図面 (/)

技術 シャッターの開閉制御システム

出願人 三和シヤッター工業株式会社
発明者 岸本圭輔浅見優次福田大悟
出願日 2015年6月30日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2015-131893
公開日 2017年1月19日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2017-014793
状態 特許登録済
技術分野 シャッタ等の閉鎖部材
主要キーワード 端部近傍部分 横断面形 開閉対象 煙感知信号 開閉制御システム ローラレバー 閉鎖ボタン 上昇ボタン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

設置コストを低減することが可能になる、シャッター開閉制御システムを提供すること。

解決手段

シャッターカーテン30を開閉機40によって開閉制御するための開閉制御システム60であって、トリガ信号の入力を受け付ける入力部と、シャッターカーテン30を自重降下させる自動閉鎖装置70と、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達したか否かを判定する判定部と、シャッターカーテン30の開閉制御を行う制御部とを備え、制御部は、トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定部によってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していないと判定されている場合には、自動閉鎖装置70を作動させ、トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定部によってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されている場合には、自動閉鎖装置70を作動させない。

概要

背景

従来、建物天井に設けられる防煙垂れ壁が普及している。この防煙垂れ壁は、例えば、建物の天井に設けられたレールに取り付けられたパネルであって、建物の天井から床面までの高さに比べて低い形状にて形成されたパネルを備えている(例えば、特許文献1参照)。このような構成により、建物に火災が発生した場合でも、防煙垂れ壁によって当該火災によって発生した煙の広がりを抑制できる。

概要

設置コストを低減することが可能になる、シャッター開閉制御システムを提供すること。シャッターカーテン30を開閉機40によって開閉制御するための開閉制御システム60であって、トリガ信号の入力を受け付ける入力部と、シャッターカーテン30を自重降下させる自動閉鎖装置70と、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達したか否かを判定する判定部と、シャッターカーテン30の開閉制御を行う制御部とを備え、制御部は、トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定部によってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していないと判定されている場合には、自動閉鎖装置70を作動させ、トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定部によってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されている場合には、自動閉鎖装置70を作動させない。

目的

本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、設置コストを低減することが可能になる、シャッターの開閉制御システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

建物開閉対象領域の開閉を行うためのシャッターカーテンを、開閉機によって開閉制御するための開閉制御システムであって、前記開閉対象領域の上端部と当該開閉対象領域の下端部との間にある防煙可能位置であって、前記建物で火災が発生した場合における煙の広がりを防ぐことが可能な防煙可能位置に、前記シャッターカーテンの下端部の位置が達するように、当該シャッターカーテンの開閉制御を開始するトリガとなるトリガ信号の入力を受け付ける第1入力手段と、前記開閉機のブレーキ解放させることにより、前記シャッターカーテンを自重降下させるブレーキ解放手段と、前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達したか否かを判定する判定手段と、前記シャッターカーテンの開閉制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記判定手段によって前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達していないと判定されている場合には、当該シャッターカーテンを自重降下させることにより、前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達するように、前記ブレーキ解放手段を作動させ、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記判定手段によって前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達していると判定されている場合には、前記ブレーキ解放手段を作動させない、シャッターの開閉制御システム。

請求項2

前記シャッターカーテンを電動駆動巻上げ又は巻出しすることを指示するための指示信号の入力を、操作手段から受け付ける第2入力手段を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記第2入力手段によって前記指示信号の入力が受け付けられた場合であっても、電動駆動による当該シャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行わない、請求項1に記載のシャッターの開閉制御システム。

請求項3

前記シャッターカーテンを電動駆動で巻上げ又は巻出しすることを指示するための指示信号の入力を、操作手段から受け付ける第2入力手段を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記判定手段によって前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達していると判定されている場合に、前記第2入力手段によって前記指示信号の入力が受け付けられた場合には、当該シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置以下となる範囲で、電動駆動による当該シャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行う、請求項1に記載のシャッターの開閉制御システム。

請求項4

前記シャッターカーテンの下端部の位置を前記防煙可能位置に維持することを解除するための復旧信号の入力を受け付ける第3入力手段を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられていない場合、又は、前記第3入力手段によって前記復旧信号の入力が受け付けられた場合において前記第2入力手段によって前記指示信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動による前記シャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行う、請求項2又は3に記載のシャッターの開閉制御システム。

技術分野

0001

本発明は、シャッター開閉制御システムに関する。

背景技術

0002

従来、建物天井に設けられる防煙垂れ壁が普及している。この防煙垂れ壁は、例えば、建物の天井に設けられたレールに取り付けられたパネルであって、建物の天井から床面までの高さに比べて低い形状にて形成されたパネルを備えている(例えば、特許文献1参照)。このような構成により、建物に火災が発生した場合でも、防煙垂れ壁によって当該火災によって発生した煙の広がりを抑制できる。

先行技術

0003

特開2008−220453号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ここで、建物の区画のうち、上記特許文献1に記載の従来の防煙垂れ壁が設置された区画においては、防犯上の観点から、当該区画の壁に設けられた開口の少なくとも一部を閉鎖したいとのニーズがある。このようなニーズに対応するために、例えば、この区画において、上記特許文献1に記載の従来の防煙垂れ壁に加えて、上記開口の少なくとも一部を閉鎖するためのシャッターを設置することが考えられる。しかしながら、これら防煙垂れ壁及びシャッターの両方を設置した場合には、防煙垂れ壁のみを設置した場合に比べて、設置コストが高くなるという問題があった。

0005

本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、設置コストを低減することが可能になる、シャッターの開閉制御システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のシャッターの開閉制御システムは、建物の開閉対象領域の開閉を行うためのシャッターカーテンを、開閉機によって開閉制御するための開閉制御システムであって、前記開閉対象領域の上端部と当該開閉対象領域の下端部との間にある防煙可能位置であって、前記建物で火災が発生した場合における煙の広がりを防ぐことが可能な防煙可能位置に、前記シャッターカーテンの下端部の位置が達するように、当該シャッターカーテンの開閉制御を開始するトリガとなるトリガ信号の入力を受け付ける第1入力手段と、前記開閉機のブレーキ解放させることにより、前記シャッターカーテンを自重降下させるブレーキ解放手段と、前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達したか否かを判定する判定手段と、前記シャッターカーテンの開閉制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記判定手段によって前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達していないと判定されている場合には、当該シャッターカーテンを自重降下させることにより、前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達するように、前記ブレーキ解放手段を作動させ、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記判定手段によって前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達していると判定されている場合には、前記ブレーキ解放手段を作動させない。

0007

請求項2に記載のシャッターの開閉制御システムは、請求項1に記載のシャッターの開閉制御システムにおいて、前記シャッターカーテンを電動駆動巻上げ又は巻出しすることを指示するための指示信号の入力を、操作手段から受け付ける第2入力手段を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記第2入力手段によって前記指示信号の入力が受け付けられた場合であっても、電動駆動による当該シャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行わない。

0008

請求項3に記載のシャッターの開閉制御システムは、請求項1に記載のシャッターの開閉制御システムにおいて、前記シャッターカーテンを電動駆動で巻上げ又は巻出しすることを指示するための指示信号の入力を、操作手段から受け付ける第2入力手段を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記判定手段によって前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達していると判定されている場合に、前記第2入力手段によって前記指示信号の入力が受け付けられた場合には、当該シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置以下となる範囲で、電動駆動による当該シャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行う。

0009

請求項4に記載のシャッターの開閉制御システムは、請求項2又は3に記載のシャッターの開閉制御システムにおいて、前記シャッターカーテンの下端部の位置を前記防煙可能位置に維持することを解除するための復旧信号の入力を受け付ける第3入力手段を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられていない場合、又は、前記第3入力手段によって前記復旧信号の入力が受け付けられた場合において前記第2入力手段によって前記指示信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動による前記シャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行う。

発明の効果

0010

請求項1に記載のシャッターの開閉制御システムによれば、第1入力手段によってトリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定手段によってシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していないと判定されている場合には、シャッターカーテンを自重降下させることにより、シャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達するように、ブレーキ解放手段を作動させ、第1入力手段によってトリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定手段によってシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されている場合には、ブレーキ解放手段を作動させないので、シャッターを通常のシャッターとして機能させることができると共に、シャッターを垂れ壁として機能させることもできる。よって、シャッター及び垂れ壁の両方を設置する場合に比べて設置コストを低減することが可能となると共に、火災時において建物にいる人が避難するための空間を確保することも可能となる。

0011

請求項2に記載のシャッターの開閉制御システムによれば、第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、第2入力手段によって指示信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動によるシャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行わないので、第1入力手段によってトリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定手段によってシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されるまで、シャッターカーテンを確実に自重降下させることができる。また、第1入力手段によってトリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定手段によってシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定された場合には、シャッターカーテンを降下させないことで、シャッターカーテンの下端部の位置を防煙可能位置に維持でき、火災時において建物にいる人が避難するための空間を確実に確保できる。

0012

請求項3に記載のシャッターの開閉制御システムによれば、第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定手段によってシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されている場合に、第2入力手段によって指示信号の入力が受け付けられた場合には、シャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置以下となる範囲で、電動駆動によるシャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行うので、上記範囲でシャッターカーテンを昇降させることで、開閉対象領域の開口状態を変更することができる。これにより、例えば、シャッターカーテンの下端部の位置を防煙可能位置よりも下方位置に維持しつつ、シャッターカーテンを降下させることにより、火災時における煙の広がりを防ぎながら、火災時における炎の広がりも防ぐことが可能となる。

0013

請求項4に記載のシャッターの開閉制御システムによれば、第1入力手段によってトリガ信号の入力が受け付けられていない場合、又は、第3入力手段によって復旧信号の入力が受け付けられた場合において、第2入力手段によって指示信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動によるシャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行うので、トリガ信号の入力が受け付けられていない場合又は復旧信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動によるシャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行うことにより、シャッターカーテンを昇降させることができ、シャッターを通常のシャッターとして機能させることが可能となる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施の形態1に係るシャッターを概念的に示す図である。
連動中継器電気的構成を示したブロック図である。
開閉処理フローチャートである。
シャッターカーテンの状態を示す正面図であり、(a)は防災信号又は非常閉鎖信号が入力される前の状態を示す図、(b)は防災信号又は非常閉鎖信号が入力された後の状態を示す図である。
実施の形態2に係る開閉処理のフローチャートである。

実施例

0015

以下に添付図面を参照して、この発明に係るシャッターの開閉制御システムの実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念について説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

0016

〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開閉対象領域の開閉を行うためのシャッターカーテンを、開閉機によって開閉制御するための開閉制御システムに関するものである。

0017

ここで、「建物」とは、その具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、戸建て住宅アパートマンションの如き集合住宅オフィスビル商業施設、及び公共施設等を含む概念である。また、「建物の開閉対象領域」とは、建物の領域のうち、シャッターカーテンによって開閉される対象となる領域であり、例えば、建物の躯体の一部分(例えば、壁等)において窓や入り口を設置するために形成された開口部や、建物のフロア内の区画の少なくとも一部において間仕切りされる対象となる領域等を含む概念である。また、「シャッター」とは、防犯や防火のために、建物の開口部に取り付けられる巻上げ戸であり、例えば、重量シャッター等の自重降下可能な全ての形式のシャッターを含む概念である。また、シャッターの開閉方向については、例えば上下方向等が該当する。また、シャッターの駆動方式は任意であり、例えば、「電動式のシャッター」のみに限定されず、「手動式のシャッター」であってもよい。以下、実施の形態では、シャッターが、商業施設の如き建物内の所定の部屋における通路側の壁に設けられた上下開閉式且つ電動式の重量シャッターである場合について説明する。

0018

〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。

0019

〔実施の形態1〕
まず、実施の形態1に係るシャッターの開閉制御システムについて説明する。この実施の形態1は、後述する防災信号又は後述する非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、電動駆動によるシャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行わない形態である。

0020

(構成)
最初に、実施の形態1に係るシャッターの構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向をシャッターの左右方向又は幅方向(+X方向をシャッターの左方向、−X方向をシャッターの右方向)、図1のY方向をシャッターの上下方向(+Y方向をシャッターの上方向、−Y方向をシャッターの下方向)、X方向及びY方向に直交する方向を前後方向(図1紙面手前側に至る方向をシャッターの前方向(部屋の室外側の方向)、図1の紙面の奥側に至る方向をシャッターの後方向(部屋の室内側の方向))と称する。

0021

図1に示すように、このシャッター1は、概略的に、シャッター収納部10、ガイドレール20、シャッターカーテン30、開閉機40、巻取り軸(図示省略)、火災報知システム50、及び開閉制御システム60を備えて構成されている。ただし、シャッター1に関する特記しない構成については、従来と同様であるものとして説明を省略する。

0022

(構成−シャッター収納部)
シャッター収納部10は、シャッター1の各部を収納するための中空体である。図1に示すように、このシャッター収納部10は、部屋の壁における開口部2の上端部よりも上方に設置されており、具体的には、部屋の天井3よりも上方に設置されている。また、このシャッター収納部10の内部には、開閉機40、巻取り軸、並びに、開閉制御システム60の後述する自動閉鎖装置70、後述する連動中継器130、後述する第1検知部90、後述する第2検知部100、後述する第3検知部101、及び後述するコードリール120が収容されていると共に、巻取り軸にてシャッターカーテン30が巻上げられた状態では、シャッターカーテン30の少なくとも一部も、シャッター収納部10の内部に収容される。なお、このシャッター収納部10の下方側に位置する天井3において、シャッターカーテン30を中心とする部屋の室外側及び室内側には、まぐさ(図示省略)が固定されている。これらまぐさの相互間には、開口部2の左右方向全長にわたるまぐさ開口(図示省略)が形成されており、このまぐさ開口を介してシャッターカーテン30の出し入れが行われる。

0023

(構成−ガイドレール)
ガイドレール20は、シャッターカーテン30を開口部2の開閉方向(上下方向)に沿って移動するように案内するものである。このガイドレール20は、横断面形状が略コ字状となるように形成された長尺体であり、シャッター1の左右の各端部において、上下方向に略沿う方向で配置されており、部屋の壁に対して直接的に固定されており、又は下地材(図示省略)を介して間接的に固定されている。

0024

(構成−シャッターカーテン)
シャッターカーテン30は、巻取り軸によって巻上げ又は巻出しされることで、開口部2を全開した状態(以下、「開口部全開状態」と称する)、開口部2を全閉した状態(以下、「開口部全閉状態」と称する)、あるいは半開状態とする遮蔽手段である。このシャッターカーテン30は、図4に示す複数のスラット31を備えて構成されており、各スラット31の上下の両端部に形成された嵌合部(図示省略)を介して複数のスラット31が相互に嵌合接続されている。また、このシャッターカーテン30の左右方向の両端部の各々は、ガイドレール20のコ字状の開放端部を介してガイドレール20の内部に挿入されており、上下方向においてはガイドレール20の内部をスライド移動可能であり、かつ、前後方向においてはガイドレール20の外部に脱落しないように規制されている。また、このシャッターカーテン30の下端部には、座板32が接続されている。この座板32は、開口部全閉状態において部屋の床面と近接し、又は接触するように配置されたものであり、シャッターカーテン30の下端部の左右方向全長にわたって形成されている。

0025

(構成−開閉機)
開閉機40は、巻取り軸の回転を制御することによってシャッターカーテン30を昇降させる昇降手段であり、出力軸減速部、調速部、ブレーキ、及び駆動部を備えて構成されている(いずれも図示省略)。なお、この開閉機40は、例えば公知の開閉機等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。

0026

出力軸は、駆動部から伝達された回転力を巻取り軸に伝達するためのものであり、出力軸の一部が外部に向けて突出するように設置されており、当該突出した部分に取り付けられたチェーン(図示省略)を介して巻取り軸に連結されている。減速部は、駆動部の回転速度を減速させて、出力軸に回転力を伝達させるためのものである。調速部は、出力軸を介して出力軸の回転速度を調整するためのものである。ブレーキは、出力軸への作用によりシャッターカーテン30の自重降下を停止するためのものである。このブレーキには、ブレーキによるシャッターカーテン30の自重降下の停止状態を解放するための解放操作部(図示省略)が外部から露出するように取り付けられている。また、駆動部は、出力軸を電動で回転させるための駆動手段である。このような構成により、駆動部を電動駆動させることにより回転力が出力軸に入力されると、当該入力された回転力が出力軸を介して巻取り軸に伝達されるので、シャッターカーテン30を巻上げ又は巻出しすることができる。また、火災発生時等に開閉制御システム60の後述する自動閉鎖装置70が作動することにより、解放操作部が自動閉鎖装置70によって解放操作されると(例えば、解放操作部が自動閉鎖装置70によって引かれて解放される等)、ブレーキによるシャッターカーテン30の自重降下の停止状態が解放されて、シャッターカーテン30を自重降下させることができる。この場合において、調速部によって出力軸の回転速度が低速になるように調速されるため、シャッターカーテン30の自重降下速度が低減される。

0027

(構成−巻取り軸)
巻取り軸は、シャッターカーテン30を巻上げ又は巻出すための回動軸であり、例えば公知の巻取り軸等を用いて構成されている。この巻取り軸は、左右方向に沿って設置されており、具体的には、巻取り軸の左端部近傍部分がシャッター収納部10の左面に対して固定具によって回転可能に固定されていると共に、この巻取り軸の右端部近傍部分がシャッター収納部10の右面に対して固定具によって回転可能に固定されている。また、この巻取り軸にはシャッターカーテン30の上端に連結された連結スラット(図示省略)が接続されており、この巻取り軸を回転させることで、連結スラットを介してシャッターカーテン30を巻上げ又は巻出すことができる。また、この巻取り軸の左端部がチェーンを介して開閉機40の出力軸に連結されているので、開閉機40の出力軸の回転に伴って巻取り軸を回転させることができる。

0028

(構成−火災報知システム)
次に、開閉制御システム60と連動させる火災報知システム50の構成について説明する。ただし、火災報知システム50は従来と同様に構成することが可能であり、特記しない構成及び処理については従来と同様であるものとする。この火災報知システム50は、建物に設定された監視領域における火災発生感知して報知するシステムであり、火災感知器(例えば、熱感知器煙感知器等)51と、防災盤52を備えて構成されている。火災感知器51は、監視領域における火災発生を感知した場合に、防災盤52に感知信号(例えば、熱感知信号煙感知信号等)を出力する。防災盤52は、火災感知器51から感知信号を受信した場合に、警報音の出力や火災表示灯点灯を行うと共に、防災信号を開閉制御システム60の後述する連動中継器130に出力する。ここで、防災信号は、連動中継器130に対して、建物で火災が発生した場合に、後述する防煙可能位置にシャッターカーテン30の下端部の位置が達するように、シャッターカーテン30の開閉制御を開始させるトリガとなる信号であって、シャッターカーテン30の開閉制御することにより防煙区画を形成して煙の広がりを防止するために、火災発生の旨を報知する信号(トリガ信号)である。

0029

(構成−開閉制御システム)
次に、開閉制御システム60の構成について説明する。図1に示すように、開閉制御システム60は、シャッターカーテン30の開閉制御を行うためのシステムであり、自動閉鎖装置70、手動閉鎖装置80、第1検知部90、第2検知部100、第3検知部101、座板スイッチ110、コードリール120、及び連動中継器130を備えて構成されている。

0030

(構成−開閉制御システム−自動閉鎖装置)
自動閉鎖装置70は、開閉機40のブレーキを解放させることにより、シャッターカーテン30を自重降下させるブレーキ解放手段であり、例えば公知の自動閉鎖装置等を用いて構成されている。ここで、「開閉機40のブレーキを解放させる」とは、開閉機40のブレーキを開閉機40の出力軸に作用させないことを意味する。この自動閉鎖装置70は、具体的には、連動中継器130の後述する出力部132から図示しない配線を介して受信した制御信号に基づいて、開閉機40の解放操作部を解放操作することにより開閉機40のブレーキを解放させることで、シャッターカーテン30を自重降下させたり、あるいは、開閉機40の解放操作部を解放操作される前の状態に戻すことにより開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の自重降下を停止させる。

0031

(構成−開閉制御システム−手動閉鎖装置)
手動閉鎖装置80は、シャッターカーテン30の開閉制御に関する操作入力を受け付ける操作手段である。この手動閉鎖装置80は、例えば公知の手動閉鎖装置80等を用いて構成されており、図1に示すように、上昇ボタン81、下降ボタン82、停止ボタン83、非常閉鎖ボタン84、及び復旧ボタン85を備えている。ここで、上昇ボタン81は、連動中継器130に対して、開閉機40の駆動部によるシャッターカーテン30の巻上げを指示するボタンであり、当該上昇ボタン81が操作された場合には、その指示を示す巻上げ信号(指示信号)を出力する。下降ボタン82は、連動中継器130に対して、開閉機40の駆動部によるシャッターカーテン30の巻出しを指示するボタンであり、当該下降ボタン82が操作された場合には、その指示を示す巻出し信号(指示信号)を出力する。停止ボタン83は、連動中継器130に対して、開閉機40の駆動部によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しの停止を指示するボタンであり、当該停止ボタン83が操作された場合には、その指示を示す停止信号(指示信号)を出力する。非常閉鎖ボタン84は、シャッターカーテン30の下端部の位置が後述する防煙可能位置になるように、シャッターカーテン30を非常閉鎖させるボタンであり、当該非常閉鎖ボタン84が操作された場合には、連動中継器130に対して、後述する防煙可能位置にシャッターカーテン30の下端部の位置が達するように、シャッターカーテン30の開閉制御を開始させるトリガとなる非常閉鎖信号であって、当該シャッターカーテン30の開閉制御を指示するための非常閉鎖信号(トリガ信号)を出力させる。また、復旧ボタン85は、シャッターカーテン30の下端部の位置を後述する防煙可能位置に維持することを解除するための復旧信号の出力を指示するボタンであり、当該復旧ボタン85が操作された場合には、連動中継器130に対して当該復旧信号を出力させる。また、この手動閉鎖装置80の設置位置は、人が手動閉鎖装置80を容易に操作できる位置である限り任意に決定することができ、例えば、人が部屋の床面に立った状態で手動閉鎖装置80に手が届く位置(具体的には、部屋の壁のうち、部屋の床面から所定距離(例えば1m等)上方に向けて離れた位置等)に設置される。

0032

(構成−開閉制御システム−第1検知部、第2検知部、第3検知部)
第1検知部90は、シャッターカーテン30の下端部が、部屋の床面近傍に設定された位置(例えば、床面から所定距離(数cm)だけ上方側に設定された位置等。以下、「下限位置」と称する。)に達しているか否かを検出する第1検知手段である。また、第2検知部100は、シャッターカーテン30の下端部の位置が後述する防煙可能位置に達しているか否かを検出する第2検知手段である。第3検知部101は、シャッターカーテン30の下端部が、部屋の天井面近傍に設定された位置(以下、「上限位置」と称する。)に達しているか否かを検出する第3検知手段である。これら第1検知部90、第2検知部100、及び第3検知部101は、例えばカウンター式のリミットスイッチ等の公知の検知センサを用いて構成されており、開閉機40近傍位置にそれぞれ設置されている。また、これら第1検知部90、第2検知部100、及び第3検知部101が開閉機40の出力軸の回転数を検出するカウンター式のリミットスイッチである場合の検知動作については、例えば、第1検知部90においては、開閉機40の出力軸の回転数が、シャッターカーテン30の下端部が開口部2の上端部から下限位置に到達するまでに必要な必要回転数に達していない場合には、第1検知信号を出力しないが、開閉機40の出力軸の回転数が上記必要回転数に達している場合には、第1検知信号を出力する。また、第2検知部100においては、開閉機40の出力軸の回転数が、シャッターカーテン30の下端部が開口部2の上端部から防煙可能位置に到達するまでに必要な必要回転数に達していない場合には、第2検知信号を出力しないが、開閉機40の出力軸の回転数が上記必要回転数に達している場合には、第2検知信号を出力する。例えば、第3検知部101においては、開閉機40の出力軸の回転数が、シャッターカーテン30の下端部が開口部2の下端部から上限位置に到達するまでに必要な必要回転数に達していない場合には、第3検知信号を出力しないが、開閉機40出力軸の回転数が上記必要回転数に達している場合には、第3検知信号を出力する。

0033

(構成−開閉制御システム−座板スイッチ)
座板スイッチ110は、シャッターカーテン30の降下時において、シャッターカーテン30の下端部が、障害物に接触したことを検知する障害物センサである。この座板スイッチ110は、例えば公知の座板スイッチ等を用いて構成されており、座板32に取り付けられている。ここで、この座板スイッチ110の検知動作については、例えば、シャッターカーテン30の降下時にシャッターカーテン30の下端部が障害物に接触して当該シャッターカーテン30に対して相対的に上方に持ち上げられた場合に、その持ち上げられた変位マイクロスイッチ等によって検知されることにより、障害物が検知された旨を示す障害物検知信号を出力する。なお、座板スイッチ110の具体的な構成について任意であるが、例えば、座板スイッチ110に代えて、障害物を検知するための任意の検知手段を用いることができ、具体的には、超音波センサ静電容量センサ光学センサによって、シャッターカーテン30の下端部よりも下方に障害物が存在することを検知してもよい。

0034

(構成−開閉制御システム−コードリール)
コードリール120は、シャッターカーテン30の昇降に伴って座板スイッチ110が上下動しても、座板スイッチ110と連動中継器130とを有線通信可能に接続する配線4の巻出し長さが常に適切な長さに維持されるように、配線4の巻上げ又は巻出しを行うものであり、例えば公知のコードリール等を用いて構成されている。

0035

(構成−開閉制御システム−連動中継器)
連動中継器は、シャッター1の各部を相互に連動させるものである。この連動中継器130は、開閉機40、自動閉鎖装置70、手動閉鎖装置80、座板スイッチ110、及び火災報知システム50の防災盤52と配線を介して電気的に接続されており、図2に示すように、入力部131、出力部132、電源部133、制御部134、及び記憶部135を備えている。

0036

入力部131は、非常閉鎖信号又は防災信号の入力を手動閉鎖装置80又は火災報知システム50の防災盤52から入力を受け付ける第1入力手段であり、巻上げ信号又は巻出し信号の入力を手動閉鎖装置80から受け付ける第2入力手段であり、復旧信号の入力を手動閉鎖装置80から受け付ける第3入力手段である。この入力部131は、上記信号に加えて、停止信号、第1検知信号、第2検知信号、第3検知信号、又は障害物検知信号の入力を、手動閉鎖装置80、第1検知部90、第2検知部100、第3検知部101、又は座板スイッチ110から受け付けることができる。また、この入力部131は、例えば公知の入力端子等を用いて構成されており、図示しない配線を介して手動閉鎖装置80、防災盤52、及び座板スイッチ110の各々と接続されている。

0037

出力部132は、信号を自動閉鎖装置70又は開閉機40の駆動部に出力する出力手段であり、例えば公知の出力端子等を用いて構成されており、図示しない配線を介して自動閉鎖装置70又は開閉機40の駆動部と接続されている。

0038

電源部133は、図示しない商用電源又は電池(例えば、バッテリ等)から供給された電力を、開閉制御システム60の各部に供給すると共に、開閉機40、自動閉鎖装置70、又は手動閉鎖装置80にも供給する電源手段である。

0039

制御部134は、連動中継器130の各部を制御する制御手段であると共に、シャッターカーテン30の開閉制御を行う制御手段である。この制御部134は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。また、この制御部134は、機能概念的に、判定部134aを備えている。判定部134aは、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達したか否かを判定する判定手段である。ここで、「防煙可能位置」とは、開口部2の上端部と当該開口部2の下端部との間にある位置であって、建物で火災が発生した場合における煙の広がりを防ぐことが可能な位置を意味する。この「防煙可能位置」の設定位置については任意であるが、実施の形態1では、部屋の天井3から500mm下方に離れた位置が防煙可能位置として設定されている。ただし、これに限られず、例えば、部屋の天井3から500mmを下回る距離下方に離れた位置、又は部屋の天井3から500mmを上回る距離下方に離れた位置が防煙可能位置に設定されてもよい。なお、「第2検知部100」と、「判定部134a」とは、特許請求の範囲における「判定手段」に対応する。また、この制御部134によって実行される処理の詳細については後述する。

0040

記憶部135は、連動中継器130の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部135は、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる。

0041

(開閉処理)
次に、このように構成された開閉制御システム60によって実行される開閉処理について説明する。以下の説明では、図3に示す各処理の説明ではステップを「S」と略記する。開閉処理は、シャッターカーテン30を開閉機40によって開閉制御するための処理である。この開閉処理においては、概略的には、シャッターカーテン30を昇降させるために、開閉機40の駆動部を電動駆動させたり、又は自動閉鎖装置70を作動させる処理が行われる。また、この開閉処理における開閉機40のブレーキの動作については、具体的には、「開閉機40のブレーキを作用させる」こと、「開閉機40のブレーキを機械的に解放させる」こと、「開閉機40のブレーキを電気的に解放させる」こと、が含まれる。ここで、「開閉機40のブレーキを作用させる」とは、開閉機40の図示しない付勢手段(例えば、スプリング等)による付勢力を用いて、開閉機40のブレーキを開閉機40の出力軸に対して効かせることを意味する。また、「開閉機40のブレーキを機械的に解放させる」とは、開閉機40のブレーキを作用させた状態において、自動閉鎖装置70によって開閉機40の解放操作部が解放操作されることにより、開閉機40の付勢手段による付勢力に抗して、開閉機40のブレーキを解放することで、開閉機40のブレーキを開閉機40の出力軸に対して効かせないことを意味する。また、「開閉機40のブレーキを電気的に解放させる」とは、開閉機40のブレーキを作用させた状態において、開閉機40の電磁クラッチ(図示省略)が電気的に操作されることにより、開閉機40の付勢手段による付勢力に抗して、開閉機40のブレーキを解放することで、開閉機40のブレーキを開閉機40の出力軸に対して効かせないことを意味する。また、この開閉処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態1では、開閉機40、火災報知システム50の火災感知器51、及び防災盤52、並びに、開閉制御システム60の自動閉鎖装置70、手動閉鎖装置80、第1検知部90、第2検知部100、及び連動中継器130の電源が投入された後に起動されるものとして説明する。また、この開閉処理の前提としては、具体的には、開口部全開状態において、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30を停止させているものとして説明する。

0042

開閉処理が起動されると、図3に示すように、シャッター1を通常のシャッターとして機能させることができるように、連動中継器130の制御部134は、SA1からSA4の処理を行う。

0043

まず、SA1において連動中継器130の制御部134は、入力部131によって防災信号の入力が防災盤52から受け付けられたか否かを判定する。例えば、建物で火災が発生した場合に、防災盤52が火災感知器51から感知信号を受信したことにより、当該防災盤52から当該受信した感知信号に対応する防災信号が入力部131に入力された場合には、連動中継器130の制御部134は、防災信号の入力が受け付けられたと判定する。そして、連動中継器130の制御部134は、防災信号の入力が受け付けられていないと判定された場合に(SA1、No)、SA2に移行し、防災信号の入力が受け付けられたと判定された場合に(SA1、Yes)、SA5に移行する。

0044

SA2において連動中継器130の制御部134は、入力部131によって非常閉鎖信号の入力が手動閉鎖装置80から受け付けられたか否かを判定する。例えば、建物で火災が発生した場合に、部屋の内部に煙が流入することを抑制するために、建物にいる人が手動閉鎖装置80の非常閉鎖ボタン84を介してシャッターカーテン30を非常閉鎖させることを指示することにより、当該手動閉鎖装置80から非常閉鎖信号が入力部131に入力された場合には、連動中継器130の制御部134は、非常閉鎖信号の入力が受け付けられたと判定する。そして、連動中継器130の制御部134は、非常閉鎖信号の入力が受け付けられていないと判定された場合に(SA2、No)、SA3に移行し、非常閉鎖信号の入力が受け付けられたと判定された場合に(SA2、Yes)、SA5に移行する。

0045

SA3において連動中継器130の制御部134は、入力部131によって巻上げ信号又は巻出し信号の入力が手動閉鎖装置80から受け付けられたか否かを判定する。例えば、開口部全開状態にすることで建物にいる人が部屋に出入りできるようにするために、又は、開口部全閉状態にすることで部屋の防犯性を高めるために、建物にいる人が手動閉鎖装置80の上昇ボタン81又は下降ボタン82を介してシャッターカーテン30を昇降させることを指示することにより、当該手動閉鎖装置80から巻上げ信号又は巻出し信号が入力部131に入力された場合には、連動中継器130の制御部134は、巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられたと判定する。そして、連動中継器130の制御部134は、巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられたと判定された場合(SA3、Yes)、SA4に移行し、巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられていないと判定された場合に(SA3、No)、SA1に移行する。

0046

SA4において連動中継器130の制御部134は、SA3にて入力が受け付けられた巻上げ信号又は巻出し信号に基づいて、シャッターカーテン30の下端部の位置が上限位置に達するまで電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げが行われ、又は、シャッターカーテン30の下端部の位置が上限位置に達するまで電動駆動によるシャッターカーテン30の巻出しが行われるように、開閉機40の駆動部を駆動させる。この開閉機40の駆動部の制御については任意であるが、実施の形態1においては、SA3にて巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられた後、建物にいる人が手動閉鎖装置80の上昇ボタン81又は下降ボタン82を操作することなく、シャッターカーテン30を巻上げ又は巻き出しすることができるように、入力部131による巻上げ信号又は巻出し信号の入力の受け付けが停止した場合においても、連動中継器130の出力部132を介して開閉機40に制御信号を出力して、開閉機40のブレーキを電気的に解放させると共に、開閉機40の駆動部を駆動させる。ただし、SA4の処理が行われている際に、建物にいる人が手動閉鎖装置80の停止ボタン83を操作することにより、連動中継器130の入力部131によって停止信号の入力が手動閉鎖装置80から受け付けられた場合には、連動中継器130の制御部134は、巻上げ信号又は巻出し信号の入力の受け付け状態に関わらず、出力部132を介して開閉機40に制御信号を出力して、開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させる。

0047

また、この開閉機40の駆動部が駆動している場合において、入力部131によって第1検知信号、第3検知信号、又は障害物検知信号の入力が受け付けられた場合には、以下に示す制御が行われる。例えば、シャッターカーテン30の巻上げ中に、第3検知部101によってシャッターカーテン30の下端部の位置が上限位置に達したことが検知されたことにより、入力部131によって第3検知信号の入力が第3検知部101から受け付けられた場合には、連動中継器130の制御部134は、出力部132を介して開閉機40に制御信号を出力して、開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の降下を停止させる。また、シャッターカーテン30の巻出し中に、第1検知部90によってシャッターカーテン30の下端部の位置が下限位置に達したことが検知されたことにより、入力部131によって第1検知信号の入力が第1検知部90から受け付けられた後、さらに、シャッターカーテン30の下端部が部屋の床面と接触したことにより、入力部131によって障害物検知信号の入力が座板スイッチ110から受け付けられた場合には、連動中継器130の制御部134は、出力部132を介して開閉機40に制御信号を出力して、開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の降下を停止させる(いわゆる、「タッチストップ動作」を行う)。また、シャッターカーテン30の巻出し中に、入力部131によって第1検知信号の入力が第1検知部90から受け付けられる前に、シャッターカーテン30の下端部が障害物と接触したことにより、入力部131によって障害物検知信号の入力が座板スイッチ110から受け付けられた場合には、連動中継器130の制御部134は、出力部132を介して開閉機40に制御信号を出力して、開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の降下を一旦停止させる。次いで、シャッターカーテン30の下端部の位置が現状の位置よりも上方位置となるように、開閉機40のブレーキを電気的に解放させると共に、開閉機40の駆動部を所定時間駆動させる。そして、再び開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の降下を停止させる(いわゆる「タッチアップ動作」を行う)。あるいは、これに限られず、入力部131によって第1検知信号の入力が第1検知部90から受け付けられる前に、入力部131によって障害物検知信号の入力が座板スイッチ110から受け付けられた場合には、連動中継器130の制御部134は、出力部132を介して開閉機40に制御信号を出力して、開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の降下を停止させてもよい(いわゆる「タッチストップ動作」を行う)。なお、入力部131によって第1検知信号の入力が第1検知部90から受け付けられる前に、入力部131によって障害物検知信号の入力が座板スイッチ110から受け付けられることで、タッチアップ動作又はタッチアップ動作が行われた場合には、SA1の防災信号の入力、SA2の非常閉鎖信号、又はSA3の巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられるまで、シャッターカーテン30を停止した状態は維持される。このような処理を行うことにより、シャッターカーテン30の巻出し中に、建物にいる人等に危害が生じることを防止することが可能となる。

0048

その後、この連動中継器130の制御部134は、SA1に移行し、SA1にて防災信号の入力が受け付けられたり、又はSA2にて非常閉鎖信号の入力が受け付けられるまで、SA1からSA4の処理を順次繰り返す。これらSA1からSA4までの処理により、SA1にて防災信号の入力が受け付けられたり、又はSA2にて非常閉鎖信号の入力が受け付けられるまでの間、図4(a)に示すように、開口部2の上端部の位置から下限位置までの第1昇降範囲H1で、手動閉鎖装置80から入力される巻上げ信号又は巻出し信号に基づいて電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しを行うことにより、当該シャッターカーテン30を昇降させることができ、シャッター1を通常のシャッターとして機能させることが可能となる。

0049

図3戻り、SA1又はSA2において、入力部131によって防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、シャッターを垂れ壁として機能させることができるように、連動中継器130の制御部134は、SA5からSA8の処理を行う。

0050

まず、SA5において連動中継器130の判定部134aは、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達しているか否かを判定する。このシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達しているか否かの判定については、例えば、第2検知部100からの第2検知信号の入力の有無に基づいて判定される。ここで、第2検知部100によってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していないと検知されることにより、当該第2検知部100から第2検知信号が入力部131に入力されていない場合には、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していないと判定する。一方、第2検知部100によってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると検知されることにより、当該第2検知部100から第2検知信号が入力部131に入力されてる場合には、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定する。そして、連動中継器130の判定部134aは、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していないと判定された場合に(SA5、No)、SA6に移行し、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定された場合に(SA5、Yes)、SA7に移行する。

0051

SA6において連動中継器130の制御部134は、シャッターカーテン30を自重降下させることにより、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達するように、自動閉鎖装置70を作動させる。この自動閉鎖装置70の制御については、実施の形態1においては、連動中継器130の出力部132を介して自動閉鎖装置70に制御信号を出力して、開閉機40のブレーキを機械的に解放させることで、シャッターカーテン30を自重降下させる。その後、この連動中継器130の制御部134は、SA5に移行し、SA5にてシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されるまで、SA5、SA6の処理を繰り返す。なお、上述したSA6における開閉機40のブレーキの状態については、SA5にてシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されるまで、開閉機40のブレーキが機械的に解放された状態が継続され、SA5にてシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定された場合には、シャッターカーテン30の自重降下を停止させるために、自動閉鎖装置70によって開閉機40の解放操作部を解放操作される前の状態に戻すことにより、開閉機40のブレーキが機械的に解放された状態から開閉機40のブレーキを作用させた状態に切り替えられる。また、SA5、SA6の処理が繰り返されている間(すなわち、SA5にてシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していないと判定されている間)、入力部131によって巻上げ信号若しくは巻出し信号の入力が手動閉鎖装置80又は防災盤52から受け付けられたとしても、連動中継器130の制御部134は、当該入力が受け付けられた巻上げ信号又は巻出し信号に基づいて、電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しを行わないものとする。これにより、SA5にてシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されるまで、シャッターカーテン30を確実に自重降下させることができる。

0052

SA7において、SA3の処理と同様に、連動中継器130の制御部134は、入力部131によって防災信号若しくは非常閉鎖信号の入力、又は入力部131によって巻上げ信号若しくは巻出し信号の入力が手動閉鎖装置80又は防災盤52から受け付けられたか否かを判定する。そして、連動中継器130の制御部134は、巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられたと判定された場合に(SA7、Yes)、電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しを行わないと共に、自動閉鎖装置70の作動によるシャッターカーテン30の自重降下も行わない。一方、これら信号の入力が受け付けられていないと判定された場合に(SA7、No)、SA8に移行する。このような処理により、SA1にて防災信号の入力が受け付けられたり、又はSA2にて非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、巻上げ信号、巻出し信号、防災信号、又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合でも、シャッターカーテン30を降下させないことで、シャッターカーテン30の下端部の位置を防煙可能位置に維持でき、火災時において建物にいる人が避難するための空間を確実に確保できる。

0053

SA8において連動中継器130の制御部134は、入力部131によって復旧信号の入力が手動閉鎖装置80から受け付けられたか否かを判定する。例えば、建物で発生した火災が消火されたことで、シャッター1の機能を垂れ壁としての機能から通常のシャッターとして機能へ変更するために、建物にいる人が手動閉鎖装置80の復旧ボタン85を介してシャッターカーテン30の下端部の位置を防煙可能位置(又は防煙可能位置よりも下方位置)に維持することを解除することを指示することにより、当該手動閉鎖装置80から復旧信号が入力部131に入力された場合には、連動中継器130の制御部134は、復旧信号の入力が受け付けられたと判定する。そして、連動中継器130の制御部134は、復旧信号の入力が受け付けられていないと判定された場合に(SA8、No)、SA7に移行し、復旧信号の入力が受け付けられたと判定された場合に(SA8、Yes)、SA1に移行して、以降同様に、SA1からSA8の処理を順次繰り返す。

0054

このようなSA5からSA8までの処理により、SA1にて防災信号の入力が受け付けられたり、又はSA2にて非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、図4(b)に示すように、シャッターカーテン30の下端部の位置が開口部2の上端部の位置から防煙可能位置Hsよりも上方位置までの降下範囲H2に位置する場合には、シャッターカーテン30を自重降下させることにより、シャッターカーテン30の下端部の位置を防煙可能位置Hsと同一位置にできると共に、SA7にて復旧信号の入力が受け付けられるまで、シャッターカーテン30の下端部の位置を防煙可能位置Hsと同一位置に維持できる。また、SA1にて防災信号の入力が受け付けられたり、又はSA2にて非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置Hsよりも下方位置である場合には、SA7にて復旧信号の入力が受け付けられるまで、シャッターカーテン30の下端部の位置を現状の位置で維持できる。以上のことから、シャッター1を垂れ壁として機能させることでき、火災時において建物にいる人が避難するための空間を確保しやすくなる。

0055

以上のような開閉処理により、シャッター1を通常のシャッターとして機能させることができると共に、シャッター1を垂れ壁として機能させることもできるので、シャッター及び垂れ壁の両方を設置する場合に比べて設置コストを低減することが可能となる。

0056

(効果)
このように実施の形態1によれば、入力部131によって防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、判定部134aによってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していないと判定されている場合には、シャッターカーテン30を自重降下させることにより、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達するように、自動閉鎖装置70を作動させ、防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、判定部134aによってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されている場合には、自動閉鎖装置70を作動させないので、シャッター1を通常のシャッターとして機能させることができると共に、シャッター1を垂れ壁として機能させることもでき、よって、シャッター及び垂れ壁の両方を設置する場合に比べて設置コストを低減することが可能となると共に、火災時において建物にいる人が避難するための空間を確保することも可能となる。

0057

また、入力部131によって防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、入力部131によって巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しを行わないので、入力部131によって防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、判定部134aによってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されるまで、シャッターカーテン30を確実に自重降下させることができる。また、入力部131によって防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、判定部134aによってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定された場合には、シャッターカーテン30を降下させないことで、シャッターカーテン30の下端部の位置を防煙可能位置に維持でき、火災時において建物にいる人が避難するための空間を確実に確保できる。

0058

また、入力部131によって防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられていない場合、又は、入力部131によって復旧信号の入力が受け付けられた場合において、入力部131によって巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しを行うので、防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられていない場合又は復旧信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しを行うことで、シャッターカーテン30を昇降させることができ、シャッター1を通常のシャッターとして機能させることが可能となる。

0059

〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2に係るシャッターの開閉制御システムについて説明する。この実施の形態2は、防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、シャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達している場合に、シャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置以下となる範囲で、電動駆動によるシャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行う形態である。ただし、この実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。

0060

(構成)
まず、実施の形態2に係るシャッターの開閉制御システムの構成を説明する。実施の形態2に係るシャッターの開閉制御システム60は、実施の形態1に係るシャッターの開閉制御システム60とほぼ同様に構成される。

0061

(開閉処理)
次に、このように構成されるシャッター1の開閉制御システム60によって実行される開閉処理について説明する。実施の形態2に係る開閉処理については、図5のSB1からSB6は、図3のSA1からSA6とそれぞれ同様であるので、説明を省略する。

0062

図5に示すように、SB6の処理後、SB7において連動中継器130の制御部134は、入力部131によって復旧信号の入力が手動閉鎖装置80から受け付けられたか否かを判定する。そして、連動中継器130の制御部134は、復旧信号の入力が受け付けられていないと判定された場合に(SB7、No)、SB8に移行し、復旧信号の入力が受け付けられたと判定された場合に(SB7、Yes)、SB1に移行する。

0063

SB8において連動中継器130の制御部134は、入力部131によって防災信号又は非常閉鎖信号の入力が防災盤52又は手動閉鎖装置80から受け付けられたか否かを判定する。そして、連動中継器130の制御部134は、防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられていないと判定された場合に(SB8、No)、SB9に移行し、防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられたと判定された場合に(SB8、Yes)、SB7に移行する。

0064

SB9において連動中継器130の制御部134は、入力部131によって巻上げ信号又は巻出し信号の入力が手動閉鎖装置80から受け付けられたか否かを判定する。そして、連動中継器130の制御部134は、巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられたと判定された場合に(SB9、Yes)、SB10に移行し、巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられていないと判定された場合に(SB9、No)、SB7に移行する。

0065

SB10において連動中継器130の制御部134は、SB9にて入力が受け付けられた巻上げ信号又は巻出し信号に基づいて、電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しが行われるように、開閉機40の駆動部を駆動させる。この開閉機40の駆動部の制御については任意であるが、実施の形態2においては、SB3における開閉機40の駆動部の制御に加えて、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置以下となる範囲で、電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しが行われるように、開閉機40の駆動部を駆動させる。具体的には、第2検知部100によってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置と同一位置又はそれよりも下方位置であると検知されることにより、第2検知部100から第2検知信号が入力部131に入力されている場合には、SB9にて入力が受け付けられた巻上げ信号又は巻出し信号に基づいて開閉機40の駆動部を駆動させる。一方、第2検知部100によってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置よりも上方位置であると検知されることにより、第2検知部100から第2検知信号が入力部131に入力されなくなった場合には、開閉機40の駆動部の駆動を停止させる。そして、SB10の処理後、この連動中継器130の制御部134は、SB7に移行し、SB7にて復旧信号の入力が受け付けられたと判定されるまで、SB7からSB10の処理を順次繰り返す。このような処理により、SB1にて防災信号の入力が受け付けられたり、又はSB2にて非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、入力部131によって巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられた場合には、図4(b)に示すように、防煙可能位置Hsから下限位置までの第2昇降範囲H3で、手動閉鎖装置80から入力される巻上げ信号又は巻出し信号に基づいて電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しを行うことにより、シャッターカーテン30を昇降させることができ、開口部2の開口状態を変更することできる。よって、例えば、シャッターカーテンの下端部の位置を防煙可能位置よりも下方位置に維持しつつ、シャッターカーテンを降下させることにより、火災時における煙の広がり(具体的には、部屋の内部に煙が流入すること等)を防ぎながら、火災時における炎の広がりも防ぐことが可能となる。

0066

(効果)
このように実施の形態2によれば、入力部131によって防災信号又は非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、判定部134aによってシャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されている場合に、入力部131によって巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられた場合には、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置以下となる範囲で、電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げ又は巻出しを行うので、上記範囲でシャッターカーテン30を昇降させることで、開口部2の開口状態を変更することができる。これにより、例えば、シャッターカーテン30の下端部の位置を防煙可能位置よりも下方位置に維持しつつ、シャッターカーテン30を降下させることにより、火災時における煙の広がりを防ぎながら、火災時における炎の広がりも防ぐことが可能となる。

0067

〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。

0068

(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、本発明に係るシャッター1の設置コストが従来と同程度であっても、従来と異なる構造により従来と同程度の設置コストである場合には、本願の課題は解決している。

0069

(第1検知部、第2検知部、第3検知部について)
上記実施の形態1、2では、第1検知部90、第2検知部100、及び第3検知部101は、カウンター式のリミットスイッチであると説明したが、これに限られない。例えば、シャッターカーテン30の下端部の位置が下限位置(又は防煙可能位置)に達しているか否かを検出できるもの(具体的には、ローラレバー式のリミットスイッチ、光電センサ音波センサ等)であってもよい。

0070

また、上記実施の形態1、2では、第2検知部100が、シャッターカーテン30の下端部の位置を検出すると説明したが、これに限られず、シャッターカーテン30の下端部以外の部分の位置(例えば、シャッターカーテン30の下端部から100mm上方に離れた部分の位置等)を検出してもよい。この場合において、実施の形態1に係る開閉処理のSA5において、シャッターカーテン30の下端部以外の部分の位置に基づいて、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置に達しているか否かが判定される。

0071

(巻上げ信号、巻出し信号、停止信号、非常閉鎖信号、復旧信号について)
上記実施の形態1、2では、巻上げ信号、巻出し信号、停止信号、非常閉鎖信号、及び復旧信号は、手動閉鎖装置80から送信されると説明したが、これに限られず、例えば、シャッター1が設置された部屋から離れた位置からでも遠隔操作によりシャッター1の開閉制御を行うことができるように、他の部屋又は他の建物に設けられたセンタ装置等の外部装置から送信されてもよい。

0072

(座板スイッチ110と連動中継器130との通信について)
上記実施の形態1、2では、座板スイッチ110と連動中継器130との相互間では、コードリール120及び配線4を用いた有線通信が行われると説明したが、これに限られず、例えば、これらコードリール120及び配線4を用いた有線通信に代えて、公知の無線通信赤外線電波通信等)が行われてもよい。

0073

(開閉処理について)
上記実施の形態1では、SA1、SA2の処理が行われると説明したが、これに限られず、例えば、連動中継器130が防災盤52と電気的に接続されていない場合、又は手動閉鎖装置80の非常閉鎖ボタン84を省略する場合には、SA1、SA2のいずれか一方を省略することができる(なお、上記実施の形態2に係るSB1、SB2の処理についても同様とする)。

0074

また、上記実施の形態1では、SA4の処理において、SA3にて巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられた後、入力部131による巻上げ信号又は巻出し信号の入力の受け付けが停止した場合においても、連動中継器130の出力部132を介して開閉機40に制御信号を出力して、開閉機40のブレーキを電気的に解放させると共に、開閉機40の駆動部を駆動させると説明したが、これに限られない。例えば、建物にいる人によって手動閉鎖装置80の上昇ボタン81又は下降ボタン82が操作されている間のみ、シャッターカーテン30を巻上げ又は巻出しすることができるように、入力部131による巻上げ信号又は巻出し信号の入力が受け付けられている間のみ、連動中継器130の出力部132を介して開閉機40に制御信号を出力して開閉機40の駆動部を駆動させてもよい(なお、上記実施の形態2に係るSB4の処理についても同様とする)。

0075

また、上記実施の形態1では、SA4の処理において、入力部131によって障害物検知信号の入力が座板スイッチ110から受け付けられた場合には、タッチアップ動作又はタッチストップ動作を行うことにより、シャッターカーテン30の降下を停止させると説明したが、これに限られない。例えば、SA6の処理においても、シャッターカーテン30が自重降下している場合でも、座板スイッチ110によって障害物が検知された場合にシャッターカーテン30の降下を停止できるように、タッチアップ動作又はタッチストップ動作を行うことにより、シャッターカーテン30の降下を一旦停止させる。そして、この一旦停止後に障害物が除去されたことにより、入力部131によって障害物検知信号の入力が座板スイッチ110から受け付けられなくなった場合には、当該入力が受け付けられなくなってから所定時間(例えば、10sec等)経過後、シャッターカーテン30の下端部が防煙可能位置に達するように、シャッターカーテン30を再び自重降下させる(なお、上記実施の形態2に係るSB6の処理についても同様とする)。

0076

また、上記実施の形態1では、SA1にて防災信号の入力が受け付けられたり、又はSA2にて非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置Hsよりも下方位置である場合には、シャッターカーテン30の下端部の位置を現状の位置で維持すると説明したが、これに限られない。例えば、SA1にて防災信号の入力が受け付けられたり、又はSA2にて非常閉鎖信号の入力が受け付けられた場合において、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置Hsよりも下方位置である場合(具体的には、シャッターカーテン30の下端部の位置が下限位置である場合等)には、建物にいる人が避難できる空間を確保できるように、シャッターカーテン30の下端部の位置が防煙可能位置Hsと同一位置(又はそれよりも若干下方位置)となるように、電動駆動によるシャッターカーテン30の巻上げを行ってもよい。

0077

(付記)
付記1のシャッターの開閉制御システムは、建物の開閉対象領域の開閉を行うためのシャッターカーテンを、開閉機によって開閉制御するための開閉制御システムであって、前記開閉対象領域の上端部と当該開閉対象領域の下端部との間にある防煙可能位置であって、前記建物で火災が発生した場合における煙の広がりを防ぐことが可能な防煙可能位置に、前記シャッターカーテンの下端部の位置が達するように、当該シャッターカーテンの開閉制御を開始するトリガとなるトリガ信号の入力を受け付ける第1入力手段と、前記開閉機のブレーキを解放させることにより、前記シャッターカーテンを自重降下させるブレーキ解放手段と、前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達したか否かを判定する判定手段と、前記シャッターカーテンの開閉制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記判定手段によって前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達していないと判定されている場合には、当該シャッターカーテンを自重降下させることにより、前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達するように、前記ブレーキ解放手段を作動させ、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記判定手段によって前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達していると判定されている場合には、前記ブレーキ解放手段を作動させない。

0078

付記2のシャッターの開閉制御システムは、付記1に記載のシャッターの開閉制御システムにおいて、前記シャッターカーテンを電動駆動で巻上げ又は巻出しすることを指示するための指示信号の入力を、操作手段から受け付ける第2入力手段を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記第2入力手段によって前記指示信号の入力が受け付けられた場合であっても、電動駆動による当該シャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行わない。

0079

付記3のシャッターの開閉制御システムは、付記1に記載のシャッターの開閉制御システムにおいて、前記シャッターカーテンを電動駆動で巻上げ又は巻出しすることを指示するための指示信号の入力を、操作手段から受け付ける第2入力手段を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、前記判定手段によって前記シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置に達していると判定されている場合に、前記第2入力手段によって前記指示信号の入力が受け付けられた場合には、当該シャッターカーテンの下端部の位置が前記防煙可能位置以下となる範囲で、電動駆動による当該シャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行う。

0080

付記4のシャッターの開閉制御システムは、付記2又は付記3に記載のシャッターの開閉制御システムにおいて、前記シャッターカーテンの下端部の位置を前記防煙可能位置に維持することを解除するための復旧信号の入力を受け付ける第3入力手段を備え、前記制御手段は、前記第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられていない場合、又は、前記第3入力手段によって前記復旧信号の入力が受け付けられた場合において前記第2入力手段によって前記指示信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動による前記シャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行う。

0081

(付記の効果)
付記1に記載のシャッターの開閉制御システムによれば、第1入力手段によってトリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定手段によってシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していないと判定されている場合には、シャッターカーテンを自重降下させることにより、シャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達するように、ブレーキ解放手段を作動させ、第1入力手段によってトリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定手段によってシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されている場合には、ブレーキ解放手段を作動させないので、シャッターを通常のシャッターとして機能させることができると共に、シャッターを垂れ壁として機能させることもできる。よって、シャッター及び垂れ壁の両方を設置する場合に比べて設置コストを低減することが可能となると共に、火災時において建物にいる人が避難するための空間を確保することも可能となる。

0082

付記2に記載のシャッターの開閉制御システムによれば、第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、第2入力手段によって指示信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動によるシャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行わないので、第1入力手段によってトリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定手段によってシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されるまで、シャッターカーテンを確実に自重降下させることができる。また、第1入力手段によってトリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定手段によってシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定された場合には、シャッターカーテンを降下させないことで、シャッターカーテンの下端部の位置を防煙可能位置に維持でき、火災時において建物にいる人が避難するための空間を確実に確保できる。

0083

付記3に記載のシャッターの開閉制御システムによれば、第1入力手段によって前記トリガ信号の入力が受け付けられた場合において、判定手段によってシャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置に達していると判定されている場合に、第2入力手段によって指示信号の入力が受け付けられた場合には、シャッターカーテンの下端部の位置が防煙可能位置以下となる範囲で、電動駆動によるシャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行うので、上記範囲でシャッターカーテンを昇降させることで、開閉対象領域の開口状態を変更することができる。これにより、例えば、シャッターカーテンの下端部の位置を防煙可能位置よりも下方位置に維持しつつ、シャッターカーテンを降下させることにより、火災時における煙の広がりを防ぎながら、火災時における炎の広がりも防ぐことが可能となる。

0084

付記4に記載のシャッターの開閉制御システムによれば、第1入力手段によってトリガ信号の入力が受け付けられていない場合、又は、第3入力手段によって復旧信号の入力が受け付けられた場合において、第2入力手段によって指示信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動によるシャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行うので、トリガ信号の入力が受け付けられていない場合又は復旧信号の入力が受け付けられた場合には、電動駆動によるシャッターカーテンの巻上げ又は巻出しを行うことにより、シャッターカーテンを昇降させることができ、シャッターを通常のシャッターとして機能させることが可能となる。

0085

1シャッター
2 開口部
3天井
4配線
10 シャッター収納部
20ガイドレール
30シャッターカーテン
31スラット
32座板
40開閉機
50火災報知システム
51火災感知器
52防災盤
60開閉制御システム
70自動閉鎖装置
80手動閉鎖装置
81上昇ボタン
82下降ボタン
83 停止ボタン
84 非常閉鎖ボタン
85復旧ボタン
90 第1検知部
100 第2検知部
101 第3検知部
110座板スイッチ
120コードリール
130連動中継器
131 入力部
132 出力部
133電源部
134 制御部
134a 判定部
135 記憶部
Hs 防煙可能位置
H1 第1昇降範囲
H2 降下範囲
H3 第2昇降範囲

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ