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技術 化粧用瞼整形テープ、及びそれを用いた二重瞼の形成方法、並びに該テープの製造方法

出願人 株式会社アーツブレインズ
発明者 岩垣直子鎌形雅之谷山次郎
出願日 2015年6月25日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2015-128049
公開日 2017年1月12日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2017-006558
状態 特許登録済
技術分野 髪止め具 包帯、被覆用品
主要キーワード 拡大区間 合成樹脂片 片面粘着フィルム 平面視直線状 易破断線 袋形成用 仮想ライン 把持領域
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月12日)のものです。
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図面 (18)

課題

テープ状部材伸長させた時におけるその弾性的な収縮性を利用して瞼にくびれ部を形成することにより、瞼に擬似的な整形を施すための化粧用瞼整形テープにおいて、瞼の目頭側(及び/)又は目尻側の端部における上記テープ状部材の皮膚に対する接着性を改善する。

解決手段

長手方向に伸長可能で、伸長させた時に弾性的収縮性を有する細長合成樹脂から成る基材片2と、該基材片の両面に塗着された粘着剤層3とを有するテープ状部材4により構成され、該基材片の上記弾性的収縮性を利用して上瞼に襞91を形成する化粧用瞼整形テープ1において、テープ状部材における瞼の貼着に供される貼着領域A全体を、該テープ状部材の第1端4a側から第2端4b側に向けてテープ幅が小さくなる幅縮小区間とした。

概要

背景

概要

テープ状部材伸長させた時におけるその弾性的な収縮性を利用して瞼にくびれ部を形成することにより、瞼に擬似的な整形を施すための化粧用瞼整形テープにおいて、瞼の目頭側(及び/)又は目尻側の端部における上記テープ状部材の皮膚に対する接着性を改善する。長手方向に伸長可能で、伸長させた時に弾性的収縮性を有する細長合成樹脂から成る基材片2と、該基材片の両面に塗着された粘着剤層3とを有するテープ状部材4により構成され、該基材片の上記弾性的収縮性を利用して上瞼に襞91を形成する化粧用瞼整形テープ1において、テープ状部材における瞼の貼着に供される貼着領域A全体を、該テープ状部材の第1端4a側から第2端4b側に向けてテープ幅が小さくなる幅縮小区間とした。

目的

本発明の技術的課題は、伸長可能な合成樹脂から成る基材片と、該基材片に塗着された粘着剤層とを有するテープ状部材により構成され、上記基材片を伸長させた時におけるその弾性的な収縮性を利用して瞼にくびれ部を形成することにより、瞼に擬似的な整形を施すための化粧用瞼整形テープにおいて、瞼の目頭側及び/又は目尻側の端部における上記テープ状部材の皮膚に対する接着性を改善したもの、及びそのテープを用いた二重瞼形成方法、並びに該テープの製造方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

長手方向に伸長可能で、伸長させた時に弾性収縮性を有する細長合成樹脂から成る基材片と、該基材片の両面又は片面に塗着された粘着剤層とを有するテープ状部材により構成され、該基材片の上記弾性的収縮性を利用して瞼にくびれ部を形成することにより、瞼に擬似的な整形を施すための化粧用瞼整形テープであって、上記テープ状部材は、その長手方向の第1端側及び第2端側に、指先での把持に供される一対の把持領域をそれぞれ有すると共に、これら一対の把持領域の間に、所定長さに伸長されて瞼への貼付けに供される貼着領域を有しており、上記貼着領域は、上記第1端側から第2端側に向かって上記基材片の幅が連続的に小さくなる幅縮小区間を1区間のみ有し、且つ、該幅縮小区間よりも上記第1端側に、該幅縮小区間における基材片の最大幅よりも小さい幅の部分を有していない、ことを特徴とするもの。

請求項2

請求項1に記載の化粧用瞼整形テープであって、上記貼着領域の長手方向の全域が、上記幅縮小区間によって形成されている、ことを特徴とするもの。

請求項3

請求項2に記載の化粧用瞼整形テープであって、上記テープ状部材が、平面視において、その第1端から第2端に向かって幅が小さくなる三角形又は台形に形成されている、ことを特徴とするもの。

請求項4

請求項1に記載の化粧用瞼整形テープであって、上記基材片は、少なくとも第1基材層を有していて、上記基材片の第1基材層は、上記貼着領域を上記所定長さに伸長させたときに延伸されて、その延伸状態においても弾性的収縮性を有している、ことを特徴とするもの。

請求項5

請求項4に記載の化粧用瞼整形テープであって、上記基材片が、ポリオレフィン樹脂から成る上記第1基材層と、エラストマー樹脂から成る第2基材層との積層体によって形成されている、ことを特徴とするもの。

請求項6

請求項5に記載の化粧用瞼整形テープであって、上記第1基材層が低密度ポリエチレン樹脂から成り、上記第2基材層がポリウレタン樹脂から成っている、ことを特徴とするもの。

請求項7

請求項1に記載の化粧用瞼整形テープであって、上記化粧用瞼整形テープが、さらに、上記粘着剤層に対して易剥離性を有する合成樹脂により形成され、上記テープ状部材の把持領域及び貼着領域に上記粘着剤層を覆って貼着された剥離シート片を有しており、上記剥離シート片が、上記貼着領域に対応する部分に、厚さ方向の中間までの深さを有して幅方向に延設された、長手方向への引張りにより破断する易破断部を有している、ことを特徴とするもの。

請求項8

請求項1に記載の化粧用瞼整形テープであって、上記化粧用瞼整形テープが、さらに、上記粘着剤層に対して易剥離性を有するフィルムにより形成され、上記テープ状部材の貼着領域に上記粘着剤層を覆って貼着された剥離フィルム片を有しており、上記一対の把持領域は非粘着になっていて、上記剥離フィルム片が、上記テープ状部材よりも短く形成され、上記第1端側及び第2端側に上記把持領域の一部又は全部をそれぞれ露出させて、該テープ状部材上に延在している、ことを特徴とするもの。

請求項9

請求項1−8の何れかに記載の化粧用瞼整形テープを用いた二重瞼形成方法であって、以下のステップを有するもの。1上記テープ状部材の一対の把持領域を持って長手方向に引張ることにより、該テープ状部材の貼着領域を上記所定長さに伸長させるステップ2上記ステップ1で上記所定長さに伸長させた上記貼着領域の一部又は全部を、上記テープ状部材を引張ったままの状態で上瞼に押当てることにより、上記粘着剤で上瞼に貼付けるステップ3上記テープ状部材の引張りを解除して、上記上瞼に貼付けた貼着領域の基材片を弾性的に収縮させることにより、上瞼に該貼着領域に沿ったくびれ部を形成するステップ4上瞼を開いた際に、該上瞼の皮膚が上記くびれ部で折り返されて、二重瞼の襞が形成されるステップ

請求項10

請求項1−8の何れかに記載の化粧用瞼整形テープの製造方法であって、以下のステップを含むもの。1上記基材片を形成する合成樹脂から成る基材シートの両面又は片面に、粘着剤を塗着した粘着シートを準備するステップ2切断刃で該粘着シートを切断することにより、上記テープ状部材を含んだ化粧用瞼整形テープを得るステップ

技術分野

0001

本発明は、テープ状部材弾性的な伸縮特性、具体的には、該テープ状部材を構成する伸長可能な合成樹脂から成る基材片の伸長時における弾性的な収縮性を利用して、瞼にくびれ部を形成することにより、上瞼疑似的な二重瞼の襞を形成したりするなど、瞼に擬似的な整形を施すための化粧用瞼整形テープ、及びそれを用いた二重瞼の形成方法、並びに該化粧用瞼整形テープの製造方法に関するものである。

0002

外科的な手術を伴うことなく、上瞼に擬似的な二重瞼を形成する二重瞼形成用化粧品としては、従来から、溶液を上瞼の皮膚上に塗布する溶液タイプ(特許文献1〜3)と粘着テープを上瞼の皮膚上に貼付するテープタイプ(特許文献4〜8)とが知られていた。
そして、これら溶液タイプ及びテープタイプのものは、二重瞼が形成される方式により、主として、両面粘着テープ接着剤等で上瞼の皮膚同士を折り畳んだ状態で接着させることにより二重瞼の襞を形成する方式(接着方式)と、溶液を上瞼の皮膚上に塗布して乾燥させたり、粘着テープを上瞼の皮膚上に貼付けたり等することにより、上瞼の皮膚上に硬質被膜を形成し、上瞼を開いた際に、その被膜の上縁で上瞼の皮膚が折り返されて二重瞼の襞が形成される方式(シャッター方式)とに分類することができる。
しかしながら、これら従来の二重瞼形成用化粧品は、溶液又はテープによる接着や被膜を利用して無理に二重瞼の襞を形成するものであるため、形成される二重瞼が不自然になりがちであったり、特に上瞼を閉じた際に使用しているのが目立ち易かったり、使用者が引きつり感などの違和感を覚え易い等の問題点があった。

0003

かかる問題点を解決するために、上記従来のものとは全く異なる方式によって二重瞼を形成する二重瞼形成用テープ(特許文献9)が提案された。この二重瞼形成用テープは、延伸可能でその延伸後にも弾性的な伸縮性を有する基材片に粘着剤塗着して成るテープ状部材により構成されている。すなわち、該二重瞼形成用テープは、そのテープ状部材を構成する上記基材片の延伸後の弾性的な収縮性を利用して、そのテープ状部材に沿った凹溝状のくびれ部を上瞼に形成するもので、その結果、上瞼を開いた際に、該くびれ部で自然に上瞼の皮膚が折り返されて二重瞼の襞が形成されるようになっている。そして、現在、当該テープは、一重瞼を二重瞼にするばかりでなく、二重瞼の襞の位置や形状や上下方向の幅を変えたり、下瞼に所謂袋を形成したり等、瞼に様々なアイメイク(すなわち、擬似的な整形)を施すために使用されている。

先行技術

0004

特開2007−106711号公報
登録実用新案第3111511号公報
特開平02−188512号公報
登録実用新案第3154139公報
特開平10−304935号公報
特開2005−334108号公報
特開2007−111218号公報
特開2009−195410号公報
特許第3277180号公報

発明が解決しようとする課題

0005

このような、テープ状部材を構成する基材片の伸長時における弾性的な収縮性を利用して瞼にくびれ部を形成することにより、瞼に擬似的な整形を施すための化粧用瞼整形テープにおいては、使用の際に、テープ状部材を伸長させて引張ったままの状態で、瞼に押当てて貼付ける。ところが、瞼の皮膚は、眼球眼球周り骨格等に沿って湾曲した複雑な曲面で形成されていて、しかも、弾性を有していることから、上記押当てての貼付け操作により、上記テープ状部材における瞼に貼付けた部分の長手方向全体に亘って十分な接着性を確保することは必ずしも容易ではない。
そのため、使用者によっては、上記テープ状部材における瞼に貼付けた部分のうち、特に目頭側及び/又は目尻側の端部において、剥がれてしまい易くなることがあった。

0006

そこで、本発明の技術的課題は、伸長可能な合成樹脂から成る基材片と、該基材片に塗着された粘着剤層とを有するテープ状部材により構成され、上記基材片を伸長させた時におけるその弾性的な収縮性を利用して瞼にくびれ部を形成することにより、瞼に擬似的な整形を施すための化粧用瞼整形テープにおいて、瞼の目頭側及び/又は目尻側の端部における上記テープ状部材の皮膚に対する接着性を改善したもの、及びそのテープを用いた二重瞼の形成方法、並びに該テープの製造方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するため、本発明は、長手方向に伸長可能で、伸長させた時に弾性的収縮性を有する細長い合成樹脂から成る基材片と、該基材片の両面又は片面に塗着された粘着剤層とを有するテープ状部材により構成され、該基材片の上記弾性的収縮性を利用して瞼にくびれ部を形成することにより、瞼に擬似的な整形を施すための化粧用瞼整形テープであって、上記テープ状部材は、その長手方向の第1端側及び第2端側に、指先での把持に供される一対の把持領域をそれぞれ有すると共に、これら一対の把持領域の間に、所定長さに伸長されて瞼への貼付けに供される貼着領域を有しており、上記貼着領域は、上記第1端側から第2端側に向かって上記基材片の幅が連続的に小さくなる幅縮小区間を1区間のみ有し、且つ、該幅縮小区間よりも上記第1端側に、該幅縮小区間における基材片の最大幅よりも小さい幅の部分を有していないことを特徴としている。

0008

このような本発明に係る化粧用瞼整形テープにおいては、上記テープ状部材の一対の把持領域を指先で把持して貼着領域を長手方向に引張ると、基材片の伸長に伴って該貼着領域が伸長されていくが、該貼着領域の基材片は、その幅がより小さい部分からより大きい部分に向けて順次伸長されていく。このとき、上記貼着領域は、上記基材片の幅が大きい部分ほど接着面積及び接着剤量が大となるため皮膚への接着性に優れており、また、該貼着領域を伸長させていくと同時に粘着剤層も延ばされて薄くなっていくことから、伸長率が小さい部分ほど皮膚への接着性に優れている。

0009

すなわち、上記テープ状部材の基材片は、その横断面積が小さい部分ほど引張りに対する強度が弱くなる。そのため、上記貼着領域においては、基材片の幅がより小さい上記幅縮小区間の第2端側から、基材片の幅がより大きい該幅縮小区間の第1端側に向けて順次伸長されていくこととなる。しかも、該貼着領域は、上記幅縮小区間よりも上記第1端側に、該幅縮小区間における基材片の最大幅よりも小さい幅の部分を有していない。よって、上記貼着領域を上記所定長さに伸長させたときに、該貼着領域の第1端側において、より優れた接着性を確保することが可能となる。
一方、上記貼着領域における接着性の改善が必要とされる部分以外では、基材片の幅をより小さくしたため、伸長させて瞼に貼付けた際に、テープ状部材を出来るだけ目立ち難くすることができる。

0010

したがって、例えば、上記貼着領域の長手方向の全域を上記幅縮小区間によって形成した場合、該貼着領域の第1端側において、より大きな接着力を確保することができるため、瞼の目頭側又は目尻側のうちテープ状部材がより剥がれ易い方に、上記貼着領域の第1端側を貼付けることにより、瞼の目頭側又は目尻側の端部において、瞼への接着性を改善することが可能となる。また、例えば、上記幅縮小区間に加えて、上記貼着領域における該幅縮小区間よりも第2端側に、第1端側から第2端側に向けて基材片の幅が連続的に大きくなる幅拡大区間を設ければ、瞼の目頭側の端部と目尻側の端部との双方において、瞼への接着性を改善することが可能となる。
なお、上述のように、上記貼着領域の長手方向の全域が、上記幅縮小区間によって形成されている場合には、上記テープ状部材が、平面視において、その第1端から第2端に向かって幅が小さくなる三角形又は台形に形成されていると、歩留まりを向上させ、製造コストを抑制することができて望ましい。

0011

上記化粧用瞼整形テープにおいて、上記基材片は、少なくとも第1基材層を有していて、上記基材片の第1基材層は、上記貼着領域を上記所定長さに伸長させたときに延伸されて、その延伸状態においても弾性的収縮性を有していることが好ましい。
ここで、上記基材片が、ポリオレフィン樹脂から成る上記第1基材層と、エラストマー樹脂から成る第2基材層との積層体によって構成されていることが好ましく、その場合、より好ましくは、上記第1基材層が低密度ポリエチレン樹脂から成り、上記第2基材層がポリウレタン樹脂から成っている。
そうすることにより、第1基材層の弾性的収縮性と第2基材層の弾性的収縮性とを組合わせて、基材片の弾性的収縮性すなわちテープ状部材の弾性的収縮性を、くびれ部が形成され易い瞼からくびれ部が形成され難い瞼まで、様々な瞼の状態に幅広く対応させることができる。

0012

そして、本発明においては、上記化粧用瞼整形テープが、さらに、上記粘着剤層に対して易剥離性を有する合成樹脂により形成され、上記テープ状部材の把持領域及び貼着領域に上記粘着剤層を覆って貼着された剥離シート片を有しており、上記剥離シート片が、上記貼着領域に対応する部分に、厚さ方向の中間までの深さまで切り込まれて幅方向に延設された、長手方向への引張りにより破断する易破断部を有していても良い。
この場合、上記剥離シート片の上から上記テープ状部材の把持領域を指先で把持して、貼着領域を長手方向に引張ることにより、該剥離シート片の易破断部が破断すると共に該貼着領域が伸長され、その結果、該貼着領域部が、上記易破断部で分離された剥離シート片間に露出して現れるようになっている。

0013

また、上記化粧用瞼整形テープが、上記剥離シートに代えて、さらに、上記粘着剤層に対して易剥離性を有するフィルムにより形成され、上記テープ状部材の貼着領域に上記粘着剤層を覆って貼着された剥離フィルム片を有しており、上記一対の把持領域は非粘着になっていて、上記剥離フィルム片が、上記テープ状部材よりも短く形成され、上記第1端側及び第2端側に上記把持領域をそれぞれ露出させて、該テープ状部材上に延在していても良い。
この場合、上記テープ状部材の露出した非粘着の把持領域を指先で把持して、貼着領域を長手方向に引張ることにより、該テープ状部材の上記貼着領域が伸長されると同時に、上記剥離フィルム片が該貼着領域から剥離し、その結果、該貼着領域が露出して現れるようになっている。

0014

本発明に係る上記化粧用瞼整形テープを用いた二重瞼の形成方法は、以下のステップを有するものである。
1 上記テープ状部材の一対の把持領域を持って長手方向に引張ることにより、該テープ状部材の貼着領域を上記所定長さに伸長させるステップ
2 上記ステップ1で上記所定長さに伸長させた上記貼着領域の一部又は全部を、上記テープ状部材を引張ったままの状態で上瞼に押当てることにより、上記粘着剤で上瞼に貼付けるステップ
3 上記テープ状部材の引張りを解除して、上記上瞼に貼付けた貼着領域の基材片を弾性的に収縮させることにより、上瞼に該貼着領域に沿ったくびれ部を形成するステップ
4 上瞼を開いた際に、該上瞼の皮膚が上記くびれ部で折り返されて、二重瞼の襞が形成されるステップ

0015

すなわち、上記所定長さ、すなわち、上瞼に押当てて貼付けることができる必要長さに伸長させた上記貼着領域の一部又は全部を、上記テープ状部材を引張ったままの状態で、弾性的であるところの上瞼の皮膚に対し押当てて貼付け、次いで、引張りを解除すると、該貼着領域のうち瞼に実際に貼付けられた部分の基材片が、瞼の皮膚の復元力に抗して弾性的に収縮することにより、その貼着領域の貼付部分が上瞼の皮膚に食い込んだような状態となり、その貼付部分に沿ってくびれ部が形成される。その結果、上瞼を開いた際に、上記くびれ部で上瞼の皮膚が下方に折り返されて、二重瞼の襞が形成される。

0016

さらに、本発明に係る上記化粧用瞼整形テープは、以下のステップを含む製造方法によって製造することが可能である。
1 上記基材片を形成する合成樹脂から成る基材シートの両面又は片面に、粘着剤を塗着した粘着シートを準備するステップ
切断刃で該粘着シートを切断することにより、上記テープ状部材を含んだ化粧用瞼整形テープを得るステップ
このとき、上述のように、特にテープ状部材が三角形又は台形に形成すると、製造がより容易になるばかりでなく、歩留まりもより向上する。

0017

ここで、本発明において、「所定長さ」とは、貼着領域を引張って伸長させたままの状態で、瞼に押当てて貼付けることができる長さを意味している。また、「延伸」とは、上記化粧用瞼整形テープの使用に際して、基材片を構成する例えば第1基材層等の合成樹脂片を、引張りにより伸長させて塑性変形させることを意味している。また、「弾性的収縮性」とは、上記引張りを解除した直後に弾性力を伴って収縮する上記基材片等の合成樹脂片の伸縮特性であって、瞼に擬似的な整形を施すのに必要なくびれ部の形成に寄与するものを意味している。

発明の効果

0018

以上のように、本発明によれば、テープ状部材を所定長さに伸長させた時における該テープ状部材の弾性的収縮性(すなわち、該テープ状部材を構成する合成樹脂から成る基材片の弾性的収縮性)を利用して、瞼にくびれ部を形成することにより、瞼に擬似的な整形を施すための化粧用瞼整形テープにおいて、瞼の目頭側及び/又は目尻側の端部における該テープ状部材の皮膚に対する接着性を改善したもの、及びそのテープを用いた二重瞼の二重瞼の形成方法、並びに該テープの製造方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明に係る化粧用瞼整形テープの第1実施形態を示す概略的な正面図である。
図1に示すテープのD−D拡大断面図である。
図1に示すテープの平面図である。
図1に示すテープの分解斜視図である。
図1に示すテープの貼着領域Aの拡大図である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの使用方法を示す概略図1である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの使用方法を示す概略図2である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの使用方法を示す概略図3である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの使用方法を示す概略図4である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの使用方法を示す概略図5である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの使用方法を示す概略図6である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの使用方法を示す概略図7である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの製造方法のを示す概略図1である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの製造方法のを示す概略図2である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの製造方法のを示す概略図3である。
(a)−(h)は、上記第1実施形態の変形例を示す平面図である。
本発明に係る化粧用瞼整形テープの第2実施形態を示す概略的な正面図である。

実施例

0020

以下に、本発明に係る化粧用瞼整形テープの実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、ここでは、化粧用瞼整形テープの一例として、一重瞼を二重瞼にするための二重瞼形成用テープを挙げて具体的に説明するが、それに限定されるものではなく、本発明に係る化粧用瞼整形テープは、二重瞼の襞の位置や形状や上下方向の幅を変えたり、下瞼に所謂涙袋を形成したり等、テープ状部材の伸長させた時の弾性的な収縮性を利用して瞼にくびれ部を形成することにより、瞼に擬似的な整形を施すための各種テープに適用することが可能である。

0021

図1図4に示すように、本発明に係る二重瞼形成用テープ1は、長手の軸l方向に伸長可能で、使用長さ、すなわち、上瞼への貼付け操作に適した所定長さに伸長させた時に弾性的収縮性を有する細長い合成樹脂から成る基材片2と、該基材片2の両面に塗着された粘着剤層3,3とを有するテープ状部材4により構成されたもので、基材片2の上記伸長時における弾性的収縮性を利用して二重瞼の襞を形成するものである。

0022

上記基材片2は、合成樹脂から成る第1基材層6及び第2基材層7の積層体によって細長いテープ状に形成されていて、上記所定長さまで引張って伸長させた時に、その引張力を解除しても延べ長さが引張る前の元の長さまでには戻らないように構成されている。このとき、これら基材層6,7は、接着層8によって互いに積層されている。また、上記粘着剤層3,3は、上記基材片2の表裏両面に粘着剤を全面にわたって塗着することにより形成されている。なお、粘着剤層3は必ずしも基材片2の両面に形成する必要性はなく、片面のみに形成しても良い。

0023

このような基材片2及び粘着剤層3,3により構成されたテープ状部材4は、その長手の軸l方向の両端に第1端4a及び第2端4bをそれぞれ有している。そして、該テープ状部材4は、上記第1端4a側及び第2端4b側に指先での把持に供される一対の把持領域H1,H2を有すると共に、これら一対の把持領域H1,H2の間に、上記所定長さに伸長されて瞼への貼付けに供される貼着領域Aを有している。

0024

そして、上記テープ状部材4により構成された二重瞼形成用テープを用いて、上瞼に二重瞼の襞を形成するにあたっては、該テープ状部材4の上記一対の把持領域H1,H2を指先で把持して長手の軸l方向に引張ることにより、上記貼着領域Aを少なくとも目尻から目頭までの瞼の横方長さよりも大きい上記所定長さまで伸長させる(図6及び図7参照)。次に、上記貼着領域Aを上記所定長さに伸長させたそのままの状態(張力によりピンと張ったままの状態)で、該貼着領域Aの一部又は全部を、上瞼における擬似的な二重瞼の襞91を形成しようとする(すなわち、くびれ部90を形成しようとする)仮想ライン上に押当てて貼付ける(図8参照)。

0025

続いて、上記把持領域H1,H2から指を離して、テープ状部材4の引張りを解除すると、上記貼着領域Aのうち上記瞼の仮想ライン上に実際に貼付けられた部分(以下、「貼付部分」という。)が、弾性的であるところの上瞼の皮膚の復元力に抗して弾性的に収縮することにより(図9参照)、上瞼の皮膚にくい込んだような状態となって、くびれ部90が上記仮想ラインに沿って(すなわち、上記貼付部分に沿って)形成される(図10参照)。このとき、このテープ状部材4の貼付部分は、くびれ部90の底部に貼付いた状態となっている。

0026

その結果、上瞼を開いた際に、そのくびれ部90で上瞼の皮膚が折り畳まれて(すなわち、くびれ部90よりも上方の上瞼の皮膚が該くびれ部90で下方に折り返されて)、二重瞼の襞91が形成される(図11及び図12参照)。すなわち、上記テープ状部材4(具体的には、該テープ状部材4の基材片2)は、上記所定長さに引張って伸長させた状態において、二重瞼の襞を形成するのに必要なくびれ部90の形成に寄与するような、弾性的な収縮性を有しているといえる。
なお、テープ状部材4の貼着領域Aを上瞼に貼付けた後、把持領域H1,H2など不必要となった余剰部分は、カッターなどで切断し除去される(図12中の×印参照)。その際、上瞼に貼付けられて残ったテープ状部材4の両端部分が、本願でいうところの目尻側92の端部及び目頭側93の端部となる、さらに、この後、図示しないプッシャー等で二重瞼の形を整えたり、貼付けられたテープ状部材4を皮膚に馴染ませたりしても良い。

0027

ところで、このように、テープ状部材を構成する基材片の伸長時における弾性的な収縮性を利用して、二重瞼の襞を形成する二重瞼形成用テープにおいては、使用の際に、テープ状部材を伸長させて引張ったままの状態で、上瞼の上記仮想ライン上に押当てて貼付ける。ところが、上瞼の皮膚は眼球に沿って湾曲した凸曲面に形成されていて弾性を有しており、しかも眼球周りの骨格が上記押当てや貼付け操作に影響を及ぼすことから、上記仮想ライン全体に上記テープ状部材を均等な押圧力で押当てて、テープ状部材における上瞼に貼付けた部分の長手方向全体に亘って十分な接着性を確保することは必ずしも容易ではない。
そのため、使用者によっては、上記テープ状部材における上瞼に貼付けた部分のうち、特に目尻側及び/又は目頭側の端部において、剥がれてしまい易くなることがあった。

0028

そこで、上記二重瞼形成用テープ1においては、図3及び図4に示すように、テープ状部材4の平面形状、すなわち基材片2の平面形状を、上記第1端4aから上記第2端4bに向かって全長に亘り連続的に幅が小さくなる三角形とした。具体的には、テープ状部材4の長手方向に延びる第1の側端面4cと第2の側端面4dとが上記第2端4bで鋭角を成し、該第1の側端面4cと上記第1端4aの端面とが直角を成すように形成された直角三角形とした。そうすることにより、上記貼着領域Aの長手方向の全領域が、上記第1端4a側から第2端4b側に向かって幅が連続的に小さくなる幅縮小区間となっている。
なお、後述するが、上記貼着領域Aの全領域が幅縮小区間となっている必要性はなく、貼着領域Aは、このような幅縮小区間を1区間のみ有し、且つ、該幅縮小区間よりも上記第1端4a側に、該幅縮小区間における基材片2の最大幅(すなわち、該幅縮小区間におけるテープ状部材4の最大幅)よりも小さい幅の部分を有していなければ良い。

0029

上記二重瞼形成用テープ1においては、上記テープ状部材4の一対の把持領域H1,H2を指先で把持して貼着領域Aを長手の軸l方向に引張ると、上述のように基材片2の伸長に伴って該貼着領域Aが伸長されていくが、該貼着領域Aの基材片2は、その幅がより小さい部分から、より大きい部分に向けて順次伸長されていくこととなる。このとき、上記貼着領域Aは、上記基材片2の幅が大きい部分ほど接着面積及び接着剤量が大となるため皮膚への接着性に優れており、また、該貼着領域Aを伸長させていくと同時に粘着剤層3も延ばされて薄くなっていくことから、伸長率が小さい部分ほど皮膚への接着性に優れている。

0030

すなわち、上記テープ状部材4の基材片2は、その横断面積が小さい部分ほど引張りに対する強度が弱くなるため、上述のような三角形に形成されたテープ状部材4の貼着領域Aにおいては、基材片2の幅がより小さい上記第2端4b側から、基材片2の幅がより大きい第1端4a側に向けて順次伸長されていくこととなる。その結果、当該貼着領域Aを上記所定長さに伸長させたときに、該貼着領域Aの第1端4a側において、より優れた接着性を確保することが可能となる。

0031

したがって、上瞼の目尻側92又は目頭側93のうちテープ状部材がより剥がれ易い方に、上記貼着領域Aの第1端4a側を貼付けることにより、その貼付部分の上瞼に対する接着性を、目尻側92又は目頭側93の端部において改善することが可能となる。その一方で、上記貼着領域Aの上記第2端4b側の部分においては、基材片2の幅がより小さくなるため、伸長させて上瞼に貼付けた際に、テープ状部材4をより目立ち難くすることができる。図8及び図9の使用例においては、目尻側92に上記貼着領域Aの第1端4a側を配し、目頭側93に上記貼着領域Aの第2端4b側を配している。
また、テープ状部材4を三角形にすると、製造も容易で、歩留まりを向上させることができるため、製造コストを抑制することも可能となる。

0032

なお、上記基材片2の第1基材層6は、上記貼着領域Aを引張りにより上記所定長さに伸長させたときに、延伸されてその延伸後においても弾性的収縮性を有している、エラストマー樹脂を除く合成樹脂フィルム片、好ましくはポリオレフィン樹脂フィルム片により形成されている。さらに、このようなポリオレフィン樹脂フィルム片のうちでも特に低密度ポリエチレンフィルム片が、延伸性や延伸後の収縮特性等の観点からより好適である。 また、上記ポリオレフィン樹脂フィルム片は、フィルム製造時の軸延伸がその長手の軸l方向に対して無延伸又は極めて低延伸倍率で、指先で把持して伸長させた時にネッキングを伴って延伸するものがより好適である。

0033

このように、第1基材層6を、長手の軸l方向に対して無延伸又は極めて低延伸倍率のポリオレフィン樹脂フィルムで形成することにより、貼着領域Aを上記所定長さに伸長させる過程で、テープ状部材4の幅が小さい該貼着領域Aの第2端4b側において、該第1基材層6の延伸の進行が抑制される。そのため、該基材片2の幅すなわちテープ状部材4の幅が小さくなり過ぎることがなく、必要な接着性を確保することができる。

0034

また、上記基材片2の第2基材層7は、上記貼着領域Aを引張りにより上記第1基材層6と同じ所定長さに伸長させたときに、該第1基材層6よりも小さい収縮力(好ましくは、1/2以下)と大きい収縮率を有するエラストマー樹脂フィルム片により形成されていることが望ましいが、その中でも特に、ポリウレタン樹脂フィルム片により形成されていることが、上記低密度ポリエチレンフィルム片との組合わせの観点からより望ましい。

0035

このように、第1基材層6の弾性的収縮性と第2基材層7の弾性的収縮性とを組合わせることにより、基材片2の総断面積を抑制しながら、該基材片2の弾性的収縮性、すなわちテープ状部材4の弾性的収縮性を、二重になり易い瞼から二重になり難い瞼まで、様々な上瞼の状態に幅広く対応させることができる。本実施形態のように、上記第1基材層6が上記低密度ポリエチレンにより形成され、上記第2基材層7がポリウレタン樹脂により形成されている場合には、例えば、上記第1基材層6の厚さを約70−80μmの範囲、第2基材層の厚さを約7−9μmの範囲において設定すると、好ましい基材片2の伸縮特性を得ることができる。

0036

基材片2をこのような積層体で形成した二重瞼形成用テープについては、出願人の先の出願(特開2014−212847号)において明らかにされているため、参照により本願に含めることとし、ここでは、より具体的な説明は省略することとする。また、基材片2を形成する基材層の組合わせは必ずしも上述したものである必要性はないが、少なくとも上記第1基材層6を含んでいることが望ましい。

0037

ここで、上記第1基材層6及び第2基材層7は、必ずしも上述のように接着層8を介在させて積層されている必要性はなく、例えば、第1基材層6に第2基材層7を塗着して固化させたり、両基材層6,7を熱プレス一体化させたりするなどして、第1基材層6のと第2基材層7とを互いに直接的に接合することにより、両基材層6,7を一体的に成形しても良い。
さらに、基材片2は必ずしも合成樹脂フィルム片の積層体により形成されている必要性はなく、単層の合成樹脂フィルム片により形成されていても良い。その場合、該基材片2は、上記第1基材層6により形成されていることが好ましく、特に低密度ポリエチレンフィルム片により形成されているとより好ましい。

0038

上記粘着剤層3及び接着層8を形成する粘着剤は、人間の皮膚に適したものであれば特に限定されるものではないが、同じアクリル系粘着剤が好適に用いられる。また、粘着剤層3,3同士及び接着層8を互いに異なる種類や厚さの粘着剤により形成しても良い。さらに、上記粘着剤層3は、基材片2の両面又は片面の全面に亘って設けられているが、例えば、該基材片2における上記テープ状部材4の貼着領域Aに対応する部分のみに形成されていても良い。

0039

さらに、上記テープ状部材4の各寸法に関して、上記貼着領域Aの長さは、使用者の好みに依るため、特に限定されるものではないが、実際の操作性等を考慮すると、好ましくは伸長前の長さが約0.5−2.0cmの範囲で、伸長後の長さが約4.0−16.0cmの範囲であり、標準的には伸長前の長さが約1.0cmで、伸長後の長さが約8.0cmである。その際の伸長倍率は、操作性と共に、上記基材片2等の合成樹脂片におけるより有効な弾性的収縮性を考慮すると、約8.0倍であることが好ましいが、特にそれに限定されるものではなく、使用者の好みに応じて変更することができるのは勿論である。

0040

上記一対の把持領域H1,H2は、操作性を考慮すると約0.5−1.0cmの範囲であることが好ましい。
したがって、上記テープ状部材4の長さLは、約1.5−4.0cmの範囲であることが好ましいが、より好ましくは、約2.5−3.0cmである。
さらに、上記貼着領域Aにおいて、テープ状部材4の幅(すなわち、基材片2の幅)は、最も小さい部分で0.6mm以上、最も大きい部分で5.0mm以下であることが実用上望ましく、上記第1の側端面4cと第2の側端面4dとが成す角度は、図3のように直角三角形とした場合、上記各寸法を考慮すると約4−26度の範囲であることが望ましい。

0041

次に、上述のようなテープ状部材4により構成された二重瞼形成用テープ1の第1実施形態について、図1図5を用いて説明する。
本発明の第1実施形態に係る二重瞼形成用テープは、上記三角形のテープ状部材4と、上記粘着剤層3,3における基材片2と逆側の外方向を向く各表面に貼着された2つの剥離シート片5、5とを有している。該剥離シート片5は、上記粘着剤層3に対して易剥離性を有する合成樹脂により形成されていて、上記テープ状部材4と同じ形状を有しており、上記粘着剤層3の全表面を覆って貼着されている。

0042

さらに、剥離シート片5は、上記粘着剤層3その長手の軸l方向の中央(すなわち、長手の軸l方向における貼着領域Aに対応する位置)に、長手の軸l方向への引張り操作により破断する易破断部5aを有している。該易破断部5aは、剥離シート片5の粘着剤層3と接する第1面5b(図中、内面)から第2面5c(図中、外面)側に向けて、該剥離シート片5の厚さの中間まで切込み(すなわち、スリット)を入れたもので、幅方向に全幅に亘って設けられている。
なお、易破断部5aの形態は切込みに限定されるものではなく、例えばV字状のノッチなど、剥離シート片5の肉厚を局部的に薄くするような形態で形成されていても良い。

0043

ここで、上記剥離シート片5は、粘着剤層3,3に対する易剥離性と上記易破断部5aにおける破断性とを兼ね備えたシリコーン樹脂によって一体に成形されている。このシリコーン樹脂は、硬度がより高いものである程、上記破断性に優れているため好ましく、その厚さは0.3〜0.5mm程度であることが望ましい。
そして、上記剥離シート片5における粘着剤層3と接する第1面5bは鏡面に、それと反対側の第2面5cは微細な粗面に形成されており、製造段階において、該剥離シート片5の第1面5bと第2面5cを反転させて粘着剤3と接する面を入れ替えることにより、該剥離シート片5と粘着剤3との剥離性密着性)を調整することができるようになっている。

0044

このような第1実施形態に係る二重瞼形成用テープ1を使用するにあたっては、上記テープ状部材4の一対の把持領域H1,H2をこの剥離シート片5.5を介して把持し(図6参照)、該テープ状部材4を長手の軸l方向に引張る。そうすると、該剥離シート片5,5が、上記易破断部5a,5aで破断すると共に、該テープ状部材4の貼着領域Aの粘着剤層3,3から剥離し、その結果、該テープ状部材4の貼着領域Aを伸長させて、その全体を露出させることができるようになっている(図7参照)。その後の使用方法及び作用効果につていは、上述した通りであるから、重複記載を避けるため、ここでは説明を省略する。

0045

続いて、このような本発明の第1実施形態に係る二重瞼形成用テープの製造方法について図13図15を用いて説明する。
まず、図13に示すように、上記第1基材層6を形成するための第1層フィルム(例えば、低密度ポリエチレンフィルム)60と、上記第2基材層7を形成するための第2層フィルム(例えば、ポリウレタン樹脂フィルム)70との積層体から成る基材フィルム20の表裏面全体に、粘着剤を塗着して上記粘着剤層3,3を形成した両面粘着シート40を準備する。
この両面粘着シート40は、例えば、上記第1層フィルム60の両面全体に、粘着剤を塗着して上記粘着剤層3及び接着層8を形成して成る両面粘着フィルムと、上記第2層フィルム70の片面全体に粘着剤を塗着して上記粘着剤層3を形成して成る片面粘着フィルムとを、各フィルムの粘着剤層3を外側にして重ね合わせ、接着層8で互いに接合することにより作成することができる。

0046

また、その一方で、硬度の高いシリコーン樹脂を熱成型することにより、第1面50b(図中、内面)が鏡面でそれと反対側の第2面50c(図中、外面)が粗面である剥離シート50を作成し、その上記第1面50bに、該第1面50bから第2面50cに向けて厚さ方向の中間まで切込まれて、互いに等間隔で平行を成す易破断線50aを形成する。
なお、上記両面粘着シート40と剥離シート50とは、互いに同じ縦横寸法に形成されていることが望ましい。

0047

そして、図13に示すように、2枚の剥離シート50,50と両面粘着シート40とを、各剥離シート50の第1面50bを両面粘着シート40の各粘着剤層3の表面にそれぞれ対向させて、相互に貼着させることにより、図14に示す積層シート10を作成する。このとき、剥離シート50,50の易破断線50a,50aは互いに平行を成して対向配置されている。
なお、上記両面粘着シート40の第1層フィルム60がポリオレフィン樹脂フィルムである場合には、当該フィルムを、その製造時の送り方向と直角を成す幅方向について無延伸又は極めて低延伸倍率のものとし、そのフィルムの幅方向が、上記剥離シート50の易破断線50aと直角を成すように、上記剥離シート50,50と両面粘着シート40とを貼り合わせることが望ましい。

0048

続いて、図15に示すように、上記積層シート10を、互いに隣接する易破断線50a間の中央で該易破断線50aと平行に裁断して細長い短冊状積層シート11を形成し、さらに、図16に示すように、該短冊状積層シート11を、上記易破断線50aと直角方向に延びる切断刃(図示略)と、それと鋭角を成して延びる切断刃(図示略)との組合わせにより細く裁断する。その結果、上記易破断部5aが長手方向の中央に設けられ、直角三角形を成した上記二重瞼形成用テープ1を得ることができる。

0049

次に、本発明の第1実施形態に係る二重瞼形成用テープの各変形例について、図16を用いて説明する。なお、上記第1実施形態に係る二重瞼形成用テープ1とこれら変形例とでは、主に平面形状(特に、貼着領域Aの形状)において相違しており、その他の構成やその作用効果においては実質的に同じである。
そこで、ここでは、上記二重瞼形成用テープ1と実質的に同じ構成及び作用効果については、重複を避けるため説明を省略することとする。

0050

まず、図16(a)−(c)に示す二重瞼形成用テープ1a−1cにおいては、上記第1実施形態に係る二重瞼形成用テープ1と同様に、テープ状部材4の幅が、第1端4aから第2端4bに向かって全長に亘り連続的に小さくなっている。そのため、長手方向において、貼着領域Aの全領域が、上記第1端4a側から第2端4b側に向かって幅が連続的に小さくなる幅縮小区間となっている。(a)のテープ1aは、テープ状部材4の第1の側端面4cが第1端4aの端面と直角を成す台形に形成されている。また(b)のテープ1bは、第1及び第2の側端面4c,4dの長さが等しい二等辺三角形に形成されている。そして(c)のテープ1cは、第1の側端面4cが第1端4aの端面と直角を成し、第2の側端面4dが外側に凸の滑らかな曲面に形成されている。

0051

図16(d)のテープ1dにおいては、テープ状部材4の貼着領域Aが、その第1端4a側及び第2端4b側の端部に、隣接する各把持領域H1,H2と同幅に形成された幅一定区間を有すると共に、これら幅一定区間に挟まれた部分に、第1端4a側から第2端4b側に向けて連続的に幅が小さくなる幅縮小区間を1区間のみ有している。なお、上記剥離シート片5の易破断部5aは、上記幅縮小区間の中央に配されている。また、把持領域H1の幅は把持領域H2の幅よりも大きくなっている。
以上の二重瞼形成用テープ1a−1dは、上記テープ1と同様に、長手方向に伸張させた時に、貼着領域Aの第1端4a側において、より優れた瞼への接着性を確保することが可能となり、伸張させて瞼に貼り付ける際に、目尻側92又は目頭側93の端部の何れかにおいて、瞼への接着性を改善することができる。

0052

図16(e)−(h)のテープ1e−1hにおいては、テープ状部材4の貼着領域Aの幅が、その第1端4a側及び第2端4b側から長手方向の中央に向かって連続的に小さくなり、長手方向の中央の易破断部5aの位置において最小となっている。そのため、貼着領域Aは、長手方向において、易破断部5aよりも第1端4a側の部分が、該第1端4a側から第2端4b側に向けて幅が連続的に小さくなる幅縮小区間を成している。一方、易破断部5aよりも第2端4b側の部分が、第1端4a側から第2端4b側に向けて幅が連続的に大きくなる幅拡大区間を成している。

0053

(e)のテープ1eにおいては、テープ状部材4の第1の側端面4cが、第1端4a及び第2端4bの端面と直角を成していて、第2の側端面4dが、第1端4a及び第2端4bから中央の易破断部5aに向けて平面視直線状に傾斜している。また(f)のテープ1fにおいては、第1及び第2の側端面4c,4dの全体が、凹曲面に形成されている。そして(g)のテープ1gにおいては、第1及び第2の側端面4cが、第1端4aと中心の易破断部5aと間、及び第2端4bと中心の易破断部5aとの間で、それぞれ凸曲面に形成されている。さらに、(h)のテープ1hにおいては、テープ状部材4の貼着領域Aが、その第1端4a側及び第2端4b側の端部に、隣接する各把持領域H1,H2と同幅に形成された幅一定区間を有している。そして、これら幅一定区間に挟まれた部分に、上記幅縮小区間及び幅拡大区間が形成されている。ここで、これら幅縮小区間及び幅拡大区間においては、第1の側端面4c及び第2の側端面4dが平面視直線状の傾斜面を成しており、把持領域H1の幅は把持領域H2の幅と略等しくなっている。

0054

以上の二重瞼形成用テープ1e−1hは、長手方向に伸張させた時に、貼着領域Aが長手方向の中央(テープ幅が最小の位置)から、第1端4a及び第2端4bの双方向に対して順次伸長されていく。そして、貼着領域Aにおける第1端4a側及び第2端4b側において、より優れた瞼への接着性を確保することが可能となり、伸張させて瞼に貼付けた際に、目尻側92及び目頭側93の端部の双方において、瞼への接着性を改善することができる。

0055

なお、本発明に係る化粧用瞼整形テープの形状は、必ずしも上述したものに限られるものではなく、テープ状部材4の貼着領域Aが、第1端4a側から第2端4b側に向けて幅が連続的に小さくなる幅縮小区間を1区間のみ含んでいて、且つ、該幅縮小区間よりも上記第1端4a側に、該幅縮小区間における基材片2の最大幅(すなわち、該幅縮小区間におけるテープ状部材4の最大幅)よりも小さい幅の部分を有していなければ良い。

0056

次に、本発明に係る化粧用瞼整形テープの第2実施形態について、図17を用いて説明をする。なお、ここでは、上記第1実施形態と異なる構成及びその作用効果について主に説明することとし、実質的に同じ構成及びその作用効果については、重複を避けるため説明を省略することとする。また、第2実施形態についても、二重瞼形成用テープを例に挙げて説明することとする。

0057

図17に示す二重瞼形成用テープ12は、上記テープ1における剥離シート片5に代えて、上記粘着剤層3に対して易剥離性を有するフィルムにより形成され、上記テープ状部材4の貼着領域Aに上記粘着剤層3を覆って貼着された剥離フィルム片9と、上記テープ状部材4の一対の把持領域H1,H2をそれぞれ非粘着とする把持フィルム片4eとを設けたものである。上記テープ状部材4を構成する基材片2は、上記第1実施形態のものと同じであるから、ここでは説明を省略する。

0058

上記剥離フィルム片9は、長手方向において上記テープ状部材4よりも短く形成されており、例えば、紙にシリコーン樹脂を積層した剥離紙から成っている。また、上記把持フィルム片4eは、上記テープ状部材4の粘着剤層3に固定的に貼付けられて上記一対の把持領域H1,H2を形成しており、例えば、薄い紙や樹脂フィルム等から成っている。そして、上記剥離フィルム片9は、上記第1端4a側及び第2端4b側に上記把持領域H1,H2の一部をそれぞれ露出させて、該テープ状部材4の長手方向に延在している。なお、上記剥離フィルム片9は、上記把持領域H1,H2の全部をそれぞれ露出させるような長さであっても良い。

0059

このような第2実施形態に係る二重瞼形成用テープ12を使用するにあたっては、まず、上記テープ状部材4の露出した非粘着の把持領域H1,H2を指先で把持して、貼着領域Aを長手方向に引張る。そうすると、該テープ状部材4の上記貼着領域Aが伸長されると同時に、上記剥離フィルム片9,9が該貼着領域Aの両面から剥離し、その結果、該貼着領域Aが露出して現れるようになっている。その後の使用方法及び作用効果につていは、上述した通りであるから、重複記載を避けるため、ここでは説明を省略する。

0060

以上において、本発明の各実施形態や変形例について詳細に説明してきたが、本願発明はそれらに限定されるものではなく、本願発明の要旨から逸脱しない範囲において、様々な設計変更ができることは言うまでもない。
例えば、本発明に係る化粧用瞼整形テープは、下瞼に膨らみ(所謂、涙袋)を形成するテープとしても使用することができる。その場合には、上述した二重瞼を形成する場合と同様に、上記テープ状部材4を長手方向に引張って、その貼着領域Aを所定長さに伸長させたままの状態で、該貼着領域Aを下瞼における膨らみを形成する下方位置に押当てて貼付ける。そして、上記テープ状部材4の引張りを解除すると、基材片2の弾性的収縮性により上記貼着領域Aの該テープ状部材4が当該位置にくい込んだ状態となって、そこに該テープ状部材4に沿ったくびれ部が形成される。そうすると、その下瞼に形成されたくびれ部の上方に膨らみが形成されて、目元立体感をもたせることができる。このように、本発明に係る化粧用瞼整形テープを涙袋形成用テープに適用する場合には、テープ状部材4の長さを上記二重瞼形成用テープよりも短くしても良い。

0061

1,12二重瞼形成用テープ(化粧用瞼整形テープ)
2基材片
3粘着剤層
4テープ状部材
4a 第1端
4b 第2端
4c 第1の側端面
4d 第2の側端面
4e把持フィルム片
5剥離シート片
5a 易破断部
6 第1基材層
7 第2基材層
8接着層
90くびれ部
91 襞
92目尻側
93目頭側
A 貼着領域
H1,H2 把持領域

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