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技術 ガイド機構と巻き取り装置

出願人 株式会社LIXILタカノ株式会社
発明者 高田徹中嶋崇人樋屋隆雄
出願日 2015年6月16日 (5年1ヶ月経過) 出願番号 2015-121250
公開日 2017年1月12日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-007749
状態 特許登録済
技術分野 ウインチ 物干し具
主要キーワード 手動ギア 調整プーリ 外れ止め部材 拡径側 外面図 巻き目 断面円弧 ガイドプーリー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

ひもガイドプーリーから外れることがなく、ひもの損傷を抑制できる。

解決手段

物干し竿巻き取り装置は、物干し竿に主ひも3Aを介して連結する巻き取りドラムの回転で、主ひも3Aの巻き取りまたは繰り出しを行い、互いに連結する主ひも3Aと補助ひもで物干し竿を昇降させる。主ひも3Aを走行可能に保持する複数のフィン20cを形成した第一ガイドプーリー20Aで主ひも3Aの走行方向をガイドする。第一ガイドプーリー20Aのフィン20cに対向して主ひも3Aが外れないように外れ止め部材21を配置した。外れ止め部材21はフィン20cに沿って主ひも3Aの外径より小さい間隔を開けて断面円弧状のガイド壁21aを配設し、本体部21bに主ひも3Aを通すガイド孔21c及び筒状突部21dを備えた。筒状突部21dは本体ケースの下面に形成した開孔を貫通するので、主ひも3Aは本体ケースの開孔で損傷しない。

概要

背景

従来、物干し竿等を自動的に昇降させる巻き取り装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この物干し竿の巻き取り装置は、1つのモータにより駆動される2系統被駆動体を離間して備え、各被駆動体は物干し竿に連結されたロープ巻き取り可能な巻き取りドラム駆動伝達機構とを備えている。そして両駆動伝達機構は連結ロッドによって連結されていてモータの駆動力を一方から他方に伝達してそれぞれのロープを同期して巻き取りドラムによって巻き取り及び繰り出しを行うようにしている。

また、他の例による物干し竿の巻き取り装置として、1つのモータの駆動力によって巻き取りドラムを回転させてロープの巻き取りと繰り出しを行うと共に、2本のロープを連結して2本のガイドプーリーを介して本体ケースの2つの開孔からそれぞれ吊り下げて物干し竿を支持しているものがある。

この種の物干し竿の巻き取り装置では、例えば図11に示すように、巻き取り装置100のケース101内で、各ロープ102をガイドプーリー103の複数のフィン104でガイドして走行させ、ガイドプーリー103で本体ケース101内から小口の開孔101aを通して下方に吊り下げて物干し竿に連結している。

概要

ひもがガイドプーリーから外れることがなく、ひもの損傷を抑制できる。物干し竿の巻き取り装置は、物干し竿に主ひも3Aを介して連結する巻き取りドラムの回転で、主ひも3Aの巻き取りまたは繰り出しを行い、互いに連結する主ひも3Aと補助ひもで物干し竿を昇降させる。主ひも3Aを走行可能に保持する複数のフィン20cを形成した第一ガイドプーリー20Aで主ひも3Aの走行方向をガイドする。第一ガイドプーリー20Aのフィン20cに対向して主ひも3Aが外れないように外れ止め部材21を配置した。外れ止め部材21はフィン20cに沿って主ひも3Aの外径より小さい間隔を開けて断面円弧状のガイド壁21aを配設し、本体部21bに主ひも3Aを通すガイド孔21c及び筒状突部21dを備えた。筒状突部21dは本体ケースの下面に形成した開孔を貫通するので、主ひも3Aは本体ケースの開孔で損傷しない。

目的

本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、ひもがガイドプーリーから外れることがなく、ひもの損傷を抑制できるようにしたガイド機構と巻き取り装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

ひも走行可能に保持する複数のフィンを形成していて前記ひもの走行方向をガイドするガイドプーリーと、前記ガイドプーリーのフィンに対向して前記ひもが外れない程度の間隔で配置した外れ止め部材と、を備えていることを特徴とするガイド機構

請求項2

前記外れ止め部材は、前記ガイドプーリーのフィンに対向するガイド部と、前記ガイド部を支持していて前記ひもやガイドプーリーを収納する本体ケースに固定する本体部とを備えた請求項1に記載されたガイド機構。

請求項3

前記ガイドプーリーのフィンはリング状に形成され、前記ガイド部は、前記フィンの外周面に沿って断面円弧状に形成されている請求項2に記載されたガイド機構。

請求項4

前記外れ止め部材の本体部は前記ひもを通すガイド孔を有しており、前記本体部にはガイド孔の延長上に筒状突部を突出させ、前記本体ケースに形成した開孔内に前記筒状突部を嵌挿させて該筒状突部を通してひもを外部に誘導するようにした請求項2または3に記載されたガイド機構。

請求項5

ひもを進退させることで昇降部材昇降させる巻き取り装置であって、前記昇降部材にひもを介して連結されていて回転することでひもの巻き取りまたは繰り出しを行って昇降部材を昇降させる巻き取りドラムと、前記ひもの走行をガイドする請求項1から4のいずれか1項に記載されたガイド機構とを備えたことを特徴とする巻き取り装置。

技術分野

0001

本発明は、ひも走行ガイドするガイド機構とこのガイド機構を備えた巻き取り装置に関する。

背景技術

0002

従来、物干し竿等を自動的に昇降させる巻き取り装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この物干し竿の巻き取り装置は、1つのモータにより駆動される2系統被駆動体を離間して備え、各被駆動体は物干し竿に連結されたロープ巻き取り可能な巻き取りドラム駆動伝達機構とを備えている。そして両駆動伝達機構は連結ロッドによって連結されていてモータの駆動力を一方から他方に伝達してそれぞれのロープを同期して巻き取りドラムによって巻き取り及び繰り出しを行うようにしている。

0003

また、他の例による物干し竿の巻き取り装置として、1つのモータの駆動力によって巻き取りドラムを回転させてロープの巻き取りと繰り出しを行うと共に、2本のロープを連結して2本のガイドプーリーを介して本体ケースの2つの開孔からそれぞれ吊り下げて物干し竿を支持しているものがある。

0004

この種の物干し竿の巻き取り装置では、例えば図11に示すように、巻き取り装置100のケース101内で、各ロープ102をガイドプーリー103の複数のフィン104でガイドして走行させ、ガイドプーリー103で本体ケース101内から小口の開孔101aを通して下方に吊り下げて物干し竿に連結している。

先行技術

0005

特許第5122897号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、このような巻き取り装置では、物干し竿に人がぶつかったりして持ち上がると、ロープ102が上方に持ち上がってガイドプーリー103のフィン104からロープ102が外れてしまうおそれがあった。その場合、ロープ102を損傷する上にロープ102の走行による物干し竿の昇降を操作できなくなる欠点がある。
また、ケース101の下面の開孔101aにそのままロープ102を通すとロープ10を損傷し易くなるおそれがあり、ロープ保護のために専用の保護部材を追加する必要があった。

0007

本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、ひもがガイドプーリーから外れることがなく、ひもの損傷を抑制できるようにしたガイド機構と巻き取り装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明によるガイド機構は、ひもを走行可能に保持する複数のフィンを形成していてひもの走行方向をガイドするガイドプーリーと、ガイドプーリーのフィンに対向してひもが外れない程度の間隔で保持する外れ止め部材と、を備えていることを特徴とする。
本発明によるガイド機構は、ひもの走行をガイドプーリーのフィンによってガイドすると共に、ガイドプーリーのフィンにひもが外れない程度の間隔を開けて外れ止め部材を配置することで、ひもに持ち上げ方向等の負荷等がかかったとしても、ひもがフィンから外れることをガイド部材によって阻止することができる。しかも外れ止め部材はフィンと所定の間隔を開けているため、ガイドプーリーに沿ったひもの走行に影響を与えない。

0009

また、外れ止め部材は、ガイドプーリーのフィンに対向するガイド部と、ガイド部を支持していて前記ひもやガイドプーリーを収納する本体ケースに固定する本体部とを備えていてもよい。
ガイドプーリーのフィンと外れ止め部材のガイド部はひもが外れない程度の間隔を有しているため、ひもの走行に影響を与えない上に、ガイドプーリーから外れる方向の負荷等がかかったとしても、ひもがガイドプーリーから外れることをガイド部によって防止できる。

0010

また、ガイドプーリーのフィンはリング状に形成され、ガイド部はフィンの外周面に沿って断面円弧状に形成されていてもよい。
外れ止め部材のガイド部はフィンの外周面に沿って断面円弧状に形成されているために、ガイド部の長さ範囲に亘ってひもがフィンから外れないように保持できる。

0011

また、外れ止め部材の本体部はひもを通すガイド孔を有しており、本体部にはガイド孔の延長上に筒状突部を突出させ、本体ケースに形成した開孔内に筒状部を嵌挿させて該筒状突部を通してひもを外部に誘導することが好ましい。
本発明によれば、フィンを備えたガイドプーリーによってひもの走行方向をガイドすると共に外れ止め部材によってフィンからひもが外れないように走行させ、外れ部材の本体部に形成したガイド孔と本体ケースの開孔に嵌挿させた筒状突部とを通してひもをケースの外部に導くことができるため、ひもが本体ケースの小口である開孔に当接して損傷することを防止できる。

0012

本発明による巻き取り装置は、ひもを進退させることで昇降部材を昇降させる巻き取り装置であって、昇降部材にひもを介して連結されていて回転することでひもの巻き取りまたは繰り出しを行って昇降部材を昇降させる巻き取りドラムと、ひもの走行をガイドする上述したいずれかのガイド機構とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、巻き取りドラムを回転させることでひもの巻き取りまたは繰り出しを行い、これに応じてひもがガイドプーリーのフィン間に保持されて走行すると、ひもはガイドプーリーと外れ止め部材にガイドされて外れることなく、外部から巻き上げられたり外部に繰り出されたりして、昇降部材を昇降させることができる。そして、作業者等が外部のひもを持ち上げたり昇降部材にぶつかったりしたとしても、外れ止め部材によってフィンからひもが外れることを阻止できる。
また、昇降部材を昇降させる際に、ひもが外れ止め部材のガイド孔と本体ケースの開孔に嵌挿する筒状突部とを通って走行する場合には、本体ケースの開孔によってひもを損傷することを防止できる。

発明の効果

0013

本発明によるガイド機構とガイド機構を備えた巻き取り装置によれば、ひもにガイドプーリーのフィンから外れる方向に負荷がかかったとしても、外れ止め部材によってひもがフィンから外れることを阻止して、ガイドプーリーで走行させることができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施形態による物干し竿の巻き取り装置の要部正面図である。
実施形態による物干し竿の巻き取り装置の内部構造を示す要部縦断面図である。
実施形態による物干し竿の巻き取り装置の内部構造を示す要部水平断面図である。
図2に示す筐体内の巻き取りドラムと調整プーリーの拡大正面図である。
図3に示す筐体内の巻き取りドラムと調整プーリーの拡大平面図である。
(a)は第一ガイドプーリーと外れ止め部材の配置構成を示す図、(b)は外れ止め部材の斜視図である。
図2における本体ケース内の第一ガイドプーリーと外れ止め部材を示すA−A線断面図である。
主ひもを物干し竿にガイドする第一ガイドプーリーを示すものであり、(a)は本体ケースに取り付けた状態の平面図、(b)はガイドプーリーの一端部の斜視図、(c)は本体ケースの穴にガイドプーリーを取り付けた外面図である。
調整プーリーを経由した巻き取りドラムでのひもの巻き取り状態を示す説明図である。
実施形態による物干し竿の巻き取り装置の変形例による巻き取りドラムと調整プーリーを示す平面図である。
従来の巻き取り装置における本体ケース内に配設したガイドプーリーとひもを示す図である。

実施例

0015

以下、本発明による巻き取り装置の実施形態としての物干し竿の巻き取り装置1について図1から図9に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態による物干し竿の巻き取り装置1を示すものであり、例えば図示しない物干しルームサンルーム等の上部や天井に設置された本体ケース2の下面から2本のひも3が進退可能に吊り下げられており、その下端部には物干し竿4が連結されている。2本のひも3は主ひも3Aと補助ひも3Bとで構成され、主ひも3Aは物干し竿4の一端に固定され、補助ひも3Bは物干し竿4の他端に固定されている。なお、本実施形態において、主ひも3Aと補助ひも3Bは同一外径同一材質ものであるが、異なっていてもよい。

0016

そして、図2及び図3に示すように、本体ケース2の端部には主ひも3Aの巻き取りドラム9や複数のギア等を収納した拡幅した筐体5が設置され、筐体5の下面にはハンドル6が操作杆6aを介して吊り下げられている。このハンドル6を回すことでひも3及び物干し竿4の上昇と降下を操作することができる。
本実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1では、例えば不使用時には物干し竿4は上昇させて本体ケース2の下面に当接させておく。また、使用時には物干し竿4を降下させて洗濯物を取り付け、その後適宜高さまで上昇させて高い位置に洗濯物を掛けた物干し竿4を保持するようにしている。

0017

次に、図2図5に基づいて物干し竿4の巻き取り装置1の作動機構について説明する。
図2及び図3において、巻き取り装置1の筐体5内にはハンドル6の操作杆6aの上端部を収納したギアボックス8が内蔵されている。ギアボックス8内には巻き取りドラム9と第一及び第二調整プーリー10A,10Bが対向して配設され、巻き取りドラム9の回転中心に嵌合されたギアシャフト11の外周面に設けられた図示しない回転ギアと操作杆6aの上端部に固定された図示しない手動ギアとが直接または他のギアを介して噛合している。
そのため、ハンドル6を正逆回転させることで、相互に噛合する手動ギアと回転ギアを介してギアシャフト11と巻き取りドラム9を一体に正逆回転させることができる。

0018

図4及び図5に示す筐体5内の拡大図において、巻き取りドラム9は中心軸をなすギアシャフト11の長手方向に所定間隔を開けて設けたフランジ部13,14の間に筒状でテーパーが形成された外周面15が設けられている。外周面15は滑らかで傾斜角の比較的小さいテーパー面を有している。図5において、外周面15は操作杆6aから離れた方向の端部が最も小径(小径側端部という)であってその外側にフランジ部13が固定され、操作杆6aに近接する方向の端部が最も大径(大径側端部という)であってその外側にフランジ部14が固定されている。
フランジ部13の外側にはカラーを介して第一ベースプレート16が設置され、フランジ部14の外側にはカラーを介して第二ベースプレート17が設置されている。

0019

また、巻き取りドラム9は、外周面15のフランジ部13側の小径側端部に鉤穴型の穴部18が形成され、その内部には主ひも3Aの一端部3cが球状の拡径部を形成して配設され、穴部18のスリット部18aに主ひも3Aの一端部3cが位置すると係合して外れないようになっている。巻き取りドラム9の外周面15に近接する位置に配列された第一及び第二調整プーリー10A、10Bはスリット部18aから繰り出された主ひも3Aを挟んで上下に配列されている。なお、第一及び第二調整プーリー10A,10Bは巻き取りドラム9のギアシャフト11とほぼ平行な回転軸を有している。
これらの第一及び第二調整プーリー10A、10Bの外周面は巻き取りドラム9の小径側端部側が大径とされ、他端に向けて途中までは急傾斜のテーパー状に縮径されたテーパー部10cが形成され、その後は同一径をなす円筒部10dとされている。第一及び第二調整プーリー10A、10Bにおける部分的なテーパー部10cは巻き取りドラム9の小径側端部近傍の領域に対向して配設されている。このテーパー部10cの長さは巻き取りドラム9における小径側端部から例えば主ひも3Aの複数巻き分、例えば2巻きまたは3巻き分程度の長さに設定されているが、それ以上の長さでもよい。

0020

巻き取りドラム9の穴部18に一端部3cを固定された主ひも3Aは外周面15に巻き付けられて第一及び第二調整プーリー10A、10B間を通って本体ケース2内を他端側に向けて延びている。
図2及び図3において、本体ケース2内には巻き取りドラム9に近接した位置に第一ガイドプーリー20Aが設置され、巻き取りドラム9から離間した他端部近傍に第二ガイドプーリー20Bが設置されている。第一及び第二調整プーリー10A,10Bは巻き取りドラム9の長手方向に交差する方向に延びる主ひも3Aを挟むように上下に配設されている。
そして、巻き取りドラム9から長く繰り出された主ひも3Aは第二ガイドプーリー20Bを略U字状に巻回し戻り、更に第一ガイドプーリー20Aを略90度巻回して本体ケース2の下面に形成した開孔2aを通って下方に延びて物干し竿4に連結される。第一及び第二ガイドプーリー20A,20Bには図8(a)に示すようにひも3がずれないようにリング状をなす複数(図では3枚)のフィン20cが形成され、更にフィン20cからひも3が外れないように外れ止め部材21が設置されている。

0021

図6(a)、(b)、図7に示す外れ止め部材21は、第一ガイドプーリー20Aのフィン20c間を巻回するひも3が外れないようにガイドする例えば断面略円弧状ガイド壁21aとその下部の本体部21bとを一体形成している。ガイド壁21aと第一ガイドプーリー20Aの複数のフィン20cとの間隔は、主ひも3Aが外れないように主ひも3Aの外径より小さいことが好ましい。本体部21bは本体ケース2の両側面にねじ固定されており、第一ガイドプーリー20Aを巻回する主ひも3Aを本体ケース2の外部に誘導する上面から下面を貫通するガイド孔21cを備えている。
ガイド孔21cはその下端部から突出する筒状突部21dが本体ケース2の凹部形状をなす下面2bに形成した開孔2aに嵌挿されることで、主ひも3Aが本体ケース2の小口である開孔2aのエッジでこすれて損傷しないようにした。なお、図7に示す例では筒状突部21dは開孔2aから突出しているが、突出していなくてもよく、例えば面一でもよいし、若干引っ込んでいてもよい。
なお、第二ガイドプーリー20Bに設置した外れ止め部材21も同一形状であり、第一ガイドプーリー20Aの外れ止め部材21と対称に配設されている。また、各外れ止め部材21は第一及び第二ガイドプーリー20A、20Bにおける主ひも3A,補助ひも3Bのガイド機構を構成する。

0022

また、図3において、第二ガイドプーリー20Bの近傍には主ひも3Aと略平行に補助ひも3Bが配設され、補助ひも3Bの一端部は主ひも3Aとひも連結部材22によって連結されている。補助ひも3Bは第二ガイドプーリー20Bで巻回されて外れ止め部材21に形成されたガイド孔21cと本体ケース2の下面の開孔2aに嵌挿された筒状突部21dを通って下方に延びて物干し竿4に連結される。同様に主ひも3Aも第一ガイドプーリー20Aから外れ止め部材21のガイド孔21cと本体ケース2の下面の開孔2aに嵌挿された筒状突部21dを通って下方に延びている。
なお、各筒状突部21dは本体ケース2の下面2bに形成した開孔2aの反対側に突出している。そして、主ひも3Aと補助ひも3Bの他端部は物干し竿4の内部で係止部材25によってそれぞれ固定されている(図2参照)。

0023

なお、図8(a)、(b)、(c)において、第一ガイドプーリー20Aと第二ガイドプーリー20Bはその中空部円筒状のシャフト24が嵌挿されており、シャフト24の一方または両方の端部24aは外側に突出して外周面の一部が平面状に切除されて断面D字形状に形成されている。
そして、シャフト24のD字状の端部が嵌合される本体ケース2の外壁に設けた穴27もD字状に形成されている。この穴27にシャフト24のD字状端部が嵌合することで第一または第二ガイドプーリー20A、20Bが主ひも3Aや補助ひも3Bの摺動で回転したとしてもシャフト24は回転しないように固定保持される。これによって、第一または第二ガイドプーリー20A、20Bが回転する際、シャフト24を固定するビスが緩んで第一または第二ガイドプーリー20A、20Bが本体ケース2から外れることを防止できる。

0024

本実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1は上述の構成を備えており、次にその作用を説明する。
まず、不使用状態で物干し竿4が本体ケース2の凹部形状をなす下面2bに当接した状態に保持される。そして、ハンドル6を回転させることでギアボックス8に内蔵されたギア群を介してギアシャフト11と巻き取りドラム9を回転させる。これによって、巻き取りドラム9に巻き取られた主ひも3Aが繰り出されて第一及び第二調整プーリー10A,10Bの間を通して走行する。
繰り出された主ひも3Aは本体ケース2内の他端側の第二ガイドプーリー20Bを介して戻されて、更に第一ガイドプーリー20Aを介して外れ止め部材21のガイド孔21c及び下面2bの開孔2aに嵌合した筒状突部21dを通して本体ケース2の下方に降下する。

0025

これと同時に第二ガイドプーリー20B近傍に位置する補助ひも3Bは、ひも連結部材22によって主ひも3Aと一体に移動し、第二ガイドプーリー20Bを介して外れ止め部材21のガイド孔21c及び開孔2aに嵌合した筒状突部21dを通して本体ケース2の下方に降下する。そのため、主ひも3Aと補助ひも3Bが同時に降下して、物干し竿4は水平状態を維持しながら降下する。
しかも第一ガイドプーリー20Aに設けた外れ止め部材21のガイド壁21aによって主ひも3Aがフィン20cから外れることを防止できる。また、第二ガイドプーリー20Bに設けた外れ止め部材21のガイド壁21aによっても、補助ひも3Bと主ひも3Aがフィン20cから外れることを防止できる。

0026

そして、物干し竿4の主ひも3Aと補助ひも3Bに設定した下端位置の高さまで降下させて洗濯物を取り付ける。この位置で、主ひも3Aは図4及び図5に示すように巻き取りドラム9から全て繰り出された状態になる。その後、ハンドル6を逆方向に回転させることで物干し竿4を適宜高さまで上昇させる。その際、ハンドル6の回転で巻き取りドラム9を逆方向(図4時計回り方向)に回転させると、主ひも3Aは図4及び図5に示す小径側端部の位置から巻き取りを開始する。
即ち、主ひも3Aの一端部が穴部18のスリット部18aで係止された位置から巻き取りドラム9を回転させて主ひも3Aを巻き取り始めると、第一及び第二調整プーリー10A,10Bの各テーパー部10cでガイドされて巻き取りドラム9の小径側端部のフランジ部13の位置で1巻きされ、更に2巻き目移行する。

0027

すると、巻き取りドラム9の小径側端部近傍に対向する位置で、主ひも3Aは上下の調整プーリー10A、10Bで挟まれた状態で上側の第一調整プーリー10Aのテーパー部10cに当接して巻き取りドラム9に戻されるため、主ひも3Aはテーパー部10cに当接して巻き取りドラム9の外周面15の拡径側スライド移動する。
そのため、巻き取りドラム9の外周面15で主ひも3Aは1巻き目に重なることなく2巻き目に移行して巻き取られる。しかも、巻き取りドラム9の外周面15はテーパー面を形成するから2巻き目の主ひも3Aは1巻き目の主ひも3Aに押し付けられて緊密に並ぶ。その後、主ひも3Aは第一調整プーリー10Aの円筒部10dに当接して巻き取りドラム9に3巻き目以降が巻き付けられる。

0028

こうして、図9に示すように、主ひも3Aは第一及び第二調整プーリー10A,10Bにガイドされつつ巻き取りドラム9のテーパー状の外周面15に小径側端部から大径側に向けて移行しながら整列状態に巻き取られる。巻き取りの初期段階で外周面15に小径側端部から大径側に向けて移行しつつ整列巻きされると、第一及び第二調整プーリー10A,10Bの各テーパー部10cを経過した後の円筒部10dに移行した状態でも順次外周面15の大径側に向けて整列巻きが行われる。そして、物干し竿4は主ひも3Aと補助ひも3Bを同時に巻き上げて上昇させられる。

0029

なお、本実施形態において、図4に示すように、物干し竿4を降下させるには巻き取りドラム9を反時計回りに回転させることで主ひも3Aを繰り出すことができ、物干し竿4を上昇させるには巻き取りドラム9を時計回りに回転させることで主ひも3Aを巻き取ることができる。そして、主ひも3Aの巻き取り始めの1巻き目と2巻き目には主ひも3Aは上側の第一調整プーリー10Aのテーパー部10cによってガイドされて重ならないように整列して巻き取られる。
他方、巻き取りドラム9の反時計回りの回転で主ひも3Aを繰り出し終えた後、更に巻き取りドラム9を反時計回りに回転させることで今度は主ひも3Aを巻き取り始めることができる。この場合には、下側の第二調整プーリー10Bのテーパー部10cによって主ひも3Aがガイドされて重ならないように整列して巻き取ることができる。

0030

上述のように本実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1によれば、作業者が吊り下げた物干し竿4にぶつかったり主ひも3Aや補助ひも3Bを持ち上げたりして第一及び第二ガイドプーリー20A、20Bのフィン20cから外れる方向に負荷がかかったとしても、外れ止め部材21のガイド壁21aによって主ひも3Aや補助ひも3Bが外れることを防止できて安全である。また、通常の走行状態においても、第一及び第二ガイドプーリー20A、20Bのフィン20cから主ひも3Aや補助ひも3Bが外れることを外れ止め部材21のガイド壁21aによって防止できる。
しかも、主ひも3Aと補助ひも3Bを第一及び第二ガイドプーリー20A、20Bに沿ってそれぞれ湾曲させて走行させる際、外れ止め部材21のガイド壁21aでガイドして本体部21bのガイド孔21cと筒状突部21dを通って上下方向に走行でき、その際、ケース本体2の下面2bの小口である開孔2aを筒状突部21dが貫通しているため、主ひも3Aと補助ひも3Bは開孔2aに接触せず損傷することを防止できる。
そのため、外れ止め部材21によって、主ひも3Aと補助ひも3Bの外れ防止と保護を行える。

0031

また、本実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1では、ハンドル6を回転操作することで物干し竿4の上昇と降下を行える。しかも、主ひも3Aを巻き取りドラム9の外周面15に小径側端部で巻き取り始める時に、第一または第二調整プーリー10A,10Bのテーパー部10cによって大径側から小径側に主ひも3Aを移動させてガイドするため、巻き取りドラム9の外周面15では小径側端部から大径側に向かって重なることなく整列巻き取りを行える。そのため、巻き取りドラム9の外周面15を急傾斜のテーパー面にしなくても確実に小径側から大径側まで順次巻き付けられて整列巻を行える。
また、第一及び第二ガイドプーリー20A、20Bはシャフト24の端部24aがD字状に形成され、本体ケース2の外壁のD字の穴27に嵌合させたため、主ひも3A,補助ひも3Bが摺動して第一及び第二ガイドプーリー20A、20Bが摩擦で回転してもシャフト24の回転を阻止できる。

0032

なお、本発明による巻き取り装置は、上述した実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。以下に、本発明の変形例について上述した実施形態と同一または同様な部品や部分には同一の符号を用いて説明する。

0033

上述した実施形態では物干し竿4の巻き取り装置1について説明したが、本発明はこのような巻き取り装置1に限定されるものではない。例えば、巻き取りドラム9を正逆回転させて主ひも3Aの繰り出しと巻き取りを行うのであれば、図4において、巻き取りドラム9の外周面15に対向して配設した第一または第二調整プーリー10A,10Bに対して巻き始めの段階で穴部18が上側に位置するか下側に位置するかによって、主ひも3Aが当接してガイドされるテーパー部10cを有するいずれか一方の調整プーリー10A,10Bだけが設置されていればよい。
この場合、巻き取りドラム9への主ひも3Aの巻き取り始めの少なくとも1巻き目と2巻き目等が重ならないように第一または第二調整プーリー10A,10Bのテーパー部10cによって巻き取りをガイドできればよい。

0034

また、上述した実施形態において、第一及び第二調整プーリー10A,10Bは巻き取りドラム9の小径側端部に対向する位置に傾斜の大きなテーパー部10cを形成し、その他の長手方向の領域を円筒部10dに形成したが、これに代えて図10に示すように、全長に亘って一様なテーパー部10eとなるように形成してもよい。この場合には巻き取りドラム9の外周面15の全長に亘って小径側端部から大径側端部まで主ひも3Aが重ならないようにガイドして、第一及び第二調整プーリー10A,10Bのテーパー部10eで整列巻きをより確実に行うことができる。
なお、本発明において、第一及び第二ガイドプーリー20A,20Bはガイドプーリーを構成する。

0035

また、外れ止め部材21において、第一ガイドプーリー20Aのフィン20c間からひも3が外れないようにガイド部として断面略円弧状のガイド壁21aを設けたが、ガイド部は断面円弧状のガイド壁21aに限定されることなく、フィン20cに沿った断面V字状や多角形状、或いは平板状等、適宜の形状のものを採用できる。
また、上述した実施形態による物干し竿4の巻き取り装置1は、ハンドル6の回転操作によって手動で巻き取りドラム9を回転させて一対のひも3と物干し竿4を昇降させるものであるが、モータを用いて電動で巻き取りドラム9を回転させるようにしてもよい。
なお、本発明は物干し竿4の巻き取り装置1に限定されるものではなく、巻き取りドラム9へ主ひも3Aを重ねることなく一重で一列に整列巻き取りができれば、他のひもの巻き取り装置にも適用できる。例えばブラインドの巻き取り装置にも適用できる。なお、物干し竿4やブラインド等は昇降部材を構成する。

0036

1巻き取り装置
2 本体ケース
3ひも
3A 主ひも
3B補助ひも
4物干し竿
6ハンドル
9巻き取りドラム
10A 第一調整プーリー
10B 第二調整プーリー
10c、10eテーパー部
15外周面
20A 第一ガイドプーリー
20B 第二ガイドプーリー
21外れ止め部材
21aガイド壁
21b 本体部
21cガイド孔
21d 筒状突部

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