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技術 ドラム式洗濯機

出願人 東芝ライフスタイル株式会社
発明者 遠藤裕士河野哲之
出願日 2015年6月19日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2015-123847
公開日 2017年1月12日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2017-006306
状態 特許登録済
技術分野 洗濯一般
主要キーワード 鏡像形状 引掛け穴 後天板 手前面 内部斜視図 後側部位 前側部位 スプリングホルダ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

水槽の吊持構造の強度が高いドラム式洗濯機を提供する。

解決手段

実施形態のドラム式洗濯機は、前面に衣類投入口が設けられた筺体と、前記筺体の内部に配され第一バネ掛け部を有する水槽と、一端が前記第一バネ掛け部に接続され前記水槽を吊持する第一吊バネと、を備える。また、前記筺体は、前記前面側から見て左方部位となる左側板と、前記前面側から見て右方部位となる右側板と、前記左側板の上部に設けられた第一位置と前記右側板の上部に設けられた第二位置との間に架け渡された第一補強部材と、前記左側板の上部のうち第一位置よりも背面側となる部位に設けられた第三位置と前記右側板の上部のうち第二位置よりも背面側となる部位に設けられた第四位置との間に架け渡された第二補強部材と、前記第一補強部材と前記第二補強部材との間に架け渡され、第二バネ掛け部を有する第三補強部材と、を備え、前記第一吊バネの他端は前記第二バネ掛け部に接続されている。

概要

背景

従来のドラム式洗濯機は、筺体両側板間に架け渡された補強部材の中央部に吊ばねを配し、その吊ばねによって水槽を上方より吊持していた。しかし、このような従来の吊持構造では、補強部材が水槽の重量に耐えられず変形してしまうことがあった。

概要

水槽の吊持構造の強度が高いドラム式洗濯機を提供する。実施形態のドラム式洗濯機は、前面に衣類投入口が設けられた筺体と、前記筺体の内部に配され第一バネ掛け部を有する水槽と、一端が前記第一バネ掛け部に接続され前記水槽を吊持する第一吊バネと、を備える。また、前記筺体は、前記前面側から見て左方部位となる左側板と、前記前面側から見て右方部位となる右側板と、前記左側板の上部に設けられた第一位置と前記右側板の上部に設けられた第二位置との間に架け渡された第一補強部材と、前記左側板の上部のうち第一位置よりも背面側となる部位に設けられた第三位置と前記右側板の上部のうち第二位置よりも背面側となる部位に設けられた第四位置との間に架け渡された第二補強部材と、前記第一補強部材と前記第二補強部材との間に架け渡され、第二バネ掛け部を有する第三補強部材と、を備え、前記第一吊バネの他端は前記第二バネ掛け部に接続されている。

目的

本発明が解決しようとする課題は、水槽の吊持構造の強度が高いドラム式洗濯機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

前面に衣類投入口が設けられた筺体と、前記筺体の内部に配され第一バネ掛け部を有する水槽と、一端が前記第一バネ掛け部に接続され前記水槽を吊持する第一吊バネと、を備えたドラム式洗濯機であって、前記筺体は、前記前面側から見て左方部位となる左側板と、前記前面側から見て右方部位となる右側板と、前記左側板の上部に設けられた第一位置と前記右側板の上部に設けられた第二位置との間に架け渡された第一補強部材と、前記左側板の上部のうち第一位置よりも背面側となる部位に設けられた第三位置と前記右側板の上部のうち第二位置よりも背面側となる部位に設けられた第四位置との間に架け渡された第二補強部材と、前記第一補強部材と前記第二補強部材との間に架け渡され、第二バネ掛け部を有する第三補強部材と、を備え、前記第一吊バネの他端は前記第二バネ掛け部に接続されているドラム式洗濯機。

請求項2

前記水槽は、第三バネ掛け部をさらに備え、前記第三補強部材は、第四バネ掛け部をさらに備え、前記第三バネ掛け部と前記第四バネ掛け部との間に両端が接続された第二吊バネをさらに備える請求項1に記載のドラム式洗濯機。

請求項3

前記第二バネ掛け部は、樹脂材料により形成されている請求項1に記載のドラム式洗濯機。

請求項4

前記第二バネ掛け部及び前記第四バネ掛け部は、樹脂材料により形成されている請求項2に記載のドラム式洗濯機。

請求項5

前記第三補強部材は、全体がガラス繊維強化ポリプロピレンにより形成されている請求項1又は2に記載のドラム式洗濯機。

請求項6

前記第三補強部材は、金属材料により形成されており、前記第一吊バネの両端部のうち第二バネ掛け部に接続される端部は、樹脂製の第一摺動部材を介して前記第二バネ掛け部に接続されている請求項1に記載のドラム式洗濯機。

請求項7

前記第三補強部材は、金属材料により形成されており、前記第一吊バネの両端部のうち第二バネ掛け部に接続される端部は、樹脂製の第一摺動部材を介して前記第二バネ掛け部に接続されており、前記第二吊バネの両端部のうち第四バネ掛け部に接続される端部は、樹脂製の第二摺動部材を介して前記第四バネ掛け部に接続されている請求項2に記載のドラム式洗濯機。

請求項8

前記筐体は、上部の前面側となる位置に設けられた前天板をさらに備え、前記第一補強部材の最上部は、前記第二補強部材の最上部よりも低く設けられており、前記前天板の一部は、前記第一補強部材の少なくとも一部と上下方向に関して重なる位置に設けられた請求項1から7のうちいずれか一項に記載のドラム式洗濯機。

請求項9

前記水槽は、前記筺体の背面側から前面側へ向けて上り傾斜となっており、前記第一補強部材の最上部は、前記第二補強部材の最上部よりも高く設けられている請求項1から7のうちいずれか一項に記載のドラム式洗濯機。

請求項10

前記第三補強部材は、折れ曲がった形状を有する請求項8又は9に記載のドラム式洗濯機。

請求項11

前記左側板又は前記右側板に支持され、前記水槽内への給水に供する給水装置をさらに備え、前記給水装置は、前記第一補強部材及び前記第二補強部材のうち少なくとも一方によってさらに支持される請求項1から10のうちいずれか一項に記載のドラム式洗濯機。

請求項12

前記左側板又は前記右側板に支持され、投入された衣類を乾燥させる乾燥機構をさらに備え、前記乾燥機構の少なくとも一部は、前記第一補強部材及び前記第二補強部材のうち少なくとも一方によってさらに支持される請求項1から11のうちいずれか一項に記載のドラム式洗濯機。

技術分野

0001

本発明の実施形態は、ドラム式洗濯機に関する。

背景技術

0002

従来のドラム式洗濯機は、筺体両側板間に架け渡された補強部材の中央部に吊ばねを配し、その吊ばねによって水槽を上方より吊持していた。しかし、このような従来の吊持構造では、補強部材が水槽の重量に耐えられず変形してしまうことがあった。

先行技術

0003

特開2012−130511号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明が解決しようとする課題は、水槽の吊持構造の強度が高いドラム式洗濯機を提供することである。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を達成するため、実施形態のドラム式洗濯機は、前面に衣類投入口が設けられた筺体と、前記筺体の内部に配され第一バネ掛け部を有する水槽と、一端が前記第一バネ掛け部に接続され前記水槽を吊持する第一吊バネと、を備える。また、前記筺体は、前記前面側から見て左方部位となる左側板と、前記前面側から見て右方部位となる右側板と、前記左側板の上部に設けられた第一位置と前記右側板の上部に設けられた第二位置との間に架け渡された第一補強部材と、前記左側板の上部のうち第一位置よりも背面側となる部位に設けられた第三位置と前記右側板の上部のうち第二位置よりも背面側となる部位に設けられた第四位置との間に架け渡された第二補強部材と、前記第一補強部材と前記第二補強部材との間に架け渡され、第二バネ掛け部を有する第三補強部材と、を備え、前記第一吊バネの他端は前記第二バネ掛け部に接続されている。

図面の簡単な説明

0006

第一の実施形態のドラム式洗濯機の前面側からの外観斜視図
第一の実施形態のドラム式洗濯機の内部構造を示す前面側からの斜視図
第一の実施形態における給水装置及び乾燥フィルタケース支持構造を示す上方から見た平面図
第一の実施形態における水槽の吊持構造を示す側面図
第二の実施形態の摺動部材を示す側面図
第三の実施形態における水槽の吊持構造を示す側面図

実施例

0007

以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位については、同一の符号を付し、説明を省略する。
<第一の実施形態>
第一の実施形態のドラム式洗濯機は、乾燥運転に供する乾燥機構を備えた所謂ドラム式洗濯乾燥機である。以下、第一の実施形態のドラム式洗濯機について、図1から図4を参照しながら説明する。

0008

まず、主に図1を参照しながら、筺体100の外部構造について説明する。筺体100は、本実施形態のドラム式洗濯機の外面を形成するとともに、本体の骨格構造をなす。筺体100の前面(図1において左手前側)には、上前板101及び下前板102が設けられている。上前板101は、筺体100の前面のうち上側の部分をなし、衣類出し入れするための衣類投入口が設けられている。また、衣類投入口を開閉する扉116がヒンジ117を介して設けられている。扉116のうち、筺体100前面側から見て右上となる部分には、取手118が設けられている。扉116が閉じられた状態において取手118を引くと、ロック機構(図示せず)が解除され、扉116を開放することができる。なお、扉116、扉取付板300(図2参照)等を鏡像形状のものに変更すると、取手118を扉116の左上の位置に設けることができる。

0009

以下、各部の位置や向きを説明する際は、特に断りのない限り、筺体100の前面側を「手前」、背面側を「奥」として表現し、筺体100前面側から見て左方を「左」、右方を「右」として表現する。

0010

使用者洗剤投入するための洗剤ケース112は、その前面が上前板101と面一となるように設置されている。洗剤ケース112は、手前面に開口部を備えるが、この開口部は、普段は蓋113によって閉じられている。蓋113は、普段は洗剤ケース112の前面と面一となっているが、使用者によって押されると、図示しないヒンジを軸に奥側に回動して開き、使用者が前記開口部の縁に手指を掛けることができるようになる。使用者は、この開口部の縁に手指を掛けて手前に引くことによって、給水装置201の洗剤ケース収容部210(図2参照)から洗剤ケース112を引き出すことができる。

0011

下前板102は、筺体100の前面のうち下側の部分をなす。下前板102の左側部分には、循環フィルタ扉103が設けられている。詳しい説明は省略するが、本実施形態のドラム式洗濯機では、循環水路(図示せず)によって水槽200内の水を循環させながら洗濯が行われる。循環フィルタ扉103を開放すると、この循環水路中に設けられたリントフィルタを取り出せるようになっている。

0012

筺体100の上部には、前天板104、後天板107及び操作パネル111が設けられている。前天板104は、筺体100の上部うちの手前側の部位をなし、前天板104の上には、さらに操作パネル111が配されている。操作パネル111は、電源入ボタン105、電源切ボタン106及び静電タッチパネル部120を備える。電源入ボタン105及び電源切ボタン106は、機械式のスイッチであり、使用者に押されることで、それぞれ主電源オン及びオフにする。図示はしないが、静電タッチパネル部120は、操作面の裏側にLEDと電極フィルムとを備えており、LEDの点灯によって使用者に種々の表示を行い、電極フィルムの静電容量の変化を通じて使用者によるタッチ操作を検知する。

0013

後天板107は、筺体100の上面のうち奥側の部位をなす。給水口202及び風呂水口204が、後天板107に設けられた開口を通じて機外に臨んでいる。給水口202は、図示しない給水ホースを介して外部の水道に接続されている。給水弁203a(図3参照)を開くと、洗剤ケース112の洗剤投入部(図示せず)を通じて水槽200内へ給水が行われ、給水弁203b(図3参照)を開くと洗剤ケース112の柔軟仕上げ剤投入部(図示せず)を通じて水槽200内へ給水が行われる。風呂水口204には、図示しない風呂水ホースの一端が接続される。この風呂水ホースの他端を風呂残水内に導入した状態で風呂水ポンプ205(図3参照)を駆動することによって、前記風呂水ホース及び風呂水口204を通じて風呂の残水を機内に取り込むことができる。

0014

後天板107のうち右手前側には、乾燥フィルタ収容部211(図2参照)に連通する開口部が設けられており、この開口部を通じて乾燥フィルタ収容部211から乾燥フィルタ114を出し入れすることができる。乾燥フィルタ114を乾燥フィルタ収容部211に収容した状態において、乾燥フィルタ114の上面は、後天板107と面一となる。

0015

乾燥フィルタ114は、その上面に開口部を備えるが、普段は蓋115によって閉じられている。蓋115は、普段は乾燥フィルタ114の上面と面一となっているが、使用者によって押されると、図示しないヒンジを軸に下方に回動して開き、使用者が前記開口部の縁に手指を掛けることができるようになる。使用者は、この開口部の縁に手指を掛けて上方向に持ち上げることによって、乾燥フィルタ114を乾燥フィルタ収容部211から取り出すことができる。乾燥フィルタ114の機能については後述する。

0016

左側板108a及び右側板108bは、それぞれ筺体100の左右の側面をなす。底板109は、筺体100の底面をなすとともに、種々の部品を下方から支持し、特に、図示しないサスペンションを介して水槽200を支持する。後上板110は、筺体100の背面の上部をなす。図示しないが、筺体100の背面の下部は、後下板によって形成される。

0017

主に図2から図4を参照しながら、本実施形態のドラム式洗濯機の内部構造について説明する。なお、図2は、筺体100のうち上前板101、前天板104、後天板107、右側板108b、後下板等を外した状態における内部斜視図であり、見易くするために、水槽200の排気口206と乾燥フィルタケース207とを接続する排気ダクトが省略されている。

0018

筺体100の内部の中心には、有底円筒状に形成された水槽200が、その開口部119b(図4参照)を手前側やや上方を向けた状態で配されている。図示はしないが、水槽200の内部には、有底円筒状に形成された回転ドラムが、その開口部が扉取付板300の開口部119a(図2図3参照)と連なるように配されている。水槽200の開口部119b及び回転ドラムの開口部は、扉取付板300の開口部119aや衣類投入口と連なり、これらを通じて回転ドラム内から衣類を出し入れすることができる。

0019

筺体100の内部において左側上部には、給水装置201が設けられており、給水装置201は、洗剤ケース収容部210と開口部212を備えている。開口部212は、筺体100の前面側を向いており、洗剤ケース収容部210と機外とを連通する。この開口を通じて、洗剤ケース112は、洗剤ケース収容部210から出し入れされる。

0020

筺体100の内部において右側上部には、乾燥機構の一部を構成する乾燥フィルタケース207が設けられており、乾燥フィルタケース207は、乾燥フィルタ収容部211及び開口部213を備えている。開口部213は、上方を向いており、乾燥フィルタ収容部211と機外とを連通する。開口部213を通じて、乾燥フィルタ114は、乾燥フィルタ収容部211から出し入れされる。乾燥フィルタケース207は、水槽200の排気口206に接続された排気ダクト(図示せず)と接続ダクト209(図2参照)とを接続して乾燥機構の風路の一部をなすとともに、乾燥フィルタ114によって空気中のリント捕獲し、下流のヒートポンプユニット(図示せず)をリントから保護する。また、乾燥フィルタケース207の上部には、機外排気口208(図3参照)が開閉可能に設けられており、図示しない制御装置制御信号に応じて開閉される。

0021

接続ダクト209の上端は、乾燥フィルタケース207の下部のうち奥側の部位と接続されている。接続ダクト209は、この接続部から下方に伸びており、下端が図示しないヒートポンプユニットと接続されている。接続ダクト209を通じて送られてきた空気は、このヒートポンプユニットによって除湿加熱されて、図示しない給気口から再度水槽200内へ導入される。

0022

上前板101の裏側となる位置には、扉取付板300が設けられている。扉取付板300は、ステンレス鋼板により形成された部材であり、中央には、前記衣類投入口と連なる開口部119aが設けられている。扉取付板300は、両側板108a及び108bや上前板101とネジ止めされており、ヒンジ117を介して扉116を支持するとともに、筺体100の強度を高めている。

0023

第一補強部材301、第二補強部材302及びスプリングホルダ303は、筺体100の強度を高めるとともに、水槽200、給水装置201及び乾燥フィルタケース207の支持構造を形成する。

0024

第一補強部材301は、ステンレス鋼板により形成された部材であり、下側が開口したコの字状の概形を有するとともに、細部には複雑な凹凸形状が設けられて強度が高められている。第一補強部材301は、左側板108aの上部のうち手前側の位置と右側板108bの上部のうち手前側の位置との間に架け渡されており、ネジ309a及び309bによって左側板108aに、ネジ309c及び309dによって右側板108bに固定されている。

0025

第一補強部材301の上面のうち手前側の部分には、前天板104が覆いかぶさって当接している。これによって、製品の組み立て時において、第一補強部材301が前天板104の位置合わせの基準となるので、製品の製造が容易となる。また、前天板104に下向きの力が加わったとき(例えば、使用者が前天板104上に手をついたとき)、第一補強部材301が前天板104を支えるため、前天板104の変形が抑制される。一方、第一補強部材301の上面のうち奥側の部分には、後天板107が覆いかぶさって当接している。

0026

第二補強部材302は、第一補強部材301と同様に、ステンレス鋼板により形成され、下側が開口したコの字状の概形を有するとともに、細部には複雑な凹凸形状が設けられて強度が高められている。第二補強部材302は、左側板108aの上部のうち奥側の位置と右側板108bの上部のうち奥側の位置との間に架け渡されており、ネジ309e及び309fによって左側板108aに、ネジ309g及び309hによって右側板108bに固定されている。

0027

第二補強部材302の上部は、後天板107に当接しており、後天板107に下向きの力が加わったとき、第二補強部材302が後天板107を支えるため、後天板107の変形が抑制される。

0028

図2に示すように、第一補強部材301の上面は、第二補強部材302の上面よりも低くなっている。これによって、操作パネル111を配するスペースを効率よく確保することができる。というのは、操作パネル111は、操作面をなすガラス材、裏側に配されるLED、回路基板等を含むため厚みが大きく、従って、第一補強部材301の高さと第二補強部材302の高さを同一とすると、操作パネル111の厚み分だけ前天板104の上面をより高くしたり、操作パネル111を小さくして前天板104のうち手前側部分(上下方向に関して第一補強部材301と重ならない位置)のみに配したりしなければならないからである。

0029

スプリングホルダ303は、ガラス繊維を含有するポリプロピレンガラス繊維強化ポリプロピレン)によって形成された部材であり、第一補強部材301と第二補強部材302との間に架け渡されている。図4に示すように、スプリングホルダ303は、一端に設けられた第一当接部312と、第一当接部312から上向きに折れ曲がる折曲部318aと、折曲部318aから上り傾斜となるように形成された斜面部313と、斜面部313から水平に折れ曲がる折曲部318bと、折曲部318bから水平に(第一当接部312と並行に)形成された平坦部314と、平坦部314から連続し、スプリングホルダ303のもう一端をなす第二当接部315と、を備える。このように、スプリングホルダ303を折れ曲がった形状とすることによって、スプリングホルダ303の強度を高めるとともに、第一補強部材301と第二補強部材302との間に高低差があるにもかかわらず、これらの間にスプリングホルダ303を架橋することができる。

0030

また、スプリングホルダ303は、爪部304及びピン305を備えている。爪部304は、斜面部313に設けられた爪状の部位であり、第一補強部材301の縁に上面側から引っ掛かっている。爪部304は、スプリングホルダ303と第一補強部材301との位置合わせに供するとともに、後述するネジ306a〜306dにかかる負荷を軽減し、ネジ306a〜306dの緩みを抑制する。ピン305は、第二当接部315の下面に設けられた突起である。ピン305は、第二補強部材302を上下に貫通する穴に挿入されており、これによってスプリングホルダ303と第二補強部材302とが位置合わせされる。

0031

スプリングホルダ303は、爪部304が第一補強部材301の上部と引っ掛かるとともに、第一当接部312が第一補強部材301の下面に当接した状態で、ネジ306a〜306dによって留められている。ネジ306a〜306dは、第一補強部材301を、その上面側から貫通し、第一当接部312の下方に設けられたネジボス(図示せず)に捩じ込まれて留められている。また、スプリングホルダ303は、第二当接部315が第二補強部材302の上面に当接するとともに、ピン305(図4参照)が第二補強部材302に設けられた穴に挿入されて位置合わせされた状態で、ネジ306e及び306fによって留められている。ネジ306e及び306fは、第二当接部315の上面からスプリングホルダ303を貫通し、第二補強部材302に設けられたネジ穴(図示せず)に捩じ込まれて留められている。

0032

平坦部314の下方には、引掛け穴311a及び311bが設けられている。図4に示すように、引掛け穴311aは、水槽200の上部のうち手前側の位置に設けられた引掛け穴311cに、吊バネ310aを介して接続されている。吊バネ310aは、一端部のフック316aが引掛け穴311aに引っ掛けられ、他端部のフック316bが引掛け穴311cに引っ掛けられている。一方、引掛け穴311bは、水槽200の上部のうち奥側の位置に設けられた引掛け穴311dに、吊バネ310bを介して接続されている。吊バネ310bは、一端部のフック316cが引掛け穴311bに引っ掛けられ、他端部のフック316dが引掛け穴311dに引っ掛けられている。このようにして、スプリングホルダ303は、吊バネ310a及び310bを介して水槽200を吊持している。

0033

運転中、水槽200には大きな振動が生じるため、吊バネ310a及び310bの端部(それぞれフック316a及び316c)は、それぞれ引掛け穴311a及び311bの縁と摺動する。スプリングホルダ303は、鋼板ではなくガラス繊維強化ポリプロピレンによって形成されているので、摺動によって異音が発生したり、フック316a及び316cが摩擦に耐えられずに切れたりするのを防ぐことができ、かつ、十分な強度を確保できる。なお、部品点数製造工程数が増えてしまうが、スプリングホルダ303全体でなく引掛け穴311a及び311bの周辺のみ樹脂製とすることもできる。

0034

最後に、両側板108a及び108bと、第一補強部材301と、第二補強部材302とによる給水装置201及び乾燥フィルタケース207の支持構造について説明する。
給水装置201は、ネジ309i及び309jによって左側板108aに固定されている。また、給水装置201は、係合部307によって第一補強部材301に引っ掛かるともに、ネジ309k及び309lによって第一補強部材301に固定されている。さらに、給水装置201は、ネジ309mによって第二補強部材302にも固定されている。このようにして、給水装置201は、左側板108a、第一補強部材301及び第二補強部材302によって支持される。

0035

乾燥フィルタケース207は、ネジ309n及び309oによって右側板108bに固定されている。また、乾燥フィルタケース207は、係合部308aによって第一補強部材301に引っ掛かり、係合部308bによって第二補強部材302に引っ掛かっている。このようにして、乾燥フィルタケース207は、右側板108b、第一補強部材301及び第二補強部材302に支持される。

0036

給水装置201や乾燥フィルタケース207を、側板108a又は108bのみによって支持する場合、運転中に、給水装置201や乾燥フィルタケース207がその支持部を軸に振動し、騒音の原因となったり側板108a又は108bの歪みの原因となったりすることがある。本実施形態の支持構造によれば、上記のように、給水装置201や乾燥フィルタケース207を、両側板108a及び108bだけでなく第一補強部材301及び第二補強部材302によっても支持するので、給水装置201や乾燥フィルタケース207の振動を抑制することができる。

0037

本実施形態によれば、スプリングホルダ303をガラス繊維強化ポリプロピレンにより形成することによって、スプリングホルダ303を一部材で構成しながらも、高い強度を確保するとともに、フック316a及び316cが摩擦により破損したり異音が発生したりするのを防ぐことができる。

0038

<第二の実施形態>
第二の実施形態について、主に図5を参照しながら、第一の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態のドラム式洗濯機のスプリングホルダ303は、全体がステンレス鋼によって形成されている。また、フック316a及び316cには、それぞれ樹脂製の摺動部材317a及び318bが設けられている。摺動部材317a及び317bとしては、例えば、管状に形成された軟質樹脂(例えばポリウレタン)を用いると良い。管状に形成された軟質樹脂を用いる場合、摺動部材317a及び317bの管の穴のなかに、それぞれフック316a及び316cを通すだけで、摺動部材317a及び317bの取り付けが可能である。

0039

摺動部材317a及び317bとしては、ポリウレタン等の軟質樹脂だけでなく、ポリプロピレンやABS樹脂等の硬質樹脂を用いることもできる。この場合、例えば、フック316a及び316cの内周に沿う形状に摺動部材317a及び317bを形成し、フック316a及び316cの内周に、それぞれ摺動部材317a及び317bを接着すれば良い。

0040

本実施形態によれば、フック316a及び316cに樹脂製の部材を取り付けることにより、フック316a及び316cがステンレス鋼製のスプリングホルダ303に直接接触しない。このため、引掛け穴311aや引掛け穴311bがステンレス鋼で形成されているにもかかわらず、フック316a及び316cが破損したり異音が発生したりするのを防ぐことができる。
なお、本実施形態において、スプリングホルダ303は、ステンレス鋼でなくアルミニウム系合金等の他の金属材料によって形成しても良い。

0041

<第三の実施形態>
第三の実施形態について、主に図6を参照しながら、第一の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態では、第一の実施形態と異なり、第一補強部材301の上面は、第二補強部材302の上面よりも高くなっている。スプリングホルダ303は、第一補強部材301と第二補強部材302との間に架け渡されているが、第一の実施形態とは異なり、第一補強部材301に第二当接部315が当接し、第二補強部材302に第一当接部312が当接している。即ち、手前側から奥側へ向けて、斜面部313が下り傾斜となっている。

0042

第一の実施形態と同様に、スプリングホルダ303は、爪部304及びピン305を備えている。爪部304は、第二補強部材302の縁に上面側から引っ掛かっており、ピン305は、第一補強部材301を上下に貫通する穴に挿入されており、これによってスプリングホルダ303と第一補強部材301とが位置合わせされる。

0043

スプリングホルダ303は、爪部304が第二補強部材302の上部と引っ掛かるとともに、第一当接部312が第二補強部材302の下面に当接した状態で、ネジ306h及び図示しない3本のネジによって留められている。これら4本のネジは、第二補強部材302を、その上面側から貫通し、第一当接部312の下方に設けられたネジボス(図示せず)に捩じ込まれて留められている。また、スプリングホルダ303は、第二当接部315が第一補強部材301の上面に当接するとともに、ピン305が第一補強部材302に設けられた穴に挿入されて位置合わせされた状態で、ネジ306g及び図示しない一本のネジによって留められている。これら2本のネジは、第二当接部315の上面からスプリングホルダ303を貫通し、第二補強部材302に設けられたネジ穴に捩じ込まれて留められている。

0044

図示はしないが、給水装置201及び乾燥フィルタケース207の前側部位は、第一の実施形態と同様に、第一補強部材301の下をくぐるように配されており、それぞれの上部が第一補強部材301に固定されている。一方、給水装置201及び乾燥フィルタケース207の後側部位は、第二補強部材302の上を跨ぐように配されており、それぞれの下部が第二補強部材302に固定されている。

0045

水槽が前上がりに設けられたドラム式洗濯機においては、筺体の前側上部にスペースが少ないことが多い。本実施形態によれば、第一補強部材301を第二補強部材302よりも高くし、第一補強部材301と第二補強部材302との間に折れ曲がったスプリングホルダ303を架け渡すことにより、第一補強部材301、給水装置201及び乾燥フィルタケース207が水槽200と干渉しないようにするとともに、スプリングホルダ303の強度を高めることができる。

0046

以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、両側板間に架け渡された第一補強部材及び第二補強部材の間に、第三補強部材たるスプリングホルダを架け渡し、スプリングホルダが吊バネを介して水槽を吊持する構成とすることによって、水槽の重量を第一補強部材及び第二補強部材の二つで受け止めるため、水槽の吊持構造の強度を高くすることができる。

0047

本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

0048

図面中、100は筺体、108aは左側板、108bは右側板、114は乾燥フィルタ、207は乾燥フィルタケース(乾燥機構の一部)、200は水槽、201は給水装置、300は扉取付板、301は第一補強部材、302は第二補強部材、303はスプリングホルダ(第三補強部材)、304は爪部、305はピン、310aは吊バネ(第一吊バネ)、310bは吊バネ(第二吊バネ)、311aは引掛け穴(第二バネ掛け部)、311bは引掛け穴(第四バネ掛け部)、311cは引掛け穴(第一バネ掛け部)、311dは引掛け穴(第三バネ掛け部)、317aは摺動部材(第一摺動部材)、317bは摺動部材(第二摺動部材)を示す。

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