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技術 画像投射装置

出願人 株式会社リコー
発明者 細藤嘉人藤岡哲弥金井秀雄御沓泰成土屋聡平松嵩大三川晃尚西優紀美真下淳
出願日 2015年7月16日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2015-142481
公開日 2017年2月2日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2017-026690
状態 特許登録済
技術分野 投影装置 電気信号の光信号への変換
主要キーワード 強制気流 球体受け 球体保持 駆動平面 位置調整ネジ 照明ハウジング 被投射物 保持ブラケット
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

簡易な構成で投影画像高解像度化および投影画像のシフト・回転を実現するとともに、可動部の可動可能な重量を大きくでき、レイアウト制約を少なくする。

解決手段

光源ユニット4と、光源ユニット4から照射された光を用いて画像を生成するDMD10と、光源ユニット4から照射された光をDMD10へ導く照明ユニット3aと、DMD10により生成された画像を投影する投影ユニット3bと、照明ユニット3aに対してDMD10を相対的に移動可能なアクチュエータと、を備え、アクチュエータは、水平方向に対して0度を超え90度未満の角度をなす第1方向に作用する第1駆動力と、水平方向に対して90度を超え180度未満の角度をなす第2方向に作用する第2駆動力とを生成する。

概要

背景

従来、プロジェクタなどの画像投射装置において、投影画像を高解像化する手法としては、画像表示素子DMD:Digital Micro-mirror Device)の画像数を増加させる手法以外に、短い周期で実投影像中間画像周囲画素から形成)を斜め45度方向に半画素ずらしてスクリーン上に生成する手法が知られている。

この投影画像を半画素ずらす手法としては、投射レンズ内の一部のレンズシフトさせる手法と、DMDをシフトさせる手法の二通りが知られている。そして、DMDの冷却方法としては、当該DMDにヒートシンクを押し当て、熱伝導を利用して冷却する手法が知られている。

投射レンズ内の一部のレンズをシフトさせる手法では、半画素ずらしの動き高解像度化の動き)は実現できるが、投影画像を大きく上下左右に動かす動きの実現は難しく、また投影画像を回転させる動きは実現できない。一方、画像表示素子(DMD)をシフトさせる手法では、半画素ずらしの動き(高解像度化の動き)だけでなく、投影画像を上下左右に動かす動き、さらには投影画像を回転させる動きも1つの駆動ユニットで実現できる。

しかし、駆動ユニットの駆動方向がスクリーン上において水平軸垂直軸二軸で構成されている場合、投影画像の上下左右のシフトは各単軸方向への駆動で実現できるが、水平方向に対して斜め45度方向に半画素ずらしでシフトさせる際には、両軸の合力高速に駆動させる必要があるため、制御が複雑になってしまう。

そこで、光学系のレイアウトを損なうことなく、簡単な構成で画素数よりも高い解像度の画像を表示する画像表示装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この画像表示装置では、アクチュエータにより光学変調素子変位させて、画素をずらすことで中間画像を作り出し、高解像な画像を形成する方法が開示されている。

概要

簡易な構成で投影画像の高解像度化および投影画像のシフト・回転を実現するとともに、可動部の可動可能な重量を大きくでき、レイアウトの制約を少なくする。光源ユニット4と、光源ユニット4から照射された光を用いて画像を生成するDMD10と、光源ユニット4から照射された光をDMD10へ導く照明ユニット3aと、DMD10により生成された画像を投影する投影ユニット3bと、照明ユニット3aに対してDMD10を相対的に移動可能なアクチュエータと、を備え、アクチュエータは、水平方向に対して0度を超え90度未満の角度をなす第1方向に作用する第1駆動力と、水平方向に対して90度を超え180度未満の角度をなす第2方向に作用する第2駆動力とを生成する。

目的

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成により、DMDおよびヒートシンクを含む可動部をシフトさせて投影画像の高解像度化および投影画像のシフト・回転を実現できるとともに、DMDおよびヒートシンクを含む可動部の可動可能な重量を大きくでき、レイアウトの制約が少ない画像投射装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

光を照射する光源と、前記光源から照射された光を用いて画像を生成する変調素子と、前記光源から照射された光を前記変調素子へ導く照明光学部と、前記変調素子により生成された画像を投影する投影部と、前記照明光学部に対して前記変調素子を相対的に移動可能な駆動部と、を備え、前記駆動部は、水平方向に対して0度を超え90度未満の角度をなす第1方向に作用する第1駆動力と、前記水平方向に対して90度を超え180度未満の角度をなす第2方向に作用する第2駆動力とを生成する、画像投射装置

請求項2

前記第1方向は、前記水平方向に対して45度の角度をなす方向であって、前記第2方向は、前記水平方向に対して135度の角度をなす方向である、請求項1に記載の画像投射装置。

請求項3

前記駆動部は、生成された前記第1駆動力と前記第2駆動力の合力によって、前記変調素子を前記水平方向または重力方向に移動させる、請求項1または2に記載の画像投射装置。

請求項4

前記駆動部は、電磁力を用いたアクチュエータである、請求項3に記載の画像投射装置。

請求項5

前記駆動部は、複数配置され、反対向きの電流が流されることによって、前記変調素子の回転させる、請求項4に記載の画像投射装置。

請求項6

前記光源から照射された光によって生成される熱を拡散させ、前記変調素子に押圧されることで前記変調素子と一体となって移動する放熱部をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一つに記載の画像投射装置。

技術分野

0001

本発明は、画像投射装置に関する。

背景技術

0002

従来、プロジェクタなどの画像投射装置において、投影画像を高解像化する手法としては、画像表示素子DMD:Digital Micro-mirror Device)の画像数を増加させる手法以外に、短い周期で実投影像中間画像周囲画素から形成)を斜め45度方向に半画素ずらしてスクリーン上に生成する手法が知られている。

0003

この投影画像を半画素ずらす手法としては、投射レンズ内の一部のレンズシフトさせる手法と、DMDをシフトさせる手法の二通りが知られている。そして、DMDの冷却方法としては、当該DMDにヒートシンクを押し当て、熱伝導を利用して冷却する手法が知られている。

0004

投射レンズ内の一部のレンズをシフトさせる手法では、半画素ずらしの動き高解像度化の動き)は実現できるが、投影画像を大きく上下左右に動かす動きの実現は難しく、また投影画像を回転させる動きは実現できない。一方、画像表示素子(DMD)をシフトさせる手法では、半画素ずらしの動き(高解像度化の動き)だけでなく、投影画像を上下左右に動かす動き、さらには投影画像を回転させる動きも1つの駆動ユニットで実現できる。

0005

しかし、駆動ユニットの駆動方向がスクリーン上において水平軸垂直軸二軸で構成されている場合、投影画像の上下左右のシフトは各単軸方向への駆動で実現できるが、水平方向に対して斜め45度方向に半画素ずらしでシフトさせる際には、両軸の合力高速に駆動させる必要があるため、制御が複雑になってしまう。

0006

そこで、光学系のレイアウトを損なうことなく、簡単な構成で画素数よりも高い解像度の画像を表示する画像表示装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この画像表示装置では、アクチュエータにより光学変調素子変位させて、画素をずらすことで中間画像を作り出し、高解像な画像を形成する方法が開示されている。

発明が解決しようとする課題

0007

従来技術では、上述したようにDMDにヒートシンクを押し当ててDMDを冷却する構造の場合、投影画像を動かす際には、DMDだけでなく、DMDに押し当てられているヒートシンクも同時にシフトする必要がある。ヒートシンクとは、熱伝導性の高いアルミの塊であることが多く、DMDと比較すると十分に重い。そのため、DMDのみをシフトさせる場合と比べて、重力の影響を受けやすくなってしまう。

0008

特に、DMDおよびヒートシンクの駆動平面が水平面に対して垂直になるような構成の場合、重力に反してDMDおよびヒートシンクをシフトさせることになるため、より大きな駆動力を要することになる。しかしながら、駆動ユニットの駆動方向がスクリーン上において水平軸と垂直軸の二軸で構成されている場合、重力方向のシフトを垂直軸の駆動力のみで持ち上げなければならないという問題があった。また、特許文献1の画像表示装置では、光学変調素子と投射光学系との相対的な位置関係が固定されているため、投影画像を回転させることができなかった。

0009

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成により、DMDおよびヒートシンクを含む可動部をシフトさせて投影画像の高解像度化および投影画像のシフト・回転を実現できるとともに、DMDおよびヒートシンクを含む可動部の可動可能な重量を大きくでき、レイアウトの制約が少ない画像投射装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像投射装置は、光を照射する光源と、前記光源から照射された光を用いて画像を生成する変調素子と、前記光源から照射された光を前記変調素子へ導く照明光学部と、前記変調素子により生成された画像を投影する投影部と、前記照明光学部に対して前記変調素子を相対的に移動可能な駆動部と、を備え、前記駆動部は、水平方向に対して0度を超え90度未満の角度をなす第1方向に作用する第1駆動力と、前記水平方向に対して90度を超え180度未満の角度をなす第2方向に作用する第2駆動力とを生成する。

発明の効果

0011

本発明によれば、簡易な構成により、DMDおよびヒートシンクを含む可動部をシフトさせて投影画像の高解像度化および投影画像のシフト・回転を実現できるとともに、DMDおよびヒートシンクを含む可動部の可動可能な重量を大きくでき、レイアウトの制約が少なくすることができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0012

図1は、実施の形態にかかるプロジェクタの斜視図である。
図2は、実施の形態にかかるプロジェクタの側面図である。
図3は、実施の形態にかかるプロジェクタの外装カバーを外した状態を示す図である。
図4は、実施の形態にかかるプロジェクタ内部の光学エンジンの構成を示す図である。
図5は、実施の形態にかかるプロジェクタの画像生成ユニットの構成を示す図である。
図6は、画像生成ユニット内の固定ユニットの分解斜視図である。
図7は、画像生成ユニット内の可動ユニットの分解斜視図である。
図8は、固定ユニットと可動ユニットにおける各プレートの位置関係を示す図である。
図9は、実施の形態1のプロジェクタにおけるDMDの駆動方向の説明図である。
図10は、実施の形態1のプロジェクタにおけるDMDの駆動方向の説明図である。
図11は、実施の形態1のプロジェクタにおけるDMDの駆動方向の説明図である。

実施例

0013

以下に添付図面を参照して、画像投射装置の実施の形態を詳細に説明する。以下では、画像投射装置をプロジェクタに適用した例を示す。

0014

図1は、実施の形態にかかるプロジェクタの斜視図である。図2は、実施の形態にかかるプロジェクタの側面図である。プロジェクタ1は、PC(Personal Computer)やビデオカメラ等から入力される映像データを基に映像を生成し、生成した映像を被投射物であるスクリーン2に投影して表示する装置である。図2では、プロジェクタ1の投射レンズ15から発した投射光がスクリーン2に照射されている状態が示されている。

0015

プロジェクタとして広く知られた液晶プロジェクタは、近来、液晶パネルの高解像化、光源ランプ高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。また、画像表示素子であるDMDを利用した小型軽量のプロジェクタが普及したことにより、オフィスや学校のみならず家庭においても広く利用されるようになってきている。特に、フロントタイプのプロジェクタは携帯性が向上し、数人規模の小会議にも利用されるようになってきている。

0016

プロジェクタ1は、大画面の画像を投射できること(投射画面の大画面化)と共に、「プロジェクタ外に必要とされる投影空間」をできるだけ小さくすることが要望されている。近年では、光学エンジン3(図3参照)の性能が向上し、投射距離が1〜2mで投射サイズが60inch〜80inchを達成できるプロジェクタ1が主流となってきている。

0017

投射距離が長いプロジェクタの場合、プロジェクタとスクリーンとの間には会議があり、会議机の後ろ側にプロジェクタを配置していた。しかし、近年では、投射距離の短縮に伴い、会議机の前側にプロジェクタを配置することが可能となり、プロジェクタの背後の空間を自由に活用できるようになってきた。

0018

また、プロジェクタは、内部に光源ランプや多数の電子基板収納しているため、起動後は時間の経過と共に内部温度が上昇してしまう。これはプロジェクタの筐体サイズの小型化が進む昨今では顕著である。従って、対策としてプロジェクタ内部の構成部品耐熱温度を超えることのないよう、図1に示すように、吸気口11と排気口12を設け、強制気流による空冷方式が用いられている。

0019

図3は、実施の形態にかかるプロジェクタの外装カバーを外した状態を示す図である。プロジェクタ1には、光学エンジン3および光源ユニット4が備えられており、図3(A)では、それらが配置された状態が示されている。また、図3(B)では、プロジェクタ1から光学エンジン3および光源ユニット4が取り出された状態を示している。光源ユニット4は、光を照射するものであり、本実施の形態では高圧水銀ランプを採用している。

0020

光源ユニット4から照射された光がスクリーン2上に像を結ぶまでの経路について説明する。まず、光源ユニット4から照射された光が光学エンジン3の照明ユニット3aに照射される。照明ユニット3a内では光学素子により照射された白色光をRGBに分光し、分光した光をDMD10(図4参照))へ導く。そして、DMD10に導かれた光は変調信号に応じて画像形成され、投射ユニット3bで拡大投射されるスクリーン2に至る、という構成になっている。なお、照明ユニット3aが照明光学部に相当する。

0021

また、図1で示したプロジェクタ1の内部の空冷方式は、吸気口11近辺に配置された吸気ファン13と、排気口12近辺に配置された排気ファン14とにより強制気流にて実施されている。

0022

図4は、実施の形態にかかるプロジェクタの内部構成を示す図である。図4では、プロジェクタ1における光学エンジン3の照明ユニット3aと投射ユニット3b、および光源ユニット4の断面図を示している。

0023

光学エンジン3では、まず光源ユニット4から照射された白色光を円盤状のカラーホイール5によりRGBの各色に変換する。その後、板ガラス張り合わせて筒状に構成されたライトトンネル6により、カラーホイール5から出射された光を照明ユニット3a内に導く。そして、ライトトンネル6の直後に配置されている2枚のリレーレンズ7により色収差補正し、平面ミラー8および凹面ミラー9によってDMD10を有する画像生成ユニット20に集光させる構成となっている。

0024

DMD10は、光源ユニット4から照射された光を用いて画像を生成するものである。具体的には、DMD10は、複数のマイクロミラーからなる略矩形ミラー面を有しており、映像データに基づいて各マイクロミラーを時分割駆動することにより、所定の映像へと投射光を加工して反射する構造となっている。DMD10が光を反射する方向は2方向存在している。映像データの生成に使用される光は投射レンズ15へ、使用されることなく破棄される光はOFF光板へ反射する構成となっている。

0025

映像データの生成に使用される光は、投射ユニット3b側へ反射し、複数の投射レンズ15を通る際に拡大され、拡大された映像光としてスクリーン2上へ投影される。なお、投射ユニット3bが投影部に相当し、画像生成ユニット20により生成された画像をスクリーン2に投影している。照明ユニット3aの内部のリレーレンズ7、平面ミラー8、凹面ミラー9、DMD10、および投射ユニット3bの入射側は、各部品を覆うようにハウジングで保持され、ハウジングの合せ面は、シール材にて密閉された防塵構造となっている。

0026

次に、画像生成ユニット20について説明する。図5は、実施の形態にかかるプロジェクタの画像生成ユニットの構成を示す図である。図5に示すように、画像生成ユニット20は、主に固定ユニット31と可動ユニット41の二つのユニットから構成されている。図6は、画像生成ユニット内の固定ユニットの分解斜視図である。図7は、画像生成ユニット内の可動ユニットの分解斜視図である。

0027

図6に示すように、固定ユニット31は、トッププレート32およびベースプレート33を備えている。また、図7に示すように、可動ユニット41は、可動プレート42および結合プレート46を備えている。図8は、固定ユニットと可動ユニットにおける各プレートの位置関係を示す図である。以下では、図5〜8を参照して、固定ユニット31および可動ユニット41の詳細を説明する。

0028

可動ユニット41には、駆動部であるアクチュエータによる駆動力を用いて、固定ユニット31に対して力を作用する際の反力を受けることにより、固定ユニット31に対して相対的に移動可能な構成となっている。すなわち、可動ユニット41は、固定ユニット31が固定されている照明ユニット3aに対して相対的に移動可能な構成となっている。

0029

さらに、可動ユニット41が固定ユニット31から受ける抵抗を小さくするため、図6に示すように、固定ユニット31と可動ユニット41の間には複数の球体34が設けられている。この球体34が二つのユニット間の摺動摩擦を低減している。球体34の位置については図6に示している。

0030

まず、固定ユニット31について説明する。図6に示す固定ユニット31は、可動ユニット41(図7参照)を支持することと、可動ユニット41の移動をサポートすることの2点の役割を有している。

0031

具体的には、まず、固定ユニット31内に設けられている複数の球体34で可動ユニット41内の可動プレート42を挟み込むことによって、固定ユニット31が可動ユニット41を支持している。

0032

球体34は、トッププレート32と可動プレート42との間、およびベースプレート33と可動プレート42との間にそれぞれ配置されている。トッププレート32側に配置されている球体34はトッププレート32に設けられた球体保持部35に、ベースプレート33側に配置されている球体34はベースプレート33側に設けられた球体受け部36に収納される構成となっている。

0033

ここで、各プレートと球体34とのクリアランスによって摩擦ガタつきの関係が変わってくるが、そのクリアランスの調整は、トッププレート32側に設けられた球体位置調整ネジ39によって行うことができる。また、トッププレート32とベースプレート33の間には、両プレートの距離を保つ支柱38が設けられている。

0034

次に、固定ユニット31による可動ユニット41の移動のサポートについて説明する。プロジェクタ1の固定ユニット31側にはマグネット37が配置され、可動ユニット41側にはボイスコイル43が配置されている。このマグネット37とボイスコイル43がアクチュエータであり、駆動部に相当する。

0035

本実施の形態のプロジェクタ1では、ボイスコイル43に電流を流すことによってローレンツ力が生成され、可動ユニット41が動くという構成になっている。つまり、マグネット37とボイスコイル43が電磁力を用いたアクチュエータであり、駆動部に相当する。ここで、ボイスコイル43に流す電流の向きによってローレンツ力の向きが変化し、電流の大きさによってローレンツ力の大きさが変化する。従って、ボイスコイル43に流す電流の向きや大きさを調整することにより、DMD10を有する可動ユニット41を所望の方向に所望の量だけ動かすことができる。

0036

次に、可動ユニット41について説明する。可動ユニット41は、DMD10を保持する役割を有している。DMD10は、照明ハウジングとヒートシンクで挟持される構成が一般的となっている。しかし、本実施の形態のプロジェクタ1では、図7に示すように、可動ユニット41の構成部品の1つであるDMD保持ブラケット47によりDMD10を覆う構成としている。これにより、照明ハウジングに押し当てることなくDMD10を保持できる。

0037

また、図7に示すように、可動ユニット41は、大きく分けて可動プレートユニット44とDMD保持ユニット45との二つのユニットから構成されている。可動プレートユニット44は、主に可動プレート42とボイスコイル43から構成されており、固定ユニット31からの力を受けて相対的に動くユニットとなっている。

0038

一方、DMD保持ユニット45は、主にDMD10、ヒートシンク18、結合プレート46、およびDMD保持ブラケット47から構成されており、DMD10を保持するユニットとなっている。結合プレート46が可動プレート42に結合されることによって、可動プレートユニット44の移動量をDMD保持ユニット45に伝達し、DMD10の移動を実現している。

0039

また、ヒートシンク18は、光源ユニット4から照射された光によって生成される熱を拡散して放熱させるものであって、放熱部に相当する。ヒートシンク18は、DMD10に押し当てられることで、熱伝導を利用してDMD10を冷却する。また、ヒートシンク18は、DMD10に押圧されているため、DMD10が移動する際にDMD10と一体となって移動する。

0040

また、上述したように可動プレート42は、固定ユニット31内の球体34に挟み込まれることによって支持されているため、図8に示すように、可動プレート42自体は、固定ユニット31のトッププレート32とベースプレート33の間に配置されることになる。また、DND保持ブラケット47、結合プレート46、およびヒートシンク18は、スプリング49が設けられた段ネジ48によってヒートシンク18側から固定されている。

0041

すなわち、図8に示すように、画像生成ユニット20では、固定ユニット31を形成するトッププレート32およびベースプレート33と、可動ユニット41を形成する可動プレート42と結合プレート46が互い違いに配置されている。この配置によって、可動プレート42にローレンツ力を作用させ、そのローレンツ力による駆動をDMD保持ユニット45に伝達している。つまり、DMD10にローレンツ力による駆動を伝達してDMD10をシフトさせている。

0042

次に、アクチュエータによるDMD10の駆動について説明する。図9〜11は、実施の形態1のプロジェクタにおける駆動部によるDMDの駆動方向の説明図である。

0043

図9では、水平方向をx軸方向、重力(鉛直)方向をy軸方向とすると、水平方向に対して0度を超え90度未満の角度R1をなす第1方向のX軸方向と、水平方向に対して90度を超え180度未満の角度R2をなす第2方向のY軸方向とによる座標軸がある。アクチュエータは、X軸方向に作用する第1駆動力と、Y方向に作用する第2駆動力とにより、DMD10を移動させる。

0044

本実施の形態では、水平方向をx軸方向、重力(鉛直)方向をy軸方向とすると、水平方向に対して45度(角度R1)をなす方向(第1方向)をX軸方向とし、X軸方向に対して90度回転させた方向、すなわち水平方向に対して135度(角度R2)をなす方向(第2方向)をY軸方向とする。

0045

そして、本実施の形態のプロジェクタ1では、図9に示すように、水平方向に対して斜め45度、すなわちX軸方向とY軸方向に沿って2組のボイスコイル43aを配置している。これにより、矢印Aに示すように、Y軸方向に作用するローレンツ力である駆動力(第2駆動力)が生成される。この駆動力によって、DMD10が矢印F1方向に移動が可能となり、高解像度化の動きである、投影画像を斜め45度方向の半画素ずらしの動きを実現している。このように、投影画像を斜め45度方向の半画素ずらしの動きを単軸であるY軸のみで実現することで、簡易な構成により制御を行って投影画像を高解像度化することができる。また、方向の異なる駆動力をさらに追加することで、投影画像のシフト、回転を実現できる。

0046

具体的には、本実施の形態のプロジェクタ1では、図10に示すように、ボイスコイル43aと垂直の方向になるように、2組のボイスコイル43bを配置している。これにより、矢印Bに示すように、X軸方向に作用するローレンツ力である駆動力(第1駆動力)が生成される。このように、ボイスコイル43aによる駆動力と、ボイスコイル43bによる駆動力との合力によって、DMD10を水平方向(x軸方向)または重力方向(y軸方向)に移動させることができる。そして、DMD10を上下左右に並進運動させることによって、投影画像のシフトを実現することができる。

0047

また、本実施の形態のプロジェクタでは、2組のボイスコイル43bそれぞれに、反対向きの電流を流すことで、図11の矢印B、Cに示すように、X軸方向に反対方向で作用するローレンツ力である駆動力が生成される。このように、反対方向の駆動力によって、DMD10を矢印F2方向に回転させることができる。そして、DMD10を回転運動させることによって、投影画像の回転を実現することができる。

0048

また、図10に示すように、重力方向(y軸方向)の投影画像のシフト、すなわち、DMD10の移動をX軸方向およびY軸方向の駆動力の合力によって行うため、DMD10およびヒートシンク18を含む可動部(可動ユニット41)の可動可能な重量を大きくすることができる。従って、アクチュエータを増やさなくても必要な駆動力を得ることができるため、他の構成部品のレイアウト等の制約を少なくすることができる。

0049

このように、実施の形態にかかるプロジェクタ1では、駆動部であるアクチュエータにより、水平方向に対して45度方向に作用する駆動力と、水平方向に対して135度方向に作用する駆動力とを対になって生成し、可動ユニット41に備えられたDMD10を移動させる。従って、簡易な構成より、DMD10およびヒートシンク18を含む可動ユニット41(可動部)をシフトさせて投影画像の高解像度化および投影画像のシフト・回転を実現できるとともに、可動ユニット41(可動部)の可動可能な重量を大きくでき、レイアウトの制約が少なくすることができる。

0050

1プロジェクタ
2スクリーン
3光学エンジン
3a照明ユニット
3b投射ユニット
4光源ユニット
5カラーホイール
6ライトトンネル
7リレーレンズ
8平面ミラー
9凹面ミラー
10DMD
11吸気口
12排気口
13吸気ファン
14排気ファン
15投射レンズ
18ヒートシンク
20画像生成ユニット
31固定ユニット
32トッププレート
33ベースプレート
34球体
35球体保持部
36球体受け部
37マグネット
38支柱
39 球体位置調整ネジ
41可動ユニット
42可動プレート
43(43a、43b)ボイスコイル
44 可動プレートユニット
45 DMD保持ユニット
46結合プレート
47 DMD保持ブラケット
48段ネジ
49 スプリング

先行技術

0051

特開2007−248721号公報

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