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技術 現金処理装置

出願人 沖電気工業株式会社
発明者 中谷徹也
出願日 2015年6月30日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2015-130596
公開日 2017年1月19日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-016283
状態 特許登録済
技術分野 紙幣の取り扱い
主要キーワード 収納ボタン 動作時期 現金入出金装置 着眼点 キャッシュレジスター 還流庫 計数枚数 自動集計
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

投入された現金に含まれる売上金収納可能性を向上させることが可能な、現金処理装置を提供する。

解決手段

ユーザが現金を投入するための投入受取部と、前記投入受取部から投入された現金を収納するための還流庫と、前記投入された現金に含まれる売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させる制御部と、を備える、現金処理装置。

概要

背景

近年、例えば小売店スーパーマーケットなどの商業施設および流通施設において、キャッシュレジスターなどに保管される釣銭準備金出金し、売上金入金する現金処理装置が設置されている。

例えば、特許文献1に記載の現金処理装置は、ユーザにより紙幣投入出金口にセットされた紙幣リサイクルカセット収納し、また、硬貨投入口にセットされた硬貨出金ホッパに収納する。

概要

投入された現金に含まれる売上金の収納可能性を向上させることが可能な、現金処理装置を提供する。ユーザが現金を投入するための投入受取部と、前記投入受取部から投入された現金を収納するための還流庫と、前記投入された現金に含まれる売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させる制御部と、を備える、現金処理装置。

目的

本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ユーザが現金投入するための投入受取部と、前記投入受取部から投入された現金を収納するための還流庫と、前記投入された現金に含まれる売上金枚数と、前記還流庫の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させる制御部と、を備える、現金処理装置

請求項2

前記制御部は、金種ごとに、前記売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量とを比較することにより、前記売上金を前記還流庫に収納させる、請求項1に記載の現金処理装置。

請求項3

前記売上金に含まれる全ての金種の各々に関して、前記売上金の当該金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量以下である場合には、前記制御部は、前記売上金を前記還流庫に収納させる、請求項2に記載の現金処理装置。

請求項4

前記投入された現金は、前記売上金および釣銭であり、前記投入された現金に含まれるいずれかの金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量を超えており、かつ、前記売上金に含まれる全ての金種の各々に関して、前記売上金の当該金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量以下である場合には、前記制御部は、さらに、前記釣銭を前記投入受取部へ搬送させる、請求項3に記載の現金処理装置。

請求項5

前記売上金に含まれるいずれかの金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量を超えている場合には、前記制御部は、前記投入された現金を前記投入受取部へ搬送させる、請求項2〜4のいずれか一項に記載の現金処理装置。

請求項6

前記現金処理装置は、前記投入された現金のうち前記還流庫の収納可能残量を超えた金種別の枚数を紙片印字する印字部をさらに備える、請求項5に記載の現金処理装置。

請求項7

前記投入された現金に含まれるいずれかの金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量を超えた場合に、前記制御部は、前記売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させる、請求項2〜6のいずれか一項に記載の現金処理装置。

請求項8

前記現金処理装置は、前記還流庫に収納されている現金を収納するための回収庫をさらに備え、前記投入された現金に含まれるいずれかの金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量および前記回収庫の当該金種の収納可能残量の合計を超えた場合に、前記制御部は、前記売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させる、請求項7に記載の現金処理装置。

請求項9

前記現金処理装置は、ユーザによる入力を受け付ける入力部をさらに備え、前記制御部は、前記入力部に対して入力された売上金の金種別の枚数と、前記還流庫の各金種の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させる、請求項2〜8のいずれか一項に記載の現金処理装置。

請求項10

前記現金処理装置は、前記投入受取部から投入された現金を一時的に集積する一時保留部をさらに備え、前記制御部は、前記一時保留部に集積されている現金に含まれる売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させる、請求項2〜9のいずれか一項に記載の現金処理装置。

請求項11

前記現金処理装置は、前記還流庫の各金種の収納可能残量を表示する表示部をさらに備え、前記制御部は、さらに、前記投入受取部から投入された現金の金種別の枚数が計数される度に、前記表示部に表示されている各金種の収納可能残量を前記計数結果に基づいて逐次更新させる、請求項2〜10のいずれか一項に記載の現金処理装置。

技術分野

0001

本発明は、現金処理装置に関する。

背景技術

0002

近年、例えば小売店スーパーマーケットなどの商業施設および流通施設において、キャッシュレジスターなどに保管される釣銭準備金出金し、売上金入金する現金処理装置が設置されている。

0003

例えば、特許文献1に記載の現金処理装置は、ユーザにより紙幣投入出金口にセットされた紙幣リサイクルカセット収納し、また、硬貨投入口にセットされた硬貨出金ホッパに収納する。

先行技術

0004

特開2013−25636号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1に記載の技術では、現金処理装置に投入された現金合計枚数によって、投入された現金の収納可否が判定される。このため、特許文献1に記載の技術では、例えば、投入された現金のうち売上金だけが収納可能である場合であっても、投入された現金全てが収納可能ではない場合には、売上金も収納されない。

0006

そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、投入された現金に含まれる売上金の収納可能性を向上させることが可能な、新規かつ改良された現金処理装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザが現金を投入するための投入受取部と、前記投入受取部から投入された現金を収納するための還流庫と、前記投入された現金に含まれる売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させる制御部と、を備える、現金処理装置が提供される。

0008

前記制御部は、金種ごとに、前記売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量とを比較することにより、前記売上金を前記還流庫に収納させてもよい。

0009

前記売上金に含まれる全ての金種の各々に関して、前記売上金の当該金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量以下である場合には、前記制御部は、前記売上金を前記還流庫に収納させてもよい。

0010

前記投入された現金は、前記売上金および釣銭であり、前記投入された現金に含まれるいずれかの金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量を超えており、かつ、前記売上金に含まれる全ての金種の各々に関して、前記売上金の当該金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量以下である場合には、前記制御部は、さらに、前記釣銭を前記投入受取部へ搬送させてもよい。

0011

前記売上金に含まれるいずれかの金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量を超えている場合には、前記制御部は、前記投入された現金を前記投入受取部へ搬送させてもよい。

0012

前記現金処理装置は、前記投入された現金のうち前記還流庫の収納可能残量を超えた金種別の枚数を紙片印字する印字部をさらに備えてもよい。

0013

前記投入された現金に含まれるいずれかの金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量を超えた場合に、前記制御部は、前記売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させてもよい。

0014

前記現金処理装置は、前記還流庫に収納されている現金を収納するための回収庫をさらに備え、前記投入された現金に含まれるいずれかの金種の枚数が前記還流庫の当該金種の収納可能残量および前記回収庫の当該金種の収納可能残量の合計を超えた場合に、前記制御部は、前記売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させてもよい。

0015

前記現金処理装置は、ユーザによる入力を受け付ける入力部をさらに備え、前記制御部は、前記入力部に対して入力された売上金の金種別の枚数と、前記還流庫の各金種の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させてもよい。

0016

前記現金処理装置は、前記投入受取部から投入された現金を一時的に集積する一時保留部をさらに備え、前記制御部は、前記一時保留部に集積されている現金に含まれる売上金の枚数と、前記還流庫の収納可能残量との比較に基づいて、前記売上金を前記還流庫に収納させてもよい。

0017

前記現金処理装置は、前記還流庫の各金種の収納可能残量を表示する表示部をさらに備え、前記制御部は、さらに、前記投入受取部から投入された現金の金種別の枚数が計数される度に、前記表示部に表示されている各金種の収納可能残量を前記計数結果に基づいて逐次更新させてもよい。

発明の効果

0018

以上説明したように本発明によれば、投入された現金に含まれる売上金の収納可能性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の各実施形態に共通する店舗2の構成例を示した説明図である。
店舗2での現金処理装置10の使用の流れの一例を示したフローチャートである。
各実施形態に共通する現金処理装置10の構成例を示した説明図である。
各実施形態に共通するメニュー画面の表示例を示した説明図である。
第1の実施形態による売上金額入力画面の表示例を示した説明図である。
第1の実施形態による動作の一部を示したフローチャートである。
第1の実施形態による動作の一部を示したフローチャートである。
第2の実施形態による計数中画面の表示例を示した説明図である。
第2の実施形態による動作を示したフローチャートである。
第3の実施形態による返却レシートの一例を示した説明図である。
第3の実施形態による動作を示したフローチャートである。

実施例

0020

以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。

0021

また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じてキャッシュレジスター20aおよびキャッシュレジスター20bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、キャッシュレジスター20aおよびキャッシュレジスター20bを特に区別する必要が無い場合には、単にキャッシュレジスター20と称する。

0022

また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.現金処理装置の基本構成
2.各実施形態の詳細な説明
2−1.第1の実施形態
2−2.第2の実施形態
2−3.第3の実施形態
3.変形例

0023

<<1.現金処理装置の基本構成>>
<1−1.基本構成>
まず、本発明の各実施形態に共通する現金処理装置10の基本構成について説明する。図1は、現金処理装置10が設置される店舗2の構成例を示した説明図である。店舗2は、例えば小売店やスーパーマーケットなどである。図1に示したように、店舗2には、キャッシュレジスター20、および、現金処理装置10が設置されている。また、現金処理装置10は、例えば店舗2のバックヤードに設置される。

0024

[1−1−1.キャッシュレジスター20]
キャッシュレジスター20は、店舗2に来店した顧客による商品購入精算、および記録を行うための機器である。このキャッシュレジスター20は、毎回の精算時の売上金額を自動集計することが可能である。なお、図1に示したように、店舗2には、キャッシュレジスター20が複数台設置され得る。

0025

[1−1−2.現金処理装置10]
現金処理装置10は、キャッシュレジスター20の釣銭準備金を出金したり、また、店舗2における売上金を入金するための装置である。この現金処理装置10は、出金取引投入取引などの各種の取引機能を有する。

0026

ここで、出金取引は、オペレータによる入力に基づいて、現金処理装置10に収納されている現金(紙幣または硬貨)を出金する取引である。例えば、現金処理装置10に収納されている現金のうちキャッシュレジスター20の釣銭準備金を出金する目的で、オペレータにより出金取引が実行される。

0027

また、投入取引は、現金処理装置10に対してオペレータが現金を投入(入金)する取引である。例えば、キャッシュレジスター20に保管されている現金のうち売上金を現金処理装置10に入金する目的で、オペレータにより投入取引が実行される。

0028

(1−1−2−1.現金処理装置10の使用の流れ)
ここで、図2を参照して、店舗2での現金処理装置10の使用の流れの一例について説明する。図2は、毎営業日における店舗2での現金処理装置10の使用の流れを示したフローチャートである。図2に示したように、例えば、営業日の営業時間前に、オペレータは、現金処理装置10に対して出金取引の入力を行うことにより、個々のキャッシュレジスター20の釣銭準備金を出金する(S11)。そして、オペレータは、出金された釣銭準備金を各キャッシュレジスター20に保管する(S13)。

0029

その後、営業時間が終了した際には(S15:Yes)、オペレータは、個々のキャッシュレジスター20に保管されている現金を取り出す(S17)。そして、オペレータは、現金処理装置10に対して投入取引の入力を行い、かつ、S17で取り出された現金を現金処理装置10に投入する。そして、現金処理装置10は、投入された現金を、後述する各紙幣の還流庫または硬貨還流庫124(以下、「各金種の還流庫」と称する場合がある)に収納する。さらに、現金処理装置10は、投入された現金の入金額からS11で出金された出金額を減じた値を売上金額として計算する(S19)。

0030

なお、S17の動作時期、つまりキャッシュレジスター20に保管されている現金をオペレータが取り出す時期は、営業時間の終了時に限定されず、例えば各キャッシュレジスター20の担当者シフト交代時であってもよい。

0031

(1−1−2−2.構成)
次に、図3を参照して、各実施形態に共通する現金処理装置10の構成について説明する。図3に示したように、現金処理装置10は、紙幣投入受取部100、紙幣一時保留部102、紙幣鑑別部104、万券還流庫106、五千券還流庫108、千券還流庫110、紙幣回収庫112、リジェクト部114、硬貨投入口116、硬貨鑑別部118、硬貨一時保留部120、硬貨返却箱122、硬貨還流庫124、硬貨回収庫126、硬貨出金箱128、カードリーダ部130、操作表示部132、レシート発行部134、および、制御部150を備える。

0032

紙幣投入受取部100は、オペレータが紙幣を現金処理装置10に投入するための投入口である。また、紙幣投入受取部100は、紙幣の出金口でもある。例えば、出金取引により出金される紙幣、投入取引の取消により返却される紙幣、および、後述する紙幣鑑別部104により正常ではないとしてリジェクトされた紙幣などが紙幣投入受取部100に排出される。

0033

紙幣一時保留部102は、例えば入金計数時や売上金作成時などに、一時的に紙幣が集積される部分である。例えば、紙幣一時保留部102には、紙幣投入受取部100から投入された紙幣が一時的に集積される。

0034

紙幣鑑別部104は、紙幣投入受取部100から投入された紙幣が正常な紙幣であるか否かを各種センサによって鑑別する。

0035

万券還流庫106、五千券還流庫108、および千券還流庫110(以下、各紙幣還流庫と称する場合がある)は、本発明における還流庫の一例である。この各紙幣還流庫は、万券、五千券、および千券の紙幣を収納する部分である。例えば、投入取引では、紙幣一時保留部102に一時的に集積された紙幣が各紙幣還流庫に搬送され、収納される。また、出金取引では、例えば出金額に相当する金種別の枚数の紙幣が各紙幣還流庫から取り出され、そして、紙幣投入受取部100へ搬送される。

0036

紙幣回収庫112は、各紙幣還流庫に収納されている紙幣のうち売上金分の紙幣をユーザが回収するための部分である。例えば、精算集計の入力がオペレータによりなされると、各紙幣還流庫に収納されている紙幣のうち売上金分の紙幣が紙幣回収庫112へ搬送され、収納される。

0037

リジェクト部114は、例えば紙幣鑑別部104によって正常ではないと鑑別された紙幣などのリジェクト紙幣を集積する部分である。例えば、紙幣一時保留部102から各紙幣還流庫に紙幣を搬送する過程でリジェクトされた紙幣、各紙幣還流庫から釣銭出金を行う過程でリジェクトされた紙幣、および、各紙幣還流庫から紙幣回収庫112に紙幣を搬送する過程でリジェクトされた紙幣などをリジェクト部114は集積する。

0038

硬貨投入口116は、オペレータが硬貨を投入するための投入口である。

0039

硬貨鑑別部118は、硬貨投入口116から投入された硬貨が正常な硬貨であるか否かを各種センサによって鑑別する。

0040

硬貨一時保留部120には、入金計数時などに、一時的に硬貨が集積される部分である。例えば、硬貨一時保留部120には、硬貨投入口116から投入された硬貨が一時的に集積される。

0041

硬貨返却箱122は、硬貨の返却口である。例えば、投入取引の取消により返却される硬貨、および、硬貨鑑別部118により正常ではないと鑑別された硬貨などが硬貨返却箱122に排出される。

0042

硬貨還流庫124は、本発明における還流庫の一例である。この硬貨還流庫124は、釣銭準備金の硬貨が収納される部分である。例えば、投入取引では、硬貨一時保留部120に一時的に集積された硬貨が硬貨還流庫124に搬送され、収納される。また、出金取引では、例えば出金額に相当する金種別の枚数の硬貨が硬貨還流庫124から取り出され、そして、硬貨出金箱128へ搬送される。

0043

硬貨回収庫126は、硬貨還流庫124に収納されている硬貨のうち売上金分の硬貨をユーザが回収するための部分である。例えば、精算集計の入力がオペレータによりなされると、硬貨還流庫124に収納されている硬貨のうち売上金分の硬貨が硬貨回収庫126へ搬送され、収納される。

0044

硬貨出金箱128は、釣銭出金時の硬貨の出金口である。

0045

カードリーダ部130は、レジカードIDカードなどの所定のカードに書き込まれた情報を読み取る。例えば、所定のカードがオペレータによりかざされると、カードリーダ部130は、該当のカードの使用者識別情報や、該当のカードの使用者に許可されている取引の種類を示す情報などを該当のカードから読み取る。

0046

操作表示部132は、本発明における入力部および表示部の一例である。操作表示部132は、オペレータによる入力を受け付ける入力部としての機能、および各種画面を表示する表示部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置などにより実現される。また、入力部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、表示部および入力部の機能は分離して構成されてもよい。

0047

レシート発行部134は、本発明における印字部の一例である。レシート発行部134は、各種の情報を紙片に印字し、そして、印字した紙片を排出する。例えば、レシート発行部134は、各種の取引時に取引内容を紙片に印字し、そして、印字した紙片を排出する。

0048

制御部150は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを用いて、現金処理装置10の動作を全般的に制御する。

0049

例えば、制御部150は、カードリーダ部130により読取られた情報と事前登録されている情報との比較に基づいて、オペレータによる現金処理装置10の利用可否を判定する。また、制御部150は、各種の機能の利用をオペレータが選択するためのメニュー画面を操作表示部132に表示させる。また、制御部150は、メニュー画面においてオペレータにより選択された機能の実行を制御する。

0050

‐メニュー画面
ここで、図4を参照して、メニュー画面の構成例(メニュー画面30)について説明する。図4に示したように、メニュー画面30は、例えば出金取引選択ボタン300a、および投入取引選択ボタン300bなどの複数の機能選択ボタン300を含む。

0051

ここで、出金取引選択ボタン300aは、出金取引を実行するための選択ボタンである。例えば出金取引選択ボタン300aが選択されると、制御部150は、まず、事前に登録された「金種と枚数パターンの出金」、もしくは「任意の金種と枚数を指定する出金」のサブメニューを操作表示部132に表示させる。そして、制御部150は、サブメニューにおけるオペレータの入力操作に基づいて、各金種の還流庫に収納されている現金(紙幣および硬貨)を紙幣投入受取部100または硬貨出金箱128から出金する。

0052

また、投入取引選択ボタン300bは、投入取引を実行するための選択ボタンである。例えば投入取引選択ボタン300bが選択されると、まず、操作表示部132は、制御部150の制御に従って、紙幣および硬貨の入金を誘導するための入金誘導画面を表示する。そして、紙幣投入受取部100または硬貨投入口116に対してオペレータにより現金がセットされると、制御部150は、セットされた現金の計数を開始する。次に、制御部150は、紙幣鑑別部104により正常であると鑑別された紙幣を紙幣一時保留部102に、また、硬貨鑑別部118により正常であると鑑別された硬貨を硬貨一時保留部120にそれぞれ集積させる。そして、操作表示部132は、制御部150の制御に従って、正常であると鑑別された紙幣及び硬貨の金額を表示する。そして、オペレータが確認の入力を行うと、制御部150は、紙幣一時保留部102に集積されている紙幣を各紙幣の還流庫に、また、硬貨一時保留部120に集積されている硬貨を硬貨還流庫124にそれぞれ収納させる。

0053

なお、現金処理装置10の構成は、上述した構成に限定されない。例えば、現金処理装置10は、カードリーダ部130に加えて、あるいはカードリーダ部130に代えて、指紋認識を行う指紋認識部、または暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力部を有してもよい。

0054

<1−2.課題の整理>
以上、各実施形態に共通する現金処理装置10の基本構成について説明した。ところで、投入取引では、ある金種の還流庫に収納されている紙幣もしくは硬貨の枚数と、新たに投入された当該金種の枚数との合計が当該金種の還流庫の容量を超えてしまう場合が起こり得る(以下では、このような金種をフル金種と称する場合がある)。このような場合には、確定している売上金額(例えば、投入取引における入金額から、直前の出金取引の出金額を減じた金額)の範囲内において、現金処理装置10は、新たに投入された該当の金種を回収庫に収納(以下、あふれ制御と称する)し、また、投入された他の金種を各金種の還流庫へ収納する。

0055

但し、例えば回収庫が一杯になっている場合などには、現金処理装置10は、あふれ制御を行うことができない。公知の技術では、このような場合に、投入された現金を全て返却する方法が採用されている。

0056

一般的に、例えば売上管理の目的で、キャッシュレジスター20に保管されている現金のうち例えば当日の売上金は当日中に現金処理装置10に収納可能であることが望まれている。しかしながら、公知の技術では、仮に売上金が収納可能であっても、投入された現金全てが収納可能ではない場合には、現金処理装置に売上金を収納することができない。

0057

そこで、上記事情を一着眼点にして、第1の実施形態による現金処理装置10を創作するに至った。第1の実施形態による現金処理装置10は、投入された現金全てが収納可能ではない場合であっても、投入された売上金分が収納可能である場合には、売上金分のみを収納することが可能である。

0058

<<2.各実施形態の詳細な説明>>
<2−1.第1の実施形態>
[2−1−1.構成]
まず、第1の実施形態による構成について詳細に説明する。なお、以下では、上記の説明と重複する内容については説明を省略する。

0059

(2−1−1−1.制御部150)
第1の実施形態による制御部150は、紙幣投入受取部100または硬貨投入口116から投入された現金に含まれる売上金の枚数と、各金種の還流庫の収納可能残量とを金種ごとに比較することにより、売上金を各金種の還流庫に収納させる。例えば、あふれ制御が不可能である場合、すなわち、投入された現金に含まれるいずれかの金種の枚数が当該金種の還流庫の収納可能残量および回収庫の当該金種の収納可能残量の合計を超えた場合に、制御部150は、投入された現金に含まれる売上金の枚数と、各金種の還流庫の収納可能残量とを金種ごとに比較することにより、売上金を各金種の還流庫に収納させる。

0060

一例として、あふれ制御が不可能な場合で、かつ、該当の売上金に含まれる全ての金種の各々に関して、当該金種の枚数が還流庫の当該金種の収納可能残量以下である場合には、制御部150は、該当の売上金を各金種の還流庫に収納させ、かつ、釣銭を紙幣投入受取部100または硬貨出金箱128へ搬送させる。なお、釣銭は、投入された現金から該当の売上金の各金種の枚数を減じた現金である。この制御例によれば、仮に投入された現金のうちいずれかの金種が収納不可能であったとしても、売上金が収納可能である場合には、売上金のみを収納させることができる。

0061

また、あふれ制御が不可能な場合で、かつ、該当の売上金に含まれるいずれかの金種の枚数が還流庫の当該金種の収納可能残量を超えている場合には、制御部150は、投入された現金全てを紙幣投入受取部100または硬貨投入口116へ搬送させる。つまり、売上金が収納不可能である場合には、制御部150は、投入された現金を全て返却する。

0062

なお、売上金の各金種の枚数は、例えば、操作表示部132に表示される売上金額入力画面においてオペレータにより入力され得る。ここで、図5を参照して、売上金額入力画面の一例(売上金額入力画面40)について説明する。図5に示したように、売上金額入力画面40は、例えば、売上金に含まれる各金種の枚数を入力するための金種別枚数入力欄、および、数字入力キーを含む。なお、金種別枚数入力欄には、例えば、キャッシュレジスター20の自動集計機能を用いて算出された、売上金の金種別の枚数がオペレータにより入力される。

0063

[2−1−2.動作]
以上、第1の実施形態による構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について、図6および図7を参照して説明する。なお、以下では、例えば店舗2の営業時間の終了後に、キャッシュレジスター20に保管されている現金をオペレータが現金処理装置10に投入する場面における動作例について説明する。

0064

図6に示したように、まず、現金処理装置10の操作表示部132に表示されているメニュー画面において、オペレータは「投入」を選択する(S101)。

0065

そして、オペレータは、操作表示部132に新たに表示されたサブメニューにおいて「売上金額の入力」を選択する。そして、操作表示部132は、制御部150の制御に従って、売上金額入力画面を表示する。その後、オペレータは、例えばキャッシュレジスター20の自動集計機能を用いて算出された、売上金の金種別の枚数を売上金額入力画面において入力する(S103)。

0066

その後、オペレータは、例えばキャッシュレジスター20から事前に取り出した現金を紙幣投入受取部100または硬貨投入口116にセットする(S105)。

0067

その後、S105でセットされた現金のうち一枚が紙幣鑑別部104または硬貨鑑別部118に搬送される。そして、紙幣鑑別部104または硬貨鑑別部118は、搬送された現金が正常であるか否かを鑑別する。そして、正常であると鑑別された場合には、制御部150は、当該金種の枚数をカウントアップ(計数)し、かつ、該当の現金を紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120に搬送させ、集積させる。(S107)。

0068

続いて、制御部150は、S105で紙幣投入受取部100または硬貨投入口116にセットされた現金全てが紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120に搬送済みであるか否かを判定する(S109)。セットされた現金が全て紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120に搬送済みである場合には(S109:Yes)、制御部150は、後述するS121の動作を行う。

0069

一方、セットされた現金のうち紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120に未搬送の紙幣または硬貨が存在する場合には(S109:No)、制御部150は、次に、紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120がフル(一杯)になっているか否かを判定する(S111)。紙幣一時保留部102および硬貨一時保留部120がフルになっていない場合には(S111:No)、制御部150は、再びS107の動作を行う。

0070

一方、紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120がフルになっている場合には(S111:Yes)、制御部150は、後述するS121の動作を行う。なお、この際、制御部150は、紙幣投入受取部100および硬貨投入口116にセットされている残りの現金の、紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120への搬送を一時的に停止させる。

0071

ここで、図7を参照して、S111より後の動作について説明する。図7に示したように、その後、制御部150は、いずれかの金種の還流庫がフル(満杯)になっているか否かを判定する(S121)。全ての金種の還流庫がフルではない場合には(S121:No)、制御部150は、後述するS125の動作を行う。

0072

一方、いずれかの金種の還流庫がフルになっている場合には(S121:Yes)、制御部150は、次に、あふれ制御が可能であるか否かを判定する。つまり、制御部150は、還流庫へ収納できない分のフル金種を回収庫に収納可能であるか否かを判定する(S123)。

0073

あふれ制御が可能である場合には(S123:Yes)、操作表示部132は、制御部150の制御に従って、オペレータが最終確認を行うための収納確認画面を表示する(S125)。そして、収納確認画面において「収納」がオペレータにより選択された場合には(S127:Yes)、制御部150は、紙幣一時保留部102および硬貨一時保留部120に集積されている紙幣および硬貨を各金種の還流庫または回収庫に収納させる(S129)。

0074

続いて、制御部150は、S105で紙幣投入受取部100および硬貨投入口116にセットされた現金が全て紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120に搬送済みであるか否かを判定する(S131)。セットされた現金が全て紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120に搬送済みである場合には(S131:Yes)、現金処理装置10は、本動作を終了する。

0075

一方、セットされた現金のうち紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120に未搬送の現金が存在する場合には(S131:No)、制御部150は、紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120への当該現金の搬送を再開させ、そして、再びS107以降の動作を行う。

0076

また、S127で、収納確認画面において例えば「返却」が選択されるなど、「収納」が選択されなかった場合には(S127:No)、制御部150は、紙幣一時保留部102および硬貨一時保留部120に集積されている紙幣および硬貨を紙幣投入受取部100または硬貨返却箱122に搬送させる(S133)。つまり、制御部150は、紙幣一時保留部102および硬貨一時保留部120に集積されている紙幣および硬貨を返却させる。その後、制御部150は、上述したS131の動作を行う。

0077

また、S123において、あふれ制御が不可能である場合には(S123:No)、制御部150は、次に、S103で入力された売上金の金種別の枚数が各金種の還流庫に収納可能であるか否かを判定する。つまり、制御部150は、S103で入力された全ての金種の各々に関して、当該金種の枚数が還流庫の当該金種の収納可能残量以下であるか否かを判定する(S135)。

0078

入力された売上金のいずれかの金種の枚数が当該金種の還流庫に収納不可能である場合には(S135:No)、制御部150は、上述したS133の動作を行う。

0079

一方、入力された売上金の金種別の枚数が各金種の還流庫に収納可能である場合には(S135:Yes)、操作表示部132は、制御部150の制御に従って、収納確認画面を表示する(S137)。そして、収納確認画面において例えば「返却」が選択されるなど、「収納」がオペレータにより選択されなかった場合には(S139:No)、制御部150は、上述したS133の動作を行う。

0080

一方、収納確認画面において「収納」がオペレータにより選択された場合には(S139:Yes)、制御部150は、紙幣一時保留部102および硬貨一時保留部120に集積されている紙幣および硬貨のうち売上金(つまり、S103で入力された金種別の枚数の紙幣および硬貨)を各金種の還流庫に収納させる。そして、制御部150は、釣銭(つまり、紙幣一時保留部102および硬貨一時保留部120に集積されている現金のうち売上金以外の現金)を紙幣投入受取部100または硬貨返却箱122に搬送させる(S141)。その後、制御部150は、上述したS131の動作を行う。

0081

[2−1−3.効果]
以上、例えば図6および図7などを参照して説明したように、第1の実施形態による現金処理装置10は、紙幣投入受取部100または硬貨投入口116から投入された現金に含まれる売上金の枚数と、各金種の還流庫の収納可能残量とを金種ごとに比較することにより、売上金を各金種の還流庫に収納させる。このため、仮に投入された現金のうちいずれかの金種が収納不可能であったとしても、当該現金に含まれる売上金が収納可能である場合には売上金のみを収納することができる。

0082

従って、投入取引において投入された売上金が返却される可能性を減少させることができる。その結果、例えば、売上金を収納させる目的で、一旦返却されたフル金種の現金を別の金種に両替する作業の回数を減少させることができ、投入取引作業を効率化させることができる。

0083

<2−2.第2の実施形態>
以上、第1の実施形態について説明した。次に、第2の実施形態について説明する。まず、第2の実施形態を創作するに至った背景について説明する。

0084

公知の技術では、投入取引において投入された現金のうちいずれかの金種があふれ制御できない場合には、一時保留部に集積されている現金全てが返却される。ところで、仮に投入取引時に各金種の収納可能な残り枚数をオペレータが逐次知ることができれば、オペレータは、現金処理装置に投入する金種別の枚数を調整することにより、投入された現金が返却されることを防止することができる。

0085

後述するように、第2の実施形態による現金処理装置10は、投入取引時において各金種の還流庫の収納可能な残り枚数をリアルタイムで表示することが可能である。

0086

[2−2−1.構成]
第2の実施形態による現金処理装置10に含まれる構成要素は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。

0087

(2−2−1−1.制御部150)
第2の実施形態による制御部150は、各金種の還流庫の収納可能残量を表示する計数中画面を操作表示部132に表示させる。さらに、制御部150は、紙幣投入受取部100または硬貨投入口116から投入された現金の金種別の枚数が計数される度に、計数中画面に表示されている各金種の収納可能残量を新たな計数結果に基づいて操作表示部132に更新させる。この制御例によれば、現在の各金種の収納可能残量をオペレータは逐次確認することができる。

0088

ここで、図8を参照して、第2の実施形態による計数中画面の表示例(計数中画面50)について説明する。図8に示したように、計数中画面50は、例えば、還流庫収納可能残量表示欄500、返却ボタン502、および収納ボタン504を含む。ここで、還流庫収納可能残量表示欄500には、各金種の還流庫における現在の収納可能な残り枚数がそれぞれ表示される。また、返却ボタン502は、紙幣一時保留部102および硬貨一時保留部120に集積されている紙幣および硬貨全てを返却するための選択ボタンである。また、収納ボタン504は、紙幣一時保留部102および硬貨一時保留部120に集積されている紙幣および硬貨全てを各金種の還流庫または回収庫に収納させるための選択ボタンである。

0089

図8に示した例において、紙幣投入受取部100または硬貨投入口116から投入された現金の金種別の枚数がカウントアップ(計数)される度に、制御部150は、還流庫収納可能残量表示欄500において、各金種の還流庫におけるカウントアップ後の収納可能残量を逐次表示させる。

0090

[2−2−2.動作]
以上、第2の実施形態による構成について説明した。続いて、第2の実施形態による動作について、図9を参照して説明する。なお、図9に示したS201およびS203の動作は、それぞれ第1の実施形態におけるS101、またはS105と同様である。

0091

S203の後、S203でセットされた現金のうち一枚が紙幣鑑別部104または硬貨鑑別部118に搬送され、そして、紙幣鑑別部104または硬貨鑑別部118は、搬送された現金が正常であるか否かを鑑別する。そして、正常であると鑑別された場合には、制御部150は、当該金種の枚数をカウントアップ(計数)する。そして、制御部150は、操作表示部132に表示されている計数中画面において、各金種の還流庫におけるカウントアップ後の収納可能残量を表示させる。なお、制御部150は、各金種の枚数がカウントアップされる度に、計数中画面の表示内容を操作表示部132に逐次更新させる。

0092

また、該当の現金が正常であると鑑別された場合には、制御部150は、さらに、該当の現金を紙幣一時保留部102または硬貨一時保留部120に搬送させ、集積させる(S205)。

0093

なお、図9に示したS207〜S223の動作は、第1の実施形態によるS109〜S133と概略同様である。

0094

[2−2−3.効果]
以上、図8および図9を参照して説明したように、第2の実施形態による現金処理装置10は、各金種の還流庫の収納可能残量を示す計数中画面を表示し、そして、投入された現金の金種別の枚数を計数する度に、計数中画面に表示されている各金種の収納可能残量を計数結果に基づいて逐次更新する。このため、現金処理装置10における各金種の収納可能残量をオペレータはリアルタイムで確認することができる。

0095

そして、オペレータは、紙幣投入受取部100または硬貨投入口116にセットする金種別の枚数を調整しながら現金を投入することにより、各金種の還流庫がフルになることを防止できる。また、オペレータは、投入対象の現金のうち手元に残った一部の収納不可能な現金のみを両替し、そして、再度投入取引を行うことにより、投入対象の現金全てを現金処理装置10に収納させることができる。従って、例えば投入された現金が全て返却された後に、返却された現金を両替して再度投入取引を行う方法と比較して、投入対象の現金全てをより短時間で現金処理装置10に収納させることができる。

0096

<2−3.第3の実施形態>
以上、第2の実施形態について説明した。次に、第3の実施形態について説明する。まず、第3の実施形態を創作するに至った背景について説明する。

0097

上述したように、公知の技術では、投入取引において投入された現金のうちいずれかの金種があふれ制御できない場合には、一時保留部に集積されている現金全てが返却される。そして、返却された現金を現金処理装置に収納するためには、返却された現金のうちフル金種を別の金種に両替して、再び投入取引を実施する必要がある。

0098

しかしながら、上記のフル金種を別の金種に両替する作業は、具体的には以下のような作業を行う必要があるので、オペレータにとって負荷が大きい。例えば、オペレータは、まず、照会取引で還流庫の有高を確認し、各金種の還流庫にあと何枚収納可能であるかを調べる。次に、オペレータは、返却された現金のうち還流庫に収納できなかったフル金種の金種別の枚数を、照会取引の確認結果に基づいて計算する。そして、オペレータは、計算した枚数のフル金種を別の金種に両替する必要がある。

0099

後述するように、第3の実施形態による現金処理装置10は、投入された現金が収納不可能であった場合に、収納不可能な金種別の枚数が印字されたレシートを発行することが可能である。

0100

[2−3−1.構成]
第3の実施形態による現金処理装置10に含まれる構成要素は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。

0101

(2−3−1−1.制御部150)
第3の実施形態による制御部150は、例えばあふれ制御が不可能である場合など、投入された現金が紙幣投入受取部100または硬貨返却箱122から返却された際に、投入された現金のうち還流庫の収納可能残量を超えた金種別の枚数が印字された返却レシートをレシート発行部134に発行させる。この制御例によれば、オペレータは、発行された返却レシートを確認することにより、投入された現金に含まれるフル金種の種類および枚数を確認することができる。

0102

ここで、図10を参照して、レシート発行部134により発行される返却レシートの一例(返却レシート60)について説明する。図10に示したように、返却レシート60は、例えば、計数枚数印字欄600、および、収納不可能枚数印字欄602を含む。ここで、計数枚数印字欄600には、現金処理装置10に投入された現金の、返却レシートの発行時における金種別の計数結果が印字される。また、収納不可能枚数印字欄602には、投入された現金のうち収納不可能な金種別の枚数、つまり、各金種の還流庫の収納可能残量を超えた金種別の枚数が印字される。

0103

[2−3−2.動作]
以上、第3の実施形態による構成について説明した。続いて、第3の実施形態による動作について、図11を参照して説明する。なお、図11に示したS301〜S323の動作は、第2の実施形態におけるS201〜S223と同様である。

0104

S323の後、制御部150は、S303で投入された現金のうち収納不可能な金種別の枚数を、S305における(最終的な)計数結果に基づいて算出する。そして、レシート発行部134は、制御部150の制御に従って、算出された収納不可能な金種別の枚数を返却レシートに印字し、そして、返却レシートを排出する(S325)。

0105

その後、制御部150は、(第2の実施形態におけるS221と同様の)S321の動作を行う。

0106

[2−3−3.効果]
以上、図10および図11を参照して説明したように、第3の実施形態による現金処理装置10は、例えばあふれ制御が不可能である場合など、投入された現金を返却した際に、投入された現金のうち収納不可能な金種別の枚数が印字された返却レシートを発行する。このため、オペレータは、発行された返却レシートを確認することにより、収納不可能な金種別の枚数を確認することができる。そして、返却された現金を現金処理装置10へ収納可能にするためには、返却された現金のうちいずれの金種を何枚両替すればよいかをオペレータは確認することができる。その結果、返却された現金を現金処理装置10へ収納させるための作業を、オペレータはより短時間で行うことができる。

0107

<<3.変形例>>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

0108

例えば、上述した各実施形態では現金処理装置10が例えばスーパーマーケットなどの店舗2に設置される入出金機である例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、現金処理装置10は、商業施設などに設置され、入出金を管理するための現金入出金装置などにも適用可能である。

0109

また、上述した各実施形態の動作における各ステップは、必ずしも記載された順序に沿って処理されなくてもよい。例えば、各ステップは、適宜順序が変更されて処理されてもよい。また、各ステップは、時系列的に処理される代わりに、一部並列的に又は個別的に処理されてもよい。

0110

10現金処理装置
20キャッシュレジスター
100紙幣投入受取部
102紙幣一時保留部
104紙幣鑑別部
106 万券還流庫
108 五千券還流庫
110 千券還流庫
112紙幣回収庫
114リジェクト部
116硬貨投入口
118硬貨鑑別部
120 硬貨一時保留部
122硬貨返却箱
124 硬貨還流庫
126硬貨回収庫
128硬貨出金箱
130カードリーダ部
132操作表示部
134レシート発行部
150 制御部

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