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技術 投影システム、投影装置、情報処理方法及びプログラム

出願人 キヤノン株式会社
発明者 伊藤秀憲
出願日 2015年6月18日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2015-123139
公開日 2017年1月12日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-009708
状態 特許登録済
技術分野 デジタル計算機のユーザインターフェイス 電気信号の光信号への変換 表示装置の制御、回路
主要キーワード 画質調整ボタン 部分投影 メニュー表 操作指示内容 マルチプロジェクション シークバー 映像出力機器 投影ステップ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月12日)のものです。
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図面 (11)

課題

ステムを構成する全ての投影装置に対する設定や設定の確認をより少ない構成部品で実現可能とする技術を提供することを目的とする。

解決手段

複数の投影装置の各々は、投影装置の設定に関する操作指示を受け取った場合、メニュー表示を行う投影装置か否かを判定し、メニュー表示を行う投影装置であると判定された場合、操作指示に対応するメニューを含む部分投影画面投影し、判定手段によりメニュー表示を行う投影装置でないと判定された場合、操作指示に対応するメニューを含まない部分投影画面を投影し、複数の投影装置のうち一の投影装置によるメニューの表示後に受け付けられた操作指示に応じて、設定を変更する。

概要

背景

近年、プロジェクタによる投影画面の大画面化のニーズに対応する1つの方法として、マルチプロジェクションシステムの実用化が進んでいる。マルチプロジェクションシステムでは、複数のプロジェクタの投影画面を組み合わせることで1つの画面を構成する。このように複数のプロジェクタで1つの画面を構成する場合、画質の調整等、プロジェクタの出力映像に対する調整は、全てのプロジェクタに対して行う必要がある。何故なら、ある1つのプロジェクタだけに画質の調整を行うと、全てのプロジェクタの投影画面で構成した1つの画面のうち、ある部分のみ画質の調整が変化してしまい、不自然合成画面となってしまうためである。
複数のプロジェクタで構成するマルチプロジェクションシステムにおいて、全てのプロジェクタに対して同一の操作を行うための技術として、特許文献1により開示される技術がある。この技術では、マルチプロジェクションシステムを構成するプロジェクタのうちの1つをマスタープロジェクタとする。また、全てのプロジェクタ間ネットワークケーブルで接続する。そして、マスタープロジェクタに対する操作内容を、ネットワーク経由で全てのプロジェクタに送信するというものである。

概要

ステムを構成する全ての投影装置に対する設定や設定の確認をより少ない構成部品で実現可能とする技術を提供することを目的とする。複数の投影装置の各々は、投影装置の設定に関する操作指示を受け取った場合、メニュー表示を行う投影装置か否かを判定し、メニュー表示を行う投影装置であると判定された場合、操作指示に対応するメニューを含む部分投影画面を投影し、判定手段によりメニュー表示を行う投影装置でないと判定された場合、操作指示に対応するメニューを含まない部分投影画面を投影し、複数の投影装置のうち一の投影装置によるメニューの表示後に受け付けられた操作指示に応じて、設定を変更する。

目的

本発明は、システムを構成する複数の投影装置に対する設定や設定の確認をより少ない構成部品で実現可能とする技術を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

複数の投影装置を含み、前記複数の投影装置の各々がそれぞれ設定された位置に部分投影画面投影することで一の全体投影画面を構成する投影システムであって、前記複数の投影装置の各々は、投影装置の設定に関する操作指示を受け取った場合、メニュー表示を行う投影装置か否かを判定する判定手段と、前記判定手段によりメニュー表示を行う投影装置であると判定された場合、前記操作指示に対応するメニューを含む部分投影画面を投影し、前記判定手段によりメニュー表示を行う投影装置でないと判定された場合、前記操作指示に対応するメニューを含まない部分投影画面を投影する投影手段と、前記複数の投影装置のうち一の投影装置による前記メニューの表示後に受け付けられた操作指示に応じて、設定を変更する制御手段と、を有する投影システム。

請求項2

前記複数の投影装置の各々の投影手段は、前記受け取られた操作指示の内容に対応するオブジェクトを含む部分投影画面を投影する請求項1記載の投影システム。

請求項3

前記投影手段は、前記部分投影画面の四隅のうち設定された隅を前記オブジェクトの描画位置とする請求項2記載の投影システム。

請求項4

前記投影手段は、前記部分投影画面を構成する枠から設定された距離だけ内側の位置を前記オブジェクトの描画位置とする請求項2記載の投影システム。

請求項5

前記投影手段は、前記操作指示に応じて、内部の形状が異なるオブジェクトを投影する請求項1乃至4何れか1項記載の投影システム。

請求項6

前記投影手段は、前記操作指示に応じて、色が異なるオブジェクトを投影する請求項1乃至4何れか1項記載の投影システム。

請求項7

全体投影画面の一部である部分投影画面を投影する投影装置であって、前記投影装置の設定に関する操作指示を受け取った場合、前記投影装置がメニュー表示を行う投影装置か否かを判定する判定手段と、前記判定手段によりメニュー表示を行う投影装置であると判定された場合、前記操作指示に対応するメニューを含む部分投影画面を描画し、前記判定手段によりメニュー表示を行う投影装置でないと判定された場合、前記操作指示に対応するメニューを含まない部分投影画面を投影する投影手段と、前記全体投影画面を投影するための複数の投影装置のうち一の投影装置による前記メニューの表示後に受け付けられた操作指示に応じて設定を変更する制御手段と、を有する投影装置。

請求項8

全体投影画面の一部である部分投影画面を投影する投影装置が実行する情報処理方法であって、前記投影装置の設定に関する操作指示を受け取った場合、前記投影装置がメニュー表示を行う投影装置か否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによりメニュー表示を行う投影装置であると判定された場合、前記操作指示に対応するメニューを含む部分投影画面を描画し、前記判定ステップによりメニュー表示を行う投影装置でないと判定された場合、前記操作指示に対応するメニューを含まない部分投影画面を投影する投影ステップと、前記全体投影画面を投影するための複数の投影装置のうち一の投影装置による前記メニューの表示後に受け付けられた操作指示に応じて設定を変更する制御ステップと、を含む情報処理方法。

請求項9

全体投影画面の一部である部分投影画面を投影する投影装置を制御するコンピュータに、前記投影装置の設定に関する操作指示を受け取った場合、前記投影装置がメニュー表示を行う投影装置か否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによりメニュー表示を行う投影装置であると判定された場合、前記操作指示に対応するメニューを含む部分投影画面を投影させ、前記判定ステップによりメニュー表示を行う投影装置でないと判定された場合、前記操作指示に対応するメニューを含まない部分投影画面を投影させる投影ステップと、前記全体投影画面を投影するための複数の投影装置のうち一の投影装置による前記メニューの表示後に受け付けられた操作指示に応じて設定を変更する制御ステップと、を実行させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は、投影システム投影装置情報処理方法及びプログラムに関する。

背景技術

0002

近年、プロジェクタによる投影画面の大画面化のニーズに対応する1つの方法として、マルチプロジェクションシステムの実用化が進んでいる。マルチプロジェクションシステムでは、複数のプロジェクタの投影画面を組み合わせることで1つの画面を構成する。このように複数のプロジェクタで1つの画面を構成する場合、画質の調整等、プロジェクタの出力映像に対する調整は、全てのプロジェクタに対して行う必要がある。何故なら、ある1つのプロジェクタだけに画質の調整を行うと、全てのプロジェクタの投影画面で構成した1つの画面のうち、ある部分のみ画質の調整が変化してしまい、不自然合成画面となってしまうためである。
複数のプロジェクタで構成するマルチプロジェクションシステムにおいて、全てのプロジェクタに対して同一の操作を行うための技術として、特許文献1により開示される技術がある。この技術では、マルチプロジェクションシステムを構成するプロジェクタのうちの1つをマスタープロジェクタとする。また、全てのプロジェクタ間ネットワークケーブルで接続する。そして、マスタープロジェクタに対する操作内容を、ネットワーク経由で全てのプロジェクタに送信するというものである。

先行技術

0003

特開2008−107477号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述した手法では、マルチプロジェクションシステムを構成するプロジェクタは、プロジェクタが投影する映像を受信するためのインターフェースの他に、操作内容を送受信するためのネットワークインターフェースを持つ必要がある。また、ネットワークの設置、設定や管理といった煩雑な作業も必要となる。このため、プロジェクタ自体の機能の増加やネットワークの管理工数によるコストの増加に繋がる問題がある。
本発明は、システムを構成する複数の投影装置に対する設定や設定の確認をより少ない構成部品で実現可能とする技術を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

そこで、本発明は、複数の投影装置を含み、前記複数の投影装置の各々がそれぞれ設定された位置に部分投影画面を投影することで一の全体投影画面を構成する投影システムであって、前記複数の投影装置の各々は、投影装置の設定に関する操作指示を受け取った場合、メニュー表示を行う投影装置か否かを判定する判定手段と、前記判定手段によりメニュー表示を行う投影装置であると判定された場合、前記操作指示に対応するメニューを含む部分投影画面を投影し、前記判定手段によりメニュー表示を行う投影装置でないと判定された場合、前記操作指示に対応するメニューを含まない部分投影画面を投影する投影手段と、前記複数の投影装置のうち一の投影装置による前記メニューの表示後に受け付けられた操作指示に応じて、設定を変更する制御手段と、を有する。

発明の効果

0006

本発明によれば、システムを構成する複数の投影装置に対する設定や設定の確認をより少ない構成部品で実現可能とする技術を提供することができる。

図面の簡単な説明

0007

プロジェクタのハードウェア構成の一例を示す図である。
プロジェクタのソフトウェア構成の一例を示す図である。
プロジェクタの情報処理の一例を示すフローチャートである。
実施形態1のマスタープロジェクタの投影画面の一例を示す図である。
操作指示に対応するマーカ形状の一例を示す図である
マルチプロジェクションシステムのシステム構成等の一例を示す図である。
実施形態1の投影画面の一例を示す図(その1)である。
実施形態1の投影画面の一例を示す図(その2)である。
実施形態2のマスタープロジェクタの投影画面の一例を示す図である。
実施形態2の投影画面の一例を示す図である。

実施例

0008

以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。

0009

<実施形態1>
図1は、プロジェクタ1のハードウェア構成の一例を示す図である。
プロジェクタ1は、ハードウェア構成として、CPU10、RAM11、ROM12、システムバス14、入力コントローラ15、出力コントローラ16、情報記憶媒体17、投影部20を含む。
CPU10は、システムバス14に接続される各デバイスコントローラを統括的に制御する。ROM12には、CPU10の制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)のプログラム等が記憶されている。更にROMには各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要なデータ等が記憶されている。RAM11は、CPU10の主メモリワークエリア等として機能する。また、CPU10は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM11にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現する。
入力コントローラ15は、後述する映像出力機器から出力された映像の入力を制御したり、後述するリモコン等の操作部からのプロジェクタ1の設定に関する所定の操作指示を受け付けたりする。出力コントローラ16は、投影部20における画像の投影を制御する。情報記憶媒体17は、ブートプログラムフォントデータ、ユーザファイル設定ファイル等の各種データを記憶する。
CPU10は、例えばRAM11内の表示情報用領域へアウトラインフォント展開ラスタライズ)処理を実行することにより、投影部20上での表示を可能としている。実施形態の処理に係るプログラムは、例えば、情報記憶媒体17に記録されており、必要に応じてRAM11にロードされることによりCPU10によって実行される。即ち、CPU10が、情報記憶媒体17等に記憶されたプログラムやROM12に記憶されたプログラムに基づき処理を実行することにより、以下に示すプロジェクタ1のソフトウェア構成やフローチャートの処理等が実現される。

0010

図2は、プロジェクタ1のソフトウェア構成の一例を示す図である。プロジェクタ1は、操作指示106や入力映像107を入力として、出力映像112を出力する。
プロジェクタ1は、ソフトウェア構成として、操作指示受付部101、メニュー表示要否判定部102、描画部103、操作処理実行部104、重畳部105を含む。
操作指示受付部101は、操作指示106を入力とし、操作指示内容108をメニュー表示要否判定部102及び操作処理実行部104に出力する。ここで、操作指示とは、リモコン等の操作指示機器による、プロジェクタ1の設定(例えば画質調整等)に対する操作指示である。
メニュー表示要否判定部102は、操作指示内容108を入力とし、プロジェクタ1がメニューを表示するマスタープロジェクタかメニューを表示しないスレーブプロジェクタかによりメニュー表示の要否を判定する。例えば、メニュー表示要否判定部102は、情報記憶媒体17等に記憶されている設定ファイルの設定に基づき、自装置がマスタープロジェクタかスレーブプロジェクタかを判定する。CPU10は、操作指示に応じて、設定ファイルの設定を変更することができる。メニュー表示要否判定部102は、メニュー表示の要否に応じた描画指示109を描画部103に対して出力する。
描画部103は、描画指示109を入力として、描画指示内容に応じて、メニューとマーカとの両方又はマーカのみを描画し、描画結果110として重畳部105に対して出力する。また、描画部103は、メニューやマーカの描画位置を重畳部105に対して出力する。例えば、後述する図4図7の例では、マーカの描画位置は予め設定された各投影画面の右下となっている。但し、このことは本実施の形態を制限するものではなく、マーカの描画位置は、左下や左上、右上等、投影画面の四隅のうち何れの隅であってもよい。マーカは、操作指示に対応するオブジェクトの一例である。
操作処理実行部104は、入力映像107と操作指示内容108とを入力とし、入力映像に対して操作指示内容108に応じた処理を実行し、処理済み映像111を重畳部105に対して出力する。ここで、操作指示内容108に応じた処理とは、映像の色域コントラストの調整等である。操作処理実行部104による処理は、メニューの表示後に受け付けられた操作指示に応じて、設定を変更する処理の一例である。
重畳部105は、処理済み映像111と描画結果110とを入力とする。描画結果110は上述の通り、メニューとマーカとの両方又はマーカである。重畳部105は、処理済み映像111に対してメニューとマーカとの両方又はマーカを重畳する処理を行う。そして、重畳部105は、重畳済みの映像を出力映像112として設定された投影位置に出力する。処理済み映像111は、実行結果の一例である。

0011

次に、図3は、プロジェクタ1の情報処理の一例を示すフローチャートである。
S201では、操作指示受付部101は、操作指示106の入力があったか否かを判定する。操作指示受付部101は、操作指示106があったと判定した場合、S202に処理を進め、操作指示がなかったと判定した場合、S201の処理を繰り返す。
S202では、操作処理実行部104は、入力映像107に対して操作指示106に対応する処理を実行する。S202の処理は、プロジェクタ1がマスタープロジェクタかスレーブプロジェクタかに関わらず実行される。操作処理実行部104は、操作指示106に対応する処理を実行すると、S203に処理を進める。
S203では、メニュー表示要否判定部102は、プロジェクタ1がメニュー表示プロジェクタか否かを判定する。本実施形態では、メニュー表示を行うプロジェクタをマスタープロジェクタ、メニュー表示を行わないプロジェクタをスレーブプロジェクタとする。即ち、メニュー表示要否判定部102は、プロジェクタ1がマスタープロジェクタであるかスレーブプロジェクタであるかに基づきメニュー表示プロジェクタか否かを判定する。メニュー表示要否判定部102は、マスタープロジェクタであると判定した場合は、S204に処理を進め、スレーブプロジェクタであると判定した場合は、S205に処理を進める。

0012

S204では、描画部103は、操作指示106に対応するメニューの描画処理を行う。S204の処理は、マスタープロジェクタでのみ行われる。操作指示106に対応するメニューとは、例えば画質調整処理を行う際の調整用ユーザーインターフェースである。描画部103は、メニューの描画処理を実行すると、S205に処理を進める。
S205では、描画部103は、操作指示106に対応するマーカの描画処理を行う。S205の処理は、マスタープロジェクタ及びスレーブプロジェクタで行われる。描画部103は、操作指示106に一対一で対応するマーカを描画する。操作指示106とマーカとの対応は、例えば、情報記憶媒体17等に記憶されている設定ファイルに定義されている。即ち、描画部103は、設定ファイルの操作指示106とマーカとの対応の定義に基づき、操作指示106に対応するマーカを描画する。
S206では、重畳部105は、描画したメニューとマーカとの両方、又はマーカのみと操作指示106に対応する処理を施された映像との重畳処理を行う。S206での重畳処理により作成された映像が、本実施形態のプロジェクタ1の出力映像112となる。

0013

次に、図4及び図5に本実施形態におけるメニューとマーカとの形状を示す。ここで示すメニューとマーカとの形状はあくまで一例である。マーカの形状は、本実施形態による効果を得るために必要な、操作指示106に対して一対一に対応する形状であれば任意の形状でよい。
図4は、メニューとマーカとを表示するマスタープロジェクタの投影画面の一例を示す図である。投影画面301の中央に操作指示106に対応するメニュー302が配置され、投影画面の右下に操作指示106と一対一に対応するマーカ303が配置されている。
図5は、図4に示したマーカ303のみを抜き出した、操作指示106に対応するマーカ形状の一例を示す図である。図5(a)のマーカ401は画質調整ボタン押下操作に対応するマーカの形状を示している。同様に、図5(b)のマーカ402はコントラスト調整選択操作に対応するマーカの形状を示している。図5(c)のマーカ403はガンマ調整選択操作に対応するマーカの形状を示している。図5(d)のマーカ404及び図5(e)のマーカ405は調整量変更時に対応するマーカの形状を示している。マーカ404及びマーカ405は、シークバー表示の調整に対応したマーカとなっており、マーカ404及びマーカ405の内部のシークバー406が左右に動くことで、調整量の増加減少操作に対応するマーカが実現されている。図5に示した例では、マーカはその内部形状が幾何学的に異なるもののみを挙げているが、操作指示106に応じて色を変化させて対応させたマーカ等であってもよい。

0014

続いて、図6から図8までを用いて、実施形態1における、マルチプロジェクションシステムのメニュー表示方法の動作例を説明する。マルチプロジェクションシステムは、投影システムの一例である。
図6は、プロジェクタ1を用いたマルチプロジェクションシステムのシステム構成等の一例を示す図である。図6に示されるように、マルチプロジェクションシステムは、プロジェクタ501、プロジェクタ502、プロジェクタ503及びプロジェクタ504と、複数のプロジェクタを含む。プロジェクタ501、プロジェクタ502、プロジェクタ503及びプロジェクタ504は、それぞれ上述のプロジェクタ1と同様のハードウェア構成、ソフトウェア構成等を有する。プロジェクタ501をマスタープロジェクタとする。またプロジェクタ502、プロジェクタ503及びプロジェクタ504をスレーブプロジェクタとする。プロジェクタ501、プロジェクタ502、プロジェクタ503及びプロジェクタ504は、映像出力機器505と映像伝送部506を介して接続されている。ここで、映像出力機器505は、PC等の映像出力が可能な機器であり、プロジェクタ501、プロジェクタ502、プロジェクタ503及びプロジェクタ504に対して、マルチプロジェクションにより構成する画面の一部を送信する。また、映像伝送部506は、VGAケーブルDVIケーブル等であり、映像出力機器505から各プロジェクタに対して映像のみを送信する機能を有する。リモコン507は、操作指示508をプロジェクタ501、プロジェクタ502、プロジェクタ503及びプロジェクタ504に対して送信する。操作指示508は、例えば一般的なリモコンの送信方法である赤外線により伝送される。投影画面511、投影画面512、投影画面513、投影画面514は、それぞれ、プロジェクタ501、プロジェクタ502、プロジェクタ503、プロジェクタ504の投影画面である。図6におけるマルチプロジェクションシステムは、投影画面511、投影画面512、投影画面513及び投影画面514により一つの全体投影画面を構成する。投影画面511、投影画面512、投影画面513及び投影画面514は、部分投影画面の一例である。

0015

次に、リモコン507からプロジェクタ501、プロジェクタ502、プロジェクタ503及びプロジェクタ504に対して操作指示508を行った場合の投影画面を、図7を用いて説明する。
図7(a)は、リモコンからの操作指示508がない状態の投影画面を示している。このとき、マスタープロジェクタの投影画面511及びスレーブプロジェクタの投影画面512、投影画面513及び投影画面514には、メニュー及びマーカの表示は無い。
図7(b)は、リモコンからの操作指示508として画質調整ボタンが押下されたときの投影画面を示している。マスタープロジェクタからの投影画面511には、メニュー601及び画質調整ボタン押下に対応するマーカ602が表示される。一方、スレーブプロジェクタの投影画面512、投影画面513及び投影画面514には、画質調整ボタン押下に対応するマーカ603、マーカ604及びマーカ605のみがそれぞれ表示される。
図7(c)は、コントラスト調整選択の操作指示508が行われたときの投影画面を示している。マスタープロジェクタの投影画面には、対応するメニュー606とマーカ607とが表示される。一方、スレーブプロジェクタの投影画面には、対応するマーカ608、マーカ609及びマーカ610が表示される。

0016

図7(d)は、調整量増加の操作指示508が行われたときの投影画面を示している。マスタープロジェクタの投影画面には、対応するメニュー611とマーカ612とが表示される。スレーブプロジェクタの投影画面には、対応するマーカ613、マーカ614及びマーカ615が表示される。マーカ612、マーカ613、マーカ614及びマーカ615は、調整量操作に対応するマーカとして、マーカ内部のシークバーが操作に対応して動く。
図7(e)は、操作指示508が終了したときの投影画面を示している。操作指示508が終了すると、操作中に表示されていたマスタープロジェクタの投影画面上のメニュー及びマーカとスレーブプロジェクタの投影画面上のマーカとの表示が消える。
上述したマスタープロジェクタのマーカとスレーブプロジェクタのマーカとが同一であることで、操作指示508を与えたユーザは、全てのプロジェクタに対して同一の操作が反映されたことを確認することができる。

0017

また、例えば、後述する図7の投影画面511においてはマーカの描画位置は右下、投影画面512のマーカの描画位置は右上、投影画面513のマーカの描画位置は左上、投影画面514のマーカの描画位置は左下等であってもよい。即ち、一の大きな投影画面(例えば、図7の投影画面511〜514を合わせた投影画面)を構成する各投影画面(例えば、図7の投影画面511〜514)の位置に応じて、マーカの描画位置は異なっていてもよい。例えば、投影画面511のマーカの描画位置は右下、投影画面512のマーカの描画位置は右上、投影画面513のマーカの描画位置は左上、投影画面514のマーカの描画位置は左下とすることにより、各マーカは、一の大きな投影画面の真ん中に集まる。このようにすることにより、ユーザは全てのプロジェクタに対して同一の設定が反映されたか否かを一の大きな投影画面の真ん中を見るだけで確認することができる。

0018

また、図8にユーザによる操作指示508が全てのプロジェクタに対して反映されなかったときの投影画面を示す。図8では、図7(c)で示したコントラスト調整選択の操作指示508が行われた際に、スレーブプロジェクタであるプロジェクタ502の投影画面512上のマーカ702が、他のプロジェクタのマーカと異なっている。この場合、操作指示508を与えたユーザは、全てのプロジェクタに対して同一の操作が反映されていないことを確認することができる。全てのプロジェクタに対して同一の操作が反映されない要因としては、リモコンからの赤外線による操作指示508が全てのプロジェクタに正しく送信されなかったことや、プロジェクタ内での操作指示に対応する処理の失敗等がある。何れの要因にしろ、ユーザは全てのプロジェクタに対して同一の処理が反映されていないことを確認することができる。

0019

以上、本実施形態で示した処理によれば、マルチプロジェクションシステムを構成するプロジェクタは、図7に示したようなメニュー表示を行うことができる。このことにより、ユーザは、全てのプロジェクタに対して同一の操作が反映されたことを確認することができる。即ち、本実施形態の機能を有するプロジェクタは、互いに操作内容を送受信するためのネットワークインターフェースを持たなくてもよい。そのため、本実施形態で示した処理によれば、コストを増加させずに、システムを構成する全ての投影装置に対する設定や設定の確認を可能とする技術を提供することができる。

0020

<実施形態2>
本実施形態では、実施形態1の図4及び図5で示したマーカの形状について、他の形状を説明する。
図9は、図4と同様にメニューとマーカとを表示するプロジェクタの投影画面を示す図である。投影画面301の中央に操作指示に対応するメニュー302が配置され、投影画面の枠の内側に操作指示と一対一に対応するマーカ801が枠状に配置されている。このような枠形状でマーカを実現する場合、幾何形状によるマーカの違いを表現することが難しいが、色の違いによりマーカの違いを表現することで、実施形態1と同様の効果を奏することができる。
図10は、実施形態2におけるマルチプロジェクションシステムの投影画面全体を示した図である。実施形態1の図6及び図7で示した通りの投影画面511、投影画面512、投影画面513及び投影画面514に対して、マーカ901、マーカ902、マーカ903及びマーカ904が配置されている。このようなマーカの形状を採用する場合、ユーザは、マルチプロジェクションシステムが出力する画面全体を俯瞰して見ることで、マーカの差異の有無による操作指示の反映状態を確認することができる。マーカ901、マーカ902、マーカ903及びマーカ904は、部分投影画面を構成する枠から設定された距離だけ内側の位置を指示されたオブジェクトの一例である。

0021

<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

0022

以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、CPU10がプログラムに基づき処理を実行することにより、図2に示したようなソフトウェア構成が実現されるものとして説明を行った。しかし、図2に示した各部の全て又は一部をハードウェア構成としてプロジェクタに実装してもよい。
また、描画部103は、情報記憶媒体17等に記憶されている設定ファイルの設定に基づき、実施形態1のようなマーカを描画するか、実施形態2のようなマーカを描画するかを判定し、判定結果に応じてマーカの描画方法切り換えるようにしてもよい。CPU10は、操作指示に応じて、設定ファイルの設定を変更することができる。

0023

以上、上述した各実施形態によれば、システムを構成する複数の投影装置に対する設定や設定の確認をより少ない構成部品で実現可能とする技術を提供することができる。

0024

1プロジェクタ
10 CPU
20投影部

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