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技術 整髪剤組成物及び整髪剤組成物の製造方法

出願人 株式会社マンダム
発明者 岡本将典欅田雄佑
出願日 2015年7月7日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2015-136345
公開日 2017年1月26日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2017-019728
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 鱗片状シリカ粒子 有機変性処理 カオリン族粘土鉱物 易崩壊性 B型粘度計 内包成分 ジャー容器 変性多糖
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題

整髪後の毛髪をべたつきやごわつきの少ないものとすることができ、毛髪同士をまとめる特性、毛髪の流れを形作る特性、整髪保持力に優れた整髪剤組成物を提供する。

解決手段

本発明の整髪剤組成物は、(A):シリカ炭酸カルシウム炭酸マグネシウムヒドロキシアパタイト酸化チタン酸化亜鉛ケイ酸カルシウムケイ酸マグネシウムケイ酸アルミニウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子0.25〜6.0質量%と、(B1):オキシエチレン平均付加モル数が40〜60であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、(B2):オキシエチレンの平均付加モル数が80〜120であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、(C):トリメチルグリシン及び/又はポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルと、(D):水とを含み、[(B1)/{(B1)+(B2)}]が0.10〜0.90である。

概要

背景

毛髪を整えるために用いられる整髪剤組成物の発揮し得る整髪特性には様々なものがあり、例えば、毛髪同士をまとめる特性、毛髪の流れを形作り髪型を作る特性、毛髪を固める特性、毛髪を立ち上げる特性、髪型を長時間保持する特性、毛髪につや)を付与する特性、毛髪同士の滑りを良くしてさらさらとした感触を付与する特性等が挙げられる。整髪剤は、目的とするヘアスタイルや、対象とする髪質などに応じて、上記の特性のうちの一つ又は複数を発揮するように設計されている。

具体的な整髪剤組成物としては、例えば、主たる毛髪セット成分として皮膜形成ポリマーを用いたジェル状の整髪剤組成物が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような整髪剤組成物は、皮膜形成ポリマーの作用により、毛髪の表面に皮膜を形成するため、毛髪を固める特性や髪型を長時間保持する特性に優れる。その反面、整髪後の毛髪が固い感触となる傾向にある。

また、整髪後の毛髪を、ごわつきのないしなやかな感触とし、さらに毛髪にべたつかない感触とする整髪剤組成物として、比表面積が50m2/g以上である微粒子粉末を0.1〜10質量%で含む毛髪化粧料が知られている(特許文献2参照)。

概要

整髪後の毛髪をべたつきやごわつきの少ないものとすることができ、毛髪同士をまとめる特性、毛髪の流れを形作る特性、整髪保持力に優れた整髪剤組成物を提供する。本発明の整髪剤組成物は、(A):シリカ炭酸カルシウム炭酸マグネシウムヒドロキシアパタイト酸化チタン酸化亜鉛ケイ酸カルシウムケイ酸マグネシウムケイ酸アルミニウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子0.25〜6.0質量%と、(B1):オキシエチレン平均付加モル数が40〜60であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、(B2):オキシエチレンの平均付加モル数が80〜120であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、(C):トリメチルグリシン及び/又はポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルと、(D):水とを含み、[(B1)/{(B1)+(B2)}]が0.10〜0.90である。なし

目的

本発明の目的は、毛髪同士をまとめる特性と毛髪の流れを形作る特性に優れ、なおかつ、整髪後の毛髪をべたつきやごわつきの少ないものとすることができ、さらに、髪型を長時間保持する特性にも優れた整髪剤組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

下記成分(A)と、下記成分(B1)と、下記成分(B2)と、下記成分(C)と、下記成分(D)とを含み、前記成分(A)の含有量が0.25〜6.0質量%であり、前記成分(B1)の含有量と前記成分(B2)の含有量の合計量に対する前記成分(B1)の含有量の質量割合[成分(B1)/{成分(B1)+成分(B2)}]が0.10〜0.90であることを特徴とする整髪剤組成物。成分(A):シリカ炭酸カルシウム炭酸マグネシウムヒドロキシアパタイト酸化チタン酸化亜鉛ケイ酸カルシウムケイ酸マグネシウムケイ酸アルミニウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子成分(B1):オキシエチレン平均付加モル数が40〜60であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油成分(B2):オキシエチレンの平均付加モル数が80〜120であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油成分(C):トリメチルグリシン及び/又はポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル成分(D):水

請求項2

前記成分(B1)の含有量と前記成分(B2)の含有量の合計量[成分(B1)+成分(B2)]が0.6〜25.0質量%である請求項1に記載の整髪剤組成物。

請求項3

前記成分(C)の含有量が1.0〜15.0質量%である請求項1または2に記載の整髪剤組成物。

請求項4

前記成分(C)の含有量に対する前記成分(B1)の含有量の質量割合[成分(B1)/成分(C)]が0.12〜1.4である請求項1〜3のいずれか一項に記載の整髪剤組成物。

請求項5

さらに、下記成分(E)を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の整髪剤組成物。成分(E):パントテニルアルコール

請求項6

さらに、下記成分(F)を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の整髪剤組成物。成分(F):ポリエチレングリコール

請求項7

さらに、下記成分(G)及び下記成分(H)を含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の整髪剤組成物。成分(G):粘土鉱物成分(H):多糖化合物

請求項8

炭化水素油エステル油シリコーン油ロウ、及び油脂からなる群より選ばれた油剤を含み又は含まず、前記油剤の含有量が0〜1.0質量%である請求項1〜7のいずれか一項に記載の整髪剤組成物。

請求項9

下記成分(A)と、下記成分(B1)と、下記成分(B2)と、下記成分(C)と、下記成分(D)とを、前記成分(A)の含有量が0.25〜6.0質量%であり、前記成分(B1)の含有量と前記成分(B2)の含有量の合計量に対する前記成分(B1)の含有量の質量割合[成分(B1)/{成分(B1)+成分(B2)}]が0.10〜0.90となるように混合することを特徴とする整髪剤組成物の製造方法。成分(A):シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、酸化チタン、酸化亜鉛、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子成分(B1):オキシエチレンの平均付加モル数が40〜60であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油成分(B2):オキシエチレンの平均付加モル数が80〜120であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油成分(C):トリメチルグリシン及び/又はポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル成分(D):水

技術分野

0001

本発明は、毛髪を整える整髪剤に好適に用いられる整髪剤組成物及びその製造方法に関する。

背景技術

0002

毛髪を整えるために用いられる整髪剤組成物の発揮し得る整髪特性には様々なものがあり、例えば、毛髪同士をまとめる特性、毛髪の流れを形作り髪型を作る特性、毛髪を固める特性、毛髪を立ち上げる特性、髪型を長時間保持する特性、毛髪につや)を付与する特性、毛髪同士の滑りを良くしてさらさらとした感触を付与する特性等が挙げられる。整髪剤は、目的とするヘアスタイルや、対象とする髪質などに応じて、上記の特性のうちの一つ又は複数を発揮するように設計されている。

0003

具体的な整髪剤組成物としては、例えば、主たる毛髪セット成分として皮膜形成ポリマーを用いたジェル状の整髪剤組成物が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような整髪剤組成物は、皮膜形成ポリマーの作用により、毛髪の表面に皮膜を形成するため、毛髪を固める特性や髪型を長時間保持する特性に優れる。その反面、整髪後の毛髪が固い感触となる傾向にある。

0004

また、整髪後の毛髪を、ごわつきのないしなやかな感触とし、さらに毛髪にべたつかない感触とする整髪剤組成物として、比表面積が50m2/g以上である微粒子粉末を0.1〜10質量%で含む毛髪化粧料が知られている(特許文献2参照)。

先行技術

0005

特開平10−87448号公報
特開2003−342130号公報

発明が解決しようとする課題

0006

近年、しっかりとした髪型に整髪ができ、なおかつ、整髪後の毛髪はごわつきのないやわらかな感触となり、自然な仕上がり(即ち、整髪剤をあまりつけていないかのような仕上がり)となる整髪剤組成物の要望がある。このような要望に対しては、特許文献2に記載の整髪剤組成物は、毛髪同士をまとめる特性が不十分であり、毛束まとまりがあり、毛髪の流れのはっきりとした、しっかりとした髪型を作る点では十分ではなかった。

0007

本発明の目的は、毛髪同士をまとめる特性と毛髪の流れを形作る特性に優れ、なおかつ、整髪後の毛髪をべたつきやごわつきの少ないものとすることができ、さらに、髪型を長時間保持する特性にも優れた整髪剤組成物を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、下記成分(A)と、下記成分(B1)と、下記成分(B2)と、下記成分(C)と、下記成分(D)とを含み、成分(A)の含有量が0.25〜6.0質量%であり、成分(B1)の含有量と成分(B2)の含有量の合計量に対する成分(B1)の含有量の質量割合[成分(B1)/{成分(B1)+成分(B2)}]が0.10〜0.90であることを特徴とする整髪剤組成物を提供する。
成分(A):シリカ炭酸カルシウム炭酸マグネシウムヒドロキシアパタイト酸化チタン酸化亜鉛ケイ酸カルシウムケイ酸マグネシウムケイ酸アルミニウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子
成分(B1):オキシエチレン平均付加モル数が40〜60であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
成分(B2):オキシエチレンの平均付加モル数が80〜120であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
成分(C):トリメチルグリシン及び/又はポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル
成分(D):水

0009

成分(B1)の含有量と成分(B2)の含有量の合計量[成分(B1)+成分(B2)]は0.6〜25.0質量%が好ましい。

0010

成分(C)の含有量は1.0〜15.0質量%が好ましい。

0011

成分(C)の含有量に対する成分(B1)の含有量の質量割合[成分(B1)/成分(C)]は0.12〜1.4が好ましい。

0012

上記整髪剤組成物は、さらに、下記成分(E)を含むことが好ましい。
成分(E):パントテニルアルコール

0013

上記整髪剤組成物は、さらに、下記成分(F)を含むことが好ましい。
成分(F):ポリエチレングリコール

0014

上記整髪剤組成物は、さらに、下記成分(G)及び下記成分(H)を含むことが好ましい。
成分(G):粘土鉱物
成分(H):多糖化合物

0015

上記整髪剤組成物は、炭化水素油エステル油シリコーン油ロウ、及び油脂からなる群より選ばれた油剤を含み又は含まず、上記油剤の含有量が0〜1.0質量%であることが好ましい。

0016

また、本発明は、上記成分(A)と、上記成分(B1)と、上記成分(B2)と、上記成分(C)と、上記成分(D)とを、成分(A)の含有量が0.25〜6.0質量%であり、成分(B1)の含有量と成分(B2)の含有量の合計量に対する成分(B1)の含有量の質量割合[成分(B1)/{成分(B1)+成分(B2)}]が0.10〜0.90となるように混合することを特徴とする整髪剤組成物の製造方法を提供する。

発明の効果

0017

本発明の整髪剤組成物は、上記構成を有するため、整髪する際の、毛髪同士をまとめる特性(毛束をまとめる特性)と毛髪の流れを形作る特性に共に優れる。なおかつ、整髪後には、毛髪のべたつきが少なく、毛髪が固まりすぎたり、ごわついたりすることがない。このため、本発明の整髪剤組成物によれば、毛束のまとまりがあり、毛髪の流れのはっきりとした、しっかりとした髪型に整髪することができる。なおかつ、べたつきやごわつきが少なく、毛髪を自然な状態で整えることができる。さらに、本発明の整髪剤組成物は、整髪後の髪型を長時間保持する特性(整髪保持力)にも優れる。

0018

本発明の整髪剤組成物は、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、酸化チタン、酸化亜鉛、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子と、オキシエチレンの平均付加モル数が40〜60であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、オキシエチレンの平均付加モル数が80〜120であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、トリメチルグリシン及び/又はポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルと、水とを少なくとも含む。

0019

本明細書においては、上記「シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、酸化チタン、酸化亜鉛、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子」を「成分(A)」と称する場合がある。また、上記「オキシエチレンの平均付加モル数が40〜60であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油」を「成分(B1)」と称する場合がある。また、上記「オキシエチレンの平均付加モル数が80〜120であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油」を「成分(B2)」と称する場合がある。また、上記「トリメチルグリシン及び/又はポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル」を「成分(C)」と称する場合がある。また、上記「水」を「成分(D)」と称する場合がある。

0020

さらに、本明細書においては、成分(B1)および成分(B2)を総称して「成分(B)」と称する場合がある。また、上記「トリメチルグリシン」を「成分(C1)」と称する場合がある。また、上記「ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル」を「成分(C2)」と称する場合がある。

0021

本発明の整髪剤組成物は、さらに、パントテニルアルコールを含むことが好ましい。本明細書においては、上記「パントテニルアルコール」を「成分(E)」と称する場合がある。

0022

本発明の整髪剤組成物は、さらに、ポリエチレングリコールを含むことが好ましい。本明細書においては、上記「ポリエチレングリコール」を「成分(F)」と称する場合がある。

0023

本発明の整髪剤組成物は、さらに、粘土鉱物を含むことが好ましい。本明細書においては、上記「粘土鉱物」を「成分(G)」と称する場合がある。

0024

本発明の整髪剤組成物は、さらに、多糖化合物を含むことが好ましい。本明細書においては、上記「多糖化合物」を「成分(H)」と称する場合がある。

0025

すなわち、本発明の整髪剤組成物は、成分(A)と成分(B1)と成分(B2)と成分(C)と成分(D)とを少なくとも含む。本発明の整髪剤組成物は、さらに、成分(E)、成分(F)、成分(G)及び成分(H)からなる群より選ばれた成分(少なくとも1の成分)を含むことが好ましい。特に、成分(G)と成分(H)とは併用することが好ましい。中でも、本発明の整髪剤組成物は、成分(A)、成分(B1)、成分(B2)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、成分(F)、成分(G)及び成分(H)の全てを含むことが好ましい。本発明の整髪剤組成物は、さらに他の成分を含んでいてもよい。上記の成分、例えば、成分(A)、成分(B1)、成分(B2)、成分(C)、成分(D)、成分(E)、成分(F)、成分(G)、成分(H)や他の成分は、それぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0026

なお、上記成分(C)は、成分(C1)及び成分(C2)からなる群より選ばれた化合物(少なくとも1の化合物)である。上記の成分(C1)、成分(C2)は、それぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0027

以下、本発明の整髪剤組成物に用いられる各成分の詳細を説明する。

0028

(成分(A):シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、酸化チタン、酸化亜鉛、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子)
上記成分(A)は、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、酸化チタン、酸化亜鉛、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子(少なくとも1の粒子)である。成分(A)は、主として、べたつきを抑える特性、毛髪の流れを形作る特性及び形作られた後の髪型を保持する整髪保持力を高める役割を有する。また、成分(A)の使用により、一旦整髪した後に整髪を再度行うことを容易にし、再整髪性を高めることも可能である。

0029

成分(A)としては、中でも、毛髪の流れを形作る特性をより一層良好にする観点から、シリカ、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子(少なくとも1の粒子)が好ましく、シリカ、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選ばれた粒子(少なくとも1の粒子)がより好ましい。上記成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0030

<シリカ>
上記シリカとして、公知慣用のシリカ(無水ケイ酸)を用いることができる。上記シリカは、疎水化処理されていない無水ケイ酸(親水性のシリカ)であってもよいし、疎水化無水ケイ酸であってもよい。また、上記シリカは、アミノ酸エステル又はレシチン等で表面処理されたシリカであってもよい。また、上記シリカは、所謂、易崩壊性シリカ粒子であってもよい。上記シリカは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0031

上記疎水化無水ケイ酸は、無水ケイ酸(例えば、未処理の無水ケイ酸)が疎水化処理された物質である。疎水化処理に用いられる処理剤としては、有機シリル化合物及びシリコーン化合物等が挙げられる。上記有機シリル化合物としては、メチルトリクロロシランジメチルジクロロシラントリメチルクロロシランヘキサメチルジシラザンメチルトリアルコキシシランジメチルジアルコキシシラントリメチルアルコキシシランエチルトリクロロシランプロピルトリクロロシランヘキシルトリクロロシラン、長鎖アルキルトリクロロシラン、エチルトリアルコキシシラン、プロピルトリアルコキシシランヘキシルトリアルコキシシラン、長鎖アルキルトリアルコキシシラン、メタクリルシランフルオロアルキルシラン及びペルフルオロアルキルシラン等が挙げられる。上記シリコーン化合物としては、ジメチルポリシロキサンシリコーンオイル)、メチルフェニルポリシロキサンメチルハイドロジェンポリシロキサン及びアミノ変性シリコーン等が挙げられる。上記疎水化処理の方法として、公知の方法を採用可能である。上記疎水化処理の方法としては、液相法気相法及びオートクレーブ法等が挙げられる。

0032

上記疎水化無水ケイ酸としては、例えば、ジメチルシロキシル化無水ケイ酸、トリメチルシロキシル化無水ケイ酸、オクチルシロキシル化無水ケイ酸、シリコーンオイル処理無水ケイ酸及びメタクリルシロキシル化無水ケイ酸等が挙げられる。

0033

上記易崩壊性シリカ粒子は、複数のシリカ一次粒子集合して形成された粒子である。上記シリカ一次粒子としては、特に限定されないが、例えば、球状シリカ粒子鱗片状シリカ粒子及び不定形シリカ粒子等が挙げられる。上記シリカ一次粒子の平均粒径は、特に限定されない。

0034

また、上記易崩壊性シリカ粒子は、シリカ以外の成分を内包していてもよい。上記シリカ以外の成分(以下、「内包成分」と称する場合がある)としては、特に限定されないが、例えば、界面活性剤多価アルコール高級アルコール糖アルコール、シリコーン油、金属イオン封鎖剤酸化防止剤植物抽出エキス染料顔料香料保湿剤ビタミン類アミノ酸類及び清涼剤等が挙げられる。中でも、アミノ酸類、シリコーン油、ビタミン類が好ましい。上記アミノ酸類としては、特に限定されないが、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(例えば、旭化成ケミカルズ社製、商品名「ペリセア」)、トリメチルグリシン及びグルタミン酸等が挙げられる。上記易崩壊性シリカ粒子が上記内包成分を内包することにより、整髪時に上記易崩壊性シリカ粒子が崩壊すると内包成分が放出され、内包成分の種類に応じた効果が発揮される。例えば、上記易崩壊性シリカ粒子がアミノ酸類を内包することにより、毛髪のダメージケア機能が発揮される。

0035

上記易崩壊性シリカ粒子の製造方法としては、特に限定されず、公知の方法を用いることができる。

0036

上記シリカの吸油量は、特に限定されないが、100〜1000mL/100gが好ましく、より好ましくは150〜800mL/100g、更に好ましくは200〜700mL/100gである。上記シリカの吸油量が上記下限以上及び上記上限以下であると、毛髪の流れを形作る特性、整髪保持力及び再整髪性がより一層良好になる。上記吸油量は、JIS K5101に記載の方法に準拠して測定される。

0037

上記シリカの市販品としては、例えば、無水ケイ酸である富士シリシア化学株式会社製、商品名「サイリシア320」、商品名「サイリシア 310P」、商品名「サイリシア 250」、商品名「サイリシア 250N」、商品名「サイリシア 350」、商品名「サイリシア 370」、商品名「サイリシア 380」、商品名「サイリシア 420」、商品名「サイリシア 430」、商品名「サイリシア 440」、商品名「サイリシア 450」及び商品名「サイリシア 470」;無水ケイ酸である日本アエロジル株式会社製、商品名「AEOSIL 50」、商品名「AEROSIL 90G」、商品名「AEROSIL 130」、商品名「AEROSIL 150」、商品名「AEROSIL 200」、商品名「AEROSIL 300」、商品名「AEROSIL 380」、商品名「AEROSIL 200V」及び商品名「AEROSIL OX50」;無水ケイ酸であるAGCエスアイテック株式会社製、商品名「サンスフェアH−31」、商品名「サンスフェア H−51」、商品名「サンスフェア H−121」、商品名「サンスフェア H−201」、商品名「サンスフェア H−32」、商品名「サンスフェア H−52」、商品名「サンスフェア H−122」、商品名「サンスフェア H−33」及び商品名「サンスフェア H−53」;ジメチルシロキシル化無水ケイ酸である日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL R972」、商品名「AEROSIL R974」及び商品名「AEROSIL R9200」;トリメチルシロキシル化無水ケイ酸である日本アエロジル株式会社製、商品名「AEROSIL RX200」、商品名「AEROSIL R8200」、商品名「AEROSIL RX300」及び商品名「AEROSIL R812S」;オクチルシロキシル化無水ケイ酸である日本アエロジル株式会社製、商品名「AEROSIL R805」;シリコーンオイル処理無水ケイ酸である日本アエロジル社製、商品名「AEROSIL R202」、商品名「AEROSIL RY200」、商品名「AEROSIL RY200S」及び商品名「AEROSIL RY300」;メタクリルシロキシル化無水ケイ酸である日本アエロジル株式会社製、商品名「AEROSIL R711」;上記易崩壊性シリカである三好化成株式会社製、商品名「シリカビーズSB−705」;上記易崩壊性シリカである鈴木油脂工業株式会社製、商品名「ゴッドボールSF−16C」、商品名「ゴッドボールAF−6C」及び商品名「ゴッドボールAF−16C」等が挙げられる。

0038

<炭酸カルシウム>
上記炭酸カルシウムは、例えば、INCI名「CALCIUM CARBONATE」で表される。上記炭酸カルシウムは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。上記炭酸カルシウムの市販品としては、例えば、堺化学工業株式会社製、商品名「かるまるSCSM5」;白石カルシウム株式会社製、商品名「ふわカル」等が挙げられる。

0039

<炭酸マグネシウム>
上記炭酸マグネシウムは、例えば、INCI名「MAGNESIUM CARBONATE」で表される。上記炭酸マグネシウムは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。上記炭酸マグネシウムの市販品としては、例えば、富田製薬株式会社製、商品名「軽質炭酸マグネシウム」等が挙げられる。

0040

<ヒドロキシアパタイト>
上記ヒドロキシアパタイトは、例えば、INCI名「HYDROXYAPATITE」で表される。上記ヒドロキシアパタイトは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0041

上記ヒドロキシアパタイトとしては、特に限定されず、例えば、球状のヒドロキシアパタイト、板状のヒドロキシアパタイト、及び非晶質のヒドロキシアパタイト等が挙げられる。中でも、球状のヒドロキシアパタイトが好ましい。上記ヒドロキシアパタイトの市販品としては、例えば、太平化学産業株式会社製、商品名「板状HAP」、商品名「球状HAP」、商品名「HAP−100」、商品名「HAP−200」及び商品名「HAP−300」等が挙げられる。

0042

<酸化チタン>
上記酸化チタンは、例えば、INCI名「TITANIUM DIOXIDE」で表される。上記酸化チタンは、特に限定されず、例えば、微粒子酸化チタンであってもよく、顔料チタンであってもよい。上記酸化チタンは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。上記酸化チタンの市販品としては、例えば、石原産業株式会社製、商品名「TTO−55(A)」及び商品名「CR−50」等が挙げられる。

0043

<酸化亜鉛>
上記酸化亜鉛は、例えば、INCI名「ZINC OXIDE」で表される。上記酸化亜鉛は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。上記酸化亜鉛の市販品としては、例えば、堺化学工業株式会社製、商品名「FINEX−30S−LP2」等が挙げられる。

0044

<ケイ酸カルシウム>
上記ケイ酸カルシウムは、例えば、INCI名「CALCIUM SILICATE」で表される。上記ケイ酸カルシウムは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。上記ケイ酸カルシウムの市販品としては、例えば、富田製薬株式会社製、商品名「フローライトR」;日本インシュレーション社製、商品名「ゾノトライトパウダーXJ」及び商品名「トバモライトパウダーTK」等が挙げられる。

0045

<ケイ酸マグネシウム>
上記ケイ酸マグネシウムは、例えば、INCI名「MAGNESIUM SILICATE」で表される。上記ケイ酸マグネシウムは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。上記ケイ酸マグネシウムの市販品としては、例えば、富田製薬株式会社製、商品名「ケイ酸マグネシウム(軽質)」等が挙げられる。

0046

<ケイ酸アルミニウム>
上記ケイ酸アルミニウムは、例えば、INCI名「ALUMINUM SILICATE」で表される。上記ケイ酸アルミニウムは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。ケイ酸アルミニウムとしては、特に限定されないが、合成ケイ酸アルミニウムが好ましい。合成方法としては、例えば、ミョウバンにNa2SiO3を加え、生成した沈殿を乾燥する方法や、電気透析法によりケイ酸ゾルを作り、これによりゲルを生成する方法、並びに、水ガラスアルミニウム塩水溶液を加える方法等が挙げられる。上記ケイ酸アルミニウムの市販品としては、例えば、富田製薬株式会社製、商品名「合成ケイ酸アルミニウム(重質)」、及び商品名「合成ケイ酸アルミニウム(軽質)」等が挙げられる。

0047

<水酸化マグネシウム>
上記水酸化マグネシウムは、例えば、INCI名「MAGNESIUM HYDROXIDE」で表される。上記水酸化マグネシウムは、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。上記水酸化マグネシウムの市販品としては、例えば、富田製薬株式会社製、商品名「水酸化マグネシウム(重質)」等が挙げられる。

0048

本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(A)の含有量は、0.25〜6.0質量%であり、好ましくは0.3〜5.0質量%である。上記含有量が0.25質量%以上であることにより、毛髪の流れを形作る特性を高めることができ、かつ整髪保持力を高めることができ、更にべたつきを十分に抑えることができる。上記含有量が6.0質量%を超えると、整髪後の毛髪のごわつきが生じたり、毛髪同士をまとめる特性が低下する場合がある。また、上記含有量が6.0質量%以下であることにより、洗髪時の整髪剤組成物の洗い落ち性も向上する。上記成分(A)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(A)の含有量の合計量である。

0049

(成分(B))
(成分(B1):オキシエチレンの平均付加モル数が40〜60であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油)
上記成分(B1)は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油である。また、成分(B1)におけるオキシエチレン(エチレンオキサイド)の平均付加モル数は、40〜60であり、好ましく45〜55である。成分(B1)は、主として、毛髪同士をまとめる特性を高める役割を有する。成分(B1)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0050

成分(B1)のHLB(Hydrophile−Lipophile Balance)値は、特に限定されないが、11.5〜14.8が好ましい。

0051

(成分(B2):オキシエチレンの平均付加モル数が80〜120であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油)
上記成分(B2)は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油である。また、成分(B2)におけるオキシエチレン(エチレンオキサイド)の平均付加モル数は、80〜120であり、好ましく90〜110である。成分(B2)は、主として、毛髪同士をまとめる特性を高める役割を有する。成分(B2)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0052

成分(B2)のHLB値は、特に限定されないが、15.0〜17.0が好ましい。

0053

成分(B1)の市販品としては、例えば、青木油脂工業株式会社製、商品名「ブラウノン RCW−50」(オキシエチレンの平均付加モル数:50);日本エマルジョン株式会社製、商品名「EMALEX HC−50」(オキシエチレンの平均付加モル数:50);青木油脂工業株式会社製、商品名「ブラウノン RCW−40」(オキシエチレンの平均付加モル数:40);青木油脂工業株式会社製、商品名「ブラウノン RCW−60」(オキシエチレンの平均付加モル数:60)等が挙げられる。
成分(B2)の市販品としては、例えば、青木油脂工業株式会社製、商品名「ブラウノン RCW−100」(オキシエチレンの平均付加モル数:100);日本エマルジョン株式会社製、商品名「EMALEX HC−100」(オキシエチレンの平均付加モル数:100);青木油脂工業株式会社製、商品名「ブラウノン RCW−80」(オキシエチレンの平均付加モル数:80)等が挙げられる。

0054

成分(B)の中でも、成分(B1)は整髪後に毛髪が固くなりすぎて、ごわつくことを抑制する点で優れ、一方、成分(B2)はべたつきを抑制する点で優れる。このため、成分(B1)と成分(B2)を併用することにより、毛髪同士をまとめる特性は十分に高めながら、同時にべたつきやごわつきを抑制することができる。このため、毛束のまとまりの優れたしっかりした髪型でありながら、べたつきやごわつきの少ない、自然な髪型を実現できる。

0055

本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(B1)の含有量と成分(B2)の含有量の合計量[成分(B1)+成分(B2)]は、特に限定されないが、0.6〜25.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜18.0質量%である。上記[成分(B1)+成分(B2)]が0.6質量%以上であることにより、毛髪同士をまとめる特性がより一層向上する。また、毛髪の流れを形作る特性も向上する。上記[成分(B1)+成分(B2)]が25.0質量%以下であることにより、べたつきがより一層抑制される。上記[成分(B1)+成分(B2)]は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(B1)及び成分(B2)の含有量の合計量である。

0056

本発明の整髪剤組成物中、成分(B1)の含有量と成分(B2)の含有量の合計量に対する成分(B1)の含有量の質量割合[成分(B1)/{成分(B1)+成分(B2)}]は、0.10〜0.90であり、好ましくは0.20〜0.80である。上記[成分(B1)/{成分(B1)+成分(B2)}]が0.10以上であることにより、整髪後の毛髪のごわつきが十分に低減される。上記[成分(B1)/{成分(B1)+成分(B2)}]が0.90以下であることにより、べたつきが十分に低減される。

0057

(成分(C):トリメチルグリシン及び/又はポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル)
上記成分(C)は、トリメチルグリシン(成分(C1))及び/又はポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル(成分(C2))である。即ち、トリメチルグリシン及びポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルのうちの両方又は一方である。成分(C)は、主として、べたつきを抑制する役割を有する。なおかつ、成分(C)は毛髪同士をまとめる特性や毛髪の流れを形作る特性などの整髪性能を低下させずにべたつきを抑制できるため好ましい。

0058

上記成分(C1)であるトリメチルグリシンは、グリシンベタイン又は単にベタインとも称される場合がある。成分(C)の中でも、成分(C1)は、べたつき抑制効果により一層優れる。

0059

成分(C1)の市販品としては、例えば、旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名「アミノコート」などが挙げられる。また、本発明においては、トリメチルグリシンを含む混合原料を用いても良く、上記混合原料の市販品としては、例えば、味の素株式会社製、商品名「プロデュウ400」などが挙げられる。

0060

上記成分(C2)は、ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテルである。成分(C2)は、ジグリセリンポリオキシプロピレン付加物である。上記成分(C2)におけるオキシプロピレンプロピレンオキサイド)の平均付加モル数は、特に限定されないが、5〜20が好ましく、より好ましく7〜16である。成分(C)の中でも、成分(C2)は、耐湿性に優れ、べたつき抑制効果の持続性により一層優れる。上記成分(C2)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0061

成分(C2)の市販品としては、例えば、阪本薬品工業株式会社製、商品名「SY−DP9」(オキシプロピレンの平均付加モル数:9);阪本薬品工業株式会社製、商品名「SY−DP14」、商品名「SY−DP14T」(オキシプロピレンの平均付加モル数:14)などが挙げられる。

0062

本発明においては、成分(C1)と成分(C2)とを併用することが好ましい。即ち、本発明の整髪剤組成物は、成分(C1)及び成分(C2)を含むことが好ましい。成分(C1)と成分(C2)とを併用することにより、べたつき抑制効果の強さとその持続性が共に高いレベルとなるため好ましい。

0063

本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(C)の含有量は、1.0〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは1.5〜10.0質量%である。上記含有量が1.0質量%以上であることにより、整髪後の毛髪のべたつきがより一層抑制されるため好ましい。上記含有量が15.0質量%以下であることにより、整髪保持力がより一層高くなる。上記成分(C)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(C1)及び成分(C2)の含有量の合計量である。

0064

本発明の整髪剤組成物中、成分(C)の含有量に対する成分(B1)の含有量の質量割合[成分(B1)/成分(C)]は、0.12〜1.4が好ましく、より好ましくは0.2〜1.2である。上記[成分(B1)/成分(C)]が0.12以上であることにより、毛髪の流れを形作る特性、整髪保持力やべたつき抑制効果がより一層向上する。また、上記[成分(B1)/成分(C)]が1.4以下であることにより、べたつき抑制効果がより一層向上する。

0065

(成分(D):水)
上記成分(D)である水は、特に限定されないが、精製水が好ましい。本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(D)の含有量は、40.0〜93.0質量%が好ましく、より好ましくは50.0〜90.0質量%である。本発明の整髪剤組成物は、成分(D)を用いた水系の組成物であることにより、べたつきが少なく、さっぱりとした使用感が得られる。さらに、塗布時の塗布しやすさ、のび、馴染みにも優れるため好ましい。

0066

(成分(E):パントテニルアルコール)
上記成分(E)は、パントテニルアルコール(パンテノール)である。成分(E)は、毛髪の流れを形作る特性をより一層高める役割を有する。成分(E)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。上記パントテニルアルコールは、D体、L体、ラセミ体のいずれであってもよい。中でも、入手容易性からD体(即ち、D−パントテニルアルコール)が好ましい。

0067

成分(E)の市販品としては、例えば、BASFジャパン株式会社製、商品名「D−Panthenol USP」;アルプス薬品工業株式会社製、商品名「D−パントテニルアルコール」;DSNニュートリションジャパン株式会社製、商品名「D−パントテニルアルコール」等が挙げられる。

0068

本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(E)の含有量は、0.5〜12.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜10.0質量%である。上記含有量が0.5質量%以上であることにより、毛髪の流れを形作る特性がより一層良好になる。上記含有量が12.0質量%以下であることにより、べたつきの抑制効果、塗布時ののび及び馴染みがより一層良好になる。上記成分(E)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(E)の含有量の合計量である。

0069

(成分(F):ポリエチレングリコール)
上記成分(F)は、ポリエチレングリコールである。成分(F)は、毛髪の流れを形作る特性及び整髪保持力をより一層高める役割を有する。成分(F)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0070

毛髪の流れを形作る特性及び整髪保持力をより一層高める観点からは、成分(F)の数平均分子量は、150〜6000が好ましくより好ましくは200〜5000である。異なる数平均分子量を有する2種以上の成分(F)が用いられてもよい。

0071

本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(F)の含有量は、0.5〜15.0質量%が好ましく、より好ましくは1.0〜12.0質量%である。上記含有量が0.5質量%以上であることにより、毛髪の流れを形作る特性及びその持続性がより一層良好になる。上記含有量が15.0質量%以下であることにより、ごわつきをより一層低減することができる。上記成分(F)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(F)の含有量の合計量である。

0072

(成分(G))
上記成分(G)は、粘土鉱物である。成分(G)の使用により、毛髪の流れを形作る特性や整髪剤組成物の保存安定性がより一層良好になる。成分(G)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0073

成分(G)は、天然物であってもよく、合成物であってもよい。成分(G)としては、特に限定されないが、例えば、カオリン族粘土鉱物アンティゴライト族粘土鉱物、パイロフィライト族粘土鉱物雲母族粘土鉱物、スメクタイト族粘土鉱物バーミキュライト族粘土鉱物、緑泥石族粘土鉱物及び有機変性粘土鉱物等が挙げられる。

0074

上記カオリン族粘土鉱物としては、カオリン、ナクライトディカイト及びハロサイト等が挙げられる。上記アンティゴライト族粘土鉱物としては、アンティゴライト、アメサイト及びクロンステダイト等が挙げられる。上記パイロフィライト族粘土鉱物としては、パイロフィライト及びタルク滑石)等が挙げられる。上記雲母族粘土鉱物としては、イライト、海緑石、セラドナイト、セリサイトマイカ(雲母)、白雲母クロム白雲母及び黒雲母等が挙げられる。上記スメクタイト族粘土鉱物としては、ベントナイトモンモリロナイトバイデライト、ノントナイト、サポナイトヘクトライト及びルーセンタイト等が挙げられる。上記バーミキュライト族粘土鉱物としては、バーミキュライト等が挙げられる。上記緑泥石族粘土鉱物としては、緑泥石クロライト)等が挙げられる。上記有機変性粘土鉱物としては、スメクタイト族粘土鉱物又はバーミキュライト族粘土鉱物などが有機変性処理された有機変性粘土鉱物等が挙げられる。有機変性処理には、第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤が好適に用いられる。上記第4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤としては、上記塩化アルキルトリメチルアンモニウム塩化ジアルキルジメチルアンモニウム及び塩化ベンザルコニウム等が挙げられる。

0075

保存安定性や使用感をより一層良好にする観点からは、成分(G)は、合成ケイ酸塩及びその誘導体からなる群より選ばれた粘土鉱物であることが好ましい。上記合成ケイ酸塩及びその誘導体とは、少なからず不純物が含まれる天然由来のケイ酸マグネシウムやケイ酸ナトリウムマグネシウム)などを主成分とするケイ酸塩鉱物ではなく、合成によって得られるケイ酸塩及びケイ酸塩誘導体のことを言う。

0076

上記合成ケイ酸塩及びその誘導体としては、例えば、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第2巻,CTFA,2012年,p.3076):SODIUM MAGNESIUM SILICATEで表記される合成ケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第2巻,CTFA,2012年,p.1793):MAGNESIUMFLUOROSILICATEで表記されるフルオロケイ酸マグネシウム、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第2巻,CTFA,2012年,p.3076):SODIUM MAGNESIUM FLUOROSILICATEで表記されるフルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第2巻,CTFA,2012年,p.1799):MAGNESIUM POTASSIUM FLUOROSILICATEで表記されるフルオロケイ酸(マグネシウム/カリウム)、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第2巻,CTFA,2012年,p.1800):MAGNESIUM SODIUM FLUOROSILICATEで表記されるフルオロケイ酸(マグネシウム/ナトリウム)、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第14版,第1巻,CTFA,2012年,p.156):ALUMINUM SILICATEで表記される合成ケイ酸アルミニウム等が挙げられる。

0077

成分(G)としては、中でも、合成ケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)、及びフルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム)からなる群より選ばれた粘土鉱物(少なくとも1の粘土鉱物)が特に好ましい。

0078

成分(G)の市販品としては、例えば、ロックウッド社製、商品名「ラポナイトXLG」、商品名「ラポナイトXL21」等が挙げられる。

0079

本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(G)の含有量は、0.15〜5.0質量%が好ましく、より好ましくは0.2〜4.5質量%である。上記含有量が0.15質量%以上であることにより、成分(A)の沈降を抑えられ、保存安定性が向上する。上記含有量が5.0質量%以下であることにより、でののび及び髪への馴染みを良好にする。上記成分(G)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(G)の含有量の合計量である。

0080

(成分(H))
上記成分(H)は、多糖化合物である。成分(H)の使用により、特に成分(G)と成分(H)とを併用することにより、整髪剤組成物が適度に増粘するため、成分(A)の分散性がより一層良好になり、組成物の離水や分離が抑えられて保存安定性がより一層良好になる。また、整髪剤組成物を毛髪に塗布する際の垂れ落ちを抑制し、取扱い性が向上する。成分(H)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。

0081

成分(H)としては、特に限定されないが、多糖変性多糖(例えば、アルキル変性多糖など)等が好ましく、例えば、アルギン酸カラギーナン寒天ファーセラン、グアーガムクインスシード、コンニャクマンナンタマリンド種子ガムタラガムデキストリンデンプンローカストビーンガムアラビアガム、ガッティガムカラヤガムトラガカントガムアラビノガラクタンペクチン及びマルメロなどの植物由来多糖化合物;キトサン及びヒアルロン酸などの動物由来多糖化合物;カードランキサンタンガムジェランガムシクロデキストリンデキストランプルラン及びヒアルロン酸などの微生物由来多糖化合物;微結晶セルロースメチルセルロースエチルセルロースヒドロキシメチルセルロースヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの非イオン性セルロースカルボキシメチルセルロースなどの陰イオン性セルロース塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロースなどのカチオン化セルロース;塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアーガムなどのカチオン化グアーガム等が挙げられる。

0082

成分(H)としては、中でも、キサンタンガム、グアーガム、タマリンドガム、ジェランガムが好ましい。

0083

成分(H)の市販品としては、例えば、キサンタンガムである大日本住友製薬株式会社製、商品名「エコーガムT」、商品名「ケルデント」及び商品名「モナートガム」;グアーガムである伊那食品工業株式会社製、商品名「イナゲルグアーガムCS」;タマリンドガムであるDSP五協フードケミカル株式会社製、商品名「グリロイド6C」;ジェランガムであるCP Kelco U.S.,Inc.製、商品名「ケルコゲル」等が挙げられる。

0084

本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(H)の含有量は、0.03〜2.0質量%が好ましく、より好ましくは0.05〜1.5質量%である。上記含有量が0.03質量%以上であることにより、整髪剤組成物の離水や分離が抑えられて保存安定性がより一層良好になる。上記含有量が2.0質量%以下であることにより、粘度上昇を抑えて塗布時ののび及び馴染みがより一層良好になり、掌でのぬるつきが抑えられる。上記成分(H)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(H)の含有量の合計量である。

0085

本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(G)の含有量と成分(H)の含有量の合計量[成分(G)+成分(H)]は、0.2〜6.0質量%が好ましく、より好ましくは0.3〜5.0質量%である。上記[成分(G)+成分(H)]が0.2質量%以上であることにより、成分(A)の沈降を抑えるとともに、整髪剤組成物の離水や分離が抑えられて保存安定性がより一層良好になる。上記[成分(G)+成分(H)]が6.0質量%以下であることにより、整髪剤組成物の粘度上昇が抑えられて塗布時ののび及び馴染みがより一層良好になる。上記[成分(G)+成分(H)]は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(G)及び成分(H)の含有量の合計量である。

0086

本発明の整髪剤組成物中、成分(H)に対する成分(G)との質量割合[成分(G)/成分(H)]は、特に限定されないが、2〜10が好ましく、より好ましくは2.5〜8である。[成分(G)/成分(H)]が上記数値範囲満足すると、初期整髪力がより一層良好になり、かつ整髪剤組成物の保存安定性がより一層良好になり、特に長期間保管したときの整髪剤組成物の粘度上昇が抑えられ塗布時ののび及び馴染みがより一層良好になる。

0087

(他の成分)
本発明の整髪剤組成物は、特に限定されないが、炭素数2〜5の低級アルコール(特に、エタノール)を含むことが好ましい。本発明に係る整髪剤組成物100質量%中、低級アルコール(特に、エタノール)の含有量は、2〜50質量%が好ましく、より好ましくは5〜30質量%である。

0088

本発明の整髪剤組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、例えば、ノニオン界面活性剤カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤等の界面活性剤;グリセリン、1,3−ブチレングリコールプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール等の多価アルコール;ラウリルアルコールミリスチルアルコールセチルアルコールステアリルアルコールイソステアリルアルコールセトステアリルアルコール及びオレイルアルコール等の炭素数12〜18の高級アルコール;ソルビトールマルチトール及びトレハロース等の糖アルコール;金属イオン封鎖剤;酸化防止剤;植物抽出エキス;染料;顔料;pH調整剤;香料;防腐剤溶剤等を含んでいてもよい。

0089

本発明に係る整髪剤組成物は、特に限定されないが、毛髪の流れを形作る特性及び整髪保持力をより一層高める観点から、25℃で液状でありかつ数平均分子量が10000以上、20000以下であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、及び25℃で液状でありかつ数平均分子量が300以上、1000以下であるポリオキシプロピレンソルビットからなる群より選ばれた化合物を含んでいてもよい。

0090

本明細書においては、上記「25℃で液状でありかつ数平均分子量が10000以上、20000以下であるポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン共重合体、及び25℃で液状でありかつ数平均分子量が300以上、1000以下であるポリオキシプロピレンソルビットからなる群より選ばれた化合物」を「成分(J)」と称する場合がある。さらに、上記「25℃で液状でありかつ数平均分子量が10000以上、20000以下であるポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン共重合体」を「成分(J1)」と称する場合があり、上記「25℃で液状でありかつ数平均分子量が300以上、1000以下であるポリオキシプロピレンソルビット」を「成分(J2)」と称する場合がある。

0091

上記成分(J1)は、ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン共重合体である。すなわち、成分(J1)は、複数のオキシエチレン単位酸化エチレン単位)と、複数のオキシプロピレン単位酸化プロピレン単位)とを少なくとも有する共重合体である。成分(J1)は、ブロック共重合体ランダム共重合体及び交互共重合体のいずれであってもよく、成分(J1)における共重合形態は特に限定されない。

0092

成分(J1)における、オキシエチレンの平均付加モル数は、特に限定されないが、100〜400が好ましく、より好ましくは200〜350である。成分(J1)における、オキシプロピレンの平均付加モル数は、特に限定されないが、30〜150が好ましく、より好ましくは40〜100である。

0093

成分(J1)は、整髪剤組成物の塗布のし易さ等の観点から、25℃で液状である。即ち、成分(J1)は、25℃で流動性を有することが好ましく、例えば、半径2cm、高さ7cmのガラスボトルに50gの試料を入れ、25℃の温度下、上記ガラスボトルを逆さにした場合に、逆さにした直後より5分間に、試料がガラスボトルから垂れ落ちる性状を有することが好ましい。

0094

成分(J1)の数平均分子量は、毛髪の流れを形作る特性やハンドリング性を向上させる観点から、10000〜20000であり、好ましくは12000〜18000である。

0095

上記成分(J2)は、ポリオキシプロピレンソルビットである。成分(J2)における、オキシプロピレンの平均付加モル数は、特に限定されないが、4〜15が好ましく、より好ましくは8〜12である。

0096

成分(J2)は、整髪剤の塗布のし易さ等の観点から、25℃で液状である。即ち、成分(J2)は、25℃で流動性を有することが好ましく、例えば、半径2cm、高さ7cmのガラスボトルに50gの試料を入れ、25℃の温度下、上記ガラスボトルを逆さにした場合に、逆さにした直後より5分間に、試料がガラスボトルから垂れ落ちる性状を有することが好ましい。

0097

成分(J2)の数平均分子量は、毛髪の流れを形作る特性やハンドリング性を向上させる観点から、300〜1000であり、好ましくは400〜800である。

0098

成分(J1)の市販品としては、例えば、三洋化成工業株式会社製、商品名「ニューポール75H−90000」等が挙げられる。成分(J2)の市販品としては、例えば、三洋化成工業株式会社製、商品名「ニューポール SP−750」及び商品名「サンニックス SP−750」等が挙げられる。

0099

本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(J)の含有量は、整髪力及びその持続性をより一層向上させる観点から、0.3〜10.0質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜8.0質量%である。上記成分(J)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(J)の含有量の合計量である。

0100

本発明の整髪剤組成物は、べたつきや不自然な艶が生じることを防ぐ観点から、油剤、特に、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、ロウ、及び油脂からなる群より選ばれた油剤は、含まないか、少量しか含まないことが好ましい。本発明の整髪剤組成物は、好ましくは、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、ロウ、及び油脂からなる群より選ばれた油剤を含み又は含まず、上記油剤の含有量が0〜1.0質量%であることが好ましい。上記油剤の含有量は、より好ましくは0〜0.5質量%、さらに好ましくは0〜0.1質量%である。

0101

(整髪剤組成物の他の詳細)
本発明の整髪剤組成物の性状は、特に限定されず、例えば、液状、ジェル状、クリーム状、半固形状固形状などが挙げられる。上記整髪剤組成物は、中でも、ジェル状であることが好ましい。

0102

本発明の整髪剤組成物の25℃における粘度は、塗布時に掌から垂れ落ちにくく、取扱い性に優れる観点から、800〜15000mPa・sが好ましく、より好ましくは1000〜13000mPa・s、さらに好ましくは1200〜11000mPa・sである。上記粘度は、B型粘度計を用いて測定される。測定条件は、例えば、No.1〜4ローターを使用して、回転速度6〜60rpmの範囲が好ましい。上記B型粘度計としては、例えば、東機産業株式会社製、TV−22型粘度計などが挙げられる。なお、上記粘度範囲にある場合には、本発明の整髪剤組成物はジェル状である。

0103

本発明の整髪剤組成物の製造方法は、成分(A)と、成分(B1)と、成分(B2)と、成分(C)と、成分(D)とを、成分(A)の含有量が0.25〜6.0質量%であり、成分(B1)の含有量と成分(B2)の含有量の合計量に対する成分(B1)の含有量の質量割合[成分(B1)/{成分(B1)+成分(B2)}]が0.10〜0.90となるように混合することを特徴とする。上記製造方法は、特に限定されず、公知の整髪剤組成物の製造方法によることができる。本発明の整髪剤組成物の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、成分(A)と成分(D)(必要に応じてさらに成分(G))をディスパーミキサー攪拌後、パドルミキサー交換して攪拌しながら他の成分を配合及び均一化する方法が挙げられる。

0104

本発明の整髪剤組成物は、特に限定されないが、例えば、容器充填された形態で用いることができる。上記容器としては、ボトル容器ジャー容器及びチューブ容器等が挙げられる。上記容器は、ボトル容器又はチューブ容器であることが好ましい。

0105

以下、本発明について、実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。

0106

実施例、比較例及び処方例では、下記の成分を用いた。

0107

(成分(A))
シリカ:富士シリシア化学株式会社製、商品名「サイリシア320」
ケイ酸カルシウム:富田製薬株式会社製、商品名「フローライトR」
酸化亜鉛:堺化学工業株式会社製、商品名「FINEX−30S−LP2」
ケイ酸マグネシウム:富田製薬株式会社製、商品名「ケイ酸マグネシウム(軽質)」
ケイ酸アルミニウム:富田製薬株式会社製、商品名「合成ケイ酸アルミニウム(重質)」
水酸化マグネシウム:富田製薬株式会社製、商品名「水酸化マグネシウム(重質)」
炭酸マグネシウム:富田製薬株式会社製、商品名「軽質炭酸マグネシウム」

0108

(成分(B1))
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.):青木油脂工業株式会社製、商品名「ブラウノン RCW−50」、オキシエチレンの平均付加モル数50、PEG−50水添ヒマシ油

0109

(成分(B2))
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(100E.O.):青木油脂工業株式会社製、商品名「ブラウノン RCW−100」、オキシエチレンの平均付加モル数100、PEG−100水添ヒマシ油

0110

(成分(C))
トリメチルグリシン:旭化成ケミカルズ株式会社製、商品名「アミノコート」
ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル:阪本薬品工業株式会社製、商品名「SY−DP14T」、オキシプロピレンの平均付加モル数14

0111

(成分(D))
精製水

0112

(成分(E))
パントテニルアルコール:BASFジャパン株式会社製、商品名「D−Panthenol USP」、液状

0113

(成分(F))
PEG1500:日油株式会社製、商品名「PEG#1500」、ポリエチレングリコール1500(PEG−6とPEG−32の混合品
PEG4000:東邦化学工業株式会社製、商品名「PEG−4000」、ポリエチレングリコール4000

0114

(成分(G))
フルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム):ロックウッド社製、商品名「ラポナイトXL21」

0115

(成分(H))
キサンタンガム:大日本住友製薬株式会社製、商品名「エコーガムT」

0116

(成分(J))
ポリオキシプロピレンソルビット:三洋化成工業株式会社製、商品名「サンニックス SP−750」、数平均分子量690、液状
ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン共重合体:三洋化成工業株式会社製、商品名「ニューポール75H−90000」、数平均分子量14000、液状

0117

(実施例1〜25及び比較例1〜7)
下記の表1〜4に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、整髪剤組成物を調製した。実施例1〜25で得られた整髪剤組成物の性状はいずれもジェル状であった。なお、表中の配合量は、各成分の配合量(有効成分の配合量)で示した。

0118

(評価)
実施例、比較例で得られた各整髪剤組成物について、それぞれ下記評価を行った。なお、それぞれの評価は専門評価員3名が行った。

0119

試験例1:毛髪の流れを形作る特性の評価)
実施例、比較例で得られた各整髪剤組成物(塗布量:約2g)をウィッグレッスンマネキン:株式会社ユーカリジャパン製)の毛髪上に均一に塗布し、ウィッグの毛髪を形状に沿うように前方から後方へと髪を撫でつけるように整髪を施した際に、きれいに前方から後方へと毛髪が流れるか、及び作った毛髪の流れがマネキンの頭皮からどの程度浮いているかを評価した。上記評価基準は下記の通りである。
<毛髪の流れを形作る特性の評価基準>
◎(優れる):きちんと前方から後方へ毛髪が流れ、頭皮からの浮きがない。
○(良好):きちんと前方から後方へ毛髪が流れるが、頭皮からの浮きが少しある。
△(やや不良):前方から後方へ流した毛髪が、明らかに乱れて綺麗な流れを作れない。
×(不良):前方から後方へ流した毛髪が大きく乱れ、綺麗な流れを全く作れない。

0120

(試験例2:整髪保持力の評価)
上記試験例1(毛髪の流れを形作る特性の評価)の後、6時間経過後に整髪を施したウィッグの毛髪を観察し、整髪保持力の有無を評価した。上記評価基準は下記の通りである。
<整髪保持力の評価基準>
◎(優れる):毛髪の流れがそのまま維持されている。
○(良好):毛髪の流れがわずかに乱れ、毛髪の流れの方向がわずかに変わっている。 △(やや不良):毛髪の流れが明らかに乱れ、流れの方向が明らかに変わっている。
×(不良):毛髪の流れが大きく乱れ、毛髪の流れが消えている。

0121

(試験例3:べたつきのなさの評価)
上記試験例1(毛髪の流れを形作る特性の評価)の後、毛髪を触り、べたつきのなさを評価した。上記評価基準は下記の通りである。
ベタツキのなさの評価基準>
◎(優れる):全くべたつきがない。
○(良好):わずかにべたつきがあるが不快なべたつきではない。
×(不良):明らかなべたつきがあり、不快なべたつきとして認識される。

0122

(試験例4:固い感触及びごわつきのなさの評価)
上記試験例1(毛髪の流れを形作る特性の評価)の後、毛髪を触り、固い感触及びごわつきのなさを評価した。上記評価基準は下記の通りである。
<ごわつきのなさの評価基準>
◎(優れる):固い感触やごわつきがない。
○(良好):固い感触又はごわつきがわずかにあるが不快な感触ではない。
×(不良):固い感触又はごわつきが明らかに感じられ、不快な感触として認識される。

0123

(試験例5:毛髪のまとまりの評価)
上記試験例1(毛髪の流れを形作る特性の評価)の後、毛髪を観察し、毛髪のまとまり度合いを評価した。上記評価基準は下記の通りである。
<毛髪のまとまりの評価基準>
◎(優れる):強い毛髪同士のまとまりがある。
○(良好):毛髪同士のまとまりがある。
△(やや不良):細い毛束ができる程度であり、毛髪のまとまりがほとんどない。
×(不良):毛束ができず、毛髪同士のまとまりが全くない。

0124

結果を下記の表1〜4に示す。

0125

0126

0127

0128

0129

また、実施例で得られた整髪剤組成物を、容積60mLの透明ガラス容器に充填し、40℃に保った恒温槽内で1ヶ月間保管し、1ヶ月保管後の上記透明ガラス容器内の整髪剤組成物を目視観察した。その結果、沈降物の発生、及び整髪剤組成物の分離のいずれもが認められず、上記整髪剤組成物は、優れた保存安定性を示した。

0130

以下に、本発明の整髪剤組成物の処方例を示す。

0131

処方例1:ジェル状整髪剤組成物
シリカ2.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.) 4.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(100E.O.) 4.0質量%
トリメチルグリシン4.0質量%
ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル3.0質量%
パントテニルアルコール4.0質量%
ポリエチレングリコール4000 4.0質量%
フルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム) 1.5質量%
キサンタンガム0.4質量%
ポリオキシプロピレンソルビット3.0質量%
1,3−ブチレングリコール5.0質量%
エタノール10.0質量%
クエン酸0.1質量%
香料0.1質量%
着色剤0.01質量%
防腐剤0.2質量%
精製水54.69質量%

実施例

0132

処方例2:ジェル状整髪剤組成物
ケイ酸カルシウム3.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.) 6.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(100E.O.) 5.0質量%
トリメチルグリシン5.0質量%
ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル2.0質量%
パントテニルアルコール3.0質量%
ポリエチレングリコール4000 2.0質量%
フルオロケイ酸(ナトリウム/マグネシウム) 2.0質量%
キサンタンガム0.6質量%
ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン共重合体3.0質量%
ジプロピレングリコール4.0質量%
ポリオキシプロピレンメチルグルコシド4.0質量%
クエン酸0.1質量%
香料0.1質量%
着色剤0.01質量%
防腐剤0.4質量%
精製水59.79質量%

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