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技術 PTP包装体及び薬剤処方管理システム

出願人 株式会社UACJ製箔株式会社シンク・ラボラトリー
発明者 西尾宏北田有希絵重田龍男
出願日 2015年7月8日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2015-137144
公開日 2017年1月26日 (4年11ヶ月経過) 公開番号 2017-018214
状態 特許登録済
技術分野 包装体 医療品保存・内服装置 棒形物品・小物品分配用容器・包装体
主要キーワード 無線LAN通信モジュール 処方薬品 平面長方形状 近距離無線通信モジュール 収納シート 薬剤コード 患者情報テーブル 漏れ検出
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

本発明は、収納シート側から薬剤コードを読み取ることができるPTP包装体を提供する。

解決手段

本発明のPTP包装体は、錠剤3を収納するための錠剤収納部11を有する収納シート1と、上記収納シート1の錠剤収納部11の開口部を閉止する封止シート2とを有するPTP包装体Aであって、上記封止シート2は、基材シート2aと、上記基材シート2aの内面であって上記収納シート1の錠剤収納部11以外の部分に対応した部分に形成され且つ上記錠剤収納部11に収納している錠剤3の種類に対応した薬剤コード4とを有しており、上記薬剤コード4は、上記基材シート2aの内面に形成された光拡散層20上に形成されていることを特徴とする。

概要

背景

現在、国内の病院薬局薬剤師が薬を処方する場合、医者発行した処方箋に基づいて行われる。処方ミスを防止するために、複数人の薬剤師が、患者に処方しようとしている薬が、処方箋に記載された薬と相違ないかを確認している。

しかしながら、複数人の薬剤師が確認しても、人為的なミスを完全に防止することは難しく、処方ミスを防止するための対策要望された。そこで、PTP包装体の裏面にバーコード印刷することが義務化され、バーコードを利用することによって処方ミスを防止することが期待された。

特許文献1には、バーコードを利用した調剤過誤防止システムとして、以下の要素を有する調剤過誤防止システムが提案されている。
(1)薬品識別する薬品識別情報を含む処方箋情報を入力する処方箋情報入力部
(2)処方薬品毎に未処理と処理済を識別する処理フラグを設けて、入力した処方箋情報を記憶する処方箋情報記憶部
(3)調剤する薬品に関連付けられているバーコードを読み取るバーコード入力部
(4)読み取ったバーコードにより特定される調剤薬品が、入力した処方箋情報に含まれる薬品識別情報により特定される処方薬品のうちのいずれかと一致するか否かを判定し、一致しない場合に処方外警告の出力を指示し、一致する場合に当該処方薬品に対応する処理フラグを未処理から処理済みに更新する調剤薬品確認部
(5)調剤の終了を入力する終了入力部
(6)調剤の終了を入力した後に、前記処方薬品のすべてについて、対応する処理フラグが未処理であるか判定し、いずれかの処方薬品の処理フラグが未処理である場合に、調剤漏れ警告の出力を指示する調剤漏れ検出
(7)調剤薬品確認部より指示された処方外警告を出力し、調剤漏れ検出部より指示された調剤漏れ警告を出力する出力部。

概要

本発明は、収納シート側から薬剤コードを読み取ることができるPTP包装体を提供する。 本発明のPTP包装体は、錠剤3を収納するための錠剤収納部11を有する収納シート1と、上記収納シート1の錠剤収納部11の開口部を閉止する封止シート2とを有するPTP包装体Aであって、上記封止シート2は、基材シート2aと、上記基材シート2aの内面であって上記収納シート1の錠剤収納部11以外の部分に対応した部分に形成され且つ上記錠剤収納部11に収納している錠剤3の種類に対応した薬剤コード4とを有しており、上記薬剤コード4は、上記基材シート2aの内面に形成された光拡散層20上に形成されていることを特徴とする。

目的

本発明は、収納シート側から薬剤コードを読み取ることができるPTP包装体及びこれを用いた薬剤処方管理システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

錠剤収納するための錠剤収納部を有する収納シートと、上記収納シートの錠剤収納部の開口部を閉止する封止シートとを有するPTP包装体であって、上記封止シートは、基材シートと、上記基材シートの内面であって上記収納シートの錠剤収納部以外の部分に対応した部分に形成され且つ上記錠剤収納部に収納している錠剤の種類に対応した薬剤コードとを有しており、上記薬剤コードは、上記基材シートの内面に形成された光拡散層上に形成されていることを特徴とするPTP包装体。

請求項2

基材シートの外面に錠剤収納部に収納している錠剤の種類に対応した薬剤コードが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のPTP包装体。

請求項3

請求項1又は請求項2に記載のPTP包装体と、スキャナとを備えた薬剤処方管理システムであって、上記スキャナは、上記PTP包装体の薬剤コードを読み取るための薬剤コード読取部と、薬剤コードと錠剤の種類との対応関係を示した薬剤コード対応情報に基づいて、上記コード読取部で読み取られた薬剤コードに対応する錠剤の種類を特定し、特定された錠剤の種類を出力部に出力する薬剤特定手段とを含むことを特徴とする薬剤処方管理システム。

請求項4

スキャナに通信可能に接続されたコンピュータを更に有し、上記コンピュータは、上記コンピュータの記憶部に記憶された処方箋情報に含まれた錠剤の種類と、薬剤特定手段にて特定された錠剤の種類とを比較した結果を出力部に出力する薬剤判定手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の薬剤処方管理システム。

技術分野

0001

本発明は、PTP包装体及び薬剤処方管理システムに関する。

背景技術

0002

現在、国内の病院薬局薬剤師が薬を処方する場合、医者発行した処方箋に基づいて行われる。処方ミスを防止するために、複数人の薬剤師が、患者に処方しようとしている薬が、処方箋に記載された薬と相違ないかを確認している。

0003

しかしながら、複数人の薬剤師が確認しても、人為的なミスを完全に防止することは難しく、処方ミスを防止するための対策要望された。そこで、PTP包装体の裏面にバーコード印刷することが義務化され、バーコードを利用することによって処方ミスを防止することが期待された。

0004

特許文献1には、バーコードを利用した調剤過誤防止システムとして、以下の要素を有する調剤過誤防止システムが提案されている。
(1)薬品識別する薬品識別情報を含む処方箋情報を入力する処方箋情報入力部
(2)処方薬品毎に未処理と処理済を識別する処理フラグを設けて、入力した処方箋情報を記憶する処方箋情報記憶部
(3)調剤する薬品に関連付けられているバーコードを読み取るバーコード入力部
(4)読み取ったバーコードにより特定される調剤薬品が、入力した処方箋情報に含まれる薬品識別情報により特定される処方薬品のうちのいずれかと一致するか否かを判定し、一致しない場合に処方外警告の出力を指示し、一致する場合に当該処方薬品に対応する処理フラグを未処理から処理済みに更新する調剤薬品確認部
(5)調剤の終了を入力する終了入力部
(6)調剤の終了を入力した後に、前記処方薬品のすべてについて、対応する処理フラグが未処理であるか判定し、いずれかの処方薬品の処理フラグが未処理である場合に、調剤漏れ警告の出力を指示する調剤漏れ検出
(7)調剤薬品確認部より指示された処方外警告を出力し、調剤漏れ検出部より指示された調剤漏れ警告を出力する出力部。

先行技術

0005

特開2006−341120号公報

発明が解決しようとする課題

0006

一方、薬剤師が患者に薬剤を処方する場合、2枚以上のPTP包装体を処方することが多く、しかも、多くの場合、複数種類の薬剤を同時に処方することが多いことから、患者が錠剤の種類を誤って服用しないように、錠剤の種類ごとにPTP包装体を輪ゴムなどで束ねることが通常行われている。

0007

PTP包装体を輪ゴムで束ねる場合、PTP包装体の収納シートには錠剤を収納するための錠剤収納部が膨出した状態に形成されていることから、通常、PTP包装体は、それらの封止シート同士が対向した状態に重ね合わせられた状態に輪ゴムで束ねられることが多い。

0008

PTP包装体に付与されているバーコードは、封止シートの外面(収納シートとは反対側の面)に形成されていることから、薬剤師がPTP包装体のバーコードを読み取るためには、PTP包装体同士を束ねている輪ゴムを除去してPTP包装体の束を解く必要があり、面倒であるという問題点があった。

0009

本発明は、収納シート側から薬剤コードを読み取ることができるPTP包装体及びこれを用いた薬剤処方管理システムを提供する。

課題を解決するための手段

0010

本発明のPTP包装体は、錠剤を収納するための錠剤収納部を有する収納シートと、上記収納シートの錠剤収納部の開口部を閉止する封止シートとを有するPTP包装体であって、上記封止シートは、基材シートと、上記基材シートの内面であって上記収納シートの錠剤収納部以外の部分に対応した部分に形成され且つ上記錠剤収納部に収納している錠剤の種類に対応した薬剤コードとを有しており、上記薬剤コードは、上記基材シートの内面に形成された光拡散層上に形成されていることを特徴とする。

0011

上記PTP包装体において、基材シートの外面に錠剤収納部に収納している錠剤の種類に対応した薬剤コードが形成されていることを特徴とする。

0012

本発明の薬剤処方管理システムは、上記PTP包装体と、スキャナとを備えた薬剤処方管理システムであって、上記スキャナは、上記PTP包装体の薬剤コードを読み取るためのコード読取部と、薬剤コードと錠剤の種類との対応関係を示した薬剤コード対応情報に基づいて、上記コード読取部で読み取られた薬剤コードに対応する錠剤の種類を特定し、特定された錠剤の種類を出力部に出力する薬剤特定手段とを含むことを特徴とする薬剤処方管理システム。

0013

上記薬剤処方管理システムにおいて、スキャナに通信可能に接続されたコンピュータを更に有し、上記コンピュータは、上記コンピュータの記憶部に記憶された処方箋情報に含まれた錠剤の種類と、薬剤特定手段にて特定された錠剤の種類とを比較した結果を出力部に出力する薬剤判定手段を備えていることを特徴とする。

発明の効果

0014

本発明のPTP包装体は、上述の通り、光拡散層上に薬剤コードが形成されていることから、スキャナから放射された光が収納シートを通過するときに吸収されることによって生じる反射光の光度の低下を光拡散層による光反射性の向上によって補完して、スキャナが受け取る反射光の光度を十分なものとし、スキャナによる薬剤コードの認識を可能にしている。

0015

従って、PTP包装体が封止シート同士が対向した状態に束ねられた状態にあっても、PTP包装体の束ねられた状態を解除することなく、PTP包装体が束ねられた状態のまま、PTP包装体の薬剤コードを読み取ることができ、薬剤師は、PTP包装体の薬剤コードの読取作業を円滑に行うことができると共に、束ねられたPTP包装体をばらばらにする必要がないことから、薬剤師による処方ミスも未然に防止することができる。

0016

上記PTP包装体において、基材シートの外面に錠剤収納部に収納している錠剤の種類に対応した薬剤コードが形成されている場合には、PTP包装体に付された薬剤コードを何れの方向からも読み取ることができ、薬剤師による薬剤コードの読取作業を更に容易に且つ円滑に行うことができる。

0017

本発明の薬剤処方管理システムは、上述の通り、PTP包装体に薬剤コードが設けられており、薬剤コードをスキャナで読み取ることによって、PTP包装体に収納されている錠剤の種類を特定することができるので、PTP包装体内に収納されている錠剤の種類を取り違えることはなく、患者に正しい薬剤を正確に処方することができると共に、処方する薬剤のチェックをする薬剤師の人数も減らすことでき、人手不足の問題の解消及び人件費の削減を図ることができる。

図面の簡単な説明

0018

本発明のPTP包装体を示した断面図である。
本発明のPTP包装体を示した断面図である。
スキャナのハードウエア構成を示した図である。
薬剤コード対応テーブルを示した図である。
薬剤特定手段の動作を示したフローチャートである。
コンピュータのハードウエア構成を示した図である。
処方箋情報テーブルを示した図である。
PTP包装体の包装袋を示した平面図である。
患者情報テーブルを示した図である。
薬剤判定手段の動作を示したフローチャートである。

実施例

0019

本発明のPTP包装体の一例を図面を参照しつつ説明する。PTP包装体Aは、図1に示したように、錠剤3を収納するための複数個の錠剤収納部11を有する収納シート1と、収納シート1の錠剤収納部11の開口部を閉止する封止シート2とを有している。なお、錠剤3には、一定の形状を有する薬剤が含まれ、カプセルなどが含まれる。

0020

収納シート1は、通常、平面長方形状に形成されており、公知の合成樹脂シート汎用熱成形方法を用いて部分的に膨出させることによって複数個の錠剤収納部11が形成されている。なお、合成樹脂シートを構成している合成樹脂としては、スキャナ5から放射される光を透過可能であれば、汎用の材料を用いることができ、例えば、ポリエチレンテレフタレートシートなどのポリエステル系樹脂ポリ塩化ビニルなどのポリ塩化ビニル系樹脂ポリスチレン系樹脂などが挙げられる。熱成形方法としては、例えば、真空成形方法圧空成形方法などが挙げられる。

0021

そして、図1及び図2に示したように、収納シート1における錠剤収納部11の開口部が形成されている面1aには、錠剤収納部11を閉止するために封止シート2が積層一体化されている。

0022

封止シート2は、基材シート2aと、この基材シート2aの内面2a1(収納シート1に対向する面)に形成され且つ収納シート1の錠剤収納部11に収納されている錠剤の種類に対応した薬剤コード4とを有している。封止シート2の基材シート2aは基材シート本体2bを含んでいる。基材シート本体2bとしては、特に限定されないが、アルミニウム箔などの金属箔が好ましい。

0023

基材シート2aの基材シート本体2bにおける収納シート1側の面には光拡散層20が積層一体化されている。光拡散層20は、後述するスキャナ5から放射されて照射される光をスキャナ5側に拡散反射して反射光の光度を向上させて、スキャナ5による後述するコードCの読み取り精度を向上させるために設けられている。なお、光拡散層20は、光拡散性微粒子を含むインキを基材シート本体2bの表面に汎用の印刷方法を用いて印刷することによって形成することができる。光拡散性微粒子としては、特に限定されず、例えば、酸化チタンマイカなどが挙げられる。

0024

光拡散層におけるスキャナ5から放射される光の波長領域の光反射率は、スキャナ5による薬剤コード4の読み取り精度が向上するので、10〜98%が好ましく、30〜98%がより好ましく、40〜98%が特に好ましい。例えば、スキャナ5から放射される光が赤外線である場合、光拡散層表面の0.78〜1.5μmの波長領域における光反射率は、10〜98%が好ましく、30〜98%がより好ましく、40〜98%が特に好ましい。なお、光拡散層におけるスキャナ5から放射される光の波長領域の光反射率は、基材シートと同一の層構成を有する基材試験片として用いて測定された光反射率をいう。又、光拡散層が形成されていない基材シート表面におけるスキャナ5から放射される光の波長領域の光反射率は、光拡散層におけるスキャナ3から放射される光の波長領域の光反射率よりも低いことが好ましい。

0025

光拡散層20は、基材シート2aの基材シート本体2bにおける収納シート1側の面の全面に積層一体化されていても部分的に積層一体化されていてもよいが、薬剤コード4が設けられている部分には光拡散層20が積層一体化されている必要がある。

0026

基材シート2aの光拡散層20上には、収納シート1の錠剤収納部11に収納される錠剤3の種類や製造会社などの錠剤の基本情報などを示した印刷層21が積層一体化されている。印刷層21は、汎用の印刷方法を用いて形成すればよい。なお、印刷層21は、光拡散層20上に部分的に積層一体化されており、スキャナ5から放射された光の光拡散層20による光拡散性に影響は殆ど与えない。

0027

更に、基材シート2aの光拡散層20上には必要に応じて印刷層21を介して薬剤コード4が形成されている。薬剤コード4としては、従来公知の薬剤コードが用いられ、例えば、ドットコード、バーコード、QRコード登録商標)、データマトリックスなどが挙げられ、ドットコードは、単位面積(1cm2)当たりに複数個のドットコードを鮮明に形成することができ好ましい。薬剤コード4は暗号化されていてもよい。

0028

薬剤コード4は、錠剤収納部11内に収納している錠剤3の種類に一対一で対応しており、薬剤コード4を特定することによって、錠剤3の種類が特定されるように構成されている。

0029

薬剤コード4は、収納シート1の錠剤収納部11以外の部分12に対応した、基材シート2aの内面2a3に形成されている。即ち、薬剤コード4は、収納シート1の錠剤収納部11以外の部分12を基材シート2a側に投影させた、基材シート2aの内面2a3に形成されている。詳細には、薬剤コード4は、封止シート2が収納シート1上に積層一体化された状態において、収納シート1の錠剤収納部11以外の部分12に対応する光拡散層20a上に形成されており、即ち、収納シート1の錠剤収納部11以外の部分12を封止シート2側に向かって投影させた部分に形成された光拡散層20a上に形成されており、薬剤コード4は、錠剤収納部11内に収納された錠剤によって邪魔されることなく、スキャナ5から放射された光を受けることができるように構成されている。

0030

薬剤コード4は、上述のように、基材シート2aにおける収納シート1に対向する面(内面)において、収納シート1の錠剤収納部11以外の部分12に対応する光拡散層20a上に少なくとも形成されておればよく、収納シート1の錠剤収納部11に対応する光拡散層20b上にも形成されていてもよい。例えば、基材シート2aの光拡散層20上に全面的に薬剤コード4が形成されていてもよい。この場合、薬剤コード4を光拡散層20の全面に形成することが可能となり、光拡散層20上における薬剤コード4の形成位置を厳密に調整する必要がなくなり、薬剤コード4の形成工程を容易に行うことができ好ましい。

0031

基材シート2aの光拡散層20上に薬剤コード4を形成する方法としては、特に限定されず、例えば、スキャナ5が放射する光を吸収する色材を含むインキを用いて汎用の印刷方法により所定部分に薬剤コード4を印刷する方法が挙げられる。例えば、スキャナ5が放射する光が赤外線である場合、赤外線を吸収する色材としては、例えば、カーボンブラックなどが挙げられる。

0032

上記では、基材シート2aの光拡散層20上に印刷層21を介して薬剤コード4を形成した場合を説明したが、印刷層21中に薬剤コード4を形成してもよく、印刷層21を設けることなく、光拡散層20上に薬剤コード4を直接形成してもよい。

0033

PTP包装体Aの薬剤コード4はスキャナ5によって読み取られる。詳細には、スキャナは、このスキャナから赤外線などの光を薬剤コード4に照射した後、反射された光に基づいて薬剤コード4を認識している。即ち、薬剤コード4は、スキャナ5から放射された光を吸収する色材を含むインキから形成されていることから、反射光の光度は、薬剤コード4に対応した部分において弱くなっており、反射光と照射光との間の光度差によって、薬剤コード4の種類を認識している。

0034

PTP包装体Aの収納シート1は合成樹脂から形成されており、スキャナ5から放射された光を吸収する。従って、スキャナ5から放射された光をPTP包装体Aの収納シート1を透して薬剤コード4に照射した場合、スキャナ5が受け取る反射光は、収納シート1を2回通過した後の光度となるため、反射光の光度が全体的に低くなると共に、スキャナ5からの照射光を基材シート2aの表面において積極的に反射させていない場合には、光度差が小さくなりすぎ、スキャナ5によって薬剤コード4の種類を認識することができない。

0035

そこで、薬剤コード4を光拡散層20上に形成することによって、基材シート2aの光拡散層20表面において、スキャナ5からの照射光が積極的に反射される結果、スキャナ5が受け取る反射光の光度が全体的に高くなり、反射光において、薬剤コード4が吸収した部分とそうでない部分との間の光度差が明瞭となり、スキャナ5によって薬剤コード4の種類の認識が可能となるようにしている。

0036

上記の如く、薬剤コード4を光拡散層20上に形成していることによって収納シート1を透してスキャナ5による薬剤コード4の読取作業を行うことでき、薬剤師は、PTP包装体が封止シートを対向させた状態で束ねられている場合にあっても、PTP包装体の束を解くことなく、PTP包装体に付された薬剤コード4を容易に読み取ることができ、処方作業を円滑に行うことができる。

0037

そして、封止シート2と収納シート1との間には接着剤層24が介在しており、この接着剤層24によって収納シート1と封止シート2とが剥離不能に積層一体化されている。なお、接着剤層24を構成している接着剤としては、例えば、汎用のホットメルト接着剤を用いることできる。接着剤層24は、スキャナ5が薬剤コード4を読み取るために放射する光を実質的に吸収せず、スキャナ5による薬剤コード4の読み取りを可能とするように構成されている。

0038

又、封止シート2の基材シート2aにおける収納シート1とは反対側の面(外面2a2)には、光拡散層25、印刷層26又は保護層27が必要に応じて順次、形成されていてもよい。光拡散層25及び印刷層26は、上記と同様の構成であるのでその説明を省略する。なお、光拡散層20、25は互いに同一であっても相違してもよい。印刷層21、26は互いに同一であっても相違してもよい。保護層27は、印刷層26を保護することができ且つスキャナ5が後述する薬剤コード4を読み取るために放射する光を実質的に吸収せず、スキャナ5による薬剤コード4の読み取りを可能とできれば、特に限定されず、例えば、アクリル系樹脂層エポキシ樹脂などが挙げられる。

0039

そして、基材シート2aにおける収納シート1とは反対側の面に形成された光拡散層25上にも薬剤コード4が形成されていることが好ましい。なお、薬剤コード4及びその形成方法は上記と同様であるので省略する。

0040

光拡散層25上への薬剤コード4の形成位置は特に限定されず、光拡散層25上に薬剤コード4を部分的に又は全面的に形成しておいてもよいが、薬剤コード4を光拡散層25上に全面的に形成しておくことによって、薬剤師が、スキャナ5を用いてPTP包装体Aの薬剤コード4を読み取るときに、PTP包装体Aの封止シート2上の任意の位置にスキャナ5を当てるだけで薬剤コード4を読み取ることができ、薬剤師による処方作業を円滑に行うことができ好ましい。

0041

薬剤コード4を光拡散層25上に形成することによって、薬剤コード4を読み取るために、スキャナから放射された光を光拡散層によって乱反射させながら反射光の光度を上昇させて、スキャナによる薬剤コードの読み取り精度をより向上させることができ、薬剤師による処方作業を円滑に行うことができる。

0042

次に、上記PTP包装体Aを用いた薬剤処方システムBについて説明する。薬剤処方システムBは、PTP包装体Aとスキャナ5とを備えている。

0043

スキャナ5は、図3に示した通り、CPU(Central Processing Unit)51と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)53と、記憶部に相当するSSD(Solid State Drive)及びHDD(Hard Disk Drive)などの補助記憶装置54と、薬剤コード読取部に相当する薬剤コード読取ユニット55と、出力部に相当するディスプレイ及びスピーカなどの出力ユニット56と、通信部に相当する通信ユニット57と、入力部に相当するタッチパネル及びキーボードなどの入力ユニット59を有している。CPU(Central Processing Unit)51と、補助記憶装置54、薬剤コード読取ユニット55、出力ユニット56、通信ユニット57及び入力ユニット58とは、公知の有線又は無線手段にて通信可能に接続されている。制御部は、CPU51を備えたものであってROM52に記憶されている制御プログラムを実行することで実現される。スキャナ5の基本動作は、CPU51やRAM53上に、ROM52上に格納されている制御プログラムを読み込ませることにより、CPU51の制御のもとで、RAM53や補助記憶装置54におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。

0044

薬剤コード読取ユニット55は、スキャナで用いられている汎用のモジュールを用いることができる。薬剤コード読取ユニット55は、赤外線などの光をPTP包装体又は包装袋に放射し、PTP包装体又は包装袋で反射された光を認識することができ、PTP包装体の薬剤コード4又は後述する識別コード71に放射された光の一部は、薬剤コード4又は識別コード71で吸収されているため、PTP包装体又は包装袋に放射された光と、PTP包装体又は包装袋で反射された光との間の光度差を解析することによって、薬剤コード4又は識別コード71を識別し特定することができる。

0045

通信ユニット57は、近距離無線通信モジュール無線LAN通信モジュール及び有線LAN通信モジュールを備える。即ち、通信ユニット57は、近距離通信規格に従う近距離無線通信IEEE802.11通信規格に従う無線LAN通信、及び、イーサネット(登録商標)などの有線LAN通信を実現可能に構成されている。

0046

スキャナ5は、記憶部に記憶され且つ薬剤コードと錠剤の種類との対応関係を示した薬剤コード対応情報に基づいて、上記薬剤コード読取部で読み取られた薬剤コードに対応する錠剤の種類を特定し、特定された錠剤の種類を出力部に出力する薬剤特定手段を備えている。

0047

ROM52及び必要に応じて補助記憶装置54内には、CPU51にて実行される各種プログラム(薬剤特定プログラム、識別番号特定プログラムなど)や各種データが格納されている。RAM53には、各種のプログラムに基づいて設定される設定値を一時的に記憶するためのメモリなどが格納されている。

0048

具体的には、ROM52及び必要に応じて補助記憶装置54内には、各種手段としての各種プログラムが格納されている。各種手段は、CPU51やRAM53上に各種プログラムを読み込ませることにより、CPU51の制御のもとで、RAM53や補助記憶装置54におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。

0049

一方、上述の通り、PTP包装体Aには、その薬剤収納部11内に収納されている錠剤の種類に対応した薬剤コード4が一体的に設けられている。

0050

補助記憶装置54には、PTP包装体Aに付されている薬剤コード4と錠剤の種類との対応関係を示した薬剤コード対応情報が薬剤コード対応テーブルに記憶されている。薬剤コード対応情報は、図4に示したように、薬剤コード4のそれぞれに予め付与された識別番号〔例えば、(1)(2)・・・〕と錠剤の種類とが一対一の対応関係で構成されており、一の薬剤コード4に対して一の錠剤の種類が定まるように構成されている。

0051

先ず、図5に示したように、薬剤師の操作によって、スキャナ5の入力ユニット59から、スキャナ5による薬剤コード4の読み取りの開始を意味する「開始命令」が入力されて薬剤特定プログラムが起動される。スキャナ5の薬剤コード読取ユニット55でPTP包装体Aの薬剤コード4が読み取られて、薬剤特定プログラムにしたがって、CPU51によって、PTP包装体Aに設けられた薬剤コード4が識別されて特定される。薬剤コード読取ユニット55で読み取られて特定された薬剤コード4は、CPU51によって、薬剤コード4ごとに予め与えられた識別番号(例えば、(1)(2)・・・、又は、数値)に変換される(ステップ1(S1))。

0052

このとき、PTP包装体Aに付された薬剤コード4は、スキャナ5を用いて収納シートを透して読み取ることができるので、封止シートを対向させて束ねられたPTP包装体であっても、薬剤コード4を容易に且つ確実に読み取ることができる。更に、PTP包装体Aの封止シート2の外面にも薬剤コード4が形成されている場合には、薬剤師は、収納シート1側及び封止シート2側の何れの方向からも薬剤コード4を読み取ることができ、処方作業をより円滑に行うことができる。

0053

次に、薬剤特定プログラムにしたがって、CPU51によって、薬剤コード4の識別番号に基づいて、補助記憶装置54に記憶されている薬剤コード対応テーブル中の薬剤コード対応情報が検索され、薬剤コード4の識別番号と同じ識別番号を有する薬剤コード対応情報が抽出され、この薬剤コード対応情報から錠剤の種類が特定される(ステップ2(S2))。

0054

例えば、スキャナ5の薬剤コード読取ユニット55で読み取られた薬剤コードから変換された識別番号が(1)である場合には、薬剤特定プログラムにしたがって、CPU51によって、薬剤コード4から変換された識別番号(1)に基づいて、薬剤コード対応テーブルに記憶されている薬剤コード対応情報が検索され、識別番号(1)を有する薬剤コード対応情報が抽出され、この薬剤コード対応情報に基づいて「錠剤ABC」が特定される。

0055

そして、スキャナ5が通信回線を通じてコンピュータ6と通信可能に接続されていない場合には、薬剤特定プログラムにしたがって、CPU51によって、特定された錠剤の種類が出力ユニット56に出力される(ステップ3(S3))。例えば、出力ユニット56がディスプレイである場合には、ディスプレイ上に錠剤の種類が表示される。出力ユニット56がスピーカである場合には、スピーカから錠剤の種類が発せられる。これによって、薬剤師は、PTP包装体内に収納されている錠剤の種類を確認することができ、処方箋に記載された錠剤の種類と照合することによって、患者に正しい薬剤を処方することができる。

0056

スキャナ5は、通信ユニット57を介して公知の通信回線(例えば、Wi−Fi、有線LAN、無線LANインターネットケーブルなど)を通じて、サーバーなどのコンピュータ6と通信可能に接続されていてもよい。コンピュータ6には、記憶部に相当するSSD(Solid State Drive)及びHDD(Hard Disk Drive)などの補助記憶装置61が内蔵されるか又はLAN若しくはケーブルなどを介して通信可能に接続されている。

0057

コンピュータ6は、図6に示した通り、CPU(Central Processing Unit)61と、ROM(Read Only Memory)62と、RAM(Random Access Memory)63と、記憶部に相当するSSD(Solid State Drive)及びHDD(Hard Disk Drive)などの補助記憶装置64と、出力部に相当するディスプレイ及びスピーカなどの出力ユニット65と、通信部に相当する通信ユニット66とを有している。CPU(Central Processing Unit)61と、補助記憶装置64、出力ユニット65及び通信ユニット66とは、公知の有線又は無線手段によって通信可能に接続されている。

0058

通信ユニット66は、近距離無線通信モジュール、無線LAN通信モジュール及び有線LAN通信モジュールを備える。即ち、通信ユニット66は、近距離通信規格に従う近距離無線通信、IEEE802.11通信規格に従う無線LAN通信、及び、イーサネット(登録商標)などの有線LAN通信を実現可能に構成されている。

0059

コンピュータ6のROM62及び補助記憶装置64内には、CPU61にて実行される各種プログラム(薬剤判定プログラムなど)や各種データが格納されている。RAM63には、各種のプログラムに基づいて設定される設定値を一次的に記憶するためのメモリなどが格納されている。

0060

コンピュータ6は、コンピュータ6の補助記憶装置64に記憶された処方箋情報に含まれた錠剤の種類情報と、薬剤特定手段にて特定された錠剤の種類とを比較した結果を出力部に出力する薬剤判定手段を備えている。

0061

具体的には、ROM62内には、薬剤判定手段としての薬剤判定プログラムが格納されている。薬剤判定手段は、CPU61やRAM63上に薬剤判定プログラムを読み込ませることにより、CPU61の制御のもとで、RAM63や補助記憶装置64におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。

0062

コンピュータ6の補助記憶装置64には処方箋情報が記憶されている。図7に示したように、処方箋情報には、処方箋が発行された日付、患者名及び処方される錠剤の種類が含まれており、これらの情報が一組のデータとなっている。この処方箋情報は、図7に示したように、コンピュータ6の補助記憶装置64に記憶されている処方箋情報テーブルに記憶されている。なお、図7では、処方される錠剤として、患者ごとに一種類の錠剤が記憶されている場合を示したが、患者一人に対して複数種類の錠剤が記憶されていてもよい。

0063

又、患者ごとに識別番号が予め付与されており、図8に示したように、薬剤師が患者に処方するPTP包装体を収納する包装袋7の表面には、患者の識別番号に対応した識別コード71が一体的に設けられている。このような識別コード71としては、公知の識別コードが用いられ、例えば、バーコードなどが挙げられる。なお、識別コードは、スキャナ5から放射されて識別コードに照射された光を吸収する色材を含むインキで形成されており、反射光の光度は、識別コード71に対応した部分において弱くなっており、反射光と放射光との間の光度差によって、識別コードの種類を認識している。識別コードの形成方法は、薬剤コード4と同様であるのでその説明を省略する。

0064

そして、患者の氏名と識別番号とが一対となって患者情報が構成されている。コンピュータ6の補助記憶装置64には、患者情報テーブルが記憶されており、この患者情報テーブルに患者情報が記憶されている(図9参照)。

0065

図10を参照しながら薬剤判定手段の動作を説明する。PTP包装体内に収納されている錠剤の種類は、上述の通り、薬剤特定プログラムにしたがって特定される。スキャナ5が通信回線を通じてコンピュータ6と通信可能に接続されている場合には、錠剤の種類が特定されるごとに、薬剤特定プログラムにしたがって、CPU51によって、錠剤の種類が通信回線を通じてコンピュータ6に送信され、錠剤の種類を受信したコンピュータ6の補助記憶装置64に記憶された処方作業テーブル内に錠剤の種類が書き込まれる(ステップ5(S5))。なお、薬剤特定プログラムによるコンピュータ6への錠剤の種類の送信は、スキャナ5の入力ユニット59から、スキャナ5による薬剤コード4の読み取りの開始を意味する「開始命令」が入力された(ステップ4(S4))後に薬剤特定プログラムにしたがって特定された錠剤の種類のみが対象となる。スキャナ5が通信回線を通じてコンピュータ6と通信可能に接続していない場合には、スキャナ5の入力部からの「開始命令」の入力の有無にかかわらず、上述の通り、薬剤特定プログラムにしたがって錠剤の種類が特定され、出力ユニット56に出力される。

0066

薬剤特定プログラムにしたがって、CPU51によって、スキャナ5の入力ユニット59から、スキャナ5による薬剤コード4の読み取りの終了を意味する「終了命令」が入力されているか否かが判断され(ステップ6(S6))、「終了命令」が入力されていない場合には、薬剤特定プログラムにしたがって錠剤の種類が特定されると、特定された錠剤の種類は、通信回線を通じてコンピュータ6に順次、送信され、コンピュータ6の補助記憶装置64内の処方作業テーブル内に順次、書き込まれる。なお、同一の錠剤の種類が既に処方作業テーブルに書き込まれている場合には、錠剤の種類は、重複を避けるために処方作業テーブルには書き込まれない。

0067

即ち、患者に処方される薬剤が複数種類ある場合、薬剤師によって、スキャナ5によるPTP包装体の薬剤コード4の読み取りが繰り返し行われ、読み取られた薬剤コード4に基づいて薬剤特定プログラムにしたがって錠剤の種類が特定される。特定された「錠剤の種類」のそれぞれは、薬剤特定プログラムにしたがって、通信回線を通じてコンピュータ6に順次、送信され、コンピュータ6の補助記憶装置64内の処方作業テーブルに順次、書き込まれる。

0068

一方、スキャナ5の入力ユニット59から「終了命令」が入力されると、スキャナ5のROM52は時計を内蔵しており、薬剤特定プログラムにしたがって、CPU51によって現在の日時(日時情報)が取得されて、通信回線を通じてコンピュータ6に送信され、コンピュータ6の補助記憶装置64内の処方作業テーブルに日時情報が書き込まれる。その後、薬剤特定プログラムにしたがって、処方作業テーブル内へのデータの書き込みが禁止される(ステップ7(S7))。その後、薬剤特定プログラムは停止する。

0069

スキャナ5は、薬剤コード読取ユニット55で読み取られた識別コード71に基づいて患者の識別番号を特定する識別番号特定手段を有しており、スキャナ5の入力ユニット59から「終了命令」が入力されると、識別番号特定プログラムが起動する。

0070

識別番号特定プログラムにしたがって、CPU51によって、スキャナ5の出力ユニット56に、PTP包装体を収納する包装袋7に一体的に設けられた識別コード71を読み取ることを要求する旨の読み取り命令が出力される(ステップ8(S8))。

0071

この読み取り命令の出力を薬剤師が確認し、薬剤師の操作によって、スキャナ5の薬剤コード読取ユニット55で包装袋7の識別コード71が読み取られる。薬剤コード読取ユニット55で読み取られて特定された患者の識別コード71は、識別番号特定プログラムにしたがって、予め与えられた識別記号に変換され、識別記号がコンピュータ6に送信される(ステップ9(S9))。その後、識別番号特定プログラムは停止される。なお、スキャナは、PTP包装体の薬剤コードを読み取るスキャナとは別のスキャナであってもよい。

0072

次に、コンピュータ6が患者の識別番号を受信すると、薬剤判定プログラムが起動し、薬剤判定プログラムにしたがって、CPU61によって、患者の識別記号に基づいて、補助記憶装置64に記憶されている患者情報テーブル中の患者情報が検索され、読み取られた患者の識別記号と同じ識別記号を有する患者情報が抽出され、この患者情報から患者の名前が特定される(ステップ10(S10))。

0073

例えば、スキャナ5の薬剤コード読取ユニット55で読み取られた識別コードから変換された識別記号が(A1)である場合には、識別記号(A1)に基づいて、患者情報テーブルに記憶されている患者情報が検索され、読み取られた識別記号(A1)と同じ識別記号を有する患者情報が抽出され、この患者情報に基づいて「山田太郎」が特定される。

0074

更に、薬剤判定プログラムにしたがって、CPU61によって、処方作業テーブルから日時情報が取得され(ステップ11(S11))、ステップ10で特定された患者の名前及びステップ11で処方作業テーブルに書き込まれた日時情報に基づいて、コンピュータ6の補助記憶装置64に記憶されている処方箋情報テーブルが検索されて、患者の名前及び日時情報が合致する処方箋情報が抽出され、処方箋情報に含まれている錠剤の種類が抽出される(ステップ12(S12))。なお、処方箋情報テーブルを検索するにあたって、日時情報が合致するとは、処方箋情報の処方箋が発行された日付とこの日付から所定期間を経過した日時との間に上記日時情報が含まれていることを意味する。

0075

次に、薬剤判定プログラムにしたがって、CPU61によって、ステップ12で抽出された錠剤の種類と、処方作業テーブルに含まれている錠剤の種類とが比較され、両者が完全に一致しているか否かが判断される(ステップ13(S13))。

0076

ステップ13で抽出された錠剤の種類と、処方作業テーブルに含まれている錠剤の種類とが完全に一致している場合には、薬剤判定プログラムにしたがって、コンピュータ6の出力ユニット65又はスキャナ5の出力ユニット56に、処方作業中の薬剤が正しい旨を意味する確認信号が出力される(ステップ14(S14))。

0077

一方、ステップ12で抽出された錠剤の種類と、処方作業テーブルに含まれている錠剤の種類とが完全に一致していない場合には、薬剤判定手段によって、コンピュータ6の出力ユニット65又はスキャナ5の出力ユニット56に、処方作業中の薬剤に間違いがある旨の警告信号が出力される(ステップ15(S15))。

0078

次に、薬剤判定プログラムにしたがって、コンピュータ6の補助記憶装置64内の処方作業テーブル内に書き込まれた「錠剤の種類」及び「日時情報」データが完全に消去されると共に、処方作業テーブルへのデータの書き込みの禁止が解除された後に、薬剤判定プログラムは停止し、次の処方作業に対応可能な状態とされる(ステップ16(S16))。

0079

以上の通り、上記薬剤処方システムによれば、薬剤師が処方中の薬剤と、医師が発行した処方箋に記載された薬剤とが一致しているか否かが判断され、両者が一致していない場合には、警告信号が出力ユニットから出力されるので、薬剤師による薬剤の処方ミスを未然に防止し、患者に正しい薬剤を処方することができる。

0080

1収納シート
11薬剤収納部
2封止シート
20光拡散層
3錠剤
4薬剤コード
5スキャナ
6コンピュータ
APTP包装体
B薬剤処方システム

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