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技術 表示装置

出願人 株式会社栃木屋
発明者 高倉浩
出願日 2016年3月15日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2016-051548
公開日 2017年1月19日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2017-013896
状態 特許登録済
技術分野 容器の蓋 その他の目的のキャビネット、ラック 家具の組合わせ、厨房家具家具の引き出し
主要キーワード 非対向状態 セキュリティシール 離隔寸法 仮想中心線 非存在領域 薬品保管庫 各引き出し 双頭矢
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月19日)のものです。
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図面 (20)

課題

許可を受けた者による操作であるときに手間のかからない表示装置を提供する。

解決手段

表示装置10は、固定壁及び固定壁と対向する可動壁とのうちの一方である第1壁に取り付けられるものである。表示装置10は、固定壁と可動壁とのうちの他方である第2壁に向かって延び、かつ、第2壁に進退可能に当接される当接部44と、第1表示部51及び第2表示部を有するインジケータと、前記第1及び第2表示部のうちの一方のみを露出させる表示窓23と、開口24a、24b、24cと、操作具とを有している。表示装置10は、固定壁と可動壁との対向状態及び非対向状態において、表示窓23から第1表示部51が露出しており、対向状態において、開口24a、24b、24cから操作具を挿入してインジケータを可動したときのみ、第2表示部が表示窓23から露出する。

概要

背景

従来、未許可の者が扉を開けたことを確認するとき、例えば、薬品を収容する薬品保管庫において、本体と扉とにわたってセキュリティシールを貼り、該セキュリティシールの変化によって、薬品保管庫の扉が開けられたか否かを確認していた。

概要

許可を受けた者による操作であるときに手間のかからない表示装置を提供する。表示装置10は、固定壁及び固定壁と対向する可動壁とのうちの一方である第1壁に取り付けられるものである。表示装置10は、固定壁と可動壁とのうちの他方である第2壁に向かって延び、かつ、第2壁に進退可能に当接される当接部44と、第1表示部51及び第2表示部を有するインジケータと、前記第1及び第2表示部のうちの一方のみを露出させる表示窓23と、開口24a、24b、24cと、操作具とを有している。表示装置10は、固定壁と可動壁との対向状態及び非対向状態において、表示窓23から第1表示部51が露出しており、対向状態において、開口24a、24b、24cから操作具を挿入してインジケータを可動したときのみ、第2表示部が表示窓23から露出する。

目的

本発明が課題とするところは、許可を受けた者による操作であるときに手間のかからない表示装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

固定壁及び前記固定壁と対向する可動壁とのうちの一方である第1壁に取り付けられた表示装置であって、前記固定壁と前記可動壁とのうちの他方である第2壁に向かって延び、かつ、前記第2壁に進退可能に当接される当接部と、第1表示部及び第2表示部を有するインジケータと、前記第1及び第2表示部のうちの一方のみを露出させる表示窓と、開口と、操作具とを有し、前記固定壁と前記可動壁との対向状態及び非対向状態において、前記表示窓から前記第1表示部が露出しており、前記対向状態において、前記開口から前記操作具を挿入して前記インジケータを可動したときのみ、前記第2表示部が前記表示窓から露出することを特徴とする前記表示装置。

請求項2

縦方向と横方向と前後方向とを有し、前記開口及び前記表示窓を備える筐体と、前記筐体との間で内部空間を画定する蓋と、前記当接部を先端に有する軸部材とを備え、前記軸部材と前記蓋との間には、前記当接部が前記内部空間から突出するように付勢する第1バネを配置してある請求項1に記載の表示装置。

請求項3

前記インジケータを有する表示板をさらに備え、前記表示板は、前記横方向に離隔する一対の凹部をさらに有し、前記開口は、前記縦方向へ延びる第1延出孔と、前記第1延出孔の一方の端部に位置して前記横方向へ延びる第2延出孔と、前記第1延出孔の他方の端部に位置して前記横方向へ延びる第3延出孔とによって画定され、前記操作具は、前記一対の凹部に係合し、前記横方向へ離隔する一対の突出部と、一対の前記突出部を連結する連結部と、前記連結部の前記横方向の中央に位置する基端部とを有し、前記表示窓から前記第1表示部が露出するときには、前記第2延出孔から一対の前記凹部が露出し、前記表示窓から前記第2表示部が露出するときには、前記第3延出孔から一対の前記凹部が露出し、前記表示窓から前記第2表示部を露出させるときには、前記第2延出孔に前記操作具の先端を挿入して前記操作具を前記縦方向へ移動させると前記基端部が前記第1延出孔を通過する請求項2に記載の表示装置。

請求項4

前記軸部材は、さらに径外方向へ分岐する係合凸部を有し、前記表示板と前記筐体との間には、前記第1表示部が前記表示窓から露出するように前記表示板を付勢する第2バネを配置してあり、前記表示板は空間部を有し、前記表示板の前記空間部には、前記縦方向において互いに隣接する第1係合凹部及び第2係合凹部と、前記第1及び第2係合凹部を画定する隔壁部とを有し、前記横方向へ移動可能な移動部材を配置し、前記第1係合凹部及び前記第2係合凹部のいずれか一方には、前記係合凸部が係合し、前記移動部材と前記表示板との間には、前記移動部材が前記係合凸部に近接するように付勢する第3バネを配置し、前記対向状態において、前記開口から前記操作具を挿入して前記第3バネの付勢力に抗して前記インジケータを可動したときには、前記係合凸部と前記第2係合凹部とが係合するとともに、前記表示窓から前記第2表示部が露出する請求項3に記載の表示装置。

請求項5

前記軸部材と前記蓋との間には、前記軸部材が前記横方向のみの移動するための係合板と、前記係合板に係合する係合凹部とを形成してある請求項4に記載の表示装置。

請求項6

前記係合凸部と前記隔壁部との少なくとも一方は、前記表示窓から前記第1表示部が露出している状態で前記操作具によって前記インジケータを可動するとき、傾斜する態様で当接する傾斜当接部を有する請求項4又は5に記載の表示装置。

技術分野

0001

本発明は、表示装置に関する。

背景技術

0002

従来、未許可の者が扉を開けたことを確認するとき、例えば、薬品を収容する薬品保管庫において、本体と扉とにわたってセキュリティシールを貼り、該セキュリティシールの変化によって、薬品保管庫の扉が開けられたか否かを確認していた。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、上述したようにセキュリティシールの変化によって扉が開かれたか否かを確認すると、許可を受けた者によって扉が開かれたときでも、そのたびに新しいセキュリティシールを貼る作業が必要となるため、手間がかかる問題があった。

0004

本発明が課題とするところは、許可を受けた者による操作であるときに手間のかからない表示装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

前記課題を解決するための本発明が対象とするのは、固定壁及び前記固定壁と対向する可動壁とのうちの一方である第1壁に取り付けられた表示装置である。

0006

この発明の特徴は、前記固定壁と前記可動壁とのうちの他方である第2壁に向かって延び、かつ、前記第2壁に進退可能に当接される当接部と、第1表示部及び第2表示部を有するインジケータと、前記第1及び第2表示部のうちの一方のみを露出させる表示窓と、開口と、操作具とを有し、前記固定壁と前記可動壁との対向状態及び非対向状態において、前記表示窓から前記第1表示部が露出しており、前記対向状態において、前記開口から前記操作具を挿入して前記インジケータを可動したときのみ、前記第2表示部が前記表示窓から露出することである。

発明の効果

0007

本発明に係る表示装置によれば、対向状態において、操作具を開口から挿入してインジケータを可動したときのみ、第2表示部が表示窓から露出するため、セキリュティシールを貼り替えるような手間がかからない。しかも、対向状態において、表示窓から第2表示部を露出させておいた後、許可を受けない者が、固定壁と可動壁とを非対向状態とすれば、表示窓から第1表示部が露出するため、許可を受けない者による可動壁の移動を検出することができる。しかも、許可を受けない者は、操作具を有していないため、表示窓から第2表示部を露出させることができない。

図面の簡単な説明

0008

本発明に係る第1実施形態の表示装置を有する引き出しと、引き出しを備える薬品棚の斜視図。
表示装置の正面図。
表示装置の分解斜視図。
図2の矢視IV−IV線切断面を示す断面図。
図4の矢視V−V線切断面を示す断面図。
表示板の正面図。
引き出しと棚本体とを非対向状態にしたときの斜視図。
軸部材の当接部が、内部空間に退行した状態における図5と同様の断面図。
軸部材の係合凸部と隔壁部とが当接状態を示す断面図。
操作具によってインジケータを可動し、表示窓から第2表示部を露出させた状態における図4と同様の断面図。
第2実施形態の表示装置の斜視図。
第3実施形態の表示装置を有する観音扉と、観音扉を備える棚の斜視図。
表示装置の正面図。
表示装置を後面側から視た分解斜視図。
表示装置を前面側から視た分解斜視図。
図13の矢視XVI−XVI線切断線を示す断面図。
図13の矢視XVII−XVII線切断線を示す断面図。
固定壁及び可動壁が非対向状態にあるときの表示装置を示す断面図。
固定壁及び可動壁が対向状態にあるときの表示装置の内部を示す説明図。
図19の矢視XX−XX線切断線を示す断面図。
係合凸部と第2係合凹部とが係合しているときの表示装置の内部を示す説明図。
図21の矢視XXII−XXII線切断線を示す断面図。

実施例

0009

添付の図面を参照し、この発明に係る表示装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。また、以下の実施形態は、本発明の欠くことのできない要件を含む他に、選択的に採用することのできる要件及び適宜に組み合わせることのできる要件を含んでいる。

0010

<第1実施形態>
図1は、この発明に係る第1実施形態の表示装置10を有する引き出し1を備える薬品棚2を示す斜視図である。図1では、説明の便宜のため、薬品棚2が有する1つの引き出し1及びこの引き出し1に対向する棚本体2aのみを実線で示してある。また、図1における双頭矢印X,Y,Zは、薬品棚2及び表示装置10における互いに交差(直交)する横方向Xと、縦方向Yと、前後方向Zとを示している。薬品棚2の各引き出し1には、図示省略するが、複数の薬品が保管されている。

0011

薬品棚2は、棚本体2a側の固定壁4と、引き出し1側の可動壁5とを有している。薬品棚2は、図1に示すように、棚本体2aの内部に引き出し1を収容したときには、固定壁4と可動壁5とが対向する対向状態となる一方、図7に示すように、棚本体2aの内部から引き出し1を引き出したときには、固定壁4と可動壁5とが対向しない非対向状態となる。この実施形態では、引き出し1の可動壁5に表示装置10を取り付けてある。

0012

図2は、表示装置10の正面図であり、図3は、表示装置10の分解斜視図であり、図4は、表示装置10の縦断面図であり、図5は、表示装置10の横断面図(軸部材の当接部が、内部空間から進出した状態を示す断面図)である。なお、図4及び図5では、説明の省略のため、後記の取付具80を省略してある。表示装置10は、略直方体状であって、図3に示すように、筐体20と、筐体20との間で内部空間11(図4を参照)を画定する蓋30と、軸部材40と、表示板50と、移動部材60と、後記の操作具70と、オプションとして筐体20及び蓋30を可動壁5に取り付ける取付具80とを備えている。

0013

筐体20は、矩形状の前面板21と、前面板21の周縁から後方へ向けて突出する4枚の側板22a,22b,22c,22dとを有している。前面板21は、図2に示すように、矩形状の表示窓23と開口24とを有している。開口24は、縦方向Yへ延びる第1延出孔24aと、縦方向Yにおいて、第1延出孔24aの一方の端部に配置して横方向Xへ延びる第2延出孔24bと、第1延出孔24aの他方の端部に配置して横方向Xへ延びる第3延出孔24cとによって画定される。図3に示すように、4枚の側板22a,22b,22c,22dのうち、縦方向Yにおいて互いに対向する一対の側板22a,22bは、蓋30の一対の係合爪35に係合する一対の係合孔25を備えている。4枚の側板22a,22b,22c,22dのうち、横方向Xにおいて互いに対向する一対の側板22c,22dの一方の側板22cには、軸部材40の当接部44が貫通する切欠26を形成してある。

0014

蓋30は、前後方向Zの寸法が小さい肉薄部31と、肉薄部31よりも前後方向Zの寸法が大きい肉厚部32とを有している。肉厚部32には、軸部材40が横方向Xへのみスライド移動するように、軸部材40の係合板(係合部)43と係合する係合凹部33と、横方向Xにおいて、係合凹部33に隣接するように配置し、軸部材40の軸部41の一方の端部が貫通する貫通孔34とを形成してある(図3〜5参照)。また、肉厚部32の縦方向Yの両端には、筐体20の係合孔25に係合する一対の係合爪35を形成してある(図4参照)。さらに、蓋30の後面側には、前後方向Zにおいて、肉薄部31を貫通して肉厚部32の途中まで延びる一対のネジ孔36を形成してある。

0015

軸部材40は、図3に示すように、横方向Xへ延びる軸部41と、軸部41から径外方向へ分岐する係合凸部42と、軸部41の長さ方向(横方向X)の途中に位置するとともに軸部41と係合凸部42とを連結し、蓋30の係合凹部33に係合する係合板43とを有する。また、軸部41の一方の先端には、筐体20の内部空間11から外部へ突出して、対向状態において、固定壁4に向かって延び、かつ、固定壁4に対して進退可能に当接される当接部44を形成してある。軸部材40の係合板43と蓋30の肉厚部32との間には、図5に示すように、当接部44が、筐体20の内部空間11から外部へ突出するように付勢する第1バネ12を配置してある。

0016

表示板50は、前後方向Zにおいて、筐体20と蓋30との間の内部空間11に配置してある(図4及び図5参照)。より具体的には、表示板50は、縦方向Yへ移動可能な態様で内部空間11に配置してある。表示板は、図6に示すように、その前面側における縦方向Yの一方の端部には、赤色に着色された第1表示部51と、縦方向Yにおいて第1表示部51と隣接するように配置され、緑色に着色された第2表示部52とを有するインジケータ53を備えている。さらに、表示板50の縦方向Yの他方の端部には、図4に示すように、インジケータ53よりも後面側に位置する段部54と、前後方向Zにおいて、インジケータ53と段部54との間に位置する側壁57とを有している。表示板50における段部54の前面側には、横方向Xへ離隔し、前面側から後面側へ向けて凹む一対の凹部54a,54bを形成してある(図2及び図6参照)。また、表示板50の後面側には、空間部55を形成してある。表示板50の横方向Xにおける両側縁には、外方から内方へ向けて凹む凹部56を形成してあり、図4に示すように、表示板50の凹部56と、筐体20の側板22bとの間には、表示板50を縦方向Yの一方の端部(図4における上方側)へ付勢する第2バネ13を配置してある。

0017

移動部材60は、図3に示すように、表示板50の空間部55に、横方向Xへスライド移動可能な態様で配置してある。移動部材60は、縦方向Yにおいて互いに対向する第1壁69a,69bと、第1壁69a,69bの前方側に位置し、これら第1壁69a,69bを連結する第2壁69cと、横方向Xにおいて係合凸部42から離れた第1壁69a,69bの側部を連結する第3壁69dとを有する。また、移動部材60は、縦方向Yにおいて隣接する第1係合凹部61及び第2係合凹部62と、第1係合凹部61及び第2係合凹部62を、壁69a,69b,69c,69dと協働で画定する隔壁部63とを有し、隔壁部63が存在する隔壁存在領域64aを、横方向Xにおいて第3壁69d(切欠26を有さない側板22d)が位置する一方側に有し(図5参照)、横方向Xにおいて、切欠26を有する側板22cが位置する他方側に、隔壁部63が存在しない隔壁非存在領域64bを有している。第1係合凹部61及び第2係合凹部62のいずれか一方には、軸部材40の係合凸部42が係合する。表示板50と移動部材60との間には、隔壁部63が切欠26を有する側板22cに近接するように移動部材60を付勢する第3バネ14を配置してある。図5に示すように、第3バネ14の付勢力によって移動部材60が横方向Xの一方の端部に配置された状態であっても、係合凸部42は、隔壁非存在領域64bのみに位置している。

0018

操作具70は、図8に示すように、表示板50の一対の凹部54a,54bに係合し、横方向Xへ離隔する一対の突出部71a,71bと、一対の突出部71a,71bを連結する連結部72と、連結部72の横方向Xの中央に位置する基端部73とを有している。この操作具70は、許可を受けた者のみが有している。

0019

取付具80は、図3に示すように、筐体20の一対の側板22a,22bを覆う第1被覆部81a,81bと、蓋30の後面側を覆う第2被覆部82とを有し、一対の貫通孔84を有する取付板83と、貫通孔84に先端を通過させて蓋30の一対のネジ孔36にそれぞれ締結する2本のネジ85とを有している。

0020

このような表示装置10は、可動壁5が有する不図示の貫通孔と、取付板83の貫通孔84とに、ネジ85の先端を通過させた後、ネジ85とネジ孔36とを締結させることによって可動壁5に取り付ける。

0021

この表示装置10において、棚本体2aから引き出し1が引き出された状態を図7に示す。棚本体2aは、横方向Xにおいて互いに対向する一対の側壁6a,6bと、引き出し1を棚本体2aから進退させるための開口7を形成するための一対の側壁6c,6dとを有している。側壁6cには、前方側から後方向側へ向けて側壁6bとの離隔寸法が徐々に小さくなる傾斜板15を設けてある。棚本体2aの内部から引き出し1が引き出されることによって、固定壁4と可動壁5とが非対向状態であるときには、図2及び図5に示すように、第1バネ12の付勢力によって、内部空間11から当接部44が進出した状態となる。この状態では、表示板50は、第3バネ14の付勢力によって、縦方向Yにおいて、側板22aが位置する一方の端部(上方)側に配置され、表示窓23から第1表示部51が露出し、第2延出孔24bから一対の凹部54a,54bが露出する。また、この状態では、第3バネ14の付勢力によって、移動部材60は、横方向Xにおける当接部44が位置する一方の端部側(切欠26を有する側板22c側)に配置される。さらに、この状態では、軸部材40の係合凸部42と、移動部材60の第1係合凹部61とが係合している。

0022

この状態(非対向状態)から、引き出し1を棚本体2aの後方側へ押していくと、棚本体2aに設けた傾斜板15に当接部44が当接し、さらに、引き出し1を棚本体2aの後方側へ押してゆくと、やがて、図1に示すように、棚本体2aの内部に引き出し1が収容され、可動壁5と固定壁4とが対向状態となる。可動壁5と固定壁4とが対向状態となると、図8に示すように、第1バネ12の付勢力に抗して、当接部44が筐体20の内部空間11に退行し、係合凸部42の先端は隔壁存在領域64aに位置することとなる。この状態においても、表示板50は、第2バネ13の付勢力によって、縦方向Yにおける側板22aが位置する一方の端部(上方)側に配置されており、表示窓23から第1表示部51が露出している。

0023

この対向状態において、操作具70の突出部71a,71bを、第2延出孔24bに挿入して、表示板50の一対の凹部54a,54bと、操作具70の一対の突出部71a,71bとを係合させた後、操作具70を縦方向Yの下方側へ移動させると、操作具70の基端部73は、開口24の第2延出孔24bから第1延出孔24aを通過した後、第3延出孔24cまで移動する。また、このように操作具70を移動させると、図9に示すように、軸部材40の係合凸部42(係合凸部42の先端に位置する傾斜当接部42a)と、移動部材60の隔壁部63とが当接し、第3バネ14の付勢力に抗して移動部材60が、横方向Xにおいて、切欠26を形成してある側板22cから離れる方向へ移動するとともに、係合凸部42の先端は、隔壁存在領域64aから隔壁非存在領域64bへ向けて移動し、その後、係合凸部42が隔壁部63を乗り越えると、第3バネ14の付勢力によって、移動部材60が切欠26を形成してある側板22cに近接するように移動(隔壁非存在領域64bから隔壁存在領域64aへ移動)して係合凸部42と第2係合凹部62とが係合するとともに、表示窓23から第2表示部52が露出し、開口24の第3延出孔24cから、表示板50の凹部54a,54bが露出することとなる。この状態において、表示板50の凹部54a,54bと、操作具70の突出部71a,71bとの係合を解除して操作具70を表示装置10の開口24から抜き出しても、当接部44と固定壁4の傾斜板15とが当接しているため、軸部材40は内部空間11に退行した状態を維持し、かつ第3バネ14の付勢力によって移動部材60は切欠26を形成してある側板22cに接近するように付勢されているため、係合凸部42が隔壁部63を乗り越えることが規制されて係合凸部42と第2係合凹部62との係合が維持され、表示窓23から第2表示部52を露出した状態が維持される。

0024

表示窓23から第2表示部52が露出されている状態において、棚本体2aから引き出し1を引き出して非対向状態にすると、第1バネ12の付勢力によって、軸部材40の当接部44が内部空間11から進出し、係合凸部42が、隔壁存在領域64aから隔壁非存在領域64bへ移動するため、係合凸部42と第2係合凹部62との係合が解除され、第2バネ13の付勢力によって表示板50が上方へ移動した後、表示板50は、筐体20の側板22aに当接し、表示窓23から第1表示部51が露出するとともに、開口24の第2延出孔24bから表示板50の凹部54a,54bが露出することとなる。

0025

この実施形態の表示装置10によれば、可動壁5と固定壁4との対向状態において、許可を受けた者のみが有する操作具70を開口24から挿入してインジケータ53を可動したときのみ、第2表示部52を表示窓23から露出させることができるため、セキュリティシールを貼り替えるような手間がかからない。しかも、対向状態において、表示窓23から第2表示部52を露出させておいた後、許可を受けない者が、棚本体2aから引き出し1を引き出し、固定壁4と可動壁5とを非対向状態とすれば、表示窓23から第1表示部51が露出するため、許可を受けない者による引き出し1の移動(可動壁5の移動)を検出することができる。しかも、許可を受けない者は、操作具70を有していないため、表示窓23から第2表示部52を露出させることができない。

0026

また、軸部材40と蓋30との間には、当接部44が内部空間11から突出するように軸部材40を付勢する第1バネ12を配置してあるため、非対向状態において、当接部44を内部空間11から確実に突出させることができる。

0027

さらに、表示板50は、横方向Xへ離隔する一対の凹部54a,54bを有し、開口24は、縦方向Yへ延びる第1延出孔24aと、第1延出孔24aの一方の端部に位置して横方向Xへ延びる第2延出孔24bと、第1延出孔24aの他方の端部に位置して横方向Xへ延びる第3延出孔24cとによって画定され、操作具70は、一対の凹部54a,54bに係合する一対の突出部71a,71bと、突出部71a,71bの間に位置する基端部73とを有し、表示窓23から第2表示部52を露出させるとき、第2延出孔24bに操作具70の先端を挿入して操作具70を縦方向Yへ移動させると基端部73が第1延出孔24aを通過するため、ドライバー等の通常の工具を凹部54a,54bに挿入し、その工具を縦方向Yへ移動させようとしても第2延出孔24bの周縁に工具が接触するため、工具を縦方向Yへ移動させることができない。よって、通常の工具を使用したときには、インジケータ53を可動して第2表示部52を表示窓23から露出させることができない。

0028

また、表示板50と筐体20との間には、第1表示部51が表示窓23から露出するように表示板50を付勢する第2バネ13を配置してあるため、表示窓23から露出する第1表示部51が妄りに変わるのを防止することができる。

0029

さらに、軸部材40と蓋30との間には、軸部材40が横方向のみの移動するための係合板43と、係合板43に係合する係合凹部33とを形成してあるため、軸部材40の横方向Xへの移動を円滑にすることができる。

0030

係合凸部42は、表示窓23から第1表示部51が露出している状態で操作具70によってインジケータ53を可動するとき、隔壁部63に対して傾斜する態様で当接する傾斜当接部42aを有するため、表示窓23から第2表示部52を露出させる際の操作具70の移動を円滑にすることができる。なお、図示省略するが、係合凸部42に傾斜当接部42aを形成せずに、第1係合凹部61における隔壁部63に傾斜当接部を形成してもよいし、係合凸部42及び隔壁部63のそれぞれに傾斜当接部を形成してもよい。

0031

<第2実施形態>
図11は、第2実施形態の表示装置10の斜視図である。なお、説明の重複を避けるため、第1実施形態の表示装置10と異なる部分のみを説明する。本実施形態の表示装置10では、第1実施形態の表示装置10における取付具80の代わりに、筐体20にアーム部86a,86bを形成する一方、可動壁5に、アーム部86a,86bの先端に位置する係合爪87a,87bに係合する不図示の係合穴を形成してある。

0032

アーム部86a,86bは、筐体20の側板22a,22bの横方向Xの両側部に、互いに離隔するように配置してあり、前後方向Zにおいて、後方側から前方側へ向けて延び、後方側の基端部88a,88bが、筐体20の側板22a,22bにつながる一方、係合爪87a,87bを有する先端部89a,89bは、縦方向Yに弾性変形可能である。本実施形態の表示装置10は、アーム部86a,86bの先端部89a,89bを弾性変形させて、係合爪87a,87bと可動壁5の係合穴とを係合させることによって、表示装置10を可動壁5に取り付ける。

0033

また、第1及び第2実施形態には、棚本体2aと引き出し1とを備える薬品棚2が、表示装置10を備えるもので説明したが、表示装置10は、例えば、消火器等の機器を収容し、容器本体と扉を有する箱、現金等の貴重品を輸送し、蓋と、本体とを有する鞄等にも用いることができる。

0034

<第3実施形態>
図12は、この発明に係る第3実施形態の表示装置10を有する棚2を示す斜視図である。棚2は、横方向Xの両端部に位置し、縦方向Yへ延びる軸3xを中心に旋回し、棚本体2aの前面側に位置する開口8a,8bを開閉する観音扉3a(3),3b(3)を有している。

0035

棚2は、棚本体2aの前面側における横方向Xの中央に取り付けた柱である固定壁4と、観音扉3a,3bである可動壁5とを有している。図12では、説明の便宜のため、棚2が有する2つの観音扉3a,3bと固定壁4、及び観音扉3a,3bに取り付けた表示装置10のみを実線で示してある。棚2は、図12の右側に示すように、棚本体2aに対して観音扉3aを閉めたときには、横方向Xにおいて、固定壁4と可動壁5とが対向する対向状態となる一方、図12の左側に示すように、棚本体2aに対して観音扉3bを開けたときには、横方向Xにおいて、固定壁4と可動壁5とが対向しない非対向状態となる。この実施形態では、観音扉3a,3bである可動壁5に表示装置10を取り付けた例を示したが、固定壁4等の棚本体2aに表示装置10を取り付けてもよい。また、図12中、閉めた観音扉3aに取り付けた表示装置10a(10)と、開いた観音扉3bに取り付けた表示装置10b(10)とは、同一の機構を有しているが、表示装置10の横方向Xの寸法を二等分する仮想中心線に対して対称となるように形成されている。以下の説明では、閉じた観音扉3aに取り付けた表示装置10aを説明する。さらに、図12中、横方向Xの右側に位置する表示装置10aは、前後方向Zにおいて、固定壁4と、閉じている観音扉3aとの前方に位置しているが、観音扉3aのみに取り付けられており、固定壁4に対しては、軸3xを中心に移動可能であって、図示の状態では、軸部材40の当接部44が固定壁4の前面に当接している。一方、図12中、横方向Xの左側に位置する表示装置10bは、開いている観音扉3bに取り付けられており、軸部材40の当接部44は内部空間11から突出しているが、観音扉3bが閉じたときには、軸部材40の当接部44が固定壁4の前面に当接する。

0036

図13は、表示装置10aの正面図であり、図14は、後面側から視た表示装置10aの分解斜視図であり、図15は、前面側から視た表示装置10aの分解斜視図であり、図16は、図13の矢視XVI−XVI線断面図であり、図17は、図13の矢視XVII−XVII線断面図である。表示装置10aは、略直方体状であって、図14及び図15に示すように、筐体20と、筐体20との間で内部空間11を画定する蓋30と、軸部材40と、表示板50と、移動部材60と、第1実施形態の表示装置10と同一の操作具70(不図示)とを備えている。

0037

筐体20は、矩形状の前面板21と、前面板21の周縁から後方へ向けて突出する4枚の側板22a,22b,22c,22dとを有している。筐体20は、側板22cとともに軸部材40の係合部43と係合し、軸部材40の前後方向Zへの移動を案内する案内部27を画定する壁部27aと、側板22dとともに表示板50の縦方向Yの移動を案内する案内部28を画定する壁部28aとを有している。4枚の側板22a,22b,22c,22dのうち、縦方向Yにおいて互いに対向する一対の側板22a,22bは、係合孔25を備えている。前面板21は、図13に示すように、第1実施形態の表示装置10と同一の表示窓23と開口24とを有している。

0038

.
蓋30は、図14及び図15に示すように、正面視が正方形の板状の蓋本体30aと、蓋本体30aの前面から前方側へ向けて突出し、筐体20の3枚の側板22a,22b,22dにそれぞれ対向する対向部37a,37b,37dとを有している。蓋本体30aは、軸部材40の当接部44を有する一方の端部が貫通する貫通孔38を有している。対向部37a,37bは、側板22a,22bの係合孔25に係合する係合爪35をそれぞれ有している。

0039

軸部材40は、前後方向Zへ延びる軸部41と、軸部41から径外方向へ延びる係合凸部42と、軸部41と係合凸部42との間に位置する係合部43とを有する。軸部41の一方の先端には、筐体20の内部空間11から外部へ突出して、対向状態において、固定壁4に向かって延び、かつ、固定壁4に対して進退可能に当接される当接部44を形成してある。軸部41の他方の端部には、後面側から前面側へ向けて凹む凹部45を形成してある。筐体20の前面板21と、軸部41の凹部45との間には、当接部44が、内部空間11から外部へ突出するように付勢する第1バネ12を配置してある。

0040

表示板50は、前後方向Zにおいて、筐体20と蓋30との間の内部空間11に配置してある(図17参照)。より具体的には、表示板50は、縦方向Yへ移動可能な態様で内部空間11に配置してある。表示板50は、図15に示すように、第1表示部51と、第2表示部52とを有するインジケータ53を備えている。さらに、表示板50の縦方向Yの他方の端部には、インジケータ53よりも後面側に位置する段部54と、前後方向Zにおいて、インジケータ53と段部54との間に位置する側壁57とを有している。表示板50における段部54の前面側には、横方向Xへ離隔し、前面側から後面側へ向けて凹む一対の凹部54a,54bを形成してある(図13及び図18参照)。また、表示板50の後面側には、空間部55を形成してある(図14参照)。表示板50の縦方向Yの一方の端部(下端部)には、下方から上方へ向けて凹む凹部56を形成してあり(図19〜22参照)、表示板50の凹部56と、筐体20の側板22bとの間には、表示板50を縦方向Yの一方の端部(図15図19における上方側)へ付勢する第2バネ13を配置してある。

0041

移動部材60は、図17に示すように、表示板50の空間部55に、横方向Xへスライド移動可能な態様で配置してある。移動部材60は、図14に示すように、縦方向Yにおいて互いに対向する第1壁69a,69bと、第1壁69a,69bの前方側に位置し、これら第1壁69a,69bを連結する第2壁69cと、第1壁69a,69bの横方向Xの側部を連結する第3壁69dとを有する。また、移動部材60は、縦方向Yにおいて隣接する第1係合凹部61及び第2係合凹部62と、第1係合凹部61及び第2係合凹部62を、壁69a,69b,69cと協働で画定する隔壁部63とを有する。図12の右側に示すように、固定壁4と可動壁5とが対向状態であり、当接部44が退行した状態にあって内部空間11の内部に位置したときには、前後方向Zにおいて、軸部材40の係合凸部42が前方側に位置し、第1係合凹部61及び第2係合凹部62のいずれか一方に係合凸部42が係合する一方、図12の左側に示すように、固定壁4と可動壁5とが非対向状態であり、当接部44が貫通孔38から後方側へ進出したときには、係合凸部42が後方側に位置し、第1係合凹部61及び第2係合凹部62と、係合凸部42との係合が解除される。表示板50と移動部材60との間には、案内部27を画定する側板22cに近接するように移動部材60を付勢する第3バネ14を配置してある。

0042

操作具70は、第1実施形態と同一であって、一対の突出部71a,71bと、連結部72と、基端部73とを有している。

0043

このような表示装置10は、例えば、前後方向Zの後面側に取り付けた不図示の両面テープ接着剤等の取付具を介して観音扉3a,3bに取り付けてある。

0044

この表示装置10aにおいて、図12の左側に示すように、棚本体2aに対して観音扉3を開き、固定壁4と可動壁5を非対向状態としたときの表示装置10aの縦断面図を図18に示す。なお、図18図22では、説明の便宜のため、蓋30を省略してある。

0045

固定壁4と可動壁5とが非対向状態であるときには、第1バネ12の付勢力によって、内部空間11から当接部44が進出し、当接部44の先端が筐体20の後面から離れた状態となる。この状態では、表示板50は、第3バネ14の付勢力によって、縦方向Yにおける一方の端部(上方)側に配置され、表示窓23から第1表示部51(赤色)が露出し、第2延出孔24bから一対の凹部54a,54bが露出する。また、この状態では、図17に示すように、第3バネ14の付勢力によって、移動部材60は、横方向Xにおいて、案内部27を画定する側板22cに近接する側に配置される。この状態では、軸部材40の係合凸部42が前後方向Zの後方側に位置し、係合凸部42と、移動部材60の第1係合凹部61及び第2係合凹部62との係合が解除されている。

0046

この状態から、観音扉3を前方側から後方側へ押していくと、棚本体2aに設けた柱(固定壁4)に当接部44が当接し、さらに、観音扉3を棚本体2aの後方側へ押してゆくと、やがて、図12の右側に示すように、棚本体2aに対して観音扉3aが閉まり、可動壁5と固定壁4とが対向状態となる。可動壁5と固定壁4とが対向状態となると、図19及び図20に示すように、第1バネ12の付勢力に抗して、当接部44の基端側が筐体20の内部空間11に退行し、当接部44の先端が筐体20に近接し、前後方向Zにおいて、軸部材40の係合凸部42が後面側から前面側に移動し、係合凸部42と第1係合凹部61とが係合することとなる。この状態においても、表示板50は、第2バネ13(第3バネ14)の付勢力によって、縦方向Yにおける一方の端部(上方)側に配置されており、表示窓23から第1表示部51(赤色)が露出している。

0047

この対向状態において、操作具70の突出部71a,71bを、第2延出孔24bに挿入して、表示板50の一対の凹部54a,54bと、操作具70の一対の突出部71a,71bとを係合させた後、操作具70を縦方向Yの下方側へ移動させると、操作具70の基端部73は、開口24の第2延出孔24bから第1延出孔24aを通過した後、第3延出孔24cまで移動する。また、このように操作具70を移動させると、軸部材40の係合凸部42と、移動部材60の隔壁部63とが当接し(図19参照)、第3バネ14の付勢力に抗して移動部材60が、横方向Xにおいて、案内部27を画定する側板22cから離れる方向へ移動し、その後、図21に示すように、係合凸部42が隔壁部63を乗り越えると、第3バネ14の付勢力によって、移動部材60が、案内部27を画定する側板22cに近接するように移動し、係合凸部42と第2係合凹部62とが係合するとともに、図22に示すように、表示窓23から第2表示部52(緑色)が露出し、開口24の第3延出孔24cから、表示板50の凹部54a,54bが露出することとなる。この状態において、表示板50の凹部54a,54bと、操作具70の突出部71a,71bとの係合を解除して操作具70を表示装置10aの開口24から抜き出しても、当接部44と、固定壁4である柱とが当接しているため、軸部材40の基端部が内部空間11に退行した状態を維持し、かつ第3バネ14の付勢力によって移動部材60は、案内部27を画定する側板22cに接近するように付勢されて係合凸部42が隔壁部63を乗り越えて第1係合凹部61へ移動することが規制されているため、係合凸部42と第2係合凹部62との係合が維持され、表示窓23から第2表示部52を露出した状態が維持される。

0048

表示窓23から第2表示部52が露出されている状態において、棚本体2aに対して観音扉3を開いて非対向状態にすると、第1バネ12の付勢力によって、軸部材40の当接部44が内部空間11から進出し、図22において仮想線で示すように、軸部材40の係合凸部42が後方側へ移動すると、係合凸部42と第2係合凹部62との係合が解除され、図18に示すように、第2バネ13の付勢力によって表示板50が上方へ移動した後、表示板50は、筐体20の側板22aに当接してもとの状態に復帰する。この状態では、表示窓23から第1表示部51(赤色)が露出するとともに、開口24の第2延出孔24bから表示板50の凹部54a,54bが露出することとなる。

0049

その後、第三者が観音扉3を開いたり閉じたりしても、当接部44及び係合凸部42を有する軸部材40が前後方向Zへ移動するだけであり、表示板50を縦方向Yへ移動することができないため、表示窓23から露出するインジケータ53の表示を変えることができない。また、第三者は、操作具70を有していないため、表示窓23から露出するインジケータ53の表示を変えることができない。

0050

第3実施形態の表示装置10によれば、可動壁5と固定壁4との対向状態において、操作具70を開口24から挿入してインジケータ53を可動したときのみ、第2表示部52を表示窓23から露出させることができるため、セキュリティシールを貼り替えるような手間がかからない。しかも、対向状態において、表示窓23から第2表示部52を露出させておいた後、許可を受けない者が、棚本体2aに対して観音扉3を開き、固定壁4と可動壁5とを非対向状態とすれば、表示窓23から第1表示部51が露出するため、許可を受けない者によって観音扉3が開かれたこと(可動壁5の移動)を検出することができる。しかも、許可を受けない者は、操作具70を有していないため、表示窓23から第2表示部52を露出させることができない。

0051

また、軸部材40と筐体20との間には、当接部44が内部空間11から突出するように軸部材40を付勢する第1バネ12を配置してあるため、非対向状態において、当接部44を内部空間11から確実に突出させることができる。

0052

さらに、表示板50は、横方向Xへ離隔する一対の凹部54a,54bを有し、開口24は、縦方向Yへ延びる第1延出孔24aと、第1延出孔24aの一方の端部に位置して横方向Xへ延びる第2延出孔24bと、第1延出孔24aの他方の端部に位置して横方向Xへ延びる第3延出孔24cとによって画定され、操作具70は、一対の凹部54a,54bに係合する一対の突出部71a,71bと、突出部71a,71bの間に位置する基端部73とを有し、表示窓23から第2表示部52を露出させるとき、第2延出孔24bに操作具70の先端を挿入して操作具70を縦方向Yへ移動させると基端部73が第1延出孔24aを通過するため、ドライバー等の通常の工具を凹部54a,54bに挿入し、その工具を縦方向Yへ移動させようとしても第2延出孔24bの周縁に工具が接触するため、工具を縦方向Yへ移動させることができない。よって、通常の工具を使用したときには、インジケータ53を可動して第2表示部52を表示窓23から露出させることができない。

0053

また、表示板50と筐体20との間には、第1表示部51が表示窓23から露出するように表示板50を付勢する第2バネ13を配置してあるため、表示窓23から露出する第1表示部51が妄りに変わるのを防止することができる。

0054

さらに、軸部材40と筐体20との間には、軸部材40が前後方向Zのみの移動するための係合部43と、係合部43に係合する案内部27とを形成してあるため、軸部材40の前後方向Zへの移動を円滑にすることができる。

0055

係合凸部42は、表示窓23から第1表示部51が露出している状態で操作具70によってインジケータ53を可動するとき、隔壁部63に対して傾斜する態様で当接する傾斜当接部42aを有するため(図19参照)、表示窓23から第2表示部52を露出させる際の操作具70の移動を円滑にすることができる。なお、図示省略するが、係合凸部42に傾斜当接部42aを形成せずに、第1係合凹部61における隔壁部63に傾斜当接部を形成してもよいし、係合凸部42及び隔壁部63のそれぞれに傾斜当接部を形成してもよい。

0056

なお、第3実施形態の表示装置10は、可動壁5である観音扉3a,3bの前面に取り付ける例を示したが、前後方向において観音扉3a,3bを貫通する孔を形成し、その孔に表示装置10を取り付けてもよい。

0057

また、第1〜第3実施形態には、固定壁4及び可動壁5のうちの可動壁5を第1壁とする一方、固定壁4を第2壁とし、第1壁である可動壁5に表示装置10を取り付け、第2壁である固定壁4に進退可能に当接部44が当接する例を示した。しかし、この発明はそれに限られず、固定壁4を第1壁とする一方、可動壁5を第2壁とし、第1壁である固定壁4に表示装置10を取り付け、第2壁である可動壁5に進退可能に当接部44が当接してもよい。

0058

さらに、上記第1〜第3実施形態には、赤色に着色された第1表示部51と、緑色に着色された第2表示部52とを有するインジケータ53を備える表示装置10を説明した。しかし、この発明は、それに限られず、緑色に着色された第1表示部51と、赤色に着色された第2表示部52とを有するインジケータ53を表示装置10が備えてもよい。もちろん、第1表示部51及び第2表示部52の色は、他の色に適宜変更してもよい。

0059

また、第3実施形態には、固定壁4である棚本体2aと観音扉3(可動壁5)とを備える棚2が、表示装置10を備えるもので説明したが、表示装置10は、例えば、消火器等の機器を収容し、容器本体と扉を有する箱、現金等の貴重品を輸送し、蓋と、本体とを有する鞄等にも用いることができる。

0060

これまでに説明した本発明は、少なくとも以下のように整理することができる。
固定壁及び前記固定壁と対向する可動壁とのうちの一方である第1壁に取り付けられた表示装置であって、前記固定壁と前記可動壁とのうちの他方である第2壁に向かって延び、かつ、前記第2壁に進退可能に当接される当接部と、第1表示部及び第2表示部を有するインジケータと、前記第1及び第2表示部のうちの一方のみを露出させる表示窓と、開口と、操作具とを有し、前記固定壁と前記可動壁との対向状態及び非対向状態において、前記表示窓から前記第1表示部が露出しており、前記対向状態において、前記開口から前記操作具を挿入して前記インジケータを可動したときのみ、前記第2表示部が前記表示窓から露出することを特徴とする。

0061

また、本発明には、少なくとも以下の実施態様がある。
(1)縦方向と横方向と前後方向とを有し、前記開口及び前記表示窓を備える筐体と、前記筐体との間で内部空間を画定する蓋と、前記当接部を先端に有する軸部材とを備え、前記軸部材と前記蓋との間には、前記当接部が前記内部空間から突出するように付勢する第1バネを配置してある。
(2) 前記インジケータを有する表示板をさらに備え、前記表示板は、前記横方向に離隔する一対の凹部をさらに有し、前記開口は、前記縦方向へ延びる第1延出孔と、前記第1延出孔の一方の端部に位置して前記横方向へ延びる第2延出孔と、前記第1延出孔の他方の端部に位置して前記横方向へ延びる第3延出孔とによって画定され、前記操作具は、前記一対の凹部に係合し、前記横方向へ離隔する一対の突出部と、一対の前記突出部を連結する連結部と、前記連結部の前記横方向の中央に位置する基端部とを有し、前記表示窓から前記第1表示部が露出するときには、前記第2延出孔から一対の前記凹部が露出し、前記表示窓から前記第2表示部が露出するときには、前記第3延出孔から一対の前記凹部が露出し、前記表示窓から前記第2表示部を露出させるときには、前記第2延出孔に前記操作具の先端を挿入して前記操作具を前記縦方向へ移動させると前記基端部が前記第1延出孔を通過する。
(3) 前記軸部材は、さらに径外方向へ分岐する係合凸部を有し、前記表示板と前記筐体との間には、前記第1表示部が前記表示窓から露出するように前記表示板を付勢する第2バネを配置してあり、前記表示板は空間部を有し、前記表示板の前記空間部には、前記縦方向において互いに隣接する第1係合凹部及び第2係合凹部と、前記第1及び第2係合凹部を画定する隔壁部とを有し、前記横方向へ移動可能な移動部材を配置し、前記第1係合凹部及び前記第2係合凹部のいずれか一方には、前記係合凸部が係合し、前記移動部材と前記表示板との間には、前記移動部材が前記係合凸部に近接するように付勢する第3バネを配置し、前記対向状態において、前記開口から前記操作具を挿入して前記第3バネの付勢力に抗して前記インジケータを可動したときには、前記係合凸部と前記第2係合凹部とが係合するとともに、前記表示窓から前記第2表示部が露出する。
(4) 前記軸部材と前記蓋との間には、前記軸部材が前記横方向のみの移動するための係合板と、前記係合板に係合する係合凹部とを形成してある。
(5) 前記係合凸部と前記隔壁部の少なくとも一方は、前記表示窓から前記第1表示部が露出している状態で前記操作具によって前記インジケータを可動するとき、傾斜する態様で当接する傾斜当接部を有する。

0062

4固定壁(第1及び第2壁)
5可動壁(第1及び第2壁)
10表示装置
11 内部空間
12 第1バネ
13 第2バネ
14 第3バネ
20筐体
23表示窓
24 開口
24a 第1延出孔
24b 第2延出孔
24c 第3延出孔
30 蓋
33係合凹部
40軸部材
42 係合凸部
42a 傾斜当接部
43係合板(係合部)
44 当接部
50表示板
51 第1表示部
52 第2表示部
53インジケータ
54a 凹部
54b 凹部
55 空間部
60移動部材
61 第1係合凹部
62 第2係合凹部
63隔壁部
70操作具
71a 突出部
71b 突出部
72 連結部
73基端部
X 横方向
Y縦方向
Z 前後方向

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