図面 (/)

技術 ガラスへの映り込み評価方法

出願人 トヨタ自動車株式会社
発明者 三輪朋宏荒木智博
出願日 2015年7月21日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2015-144184
公開日 2017年2月2日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2017-026424
状態 未査定
技術分野 光学的手段による材料の調査の特殊な応用 車両の窓
主要キーワード 光学指標 行合計 車外空間 評価シート 込みパネル インパネ表面 一対比較法 パネル数
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

目視によりガラスへの映り込み状態を適切に評価することができるガラスへの映り込み評価方法を提供する。

解決手段

第1空間S1と第2空間S2を仕切るガラス3を介して第1空間S1から第2空間S2を見たときに、第1空間S1に配置された映り込みパネル4がガラス3に映り込んだ映り込み状態を目視により評価する。この映り込み評価方法では、第1空間S1からガラス3を介して第2空間S2を見たときに、ガラス3のうち、映り込みパネル4が映り込んだ映り込み像31と、映り込み像31の背景となる背景像32とに対して、CIE1976表色系に規定される表色系(L*,a*,b*)に準拠して測定された明度指数L*,クロマティクネス指数a*,b*から算出される色差ΔEがΔE≧6となる評価環境を作り込み、作り込んだ評価環境で、映り込み状態を目視により評価する。

概要

背景

従来から、たとえば自動車フロントガラスインパネなどの内装材が映り込むことが一般的に知られている。この種の映り込みは、運転者に違和感や不快感を与えるおそれがある。このため過度な映り込みの抑制を図るべく、その映り込み状態目視により評価することは重要である。

たとえば、特許文献1には、自動車用のフロントガラスへのインパネの映り込み評価方法であって、フロントガラスに映り込んだインパネ表面シボを構成する凹部と凸部との輝度差または明度差に基づいて、インパネのフロントガラスへの映り込み状態を評価する映り込み評価方法が提案されている。

概要

目視によりガラスへの映り込み状態を適切に評価することができるガラスへの映り込み評価方法を提供する。第1空間S1と第2空間S2を仕切るガラス3を介して第1空間S1から第2空間S2を見たときに、第1空間S1に配置された映り込みパネル4がガラス3に映り込んだ映り込み状態を目視により評価する。この映り込み評価方法では、第1空間S1からガラス3を介して第2空間S2を見たときに、ガラス3のうち、映り込みパネル4が映り込んだ映り込み像31と、映り込み像31の背景となる背景像32とに対して、CIE1976表色系に規定される表色系(L*,a*,b*)に準拠して測定された明度指数L*,クロマティクネス指数a*,b*から算出される色差ΔEがΔE≧6となる評価環境を作り込み、作り込んだ評価環境で、映り込み状態を目視により評価する。

目的

本発明は、前記課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、目視によりガラスへの映り込み状態を適切に評価することができるガラスへの映り込み評価方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

第1空間と第2空間を仕切ガラスを介して前記第1空間から前記第2空間を見たときに、前記第1空間に配置された映り込み部材が前記ガラスに映り込んだ映り込み状態目視により評価する、ガラスへの映り込み評価方法であって、前記第1空間からガラスを介して前記第2空間を見たときに、前記映り込み部材が映り込んだ映り込み像と、該映り込み像の背景となる背景像とに対して、CIE1976表色系に規定される表色系(L*,a*,b*)に準拠して測定された明度指数L*,クロマティクネス指数a*,b*から算出される色差ΔEがΔE≧6となる評価環境を作り込み、作り込んだ前記評価環境で、前記映り込み状態を目視により評価することを特徴とするガラスへの映り込み評価方法。

技術分野

0001

本発明は、ガラスに映り込んだ状態を目視により評価するに好適なガラスへの映り込み評価方法に関する。

背景技術

0002

従来から、たとえば自動車フロントガラスインパネなどの内装材が映り込むことが一般的に知られている。この種の映り込みは、運転者に違和感や不快感を与えるおそれがある。このため過度な映り込みの抑制を図るべく、その映り込み状態を目視により評価することは重要である。

0003

たとえば、特許文献1には、自動車用のフロントガラスへのインパネの映り込み評価方法であって、フロントガラスに映り込んだインパネ表面シボを構成する凹部と凸部との輝度差または明度差に基づいて、インパネのフロントガラスへの映り込み状態を評価する映り込み評価方法が提案されている。

先行技術

0004

特開2014−084071号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1の技術によれば、フロントガラスなどのガラスのうち、インパネなどの映り込み部材が映り込んだ映り込み像内の輝度差または明度差に基づいて映り込み状態を評価しているため、目視における映り込み状態の評価にばらつきが生じることがある。これは、映り込み像ばかりでなく、映り込み像から外れた非映り込み部分(背景像)の状態が、目視における映り込み状態の評価に大きな影響を与えることに起因している。

0006

このような点を鑑みると、ガラスのうち、映り込み部材が映り込んだ映り込み像と、映り込み像から外れた背景像との輝度差または明度差に基準を設けて、映り込み状態の評価を行うことも考えられる。

0007

しかしながら、輝度差および明度差は、人の目が感じる光の明暗のみを定量化する光学指標である。このため、輝度差または明度差に基準を設けて、この基準の環境下で目視により映り込み状態を評価しても、映り込み像と背景像の色の組み合わせによっては、映り込みが弱い(映り込みの度合が小さい)場合もあり、ガラスへの映り込み状態を適切に評価で確認できないことがある。

0008

本発明は、前記課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、目視によりガラスへの映り込み状態を適切に評価することができるガラスへの映り込み評価方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

前記課題を鑑みて、本発明に係るガラスへの映り込み評価方法は、第1空間と第2空間を仕切るガラスを介して前記第1空間から前記第2空間を見たときに、前記第1空間に配置された映り込み部材が前記ガラスに映り込んだ映り込み状態を目視により評価する、ガラスへの映り込み評価方法であって、前記第1空間からガラスを介して前記第2空間を見たときに、前記映り込み部材が映り込んだ映り込み像と、該映り込み像の背景となる背景像とに対して、CIE1976表色系に規定される表色系(L*,a*,b*)に準拠して測定された明度指数L*,クロマティクネス指数a*,b*から算出される色差ΔEがΔE≧6となる評価環境を作り込み、作り込んだ前記評価環境で、前記映り込み状態を目視により評価することを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、ガラスに映り込んだ映り込み像と、その背景となる背景像との色差ΔEがΔE≧6を満たす評価環境では、ガラスへの映り込み度合が大きく(映り込みが強く)、目視による映り込み状態との相関性が高い。このため、このような評価環境下では、目視によりガラスへの映り込み状態をより適切に評価することができる。

図面の簡単な説明

0011

(a)は、本発明の実施形態に係るガラスへの映り込み評価方法における色差ΔEの算出と、色差ΔE≧6の条件を作り込む方法を説明するための図であり、(b)は、(a)に示すガラスへの映り込みの状態を示した図であり、(c)は、色差ΔE≧6の条件を作り込んだ後、ガラスへの映り込み状態の目視評価を説明するための図である。
(a)は、本発明の実施形態に係るガラスへの映り込み評価方法における色差ΔEと、目視官能評価結果との相関を確認するための確認試験を説明するための図であり、(b)は、(a)に示すガラスへの映り込みの状態を示した図であり、(c)は、色差ΔEの測定方法を説明するための図である。
図2(a)に示す目視官能評価評価シートを示した図である。
(a)は、色差ΔEと目視官能評価結果との関係の一例を示したグラフであり、(b)は、輝度差ΔYと目視官能評価結果との関係の一例を示したグラフであり、(c)は、明度差ΔL*と目視官能評価結果との関係の一例を示したグラフである。
最大色差ΔEと、目視との相関係数R2との関係を示したグラフである。

実施例

0012

以下に、本発明の実施形態に係るガラスへの映り込み評価方法を、図1(a)〜(c)を参照しながら説明する。

0013

図1(a)は、本発明の実施形態に係るガラス3への映り込み評価方法における色差ΔEの算出と、色差ΔE≧6の条件を作り込む方法を説明するための図である。図1(b)は、(a)に示すガラス3への映り込みの状態を示した図であり、図1(c)は、色差ΔE≧6の条件を作り込んだ後、ガラス3への映り込み状態の目視評価を説明するための図である。

0014

本実施形態では、その一例として、車両のフロントガラスへのインパネの映り込みを想定したガラスへの映り込み状態の評価を行う。図1(a)に示すように、まず、車両のフロントガラスを想定し、車内空間に見立てた第1空間S1と、車外空間に見立てた第2空間S2を仕切るように、所定の反射率を有したガラス3を傾斜させて配置する。ガラス3により仕切られた第1空間S1に、車両のインパネを想定した映り込みパネル(映り込み部材)4を配置する。

0015

より具体的には、第1空間S1からガラス3を介して第2空間S2を見たときに、映り込みパネル4が、ガラス3に映り込むように、ガラス3および映り込みパネル4を配置する。一方、車外を想定した第2空間S2に、車両前方景色に見立てた背景パネル5を配置し、ガラス3の上方から光源7を照射する。

0016

この状態で、図1(a)に示す分光放射輝度計6が配置された観察位置から、ガラス3を見たときに、ガラス3には、図1(b)に示すように、映り込みパネル4が映り込んだ映り込み像31が存在し、それ以外の部分には、背景パネル5が見える背景像32が存在する。換言すると、背景像32は、ガラス3を介して見える背景パネル5に相当する像であり、映り込み像31は、これに、映り込みパネル4がさらに映り込んだ像である。

0017

この状態で、第1空間S1の観察位置に配置された分光放射輝度計6で、ガラス3のうち、映り込みパネル4が映り込んだ映り込み像31と、映り込み像31から外れた背景像32に対して、CIE1976表色系に規定される表色系(L*,a*,b*)に準拠した明度指数L*,クロマティクネス指数a*,b*を測定する。

0018

次に、映り込み像31の明度指数L1*,クロマティクネス指数a1*,b1*と、背景像32の明度指数L2*,クロマティクネス指数a2*,b2*とから、これらの色差ΔEを算出する。

0019

具体的には、色差ΔEは、以下の式から算出することができる。
ΔE=[(L1−L2)2+(a1*−a2*)2+(b1*−b2*)2]1/2

0020

ここで、後述する確認試験からも明らかなように、色差ΔEがΔE<6となっている場合には、色差ΔEと、目視による映り込み評価結果(目視官能評価結果)との相関性が低い。すなわち、この条件で、図1(c)に示すように、目視により映り込み状態の評価を行ったとしても、映り込み像31と背景像32との色および明るさの差が小さいため、ガラス3への映り込み状態を適切に目視で評価することが難しい。

0021

したがって、本実施形態では、算出された色差ΔEがΔE<6の場合には、色差ΔEがΔE≧6となる評価環境を作り見込む。具体的には、ガラス3の反射率、ガラス3の傾斜角度、背景パネル5の色彩(色および明るさ)、映り込みパネル4の色彩(色および明るさ)、および光源7の光量(光強さまたは発する色)の群から選択される少なくとも1つの条件を変更し、色差ΔEがΔE≧6となる評価環境を作り込む。

0022

この作り込まれた評価環境(色差ΔE≧6となる環境)で、図1(c)に示すように、ガラス3への映り込みパネル4の映り込み状態を目視により評価する。本実施形態では、色差ΔEがΔE≧6を満たす評価環境では、映り込み像31と背景像32との色および明るさの差が大きいため、ガラスへの映り込み度合が大きく、実際に映り込んでいる光の状態と、目視による映り込み状態との相関性が高い。これにより、このような評価環境下において、目視によりガラス3への映り込み状態をより適切に評価することができる。

0023

なお、CIE1976表色系に規定される色差ΔE≧6を、CIE2000表色系に規定される色差ΔE00に変換するとΔE00≧6となり、L*C*h表色系に規定される色差ΔEに変換するとΔE≧6となる。

0024

したがって、本発明でいう、CIE1976表色系において「色差ΔE≧6となる評価環境を作り込む」とは、CIE2000表色系では、「色差ΔE00≧6となる評価環境を作り込む」と同等であり、L*C*h表色系では、「色差ΔE≧6となる評価環境を作り込む」と同等である。

0025

なお、この評価方法では、評価すべき背景の環境、明るさの環境下で評価できるのであれば、背景パネル5および光源7を省略してもよい。また、映り込み像31と、背景像32との明度指数L*,クロマティクネス指数a*,b*を測定することができるのであれば、分光放射輝度計6の代わりに、カメラなどの撮像装置を用いてもよい。

0026

また、このガラスへの映り込み評価方法を車両に適用してもよい。すなわち、ガラス3をフロントガラスなど車両用ガラスとし、映り込みパネル4をインパネなどの内装材とし、第1空間S1を車内空間とし、第2空間を車外空間として、自動車などの車両において、車両用ガラスへの内装材の映り込み状態を評価する。

0027

しかしながら、本実施形態の如く、この評価方法を車両に適用して評価する前に、図1に示す装置構成を用いて、ガラスへの映り込み評価方法を予め行うことにより、その結果に基づいて様々な環境下における車両用ガラスへの内装材の映り込み状態の評価を簡単かつ迅速に予測することができる。

0028

(確認試験)
以下の確認試験では、本発明の実施形態に係るガラスへの映り込み評価方法における色差ΔEの適正範囲を確認した。

0029

具体的には、20代〜50代の10名の被験者男性:58、56歳、52歳、45歳、40歳、31歳、女性:55歳、36歳、26歳、25歳)により、以下に示す目視官能評価を行って、映り込み評価方法における色差ΔEの適正範囲を確認した。

0030

この確認試験では、一対比較法により、図2(a)に示すように、映り込みパネルとして異なる2枚の映り込みパネル4L,4Rを左右に並べて、後述するガラス3Aへの映り込みパネル4L,4Rの映り込み状態の目視官能評価を行った。

0031

まず、図2(a)に示すように、第1空間S1と第2空間S2を仕切るガラス3Aとして、反射率が12.3%,8.7%,8.2%の3種のガラス板を準備した。映り込みパネル4L,4Rとして、明度指数L*=50の灰、赤、緑、黄、青の色の5種類のパネルを準備した。

0032

図2(a)に示す背景パネル5Aとして、明度指数L*=0の黒のパネル、明度指数L*=40の灰、赤、緑、青の色のパネルの5種類のパネルを準備した。光源7Aとして、D65光源を準備した。

0033

次に、以下の表1に示す(1)〜(9)の水準で、ガラス3Aと背景パネル5Aを選択し、図2(a)に示すように、ガラス3A、背景パネル5A、および光源7Aを配置した。各水準に対して、上述した5種類の映り込みパネルから、左右区別して総当たりとなるように異なる2枚を選択し、選択した2枚の映り込みパネル4L,4Rを左右に配置した。映り込みパネル4L,4Rとガラス3Aとの角度は、30°である。

0034

0035

ここで、図2(b)に示すように、選択した左右の映り込みパネル4L,4Rがガラス3Aに映り込んだ左右の映り込み像31L、31Rに対して、左右どちらの映り込み像の映り込みがどの程度大きいかを数値化すべく、異なる映り込みパネルの色の組み合わせに対して、図3に示す評価シートを用いて、上述した10人の被験者ごとに目視官能評価を行った。

0036

たとえば、図3に示す評価シートでは、表1の(1)の水準となるように、ガラス3Aにガラス反射率12.3%のガラス板を用い、背景パネル5Aに黒のパネルを用いた場合の評価結果を示している。たとえば、図3に示す最上段の場合、左の映り込みパネル(左パネル)4Lに灰のパネル、右の映り込みパネル(右パネル)4Rに青のパネルを用いている。

0037

ここで、図3に示す最上段の場合、右パネル(青)に対して左パネル(灰)の映り込みが大きいほど、「−」の大きな値にチェックし、その逆に、左パネル(灰)に対して右パネル(青)の映り込みが大きいほど、「+」の大きな値にチェックする。また、左パネル(灰)と右パネル(青)の映り込みが同じであれば、「0」の値にチェックする。

0038

図3に示す最上段では、「−2」の値にチェックされているので、この被験者は、右パネル(青)に対して左パネル(灰)の映り込みがやや大きいと評価している。このような目視官能評価を、(1)〜(9)のそれぞれの水準ごとに、左右の映り込みパネル4L,4Rのすべての色の組み合わせに対して行った。表2は、図3に示す評価シートの結果を、表にまとめたものであり、被験者(女性:25歳)の表1の(1)の水準における目視官能評価の結果である。

0039

0040

ここで、表2に示すように、各被験者毎に得らえた表の列合計と行合計を算出し、列合計から行合計を減算した値(列合計−行合計)を算出する。各色について(列合計−行合計)の被験者の平均値を算出し、この平均値を10(2×パネル数(5枚))で除算する。これにより、(1)〜(9)の水準ごとに、各映り込みパネルの色の種類に応じた目視官能評価結果の値(図4(a)の縦軸指標)を得ることができる。

0041

次に、図2(c)に示すように、(1)〜(9)の水準ごとに、5種類の映り込みパネルを配置したときのガラスに映り込む映り込み像とその背景となる背景像との色差ΔEを算出した。(1)〜(9)の水準ごとに、算出した色差ΔEのうち、色差ΔEの最大となる最大色差ΔEを表1に示した。

0042

次に、(1)〜(9)の水準ごとに、図4(a)に示すように、各映り込みパネルの色の種類に応じた目視官能評価結果の値を縦軸とし、各映り込みパネルの色の種類に応じて測定した色差ΔEを横軸とし、グラフを作成した。

0043

作成したグラフから、一次関数相関関数として、最小二乗法により、目視官能評価結果の値と色差ΔEとの相関係数を算出した。(1)〜(9)の水準における相関係数の結果を、表1に示す。また、図4(a)は、色差ΔEと目視官能評価結果との関係の一例を示した図であり、(1)の水準に対応したグラフである。

0044

一方、(1)〜(9)の水準ごとに、5種類の映り込みパネルを配置したときのガラスに映り込む映り込み像と、その背景となる背景像との輝度差ΔYおよび明度差ΔL*を算出し、各映り込みパネルの色の種類に応じた目視官能評価結果の値を縦軸とし、輝度差ΔYまたは明度差ΔL*を横軸とし、グラフを作成した(図4(b)および(c)参照)。

0045

作成したグラフから、一次関数を相関関数として、最小二乗法により、目視官能評価結果の値と輝度差ΔYまたは明度差ΔL*との相関係数を算出した。図4(b)は、輝度差ΔYと目視官能評価結果との関係の一例を示した図であり、(c)は、明度差ΔL*と目視官能評価結果との関係の一例を示した図である。なお、図4(b)および(c)は、(1)〜(9)の水準のうち、相関係数が最大となる水準のグラフである。

0046

図4(a)〜(c)を比較すると、目視官能評価結果の値と最も相関性の高いパラメータは、図4(a)に示す色差ΔEである。これは、目視官能評価には、映り込み像と背景像の明るさばかりでなく、これらの色の影響も加味されているからであると考えられる。

0047

そして、図5に示すように、表1から、(1)〜(9)の水準における目視との相関係数を縦軸と、最大色差ΔEを横軸として、グラフを作成した。この結果から、最大色差ΔE≧6であれば、目視との相関係数の値が大きく、色差ΔE≧6の条件を満たすように評価環境を作り込めば、映り込みパネルがガラスに映り込んだ映り込み状態を目視により適切に評価することができると考えられる。

0048

以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更があっても、それらは本発明に含まれるものである。

0049

3,3A:ガラス、4,4L,4R:映り込みパネル(映り込み部材)、5,5A:背景パネル、6:分光放射輝度計、7,7A:光源、31:映り込み像、32,32A:背景像、S1:第1空間、S2:第2空間

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ