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技術 電子機器、ウェアラブル機器、圧力調整弁、及び圧力調整弁の作製方法

出願人 カシオ計算機株式会社
発明者 勝田寛志西山弘樹大村明久鈴木晃
出願日 2016年5月31日 (3年11ヶ月経過) 出願番号 2016-108206
公開日 2017年1月19日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-015695
状態 特許登録済
技術分野 電気装置のための箱体 安全弁I(リリーフ弁) 弁の細部(I) 機械時計 電話機の構造
主要キーワード 侵入防止カバー 組付け穴 内圧調整弁 ウェアラブルデバイス ウェアラブル機器 内外圧差 脱落防止部材 通音性
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月19日)のものです。
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図面 (8)

課題

ユーザーによる操作無しで、筐体内部圧力外部圧力より高くなっても破損を防止する。

解決手段

筐体1と、柔軟材料からなる弁体31に気体を外部に放出する弁孔31aを有し、且つ前記弁孔31aに連続して筐体1内に開口する窪み31bを有する内圧調整弁3と、を有する電子機器。弁体31は、当該弁体31の外面の一部に弁孔31aを含んで外部に突出する突起部31cを有する。内圧調整弁3は、筐体1の内部圧力が外部圧力より高い場合、筐体1内の気体を外部に放出するように開く。

概要

背景

タンを押すと内圧が抜ける内圧調整弁が付いた時計は公知である(例えば特許文献1・2参照)。
また、情報通信機能具備する時計、所謂スマートウォッチも公知となっている(例えば特許文献3参照)。

概要

ユーザーによる操作無しで、筐体内部圧力外部圧力より高くなっても破損を防止する。筐体1と、柔軟材料からなる弁体31に気体を外部に放出する弁孔31aを有し、且つ前記弁孔31aに連続して筐体1内に開口する窪み31bを有する内圧調整弁3と、を有する電子機器。弁体31は、当該弁体31の外面の一部に弁孔31aを含んで外部に突出する突起部31cを有する。内圧調整弁3は、筐体1の内部圧力が外部圧力より高い場合、筐体1内の気体を外部に放出するように開く。

目的

本発明の課題は、ユーザーによる操作無しで、筐体の内部圧力が外部圧力より高くなっても破損を防止する電子機器、及びウェアラブル機器と、圧力調整弁と、その圧力調整弁の作製方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

筐体と、柔軟材料からなる弁体気体を外部に放出する弁孔を有し、且つ前記弁孔に連続して筐体内に開口する窪みを有する内圧調整弁と、を有することを特徴とする電子機器

請求項2

前記弁体は、当該弁体の外面の一部に前記弁孔を含んで外部に突出する突起部を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。

請求項3

前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力外部圧力より高い場合、前記筐体内の気体を外部に放出するように開くことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。

請求項4

前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力の方が外部圧力よりも高い場合であって、前記筐体の内部圧力と外部圧力との差が第一の所定の差よりも大きい場合に前記筐体内の気体を外部に放出するように開くことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。

請求項5

前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力が外部圧力より低い場合、外部から前記筐体内に液体が浸入しないように閉じることを特徴とする請求項1から4のいずれかに一項に記載の電子機器。

請求項6

前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力の方が外部圧力よりも低い場合であって、前記筐体の内部圧力と外部圧力との差が第二の所定の差よりも大きい場合に前記筐体内に液体が浸入しないように閉じることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。

請求項7

防水振動膜を有する防水マイクを備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに一項に記載の電子機器。

請求項8

防水型の筐体に、電子回路及び電池と、無線通信部材と、防水振動膜を有する防水マイクと、柔軟材料からなる弁体に気体を外部に放出する弁孔を有し、且つ前記弁孔に連続して前記筐体内に開口する窪みを有する内圧調整弁と、を有することを特徴とするウェアラブル機器

請求項9

柔軟材料からなる弁体に、前記一方側の気体を前記他方側に通す弁孔を有し、前記弁体には、前記弁孔に連続して前記一方側に開口する窪みが形成されることを特徴とする圧力調整弁

請求項10

前記弁体には、前記弁孔を含んで前記他方側に突出する突起が形成されることを特徴とする請求項9に記載の圧力調整弁。

請求項11

前記弁体は、前記一方側の圧力が前記他方側の圧力より低くなると、前記他方側から前記一方側に液体が浸入しないように閉じ、前記一方側の圧力が前記他方側の圧力より高くなると、前記一方側の気体を前記他方側に通すように開くことを特徴とする請求項9または10に記載の圧力調整弁。

請求項12

前記弁体は、前記一方側の圧力が前記他方側の圧力より低い場合であって、前記一方側の圧力と前記他方側の圧力との差が第二の所定の差よりも大きい場合に、前記他方側から前記一方側に液体が浸入しないように閉じ、前記一方側の圧力が前記他方側の圧力より高い場合であって、前記一方側の圧力と前記他方側の圧力との差が第一の所定の差よりも大きい場合に、前記一方側の気体を前記他方側に通すように開くことを特徴とする請求項9から11のいずれか一項に記載の圧力調整弁。

請求項13

柔軟材料から弁体を成形し、前記弁体の中心部に連続して一方側に開口する窪みを成形し、前記窪みに沿って針状部材を弁体の中心部に導入し、前記弁体の中心部に孔開け加工することで弁孔を成形することを特徴とする圧力調整弁の作製方法

請求項14

筐体と、前記筐体の内部圧力の方が外部圧力よりも高い場合であって、前記筐体の内部圧力と外部圧力との差が第一の所定の差よりも大きい場合に前記筐体内の気体を外部に放出するように開く内圧調整弁と、を有することを特徴とする電子機器。

請求項15

前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力が外部圧力より低い場合、外部から前記筐体内に液体が浸入しないように閉じることを特徴とする請求項14に記載の電子機器。

請求項16

前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力の方が外部圧力よりも低い場合であって、前記筐体の内部圧力と外部圧力との差が第二の所定の差よりも大きい場合に前記筐体内に液体が浸入しないように閉じることを特徴とする請求項15に記載の電子機器。

技術分野

0001

本発明は、電子機器、及びウェアラブル機器と、圧力調整弁と、その圧力調整弁の作製方法に関する。

背景技術

0002

タンを押すと内圧が抜ける内圧調整弁が付いた時計は公知である(例えば特許文献1・2参照)。
また、情報通信機能具備する時計、所謂スマートウォッチも公知となっている(例えば特許文献3参照)。

先行技術

0003

特開平5−172956号公報
特開平6−27254号公報
特開2006−101505号公報

発明が解決しようとする課題

0004

スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスにおいて、筐体気密性を高めて防水型にすると、集積回路電池センサなどの熱源を内蔵することによる内部空気膨張と、電池から発生するガスなどが要因となって内圧が高くなる場合がある。
また、ウェアラブルデバイスを身体に装着した状態で標高の高い山へ登山した場合には、外圧が下がるので、内圧が高くなる恐れがある。
それに対処して、従来のようなボタンを押すと内圧が抜ける内圧調整弁を付けておき、内圧が高くなり過ぎる前に、ボタンを押して内圧を抜ければよいが、ボタン押しを忘れたり遅れたりすると、機能部品が破損する等の問題が生じる。

0005

本発明の課題は、ユーザーによる操作無しで、筐体の内部圧力外部圧力より高くなっても破損を防止する電子機器、及びウェアラブル機器と、圧力調整弁と、その圧力調整弁の作製方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

以上の課題を解決するため、本発明は、
筐体と、
軟材料からなる弁体気体を外部に放出する弁孔を有し、且つ前記弁孔に連続して筐体内に開口する窪みを有する内圧調整弁と、
を有することを特徴とする。

発明の効果

0007

本発明によれば、ユーザーによる操作無しで、筐体の内部圧力が外部圧力より高くなっても破損を防止する電子機器、及びウェアラブル機器と、圧力調整弁と、その圧力調整弁の作製方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明を適用した電子機器の一実施形態の構成を示すもので、ウェアラブル端末の概略平面図である。
図1の矢印A−A線に沿った拡大断面図で、防水マイクの構造を示した図である。
図1の矢印B−B線に沿った拡大断面図で、内圧調整弁の構造を示した図である。
図3の内圧調整弁において、外部の圧力が筐体内部の圧力よりも高い状態を示した図である。
図2の防水マイクにおいて、外部の圧力が筐体内部の圧力よりも高い状態を示した図である。
図3の内圧調整弁において、筐体内部の圧力が外部圧力より1気圧以上高い状態を示した図である。
図2の防水マイクにおいて、筐体内部の圧力が外部圧力より1気圧以上高い状態を示した図である。

実施例

0009

以下、図を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。

0010

(実施形態)
図1は本発明を適用した電子機器の一実施形態の概略構成としてウェアラブル機器(スマートウォッチ)を示すもので、図2はその矢印A−A線に沿った断面、図3は矢印B−B線に沿った断面をそれぞれ拡大して示したもので、1は筐体、2は防水マイクユニット、3は内圧調整弁ユニットである。

0011

図示のように、腕時計型の筐体1の外周には、時計の6時方向に防水マイクユニット2が取り付けられて、時計の8時方向に形成した切欠き部1aの奥に内圧調整弁ユニット3が取り付けられている。
筐体1には、表示部11が設けられて、図示しない電子回路及びリチウムイオン電池無線通信部材等が内蔵されている。

0012

防水マイクユニット2は、図2に示すように、マイク素子21が筐体1に形成した組付け穴12に係合している。マイク素子21は、図示しない回路基板に接続したフレキシブル基板22の先端部に実装されている。そのフレキシブル基板22先端部には、マイク素子21から発せられる音を通すための小孔22aが形成されている。
マイク素子21上のフレキシブル基板22先端部上には、防水振動膜23の変形を抑止する板状の変形抑止部材24が重ねられている。なお、防水振動膜は、たとえば剛性が高く、吸水性が低く、通音性良く振動を伝えられる膜によって形成され、水は通さない構造となっている。
この変形抑止部材24が筐体1の組付け穴12に係合している。この変形抑止部材24には、マイク素子21から発せられる音を通すための小孔24aが形成されている。

0013

そして、変形抑止部材24の上には、薄板状のスペーサ25を介して防水振動膜23が重ねられている。この防水振動膜23は、スペーサ25の中央部に形成した開口25aにより変形抑止部材24に対し充分なクリアランスをもって取り付けられている。
さらに、防水振動膜23の上に防水部材26が重ねられている。この防水部材26は中央部が開口26aする環状板状のガスケットで、防水振動膜23の周囲と筐体1の両方に掛かるように取り付けられて、防水振動膜23の中央部が防水部材26の開口26aに位置している。

0014

そして、防水部材26の上に金属板による外装部材27が重ねられている。この外装部材27は、中央にスリット状の放音孔27aが形成されて、ネジにより28筐体1に取り付けられている。この外装部材27により、防水部材26は圧縮されて、筐体1と防水マイクユニット2との間の防水性が保たれている。

0015

内圧調整弁ユニット3は、図3に示すように、柔軟なゴム材料からなる略円柱状の弁体31の中心部に貫通する極小の弁孔31aを有している。なお、ゴム材料が硬すぎると、筐体内から空気が抜け難くなるので、好適に内圧が抜ける程度の硬さのゴム材料が選択されている。
また、ゴム材料は時間が経つにつれて、軟化する等の物性変化が生じる又は極小の弁孔31aが密着してしまい、極小の弁孔31aから空気が抜け難くなってしまうことがある。そのため、このゴム材料にオイルを含ませて、時間を経ても好適に空気が抜けるようになっている。
そして、弁体31の中心部には、極小の弁孔31aの内端に連続して筐体1内に開口する先細り形状の窪み31bが形成されるとともに、極小の弁孔31aの外端を含んで外部にドーム形状に突出する突起31cが形成されている。
この弁体31が、金属製で略円筒状弁ケース32に取り付けられている。
なお、弁ケース32の略円柱状部の最大外径は、例えば5〜6mm程度で、弁体31の極小の弁孔31aの長さは、例えば0.4〜0.5mm程度である。

0016

ここで、弁体31及び弁ケース32からなる内圧調整弁の作製方法について説明する。

0017

まず、図示しない金型内に弁ケース32をセットしてから、柔軟なゴム材料を注入して加硫成形することにより、弁体31を弁ケース32内に一体成形する。
これにより、弁体31と弁ケース32間の防水性が確保されている。また、筐体1の組付け穴13に対する内圧調整弁の組付け性も良好となる。

0018

次に、その弁ケース32と一体成形された弁体31の中心部に、図示しない極細ピン針状部材)を挿入して貫通させることで、極小の弁孔31aを孔開け加工する。なお、図3に示すように、この弁体31には、当該弁体31の内側の中心部を先端とした先細り形状の窪み31bが形成される。極細のピンを挿入する際に、この窪み31bに沿って、ピンが弁体31の中心部に挿入されるので、簡単に極小の弁孔31aを弁体31の中心部に孔開け加工することができる。
このように、弁体31に極小の弁孔31aを容易に後加工することができる。

0019

そして、図3に示すように、弁ケース32が筐体1に形成した組付け穴13に取り付けられている。すなわち、弁ケース32の外周に形成された溝32aに防水リングであるOリング33が係合している。このOリング33により筐体1の組付け穴13と弁ケース32との間が防水されている。
また、弁ケース32の端部外周に形成された溝32bに欠円状のEリングによる脱落防止部材34が係合している。

0020

以上の防水マイクユニット2及び内圧調整弁ユニット3を時計型の筐体1に備える防水型ウェアラブル機器において、防水マイクユニット2が図示しないカバーで覆われるとともに、内圧調整弁ユニット3を含む切欠き部1aは、気体抜け用孔部を有するごみ侵入防止カバー35で覆われている。
そして、筐体1を左手首に装着した場合、時計の6時方向に防水マイクユニット2が位置して、時計の8時方向の切欠き部1aの奥に内圧調整弁ユニット3が位置しているので、防水マイクユニット2及び内圧調整弁ユニット3ともに傷付け難くて保護される。

0021

次に、内圧調整弁ユニット3の作用を説明する。

0022

まず、筐体1の内部圧力が外部圧力より低くなる、例えば1気圧低くなると、内圧調整弁ユニット3において、図4に示すように、突起31cが弁体31の外部に向いてドーム状に形成されているため、突起31cが存在しない場合と比べて弁体31の外部に向いた突起31cを含むその周辺部が外部圧力によって内部に押し込まれる方向に弾性変形し、締め込み力により極小の弁孔31aを確実に塞いで外部からの液体の浸入を防ぎ、防水性及び気密性を良好に保つことができる。
なお、弁体31は、例えば、5気圧以上の外部圧力に対応可能である。

0023

その際、防水マイクユニット2においては、図5に示すように、防水振動膜23が外部圧力により内側に向かって弾性変形するが、変形抑止部材24によって防水振動膜23の塑性変形及び破断を防ぐことができる。
このような、外圧上昇時には、防水振動膜23は変形抑止部材24により弾性変形を抑止されながら振動し、マイク素子21から発せられる音を伝達して外部に放出することができる。

0024

このように、内圧調整弁ユニット3は、筐体1の内部圧力が外部圧力より低い場合に、外部から筐体1内に液体が浸入しないように閉じる。
また、内圧調整弁ユニット3は、筐体1の内部圧力が外部圧力より低い場合であって、筐体1の内部圧力と外部圧力との差が所定(1気圧)(第二の所定の差)よりも大きい場合に、外部から筐体1内に液体が浸入しないように閉じる。

0025

また、筐体1内の電子回路の発熱、リチウムイオン電池の膨張や気体の発生などによって、筐体1の内部圧力が外部圧力より高くなる、例えば1気圧以上高くなると、内圧調整弁ユニット3において、図6に示すように、弁体31の内部側に開口する先細り形状の窪み31bに内部圧力によって押し開く力が生じる。
従って、極小の弁孔31a及び突起31cが押し広げられて、その極小の弁孔31aから内部の圧力(気体)を外部に排出することができる。
なお、この弁体31の内部側に開口する先細り形状の窪み31bが存在するために、この窪み31bがない場合に比べてより好適に、内部圧力により先細り形状の窪み31bを押し開く力が生じて、極小の弁孔31aを押し開くことになる。

0026

その際、防水マイクユニット2においては、図7に示すように、防水振動膜23が内部圧力によって防水部材26中央部の開口26aから外側に向かって膨らむように弾性変形するが、前述した内部調整弁ユニット3の働きによって防水振動膜23には外部圧力より1気圧以上高い圧力がかからず、防水振動膜23の破断を防ぐことができる。
このような、内圧上昇時には、防水振動膜23は他の部材と干渉せずに振動し、マイク素子21から発せられる音を伝達して外部に放出することができる。

0027

このように、内圧調整弁ユニット3は、筐体1の内部圧力の方が外部圧力よりも高い場合であって、筐体1の内部圧力と外部圧力との差が所定(1気圧)(第一の所定の差)よりも大きい場合に筐体1内の気体を外部に放出するように開く。

0028

尚、突起31cの突出する方向における長さは、筐体内から空気が抜ける際の内外圧差と筐体外から液体が浸入する際の内外圧差の安定性に関係している。この突起31cの長さが長すぎると時間が経つにつれて、筐体内から空気が抜ける際の内外圧差及び液体が浸入する際の内外圧差が変化してしまい、内圧調整弁ユニット3が好適に作動しなくなってしまうことがある。そのため突起31cの長さは、弁体31の大きさやゴム材料の硬さに基づいて適した長さにする必要がある。本実施形態では、突起31cの長さは、0.4〜0.8mm程度に設定されている。

0029

以上のように、防水振動膜23付きの防水マイクユニット2を備える防水型ウェアラブル機器において、自動的な内圧調整機能を具備する内圧調整弁ユニット3を備えることで、筐体1の内部圧力が外部圧力より1気圧以上高くなる環境でも防水振動膜23付き防水マイクユニット2の使用が可能になる。
また、リチウムイオン電池を搭載する防水型ウェアラブル機器において、電池の膨張や気体の発生などによる部品の破損を未然に防止することができる。

0030

なお、本実施形態の内圧調整弁ユニット3は、筐体1の内部圧力が外部圧力より低い場合であって、筐体1の内部圧力と外部圧力との差が1気圧よりも大きい場合に、外部から筐体1内に液体が浸入しないように閉じて、筐体1の内部圧力の方が外部圧力よりも高い場合であって、筐体1の内部圧力と外部圧力との差が1気圧よりも大きい場合に筐体1内の気体を外部に放出するように開くような構成になっているが、それに限らず、外部から液体の浸入を防ぐ際と、内部から気体を排出する際とにどのくらい内部圧力と外部圧力との差が生じれば良いかについては、ユーザが自由に設定して内圧調整弁ユニット3を設計してもよい。

0031

なお、筐体1の内部圧力が外部圧力とつりあっている状態の場合又は、筐体1の内部圧力が外部圧力より低い状態であって内部圧力と外部圧力との差が第二の所定の差よりも小さい場合又は、筐体1の内部圧力が外部圧力よりも高い場合であって、内部圧力と外部圧力との差が第一の所定の差よりも小さい場合では、弁体31の弁孔31aは、ゴムの締め込み力により、液体が筐体1内に浸入しないよう確実に塞いで外部からの液体の浸入を防ぐように、弁体31が設定されている。また、ごみ侵入防止カバー35の孔部を塞ぐように、空気を通すが水は通さないシート部材をカバー部に設置してもよい。

0032

以上、実施形態の防水型ウェアラブル機器によれば、自動的な内圧調整機能を具備する内圧調整弁ユニット3を備えるため、ユーザーによる操作無しで、筐体1の内部圧力が外部圧力より1気圧以上高くなっても破損を防止することができる。

0033

なお、本実施形態では、内圧調整弁ユニット3は外部からの液体の浸入を防ぐように設計されているが、この内圧調整弁ユニット3を外部からの気体の浸入も防ぐように弁体31を形成してもよい。

0034

また、内圧調整弁ユニット3により、筐体1内の圧力は平常状況下での気圧(例えば、1気圧)等の所定の気圧になるように、外部の気体を筐体内部に入れる又は排出するような構成にしてもよい。

0035

また、本実施形態では、筐体1の内部圧力が外部圧力に対し1気圧低くなると外部からの液体の浸入を防ぎ、筐体1の内部圧力が外部圧力に対し1気圧以上高くなると内部から気体を排出する構成となっているが、それに限らず、外部圧力が筐体1の内部圧力よりも上昇した場合、例えば筐体1の内部圧力が外部圧力と比べて1.1気圧低下した場合に内圧調整弁ユニット3は、外部からの液体の浸入を防ぎ、また、例えば筐体1の内部圧力が外部圧力と比べて1.2気圧以上高くなった場合に内圧調整弁ユニット3は、内部から気体を排出するようにしてもよい。もちろん、これら外部から液体の浸入を防ぐ際と、内部から気体を排出する際とにどのくらい内部圧力と外部圧力との差が生じれば良いかについては、ユーザーが自由に設定して内圧調整弁ユニット3を設計してもよい。

0036

(変形例)
以上の実施形態においては、例えばスマートウォッチなどの時計型のウェアラブル機器としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話など他の情報機器等の電子機器であってもよい。
また、実施形態では、防水マイクユニットと内部調整弁ユニットとしたが、ユニット化したものでなくてもよく、要は防水マイクと内部調整弁を備えればよい。
さらに、筐体や弁体の形状、防水マイクや内部調整弁の位置等も任意であり、その他、防水マイクの具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。

0037

以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。
付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
筐体と、
柔軟材料からなる弁体に気体を外部に放出する弁孔を有し、且つ前記弁孔に連続して筐体内に開口する窪みを有する内圧調整弁と、
を有することを特徴とする電子機器。
<請求項2>
前記弁体は、当該弁体の外面の一部に前記弁孔を含んで外部に突出する突起部を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
<請求項3>
前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力が外部圧力より高い場合、前記筐体内の気体を外部に放出するように開くことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
<請求項4>
前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力の方が外部圧力よりも高い場合であって、前記筐体の内部圧力と外部圧力との差が第一の所定の差よりも大きい場合に前記筐体内の気体を外部に放出するように開くことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
<請求項5>
前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力が外部圧力より低い場合、外部から前記筐体内に液体が浸入しないように閉じることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項6>
前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力の方が外部圧力よりも低い場合であって、前記筐体の内部圧力と外部圧力との差が第二の所定の差よりも大きい場合に前記筐体内に液体が浸入しないように閉じることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
<請求項7>
防水振動膜を有する防水マイクを備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項8>
防水型の筐体に、
電子回路及び電池と、
無線通信部材と、
防水振動膜を有する防水マイクと、
柔軟材料からなる弁体に気体を外部に放出する弁孔を有し、且つ前記弁孔に連続して前記筐体内に開口する窪みを有する内圧調整弁と、
を有することを特徴とするウェアラブル機器。
<請求項9>
柔軟材料からなる弁体に、一方側の気体を他方側に通す弁孔を有し、
前記弁体には、前記弁孔に連続して前記一方側に開口する窪みが形成されることを特徴とする圧力調整弁。
<請求項10>
前記弁体には、前記弁孔を含んで前記他方側に突出する突起が形成されることを特徴とする請求項9に記載の圧力調整弁。
<請求項11>
前記弁体は、一方側の圧力が他方側の圧力より低くなると、前記他方側から前記一方側に液体が浸入しないように閉じ、前記一方側の圧力が前記他方側の圧力より高くなると、前記一方側の気体を前記他方側に通すように開くことを特徴とする請求項9または10に記載の圧力調整弁。
<請求項12>
前記弁体は、前記一方側の圧力が前記他方側の圧力より低い場合であって、前記一方側の圧力と前記他方側の圧力との差が第二の所定の差よりも大きい場合に、前記他方側から前記一方側に液体が浸入しないように閉じ、前記一方側の圧力が前記他方側の圧力より高い場合であって、前記一方側の圧力と前記他方側の圧力との差が第一の所定の差よりも大きい場合に、前記一方側の気体を前記他方側に通すように開くことを特徴とする請求項9から11のいずれか一項に記載の圧力調整弁。
<請求項13>
柔軟材料から弁体を成形し、
前記弁体の中心部に連続して一方側に開口する窪みを成形し、
前記窪みに沿って針状部材を弁体の中心部に導入し、
前記弁体の中心部に孔開け加工することで弁孔を成形することを特徴とする圧力調整弁の作製方法。
<請求項14>
筐体と、
前記筐体の内部圧力の方が外部圧力よりも高い場合であって、前記筐体の内部圧力と外部圧力との差が第一の所定の差よりも大きい場合に前記筐体内の気体を外部に放出するように開く内圧調整弁と、
を有することを特徴とする電子機器。
<請求項15>
前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力が外部圧力より低い場合、外部から前記筐体内に液体が浸入しないように閉じることを特徴とする請求項14に記載の電子機器。
<請求項16>
前記内圧調整弁は、前記筐体の内部圧力の方が外部圧力よりも低い場合であって、前記筐体の内部圧力と外部圧力との差が第二の所定の差よりも大きい場合に前記筐体内に液体が浸入しないように閉じることを特徴とする請求項15に記載の電子機器。

0038

1筐体
1a切欠き部
11 表示部
12組付け穴
13 組付け穴
2防水マイク
21マイク素子
22フレキシブル基板
22a小孔
23防水振動膜
24変形抑止部材
24a 小孔
25スペーサ
25a 開口
26防水部材
26a 開口
27外装部材
27a 放音孔
28ネジ
3内圧調整弁(圧力調整弁)
31弁体
31a極小の弁孔
31b 窪み
31c突起
32弁ケース
32a 溝
32b 溝
33防水リング
34脱落防止部材
35ごみ侵入防止カバー

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