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技術 遊技用装置、景品交換装置及び遊技用システム

出願人 株式会社三共
発明者 小倉敏男菅家正隆浦田皓州
出願日 2015年6月19日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2015-123697
公開日 2017年1月12日 (4年10ヶ月経過) 公開番号 2017-006301
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 消費信号 連結ボックス 終端ボックス 制御欄 加算カウンタ 有線通信モジュール ユニット信号 締め時刻
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

遊技機での遊技を定量制及び非定量制で運用するための設定を可能とし、記録媒体から特定される所有遊技価値の使用を適切に制限する。

解決手段

第1遊技用システム1Aでは、パチンコ機2に対応してカードユニット3が設けられる。カードユニット3は、遊技用カード受け付け、受け付けた遊技用カードから特定される所有遊技価値を、パチンコ機2で使用可能とするための処理を実行する。カードユニット3は、パチンコ機2での遊技を定量制にて運用するための定量設定と非定量制にて運用するための非定量設定とを設定可能である。カードユニット3は、設定が定量設定である場合には、定量設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値であることを特定可能に遊技用カードを返却し、設定が非定量設定である場合には、非定量設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値であることを特定可能に遊技用カードを返却する。

概要

背景

パチンコ店スロット店等の店舗に設置されるパチンコ機スロットマシンといった遊技機での遊技を管理する管理装置として、遊技機から払い出される遊技媒体数と遊技機に投入される遊技媒体数との差数が定量となったことを判定して、外部に出力可能な管理装置が考案されている(例えば特許文献1)。

また、遊技者が獲得した出玉所定数に達した場合に遊技を中止させるいわゆる打ち止めを、大当り中に実行するか大当り終了後に実行するかを設定可能な遊技用装置が考案されている(例えば特許文献2)。

概要

遊技機での遊技を定量制及び非定量制で運用するための設定を可能とし、記録媒体から特定される所有遊技価値の使用を適切に制限する。第1遊技用システム1Aでは、パチンコ機2に対応してカードユニット3が設けられる。カードユニット3は、遊技用カード受け付け、受け付けた遊技用カードから特定される所有遊技価値を、パチンコ機2で使用可能とするための処理を実行する。カードユニット3は、パチンコ機2での遊技を定量制にて運用するための定量設定と非定量制にて運用するための非定量設定とを設定可能である。カードユニット3は、設定が定量設定である場合には、定量設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値であることを特定可能に遊技用カードを返却し、設定が非定量設定である場合には、非定量設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値であることを特定可能に遊技用カードを返却する。

目的

本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技機での遊技を定量制及び非定量制で運用するための設定を可能とし、記録媒体から特定される所有遊技価値の使用を適切に制限することのできる遊技用装置等を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

遊技機に対応して設けられる遊技用装置であって、遊技機で遊技する遊技者所有する遊技価値である所有遊技価値を特定可能な記録媒体受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた記録媒体から特定される所有遊技価値を、前記遊技機で使用可能とするための処理を実行する遊技可能化処理手段と、遊技機での遊技を定量制にて運用するための第1設定と、遊技機での遊技を非定量制にて運用するための第2設定とを含む複数の設定のうちのいずれかを設定可能な設定手段と、前記記録媒体から特定される所有遊技価値の使用を制限する制限手段と、を備え、前記制限手段は、前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記記録媒体から特定される他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限し、前記受付手段は、前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記第1設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値であることを特定可能に記録媒体の受付を解除し、前記設定手段による前記設定が前記第2設定である場合には、前記第2設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値であることを特定可能に記録媒体の受付を解除する、ことを特徴とする遊技用装置。

請求項2

請求項1に記載した遊技用装置であって、前記遊技機は、遊技媒体を用いた遊技を行う遊技機であり、前記所有遊技価値には、前記遊技者が所有する遊技媒体数である所有遊技媒体数が含まれ、前記所有遊技媒体数を計数する計数手段をさらに備え、前記制限手段は、前記計数手段で計数された所有遊技媒体数の使用を制限可能であり、前記受付手段は、前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記第1設定の遊技用装置で計数された第1所有遊技媒体数であることを特定可能に記録媒体の受付を解除し、前記設定手段による前記設定が前記第2設定である場合には、前記第2設定の遊技用装置で計数された第2所有遊技媒体数であることを特定可能に記録媒体の受付を解除する、ことを特徴とする遊技用装置。

請求項3

請求項1又は2に記載した遊技用装置であって、前記制限手段は、前記設定手段による前記設定が前記第2設定である場合には、前記記録媒体から特定される前記設定手段による前記設定が前記第2設定である他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限しないことを特徴とする遊技用装置。

請求項4

請求項1〜3のいずれか一項に記載した遊技用装置であって、前記制限手段による制限がなされた場合に、所定報知を実行する報知手段をさらに備えることを特徴とする遊技用装置。

請求項5

請求項1〜4のいずれか一項に記載した遊技用装置であって、前記所有遊技価値には、前記遊技者が所有する遊技媒体数である所有遊技媒体数が含まれ、前記所有遊技媒体数を計数する計数手段をさらに備え、前記制限手段は、自装置の前記計数手段で計数された所有遊技媒体数については使用を制限しないことを特徴とする遊技用装置。

請求項6

遊技機での遊技に用いられ、遊技機で遊技する遊技者が所有する遊技価値である所有遊技価値を特定可能な記録媒体から特定される所有遊技価値に基づいて、景品交換のための処理を実行する景品交換装置であって、前記所有遊技価値は、遊技機に対応して設けられる遊技用装置であって、前記記録媒体を受け付け、受け付けた記録媒体から特定される所有遊技価値を、前記遊技機で使用可能とするための処理を実行し、遊技機での遊技を定量制にて運用するための第1設定と、遊技機での遊技を非定量制にて運用するための第2設定とを含む複数の設定のうちのいずれかを設定可能であり、前記設定が前記第1設定である場合には、前記記録媒体から特定される他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限し、前記設定が前記第1設定である場合には、前記第1設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値であることを特定可能に記録媒体の受付を解除し、前記設定が前記第2設定である場合には、前記第2設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値であることを特定可能に記録媒体の受付を解除する遊技用装置で獲得される所有遊技価値であり、前記記録媒体から前記第1所有遊技価値を特定する第1特定手段と、前記記録媒体から前記第2所有遊技価値を特定する第2特定手段と、前記第1特定手段により特定された前記第1所有遊技価値と前記第2特定手段により特定された前記第2所有遊技価値とのそれぞれに基づいて、景品交換のための処理である景品交換処理を実行する景品交換処理手段と、を備えることを特徴とする景品交換装置。

請求項7

請求項6に記載した景品交換装置であって、前記景品交換処理手段は、前記第1所有遊技価値と前記第2所有遊技価値とを合算した合算所有遊技価値に基づいて、前記景品交換処理を実行可能であることを特徴とする景品交換装置。

請求項8

請求項6又は7に記載した景品交換装置であって、前記第1所有遊技価値と前記第2所有遊技価値とを区別して表示可能な表示手段をさらに備えることを特徴とする景品交換装置。

請求項9

遊技機に対応して設けられる遊技用装置と、前記遊技用装置と通信可能に接続された管理装置とを含む遊技用システムであって、遊技機で遊技する遊技者が所有する遊技価値である所有遊技価値を特定可能な記録媒体を受け付ける受付手段と、前記受付手段で受け付けた記録媒体から特定される所有遊技価値を、前記遊技機で使用可能とするための処理を実行する遊技可能化処理手段と、遊技機での遊技を定量制にて運用するための第1設定と、遊技機での遊技を非定量制にて運用するための第2設定とを含む複数の設定のうちのいずれかを設定可能な設定手段と、前記記録媒体から特定される所有遊技価値の使用を制限する制限手段と、を備え、前記制限手段は、前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記記録媒体から特定される他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限し、前記受付手段は、前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記第1設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値であることを特定可能に記録媒体の受付を解除し、前記設定手段による前記設定が前記第2設定である場合には、前記第2設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値であることを特定可能に記録媒体の受付を解除する、ことを特徴とする遊技用システム。

技術分野

0001

本発明は、遊技機に対応して設けられる遊技用装置景品交換装置及び遊技用システムに関する。

背景技術

0002

パチンコ店スロット店等の店舗に設置されるパチンコ機スロットマシンといった遊技機での遊技を管理する管理装置として、遊技機から払い出される遊技媒体数と遊技機に投入される遊技媒体数との差数が定量となったことを判定して、外部に出力可能な管理装置が考案されている(例えば特許文献1)。

0003

また、遊技者が獲得した出玉所定数に達した場合に遊技を中止させるいわゆる打ち止めを、大当り中に実行するか大当り終了後に実行するかを設定可能な遊技用装置が考案されている(例えば特許文献2)。

先行技術

0004

特開2009−101040号公報
特開平6−126039号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、遊技客は、1つの遊技機で遊技を行う場合に限らず、複数の遊技機を渡り歩いて遊技を行う場合が多いと考えられる。上記の特許文献に開示されているように、出玉や差玉が定量となった場合に遊技を中止させる定量制と遊技を中止させない非定量制との2種類の運用を行う店舗では、遊技客は、定量制の遊技機と非定量制の遊技機とを跨いで遊技を行うことが想定される。しかし、定量制の遊技機と非定量制の遊技機とでは運用が異なるため、遊技者が一の遊技機での遊技で獲得した所有遊技価値を、他の遊技機での遊技においてどのように取り扱うかについて考慮する必要がある。

0006

本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技機での遊技を定量制及び非定量制で運用するための設定を可能とし、記録媒体から特定される所有遊技価値の使用を適切に制限することのできる遊技用装置等を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、上記の課題を解決するために、次のような手段を採る。なお、後述する発明を実施するための形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために付記するが、本発明の構成要素は該符号を付したものには限定されない。

0008

手段1に係る発明は、
遊技機(パチンコ機2、封入方式パチンコ機2´、スロットマシン1000、遊技点方式スロットマシン1000´等)に対応して設けられる遊技用装置(カードユニット3、1100等)であって、
遊技機で遊技する遊技者が所有する遊技価値である所有遊技価値(所有遊技媒体数プリペイド残額、所有遊技点数等)を特定可能な記録媒体(遊技用カード会員カードビジターカード)、遊技者端末等)を受け付ける受付手段(カード挿入口309、カードR/W327等)と、
前記受付手段で受け付けた記録媒体から特定される所有遊技価値を、前記遊技機で使用可能とするための処理(玉貸処理、玉払出処理、玉計数処理、玉合算処理、玉分割処理、玉共有処理等)を実行する遊技可能化処理手段(処理部310等)と、
遊技機での遊技を定量制にて運用するための第1設定(定量設定)と、遊技機での遊技を非定量制にて運用するための第2設定(非定量設定)とを含む複数の設定のうちのいずれかを設定可能な設定手段(設定部310a等)と、
前記記録媒体から特定される所有遊技価値の使用を制限する制限手段(カード使用制限部310b等)と、
を備え、
前記制限手段は、前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記記録媒体から特定される他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限し(図19の会員カード使用制限処理のG9、G19、図20のビジターカード使用制限処理のJ9、J19、図21のカード使用処理のL5等)、
前記受付手段は、
前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記第1設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値(定量貯玉数、定量持玉数等)であることを特定可能に記録媒体の受付を解除し(図18のカード使用制限処理のE19等)、
前記設定手段による前記設定が前記第2設定である場合には、前記第2設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値(非定量貯玉数、非定量持玉数等)であることを特定可能に記録媒体の受付を解除する(図18のカード使用制限処理のE19等)、
ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、遊技機での遊技を定量制及び非定量制で運用するための設定を可能とし、記録媒体から特定される所有遊技価値の使用を適切に制限することのできる遊技用装置を提供することができる。また、第1設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値と、第2設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値とを記録媒体から特定可能とすることができる。

0009

手段2に係る発明は、
手段1に記載した遊技用装置であって、
前記遊技機は、遊技媒体遊技球遊技メダル等)を用いた遊技を行う遊技機であり、
前記所有遊技価値には、前記遊技者が所有する遊技媒体数である所有遊技媒体数(貯玉数、持玉数等)が含まれ、
前記所有遊技媒体数を計数する計数手段(計数払出ユニット380等)をさらに備え、
前記制限手段は、前記計数手段で計数された所有遊技媒体数の使用を制限可能であり、
前記受付手段は、
前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記第1設定の遊技用装置で計数された第1所有遊技媒体数(定量設定のカードユニット3のローカル計数玉数等)であることを特定可能に記録媒体の受付を解除し(図18のカード使用制限処理のE19等)、
前記設定手段による前記設定が前記第2設定である場合には、前記第2設定の遊技用装置で計数された第2所有遊技媒体数(非定量設定のカードユニット3のローカル計数玉数等)であることを特定可能に記録媒体の受付を解除する(図18のカード使用制限処理のE19等)、
ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、他の遊技用装置で計数された所有遊技媒体数を、第1設定の遊技用装置に対応する遊技機での遊技に使用させないようにすることができる。また、第1設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技媒体数と、第2設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技媒体数とを記録媒体から特定可能とすることができる。

0010

手段3に係る発明は、
手段1又は2に記載した遊技用装置であって、
前記制限手段は、前記設定手段による前記設定が前記第2設定である場合には、前記記録媒体から特定される前記設定手段による前記設定が前記第2設定である他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限しない(図21のカード使用処理のL7等)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、設定が第2設定である他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値を、設定が第2設定である遊技用装置で使用可能とすることができる。

0011

手段4に係る発明は、
手段1〜3のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記制限手段による制限がなされた場合に、所定報知(制限がなされる旨の報知制限項目の報知等)を実行する報知手段(表示部355、音出力部350、発光部等)をさらに備えることを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、所有遊技価値の使用が制限されていることを遊技者に報知することができる。

0012

手段5に係る発明は、
手段1〜4のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記制限手段は、前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記記録媒体から特定される前記設定手段による前記設定が前記第1設定である他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限する(図19の会員カード使用制限処理のG9、図20のビジターカード使用制限処理のJ9、図20の会員カード使用処理のL5等)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、設定が第1設定である他の遊技用装置で遊技者が獲得した所有遊技価値を、設定が第1設定である遊技用装置において使用することを制限することができる。

0013

手段6に係る発明は、
手段1〜5のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記制限手段は、前記設定手段による前記設定が前記第2設定である場合には、前記記録媒体から特定される前記設定手段による前記設定が前記第1設定である他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限する(図19の会員カード使用制限処理のG29、図20のビジターカード使用制限処理のJ29、図20の会員カード使用処理のL5等)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、設定が第1設定である他の遊技用装置で遊技者が獲得した所有遊技価値を、設定が第2設定である遊技用装置において使用することを制限することができる。

0014

手段7に係る発明は、
手段1〜6のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記制限手段は、前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記記録媒体から特定される前記設定手段による前記設定が前記第2設定である他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限する(図19の会員カード使用制限処理のG19、図20のビジターカード使用制限処理のJ19、図20の会員カード使用処理のL5等)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、設定が第2設定である他の遊技用装置で遊技者が獲得した所有遊技価値を、設定が第1設定である遊技用装置において使用することを制限することができる。

0015

手段8に係る発明は、
手段6又は7に記載した遊技用装置であって、
前記所有遊技価値には、前記遊技者が所有する遊技媒体数である所有遊技媒体数(貯玉数、持玉数等)及び前記遊技者が所有する有価価値である所有有価価値(プリペイド残額、カード残額等)が含まれ、
前記制限手段は、前記所有遊技媒体数の使用は制限する(図17のカード使用制限設定用テーブル683の制限項目)が、前記所有有価価値の使用は制限しない(図17のカード使用制限設定用テーブル683の許可項目)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、所有有価価値の使用ができなくなるという遊技者の不便を防止できる。

0016

手段9に係る発明は、
手段1〜8のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記制限手段は、自装置で使用された記録媒体から特定される所有遊技価値については使用を制限しない(図7のカード使用制限設定用テーブル683の設定「一致」)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、遊技者が一時的に離席したような場合に、記録媒体から特定される所有遊技価値の使用ができなくなるという遊技者の不都合を防止できる。

0017

この場合、手段9に記載した遊技用装置において、
前記所有遊技価値には、前記遊技者が所有する遊技媒体数である所有遊技媒体数(貯玉数、持玉数等)が含まれ、
前記所有遊技媒体数を計数する計数手段(計数払出ユニット380等)をさらに備え、
前記制限手段は、自装置の前記計数手段で計数された所有遊技媒体数については使用を制限しない(図7のカード使用制限設定用テーブル683の設定「一致」)ことを特徴とする遊技用装置を構成するようにしてもよい。
これによれば、遊技者が一時的に離席したような場合に、計数済みの所有遊技媒体数の使用ができなくなるという遊技者の不都合を防止できる。

0018

手段10に係る発明は、
手段1〜9のいずれか1つに記載した遊技用装置であって、
前記設定手段は、設定用情報設定用データ691等)を配信可能な配信装置ホールコンピュータ6等)から配信される前記設定用情報に基づいて前記設定を行うことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、配置装置から配信される設定用情報に基づいて、簡易且つ適切に設定を行うことができる。

0019

手段11に係る発明は、
遊技機(パチンコ機2、封入方式パチンコ機2´、スロットマシン1000、遊技点方式スロットマシン1000´等)での遊技に用いられ、遊技機で遊技する遊技者が所有する遊技価値である所有遊技価値(所有遊技媒体数、プリペイド残額、所有遊技点数等)を特定可能な記録媒体(遊技用カード(会員カード、ビジターカード)、遊技者端末等)から特定される所有遊技価値に基づいて、景品交換のための処理を実行する景品交換装置(景品交換POS端末9)であって、
前記所有遊技価値は、遊技機に対応して設けられる遊技用装置であって、前記記録媒体を受け付け、受け付けた記録媒体から特定される所有遊技価値を、前記遊技機で使用可能とするための処理を実行し、遊技機での遊技を定量制にて運用するための第1設定と、遊技機での遊技を非定量制にて運用するための第2設定とを含む複数の設定のうちのいずれかを設定可能であり、前記設定が前記第1設定である場合には、前記記録媒体から特定される他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限し、前記設定が前記第1設定である場合には、前記第1設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値であることを特定可能に記録媒体の受付を解除し、前記設定が前記第2設定である場合には、前記第2設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値であることを特定可能に記録媒体の受付を解除する遊技用装置で獲得される所有遊技価値であり、
前記記録媒体から前記第1所有遊技価値を特定する(図22景品交換処理のN19等)第1特定手段(景品交換処理部911等)と、
前記記録媒体から前記第2所有遊技価値を特定する(図22の景品交換処理のN19等)第2特定手段(景品交換処理部911等)と、
前記第1特定手段により特定された前記第1所有遊技価値と前記第2特定手段により特定された前記第2所有遊技価値とのそれぞれに基づいて、景品交換のための処理である景品交換処理を実行する(図22の景品交換処理のN29、N31、N33等)景品交換処理手段(特殊景品交換処理部913等)と、
を備えることを特徴とする景品交換装置である。
これによれば、第1設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値と、第2設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値とのそれぞれを用いて、遊技者が景品交換を行うことが可能となる。

0020

手段12に係る発明は、
手段11に記載した景品交換装置であって、
前記景品交換処理手段は、前記第1所有遊技価値と前記第2所有遊技価値とを合算した合算所有遊技価値(合算貯玉数、合算持玉数等)に基づいて、前記景品交換処理を実行可能であることを特徴とする景品交換装置である。
これによれば、第1所有遊技価値と第2所有遊技価値とを合算した合算所有遊技価値を用いて、遊技者が景品交換を行うことが可能となる。

0021

手段13に係る発明は、
手段11又は12に記載した景品交換装置であって、
前記第1所有遊技価値と前記第2所有遊技価値とを区別して表示可能(図22の景品交換処理のN21等)な表示手段(表示部930等)をさらに備えることを特徴とする景品交換装置である。
これによれば、第1所有遊技価値と第2所有遊技価値とが一見して把握可能となる。

0022

手段14に係る発明は、
遊技機(パチンコ機2、封入方式パチンコ機2´、スロットマシン1000、遊技点方式スロットマシン1000´等)に対応して設けられる遊技用装置(カードユニット3、1100等)と、前記遊技用装置と通信可能に接続された管理装置(ホールコンピュータ6、玉管理コンピュータ8、メダル管理コンピュータ16等)とを含む遊技用システム(第1遊技用システム1A〜第3遊技用システム1C等)であって、
遊技機で遊技する遊技者が所有する遊技価値である所有遊技価値(所有遊技媒体数、プリペイド残額、所有遊技点数等)を特定可能な記録媒体(遊技用カード(会員カード、ビジターカード)、遊技者端末等)を受け付ける受付手段(カード挿入口309、カードR/W327等)と、
前記受付手段で受け付けた記録媒体から特定される所有遊技価値を、前記遊技機で使用可能とするための処理を実行する遊技可能化処理手段(処理部310等)と、
遊技機での遊技を定量制にて運用するための第1設定(定量設定)と、遊技機での遊技を非定量制にて運用するための第2設定(非定量設定)とを含む複数の設定のうちのいずれかを設定可能な設定手段(設定部310a等)と、
前記記録媒体から特定される所有遊技価値の使用を制限する制限手段(カード使用制限部310b等)と、
を備え、
前記制限手段は、前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記記録媒体から特定される他の遊技用装置で獲得された所有遊技価値の使用を制限し(図19の会員カード使用制限処理のG9、G19、図20のビジターカード使用制限処理のJ9、J19、図21のカード使用処理のL5等)、
前記受付手段は、
前記設定手段による前記設定が前記第1設定である場合には、前記第1設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値(定量貯玉数、定量持玉数等)であることを特定可能に記録媒体の受付を解除し(図18のカード使用制限処理のE19等)、
前記設定手段による前記設定が前記第2設定である場合には、前記第2設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値(非定量貯玉数、非定量持玉数等)であることを特定可能に記録媒体の受付を解除する(図18のカード使用制限処理のE19等)、
ことを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、遊技機での遊技を定量制及び非定量制で運用するための設定を可能とし、記録媒体から特定される所有遊技価値の使用を適切に制限することのできる遊技用システムを提供することができる。また、第1設定の遊技用装置で獲得された第1所有遊技価値と、第2設定の遊技用装置で獲得された第2所有遊技価値とを記録媒体から特定可能とすることができる。

図面の簡単な説明

0023

第1遊技用システムのシステム構成の一例を示す図である。
第1遊技用システムにおける信号及び情報の流れの一例を示す図である。
パチンコ機及びカードユニットの外観構成の一例を示す図である。
カードユニットの機能構成の一例を示す図である。
ホールコンピュータの機能構成の一例を示す図である。
表示内容設定用テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
カード使用制限設定用テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
ユニット設定テーブルのテーブル構成の一例を示す図である。
設定用データのデータ構成の一例を示す図である。
制限の原理の説明図である。
玉管理コンピュータの機能構成の一例を示す図である。
会員カード管理データのデータ構成の一例を示す図である。
ビジターカード管理データのデータ構成の一例を示す図である。
ユニット管理データのデータ構成の一例を示す図である。
景品交換POS端末の機能構成の一例を示す図である。
管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
カードユニット処理の流れの一例を示すフローチャートである。
カード使用制限処理の流れの一例を示すフローチャートである。
会員カード使用制限処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ビジターカード使用制限処理の流れの一例を示すフローチャートである。
カード使用処理の流れの一例を示すフローチャートである。
景品交換処理の流れの一例を示すフローチャートである。
カードユニットの表示部の表示画面の一例を示す図である。
カードユニットの表示部の表示画面の一例を示す図である。
景品交換POS端末の表示部の表示画面の一例を示す図である。
景品交換POS端末の表示部の表示画面の一例を示す図である。
会員カード管理データの別例を示す図である。
第2カードユニット処理の流れの一例を示すフローチャートである。
再設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
第2遊技用システムのシステム構成の一例を示す図である。
第3遊技用システムのシステム構成の一例を示す図である。
第3遊技用システムのシステム構成の一例を示す図である。
カード使用制限設定用テーブルの別例を示す図である。

実施例

0024

以下、図面を参照して、本発明を適用した好適な実施形態の一例について説明する。但し、本発明を適用可能な実施形態が以下説明する実施形態に限定されるわけではない。

0025

[1.第1実施形態]
[1−1.遊技用システム]
図1は、第1実施形態における第1遊技用システム1Aのシステム構成の一例を表す図である。
第1遊技用システム1Aは、不図示の遊技島に設置される遊技機の一種である複数のパチンコ機2と、各パチンコ機2に対応して設けられる遊技用装置、情報表示装置記録媒体処理装置及び貸出装置の一種であるカードユニット3と、各パチンコ機2に対応して設けられる遊技用装置及び情報表示装置の一種である呼出ランプ装置5と、管理装置及び配信装置の一種であるホールコンピュータ6と、管理装置及び配信装置の一種である玉管理コンピュータ8と、景品交換装置の一種である景品交換POS端末9と、を備えて構成される。

0026

本実施形態におけるパチンコ機2は、遊技媒体の一種である遊技球(パチンコ玉)を用いて遊技可能であり、各々を識別可能複数種類識別情報(例えば特別図柄)を可変表示して表示結果導出表示する可変表示手段(例えば特別図柄表示器)を備え、可変表示手段に導出表示された表示結果が特定表示結果(例えば大当り図柄)となったときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば大当り遊技状態)に制御される遊技機である。

0027

カードユニット3は、パチンコ機2の所定側の側方位置に該パチンコ機2に対して1対1に対応設置され、遊技場会員登録をしていないビジター遊技者に対して発行されるビジターカードと、遊技場に会員登録をした会員遊技者に対して発行される会員カードとを含む記録媒体である遊技用カードを受付可能に構成され、受け付けた遊技用カードから特定される所有遊技価値を、パチンコ機2で使用可能とするための処理を実行する。

0028

具体的には、カードユニット3は、遊技用カードから特定される所有有価価値であるプリペイド残額に基づいて、パチンコ機2での遊技に使用される遊技媒体である遊技球を貸し出したり、遊技用カードから特定される所有遊技媒体数である貯玉数や持玉数に基づいて、パチンコ機2での遊技に使用される遊技媒体である遊技球を払い出す処理、遊技者が獲得した遊技球を計数する処理等の各種の処理を実行する。

0029

本実施形態において、遊技価値には、遊技媒体数と残額とが含まれる。所有遊技価値には、会員カードに対応する貯玉数と、ビジターカードに対応する持玉数とが含まれる。また、残額には、プリペイド残額とカード残額とが含まれる。

0030

第1遊技用システム1Aが適用される店舗では、定量制で運用されるパチンコ機2と、非定量制で運用されるパチンコ機2との2種類のパチンコ機2が設置される。カードユニット3は、パチンコ機2での遊技を定量制にて運用するための定量設定(第1設定に相当)と、パチンコ機2での遊技を非定量制にて運用するための非定量設定(第2設定に相当)との2種類の設定を行うことが可能に構成されている。

0031

定量制とは、遊技者が遊技を行うことで獲得した所有遊技価値に基づく定量判定用指標値定量上限値に達した場合に、遊技を制限する運用のことを意味する。この場合における遊技を制限する運用とは、遊技状態確変状態や時短状態であってもそれらの状態をリセットし、打ち止めとする運用のことを意味する。本実施形態では、所有遊技価値を、ローカル計数玉数や貯玉数、持玉数といった遊技者が所有する遊技媒体数である所有遊技媒体数として説明する。

0032

定量の判定では、一のパチンコ機2に対応して設けられたカードユニット3が具備する計数払出ユニット380によって計数されて当該カードユニット3が内部的に記憶する玉数であるローカル計数玉数に、当該カードユニット3のユニットIDに対応付けて玉管理コンピュータ8が管理している当日の貯玉数である当日貯玉数加算した玉数を定量判定用玉数とし、この定量判定用玉数が定量上限玉数に達したか否かを判定する。ビジターカードの場合には、ローカル計数玉数に、当該カードユニット3のユニットIDに対応する持玉数を加算した玉数を定量判定用玉数とする。

0033

非定量制とは、遊技者が遊技を行うことで獲得した所有遊技価値に基づく定量判定用指標値が定量上限値に達した場合であっても、遊技を制限しない運用のことを意味する。

0034

定量設定とは、カードユニット3が定量制で運用されるパチンコ機2での遊技を可能とするための処理を実行可能な状態とするように設定することを意味する。また、非定量設定とは、カードユニット3が非定量制で運用されるパチンコ機2での遊技を可能とするための処理を実行可能な状態とするように設定することを意味する。

0035

店舗内には、定量制で運用されるパチンコ機2と非定量制で運用されるパチンコ機2との2種類のパチンコ機2が存在するため、(1)定量制→定量制、(2)定量制→非定量制、(3)非定量制→定量制、(4)非定量制→非定量制、の4つのパターンで、遊技者が台移動を行う場合が想定される。カードユニット3は、自装置の設定(定量設定/非定量設定)に応じて、遊技者が所持する遊技用カードの使用を制限する。

0036

本実施形態では、遊技者が遊技用カードを使用して行うことのできる項目として、プリペイド残額の消費チャージ入金によるものを含む。)による遊技球の貸し出し(玉貸)、所有遊技媒体数を消費することによる遊技球の払い出し(玉払出)、パチンコ機2での遊技による遊技者が獲得した獲得玉数の計数(玉計数)、複数の遊技用カードに対応付けられた所有遊技媒体数の合算(玉合算)、1枚の遊技用カードに対応付けられた所有遊技媒体数の分割(玉分割)、他の遊技者との間の所有遊技媒体数の共有(玉共有)、が含まれることとして説明する。

0037

遊技用カードの使用を制限することには、(A)カードユニット3に挿入された遊技用カードを返却すること、(B)カードユニット3に挿入された遊技用カードを受け付けるが、受け付けた遊技用カードの使用を制限すること、が含まれる。

0038

また、上記の(B)の制限には、(a)遊技者が遊技用カードを使用して行うことのできる全ての項目の制限、(b)遊技者が遊技用カードを使用して行うことのできる項目のうちの一部の項目の制限、(c)受け付けた遊技用カードから特定される所有遊技媒体数の全ての使用の制限、(d)遊技用カードから特定される所有遊技媒体数のうちの一部の所有遊技媒体数の使用の制限、が含まれる。

0039

また、上記の遊技用カードの使用の制限を実現するための手法としては、(1)遊技用カードから所有遊技媒体数を特定して使用を制限する手法、(2)遊技用カードから所有遊技媒体数を特定することなく使用を制限する手法、が含まれる。

0040

(1)は、受け付けた会員カードに対応付けて管理されている貯玉数を玉管理コンピュータ8に照会したり、受け付けたビジターカードに記録されている持玉数を読み取ることなく、当該遊技用カードが使用されたカードユニット3の定量/非定量の種別によって遊技用カードの使用を制限することである。

0041

(2)は、受け付けた会員カードに対応付けて管理されている貯玉数を玉管理コンピュータ8に照会したり、受け付けたビジターカードに記録されている持玉数を読み取ることで、遊技者の所有遊技媒体数を特定し、特定した所有遊技媒体数に基づいて、遊技用カードの使用を制限することである。

0042

処理の観点で考えると、上記の遊技用カードの使用の制限は、(1)遊技用カードの使用に係るメイン処理メインルーチン)それ自体を実行しないこと、(2)メイン処理(メインルーチン)のうち制限項目に対応する処理(サブルーチン)を実行しないこと、(3)メイン処理(メインルーチン)のうち非制限項目に対応する処理(サブルーチン)のみを実行すること、等によって実現することができる。

0043

なお、遊技用カードの使用の制限に、将来的に遊技用カードを使用することを制限することを含めてもよい。具体的には、例えば、カードユニット3の記憶部320のRAM等において、遊技者が入金を行うことによって残額のデータが更新されることを制限したり、遊技によって計数払出ユニット380によって計数されたローカル計数玉数のデータが更新されることを制限することを、本実施形態における遊技用カードの使用の制限としてもよい。

0044

ホールコンピュータ6は、店舗に設置された各パチンコ機2の遊技情報を統括的に管理するとともに、各パチンコ機2に対応して設けられたカードユニット3を管理し、各カードユニット3の設定や出力に係る設定用情報を生成し、生成した設定用情報を各カードユニット3に配信する。従って、ホールコンピュータ6は、設定用情報を配信する配信装置と言うこともできる。

0045

玉管理コンピュータ8は、会員遊技者の情報や、会員カードに対応付けられた貯玉の管理や、ビジター遊技者が所持するビジターカードに記録された持玉の管理等を行う。

0046

景品交換POS端末9は、店舗の景品交換カウンタに設置され、遊技用カードを受け付けて、受け付けた遊技用カードから特定される貯玉数、持玉数に応じた特殊景品を特殊景品払出装置14に払い出させるための景品交換処理を実行する。

0047

各パチンコ機2は、台番号によって個々に識別可能に構成されており、パチンコ機2、カードユニット3及び呼出ランプ装置5は、台端末10を介してホールコンピュータ6や玉管理コンピュータ8に接続されている。なお、この図では、簡明化のために、遊技島に設置されるパチンコ機2を4台として図示している。

0048

[1−2.信号及び情報の流れ]
図2は、第1遊技用システム1Aの各装置間における信号及び情報の流れの一例を示す図である。なお、この図では、説明の簡明化のために、台端末10については図示を省略している。

0049

パチンコ機2からは、大当り信号、確変中信号、時短中信号、打込信号賞球信号始動信号、パチンコ機不正信号及びパチンコ機異常信号を含むパチンコ機信号が、カードユニット3、呼出ランプ装置5及びホールコンピュータ6に出力される。

0050

大当り信号は、大当り遊技状態に制御された場合に出力状態とされる信号である。
確変中信号は、高確率状態である確変状態に制御された場合に出力状態とされる信号である。
時短中信号は、高ベース状態である時短状態に制御された場合に出力状態とされる信号である。
打込信号は、所定玉数(例えば10玉)がアウト玉計数器により計数される毎に出力状態とされる所定幅パルス信号である。
始動信号は、特図可変表示部の表示結果が導出表示されたときに出力状態とされる所定幅のパルス信号である。
賞球信号は、所定玉数(例えば10玉)が払い出される毎に出力状態とされる所定幅のパルス信号である。

0051

パチンコ機不正信号は、パチンコ機2におけるエラー信号の一種であり、パチンコ機2に何らかの不正が生じた場合に出力状態とされる信号である。
パチンコ機異常信号は、パチンコ機2におけるエラー信号の一種であり、パチンコ機2に何らかの異常が生じた場合に出力状態とされる信号である。
これらの信号については後述する。

0052

カードユニット3からは、カード挿入/排出信号入金信号消費信号、所持球数信号、玉払出信号、ユニット不正信号及びユニット異常信号を含むユニット信号が、ホールコンピュータ6及び呼出ランプ装置5に出力される。

0053

カード挿入信号は、遊技用カードを受け付けた場合に出力状態とされる信号であり、受け付けた遊技用カードに記録されたカードIDや会員ID等の受付IDを含む信号が出力される。
カード排出信号は、受け付けた遊技用カードが排出された場合に出力状態とされる信号である。
入金信号は、遊技者により入金がなされた場合に出力状態とされる信号である。入金信号は、特定金額(例えば100円)単位で出力される信号とすることができる。
消費信号は、残額が消費された場合に出力状態とされる信号である。消費信号も、特定金額(例えば100円)単位で出力される信号とすることができる。
所持球数信号は、遊技者の所持球数を示す信号である。所持球数には、計数払出ユニット380により計数された計数玉数や、会員カードに対応付けられた貯玉数、ビジターカードに対応付けられた持玉数が含まれる。
玉払出信号は、パチンコ機2に遊技球を払い出した場合に出力状態とされる信号であり、遊技球を払い出した旨及び払い出した遊技球の玉数を含む信号が出力される。

0054

ユニット不正信号は、カードユニット3におけるエラー信号の一種であり、カードユニット3に何らかの不正が生じた場合に出力状態とされる信号である。
ユニット異常信号は、カードユニット3におけるエラー信号の一種であり、カードユニット3に何らかの異常が生じた場合に出力状態とされる信号である。
これらの信号については後述する。

0055

ホールコンピュータ6からは、カードユニット3が定量/非定量の設定を行うための設定用データ691がカードユニット3に出力される。

0056

カードユニット3からは、自装置に挿入された遊技用カードの認証を要求するための認証要求信号が玉管理コンピュータ8に出力される。認証要求信号には、自装置のIDであるユニットIDと、遊技用カードに記録されたカードID(会員カード:会員カードID,ビジターカード:ビジターカードID)とが含まれる。

0057

玉管理コンピュータ8は、カードユニット3から出力される認証要求信号に従って認証処理を実行し、認証信号をカードユニット3に送信する。認証信号には、認証結果(OK/NG)が含まれる。また、認証結果がOKである場合には、認証要求信号に含まれるカードIDに対応付けられたカード管理データ865がカードユニット3に出力される。

0058

景品交換POS端末9からは、カード管理データ865を要求するカード管理データ要求信号が玉管理コンピュータ8に出力される。玉管理コンピュータ8は、景品交換POS端末9から出力されるカード管理データ要求信号に基づいて、カード管理データ865を景品交換POS端末9に出力する。

0059

また、景品交換POS端末9からは、ユニット管理データ867を要求するユニット管理データ要求信号が玉管理コンピュータ8に出力される。玉管理コンピュータ8は、景品交換POS端末9から出力されるユニット管理データ要求信号に基づいて、ユニット管理データ687を景品交換POS端末9に出力する。

0060

[1−3.パチンコ機及びカードユニットの構成]
図3は、パチンコ機2及びカードユニット3の外観構成を示す正面図である。
パチンコ機2は、額縁状に形成されたガラス扉枠22を備え、該ガラス扉枠22の下部表面には打球供給皿23を備えて構成される。打球供給皿23の上面所定箇所には、操作部14が設けられており、打球供給皿(上皿)23の下部には、打球供給皿23から溢れた遊技球を貯留する下皿24と、打球を発射する打球操作ハンドル(以下打球操作ノブと称する)25とが設けられている。

0061

ガラス扉枠22の後方には、遊技盤26が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤26の前面には遊技領域27が設けられている。この遊技領域27に向かって右側の下方領域に「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される特図可変表示部28が設けられている。

0062

また、遊技領域27の中央部には、「演出図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示されるとともに演出映像が表示される演出可変表示部29と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示装置30とが設けられている。また、遊技盤26には、複数の入賞口44や通過ゲート31、始動入賞口34、可変入賞球装置36が設けられているとともに、遊技領域27の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口46が形成されている。

0063

これら各入賞口に打玉が入賞した(すなわち付与条件成立した)場合には、各入賞口に応じた賞球が不図示の玉切り払い出し装置により払い出されるとともに、該玉切り払い出し装置により払い出された賞球数(付与玉数)に応じた賞球信号(10玉に1パルス)が外部に出力されることで、賞球数が外部に通知される。

0064

また各入賞口に入賞した打玉及びアウト口46に回収された打玉の数は、該パチンコ機2に対応して設けられるアウト玉計数器(不図示)により計数され、該計数された打込玉数に応じた打込信号(10玉に1パルス)が外部に出力されることで、打込玉数が外部に通知される。

0065

打球操作ノブ25の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域27に入り、その後、遊技領域27を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて遊技領域27に達しなかった遊技球は、環流経路(図示略)を通じて下皿24に環流される。

0066

また、遊技領域27に打ち込まれた打込玉が通過ゲート31を通過すると、可変表示装置30に停止表示されている普通図柄が可変開始する。

0067

可変表示装置30の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特別表示結果(例えば○)となった場合、始動入賞口34に設けられた可動片35が所定時間開成して、始動入賞口34が開放され(開放状態となり)、始動入賞口34への遊技球の入賞が可能となる。すなわち、通過ゲート31の通過という普通始動条件が成立した後に、普通図柄の可変表示の開始を許容する普通開始条件(例えば普通図柄の可変表示が実行されておらず且つ可動片35が開放制御されていないこと)が成立したことに基づいて普通図柄の可変表示が実行され、表示結果として予め定められた特別表示結果が導出表示されたときに、始動入賞口34への遊技球の入賞が可能となる(特別図柄の可変表示に係る始動条件が成立可能となる)。

0068

また、始動入賞口34に遊技球が入賞すると、特図可変表示部28において特別図柄が可変表示(変動表示)を開始するとともに、演出可変表示部29において演出表示が開始される。そして、その後、特図可変表示部28における特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(例えば大当り図柄)となった場合には、演出可変表示部29における左、中、右の演出図柄の可変表示も停止する。そして、その演出図柄の表示態様も予め定められた特定の表示態様(例えば777)とされることで、特定遊技状態(大当り遊技状態)が発生するとともに、大当り信号が出力状態とされることで、該大当りの発生が外部に通知される。

0069

また、特図可変表示部28における特別図柄が停止したときに、所定パルス幅の始動信号が出力され、特図可変表示部28における特別図柄の可変表示(変動表示)が実施されたことが外部に通知される。すなわち、始動入賞口34への遊技球の入賞という始動条件が成立した後に、特別図柄の可変表示の開始を許容する開始条件(例えば特別図柄の可変表示が実行されておらず、且つ、大当り遊技状態にも制御されていないこと)が成立したことに基づいて特別図柄の可変表示が実行され、表示結果として予め定められた大当り図柄が導出表示されたときに遊技者にとって有利な大当り遊技状態に制御される。

0070

このように大当り遊技状態が発生した場合には、可変入賞球装置36に設けられた開閉板40が開成して大入賞口が開放され(開放状態となり)、大入賞口への遊技球の入賞が可能となる。大入賞口に遊技球が入賞すると、他の入賞口に遊技球が入賞した場合よりも多くの賞球が付与される。そして、可変入賞球装置36に設けられた開閉板40が開成して大入賞口が開放されてから(開放状態となってから)、所定期間(例えば30秒間)の経過又は遊技球の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立すると、開閉板40が閉成して大入賞口が閉鎖され(閉鎖状態)、大入賞口への遊技球の入賞が不可能となる。

0071

そして開放状態となっている可変入賞球装置36の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞して不図示のVカウントスイッチにより検出されれば、その回の開放状態の終了を待って閉鎖状態から開放状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。

0072

なお、特定入賞領域(Vポケット)が設けられていない可変入賞球装置36を定められた回数(例えば15回)だけ閉鎖状態(大入賞口が閉鎖されている状態)から開放状態(大入賞口が開放されている状態)に制御する繰返し継続制御を実行するようにしてもよい。この開放状態は、所定期間(例えば30秒間)の経過又は遊技球の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了する。可変入賞球装置36を閉鎖状態から開放状態に制御する繰返し継続制御の実行回数は、例えば、複数存在する特定遊技状態(大当り遊技状態)の種別に応じて異なるように設定されており、該繰返し継続制御の実行回数が15回の大当りを15ラウンド大当り、該繰返し継続制御の実行回数が2回の大当りを2ラウンド大当りと称する場合がある。すなわち、大当り遊技状態では、大当り遊技状態の種別に応じた回数の繰返し継続制御が実行されることにより、大入賞口への遊技球の入賞が可能な状態となるため、遊技者にとって有利な有利期間となる。

0073

この大入賞口に打玉が入賞した(即ち付与条件が成立した)場合にも、該入賞に応じた賞球が不図示の玉切り払い出し装置により払い出されるとともに、該玉切り払い出し装置により払い出された賞球数(付与玉数)に応じた賞球信号(10玉に1パルス)が外部に出力されることで、賞球数が外部に通知される。

0074

特図可変表示部の表示結果並びに演出可変表示部の演出図柄の表示結果が予め定められた大当り図柄の組合せで停止表示されたときには上記のように、大当り遊技状態が発生するが、これら大当り図柄に停止表示される以前の状態において、リーチ状態が発生する場合がある。

0075

特図可変表示部28並びに演出可変表示部29で可変表示された特別図柄並びに演出図柄が所定の確率変動図柄の種類に一致した図柄の組合せで停止表示されたときには、上記の繰返し継続制御による「大当り遊技状態」の終了後に、再度大当りとなる確率が通常遊技状態低確率状態)よりも高い確率状態となる確率変動状態となるようになっており、これら確率変動図柄での大当りを通常の大当りと区別して「確変大当り」と呼称し、これら確変大当り終了後における確率変動状態中において、確変中信号が出力状態とされることで、該確率変動状態の発生が外部に通知される。

0076

すなわち、確率変動状態においては、大当り遊技状態に制御される割合が通常遊技状態よりも高いため遊技者にとって有利な有利期間となる。例えば、確変大当りに係る大当り遊技状態終了後から次の大当りに係る大当り遊技状態に制御されるまでの期間は、確率変動状態に制御される。なお、確変大当りに係る大当り遊技状態終了後から次の大当りに係る大当り遊技状態に制御されるよりも前に、予め定められた所定回数(例えば100回)の特定表示結果とならない可変表示が実行されたことに基づいて確率変動状態が終了するようにしてもよい(所謂ST機であってもよい)。

0077

また、特図可変表示部28並びに演出可変表示部29で可変表示された特別図柄並びに演出図柄が所定の確率変動図柄以外の図柄の組合せで停止表示されたときには、上記の繰返し継続制御による「大当り」の終了後に、特図可変表示部28並びに演出可変表示部29で可変表示が所定回数に達するか、又は、次の大当りが発生するまでの間、特図可変表示部28における特別図柄及び演出可変表示部29における演出図柄の可変表示時間(変動時間)が通常遊技状態(非時短状態)よりも短縮される(特別図柄時短制御が実行される)時短状態となるようになっており、これら時短状態中において、時短中信号が出力状態とされることで、該時短状態の発生が外部に通知される。

0078

特別図柄時短制御が実行されると、開始条件が成立し易くなり、特別図柄の可変表示が実行される頻度が高められて大当り遊技状態に制御され易くなるため、遊技者にとって有利な有利期間となる。また、時短状態において、普通図柄の可変表示時間(変動時間)が通常遊技状態(非時短状態)よりも短縮される普通図柄時短制御が実行されるようにしてもよい。普通図柄時短制御が実行されると、普通開始条件が成立し易くなり普通図柄が可変表示される頻度が高められることに伴い(特別表示結果が導出表示される頻度も高まり)可動片35が開放制御される頻度も高くなるため、遊技者にとって有利な有利期間となる。また、時短状態において、普通図柄の表示結果が特別表示結果となる割合を通常遊技状態(非時短状態)よりも高める普通図柄確変制御が実行されるようにしてもよい。

0079

普通図柄確変制御が実行されると、特別表示結果が導出表示される頻度が高まり可動片35が開放制御される頻度も高くなるため、遊技者にとって有利な有利期間となる。また、時短状態において、可動片35が開放制御される期間を延長したり、開放回数を増加させる開放延長制御が実行されるようにしてもよい。開放延長制御が実行されると、始動入賞口34への入賞頻度が高められるため、遊技者にとって有利な有利期間となる。時短状態では、上記の特別図柄時短制御、普通図柄時短制御、普通図柄確変制御、及び開放延長制御のうちの1以上の制御が実行されるようにするとよい。

0080

時短状態は、例えば、通常大当り(確変大当りではない大当り)に係る大当り遊技状態終了後から次の大当りに係る大当り遊技状態に制御されるよりも前に、予め定められた所定回数(例えば50回)の特定表示結果とならない可変表示が実行されたことに基づいて終了する。なお、この実施の形態では、後述する潜伏確変状態に制御される場合を除き、確変変動状態は時短状態を伴うものとする。このように、この実施の形態では、大当り遊技状態、確率変動状態、及び時短状態のうち少なくとも1以上の状態に制御されている期間は有利期間であるものとする。

0081

本実施形態のパチンコ機2には、これら各信号を外部出力するための不図示の情報出力基板が搭載されており、該情報出力基板と外部装置とが、不図示の信号ケーブルを介して接続されており、情報出力基板からは、大当り信号、確変中信号、時短中信号、始動信号、賞球信号からなる外部出力信号が、信号ケーブルを介して外部装置に出力される。また、これらの信号の他に、不図示のアウト玉計数器によりアウト玉が計数され、このアウト玉の計数値が所定玉数(例えば10玉)に達する毎に、所定のパルス幅の打込信号がアウト玉計数器から外部装置に出力される。

0082

大当り信号は、大当りが発生したことを示す信号であるとともに、大当り遊技状態に制御されていることを示す信号でもある。大当り遊技状態に制御されている期間は、大当り信号をON状態とし、大当り遊技状態に制御されていない期間は大当り信号をOFF状態とする制御を行う。これにより、パチンコ機2に接続される外部装置において大当りが発生したこと及び大当り遊技状態に制御されていることを特定可能となる。

0083

確変中信号は、大当りが発生する割合が通常状態(低確率状態)よりも高められた確変状態(高確率状態)に制御されていることを示す信号である。確変状態に制御されている期間は、確変中信号をON状態とし、確変状態に制御されていない期間は確変中信号をOFF状態とする制御を行う。これにより、パチンコ機2に接続される外部装置において確変状態に制御されていることを特定可能となる。また、大当り遊技状態の終了に伴い確変状態に制御された場合には、確変大当りが発生したことを、これらの遊技用装置で特定可能となる。また、大当り遊技状態の終了に伴い確変状態に制御されなかった場合には、通常大当りが発生したことを、これらの遊技用装置で特定可能となる。これにより、遊技用装置側では、大当りの発生回数及び確変大当りと通常大当りの内訳集計可能となる。

0084

時短中信号は、可変表示装置の可変表示時間を短縮する時短状態(高ベース状態)に制御されていることを示す信号である。時短状態に制御されている期間は、時短中信号をON状態とし、時短状態に制御されていない期間は時短中信号をOFF状態とする制御を行う。これにより、呼出ランプ装置5やホールコンピュータ6等、パチンコ機2に接続される遊技用装置において時短状態に制御されていることを特定可能となる。

0085

また、大当り遊技状態の終了に伴い確変状態に制御されたものの時短状態には制御されなかった場合には、潜伏確変大当りが発生したことを、これらの遊技用装置で特定可能となる。ここで、潜伏確変大当りとは、大入賞口の開放パターン小当りと共通の大当りであって、大当り遊技状態の終了後に確変状態(高確率状態)に制御される大当りである。なお、小当りとは、大入賞口が特定の開放パターン(例えば0.5秒の開放が2回)で開放するものの、大入賞口の開放制御終了後に遊技状態が変化していない制御態様をいう。従って、遊技者は、大入賞口が特定の開放パターンで開放されただけでは、小当りが発生したのか潜伏確変大当りが発生したのかを特定することは困難である。一方、パチンコ機2に接続される遊技用装置においては、確変状態であるにもかかわらず時短状態ではないことに基づいて、遊技者が把握困難な潜伏確変状態であることを特定可能である。

0086

また、パチンコ機2からは、パチンコ機不正信号が出力される。パチンコ機2の遊技制御基板主制御基板ともいう)は、遊技者の不正を検出する機能として、例えば、高周波信号検出機能磁気検出機能、振動検出機能を有する。高周波信号検出機能については、例えば、特開2002−239169号公報に示されるような技術を適用することができる。

0087

より詳細には、第1始動入賞口及び第2始動入賞口、並びに大入賞口に設けられているスイッチが高周波発振型の貫通型近接スイッチである場合、各々のスイッチに接続された信号監視回路が設けられ、いずれかの信号監視回路で異常な高周波信号が検出された場合に、外部出力基板を介して不正の可能性を示唆するパチンコ機不正信号が外部出力される。同様に、磁気検出機能により異常磁気が検出された場合、振動検出機能により異常振動が検出された場合にも、外部出力基板を介してパチンコ機不正信号が外部出力される。

0088

また、所定期間内における各入賞口への入賞回数基準値を超えた場合(例えば第1始動入賞口への入賞回数が10秒以内に10回以上となった場合)や、大当り遊技状態であるにも関わらず、大入賞口への入賞が所定期間(例えば1ラウンドにおける最長の開放時間である29秒間)検出されない場合には、外部出力基板を介して誤作動や玉詰まり等の異常の可能性を示唆するパチンコ機異常信号が外部出力される。

0089

本実施形態のパチンコ機2には、該パチンコ機2における遊技を制御する遊技制御基板から、入賞に基づいて出力される賞球信号に基づいて所定数の賞球を計数して払出す制御を行うとともに、カードユニット3で計数される遊技者の所持球数に基づいて、払出単位である125玉の遊技球を計数して貸出す制御を行う賞球制御基板(不図示)を備えており、該払出単位である125玉の倍数の遊技球の貸出を実施できるようになっている。

0090

本実施形態に例示するパチンコ機は、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば特別図柄や演出図柄)の可変表示を開始させた後に表示結果を導出表示する可変表示手段(例えば特図可変表示部28や演出可変表示部29)を備え、可変表示手段に予め定められた特定表示結果(大当り図柄)が導出表示されたときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)に制御し、特定遊技状態終了後に、遊技状態を、通常状態又は通常状態よりも可変表示手段の表示結果が特定表示結果となる確率が向上した高確率状態に制御する遊技機の一例である。

0091

また、本実施形態に例示するパチンコ機は、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば特別図柄や演出図柄)の可変表示を開始させた後に表示結果を導出表示する可変表示装置(例えば特図可変表示部28や演出可変表示部29)における識別情報の可変表示の表示結果が予め定められた特定表示結果となったときに、遊技者にとって有利な第1遊技状態(開放状態)と遊技者にとって不利な第2遊技状態(閉鎖状態)とのいずれかの状態に変化可能な可変入賞手段(大入賞口を開放状態又は閉鎖状態に切り替える特別可変入賞球装置)を第1状態に変化させる遊技機であって、
前記可変入賞手段を所定期間第1状態に変化させることを所定回数行う第1遊技状態(例えば最長30秒の開放を15回実行する大当り遊技状態)に制御する第1遊技状態制御手段と、
前記可変入賞手段を前記所定期間よりも短い期間及び前記所定回数より少ない回数の少なくともいずれかで第1状態に変化させる第2遊技状態(例えば最長0.5秒の開放を2回実行する大当り遊技状態(潜伏確変大当りに伴う大当り遊技状態))を実行した後、遊技状態を、通常状態よりも前記可変表示の表示結果が前記特定表示結果となる確率が向上した高確率状態に制御する第2遊技状態制御手段と、
前記可変入賞手段を前記第2遊技状態と同様に変化させる第3遊技状態(例えば最長0.5秒の開放を2回実行する小当り遊技状態)を実行した後、前記可変入賞手段を第1状態に変化させる前の遊技状態に制御する第3遊技状態制御手段と、
前記第1遊技状態に制御するか否かと、前記第2遊技状態に制御するか否かと、前記第3遊技状態に制御するか否かとを、前記可変表示の表示結果を導出表示する前に決定する事前決定手段と、
前記第2遊技状態に制御された後と前記第3遊技状態に制御された後とで、同じ演出態様となる特定演出状態に制御する演出状態制御手段と、を備える遊技機の一例である。

0092

このような遊技機では、潜伏確変大当りが発生した場合と小当りが発生した場合とで、大入賞口の開放パターンが共通であり且つ演出態様も共通となるため、遊技者は潜伏確変大当りが発生したのか又は小当りが発生したのかを把握し難い構成となっている。

0093

また、本実施形態に例示するパチンコ機は、
遊技媒体を遊技領域に発射することにより遊技者が遊技を行い、
前記遊技領域に設けられ、前記遊技媒体が入賞しにくい又は入賞できない不利状態(閉状態)と、前記遊技媒体が入賞し易い有利状態(開放状態)とに変化可能な可変入賞装置(可動片35(いわゆる電動チューリップ))と、
前記遊技領域に設けられた普通始動領域(通過ゲート31)を前記遊技媒体が通過したことに基づいて、各々を識別可能な複数種類の普通識別情報(普通図柄)を可変表示して、該可変表示の表示結果を普通識別情報可変表示装置(可変表示装置30)に導出表示する制御を行う普通識別情報可変表示制御手段と、
前記普通識別情報可変表示装置に導出表示された表示結果が所定の表示結果(当りを示すLEDの点灯状態)となったことに基づいて、前記可変入賞装置を有利状態に変化させる制御を行う可変入賞装置制御手段と、
所定の条件(例えば高ベース状態を伴う大当り種別(例えば潜伏確変大当り以外の大当り種別)の大当り遊技状態の終了)が成立したことに基づいて、前記可変入賞装置を有利状態とする割合の低い低ベース状態(通常状態:低ベース状態)から、前記可変入賞装置を有利状態とする割合の高い高ベース状態に制御する高ベース状態制御手段と、を備える遊技機の一例である。

0094

このような遊技機では、例えば、低ベース状態で潜伏確変大当りが発生した場合には、大当り遊技状態終了後に高確率低ベース状態となり、小当りが発生した場合には小当り遊技状態終了後に低確率低ベース状態となるため、遊技者は大入賞口の開放制御終了後に低ベース状態に制御された場合に、潜伏確変大当りが発生したのか(高確率低ベース状態に制御されているのか)又は小当りが発生したのか(低確率低ベース状態に制御されているのか)を把握し難い構成となっている。

0095

なお、図柄確定信号、大当り信号、時短中信号及び確変中信号の出力経路は、本実施形態に示すものに限定されるわけではない。これらの信号は、いずれも主制御基板から出力されるようにしてもよい。例えば、主制御基板に、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば特別図柄)の可変表示を開始させた後に表示結果を導出表示する可変表示手段(例えば特別図柄表示器)が接続される構成とし、この可変表示手段に予め定められた特定表示結果(大当り図柄)が導出表示されたときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)に制御する。そして、特定遊技状態終了後に、遊技状態を、通常状態又は通常状態よりも可変表示手段の表示結果が特定表示結果となる確率が向上した高確率状態に制御する。そして、主制御基板は、可変表示手段により可変表示が実行される毎に図柄確定信号を出力し、特定遊技状態に制御されている場合には大当り信号を出力し、高確率状態に制御されている場合には確変中信号を出力し、高ベース状態に制御されている場合には時短中信号を出力するようにする。

0096

このような遊技機において、例えば低確率低ベース状態で潜伏確変大当りが発生した場合には、大当り遊技状態終了後(大入賞口が最長0.5秒で2回開放後)に確変中信号はON、時短中信号はOFFとなり、同じく低確率低ベース状態で小当りが発生した場合には、小当り遊技状態終了後(大入賞口が最長0.5秒で2回開放後)に確変中信号はOFF、時短中信号はOFFとなる。そのため信号が入力される外部装置では、潜伏確変状態(確変中信号ON、時短中信号OFF)であるか否かを確変中信号と時短中信号とに基づいて判定可能となっている。

0097

カードユニット3の前面には、フルカラーLEDにより構成されて複数の色に点灯することでカードユニット3の状態等を報知可能とされた多機能ランプ301と、紙幣を挿入するための紙幣挿入口302と、計数済玉数を払出すための計数払出操作を受付けるための払出ボタン311と、会員カードやビジターカードを挿入するためのカード挿入口309と、装置前面より装置前方側に突出するように形成された表示部355とが設けられている。

0098

表示部355は、タッチパネル314が一体的に構成された液晶表示器313を有し、液晶表示器313に表示された各表示項目をタッチパネル314に対する指触により入力可能に構成されている。また、表示部355には、遊技場の係員が所持する設定用リモコンからの赤外線信号を受信して電気信号に変換して出力するIR受光ユニット315が設けられている。

0099

カードユニット3の前面に設けられたカード挿入口309は、該カード挿入口309に対応する位置に内蔵されるカードリーダライタ327のカードスロット392に連設されており、このカード挿入口309を介してビジターカードや会員カードをカードスロット392に挿入可能とされている。

0100

ここで、ビジターカード及び会員カードには、種々のデータを記憶するための不揮発性メモリと、これら記録情報書き換え読み出しを実施するとともに、外部のリーダライタ装置との非接触通信を実施する制御部とを有するICチップが搭載されたICカードを使用しており、これらビジターカード並びに会員カードには、個々のカードを識別可能なカードIDが予め書き換え不能に記憶されている。そして、その種別がカードIDから識別可能とされているとともに、プリペイド残額を特定可能なプリペイド残額データや、振分けの有無を特定可能な振分けフラグ等の各種データが記憶されている。

0101

なお、会員カードは、遊技場に会員登録を実施した会員遊技者に対して発行されるものであり、該会員に対して付与される会員IDが書き換え不能に記憶されている。また、該会員カードを使用して会員遊技者は、後述するように、一度獲得して計数した遊技球を、その翌日以降においても再度遊技に使用したり、景品交換に使用できる貯玉を行うことができるようになっているが、該会員カードには、該貯玉が行われた遊技球数である貯玉数は直接記録されておらず、該貯玉数は、後述するように、玉管理コンピュータ8において、会員カードIDと会員IDとに対応付けて記憶されることで、該会員カードIDや会員IDから特定されるようになっている。

0102

また、会員カードには、該会員カードを所有する遊技者が計数した計数済玉数に基づく持玉数も直接記録されておらず、該持玉数も、後述するように、会員カードIDと会員IDとに対応付けて記憶されることで、該会員カードIDや会員IDから特定されるようになっており、該持玉数をその当日においてのみ、遊技場内の各カードユニット3において遊技に使用でき、また、景品交換POS端末9において景品交換に使用できるようになっている。

0103

また、ビジターカードは、遊技場内に設置された不図示のカード発行入金機において、購入、発行されるとともに、カードユニット3においても発行される。なお、ビジターカードには、該ビジターカードを所有する遊技者が計数した計数済玉数に基づく持玉数と日付とが記憶されており、該持玉数をその当日においてのみ、遊技場内の各カードユニット3において遊技に使用でき、また景品交換POS端末9において景品交換に使用できるようになっている。

0104

なお、本実施形態では、タッチパネル314に対する操作により遊技者がカードユニット3に対する各種の操作を行うこととして説明するが、例えば表示部355に、メニュー選択を行うためのメニューボタン台データを表示させるための台データボタン、会員カードを受付けた場合において、該会員カードに記録された会員カードID並びに会員IDにより特定される貯玉数を用いた再プレイ遊技を実施するための再プレイボタン等の操作ボタンを設けることとしてもよい。

0105

また、表示部355の内部には、後述する液晶表示器313や操作ボタンに対応するスイッチが設けられており、これらが表示部355に対応する装置内位置に設けられた表示制御基板329に接続されることで、液晶表示器313の表示制御や、タッチパネル314による入力位置検出等が該表示制御基板329によって実施される。

0106

カードユニット3内の上部位置には、紙幣挿入口302に連設され、該紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を実施し、その識別結果を装置略中央部に設けられている後述する制御ユニット300に出力する紙幣識別ユニット302aが設けられており、該紙幣識別ユニット302aにおいて各種紙幣(1万円、5千円、2千円、千円の各紙幣)の受付が可能とされている。

0107

また、カードユニット3の略中央部位置には、該カードユニット3を構成する各部と接続しやすいように該カードユニット3の動作を制御する制御ユニット300が設けられており、後述するように、該制御ユニット300によって該カードユニット3の各種の動作が制御されている。

0108

また、カードユニット3とパチンコ機2とは、払出単位として予め定められた複数個の遊技球の貸出に伴う貸出関連信号を送受可能に構成されている。貸出関連信号には、カードユニット3からパチンコ機2に遊技球の貸出しを行わせるための貸出要求信号や、パチンコ機2から出力される台端末貸出完了信号や台READY信号、ユニットREADY信号、台端末貸出要求完了確認信号等の信号が含まれる。また、パチンコ機2からは、大当り信号、確変中信号、時短中信号、賞球信号、始動信号等の遊技信号や、該パチンコ機2に対応して設けられる打込玉カウンタ(不図示)から出力される打込玉信号受信可能に構成されている。

0109

カードユニット3からは、ユニット不正信号が出力される。カードユニット3は、遊技者の不正を検出する機能として、例えば、不正電波検知機能や振動検出機能、偽造カード偽造紙幣判別機能を有し、これらの機能により不正電波、振動を検出した場合や、偽造カードや偽造紙幣が使用されたと判別した場合に、外部出力基板を介してユニット不正信号が外部出力されるように構成されている。

0110

また、カードユニット3からは、ユニット異常信号が出力される。カードユニット3は、異常を検出する機能として、遊技用カードの挿入/排出不全検出機能や計数払出ユニット380による計数払出不全検出機能を有し、これらの機能により遊技用カードの挿入/排出不全が検出された場合や、計数払出ユニット380による計数払出不全が検出されたような場合に、外部出力基板を介してユニット異常信号が外部出力されるように構成されている。

0111

本明細書では、遊技者が所持する記録媒体であるビジターカード及び会員カードを包括的に「遊技用カード」と称する。ビジターカード及び会員カードは、プリペイド残額やカード残額を記録したプリペイド機能を有する遊技用カードである。

0112

プリペイド残額は、「カード残額÷単位額」の式で演算される商の整数部分であり、カード残額は、遊技用カードに記録される円単位の残額である。例えば、単位額は100円とすることができ、カード残額が10000円である場合は、プリペイド残額は100となる。以下では、プリペイド残額とカード残額とを包括的に「残額」と称する。

0113

上記の残額は、遊技用カードに直接記録する運用としてもよいし、遊技用カードには記録せずに、玉管理コンピュータ8等の管理装置で管理する運用としてもよい。遊技用カードに残額を記録する場合には、カードユニット3が、受け付けた遊技用カードから残額を読み取ることで、遊技者が所有する残額を特定するようにすればよい。また、遊技用カードに残額を記録しない場合には、カードユニット3が、受け付けた遊技用カードのカードIDや会員IDを管理装置に出力し、管理装置から該カードIDや会員IDに対応付けられた残額データを取得することで、遊技者が所有する残額を特定するようにすればよい。

0114

カードユニット3は、上記のようにして特定した残額を、プリペイド残額データやカード残額データとして記憶部320に記憶させる。また、カードユニット3は、遊技用カードの受付中は、遊技のための残額の消費や入金による残額の追加によって残額のデータを更新する。そして、遊技用カードに残額を記録する運用では、カードユニット3は、遊技用カードの返却時に、遊技用カードに残額を記録させる。また、管理装置で残額を管理する運用では、遊技用カードの返却時や返却後に、残額のデータを管理装置に出力する。

0115

本実施形態では、残額と言った場合、遊技用カードに対応付けられている残額のことを意味することとして説明する。つまり、入金によって遊技用カードに直接的に記録される残額や、入金によって遊技用カードのカードIDや会員IDと対応付けて上位の管理装置で管理される残額を意味するものとする。

0116

また、本明細書では、遊技者がパチンコ機での遊技で獲得した玉であって、ホール預けている玉のことを「貯玉」と称する。また、ホールに預けている貯玉の数を「貯玉数」と称する。貯玉数は、管理装置で管理される。原則的に、貯玉数は会員カードに記録させることはできず、記録媒体処理装置が会員カードを受け付けたことに応じて、管理装置で管理されている貯玉数が記録媒体処理装置に送信される。また、当営業日に遊技者が獲得した玉のことを「当日貯玉」と称し、当営業日以前に会員遊技者によって獲得されて貯蓄された玉のことを「過去貯玉」と称する。なお、原則には反するが、貯玉数を会員カードに記録させるようにしてもよい。

0117

当日に遊技者が獲得した貯玉数は、所定条件の成立に応じて、当日貯玉数はその当日に遊技者が貯蓄した貯玉数として確定され、翌営業日以降における過去貯玉数として管理される。所定条件は、例えば、当日の店舗の営業終了後、締め処理が行われることとして定めておくことができる。締め処理は、時刻が所定の締め時刻(例えば深夜10時や深夜0時、深夜2時)となったことや、店舗の管理者によって締め処理の実行操作がなされたこと、店舗の営業終了により管理装置の電源が一旦切断され、次の営業日の営業のために管理装置の電源が立ち上げられたこと、等の条件の成立に応じて実行される。この締め処理が実行されることにより、当日貯玉数は過去貯玉数に加算されてリセットされ、次の営業日以降の過去貯玉として管理されることになる。

0118

また、本明細書では、遊技者がパチンコ機で遊技を行った結果、遊技者の所有となった遊技玉数のことを「持玉」と称する。また、会員カードに対応付けられる当日貯玉と区別するために、ビジターカードに記録されている玉数のことを「持玉数」と称する。

0119

また、本明細書では、パチンコ機2で発射可能なパチンコ玉であり、残額や持玉、貯玉を引き落とすことと引き換えにして生成されるパチンコ玉のことを「遊技球」と称する。

0120

また、本明細書では、カードユニット3に対応して設けられるパチンコ機2のことを「対応パチンコ機」と称し、パチンコ機2に対応して設けられるカードユニット3のことを「対応ユニット」と称する。

0121

図4は、カードユニット3の機能構成の一例を示すブロック図である。
カードユニット3は、紙幣識別ユニット302aと、カードリーダライタ327と、表示制御基板329と、カードユニット3の各部の制御を制御プログラムにより実施して該カードユニット3の各種の機能を提供する制御ユニット300とから構成されており、紙幣識別ユニット302a、カードリーダライタ327及び表示制御基板329は制御ユニット300と接続されて各種データの送受が可能とされている。

0122

カードリーダライタ327は、カード挿入口309から挿入される会員カード並びにビジターカードに記録されている(会員)カードIDや、会員ID(会員カードのみ)、プリペイド残額データ等の記録情報の読み出し及び書き込みを行う。

0123

制御ユニット300は、処理部310と、記憶部320と、時計部335とを備えて構成される。

0124

処理部310は、カードユニット3を統括的に制御するCPUやDSP等のプロセッサASIC等の集積回路を有して構成される制御装置及び演算装置である。本実施形態において、処理部310は、主要な機能部として、設定部310aと、カード使用制限部310bと、カード使用処理部310cとを有する。これらの機能部の機能については、処理の流れで後述する。

0125

記憶部320は、ROMやフラッシュROM、EEPROM、RAM等のメモリを有して構成される記憶装置である。本実施形態において、記憶部320には、処理部310により読み出され、カードユニット処理として実行されるカードユニット処理プログラム321と、ローカル計数玉数のデータであるローカル計数玉数データ323と、ホールコンピュータ6から出力される設定用データ691と、玉管理コンピュータ8から出力されるカード管理データ865とが記憶される。

0126

また、カードユニット処理プログラム321は、設定処理として実行される設定プログラム321aと、カード使用制限処理として実行されるカード使用制限プログラム321bと、カード使用処理として実行されるカード使用プログラム321cとをサブルーチンとして含む。これらの処理については、フローチャートを用いて詳細に後述する。

0127

制御ユニット300は、遊技球の貸出に伴う各種の信号の授受を、対応パチンコ機2に設けられている不図示の賞球制御基板との間において実施可能に接続されているとともに、前述のように、信号ケーブルを介して、パチンコ機2の情報出力基板と接続されることで、大当り信号等の各種のパチンコ機信号が入力可能とされている。

0128

また、制御ユニット300は、対応パチンコ機2の下方位置に設けられているアウト玉計数器16に接続されて該アウト玉計数器16による打込信号が入力可能とされており、これらアウト玉計数器16からの打込信号の入力に応じて、遊技情報テーブル(不図示)の総打込玉数の値に該打込信号に応じた所定数を加算更新する。

0129

また、制御ユニット300は、タッチパネル314に対する操作の有無を把握できるようになっている。タッチパネル314に対する操作を検知すると、制御ユニット300は、当該操作に応じた処理を実行する。

0130

また、制御ユニット300には、前述したように、対応パチンコ機2の操作部に設けられた残額表示器や、貸出ボタンの操作を検知する貸出ボタンスイッチや、受付中の会員カードやビジターカードを返却させる際に操作される返却ボタンの操作を検知する返却ボタンスイッチが接続されており、貸出ボタンの操作や返却ボタンの操作を検知できるとともに、これら残額表示器の表示制御を実施する。

0131

制御ユニット300は、リモコンからの送信に応じたIR受光ユニット315からの出力や表示部355に設けられている各種ボタンの操作やタッチパネルの操作に応じて表示制御基板329から入力される各種情報や、紙幣識別ユニット302aによる貨幣識別情報、並びにカードリーダライタ327からのカード挿入情報やビジターカードの貯留状態情報等を受けて、制御ユニット300に接続されている前記多機能ランプ内に設けられたフルカラーLED301a等の各LEDの点灯制御、カードリーダライタ327、表示制御基板329の制御、残額表示器の表示制御等、全体の動作制御を行う。

0132

また、制御ユニット300は、カード挿入口309に挿入された会員カードやビジターカードの利用の可/不可を判別するカード受付処理や、受付中の遊技用カードから特定した残額を使用した玉貸を行う貸与処理、貨幣の受付に応じて、受付中の遊技用カードに残存する残額への入金、或いは、新たな遊技用カードにプリペイド残額を書き込んで発行する発行・入金処理、返却ボタンによる返却操作により受付中の会員カードやビジターカードの返却する返却処理、払出ボタン311の操作の受付によって所有遊技媒体数(ローカル計数玉数に貯蓄済みの貯玉数や持玉数を加算した玉数)のうちの所定の単位球数の遊技球の払い出しを行う払出処理等の処理を実行する。

0133

また、制御ユニット300は、HUBを介して、ローカルエリアネットワーク(LAN)に接続されているホールコンピュータ6や玉管理コンピュータ8等の外部装置とデータ通信可能に接続されており、これらの各コンピュータと各種データの送受が可能とされている。

0134

また、制御ユニット300に接続された表示制御基板329は、表示部355を構成する液晶表示器313やタッチパネル314、各種の操作ボタン316に対応するスイッチ、IR受光ユニット315、前述した再プレイ表示部内に設けられたLED320a等の電子部品が接続されており、これらタッチパネル314の操作情報や、各種スイッチ類の操作情報、IR受光ユニット315から出力された出力信号に基づく情報が、表示制御基板329を介して制御ユニット300に出力される。

0135

本実施形態の表示制御基板329には、液晶表示器313の表示駆動を行う表示駆動回路(図示略)や、タッチパネル314からの出力信号に基づいて押圧操作された位置を特定して該特定した入力位置情報を出力する入力位置検出回路(図示略)や、表示部355に表示する表示映像に関する処理を行うVDP(図示略)や、メニュー表示等に使用する画像データ等を記憶するVROM(図示略)や、表示部355に表示する表示データを一時記憶するVRAM(図示略)や、制御ユニット300から独立して、各種スイッチ類やタッチパネル等の入力に伴う判断や処理を処理プログラムに基づいて実施する表示制御マイコン等が実装されており、制御ユニット300から出力される表示データ(ページデータ)等に基づいて、各種の表示画面を、表示部355を構成する液晶表示器313に表示可能とされている。

0136

カードユニット3は、遊技用カードとして、会員登録をしていない一般の遊技者に対して発行される記録媒体であるプリペイド機能を備えるビジターカードや、該遊技場に会員登録した会員遊技者に対して発行される記録媒体で会員カードを受け付ける。ビジターカードや会員カードは、ICカードで構成されている。これらの遊技用カードを受け付けたカードユニット3は、遊技用カードから特定される遊技者の所有有価価値である残額に応じて、上記の玉貸処理を実行する。また、遊技用カードから特定される遊技者の所有遊技媒体数に応じて、上記の払出処理を実行する。

0137

カードユニット3の前面には、紙幣を挿入するための紙幣挿入口、会員カードやビジターカードを挿入するためのカード挿入口309が設けられている。このカード挿入口309に挿入された会員カードやビジターカードがカードリーダライタに受け付けられ、そのカードに記録されている情報が読取られる。紙幣挿入口に挿入された紙幣は、貨幣識別器(図示省略)により取込まれてその真贋や紙幣種別の識別がなされる。

0138

本実施形態では、貯玉データは会員カードに直接記録させず、店舗に設置された玉管理コンピュータ8にID(会員カードID/会員ID)と対応付けて記憶させ、IDに基づいて対応する貯玉を検索できるように構成されていることとして説明する。それに対し、持玉は、ビジターカードに直接記録されることとして説明する。

0139

なお、本実施形態とは異なり、上記の貯玉及び持玉の両者ともに玉管理コンピュータ8にカード番号と対応付けて記憶させてもよい。また、持玉を玉管理コンピュータ8にカード番号と対応させて記憶させてもよい。

0140

なお、持玉をカード(会員カード、ビジターカード)又は玉管理コンピュータ8に記憶させるタイミングは、計数ボタンが操作されて計数処理が行われる毎のタイミングとしてもよいし、一定時間毎のタイミングとしてもよいし、カードを返却するタイミングとしてもよい。

0141

また、遊技者が遊技を終えてカードユニット3からカードの返却を受けたときには、カードユニット3に記憶していた持玉が一旦貯玉として玉管理コンピュータ8に記憶されるようにし、その遊技者がカードの返却を受けた日と同じ日に再び同じ又は別のカードユニット3にカードを挿入したときには、一旦貯玉として記憶された当日分の持玉のみが再びそのカードユニット3に記憶され、その持玉の範囲で遊技玉を加算し、遊技できるようにしてもよい。

0142

また、制御ユニット300には、音出力制御基板319が接続されている。音出力制御基板319は、音出力部350に接続され、制御ユニット300の制御に従って、音出力部350から各種の音を出力させるように制御する。

0143

また、カードユニット3の最下方位置には、遊技球を計数して取り込み、該計数した遊技球を最大端数分、つまり、対応するパチンコ機2における払出単位個数未満の単位未満端数最大値だけ貯留するとともに、該単位未満端数の遊技球を計数する計数払出ユニット380が設けられている。以下、「単位未満端数」を「端数」と称する。

0144

なお、カードユニット3の計数払出ユニット380で遊技球を貯留して払い出すようにするのではなく、遊技島に従来公知の遊技球貯留循環装置を構成し、この遊技球貯留循環装置から遊技球を払い出すようにしてもよい。

0145

計数払出ユニット380には、パチンコ機2の下皿24と、遊技島の繕板との間に配置される横長の箱状とされた連結ボックス340が連結されるようになっている。

0146

この連結ボックス340は、連結ボックス340の終端側に形成された、高さ方向の厚みが比較的大きな終端ボックス(不図示)と、高さ方向の厚みが比較的小さく、終端ボックスと計数払出ユニットとの連結部とを繋ぐように形成された経路ボックス(不図示)とから構成されている。

0147

連結ボックス340は、計数払出ユニット380に連結することで、終端ボックスが下皿24の下方に位置するようになっており、該終端ボックスの上面には、下皿24から排出される遊技球が投入されるホッパ形状とされた投入部345が形成されている。また、終端ボックスの前面下部位置には、遊技者が開閉自在とされ、通常において閉状態となるように付勢されている開閉シャッタを有し、計数払出ユニット380から払い戻し(返却)される端数の遊技球が排出される返却口342が設けられている。

0148

また、経路ボックス内の上部位置には、計数払出ユニット380に向けて傾斜するように設けられ、該投入部345に投入された遊技球を自然流下において計数払出ユニット380に導く2条の流路から成る計数通路343が設けられている。また、該計数通路343の下方位置に返却口342に向けて傾斜するように設けられ、計数払出ユニット380から払出された遊技球を自然流下において返却口342に導く返却通路344が設けられている。

0149

なお、終端ボックス340aの前面上部位置には、遊技者がスライド操作可能とされた計数レバー341が設けられており、該計数レバー341を、付勢に抗してスライドさせることで、投入部345から計数通路343への侵入口に設けられた開閉シャッタ346が開放されるようになっている。

0150

連結ボックス340が連結される計数払出ユニット380の内部には、計数通路343と連結され、カードユニット3の前面側からカードユニット3の内方側に向けて傾斜するように設けられた流入路を有し、該流入路の終端位置には、該流入路を流下する遊技球を検出して計数する計数センサ(不図示)が各条の流路毎に設けられており、計数通路343を通じて計数払出ユニット380に流入した遊技球が、該計数センサにより検出されて計数されるようになっている。計数センサによって計数された場合には、1球の遊技球の検出に応じて所定パルス検出信号が計数払出ユニット380から制御ユニット500に対して出力される。制御ユニット500は、その検出信号が入力される毎に、記憶している所持球数を1加算する。

0151

カードユニット3は、計数払出ユニット380によって計数された玉数をローカル計数玉数データ323として記憶部320に記憶させる。カードユニット3は、遊技用カードの返却時に、ユニットID、カードID及びローカル計数玉数データ323を玉管理コンピュータ8に送信する。受付中の遊技用カードがビジターカードである場合には、ローカル計数玉数データ323に記憶されたローカル計数玉数を持玉数としてビジターカードに記録させる。

0152

玉管理コンピュータ8は、カードユニット3から送信されたユニットID、カードID及びローカル計数玉数データ323に基づいて、ローカル計数玉数を当日貯玉数/持玉数に加算して更新する。

0153

具体的には、玉管理コンピュータ8は、カードIDの種別が会員カードIDである場合には、当該会員カードIDに対応する会員カード管理データ8651(図12)の貯玉管理データの当日貯玉数に、ローカル計数玉数データ323から特定されるローカル計数玉数を加算して更新する。詳細には、ユニット管理データ867(図14)を参照し、当該ユニットIDの設定の種別が「定量」である場合には、定量貯玉管理データに含まれる遊技履歴の当該ユニットIDに対応する当日定量貯玉数にローカル計数玉数を加算して更新する。また、当該ユニットIDの設定の種別が「非定量」である場合には、非定量貯玉管理データに含まれる当日非定量貯玉数にローカル計数玉数を加算して更新する。

0154

また、玉管理コンピュータ8は、カードIDの種別がビジターカードIDである場合には、当該ビジターカードIDに対応するビジターカード管理データ8653(図13)の持玉管理データの持玉数に、ローカル計数玉数データ323から特定されるローカル計数玉数を加算して更新する。詳細には、ユニット管理データ867(図14)を参照し、当該ユニットIDの設定の種別が「定量」である場合には、定量持玉管理データに含まれる遊技履歴の当該ユニットIDに対応する定量持玉数にローカル計数玉数を加算して更新する。また、当該ユニットIDの設定の種別が「非定量」である場合には、非定量持玉管理データに含まれる非定量持玉数にローカル計数玉数を加算して更新する。

0155

このようにすることで、カードユニット3は、自装置の設定が定量設定である場合には、定量設定の遊技用装置で獲得された玉数であることを特定可能に遊技用カードの返却を行い、自装置の設定が非定量設定である場合には、非定量設定の遊技用装置で獲得された玉数であることを特定可能に遊技用カードの返却を行うことが可能となる。この場合における遊技用カードの返却は、記録媒体の受付の解除に相当する。

0156

[1−4.ホールコンピュータの機能構成]
図5は、ホールコンピュータ6の機能構成の一例を示す図である。
ホールコンピュータ6は、処理部610と、入力部620と、表示部625と、音出力部630と、時計部635と、第1通信部640と、第2通信部650と、ROM670と、ハードディスク680と、RAM690とを備えて構成され、各部がバスを介して接続されるコンピューターシステムである。

0157

処理部610は、ROM670に記憶されているシステムプログラム等の各種プログラムに従って、ホールコンピュータ6の各部を統括的に制御するCPUやDSP等のプロセッサやASIC等の集積回路を有して構成される制御装置及び演算装置である。本実施形態において、処理部610は、主要な機能部として、設定用データ生成部611と、遊技集計部613と、売上集計部615とを有する。

0158

入力部620は、例えばキーボードマウスを有して構成される入力手段であり、押下されたキーやボタンの信号(操作信号)を処理部610に出力する。この入力部620からの操作入力により、ハードディスク680に格納された各種データベースのデータの編集等の指示操作がなされる。

0159

表示部625は、処理部610から出力される表示制御信号に基づいて各種の表示を行う表示装置であり、LCD等を有して構成される。表示部625には、ハードディスク680に格納された各種データベースのデータの内容等が表示される。

0160

音出力部630は、処理部610から出力される音出力制御信号に基づく各種の音出力を行うスピーカなどの音出力装置である。音出力部630からは、例えば、注意を促す場合や、異常が発生した場合に、それを管理者に報知する警告音等が音出力される。

0161

時計部635は、ホールコンピュータ6が備える内部時計であり、例えば、水晶振動子及び発振回路を含む水晶発振器を有して構成される。時計部635の計時時刻(日付を含む。)は処理部610に出力される。

0162

第1通信部640は、パチンコ機2との間で通信を行うための通信装置であり、例えば有線ケーブルを介して通信を行う有線通信モジュールを有して構成される。第1通信部640は、各パチンコ機2から出力されるパチンコ機信号を受信する。

0163

第2通信部650は、カードユニット3との間で通信を行うための通信装置であり、例えば有線ケーブルを介して通信を行う有線通信モジュールを有して構成される。第2通信部650は、各カードユニット3から出力されるユニット信号を受信する。また、第2通信部650は、処理部610の制御に従って、設定用データ691を各カードユニット3に送信する。図9に示すように、設定用データ691は、カードユニット3における定量/非定量の設定や、カードユニット3における表示設定、カードユニット3における遊技用カードの使用制限の設定等を行わせるためのデータである。

0164

ROM670は、読み出し専用不揮発性の記憶装置であり、ホールコンピュータ6のシステムプログラム等の各種のプログラムを記憶している。本実施形態において、ROM670には、処理部610によって読み出され、管理処理として実行される管理プログラム671が記憶されている。管理プログラム671は、設定用データ生成処理として実行される設定用データ生成プログラム671aをサブルーチンとして含む。これらの処理については、フローチャートを用いて詳細に後述する。

0165

なお、ホールコンピュータ6が記憶装置としてROM670を備えないような構成とすることも可能であり、この場合は、上記の各種プログラムを、例えばハードディスク680に記憶させるようにすればよい。

0166

ハードディスク680は、読み書き可能な不揮発性の外部記憶装置であり、カードユニット3の表示設定に係る各種のデータや、パチンコ機2での遊技に係る各種のデータベースを記憶する。具体的には、表示内容設定用テーブル681と、表示態様設定用テーブル682と、カード使用制限設定用テーブル683と、ユニット設定テーブル684と、遊技集計データベース688と、売上集計データベース689とが記憶される。

0167

表示内容設定用テーブル681は、カードユニット3の表示内容の設定に係るテーブルであり、そのテーブル構成の一例を図6に示す。
表示内容設定用テーブル681には、パチンコ機IDと、機種名と、表示画面とが対応付けて定められている。

0168

パチンコ機IDは、各パチンコ機2をユニークに識別するための番号(ID)であり、各パチンコ機2に個別に割り当てられている。
機種名は、該パチンコ機IDのパチンコ機2の機種名である。
表示種別は、該パチンコ機IDのパチンコ機2に対応して設けられるカードユニット3に表示させる表示画面である。

0169

具体的には、パチンコ機IDがP1〜P20のパチンコ機2は、その機種名が「パチンコXXX」である。そして、カードユニット3に表示させる表示画面として、(1)メニュー画面、(2)台データ画面、(3)スランプグラフ画面、(4)離席画面、(5)玉合算画面、(6)玉分割画面、(7)サービス画面、(8)フロアガイド画面、(9)CM画面、(10)玉貸中画面、(11)玉払出中画面、(12)玉変換画面、(13)カード返却画面、(14)計数中画面、が定められている。

0170

メニュー画面は、遊技者がメニュー選択を行うための画面であり、デフォルトとして設定されているデフォルト画面である。
台データ画面は、対応パチンコ機2の台データを遊技者が閲覧するための画面である。
スランプグラフ画面は、対応パチンコ機2のスランプグラフを遊技者が閲覧するための画面である。
離席画面は、遊技者が離席する場合に台ロックを行うための画面である。

0171

台ロックは、遊技用カードを受け付けている状態で台ロック操作がなされた場合に、遊技用カードの返却を規制する制御を行い、カード挿入口309から遊技用カードが排出されないようにすることによって実現することができる。

0172

なお、後述するように、遊技に使用するための記録媒体を遊技用カードではなく、遊技者が所持するスマートフォン等の携帯電話機や、タブレット端末、PDA等の遊技者端末とすることも可能である。この場合は、カードユニット3にICリーダを設けておき、例えばIC対応のスマートフォンがICリーダに翳されたことを記録媒体の受付とすればよい。そして、台ロック画面の表示中に、受け付けたスマートフォンと同一のスマートフォンをICリーダに翳すことで、カードユニット3をロック状態とし、他の遊技者による遊技を規制するようにすればよい。

0173

玉合算画面は、遊技者が玉の合算を行うための画面である。
玉分割画面は、遊技者が玉の分割を行うための画面である。
サービス画面は、遊技者がサービス選択を行うための画面である。
フロアガイド画面は、遊技者が店舗のフロアガイドを確認するための画面である。
CM画面は、遊技機や遊技機の製造メーカ、店舗等のCMが表示される画面である。

0174

玉貸中画面は、遊技者に玉貸が行われた場合に表示される玉貸の実行中であることを遊技者に報知するための画面である。
玉払出中画面は、遊技者に玉払出が行われた場合に表示される玉払出の実行中であることを遊技者に報知するための画面である。
玉変換画面は、遊技者が玉の変換を行うための画面である。
カード返却画面は、遊技用カードを返却したことを遊技者に報知するための画面である。
計数中画面は、計数払出ユニット380による計数中であることを遊技者に報知するための画面である

0175

表示態様設定用テーブル682には、上記の表示内容設定用テーブル681に定められた各表示画面に表示させる表示項目をどのような位置や色、大きさで表示させるかの表示態様が定められている。

0176

カード使用制限設定用テーブル683は、カードユニット3がカード使用制限を行うための設定用テーブルであり、そのテーブル構成の一例を図7に示す。
カード使用制限設定用テーブル683には、カード種別と、設定と、制御とが対応付けて記憶されている。

0177

カード種別は、遊技用カードの種別であり、「会員カード」と「ビジターカード」との2種類の種別が定められている。

0178

設定は、カードユニット3の設定(定量/非定量)であり、遊技者が台移動を行う場合における「移動元」のカードユニット3の設定と、遊技者が台移動を行う場合における「移動先」のカードユニット3の設定とが定められている。また、移動元のカードユニット3と移動先のカードユニット3のユニットIDが一致する場合として「一致(ユニットID)」が定められている。

0179

制御は、カードユニット3が実行する制御に関する内容であり、制御を行うための条件と、制御する項目である制限項目及び許可項目とがこれに含まれる。本実施形態において、会員カードの使用には「玉貸」、「玉払出」、「玉合算」、「玉分割」、「玉共有」、「玉計数」が含まれる。

0180

玉貸は、会員カードに対応付けられた残額を消費することによる遊技球の貸し出しであり、玉計数は、計数払出ユニット380による遊技球の計数である。玉払出、玉合算、玉分割及び玉共有は、それぞれ会員カードに対応付けられた貯玉(当日貯玉及び過去貯玉)の払出、合算、分割及び共有である。また、会員カードの使用が全て制限される場合とは、上記の全ての項目に対応する処理の実行が制限されることを意味する。逆に、会員カードの使用が全て許可される場合とは、上記の全ての項目に対応する処理の実行が許可されることを意味する。
ビジターカードについても同様である。

0181

本実施形態では、当日貯玉のみならず、過去貯玉の使用も制限することとして説明する。これは、過去貯玉の使用を許可することにしてしまうと、定量判定を正しく行うことができなくなるおそれがあり、定量制の本来の意義が没却してしまうためである。

0182

なお、本実施形態とは異なるが、過去貯玉の使用は制限せずに、当日貯玉の使用のみを制限するようにすることも可能である。

0183

具体的に説明する。
(1)カード種別「会員カード」
(1−1)移動元「定量」、移動先「定量」
制御欄には、条件として「−(無し)」が定められている。そして、制限項目として「カード返却」が、許可項目として「−(無し)」が定められている。これは、定量設定のカードユニット3から定量設定のカードユニット3への移動では、移動先のカードユニット3において会員カードの使用が全て制限され、会員カードを受け付けることなく返却することを意味する。

0184

これは、店舗側の管理が煩雑となるため、定量制で運用されるパチンコ機2で遊技者が獲得した玉を、定量制で運用される他のパチンコ機2での遊技に使用されることを防止するためである。

0185

(1−2)移動元「非定量」、移動先「定量」
制御欄には、条件として「残額無し」及び「残額有り」が定められている。「残額無し」には、制限項目として「カード返却」が、許可項目として「−(無し)」が定められている。これは、非定量設定のカードユニット3から定量設定のカードユニット3への移動において、会員カードに残額が存在しない場合には、移動先のカードユニット3において会員カードの使用が全て制限され、会員カードを受け付けることなく返却することを意味する。また、「残額有り」には、制限項目として「玉払出、玉合算、玉分割、玉共有」が、許可項目として「玉貸(残額消費)、玉計数」が定められている。これは、非定量設定のカードユニット3から定量設定のカードユニット3への移動において、会員カードに残額が存在する場合には、移動先のカードユニット3において会員カードの使用のうちの玉払出、玉合算、玉分割及び玉共有は制限されるが、残額を消費することによる玉貸及び玉計数は許可されることを意味する。

0186

これは、管理側の管理が煩雑となるため、非定量制で運用されるパチンコ機2で遊技者が獲得した玉を、定量制で運用される他のパチンコ機2での遊技に使用されることを防止するためである。その一方で、定量制は、残額を消費することによる遊技を推奨するものであり、残額が存在するにも関わらず遊技を行うことができないのは遊技者にとって酷であるため、残額の消費は許可することにしている。

0187

(1−3)移動元「定量」、移動先「非定量」
制御欄には、条件として「残額無し」及び「残額有り」が定められている。「残額無し」には、制限項目として「カード返却」が、許可項目として「−(無し)」が定められている。これは、定量設定のカードユニット3から非定量設定のカードユニット3への移動において、会員カードに残額が存在しない場合には、移動先のカードユニット3において会員カードの使用が全て制限され、会員カードを受け付けることなく返却することを意味する。また、「残額有り」には、制限項目として「玉払出、玉合算、玉分割、玉共有」が、許可項目として「玉貸(残額消費)、玉計数」が定められている。これは、定量設定のカードユニット3から非定量設定のカードユニット3への移動において、会員カードに残額が存在する場合には、移動先のカードユニット3において会員カードの使用のうちの玉払出、玉合算、玉分割及び玉共有は制限されるが、残額を消費することによる玉貸及び玉計数は許可されることを意味する。

0188

これについても、管理側の管理が煩雑となるため、定量制で運用されるパチンコ機2で遊技者が獲得した玉を、非定量制で運用される他のパチンコ機2での遊技に使用されることを防止するためである。その一方で、定量制は、残額を消費することによる遊技を推奨するものであり、残額が存在するにも関わらず遊技を行うことができないのは遊技者にとって酷であるため、残額の消費は許可することにしている。

0189

(1−4)移動元「非定量」、移動先「非定量」
制御欄には、条件として「−(無)」が定められている。そして、制限項目として「−(無)」が、許可項目として「全許可」が定められている。これは、非定量設定のカードユニット3から非定量設定のカードユニット3への移動では、移動先のカードユニット3において会員カードの使用が全て許可されることを意味する。但し、この場合における玉払出、玉合算、玉分割及び玉共有の対象とすることのできる玉の種別は、会員カードに対応付けられた非定量貯玉数である。

0190

これは、非定量制は、残額を消費することによる遊技のみならず、貯玉を使用した遊技も意図しているため、非定量制で運用されるパチンコ機2で遊技者が獲得した玉を、非定量制で運用される他のパチンコ機2での遊技に使用させることを許可するためである。

0191

(1−5)一致(ユニットID)
制御欄には、条件として「−(無)」が定められている。そして、制限項目として「−(無)」が、許可項目として「全許可」が定められている。これは、移動元のカードユニット3と移動先のカードユニット3のユニットIDが一致する場合には、移動先のカードユニット3において会員カードの使用が全て許可されることを意味する。但し、この場合における玉払出、玉合算、玉分割及び玉共有の対象とすることのできる玉の種別は、当該ユニットIDのカードユニット3の設定(定量/非定量)に対応する貯玉数である。

0192

この場合における移動元のカードユニット3は、主として直前のカードユニット3を意図している。つまり、遊技用カードが前回使用されたカードユニット3と今回使用されたカードユニット3のユニットIDが一致する場合には、全許可とするものである。これは、遊技者がトイレ食事等によって一時的に離席するような場合に、戻ってきた際に会員カードが使用できなくなるのは遊技者にとって不都合となるためである。

0193

(2)カード種別「ビジターカード」
ビジターカードの制御については、上記の会員カードにおける制御を略同一である。しかし、制御欄における条件が一部異なっており、会員カードの「残額無し」に対応する条件が「残額無し(持玉有り)」となっている。これは、残額も持玉も存在しなくなったビジターカードはカードユニット3に回収されるため、残額及び持玉のうちの少なくとも一方が存在しなければ、ビジターカードを使用することができないためである。

0194

なお、本実施形態では、遊技用カードの全ての使用を制限する場合に、遊技用カードを返却することとして説明するが、このようにするのではなく、遊技用カードは受け付けるが、受け付けた遊技用カードを使用した上記の各項目に対応する処理の実行を制限するようにしてもよい。

0195

また、上記のカード使用制限設定用テーブル684の設定に定められた移動元のカードユニット3は、直前に遊技用カードが使用されたカードユニット3のみならず、2以上前に遊技用カードが使用されたカードユニット3も含む概念である。遊技用カードが使用されたカードユニット3の設定は、カードユニット3が、遊技用カードを受け付けた際に、認証処理として、玉管理コンピュータ8からカード管理データを取得することで判定することができる。

0196

カードユニット3は、会員カードが挿入された場合には、玉管理コンピュータ8から取得した図12の会員カード管理データ8651を参照し、遊技履歴のユニットIDを問わず、当日定量貯玉数が存在すれば、移動元のユニットを「定量」と判定する。この場合、当日非定量貯玉数が存在したとしても、当日定量貯玉数を優先することとして、移動元のユニットを「定量」と判定する。また、当日定量貯玉数は存在しないが、当日非定量貯玉数が存在する場合には、移動元のユニットを「非定量」と判定する。

0197

また、ビジターカードが挿入された場合には、玉管理コンピュータ8から取得した図13のビジターカード管理データ8653を参照し、遊技履歴のユニットIDを問わず、定量持玉数が存在する場合には、移動元のユニットを「定量」と判定する。この場合、非定量持玉数が存在したとしても、定量持玉数を優先することとして、移動元のユニットを「定量」と判定する。また、定量持玉数は存在しないが、非定量持玉数が存在する場合には、移動元のユニットを「非定量」と判定する。

0198

なお、本実施形態では、上記のように移動元のユニットを「定量」と優先して判定することとして説明するが、このようにするのではなく、移動元のユニットを「非定量」と優先して判定するようにしてもよい。

0199

また、設定「一致(ユニットID)」について、移動元のカードユニット3に、直前に遊技用カードが使用されたカードユニット3に限らず、2以上前に遊技用カードが使用されたカードユニット3を含めることとしてもよい。例えば、ユニットID「U1→U2→U1」の順番で遊技用カードが使用された場合に、1つ目の「U1」のカードユニット3と3つ目の「U1」のカードユニット3のユニットIDが一致するとして、1つ目の「U1」のカードユニット3で使用されて計数された玉を、3つ目の「U3」のカードユニット3において使用することを可能としてもよい。

0200

ユニット設定テーブル684は、各カードユニット3の設定に関するテーブルであり、そのデータ構成の一例を図8に示す。
ユニット設定テーブル684には、ユニットIDと、設定と、定量上限玉数と、対応パチンコ機IDとが対応付けて記憶されている。

0201

ユニットIDは、各カードユニット3を固有に識別するための識別情報である。
設定は、当該ユニットIDのカードユニット3の設定であり、種別(定量/非定量)と、種別が定量である場合の定量上限玉数とがこれに含まれる。種別が非定量である場合は、定量上限玉数は「−(無し)」とされる。
対応パチンコ機IDは、当該ユニットIDのカードユニット3に対応して設けられるパチンコ機2を固有に識別するための識別情報である。

0202

遊技集計データベース688は、パチンコ機2における遊技に関連する集計データが記憶されたデータベースである。

0203

売上集計データベース689は、店舗に設置されるパチンコ機2における売上に関連する集計データが記憶されたデータベースである。売上集計データベース689には、店舗の売り上げに関する情報を集計した売上集計データが記憶され、例えば、割数機械割数や景品割数)や出玉率、客滞率、売上玉、景品玉景品金額、玉粗利といったデータが、売上集計部615によって集計されて記憶される。

0204

RAM690は、読み書き可能な揮発性のメモリであり、本実施形態では、設定用データ生成部611によって生成される各カードユニット3の設定用のデータである設定用データ691が記憶される。RAM690は不図示の電池によりバックアップされており、電源が遮断されても、所定期間において記憶されているデータが保持される。

0205

図9は、設定用データ691のデータ構成の一例を示す図である。
設定用データ691には、カードユニット3のIDであるユニットID6911と、対応パチンコ機2のIDである対応パチンコ機ID6912と、当該カードユニット3の設定6913と、当該カードユニット3の表示内容の設定データである表示内容設定データ6914と、当該カードユニット3の表示態様の設定データである表示態様設定データ6915と、当該カードユニット3のカード使用制限の設定データであるカード使用制限設定データ6916とが含まれる。

0206

ユニットID6911と対応パチンコ機ID6912とは、ユニット設定テーブル684に定められたパチンコ機2とカードユニット3との対応関係に基づいて定められる。

0207

設定6913には、当該カードユニット3の設定の種別が記憶される。種別には、定量設定を示す「定量」及び非定量設定を示す「非定量」のいずれかが記憶される。また、種別が「定量」であるカードユニット3については、前述した定量判定用玉数に対する上限値である定量上限玉数が記憶される。

0208

表示内容設定データ6914は、当該ユニットIDのカードユニット3に適用する表示内容の設定データである。表示内容設定データ6914は、表示内容設定用テーブル681に定められた表示内容に基づいて生成される。

0209

表示態様設定データ6915は、当該ユニットIDのカードユニット3に適用する表示態様の設定データである。表示態様設定データ6915は、表示態様設定用テーブル682に定められた表示態様に基づいて生成される。

0210

カード使用制限設定データ6916は、当該ユニットIDのカードユニット3に適用するカード使用制限の設定データであり、カード使用制限設定用テーブル683に定められたカード使用制限項目に基づいて生成される。

0211

図10は、本実施形態におけるカード使用制限の原理の説明図である。
定量制で運用される「A1」〜「A10」のパチンコ機2で構成される第1遊技島と、非定量制で運用される「B1」〜「B10」のパチンコ機2で構成される第2遊技島とを考える。また、ここでは、会員遊技者が会員カードを用いて遊技を行う場合を考える。

0212

遊技者が「A1」から「A2」に台移動する場合、図7のカード使用制限設定用テーブル683に示すように、定量設定のカードユニット3から定量設定のカードユニット3への移動であるため、会員カードの使用が全制限される。

0213

遊技者が「B1」から「A1」に台移動する場合、図7のカード使用制限設定用テーブル683に示すように、非定量設定のカードユニット3から定量設定のカードユニット3への移動であるため、会員カードの使用のうち、玉払出、玉計数、玉合算、玉分割及び玉共有が制限されるが、プリペイド残額を消費することによる玉貸は許可される。

0214

遊技者が「A1」から「B3」に台移動する場合、図7のカード使用制限設定用テーブル683に示すように、定量設定のカードユニット3から非定量設定のカードユニット3への移動であるため、会員カードの使用のうち、玉合算、玉分割及び玉共有が制限されるが、玉払出、玉計数及びプリペイド残額を消費することによる玉貸は許可される。

0215

遊技者が「B1」から「B2」に台移動する場合、図7のカード使用制限設定用テーブル683に示すように、非定量設定のカードユニット3から非定量設定のカードユニット3への移動であるため、会員カードの使用は制限されない。

0216

遊技者が「A3」での遊技を一時中断し、席を外して「A3」に戻った場合、図7のカード使用制限設定用テーブル683に示すように、同一のカードユニット3間の移動であるため、会員カードの使用は制限されない。

0217

遊技者が「B4」での遊技を一時中断し、席を外して「B4」に戻った場合、図7のカード使用制限設定用テーブル683に示すように、同一のカードユニット3間の移動であるため、会員カードの使用は制限されない。

0218

[1−5.玉管理コンピュータの機能構成]
図11は、玉管理コンピュータ8の機能構成の一例を示す図である。
玉管理コンピュータ8は、処理部810と、入力部820と、表示部830と、通信部840と、時計部850と、記憶部860とを備えて構成される。

0219

処理部810は、記憶部860に記憶されているシステムプログラム等の各種プログラムに従って、玉管理コンピュータ8の各部を統括的に制御する制御装置及び演算装置であり、CPUやDSP等のプロセッサやASIC等の集積回路を有して構成される。

0220

入力部820は、例えばキーボードやマウスを有して構成される入力手段であり、押下されたキーやボタンの信号(操作信号)を処理部810に出力する。

0221

表示部830は、処理部810から出力される表示制御信号に基づいて各種の表示を行う表示装置であり、LCD等を有して構成される。表示部830には、記憶部860に記憶された各種データベースのデータの内容等が表示される。

0222

通信部840は、カードユニット3との間で通信を行うための通信装置であり、例えば有線ケーブルを介して通信を行う有線通信モジュールを有して構成される。通信部840は、カードユニット3からカード情報を受信する。

0223

時計部850は、玉管理コンピュータ8が備える内部時計であり、例えば、水晶振動子及び発振回路を含む水晶発振器を有して構成される。時計部850の計時時刻(日付を含む。)は処理部810に随時出力される。

0224

記憶部860には、処理部810により玉管理処理として実行される玉管理プログラム861と、会員管理データ863と、カード管理データ865と、ユニット管理データ867とが記憶される。

0225

会員管理データ863は、会員遊技者の管理データであり、会員遊技者の個人情報が記憶される。具体的には、例えば、会員遊技者を固有に識別するための会員IDや該会員遊技者に付与された会員カードのIDである会員カードID、該会員遊技者によって設定された暗証番号、該会員遊技者の名前、該会員遊技者の年齢、該会員の生年月日等が記憶される。

0226

カード管理データ865は、遊技者が所持する遊技用カードの管理データであり、会員カード管理データ8651と、ビジターカード管理データ8652とがこれに含まれる。

0227

図12は、会員カード管理データ8651のデータ構成の一例を示す図である。
会員カード管理データ8651は、会員カード毎に管理されるデータであり、会員遊技者が所持する会員カードに付与される会員カードIDと、当該会員遊技者に付与される会員IDと、定量貯玉管理データと、非定量貯玉管理データとがこれに含まれる。

0228

定量貯玉管理データには、設定として「定量」が記憶され、遊技球の貸与レート毎に、遊技履歴と定量貯玉数とが対応付けて記憶される。遊技履歴には、当該会員カードが使用されたカードユニット3のユニットIDの履歴が記憶される。また、定量貯玉数には、当日定量貯玉数と、過去定量貯玉数とが記憶される。遊技履歴のユニットIDの履歴から、カードユニット3やホールコンピュータ6、玉管理コンピュータ8、景品交換POS端末9等の外部装置は、当該会員カードの使用の履歴を特定することができる。

0229

また、非定量貯玉管理データには、設定として「非定量」が記憶され、遊技球の貸与レート毎に、非定量貯玉数が記憶される。非定量貯玉数には、当日非定量貯玉数と、過去非定量貯玉数とが含まれる。

0230

上記に示すように、本実施形態では、定量貯玉数と非定量貯玉数とは、メモリの別領域に記憶される。また、本実施形態では、定量貯玉数はユニット毎に記憶され、非定量貯玉数は纏めて記憶される。

0231

なお、特定した会員カードの使用の履歴や定量貯玉数、非定量貯玉数等を含む上記のデータは、それぞれの外部装置が具備する表示部に表示させるなどして、店舗の管理者や従業員が確認・閲覧できるようにすることが可能である。

0232

図13は、ビジターカード管理データ8653のデータ構成の一例を示す図である。
ビジターカード管理データ8653は、ビジターカード毎に管理されるデータであり、ビジター遊技者が所持するビジターカードに付与されるビジターカードIDと、当該ビジターカードが発行された日時である発行日時と、定量持玉管理データと、非定量持玉管理データとがこれに含まれる。

0233

定量持玉管理データには、設定として「定量」が記憶され、遊技球の貸与レート毎に、遊技履歴と定量持玉数とが対応付けて記憶される。遊技履歴には、当該ビジターカードが使用されたカードユニット3のユニットIDの履歴が記憶される。このユニットIDの履歴から、カードユニット3やホールコンピュータ6、玉管理コンピュータ8、景品交換POS端末9等の外部装置は、当該ビジターカードの使用の履歴を特定することができる。

0234

また、非定量持玉管理データには、設定として「非定量」が記憶され、遊技球の貸与レート毎に、非定量持玉数が記憶される。

0235

上記のように、本実施形態では、定量持玉数と非定量持玉数とは、メモリの別領域に記憶される。また、本実施形態では、定量持玉数はユニット毎に記憶され、非定量持玉数は纏めて記憶される。

0236

なお、特定したビジターカードの使用の履歴や定量持玉数、非定量持玉数等を含む上記のデータは、それぞれの外部装置が具備する表示部に表示させるなどして、店舗の管理者や従業員が確認・閲覧できるようにすることが可能である。

0237

図14は、ユニット管理データ867のデータ構成の一例を示す図である。
ユニット管理データ867には、ユニットIDと、設定と、状態と、受付カードIDとが記憶される。
ユニットIDは、各カードユニット3を固有に識別するための識別情報である。
設定は、当該ユニットIDのカードユニット3の設定であり、種別(定量/非定量)と、種別が定量である場合の定量上限玉数とがこれに含まれる。種別が非定量である場合は、定量上限玉数は「−(無し)」とされる。
状態は、当該ユニットIDのカードユニット3の状態であり、遊技用カードを受付中である場合には「受付中」が記憶される。また、カードユニット3に異常が発生した場合には「異常」が記憶される。
受付カードIDは、当該ユニットIDのカードユニット3が受付中の遊技用カードのカードIDである。

0238

[1−6.景品交換POS端末の機能構成]
図15は、景品交換POS端末9の機能構成の一例を示す図である。
景品交換POS端末9は、処理部910と、操作部920と、表示部930と、第1通信部940と、第2通信部945と、第3通信部950と、第4通信部955と、バーコードリーダ960と、明細発行部970と、カードリーダ980と、記憶部990とを備えて構成される。

0239

処理部910は、CPUやDSP等のプロセッサやASIC等の集積回路を有して構成される処理装置及び演算装置であり、主要な機能部として、景品交換処理部911と、特殊景品交換処理部913と、合算部915と、表示処理部917とを有する。

0240

操作部920は、キーボードやマウス、テンキー等を有して構成される操作装置及び入力装置であり、表示部930と一体的に構成されたタッチパネル921を有して構成される。

0241

表示部930は、液晶ディスプレイ等を有して構成される表示装置であり、処理部910の制御に従って、各種の情報を表示する。

0242

第1通信部940は、ホールコンピュータ6との間で情報の送受を行うための通信装置であり、例えば有線通信を行うための有線通信モジュールを有して構成される。

0243

第2通信部945は、玉管理コンピュータ8との間で情報の送受を行うための通信装置であり、例えば有線通信を行うための有線通信モジュールを有して構成される。第2通信部945は、処理部910の制御に従って、カード管理データ要求信号及びユニット管理データ要求信号を玉管理コンピュータ8に送信する。また、第2通信部945は、玉管理コンピュータ8からカード管理データ865及びユニット管理データ867を受信する。

0244

第3通信部950は、暗証番号入力装置12との間で通信を行うための通信装置であり、例えば有線通信を行うための有線通信モジュールを有して構成される。第3通信部950は、処理部910の制御に従って、暗証番号認証を行うために暗証番号の入力を要求する暗証番号入力要求信号を送信する。また、第3通信部950は、暗証番号入力装置12から暗証番号の入力結果を受信する。

0245

暗証番号入力装置12は、景品交換POS端末9と通信可能に接続され、景品交換カウンタにおいて遊技客側に向けて配置される暗証番号の入力装置であり、例えば、暗証番号を入力するためのテンキーと、入力した暗証番号を表示するディスプレイとを有して構成される。

0246

第4通信部955は、特殊景品払出装置14との間で通信を行うための通信装置であり、例えば有線通信を行うための有線通信モジュールを有して構成される。第4通信部955は、処理部910の制御に従って、特殊景品を払い出させるための特殊景品払出信号を特殊景品払出装置14に送信する。

0247

特殊景品払出装置14は、景品交換POS端末9と通信可能に接続され、景品交換POS端末9から出力される払出信号に基づいて、特殊景品を受付カウンタのテーブルに払い出す払出装置である。

0248

バーコードリーダ960は、処理部910の制御に従って、景品交換用のレシート印字されたバーコードを読み取る読取装置である。

0249

明細発行部970は、処理部910の制御に従って、特殊景品払出装置14から払い出す特殊景品の明細を発行する発行する発行装置である。

0250

カードリーダ980は、処理部910の制御に従って、会員カードやビジターカードに記録されたIDを読み取る読取装置である。

0251

記憶部990は、ROMやフラッシュROM、EEPROM、RAM等のメモリを有して構成される記憶装置である。記憶部990には、処理部910により読み出され、景品交換処理として実行される景品交換プログラム991と、交換単価設定データ993と、消費税設定データ995と、カード管理データ865と、ユニット管理データ867とが記憶される。

0252

また、景品交換プログラム991は、特殊景品交換処理として実行される特殊景品交換プログラム991aと、合算処理として実行される合算プログラム991bと、表示処理として実行される表示処理プログラム991cとをサブルーチンとして含む。

0253

交換単価設定データ993は、玉数と特殊景品との交換単価の設定データである。
消費税設定データ995は、消費税の設定データである。
交換単価設定データ993と消費税設定データ995とに基づいて、特殊景品の交換数が決定される。

0254

[1−7.処理の流れ]
[1−7−1.ホールコンピュータの処理]
図16は、ホールコンピュータ6の処理部610がROM670に記憶されている管理プログラム671に従って実行する管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。

0255

処理部610は、各カードユニット3についてループAの処理を行う(A1〜A7)。このループAの処理は、例えば、ホールコンピュータ6の電源投入時に管理プログラム671が読み出されて実行が開始された場合に最初に実行される処理である。なお、このループAの処理を、電源投入時ではなく、各カードユニット3の設定を行うタイミングで実行するようにプログラムを規定しておいてもよい。

0256

ループAでは、設定用データ生成部611が、ROM670に記憶されている設定用データ生成プログラム671aに従って、該カードユニット3について設定用データ691を生成する設定用データ生成処理を行う(A3)。具体的には、ハードディスク680に記憶されている表示内容設定用テーブル681、表示態様設定用テーブル682、カード使用制限設定用テーブル683及びユニット設定テーブル684を用いて、前述した当該カードユニット3の設定用データ691を生成し、RAM690に記憶させる(A3a)。

0257

次いで、処理部610は、生成した設定用データ691を、当該カードユニット3に送信する(A5)。そして、処理部610は、次のカードユニット3へと処理を移す。

0258

全てのカードユニット3に対するループAの処理を終了したならば(A7)、処理部610は、各パチンコ機2について、ループBの処理を実行する(A9〜A17)。ループBの処理では、処理部610は、該パチンコ機2からパチンコ機信号を受信する(A11)。

0259

その後、処理部610は、遊技データ集計タイミングであるか否かを判定する(A13)。集計タイミングは、例えば、定期的なタイミング(一定時間間隔毎のタイミング)としてもよいし、店舗の管理者によって集計が指示されたタイミングとしてもよい。

0260

集計タイミングであると判定したならば(A13;Yes)、処理部610は、当該パチンコ機2の遊技データを集計して遊技集計データを更新し、遊技集計データベース688に記憶させる(A15)。そして、処理部610は、次のパチンコ機2へと処理を移す。

0261

全てのパチンコ機2についてループBの処理を終了したならば(A17)、処理部610は、処理を終了するか否かを判定する(A19)。例えば、ホールコンピュータ6の電源を切断する操作がなされた場合に、処理を終了すると判定する。処理を継続すると判定したならば(A19;No)、A9に処理を戻す。また、処理を終了すると判定したならば(A19;Yes)、処理部610は、管理処理を終了する。

0262

[1−7−2.カードユニットの処理]
図17は、カードユニット3の処理部310が、記憶部320に記憶されているカードユニット処理プログラム321に従って実行するカードユニット処理の流れの一例を示すフローチャートである。

0263

最初に、処理部310は、記憶部320に記憶されている設定プログラム321aに従って、設定処理を実行する(C1)。具体的には、通信部を介してホールコンピュータ6から設定用データ691を受信し、記憶部320に記憶させる。そして、設定部310aは、設定用データ691に従って、自装置の定量/非定量の設定を行う。

0264

次いで、処理部310は、記憶部320に記憶されているカード使用制限プログラム321bに従って、カード使用制限処理を実行する(C3)。また、処理部310は、記憶部320に記憶されているカード使用プログラム321cに従って、カード使用処理を実行する(C5)。

0265

その後、処理部310は、計数払出ユニット380による計数がなされたか否かを判定し(C7;Yes)、計数がなされたと判定したならば(C17;Yes)、計数払出ユニット380の計数結果に基づいて記憶部320のローカル計数玉数データ323を更新する(C9)。そして、処理部310は、ローカル計数玉数データ323を玉管理コンピュータ8に出力する(C11)。

0266

なお、ここでは、ローカル計数玉数データ323が更新されたタイミングでローカル計数玉数データ323を玉管理コンピュータ8に出力することとして説明するが、遊技用カードの返却時にローカル計数玉数データ323を玉管理コンピュータ8に出力するようにしてもよい。

0267

次いで、処理部310は、自装置の設定が定量設定であるか否かを判定し(C13)、定量設定であると判定したならば(C13;Yes)、定量上限到達判定処理を実行する(C15)。具体的には、前述したように、定量判定用玉数が定量上限玉数に達したか否かを判定する。

0268

定量上限に到達したと判定したならば(C17;Yes)、処理部310は、カード使用規制処理を実行する(C19)。具体的には、以降の遊技において、受付中の遊技用カードの使用を規制する。これにより、遊技者の獲得玉数の計数が規制されるため、遊技者は、玉をそれ以上獲得することができなくなる。また、処理部310は、カード使用規制報知処理を実行する(C21)。具体的には、例えば、受付中の遊技用カードの使用を規制する旨を表示部355に表示させる。なお、表示部355への表示に代えて、受付中の遊技用カードの使用を規制する旨を音出力部350から音出力させるなどしてもよい。

0269

次いで、処理部310は、処理を終了するか否かを判定する(C23)。例えば、カードユニット3の電源を切断する操作がなされた場合に、処理を終了すると判定する。処理を継続すると判定したならば(C23;No)、C7へと処理を戻す。また、処理を終了すると判定したならば(C23;Yes)、カードユニット処理を終了する。

0270

図18は、カード使用制限処理の流れの一例を示すフローチャートである。
カード使用制限部310bは、遊技用カードが挿入されたか否かを判定し(E1)、挿入されたと判定したならば(E1;Yes)、挿入された遊技用カードに記録されているカードID(会員カード:会員カードID、ビジターカード:ビジターカードID)を読み出す(E3)。

0271

次いで、カード使用制限部310bは、カード認証処理を実行する(E5)。具体的には、自装置のユニットID及び読み出したカードIDを含む認証要求信号を玉管理コンピュータ8に送信する。玉管理コンピュータ8の処理部810は、カードユニット3から認証要求信号を受信すると、認証処理を実行する。

0272

認証結果がOKである場合、処理部810は、ユニット管理データ867の当該カードユニット3の状態を「受付中」とし、当該カードユニット3から受信したカードIDを受付カードIDに記憶させる。また、処理部810は、当該カードユニット3のユニットIDをカード管理データ865の遊技履歴データに記憶させる。そして、処理部810は、認証結果(OK)及びカード管理データ865をカードユニット3に送信する。認証結果がNGである場合、処理部810は、認証結果(NG)をカードユニット3に送信する。

0273

認証結果がOKである場合、カード使用制限部310bは、挿入された遊技用カードのカード種別を判定し(E7)、カード種別が会員カードであると判定したならば(E7;会員カード)、会員カード使用制限処理を実行する(E9)。また、カード種別がビジターカードであると判定したならば(E7;ビジターカード)、ビジターカード使用制限処理を実行する(E11)。

0274

次いで、カード使用制限部310bは、遊技用カードを受付中であるか否かを判定し(E13)、受付中であると判定したならば(E13;Yes)、遊技者によりカード返却操作がなされたか否かを判定する(E15)。なされたと判定したならば(E15;Yes)、カード使用制限部310bは、制限設定がなされている場合にはそれを解除し(E17)、遊技用カードを遊技者に返却するカード返却処理を実行する(E19)。そして、カード使用制限部310bは、E1に処理を戻す。

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