図面 (/)

技術 患者の骨を外科的に調製するための整形外科用手術器具システム及び方法

出願人 デピュイ・シンセス・プロダクツ・インコーポレイテッド
発明者 ライアン・シー・キーファーローレン・ペンリージョン・クネオマイケル・ジェイ・フォーティントーマス・ジェイ・ブルーメンフェルドロバート・ティー・トラウスデール
出願日 2016年6月29日 (5年5ヶ月経過) 出願番号 2016-128733
公開日 2017年1月19日 (4年11ヶ月経過) 公開番号 2017-012756
状態 特許登録済
技術分野 補綴 手術用機器
主要キーワード 滑り溝 非垂直角度 遷移表面 直交角度 外側セクション 内側胴 傾斜セクション 内側セクション
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (17)

課題

患者の骨を調製する際に使用される整形外科用手術器具ステムを提供する。

解決手段

外科用器具は、患者の骨の外科的に調製された表面に固着されるように構成された切断ガイドブロックと、患者の骨のセクション切除するために切断ガイドブロックと共に使用される切断工具と、を備える。整形外科手術を行う方法も開示されている。

概要

背景

関節形成術は、病変又は損傷のある天然関節を人工関節置換する、周知の外科手術である。通常の膝プロテーゼは、脛骨トレイ大腿骨コンポーネント、及び脛骨トレイと大腿骨コンポーネントとの間に配置されるポリマーインサート又はベアリングを含む。時間の経過に伴い、植え込まれたプロテーゼは、コンポーネントの緩み、沈降及び骨変性によって周りの骨に損傷を引き起こす可能性がある。再置換全膝関節形成術を使用することで、当初の膝プロテーゼを置換し、現時点患者に存在する骨欠損を配慮できる。一次又は再置換膝プロテーゼには、骨欠損を修正しかつ他のプロテーゼコンポーネント(例えば、脛骨トレイ又は大腿骨コンポーネント)に対し構造上の支持を与えるのに使用されるモジュール式デバイスである、円錐体インプラント包含され得る。

概要

患者の骨を調製する際に使用される整形外科用手術器具ステムを提供する。外科用器具は、患者の骨の外科的に調製された表面に固着されるように構成された切断ガイドブロックと、患者の骨のセクション切除するために切断ガイドブロックと共に使用される切断工具と、を備える。整形外科手術を行う方法も開示されている。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

整形外科用手術器具ステムであって、切断工具であって、(i)シャンクと、(ii)前記シャンクから遠位に延在するシャフトであって、その遠位端部にて画定された複数の切断縦溝を有する、シャフトと、(iii)前記シャフトに連結された外側スリーブと、を含む、切断工具と、切断ガイドブロックと、を備え、前記切断ガイドブロックが、上位表面と、前記上位表面の反対側に位置付けられた下位表面であって、仮想平面を画定している、下位表面と、前記上位表面及び前記下位表面を通って延在するスロットであって、第1の端部から第2の端部へ延在する、前記切断工具を受容するようにサイズ調整される切断ガイドを画定している、スロットと、を含み、前記仮想平面に垂直に延在する断面平面で、前記第1の端部と前記第2の端部との間の複数の点の各々において前記スロットを見たときに、(i)前記スロットが、前記上位表面及び前記下位表面を通って延在する中心軸を有し、(ii)前記中心軸と前記仮想平面との間に角度が画定され、前記角度の大きさは、前記切断ガイドの前記第1の端部と前記切断ガイドの前記第2の端部との間で一定ではない、整形外科用手術器具システム。

請求項2

前記スロットが、(i)前記上位表面内に画定された第1の開口部、及び前記下位表面内に画定された第2の開口部から延在する第1の内壁と、(ii)前記上位表面内に画定された前記第1の開口部、及び前記下位表面内に画定された前記第2の開口部から延在する第2の内壁との間に画定され、前記仮想平面に垂直に延在する前記断面平面のいずれかで前記スロットを見たときに、前記中心軸が、前記第1の内壁の一部分と前記第2の内壁の一部分との間に位置付けられ、かつ前記第1の内壁の一部分及び前記第2の内壁の一部分に平行に延在する、請求項1に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項3

前記仮想平面に垂直に延在する前記断面平面のいずれかで前記スロットを見たときに、前記第1の内壁の上位縁と前記第2の内壁の上位縁との間に前記スロットの第1の幅が画定され、前記第1の内壁の下位縁と前記第2の内壁の下位縁との間に前記スロットの第2の幅が画定され、前記スロットの前記第2の幅が前記第1の幅よりも小さい、請求項2に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項4

前記仮想平面に垂直に延在する前記断面平面のいずれかで前記スロットを見たときに、前記第1の内壁が、前記第1の内壁の前記上位縁から遷移表面内方に延在する第1のセクションと、前記第1の内壁の前記下位縁から前記遷移表面へ内方に延在する第2のセクションと、を含み、前記第1のセクションが湾曲しており、前記第2のセクションが真っ直ぐ想像線を画定している、請求項3に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項5

前記仮想平面に垂直に延在する前記断面平面のいずれかで前記スロットを見たときに、前記第2の内壁が、前記第2の内壁の前記上位縁から遷移表面へ内方に延在する第1のセクションと、前記第2の内壁の前記下位縁から前記遷移表面へ内方に延在する第2のセクションと、を含み、前記第2の内壁の前記第1のセクションが湾曲しており、前記第2の内壁の前記第2のセクションが、前記第1の内壁の前記第2のセクションによって画定された前記真っ直ぐな想像線に平行に延在する真っ直ぐな想像線を画定している、請求項4に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項6

前記遷移表面が、前記切断工具の前記外側スリーブに係合するようにサイズ調整された傾斜溝を画定している、請求項5に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項7

前記スロットが、前記第1の端部から前方に延在する第1のスロットセクションと、前記第2の端部から側方に延在する第2のスロットセクションと、前記第1のスロットセクションを前記第2のスロットセクションに接続している第3のスロットセクションと、を含む、請求項1に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項8

前記第3のスロットセクションが前記第1のスロットセクションに接続された第1の円弧状セクションと、前記第2のスロットセクションに接続された第2の円弧状セクションと、内側−外側方向に延在しかつ前記第1の円弧状セクションと前記第2の円弧状セクションとを接続している実質的に真っ直ぐなセクションと、を含む、請求項7に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項9

前記仮想平面に垂直な内側−外側方向に延在する断面平面で前記スロットの前記第1の円弧状セクションを見たときに、前記中心軸と前記仮想平面との間に画定された前記角度が、第1の大きさを有し、前記仮想平面に垂直な前方−後方方向に延在する断面平面で前記スロットの前記真っ直ぐなセクションを見たときに、前記中心軸と前記仮想平面との間に画定された前記角度が、前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさを有する、請求項8に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項10

前記第2の大きさが90度未満である、請求項9に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項11

前記仮想平面に垂直な内側−外側方向に延在する断面平面で前記スロットの前記第1のスロットセクションを見たときに、前記中心軸と前記仮想平面との間に画定された前記角度が、約90度の大きさを有する、請求項7に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項12

ピンガイドは、前記上位表面及び前記下位表面を通って延在する、請求項1に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項13

前記ピンガイドが、前記下位表面によって画定された前記仮想平面に対して非直交角度にて延在する、請求項12に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項14

前記切断ガイドブロックが、半透明ポリマー材料から形成されている、請求項1に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項15

整形外科用手術器具システムであって、切断工具であって、(i)シャンクと、(ii)前記シャンクから遠位に延在するシャフトであって、その遠位端部にて画定された複数の切断縦溝を有する、シャフトと、(iii)前記シャフトに枢動可能に連結された外側スリーブであって、前記シャフト及び前記シャンクを前記外側スリーブに対して回転させることができるようになっている、外側スリーブと、を含む、切断工具と、前記切断工具を受容するようにサイズ調整された切断ガイドを画定しているスロットを含む切断ガイドブロックと、を備える、整形外科用手術器具システム。

請求項16

前記切断工具が、前記シャフトと前記外側スリーブとの間に位置付けられて前記外側スリーブを前記シャフトに枢動可能に連結する、少なくとも1つのローラー軸受を含む、請求項15に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項17

前記外側スリーブが、(i)第1の直径を有する円筒近位セクションと、(ii)前記第1の直径より小さい第2の直径を有する円筒状遠位セクションと、(iii)前記近位セクションを前記遠位セクションに接続している中間セクションと、を含む、請求項15に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項18

前記切断工具が、前記シャフトから外方に延在するフランジを含み、前記外側スリーブの前記近位セクションが前記フランジと係合している、請求項17に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項19

前記切断ガイドブロックが、第1の表面と、前記第1の表面の反対側に位置決めされた第2の表面とを含み、前記スロットが、前記第1の表面及び前記第2の表面を通って延在し、前記スロットが、前記第1の表面と前記第2の表面との間に位置付けられた一対の湾曲面によって部分的に画定され、前記一対の湾曲面が、前記切断工具の前記外側スリーブの前記中間セクションに係合するような形状である、請求項17に記載の整形外科用手術器具システム。

請求項20

前記切断ガイドが、第1の端部から第2の端部へ延在し、前記スロットが中心軸を有し、前記スロットを断面で見たときに、前記中心軸と、前記切断ガイドブロックの下位表面によって画定された仮想平面との間に角度が画定され、前記角度の大きさが、前記切断ガイドの前記第1の端部と前記切断ガイドの前記第2の端部との間で一定ではない、請求項15に記載の整形外科用手術器具システム。

技術分野

0001

本開示は全般的には整形外科用手術器具に関し、より具体的には、整形外科用プロテーゼコンポーネント受容するよう患者脛骨又は大腿骨を調製する際に使用される手術器具に関する。

背景技術

0002

関節形成術は、病変又は損傷のある天然関節を人工関節置換する、周知の外科手術である。通常の膝プロテーゼは、脛骨トレイ大腿骨コンポーネント、及び脛骨トレイと大腿骨コンポーネントとの間に配置されるポリマーインサート又はベアリングを含む。時間の経過に伴い、植え込まれたプロテーゼは、コンポーネントの緩み、沈降及び骨変性によって周りの骨に損傷を引き起こす可能性がある。再置換全膝関節形成術を使用することで、当初の膝プロテーゼを置換し、現時点で患者に存在する骨欠損を配慮できる。一次又は再置換膝プロテーゼには、骨欠損を修正しかつ他のプロテーゼコンポーネント(例えば、脛骨トレイ又は大腿骨コンポーネント)に対し構造上の支持を与えるのに使用されるモジュール式デバイスである、円錐体インプラント包含され得る。

課題を解決するための手段

0003

開示の一態様によれば、整形外科用手術器具システムが開示されている。本システムは、シャンクと、シャンクから遠位に延在するシャフトであって、その遠位端部にて画定された複数の切断縦溝を有する、シャフトと、シャフトに連結された外側スリーブと、を含む切断工具を備える。本システムはまた、切断工具と共に使用するための切断ガイドブロックを備える。切断ガイドブロックは、上位表面と、仮想平面を画定している上位表面の反対側に位置付けられた下位表面と、上位表面及び下位表面を通って延在するスロットと、を具備える。スロットは、第1の端部から第2の端部へ延在する、切断工具を受容するようにサイズ調整される切断ガイドを画定している。

0004

仮想平面に垂直に延在する断面平面で、第1の端部と第2の端部との間の複数の点の各々においてスロットを見たときに、スロットは、上位表面及び下位表面を通って延在する中心軸を有し、中心軸と仮想平面との間に角度が画定されている。この角度の大きさは、切断ガイドの第1の端部と切断ガイドの第2の端部との間で一定ではなく、切断工具が切断ガイドに沿って移動するにつれ、切断工具の傾斜度が調整されるようになっている。

0005

幾つかの実施形態において、スロットは、上位表面内に画定された第1の開口部、及び下位表面内に画定された第2の開口部から延在する第1の内壁と、上位表面内に画定された第1の開口部、及び下位表面に画定された第2の開口部から延在する第2の内壁との間に画定され得る。仮想平面に垂直に延在する断面平面のいずれかでスロットを見たときに、中心軸は、第1の内壁の一部分と第2の内壁の一部分との間に位置付けられ、かつ第1の内壁の一部分及び第2の内壁の一部分に平行に延在し得る。

0006

加えて、幾つかの実施形態において、仮想平面に垂直に延在する断面平面のいずれかでスロットを見たときに、スロットの第1の幅が、第1の内壁の上位縁と第2の内壁の上位縁との間に画定される場合もあれば、スロットの第2の幅が、第1の内壁の下位縁と第2の内壁の下位縁との間に画定される場合もある。スロットの第2の幅は、第1の幅よりも小さくてよい。

0007

幾つかの実施形態において、仮想平面に垂直に延在する断面平面のいずれかでスロットを見たときに、第1の内壁が、第1の内壁の上位縁から遷移表面内方に延在する第1のセクションと、第1の内壁の下位縁から遷移表面へ内方に延在する第2のセクションと、を含み得る。第1のセクションが湾曲している場合もあれば、第2のセクションが真っ直ぐ想像線を画定している場合もある。

0008

加えて、幾つかの実施形態において、仮想平面に垂直に延在する断面平面のいずれかでスロットを見たときに、第2の内壁が、第2の内壁の上位縁から遷移表面へ内方に延在する第1のセクションと、第2の内壁の下位縁から遷移表面へ内方に延在する第2のセクションと、を含み得る。第2の内壁の第1のセクションが湾曲している場合もあれば、第2の内壁の第2のセクションが、第1の内壁の第2のセクションによって画定された真っ直ぐな想像線に平行に延在する真っ直ぐな想像線を画定している場合もある。幾つかの実施形態において、遷移表面は、切断工具の外側スリーブに係合するようにサイズ調整された傾斜溝を画定していてもよい。

0009

幾つかの実施形態において、スロットは、第1の端部から前方に延在する第1のスロットセクションと、第2の端部から側方に延在する第2のスロットセクションと、第1のスロットセクションを2のスロットセクションに接続している第3のスロットセクションと、を含み得る。加えて、幾つかの実施形態において、第3のスロットセクションは、第1のスロットセクションに接続された第1の円弧状セクションと、第2のスロットセクションに接続された第2の円弧状セクションと、内側−外側方向に延在しかつ第1の円弧状セクションと第2の円弧状セクションとを接続している実質的に真っ直ぐなセクションと、を含み得る。

0010

幾つかの実施形態においては、仮想平面に垂直な内側−外側方向に延在する断面平面でスロットの第1の円弧状セクションを見たときに、中心軸と仮想平面との間に画定された角度は、第1の大きさを有し得る。仮想平面に垂直な前方−後方方向に延在する断面平面でスロットの真っ直ぐなセクションを見たときに、中心軸と仮想平面との間に画定された角度は、第1の大きさよりも大きい第2の大きさを有し得る。幾つかの実施形態において、第2の大きさは、90度未満であり得る。

0011

幾つかの実施形態において、仮想平面に垂直な内側−外側方向に延在する断面平面でスロットの第1のスロットセクションを見たときに、中心軸と仮想平面との間に画定された角度は、約90度の大きさを有し得る。

0012

幾つかの実施形態において、ピンガイドは、上位表面及び下位表面を通って延在し得る。加えて、幾つかの実施形態において、ピンガイドは、下位表面によって画定された仮想平面に対して非直交角度にて延在し得る。

0013

幾つかの実施形態において、切断ガイドブロックは、半透明ポリマー材料から形成され得る。

0014

別の態様において、整形外科用手術器具システムは、切断工具であって、シャンクと、シャンクから遠位に延在するシャフトであって、その遠位端部にて画定された複数の切断縦溝を有する、シャフトと、シャフトに枢動可能に連結された外側スリーブであって、シャフト及びシャンクを外側スリーブに対して回転させることができるようになっている、外側スリーブと、を含む、切断工具を備える。また、本システムは、切断工具を受容するようにサイズ調整された切断ガイドを画定しているスロットを含む切断ガイドブロックを備え得る。

0015

幾つかの実施形態において、切断工具は、シャフトと外側スリーブとの間に位置付けられて外側スリーブをシャフトに枢動可能に連結する、少なくとも1つのローラー軸受を含んでもよい。

0016

幾つかの実施形態において、外側スリーブは、第1の直径を有する円筒近位セクションと、第1の直径より小さい第2の直径を有する円筒状遠位セクションと、近位セクションを遠位セクションに接続している中間セクションと、を含み得る。加えて、幾つかの実施形態において、切断工具は、シャフトから外方に延在するフランジを含んでもよく、外側スリーブの近位セクションはフランジと係合している。

0017

幾つかの実施形態において、切断ガイドブロックは、第1の表面と、第1の表面の反対側に位置決めされた第2の表面とを含み、スロットは、第1の表面及び第2の表面を通って延在し得る。スロットは、第1の表面と第2の表面との間に位置付けられた一対の湾曲面で部分的によって画定され得る。一対の湾曲面は、切断工具の外側スリーブの中間セクションに係合するような形状であり得る。

0018

幾つかの実施形態において、切断ガイドは、第1の端部から第2の端部へ延在し得、スロットが中心軸を有し得る。スロットを断面で見たときに、中心軸と、切断ガイドブロックの下位表面によって画定された仮想平面との間の角度が画定され得る。この角度の大きさは、切断ガイドの第1の端部と切断ガイドの第2の端部との間で一定ではない場合がある。

0019

別の態様では、整形外科手術を行う方法が開示されている。本方法は、患者の骨の端部上に切断ガイドブロックを位置付けることと、切断工具と患者の骨の近位端部との間の切断角度が画定されるように、切断工具を切断ガイドブロック内に画定されたスロットに挿入することと、切断工具をスロットに沿って前進させて患者の骨の近位端部の一部を切除することと、を含む。切断工具をスロットに沿って前進させるにつれ、スロットの形状によって切断角度が変わる。

0020

幾つかの実施形態において、切断工具をスロットに挿入することは、切断工具の外側シェルを前進させてトラック表面と接触させることを含み、切断工具をスロットに沿って前進させることは、外側シェルをトラック表面と接触させたままにすることと、外側シェルに対して切断工具のシャフトを回転させて患者の骨の端部の一部を切除することと、を含み得る。

0021

幾つかの実施形態では、切断工具が、切断ガイドブロックの内側に向かってスロットの第1の端部から移動するにつれ、スロットの形状によって切断工具の切断角度が減少し得る。

0022

幾つかの実施形態では、切断工具が、切断ガイドブロックの内側に隣接したスロットのセクションに沿って移動するにつれ、切断工具のシャフトが、患者の骨の髄管に向かって角度付けられ得る。

0023

幾つかの実施形態では、切断工具が、切断ガイドブロックの内側に隣接したスロットのセクションから切断ガイドブロックの外側に向かって移動するにつれ、スロットの形状によって切断工具の切断角度が増加し得る。

0024

加えて、幾つかの実施形態において、本方法は、切断ガイドブロックを通って延在するピンガイドを介して、骨ピンを患者の骨の近位端部に非直交角度にて挿入することを含み得る。

図面の簡単な説明

0025

詳細な説明では、特に次の図面を参照する。
整形外科用プロテーゼの分解斜視図である。
図1の整形外科用プロテーゼを受容するように患者の骨を調製する際に使用される整形外科用手術器具システムの分解斜視図である。
図2外科用器具システムの切断ガイドブロックの平面図である。
図3の切断ガイドブロックの底面図である。
図4図5の切断ガイドブロックの側面図である。
図3線分6−6に沿ってとった断面立面図である。
図3の線分7−7に沿ってとった断面立面図である。
図3の線分8−8に沿ってとった断面立面図である。
図3の線分9−9に沿ってとった断面立面図である。
図2の整形外科用手術器具システムの切断工具の分解斜視図である。
図10の切断工具の断面側面図である。
図1の整形外科用プロテーゼを受容するように患者の脛骨の近位端部を調製する際に図2の整形外科用手術器具システムを用いる外科手技例証した図である。
図1の整形外科用プロテーゼを受容するように患者の脛骨の近位端部を調製する際に図2の整形外科用手術器具システムを用いる外科手技を例証した図である。
図1の整形外科用プロテーゼを受容するように患者の脛骨の近位端部を調製する際に図2の整形外科用手術器具システムを用いる外科手技を例証した図である。
図1の整形外科用プロテーゼを受容するように患者の脛骨の近位端部を調製する際に図2の整形外科用手術器具システムを用いる外科手技を例証した図である。
図1の整形外科用プロテーゼを受容するように患者の脛骨の近位端部を調製する際に図2の整形外科用手術器具システムを用いる外科手技を例証した図である。

実施例

0026

本開示の概念には様々な改変及び代替的形態が考えられるが、その特定の例示的な実施形態を図面に例として示し、本明細書において詳細に述べる。しかしながら、本開示の概念を開示される特定の形態に限定することを何ら意図するものではなく、その逆に、本発明は、添付の特許請求の範囲において定義される発明の趣旨及び範囲に包含されるすべての改変、等価物、並びに代替物網羅することを意図するものであることを理解されたい。

0027

解剖学的基準を表す前方、後方、内側、外側、上位、下位等の用語は、本明細書全体において、本明細書に記載する整形外科用インプラント及び手術器具、並びに患者の天然の解剖学的形態に関して使用され得る。これらの用語は、解剖学の研究及び整形外科学の分野のいずれにおいても広く理解された意味を有するものである。本明細書及び特許請求の範囲におけるこれらの解剖学的基準を表す用語の使用は、特に断らない限り、それらの十分に理解されている意味と一貫性を有するものとする。後述の開示は、患者の脛骨に言及しつつ技術及び器具システムについて説明したものであるが、当然のことながら、他の骨(例えば、患者の大腿骨の遠位端部など)を外科的に調製する際には、後述するシステム及び技術のいずれをも使用することができる。

0028

ここで図1を参照すると、患者の脛骨に使用される整形外科用プロテーゼ10が、示されている。例証的な実施形態において、整形外科用プロテーゼ10は、一次又は再置換全膝関節形成術に使用されるように構成され、患者の脛骨内に植え込まれるように構成された円錐体インプラント12及び脛骨トレイ14を含む。具体的には、円錐体インプラント12は、患者の脛骨の外科的に調製された近位端部に固着されるように構成されている(図16を参照)。以下に更に詳しく述べるように、図2に示す外科用器具システム70を使用して、円錐体インプラント12を受容するサイズ及び形状に調整される患者の脛骨の近位端部内に空洞を画定することができる。

0029

図1に示すように、円錐体インプラント12は植え込み可能な金属製材料(例えば、ステンレス鋼コバルトクロムチタニウムなど)から形成され、骨接着剤又は他の取付手段を用いることによって患者の脛骨に固着することができる。円錐体インプラント12は形状が環状であり、近位のリム表面16と、遠位のリム表面18と、2つのリム表面16とリム表面18との間に延在する側壁20と、を含む。側壁20は、そこに画定された幾つかの細孔22を有し、これらの細孔は、インプラント12が患者の骨に植え込まれたときに骨の内殖を可能にするように構成されている。例証的な実施形態において、側壁20は、実質的に真っ直ぐな、前方セクション24と後方セクション26とを含む。セクション24、26は、側壁20の内側セクション28と外側セクション30を接続する。これらのセクション28、30は湾曲している。

0030

側壁20のセクション24、26、28、30は、インプラント12の幾何形状が患者の脛骨の幾何形状に概ね適合するように先細りになっている。結果として、インプラント12の近位の最大内側−外側幅は、その遠位の、円錐体インプラント12の最大内側−外側幅よりも大きい。また、インプラント12は例証的に、内側セクション28、及び外側セクション30の各々に形成された一対の切欠き36、38を含む。切欠き36、38は、脛骨トレイ14の底部から突出する竜骨(不図示)を収容するようにサイズ調整される。当然のことながら、他の実施形態では、切欠き36、38の一方又は両方を省略してもよい。他の実施形態において、円錐体インプラント12は、段状であり得る。

0031

図1に示すように、脛骨トレイ14は、円錐体インプラント12の近位に位置付けられるように構成されている。脛骨トレイ14は、円錐体インプラント12と同様、骨接着手段、又は他の取付手段の使用によって患者の脛骨に固定されてもよい。脛骨トレイ14は、例えば、ステンレス鋼、コバルトクロム、又はチタニウムのような植え込み可能な金属製材料から形成される。

0032

脛骨トレイ14は、上面52と下面54とを有するプラットフォーム50を含んでいる。例証的に、上面52は概ね平坦であり、幾つかの実施形態では、高度に磨き上げられてもよい。脛骨トレイ14はまた、プラットフォーム50の下面から下方に延在するステム56を含んでいる。幾つかの支持バットレス58は上面52から上方に延在し、各バットレス58は、大腿骨プロテーゼコンポーネントに係合する形状の脛骨インサートに係合するように構成されている。空洞又はボア60は、バットレス58のうちの1つの中に画定され、ステム56内へと下方に延在する。ボア60は、脛骨インサートの相補的なステムを受容するように形成されている。

0033

ここで図2を参照すると、整形外科用プロテーゼ10を受容するように患者の骨を調製する際に使用される整形外科用手術器具システム70が示されている。例証的な実施形態において、器具システム70は、切断ガイドブロック72と、切断ガイドブロック72と共に使用するための切断工具74と、を含む。切断ガイドブロック72は、切断工具74を受容するようなサイズ及び形状に調整される切断ガイドスロット76を含み、切断工具74を案内することによって、インプラント円錐体12を受容するようにサイズ調整される空洞を画定している。

0034

切断ガイドブロック72は、上位表面78と、上位表面78の反対側に位置付けられた下位表面80と、2つの表面78と表面80との間に延在する外側側壁82と、を含む。例証的な実施形態において、表面78、80は、互いに平行に延在する実質的に平らな表面であり、仮想平面84、86を画定している(図5を参照)。更なる詳細については、切断ガイドブロック72の他の特徴を参照しながら後述する。図2に示すように、切断ガイドスロット76は表面78、80を通って延在する。

0035

例証的な実施形態において、切断ガイドブロック72は、外科医が、患者の骨が切断されるのを監視できるとともに、明るい外科用照明の下に置かれたときに、切断ガイドブロック72によって反射され得る閃光和らげる、半透明ポリマー材料で形成される。好適な半透明ポリマー材料の例は、例えば、Ultemのようなポリエーテルイミド、又は、例えば、Lexanのようなポリカーボネートである。当然のことながら、切断ガイドブロック72は、異なるサイズの骨に嵌合するように異なるサイズであってよく、外科医が患者の脛骨内で適正なサイズの空洞を切除することができる。

0036

また、切断ガイドブロック72は、表面78、80の両方を通って延在する、幾つかの固定ピンガイド88を含む。各ピンガイド88は、切断ガイドブロック72を患者の骨にしっかり固定する骨ピン(不図示)を受容するように、サイズ調整される。例証的な実施形態において、ピンガイド88は、切断ガイドブロック72を通って、表面78、80に対して非直交角度又は非垂直角度にて延在する。

0037

上述したように、切断ガイドブロック72の切断ガイドスロット76は、切断工具74を受容するようなサイズ及び形状に調整され、切断工具74を案内することによって、インプラント円錐体12を受容するようにサイズ調整される空洞を画定している。例証的な実施形態において、ブロック72は、上位表面78内に画定された開口部90と、下位表面80内に画定された開口部92と、を含む。一対の内壁94、96は開口部90と開口部92との間に延在し、ブロック72内に切断ガイドスロット76を画定している。スロット76は切断ガイドブロック72を通って延在し、ブロック72が、外側胴部100と、内側胴部102と、ブリッジングセクション104と、に細分されるようになっている。このブリッジングセクションは、ブロック72の前方側面上に位置して胴部100、102を接続している。例証的な実施形態において、外側胴部100は内壁94を含む一方、内側胴部102は反対側の内壁96を含む。

0038

図3図4に示すように、切断ガイドスロット76は、滑り溝106を画定しており、この滑り溝は、ブロック72の中心付近に位置する端部108から、ブロック72の前方側面に隣接して位置付けられている別の端部110へ延在している。滑り溝106は、患者の骨を切除するときに切断工具74が辿る切断経路を画定している。例証的な実施形態において、滑り溝106は、切断工具74が円錐体インプラント12の先細りの側壁20に対応する先細りの空洞を画定するように、切断工具74によって患者の骨が切除されるときに、切断工具74の傾斜度又は角度を変更するように構成されている。される。そうするには、図6図9に示すように、また詳細について後述するように、仮想平面86(ひいては、下位表面80)に対して滑り溝106の傾斜度又は角度を、切断ガイドスロット76の端部108と端部110との間に調整する。

0039

滑り溝106は、仮想平面86に対して傾斜度が異なる、幾つかのスロットセクションによって画定されている。図3図4に示すように、例えば、滑り溝106は、切断ガイドスロット76の端部108から前方に延在するスロットセクション114を含む。例証的な実施形態において、セクション114は、実質的に真っ直ぐな切断経路を画定している。滑り溝106の別のスロットセクション116は、切断ガイドスロット76の端部110から側方に延在する。スロットセクション116は、スロットセクション114と同様、実質的に真っ直ぐな切断経路を画定している。

0040

図3図4に示すように、別のスロットセクション118は、セクション114、116を接続している。例証的な実施形態において、スロットセクション118は、内側−外側方向に延在しかつ切断工具74に対し実質的に真っ直ぐな切断経路を画定する後方セクション120を含む。スロットセクション118はまた、後方セクション120をスロットセクション114、116の各々と接続する一対の円弧状セクション122、124を含む。例証的な実施形態において、円弧状セクション122の構成は、円弧状セクション124の構成をミラーリングする。当然のことながら、滑り溝106の構成は、円錐体インプラント12の形状に基づいて調整することができる。

0041

ここで図6図9を参照すると、スロット76に沿って、様々な地点にて切断ブロック72の表面78、80(ひいては、平面84、86)に垂直に延在する幾つかの断面平面130内に、切断ガイドスロット76が示してある。上述したように、スロット76は、上位開口部90から下位開口部92へ延在している一対の内壁94、96によって画定されている。例証的な実施形態において、内壁94は、上位開口部90を部分的に画定している上位縁132から、下位開口部92を部分的に画定している下位縁134へ延在する。内壁94は、縁132から、表面78と表面80との間に位置決めされた遷移表面138へ内方に延在する湾曲面136を含む。別の表面140は、遷移表面138から下位縁134へ延在する図6図9に示すように、表面140は、断面平面130のいずれかで見たときに、実質的に真っ直ぐな線分142を画定している。

0042

例証的な実施形態において、内壁96は、上位開口部90を部分的に画定している上位縁150から、下位開口部92を部分的に画定している下位縁152へ延在する。内壁96は、縁150から、表面78と表面80との間に位置決めされた遷移表面156へ内方に延在する湾曲面154を含む。別の表面158は、遷移表面156から下位縁152へ延在する図6図9に示すように、表面158は、断面平面130のいずれかで見たときに、実質的に真っ直ぐな線分160を画定している。例証的な実施形態において、内壁96の表面158によって画定された線分160は、内壁94の表面140によって画定された線分142に平行に延在する。

0043

図6図9の各々に示すように、各断面平面130では、上位縁132と上位縁150との間に開口部90の幅170が画定される。また、各断面平面130では、下位縁134と下位縁152との間に開口部92の幅172も画定される。例証的な実施形態において、幅170は切断ガイドスロット76の上位幅である一方、幅172は切断ガイドスロット76の下位幅である。図6図9に示すように、上位幅170はスロット76の下位幅172よりも大きい。以下に更に詳しく述べるように、幅170、172は切断工具74を捕捉するようにサイズ調整され、切断工具74が骨の中に所定の深さを超えて伸長することのないようにする。当然のことながら、幅170、172は、滑り溝106の長さに沿って一定ではない場合もあれば、図6図9に示す各断面平面130間で異なる場合もある。

0044

図6図9に示すように、切断ガイドスロット76は、内壁94と内壁96との間に位置付けられた中心軸174を有する。各断面平面130において、中心軸174は、壁94、96の下位表面140、158それぞれに平行に延在する。上述したように、仮想平面86(ひいては、下位表面80)に対して滑り溝106の傾斜度又は角度を、切断ガイドスロット76の端部108と端部110との間になるように調整する。例証的な実施形態において、滑り溝106の異なる傾斜度又は角度は、図6図9に示す断面平面130内のスロット76の中心軸174と仮想平面86との間に画定された、一定ではない角度によって例証されている。例えば、図6(スロット76の端部110にて前方−後方方向にとられたスロット76の断面)に示すように、中心軸174と仮想平面86との間に角度αが画定されている。例証的な実施形態において、角度αは、90度より僅かに小さい大きさを有し、滑り溝106が内方へ(ひいては、そこにブロック72が取り付けられたときに患者の骨の外縁から離れて)傾くようになっている。そのような様式にて、その位置における滑り溝106の傾斜度は、円錐体インプラント12のテーパーに対応する。

0045

図7(スロット76の端部108にて内側−外側方向にとられたスロット76の断面)に示すように、中心軸174と仮想平面86との間に角度βが画定されている。端部108が、ブロック72の中心付近(ひいては、そこにブロック72が取り付けられたときには、患者の骨の中心)に位置付けられているため、滑り溝106をある角度にて傾斜させる必要はなく、例証的な実施形態において、角度βは約90度の大きさを有する。

0046

同様に、図8(スロット76の後方セクション120にて前方−後方方向にとられたスロット76の断面)に示すように、中心軸174と仮想平面86との間に角度φが画定されている。例証的な実施形態において、角度φは90度より僅かに小さい大きさを有し、滑り溝106が内方に(ひいては、そこにブロック72が取り付けられたときに患者の骨の外縁から離れて)傾くようになっている。そのような様式にて、その位置における滑り溝106の傾斜度は、円錐体インプラント12のテーパーに対応する。

0047

ここで図9(スロット76の円弧状セクション122のうちの1つにおいて内側−外側方向にとられたスロット76の断面)を参照すると、中心軸174と仮想平面86との間に角度λが画定されている。例証的な実施形態において、角度λは90度未満であり、滑り溝106が内方に(ひいては、そこにブロック72が取り付けられたときに患者の骨の外縁から離れて)傾くようになっている。角度λは、患者の脛骨、及び円錐体インプラント12のテーパーの形状により、角度α、φ未満の大きさを有する。例証的な実施形態において、角度λの大きさは、30度〜70度の範囲である。

0048

図2に戻ると、外科用器具システム70はまた、切断ガイドブロック72と共に使用することができる切断工具74を含む。例証的な実施形態において、切断工具74は、捲れ取り工具である。当然のことながら、他の実施形態において、工具74は、リーマー外科用ドリル切断鋸刃、又は他の切断工具であり得る。加えて、システム70は、患者の骨から異なる量を切除するための、長さの異なる複数の切断工具を含み得る。同様に、システム70は、患者の様々な骨サイズに適応する、各種サイズ切断ガイドブロック72を含み得る。

0049

切断工具74は、ロータリー式電動工具を介して係合されるように構成されたシャンク180と、シャンク180から遠位に延在するシャフト182と、を含む。シャフト182は、その遠位端部186にて画定された複数の切断縦溝184を有し、これらの切断縦溝は、患者の骨を切除するように構成されている。以下に更に詳しく述べるように、切断工具74は、シャフト182に枢動可能に連結される外側スリーブ188を更に含み、シャフト182及びシャンク180を、スリーブ188に対して工具の長手方向軸190の周りに回転させることができる。

0050

ここで図10を参照すると、切断工具74のシャンク180は、その遠位端部194から外方に延在するフランジ192を含む。フランジ192は、外側スリーブ188がスリーブ188をシャフト182と係合した状態に維持するための止め具を設けている。スリーブ188は、そこに画定された中央通路202を有する胴部200を含み、この中央通路は、シャフト182を受容するようにサイズ調整される。例証的な実施形態において、胴部200は、フランジ192に係合する円筒状近位セクション204と、近位セクション204の直径210よりも小さい直径208を有する円筒状遠位セクション206と、を含む。湾曲のある傾斜セクション212は、セクション204、206を接続する。

0051

図11に示すように、切断工具74はまた、スリーブ188の近位セクション204内に位置付けられた一対のローラー軸受214を含む。例証的な実施形態において、ローラー軸受214は、スリーブ188内にプレス嵌めされ、シャフト182上にプレス嵌めされる。ローラー軸受214は、外側スリーブ188とシャフト182とシャンク180との間の相対的な回転を可能にするように構成されている。

0052

例証的な実施形態において、シャンク180及びシャフト182は、ステンレス鋼又は他の金属材料で単一の一体型コンポーネントとして形成される。また、スリーブ188は、例えば、ステンレス鋼のような金属製材料から形成される。当然のことながら、他の実施形態において、他の材料を使用することもできる。例えば、スリーブ188は、プラスチック又はポリマー材料から形成され得る。

0053

ここで図12図16を参照すると、円錐体インプラント12を受容するように患者の脛骨222の近位端部220を外科的に調製するためにシステム70を使用する、例示的な外科手技が図示されている。例証的な実施形態において、往復式切断又は他の切断工具を使用することで、図12に示すように、近位端部220上に実質的に平らな表面224を作製することができる。続いて、外科医又は他のユーザーが、表面224上に切断ブロック72を配置することができる。ブロック72が脛骨222上に正しく位置付けられると、外科医は、ブロック72内の固定ピンガイド88を通して、1つ以上の固定ピン226を前進させることができる。ブロック72は半透明材料から形成されるため、外科医は、ブロック72を通して見ることによって、ピン先端の位置を監視することができる。

0054

外科医は、切断ガイドブロック72を脛骨222上に位置付けた状態で、切断工具74の遠位端部186を切断ガイドスロット76内に前進させて、患者の脛骨222と接触させることができる。例証的な実施形態において、外科医は、第1の切断工具74を切断ガイドスロット76の端部108内に前進させることができる。その位置において、切断工具74の遠位端部186は、スロット76の下位開口部92から脛骨222の骨髄内管(不図示)内に外方に延在し得る。外科医は、切断工具の外側スリーブ188の傾斜セクション212が切断ブロック72の遷移表面138、156と係合されるまで、引き続き切断工具74をガイドスロット76内に前進させることができ、これらの遷移表面は、その傾斜セクションを受容するようにサイズ調整された傾斜溝230を画定している(図13を参照)。スリーブ188が遷移表面138、156と係合しているときに、切断工具の長手方向軸190は、スロット76の中心軸174と一致する。

0055

次いで、外科医は、ロータリー式電動工具を作動させて、シャンク180(ひいては、切断縦溝184)を切断工具の長手方向軸190の周りに回転させることができる。外側スリーブ188は、シャンク180及びシャフト182に枢動可能に連結されているため、外側スリーブ188は電動工具から絶縁されていて回転しない。切断縦溝184が回転していて、外側スリーブ188を遷移表面138、156と係合させた状態で、外科医は切断工具74をスロットセクション114に沿って前方に前進させ、患者の骨と接触させることができる。外科医は、スロットセクション114の端部に到達すると、引き続き切断工具74を円弧状セクション122に沿って前進させることができる。切断工具74をセクション122に沿って前進させるにつれて、切断工具74の傾斜度(ひいては、切断角度)が変わる。図13に示すように、切断工具74を用いて内側−外側方向にとられたスロット76の断面を、円弧状セクション122内に位置付けたとき、切断工具74は、脛骨222の外縁232から離れて角度λにて傾斜し、患者の骨に対してその位置で円錐体インプラント12のテーパーに一致する。切断工具の長手方向軸190と切除された表面224との間に、同じ角度λが画定されることに留意されたい。

0056

切断工具74をスロット76に沿って前進させるにつれて、切断工具74の傾斜度が変わる。例えば、図14(スロット76の後方セクション120内で前方−後方方向にとられたスロット76の断面)に示すように、切断工具74は角度φにて傾斜し、患者の骨に対してその位置で円錐体インプラント12のテーパーに一致する。切断工具の長手方向軸190と切除された表面224との間に同じ角度φが画定されることに留意されたい。

0057

そのようにして、切断工具74をスロット76に沿って前進させるにつれ、円錐体インプラント12の対応する変更テーパーに一致するように、切断工具74の傾斜度が変更される。例証的な実施形態において、切断工具74を切断ガイドスロット76の端部108から端部110へ前進させるにつれ、傾斜度(ひいては、切断角度)がまず減少し、次いで増加して、続いて再び減少してから増加して、最終的に90度より僅かに小さい角度に戻る。

0058

図15に示すように、切断工具74がスロット76の周りを巡回し終えると、患者の脛骨222の表面220に空洞234が画定され、切断工具74及び切断ガイドブロック72が、患者の脛骨222から除去され得る。空洞234は、円錐体インプラント12の外側幾何形状に一致するような形状の幾つかの壁236によって画定されている。図16に示すように、円錐体インプラント12は、空洞234内に位置付けられ、円錐体インプラント12は壁236に対してぴったり嵌合する。

0059

図面及び上記の説明において本開示を詳細に例証及び説明してきたが、このような例証及び説明は、その性質上、あくまで例示的なものであって限定的なものとは見なすべきではなく、あくまで代表的な実施形態を示しかつ説明してきたのにすぎず、本開示の趣旨の範囲内に含まれるすべての変更及び改変は保護されることが望ましいことが理解される。

0060

本開示は、本明細書において述べた方法、装置、及びシステムの様々な特徴に基づく複数の利点を有するものである。本開示の方法、装置、及びシステムの代替的実施形態は、ここで述べた特徴のすべてを含むわけではないが、こうした特徴の利点の少なくとも一部から利益を享受するものであることに留意されよう。当業者であれば、本発明の1つ以上の特徴を取り入れた、添付の特許請求の範囲において定義される本開示の趣旨及び範囲に包含される方法、装置、及びシステムを独自に容易に実施することが可能である。

0061

〔実施の態様〕
(1)整形外科用手術器具システムであって、
切断工具であって、(i)シャンクと、(ii)前記シャンクから遠位に延在するシャフトであって、その遠位端部にて画定された複数の切断縦溝を有する、シャフトと、(iii)前記シャフトに連結された外側スリーブと、を含む、切断工具と、
切断ガイドブロックと、
を備え、前記切断ガイドブロックが、
上位表面と、
前記上位表面の反対側に位置付けられた下位表面であって、仮想平面を画定している、下位表面と、
前記上位表面及び前記下位表面を通って延在するスロットであって、第1の端部から第2の端部へ延在する、前記切断工具を受容するようにサイズ調整される切断ガイドを画定している、スロットと、
を含み、
前記仮想平面に垂直に延在する断面平面で、前記第1の端部と前記第2の端部との間の複数の点の各々において前記スロットを見たときに、(i)前記スロットが、前記上位表面及び前記下位表面を通って延在する中心軸を有し、(ii)前記中心軸と前記仮想平面との間に角度が画定され、前記角度の大きさは、前記切断ガイドの前記第1の端部と前記切断ガイドの前記第2の端部との間で一定ではない、整形外科用手術器具システム。
(2) 前記スロットが、(i)前記上位表面内に画定された第1の開口部、及び前記下位表面内に画定された第2の開口部から延在する第1の内壁と、(ii)前記上位表面内に画定された前記第1の開口部、及び前記下位表面内に画定された前記第2の開口部から延在する第2の内壁との間に画定され、
前記仮想平面に垂直に延在する前記断面平面のいずれかで前記スロットを見たときに、前記中心軸が、前記第1の内壁の一部分と前記第2の内壁の一部分との間に位置付けられ、かつ前記第1の内壁の一部分及び前記第2の内壁の一部分に平行に延在する、実施態様1に記載の整形外科用手術器具システム。
(3) 前記仮想平面に垂直に延在する前記断面平面のいずれかで前記スロットを見たときに、
前記第1の内壁の上位縁と前記第2の内壁の上位縁との間に前記スロットの第1の幅が画定され、
前記第1の内壁の下位縁と前記第2の内壁の下位縁との間に前記スロットの第2の幅が画定され、前記スロットの前記第2の幅が前記第1の幅よりも小さい、実施態様2に記載の整形外科用手術器具システム。
(4) 前記仮想平面に垂直に延在する前記断面平面のいずれかで前記スロットを見たときに、
前記第1の内壁が、前記第1の内壁の前記上位縁から遷移表面へ内方に延在する第1のセクションと、前記第1の内壁の前記下位縁から前記遷移表面へ内方に延在する第2のセクションと、を含み、
前記第1のセクションが湾曲しており、前記第2のセクションが真っ直ぐな想像線を画定している、実施態様3に記載の整形外科用手術器具システム。
(5) 前記仮想平面に垂直に延在する前記断面平面のいずれかで前記スロットを見たときに、
前記第2の内壁が、前記第2の内壁の前記上位縁から遷移表面へ内方に延在する第1のセクションと、前記第2の内壁の前記下位縁から前記遷移表面へ内方に延在する第2のセクションと、を含み、
前記第2の内壁の前記第1のセクションが湾曲しており、前記第2の内壁の前記第2のセクションが、前記第1の内壁の前記第2のセクションによって画定された前記真っ直ぐな想像線に平行に延在する真っ直ぐな想像線を画定している、実施態様4に記載の整形外科用手術器具システム。

0062

(6) 前記遷移表面が、前記切断工具の前記外側スリーブに係合するようにサイズ調整された傾斜溝を画定している、実施態様5に記載の整形外科用手術器具システム。
(7) 前記スロットが、
前記第1の端部から前方に延在する第1のスロットセクションと、
前記第2の端部から側方に延在する第2のスロットセクションと、
前記第1のスロットセクションを前記第2のスロットセクションに接続している第3のスロットセクションと、
を含む、実施態様1に記載の整形外科用手術器具システム。
(8) 前記第3のスロットセクションが
前記第1のスロットセクションに接続された第1の円弧状セクションと、
前記第2のスロットセクションに接続された第2の円弧状セクションと、
内側−外側方向に延在しかつ前記第1の円弧状セクションと前記第2の円弧状セクションとを接続している実質的に真っ直ぐなセクションと、を含む、実施態様7に記載の整形外科用手術器具システム。
(9) 前記仮想平面に垂直な内側−外側方向に延在する断面平面で前記スロットの前記第1の円弧状セクションを見たときに、前記中心軸と前記仮想平面との間に画定された前記角度が、第1の大きさを有し、
前記仮想平面に垂直な前方−後方方向に延在する断面平面で前記スロットの前記真っ直ぐなセクションを見たときに、前記中心軸と前記仮想平面との間に画定された前記角度が、前記第1の大きさよりも大きい第2の大きさを有する、実施態様8に記載の整形外科用手術器具システム。
(10) 前記第2の大きさが90度未満である、実施態様9に記載の整形外科用手術器具システム。

0063

(11) 前記仮想平面に垂直な内側−外側方向に延在する断面平面で前記スロットの前記第1のスロットセクションを見たときに、前記中心軸と前記仮想平面との間に画定された前記角度が、約90度の大きさを有する、実施態様7に記載の整形外科用手術器具システム。
(12)ピンガイドは、前記上位表面及び前記下位表面を通って延在する、実施態様1に記載の整形外科用手術器具システム。
(13) 前記ピンガイドが、前記下位表面によって画定された前記仮想平面に対して非直交角度にて延在する、実施態様12に記載の整形外科用手術器具システム。
(14) 前記切断ガイドブロックが、半透明ポリマー材料から形成されている、実施態様1に記載の整形外科用手術器具システム。
(15) 整形外科用手術器具システムであって、
切断工具であって、(i)シャンクと、(ii)前記シャンクから遠位に延在するシャフトであって、その遠位端部にて画定された複数の切断縦溝を有する、シャフトと、(iii)前記シャフトに枢動可能に連結された外側スリーブであって、前記シャフト及び前記シャンクを前記外側スリーブに対して回転させることができるようになっている、外側スリーブと、を含む、切断工具と、
前記切断工具を受容するようにサイズ調整された切断ガイドを画定しているスロットを含む切断ガイドブロックと、
を備える、整形外科用手術器具システム。

0064

(16) 前記切断工具が、前記シャフトと前記外側スリーブとの間に位置付けられて前記外側スリーブを前記シャフトに枢動可能に連結する、少なくとも1つのローラー軸受を含む、実施態様15に記載の整形外科用手術器具システム。
(17) 前記外側スリーブが、(i)第1の直径を有する円筒状近位セクションと、(ii)前記第1の直径より小さい第2の直径を有する円筒状遠位セクションと、(iii)前記近位セクションを前記遠位セクションに接続している中間セクションと、を含む、実施態様15に記載の整形外科用手術器具システム。
(18) 前記切断工具が、前記シャフトから外方に延在するフランジを含み、前記外側スリーブの前記近位セクションが前記フランジと係合している、実施態様17に記載の整形外科用手術器具システム。
(19) 前記切断ガイドブロックが、第1の表面と、前記第1の表面の反対側に位置決めされた第2の表面とを含み、前記スロットが、前記第1の表面及び前記第2の表面を通って延在し、
前記スロットが、前記第1の表面と前記第2の表面との間に位置付けられた一対の湾曲面によって部分的に画定され、前記一対の湾曲面が、前記切断工具の前記外側スリーブの前記中間セクションに係合するような形状である、実施態様17に記載の整形外科用手術器具システム。
(20) 前記切断ガイドが、第1の端部から第2の端部へ延在し、
前記スロットが中心軸を有し、
前記スロットを断面で見たときに、前記中心軸と、前記切断ガイドブロックの下位表面によって画定された仮想平面との間に角度が画定され、前記角度の大きさが、前記切断ガイドの前記第1の端部と前記切断ガイドの前記第2の端部との間で一定ではない、実施態様15に記載の整形外科用手術器具システム。

0065

(21)整形外科手術を行う方法であって、
患者の骨の端部上に切断ガイドブロックを位置付けることと、
切断工具と前記患者の骨との間に切断角度が画定されるように、前記切断工具を前記切断ガイドブロック内に画定されたスロットに挿入することと、
前記切断工具を前記スロットに沿って前進させて前記患者の骨の一部を切除することと、を含み、
前記切断工具を前記スロットに沿って前進させるにつれ、前記スロットの形状によって前記切断角度が変わる、方法。
(22) 前記切断工具を前記スロットに挿入することが、前記切断工具の外側シェルを前進させてトラック表面と接触させることを含み、
前記切断工具を前記スロットに沿って前進させることが、前記外側シェルを前記トラック表面と接触させたままにすることと、前記外側シェルに対して前記切断工具のシャフトを回転させて前記患者の骨の前記端部の前記一部を切除することと、を含む、実施態様21に記載の方法。
(23) 前記切断工具が、前記切断ガイドブロックの内側に向かって前記スロットの第1の端部から移動するにつれ、前記スロットの形状によって前記切断工具の前記切断角度が減少する、実施態様22に記載の方法。
(24) 前記切断工具が、前記切断ガイドブロックの前記内側に隣接した前記スロットのセクションに沿って移動するにつれ、前記切断工具の前記シャフトが、前記患者の骨の髄管に向かって角度付けられる、実施態様23に記載の方法。
(25) 前記切断工具が、前記切断ガイドブロックの前記内側に隣接した前記スロットの前記セクションから前記切断ガイドブロックの外側に向かって移動するにつれ、前記スロットの形状によって前記切断工具の前記切断角度が増加する、実施態様24に記載の方法。

0066

(26) 前記切断ガイドブロックを通って延在するピンガイドを介して、骨ピンを前記患者の骨に非直交角度にて挿入することを更に含む、実施態様21に記載の方法。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ