終了する。

0054

このような実施形態によれば、CPU5は、読出対象メモリ7に記憶されているデータを構成するデータ単位数の最小公倍数のアドレスから当該最小公倍数のデータ単位を一度に読出して中間バッファ8に書込むので、データを構成するデータ単位数が全て同一でない場合であっても、外部ツール3は、データの整合性を確保した状態で連続データを確実に読出すことができる。

0055

複数のデータを一度に読出して中間バッファ8に書込むことにより中間バッファ8の利用効率を高めることができるので、外部ツール3による連続データの読出時間の短縮を図ることができる。

0056

(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
上記各実施形態では、CPU5は、中間バッファ8から外部I/F部へデータ単位を出力する場合は、当該データ単位を外部ツール3が外部I/F部4から読出す直前に実行しているが、外部ツール3が前回のデータ単位を読出してから今回のデータ単位を読出すまでの期間であれば、任意のタイミングでデータ単位を外部I/F部4へ出力することができる。

0057

第2実施形態及び第3実施形態では、CPU5は、データ出力処理を実行する際にデータを構成するデータ単位数を示す情報を外部ツール3に予め送信していたが、中間バッファ8にデータを書込む際にデータ単位を書込まない記憶領域が発生する場合は、当該記憶領域にデータ単位でないことを示す非データ情報を書込むようにしても良い。この場合、外部ツール3は、外部I/F部4からデータ単位を読出した場合に非データ情報を読出した場合は、当該非データ情報が書込まれたデータ単位を無視してデータを特定することになる。

0058

外部I/F4が記憶可能なデータ単位数は、中間バッファ8に書込み可能なデータ単位数を上回った数としても良い。
本発明をECUに適用したが、記憶している連続データが外部装置に出力する構成であれば、ECU以外の電子装置に適用しても良い。

0059

図面中、1はECU(電子装置)、3は外部ツール(外部装置)、4は外部I/F部(出力手段)、5はCPU(制御手段)、7は読出対象メモリ(記憶手段)、8は中間バッファ(中間記憶手段)である。

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