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技術 樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に使用する根鉢用固定用具

出願人 東邦レオ株式会社
発明者 田中克奉梶川昭則児玉可奈子中島洋一
出願日 2015年6月26日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2015-129048
公開日 2017年1月19日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2017-012013
状態 特許登録済
技術分野 植物用支柱 林業
主要キーワード 頭部片 合成樹脂製素材 掛止体 ナット状部材 ハシゴ 連結用部材 ボルト挿入用 略楔形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月19日)のものです。
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図面 (20)

課題

従来の技術に比べて、根鉢をより確実に固定することができ、地盤沈下が生じた場合や樹木傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きをより好適に防止することができる樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に用いる根鉢用固定用具を提供することを課題とする。

解決手段

樹木の根鉢を固定する根鉢用固定用具を用いて樹木を支持施工する樹木の支持施工方法であって、前記根鉢の底部に食い込み可能な根鉢底部固定部材が前記根鉢用固定用具に具備され、該根鉢底部固定部材を前記根鉢の底部に食い込ませることによって、前記根鉢用固定用具によって根鉢が固定される状態を保持することを特徴とする。

概要

背景

従来、樹木支持施工する技術として、たとえば特許文献1乃至3のような特許出願がなされている。特許文献1に係る発明においては、複数の固定板根鉢接触体)が根鉢の周面に接触され、それぞれの根鉢用接触体にワイヤ支持ベルト)が取り付けられて樹木幹部の周囲に配置される一方、根鉢用接触体にが連結され、その杭が根鉢の周辺土壌打設されることにより、根鉢用接触体で根鉢の周面が押さえ付けられ、その根鉢用接触体、ワイヤ、杭によって樹木が支持施工されることとなる。この特許文献1に係る発明では、上記根鉢用接触体、支持ベルト、及び杭が、樹木の支持施工に用いられる根鉢用固定用具構成部材となる。

また特許文献2に係る発明は、上記特許文献1の周辺土壌に打設される杭に代えて植栽ベース(根鉢用載置体)が用いられ、その植栽ベース上に根鉢が載置され、根鉢に接触される押圧板(根鉢用接触体)と植栽ベースとに連結部材が連結されるとともに、押圧板に連結具を介して樹木幹部の周囲に配置される結合ロープ(支持ベルト)が連結され、押圧板、結合ロープ、植栽ベースによって樹木が支持施工されることとなる。この特許文献2に係る発明では、上記根鉢用載置体、根鉢用接触体、及び支持ベルトが、樹木の支持施工に用いられる根鉢用固定用具の構成部材となる。

上記特許文献1に係る発明及び特許文献2に係る発明は、根鉢用接触体が根鉢の側面と上面の境界部分である肩部に接触されるが、根鉢用接触体が根鉢の側面に接触される特許文献3のような出願もなされている。この特許文献3に係る発明では、根鉢用接触体とともに根鉢用載置体や支持ベルトが用いられる点で、上記特許文献1に係る発明及び特許文献2に係る発明と共通する。

上記特許文献1乃至3に係る発明においては、いずれも支持ベルトの締め付け力と、該支持ベルトの締め付けに伴う根鉢用接触体の根鉢に対する押圧力とが主として作用することで根鉢が固定されている。

しかし、支持ベルトは、樹木の幹部の周囲に配置されるべく、根鉢の上面に掛け回され、ウインチ等で締め付けられることによる緊締力によって根鉢を固定するものであるため、たとえば根鉢を載置している地盤が沈下する場合、或いは風等によって樹木に傾倒力が作用するような場合に、緩みが生じてその緊締力が低下するおそれがある。

また根鉢用接触体は、上記のように根鉢の肩部や根鉢の側面に接触し、上記支持ベルトが根鉢用接触体に掛け回されて、支持ベルトの緊締力に伴って根鉢を押圧する押圧力で根鉢を固定するものであり、また、このような根鉢用接触体自体は、単に根鉢に当たっているだけであるので、上記のように支持ベルトが緩んでその緊締力が低下すると、それに伴って根鉢に対する押圧力が低下するおそれがある。

そのため、上記支持ベルトと根鉢用接触体とを有する従来の根鉢用固定用具で固定される樹木の根鉢8は、図49の2点鎖線に示すように鉛直方向に対して傾くおそれがあった。

概要

従来の技術に比べて、根鉢をより確実に固定することができ、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きをより好適に防止することができる樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に用いる根鉢用固定用具を提供することを課題とする。 樹木の根鉢を固定する根鉢用固定用具を用いて樹木を支持施工する樹木の支持施工方法であって、前記根鉢の底部に食い込み可能な根鉢底部固定部材が前記根鉢用固定用具に具備され、該根鉢底部固定部材を前記根鉢の底部に食い込ませることによって、前記根鉢用固定用具によって根鉢が固定される状態を保持することを特徴とする。

目的

本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、上記従来の技術に比べて、根鉢をより確実に固定することができ、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きをより好適に防止することができる樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に用いる根鉢用固定用具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

樹木根鉢(8)を固定する根鉢用固定用具を用いて樹木を支持施工する樹木の支持施工方法であって、前記根鉢(8)の底部(8c)に食い込み可能な根鉢底部固定部材(1)が前記根鉢用固定用具に具備され、該根鉢底部固定部材(1)を前記根鉢(8)の底部(8c)に食い込ませることによって、前記根鉢用固定用具によって根鉢(8)が固定される状態を保持することを特徴とする樹木の支持施工方法。

請求項2

前記根鉢用固定用具には、根鉢(8)を載置するための根鉢用載置体(5)がさらに具備され、前記根鉢底部固定部材(1)は前記根鉢用載置体(5)上に設けられ、該根鉢用載置体(5)を地面に設置し、該根鉢用載置体(5)上に根鉢(8)を載置することによって、前記根鉢(8)の底部(8c)に根鉢底部固定部材(1)を食い込ませる請求項1記載の樹木の支持施工方法。

請求項3

前記根鉢用固定用具には、前記根鉢(8)に接触させて該根鉢(8)を固定するための複数の根鉢用接触体(24)と、該複数の根鉢用接触体(24)のうちの一つの根鉢用接触体(24)と他の根鉢用接触体(24)との間に掛け回される支持ベルト(42)とがさらに具備され、前記根鉢(8)の周囲に複数の根鉢用接触体(24)を配置し、一つの根鉢用接触体(24)と他の根鉢用接触体(24)との間に支持ベルト(42)を掛け回し、該支持ベルト(42)を締め付けることによって前記根鉢用接触体(24)を根鉢(8)に押し付けて固定する、請求項1又は2記載の樹木の支持施工方法。

請求項4

前記根鉢用固定用具には、前記根鉢用接触体(24)と前記根鉢用載置体(5)とを連結する連結用部材がさらに具備され、前記根鉢用接触体(24)と前記根鉢用載置体(5)とを前記連結用部材によって連結する、請求項3記載の樹木の支持施工方法。

請求項5

樹木の根鉢(8)を固定するための根鉢用固定用具であって、前記根鉢(8)の底部(8c)に食い込み可能な根鉢底部固定部材(1)が具備され、該根鉢底部固定部材(1)を前記根鉢(8)の底部(8c)に食い込ませることによって根鉢(8)が固定される状態が保持されることを特徴とする根鉢用固定用具。

請求項6

根鉢(8)を載置するための根鉢用載置体(5)がさらに具備され、前記根鉢底部固定部材(1)が前記根鉢用載置体(5)上に設けられている請求項5記載の根鉢用固定用具。

請求項7

前記根鉢(8)に接触させる複数の根鉢用接触体(24)と、該複数の根鉢用接触体(24)のうち、一つの根鉢用接触体(24)と他の根鉢用接触体(24)との間に掛け回される支持ベルト(42)とが、さらに具備されている請求項5又は6記載の根鉢用固定用具。

請求項8

前記根鉢用接触体(24)と前記根鉢用載置体(5)とを連結する連結用部材が、さらに具備されている請求項7記載の根鉢用固定用具。

技術分野

0001

本発明は、樹木支持施工方法と、そのような樹木の支持施工方法に用いる根鉢用固定用具に関する。

背景技術

0002

従来、樹木を支持施工する技術として、たとえば特許文献1乃至3のような特許出願がなされている。特許文献1に係る発明においては、複数の固定板根鉢接触体)が根鉢の周面に接触され、それぞれの根鉢用接触体にワイヤ支持ベルト)が取り付けられて樹木幹部の周囲に配置される一方、根鉢用接触体にが連結され、その杭が根鉢の周辺土壌打設されることにより、根鉢用接触体で根鉢の周面が押さえ付けられ、その根鉢用接触体、ワイヤ、杭によって樹木が支持施工されることとなる。この特許文献1に係る発明では、上記根鉢用接触体、支持ベルト、及び杭が、樹木の支持施工に用いられる根鉢用固定用具の構成部材となる。

0003

また特許文献2に係る発明は、上記特許文献1の周辺土壌に打設される杭に代えて植栽ベース(根鉢用載置体)が用いられ、その植栽ベース上に根鉢が載置され、根鉢に接触される押圧板(根鉢用接触体)と植栽ベースとに連結部材が連結されるとともに、押圧板に連結具を介して樹木幹部の周囲に配置される結合ロープ(支持ベルト)が連結され、押圧板、結合ロープ、植栽ベースによって樹木が支持施工されることとなる。この特許文献2に係る発明では、上記根鉢用載置体、根鉢用接触体、及び支持ベルトが、樹木の支持施工に用いられる根鉢用固定用具の構成部材となる。

0004

上記特許文献1に係る発明及び特許文献2に係る発明は、根鉢用接触体が根鉢の側面と上面の境界部分である肩部に接触されるが、根鉢用接触体が根鉢の側面に接触される特許文献3のような出願もなされている。この特許文献3に係る発明では、根鉢用接触体とともに根鉢用載置体や支持ベルトが用いられる点で、上記特許文献1に係る発明及び特許文献2に係る発明と共通する。

0005

上記特許文献1乃至3に係る発明においては、いずれも支持ベルトの締め付け力と、該支持ベルトの締め付けに伴う根鉢用接触体の根鉢に対する押圧力とが主として作用することで根鉢が固定されている。

0006

しかし、支持ベルトは、樹木の幹部の周囲に配置されるべく、根鉢の上面に掛け回され、ウインチ等で締め付けられることによる緊締力によって根鉢を固定するものであるため、たとえば根鉢を載置している地盤が沈下する場合、或いは風等によって樹木に傾倒力が作用するような場合に、緩みが生じてその緊締力が低下するおそれがある。

0007

また根鉢用接触体は、上記のように根鉢の肩部や根鉢の側面に接触し、上記支持ベルトが根鉢用接触体に掛け回されて、支持ベルトの緊締力に伴って根鉢を押圧する押圧力で根鉢を固定するものであり、また、このような根鉢用接触体自体は、単に根鉢に当たっているだけであるので、上記のように支持ベルトが緩んでその緊締力が低下すると、それに伴って根鉢に対する押圧力が低下するおそれがある。

0008

そのため、上記支持ベルトと根鉢用接触体とを有する従来の根鉢用固定用具で固定される樹木の根鉢8は、図49の2点鎖線に示すように鉛直方向に対して傾くおそれがあった。

先行技術

0009

特開平10−14415号公報
特開平11−113430号公報
特開2007−222104号公報

発明が解決しようとする課題

0010

本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、上記従来の技術に比べて、根鉢をより確実に固定することができ、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きをより好適に防止することができる樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に用いる根鉢用固定用具を提供することを課題とするものである。

課題を解決するための手段

0011

本発明は、このような課題を解決するために、樹木の根鉢を固定する根鉢用固定用具を用いて樹木を支持施工する樹木の支持施工方法であって、前記根鉢の底部に食い込み可能な根鉢底部固定部材が前記根鉢用固定用具に具備され、該根鉢底部固定部材を前記根鉢の底部に食い込ませることによって、前記根鉢用固定用具によって根鉢が固定される状態を保持することを特徴とする樹木の支持施工方法を提供するものである。

0012

また本発明は、樹木の根鉢を固定するための根鉢用固定用具であって、前記根鉢の底部に食い込み可能な根鉢底部固定部材が具備され、該根鉢底部固定部材を前記根鉢の底部に食い込ませることによって根鉢が固定される状態が保持されるように構成されていることを特徴とする根鉢用固定用具を提供するものである。

0013

本発明においては、上記のように樹木の根鉢の底部に食い込み可能な根鉢底部固定部材が根鉢用固定用具に具備されているので、このような根鉢底部固定部材を根鉢の底部に食い込ませることによって、根鉢用固定用具により根鉢を固定する状態が保持されることとなり、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きが好適に防止されることとなるのである。

0014

また本発明においては、根鉢用固定用具に、根鉢を載置するための根鉢用載置体が具備されていてもよい。この場合には、前記根鉢底部固定部材は、根鉢用載置体上に設けられることとなる。このような根鉢用載置体に根鉢が載置される場合、根鉢が根鉢用載置体上で滑るおそれがある。特に、根鉢用載置体が金属製のものである場合には、根鉢が根鉢載置体上で一層滑り易くなる。従って、上記のように地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合に、根鉢が根鉢用載置体上で滑って、上記のような鉛直方向に対する根鉢の傾きが一層生じ易くなる。

0015

しかしながら、上記のように根鉢用載置体上に根鉢底部固定部材が設けられていると、根鉢を根鉢用載置体上に載置する際に、根鉢底部固定部材が根鉢の底部に食い込むこととなる。このように根鉢底部固定部材が根鉢の底部に食い込むことで、根鉢が根鉢用載置体上で滑るおそれが少なくなり、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きを好適に防止することができる。

0016

さらに本発明においては、根鉢用接触体が複数具備され、一つの根鉢用接触体と他の根鉢用接触体との間に掛け回される支持ベルトがさらに具備されていてもよい。このような支持ベルトが具備される場合には、根鉢の周囲に複数の根鉢用接触体が配置され、一つの根鉢用接触体と他の根鉢用接触体との間に支持ベルトが掛け回され、該支持ベルトを締め付けることによって前記根鉢用接触体が根鉢に押し付けられることとなる。

0017

このような支持ベルトが根鉢用接触体に掛け回され、支持ベルトが締め付けられることで該支持ベルトに緊締力が生じると、根鉢に対して根鉢用接触体の押圧力が作用することとなる。そして、上記のように支持ベルトを締め付けることによって前記根鉢用接触体で根鉢を押圧した状態で、前記根鉢底部固定部材が根鉢の底部に食い込むことで、根鉢はより確実に固定されることとなる。

0018

さらに本発明においては、前記根鉢用接触体と、前記根鉢用載置体とを連結する連結用部材が具備されていてもよい。このような連結用部材が根鉢用接触体と根鉢用載置体とに連結されることによって、根鉢用接触体が根鉢に対して位置ずれするのが好適に防止されることとなる。また、この場合において、上記支持ベルトが樹木の幹部の周囲に配置されて根鉢用接触体に掛け回される場合には、根鉢用接触体の上側は支持ベルトの緊締力によって固定され、根鉢用接触体の下側は根鉢用載置体に連結された連結用部材によって固定され、根鉢用接触体の上下で支持ベルトと連結用部材によって根鉢が固定されることになるので、根鉢用接触体の位置ずれがより確実に防止されることになる。このような状態で前記根鉢底部固定部材が根鉢の底部に食い込むことで、根鉢はより確実に固定されることとなる。

発明の効果

0019

本発明によって、根鉢をより確実に固定することができ、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きをより好適に防止することができる樹木の支持施工方法と、その支持施工方法に用いる根鉢用固定用具を提供することが可能となる。

図面の簡単な説明

0020

一実施形態の根鉢底部固定部材の平面図。
図1の根鉢底部固定部材の一部断面側面図。
他の実施形態の根鉢底部固定部材の平面図。
図3の根鉢底部固定部材の一部断面側面図。
他の実施形態の根鉢底部固定部材の平面図。
図5の根鉢底部固定部材の一部断面側面図。
他の実施形態の根鉢底部固定部材の平面図。
図7の根鉢底部固定部材の一部断面側面図。
一実施形態の根鉢用載置体の概略平面図。
一実施形態の根鉢用載置体の移動部材を移動させた状態の概略平面図。
図10のI−I線拡大端面図。
移動部材の先端側を示す要部拡大側面図。
一実施形態の根鉢用接触体の正面図。
図13のII−II線断面図。
他の実施形態の根鉢用接触体の正面図。
他の実施形態の根鉢用接触体を根鉢に接触させた状態を示す断面図。
一実施形態の根鉢用接触体固定部材の正面図。
図17の根鉢用接触体固定部材の側面図。
根鉢用接触体を保持しつつ一実施形態の根鉢用接触体固定部材を根鉢に打ち込んだ状態を示す要部拡大正面図。
図19のIII−III線断面図。
他の実施形態の根鉢用接触体固定部材の側面図。
他の実施形態の根鉢用接触体固定部材の側面図。
他の実施形態の根鉢用接触体固定部材の側面図。
図23の根鉢用接触体固定部材を根鉢に打ち込んだ状態を示す断面図。
他の実施形態の根鉢用接触体固定部材の斜視図。
他の実施形態の根鉢用接触体固定部材の断面図。
図26の根鉢用接触体固定部材を根鉢に食い込ませた状態を示す断面図。
一実施形態のアジャスターの正面図。
図28のアジャスターの側面図。
一実施形態の支持ベルトの平面図。
一実施形態のウインチの平面図。
図31のウインチの側面図。
ウインチと支持ベルトを根鉢用接触体に取り付けた状態を示す要部拡大正面図。
図33のウインチと支持ベルトを根鉢用接触体に取り付けた状態を示す要部拡大側面図。
アジャスターを移動部材のスライド杆に取り付けた状態の一部断面正面図
アジャスターを移動部材のスライド杆に取り付けた状態の全体を示す概略平面図。
アジャスターを移動部材のスライド杆に取り付けた状態の全体を示す概略側面図。
アジャスターを傾倒させた状態の一部断面正面図。
アジャスターを傾倒させた状態の全体を示す概略平面図。
根鉢用接触体にアジャスターを取り付けた状態の一部断面正面図。
根鉢用接触体にアジャスターを取り付けた状態の全体を示す概略側面図。
アジャスター及び根鉢用接触体を傾倒させた状態の一部断面正面図。
根鉢の底部を根鉢底部固定部材に食い込ませた状態を示す要部拡大断面図。
根鉢を根鉢用載置体上に載置した状態の全体を示す概略側面図。
根鉢用接触体を根鉢に接触させた状態の全体を示す概略側面図。
支持ベルトを根鉢用接触体に架け渡した状態を示す概略側面図。
支持ベルトを根鉢用接触体に架け渡した状態を示す概略平面図。
根鉢用接触体を保持しつつ根鉢用接触体固定部材を根鉢に打ち込んだ全体の状態を示す概略側面図。
従来の技術の作用を説明するための概略正面図。

実施例

0021

以下、本発明の実施形態について説明する。

0022

本実施形態の樹木の支持施工方法は、樹木の根鉢を固定する根鉢用固定用具を用いて樹木を支持施工する樹木の支持施工方法であって、前記根鉢の底部に食い込む形状を有する根鉢底部固定部材が前記根鉢用固定用具に具備され、該根鉢底部固定部材を前記根鉢の底部に食い込ませることによって、前記根鉢用固定用具によって根鉢が固定される状態を保持するものである。

0023

また本実施形態の根鉢用固定用具は、樹木の根鉢を固定するための根鉢用固定用具であって、前記根鉢の底部に食い込む形状を有する根鉢底部固定部材が具備され、該根鉢底部固定部材を前記根鉢の底部に食い込ませることによって根鉢が固定される状態が保持されるものである。

0024

このような根鉢底部固定部材が設けられていることによって、根鉢を載置する際、根鉢の底部に根鉢底部固定部材が突き刺さることとなり、このような根鉢底部固定部材の根鉢の底部に対する食い込み力によって、根鉢を確実に固定することができ、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きを好適に防止することができる。ここで、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きを好適に防止するためには、根鉢底部固定部材は根鉢の底部の中央付近に食い込ませることが望ましい。

0025

根鉢底部固定部材1としては、たとえば図1及び図2に示すように、長い板状体2の先端に板状の突片3が上向きに立設されたようなものを用いることができる。より詳細には、この図1及び図2の実施形態における根鉢底部固定部材1の突片3は、上縁に2個の山形状部4、4を有しており、2枚の長い板状体2が、後述する根鉢用載置体5の固定部材6を構成する2本の枠杆7、7の交差部分の近くの上部にそれぞれ固着されている。この図1及び図2の実施形態では、後述のように、根鉢8を前記根鉢用載置体5の固定部材6上に載置した際に、前記根鉢底部固定部材1の突片3の山形状部4が根鉢8の底部8cに突き刺さって前記根鉢底部固定部材1が根鉢8の底部8cに食い込み、それによって根鉢8が固定されることとなる。

0026

また根鉢底部固定部材1としては、たとえば図3及び図4に示すように、固定部材6を構成する2本の枠杆7、7の交差部分の近くに上向きに突設されたボルト状の形態のものを用いることもできる。より詳細には、この図3及び図4の実施形態では、2本の枠杆7、7にそれぞれ複数の孔9が穿設され、それらの孔のうち、2本の枠杆7、7の交差部分から等距離にある4個の孔9にそれぞれボルト状の根鉢底部固定部材1が挿入され、枠杆7、7から上向きに突設されて構成される。

0027

この図3及び図4の実施形態では、根鉢8を根鉢用載置体5に載置すると、固定部材6の枠杆7、7に上向きに突設された計4本のボルト状の根鉢底部固定部材1が根鉢8の底部8cに食い込むこととなり、それによって根鉢8が固定されることとなる。また、この図3及び図4の実施形態では、2本の枠杆7、7にそれぞれ複数の孔9が穿設されているので、孔9の位置を変更してボルト状の根鉢底部固定部材1を挿入することができ、根鉢8の大きさや根鉢8の底部8cの形状(たとえば丸みを帯びているか平坦であるか等)に応じて根鉢底部固定部材1の位置を調整することができる。

0028

さらに、根鉢底部固定部材1として、図5及び図6に示すように、側面略L字状のものを用いることもできる。より詳細には、この図5及び図6の実施形態における根鉢底部固定部材1は、全体が平面略正方形状に形成された底部10を有しており、該底部10の周縁部の1辺に、上向きに突片11が突設されている。この突片11は、上縁に3個の山形状部12を有している。また、根鉢底部固定部材1の底部10には、長孔13が穿設され、その長孔13にボルト14が挿入されているとともに、該ボルト14にナット15が螺合されることによって、根鉢底部固定部材1が固定部材6の枠杆7、7に固定されている。

0029

そして、この図5及び図6の実施形態では、根鉢8を前記根鉢用載置体5の固定部材6上に載置した際に、前記根鉢底部固定部材1の突片11の山形状部12が根鉢8の底部8cに突き刺さって前記根鉢底部固定部材1が根鉢8の底部8cに食い込み、それによって根鉢8が固定されることとなる。また、この図5及び図6の実施形態においても、2本の枠杆7、7にそれぞれ複数の孔9が穿設されており、それらの孔9のうち、2本の枠杆7、7の交差部分から等距離にある4個の孔9にボルト14が挿入される。

0030

より詳しくは、根鉢底部固定部材1の底部10の長孔13に枠杆7の孔9が連通状態とされ、該底部10の長孔13と枠杆7の孔9とにボルト14が挿入され、さらにボルト14にナット15が螺合されることによって、根鉢底部固定部材1が枠杆7、7に固定されることとなる。2本の枠杆7、7にそれぞれ複数の孔9が穿設されているので、孔9の位置を変更してボルト14を挿入することができ、根鉢8の大きさや根鉢8の底部8cの形状(たとえば丸みを帯びているか平坦であるか等)に応じて根鉢底部固定部材1の位置を調整することができることは、上記図3及び図4の実施形態と同様である。

0031

さらに、根鉢底部固定部材1としては、図7及び図8に示すようなものを用いることもできる。この図7及び図8の根鉢底部固定部材1は、同図に示すように、固定部材6の2本の枠杆7、7が交差する部分に設けられている。この根鉢底部固定部材1は、図7及び図8に示すように、全体が平面略正方形状に形成された底部16を有しており、該底部16の周縁部に、上向きに突片17が突設された構成からなる。この突片17は、上縁に2個の山形状部18、18を有し、前記底部16の周縁部の4辺に、それぞれ2個ずつ形成されている。そして、根鉢8を根鉢用載置体5の固定部材6上に載置した際に、前記山形状部18が突き刺さって前記根鉢底部固定部材1が根鉢8の底部8cに食い込むように、該根鉢底部固定部材1が構成されている。この根鉢底部固定部材1の底部16の略中央、及び前記枠杆7、7が交差する前記固定部材6の略中央部分に貫通するようにボルト19が挿通され、該ボルト19の挿通によって根鉢底部固定部材1が固定部材6の略中央部分に固定して取り付けられている。

0032

根鉢底部固定部材1としては、たとえば金属製のものが使用されるが、その材質は限定されるものではなく、他の材質のものを使用することができる。ただし、根鉢8の底部に対する8cに対する食い込み力を良好なものとし、且つコストが高くならないようにする観点からは、金属製のものであることが望ましい。とりわけ、鉄製、ステンレス製等のものであることが望ましい。

0033

上記図1乃至図8の実施形態においては、いずれも根鉢用載置体5を構成する固定部材6上に根鉢底部固定部材1が立設される等、根鉢底部固定部材1が根鉢用載置体5上に設けられている場合について説明したが、根鉢底部固定部材1を根鉢用載置体5上に設けずに、たとえば植穴の底面等の地面に直接根鉢底部固定部材1が設置されていてもよい。

0034

根鉢用載置体5としては、たとえば図9及び図10に示すように、根鉢の直接的な載置部分となる固定部材6と、該固定部材6に対して移動可能に構成された移動部材20とで構成されたようなものを用いることができる。

0035

この固定部材6としては、たとえば図9図10図11のように、断面四角形状細長四角筒状に形成された2本の枠杆7、7を平面略十字状に交差させて形成されたようなものを用いることができる。また、このような平面略十字状のものに限らず、3本の枠杆7、或いは4本の枠杆7が、中央で交差するように構成されたものを用いることも可能である。さらに、固定部材6の2本の枠杆7、7が交差されて根鉢用載置体5が形成されているものの他、根鉢用載置体5は、たとえば4本の枠杆で平面略四角形状に形成されたものであってもよく、また3本の枠杆で平面略三角形状に形成されたものであってもよい。

0036

また移動部材20としては、たとえば図9図10図11のように、前記固定部材6の枠杆7にスライド自在に外嵌され、該枠杆7と同様に断面四角形状の細長い四角筒状に形成されたスライド杆21と、該スライド杆21の先端側に取り付けられた打込部材22とからなるものを用いることができる。打込部材22は、図9及び図10に示すように、2つの直角部分22a、22aと、2つの鈍角部分22b、22bと、1つの鋭角部分22cとからなり、その1つの鋭角部分22cが先端側とされて、該先端側の鋭角部分22cによって、根鉢が収納される植穴の側壁面に打ち込み可能となるように構成されている。

0037

さらに、この打込部材22は板状に形成されており、植穴の底面に載置された際に、その植穴の底面における土に対して抵抗を生じさせるような機能をも奏するものである。さらに、前記スライド杆21と打込部材22との連設部分には、図12に示すようにハンマーで打設するための打設体23が上向きに突設されている。

0038

根鉢用載置体5の材質としては、たとえば金属製のものが使用されるが、その材質は限定されるものではなく、他の材質のものを使用することができる。ただし、根鉢用載置体5が金属製のものであれば、他の材質のものに比べて根鉢用載置体5上に載置される根鉢8が滑り易くなるので、上記根鉢底部固定部材1を根鉢8の底部8cに食い込ませることによる実益は根鉢用載置体5が金属製のものである場合に特に大きいものとなる。

0039

本実施形態の根鉢用固定用具には、さらに根鉢8に接触させるための根鉢用接触体24が具備されていてもよい。根鉢用接触体24は、たとえば根鉢8の側面に接触するようなものであってもよく、また根鉢8の側面と上面の境界部分である肩部に接触するようなものであってもよい。また、根鉢用接触体24の形状や材質も特に限定されるものではない。要は根鉢8に接触して根鉢8を押圧することができるように形成されたものであればよい。

0040

主として根鉢の側面に接触するようなものとして、たとえば、図13に及び図14に示すような根鉢用接触体24が例示される。この根鉢用接触体24は、同図のように、接触体中央片25の上部25aに、接触体頭部片26が固着されて形成されている。そのような固着は、たとえば溶接によりなされる。

0041

この接触体頭部片26は、前記接触体中央片25よりも幅広に形成されている。該接触体頭部片26は、接触体中央片25の上部25aに固着された頭部片上部26aと、該頭部片上部26aから両側に立下り形成された頭部片側部26bと、該頭部片側部26bの下部から内向きに形成された頭部片下部26cとで全体が略枠状となるように形成されている。接触体中央片25には複数(図1の例では6個)の四角形の孔が穿設されており、それらの孔のうち、5個の孔4b、…は同じ大きさに形成され、最上部の孔27aは、他の孔27bよりも大きく形成されている。この最上部の孔27aの略中央の位置には、後述する支持ベルトを掛止するための棒状の掛止体28が設けられている。この掛止体28は、図14に示すように前記接触体中央片25を構成する鋼材の一部を湾曲させて形成された湾曲部29内に挿入されることによって設けられている。

0042

また、該掛止体28より上側の最上部の孔27aの背面側に、前記接触体頭部片26の頭部片上部26aが位置するように、接触体頭部片26が接触体中央片25の上部25aの背面側に固着されている。そして、掛止体28より上側の接触体中央片25及び接触体頭部片26が、掛止体28より下側の接触体中央片25及び接触体頭部片26に対してわずかに折り曲げて形成されている。さらに、接触体頭部片26の頭部片上部26aの略中央には、後述するボルト挿入用の孔30が穿設されている。

0043

上記のように構成された根鉢用接触体24において、掛止体28より下側の接触体中央片25及び接触体頭部片26は真っすぐに形成されているので、鉛直方向に配置して根鉢の側面に接触されるが、掛止体28より上側の接触体中央片25及び接触体頭部片26は、掛止体28より下側の部分に対してわずかに折り曲げて形成されているので、根鉢の肩部に接触されうる。

0044

上記図13及び図14に示す根鉢用接触体1は、主として根鉢の側面に接触するものの、根鉢の肩部にも接触しうるが、この図13及び図14の形態の根鉢用接触体24に限らず、根鉢の側面のみに接触するような根鉢用接触体24を用いることもできる。

0045

また根鉢の肩部に接触するようなものとして、たとえば図15に示すような、一般に肩パットと称される根鉢用接触体24を用いることも可能である。この根鉢用接触体24は、複数の孔27を有して略ハシゴ形状に形成されており、図16に示すよう折り曲げられつつ根鉢8の肩部8bに接触されて使用されるものである。

0046

根鉢用接触体24は、後述する根鉢用接触体固定部材によって外側から好適に保持されるためには、上記図13乃至図16に示すように、複数の孔を有する略ハシゴ形状に形成されたような形状のものが望ましい。ただし、根鉢用接触体24の形状はこれに限定されるものではなく、孔のない板状に形成されたようなものであってもよい。

0047

根鉢の外周面に配置される根鉢用接触体24の数は、たとえば4個配置され、或いは3個配置される等、根鉢の大きさに応じて変更可能である。根鉢用接触体24の数は1個であってもよいが、後述する支持ベルトを掛け回して支持ベルトを締め付けることによって根鉢用接触体24に根鉢に対する押圧力を生じさせるためには、複数の根鉢用接触体24が用いられるのが望ましい。また、根鉢用接触体24としては、たとえば金属製のものが用いられるが、その材質も限定されるものではない。

0048

本実施形態の根鉢用固定用具には、前記根鉢用接触体24を外側から保持しつつ根鉢に打ち込むことによって根鉢を固定する根鉢用接触体固定部材31が、さらに具備されていてもよい。根鉢用接触体固定部材31の形状は問うものではなく、たとえば、図17及び図18に示すように、正面略長方形状、側面略コ字状に形成された根鉢用接触体固定部材31を用いることができる。この根鉢用接触体固定部材31の略中央には、ボルトを挿入させるための孔32が穿設されている。

0049

この図17及び図18に示す根鉢用接触体固定部材31の使用例について、上記図13及び図14に示す根鉢用接触体24に適用する場合について説明すると、図19及び図20に示すように、根鉢用接触体固定部材31で根鉢用接触体24を保持させつつ、根鉢用接触体固定部材31を根鉢8の側面8aに打ち込む。

0050

より具体的には、根鉢用接触体固定部材31の中央片31aが、根鉢用接触体24の接触体頭部片26の頭部片下部26cの正面に接触し、根鉢用接触体固定部材31の両側片31b、31bが前記接触体頭部片26の頭部片下部26cの両側に跨るように、根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の側面8aに打ち込まれることとなる。このように根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の側面8aに打ち込まれることで、根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の側面8aに食い込むこととなる。

0051

さらに、ボルト33が根鉢用接触体固定部材31の孔32に挿入されることによって、根鉢用接触体固定部材31と根鉢用接触体24との相互間が固定されることとなる。この場合には、接触体頭部片26の頭部片下部26cにも、予め孔が穿設されている必要がある。このような頭部片下部26cの孔は、たとえば施工現場ドリル等によって穿設されうる。

0052

また、上記図17及び図18の根鉢用接触体固定部材31と同様に、正面略長方形状、側面略コ字状に形成されているが、図21に示すように、略コ字状に形成された両側片31b、31bの先端部31c、31cが略楔形に形成されたような根鉢用接触体固定部材31を用いることもできる。より詳細には、図21の実施形態では、根鉢用接触体固定部材31の両側の先端部31cが側面略三角形状に形成され、最先端部31dより手前側頂角の部分31eは、根鉢用接触体固定部材31の側片31bの外面より外側に突出して形成されており、その頂角の部分31eから最先端部31dに向かって内向きのテーパ状となるように先端部31cが形成されている。

0053

この図21の実施形態では、根鉢用接触体固定部材31の両側片31b、31bの先端部31c、31cが略楔形に形成されているので、根鉢用接触体固定部材31を根鉢の側面に容易に打ち込むことができる。また側面略三角形状に形成された根鉢用接触体固定部材31の最先端部31dより手前側の頂角の部分31eは、側片31bの外面より外側に突出して形成されているので、根鉢用接触体固定部材31が一旦根鉢8の側面8aに打ち込まれた後は、前記側片31bの外面より外側に突出した頂角の部分31eが抵抗力として作用して根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の側面8aから不用意に抜け出るのが好適に防止される。

0054

また、根鉢用接触体固定部材31として、図22に示すように、根鉢用接触体固定部材31の側片31bの先端部31cが、3つの三角形が長さ方向に連続するような釘状に形成されたものを用いることもできる。この図22の実施形態では、それぞれ3つの三角形の両側の頂角の部分31eが、根鉢用接触体固定部材31の側片31bの外面より外側に突出して形成されており、その頂角の部分31eから先端側に向かって内向きのテーパ状となるように形成されている。そして、先端部31cはった略楔形に形成されている。

0055

この図22の実施形態においても、根鉢用接触体固定部材31の両側の先端部31cが略楔形に形成されているので、根鉢用接触体固定部材31を根鉢の側面に容易に打ち込むことができる。また、それぞれ3つの三角形の両側の頂角の部分31eが根鉢用接触体固定部材9の側片31bの外面より外側に突出して形成されているので、根鉢用接触体固定部材31が一旦根鉢8の側面8aに打ち込まれた後は、前記側片31bの外面より外側に突出した頂角の部分31eが抵抗力として作用して根鉢用接触体固定部材31が根鉢の側面から不用意に抜け出るのが好適に防止されることとなる。特に、この図22の実施形態においては、3つの三角形が長さ方向に連続するような釘状に形成されているので、側片31bの外面より外側に突出した頂角の部分31eは、図22に示すように全部で12個形成されていることになり、従って、根鉢用接触体固定部材31が一旦根鉢8の側面8aに打ち込まれた後の抜け止め防止効果は、一層良好となる。

0056

さらに、根鉢用接触体固定部材31として、図23に示すように、2枚の板状部材34、34が、それぞれ回動自在となるようにピン35で軸支されて構成されたものを用いることもできる。2枚の板状部材34の先端部34aは、尖った形状に形成されている。この図23の実施形態の根鉢用接触体固定部材31は、たとえば上記図15及び図16に示すような、肩パットと称される根鉢8の肩部8bに接触されるような根鉢用接触体24に適用されうる。具体的には、根鉢用接触体24の孔27に根鉢用接触体固定部材31が挿入されるようにして、該根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の肩部8bに打ち込まれる。

0057

この図23の実施形態においては、根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の肩部8bに打ち込まれる際に、図24に示すように、尖った先端部34aとは反対側の部分を同図の矢印方向にハンマー等で打設することにより、2枚の板状部材34、34がそれぞれピン35を中心として外向きに少し回動し、2枚の板状部材34、34がそれぞれ開いたような状態にされて根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の肩部8bに打ち込まれることとなる。このように2枚の板状部材34、34がそれぞれ開いたような状態にされて根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の肩部8bに打ち込まれるので、開かれた板状部材34、34が抵抗力として作用して根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の肩部8bから不用意に抜け出るのが好適に防止されることとなる。

0058

さらに、根鉢用接触体固定部材31として、図25に示すように、棒状体が側面略コ字状となるように形成された2つの側片31bが、1つの棒状体31fで連結されたように形成されたものを用いることもできる。この図25の実施形態では、図17乃至図24の実施形態のように、根鉢用接触体固定部材31が板状の部材で形成されているのではなく、棒状の部材で形成されているので、根鉢用接触体固定部材31を形成する材料を節減することができるという利点がある。

0059

さらに、根鉢用接触体固定部材31として、図26に示すように、ボルト状に形成された根鉢用接触体固定部材31を用いることもできる。この場合には、該ボルト状の根鉢用接触体固定部材31に螺合できるようなナット状部材36が、根鉢用接触体24に取り付けられることになり、図27のようにボルト状の根鉢用接触体固定部材31がナット状部材36に螺合されることによって、根鉢用接触体固定部材31と根鉢用接触体24との相互間が固定されることになる。この図26の実施形態では、根鉢用接触体固定部材31がハンマー等で根鉢8に打ち込まれるわけではないが、ボルト状の根鉢用接触体固定部材31がナット状部材36に螺合されることによって、結果的に根鉢用接触体固定部材31が根鉢8に食い込むことになる。また、この図26の実施形態では、汎用性のあるボルト状の部材を根鉢用接触体固定部材31として用いることができるので、根鉢用接触体固定部材31の準備のためのコストを節減することができるという利点がある。

0060

本実施形態の根鉢用固定用具には、さらに連結用部材が具備されていてもよい。この連結用部材は、上記根鉢用載置体5と根鉢用接触体24と連結されるものである。このような連結用部材としては、たとえば、図28及び図29に示すアジャスター37のようなものを用いることができる。このアジャスター37は、根鉢用載置体5に対する根鉢用接触体24の位置を調整することにより、根鉢の大きさに合わせて根鉢用接触体24を根鉢に接触させることができるようにするためのものである。このアジャスター37は、図28及び図29に示すように、前記固定部材6の枠杆7に外嵌できるような大きさの円筒状に形成されたアジャスター軸部38と、該アジャスター軸部38に固着されたアジャスターフレーム39とで構成されている。

0061

このアジャスターフレーム39は、細い鋼材が底部39aで折り曲げられ、その折り曲げられた底部39aが前記アジャスター軸部38の外周に沿って固着され、且つ該アジャスター軸部38から1対の鋼材部分が平行に配置されるように構成されている。そして、該アジャスターフレーム39の1対の鋼材部分の上部には、板状部材を折り曲げて形成した係止片40が形成されている。この折り曲げられた係止片40は、幅の異なる長片40aと短片40bとからなり、その係止片40の略中央にはボルト41が前記短片40b側から長片40a側に挿通されるように止着されている。

0062

また、このように根鉢用載置体5に対する根鉢用接触体24の位置を調整することができるアジャスター37以外に、位置を調整することができない連結用部材を用いることも可能である。

0063

本実施形態の根鉢用固定用具には、樹木の幹部の周囲に配置されて、複数の根鉢用接触体24に掛け回される支持ベルト42がさらに具備されていてもよい。根鉢用接触体24には、支持ベルト42が直接掛け回されていてもよく、また別の部材を介して間接的に掛け回されていてもよい。いずれの場合でも、支持ベルト42が締め付けられることで該支持ベルト42に緊締力が生じると、根鉢に対して根鉢用接触体24の押圧力が作用することとなる。このような支持ベルト42を用いる場合、1本の支持ベルト42を複数個の根鉢用接触体24に架け回すことも可能であるが、これに限らず、たとえば樹木の根元部に支持リング巻装させ、その支持リングと根鉢用接触体24とに支持ベルト42を1本ずつ架け渡して支持することも可能である。

0064

支持ベルト42は、図30に示すように合成繊維天然繊維、若しくは合成樹脂等からなる平らベルトボディ43と、該ベルトボディ43の先端側に取り付けられた取付金具44とで構成されている。支持ベルト42の先端部45側は、図30に示すように取付金具44の長孔46に挿入され、それによって前記支持ベルト42の先端部45側が取付金具44に取り付けられている。この取付金具44には挿通孔47が穿設されている。

0065

本実施形態の根鉢用固定用具には、上記支持ベルト42を締め付けるためのウインチ48がさらに具備されていてもよい。ウインチ48には、図31及び図32に示すように、支持ベルト42の端部を取り付ける軸部50が具備され、さらに該軸部50の側部に設けられたラチェット51と、該ラチェット51に係止可能な係止体52とが具備されている。

0066

このようなウインチ48と、支持ベルト42の取付金具44とが、図33及び図34に示すように根鉢用接触体24に取り付けられる。この場合、ウインチ48と取付金具44とは、図33に示すように、相互に約90度の角度をなすように、ボルト49で同軸的に根鉢用接触体24に取り付けられる。そして、ウインチ48の端部48aが根鉢用接触体24を押さえ付けることとなる。そして、ボルト49が孔7に挿入されて、取付金具44とウインチ48とが根鉢用接触体24に取り付けられた状態において、取付金具44は左右に可動しうるように構成されている。これによって、ウインチ48の締付力が、該ウインチ48側に取り付けられた支持ベルト42の端部のみならず、取付金具44側に取り付けられた支持ベルト42の端部にも好適に作用することとなり、支持ベルト42の張力が好適に生じることとなるのである。

0067

この支持ベルト42の素材としては、年月の経過に伴って分解する素材、たとえば生分解樹脂、その他、、綿、ジュート等の素材を用いることができる。生分解樹脂としては、ポリ乳酸ポリブチレンサクシネート等の材質のものを用いることができる。また支持ベルト42の素材の形態としては、上記生分解樹脂からなる糸であって、たとえばテグス等に用いられるような糸を編成又は織成されたような形態のものを用いることができる。この場合、この支持ベルト42の全体を上記のような分解性の素材で構成してもよいが、本実施形態では、図30に示すように、取付金具44の長孔46に挿入される部分となる先端部45のみが分解性の素材で構成されており、それ以外のベルトボディ43の部分は、たとえば一般の合成樹脂製素材のように分解しにくい素材のものを用いてもよい。このように構成することで、たとえば支持ベルト42の先端部45は比較的高価な生分解樹脂で構成し、先端部45以外の部分を比較的安価な汎用性の合成樹脂で構成し、全体のコストを低減することが可能となる。

0068

次に、本実施形態の樹木の支持施工方法は、上記のように、樹木の根鉢を固定する根鉢用固定用具を用いて樹木を支持施工する樹木の支持施工方法であって、前記根鉢の底部に食い込む形状を有する根鉢底部固定部材が前記根鉢用固定用具に具備され、該根鉢底部固定部材を前記根鉢の底部に食い込ませることによって、前記根鉢用固定用具によって根鉢が固定される状態を保持するものである。

0069

根鉢の周囲に根鉢用接触体を複数配置し、一つの根鉢用接触体と他の根鉢用接触体との間に支持ベルトを掛け回した状態で該支持ベルトを締め付けることによって前記根鉢用接触体で根鉢を押圧して根鉢を固定することも可能である。このような支持ベルトが複数の根鉢用接触体に掛け回され、支持ベルトが締め付けられることで該支持ベルトに緊締力が生じると、根鉢に対して根鉢用接触体の押圧力が作用することとなる。

0070

また、樹木の根鉢の外周面に、複数の根鉢用接触体を接触させる工程の前に、根鉢を載置するための根鉢用載置体を地面に設置し、該根鉢用載置体上に根鉢を載置する工程をさらに含むことも可能である。このような根鉢用載置体が用いられる場合には、複数の根鉢用接触体を接触させる工程の後に、複数の根鉢用接触体と、根鉢用載置体とを、連結用部材によって連結する工程をさらに含むことができる。

0071

また、上記のような根鉢用載置体を用いずに、地面に打ち込み可能な打込杆を用い、該打込杆を根鉢の周囲の地面に打ち込み、打ち込まれた打込杆に連結用部材を介して根鉢用接触体を連結することもできる。この場合においても、根鉢用接触体に、上記のような支持ベルトを掛け回して緊締させることができる。

0072

尚、本実施形態の樹木の支持施工方法は、植穴内に根鉢を埋め、土で閉塞して樹木を支持する、いわゆる地下支柱施工を行う場合に適用される他、たとえば屋上庭園における樹木の支持施工に本発明を適用することも可能である。また一般の地盤の他、人工地盤における樹木の支持施工に本発明を適用することも可能である。

0073

以下、本発明のより具体的な実施形態について図面に従って説明する。先ず、一実施形態としての樹木の支持施工における根鉢用固定用具の構成について説明する。

0074

本実施形態の根鉢用固定用具には、根鉢の底部に食い込んで根鉢を固定するための根鉢底部固定部材1と、根鉢を載置するための根鉢用載置体5と、根鉢の側面に接触させて該根鉢の側面を支持するための4個の根鉢用接触体24と、前記根鉢用載置体5と根鉢用接触体24とに掛け渡された4個のアジャスター37と、前記根鉢用接触体24の上部に掛け回されて根鉢を支持する支持ベルト42と、該支持ベルト42を締め付けるためのウインチ48と、前記根鉢用接触体24を保持しつつ、根鉢の側面に打ち込むための根鉢用接触体固定部材31とが具備されている。

0075

根鉢底部固定部材1としては、図1及び図2に示すものが用いられる。根鉢底部固定部材1の構成については、図1及び図2に基づいてすでに詳細に説明したとおりであり、ここではその説明は繰り返さない。また根鉢用載置体5としては、図9及び図10に示すものが用いられる。根鉢用載置体5の構成については、図9図10図11に基づいてすでに詳細に説明したとおりであり、ここではその説明は繰り返さない。根鉢底部固定部材1は、根鉢8の底部8cの略中央に食い込むように、根鉢用載置体5の略中央に設けられている。

0076

さらに根鉢用接触体1としては、図1及び図2に示すものが用いられる。根鉢用接触体1の構成については、図1、及び図2に基づいてすでに詳細に説明したとおりであり、ここではその説明は繰り返さない。さらにアジャスター22としては、図28及び図29に示すものが用いられる。アジャスター22の構成については、図28及び図29に基づいてすでに詳細に説明したとおりであり、ここではその説明は繰り返さない。

0077

さらに根鉢用接触体固定部材31としては、図17及び図18に示すものが用いられる。根鉢用接触体固定部材31の構成については、図17及び図18に基づいてすでに詳細に説明したとおりであり、ここではその説明は繰り返さない。さらに支持ベルト42としては図30に示すものが用いられ、ウインチ48としては図31及び図32に示すものが用いられる。支持ベルト42及びウインチ48の構成については、図30乃至図32に基づいてすでに詳細に説明したとおりであり、ここではその説明は繰り返さない。

0078

次に、上記のような構成からなる根鉢用固定用具を用いて樹木の支持施工を行う樹木の支持施工方法の実施形態について説明する。上記のような根鉢用固定用具は、植穴の底壁面に設置して使用されるものである。そして、上記のような各構成部材によって根鉢用固定用具が組み立てられる。すなわち、前記スライド杆21が枠杆7に外嵌されることによって、移動部材20が固定部材6に一体化されて根鉢用載置体5が形成され、さらに図35に示すようにアジャスター軸部38が移動部材20のスライド杆21に外嵌されることによって、アジャスター37が前記根鉢用載置体5に連結される。このようにして4個のアジャスター37が図36及び図37のように移動部材20に取り付けられて該移動部材20上に立設されることとなる。

0079

このようにして組み立てられた根鉢用固定用具が植穴の底壁面に設置された状態で、打込部材22を植穴53の側壁面54に打ち込む。この打ち込みは、打設体23をハンマーで打設することによって行う。この場合において、本実施形態では、図36及び図37に示すように、アジャスター37が根鉢用載置体5の移動部材20のスライド杆21上に立設され、また前記打設体23はスライド杆21の先端側に設けられているため、この打設体23をハンマーで打設する作業を行う場合、前記根鉢用接触体5が立設されているアジャスター37の存在が支障となって、ハンマーでの打設作業が行いにくくなる。

0080

しかしながら、本実施形態のアジャスター37は、略円筒状のアジャスター軸部38に、1対の鋼材部分が平行に配置されるようなアジャスターフレーム39が固着されて構成されたものであり、そのアジャスター軸部38が移動部材20のスライド杆21に外嵌されて構成されたものであるため、図38に示すように、アジャスター軸部38を中心として、アジャスターフレーム39をスライド杆21に対して横向きに回動させることが可能となる。この結果、ハンマーで打設体231を打設する作業を行う場合、前記アジャスター37が支障となることがなく、打設体23の打設作業を容易に行うことができる。これによって、図39に示すように打込部材22を植穴53の側壁面54に容易に打ち込むことができるのである。

0081

次に、上記のようにして、打込部材22を植穴53の側壁面54に打ち込んだ後、アジャスター37のアジャスターフレーム39を逆方向に回動させて再度スライド杆21上に起立させ、その状態で図40に示すようにアジャスター37に根鉢用接触体24を取り付ける。より具体的には、アジャスターフレーム39の上部に取り付けられた係止片40を、接触体中央片25における2個の孔27b、27bに跨がるようにして前記根鉢用接触体24の背面側に係止させる。本実施形態では、計6個の孔のうち、上から4番目の孔27bと5番目の孔27bとに跨がるようにアジャスター22の係止片25が係止される。ただし、何番目の孔4bに跨がるようにアジャスター37の係止片40を係止させるかは任意に変更可能であり、係止片40を係止させる孔27bの位置によって、根鉢用接触体24の高さが変わることになる。従って、支持する根鉢の高さに応じて根鉢用接触体24の高さを調節することができる。

0082

さらにボルト41を係止片40に挿通することによって、孔27b、27bに跨がって係止されている係止片41が接触体中央片2から離脱するのが禁止される。これによって、図40に示すように、根鉢用接触体24がアジャスター37に連結されることとなる。そして、図41に示すように、4個の根鉢用接触体24をすべてアジャスター37のアジャスターフレーム39に取り付ける。

0083

次に、上記のようにして、根鉢用接触体24をアジャスター37に取り付けた後、根鉢8を根鉢用載置体5に載置する。この場合、根鉢用接触体24は、図42に示すようにアジャスター37とともに、予め傾倒させておく。すなわち、上述のようにアジャスター37のアジャスター軸部38を中心に、アジャスターフレーム39を回動させることができるので、根鉢用接触体24もアジャスター37とともに傾倒させることができるのである。このようにアジャスター37のアジャスターフレーム39をスライド杆21に対して横向きに回動させて傾倒させることにより、根鉢8を根鉢用載置体5に載置する作業にも支障を生じさせないこととなる。

0084

また、この場合において、根鉢8を根鉢用載置体5に載置すると、図43に示すように、根鉢底部固定部材1が根鉢8の底部8cに突き刺さる。より具体的には、根鉢底部固定部材1の突片3の山形状部4が、根鉢8の底部8cに突き刺さって、根鉢底部固定部材1が根鉢8の底部8cに食い込むこととなり、それによって、根鉢8が確実に固定されることとなる。このように、根鉢底部固定部材1が根鉢8の底部8cに食い込んで根鉢8が固定されることで、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢8の傾きが防止される要因となる。

0085

次に、アジャスターフレーム39を逆方向に回動させてアジャスター37及び根鉢用接触体24を再度起立させる。この場合、アジャスター37の位置は、図44に示すように、根鉢8から離間するように設定されている。

0086

そして、図45に示すように、移動部材20のスライド杆21に沿ってアジャスター37のアジャスター軸部38を移動させることにより、根鉢用接触体24を根鉢8の側面8aに接触させる。この場合において、アジャスター軸部38は略円筒状に形成されたものであって、スライド杆21に外嵌されているので、そのスライド杆21上を容易に移動させることができる。また、アジャスター軸部38が略円筒状に形成されているので、植穴53の底部の地面との設置面積が少なく、アジャスター軸部38をスライド杆21に対してスライドさせる際の抵抗が少ないこととなり、この点でもアジャスター軸部38を移動させる際の作業が容易となる。図45には、4個の根鉢用接触体24をすべて根鉢8の側面8aに当接した全体の状態を示している。

0087

次に、図46及び図47に示すように、4個の根鉢用接触体24の掛止体28に支持ベルト42を掛け回す。この場合、支持ベルト42は前記のウインチ48によって締め付ける。これによって、根鉢8の上面側が支持ベルト42によって支持され、さらに支持ベルト42の締付力によって、根鉢用接触体24が根鉢8側に押圧され、根鉢用接触体24がより確実に固定されることとなる。

0088

次に、図19及び図20に示すように、根鉢用接触体固定部材31で根鉢用接触体24を保持させつつ、根鉢用接触体固定部材31を根鉢8の側面8aに打ち込む。より具体的には、根鉢用接触体固定部材31の中央片31aが、根鉢用接触体24の接触体頭部片26の頭部片下部26cの正面に接触し、根鉢用接触体固定部材31の両側片31b、31bが前記接触体頭部片26の頭部片下部26cの両側に跨るように、根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の側面8aに打ち込まれることとなる。さらに、ボルト33が根鉢用接触体固定部材31の孔32に挿入されることによって、根鉢用接触体固定部材31と根鉢用接触体24との相互間が固定されることとなる。

0089

このような根鉢用接触体固定部材31は、図48に示すように、4ケ所の根鉢用接触体24をそれぞれ保持するように、打ち込まれる。このようにして根鉢用接触体固定部材31を根鉢8の側面8aに打ち込むことによって、根鉢用接触体24が根鉢用接触体固定部材31に保持されて固定されることとなる。

0090

このように根鉢用接触体24が根鉢用接触体固定部材31に保持、固定された状態で、根鉢用接触体固定部材31が根鉢8の側面8aに打ち込まれることによって、根鉢8に対する根鉢用接触体24の位置ずれが防止されることとなり、また根鉢用接触体固定部材31が根鉢8に打ち込まれることによる食い込み力も根鉢に対して作用することになるので、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きを、従来に比べてより確実に防止することが可能となる。

0091

上記のように、根鉢用接触体24を外側から保持しつつ根鉢用接触体固定部材31を根鉢8の側面8aに打ち込んだ後、植穴53内に土を埋め、植穴を閉塞する。これによって樹木の支持施工が完了する。

0092

上記のように、本実施形態では、前記根鉢用接触体固定部材31の作用と、前記根鉢底部固定部材1の根鉢8の底部8cへの食い込みの作用との双方の作用によって、地盤沈下が生じた場合や樹木に傾倒力が作用する場合における、鉛直方向に対する根鉢の傾きの防止効果が一層良好となる。

0093

1根鉢底部固定部材5 根鉢用載置体
8 根鉢 8c 底部

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