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技術 易開封性容器

出願人 株式会社山田工作所
発明者 西村和代
出願日 2015年6月17日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2015-121673
公開日 2017年1月12日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2017-007670
状態 拒絶査定
技術分野 容器の蓋
主要キーワード 指押さえ 外周ライン 四つ角 発泡樹脂成形 平面視三角形状 抜き片 ローレット状 傾斜動作
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (14)

課題

破損の恐れがない開封構造を有するシート成形容器を提供する。

解決手段

容器本体と、該容器本体の開口周縁部に外嵌合するスカート部を有する蓋とを備えて、少なくとも前記蓋はシート成形する。蓋のスカート部には、その外嵌合時に前記容器本体の開口周縁部に弾性的に係脱可能に係合するアンダーカット部を形成する。容器本体及び蓋のそれぞれには、その外嵌合時に互いに重なる平面部上下一対に設ける。このうち蓋に設けた上側の平面部には、透孔を設ける。その一方、容器本体に設けた下側の平面部には、透孔を挿通して上向きに突出する指押さえ部を一体に設ける。そして、指押さえ部を上方から下向きに押さえて下側平面部と上側平面部とを相対的に離反させる操作により、容器本体の開口周縁部と蓋の前記アンダーカット部との係合を解除可能とした。

概要

背景

蓋を嵌合により容器本体に装着するシート成形容器に関して、特許文献1には、容器本体(第1容体)と蓋(第2容体)に、互いに合着する第1嵌合部ならびに第2嵌合部、及び該嵌合部と一体に連設された第1外周フランジ部ならびに第2外周フランジ部、及び該フランジ部の一部の対応する位置には平面視三角形状の第1ヒレ部ならびに第2ヒレ部をそれぞれ形成し、さらに第1ヒレ部には平板状の第1つまみ部を形成し、第2ヒレ部には第1つまみ部に当接する膨出部を設けて、その合着方向と反対方向へ跳ね上がった第2つまみ部とが形成された構成が開示されている。そして、開封時には、第1つまみ部と第2つまみ部とをつまみ合わせることによって、第2つまみ部の第2ヒレ部がテコ原理により第1つまみ部を押し下げることで容器本体と蓋の嵌合を解除するもので、蓋を容易に開封できるようにしている。

概要

破損の恐れがない開封構造を有するシート成形容器を提供する。容器本体と、該容器本体の開口周縁部に外嵌合するスカート部を有する蓋とを備えて、少なくとも前記蓋はシート成形する。蓋のスカート部には、その外嵌合時に前記容器本体の開口周縁部に弾性的に係脱可能に係合するアンダーカット部を形成する。容器本体及び蓋のそれぞれには、その外嵌合時に互いに重なる平面部上下一対に設ける。このうち蓋に設けた上側の平面部には、透孔を設ける。その一方、容器本体に設けた下側の平面部には、透孔を挿通して上向きに突出する指押さえ部を一体に設ける。そして、指押さえ部を上方から下向きに押さえて下側平面部と上側平面部とを相対的に離反させる操作により、容器本体の開口周縁部と蓋の前記アンダーカット部との係合を解除可能とした。

目的

本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

容器本体と、該容器本体の開口周縁部に外嵌合するスカート部に前記開口周縁部に弾性的に係脱可能なアンダーカット部を有してシート成形した蓋とを備え、前記容器本体及び前記蓋には、前記アンダーカット部が前記開口周縁部に係合する部分において互いに重なる平面部上下一対に設け、前記蓋に設けた上側の前記平面部には透孔を設ける一方、前記容器本体に設けた下側の前記平面部には、前記透孔を挿通して上向きに突出する指押さえ部を一体に設け、該指押さえ部を上方から下向きに押さえて前記下側平面部と前記上側平面部とを相対的に離反させる操作により、前記容器本体の前記開口周縁部と前記蓋の前記アンダーカット部との係合を解除可能としたことを特徴とする易開封性容器

請求項2

蓋のスカート部は、その外嵌合時に容器本体の開口周縁部よりも長く下方に垂れ下がる長さに形成し、指押さえ部を起点として前記スカート部の下端を上方に押し上げる操作によりアンダーカット部の係合を解除可能とした請求項1記載の易開封性容器。

請求項3

アンダーカット部と開口周縁部との係合力を、指押さえ部を単独で下方に押し下げる操作により解除可能に設定した請求項1記載の易開封性容器。

請求項4

容器本体に設けた下側の平面に凹溝を設けると共に、蓋に設けた上側の平面部には前記凹溝に嵌合する凸条を設けた請求項1、2または3記載の易開封性容器。

請求項5

容器本体の開口周縁部にもスカート部を形成し、該スカート部に凹溝の両端を延長して設けた請求項3記載の易開封性容器。

請求項6

蓋の透孔には、成形時に該透孔を閉塞し、容器本体への前記蓋の外嵌合時に指押さえ部によって斜め上方に押し上げられるフラップを設けた請求項1から5のうち何れか一項記載の易開封性容器。

請求項7

フラップは、視覚または/および触覚によって他の部位と識別可能である請求項6記載の易開封性容器。

請求項8

容器本体及び蓋は平面視矩形に形成し、その四つ角のうち少なくとも一つの角に上下一対の平面部を設けた請求項1から7のうち何れか一項記載の易開封性容器。

技術分野

0001

本発明は、容器本体に蓋を嵌合して装着するシート成形容器係りワンタッチで嵌合部分を解除して蓋の開封性を高めた構成に関するものである。

背景技術

0002

蓋を嵌合により容器本体に装着するシート成形容器に関して、特許文献1には、容器本体(第1容体)と蓋(第2容体)に、互いに合着する第1嵌合部ならびに第2嵌合部、及び該嵌合部と一体に連設された第1外周フランジ部ならびに第2外周フランジ部、及び該フランジ部の一部の対応する位置には平面視三角形状の第1ヒレ部ならびに第2ヒレ部をそれぞれ形成し、さらに第1ヒレ部には平板状の第1つまみ部を形成し、第2ヒレ部には第1つまみ部に当接する膨出部を設けて、その合着方向と反対方向へ跳ね上がった第2つまみ部とが形成された構成が開示されている。そして、開封時には、第1つまみ部と第2つまみ部とをつまみ合わせることによって、第2つまみ部の第2ヒレ部がテコ原理により第1つまみ部を押し下げることで容器本体と蓋の嵌合を解除するもので、蓋を容易に開封できるようにしている。

先行技術

0003

特開2004−307015号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1のものは、容器本体に蓋を嵌合装着した開封前の状態で、開封構造の一部である第2つまみ部の第2ヒレ部が容器本体の第1つまみ部から斜め上方に大きく出っ張っている。このため、容器の搬送中等に第2ヒレ部が他の物に引っ掛かる可能性が高く、これによって第2ヒレ部が変形あるいは破損する恐れがある。

0005

本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、破損の恐れがない開封構造を有するシート成形容器を提供することである。

課題を解決するための手段

0006

上述した目的を達成するために本発明では、容器本体と、該容器本体の開口周縁部に外嵌合するスカート部を有する蓋とを備えて、少なくとも前記蓋はシート成形すると共に、該蓋の前記スカート部には、その外嵌合時に前記容器本体の開口周縁部に弾性的に係脱可能に係合するアンダーカット部を形成した容器であることを基本的構成とする。そのうえで、前記容器本体及び前記蓋には、前記アンダーカット部が前記開口周縁部に係合する部分において互いに重なる平面部上下一対に設ける。このうち前記蓋に設けた上側の前記平面部には透孔を設ける一方、前記容器本体に設けた下側の前記平面部には、前記透孔を挿通して上向きに突出する指押さえ部を一体に設ける。そして、該指押さえ部を上方から下向きに押さえて前記下側平面部と前記上側平面部とを相対的に離反させる操作により、前記容器本体の前記開口周縁部と前記蓋の前記アンダーカット部との係合を解除可能とするという手段を用いた。

0007

上記手段によれば、容器本体と蓋とに設けた上下一対の平面部を相対的に離反させる操作によってアンダーカット部の係合を解除し、もって蓋を開封するが、容器本体に設けた下側の平面部には蓋に設けた上側の平面部が重なっており、当該下側平面部を指で直接操作することはできない。また、容器本体の開口周縁部も蓋のスカート部が外嵌合しており、この部分を下向きに操作することは困難である。そこで、本発明では、容器本体の下側平面部に指押さえ部を設けて、これを蓋の上側平面部に設けた透孔を挿通して上向きに突出するようにした。このため、指押さえ部を上方から下向きに押さえることによって、容器本体の下側平面部に対し、上側平面部と相対的に離反する方向の力が加えやすく、結果、アンダーカット部の係合解除も容易に行えるものである。

0008

ここで、蓋の開封方法は主として二つある。その一つは、蓋のスカート部は、その外嵌合時に容器本体の開口周縁部よりも長く下方に垂れ下がる長さに形成し、指押さえ部を起点として前記スカート部の下端を上方に押し上げる操作によりアンダーカット部の係合を解除可能とするという手段によって実現される。つまり、この方法では、指押さえ部とスカート部とを二本の指で摘むことによって蓋を開封することができる。

0009

もう一つの方法は、アンダーカット部と開口周縁部との係合力を、指押さえ部を単独で下方に押し下げる操作により解除可能に設定するという手段により実現される。この方法では、指一本で蓋を開封することができる。

0010

上下一対の平面部は、外嵌合時に密着して重なることが好ましい。外部から埃や虫などの異物入り込むのを防止し、且つ、内容物が乾燥することを防止することができるからである。しかし、少なくとも蓋は、薄肉プラスチックシートをシート成形したものであるため、成形後の収縮等によって平面部同士に隙間が生じることは、ほぼ不可避である。また、陳列時に容器を積み重ねたときに、蓋に係る荷重によって平面部が若干浮き上がることもある。そこで、本発明では、上下一対の平面部に互いに嵌合する凹溝及び凸条を設けるという手段を用いる。これによれば、凹溝と凸条が嵌合することによってシール部を構成し、容器内の密封性が高まって異物混入や乾燥等の問題を解決することができる。

0011

なお、上下一対の平面部のうち、何れに凹溝を設けるかは任意である。ただし、容器本体の下側平面部に凹溝を設ければ、該凹溝がヒンジとして機能し、指押さえ部を操作することにより下側平面部を下向きに傾けやすくなるため、上側平面部との離反性、即ち易開封性を向上させることができる。特に、容器本体の開口周縁部にもスカート部を形成し、凹溝の両端を前記スカート部に延長して設けることによって、より下側平面部を下方に傾けやすくなって開封が容易となる。

0012

ところで、蓋の平面部には透孔を設けており、成形時には抜き片が発生することになる。このような抜き片は異物であるため、極力発生しないようにすることが好ましい。そこで、本発明では、蓋の透孔には、成形時に該透孔を閉塞し、容器本体への前記蓋の外嵌合時に指押さえ部によって斜め上方に押し上げられるフラップを設けることとした。この手段によれば、蓋の成形時に抜き片が生じることがない。また、蓋の嵌合時にはフラップが透孔の屋根となって異物混入も防止することができる。

0013

さらに、このフラップには、視覚または/および触覚によって蓋の他の部位と識別可能目印を設けることが好ましい。使用者に、フラップを通じて指押さえ部の位置を確実に認識させることができるからである。なお、目印としては、フラップの表面をエンボス格子模様ローレット状模様を付せば、視覚と触覚の双方で識別可能となるが、この他、着色や文字等のプリントによって目印を構成することも本発明に含まれる。

0014

容器本体及び蓋は互いに嵌合するものであれば、容器本体の収納部の構造や、蓋を含めた全体形状は任意である。例えば、容器本体及び蓋を円形楕円多角形等によって構成することができる。特に、容器本体及び蓋を平面視矩形に形成した場合には、その四つ角のうち少なくとも一つの角に上下一対の平面部を設けることが好ましい。一つの角においてアンダーカット部の係合を解除すれば、この部分をきっかけとして蓋全体を開封することができるからである。ただし、二以上の角に設けるときは、対角位置にある二つの角それぞれに上下一対の平面部を設けることによって、両手開封操作を行えるため好ましい。もちろん、開封操作は両手で行うのが限度であるが、四つの角全てに平面部を設けることで、容器がどの向きにあっても開封操作することができる。

発明の効果

0015

本発明によれば、開封の基点として容器本体の下側平面部に指押さえ部を設けたので、蓋の一部が他の物に引っ掛かって破損することがなく、また、開封操作を容易に行うことができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の第一実施形態に係る易開封性容器開封状態を示す斜視図
同、閉蓋状態を示す斜視図
図1部分拡大斜視図
図3の断面図
図2の部分拡大断面図
同、開封の初期段階を示す説明図
同、開封途中を示す説明図
同、開封の最終段階を示す説明図
他の開封方法を示す開封途中の説明図
同、開封状態を示す説明図
本発明の第二実施形態に係る易開封性容器の開封状態を示した部分拡大斜視図
同、閉蓋状態を示した部分拡大斜視図
本発明の他の実施形態に係る容器の平面図

実施例

0017

以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は本発明の第一の実施形態に係る易開封性容器について、容器本体10と蓋20を分離した状態、即ち開封状態を示したものであり、図2は容器本体10に蓋20を外嵌合装着した状態、即ち閉蓋状態を示したものである。これら容器本体10と蓋20は平面視矩形状を成して、何れも薄肉のプラスチックシートをシート成形してなる。

0018

容器本体10は、収納凹部11の開口周縁に水平な肩部12を形成すると共に、該肩部12と連続してスカート部13を形成している。また、四つ角のうちの対角2箇所には、三角形状の平面部14を設けると共に、この平面部14の中央には山型の指押さえ部15を上方に突出して設けている。平面部14は凹溝16を介して肩部12と連続すると共に、その外周にはスカート部13を連続して設けている。

0019

蓋20は、収納凸部21の開口周縁に水平な肩部22を形成すると共に、該肩部22と連続して、容器本体10のスカート部13に外嵌合するスカート部23を形成している。また、四つ角のうちの対角2箇所には、容器本体10に外嵌合したときに、その平面部14と互いに重なる三角形状の平面部24を設けると共に、この平面部24の中央には指押さえ部15が挿通する透孔25を上下貫通して設けている。平面部24は容器本体10の凹溝16に嵌合する下向きの凸条26を介して肩部22と連続すると共に、その外周にはスカート部23を連続して設けている。

0020

図3は開封状態にある容器本体10と蓋20について、上下一対の平面部14・24の近傍を拡大した斜視図、図4は断面図であり、容器本体10のスカート部13の下端には水平に折り返してフランジ部17を形成している。一方、蓋20のスカート部23の四隅には、内方に窪むアンダーカット部27を形成している。このアンダーカット部27は、容器本体10のスカート部13のフランジ部17に弾性的に係脱可能に係合するもので、当該係合によって閉蓋状態を保持するものである。なお、この実施形態では、蓋20のスカート部23も、その下端を水平に折り返している。

0021

さらに詳細には、蓋20のスカート部23は、図5に示すように、閉蓋状態において容器本体10のスカート部13よりも長く下方に垂れ下がる。そして、蓋20のアンダーカット部27は、上述したように、容器本体10のフランジ部17に下方から係合している。

0022

また、この閉蓋状態において、蓋20の凸条26は容器本体10の凹溝16に嵌合しており、この部分によって容器のシール構造がなされる。即ち、凸条26と凹溝16の嵌合部分は、容器内の湿気が外部に放出したり、外部から容器内に異物が入り込むことを防止している。

0023

次に、図2図5に示した閉蓋状態の容器について、その開封の手順を図6図8に従って説明する。第一実施形態の容器を開封するには、まず容器の角に形成した上下一対の平面部14・24を二本の指F1・F2で摘むようにする。このようにすると、上側の指F1は容器本体10の指押さえ部15を上から押さえ、下側の指F2は蓋20のスカート部23の折り返し部28を下から押さえることになる(図6参照)。この状態で指F1・F2が接近するように力を入れると、下側の指F2によって蓋20のスカート部23が外方に弾性変形しながら、アンダーカット部27が容器本体10のフランジ部17に乗り上がる(図7参照)。そして、アンダーカット部27がフランジ部17を乗り越えることによって、両者の係合が解除される(図8参照)。このとき、アンダーカット部27がフランジ部17を乗り越えた瞬間に蓋20のスカート部23が元の形状に弾性的に復元し、これに伴ってパチンと音が鳴る。これと同様の操作を対角位置にも行うことによって、図1に示した開封状態となる。

0024

この開封操作では、容器本体10側の指押さえ部15は殆ど下方に移動せず、蓋20側のスカート部23が弾性的に拡開しながら上方に移動することによって、上下一対の平面部14・24を相対的に離反させる。これは、指F1による指押さえ部15の下向きの力と、指F2によるスカート部23の上向きの力とが、アンダーカット部27の係合部分において拮抗しているからである。なお、アンダーカット部27の内向き突出長を短くするなどして、アンダーカット部27の係合力を弱めれば、より小さい力で係合解除ができることはもちろんである。

0025

さらに、容器本体10の平面部14が僅かでも下向きに弾性的に傾斜することを許容すれば、図9・10に示したように、指押さえ部15を指F1一本で押し込み操作するだけで、アンダーカット部27の係合を解除することができる。特に、この実施形態では、凹溝16がヒンジ部として機能して、平面部14が斜め下に傾く。そして、その過程で、蓋20のスカート部23を弾性的に拡開して、アンダーカット部27の係合を解除するのである(図9参照)。係合解除の瞬間、スカート部23が元の形状に弾性的に復元してパチンと音が鳴ることは上記実施形態と同じである。そして、係合解除後は、スカート部23の弾性的復元によって、アンダーカット部27が容器本体10のフランジ部17を乗り越え、指押さえ部15から指F1を離すだけで、この部分の開封が完了する(図10参照)。なお、凹溝16は図1図3に示したように、その両端をスカート部13まで延長して設けることで、指押さえ部15の押し込み操作による平面部14の傾斜動作がより容易に行えるようになる。そして、この場合は、蓋20のスカート部23を積極的に容器本体10のスカート部13よりも長くする必要はない。

0026

図11・12は、本発明の第二実施形態に係る容器の部分拡大図である。この第二実施形態では、蓋20の成形時に透孔25にフラップ29を形成している。このフラップ29は、成形時に一部29aを残して切込み29bを形成することで透孔25を閉塞する形状としている(図11参照)。このようにフラップ29を形成することで、蓋20の成形時に抜き片が発生しない。なお、フラップ29の形状は任意であり、また、どの部分をヒンジとして残し、どの範囲で切込み29bを形成するかも任意である。

0027

そして、蓋20を容器本体10に装着したときには、指押さえ部15で突き上げられて、一部29aをヒンジとして斜め上に起き上がるものである(図12参照)。この実施形態では、フラップ29は蓋20の収納凸部21側から斜め上に起き上がるものであるから、容器の外方にフラップ29が出っ張ることがなく、不用意に他の物に引っ掛かることがない。ただし、容器本体10の指押さえ部15がフラップ29によって隠れるため、指押さえ部15の位置を強調するために、フラップ29には他の部位と識別可能な目印29cを設けている。この実施形態では、格子模様によって目印29cを構成している。したがって、使用者は格子模様29cによってフラップ29の存在を認識すると共に、これを押さえることで指押さえ部15を介し開封操作し得るものと理解することができる。

0028

なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、指押さえ部15の数は1または3以上とすることができ、また、指押さえ部15の形状も断面を山型(ドーム形)とする以外に四角台形等とすることもできる。また、上記実施形態では、容器本体10の開口周縁部としてスカート部13及びフランジ部17を形成しているが、スカート部13を省略して、肩部12からそのままフランジ部17を延成したものを開口周縁部としてもよい。

0029

さらに、容器本体10や蓋20の全体形状も平面視矩形に限定されず、その他の多角形、あるいは円形や楕円形であってもよい。ここで、多角形とした場合は、その角を上下一対の平面部として構成し、指押さえ部及び透孔を形成することが好ましいが、円形や楕円形では、このような角がない。そこで、図13では、外周ラインから突出して上下一対の平面部14・24を形成した例と(同図(a)参照)、外周ラインを変更せずに当該ラインよりも内側に上下一対の平面部14・24を形成した例とを示した(同図(b)参照)。このうち、(a)の例では容器の容量を最大に確保できる反面、上下一対の平面部14・24が容器外迫り出してしまう。一方、(b)の例では迫り出し部分がない反面、上下一対の平面部14・24によって(a)よりも減容を余儀なくされる。ただし、何れも本発明に含まれる。

0030

さらにまた、上記実施形態では容器本体10と蓋20の双方ともシート成形したものであることを例示したが、容器本体10はシート成形以外の成形方法で得たものであってもよい。つまり、容器本体10を発泡樹脂成形あるいはインジェクション成形すれば、内容物の保護機能に優れ、また、鮮魚などの重量が大きいものも収容することができる。

0031

10容器本体
11収納凹部
12肩部
13スカート部
14平面部(下側)
15指押さえ部
16凹溝
17フランジ部
20 蓋
21 首脳凸部
22 肩部
23 スカート部
24 平面部(上側)
25透孔
26凸条
27アンダーカット部
28 折り返し部
29 フラップ

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