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技術 キー山加工装置

出願人 株式会社東海理化電機製作所
発明者 遠目塚勉
出願日 2015年7月28日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2015-148305
公開日 2017年2月2日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2017-025672
状態 特許登録済
技術分野 錠;そのための付属具 特定物品の製造
主要キーワード コード穴 コード溝 位置設定部材 コードプレート セット溝 プレスレバー 打ち抜き力 ブランクキー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月2日)のものです。
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図面 (7)

課題

キー山加工に伴うキー着脱のし易い構造を有するキー山加工装置を提供する。

解決手段

プレス加工される長尺状のブレード部を有するキーを保持する保持部10と、保持部10を長尺方向に移動させて、ブレード部の長尺方向の位置を設定するキー山位置設定部20と、保持部10の一部と当接し、ブレード部のキー山高さを設定するキー山高さ設定部30と、キー山位置設定部20、及びキー山高さ設定部30により、ブレード部に所定のキー山をプレス加工するプレス加工部40と、を有し、キー山位置設定部20は、ブレード部の長尺方向の加工範囲を超えて保持部10を移動可能とする構造とする。

概要

背景

従来の技術として、キーの複製を行なうための卓上型キー山加工装置がある。特許文献1のキー山加工装置は、ベース盤上の一端に、下端切断刃を有するカッターレバーで上下動自在に設けられ、ベース盤上面には螺合したスクリュを回転させることによりカッタ−に対して横方向にスライドする第1のスライドブロックが設けられ、第1のスライドブロックの上面には螺合したスクリュ−杆を回転させることによりカッタ−に対して前後方向にスライドする第2のスライドブロックが設けられ、第2のスライドブロックのカッタ−側先端部にはキ−挟持板締付け自在に設けられて構成されている(例えば、特許文献1参照)。

特許文献1のキー山加工装置によれば、第1のスライドブロック及び第2のスライドブロックをスクリュ−杆によりスライドさせる構成としたため、微調整が可能で、さらに卓上操作が可能で取扱いが容易であるとされている。

また、特許文献2のキー山加工装置は、キー山の個々のキー型を形成するパンチャーと、パンチャーと対をなすダイスと、上記パンチャーを移動させる駆動手段と、複製されるキー母材を挟持し少なくとも縦横に移動可能なキー保持手段と、上記キー保持手段の底部に設けられたコード溝検知体が嵌合し複製されるキーのピッチコードに対応して所定個数の平行構が形成されたピッチコードプレートと、上記キー保持手段に横移動可能に取付けられ上記パンチャー、ダイスまたはこれらの支持部材に当接させて使用し、キー山の高さコードにそれぞれ対応する複数の段状コードを備える高さコードプレートとを有して構成されている(例えば、特許文献2参照)。

特許文献2のキー山加工装置によれば、キー保持手段によってキー母材を所定の位置に挟持し、キー保持手段が縦横自在に移動できるようになってしかもピッチコードプレートと高さコードプレートとを備えているので、キーコードを利用して複製キーを製造することが容易にできるとされている。

概要

キー山加工に伴うキーの着脱のし易い構造を有するキー山加工装置を提供する。プレス加工される長尺状のブレード部を有するキーを保持する保持部10と、保持部10を長尺方向に移動させて、ブレード部の長尺方向の位置を設定するキー山位置設定部20と、保持部10の一部と当接し、ブレード部のキー山高さを設定するキー山高さ設定部30と、キー山位置設定部20、及びキー山高さ設定部30により、ブレード部に所定のキー山をプレス加工するプレス加工部40と、を有し、キー山位置設定部20は、ブレード部の長尺方向の加工範囲を超えて保持部10を移動可能とする構造とする。

目的

本発明の目的は、キー山加工に伴うキーの着脱のし易い構造を有するキー山加工装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

プレス加工される長尺状のブレード部を有するキーを保持する保持部と、前記保持部を長尺方向に移動させて、前記ブレード部の前記長尺方向の位置を設定するキー山位置設定部と、前記保持部の一部と当接し、前記ブレード部のキー山高さを設定するキー山高さ設定部と、前記キー山位置設定部、及び前記キー山高さ設定部により、前記ブレード部に所定のキー山をプレス加工するプレス加工部と、を有し、前記キー山位置設定部は、前記ブレード部の前記長尺方向の加工範囲を超えて前記保持部を移動可能とすることを特徴とするキー山加工装置

請求項2

前記キー山位置設定部は、前記保持部を前記長尺方向に移動させて、前記長尺方向の位置を固定するキー山位置設定部材を有することを特徴とする請求項1に記載のキー山加工装置。

請求項3

前記キー山位置設定部は、前記プレス加工部と前記保持部の前記長尺方向の相対位置を変更可能とし、複数のキー山位置を設定するための交換可能な位置決め部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のキー山加工装置。

請求項4

前記位置決め部材は、前記複数のキー山位置に基づいて形成された位置決め穴を有していることを特徴とする請求項3に記載のキー山加工装置。

技術分野

0001

本発明は、キー山加工装置に関する。

背景技術

0002

従来の技術として、キーの複製を行なうための卓上型のキー山加工装置がある。特許文献1のキー山加工装置は、ベース盤上の一端に、下端切断刃を有するカッターレバーで上下動自在に設けられ、ベース盤上面には螺合したスクリュを回転させることによりカッタ−に対して横方向にスライドする第1のスライドブロックが設けられ、第1のスライドブロックの上面には螺合したスクリュ−杆を回転させることによりカッタ−に対して前後方向にスライドする第2のスライドブロックが設けられ、第2のスライドブロックのカッタ−側先端部にはキ−挟持板締付け自在に設けられて構成されている(例えば、特許文献1参照)。

0003

特許文献1のキー山加工装置によれば、第1のスライドブロック及び第2のスライドブロックをスクリュ−杆によりスライドさせる構成としたため、微調整が可能で、さらに卓上操作が可能で取扱いが容易であるとされている。

0004

また、特許文献2のキー山加工装置は、キー山の個々のキー型を形成するパンチャーと、パンチャーと対をなすダイスと、上記パンチャーを移動させる駆動手段と、複製されるキー母材を挟持し少なくとも縦横に移動可能なキー保持手段と、上記キー保持手段の底部に設けられたコード溝検知体が嵌合し複製されるキーのピッチコードに対応して所定個数の平行構が形成されたピッチコードプレートと、上記キー保持手段に横移動可能に取付けられ上記パンチャー、ダイスまたはこれらの支持部材に当接させて使用し、キー山の高さコードにそれぞれ対応する複数の段状コードを備える高さコードプレートとを有して構成されている(例えば、特許文献2参照)。

0005

特許文献2のキー山加工装置によれば、キー保持手段によってキー母材を所定の位置に挟持し、キー保持手段が縦横自在に移動できるようになってしかもピッチコードプレートと高さコードプレートとを備えているので、キーコードを利用して複製キーを製造することが容易にできるとされている。

先行技術

0006

実開平06−56410号公報
特開平04−123829号公報

発明が解決しようとする課題

0007

しかし、特許文献1、2のキー山加工装置において、被加工物であるキーを装置にセットするには、キーを奥まで挿入する必要があり、作業性に問題があった。特に、等の上に載置して使用することができる卓上キー山加工装置の場合は、装置が小型であるためにキーの着脱がしにくいという問題があった。特許文献1のキー山加工装置は、回転ハンドルにより第2のスライドブロックを前進あるいは後退させて移動させることができるが、回転ハンドルの回転操作に時間を要するという問題もある。

0008

従って、本発明の目的は、キー山加工に伴うキーの着脱のし易い構造を有するキー山加工装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

[1]本発明は、上記目的を達成するために、プレス加工される長尺状のブレード部を有するキーを保持する保持部と、前記保持部を長尺方向に移動させて、前記ブレード部の前記長尺方向の位置を設定するキー山位置設定部と、前記保持部の一部と当接し、前記ブレード部のキー山高さを設定するキー山高さ設定部と、前記キー山位置設定部、及び前記キー山高さ設定部により、前記ブレード部に所定のキー山をプレス加工するプレス加工部と、を有し、前記キー山位置設定部は、前記ブレード部の前記長尺方向の加工範囲を超えて前記保持部を移動可能とすることを特徴とするキー山加工装置を提供する。

0010

[2]前記キー山位置設定部は、前記保持部を前記長尺方向に移動させて、前記長尺方向の位置を固定するキー山位置設定部材を有することを特徴とする上記[1]に記載のキー山加工装置であってもよい。

0011

[3]また、前記キー山位置設定部は、前記プレス加工部と前記保持部の前記長尺方向の相対位置を変更可能とし、複数のキー山位置を設定するための交換可能な位置決め部材を有することを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のキー山加工装置であってもよい。

0012

[4]また、前記位置決め部材は、前記複数のキー山位置に基づいて形成された位置決め穴を有していることを特徴とする上記[3]に記載のキー山加工装置であってもよい。

発明の効果

0013

本発明によれば、キー山加工に伴うキーの着脱のし易い構造を有するキー山加工装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0014

図1は、本発明の実施の形態に係るキー山加工装置の全体斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態に係るキー山加工装置の側面図である。
図3は、本発明の実施の形態に係るキー山加工装置の上平面図である。
図4(a)は、キーを保持部にセットしたプレス加工前の状態を示す要部のみを図示したキー山加工装置の側面図であり、図4(b)は、セットしたキーをプレス加工している場合を図示したキー山加工装置の側面図である。
図5(a)は、被加工物であるキーを保持部にセットする様子を示す全体斜視図であり、図5(b)は、被加工物であるキーを保持部にセットした状態を示す全体斜視図である。
図6(a)は、被加工物であるキーのプレス加工前のブランクキーを示す平面図であり、図6(b)は、プレス加工中のキー山形成途中キー形状を示す平面図であり、図6(c)は、プレス加工完了時のキー形状を示す平面図である。

実施例

0015

(本発明の実施の形態)
本発明の実施の形態に係るキー山加工装置1は、プレス加工される長尺状のブレード部を有するキーを保持する保持部10と、保持部10を長尺方向に移動させて、ブレード部の長尺方向の位置を設定するキー山位置設定部20と、保持部10の一部と当接し、ブレード部のキー山高さを設定するキー山高さ設定部30と、キー山位置設定部20、及びキー山高さ設定部30により、ブレード部に所定のキー山をプレス加工するプレス加工部40と、を有し、キー山位置設定部20は、ブレード部の長尺方向の加工範囲を超えて保持部10を移動可能とする構造とされている。上記の保持部10、キー山位置設定部20、キー山高さ設定部30、及び、プレス加工部40は、ベース盤50の所定の位置に載置されて、全体としてキー山加工装置1を構成している。

0016

図1は、本発明の実施の形態に係るキー山加工装置の全体斜視図である。このキー山加工装置1は、キー山位置設定部20、及びキー山高さ設定部30により、キー(図5(a)等参照)の固有のキーコードに基づいて、正規のキーを複製する加工装置であって、ベース盤50を机等の上に載置して使用することができる卓上キー山加工装置である。

0017

(保持部10)
保持部10は、ベース盤50上に配置されるキー山位置設定部20の上部に装着され、被加工物であるキー100を固定するものである。保持部10は、キー山位置設定部20のY移動ステージ25上に配置され、このY移動ステージ25のセットピンホルダ60をセットしてキー100を、上から挟み込んで固定する。なお、セットピン(図示省略)は、Y移動ステージ25に2本立設され、図1で示すX及びY方向の位置決めのため、ホルダ60に設けられた2つの位置決め穴に嵌合するように構成されている。プレス加工時においては、保持部10とY移動ステージ25は一体物として機能する。

0018

図2は、本発明の実施の形態に係るキー山加工装置の側面図である。また、図3は、本発明の実施の形態に係るキー山加工装置の上平面図である。

0019

図2に示すように、保持部10は、キー100を上から挟み込んで固定する保持板12、クランプ部14を有する。クランプ部14は、クランプレバー14aを備え、ネジ部14bをY移動ステージ25のネジ部25bにねじ込むことによりキー100及びホルダ60を固定する。また、保持板12をY移動ステージ25から離間する方向に付勢して、キー100の挿入、抜去を容易にするためのコイルばね16を備える。

0020

保持板12の中央部には、貫通穴12aが形成されており、クランプ部14は、この貫通穴12aを通してネジ部14bをY移動ステージ25のネジ部25bにねじ込む。また、ネジ部14bは、コイルばね16の内径を通してネジ部25bにねじ込まれる。

0021

クランプレバー14aとネジ部14bは一体に形成されており、クランプレバー14aを回転操作することにより、ネジ部14bをY移動ステージ25のネジ部25bにねじ込む。Y移動ステージ25のセット溝25aにセットされたホルダ60と保持板12とでキー100を挟み込む。これにより、キー100をY移動ステージ25に簡単にクランプすることができる。また、クランプレバー14aを回転操作してネジ部14bを緩めると、コイルばね16の付勢力により保持板12が上方向に付勢され、これによりクランプが解除されて、容易にキー100の着脱が可能になる。

0022

(キー山位置設定部20)
キー山位置設定部20は、ベース盤50上においてスライド可能とされたX移動ステージ21と、X移動ステージ21の上部に載置されたY移動ステージ25から概略構成されている。図2に示すように、X移動ステージ21は、ベース盤50上において、キー100の長尺方向(ブレード部の長手方向、X方向)にスライド可能にガイドされている。

0023

X移動ステージ21は、ベース盤50上において、キー100の長尺方向(ブレード部の長手方向、X方向)にスライド可能にガイドされるが、このX方向のガイドは、後述するキー山高さ設定部30とプレス加工部40により行なうことが可能である。すなわち、保持部10(キー山位置設定部20)は、プレス加工部40とキー山高さ設定部30との間に配置される。これにより、ベース盤50上において、簡単な構造によりX方向のガイドを構成することができる。

0024

Y移動ステージ25は、X移動ステージ21上に載置され、キー100の長手方向(X方向)と直交するY方向に移動可能とされる。Y移動ステージ25は、X移動ステージ21に形成されたガイド部(図示省略)によりY方向に移動可能とされ、また、Y方向への付勢手段(図4に示す付勢ばね26)により、常にキー山高さ設定部30の方向に付勢されている。また、Y移動ステージ25のキー山高さ設定部30側には、Y方向への付勢手段によってキー山高さを規定するカム部材34に常に当接する当接面27が形成されている。この当接面27は、Y移動ステージ25がX方向へ移動してもカム部材34に常に当接するようにX方向の必要な幅に亘って形成されている。

0025

なお、Y移動ステージ25には、前述したように、ホルダ60をセットするためのセット溝25a、クランプ部14のネジ部14bがねじ込まれるネジ部25b等が形成されている。

0026

X移動ステージ21は、Y移動ステージ25と共に、X方向へ移動可能とされているが、これは、図1、3等に示すように、保持部10(キー山位置設定部20)をX方向に移動させて、X方向の位置を固定する山位置設定レバー22のレバー操作により行われる。山位置設定レバー22は、図2の断面で示すように、ベース盤50に設けられた支点51を支点にして回転可能に支持されている。ツマミ部23をレバー操作することにより、山位置設定レバー22を支点51を支点にして回転させ、作用部22aを介してX移動ステージ21をX方向にスライド移動させることができる。

0027

図2、3に示すように、ベース盤50上には、ピッチプレート24が装着されている。このピッチプレート24は、キー山の長尺方向(ブレード部100bの長手方向、X方向、図3参照)の形成位置を設定するためのプレートであり、プレス加工部40と保持部10のX方向の相対位置を変更可能とし、複数のキー山位置を設定するための交換可能な位置決め部材として機能する。ピッチプレート24には、位置決め穴として、キー山の形成位置を設定するコード穴24aが複数箇所設けられている。このコード穴24aには、ツマミ部23の下部に形成された突起23aが嵌合することにより、山位置設定レバー22が所定の設定されたキー山位置に係止される。

0028

ピッチプレート24は、種々のキーコードに基づいて、複数のプレートが用意されている。使用者は、ピッチプレート24の取り付け穴24bをベース盤50上の突起部(図示省略)に嵌合させることにより、容易に交換してベース盤50上に装着することができる。

0029

山位置設定レバー22は、ピッチプレート24のコード穴24aに合わせてレバー位置を順次移動させることにより、所望のキー山をキーコードに基づいて加工することができる。また、山位置設定レバー22は、キー山を形成する位置を超えて、さらにX移動ステージ21をスライド移動させることができる。図3に示した山位置設定レバー22の位置は、キー山を形成する加工範囲を超えて、X方向の手前側に大きくX移動ステージ21をスライド移動させた状態を示している。このように、X移動ステージ21をキー山を形成する加工範囲を超えて大きくスライド移動できる構成とすることにより、キー100の着脱が容易にできるようになる。

0030

(キー山高さ設定部30)
キー山高さ設定部30は、ベース盤50上に、高さ設定ベース32が載置固定され、この高さ設定ベース32にキー山高さを規定するカム部材34が装着されて構成されている。このカム部材34は、複数のキー山高さを設定するためのカム面34dを有し、キー山高さ設定部に交換可能に取り付けられるキー山高さ設定部材として機能する。

0031

高さ設定ベース32は、ベース盤50上にボルト等により所定の位置に固定されている。この高さ設定ベース32は、プレス加工時において、反力を直接受けることから、ボルト等によりベース盤50に強固に固定される。高さ設定ベース32には、カム部材34が装着されるためのスリット部32aが形成されている。また、スリット部32aに装着されたカム部材34の回転中心となるシャフト36が挿入される軸穴32bが形成されている。

0032

カム部材34は、板状のリング形状であって、一部に回転操作のためのレバー34aが一体に形成された構成とされている。カム部材34の中央部は回転中心となる中心穴34bが形成されている。この中心穴34bにはシャフト36が挿入されることにより、回転操作時の回転中心となる。

0033

図4(a)は、キーを保持部にセットしたプレス加工前の状態を示す要部のみを図示したキー山加工装置の側面図であり、図4(b)は、セットしたキーをプレス加工している場合を図示したキー山加工装置の側面図である。

0034

図4(a)に示されるように、カム部材34の外周部には、段階状のカム部34cが形成されている。カム部34cは、円周方向に沿って、中心から所定の距離で段階状のカム面34dがそれぞれ形成されている。中心から各カム部34cのカム面34dまでの距離Y1は、キーコードに従って設定可能なように段階的に形成されている。

0035

図4(a)に示すように、カム部材34をある位置にセットすると、カム部材34の中心からカム面34dまでの距離Y1、カム面34dからキーの加工面までの距離Y2に設定される。カム部材34は、レバー34aを操作することにより回転操作することができる。これにより、作製(複製)するキーのキーコードに従って、キーの加工面の位置を設定することができる。

0036

このカム部材34は、多くのキーコードに対応できるように、種々のキーコードに対応してカム面34dが形成されたものが用意され、適宜、交換することが可能である。すなわち、図3で示すシャフト36を引き抜いて、所望のカム部材34を高さ設定ベース32のスリット部32aにセットし、再びシャフト36を中心穴34bを通して軸穴32bに挿入して、回転可能な状態で高さ設定ベース32に装着することができる。

0037

図4(a)、(b)に示すように、キー山位置設定部20は、付勢ばね26により常にキー山高さ設定部30の方向に付勢されている。キー山位置設定部20の当接面27は、カム面34dに当接するので、キーコードに対応したキー山高さが精度よく設定できる。また、後述するプレス加工部によるキー山の形成時において、プレス加工時の反力をカム面34d(キー山高さ設定部30)が直接受けるので、前記した当接面27とカム面34dとの当接が維持される。すなわち、キー山高さ設定部30が、プレス加工による反力を直接受ける構造とされている。これにより、キー山加工時に被加工物であるキーとキー山の高さ設定部との位置関係が変動せずにキー山加工の寸法精度を安定、向上させることができる。

0038

(プレス加工部40)
プレス加工部40は、ベース盤50上に、プレス加工ベース42が載置固定され、このプレス加工ベース42にプレスレバー44、パンチ45、ダイス46、ばね47等が装着されて構成されている。

0039

図2図4(a)、(b)に示すように、プレス加工ベース42にはレバー支点42aが設けられ、プレスレバー44はこのレバー支点42aを中心にして回転操作ができる。また、ロッド形状のパンチ45は、プレス加工ベース42により上下移動可能な状態で支持されている。このパンチ45は、上方向にばね47により付勢され、パンチ45の上端部45aは、プレスレバー44の作用部44aに当接している。プレスレバー44の回転操作により、プレスレバー44の作用部44aによりパンチ45は下方向に移動する。

0040

パンチ45の下端部45bは、キーを山型打ち抜くためのキー山形状をした刃具が形成されている。また、このパンチ45の下端部45bの形状に対応したダイス46が、プレス加工ベース42に装着されている。パンチ45とダイス46の組み合わせにより、キーを山型に打ち抜くプレス加工(パンチ加工)が可能になる。なお、これらのパンチ45とダイス46は、キー山形状に対応したものに交換が可能である。

0041

上記説明したキー山加工装置1を構成する部材は、主に、鋼等の金属材料により形成されている。耐摩耗性を要求されるカム部材34は、焼入れ等の熱処理を施すことができる。また、プレス加工により、強度及び耐摩耗性を要求されるパンチ、ダイスは、例えば、工具鋼焼入れ焼戻し等の熱処理を施すことができる。

0042

(キーの加工動作
図5(a)は、被加工物であるキーを保持部にセットする様子を示す全体斜視図であり、図5(b)は、被加工物であるキーを保持部にセットした状態を示す全体斜視図である。また、図6(a)は、被加工物であるキーのプレス加工前のブランクキーを示す平面図であり、図6(b)は、プレス加工中のキー山形成途中のキー形状を示す平面図であり、図6(c)は、プレス加工完了時のキー形状を示す平面図である。

0043

(ブランクキー101のセット)
まず、図6(a)で示すブランクキー101をキー山位置設定部20のY移動ステージ25にセットする。図5(a)に示すように、山位置設定レバー22を大きく移動させて、キー山位置設定部20を手前に移動させる。ブランクキー101の持ち手部101aを持って、ブレード部101bをホルダ60に挿入してセットし、Y移動ステージ25のセット溝25aに収容する。クランプレバー14aを回転操作して保持板12によりブランクキー101とホルダ60を挟んで固定する。

0044

(山位置の設定)
図3図5(b)に示すように、山位置設定レバー22により、X移動ステージ21を所定のX位置にセットする。ピッチプレート24は、加工するキーのキーコードに対応したピッチプレートをベース盤50上に予め装着しておく。山位置設定レバー22を回転操作することによりX移動ステージ21をX方向に移動させる。加工するキーのキーコードに基づいて、ピッチプレート24のコード穴24aに合わせてレバー位置を移動させる。

0045

(山高さの設定)
図2、3、4(a)、5(b)に示すように、カム部材34により、Y移動ステージ25を所定のY位置にセットする。作製(複製)するキーのキーコードに対応するカム部材34を高さ設定ベース32のスリット部32aに予め装着しておく。カム部材34のレバー34aを回転操作して、上記設定した山位置に対応する山高さに設定する。Y移動ステージ25の当接面27は、付勢ばね26によりキー山高さ設定部30の方向に付勢されているので、カム部材34のカム面34dに当接している。

0046

(プレス加工)
図5(b)に示すように、プレスレバー44の回転操作により、プレスレバー44の作用部44aによりパンチ45は下方向に移動する。パンチ45の下端部45bがブランクキー101に作用し、プレスレバー44をさらに押し下げることにより、ブレード部101bの一部が打ち抜かれる。このプレス加工(パンチ加工)により、キーは、図6(b)に示すように、ブレード部102bの一部に所定形状のキー山102cが形成される。

0047

このプレス加工時において、パンチ45の下端部45bがブレード部101bに作用するとき、図4(b)に示すように、ブランクキー101(ブレード部101b)には、下方向の打ち抜き力f1と、キー山高さ設定部30方向の加工による反力f2が作用する。このプレス加工時の反力f2は、カム面34d(キー山高さ設定部30)が直接受けるので、当接面27とカム面34dが強く当接する。すなわち、被加工物であるキーがセットされた保持部10(キー山位置設定部20)が、プレス加工部40とキー山高さ設定部30との間に配置される構成とされているので、キー山高さ設定部30が、プレス加工による反力を直接受ける。これにより、キー山加工時に被加工物であるキーとキー山の高さ設定部との位置関係が変動せずにキー山加工の寸法精度を安定、向上させることができる。

0048

山位置設定レバー22を、ピッチプレート24のコード穴24aに合わせてレバー位置を順次移動させ、これに対応して、カム部材34のレバー34aを回転操作して、上記設定した山位置に対応する山高さに設定する。このように、キーコードに従って山位置と山高さを設定しながら、ブレード部101b、102bにプレス加工を施す。必要に応じて、キーを裏表引っくり返して、ブレード部の両側にキー山加工を施す。これにより、図6(c)に示すように、ブレード部103bに所定のキー山形状103cが形成され、複製したキー103ができる。

0049

(キー103の取り出し)
図5(a)に示すように、山位置設定レバー22を大きく移動させて、キー山位置設定部20を手前に移動させる。クランプレバー14aを回転操作してネジ部14bを緩めると、コイルばね16の付勢力により保持板12が上方向に付勢され、これによりクランプが解除される。完成したキー103を取り出して、キー山加工が完了する。

0050

(本実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、次のような効果を有する。
(1)山位置設定レバー22は、図2の断面で示すように、ベース盤50に設けられた支点51を支点にして回転可能に支持されている。ツマミ部23をレバー操作することにより、山位置設定レバー22を支点51を支点にして回転させ、作用部22aを介してX移動ステージ21をX方向にスライド移動させることができる。この山位置設定レバー22は、キー山を形成する加工範囲を超えて、さらにX移動ステージ21をスライド移動させることができる。図3に示した山位置設定レバー22の位置は、キー山を形成する位置を超えて、X方向の手前側に大きくX移動ステージ21をスライド移動させた状態を示している。このように、X移動ステージ21をキー山を形成する加工範囲を超えて大きくスライド移動できる構成とすることにより、キー100の着脱が容易にできるようになる。
(2)本実施の形態では、X移動ステージ21を移動させる手段として、山位置設定レバー22を使用している。これにより、従来技術で示したような回転ハンドルにより前進あるいは後退させる構造に対して、素早くX移動ステージ21を移動させることができる。すなわち、被加工物であるキーを素早くX方向に移動できる。また、キー山の長尺方向(ブレード部100bの長手方向、X方向、図3参照)の形成位置を設定するためのピッチプレート24により山位置設定を行なっている。これにより、簡単、素早くかつ正確にキー山位置の設定が可能である。
(3)ピッチプレート24は、種々のキーコードに基づいて、複数のプレートが用意されている。使用者は、ピッチプレート24の取り付け穴24bをベース盤50上の突起部に嵌合させることにより、容易に交換してベース盤50上に装着することができる。
(4)同様に、カム部材34は、多くのキーコードに対応できるように、種々のキーコードに対応してカム面34dが形成されたものが用意され、適宜、変更することが可能である。

0051

以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0052

1…キー山加工装置
10…保持部
12…保持板、12a…貫通穴
14…クランプ部、14a…クランプレバー、14b…ネジ部
16…コイルばね
20…キー山位置設定部
21…X移動ステージ
22…山位置設定レバー、22a…作用部
23…ツマミ部、23a…突起
24…ピッチプレート、24a…コード穴、24b…取り付け穴
25…Y移動ステージ、25a…セット溝、25b…ネジ部
26…付勢ばね
27…当接面
30…キー山高さ設定部
32…高さ設定ベース、32a…スリット部、32b…軸穴
34…カム部材、34a…レバー、34b…中心穴、34c…カム部、34d…カム面
36…シャフト
40…プレス加工部
44…プレスレバー、45…パンチ、46…ダイス、47…ばね
50…ベース盤、51…支点
100、101、102、103…キー
101a、102a、103a…持ち手部
100b、101b、102b、103b…ブレード部
102c、103c…キー山

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