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技術 生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムおよびコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム

出願人 清水建設株式会社
発明者 宇野昌利根本浩史宮瀬文裕小串正明
出願日 2015年7月16日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2015-142302
公開日 2017年2月2日 (4年10ヶ月経過) 公開番号 2017-027152
状態 特許登録済
技術分野 特定用途計算機
主要キーワード 箇所目 自動シャッター アジテート 施工管理者 割り当て計画 現場作業員 入口側通路 出口側通路
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月2日)のものです。
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図面 (6)

課題

解決手段

本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムは、コンクリート打設現場1の入口側通路2を一列に並んで通行する複数の生コンクリート運搬用車両VA…の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両VA…に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを判定する到着時判定手段、または、コンクリート打設現場1の出口側通路3を一列に並んで通行する荷卸し後の複数の生コンクリート運搬用車両VA…の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両VA…に積載されていた生コンクリートの製造に係るプラントを判定する出発時判定手段の少なくとも一方を備える。

概要

背景

従来、生コンクリート製造工場であるプラントから荷卸し地点である建設現場まで運搬するために、アジテーター車コンクリートミキサー車)が利用されている。生コンクリートは、練上りから時間の経過とともに性状が変化していくため、練上りから打設完了までの時間とその間の生コンクリートの温度管理が重要であることが知られている。このため、練上りから打設完了までの時間は、例えばコンクリート標準示方書では外気温が25℃以下の場合には120分以内、25℃を超える場合には90分以内が標準と規定されている。この時間制限は、コンクリートの配合、使用材料、温度、湿度運搬方法によっても異なるため、個々の打設場所毎に設定される。

一方、近年においては、管理情報を記憶させた無線ICタグRFID)やGPS(Global Positioning System)などを用いた技術が建設分野において盛んに利用されるようになってきている。こうした技術をアジテーター車のような生コンクリート運搬用車両を用いたコンクリート打設の管理技術に適用したものとして、例えば、特許文献1〜5に記載のものが知られている。

特許文献1は、無線ICタグを用いて、混練場所における生コンクリートの練上り時刻生コンクリート運搬車の混練場所出発時刻、打設場所到着時刻打設完了時刻や温度を記録し、生コンクリートの練上りから打設完了までの時間と温度を管理するものである。

特許文献2は、生コンクリートをアジテートするドラム内壁に生コンクリートの性状を検出するセンサ部を設けるとともに、ドラムの外壁にRFID部を設け、センサ部からの信号をRFID部を介してアジテーター車本体のリーダライタ部で読み取るようにしたものである。

特許文献3は、複数のアジテーター車にGPSを備えるとともに、各アジテーター車の荷下ろし装置にはリミットスイッチを備え、これらにて得られた運行情報運行管理センターへ定期的に送信する一方、運行管理センターではこれらの運行情報に基づいて各アジテーター車の運行状態を判定し、運行状態に応じた所定の車両アイコンモニタ地図画像上に現在位置をリアルタイムで表示するものである。

特許文献4は、過去の実績データよりアジテーター車がプラントと各出荷先間を移動するのに要する移動時間と、各出荷先での生コンクリートの打設に要する打設時間とを読み出し、これら諸データに基づいてアジテーター車の配車シミュレーションするものである。

特許文献5は、各ミキサー車に搭載され、車両の現在位置を通知する位置通知信号を発信するPHSと、ミキサー車が生コンクリートを運搬するルートに関するルート情報を有し、このルート情報と位置通知信号に基づく車両位置とから、車両が目的地到着するまでの予想所要時間を算出するものである。

概要

コンクリートのトレーサビリティを確保することが可能な生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムおよびコンクリート構造物トレーサビリティ管理システムを提供する。本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムは、コンクリート打設現場1の入口側通路2を一列に並んで通行する複数の生コンクリート運搬用車両VA…の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両VA…に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを判定する到着時判定手段、または、コンクリート打設現場1の出口側通路3を一列に並んで通行する荷卸し後の複数の生コンクリート運搬用車両VA…の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両VA…に積載されていた生コンクリートの製造に係るプラントを判定する出発時判定手段の少なくとも一方を備える。

目的

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コンクリートのトレーサビリティを確保することが可能な生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムおよびコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

プラントで製造された生コンクリート積載して運搬する生コンクリート運搬用車両コンクリート打設現場への到着、または、荷卸し後の生コンクリート運搬用車両のコンクリート打設現場からの出発を管理するシステムであって、コンクリート打設現場の入口側通路を一列に並んで通行する複数の生コンクリート運搬用車両の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを判定する到着時判定手段、または、コンクリート打設現場の出口側通路を一列に並んで通行する荷卸し後の複数の生コンクリート運搬用車両の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両に積載されていた生コンクリートの製造に係るプラントを判定する出発時判定手段の少なくとも一方を備えることを特徴とする生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システム。

請求項2

到着時判定手段および出発時判定手段の少なくとも一方による判定に基づいて、前記通路における個々の生コンクリート運搬用車両の現在位置および対応するプラントを示す情報を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システム。

請求項3

コンクリート打設現場に配置してある複数のコンクリート打設用装置の中から、到着時判定手段による判定に係る生コンクリート運搬用車両を割り当て可能なコンクリート打設用装置を判定する割り当て手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システム。

請求項4

出発時判定手段による判定に基づいて、個々の生コンクリート運搬用車両によるコンクリート打込み時間を判定する打込み時間判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システム。

請求項5

到着時判定手段および出発時判定手段は、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いて前記通路における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による誤検知を防止する誤検知防止手段とを有し、誤検知防止手段は、前記通路の予め設定した検知エリアにおいて車間距離所定距離以上に調整させる車間距離調整手段からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システム。

請求項6

到着時判定手段および出発時判定手段は、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いて前記通路における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による誤検知を防止する誤検知防止手段とを有し、誤検知防止手段は、前記通路に沿って間隔をあけた2箇所にそれぞれ設けた検知エリアのうち前記通路の上流側の前記検知エリアで現在位置検知手段による1回目の判定を行うとともに、前記通路の下流側の前記検知エリアで現在位置検知手段による2回目の判定を行う再判定手段からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システム。

請求項7

プラントで製造された生コンクリートを積載してコンクリート打設現場へ運搬する複数の生コンクリート運搬用車両を用いて打設されるコンクリート構造物トレーサビリティを管理するシステムであって、生コンクリート運搬用車両はコンクリート打設に際し、コンクリート打設現場に配置してある複数のコンクリート打設用装置のいずれか一つに対応付けて配置されるものであり、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いてコンクリート打設現場における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による検知に基づいて、生コンクリート運搬用車両が対応付けて配置されたコンクリート打設用装置を判定するとともに、この生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを判定する対応付け判定手段とを備えることを特徴とするコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム

請求項8

生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを識別する情報が生コンクリート運搬用車両に取り付けられており、コンクリート打設用装置に対応付けて配置された生コンクリート運搬用車両に取り付けられているプラントを識別する情報を撮像する撮像手段を有し、対応付け判定手段は、撮像手段により撮像された撮像情報に基づいて製造に係るプラントを判定することを特徴とする請求項7に記載のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム。

請求項9

コンクリート打設用装置ごとに撮像手段を配置し、生コンクリート運搬用車両がコンクリート打設用装置に対応付けて配置されたことを現在位置検知手段が検知した際に、撮像手段が撮像することを特徴とする請求項8に記載のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム。

技術分野

背景技術

0002

従来、生コンクリート製造工場であるプラントから荷卸し地点である建設現場まで運搬するために、アジテーター車コンクリートミキサー車)が利用されている。生コンクリートは、練上りから時間の経過とともに性状が変化していくため、練上りから打設完了までの時間とその間の生コンクリートの温度管理が重要であることが知られている。このため、練上りから打設完了までの時間は、例えばコンクリート標準示方書では外気温が25℃以下の場合には120分以内、25℃を超える場合には90分以内が標準と規定されている。この時間制限は、コンクリートの配合、使用材料、温度、湿度運搬方法によっても異なるため、個々の打設場所毎に設定される。

0003

一方、近年においては、管理情報を記憶させた無線ICタグRFID)やGPS(Global Positioning System)などを用いた技術が建設分野において盛んに利用されるようになってきている。こうした技術をアジテーター車のような生コンクリート運搬用車両を用いたコンクリート打設の管理技術に適用したものとして、例えば、特許文献1〜5に記載のものが知られている。

0004

特許文献1は、無線ICタグを用いて、混練場所における生コンクリートの練上り時刻生コンクリート運搬車の混練場所出発時刻、打設場所到着時刻打設完了時刻や温度を記録し、生コンクリートの練上りから打設完了までの時間と温度を管理するものである。

0005

特許文献2は、生コンクリートをアジテートするドラム内壁に生コンクリートの性状を検出するセンサ部を設けるとともに、ドラムの外壁にRFID部を設け、センサ部からの信号をRFID部を介してアジテーター車本体のリーダライタ部で読み取るようにしたものである。

0006

特許文献3は、複数のアジテーター車にGPSを備えるとともに、各アジテーター車の荷下ろし装置にはリミットスイッチを備え、これらにて得られた運行情報運行管理センターへ定期的に送信する一方、運行管理センターではこれらの運行情報に基づいて各アジテーター車の運行状態を判定し、運行状態に応じた所定の車両アイコンモニタ地図画像上に現在位置をリアルタイムで表示するものである。

0007

特許文献4は、過去の実績データよりアジテーター車がプラントと各出荷先間を移動するのに要する移動時間と、各出荷先での生コンクリートの打設に要する打設時間とを読み出し、これら諸データに基づいてアジテーター車の配車シミュレーションするものである。

0008

特許文献5は、各ミキサー車に搭載され、車両の現在位置を通知する位置通知信号を発信するPHSと、ミキサー車が生コンクリートを運搬するルートに関するルート情報を有し、このルート情報と位置通知信号に基づく車両位置とから、車両が目的地到着するまでの予想所要時間を算出するものである。

先行技術

0009

特許第5389633号公報
特許第4958211号公報
特開2003−242591号公報
特開2003−246458号公報
特開2001−145149号公報

発明が解決しようとする課題

0010

ところで、大量のコンクリートを打設する工事の場合には、様々なプラントで製造された生コンクリートが、沢山のアジテーター車によって連続して打設現場搬入される。アジテーター車に積まれた生コンクリートは、打設現場に設置されたポンプ車コンクリートポンプ車)に投入された後、ポンプ車のパイプホースを介して打設箇所へ圧送される。

0011

こうして施工されるコンクリート構造物のトレーサビリティを確保するためには、どのプラントからのアジテーター車が、どのポンプ車を介してコンクリート打設するかを施工管理者が記録し管理しておく必要がある。

0012

しかしながら、複数のアジテーター車と複数のポンプ車の組み合わせは多岐にわたり、煩雑で手間がかかることから、人手による管理には限界があった。

0013

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コンクリートのトレーサビリティを確保することが可能な生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムおよびコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0014

上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムは、プラントで製造された生コンクリートを積載して運搬する生コンクリート運搬用車両のコンクリート打設現場への到着、または、荷卸し後の生コンクリート運搬用車両のコンクリート打設現場からの出発を管理するシステムであって、コンクリート打設現場の入口側通路を一列に並んで通行する複数の生コンクリート運搬用車両の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを判定する到着時判定手段、または、コンクリート打設現場の出口側通路を一列に並んで通行する荷卸し後の複数の生コンクリート運搬用車両の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両に積載されていた生コンクリートの製造に係るプラントを判定する出発時判定手段の少なくとも一方を備えることを特徴とする。

0015

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムは、上述した発明において、到着時判定手段および出発時判定手段の少なくとも一方による判定に基づいて、前記通路における個々の生コンクリート運搬用車両の現在位置および対応するプラントを示す情報を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする。

0016

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムは、上述した発明において、コンクリート打設現場に配置してある複数のコンクリート打設用装置の中から、到着時判定手段による判定に係る生コンクリート運搬用車両を割り当て可能なコンクリート打設用装置を判定する割り当て手段をさらに備えることを特徴とする。

0017

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムは、上述した発明において、出発時判定手段による判定に基づいて、個々の生コンクリート運搬用車両によるコンクリート打込み時間を判定する打込み時間判定手段をさらに備えることを特徴とする。

0018

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムは、上述した発明において、到着時判定手段および出発時判定手段は、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いて前記通路における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による誤検知を防止する誤検知防止手段とを有し、誤検知防止手段は、前記通路の予め設定した検知エリアにおいて車間距離所定距離以上に調整させる車間距離調整手段からなることを特徴とする。

0019

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムは、上述した発明において、到着時判定手段および出発時判定手段は、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いて前記通路における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による誤検知を防止する誤検知防止手段とを有し、誤検知防止手段は、前記通路に沿って間隔をあけた2箇所にそれぞれ設けた検知エリアのうち前記通路の上流側の前記検知エリアで現在位置検知手段による1回目の判定を行うとともに、前記通路の下流側の前記検知エリアで現在位置検知手段による2回目の判定を行う再判定手段からなることを特徴とする。

0020

また、本発明に係るコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムは、プラントで製造された生コンクリートを積載してコンクリート打設現場へ運搬する複数の生コンクリート運搬用車両を用いて打設されるコンクリート構造物のトレーサビリティを管理するシステムであって、生コンクリート運搬用車両はコンクリート打設に際し、コンクリート打設現場に配置してある複数のコンクリート打設用装置のいずれか一つに対応付けて配置されるものであり、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いてコンクリート打設現場における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による検知に基づいて、生コンクリート運搬用車両が対応付けて配置されたコンクリート打設用装置を判定するとともに、この生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを判定する対応付け判定手段とを備えることを特徴とする。

0021

また、本発明に係る他のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムは、上述した発明において、生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを識別する情報が生コンクリート運搬用車両に取り付けられており、コンクリート打設用装置に対応付けて配置された生コンクリート運搬用車両に取り付けられているプラントを識別する情報を撮像する撮像手段を有し、対応付け判定手段は、撮像手段により撮像された撮像情報に基づいて製造に係るプラントを判定することを特徴とする。

0022

また、本発明に係る他のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムは、上述した発明において、コンクリート打設用装置ごとに撮像手段を配置し、生コンクリート運搬用車両がコンクリート打設用装置に対応付けて配置されたことを現在位置検知手段が検知した際に、撮像手段が撮像することを特徴とする。

発明の効果

0023

本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、プラントで製造された生コンクリートを積載して運搬する生コンクリート運搬用車両のコンクリート打設現場への到着、または、荷卸し後の生コンクリート運搬用車両のコンクリート打設現場からの出発を管理するシステムであって、コンクリート打設現場の入口側通路を一列に並んで通行する複数の生コンクリート運搬用車両の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを判定する到着時判定手段、または、コンクリート打設現場の出口側通路を一列に並んで通行する荷卸し後の複数の生コンクリート運搬用車両の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両に積載されていた生コンクリートの製造に係るプラントを判定する出発時判定手段の少なくとも一方を備えるので、入口側通路、出口側通路に並んだ複数の生コンクリート運搬用車両の列において、先頭から何番目の生コンクリート運搬用車両がどのプラントからのものであるのかをリアルタイムに判定することができるという効果を奏する。

0024

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、到着時判定手段および出発時判定手段の少なくとも一方による判定に基づいて、前記通路における個々の生コンクリート運搬用車両の現在位置および対応するプラントを示す情報を表示する表示手段をさらに備えるので、施工管理者は表示手段の表示内容を見ることで、生コンクリート運搬用車両の現在位置および対応するプラントを示す情報をリアルタイムに容易に把握することができるという効果を奏する。

0025

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、コンクリート打設現場に配置してある複数のコンクリート打設用装置の中から、到着時判定手段による判定に係る生コンクリート運搬用車両を割り当て可能なコンクリート打設用装置を判定する割り当て手段をさらに備えるので、施工管理者は、どのプラントからの生コンクリート運搬用車両をどのコンクリート打設用装置に割り当てるべきかを簡便かつ迅速に判断することができるという効果を奏する。

0026

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、出発時判定手段による判定に基づいて、個々の生コンクリート運搬用車両によるコンクリート打込み時間を判定する打込み時間判定手段をさらに備えるので、施工管理者は、生コンクリート運搬用車両ごとにコンクリートの打込み時間を定量的に把握することができ、コンクリートの品質管理に役立てることができるという効果を奏する。

0027

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、到着時判定手段および出発時判定手段は、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いて前記通路における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による誤検知を防止する誤検知防止手段とを有し、誤検知防止手段は、前記通路の予め設定した検知エリアにおいて車間距離を所定距離以上に調整させる車間距離調整手段からなるので、現在位置検知手段による誤検知を未然に防止することができるという効果を奏する。

0028

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、到着時判定手段および出発時判定手段は、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いて前記通路における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による誤検知を防止する誤検知防止手段とを有し、誤検知防止手段は、前記通路に沿って間隔をあけた2箇所にそれぞれ設けた検知エリアのうち前記通路の上流側の前記検知エリアで現在位置検知手段による1回目の判定を行うとともに、前記通路の下流側の前記検知エリアで現在位置検知手段による2回目の判定を行う再判定手段からなるので、現在位置検知手段による誤検知を未然に防止することができるという効果を奏する。

0029

また、本発明に係るコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムによれば、プラントで製造された生コンクリートを積載してコンクリート打設現場へ運搬する複数の生コンクリート運搬用車両を用いて打設されるコンクリート構造物のトレーサビリティを管理するシステムであって、生コンクリート運搬用車両はコンクリート打設に際し、コンクリート打設現場に配置してある複数のコンクリート打設用装置のいずれか一つに対応付けて配置されるものであり、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いてコンクリート打設現場における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による検知に基づいて、生コンクリート運搬用車両が対応付けて配置されたコンクリート打設用装置を判定するとともに、この生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを判定する対応付け判定手段とを備えるので、コンクリートのトレーサビリティを確保することができるという効果を奏する。

0030

また、本発明に係る他のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムによれば、生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを識別する情報が生コンクリート運搬用車両に取り付けられており、コンクリート打設用装置に対応付けて配置された生コンクリート運搬用車両に取り付けられているプラントを識別する情報を撮像する撮像手段を有し、対応付け判定手段は、撮像手段により撮像された撮像情報に基づいて製造に係るプラントを判定するので、現在位置検知手段による誤検知を未然に防止することができるという効果を奏する。

0031

また、本発明に係る他のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムによれば、コンクリート打設用装置ごとに撮像手段を配置し、生コンクリート運搬用車両がコンクリート打設用装置に対応付けて配置されたことを現在位置検知手段が検知した際に、撮像手段が撮像するので、現在位置検知手段による誤検知を未然に防止することができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0032

図1は、本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムおよびコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムの実施の形態を示す図である。
図2は、本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムの実施の形態を示す概略構成図である。
図3は、本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムの実施の形態を示す概略平面図である。
図4は、本発明に係るコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムの実施の形態を示す概略構成図である。
図5は、本発明に係るコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムの実施の形態を示す概略平面図である。

実施例

0033

以下に、本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムおよびコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。

0034

まず、本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムおよびコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムが適用されるコンクリート打設現場およびプラントの位置関係施工条件等について図1を参照しながら説明する。

0035

図1に示すように、コンクリート打設現場1の周辺に、3つの生コンクリート製造用のプラントA、B、Cが所在しており、各プラントで製造された生コンクリートはそれぞれ複数台のアジテーター車(生コンクリート運搬用車両)によってコンクリート打設現場1に搬入される。プラントAで製造された生コンクリートを積載するアジテーター車をVA、プラントBで製造された生コンクリートを積載するアジテーター車をVB、プラントCで製造された生コンクリートを積載するアジテーター車をVCとする。各プラントを出発したアジテーター車VA、VB、VCはそれぞれ沿線道路をコンクリート打設現場1に向けて走行し、入口側通路2を通ってコンクリート打設現場1の中に入場するものとする。入口側通路2では追い越し禁止とする。

0036

また、コンクリート打設現場1には、2つのポンプ車P1、P2(複数のコンクリート打設用装置)が予め配置されており、各アジテーター車VA、VB、VCはいずれかのポンプ車に生コンクリートを受け渡した後、出口側通路3を通ってコンクリート打設現場1から退場するものとする。出口側通路3では追い越し禁止とする。

0037

[生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システム]
次に、本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムの実施の形態について図2および図3を参照しながら説明する。

0038

図2に示すように、本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システム100は、到着時判定手段10と、出発時判定手段12と、表示手段14と、割り当て手段16と、打込み時間判定手段18とを備える。

0039

到着時判定手段10は、図3に示すように、コンクリート打設現場1の入口側通路2を一列に並んで通行する複数のアジテーター車VA、VB、VCの並び順および個々のアジテーター車に積載された生コンクリートの製造に係るプラント(A、BまたはC)を判定するものである。

0040

この到着時判定手段10は、各アジテーター車に搭載されたGPS機能を有するスマートフォンなどの携帯端末を用いて入口側通路2におけるアジテーター車の現在位置を検知する現在位置検知手段20と、現在位置検知手段20による誤検知を防止する誤検知防止手段22とを有する。

0041

この到着時判定手段10としては、各アジテーター車を識別するための情報と、アジテーター車に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを示す情報と、アジテーター車に搭載されたGPS機能を有する携帯端末を示す情報とを関連付けて予め格納してあるデータベースまたはメモリと、このデータベースまたはメモリに格納された上記情報を読み出して、所定の演算処理を行う演算処理部を有するコンピュータとにより構成することができる。

0042

出発時判定手段12は、図3に示すように、コンクリート打設現場1の出口側通路3を一列に並んで通行する荷卸し後の複数のアジテーター車VA、VB、VCの並び順および個々のアジテーター車に積載されていた生コンクリートの製造に係るプラント(A、BまたはC)を判定するものである。

0043

この出発時判定手段12は、各アジテーター車に搭載されたGPS機能を有するスマートフォンなどの携帯端末を用いて出口側通路3におけるアジテーター車の現在位置を検知する現在位置検知手段20と、現在位置検知手段20による誤検知を防止する誤検知防止手段22とを有する。

0044

この出発時判定手段12としては、各アジテーター車を識別するための情報と、アジテーター車に積載されていた生コンクリートの製造に係るプラントを示す情報と、アジテーター車に搭載されたGPS機能を有する携帯端末を示す情報とを関連付けてこれらの情報を予め格納してあるデータベースまたはメモリと、このデータベースまたはメモリに格納された上記情報を読み出して、所定の演算処理を行う演算処理部を有するコンピュータとにより構成することができる。

0045

表示手段14は、到着時判定手段10および出発時判定手段12による判定に基づいて、各通路2、3における個々のアジテーター車の現在位置および対応するプラントを示す情報、つまりプラントA、B、Cを識別する情報をリアルタイムに表示するものである。この表示手段14は、各通路2、3における個々のアジテーター車の現在位置および対応するプラントを示す情報をリアルタイムに可視化表示するディスプレイ等により構成することができる。ディスプレイ等による表示例は図3に示すようなものである。施工管理者は、図3に示すような情報を見れば、一目でアジテーター車の現在位置等をリアルタイムに把握することできる。このように、ディスプレイ等に表示される内容は、施工管理者による施工管理に適宜利用される。

0046

割り当て手段16は、コンクリート打設現場1に配置してあるポンプ車P1、P2の中から、到着時判定手段10による判定に係るアジテーター車を割り当て可能なポンプ車を判定するものである。割り当て手段16による判定結果は、表示手段14により可視化表示され、アジテーター車およびポンプ車の割り当て計画などに利用される。

0047

打込み時間判定手段18は、出発時判定手段12による判定に基づいて、個々のアジテーター車によるコンクリート打込み時間を判定するものである。打込み時間判定手段18による判定結果は、表示手段14により可視化表示され、コンクリートの品質管理などに利用される。

0048

現在位置検知手段20のGPS機能は、アジテーター車の現在の自車位置を緯度経度で正確に検出するためのものである。なお、本実施の形態においては、現在位置検知手段20としてGPS機能を採用しているが、本発明はこれに限定するものではなく、GPS機能以外の周知の現在位置検知手段を適宜採用してもよい。現在位置検知手段20は、GPS機能から出力される各種情報を定期的に到着時判定手段10および出発時判定手段12に送信している。

0049

ここで、現在位置検知手段20として例えば携帯電話端末のGPS機能を用いた場合には、最大10m程度の検知誤差が生じることがある。このため、アジテーター車どうしが近接していると誤検知のおそれがあることから、現在位置検知手段20による検知エリアでは車間距離を所定距離(例えば10m程度)だけ強制的に設けることが好ましい。また、入口側通路2と出口側通路3とにそれぞれ2箇所の検知エリアを設けて現在位置を検知し、1箇所目で記録して2箇所目でエラーチェックをしてもよい。本実施の形態においては、誤検知防止手段22を、図2に示すように、車間距離調整手段24と再判定手段26とで構成するものとした。

0050

車間距離調整手段24は、図3に示すように、入口側通路2に予め設定した検知エリア5と、出口側通路3に予め設定した検知エリア7とにおいて、前後のアジテーター車の車間距離を所定距離以上に調整させるためのものである。車間距離調整手段24としては、例えば、アジテーター車の接近を検知してゲートバー開閉して通行を制御するゲート4で構成することができる。この場合、前方のアジテーター車がゲート4を通過するとゲートバーを閉めて、後方のアジテーター車をゲートバーの手前で待機させる。所定時間経過後または車間距離が所定距離だけ確保されたことが検知されると、ゲートバーを開いて、後方のアジテーター車が進入可能な状態としてもよい。こうすることで、前後のアジテーター車の車間距離を所定距離以上にし、GPS機能を用いた現在位置検知手段20による誤検知の発生を未然に防止することができる。

0051

再判定手段26は、図3に示すように、入口側通路2、出口側通路3に沿って間隔をあけた2箇所にそれぞれ設けた検知エリア5、6、7、8のうち、各上流側の検知エリア5、7で現在位置検知手段20による1回目の判定を行うとともに、各下流側の検知エリア6、8で現在位置検知手段20による2回目の判定を行うものである。この結果、1回目と2回目の判定結果が一致すれば、現在位置検知手段20による誤検知は生じなかったと判定し、1回目と2回目の判定結果が異なれば、現在位置検知手段20による誤検知が生じた可能性があると判定することができる。1回目と2回目の判定結果が異なった場合には、ゲート4を設置した効果によって例えば2回目の判定がより正確と考えられるため、2回目の判定結果を真値として採用してもよい。また、さらに下流に検知エリアを設け、この検知エリアにて現在位置検知手段20による3回目の判定を行って、1〜3回目の判定結果に基づいてより正確な検知を行ってもよい。このようにすることで、GPS機能を用いた現在位置検知手段20による誤検知の発生を抑止することができる。

0052

本実施の形態によれば、入口側通路2および出口側通路3に並んだ多数台のアジテーター車の列において、先頭から何番目のアジテーター車がどのプラントからのものであるのかをリアルタイムに判定することが可能である。

0053

また、アジテーター車の到着時において、どのプラントからのアジテーター車が先頭から何番目に並んでおり、何台到着しているかを容易に把握でき、アジテーター車をどのポンプ車につけるべきかを簡便かつ迅速に判定することができる。また、荷卸し後に出発するアジテーター車の情報を把握することで、コンクリートの打込み時間を定量的に判定することができる。特に、出口側通路3の検知エリア7における判定結果を打込み完了時間としてアジテーター車ごとに把握できるため、コンクリートの品質管理に役立てることができる。なお、入口側通路2での判定結果は、どのポンプ車を介して打設すべきかを判断するための基礎データとなり、コンクリートのトレーサビリティに役立てることができる。

0054

[コンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム]
次に、本発明に係るコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムの実施の形態について図4および図5を参照しながら説明する。

0055

図5に示すように、アジテーター車VA、VB、VCはコンクリート打設に際し、コンクリート打設現場1に配置してある2台のポンプ車P1、P2のいずれか一つに対応付けて配置されるものとする。また、1台のポンプ車には、最大2台のアジテーター車が同時に配置されるものとする。

0056

図4に示すように、本発明に係るコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム200は、現在位置検知手段30と、対応付け判定手段32と、撮像手段34と、表示手段36とを備えている。

0057

現在位置検知手段30は、アジテーター車に搭載されたGPS機能を有する携帯端末を用いてコンクリート打設現場1におけるアジテーター車VA、VB、VCの現在位置を検知するものである。

0058

対応付け判定手段32は、現在位置検知手段30による検知に基づいて、アジテーター車VA、VB、VCが対応付けて配置されたポンプ車(P1またはP2)を判定するとともに、この判定したアジテーター車に積載された生コンクリートの製造に係るプラント(A、BまたはC)を判定するものである。

0059

この対応付け判定手段32としては、各アジテーター車を識別するための情報と、アジテーター車に積載されている生コンクリートの製造に係るプラントを示す情報と、アジテーター車に搭載されたGPS機能を有する携帯端末を示す情報と、アジテーター車が対応付けて配置されたポンプ車を示す情報とを関連付けてこれらの情報を予め格納してあるデータベースまたはメモリと、このデータベースまたはメモリに格納された上記情報を読み出して、所定の演算処理を行う演算処理部を有するコンピュータとにより構成することができる。

0060

ここで、現在位置検知手段30として例えば携帯電話端末のGPS機能を用いた場合には、最大10m程度の検知誤差が生じることがある。このため、2台のポンプ車が近接配置されていたり、アジテーター車どうしが近接していると誤検知のおそれがあることから、図5に示すように、各アジテーター車の運転席の前方にプラント別に色分けした車番カード9を取り付けるとともに、車番カード9を撮像可能な位置に撮像手段34を配置する。

0061

車番カード9は、アジテーター車が積載する生コンクリートの製造に係るプラントを識別する情報を示すものである。なお、車番カード9は、運転席の前方に限るものではなく、撮像手段34によって撮像可能な位置であればいかなる場所に取り付けてもよい。

0062

撮像手段34としては、図5に示すように、ポンプ車P1、P2の前方に配置される全てのアジテーター車を撮影可能な動画用ビデオカメラ34Aで構成してもよいし、静止画を撮影する自動シャッター付のカメラで構成してもよい。

0063

ビデオカメラ34Aで構成した場合には、ポンプ車P1、P2についた合計4台のアジテーター車を同時に撮影する。撮影した映像は、図示しないインターネット回線網を介して、本発明のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム200に備わる図示しないサーバーにリアルタイムに送信される。そして、対応付け判定手段32は受信した撮像情報に基づいて、アジテーター車が対応付けて配置されたポンプ車の情報、当該アジテーター車を識別する情報および製造に係るプラントの情報を判定する。こうすることで、本発明のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム200は取得した情報を一元的に管理することができる。

0064

撮像手段34をシャッター付のカメラで構成した場合には、図5に示すように、ポンプ車P1、P2ごとにカメラ34Bを配置し、アジテーター車がポンプ車に対応付けて配置されたことを現在位置検知手段30が検知した際に、この検知に基づいてカメラ34Bが撮像を実行する構成としてもよい。こうして取得した撮像情報は、ビデオカメラ34Aの場合と同様にして、図示しないインターネット回線網を介して、本発明のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム200にリアルタイムに送信されて、対応付け判定手段32による判定に使用される。

0065

表示手段36は、対応付け判定手段32による判定に基づいて、アジテーター車が対応付けて配置されたポンプ車の情報、当該アジテーター車を識別する情報およびプラントの情報を表示するものである。この表示手段14は、アジテーター車が対応付けて配置されたポンプ車の情報、当該アジテーター車を識別する情報およびプラントの情報を可視化表示するディスプレイ等により構成することができる。ディスプレイ等による表示例は図5に示すようなものである。ディスプレイ等に表示される内容は、施工管理者による施工管理に適宜利用される。

0066

本実施の形態によれば、どのアジテーター車がどのポンプ車に生コンクリートを受け渡してコンクリート打設しているかを容易に把握することができる。その結果、どのアジテーター車に積載した生コンクリートがどのポンプ車で打設されているかを簡便に判定できるため、コンクリートのトレーサビリティが可能となり、コンクリート構造物の品質管理の向上に資することができる。また、対応付け判定手段32の判定に相当する作業を、従来は人海戦術で行っており、施工管理者をはじめとして現場作業員に大きな負担を強いてきた。本発明により作業がシステム化することで、現場作業員の負担が軽減して労務コスト等の低減に寄与することができる。

0067

以上説明したように、本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、プラントで製造された生コンクリートを積載して運搬する生コンクリート運搬用車両のコンクリート打設現場への到着、または、荷卸し後の生コンクリート運搬用車両のコンクリート打設現場からの出発を管理するシステムであって、コンクリート打設現場の入口側通路を一列に並んで通行する複数の生コンクリート運搬用車両の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを判定する到着時判定手段、または、コンクリート打設現場の出口側通路を一列に並んで通行する荷卸し後の複数の生コンクリート運搬用車両の並び順および個々の生コンクリート運搬用車両に積載されていた生コンクリートの製造に係るプラントを判定する出発時判定手段の少なくとも一方を備えるので、入口側通路、出口側通路に並んだ複数の生コンクリート運搬用車両の列において、先頭から何番目の生コンクリート運搬用車両がどのプラントからのものであるのかをリアルタイムに判定することができる。

0068

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、到着時判定手段および出発時判定手段の少なくとも一方による判定に基づいて、前記通路における個々の生コンクリート運搬用車両の現在位置および対応するプラントを示す情報を表示する表示手段をさらに備えるので、施工管理者は表示手段の表示内容を見ることで、生コンクリート運搬用車両の現在位置および対応するプラントを示す情報をリアルタイムに容易に把握することができる。

0069

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、コンクリート打設現場に配置してある複数のコンクリート打設用装置の中から、到着時判定手段による判定に係る生コンクリート運搬用車両を割り当て可能なコンクリート打設用装置を判定する割り当て手段をさらに備えるので、施工管理者は、どのプラントからの生コンクリート運搬用車両をどのコンクリート打設用装置に割り当てるべきかを簡便かつ迅速に判断することができる。

0070

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、出発時判定手段による判定に基づいて、個々の生コンクリート運搬用車両によるコンクリート打込み時間を判定する打込み時間判定手段をさらに備えるので、施工管理者は、生コンクリート運搬用車両ごとにコンクリートの打込み時間を定量的に把握することができ、コンクリートの品質管理に役立てることができる。

0071

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、到着時判定手段および出発時判定手段は、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いて前記通路における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による誤検知を防止する誤検知防止手段とを有し、誤検知防止手段は、前記通路の予め設定した検知エリアにおいて車間距離を所定距離以上に調整させる車間距離調整手段からなるので、現在位置検知手段による誤検知を未然に防止することができる。

0072

また、本発明に係る他の生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムによれば、到着時判定手段および出発時判定手段は、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いて前記通路における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による誤検知を防止する誤検知防止手段とを有し、誤検知防止手段は、前記通路に沿って間隔をあけた2箇所にそれぞれ設けた検知エリアのうち前記通路の上流側の前記検知エリアで現在位置検知手段による1回目の判定を行うとともに、前記通路の下流側の前記検知エリアで現在位置検知手段による2回目の判定を行う再判定手段からなるので、現在位置検知手段による誤検知を未然に防止することができる。

0073

また、本発明に係るコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムによれば、プラントで製造された生コンクリートを積載してコンクリート打設現場へ運搬する複数の生コンクリート運搬用車両を用いて打設されるコンクリート構造物のトレーサビリティを管理するシステムであって、生コンクリート運搬用車両はコンクリート打設に際し、コンクリート打設現場に配置してある複数のコンクリート打設用装置のいずれか一つに対応付けて配置されるものであり、生コンクリート運搬用車両に搭載されたGPS機能を用いてコンクリート打設現場における生コンクリート運搬用車両の現在位置を検知する現在位置検知手段と、現在位置検知手段による検知に基づいて、生コンクリート運搬用車両が対応付けて配置されたコンクリート打設用装置を判定するとともに、この生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを判定する対応付け判定手段とを備えるので、コンクリートのトレーサビリティを確保することができる。

0074

また、本発明に係る他のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムによれば、生コンクリート運搬用車両に積載された生コンクリートの製造に係るプラントを識別する情報が生コンクリート運搬用車両に取り付けられており、コンクリート打設用装置に対応付けて配置された生コンクリート運搬用車両に取り付けられているプラントを識別する情報を撮像する撮像手段を有し、対応付け判定手段は、撮像手段により撮像された撮像情報に基づいて製造に係るプラントを判定するので、現在位置検知手段による誤検知を未然に防止することができる。

0075

また、本発明に係る他のコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムによれば、コンクリート打設用装置ごとに撮像手段を配置し、生コンクリート運搬用車両がコンクリート打設用装置に対応付けて配置されたことを現在位置検知手段が検知した際に、撮像手段が撮像するので、現在位置検知手段による誤検知を未然に防止することができる。

0076

以上のように、本発明に係る生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムおよびコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システムは、アジテーター車のような生コンクリート運搬用車両を用いたコンクリート打設の管理に有用であり、特に、コンクリートのトレーサビリティを確保するのに適している。

0077

1コンクリート打設現場
2入口側通路
3出口側通路
4ゲート
5,6,7,8検知エリア
9車番カード
10到着時判定手段
12出発時判定手段
14 表示手段
16割り当て手段
18 打込み時間判定手段
20 現在位置検知手段
22 誤検知防止手段
24車間距離調整手段
26 再判定手段
30 現在位置検知手段
32対応付け判定手段
34撮像手段
34Aビデオカメラ(撮像手段)
34Bカメラ(撮像手段)
36 表示手段
100生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システム
200コンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム
A,B,Cプラント
P1,P2ポンプ車(コンクリート打設用装置)
VA,VB,VCアジテーター車(生コンクリート運搬用車両)

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