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技術 異常事態報知装置

出願人 東日本旅客鉄道株式会社
発明者 鈴木健司永田佑介佐々木勇人樋口将史小山聡杉本涼
出願日 2015年6月18日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2015-122540
公開日 2017年1月12日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2017-010661
状態 特許登録済
技術分野 鉄道交通の監視、制御、保安 押釦スイッチ スイッチのケース,表示,鎖錠
主要キーワード 異常警報器 保安設備 遮蔽シール ヒンジ受け 装置固定 斜め外方 復帰機構 内部機器
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題

夜間に周囲の人に装置の存在を容易に認識させることができ、かつ、装置の内部構造が外部から視認可能になることを回避できる異常事態報知装置を提供する。

解決手段

この異常事態報知装置は、操作ボタンを有し、操作ボタンが押された場合に警報を発する本体部(10)と、左右より中央が膨らんだ曲面状の前面を有し、光を透過し、操作ボタンに面する部位が可動的に構成され、かつ、操作ボタンを含めて本体部の前面を覆う蓋体(30)と、発光素子と、発光素子の光を導き拡散させて出射面から出射させる左導光板(35L)および右導光板(35R)を含む複数の導光板とを備え、左導光板(35L)と右導光板(35R)とは、蓋体(30)の内面側の左側部と右側部とに、出射面を斜め外方に向けてそれぞれ配置されている。

概要

背景

踏切周辺に設置され、踏切または踏切の周辺で支障が生じた場合に、周辺の人が非常ボタンを押すことで警報を発する踏切支障報知装置がある(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1では、踏切の内外からでも非常ボタンの存在が分かるように、非常ボタンを示す表示を四方に行う構成が開示されている。

概要

夜間に周囲の人に装置の存在を容易に認識させることができ、かつ、装置の内部構造が外部から視認可能になることを回避できる異常事態報知装置を提供する。この異常事態報知装置は、操作ボタンを有し、操作ボタンが押された場合に警報を発する本体部(10)と、左右より中央が膨らんだ曲面状の前面を有し、光を透過し、操作ボタンに面する部位が可動的に構成され、かつ、操作ボタンを含めて本体部の前面を覆う蓋体(30)と、発光素子と、発光素子の光を導き拡散させて出射面から出射させる左導光板(35L)および右導光板(35R)を含む複数の導光板とを備え、左導光板(35L)と右導光板(35R)とは、蓋体(30)の内面側の左側部と右側部とに、出射面を斜め外方に向けてそれぞれ配置されている。

目的

本発明は、夜間に周囲の人に装置の存在を容易に認識させることができ、かつ、装置の内部構造が外部から視認されることを回避できる異常事態報知装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

操作ボタンを有し、前記操作ボタンが押された場合に警報を発する本体部と、左右より中央が膨らんだ曲面状の前面を有し、光を透過し、前記操作ボタンに面する部位が可動的に構成され、前記操作ボタンを含めて前記本体部の前面を覆う蓋体と、発光素子と、前記発光素子の光を導き拡散させて出射面から出射させる左導光板および右導光板を含む複数の導光板と、を備え、前記左導光板と前記右導光板とは、前記蓋体の内面側の左側部と右側部とに、前記出射面を斜め外方に向けてそれぞれ配置されている、ことを特徴とする異常事態報知装置

請求項2

前記導光板には、前記出射面の反対側に反射層を有している、ことを特徴とする請求項1記載の異常事態報知装置。

請求項3

踏切の支障を報知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の異常事態報知装置。

技術分野

0001

本発明は、踏切の非常ボタンなど、操作ボタンが押された場合に警報を発する異常事態報知装置に関する。

背景技術

0002

踏切の周辺に設置され、踏切または踏切の周辺で支障が生じた場合に、周辺の人が非常ボタンを押すことで警報を発する踏切支障報知装置がある(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1では、踏切の内外からでも非常ボタンの存在が分かるように、非常ボタンを示す表示を四方に行う構成が開示されている。

先行技術

0003

実用新案登録第3190715号公報

発明が解決しようとする課題

0004

従来の踏切支障報知装置では、夜間に非常ボタンの存在を認識することが難しいという課題がある。夜間に非常ボタンの存在を知らせるためには、外部から照明を踏切支障報知装置へ当てることが検討できる。しかしながら、新たに照明を設置するには、照明の設置箇所を確保し、照明の電源線を用意する必要があり、容易ではない。
そこで、本発明者らは、踏切支障報知装置の内部に照明を設置し、装置自体を光らせることを検討した。しかしながら、装置の一部を単純に光らせるだけでは、踏切支障報知装置の夜間の視認性を向上するには不十分であった。また、装置内部の照明により装置自体を光らせるには、光る部分に透明な部材を採用することを検討できる。透明な部材があると、そこから装置内部を視認可能となる。しかしながら、踏切支障報知装置には、内部に警報の解除を行う機構が設けられるなどの理由から、装置の内部構造を外部から視認可能にしたくないという制約がある。

0005

これらの課題は、踏切支障報知装置に限られず、例えばホームに設置される列車非常停止警報装置など、鉄道の分野で異常事態を報知する様々な異常事態報知装置においても同様に生じる。
本発明は、夜間に周囲の人に装置の存在を容易に認識させることができ、かつ、装置の内部構造が外部から視認されることを回避できる異常事態報知装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明の異常事態報知装置は、上記目的を達成するために、
操作ボタンを有し、前記操作ボタンが押された場合に警報を発する本体部と、
右より中央が膨らんだ曲面状の前面を有し、光を透過し、前記操作ボタンに面する部位が可動的に構成され、前記操作ボタンを含めて前記本体部の前面を覆う蓋体と、
発光素子と、
前記発光素子の光を導き拡散させて出射面から出射させる左導光板および右導光板を含む複数の導光板と、
を備え、
前記左導光板と前記右導光板とは、前記蓋体の内面側の左側部と右側部とに、前記出射面を斜め外方に向けてそれぞれ配置されている構成とした。

0007

この構成によれば、光を透過し、かつ、曲面状の前面を有する蓋体と、蓋体の内面側の左側部および右側部に出射面を斜め外方に向けてそれぞれ配置される左導光板および右導光板により、夜間、蓋体の左右の枠部を光らせることができる。これにより、周囲の人に装置の存在を容易に認識させることができる。さらに、蓋体の側方へも光が照射させるので、正面だけでなく左右からも装置の視認性を向上できる。さらに、蓋体が光を透過し、左右より中央が膨らんだ曲面状の前面を有していることで、蓋体の左右側面から装置の内部が見えやすくなる構造を有するが、左導光板と右導光板とで、装置の内部を遮蔽している。よって、装置の内部の構造が外部から視認可能になることを回避できる。

0008

好ましくは、前記複数の導光板には上導光板が含まれ、
前記上導光板は、前記蓋体の内面側の上部に、前記出射面を斜め上方に向けて配置されているとよい。
この構成によれば、上導光板により、蓋体の枠上部を発光させて、夜間の装置の視認性をより向上でき、かつ、蓋体の上側から装置の内部が見えにくくなるように、上導光板により装置の内部を遮蔽することができる。
さらに好ましくは、前記複数の導光板には、前記左導光板または前記右導光板より幅が広い下導光板が含まれ、
前記下導光板は、前記蓋体の内面側の下側の領域に、前記出射面を前方に向けて配置されているとよい。
この構成によれば、下導光板により、蓋体の広い範囲から光を照射することができ、夜間の装置の視認性をより向上できる。

0009

さらに好ましくは、前記蓋体の前面には、下側の領域に文字または記号が描かれた半透明シールが貼られているとよい。
この構成によれば、半透明のシールと導光板により、夜間でも文字または記号を発光により浮かび上がらせて、操作ボタンの存在を表示することができる。また、半透明のシールにより、蓋体の全体を透明にしても蓋体の前面から装置内部が視認可能になることを回避できる。
また、好ましくは、前記導光板には、前記出射面の反対側に反射層を有しているとよい。
この構成によれば、反射層により導光板による遮蔽効果がより確実に得られる。よって、導光板による装置内部の遮蔽効果がより確実に得られる。
さらに好ましくは、前記本体部は踏切の支障を報知する構成であるとよい。
この構成によれば、踏切の周辺に設置されて踏切の支障を報知する異常事態報知装置において、夜間に周囲の人に装置の存在を容易に認識させることができ、さらに、装置の内部が外部から視認可能になることも回避できる。

発明の効果

0010

本発明によれば、夜間に周囲の人に装置の存在を容易に認識させることができ、かつ、装置の内部が外部から視認可能になることを回避できる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置の蓋体を示す正面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置の蓋体を示す背面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置の蓋体を示す右側面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置の蓋体を示す左側面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置の蓋体を示す平面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置の蓋体を示す底面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置を示す正面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置を示す背面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置を示す右側面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置を示す左側面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置を示す平面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置を示す底面図である。
導光板を示す縦断面図である。
図2のA−A線断面図である。
本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置の本体部を示す正面図である。

実施例

0012

以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1図6には、本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置の正面図、背面図、右側面図、左側面図、平面図、底面図を、それぞれ示す。図7図12には、本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置の蓋体の正面図、背面図、右側面図、左側面図、平面図、底面図を、それぞれ示す。図13は、導光板を示す縦断面図である。図14は、図2のA−A線断面図である。図15は、本発明の実施の形態に係る異常事態報知装置の本体部を示す正面図である。

0013

本実施の形態の異常事態報知装置1は、踏切の周辺に設置されて、踏切または踏切の周辺に支障が生じた場合に、周囲の人が操作して支障を報知する踏切支障報知装置である。異常事態報知装置1は、異常警報器、または、鉄道用警報器と呼んでもよい。
異常事態報知装置1は、本体部10と、蓋体30とを備えている。
本体部10は、図15に示すように、前面が開放された筐体11内に、基板(図示略)と、操作ボタン13と、端子板14と、復帰機構(図示略)とが設けられている。また、筐体11の周囲には、表示灯21と、導線引込部22と、装置固定用の支柱に固定される固定部23と、ヒンジ受け24と、止め金具25とが設けられている。

0014

基板には、導線引込部22を介して外部から引き込まれた電源線と信号線とが接続される。信号線は鉄道会社保安設備へ警報の信号を送信できる。基板には、操作ボタン13により開閉するスイッチと、警報ブザーと、表示灯21の信号線とが接続される。基板に設けられた回路により、操作ボタン13が操作された場合に、警報ブザーが鳴動し、表示灯21が作動し、かつ、外部の保安設備へ警報信号が出力されるなどの、警報が発せられる。
端子板14は、配線を介して基板に接続され、外部から入力した電源を、端子板14を介して内部機器へ供給できる。
操作ボタン13は、押し操作可能なボタンであり、筐体11の前面開口部より前方に迫り出した位置に配置されている。

0015

復帰機構は、操作ボタン13が押されて警報が発せられた場合に、操作ボタン13を非操作の状態に復帰させる機構である。復帰機構には、例えば、筐体11の下面に露出する復帰操作部15が設けられ、これを操作することで、操作ボタン13の押下の状態を元に復帰させ、警報を止めることができる。復帰操作部15は一般の人に操作されないように筐体11の底面など目立たない箇所に配置される。
蓋体30は、例えば無色透明アクリルまたはポリカーボネイトなど、光を透過する部材から主に構成される。蓋体30の前面は、左右より中央が前方に膨らんだ曲面状に形成されている。蓋体30の前面の形状は、蓋体30の上部から下部にかけて横断面が弧状に曲がった形状であり、アーチ状と言い換えることができる。蓋体30は、操作ボタン13を含めて筐体11の前方を覆う。蓋体30の操作ボタン13の先端に面する部位は、操作ボタン13を押し操作できるように可動部33となっている。可動部33は、例えば可撓性を有する部材から構成することができる。

0016

蓋体30は、上下左右周縁部において肉厚に形成された枠部31と、枠部31につらなって成形され、本体部10の前面を覆うパネル部32とを有する。これらにより、蓋体30の内面側には、枠部31とパネル部32の背面とに囲まれた凹部が形成される。
蓋体30の前面には、半透明のシール34が貼られている。シール34は、シール34を介して物体を視認することができない程度の透明度を有している。シール34は、可動部33の部分を除いて、パネル部32のほぼ全域にわたって貼り付けられている。シール34の下側の領域には、例えば「非常ボタン」などの文字または記号が記されている。
蓋体30には、筐体11のヒンジ受け24と接続されるヒンジ部37と、筐体11の止め金具25に係止される金具受け38とが設けられている。蓋体30の枠部31の背面側には、封止用パッキン39が設けられている。
図1図12の蓋体30の枠部31とパネル部32とヒンジ部37は透明である。透明であるため、図1図12において、枠部31とパネル部32とヒンジ部37の向こう側の構成、或いは、内部の構成の外形線が見えており、この外形線を実線で描いている。枠部31とパネル部32とヒンジ部37の向こう側或いは内部にある実線で示した構成は、破線引き出し線により符号を付している。

0017

蓋体30の内面側の左側部および右側部には、図2および図14に示すように、左導光板35Lと右導光板35Rとがそれぞれ固定されている。左導光板35Lと右導光板35Rとは、例えば矩形状の板面を有する板状の部材であり、一方の板面が光の出射面35aとなっている。左導光板35Lおよび右導光板35Rは、蓋体30の枠部31とパネル部32の背面とに挟まれた角部に、出射面35aを斜め外方に向けて、それぞれ固定されている。左導光板35Lおよび右導光板35Rの内部構造については後述する。図2において、左導光板30Lと右導光板30Rとの背面の中間は固定金具36に覆われている。

0018

蓋体30の内面側の上部には、図2に示すように、上導光板35Uが固定されている。図2において、上導光板30Uの背面は固定金具36に覆われている。上導光板35Uは、例えば矩形状の板面を有する板状の部材であり、一方の板面が光の出射面35aとなっている。上導光板35Uは、蓋体30の上方の枠部31とパネル部32の背面とに挟まれた角部に、出射面35aを斜め上方に向けて固定されている。
蓋体30の内面側の下側の領域には、他の導光板(左導光板35L、右導光板35R、上導光板35U)よりも幅広の下導光板35Dが固定されている。図2において、下導光板30Dの背面は固定金具36に覆われている。下導光板35Dは、出射面35aを前方に向けて固定されている。
左導光板35L、右導光板35R、上導光板35U、および、下導光板35Dの各々は、各導光板の背面を覆う固定金具36を介して蓋体30に固定されている。左導光板35L、右導光板35R、上導光板35U、および、下導光板35Dの各々には、光の導入部に発光素子としての1個または複数のLED(発光ダイオード)47が設けられている。LED47の電源線L1は、本体部10の端子板14に接続されている。図1図6において、LED47の電源線L1は二点鎖線で描いている。

0019

蓋体30の前面には、半透明のシール34が貼られている。シール34は、シール34を介して物体を視認することができない程度の透明度を有している。シール34は、可動部33の部分を除いて、パネル部32のほぼ全域にわたって貼り付けられている。シール34の下側の領域には、例えば「非常ボタン」などの文字または記号が記されている。
蓋体30には、筐体11のヒンジ受け24と接続されるヒンジ部37と、筐体11の止め金具25に係止される金具受け38とが設けられている。蓋体30の枠部31の背面側には、封止用のパッキン39が設けられている。

0020

ここで、導光板の内部構造について説明する。左導光板35Lは、板状の部材であり、図13に示すように、光を反射する反射層41と、光を透過する透過層42と、光を拡散する拡散層43とが、この順に積層されて構成される。透過層42は例えばアクリル板であり、反射層41と拡散層43とは例えばアクリル板に貼付けられるシート部材により構成できる。透過層42には、横向き(板面に沿った方向)に進行する光を乱反射させる複数の反射部44が分散して設けられている。このような構成により、透過層42の一端から光が導入されることで、光が透過層42に沿って進み、この光の一部が反射部44により向きを変え、拡散層43を介して拡散光となって外部に出射される。拡散層43の逆方向へ進んだ光は反射層41で反射して拡散層43から外部に出射される。このような作用により、LED47が発光することで左導光板35Lの拡散層43の面全体から拡散光の出射が得られる。これにより左導光板35Lの拡散層43の面が光の出射面35aとなる。
右導光板35R、上導光板35U、下導光板35Dは、左導光板35Lと同一の構造を有する。

0021

以上のように構成された異常事態報知装置1によれば、本体部10のヒンジ受け24と蓋体30のヒンジ部37とが接続されることで、蓋体30がヒンジ部37を中心に回動可能になる。さらに、この状態で、本体部10の止め金具25が蓋体30の金具受け38に係止されることで、蓋体30が本体部10の前面に固定される。このとき、蓋体30の可動部33は、本体部10の操作ボタン13の先端に面する。これにより、可動部33を押すことで操作ボタン13を押し込むことができる。

0022

左導光板35L、右導光板35R、上導光板35U、および、下導光板35Dは、これらに対応するLED47が点灯することで、各出射面35aから拡散光を出射する。左導光板35Lと右導光板35Rとは、出射面35aが斜め外方に向いている。このため、左導光板35Lと右導光板35Rとから出射された拡散光は、図14に示すように、蓋体30の左右やや後方から蓋体30の前方にかけて広い範囲に照射される。加えて、上導光板35Uは、蓋体30の上部から前方にかけて拡散光を照射し、下導光板35Dは蓋体30の下側の領域に拡散光を照射する。これらによって、夜間に異常事態報知装置1を前方から見ると、蓋体30の周縁部とパネル部32の文字または記号の部分が淡く光って見える。さらに、異常事態報知装置1を側方から見ると、蓋体30の側部が淡く光って見える。これらにより、異常事態報知装置1の周囲に居る人は、広い範囲から非常ボタンの存在を容易に認識することができる。

0023

また、本実施の形態によれば、左導光板35L、右導光板35R、上導光板35U、下導光板35D、および、LED47は、蓋体30の内面側に配置され、LED47の電源は本体部10の端子板14から供給される。よって、外部に異常事態報知装置1を照らす照明を設ける場合と比較して、照明の設置箇所を確保し、照明用の追加の電源線を用意するといった困難な作業を要さない。
さらに、蓋体30が左右より中央が膨らんだ形状であり、蓋体30の内面側に形成された凹部に、左導光板35L、右導光板35R、上導光板35U、下導光板35D、および、LED47が配置される。よって、本体部10に導光板およびLED47の配置スペースを確保する必要がない。これにより、本実施の形態の蓋体30によれば、従前の異常事態報知装置の本体部を流用して、蓋体30のみを交換することで本実施の形態の異常事態報知装置1を実現することができる。従前の異常事態報知装置は、操作ボタンの箇所を膨出させた形態を有していることから、操作ボタンの位置も本実施の形態の蓋体30に適合する。

0024

蓋体30を、光を透過する部材で形成することで、透明な部分を介して装置内部が外部から視認可能になることが考えられる。しかし、本実施の形態の異常事態報知装置1によれば、蓋体30の前面からはシール34によって内部が遮蔽され、蓋体30の側面部分からは左導光板35Lと右導光板35Rとによって内部が遮蔽される。さらに、蓋体30の上面部分からは上導光板35Uによって内部が遮蔽される。よって、同一部材によって、拡散光を広範囲に照射することと、装置内部を遮蔽することとの両立を図ることができる。

0025

以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は上記の実施の形態に限られるものではない。例えば、上導光板は省略して、蓋体の上部の内面側に遮蔽シールを設けてもよい。また、下導光板を、上導光板と同じ程度の幅にして、出射面を斜め下方に向けて固定してもよい。また、蓋体を無色透明の部材から形成した例を示したが、蓋体の全部が透明である必要はなく、一部に半透明な部分を有していてもよい。また、蓋体の前面に貼り付けられるシールの代わりに塗装を行ってもよい。その他、実施の形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
さらに、前記実施形態においては、本発明を踏切支障報知装置に適用した場合について説明したが、本発明は、駅のホームに設置される列車非常停止警報装置など、鉄道の分野で異常事態を報知する様々な異常事態報知装置に利用できる。

0026

1 異常事態報知装置
10 本体部
11筐体
13 操作ボタン
30蓋体
31 枠部
32パネル部
33可動部
34シール
35a出射面
35L 左導光板
35R 右導光板
35U上導光板
35D 下導光板
41反射層
47LED(発光素子)

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