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技術 移動取引車両および自動取引装置

出願人 沖電気工業株式会社
発明者 宮川謙一今岡善之
出願日 2015年6月19日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2015-123902
公開日 2017年1月12日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-010208
状態 特許登録済
技術分野 紙幣の取り扱い
主要キーワード 置建屋 営業場所 後面扉 搭載重量 搭載空間 ページ替え 荷台部分 箱状部材
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重要な関連分野

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課題

現金取扱う自動取引装置防犯性を高める手段を提供する。

解決手段

現金処理部を備えた自動取引装置を搭載した移動取引車両であって、前記現金処理部を接客部から分離する仕切部を設け、前記仕切部により形成された前記接客部から接触できない空間に、前記現金処理部を配置し、前記仕切部の前記現金処理部の入出金口に対向する部位に、開口部を設ける。

概要

背景

従来の移動取引車両は、大型車両有蓋荷台部分の後部に設けた現金支払室の内部に、相当の重量を有する現金自動預払機を設置し、車両の後面扉開閉可能にして現金支払室への顧客の入退室を可能とし、顧客は現金支払室に入室して、設置された現金自動預払機を用いて現金の入出金取引等を行っている(例えば、特許文献1参照。)。

概要

現金を取扱う自動取引装置防犯性を高める手段を提供する。現金処理部を備えた自動取引装置を搭載した移動取引車両であって、前記現金処理部を接客部から分離する仕切部を設け、前記仕切部により形成された前記接客部から接触できない空間に、前記現金処理部を配置し、前記仕切部の前記現金処理部の入出金口に対向する部位に、開口部を設ける。

目的

本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、現金を取扱う自動取引装置の防犯性を高める手段を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

現金処理部を備えた自動取引装置を搭載した移動取引車両であって、前記現金処理部を接客部から分離する仕切部を設け、前記仕切部により形成された前記接客部から接触できない空間に、前記現金処理部を配置し、前記仕切部の前記現金処理部の入出金口に対向する部位に、開口部を設けたことを特徴とする移動取引車両。

請求項2

請求項1に記載の移動取引車両において、通帳処理部と、表示機能入力機能を有する表示操作部と、を設け、前記仕切部により前記通帳処理部と前記表示操作部を前記現金処理部から分離したことを特徴とする移動取引車両。

請求項3

請求項1に記載の移動取引車両において、表示機能と入力機能を有する表示操作部を備えた制御端末を設け、前記仕切部を、車両の床面に沿って設置し、前記仕切部上に、前記制御端末を配置したことを特徴とする移動取引車両。

請求項4

請求項3に記載の移動取引車両において、前記制御端末と、前記現金処理部とを無線により接続したことを特徴とする移動取引車両。

請求項5

請求項4に記載の移動取引車両において、前記現金処理部の、前記仕切部の開口部を介した通信が可能な範囲にアンテナを設けたことを特徴とする移動取引車両。

請求項6

現金処理部と、表示機能と入力機能を有する表示操作部を備えた制御端末と、前記現金処理部を接客部から分離する仕切部と、を備え、前記仕切部により形成された前記接客部から接触できない空間に、前記現金処理部を配置し、前記仕切部の前記現金処理部の入出金口に対向する部位に開口部を設け、前記開口部を介して現金受渡しを行うことを特徴とする自動取引装置。

請求項7

請求項6に記載の自動取引装置において、通帳処理部を設け、前記仕切部により前記通帳処理部と前記制御端末を前記現金処理部から分離したことを特徴とする自動取引装置。

請求項8

請求項6または請求項7に記載の自動取引装置において、前記仕切部を、設置建屋側壁に沿って設置し、前記仕切部の前記接客部側に前記制御端末を配置したことを特徴とする自動取引装置。

請求項9

請求項8に記載の自動取引装置において、前記制御端末と、前記現金処理部とを無線により接続したことを特徴とする自動取引装置。

請求項10

請求項9に記載の自動取引装置において、前記現金処理部の、前記仕切部の開口部を介した通信が可能な範囲にアンテナを設けたことを特徴とする自動取引装置。

技術分野

0001

本発明は、防犯性を高めた移動取引車両および自動取引装置に関する。

背景技術

0002

従来の移動取引車両は、大型車両有蓋荷台部分の後部に設けた現金支払室の内部に、相当の重量を有する現金自動預払機を設置し、車両の後面扉開閉可能にして現金支払室への顧客の入退室を可能とし、顧客は現金支払室に入室して、設置された現金自動預払機を用いて現金の入出金取引等を行っている(例えば、特許文献1参照。)。

先行技術

0003

特開平7−73257号公報(段落0011−0013、第1図)

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上述した従来の技術においては、後面扉を開放して現金自動預払機等の自動取引装置による取引を行っているときに、強盗等の悪意の第3者の襲撃を受けた場合、自動取引装置が破壊され、または装置ごと持ち去られて現金を強奪されてしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、現金を取扱う自動取引装置の防犯性を高める手段を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、上記課題を解決するために、現金処理部を備えた自動取引装置を搭載した移動取引車両であって、前記現金処理部を接客部から分離する仕切部を設け、前記仕切部により形成された前記接客部から接触できない空間に、前記現金処理部を配置し、前記仕切部の前記現金処理部の入出金口に対向する部位に、開口部を設けたことを特徴とする。

発明の効果

0006

このようにした本発明は、仕切部により区切られた、接客部から直接接触できない空間に自動取引装置の現金処理部を配置するので、悪意の第3者が、現金処理部を強奪しようとする場合に、多大な時間と労力を要するため、現金処理部の強奪を容易に行うことができず、自動取引装置の現金処理部の防犯性を高めることができるという効果が得られる。

図面の簡単な説明

0007

実施例の移動取引車両を示す説明図
実施例の自動取引装置を示すブロック図
実施例の無人ブースを示す説明図

0008

以下に、図面を参照して本発明による移動取引車両および自動取引装置の実施例について説明する。

0009

以下に、図1および図2を用いて本実施例の自動取引装置について、移動取引車両に搭載した場合を例に説明する。
本実施例の自動取引装置は、図1に示すように、銀行等の金融機関運営する移動取引車両1等に搭載される。
移動取引車両1は、ワゴン車等の比較的小型の車両であって、車両後部には、自動取引装置を搭載する取引装置搭載部2が設けられている。

0010

本実施例の取引装置設置空間としての取引装置搭載部2には、その搭載空間を上下に2分割する仕切部としての仕切板3が設置され、その上側の空間は、後面扉4を開放することで外部からの接触が可能になり、下側の空間は、車体1aと仕切板3により区切られ、外部からの直接的な接触が不可能になっている。

0011

仕切板3は、所定の厚さ(本実施例では、10mm程度)の鋼板等の鋼材で形成された板状部材であって、車体1aにボルト等の固定手段により車両の床面に沿って設置されており、その上側の空間には、車両の中央部にバッテリ6が、接客部7側に表示画面を向けてカバー8に取付けられた制御端末10およびカバー8内に収容された通帳処理部20が配置され、仕切板3により区切られた下側の空間内には紙幣および硬貨を取扱う現金処理部30が配置される。

0012

また、仕切板3の、現金処理部30の紙幣および硬貨のそれぞれの入出金口30aに対向する部位には、紙幣および硬貨の受渡しを行うための開口部3aが形成され、バッテリ6と通帳処理部20との間に電源ケーブル6bを挿通させるために通し穴3bが形成されている。
更に、仕切板3には、保守作業等を行うときにオペレータ保守員等(以下、オペレータ等という。)が所持する鍵により解錠する図示しない錠が設けられている。

0013

なお、以下の説明では、紙幣と硬貨の区別を必要としない場合は、現金という。
バッテリ6は、制御端末10および通帳処理部20に電源ケーブル6aを介して電力を供給すると共に、電源ケーブル6bを介して現金処理部30に電力を供給する。
接客部7は、移動取引車両1の後面扉4を開放して、顧客またはオペレータ(以下、区別を必要としない場合は、操作者という。)が制御端末10や通帳処理部20等の各機器を用いて取引操作を行う空間であって、操作者は、車両の後端部の外側から各機器を操作するようになっている。

0014

カバー8は、鋼板等の鋼材で形成された箱状部材であって、その接客部7側の通帳処理部20の通帳挿入口20aに対向する部位には、通帳の挿抜を行うための開口部8aが形成されている。
本実施例の自動取引装置は、図2に示すように、制御端末10と、通帳処理部20と、仕切板3により分離された現金処理部30と、を無線により接続して構成される。
制御端末10は、本実施例の自動取引装置の各機器を制御して取引処理等を実行する機能を有しており、主制御部11、無線通信部12、記憶部13、表示操作部14等により構成される。

0015

主制御部11は、無線通信部12によって通帳処理部20および現金処理部30と接続しており、通帳処理部20および現金処理部30に処理指示等を送信して取引処理等を実行する機能等を有している。
無線通信部12は、通帳処理部20および現金処理部30と、アンテナ12a(図1参照)を介して無線により相互通信可能に接続する機能等を有している。
記憶部13は、主制御部11が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび主制御部11による処理結果等が格納される。

0016

表示操作部14は、接客部7側に設けられたLCD等の表示画面と、タッチパネル等の入力手段との組合せで構成されており、表示画面に取引選択画面や各種の入力画面、オペレータが行う業務の業務選択画面等を表示する機能、入力手段により操作者からの入力を受付ける機能等を有している。
通帳処理部20は、カバー8の開口部8aを介して通帳挿入口20aから操作者が挿入した通帳に、取引内容等を記帳して排出する機能等を有しており、通帳制御部21、無線通信部22、通帳搬送部23、記帳部24等により構成される。

0017

通帳制御部21は、無線通信部22によって制御端末10と接続しており、制御端末10からの処理指示等を基に通帳処理部20内の各部を制御して記帳処理等を実行する機能等を有すると共に、図示しないメモリ等を備えている。
無線通信部22は、制御端末10と、アンテナ22aを介して無線により相互通信可能に接続する機能等を有している。

0018

通帳搬送部23は、通帳搬送路23a等を備えており、通帳挿入口20aから挿入された通帳を記帳部24へ搬送すると共に、記帳済みの通帳を通帳挿入口20aへ搬送して排出する機能等を有している。
記帳部24は、通帳制御部21から送出された記帳データを通帳に印字する印字部と、通帳のページ替えが必要となった場合にページ捲りを行うページ捲り部等を備えている。

0019

現金処理部30は、紙幣を取扱う紙幣取扱部と、硬貨を取扱う硬貨取扱部を備えており、それぞれ入金取引時等に入出金口30aのシャッタ30bを開放して操作者が仕切板3の開口部3aを介して投入した現金(紙幣および/もしくは硬貨)を受入れ、これを鑑別および計数して収納し、出金取引時等に収納されている現金を繰出し、これを計数して入出金口30aに集積し、シャッタ30bを開放して開口部3aを介して操作者に引渡す機能等を有しており、現金制御部31、無線通信部32、入出金部33、収納部34等により構成される。

0020

現金制御部31は、無線通信部32によって制御端末10と接続しており、制御端末10からの処理指示等を基に現金処理部30内の各部を制御して入出金処理等を実行する機能等を有すると共に、図示しないメモリ等を備えている。
無線通信部32は、制御端末10と、入出金口30aの近傍で、仕切板3の開口部3aを介した通信が可能な範囲に設けられたアンテナ32aを介して無線により相互通信可能に接続する機能等を有している。

0021

入出金部33は、現金の金種搬送状態等に鑑別する図示しない鑑別部や搬送路33a等を備えており、入出金口30aに投入された現金を搬送路33aにより鑑別部へ搬送し、金種等を鑑別して収納部34へ搬送し、収納部34から繰出された現金を鑑別部で計数して入出金口30aに集積する機能等を有している。
収納部34は、鑑別部による鑑別結果に応じて、搬送された現金を金種別に収納する複数の収納庫等を備えている。

0022

本実施例の移動取引車両1には、図1に示すように、車体1aと仕切板3により区切られた仕切板3の下側の空間に、入出金口30aを後面扉4側、つまり接客部7側にした自動取引装置の現金処理部30が搭載されている。
また、仕切板3上には、後面扉4側に通帳挿入口20aを向けた自動取引装置の通帳処理部20が、通帳処理部20の運転席側にバッテリ6が、通帳処理部20を覆うカバー8の後面扉4側に、接客部7に表示画面を向けた自動取引装置の制御端末10が搭載されている。

0023

このような移動取引車両1が、営業場所到着し、金融機関のオペレータ等が制御端末10、通帳処理部20および現金処理部30へバッテリ6から電源を投入すると、自動取引装置の制御端末10の記憶部13に格納されている、主に顧客が行う取引処理や、オペレータが行う業務処理等を実行するための業務処理実行プログラムが自動的に起動され、オペレータ等が後面扉4を開放して本実施例の自動取引装置の運用を開始する。

0024

すなわち、本実施例の移動取引車両1は、後面扉4を開放することで、そこが上記した接客部7となり、操作者(オペレータまたは顧客)は接客部7から、仕切板3の上側に配置された制御端末10、通帳処理部20、仕切板3の開口部3aと対向する現金処理部30の入出金口30aを用いて、所望の取引、例えば、通帳や帳票を用いた現金の入出金取引等の取引操作等を行うことができる。

0025

なお、オペレータ等が、現金処理部30に対する現金の補充処理回収処理ジャム等が発生したときの保守作業等を行う場合は、主に、金融機関の駐車施設内等の安全が確保された場所に移動して行うが、緊急を要する場合は、営業場所において、警備員等により安全を確保した状態で行う。
以下に、本実施例の移動取引車両1に搭載された自動取引装置による取引処理等の処理動作について説明する。

0026

1)入金取引
入金取引を行う際は、オペレータは顧客から通帳と、入金金額記入された入金伝票受取り、入金伝票の記載事項を確認して、入金伝票を図示しない保管庫保管し、顧客が入金取引操作を行う場合は顧客に通帳を返却し、オペレータが入金取引操作を行う場合は通帳と入金する現金を預かる。
操作者が制御端末10の表示操作部14の表示画面に表示されている取引選択画面からタッチパネル等の入力手段により入金取引を選択すると、この選択入力を受付けた制御端末10の主制御部11は、無線通信部12により通帳処理部20に通帳受入指示を無線で送信する。

0027

通帳受入指示を、アンテナ22aを介して無線通信部22で受信した通帳処理部20の通帳制御部21は、通帳挿入口20aを開放し、操作者がカバー8の開口部8aを介して通帳を挿入すると、通帳制御部21は、挿入された通帳を通帳搬送路23aによって記帳部24に搬送して待機させる。

0028

通帳受入指示の送信と並行して主制御部11は、無線通信部12により現金処理部30に入金取込指示を無線で送信する。
入金取込指示を、アンテナ32aを介して無線通信部32で受信した現金処理部30の現金制御部31は、入出金口30aのシャッタ30bを開放し、操作者が仕切板3の開口部3aを介して入金する現金を入出金口30aに投入すると、現金制御部31は、投入された現金を入出金部33の搬送路33aにより図示しない鑑別部へ搬送して金種別に計数し、計数した現金の計数結果を制御端末10へ無線通信により送信する。

0029

計数した現金の計数結果を受信した主制御部11は、表示操作部14の表示画面に受信した計数結果を表示し、操作者が、表示された計数結果を確認して確認の旨を入力すると、これを受付けた主制御部11は、無線通信により現金処理部30に入金収納指示を送信する。
入金収納指示を受信した現金制御部31は、取込んだ現金を搬送路33aにより収納部34に搬送して収納する。
入金収納指示の送信と並行して主制御部11は、無線通信により通帳処理部20に取引日付や入金金額、残高等の記帳データを含む記帳指示を送信する。

0030

記帳データを含む記帳指示を受信した現金制御部31は、記帳部24によって待機している通帳に受信した記帳データを印字し、印字を終えた通帳を、通帳搬送路23aによって、開放された通帳挿入口20aに搬送し、操作者はカバー8の開口部8aから記帳済みの通帳を引抜いて受取る。
このようにして、本実施例の移動取引車両1に搭載された自動取引装置による入金取引が行われる。

0031

2)出金取引
出金取引を行う際は、オペレータは顧客から通帳と、出金金額が記入された出金伝票を受取り、通帳の残高が出金金額以上であることや出金伝票の記載事項を確認して、出金伝票を図示しない保管庫に保管し、顧客が出金取引操作を行う場合は顧客に通帳を返却し、オペレータが出金取引操作を行う場合は通帳を預かる。

0032

操作者が制御端末10の表示操作部14の表示画面に表示されている取引選択画面から出金取引を選択すると、この選択入力を受付けた制御端末10の主制御部11は、無線通信により通帳処理部20に通帳受入指示を送信する。
通帳受入指示を受信した通帳処理部20の通帳制御部21は、通帳挿入口20aを開放し、操作者がカバー8の開口部8aを介して挿入した通帳を記帳部24に搬送して待機させる。

0033

通帳受入指示の送信と並行して主制御部11は、表示操作部14の表示画面に出金金額の入力画面を表示し、操作者が出金金額を入力すると、これを受付けた主制御部11は、無線通信により現金処理部30に出金金額の情報を含む出金処理指示を送信する。
出金処理指示を受信した現金処理部30の現金制御部31は、収納部34から出金金額に相当する現金を繰出し、入出金部33の搬送路33aにより鑑別部へ搬送して繰出した現金を計数した後に、搬送路33aにより入出金口30aに搬送して集積し、集積した現金の計数結果を制御端末10へ無線通信により送信する。

0034

集積した現金の計数結果を受信した主制御部11は、表示操作部14の表示画面に受信した計数結果を表示し、操作者が、表示された計数結果を確認して確認の旨を入力すると、これを受付けた主制御部11は、無線通信により現金処理部30に出金指示を送信する。
出金指示を受信した現金制御部31は、入出金口30aのシャッタ30bを開放し、操作者は仕切板3の開口部3aから入出金口30aに集積された現金を受取る。

0035

出金指示の送信と並行して主制御部11は、通帳処理部20に取引日付や出金金額、残高等の記帳データを含む記帳指示を送信する。
記帳データを含む記帳指示を受信した現金制御部31は、記帳部24によって待機している通帳に受信した記帳データを印字し、印字を終えた通帳を、通帳搬送路23aによって、開放された通帳挿入口20aに搬送し、操作者はカバー8の開口部8aから記帳済みの通帳を引抜いて受取る。
このようにして、本実施例の移動取引車両1に搭載された自動取引装置による出金取引が行われる。

0036

3)現金の補充処理
金融機関の駐車施設内等で、現金処理部30に現金を補充する場合、オペレータ等は、制御端末10の表示操作部14の表示画面に業務選択画面を表示し、その業務選択画面から補充を選択する。
この選択入力を受付けた制御端末10の主制御部11は、無線通信により現金処理部30に補充処理指示を送信する。

0037

補充処理指示を受信した現金処理部30の現金制御部31は、入出金口30aのシャッタ30bを開放し、オペレータが仕切板3の開口部3aを介して補充する現金を入出金口30aに投入すると、現金制御部31は、投入された現金を入出金部33の搬送路33aにより鑑別部へ搬送して金種を鑑別し、その鑑別結果に応じて搬送路33aにより収納部34へ搬送して金種別に収納する。
このようにして、本実施例の移動取引車両1に搭載された自動取引装置による補充処理が行われる。

0038

4)現金の回収処理
金融機関の駐車施設内等で、現金処理部30から現金を回収する場合、オペレータ等は、制御端末10の表示操作部14の表示画面に業務選択画面を表示し、その業務選択画面から回収を選択する。
この選択入力を受付けた制御端末10の主制御部11は、無線通信により現金処理部30に回収処理指示を送信する。

0039

回収処理指示を受信した現金処理部30の現金制御部31は、収納部34から現金を繰出し、入出金部33の搬送路33aにより入出金口30aに搬送して集積し、その後に入出金口30aのシャッタ30bを開放し、オペレータ等は、仕切板3の開口部3aから入出金口30aに集積された現金を回収する。
このようにして、本実施例の移動取引車両1に搭載された自動取引装置による回収処理が行われる。

0040

5)保守作業
金融機関の駐車施設内等で、オペレータ等が、現金処理部30で発生したジャム等による不具合復旧作業を行う場合、オペレータ等は、制御端末10、通帳処理部20および現金処理部30の電源を遮断する。

0041

電源を遮断したオペレータ等は、仕切板3上に搭載されている、制御端末10、通帳処理部20、バッテリ6等を取外し、これらを車外持出して仕切板3上を空にした後に、オペレータ等は、所持する鍵で図示しない錠を解錠し、固定手段による固定を解除して仕切板3を取外し、仕切板3を車外に持出した後に、現金処理部30の搬送路33a等を開放してジャム現金の除去等を行う。
そして、除去作業等が終了すると、オペレータ等は、現金処理部30を閉鎖し、仕切板3を固定手段により車体1aに固定して錠を施錠し、その後に制御端末10、通帳処理部20、バッテリ6等を仕切板3上に搭載して復旧作業を終える。

0042

上記のような移動取引車両1に搭載した自動取引装置に対して、強盗等の悪意の第3者が移動取引車両1を襲撃し、現金処理部30を強奪しようとする際は、本実施例の自動取引装置の現金処理部30は、車体1aと仕切板3により区切られた仕切板3の下側の空間内に設けられ、後面扉4を開放したのみの状態では現金処理部30に直接接触することができないので、通帳処理部20等の仕切板3の上に搭載された機器を除去した後に仕切板3を取外し、または破壊する必要があり、悪意の第3者は、仕切板3の上の各機器の除去や仕切板3の取外し等に、多大な労力と時間を要し、現金処理部30の強奪を容易に行えないため、自動取引装置の現金処理部30の防犯性を高めることができる。

0043

以上説明したように、本実施例では、移動取引車両1に自動取引装置を搭載する場合に、仕切板3を車両の床面に沿って設置し、仕切板3と車体1aにより区切られた、接客部7から直接接触できない仕切板3の下側の空間に自動取引装置の現金処理部30を配置するので、悪意の第3者が、現金処理部30を強奪しようとする場合に、多大な時間と労力を要するため、現金処理部30の強奪を容易に行うことができず、自動取引装置の現金処理部30の防犯性を高めることができる。
また、本実施例では、仕切板3の上に、自動取引装置の制御端末10や通帳処理部20等の機器を搭載するので、悪意の第3者が現金処理部30を強奪しようとする場合の妨げになり、現金処理部30の強奪を容易に行えないものとすることができる。

0044

更に、本実施例では、仕切板3を車両の床面に沿って設置して現金処理部30への外部からの接触を妨げるので、現金処理部30を覆う堅牢ケース等の設置を不要にして、簡素な構成で、現金処理部30の強奪に対する防犯性を高めることができると共に、車両へ搭載する搭載重量を低減して、最大積載量の小さい車両への自動取引装置の搭載を可能にすることができる。
更に、本実施例の自動取引装置は、各機器を無線により接続するので、仕切板3に通信ケーブル等を挿通させる通し穴を設ける必要がなくなり、現金処理部30の強奪に対する防犯性を高めることができる。

0045

更に、鋼板等からなる仕切板3で区切られた下側の空間に配置する現金処理部30に設けるアンテナを、仕切板3の開口部3aを介した通信が可能な範囲に設置するので、制御端末10との無線通信が容易になり、取引処理を円滑に行うことができる。
なお、本実施例では、バッテリ6は仕切板3上に搭載するとして説明したが、バッテリ6は仕切板3の下側の空間に現金処理部30と共に搭載してもよい。この場合には、下側に搭載したバッテリ6から通し穴3bを介して電源ケーブル6aを通帳処理部20や制御端末10に接続するようにするとよい。

0046

また、本実施例では、バッテリ6を一つ設けるとして説明したが、仕切板3上および仕切板3の下側の空間にそれぞれ設け、仕切板3上のバッテリ6から通帳処理部20や制御端末10に電源を供給し、下側の空間に設けたバッテリ6から現金処理部30に電源を供給するようにしてもよい。このようにすれば、仕切板3に設ける通し穴3bを省略して、現金処理部30の強奪に対する防犯性を高めることができる。

0047

更に、本実施例では、通帳処理部20をカバー8内に配置するとして説明したが、カバー8内にバッテリ6を搭載するようにしてもよく、カバー8を省略するようにしてもよい。
更に、本実施例では、制御端末10は、カバー8に取付けるとして説明したが、カバー8を省略して、通帳処理部20または仕切板3に直接取付けるようにしてもよい。
更に、本実施例では、制御端末10と通帳処理部20を無線により接続するとして説明したが、制御端末10と通帳処理部20とを有線で接続するようにしてもよい。

0048

上記実施例においては、移動取引車両に搭載した本実施例の自動取引装置による取引は、通帳のみを用いる取引として説明したが、カード処理部を仕切板3上に搭載して、キャシュカードクレジットカード等の取引カードによる取引を可能にしてもよい。
この場合は、制御端末10の無線通信部12を、ホストコンピュータとの無線による交信が可能なように構成し、取引カードおよび/もしくは通帳を用いた取引において、ホストコンピュータとの交信後に取引を成立させるようにするとよい。

0049

また、上記実施例においては、自動取引装置の現金処理部30は、紙幣および硬貨を個別に取扱うとして説明したが、紙幣および硬貨を一つの入出金口を用いて取扱う現金処理部であってもよく、紙幣のみを取扱う紙幣処理部であってもよい。
更に、上記実施例においては、自動取引装置を移動取引車両1に搭載した場合を例に説明したが、設置建屋としての無人ブース40等に本実施例の自動取引装置を設置するようにしても、上記と同様の効果を得ることができる。

実施例

0050

すなわち、図3に示すように、無人ブース40の、天井40aと床40bと4つの側壁40cからなる外壁で囲まれた取引装置搭載空間2に、接客フロア等の接客部7と、現金処理部30を設置する空間とを分離する仕切部としての隔壁41を設け、接客部7側に制御端末10や通帳処理部20等を、隔壁41と無人ブースの外壁とで区切られた空間内に現金処理部30を配置し、隔壁41の、現金処理部30の入出金口30aに対向する部位に開口部41aを設けるようにする。
このようにすれば、無人ブース等に設置した自動取引装置の現金処理部30を強奪しようとする悪意の第3者が、多大な時間と労力を要するため、無人ブース40等に設置した自動取引装置の現金処理部30の防犯性を高めることができる。

0051

1 移動取引車両
2取引装置搭載空間
3仕切板
3a、8a、41a 開口部
3b通し穴
4後面扉
6バッテリ
7接客部
8カバー
10制御端末
11 主制御部
12、22、32無線通信部
13 記憶部
14表示操作部
20通帳処理部
21 通帳制御部
23 通帳搬送部
24記帳部
30現金処理部
31現金制御部
33 入出金部
34収納部
40無人ブース
40a天井
40b 床
40c側壁
41 隔壁

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