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技術 溝形鋼連結部の潰れ防止具

出願人 株式会社ダイフク
発明者 中村良彦上田信
出願日 2015年6月29日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2015-129555
公開日 2017年1月19日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-015110
状態 特許登録済
技術分野 組立て式棚 家具の接続 ボルト・ナット・座金 棒・管の相互結合
主要キーワード 外側面間距離 取付け用貫通孔 差し込み型 横断面溝形 水平構造体 折曲板 溝形断面 前側支柱
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

課題

例えば枠組み構造のラックの側枠構造体を構成する溝形鋼ボルトによる連結部において、前記ボルトの締め過ぎによる溝形鋼の変形を防止する手段として活用することが出来る潰れ防止具を提供する。

解決手段

溝形鋼(水平棒状体)12aの両側板部15を貫通するボルト24により当該溝形鋼と他物品とを互いに連結する溝形鋼連結部に使用される潰れ防止具18であって、溝形鋼の片側の側板部15の外側に当接する側壁部20と、この側壁部20から当該溝形鋼の両側板部15間を塞ぐ側に連設され且つこの溝形鋼のより長くない長さの底壁部19を備えたL字形部材から成り、側壁部20には、ボルト24が挿通される取付け用貫通孔22が設けられ、底壁部19には、溝形鋼の両側板部15間に嵌合して、当該両側板部15が互いに接近する方向に変形するのを阻止する嵌合部23が設けられた構成。

概要

背景

例えば、枠組み構造のラックの用構造体を支持するラチス構造側枠構造体には、前後一対支柱間に架設されるラチス材として溝形鋼リップ付き溝形鋼を含む)が活用されている。この溝形鋼は、輪郭同一サイズ角鋼管と比較して極めて軽量であって、大幅なコストダウンを図ることが出来るが、ボルト両側板部間に貫通させて、例えば溝形鋼どうしを連結させるような場合、少しでもボルトを締め過ぎると、溝形鋼が、その両側板部が互いに接近する方向に変形してしまう。従って、多少重量アップになっても、そして多少コストが掛かっても、特許文献1に記載のように、角鋼管をラチス材として使用することになる。この特許文献1に記載の構成では、ラチス材として角鋼管が使用されているが、溝形断面の支柱の内側に差し込んで、当該支柱の左右両側板間にわたって貫通するボルトにより前記角鋼管の端部を取り付けているが、2本の角鋼管の端部を重ねて支柱に取り付けるときと違って、1本の角鋼管の端部が支柱に取り付けられる場合、ボルトの締め付けにより、支柱の左右両側板部が内側に変形することになる。この不都合を回避するため、特許文献1では、1本の角鋼管の端部と支柱の片側の側板部との間にディスタンスピースを介在させている。換言すれば、溝形断面の支柱を溝形鋼として見ると共に、前記ディスタンスピースが、溝形鋼の左右両側板部間のと等しい巾のものであるとすれば、ボルト締めに伴う溝形鋼の左右両側板部の変形を防止する潰れ防止具として、前記ディスタンスピースが機能するものと考えられる。

概要

例えば枠組み構造のラックの側枠構造体を構成する溝形鋼のボルトによる連結部において、前記ボルトの締め過ぎによる溝形鋼の変形を防止する手段として活用することが出来る潰れ防止具を提供する。溝形鋼(水平棒状体)12aの両側板部15を貫通するボルト24により当該溝形鋼と他物品とを互いに連結する溝形鋼連結部に使用される潰れ防止具18であって、溝形鋼の片側の側板部15の外側に当接する側壁部20と、この側壁部20から当該溝形鋼の両側板部15間を塞ぐ側に連設され且つこの溝形鋼の巾より長くない長さの底壁部19を備えたL字形部材から成り、側壁部20には、ボルト24が挿通される取付け用貫通孔22が設けられ、底壁部19には、溝形鋼の両側板部15間に嵌合して、当該両側板部15が互いに接近する方向に変形するのを阻止する嵌合部23が設けられた構成。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

溝形鋼両側板部を貫通するボルトにより当該溝形鋼と他物品とを互いに連結する溝形鋼連結部に使用される潰れ防止具であって、溝形鋼の片側の側板部の外側に当接する側壁部と、この側壁部から当該溝形鋼の両側板部間を塞ぐ側に連設され且つこの溝形鋼のより長くない長さの底壁部を備えたL字形部材から成り、前記側壁部には、前記ボルトが挿通される取付け用貫通孔が設けられ、前記底壁部には、前記溝形鋼の両側板部間に嵌合して、当該両側板部が互いに接近する方向に変形するのを阻止する嵌合部が設けられている、溝形鋼連結部の潰れ防止具。

請求項2

前記嵌合部は、前記底壁部の溝形鋼長さ方向の側辺から折曲連設されて、前記溝形鋼の両側板部間に嵌合する突出片から構成されている、請求項1に記載の溝形鋼連結部の潰れ防止具。

請求項3

前記突出片は、前記底壁部の溝形鋼長さ方向の両側辺からそれぞれ折曲連設されている、請求項2に記載の溝形鋼連結部の潰れ防止具。

請求項4

前記溝形鋼が、両側板部部から内側に連設されたリップ部を備えたリップ付き溝形鋼であって、前記底壁部は、両リップ部の外側面に当接する長さを有している、請求項2又は3に記載の溝形鋼連結部の潰れ防止具。

技術分野

0001

本発明は、枠組み構造のラックなどにおける溝形鋼連結部、即ち、溝形鋼の両側板部を貫通するボルトにより、当該溝形鋼と他物品とを互いに連結する溝形鋼連結部、に使用される潰れ防止具に関するものである。

背景技術

0002

例えば、枠組み構造のラックの用構造体を支持するラチス構造側枠構造体には、前後一対支柱間に架設されるラチス材として溝形鋼(リップ付き溝形鋼を含む)が活用されている。この溝形鋼は、輪郭同一サイズ角鋼管と比較して極めて軽量であって、大幅なコストダウンを図ることが出来るが、ボルトを両側板部間に貫通させて、例えば溝形鋼どうしを連結させるような場合、少しでもボルトを締め過ぎると、溝形鋼が、その両側板部が互いに接近する方向に変形してしまう。従って、多少重量アップになっても、そして多少コストが掛かっても、特許文献1に記載のように、角鋼管をラチス材として使用することになる。この特許文献1に記載の構成では、ラチス材として角鋼管が使用されているが、溝形断面の支柱の内側に差し込んで、当該支柱の左右両側板間にわたって貫通するボルトにより前記角鋼管の端部を取り付けているが、2本の角鋼管の端部を重ねて支柱に取り付けるときと違って、1本の角鋼管の端部が支柱に取り付けられる場合、ボルトの締め付けにより、支柱の左右両側板部が内側に変形することになる。この不都合を回避するため、特許文献1では、1本の角鋼管の端部と支柱の片側の側板部との間にディスタンスピースを介在させている。換言すれば、溝形断面の支柱を溝形鋼として見ると共に、前記ディスタンスピースが、溝形鋼の左右両側板部間のと等しい巾のものであるとすれば、ボルト締めに伴う溝形鋼の左右両側板部の変形を防止する潰れ防止具として、前記ディスタンスピースが機能するものと考えられる。

先行技術

0003

特開2002−58545号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、例えば2本の溝形鋼をボルトナットで互いに連結して、クロスラチスや水平連結体を構成する場合、或いは、溝形鋼の片面を他の部材の側面に当接させた状態で両者をボルトナットで連結させるような場合に、特許文献1に示されたようなディスタンスピースを溝形鋼の潰れ防止具として使用しようとした場合、溝形鋼の左右両側板部間の巾と等しい巾の大きなディスタンスピースが必要になるだけでなく、溝形鋼の内側に、特許文献1に示されるようなディスタンスピースの位置決めに利用される部材が存在しないので、ボルトに対するディスタンスピースの位置決めが難しい。特に、溝形鋼がリップ付き溝形鋼である場合には、溝形鋼の左右両側板部間に丁度嵌まり込むような大きなディスタンスピースを、ボルトに嵌合する状態で溝形鋼の左右両側板部間にセットすることは、非常に困難であり、実用性に乏しい。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる溝形鋼連結部の潰れ防止具を提案するものであって、本発明に係る溝形鋼連結部の潰れ防止具は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号括弧付きで付して示すと、溝形鋼の両側板部(15)を貫通するボルト(24)により当該溝形鋼と他物品とを互いに連結する溝形鋼連結部に使用される潰れ防止具(18)であって、溝形鋼の片側の側板部(15)の外側に当接する側壁部(20)と、この側壁部(20)から当該溝形鋼の両側板部(15)間を塞ぐ側に連設され且つこの溝形鋼の巾より長くない長さの底壁部(19)を備えたL字形部材から成り、前記側壁部(20)には、前記ボルト(24)が挿通される取付け用貫通孔(22)が設けられ、前記底壁部(19)には、前記溝形鋼の両側板部(15)間に嵌合して、当該両側板部(15)が互いに接近する方向に変形するのを阻止する嵌合部(23)が設けられた構成になっている。

発明の効果

0006

上記構成の潰れ防止具は、溝形鋼への組み込みに際し、先ず、前記L字形部材の側壁部と底壁部との間の入隅部を、溝形鋼における両側板部間の解放側左右両角部の内、この溝形鋼に連結される部材が当接しない側の角部に当て付けるようにして、前記嵌合部を溝形鋼の両側板部間に嵌合させると共に、前記側壁部をこの溝形鋼の片側の側板部の外側に当接させる。そして前記側壁部の取付け用貫通孔を溝形鋼側のボルト孔と一致させた状態で、これら取付け用貫通孔と溝形鋼側のボルト孔とにわたってボルトを貫通させる。この状態では、前記ボルトが抜け落ちない限り、溝形鋼に対して潰れ防止具(L字形部材)の位置と姿勢確定しており、ボルトの周りで潰れ防止具が遊転したり脱落する恐れはないので、後は、前記ボルトを利用して、当該溝形鋼を他の部材に連結固定することが出来る。

0007

上記のように、本発明の潰れ防止具によれば、溝形鋼どうしをボルトで連結したり、溝形鋼を他の部材にボルトで連結するような場合に、当該ボルトを側壁部の取付け用貫通孔に挿通させておきさえすれば、ボルトの締め付け操作時に潰れ防止具を指先で位置決めしておく必要もなければ、仮にボルトが緩んだ状態でも、潰れ防止具が不測に脱落する恐れも無く、極めて簡単に潰れ防止具を溝形鋼の所定位置に組み付けることが出来る。そして、最終的にボルトを締め付けて、溝形鋼どうしの連結や、他の部材への溝形鋼の連結を完了させるとき、そのボルトの締め過ぎがあっても、溝形鋼が、その両側板部が互いに接近するように変形することを、この潰れ防止具の前記嵌合部によって確実に阻止させることが出来る。勿論、特許文献1に記載のような、溝形鋼内でボルトに嵌合するディスタンスピースを利用する場合と比較して、本発明の潰れ防止具は、小型軽量に構成することが出来るだけでなく、両側板部間の解放部が狭まったリップ付き溝形鋼に対しても、潰れ防止具を溝形鋼の所定位置に淡々且つ確実に組み付けることが出来る。

0008

尚、前記嵌合部(23)は、前記底壁部(19)の溝形鋼長さ方向の側辺から折曲連設されて、前記溝形鋼の両側板部(15)間に嵌合する突出片(21)から構成することが出来る。この構成によれば、溝形鋼の両側板部が互いに接近する方向に移動するときの力の作用方向と、底壁部と突出片との間のL形角部の長さ方向が一致するので、座屈強度の非常に大きな前記底壁部と突出片との間のL形角部によって、溝形鋼の両側板部が互いに接近するように変形するのを強力確実に阻止させることが出来る。この場合、前記突出片(21)は、前記底壁部(19)の溝形鋼長さ方向の両側辺からそれぞれ折曲連設させるのが、潰れ防止効果最大限高めるのに効果的である。又、前記溝形鋼が、両側板部(15)から内側に連設されたリップ部(16)を備えたリップ付き溝形鋼である場合、前記底壁部(19)は、両リップ部(16)の外側面に当接する長さを有するように構成するのが、この潰れ防止具の安定的な組込みを可能にする上で好ましいことである。

図面の簡単な説明

0009

図1は、ラック全体を示す概略斜視図である。
図2は、側枠構造体を示す、一部切欠き正面図である。
図3は、側枠構造体の上端水平連結体を示す一部縦断正面図である。
図4は、前記上端水平連結体を示す一部横断平面図である。
図5Aは、図4の中央部分の拡大図、図5Bは、前記上端水平連結体の要部の縦断側面図、図5Cは、潰れ防止具の斜視図である。
図6は、前記側枠構造体の中間部の一部縦断正面図である。
図7は、前記側枠構造体の中間部の一部横断平面図である。

実施例

0010

以下、本発明の潰れ防止具を組み込む枠組み構造のラックについて説明すると、図1に示されるラックは、ラック間口方向所要間隔を隔てて配置された2つの側枠構造体1間に、棚用水平構造体2が上下方向適当間隔おきに複数段架設されたものである。棚用水平構造体2は種々の構造のものが知られており、特に限定されるものではないので、ここでは説明は省略する。側枠構造体1は、ラックの奥行き方向前後一対の支柱3a,3bと、この前後一対の支柱3a,3b間に架設された上下複数のクロスラチス4a〜4f、最上端クロスラチス4aの上端で前後一対の支柱3a,3b間に架設された上端水平連結体5a、及び最下端クロスラチス4fの下端で前後一対の支柱3a,3b間に架設された下端水平連結体5bから構成されている。側枠構造体1も、図示の構成に限定されるものではなく、ラックの規模などに応じて、使用するクロスラチスの数は、最少1つから任意の数だけ使用される。又、奥行きが大きなラックの場合、上記構成の側枠構造体1を、支柱3a,3bが互いに背中合わせに隣接するように、ラックの奥行き方向前後に配置し、必要に応じて、互いに背中合わせに隣接する支柱3a,3bを結合一体化して構成することも可能である。更に、場合によっては、上下両端の水平連結体5a,5bの内、一方を省くことも可能である。

0011

以下、図示の側枠構造体1の詳細構造を、図2図7に基づいて説明すると、前後一対の支柱3a,3bは、正面板6と左右両側板7とから成る横断面溝形構造のもので、左右両側板7は、その正面板6に隣接する前半部の内側間隔よりも後半部の内側間隔が狭くなって、当該後半部が、部材取付け板部8となっている。又、左右両側板7の後側辺には、外側に折曲された補強用折曲板部9が形成されている。この前後一対の支柱3a,3bは、正面板6が側枠構造体1の前後両端面を形成する向きで、前後対称に配置されている。

0012

クロスラチス4a〜4fは、2本のラチス材10a,10bが、その長さ方向の中央位置で互いに重なってX字形に交差すると共に、その交差部が、締結具としてのボルトナット11により互いに結合されることによって構成された、全て同一構造、同一サイズのものであり、上下両水平連結体5a,5bは、2本の水平棒状体12a,12bを、その内端から一定長さ領域を左右横方向に互いに重ね合わせ、その重なり部分の中央と両端近傍の3箇所を、連結具としてのボルトナット13によって結合して一体化したものである。各クロスラチス4a〜4fを構成するラチス材10a,10bと、上下両水平連結体5a,5bを構成する水平棒状体12a,12bは、背板部14と左右両側板部15、及び左右一対のリップ部16を備えた、断面形状とサイズが同一のリップ付き溝形鋼を、左右一対のリップ部16が下側になる向きで使用しており、その横巾は、前記支柱3a,3bにおける左右両側板7の部材取付け板部8の内側面間の間隔の略半分となっている。

0013

図示の構成では、各クロスラチス4a〜4fを同じ向きで上下方向に配列させたとき、各クロスラチス4a〜4fのラチス材10a,10bの内、後ろ側支柱3bのある側が高くなる向きに傾斜するラチス材10aは、反対側の前側支柱3aのある側が高くなる向きに傾斜するラチス材10bに対して、全て外側に隣接することになる。従って、各クロスラチス4a〜4fを同じ向きで上下方向に配列させたとき、下側になるクロスラチス4b,4d,4fのラチス材10a,10bの上端部と、上側になるクロスラチス4a,4c,4eのラチス材10a,10bの下端部とを、左右横方向に互いに重ね合わせることが出来る。そして、この上下両ラチス材10a,10bの端部の重なり部は、支柱3a,3bにおける左右両側板7の部材取付け板部8の内側面間に丁度嵌合させることが出来る巾となっているので、この上下両ラチス材10a,10bの端部の重なり部を部材取付け板部8の内側面間に挟んだ状態で、これらを水平横向きに貫通する、締結具としてのボルトナット17によって、締結固定している。

0014

各水平連結体5a,5bの両端部(水平棒状体12a,12bの外端部)間の長さは、上記のように前後一対の支柱3a,3b間に架設したクロスラチス4a〜4fにおけるラチス材10a,10bの上端部間及び下端部間の距離と略等しく構成されている。そして水平連結体5a,5bの両端部、即ち、水平棒状体12a,12bの外端部は、その巾分だけ左右横方向に位置がずれているので、上端の水平連結体5aと下端の水平連結体5bを前後逆向きに配置することにより、上端のクロスラチス4aの外側に位置するラチス材10aの上端部内側に、上端の水平連結体5aの内側に位置する水平棒状体12bの外端部を重ね合わせると共に、上端のクロスラチス4aの内側に位置するラチス材10bの上端部外側に、上端の水平連結体5aの外側に位置する水平棒状体12aの外端部を重ね合わせることが出来る。同様に、下端のクロスラチス4fのラチス材10a,10bの下端部に、下端の水平連結体5bの水平棒状体12b,12aの外端部を水平横方向に重ね合わせることが出来る。そして、このラチス材10a,10bの端部と水平連結体5a,5bの両端部の重なり部は、支柱3a,3bにおける左右両側板7の部材取付け板部8の内側面間に丁度嵌合させることが出来る巾となっているので、当該重なり部を部材取付け板部8の内側面間に挟んだ状態で、これらを水平横向きに貫通するボルトナット17によって、締結固定している。

0015

水平連結体5a,5bにおける水平棒状体12a,12bどうしのボルトナット13による連結部には、本発明による潰れ防止具18が組み込まれている。この潰れ防止具18は、前記支柱3a,3bを構成している板材(左右両側板7)と同じ厚さの鋼板から製造したものであって、図5Cに示すように、L字形に連なる底壁部19と垂直に立ち上がる側壁部20、前記底壁部19の左右両側辺から上向きに折曲突設された左右一対の突出片21、及び前記側壁部20に設けられた取付け用貫通孔22を備えている。前記底壁部19は、前記水平棒状体12a,12bを形成している溝形鋼の巾より長くないが、その左右両リップ部16の外側面に当接し得る長さを有するものであり、前記左右一対の突出片21は、それぞれの巾が、前記水平棒状体12a,12bを形成している溝形鋼のリップ部16間に丁度嵌合出来る巾であって、この左右一対の突出片21によって、当該溝形鋼の左右両側板部15が互いに接近する方向へ変形するのを阻止するために左右両側板部15間(左右両リップ部16間)へ嵌合させる嵌合部23が形成されている。

0016

上記の潰れ防止具18は、2本の水平棒状体12a,12bのボルトナット13による各連結部に、次のように組込まれる。即ち、水平棒状体12a,12bを構成している溝形鋼のリップ部16間に嵌合部23(左右一対の突出片21)を嵌合させて、底壁部19を両リップ部16の外側に当接させると共に、当該溝形鋼の左右両側板部15の内、他の水平棒状体12a又は12bが重ならない側の側板部15の外側に、前記側壁部20を当接させ、前記溝形鋼の側板部15に設けられているボルト孔と、このボルト孔に一致させた、前記側壁部20の取付け用貫通孔22とを利用して、互いに並列する水平棒状体12a,12bと、これらを挟むように位置している2つの潰れ防止具18の側壁部20とにわたって、ボルトナット13のボルト24を貫挿させ、当該ボルト24にナット25を螺合締結させている。

0017

上記のように2本の水平棒状体12a,12bを互いに連結させるボルトナット13に潰れ防止具18が組み込まれることにより、当該ボルトナット13による締結力が過大であったとしても、これら水平棒状体12a,12bを構成している溝形鋼の左右両側板部15が互いに接近するように変形することを、この潰れ防止具18の嵌合部23(左右一対の突出片21)が阻止することになる。又、ボルトナット13が連結する連結部位の全体の巾、即ち、2本の並列する水平棒状体12a,12bを挟む左右両側の潰れ防止具18の側壁部20の外側面間距離D1(図5参照)は、当該側壁部20が、支柱3a,3bを構成している板材(左右両側板7)と同じ厚さのものであるから、支柱3a,3bの左右両側板7における部材取付け板部8の外側面間距離D2(図4参照)と略等しい。

0018

又、先に説明したように、クロスラチス4a〜4fにおける上下両ラチス材10a,10bも、前記水平棒状体12a,12bを構成する溝形鋼と同一構造、同一サイズの溝形鋼から構成されているので、上記の水平連結体5a,5bの両端部(水平棒状体12a,12bの外端部)と、その直下又は直上のクロスラチス4a,4fにおけるラチス材10a,10bの遊端部との重なり部を、支柱3a,3bの左右両側板7における部材取付け板部8間でボルトナット17により連結する連結部や、クロスラチス4a〜4fにおける上下両ラチス材10a,10bの重なり端部を、支柱3a,3bの前記部材取付け板部8間でボルトナット17により連結する連結部も、上記の水平連結体5a,5bの潰れ防止具18を組み込んだ各ボルトナット13による連結部と、同一条件になる。更に、クロスラチス4a,4fにおけるラチス材10a,10bの交差部をボルトナット11により連結する連結部においても、図6及び図7に示すように、前記潰れ防止具18を各ラチス材10a,10bのボルト24の貫通箇所に組み込むことが出来る。

0019

以上のように構成することにより、この側枠構造体1におけるボルトナット11,13,17を使用する各連結部の、当該ボルトナット11,13,17による締付け条件が同一になるので、これらボルトナット11,13,17として、全て同一構造、同一サイズのボルトナットを使用することが出来る。従って、各ボルトナット11,13,17には、全長が必要最小長さで且つ必要最小長さの螺軸部24aを先端に備えたボルト24とナット25を使用することにより、ナット25からのボルト24の突出長さを最小限に抑えると共に、仮に締結トルクの調整を行わずにインパクトドライバーでボルト24/ナット25を過大な締結力で締め付けたとしても、ラチス材10a,10bや水平棒状体12a,12bの変形を最小限に抑えることが出来る。勿論、サイズの異なる複数種類のボルトナットを準備する必要も無くなるので、全体のコストダウンと、作業性の向上を図ることが出来る。

0020

尚、各クロスラチス4a〜4fを構成するラチス材10a,10bの両端部や、上下両端の水平連結体5a,5bを構成する水平棒状体12a,12bの支柱3a,3bに取り付けられる外端部には、これらラチス材10a,10bや水平連結体5a,5bを構成する溝形鋼の端部から内部に差し込むタイプの差し込み型潰れ防止具26を取り付けることが出来る。

0021

本発明に係る溝形鋼連結部の潰れ防止具は、例えば枠組み構造のラックの側枠構造体を構成する溝形鋼のボルトによる連結部において、前記ボルトの締め過ぎによる溝形鋼の変形を防止する手段として活用することが出来る。

0022

1側枠構造体
2棚用水平構造体
3a,3b支柱
4a〜4fクロスラチス
5a,5b 水平連結体
6 支柱の正面板
7 支柱の左右両側板
8 支柱の部材取付け板部
10a,10bラチス材
11,13,17ボルトナット
12a,12b水平棒状体
14溝形鋼の背板部
15 溝形鋼の左右両側板部
16 溝形鋼のリップ部
18 潰れ防止具
19 潰れ防止具の底壁部
20 潰れ防止具の側壁部
21 潰れ防止具の左右一対の突出片
22取付け用貫通孔
23 潰れ防止のための嵌合部
24ボルト
24a ボルトの螺軸部
25ナット
26差し込み型潰れ防止具

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