図面 (/)

技術 負荷時タップ切換器

出願人 株式会社東光高岳
発明者 増尾雄二岩田稔岡嶋信浩池田裕孝
出願日 2015年6月29日 (4年1ヶ月経過) 出願番号 2015-130198
公開日 2017年1月19日 (2年7ヶ月経過) 公開番号 2017-017107
状態 特許登録済
技術分野 可変変成器一般
主要キーワード 円弧状導体 接触通電 換カム 連結柱 接点配置 動作角 円形導体 前後進移動
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (15)

課題

構成を簡単で小型な負荷タップ切換器を提供する。

解決手段

ばね蓄勢駆動機構4の出力軸5に連携された駆動軸6により回転する切換開閉器板52上に、同一相を構成する複数の真空スイッチ11,12および制限抵抗13を横置き状態で配置するとともに、駆動軸の回転により動作するカム機構と、そのカム機構により往復移動するアーム部材とを備え、そのアーム部材の往復移動により真空スイッチの開閉を行いタップ切換過程電流切換を行うようにした切換開閉器10 と、切換開閉器の開閉動作に同期して動作するタップ選択器20を備える。タップ選択器は、切換開閉器板の下方に設けた可動接点56,59,66と、タップ選択器板51上に配置した複数の固定接点とを備え、可動接点が所定の固定接点と接触通電するようにした。

概要

背景

負荷タップ切換器は、送電線あるいは配電線電圧を調整するために、電圧の変動に応じて変圧器負荷電流通電した状態で、巻線タップ切り換える装置であり、切換部が絶縁媒体中に配置され、絶縁媒体中で負荷電流を開閉するタイプと、切換部に真空スイッチを用いたタイプがある。

係る変圧器のタップ切換に用いられる真空スイッチを用いた負荷時タップ切換器の切換開閉器は、タップ切換過程電流遮断を行う切換開閉器と、変圧器巻線タップリード線が接続されタップ選択を行うタップ選択器から構成されている。変圧器タンクに取り付けた状態から大地間絶縁距離を確保した位置に切換開閉器が配置され、その切換開閉器は真空スイッチを駆動する機構三相一括構造となっている。そして、その三相一括構造の切換開閉器の下部にタップ選択器が配置された段積み構成で配置され、切換開閉器とタップ選択器は導体などで接続される構造となっている。この種の負荷時タップ切換器としては、例えば特許文献1に開示された装置がある。

概要

構成を簡単で小型な負荷時タップ切換器を提供する。 ばね蓄勢駆動機構4の出力軸5に連携された駆動軸6により回転する切換開閉器板52上に、同一相を構成する複数の真空スイッチ11,12および制限抵抗13を横置き状態で配置するとともに、駆動軸の回転により動作するカム機構と、そのカム機構により往復移動するアーム部材とを備え、そのアーム部材の往復移動により真空スイッチの開閉を行いタップ切換過程の電流切換を行うようにした切換開閉器10 と、切換開閉器の開閉動作に同期して動作するタップ選択器20を備える。タップ選択器は、切換開閉器板の下方に設けた可動接点56,59,66と、タップ選択器板51上に配置した複数の固定接点とを備え、可動接点が所定の固定接点と接触通電するようにした。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

ばね蓄勢駆動機構出力軸連携された駆動軸により回転する絶縁板の一方の面上に、同一相を構成する複数の真空スイッチおよび制限抵抗横置き状態で配置するとともに、前記駆動軸の回転により動作するカム機構と、そのカム機構により往復移動するアーム部材とを備え、そのアーム部材の往復移動により前記真空スイッチの開閉を行いタップ切換過程電流切換を行うようにした切換開閉器と、切換開閉器の開閉動作に同期して動作するタップ選択器と、を備え、前記タップ選択器は、前記絶縁板の他方の面側に設けた、前記真空スイッチおよび制限抵抗と接続される可動接触子と、その絶縁板と対向して配置したタップ選択器板上に配置した複数の固定接触子とを備え、回転する前記絶縁板の動作により前記可動接触子が所定の固定接触子と接触・通電するように構成したことを特徴とする負荷タップ切換器

請求項2

前記絶縁板の外形寸法より前記タップ選択器板の外形寸法を大きくし、その絶縁板とタップ選択器板を対向配置した際に前記タップ選択器板の外周縁が前記絶縁板の外側に突出するようにし、上下に重ねて配置した各相のタップ選択器板を連結し、前記駆動軸は前記タップ選択器板に対して相対的に回転自在に連携され、前記駆動軸と前記絶縁板は連結して一体に回転するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の負荷時タップ切換器。

請求項3

前記制限抵抗は、前記絶縁板の両側に配置することを特徴とする請求項1または2に記載の負荷時タップ切換器。

技術分野

0001

本発明は、負荷タップ切換器に関するものである。

背景技術

0002

負荷時タップ切換器は、送電線あるいは配電線電圧を調整するために、電圧の変動に応じて変圧器負荷電流通電した状態で、巻線タップ切り換える装置であり、切換部が絶縁媒体中に配置され、絶縁媒体中で負荷電流を開閉するタイプと、切換部に真空スイッチを用いたタイプがある。

0003

係る変圧器のタップ切換に用いられる真空スイッチを用いた負荷時タップ切換器の切換開閉器は、タップ切換過程電流遮断を行う切換開閉器と、変圧器巻線タップリード線が接続されタップ選択を行うタップ選択器から構成されている。変圧器タンクに取り付けた状態から大地間絶縁距離を確保した位置に切換開閉器が配置され、その切換開閉器は真空スイッチを駆動する機構三相一括構造となっている。そして、その三相一括構造の切換開閉器の下部にタップ選択器が配置された段積み構成で配置され、切換開閉器とタップ選択器は導体などで接続される構造となっている。この種の負荷時タップ切換器としては、例えば特許文献1に開示された装置がある。

先行技術

0004

特公平07−075210号公報

発明が解決しようとする課題

0005

従来の負荷時タップ切換器は、三相一括構造の切換開閉器とタップ選択器を段積みとしているため以下に示す課題がある。例えばタップ切換器を三角結線の変圧器に用いる場合、各タップ切換器に線間電圧印加され、その相間絶縁のため絶縁距離を確保する必要がある。従来の真空スイッチ式の負荷時タップ切換器では切換開閉器部とタップ選択器が段積みで構成されていることから、それぞれの相間絶縁を確保するためにはタップ切換器全体が大型化してしまう。

課題を解決するための手段

0006

上述した課題を解決するために、本発明は、(1)ばね蓄勢駆動機構出力軸連携された駆動軸により回転する絶縁板の一方の面上に、同一相を構成する複数の真空スイッチおよび制限抵抗横置き状態で配置するとともに、前記駆動軸の回転により動作するカム機構と、そのカム機構により往復移動するアーム部材とを備え、そのアーム部材の往復移動により前記真空スイッチの開閉を行いタップ切換過程の電流切換を行うようにした切換開閉器と、切換開閉器の開閉動作に同期して動作するタップ選択器と、を備え、前記タップ選択器は、前記絶縁板の他方の面側に設けた、前記真空スイッチおよび制限抵抗と接続される可動接触子と、その絶縁板と対向して配置したタップ選択器板上に配置した複数の固定接触子とを備え、回転する絶縁板の動作により前記可動接触子が所定の固定接触子と接触・通電するように構成した。

0007

横置き状態とは、真空スイッチの接点の開閉する方向が絶縁板と平行、すなわち接点を開閉させるロッドの移動方向が絶縁板と平行な状態を言う。絶縁板は実施形態では切換開閉器板52に対応する。アーム部材は、実施形態では、ロッカーアーム71,72に対応する。可動接触子は実施形態では各可動接点に対応し、固定接触子は実施形態では各固定接点に対応する。

0008

従来は切換開閉器とタップ選択器が別々の構成で、それぞれ相間絶縁距離を確保していたが、回転する絶縁板に切換開閉器とタップ選択器を相毎に一体構成したことにより絶縁距離が各相間のみになることで縮小化が可能となる。そして、切換開閉器とタップ選択器を相毎に一体で組立てるため、切換開閉器とタップ選択器間の接続が簡素化できる。また、相毎にユニット組立が可能になるため、組立作業性の向上やリードタイムの短縮を図ることができる。また、3相器においては、タップ巻線を接続する固定接触子の配置角度を相毎にずらすことにより、変圧器からのタップ巻線の配線・配置が統一化でき、配線作業誤りを低減することができる。

0009

相あたりの真空スイッチ数は、第一実施形態では2個としたが第二実施形態のように3個としたり、さらに4個以上としたりしても良い。また、駆動軸も2軸構成にしてもよい。

0010

(2)前記絶縁板の外形寸法より前記タップ選択器板の外形寸法を大きくし、その絶縁板とタップ選択器板を対向配置した際に前記タップ選択器板の外周縁が前記絶縁板の外側に突出するようにし、上下に重ねて配置する各相のタップ選択器板を連結し、前記駆動軸は前記タップ選択器板に対して相対的に回転自在に連携され、前記駆動軸と前記絶縁板は連結して一体に回転するようにするとよい。(3)前記制限抵抗は、前記絶縁板の両側に配置するとよい。

発明の効果

0011

本発明では、構成を簡単化し、装置を小型化することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明に係る負荷時タップ切換器の好適な一実施形態を示す外観図である。
本発明を適用した負荷時タップ切換器の結線図で、(a)は三角結線変圧器に負荷時タップ切換器を設けた負荷時タップ切換変圧器の結線図、(b) は単巻変圧器に負荷時タップ切換器を設けた自動電圧調整器の結線図、(c)は切換開閉器の一相分(1抵抗2真空スイッチ)が、タップ巻線2Tのタップ3に接続している状態を示す図である。
図1におけるA−A線矢視図であり、本実施形態の切換開閉器構造(真空スイッチ配置および真空スイッチ駆動機構)を示す図である。
図1におけるB−B線矢視図であり、タップ選択器(接点配置)を示す図である。
ロッカーアームの駆動機構を示す図で(a)は側面図、(b)および(c)は変換カム形状の一例である。
負荷時タップ切換器のタップ切換の動作説明図である。
負荷時タップ切換器のタップ切換の動作説明図である。
負荷時タップ切換器のタップ切換の動作説明図である。
負荷時タップ切換器のタップ切換の動作説明図である。
負荷時タップ切換器のタップ切換の動作説明図である。
負荷時タップ切換器のタップ切換の動作説明図である。
負荷時タップ切換器のタップ切換の動作説明図である。
本発明の第2実施形態の要部構成を示す図で、(a)は切換開閉器構造(真空スイッチ配置および真空スイッチ駆動機構)を、(b)はタップ選択器(接点配置)を示す図である。
本発明の第2実施形態に対応する1抵抗3真空スイッチの負荷時タップ切換器の結線図で、(a)は偶数側のタップが通電している状態を示す図、(b)は奇数側のタップが通電している状態を示す図である。

実施例

0013

図1は、本発明に係る負荷時タップ切換器の好適な第一実施形態を示している。図示するように、本実施形態の負荷時タップ切換器1は、その外形状が全体として略円筒形となる。そして負荷時タップ切換器1は、相ごとに変圧器のタップ巻線のうち運転するタップを選択するタップ選択器20と、そのタップ選択器20で通電状態のまま選択されたタップに回路を切り換える切換開閉器10とを備える。そして本実施形態では、それら切換開閉器10とタップ選択器20を回転する絶縁体に相ごとに一体に構成した。各相の配置は、上から順にU相、V相、W相とした。

0014

さらに切換開閉器10の上方に、切換開閉器10とタップ選択器20とを駆動させるためのばね蓄勢駆動機構4を配置する。ばね蓄勢駆動機構4は、ばね4aに蓄勢されたエネルギー開放して出力軸5を間欠所定角度毎に回転させる。この出力軸5の回転に追従して、切換開閉器10とタップ選択器20は同期して動作し、所望のタップが選択されるとともに、切換開閉器10の真空スイッチが開閉する。また、このばね蓄勢駆動機構4の入力軸は、天板4bの上面に配置した駆動モータ45の出力軸に連結し、駆動モータ45の回転に伴いばね蓄勢駆動機構4の入力軸が回転しばね4aを蓄勢する。なお入力軸に与える回転力は、本実施形態では駆動モータ45を用いたが手動により与えるようにしても良い。さらに上述したばね4aその他の構成要素は、底板4cの上に連結柱4dを介して天板4bが配置されており、底板4cと天板4bとが所定の距離を隔てて一体化する。そして、底板4c上にばね4aなどの構成部品が配置される。ばね蓄勢駆動機構4は、従来公知の各種の機構を用いることができるため、その詳細な説明を省略する。

0015

図2は、本実施形態の負荷時タップ切換器の適用例で、図2(a)は三角結線変圧器に負荷時タップ切換器を設けた負荷時タップ切換変圧器の結線図である。図2(b) は単巻変圧器に負荷時タップ切換器を設けた自動電圧調整器の結線図である。主巻線2Mと直列にタップ巻線2Tが接続されており、このタップ巻線2Tに電圧を切り換えるための複数(本実施形態では9個)のタップ3が設けられている。

0016

そして、図2(c)は、図2(a)および(b)における切換開閉器10およびタップ選択器20の一相分(1抵抗2真空スイッチ)が、タップ巻線2Tのタップ3に接続している状態を示しており、後述するタップ切換動作により図中の上方または下方の矢印の方向に移動してタップ切換を行なう。なお、後述するように実際のタップの切換動作は水平面内での回転により行う。

0017

図2(c)に示すように、一相分の切換開閉器10は、第一の真空スイッチ11と、第二の真空スイッチ12と、制限抵抗(限流抵抗)13とを備えて構成される。より具体的な回路構成は、第二の真空スイッチ12と制限抵抗13を直列に接続し、第一の真空スイッチ11の一端と、制限抵抗13の第二の真空スイッチ12との非接続側を共通接続端子14に接続する。

0018

相ごとに形成された切換開閉器10とタップ選択器20は、各相で同じ構成を採るため、以下の説明では、最上位に設定されたU相を例にとって説明する。図1に示すように各相の下側にタップ選択器板51を配置するとともに、その上方に所定の距離を置いて円板状の切換開閉器板52を配置する。これらタップ選択器板51と、切換開閉器板52は、ともに絶縁体から形成する。上下に配置した各相のタップ選択器板51は、円周上に複数設置された柱部43により上下に所定の距離をおいて連結される。さらに、タップ選択器板51と切換開閉器板52は、同心に配置され、上下方向に伸ばして配置された駆動軸6に連携される。駆動軸6は、ばね蓄勢駆動機構4の出力軸5に連結され、一体となって回転する。つまり、駆動軸6は、出力軸5の回転に伴い間欠的に回転する。

0019

図3に示すように切換開閉器板52の上側から見ると、切換開閉器板52の周縁の外側にタップ選択器板51の外周縁が突出した状態となるとともに、タップ選択器板51,切換開閉器板52の中心が一致する。

0020

また、タップ選択器板51は、駆動軸6を軸受け支持し、両者は相対的に回転自在となる。すなわち、図4に示すようにタップ選択器板51の中心位置に貫通孔51aが形成されており、この貫通孔51a内を貫通するように駆動軸6が挿入配置される。上下に配置されたタップ選択器板51は相互に連結されており、駆動軸6が回転自在に軸受け支持されることで、駆動軸6の回転が許容される。

0021

一方、切換開閉器板52は、駆動軸6に連結され、駆動軸6と一体になって回転する。よって、駆動軸6が間欠的に回転すると、タップ選択器板51は回転移動せず切換開閉器板52が間欠的に回転し、タップ選択器板51と切換開閉器板52との相対角度位置関係が変わっていく。

0022

図4(a)に示すように、タップ選択器板51は、その上面に所定パターンの複数の導体プレートが設置され、各導体プレートが所定の固定接点を構成する。すなわち、共通固定接点53は、貫通孔51aと同心円の円形導体プレート53aと、その円形導体プレート53aから径方向外側に伸び帯状導体プレート53bとから構成される。帯状導体プレート53bの先端は、タップ選択器板51の外周縁に至る。

0023

また、円形導体プレート53aの外周側には、放射状に複数のタップ固定接点54が配置される。タップ固定接点54は、貫通孔51aを中心とした同心円上に離散配置された円弧状導体プレート54aと、その円弧状導体プレート54aから径方向外側に伸びる帯状導体プレート54bとから構成される。帯状導体プレート54bの先端は、タップ選択器板51の外周縁に至る。タップ固定接点54(帯状導体プレート54bの先端)には、タップ接続線3Sを介してタップ巻線の対応するタップへ接続され、導通する。

0024

各導体プレート53a,53b,54a,54bは、タップ選択器板51の上面に形成した凹部51b内に挿入配置する。図4(b)に示すように、凹部51bの深さは、円弧状導体プレート54aの厚さと等しくする。他の導体プレートも同様である。これにより、導体プレートの表面とタップ選択器板51の上面が面一となる。

0025

図3に示すように、切換開閉器板52上には、2つの真空スイッチ(第一,第二の真空スイッチ11,12)と制限抵抗13を横置き状態で配する。すなわち、第一の真空スイッチ11と、第二の真空スイッチ12は、横置きで切換開閉器板52の所定の直径に対して平行で、かつその直径から等距離離して配置する。さらに第二の真空スイッチ12の外側には、制限抵抗13を平行に配置する。図1に示すように、制限抵抗13は切換開閉器板52の上下に分けて2本配置している。

0026

第一の真空スイッチ11内には第一接点11aが内蔵される。図3に示す状態では第一接点11aは閉じており、第一の真空スイッチ11は閉路状態となっている。この第一接点11aの一方の接点片11a′は第一の真空スイッチ11内で固定されており、他方の接点片11a″はスラスト方向に前後進移動可能に配置される。この他方の接点片11a″が前後進移動することで、両接点片11a′,11a″が接触して接点が閉じた状態と離反して接点が開いた状態をとる。一方の接点片11a′は、リード部材55を経由して切換開閉器板52の下面側に配置した切換開閉器10を構成する第一可動接点56に接続する。この第一可動接点56は、例えばローラコンタクトにより構成すると良い。そして、第一可動接点56は、タップ固定接点54の円弧状導体プレート54aに接触して導通する。

0027

他方の接点片11a″は、ロッド57に電気的並びに機械的に接続され、ロッド57のスラスト方向の移動に伴い接点の開閉動作を行う。ロッド57は、リード部材58に導通しており、そのリード部材58を経由して切換開閉器板52の下面側に配置した切換開閉器10を構成する共通可動接点59に接続する。これにより他方の接点片11a″は、共通可動接点59に導通する。この共通可動接点59は、例えばローラコンタクトにより構成すると良い。そして、共通可動接点59は、共通固定接点53の円形導体プレート53aに接触して導通する。

0028

同様に、第二の真空スイッチ12内には第二接点12aが内蔵される。図3に示す状態では第二接点12aは閉じており、第二の真空スイッチ12は閉路状態となっている。この第二接点12aの一方の接点片12a′は第二の真空スイッチ12内で固定されており、他方の接点片12a″はスラスト方向に前後進移動可能に配置される。この他方の接点片12a″が前後進移動することで、両接点片12a′,12a″が接触して接点が閉じた状態と離反して接点が開いた状態をとる。一方の接点片12a′は、リード部材65を経由して切換開閉器板52の下面側に配置した切換開閉器10を構成する第二可動接点66に接続する。この第二可動接点66は、例えばローラコンタクトにより構成すると良い。そして、第二可動接点66は、タップ固定接点54の円弧状導体プレート54aに接触して導通する。

0029

他方の接点片12a″は、ロッド67に電気的並びに機械的に接続され、ロッド67のスラスト方向の移動に伴い接点の開閉動作を行う。ロッド67は、図示していない制限抵抗13を介してリード部材68に導通しており、そのリード部材68を経由して切換開閉器板52の下面側に配置した共通可動接点59に接続する。

0030

第一の真空スイッチ11の他方の接点片11a″に接続されたロッド57の先端57aと、第二の真空スイッチ12の他方の接点片12a″に接続されたロッド67の先端67aには、それぞれ第一,第二のロッカーアーム71,72の先端71a,72aが連携される。第一,第二のロッカーアーム71,72の基端71b,72bは、共通の回転軸73に連携され、その回転軸73を回転中心としてそれぞれ相互に独立して揺動する。この揺動は、駆動軸6の回転に伴い動作するカム機構により駆動を受けて動作する。

0031

すなわち、図3図5(a)に示すように駆動軸6には、第一歯車75が連結され、一体に回転する。第一歯車75は、切換開閉器板52上に回転可能に起立配置された動作軸76に連結された第二歯車77と噛み合う。この動作軸76には、上下に位置をずらして第一変換カム81と第二変換カム82が連結され動作軸76の回転と一体となって回転する。これにより、駆動軸6が回転すると、第一変換カム81と第二変換カム82が回転する。

0032

第一変換カム81の外周側面がカム面となり、このカム面に第一のロッカーアーム71の中間位置に取り付けたカムフォロア84が接触する。同様に第二変換カム82の外周側面がカム面となり、このカム面に第二のロッカーアーム72の中間位置に取り付けたカムフォロア85が接触する。図5(b),(c)に示すように、第一,第二変換カム81,82は、カム面を構成する外周側面の一部に凸部81a,82aを備える。これにより、第一変換カム81が回転すると、第一のロッカーアーム71に取り付けたカムフォロア84が凸部81aに接触すると、外側に付勢され図3において反時計方向に回転し、第一のロッカーアーム71の先端71aが第一の真空スイッチ11から離反する方向に移動する。これにより、他方の接点片11a″が一方の接点片11a′から離反する方向に移動する。同様に第二変換カム82が回転すると、第二のロッカーアーム72に取り付けたカムフォロア85が凸部82aに接触すると、外側に付勢され図3において時計方向に回転し、第二のロッカーアーム72の先端72aが第二の真空スイッチ12から離反する方向に移動する。これにより、他方の接点片12a″が一方の接点片12a′から離反する方向に移動する。

0033

このように両真空スイッチ11,12は駆動軸6に設けられた第一歯車75を介して変換カム81,82およびロッカーアーム71,72の動作により回転に合わせて所定の各真空スイッチ11,12の開路閉路を行いタップ切換過程の電流切換を行う。具体的には以下の通りである。

0034

図6は、動作前状態の一例を示している。この状態では、第一可動接点56,第二可動接点66は、同一のタップ固定接点54(ここでは、タップ『2』に接続されるタップ固定接点54)に接触し、第一の真空スイッチ11,第二の真空スイッチ12の接点は共に閉路状態となっている。また、共通可動接点59は共通固定接点53に接触している。

0035

図7は、動作過程1の状態を示している。この状態では、ばね蓄勢駆動機構4の動作力によって、駆動軸6が回転(動作角5°)し、駆動軸6と連結されている切換開閉器板52と第一歯車75が回転する。すると、切換開閉器板52に取り付いている両可動接点56,66 および共通可動接点59が、タップ選択器板51のタップ固定接点54(円弧状導体プレート54a)および共通固定接点53(円形導体プレート53a)上をスライドしながら移動する。

0036

また、このとき駆動軸6の回転に伴い第一歯車75も一体となって回転し、その第一歯車75と噛み合っている第二歯車77も回転する。これにより、第二歯車77が連結されている動作軸76ひいては第一変換カム81,第二変換カム82が回転する。すると、第一変換カム81の凸部81aに第一ロッカーアーム71のカムフォロア84が乗り上げ、第一ロッカーアーム71が揺動(図中反時計方向に回転)する。第一ロッカーアーム71の揺動方向にロッド57の先端57aが動作し、ロッド57に連結されている第一の真空スイッチ11内の第一接点11aが開く。この状態では、第二の真空スイッチ12,制限抵抗13側を電流が流れる。

0037

図8は、動作過程2の状態を示している。この状態では、ばね蓄勢駆動機構4の動作力によって、駆動軸6の回転が継続し、切換開閉器板52と第一歯車75および第二歯車77も回転を継続する。その結果、切換開閉器板52に取り付いている第一可動接点56はタップ『3』に接続されるタップ固定接点54に接触し、第二可動接点66はタップ『2』に接続されるタップ固定接点54に接触した状態のままである。この時、タップ『2』から『3』に移行した第一可動接点56は開いている第一の真空スイッチ11に接続され無負荷状態であるためアークの発生は無い。

0038

図9は、動作過程3の状態を示している。この状態では、ばね蓄勢駆動機構4の動作力によって、駆動軸6の回転が継続し、切換開閉器板52と第一歯車75および第二歯車77も回転を継続する。その結果、第一可動接点56はタップ『3』に接続されるタップ固定接点54に接触し、第二可動接点66はタップ『2』に接続されるタップ固定接点54に接触した状態は継続するものの、その接触している角度位置が進む。また、第一のロッカーアーム71のカムフォロア84が第一変換カム81の凸部81aの形成領域から離脱するため、図示省略するばねの弾性復元力により第一のロッカーアーム71が元の位置に復帰する。これにより、ロッド57が動作し、ロッド57に連結されている第一接点11aの他方の接点片11a″が一方の接点11aに接近方向に移動し、接触することで第一接点11aが閉じる。

0039

第10図は、動作過程4の状態を示している。この状態では、ばね蓄勢駆動機構4の動作力によって、駆動軸6の回転が継続し、切換開閉器板52と第一歯車75および第二歯車77も回転を継続する。その結果、第一可動接点56はタップ『3』に接続されるタップ固定接点54に接触し、第二可動接点66はタップ『2』に接続されるタップ固定接点54に接触した状態は継続するものの、その接触している角度位置がさらに進む。そして、第二変換カム82の凸部82aに第二のロッカーアーム72のカムフォロア85が乗り上げて揺動する。第二のロッカーアーム72の揺動方向にロッド67が動作し、ロッド67に連結されている第二の真空スイッチ内の第二接点12aが開く。この状態では、第一の真空スイッチ11側を電流が流れる。

0040

図11は、動作過程5の状態を示している。この状態では、ばね蓄勢駆動機構4の動作力によって、駆動軸6の回転が継続し、切換開閉器板52と第一歯車75および第二歯車77も回転を継続する。切換開閉器板52に取り付いている第一,第二可動接点56,66がタップ固定接点『3』に接触した状態になる。この時、タップ『2』から『3』に移行した第二可動接点66は開いている第二の真空スイッチ内の第二接点12aに接続され無通電状態であるためアークの発生は無い。

0041

図12は、動作完了状態の状態を示している。この状態では、ばね蓄勢駆動機構4の動作力によって、駆動軸6の回転が継続し、切換開閉器板52と第一歯車75および第二歯車77も回転を継続する。第二のロッカーアーム72のカムフォロア85が第二変換カム82の凸部82aの形成領域から離脱するため、図示省略するばねの弾性復元力により第二のロッカーアーム72が元の位置に復帰する。これにより、ロッド67が動作し、ロッド67に連結されている第二接点12aの他方の接点片12a″が一方の接点片12a′に接近方向に移動し、接触することで第二接点12aが閉じる。以降、同様の処理を繰り返し行うことでタップの切換が行える。

0042

図13図14は、本発明の第2の実施形態である1抵抗3真空スイッチの負荷時タップ切換器の一相分のタップ切換器および切換開閉器並びに結線図を示している。第一の真空スイッチ11の一端、第二の真空スイッチ12と直接の接続された制限抵抗13の一端および第三の真空スイッチ15の一端は、共通接続端子(共通固定接点53)に接続されている。これに伴い、第三の真空スイッチ15の接点を開閉するためのロッカーアーム72′とカムフォロア85′と、動作軸76に連結する第三変換カム(外周面所定位置に凸部があり、カムフォロア85′を付勢しロッカーアーム72′を移動させる)等を設ける。一方、真空スイッチ11の他端は第二可動接点56を介して偶数側タップのタップ固定接点54Rに接続されている。また、第二の真空スイッチ12の他端と第三の真空スイッチ15の他端とを接続し、第二の可動接点66を介して奇数側タップのタップ固定接点54Lに接続されている。

0043

図14(a)に示す状態では、第一の真空スイッチ11は閉路状態、第二の真空スイッチ12および第三の真空スイッチ15は開路状態となっている。この状態では第一可動接点56および第一の真空スイッチ11を介して2番目のタップであるタップ固定接点54Rが共通接続端子14に接続され、電圧調整されている。

0044

図14(b)は、図14(a)の状態から奇数側の3番目のタップ固定接点54Lにタップを切り換えた状態を示している。この状態では、第一の真空スイッチ11は開路状態、第三の真空スイッチ15は閉路状態である。 第二可動接点66および第三の真空スイッチ15を介して3番目のタップであるタップ固定接点54Lが共通接続端子14に接続され、タップ54Rからタップ54Lに切り換り、電圧調整されている。なお、第二の真空スイッチ12はタップ選択過程において、開路→閉路→開路の動作を行う。その他の構成並びに作用効果は上述した実施形態と同様であるため対応する部材に同一符号を付し、詳細な説明を省略する。

0045

1負荷時タップ切換器
2巻線
2M主巻線
2Tタップ巻線
3タップ
3S タップ接続線
4 ばね蓄勢駆動機構
4d連結柱
5 ばね蓄勢駆動機構の出力軸
6駆動軸
10切換開閉器
11 第一の真空スイッチ
12 第二の真空スイッチ
13制限抵抗
14共通接続端子
15 第三の真空スイッチ
20タップ選択器
43 柱部
45駆動モータ
51 タップ選択器板
52 切換開閉器板(絶縁板)
53共通固定接点
54 タップ固定接点
56 第一可動接点
59 共通可動接点
66 第二可動接点
67ロッド
73回転軸
76 動作軸

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ