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技術 薬剤包装装置

出願人 株式会社タカゾノテクノロジー
発明者 菊池秀幸佐藤輝明山林尚史
出願日 2015年7月2日 (4年0ヶ月経過) 出願番号 2015-133720
公開日 2017年1月19日 (2年6ヶ月経過) 公開番号 2017-013870
状態 特許登録済
技術分野 制御・その他I(包装機械の制御) 基本的包装技術IV(容器成形充填) ウェブの巻戻、送給、巻取、異常等の制御
主要キーワード 湾曲長孔 固定ローラー ダンサローラー ロール状体 横断面形 上端センサ 上広がり 薬剤包装体
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

包材にかかる張力を一定に維持することができる薬剤包装装置を提供する。

解決手段

包材3を送り出す包材送出部11と、前記包材送出部11から送り出された包材3を移送する包材移送部と、包材3に張力を付与する張力付与部11Xと、前記包材移送部によって包材3を間欠的に移送するとともに、前記包材移送部による間欠的な包材3の移送を実行している間は、前記包材送出部11による包材3の送り出しを制限することで、前記包材送出部11による包材3の送り出し量を前記包材移送部による包材3の移送量よりも小さくし、前記包材移送部による間欠的な包材3の移送を停止している間に、前記包材送出部11による包材3の、前記包材移送部による包材3の移送量に対する前記包材送出部11による包材3の送り出し量の差分量分の送り出しを実行するように、少なくとも前記包材送出部11を制御する搬送制御部とを備える。

概要

背景

薬剤包装体の一つとして、ブリスター包装体が用いられることがある。特許文献1には、複数の収納凹部を有するトレーを用いて、ブリスター包装体を作成することが開示されている。トレーの各収納凹部には、処方に従って薬剤が分配される。そしてトレーの開放面には、蓋シートが貼り付けられる。このような特許文献1の技術では、トレーの設置や蓋シートの貼付などの手作業が必要になる。

そこでトレーに代えて、長尺シート状包材を用いることが考えられる。この場合、薬剤包装装置は、長尺シート状の包材を搬送する包材搬送部を備え、包材搬送部によって搬送されている包材で薬剤を包装する。このような薬剤包装装置では、前述のような手作業を削減し、薬剤の包装に関する作業を自動化することができる。

ところで、前述のような薬剤包装装置では、包材を搬送する際に、包材にかかる張力を一定に維持する必要がある。包材にかかる張力を一定に維持することができないと、包材を円滑に搬送することができず、包材に皺などが発生してしまう。

ところが、例えば長尺シート状の包材を巻いたロールから成り行きで包材を引き出し、引き出した包材に対して一定のばね力付勢されたローラーを当接させるような構成では、ロールにおける包材の巻量の大小により張力が変化してしまうため問題があった。

概要

包材にかかる張力を一定に維持することができる薬剤包装装置を提供する。包材3を送り出す包材送出部11と、前記包材送出部11から送り出された包材3を移送する包材移送部と、包材3に張力を付与する張力付与部11Xと、前記包材移送部によって包材3を間欠的に移送するとともに、前記包材移送部による間欠的な包材3の移送を実行している間は、前記包材送出部11による包材3の送り出しを制限することで、前記包材送出部11による包材3の送り出し量を前記包材移送部による包材3の移送量よりも小さくし、前記包材移送部による間欠的な包材3の移送を停止している間に、前記包材送出部11による包材3の、前記包材移送部による包材3の移送量に対する前記包材送出部11による包材3の送り出し量の差分量分の送り出しを実行するように、少なくとも前記包材送出部11を制御する搬送制御部とを備える。

目的

本発明は、包材にかかる張力を一定に維持することができる薬剤包装装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

長尺シート状包材を搬送する包材搬送部を備え、この包材搬送部によって搬送されている包材で薬剤包装する薬剤包装装置であって、前記包材搬送部は、包材を送り出す包材送出部と、前記包材送出部から送り出された包材を搬送方向の下流側に移送する包材移送部と、前記包材移送部よりも包材の搬送方向の上流側に位置し、包材に張力を付与する張力付与部と、前記包材移送部によって包材を間欠的に移送するとともに、前記包材移送部による間欠的な包材の移送を実行している間は、前記包材送出部による包材の送り出しを制限することで、前記包材送出部による包材の送り出し量を前記包材移送部による包材の移送量よりも小さくし、前記包材移送部による間欠的な包材の移送を停止している間に、前記包材移送部による包材の移送量に対する前記包材送出部による包材の送り出し量の差分量分の送り出しを実行するように、少なくとも前記包材送出部を制御する搬送制御部とを備えることを特徴とする薬剤包装装置。

請求項2

前記張力付与部は、弛緩限界位置と緊張側限界位置とにわたって移動可能に設けられた押圧部材であって、包材を押圧する押圧部材を備え、前記搬送制御部は、前記弛緩側限界位置と前記緊張側限界位置との間のうち、両端を除く範囲で、前記差分量に応じて前記押圧部材が移動するように、前記包材送出部を制御することを特徴とする請求項1に記載の薬剤包装装置。

請求項3

前記押圧部材が原点位置にあるか否かを検出する原点検出部をさらに備え、前記原点位置は、前記弛緩側限界位置と前記緊張側限界位置との間のうち、両端を除く範囲内に設定され、前記搬送制御部は、前記原点検出部による検出結果に基づいて、前記包材送出部による包材の送り出しを制御することを特徴とする請求項2に記載の薬剤包装装置。

請求項4

前記押圧部材は、上下に移動可能であり、自重によって包材を上方から押圧することを特徴とする請求項2に記載の薬剤包装装置。

請求項5

前記包材送出部は、包材を強制的に送り出す手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の薬剤包装装置。

請求項6

前記包材送出部は、予め定める軸線まわり回動可能に設けられ、包材が巻回されて構成されたロール状体を、前記予め定める軸線とこのロール状体の軸線とを一致させた状態で保持する保持軸部と、前記包材を強制的に送り出す手段として、前記保持軸部を前記予め定める軸線まわりに回動駆動する回動駆動部とを備えることを特徴とする請求項5に記載の薬剤包装装置。

請求項7

前記回動駆動部は、前記保持軸部の回動を制限可能であることを特徴とする請求項6に記載の薬剤包装装置。

技術分野

0001

本発明は、薬剤包装する薬剤包装装置に関するものである。

背景技術

0002

薬剤の包装体の一つとして、ブリスター包装体が用いられることがある。特許文献1には、複数の収納凹部を有するトレーを用いて、ブリスター包装体を作成することが開示されている。トレーの各収納凹部には、処方に従って薬剤が分配される。そしてトレーの開放面には、蓋シートが貼り付けられる。このような特許文献1の技術では、トレーの設置や蓋シートの貼付などの手作業が必要になる。

0003

そこでトレーに代えて、長尺シート状包材を用いることが考えられる。この場合、薬剤包装装置は、長尺シート状の包材を搬送する包材搬送部を備え、包材搬送部によって搬送されている包材で薬剤を包装する。このような薬剤包装装置では、前述のような手作業を削減し、薬剤の包装に関する作業を自動化することができる。

0004

ところで、前述のような薬剤包装装置では、包材を搬送する際に、包材にかかる張力を一定に維持する必要がある。包材にかかる張力を一定に維持することができないと、包材を円滑に搬送することができず、包材に皺などが発生してしまう。

0005

ところが、例えば長尺シート状の包材を巻いたロールから成り行きで包材を引き出し、引き出した包材に対して一定のばね力付勢されたローラーを当接させるような構成では、ロールにおける包材の巻量の大小により張力が変化してしまうため問題があった。

先行技術

0006

国際公開第2012/070643号

発明が解決しようとする課題

0007

そこで本発明は、包材にかかる張力を一定に維持することができる薬剤包装装置を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明の構成の一例に係る薬剤包装装置は、長尺シート状の包材を搬送する包材搬送部を備え、この包材搬送部によって搬送されている包材で薬剤を包装する薬剤包装装置であって、前記包材搬送部は、包材を送り出す包材送出部と、前記包材送出部から送り出された包材を搬送方向の下流側に移送する包材移送部と、前記包材移送部よりも包材の搬送方向の上流側に位置し、包材に張力を付与する張力付与部と、前記包材移送部によって包材を間欠的に移送するとともに、前記包材移送部による間欠的な包材の移送を実行している間は、前記包材送出部による包材の送り出しを制限することで、前記包材送出部による包材の送り出し量を前記包材移送部による包材の移送量よりも小さくし、前記包材移送部による間欠的な包材の移送を停止している間に、前記包材移送部による包材の移送量に対する前記包材送出部による包材の送り出し量の差分量分の送り出しを実行するように、少なくとも前記包材送出部を制御する搬送制御部とを備える。

0009

前記構成の一例によると、長尺シート状の包材が、包材搬送部によって搬送される。そして、包材搬送部によって搬送されている包材で、薬剤が包装される。包材は、包材送出部によって送り出される。包材送出部から送り出された包材は、包材移送部によって搬送方向の下流側に移送される。包材移送部よりも包材の搬送方向の上流側には、張力付与部が位置する。この張力付与部によって、包材に張力が付与される。
少なくとも包材送出部は、搬送制御部によって制御される。搬送制御部は、包材移送部によって包材を間欠的に移送する。このとき、搬送制御部は、包材移送部による間欠的な包材の移送を実行している間は、包材送出部による包材の送り出しを制限することで、包材送出部による包材の送り出し量を包材移送部による包材の移送量よりも小さくする。また搬送制御部は、包材移送部による間欠的な包材の移送を停止している間に、包材移送部による包材の移送量に対する包材送出部による包材の送り出し量の差分量分の送り出しを実行する。このように包材移送部による包材の移送量と包材送出部による包材の送り出し量とに一旦差分量を生じさせ、この差分量を後に0に調整することで、一回の間欠的な移送毎で包材移送部による包材の移送量と包材送出部による包材の送り出し量とが完全に一致するようになるので、包材にかかる張力を一定に維持することができる。

0010

そして、前記張力付与部は、弛緩限界位置と緊張側限界位置とにわたって移動可能に設けられた押圧部材であって、包材を押圧する押圧部材を備え、前記搬送制御部は、前記弛緩側限界位置と前記緊張側限界位置との間のうち、両端を除く範囲で、前記差分量に応じて前記押圧部材が移動するように、前記包材送出部を制御することもできる。

0011

前記構成の一例によると、張力付与部は、押圧部材を備える。押圧部材は、弛緩側限界位置と緊張側限界位置とにわたって移動可能に設けられ、包材を押圧する。搬送制御部は、弛緩側限界位置と緊張側限界位置との間のうち、両端を除く範囲で、前記差分量に応じて押圧部材が移動するように、包材送出部を制御する。したがって、包材にかかる張力を一定に維持することができる。

0012

そして、前記押圧部材が原点位置にあるか否かを検出する原点検出部をさらに備え、前記原点位置は、前記弛緩側限界位置と前記緊張側限界位置との間のうち、両端を除く範囲内に設定され、前記搬送制御部は、前記原点検出部による検出結果に基づいて、前記包材送出部による包材の送り出しを制御することもできる。

0013

前記構成の一例によると、薬剤包装装置は、押圧部材が原点位置にあるか否かを検出する原点検出部をさらに備える。押圧部材の原点位置は、弛緩側限界位置と緊張側限界位置との間のうち、両端を除く範囲内に設定される。搬送制御部は、原点検出部による検出結果に基づいて、包材送出部による包材の送り出しを制御する。そのため、簡単な構成で、前記範囲内で押圧部材を原点位置を基準とした位置に移動させて前記差分量を0に調整できる。

0014

そして、前記押圧部材は、上下に移動可能であり、自重によって包材を上方から押圧することもできる。

0015

前記構成の一例によると、押圧部材は、上下に移動可能であり、自重によって包材を上方から押圧する。したがって簡単な構成で、包材に張力を付与することができる。

0016

そして、前記包材送出部は、包材を強制的に送り出す手段を備えることもできる。

0017

前記構成の一例によると、包材送出部は、包材を強制的に送り出す手段を備える。したがって張力付与部による包材への張力に依存することなく、包材を確実に送り出すことができる。

0018

そして、前記包材送出部は、予め定める軸線まわり回動可能に設けられ、包材が巻回されて構成されたロール状体を、前記予め定める軸線とこのロール状体の軸線とを一致させた状態で保持する保持軸部と、前記包材を強制的に送り出す手段として、前記保持軸部を前記予め定める軸線まわりに回動駆動する回動駆動部とを備えることもできる。

0019

前記構成の一例によると、包材送出部は、保持軸部と回動駆動部とを備える。保持軸部は、予め定める軸線まわりに回動可能に設けられる。保持軸部は、包材が巻回されて構成されたロール状体を、前記予め定める軸線とロール状体の軸線とを一致させた状態で保持する。回動駆動部は、包材を強制的に送り出す手段として保持軸部を前記予め定める軸線まわりに回動駆動する。したがって簡単な構成で、包材を強制的に送り出すことができる。

0020

そして、前記回動駆動部は、前記保持軸部の回動を制限可能ともできる。

0021

前記構成の一例によると、回動駆動部は、保持軸部の回動を制限可能である。そのため、包材の送り出しを、回動駆動部によって制限することができる。そのため、包材の送り出しを制限するための構成を別途、設ける必要がない。したがって構成を簡素化することができる。

発明の効果

0022

本発明は、前記構成の一例によると、包材にかかる張力を一定に維持することができる。

図面の簡単な説明

0023

本発明の一実施形態に係る薬剤包装装置の構成の概略を示す図である。
同薬剤包装装置における包装用シート保持部(張力付与部)を示す、正面側の斜視図である。
同薬剤包装装置における包装用シート保持部(張力付与部)を示す、背面側の斜視図である。
同薬剤包装装置における包装用シート保持部(張力付与部)を示す、正面図である。
同薬剤包装装置における包装用シート保持部を示すブロック図である。
同薬剤包装装置における包装用シートの搬送動作に関するフロー図である。
図6のフローのうち、初期動作に関するフロー図である。
図6のフローのうち、送り出し動作に関するフロー図である。

実施例

0024

次に、本発明につき、一実施形態を取り上げて説明を行う。本実施形態の薬剤包装装置1は、包材搬送部10によって搬送される、長尺シート状の包材である包装用シート3と蓋シート4とを用いて薬剤Mを自動的に包装することにより、薬剤包装体Pを形成する装置である。

0025

この薬剤包装装置1は、図1に示すように、包装用シート保持部11、包装用シート供給部12、凹部形成部13、薬剤供給部14、薬剤投入部15、蓋シート保持部16、蓋シート供給部17、蓋シート接着部18、切断部19、印刷部20を備える。各部は図示しない制御部により制御される。

0026

また、包材搬送部10は、包材3,4を送り出す包材送出部(本実施形態では包装用シート保持部11、蓋シート保持部16)と、前記包材送出部から送り出された包材3,4を搬送方向の下流側に移送する包材移送部(本実施形態では包装用シート供給部12、蓋シート供給部17)と、前記包材移送部よりも包材3,4の搬送方向の上流側に位置し、包材3,4に張力を付与する張力付与部11X,16Xと、前記包材移送部によって包材3,4を間欠的に移送するとともに、包材3,4の張力を間欠的な移送毎で一定に維持すべく、少なくとも前記包材送出部を制御する搬送制御部10Xとを備える。この搬送制御部10Xは、本実施形態では前記制御部の一部として構成されている。

0027

包装用シート保持部11は包材送出部の一部を構成し、平坦な包装用シート3を保持する。包装用シート3は、樹脂シートである。本実施形態の包装用シート3としては、たとえば熱可塑性の樹脂シートが用いられている。この包装用シート3は長尺帯状であり、巻かれたロール状体3aの状態で、包装用シート保持部11に送り出し可能に保持されている。包装用シート3の幅方向寸法は、凹部31が1個形成できる寸法である。また、本実施形態の包装用シート3は透明である。このため、包装後の状態において凹部31に収納された薬剤Mを外部から視認しやすい。なお本実施形態では、透明な包装用シート3が用いられるけれども、包装用シート3は、必ずしも透明である必要はない。包装用シート3は、たとえば半透明であってもよく、あるいは、不透明であってもよい。

0028

本実施形態では平坦な包装用シート3を用いることができるので、ロール状に巻かれた状態の包装用シート3を包装用シート保持部11で保持するよう構成できる。つまり、包装用シート保持部11において、多数の薬剤包装体Pを形成できる分量の包装用シート3を一度に保持できる。このため、従来のように収納凹部を有するトレーを1枚ずつ手でいちいちセットする必要がない。このため、薬剤包装装置の操作者は煩雑な作業から解放される。なお、前記「平坦」には、後述する凹部形成部13による凹部31の形成に支障のない凹凸模様が形成された形態を含む。

0029

包装用シート供給部12は包材移送部の一部を構成し、前記包装用シート保持部11からの包装用シート3を長手方向に供給する。包装用シート3の供給は、包装用シート供給部12において、包装用シート3を間欠的に下流側に移送することによりなされる(具体的構成は図示しない)。なお、本実施形態では図1に記載のローラー121は駆動されておらず、包装用シート3の支持だけを行っている。包装用シート供給部12により移送される包装用シート3の張力を調整するため、包装用シート保持部11と包装用シート供給部12との間には張力付与部11Xが設けられている。この張力付与部11Xの詳細な構成に関しては後述する。前記包装用シート3の供給は、後述する成形型133により包装用シート3に凹部31を形成する際には停止する。このため、前記供給は間欠的になされる。この包装用シート供給部12により、自動的に供給された包装用シート3を成形した上で薬剤Mを投入できるので、容易に包装できる。なお、包装用シート3の供給を行う手段としては、たとえば包装用シート3を挟持して引っ張るような手段を採用することもでき、またアームゴム板等の種々の手段を採用することもできる。また、駆動されたローラーによって包装用シート3の供給を行うこともできる。

0030

凹部形成部13は、前記包装用シート供給部によって供給された前記包装用シート3に、長手方向に所定間隔をおいて複数の凹部31…31を形成する。凹部形成部13は、熱板131、受け部132、成形型133を備える。

0031

熱板131と受け部132とは、搬送される包装用シート3を挟んで対向しており、各々の対向する面は平面とされている。包装用シート3に対し、熱板131は下方に位置し、受け部132は上方に位置する。包装用シート3に対する熱板131及び受け部132の配置は逆にしてもよい。熱板131にはヒーターが内蔵されている。受け部132は樹脂からなっており、本実施形態はゴム製である。なお、受け部132は、ヒーターが内蔵された、もう一つの熱板であってもよい。熱板131と受け部132とは、電動モータにより駆動されることにより、包装用シート3に対して接近・離反可能とされている。熱板131及び受け部132を駆動するための駆動源は、電動モータに限定されない。熱板131及び受け部132の駆動源は、熱板131及び受け部132を包装用シート3に対して接近・離反させることができるようなものであればよい。熱板131及び受け部132の駆動源は、たとえばエアーシリンダであってもよく、あるいは油圧シリンダであってもよい。ヒーターに通電されて熱板131が熱せられた状態で、熱板131と受け部132とが包装用シート3を挟むように接近することにより、包装用シート3を軟化できる。

0032

熱板131及び受け部132は、長手方向に2包分(凹部31が2個分)の寸法に形成されている。一方、成形型133で1包分(凹部31が1個分)毎に凹部31が成形されるよう、包装用シート3は間欠的に移動する。この間欠的な移動に伴い、包装用シート3は2回加熱されてから成形型133に供給されることとなる。このため、言わば1回目の加熱は「予備加熱」で2回目の加熱は「本加熱」となるので、凹部31の形成のため、包装用シート3を十分に軟化できる。熱板131及び受け部132は、必ずしも長手方向に2包分(凹部31が2個分)の寸法に形成される必要はない。1回の加熱によって包装用シート3が十分に軟化するのであれば、熱板131及び受け部132を、長手方向に1包分(凹部31が1個分)の寸法に形成してもよい。2回の加熱でも包装用シート3が十分に軟化しないのであれば、熱板131及び受け部132を、長手方向に3包分(凹部31が3個分)以上の寸法に形成してもよい。

0033

成形型133は熱板131及び受け部132の、シート搬送方向下流側に位置する。成形型133は搬送される包装用シート3に対して下方に位置する雌型133a、同上方に位置する雄型133b及び押え板133cを備える。雌型133a及び雄型133bは所望の径及び寸法を有する凹部31を形成できるよう、凹部31に対応した形状とされている。本実施形態で形成される凹部31は、横断面形状が円形であって、図示のように、下方に向かうにつれ径寸法が縮小する形状である。雌型133aにおける凹状の成形面には複数の吸引孔(図示しない)が形成されている。

0034

雌型133a、雄型133b、押え板133cは、電動モータにより駆動されることにより、包装用シート3に対して接近・離反可能とされている。雌型133a、雄型133b、押え板133cを駆動するための駆動源は、電動モータに限定されない。雌型133a、雄型133b、押え板133cの駆動源は、雌型133a、雄型133b、押え板133cを包装用シート3に対して接近・離反させることができるようなものであればよい。雌型133a、雄型133b、押え板133cの駆動源は、たとえばエアーシリンダであってもよく、あるいは油圧シリンダであってもよい。

0035

雌型133aに対し、雄型133bと押え板133cとが、熱板131により軟化させられた包装用シート3を挟むように接近する。雌型133aと押え板133cとで包装用シート3を挟んだ状態のまま、前記複数の吸引孔から空気を吸引することにより、包装用シート3に下方に凹んだ凹部31が形成される。この状態で、さらに雌型133aに対して雄型133bを嵌合することにより、所望の形状の凹部31が確実に形成される。雄型133bは、必ずしも設ける必要はない。雌型133aの前記複数の吸引孔から空気を吸引することで所望の形状の凹部31を形成することができるのであれば、雄型133bを省略してもよい。

0036

なお、本実施形態の成形型133は1組設けられており、一度(雌型133aと雄型133bとの上下動サイクル)に一個の凹部31を形成するよう構成されているが、包装用シート3の長手方向に沿って、または、包装用シート3の幅方向(図1表裏方向)に複数組の成形型133を並列させることにより、一度に複数の凹部31…31を形成することもできる。

0037

薬剤供給部14は、薬剤Mを一時的に貯留し、当該薬剤Mを、処方データに応じて(例えば1回の服用分毎に)薬剤投入部15に供給する。前記薬剤供給部14は薬剤Mを一時的に貯留する貯留部141を有し、制御部(図示しない)の制御により貯留部141から選択的に薬剤Mを供給することができる。この貯留部141は、錠剤用としては、収納カセットや、複数の凹部がマトリックス状に配置されてなる分配枡、散剤用としては、縦断面V字状の凹部を備えた枡部や、円盤状に形成されており処方データに応じて散剤を掻き取るよう構成された散剤分配装置が例示できる。ただし、薬剤供給部14はこれら例示した形態に限定されず、種々の形態で実施できる。この貯留部141は、例えば、薬剤Mを種類毎に貯留する複数の種類毎貯留部、または、薬剤Mを1回の服用分毎に貯留する複数の服用分毎貯留部で構成することが可能である。この場合、薬剤供給部14にて、薬剤Mを供給するために適する状態で、薬剤Mを種類毎または服用分毎に貯留できる。種類毎貯留部により薬剤Mを種類毎に貯留した場合は、薬剤Mの補充を容易にできる。また、服用分毎貯留部により薬剤Mを服用分毎に貯留した場合は、貯留した状態のままで薬剤投入部15に供給できる。

0038

なお、本実施形態の薬剤供給部14は、種々の剤形の薬剤を扱うことができる。例えば、錠剤、カプセル剤、散剤が挙げられる。また、本実施形態では固体の薬剤のみを扱うよう構成されているが、場合によっては液体ゲル状の薬剤を扱うことも可能である。

0039

薬剤投入部15は、前記凹部形成部13によって包装用シート3に形成された各凹部31に薬剤Mを投入する。本実施形態の薬剤投入部15は、図示のように上広がり形状のホッパーとして構成されており、前記薬剤供給部14の下方に位置する。なお、液体の薬剤を扱う場合、薬剤投入部15は例えばノズル状等、注出に適した形状に形成される。

0040

蓋シート保持部16は包材送出部の一部を構成し、平坦な蓋シート4を保持する。本実施形態の蓋シート4としては樹脂シートが用いられている。この蓋シート4は長尺帯状であり、巻かれたロール状体4aの状態で、蓋シート保持部16に送り出し可能に保持されている。蓋シート4は、包装用シート3に形成される凹部31の開口を覆うことができるような幅を有する。本実施形態の蓋シート4の幅は、包装用シート3の幅と同一である。なお、蓋シート4として、紙を用いることもできる。この紙には、樹脂がコーティングされていてもよい。

0041

蓋シート供給部17は包材移送部の一部を構成し、前記凹部31の開口を閉鎖するための蓋シート4を、前記凹部31…31が形成されて、各凹部31に薬剤Mが投入された状態の前記包装用シート3に対して供給する。蓋シート供給部17は、蓋シート4を包装用シート3の上面に供給する。本実施形態では、蓋シート供給部17は、包装用シート3に対して蓋シート4を上方から供給する。蓋シート供給部17は、包装用シート3に対して蓋シート4を、側方から供給してもよく、あるいは、下方から供給してもよい。蓋シート供給部17は、前記蓋シート保持部16からの蓋シート4を長手方向に供給する。蓋シート4の供給は、蓋シート供給部17(本実施形態では包装用シート供給部12と同一部分)において、蓋シート4を間欠的に下流側に移送することによりなされる(具体的構成は図示しない)。なお、本実施形態では図1に記載の複数のローラー171…171は駆動されておらず、蓋シート4の支持だけを行っている。蓋シート供給部17により移送される蓋シート4の張力を調整するため、蓋シート保持部16には張力付与部16Xが設けられている。本実施形態では、包装用シート3及び蓋シート4は、共通のローラーによって引っ張られる。前記供給は、後述する蓋シート接着部18により包装用シート3に蓋シート4を接着する際には停止する。このため、前記供給は間欠的になされる。この間欠的な蓋シート4の供給は、包装用シート3の供給と同期している。なお、蓋シート4の供給を行う手段としては、たとえば蓋シート4を挟持して引っ張るような手段を採用することもでき、またアームやゴム板等の種々の手段を採用することもできる。

0042

蓋シート接着部18は、前記蓋シート供給部17によって供給された前記蓋シート4を、当該蓋シート4によって前記凹部31の開口を覆うことで閉鎖した状態で前記包装用シート3に接着する。蓋シート接着部18は、熱板181、受け部182を備える。熱板181と受け部182とは、搬送される蓋シート4及び、包装用シート3の凹部31が形成されていない部分を挟んで対向しており、各々の対向する面は平面とされている。蓋シート4に対し、熱板181は上方に位置し、受け部182は下方に位置する。熱板181にはヒーターが内蔵されている。受け部182は樹脂からなっており、本実施形態はゴム製である。なお、受け部182は、ヒーターが内蔵された、もう一つの熱板であってもよい。熱板181と受け部182とは、電動モータにより駆動されることにより、蓋シート4及び包装用シート3に対して接近・離反可能とされている。熱板181及び受け部182を駆動するための駆動源は、電動モータに限定されない。熱板181及び受け部182の駆動源は、熱板181及び受け部182を蓋シート4及び包装用シート3に対して接近・離反させることができるようなものであればよい。熱板181及び受け部182の駆動源は、たとえばエアーシリンダであってもよく、あるいは油圧シリンダであってもよい。なお、図示していないが、受け部182には、この受け部182と凹部31とが干渉しないように、凹部31が嵌り込む凹所が形成される。本実施形態では、受け部182の中央には、凹所として円形の穴が貫通しており、受け部182が上方に移動した際に凹部31に干渉しないようにされている。熱板181が熱せられた状態で熱板181と受け部182とが蓋シート4及び包装用シート3を挟むことにより、包装用シート3に対して蓋シート4が接着(ヒートシール)されて薬剤包装体Pが形成される。この接着により、凹部31に投入された薬剤Mが凹部31から漏れ出ないようにされる。なお、蓋シート接着部18は、蓋シート4と包装用シート3との間に接着剤を介在させて、蓋シート4と包装用シート3との接着を行うこともできる。

0043

切断部19は、前記蓋シート4が接着された前記包装用シート3を、両シート3,4を一緒に、1回または複数回の服用分毎に切断する。本実施形態の切断部19は、包装用シート3を挟んで上方と下方とに位置し、刃先が重なるように移動可能とされた切断刃191,191を備える。これにより、患者服用しやすい単位に薬剤包装体Pが分離される。よって、1回または複数回の服用単位でまとめられた薬剤包装体Pを得ることができる。

0044

なお、切断刃191の形状を変更することで、包装用シート3及び蓋シート4にミシン目を形成することもできる。このようにミシン目を形成することにより、患者の都合により薬剤包装体Pを適宜切断できるようになるので、服用や薬剤包装体Pの保管に際して患者の使い勝手が良くなる。なお、ミシン目以外に、患者による薬剤包装体Pの切断を補助するよう、他の部分よりも剛性を小さくしたり、板厚を薄くした脆弱部を形成することもできる。

0045

印刷部20は、前記処方データに応じた情報を、前記蓋シート4に印刷する。この印刷部20により、印刷を一連の工程でできるので、患者に渡すことのできる状態までの薬剤包装体Pの形成が簡単にできる。印刷内容としては、患者氏名、服用に関する日付、曜日服用タイミング(食後、食前食間など)が挙げられる。本実施形態では、包装用シート3に接着する前の蓋シート4に印刷を行う。このため、印刷部20は包装用シート3の搬送ラインの上方に位置している。なお、包装用シート3に接着した後の蓋シート4に印刷を行うこともできる。印刷方式としては、インクリボンを用いて熱転写する方式が例示できるが、インクジェット式等、種々の方式を採用し得る。

0046

次に、包装用シート保持部11および張力付与部11Xについて説明する。なお、蓋シート保持部16および張力付与部16Xも同じ構成であるため、この包装用シート保持部11および張力付与部11Xを代表として説明する。

0047

包装用シート保持部11および張力付与部11Xは図2図5に示すように構成されている。包装用シート保持部11および張力付与部11Xは、ベース部111に設けられる。包装用シート保持部11は、保持軸部112、回動駆動部115を備える。張力付与部11Xは、押圧部材としてのダンサローラー114、アーム116を備える(なお、蓋シート4に対する張力付与部16Xは、図1に示すようにダンサローラー161を備える(他の構成要素は図示を省略している))。

0048

保持軸部112はベース部111に対し、予め定める軸線まわりに回動可能に設けられている。保持軸部112はロール状体3aを保持する。前記予め定める軸線とロール状体3aの軸線とは一致する。保持軸部112は、保持軸部112とロール状体3aとが相対的に回転せず、かつロール状体3aが保持軸部112から脱落しないように、ロール状体3aを保持する。本実施形態では、図2または図4に示すように、保持軸部112の正面側には押え板1121が着脱可能に設けられており、この押え板1121の押圧により保持軸部112にロール状体3aが保持される。また、図3に示すように、保持軸部112の背面側には被駆動ギア1122が接続されている。

0049

アーム116は、回動可能に設けられる。本実施形態では、アーム116は、保持軸部112に取り付けられている。このため、アーム116は保持軸部112の軸線と同じ軸線まわりに回動可能である。回動範囲は、ベース部111を貫通する湾曲長孔117に対するダンサローラー114の移動範囲に対応している。ただし、このアーム116は保持軸部112の回転とは連動しておらずに自由状態となっており、アーム116及びダンサローラー114の自重で下方に付勢されている。

0050

ベース部111には、固定ローラー113が設けられる。固定ローラー113はベース部111に対して回動可能である。固定ローラー113の回動軸線は保持軸部112の回動軸線と平行である。この固定ローラー113は、図4に示すように、ロール状体3aから送り出された包装用シート3をダンサローラー114に至るまでの間で支持する。このような固定ローラー113が設けられることで、ロール状体3aにおける包装用シート3の巻量の大小にかかわらず、ダンサローラー114によって包装用シート3を安定して支持することができる。

0051

ダンサローラー114は、弛緩側限界位置と緊張側限界位置とにわたって移動可能に設けられ、包装用シート3を押圧する。本実施形態では、ダンサローラー114は、背面側からアーム116に支持されており、ベース部111を貫通する湾曲長孔117内において、図4に示した上方向114u及び下方向114dに移動可能に設けられる。弛緩側限界位置は湾曲長孔117の下端位置であり、緊張側限界位置は湾曲長孔117の上端位置である。ダンサローラー114は回動可能であり、回動軸線は保持軸部112の回動軸線と平行である。このダンサローラー114は、上下に移動可能であるので、ダンサローラー114及びアーム116の自重によって包装用シート3を上方から押圧する。したがって簡単な構成で、包装用シート3に張力を付与することができる。ダンサローラー114は、ばね付勢によって包装用シート3を押圧するように構成されてもよい。

0052

図3に示すように、ベース部111の背面側には、湾曲長孔117に沿って下端センサ118a、原点検出部としての原点センサ118b、上端センサ118cが設けられる。下端センサ118aはダンサローラー114の弛緩側限界位置に対応して設けられる。上端センサ118cはダンサローラー114の緊張側限界位置に対応して設けられる。原点センサ118bは原点位置に設けられる。この原点位置は、前記弛緩側限界位置と前記緊張側限界位置との間のうち、両端を除く範囲内に設定されている。本実施形態では、ダンサローラー114の初期位置はこの原点位置とされており、後述する包装用シート3の送り出しの基準となる位置である。原点センサ118bはダンサローラー114が原点位置にあるか否かを検出する。各センサ118a〜118cは、アーム116の背面に設けられたドグ116aに対して検知をなす。

0053

下端センサ118aの検知によると、ロール状体3aから包装用シート3が全て送り出されてシート切れとなったこと、または包装用シート3が切断されたこと(これらの際、ダンサローラー114は自重で湾曲長孔117の下端(弛緩側限界位置)に落ち込む)がわかる。また、上端センサ118cの検知によると、包装用シート3が異常に引っ張られていることがわかる。

0054

回動駆動部115は包装用シート3を強制的に送り出す手段であって、保持軸部112を前記予め定める軸線まわりに回動駆動させる。回動駆動部115はモータ1151と、モータ1151の駆動力を保持軸部112に伝達するための駆動力伝達部とを備える。本実施形態では、駆動力伝達部は、モータ1151の有するギアと保持軸部112の有する被駆動ギア1122との間で駆動力を伝達する伝達ギア1152である。駆動力伝達部は、ベルトであってもよい。この場合、モータ1151の出力軸には駆動プーリが固定され、保持軸部112には従動プーリが固定され、これらの駆動プーリおよび従動プーリにベルトが掛け渡される。このように包装用シート3を強制的に送り出す手段を備えることにより、張力付与部11Xによる包装用シート3への張力に依存することなく、包装用シート3を確実に下流側に送り出すことができる。また、保持軸部112と回動駆動部115との組み合わせにより、簡単な構成で、包装用シート3を強制的に送り出すことができる。

0055

本実施形態のモータ1151は、包材搬送部10の運転時には励磁されており、包装用シート供給部12により、包装用シート3が移送される際には、保持軸部112及びロール状体3aに対してブレーキ制動手段)として作用する。つまり、回動駆動部115は、保持軸部112の回動を制限可能である。よって、包装用シート3の送り出しを制限するための構成を別途、設ける必要がない。したがって構成を簡素化することができる。

0056

一方、ダンサローラー114を原点位置に復帰させるべくロール状体3aから包装用シート3を送り出す際、このモータ1151は保持軸部112を回転させる。この保持軸部112の回転に伴い、ダンサローラー114にかかるダンサローラー114自身およびアーム116の自重によって、ダンサローラー114に引っ掛けられた包装用シート3は送り出された分弛むことになるのでアーム116は回動する。

0057

搬送制御部10Xは、包材移送部によって包装用シート3を間欠的に移送するよう制御する。また、包材送出部である包装用シート保持部11を以下のように制御する。

0058

包装用シート供給部12による間欠的な包装用シート3の移送を実行している間は、回動駆動部115による包装用シート3の送り出しを制限することで、包装用シート保持部11による包装用シート3の送り出し量を包装用シート供給部12による包装用シート3の移送量よりも小さくする。この制限は、前述のようにモータ1151が、励磁されたことでブレーキとして作用することによりなされる。従って、包装用シート供給部12による包装用シート3の移送量(相対的に大)と、包装用シート保持部11による包装用シート3の送り出し量(相対的に小)との間で差分が生じる。

0059

前記差分が生じることにより、包装用シート3は搬送方向の下流側に差分量に応じて引っ張られることになるから、ダンサローラー114は湾曲長孔117内を、図4に示す上方向114uに上昇する。これにより、ダンサローラー114は初期位置であった原点位置から外れる。原点センサ118bは非検知状態となる。

0060

一方、包装用シート供給部12による間欠的な包装用シート3の移送を停止している間に、回動駆動部115のモータ1151を駆動させ、包装用シート供給部12による包装用シート3の移送量に対する包装用シート保持部11による包装用シート3の送り出し量の差分量分の送り出しを実行する。これにより、前記差分量が0に調整される。その結果、一回の間欠的な移送毎で、包装用シート供給部12による包装用シート3の移送量と包装用シート保持部11による包装用シート3の送り出し量とが完全に一致するようになるので、包装用シート3にかかる張力を一定に維持することができる。

0061

前記差分量分の送り出しに当たり、搬送制御部10Xは、湾曲長孔117における弛緩側限界位置と緊張側限界位置との間のうち、両端を除く範囲で、前記差分量に応じてダンサローラー114が移動するように、包装用シート保持部11を制御する。具体的には、搬送制御部10Xは、原点センサ118bによる検出結果に基づいて、包装用シート保持部11による包装用シート3の送り出しを制御する。この包装用シート3の送り出しの制御は、原点センサ118bの検知により、ダンサローラー114を原点位置に復帰すべくなされる。

0062

包装用シート供給部12による間欠的な包装用シート3の移送を実行している間は、包装用シート保持部11による包装用シート3の送り出し量を0にすること、すなわち包装用シート3の送り出しを停止することが好ましい。このようにして包装用シート供給部12による包装用シート3の移送と包装用シート保持部11による包装用シート3の送り出しとを時間的に別々に実行し、これによって容易に、包装用シート3にかかる張力を一定に維持することができる。特に、包装用シート供給部12によって包装用シート3を移送する際に、包装用シート3にかかる張力を一定に維持することができる。

0063

次に、フロー図である図6図8に基づいて動作の説明を行う。図6に示したフローは包装用シート3の搬送動作全般に関する。まず、初期動作を開始する(ステップS1)。次に予め指定された包数に実際に包装した包数が到達したか否かを判断する(ステップS2)。到達している場合は搬送動作を終了する。到達していない場合は、薬剤Mの包装に先立つ所定動作が全て終了したか否かを判断する(ステップS3)。前記所定動作は、具体的には、凹部形成部13、蓋シート接着部18、切断部19を含む各部の動作である。前記所定動作には、包装用シート供給部12の復帰動作や包装用シート保持部11および蓋シート保持部16による包材3,4の送り出し動作も含まれる。前記所定動作が終了していない場合はステップS3を繰り返す。終了した場合は、包材移送部である包装用シート供給部12による包装用シート3の移送動作を開始する(ステップS4)。このとき、回動駆動部115による包装用シート3の送り出しは制限されている。次に移送動作が全て終了したか否かを判断する(ステップS5)。終了していない場合はステップS5を繰り返す。終了した場合は、包材移送部である包装用シート供給部12に係る復帰動作(次回の間欠的な移送に備える動作)を開始する(ステップS6)。次に、包材送出部である包装用シート保持部11による送り出し動作を開始する(ステップS7)。その後ステップS2に戻る。

0064

図6に示した初期動作(ステップS1)に関するフローを図7に示す。まず、ダンサローラー114が弛緩側限界位置にあるか否かを判断する(ステップS11)。弛緩側限界位置にある場合、回動駆動部115のモータ1151を駆動させて引き戻し(ダンサローラー114を上方に移動させること)を開始する(ステップS12)。次にダンサローラー114が原点位置に来たか否かを判断する(ステップS13)。原点位置にない場合はステップS13を繰り返す。原点位置に来ている場合は引き戻しを終了する(ステップS14)。これで初期動作を終了する。

0065

ステップS11で弛緩側限界位置にない場合、回動駆動部115のモータ1151を駆動させてロール状体3aから包装用シート3を送り出す(ステップS15)。次にダンサローラー114が弛緩側限界位置にあるか否かを判断する(ステップS16)。弛緩側限界位置にない場合はステップS16を繰り返す。弛緩側限界位置にある場合、前記送り出しを終了して(ステップS17)、ステップS12に移行する。

0066

このように初期動作では、ダンサローラー114を一度弛緩側限界位置においてから原点位置に移動させる。このため、ダンサローラー114の初期位置がどこであっても、ダンサローラー114を確実に原点位置へと配置できる。

0067

図6に示した送り出し動作(ステップS7)に関するフローを図8に示す。まず、回動駆動部115のモータ1151を駆動させてロール状体3aから包装用シート3を送り出す(ステップS71)。次にダンサローラー114が原点位置にあるか否かを判断する(ステップS72)。原点位置にない場合はステップS72を繰り返す。原点位置にある場合(つまり、ダンサローラー114が原点位置に復帰した場合)、前記送り出しを終了する(ステップS73)。これで送り出し動作を終了する。

0068

以上のように構成された本実施形態の薬剤包装装置1によると、包装用シートの供給、複数の凹部の形成、薬剤の投入を自動的に行うことができる。よって、容易にブリスター包装を行うことができる。

0069

そして特に、本実施形態の薬剤包装装置1によると、包材移送部(本実施形態では包装用シート供給部12、蓋シート供給部17)による包材(本実施形態では包装用シート3、蓋シート4)の移送量と包材送出部(本実施形態では包装用シート保持部11、蓋シート保持部16)による包材の送り出し量とに一旦差分量を生じさせ、この差分量を後に0に調整することで、一回の間欠的な移送毎で包材移送部による包材の移送量と包材送出部による包材の送り出し量とが完全に一致するようになるので、包材にかかる張力を一定に維持することができる。

0070

以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。

0071

例えば、前記実施形態では押圧部材としてのダンサローラー114(161)を原点位置に合わせるように包材としての包装用シート3(蓋シート4)を送り出すことで張力を一定に維持するようにしたが、包材を送り出すための基準となる手段を別に設けることにより、押圧部材を備えないこともできる。

0072

1薬剤包装装置
10包材搬送部
10X搬送制御部
11 包材送出部、包装用シート保持部
11X張力付与部
112保持軸部
114押圧部材、ダンサローラー
115 包材を強制的に送り出す手段、回動駆動部
118b原点検出部
12 包材移送部、包装用シート供給部
13凹部形成部
14薬剤供給部
15薬剤投入部
16 包材送出部、蓋シート保持部
16X 張力付与部
161 押圧部材、ダンサローラー
17 包材移送部、蓋シート供給部
18 蓋シート接着部
19 切断部
20印刷部
3 包材、包装用シート
3aロール状体
31 凹部
4 包材、蓋シート
4a ロール状体
M 薬剤

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