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技術 心電図検査装置

出願人 フクダ電子株式会社
発明者 高橋弘誠村上拓大月宏行
出願日 2015年7月17日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2015-143197
公開日 2017年2月2日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2017-023283
状態 特許登録済
技術分野 電気治療装置 生体の電気現象及び電気的特性の測定・記録
主要キーワード 各検査部位 中継ボックス 刺激位置 波形表示領域 専用キーボード 刺激波形 非観血血圧 電気生理学的検査
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年2月2日)のものです。
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図面 (10)

課題

心臓の異常部位を検査するための検査時間を短縮できる、心電図検査装置を提供すること。

解決手段

類似度算出部204は、ユーザーにより指定された1つの不整脈波形又は1つのペースマップ波形を基準波形にして、その基準波形に対する複数のペースマップ波形又は複数の不整脈波形の類似度を算出する。順位付け部205は、類似度算出部204によって得られた類似度に基づいて、複数のペースマップ波形又は複数の不整脈波形を順位付けする。表示制御部203は、順位付け部205によって順位付けされた順にペースマップ波形又は不整脈が並んで表示されるようにディスプレイ20を制御する。

概要

背景

現在、心室頻拍VT)や多発する心室期外収縮(VPC)等の頻脈性不整脈に対して、心筋焼灼アブレーション)して頻脈性不整脈の発生を抑えるという治療が行われている。この際、心臓の各部位を電気刺激し、自然発生した頻脈性不整脈の心電波形である不整脈波形と、各部位を電気刺激したときに現れる心電波形であるペースマップ波形(ペーシング波形と言ってもよい)とを比較し、不整脈波形と同一又は似たペースマップ波形が得られた電気刺激部位をアブレーションする部位として選択する。因みに、心電波形としては、例えば体表面12誘導心電図が用いられる。

このような、不整脈波形とペースマップ波形とを利用した例を、図1を用いて説明する。ディスプレイの同一画面上に不整脈波形W1とペースマップ波形W2とを同時に表示する。不整脈波形W1とペースマップ波形W2が似ていると判断したときに、医師は電気刺激した部位がVPC等の起源であると判断し、その部位をアブレーションする。また、装置により算出された不整脈波形W1とペースマップ波形W2との類似度がディスプレイに表示され(図1の「94.3」、「96.1」………)、医師はこの類似度を参照してその部位をアブレーションするか否かの判断を行う。このような不整脈波形とペースマップ波形とを利用した技術については、例えば特許文献1に記載されている。

概要

心臓の異常部位を検査するための検査時間を短縮できる、心電検査装置を提供すること。類似度算出部204は、ユーザーにより指定された1つの不整脈波形又は1つのペースマップ波形を基準波形にして、その基準波形に対する複数のペースマップ波形又は複数の不整脈波形の類似度を算出する。順位付け部205は、類似度算出部204によって得られた類似度に基づいて、複数のペースマップ波形又は複数の不整脈波形を順位付けする。表示制御部203は、順位付け部205によって順位付けされた順にペースマップ波形又は不整脈が並んで表示されるようにディスプレイ20を制御する。

目的

本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、心臓の異常部位を検査するための検査時間を短縮できる、心電図検査装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

基準となる不整脈波形に対する複数のペースマップ波形の類似度、及び又は、基準となるペースマップ波形に対する複数の不整脈波形の類似度を算出する類似度算出部と、前記類似度の順に前記複数のペースマップ波形を並べて表示する、及び又は、前記類似度の順に前記不整脈波形を並べて表示する表示部と、を備える心電図検査装置

請求項2

前記表示部は、前記類似度の最も高い前記ペースマップ波形を前記基準となる前記不整脈波形に隣接して表示し、及び又は、前記類似度の最も高い前記不整脈波形を前記基準となる前記ペースマップ波形に隣接して表示する、請求項1に記載の心電図検査装置。

請求項3

前記基準となる不整脈波形、又は、前記基準となるペースマップ波形は、ユーザーによって選択可能である、請求項1又は請求項2に記載の心電図検査装置。

請求項4

前記類似度の順に前記複数のペースマップ波形を並べて表示するか、前記類似度の順に前記不整脈波形を並べて表示するかを切り替え可能である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の心電図検査装置。

請求項5

コンピュータに、基準となる不整脈波形に対する複数のペースマップ波形の類似度、及び又は、基準となるペースマップ波形に対する複数の不整脈波形の類似度を算出する類似度算出ステップと、前記類似度の順に前記複数のペースマップ波形を並べて表示する、及び又は、前記類似度の順に前記不整脈波形を並べて表示させる表示制御ステップと、を実行させるプログラム

技術分野

0001

本発明は、不整脈波形電気刺激を与えたときのペースマップ波形とを同一画面に同時に表示する、心電図検査装置に関する。

背景技術

0002

現在、心室頻拍VT)や多発する心室期外収縮(VPC)等の頻脈性不整脈に対して、心筋焼灼アブレーション)して頻脈性不整脈の発生を抑えるという治療が行われている。この際、心臓の各部位を電気刺激し、自然発生した頻脈性不整脈の心電波形である不整脈波形と、各部位を電気刺激したときに現れる心電波形であるペースマップ波形(ペーシング波形と言ってもよい)とを比較し、不整脈波形と同一又は似たペースマップ波形が得られた電気刺激部位をアブレーションする部位として選択する。因みに、心電波形としては、例えば体表面12誘導心電図が用いられる。

0003

このような、不整脈波形とペースマップ波形とを利用した例を、図1を用いて説明する。ディスプレイの同一画面上に不整脈波形W1とペースマップ波形W2とを同時に表示する。不整脈波形W1とペースマップ波形W2が似ていると判断したときに、医師は電気刺激した部位がVPC等の起源であると判断し、その部位をアブレーションする。また、装置により算出された不整脈波形W1とペースマップ波形W2との類似度がディスプレイに表示され(図1の「94.3」、「96.1」………)、医師はこの類似度を参照してその部位をアブレーションするか否かの判断を行う。このような不整脈波形とペースマップ波形とを利用した技術については、例えば特許文献1に記載されている。

先行技術

0004

特開2006−025836号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、心臓の異常部位の検査は、心臓の各刺激部位に応じた複数のペースマップ波形を不整脈波形と比較することで行う。このため、比較に要する時間が長くなり、結果として検査時間が長くなる欠点がある。加えて、心臓の異常部位が複数箇所存在する場合には、複数種類の不整脈波形が存在することとなり、このような場合には比較対象も増えるため、一層検査時間が長くなる。

0006

本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、心臓の異常部位を検査するための検査時間を短縮できる、心電図検査装置を提供する。

課題を解決するための手段

0007

本発明の心電図検査装置の一つの態様は、
基準となる不整脈波形に対する複数のペースマップ波形の類似度、及び又は、基準となるペースマップ波形に対する複数の不整脈波形の類似度を算出する類似度算出部と、
前記類似度の順に前記複数のペースマップ波形を並べて表示する、及び又は、前記類似度の順に前記不整脈波形を並べて表示する表示部と、
を備える。

発明の効果

0008

本発明によれば、医療従事者に、不整脈波形とペースマップ波形との類似度の関係を一括して見易い形で提供でき、この結果、医療従事者は心臓の異常部位を把握し易くなり、心臓の異常部位を検査するための検査時間を短縮できるようになる。

図面の簡単な説明

0009

従来の不整脈波形とペースマップ波形の表示例を示す図
実施の形態に係るポリグラフの全体構成を示す概略図
実施の形態における不整脈波形とペースマップ波形の表示例を示す図
実施の形態における不整脈波形とペースマップ波形の表示例を示す図
不整脈波形の取り込み画面を示す図
不整脈波形の取り込み画面を示す図
ペースマップ波形の取り込み画面を示す図
ペースマップ波形の取り込み画面を示す図
実施の形態による表示を実現するための構成を示すブロック図

実施例

0010

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。

0011

<ポリグラフの全体構成>
図2は、本実施の形態によるポリグラフ100の全体構成を示す外観図である。本実施の形態のポリグラフ100は、心臓カテーテル検査装置として用いられるポリグラフである。また、ポリグラフ100は、体表面心電図及び心内心電図を計測及び解析する機能を有する。このため、ポリグラフ100は心電図検査装置と呼ぶこともできる。

0012

ポリグラフ100は、本体ユニット200と、インターフェースユニット300と、EPS(Electrophysiological Study:電気生理学的検査ユニット400と、を有する。本体ユニット200とインターフェースユニット300はケーブルL1によって接続されており、インターフェースユニット300とEPSユニット400はケーブルL2によって接続されている。なお、図では、インターフェースユニット300を介して本体ユニット200とEPSユニット400を接続した例を示しているが、本体ユニット200とEPSユニット400をケーブルL2によって直接接続してもよい。

0013

本体ユニット200には、専用キーボード11、キーボード12、マウス13等の入力装置10と、複数のディスプレイ20(21、22、23)と、サーマルレコーダ30等の記録装置と、が接続されている。また、本体ユニット200には、インターフェースユニット300が接続されている。本体ユニット200は、ポリグラフ100の中央処理ユニットとしての機能を有する。本体ユニット200は、インターフェースユニット300を介して入力した各生体情報に対してプログラムに従った演算処理解析処理を施すことにより、各生体情報を所望の表示形態でディスプレイ20に表示する。また、本体ユニット200は、入力装置10から入力された操作信号に基づいて、各生体情報の表示形態や、インターフェースユニット300及びEPSユニット400、並びにそれらに接続される各装置の動作を制御するようになっている。

0014

インターフェースユニット300は、ECG(心電図)用入力端子非観血血圧用入力端子、SpO2用入力端子及び体温用入力端子などからなる生体情報入力端子群310を有する。また、インターフェースユニット300は、ECG用出力端子311及び観血血圧用出力端子312を有する。また、インターフェースユニット300は、専用キーボードを接続するための入力端子313等を有する。

0015

インターフェースユニット300には、アンプが内蔵されており、生体情報入力端子群310から入力された所定の信号はアンプによって増幅された後に本体ユニット200に出力される。

0016

EPSユニット400は、刺激用のケーブルが接続される端子411、アブレーター用のケーブルが接続される端子412を有し、EPSユニット400は、これらの端子411、412を介して刺激装置(図示せず)及びアブレーター装置(図示せず)と接続される。また、EPSユニット400は、体表面心電図用入力端子413を有し、この端子413には被検者の体表に装着された電極が接続される。これにより、刺激装置によって心臓の所定部位刺激を与えたときの体表面心電図を得ることができる。本実施の形態の場合には、体表面心電図用入力端子413には12誘導心電図を得るための電極が接続される。

0017

さらに、EPSユニット400は、中継ボックス500、510が接続される端子414、415を有する。各中継ボックス500、510には、電極カテーテルに設けられた各電極に対応する端子を接続するための多数の端子600が設けられている。

0018

本実施の形態の場合には、1つの中継ボックス500(510、520、530)に双極で40チャネル(つまり80個の端子600)が設けられている。EPSユニット400は2つの中継ボックス500、510を接続できるようになっており、従ってEPSユニット400は80(=2×40)チャネル分の心内心電波形を入力可能とされている。

0019

さらに、EPSユニット400には、拡張用のEPSユニット410が接続可能とされている。拡張用EPSユニット410も2つの中継ボックス520、530を接続できるようになっており、従ってEPSユニット400は拡張用EPSユニット410を接続すれば、160(=4×40)チャネル分の心内心電波形の信号を入力することができる。

0020

EPSユニット400および拡張用のEPSユニット410には、アンプが内蔵されており、中継ボックス500、510、520、530から入力された心内心電波形はアンプによって増幅された後、インターフェースユニット300を介して本体ユニット200に送出される。また、刺激用のケーブルが接続される端子411から入力された刺激装置(図示せず)からの刺激信号は中継ボックス500(510、520、530)を介して電極カテーテル(図示せず)に出力される。さらに、電極カテーテルから心臓へと実際に与えられた刺激信号に基づく刺激波形は、心内心電波形と共にEPSユニット400および拡張用のEPSユニット410のアンプによって増幅された後、インターフェースユニット300を介して本体ユニット200に送出される。また、EPSユニット400は、ECG用出力端子416、スピーカ417を有する。

0021

<不整脈波形及びペースマップ波形の表示>
図3は、本実施の形態による不整脈波形及びペースマップ波形の表示例を示す図である。図3の画像は、ディスプレイ20(つまりディスプレイ21、22、23のいずれか)に表示される。因みに、不整脈波形とは患者に電気刺激を与えない状態で得られる異常興奮の体表面心電波形であり、ペースマップ波形とは患者の心臓の所定部位に電気刺激を与えて意図的に異常興奮を発生させたときに得られる異常興奮の体表面心電波形である。不整脈波形及びペースマップ波形は、EPSユニット400の体表面心電図用入力端子413に接続された電極を用いて計測される。なおこれに限らず、不整脈波形をインターフェースユニット300の生体情報入力端子群310の中のECG(心電図)用入力端子に接続された電極を用いて計測してもよい。

0022

図3に示すように、本実施の形態では、同一画面内に、複数の不整脈波形表示領域F1、F2、F3、F4と、複数のペースマップ波形表示領域P1、P2、P3、P4とを、配置するようになっている。より詳細には、不整脈波形表示領域FAと、ペースマップ波形表示領域PAとが横方向に並んで配置され、不整脈波形表示領域FAには複数の不整脈波形表示領域F1、F2、F3、F4が表示され、ペースマップ波形表示領域PAには複数のペースマップ波形表示領域P1、P2、P3、P4が配置される。

0023

加えて、画面には並べ替えボタンSBが表示される。本実施の形態の場合、並べ替えボタンSBとして、スコア順並べ替えボタンS1、S2、時系列順並べ替えボタンS3が表示される。

0024

図3に示すように、ユーザーによってスコア順並べ替えボタンS1が選択操作されると(この選択操作は、例えば、カーソルをスコア順並べ替えボタンS1に合わせてマウスをクリックする操作でもよいし、ディスプレイ20がタッチパネル構成の場合には、スコア順並べ替えボタンS1をタッチする操作でもよい)、不整脈波形表示領域F1の不整脈波形#5を基準に、ペースマップ波形#8、#5、#3、#2が類似度の高い順に並べて表示される。図3の例では、不整脈波形表示領域F1の不整脈波形#5と、各ペースマップ波形#8、#5、#3、#2の類似度は#8→#5→#3→#2の順に高いので、ペースマップ波形表示領域P1、P2、P3、P4には、この順にペースマップ波形が表示されている。

0025

因みに、類似度は完全に一致したときを「100」とし、正負反対のものは「−」で表される。12誘導心電波形の各波形間で類似度が算出され、12個の類似度の平均値が不整脈波形#5に対する各ペースマップ波形#8、#5、#3、#2の類似度スコアとされる。図3の例では、不整脈波形#5に対する各ペースマップ波形#8、#5、#3、#2の類似度スコアは、それぞれ、「87」、「32」、「31」、「31」となっている。

0026

図4に示すように、ユーザーによってスコア順並べ替えボタンS2が選択操作されると、ペースマップ波形表示領域P1のペースマップ波形#12を基準に、不整脈波形#9、#5、#4、#3が類似度の高い順に並べて表示される。図4の例では、ペースマップ波形表示領域P1のペースマップ波形#12と、各不整脈波形#9、#5、#4、#3の類似度は#9→#5→#4→#3の順に高いので、不整脈波形表示領域F1、F2、F3、F4には、この順に不整脈波形が表示されている。図4の例では、ペースマップ波形#12に対する各不整脈波形#9、#5、#4、#3の類似度スコアは、それぞれ、「100」、「33」、「32」、「32」となっている。

0027

また、ユーザーによって時系列順並べ替えボタンS3が選択操作されると、複数の不整脈波形及び複数のペースマップ波形が、計測された時間順に表示されるようになっている(図示せず)。このように不整脈波形及びペースマップ波形を時間順に並べることもできるようにしたことにより、例えば、医療従事者は、不整脈波形及びペースマップ波形の時間的な前後関係を見ながら、異常箇所の判断や、基準となる不整脈波形、ペースマップ波形の選択を行うことができるようになる。

0028

次に、類似度を算出する対象の不整脈波形及びペースマップ波形を取り込んでから、図3及び図4に示すような表示を行うまでの動作について説明する。

0029

まず、不整脈1が発生すると、その不整脈波形を取り込む。具体的には、図5のような画面において、ユーザーが画面右側の12誘導心電波形中で不整脈が発生していると判断した時点を指定すると、その時点の波形(例えば指定された時点を含む1秒幅の波形)が不整脈波形#1として本体ユニット200に記憶される。図5の例では、この取り込まれた不整脈波形#1が画面左側に表示される。

0030

次に、不整脈2が発生すると、その不整脈波形を取り込む。具体的には、図6のような画面において、ユーザーが画面右側の12誘導心電波形中で不整脈が発生していると判断した時点を指定すると、その時点の波形(例えば指定された時点を含む1秒幅の波形)が不整脈波形#2として本体ユニット200に記憶される。図6の例では、この取り込まれた不整脈波形#2が画面左側に表示される。

0031

以降同様にして、不整脈が発生したら、本体ユニット200に不整脈波形#3、#4、………を取り込んで記憶する。

0032

次に、カテーテル心臓内留置し、刺激装置によるペーシングを行い、ペースマップ波形1を取り込む。具体的には、図7のような画面において、ユーザーが画面右側の12誘導心電波形中でペースマップ波形が現れていると判断した時点を指定すると、その時点の波形(例えば指定された時点を含む1秒幅の波形)がペースマップ波形#1として本体ユニット200に記憶される。図7の例では、この取り込まれたペースマップ波形#1が画面左側に表示される。

0033

次に、刺激装置による刺激位置を変えたペーシングを行い、ペースマップ波形2を取り込む。具体的には、図8のような画面において、ユーザーが画面右側の12誘導心電波形中でペースマップ波形が現れていると判断した時点を指定すると、その時点の波形(例えば指定された時点を含む1秒幅の波形)がペースマップ波形#2として本体ユニット200に記憶される。図7の例では、この取り込まれたペースマップ波形#2が画面左側に表示される。

0034

以降同様にして、刺激装置による刺激位置を変えながら、本体ユニット200にペースマップ波形#3、#4、………を取り込んで記憶する。

0035

このように、不整脈波形及びペースマップ波形を取り込むと、次にユーザーは、図3及び図4に示したようなテンプレートマッチング一覧画面を表示する。

0036

図3は、不整脈波形(#5)を基準にして、ペースマップ波形が類似度スコア順に並べて表示されたものであり、医療従事者は、ペースマップ波形(#8)が類似度スコア87でマッチングが良い波形だと判断できる。この結果、医療従事者は、ペースマップ波形(#8)が得られた刺激位置を、異常興奮の発生部位と判断し、アブレーションの対象と判断する。

0037

図4は、ペースマップ波形(#12)を基準にして、不整脈波形が類似度スコア順に並べて表示されたものであり、医療従事者は、不整脈波形(#9)が類似度スコア100でマッチングが良い波形だと判断できる。

0038

なお、ユーザーは、基準となる不整脈波形、基準となるペースマップ波形を、選択することができる。具体的には、本実施の形態の場合には、不整脈波形表示領域F1に配置した不整脈波形を基準となる不整脈波形とし、ペースマップ波形表示領域P1に配置したペースマップ波形を基準となるペースマップ波形としているので、ユーザーはこの不整脈波形表示領域F1及びペースマップ波形表示領域P1に配置する不整脈波形及びペースマップ波形を選択することで、基準波形を選択できるようになっている。

0039

具体的には、ユーザーが不整脈波形表示領域F1の上方に表示された波形選択タンR1を操作すると、候補となる不整脈波形の名前(#1、#2………)が表示され、ユーザーがその中から所望の不整脈波形の名前(#1、#2………)を選択すると、選択した不整脈波形が不整脈波形表示領域F1に配置され、それが基準の不整脈波形とされる。

0040

同様に、ユーザーがペースマップ波形表示領域P1の上方に表示された波形選択ボタンR2を操作すると、候補となるペースマップ波形の名前(#1、#2………)が表示され、ユーザーがその中から所望のペースマップ波形の名前(#1、#2………)を選択すると、選択したペースマップ波形がペースマップ波形表示領域P1に配置され、それが基準のペースマップ波形とされる。

0041

図9に、図3及び図4に示したような本実施の形態による表示を実現するための構成を示す。

0042

不整脈波形記憶部201、ペースマップ波形記憶部202、表示制御部203、類似度算出部204及び順位付け部205は、本体ユニット200に設けられている。

0043

不整脈波形記憶部201には、VPCなどの心臓異常時の心電波形が不整脈波形として記憶されている。ペースマップ波形記憶部202には、刺激装置によって心臓の各検査部位に電気刺激を与えたときの心電波形がペースマップ波形として記憶されている。図2のポリグラフ100では、EPSユニット400に接続された12誘導心電図用電極からの電気信号に基づいて得た12誘導心電波形が、不整脈波形及びペースマップ波形としてそれぞれ不整脈波形記憶部201及びペースマップ波形記憶部202に記憶される。なお、不整脈波形記憶部201に記憶される不整脈波形は、ポリグラフ100によって測定されたものに限らず、他の心電計によって予め測定された心臓異常時の心電波形であってもよい。

0044

不整脈波形記憶部201には、1つ以上の不整脈波形が記憶される。つまり、異常部位が異なると心電波形が異なるので、異常部位が複数ある場合には、それぞれの異常部位に対応した複数の心電波形が不整脈波形として記憶される。同様に、ペースマップ波形記憶部202には、1つ以上のペースマップ波形が記憶される。つまり、電気刺激を与える部位が異なると心電波形が異なるので、電気刺激を与えた部位が複数ある場合には、それぞれの刺激部位に対応した複数の心電波形がペースマップ波形として記憶される。

0045

なお、本実施の形態では、12誘導心電波形の12個の波形は、誘導にかかわらず、1つの不整脈波形、1つのペースマップ波形と定義しており、12個の波形と定義しているのではないので注意されたい。

0046

類似度算出部204は、ユーザーにより指定された1つの不整脈波形又は1つのペースマップ波形を基準波形にして、その基準波形に対する複数のペースマップ波形又は複数の不整脈波形の類似度を算出する。

0047

順位付け部205は、類似度算出部204によって得られた類似度に基づいて、複数のペースマップ波形又は複数の不整脈波形を順位付けする。

0048

表示制御部203は、順位付け部205によって順位付けされた順にペースマップ波形又は不整脈波形が並んで表示されるようにディスプレイ20を制御する。

0049

以上説明したように、本実施の形態によれば、基準となる不整脈波形に対する複数のペースマップ波形の類似度又は基準となるペースマップ波形に対する複数の不整脈波形の類似度を算出し、類似度の順に複数のペースマップ波形を並べて表示する又は類似度の順に不整脈波形を並べて表示するようにしたことにより、医療従事者に、不整脈波形とペースマップ波形との類似度の関係を一括して見易い形で提供でき、この結果、医療従事者は心臓の異常部位を把握し易くなり、心臓の異常部位を検査するための検査時間を短縮できるようになる。

0050

例えば不整脈波形とペースマップ波形とを1つずつ比較しながら異常部位を判断する場合と比較して、検査時間を短縮することができる。また、臨床の現場では、比較する対象が複数表示されていた方が比べ易いといったメリットもある。

0051

さらに、順位付けされた複数のペースマップ波形又は不整脈波形が表示されるので、医療従事者は、異常部位か否かの判断をよりし易くなる。例えば、順位付けされたペースマップ波形のうち、最も類似度の高いペースマップ波形の類似度が100であり、次に類似度が高いペースマップ波形の類似度が20といったように、急激に類似度が下がっている場合には、最も類似度の高いペースマップ波形が得られた刺激位置を、その不整脈の起源であると確信をもって判断できるようになる。これに対して、最も類似度の高いペースマップ波形の類似度が50であり、次に類似度が高いペースマップ波形の類似度が40といったように、類似度にあまり差が無い場合には、最も類似度の高いペースマップ波形が得られた刺激位置を、その不整脈の起源と断定するのは早急であると判断できるようになる。例えば、順位付けされたペースマップ波形の類似度の差が小さい場合には、複数の異常部位を起源とする不整脈のおそれがあると判断できる。

0052

また、図3に示したように、類似度の最も高いペースマップ波形#8を基準となる不整脈波形#5に隣接して表示し、図4に示したように、類似度の最も高い不整脈波形#9を基準となるペースマップ波形#12に隣接して表示したことにより、複数の波形のうち重要度が最も高い類似度の最も高い波形を、基準波形と容易に見比べて比較できるようになるので、より異常部位を把握し易くなる。

0053

なお、上述の実施の形態では、同一画面上に同時に表示する不整脈波形及びペースマップ波形を4つずつとした場合について述べたが、勿論これに限らない。例えば不整脈波形を2つ、ペースマップ波形を5つ同一画面上に同時に表示するようにしてもよい。また、類似度の基準となる不整脈波形又はペースマップ波形は1つのみ表示してもよい。

0054

また、上述の実施の形態では、本発明の心電図検査装置における表示方法をポリグラフ100に適用した場合について述べたが、ポリグラフ100以外の心電図検査装置にも広く適用可能である。

0055

また、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアで実現する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連携においてソフトウェアでも実現することも可能である。

0056

上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することの無い範囲で、様々な形で実施することができる。

0057

本発明は、心臓異常時の不整脈波形と電気刺激を与えたときのペースマップ波形とを同一画面に同時に表示する、心電図検査装置に適用し得る。

0058

10入力装置
20ディスプレイ
100ポリグラフ
200本体ユニット
201不整脈波形記憶部
202ペースマップ波形記憶部
203表示制御部
204類似度算出部
205順位付け部
300インターフェースユニット
400EPS(Electrophysiological Study:電気生理学的検査)ユニット
500、510、520、530中継ボックス
F1、F2、F3、F4、FA不整脈波形表示領域
P1、P2、P3、P4、PA ペースマップ波形表示領域

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