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技術 車両診断装置、車両診断方法

出願人 日産自動車株式会社
発明者 畑山隼一辻正文久家伸友芳賀敏紀
出願日 2015年7月6日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2015-135258
公開日 2017年1月19日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2017-013743
状態 特許登録済
技術分野 車両用電気・流体回路 異常警報装置
主要キーワード 日照度 同一型式 車載通信ネットワーク フレックスレイ 車載データ 車両診断装置 フェール信号 車載データベース
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

通信圏外となる状況でも、車両側最低限の診断を可能にする。

解決手段

車両に設けられたデータ要求部23が、外部のサーバ31に対して正常な車両状態データの一部を要求し、サーバ31から送信された正常な車両状態データを車載データベース14に蓄積する。また、データ取得部15で現在の車両状態データを取得する。また、制御部22で、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように、車両の環境設定を制御する。そして、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、車両診断部21で、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、データ取得部15で取得した現在の車両状態データと、を比較することにより、車両における不調の有無を診断する。

概要

背景

特許文献1に記載の従来技術は、車載端末車両情報外部ネットワークを介してサーバに送信し、このサーバが車両情報を一括管理し、車両状態を詳細に調査解析できるように構成されている。

概要

通信圏外となる状況でも、車両側最低限の診断を可能にする。車両に設けられたデータ要求部23が、外部のサーバ31に対して正常な車両状態データの一部を要求し、サーバ31から送信された正常な車両状態データを車載データベース14に蓄積する。また、データ取得部15で現在の車両状態データを取得する。また、制御部22で、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように、車両の環境設定を制御する。そして、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、車両診断部21で、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、データ取得部15で取得した現在の車両状態データと、を比較することにより、車両における不調の有無を診断する。

目的

本発明の課題は、通信圏外となる状況でも、車両側で最低限の診断を可能にすることである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両に搭載され、正常な車両状態データ蓄積した車載データ蓄積部と、現在の車両状態データを取得するデータ取得部と、前記車載データ蓄積部に蓄積された正常な車両状態データと前記データ取得部で取得した現在の車両状態データとを比較することにより、車両における不調の有無を診断する車両診断部と、前記正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように、車両の環境設定を制御する制御部と、を備え、前記車両診断部は、前記制御部による環境設定の制御により、前記正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、前記不調の有無を診断することを特徴とする車両診断装置

請求項2

車両に設けられ、外部のサーバに対して、前記サーバに蓄積された正常な車両状態データの一部を要求するデータ要求部と、車両に設けられ、前記データ要求部の要求に応じて前記サーバから送信された前記正常な車両状態データを受信して蓄積する車載データ蓄積部と、現在の車両状態データを取得するデータ取得部と、前記車載データ蓄積部に蓄積された正常な車両状態データと前記データ取得部で取得した現在の車両状態データとを比較することにより、車両における不調の有無を診断する車両診断部と、前記正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように、車両の環境設定を制御する制御部と、を備え、前記車両診断部は、前記制御部による環境設定の制御により、前記正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、前記不調の有無を診断することを特徴とする車両診断装置。

請求項3

前記データ要求部は、前記サーバに蓄積された正常な車両状態データのうち、同一型式の車両に関するものを要求することを特徴とする請求項2に記載の車両診断装置。

請求項4

前記データ要求部は、前記サーバに蓄積された正常な車両状態データのうち、現在の環境条件に近いものから優先して要求することを特徴とする請求項2又は3に記載の車両診断装置。

請求項5

前記データ要求部は、現在の季節及び時間帯の少なくとも一方に適合するものから優先して要求することを特徴とする請求項4に記載の車両診断装置。

請求項6

前記制御部は、空調システムを介して車両の室内温度を制御し、前記車両診断部は、前記空調システムにおける不調の有無を診断することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の車両診断装置。

請求項7

正常な車両状態データを蓄積し、車両とデータ通信可能な外部データ蓄積部と、車両に搭載され、前記外部データ蓄積部とのデータ通信を介して、前記正常な車両状態データの一部を蓄積する車載データ蓄積部と、現在の車両状態データを取得するデータ取得部と、前記車載データ蓄積部に蓄積された正常な車両状態データと前記データ取得部で取得した現在の車両状態データとを比較することにより、車両における不調の有無を診断する車両診断部と、前記正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように、車両の環境設定を制御する制御部と、を備え、前記車両診断部は、前記制御部による環境設定の制御により、前記正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、前記不調の有無を診断することを特徴とする車両診断装置。

請求項8

車両に搭載された車載データ蓄積部に、正常な車両状態データを蓄積し、データ取得部で現在の車両状態データを取得し、制御部で、前記正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように車両の環境設定を制御し、前記制御部による環境設定の制御により、前記正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、車両診断部で、前記車載データ蓄積部に蓄積された正常な車両状態データと前記データ取得部で取得した現在の車両状態データとを比較することにより、車両における不調の有無を診断することを特徴とする車両診断方法

技術分野

0001

本発明は、車両診断装置車両診断方法に関する。

背景技術

0002

特許文献1に記載の従来技術は、車載端末車両情報外部ネットワークを介してサーバに送信し、このサーバが車両情報を一括管理し、車両状態を詳細に調査解析できるように構成されている。

先行技術

0003

特開2006−160126号公報

発明が解決しようとする課題

0004

車両の診断を、クラウドサービスを利用して行なうことが考えられるが、通信圏外となることもあり、常にクラウドサービスを利用できるとは限らない。一方、車両の診断を、全て車載システムだけで行なう場合、クラウドサービスと同等の機能を持たせようとすると、コストが増大するだけでなく、ハードウェアソフトウェアアップグレードもしにくい。
本発明の課題は、通信圏外となる状況でも、車両側最低限の診断を可能にすることである。

課題を解決するための手段

0005

本発明の一態様に係る車両診断装置は、車両に搭載された車載データ蓄積部に、正常な車両状態データを蓄積し、データ取得部で現在の車両状態データを取得する。また、制御部で、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように車両の環境設定を制御する。そして、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、車両診断部で、車載データ蓄積部に蓄積された正常な車両状態データとデータ取得部で取得した現在の車両状態データとを比較することにより、車両における不調の有無を診断する。

発明の効果

0006

本発明によれば、車載データ蓄積部に蓄積された正常な車両状態データと、現在の車両状態データとを比較することにより、車両における不調の有無を診断することができる。また、例えば通信圏外となることで、正常な車両状態データが不足するような状況でも、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とを一致させてから、不調の有無を診断するので、車両側で最低限の診断を行なうことができる。

図面の簡単な説明

0007

車両診断装置の構成図である。
車載データベースにおける正常な車両状態データの一例を示す表である。
外部データベースにおける正常な車両状態データの一例を示す表である。
車両診断処理の一例を示すフローチャートである。
室内温度タイムチャートである。
外部データベースにおける正常な車両状態データの一例を示す表である。

実施例

0008

以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。

0009

《第1実施形態》
《構成》
図1は、車両診断装置の構成図である。
車両診断装置11は、車載システム12と、ネットワーク13と、を備える。
車載システム12は、車載データベース14と、データ取得部15と、通信部16と、コントローラ17と、情報伝達部18と、空調システム19と、を備える。
車載データベース14は、正常な車両状態データを蓄積する。正常な車両状態データとは、空調システム19が正常であるときの空調能力を示すデータであり、主に車室温度設定温度に到達するまでの時間によって表される。

0010

図2は、車載データベースにおける正常な車両状態データの一例を示す表である。
ここでは、空調能力が正常であるときの、室内温度、設定温度、所要時間、日照度外気温乗員数のデータをまとめているが、これに限定されるものではなく、さらにファン速度ドアや窓の開閉状態等を含めてもよい。
例えば、室内温度が30度、設定温度が20度、日照度が弱、外気温が29度、乗員が1名のときには、室内温度を30度から20度まで低下させるのに約20分を要する。また、室内温度が30度、設定温度が22度、日照度が中、外気温が28度、乗員が2名のときには、室内温度を30度から22度まで低下させるのに約15分を要する。また、室内温度が29度、設定温度が24度、日照度が強、外気温が31度、乗員が6名のときには、室内温度を29度から24度まで低下させるのに約10分を要する。

0011

データ取得部15は、例えばCSMA/CA方式多重通信(CAN:Controller Area Network)やフレックスレイ(Flex Ray)等の車載通信ネットワーク車載LAN)を介して現在の車両状態データを取得する。ここでは、室内温度、設定温度、日照度、外気温、乗員数、ファン速度、ドアや窓の開閉状態等である。
通信部16は、ネットワーク(インターネット)13に接続され、このネットワーク13を介してクラウドサービス事業者のサーバ31と相互にデータ通信を行なう。

0012

コントローラ17は、例えばマイクロコンピュータからなり、後述する車両診断処理を実行する。
情報伝達部18は、タッチパネル、及びスピーカからなり、運転者に各種情報を伝達する。タッチパネルは、タッチ式入力デバイスと、液晶パネルとを組み合わせたデバイスであり、コントローラ17からの指令に応じて各種情報を表示すると共に、運転者が液晶パネルのタッチ面タッチするときに、その位置情報をコントローラ17に入力する。例えば、液晶パネルに表示された記号文字をタッチすることで各種入力が行なわれる。また、スピーカによって、各種情報を音声によって出力する。

0013

空調システム19は、車両の空調設定を制御する。
コントローラ17は、車両診断部21と、制御部22と、データ要求部23と、データ更新部24と、を備えている。
車両診断部21は、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、データ取得部15で取得した現在の車両状態データと、を比較することにより、空調システム19における不調の有無を診断する。空調システム19の不調とは、故障に至る前の状態であり、故障診断コード(DTC:Diagnostic Trouble Cord)や、フェール信号では検出できない状態を指す。

0014

制御部22は、車両診断部21で空調システムの診断を行なう際に、正常な車両状態データの環境条件と、現在の環境条件とが一致するように、車両の空調設定を制御する。例えば、室内温度を30度から20度まで低下させるのに約20分を要する、という正常な車両状態データがある状態で、現在の温度が28度で、設定温度が20度に設定されたとする。この場合は、空調システム19を介して室内温度が30度となるように制御し、環境条件を一致させる。

0015

データ要求部23は、外部のサーバ31に対して、サーバ31に蓄積された正常な車両状態データの一部を要求する。
データ更新部24は、通信部16を介して受信した正常な車両状態データを、車載データベース14に蓄積し、更新を行なう。
ネットワーク13には、ソフトウェア機能アプリケーション実行プラットフォーム機能、ハードウェアやインフラ機能の提供を行なうクラウドサービス事業者のサーバ31が接続される。

0016

サーバ31は、外部データベース32と、データ抽出部33と、を備える。
外部データベース32は、正常な車両状態データを蓄積する。正常な車両状態データとは、前述したように空調システム19が正常であるときの空調能力を示すデータであり、主に車室温度が設定温度に到達するまでの時間によって表される。
図3は、外部データベースにおける正常な車両状態データの一例を示す表である。

0017

外部データベース32は、膨大な車両状態データを有しており、型式別(車種別)に車両状態データを格納している。
データ抽出部33は、車載システム12とのデータ通信を行ない、車載システム12から正常な車両状態データの要求を受けたときに、その要求に応じて外部データベース32に蓄積された正常な車両状態データの一部を抽出し、車載システム12に送信する。すなわち、車載システム12からの要求に応じて、同一型式の車両に関するもので、且つ現在の環境条件に近いものから優先して抽出し、車載システム12に送信する。

0018

次に、コントローラ17で実行する車両診断処理について説明する。
図4は、車両診断処理の一例を示すフローチャートである。
テップS101では、車載システム12がネットワーク13と通信可能であるか否かを判定する。ここで、通信可能であるときにはステップS102に移行する。一方、通信不可能であるときにはステップS104に移行する。

0019

ステップS102では、クラウドサービス事業者のサーバ31に対して、外部データベース32に蓄積された正常な車両状態データを要求する。具体的には、同一型式の車両に関するもので、且つ現在の環境条件に近いものから優先して要求する。この要求により、サーバ31のデータ抽出部33が、外部データベース32に蓄積された正常な車両状態データのうち、要求された車両状態データを抽出し、車載システム12に送信する。

0020

続くステップS103では、サーバ31から受信した正常な車両状態データを、車載データベース14に蓄積し、更新する。
続くステップS104では、車載データベース14を参照し、正常な車両状態データを参照する。
続くステップS105では、現在の車両状態データを取得する。

0021

続くステップS106では、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するか否かを判定する。ここで、環境条件が一致しないときには、空調システム19の診断を行なえないと判断してステップS107に移行する。一方、環境条件が一致するときには、空調システム19の診断を行なえると判断してステップS108に移行する。
ステップS107では、正常な車両状態データの環境条件と、現在の環境条件とが一致するように、空調システム19を介して空調設定を制御してから、所定のメインプログラム復帰する。

0022

一方、ステップS108では、空調システム19の診断を開始する。すなわち、空調システム19の空調能力に不調があるか否かの診断を行なう。具体的には、車室温度が設定温度になるまでの所要時間が、正常な範囲内であるか否かを診断する。
ステップS109では、空調システム19の診断が終了したか否かを判定する。ここで、診断が終了していないときには、そのまま所定のメインプログラムに復帰する。一方、空調システム19の診断が終了しているときにはステップS110に移行する。
ステップS110では、情報伝達部18に指令を出力し、空調システム19の診断結果を運転者に伝達してから所定のメインプログラムに復帰する。
上記が車両診断処理である。

0023

《作用》
次に、第1実施形態の作用について説明する。
車両とデータ通信可能な外部データベース32に、正常な車両状態データを蓄積し、車載データベース14に、外部データベース32とのデータ通信を介して、正常な車両状態データの一部を蓄積する(ステップS102、S103)。そして、現在の車両状態データを取得し(ステップS105)、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、データ取得部15で取得した現在の車両状態データと、を比較することにより、空調システム19における不調の有無を診断する(ステップS108)。

0024

このように、空調システム19の診断を、クラウドサービスを利用して行なうことにより、車載システム12を簡素化し、且つシステムを構築し管理する点でも、効率化を図ることができる。しかしながら、通信圏外となることもあり、常にクラウドサービスを利用できるとは限らない。一方、車両の診断を、全て車載システム12だけで行なう場合、クラウドサービスと同等の機能を持たせようとすると、コストが増大するだけでなく、ハードウェアやソフトウェアのアップグレードもしにくい。

0025

そこで、車載データベース14に蓄積する正常な車両状態データが不足するような状況でも、車載システム12で最低限の診断を行なえるようにした。すなわち、正常な車両状態データの環境条件と、現在の環境条件とが一致しないときには(ステップS106の判定が“No”)、空調システム19の設定を制御することにより(ステップS107)、正常な車両状態データの環境条件に、現在の環境条件を強制的に一致させる。そして、環境条件が一致したら(ステップS106の判定が“Yes”)、診断を開始する(ステップS108)。したがって、通信圏外となることで(ステップS101の判定が“No”)、車載データベース14に蓄積する正常な車両状態データが不足するような状況でも、車載システム12で最低限の診断を行なうことができる。

0026

例えば、室内温度を30度から20度まで低下させるのに約20分を要する、という正常な車両状態データがある状態で、現在の温度が28度で、設定温度が20度に設定されたとする。この場合は、ユーザの操作を一旦無視し、空調システム19を介して室内温度が30度となるように制御し、環境条件を一致させる。そして、室内温度が30度になったら、設定温度を20度に改めて設定する。そして、室内温度を30度から20度まで低下させるのに、どのくらいの時間を要するかを調べることにより、空調システム19の空調能力に不調があるか否かを診断する。

0027

図5は、室内温度のタイムチャートである。
正常な車両状態データは、室内温度を30度から20度まで低下させるまでの所要時間を記録しているのに対して、時点t1では、室内温度が28度であるため、診断を開始することができない。そこで、例えば冷房運転を停止する、又は暖房運転切り替える等して、室内温度を上昇させる。時点t2では、室内温度が30度に到達しているため、この時点から、設定温度を20度とする冷房運転を開始する。時点t3で、室内温度が20度に到達しており、この時点t2から時点t3までの時間を計測することで、空調システム19の空調能力に不調があるか否かを正確に診断することができる。

0028

外部データベース32は、膨大な車両状態データを有している。したがって、車載システム12は、外部データベース32に蓄積されている正常な車両状態データのうち、同一型式の車両に関するもので、且つ現在の環境条件に近いものから優先して要求する(ステップS102)。このように、同一型式の車両に関するもので、且つ現在の環境条件に近いものから優先して、車載データベース14にダウンロードしてゆくので、現在の環境条件に最も適合した、正常な車両状態データを蓄積することができる。
そして、空調システム19の診断が終了したときに(ステップS109の判定が“Yes”)、その診断結果と、不調があるなら、どんな行動をとるべきかを運転者に伝達する(ステップS110)。これにより、不調がなければ運転者に安心感を与えることができ、不調があるとしても取るべき行動を案内することで早期点検を促すことができる。

0029

対応関係
サーバ31が「サーバ」に対応する。データ要求部23、及びステップS102の処理が「データ要求部」に対応する。車載データベース14が「車載データ蓄積部」に対応する。データ取得部15、ステップS105の処理が「データ取得部」に対応する。車両診断部21、ステップS108の処理が「車両診断部」に対応する。制御部22、ステップS107の処理が「制御部」に対応する。空調システム19が「空調システム」に対応する。外部データベース32が「外部データ蓄積部」に対応する。

0030

《効果》
次に、第1実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第1実施形態に係る車両診断装置は、車両に搭載された車載データベース14に、正常な車両状態データを蓄積し、データ取得部15で現在の車両状態データを取得する。また、制御部22で、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように、車両の環境設定を制御する。そして、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、車両診断部21で、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、データ取得部15で取得した現在の車両状態データと、を比較することにより、車両における不調の有無を診断する。

0031

このように、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、現在の車両状態データとを比較することにより、車両における不調の有無を診断することができる。また、例えば通信圏外となることで、正常な車両状態データが不足するような状況でも、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とを一致させてから、不調の有無を診断するので、車両側で最低限の診断を行なうことができる。

0032

(2)第1実施形態に係る車両診断装置は、車両に設けられたデータ要求部23が、外部のサーバ31に対して正常な車両状態データの一部を要求し、サーバ31から送信された正常な車両状態データを車載データベース14に蓄積する。また、データ取得部15で現在の車両状態データを取得する。また、制御部22で、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように、車両の環境設定を制御する。そして、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、車両診断部21で、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、データ取得部15で取得した現在の車両状態データと、を比較することにより、車両における不調の有無を診断する。

0033

このように、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、現在の車両状態データとを比較することにより、車両における不調の有無を診断することができる。また、例えば通信圏外となることで、正常な車両状態データが不足するような状況でも、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とを一致させてから、不調の有無を診断するので、車両側で最低限の診断を行なうことができる。

0034

(3)第1実施形態に係る車両診断装置は、外部データベース32に蓄積された正常な車両状態データのうち、同一型式の車両に関するものを要求し、車載データベース14に蓄積する。
このように、同一型式の車両に関するものを車載データベース14に蓄積することで、現在の環境条件に最も適合した、正常な車両状態データを蓄積することができる。

0035

(4)第1実施形態に係る車両診断装置は、外部データベース32に蓄積された正常な車両状態データのうち、現在の環境条件に近いものから優先して要求し、車載データベース14に蓄積する。
このように、現在の環境条件に近いものから優先して車載データベース14に蓄積することで、現在の環境条件に最も適合した、正常な車両状態データを蓄積することができる。

0036

(5)第1実施形態に係る車両診断装置は、制御部22が、空調システム19を介して車両の室内温度を制御し、車両診断部21が、空調システム19における不調の有無を診断する。
このように、空調システム19を介して車両の室内温度を制御することにより、空調システム19における不調の有無を容易に診断することができる。

0037

(6)第1実施形態に係る車両診断装置は、車両とデータ通信可能な外部データベース32に、正常な車両状態データを蓄積する。また、車両に搭載された車載データベース14に、外部データベース32とのデータ通信を介して、正常な車両状態データの一部を蓄積し、データ取得部15で現在の車両状態データを取得する。また、制御部22で、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように、車両の環境設定を制御する。そして、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、車両診断部21で、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、データ取得部15で取得した現在の車両状態データと、を比較することにより、車両における不調の有無を診断する。

0038

このように、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、現在の車両状態データとを比較することにより、車両における不調の有無を診断することができる。また、例えば通信圏外となることで、正常な車両状態データが不足するような状況でも、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とを一致させてから、不調の有無を診断するので、車両側で最低限の診断を行なうことができる。

0039

(7)第1実施形態に係る車両診断方法は、車両に搭載された車載データベース14に、正常な車両状態データを蓄積し、データ取得部15で現在の車両状態データを取得する。また、制御部22で、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致するように、車両の環境設定を制御する。そして、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とが一致してから、車両診断部21で、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、データ取得部15で取得した現在の車両状態データと、を比較することにより、車両における不調の有無を診断する。

0040

このように、車載データベース14に蓄積された正常な車両状態データと、現在の車両状態データとを比較することにより、車両における不調の有無を診断することができる。また、例えば通信圏外となることで、正常な車両状態データが不足するような状況でも、正常な車両状態データの環境条件と現在の環境条件とを一致させてから、不調の有無を診断するので、車両側で最低限の診断を行なうことができる。

0041

《第2実施形態》
《構成》
第2実施形態は、外部データベース32に蓄積された正常な車両状態データのうち、現在の季節及び時間帯の少なくとも一方に適合するものから優先して要求し、車載データベース14に蓄積するものである。

0042

ここでは、車載システム12の要求に応じて、データ抽出部33が、現在の季節及び時間帯の少なくとも一方に適合するものから優先して抽出し、車載システム12に送信することを除いては、前述した第1実施形態と同様であるため、共通する部分については、詳細な説明を省略する。
図6は、外部データベースにおける正常な車両状態データの一例を示す表である。

0043

外部データベース32は、膨大な車両状態データを有しており、型式別(車種別)に車両状態データを格納している。そして、空調能力が正常であるときの、室内温度、設定温度、所要時間、日照度、外気温、乗員数、日時のデータをまとめている。
そして、ステップS102の処理では、サーバ31に対して、同一型式の車両に関するもので、且つ季節及び時間帯を含めて現在の環境条件に近いものから優先して要求する。この要求により、サーバ31のデータ抽出部33が、外部データベース32に蓄積された正常な車両状態データのうち、要求された車両状態データを抽出し、車載システム12に送信する。

0044

《作用》
次に、第2実施形態の作用について説明する。
外部データベース32は、膨大な車両状態データを有している。したがって、車載システム12は、外部データベース32に蓄積されている正常な車両状態データのうち、同一型式の車両に関するもので、且つ季節及び時間帯を含めて現在の環境条件に近いものから優先して要求する(ステップS102)。このように、同一型式の車両に関するもので、且つ季節及び時間帯を含めて現在の環境条件に近いものから優先して、車載データベース14にダウンロードしてゆくので、現在の環境条件に最も適合した、正常な車両状態データを蓄積することができる。
第2実施形態において、前述した第1実施形態と共通する部分については、同様の作用効果が得られるものとし、詳細な説明は省略する。

0045

《効果》
次に、第2実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第2実施形態に係る車両診断装置は、現在の季節及び時間帯の少なくとも一方に適合するものから優先して要求し、車載データベース14に蓄積する。
このように、現在の季節及び時間帯の少なくとも一方に適合するものから優先して車載データベース14に蓄積することで、現在の環境条件に最も適合した、正常な車両状態データを蓄積することができる。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。また、各実施形態は、任意に組み合わせて採用することができる。

0046

11車両診断装置
12車載システム
13ネットワーク
14車載データベース
15データ取得部
16通信部
17コントローラ
18情報伝達部
19 空調システム
21車両診断部
22 制御部
23データ要求部
24データ更新部
31サーバ
32外部データベース
33データ抽出部

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  • 三菱電機株式会社の「 運転制御システムおよび運転支援方法」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題・解決手段】運転支援部(700)は、運転支援システムの機能である運転支援機能を実行する。第1電子制御装置(401)は、第1センサ(501)を有する。第2電子制御装置(402)は、第2センサ(50... 詳細

  • NECプラットフォームズ株式会社の「 救助要請装置、救助要請方法およびプログラム」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題】救助要請の確実性を高めることが可能な救助要請装置、救助要請方法およびプログラムを提供する。【解決手段】救助要請装置1は、無線通信を行う無線通信部2と、無線通信部2による無線通信が行えない場合、... 詳細

  • 株式会社E3の「 ボイスメッセージ通信装置」が 公開されました。( 2019/07/25)

    【課題・解決手段】ボイスメッセージ通信装置10に対し、当該通信装置の周囲の状況および通信装置自体の状況の少なくとも一方を検出するセンサ部12を備え、ユーザからのボイスメッセージの送信指示に応じて、所望... 詳細

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