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技術 通信リンクの物理パラメータの認証システム及びその方法

出願人 フルークコーポレイション
発明者 セオドルジェイ・ブリルハートジェイ・デビッドシェール
出願日 2016年6月3日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2016-112262
公開日 2017年1月5日 (4年1ヶ月経過) 公開番号 2017-003581
状態 特許登録済
技術分野 光学装置、光ファイバーの試験
主要キーワード 関心範囲 不合格結果 屋内ケーブル 履歴データセット 極性試験 屋外ケーブル 水平リンク 試験ボタン
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

光ファイバケーブルを含んだ、通信リンク物理パラメータを認証するシステム及びその方法を提供する。

解決手段

光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するためのシステムは、光ファイバケーブルの一端に連結される試験装置を含む。この試験装置は、光ファイバケーブル内に光を導入し、光ファイバケーブルの物理パラメータの認証試験を実施する。導入された光と光ファイバケーブルとの相互作用観測に基づいて、試験装置は、ケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを試験し、試験されたパラメータが所定の規格により特定される対応するパラメータを満たしているかどうかを認証する。無線装置は、認証試験の動作を制御するために、試験装置に制御信号(例えば、無線で)を通信する。無線装置はさらに、試験装置からの認証試験の結果を受信するように動作できる。無線装置は更に、認証試験を考慮する情報でデータベース要素更新する、リモートコンピューティング装置と通信する。

概要

背景

様々な種類のネットワーク通信チャネルは、金属配線光ファイバケーブル及び無線リンクを含む、信号の伝送のための種々の物理メディアを採用する。通信プロトコル及びアーキテクチャは重要であるが、これらと同等に重要なのはネットワークの物理層である。物理層は、例えば7層のOSIモデルの第1層であり、すなわち、それをサポートするケーブルである。

概要

光ファイバケーブルを含んだ、通信リンク物理パラメータを認証するシステム及びその方法を提供する。光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するためのシステムは、光ファイバケーブルの一端に連結される試験装置を含む。この試験装置は、光ファイバケーブル内に光を導入し、光ファイバケーブルの物理パラメータの認証試験を実施する。導入された光と光ファイバケーブルとの相互作用観測に基づいて、試験装置は、ケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを試験し、試験されたパラメータが所定の規格により特定される対応するパラメータを満たしているかどうかを認証する。無線装置は、認証試験の動作を制御するために、試験装置に制御信号(例えば、無線で)を通信する。無線装置はさらに、試験装置からの認証試験の結果を受信するように動作できる。無線装置は更に、認証試験を考慮する情報でデータベース要素更新する、リモートコンピューティング装置と通信する。A

目的

本発明は、概して、通信リンクの物理パラメータを試験すること及び認証することに関し、ならびに、通信リンクを提供する

効果

実績

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請求項1

光ファイバケーブル物理パラメータを認証するためのシステムであって、光ファイバケーブルの一端に動作可能に連結される試験装置であって、前記光ファイバケーブル内に光を導入して前記光ファイバケーブルの物理パラメータの認証試験を実施すると共に、導入された前記光と前記光ファイバケーブルとの相互作用観測に基づいて、前記光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを評価し、当該一又はそれ以上の物理パラメータが、所定の規格により特定される一又はそれ以上の対応するパラメータを満たしているかどうかを認証するように更に動作可能である前記試験装置と、前記試験装置に動作可能に連結される無線装置であって、前記認証試験の動作を制御するために制御信号を前記試験装置に無線通信するように構成されていると共に、更に前記試験装置から前記認証試験の結果を無線で受信するように動作可能である前記無線装置とを備えるシステム。

請求項2

光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するためのシステムであって、前記光ファイバケーブルの認証試験の一部として、前記光ファイバケーブルの第1端内に入力光信号を導入するように動作可能な第1試験装置と、前記光ファイバケーブルの前記認証試験の一部として、前記光ファイバケーブルの第2端から出力光信号を受信するように動作可能な第2試験装置と、前記第1試験装置及び/又は前記第2試験装置に対して動作可能に連結される無線装置であって、前記認証試験の動作を制御するために前記第1試験装置及び/又は第2試験装置に制御信号を無線で通信するように動作可能であり、且つ前記第1試験装置及び/又は第2試験装置から前記認証試験の結果を無線で受信するように更に動作可能である前記無線装置とを備え、前記認証試験の結果が、前記光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータが、所定の規格により特定される一又はそれ以上の対応するパラメータを満たしているかどうかを認証するために使用可能であるシステム。

請求項3

光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するためのシステムであって、前記光ファイバケーブル内に光を導入するために、光ファイバケーブルの一端に動作可能に連結される試験装置と、前記光ファイバケーブルの認証試験の一部として前記試験装置と通信し、導入された前記光と前記光ファイバケーブルとの相互作用の観測に基づいたデータを前記試験装置から受信するように動作可能な携帯用コンピューティングデバイスと、前記携帯用コンピューティングデバイスと通信し、前記携帯用コンピューティングデバイスと共に、前記携帯用コンピューティングデバイスにより受信した前記データの処理と、前記光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータが、所定の規格により特定される一又はそれ以上の対応するパラメータを満たすかどうかの認証とを、調整するように動作可能なリモートコンピューティング装置とを備えるシステム。

請求項4

光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するための方法であって、光源を光ファイバケーブルの一端に連結させて前記光ファイバケーブル内に光信号を通信することと、前記光ファイバケーブル内に導入された前記光に基づいて前記光ファイバケーブルから光信号を受信し、受信した前記光信号に基づいて、導入された前記光と前記光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理的特徴との相互作用を示すデータを生成することと、生成された前記データをコンピューティング装置内で処理し、前記光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを評価し、更に、前記一又はそれ以上の物理パラメータが、所定の規格により特定される一又はそれ以上の対応するパラメータを満たしているかどうかを自動的に判断することと、その判断に基づいて、出力へ認証を自動的に通信するが、その認証は前記光ファイバケーブルが前記所定の規格を満たしているか否かを示していることを備える方法。

技術分野

0001

本発明は、概して、通信リンク物理パラメータ試験すること及び認証することに関し、ならびに、通信リンクを提供するケーブル及び装置の物理パラメータを認証するために構成されたシステムに関する。

背景技術

0002

様々な種類のネットワーク通信チャネルは、金属配線光ファイバケーブル及び無線リンクを含む、信号の伝送のための種々の物理メディアを採用する。通信プロトコル及びアーキテクチャは重要であるが、これらと同等に重要なのはネットワークの物理層である。物理層は、例えば7層のOSIモデルの第1層であり、すなわち、それをサポートするケーブルである。

先行技術

0003

特表2002−533672号公報
特開2005−229598号公報

発明が解決しようとする課題

0004

光ファイバケーブルは、例えば、高速でデータの伝送をするための低損失媒体を提供する。コンピュータ・ネットワークの通信リンクのデータ通信量が拡大する中で、信頼性が高く望まれている。それゆえ、光ファイバケーブルを含む通信リンクを提供する設備が試験及び認証されて、通信リンクが適切に設置されたこと及びそのリンクにより提供された通信チャネルが所定の物理的な信頼性と性能の基準に至っていることを保証することは重要である。

0005

光ファイバケーブルに関して、ギガビットイーサネット登録商標)及び10ギガビット・イーサネット(登録商標)等の高性能ローカルエリア・ネットワーク(LANs)は、光ファイバケーブルにおいて以前のネットワークに比べて低損失を可能とし、更に、40/100ギガビット・イーサネット(登録商標)等のより高性能のネットワークは、より高い性能条件で継続的にドライブしている。より新しいアプリケーションにおいては、以前の発光ダイオードLED)ドライバと比較してファイバのはるかにより小さな領域内に光を注入するレーザ(例えば、垂直共振器面発光レーザ)を用いて、装置が光ファイバに信号を送る。従って、コネクタ及びスプライスを含む光ファイバリンクの物理的完全性の認証が、ますます重要になっている。

課題を解決するための手段

0006

様々な実施の形態において、例えば光ファイバケーブルを含んだ、通信リンクの物理パラメータを認証するシステム及びその方法がここに記載される。
具体的に、本発明の概念1は、光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するためのシステムであり、そのシステムは、光ファイバケーブルの一端に動作可能に連結される試験装置を備えている。この試験装置は、光ファイバケーブル内に光を導入して光ファイバケーブルの物理パラメータの認証試験を実施すると共に、導入された光と光ファイバケーブルとの相互作用観測に基づいて、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを評価し、当該一又はそれ以上の物理パラメータが、所定の規格により特定される一又はそれ以上の対応するパラメータを満たしているかどうかを認証するように更に動作可能である。また、このシステムは、試験装置に動作可能に連結される無線装置を備えている。この無線装置は、認証試験の動作を制御するために制御信号を試験装置に無線通信するように構成されていると共に、更に試験装置から認証試験の結果を無線で受信するように動作可能である。
このシステムは、第1試験装置及び第2試験装置の2つの試験装置を備えることもある。本発明の概念2は、前記概念1のシステムにおいて、試験装置が第1試験装置であり、且つ光ファイバケーブルの一端が光ファイバケーブルの第1端であり、更に、このシステムが、光ファイバケーブルの第2端に動作可能に連結される第2試験装置を備えており、無線装置が第2試験装置から認証試験の結果を更に無線で受信するように動作可能であることである。
本発明の概念3は、前記概念2のシステムにおいて、第2試験装置が、光ファイバケーブルの第2端からの出力光を受信するように動作可能な光パワーメータを含み、受信した出力光に基づいて、光ファイバケーブルの挿入パワー損失を示す認証試験の結果を生成することである。無線装置から通信される制御信号は、例えば、第1及び第2試験装置それぞれによる入力光信号の通信と出力光信号の受信とを開始する。

0007

本発明の概念4は、前記概念1のシステムにおいて、試験装置が、導入された光と光ファイバケーブルの1又はそれ以上の物理的特徴との相互作用を示す光ファイバケーブルからの反射光を受信するように動作可能な光ファイバ障害位置検出器OTDR回路を含んでいることである。このOTDR回路は更に、反射光を評価し、その評価に基づいて認証試験の結果を作成するように動作できる。

0008

本発明の概念5は、前記概念4のシステムにおいて、光ファイバケーブルの少なくとも一つの物理パラメータが、光ファイバケーブルの少なくとも一つのセグメントと隣接する光ファイバと接続するコネクタであるである。ここで、OTDR回路は、コネクタの結果としての光パワー損失と光ファイバケーブル内のそのコネクタのおよその位置とを示すデータを作成するように動作可能である。

0009

本発明の概念6は、前記概念4のシステムにおいて、光ファイバケーブルの少なくとも一つの物理パラメータが、光ファイバケーブル内のスプライスであることである。ここで、OTDR回路は、スプライスの結果としての光パワー損失と光ファイバケーブル内のそのスプライスのおよその位置とを示すデータを作成するように動作可能である。

0010

本発明の概念7は、前記概念4のシステムにおいて、光ファイバケーブルの少なくとも一つの物理パラメータが、光ファイバケーブルの長さであることである。ここで、OTDR回路は、光ファイバケーブルのおよその長さを示すデータを作成するように動作可能である。

0011

本発明の概念8は、前記概念4のシステムにおいて、光ファイバケーブルの少なくとも一つの物理パラメータが、光ファイバケーブル内の欠陥であることである。ここで、OTDR回路は、欠陥の結果としての光パワー損失と光ファイバケーブル内のその欠陥のおよその位置とを示すデータを作成するように動作できる。

0012

本発明の概念9は、前記概念1のシステムにおいて、無線装置が更に、リモートコンピューティング装置に通信可能に連結され、リモートコンピューティング装置が無線装置からの認証試験の結果を受信し、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータが所定の規格の対応する一又はそれ以上のパラメータを満たしているかどうかを示す情報で、データベース要素更新するように動作可能であることである。

0013

本発明の概念10は、前記概念1のシステムにおいて、無線装置により受信した認証試験の結果が、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを表すデータを含んでいることである。ここで、無線装置は更に、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを評価し、一又はそれ以上の物理パラメータが、所定の規格により特定される対応する一又はそれ以上のパラメータを満たすかどうかを認証するように動作可能である。
本発明の概念11は、前記概念1のシステムにおいて、無線装置により受信した認証試験の結果が、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを表すデータを含んでいることである。ここで、無線装置は更に、複数の所定の規格の対応するパラメータに関連して光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを評価し、満たされた単数又は複数の規格に対して光ファイバケーブルを認証するように動作可能である。
本発明の概念12は、光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するためのシステムであって、光ファイバケーブルの認証試験の一部として、光ファイバケーブルの第1端内に入力光信号を導入するように動作可能な第1試験装置と、光ファイバケーブルの認証試験の一部として、光ファイバケーブルの第2端から出力光信号を受信するように動作可能な第2試験装置とを備えることである。そのシステムは更に、第1試験装置及び/又は第2試験装置に対して動作可能に連結される無線装置であって、認証試験の動作を制御するために第1試験装置及び/又は第2試験装置に制御信号を無線で通信するように動作可能であり、且つ第1試験装置及び/又は第2試験装置から認証試験の結果を無線で受信するように更に動作可能である無線装置も備えている。そのときに、認証試験の結果が、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータが、所定の規格により特定される一又はそれ以上の対応するパラメータを満たしているかどうかを認証するために使用可能である。
本発明の概念13は、前記概念12のシステムにおいて、無線装置により受信した認証試験の結果が、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを表すデータを含んでおり、無線装置が更に、所定の規格により特定される一又はそれ以上の対応するパラメータを示す入力を受信し、光ファイバケーブルが所定の規格を満たすかどうかを認証するために、受信したデータを対応するパラメータと比較するように動作可能であることである。
本発明の概念14は、前記概念12のシステムにおいて、無線装置により受信した認証試験の結果が、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを表すデータを含んでおり、無線装置が更に、複数の規格により特定される対応するパラメータを示す入力を受信し、どちらの複数の規格が光ファイバケーブルにより満たされるかを判断するため及び満たされた単数又は複数の規格に対して光ファイバケーブルを認証するために、受信したデータを対応するパラメータと比較するように動作可能であることである。
本発明の概念15は、前記概念12のシステムにおいて、制御信号が、第1及び第2試験装置それぞれによる、入力光信号の通信と出力光信号の受信を開始することである。
本発明の概念16は、前記概念12のシステムにおいて、第1試験装置が光源を備え、第2試験装置が、受信した出力光信号に基づいて光ファイバケーブルの挿入パワー損失を示すデータを生成するように動作できる光パワーメータを備えることである。
本発明の概念17においては、光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するためのシステムが、試験装置、携帯用コンピューティングデバイス及びリモートコンピューティング装置を含んでいることである。試験装置は、光ファイバケーブル内に光を導入するために、光ファイバケーブルの一端に動作可能に連結される。携帯用コンピューティングデバイスは、光ファイバケーブルの認証試験の一部として試験装置と通信し、導入された光と光ファイバケーブルとの相互作用の観測に基づいたデータを試験装置から受信するように動作可能である。リモートコンピューティング装置は、携帯用コンピューティングデバイスと通信し、携帯用コンピューティングデバイスと共に、携帯用コンピューティングデバイスにより受信したデータの処理と、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータが、所定の規格により特定される一又はそれ以上の対応するパラメータを満たすかどうかの認証とを、調整するように動作可能である。

0014

本発明の概念18は、前記概念17のシステムにおいて、携帯用コンピューティングデバイスが携帯電話であって、その携帯電話が試験装置及びリモートコンピューティング装置と無線で通信するように構成された通信回路を備えていることである。
本発明の概念19は、前記概念18のシステムにおいて、携帯電話が、試験装置から受信したデータを処理し、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータが、所定の規格により特定される一又はそれ以上の対応するパラメータを満たすかどうかを認証するように動作可能であることである。
本発明の概念20は、前記概念19のシステムにおいて、リモートコンピューティング装置が、所定の規格の一又はそれ以上の対応するパラメータを示すデータを携帯電話に通信するように動作可能であることである。

0015

本発明の概念21は、前記概念17のシステムにおいて、試験装置が、導入された光と光ファイバケーブルの1又はそれ以上の物理的特徴との相互作用を示す光ファイバケーブルからの反射光を受信するように動作可能な光ファイバ障害位置検出器(OTDR)回路を含んでいることである。このOTDR回路は更に、反射光を評価し、その評価に基づいて認証試験の結果を作成するように動作できる。
本発明の概念22は、前記概念21のシステムにおいて、光ファイバケーブルの前記一又はそれ以上の物理的特徴のうちの少なくとも一つが、光ファイバケーブルのコネクタ、スプライス又は欠陥を含み、OTDR回路が、コネクタ、スプライス又は欠陥の結果としての光パワー損失並びに光ファイバケーブル内の、コネクタ、スプライス又は欠陥のおおよその位置を示すデータを作成するように動作可能であることである。
本発明の概念23は、前記概念17のシステムにおいて、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータのうち少なくとも一つが、光ファイバケーブルのチャネル容量であることである。

0016

本発明の概念24は、光ファイバケーブルの物理パラメータを認証する方法であることである。その方法は、光源を光ファイバケーブルの一端に連結させて光ファイバケーブル内に光信号を通信することと、光ファイバケーブル内に導入された光に基づいて光ファイバケーブルから光信号を受信し、受信した光信号に基づいて、導入された光と光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理的特徴との相互作用を示すデータを生成することと、生成されたデータをコンピューティング装置内で処理し、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータを評価し、更に、一又はそれ以上の物理パラメータが、所定の規格により特定される一又はそれ以上の対応するパラメータを満たしているかどうかを自動的に判断することと、その判断に基づいて、出力へ認証を自動的に通信するが、その認証は光ファイバケーブルが所定の規格を満たしているか否かを示していることからなる。

図面の簡単な説明

0017

図1は、光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するために使用可能なシステムの実施の形態を示す略図である。
図2は、光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するために使用可能なシステムの他の実施の形態を示す略図である。
図3Aは、光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するために使用可能なシステムの他の実施の形態を示すブロック図である。
図3Bは、光信号が横断する距離に対して、光ファイバケーブルを通って伝送される光信号の検出強度プロットしたトレース例を示すチャート図である。
図4は、光ファイバケーブル上で実施される認証試験からのトレースを含む画面ディスプレイの一例を示す図である。
図5は、行われるべき認証試験のタイプをユーザに指定させる画面ディスプレイを示す図である。
図6は、グラフカルマップ内で検出されたイベントを表示するイベントマッピング特性を示す画面ディスプレイを示している図である。
図7は、認証試験のために定められたプロジェクトのパラメータを示している画面ディスプレイを示す図である。
図8は、1又はそれ以上の所定の規格において、自動化された認証を作成するビデオ検査システムの画面ディスプレイを示している図である。
図9は、状況に応じた画面上のヘルプ情報で、イベントマッピング特性を示す画面ディスプレイを示している図である。

実施例

0018

新しく追加され、移動され、又は変更された、光ファイバ設備を含む通信リンクの認証及びドキュメンテーションが、その設備におけるリンクが仕様に対して確実に行われていることを頻繁に要求されている。例えば、施工業者は、光ファイバ設備がプロジェクトの完成又は支払いのための条件として、一又はそれ以上の所定の工業規格を満たしていることを証明するよう要求されることがあるかもしれない。ネットワークの所有者は、保証の適用を緩和するため及び/又は装備されたファイバが約束された性能を確実に提供するために、光ファイバ設備の完全性を認証しようとするかもしれない。様々な組織が、通信リンクのための客観的要件明記した工業規格を公表している。通信リンクが試験されて工業規格の客観的要件が満たされたとき、通信リンクは、工業規格を満たしているとして認証される。例えば、装備されたファイバケーブルが工業規格を満たしているとき、ファイバケーブルの認証は、装備されたファイバケーブルにより提供される通信リンクが特定の性能を達成することが確実であることを示すのに役立つ。

0019

これに対し、ケーブルの簡易な検証は、信号を通信するケーブルの能力を確認するのに使用できる。しかし、このような検証ツールは、ケーブルの特定の物理的な問題を識別することができない。より高度な認証ツールが必要である。

0020

問題の工業規格によっては、その規格を満たすように光ファイバケーブルを認証しようとするネットワーク技術者は、光源及びパワーメータ(LSPM)セット、ビジュアルフォルトロケータ(VFL)及び/又は光ロステストセット(OLTS)のメインリモートペアから始める。より詳細にここに記載されるように、技術者は、光ファイバ障害位置検出器(OTDR)を使用して光ファイバケーブルの各スパン、コネクタ、及びスプライスの損失を測定することもできる。OTDRは更に、光ファイバケーブルの曲げや物理メディア内の他の欠陥を確かめることと、光ファイバケーブルの長さを推定することに役立つ。

0021

電気通信工業会(TIA)及び技術基準委員会(TSB)は、ネットワーク通信リンクのための規格を公表する、多くの組織に含まれる。規格を公表する他の組織は、国際標準化機構(ISO)、アイトリプルイー(IEEE)及び国際電気標準会議IEC)を含む。更なる状況で、政府との契約等の契約に必要となる仕様書は、試験されて満たされなければならない客観的要件を定めていることがある。このような状況において、この契約仕様書は、本開示において、ケーブル設置が満たしたとして認証されるための「規格」とみなされる。

0022

例えば、TIA/TSB140規格は、ファイバリンクを伝送される光信号の減衰(又は挿入損失)のために、OLTSを用いた各ファイバリンクの試験を必要とする。この規格は、OTDRのオプションの使用を考慮する。以下の記載に見られるように、OLTS試験装置は、一般に、光ファイバケーブルの信号損失の、より正確な読み取りを作成する。しかし、OLTS試験装置は、一般に、ファイバリンクのファイバ・スパン、コネクション及びスプライスの、特定の特徴の質を示す等、ファイバの特定の物理的特徴の情報を特徴づけたり提供したりできない。OTDRは、許容できない損失を有する特定のコネクタ等の、OLTS試験装置により見逃されうる問題を示して解決することに役に立つ。OTDR試験は、一般に、OLTS試験に置き変えられない。OTDR試験は普通、技術者がOLTS試験により観測される問題を検出して事前にその問題を解決するのに役立つ追加情報を提供する。

0023

TIA/TSB140規格と似て、TIA−468B規格は、挿入損失を測定して光ファイバケーブルを認証することを必要とする。挿入損失は、「dB損失」、「減衰」又は単に「損失」と言われることがある。TIA規格は、技術者が光パワーメータと適切な光源を使用して損失を測定して、光ファイバケーブルを認証しなければならないことを特定する。シングルモードファイバ損失測定が、一般にレーザ源を使用して行われるが、マルチモード・ファイバ損失測定は、一般にLED光源を使用して行われる。ISO/IEC11801は、国際規格の他の一例であり、この場合、広範囲の用途に適した汎用通信ケーブルシステムのためのものである。

0024

TIA‐568‐C.0は、リンクの端から端までの減衰について装備された光ファイバリンクのフィールド試験を特定する。この規格は、リンク長及び接続の数に基づいた、推奨される「許容できる」損失値を提供する。

0025

TIA規格は、水平及びバックボーン光ファイバケーブルの最大長を特定し、この最大長は、認証処理の一部として試験される。例えば、OTDRを使用して、光ファイバケーブルの長さが光学的に測定されうる。その代わりに又はそれに加えて、例えば、ケーブルそのものにマーキングしている長さを参照して、光ファイバケーブルの長さを簡単に物理的に測定することが適しているかもしれない。

0026

商業用建築物設備のために、TIA−568−C.1は、3種類の光ファイバリンク、すなわち水平リンクバックボーンリンク、及び集中型リンクの最大長を特定する。水平リンクの光ファイバケーブルは、長さ90mまでであり、例えば電気通信室(TR)、機器室ER)又は電気通信エンクロージャ(TE)で、任意の分岐点(CP)を含むワークエリアが測定される。例えば、TR間、TE間、ER間及び通信ケーブル引き込み設備(EF)間等の2つの通信空間の間のケーブルといったバックボーンリンクは、TIA−568−C.0アネックスDに記載されるサポート可能な距離に従い、使用中のネットワーク・アプリケーションにより判断される距離的な制限を有する。集中型リンクは、90mの水平リンクのリミットから特別な例外を有する。例えば、バックボーンリンク及び水平リンクは相互接続される又はスプライスされて、TIA−568−C.0アネックスDの用途により記載されるサポート可能な距離に従い、ER内の電子機器間の距離及びワークエリアを90mを超えて延ばす。途切れなく貫通したファイバリンクは、90mに限定されたままである。

0027

TIA−568−C.0は、光ファイバ試験のための波長を次のように特定する。

0028

挿入損失は普通、ケーブルの挿入損失、コネクタの挿入損失、及びスプライスの挿入損失の組み合わせとして、算出される。TIA−568−C.3に特定されるように、最大の構成要素損失値は、各対になったコネクタの最大損失が0.75dBであり、各スプライスの最大損失が0.3dBであり、850nmでのマルチモード・ファイバの損失が3.5dB/kmであり、1300nmでのマルチモード・ファイバの損失が1.5dB/kmであり、屋内ケーブル(両波長)でのシングルモード・ファイバの損失が1.0dB/kmであり、屋外ケーブル(両波長)でのシングルモード・ファイバの損失が0.5dB/kmである。TIA−568−C.0は、一方向のみでの各リンクの試験を要求している。

0029

TIA−568−C.0は、フィールド試験のために追加の推奨を提供する。2段階の認証試験が特定されている。第1段階の試験は、規格に準拠されていることを必要とし、減衰試験を含んでおり、上述したように、一般的に、光源及びパワーメータ(LSPM)又は光ロステストセット(OLTS)を用いて試験される。第1段階の試験は更に、リンク長の評価を含み、この評価は、試験装置により又はケーブルジャケットのマーキングから手動で判断される。また、第1段階の試験は、ファイバの両端で送信機及び受信機を確実に接続するための極性試験を含んでいる。

0030

TIA−568−C.0おいて、第2段階の試験は任意であり、光ファイバ障害位置検出器(OTDR)試験のみならず第1段階の全てを含む。OTDRは、光の複数のパルスを光ファイバケーブル内に導入し、コネクタとスプライス等の構成から、ファイバ内の欠陥及び/又はファイバの遮断により引き起こされる、光パルス後方散乱からの反射を測定する。OTDRにより受信した反射のタイミングは、そのような「イベント」までの距離を算出するために使用される。OTDRは、ファイバセグメントの損失の傾き又は「減衰」並びに個別のコネクタ及びスプライスの挿入損失を自動的に推定する。光ファイバケーブルの試験パラメータが評価されて、所定の工業規格の対応するパラメータを満たしている判断されるとき、ファイバケーブルが規格を満たしているとして認証される。更に、認証試験の結果は、ここに記載のような一又はそれ以上の更に有線又は無線装置を含む出力に通信される。

0031

OTDR試験は、一般に、技術者が光ファイバリンクの問題の所在を突き止めようとしているときに最も役立つものである。例えば、OTDR試験は、光ファイバリンク内の高損失の原因の所在を突き止めるのに理想的である。いくつかのスプライスを含む試験中のケーブルが高損失を示し、コネクタの清掃が問題を修正しない場合、OTDRは、どのスプライスもしくはどのファイバ・スパン又はコネクタが高い損失測定を引き起こしているかを明らかにすることができる。

0032

測定されうる他の物理パラメータは、光ファイバリンクのチャネル容量である。光ファイバに関して、チャネル容量は、モーダルクロマチック及び偏光を含む帯域幅又は分散に関して測定される。チャネル容量は、マルチモード・ファイバにおける差動モード遅延としても測定される。

0033

TIA−526−14Aは、マルチモード・ファイバのための試験プラクティス及びパラメータを特定し、TIA−526−7は、シングルモード・ファイバのための試験プラクティスを特定する。損失は、ファイバの一端へ既知の光量を注入することと他端に出る光量を測定することにより測定される。

0034

例えば、図1は、光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するために使用可能なシステム100の実施の形態を示す。この図示された実施の形態において、システム100は、第1試験装置102及び第2試験装置122を含む。第1試験装置102は、試験装置を光ファイバケーブル108及び136のそれぞれに動作可能に連結する、ポート104及び106を含む。第1試験装置102は、ポート104を介して光ファイバケーブル108の一端に光源からの入力光信号を導入するように動作可能な回路及びプログラム化されたロジックを更に含む。光ファイバケーブル108の第2端は、コネクタ110に連結される。光ファイバケーブル108は、本実施の形態においては、試験装置102を、コネクタ110を介して試験中の光ファイバケーブル114に連結する、ローンチ基準ケーブル又はローンチ・コードである。

0035

この特定の実施の形態において、光ファイバケーブル108は、マルチモード・ファイバからなる。マルチモード・ファイバ内に光を導入するとき、TIA規格は、損失測定においてより高精度を達成するために、校正及び試験中、円筒112の使用を特定する。円筒112は、マルチモード光ファイバケーブル108が何回かオーバーラップしないで巻回される滑らかなロッドである。好ましくは、堅牢さのために、ケーブル及び円筒の組み立て体は、望ましくない組み立て体の動きを低減するために固定される。円筒の直径は、光ファイバケーブル108の大きさと構造により決定される。マルチモード試験において、円筒112は、光ファイバーコア外縁近傍のモード又は光路を排除する。この場合の円筒の使用の失敗は、損失測定を誤って増加させ、誤った失敗をもたらす可能性がある。高損失が意図せずファイバケーブル内で引き起こされる場合、円筒は、高損失の解決の処理の一部として使用されうる。

0036

試験中の光ファイバケーブル114は、コネクタ110とコネクタ116との間をつなぐ受信基準ケーブル又はテールコードとして動作する更なる光ファイバケーブル118は、コネクタ116を第2試験装置122のポート120に連結する。第2試験装置122は、光パワーメータおいて、光ファイバケーブル118の一端からポート120を通って出力光信号を受信するように動作可能な回路及びプログラム化されたロジックを含む。従って、第1試験装置102により光ファイバケーブル108に導入された入力光信号は、試験中の光ファイバケーブル114を通って送信されて、光ファイバケーブル118を介して第2試験装置122で受信される。

0037

図1は、更に上述した試験の反対方向における光ファイバケーブル132の試験を示す。第2試験装置122は、試験装置を光ファイバケーブル又はローンチ・コード126に動作可能に連結するポート124を含む。第2試験装置122の回路及びプログラム化されたロジックは、第2試験装置に、入力光信号を光ファイバケーブル126の一端に導入させうる。光ファイバケーブル126は、コネクタ128を介して試験中の光ファイバケーブル132と連結される。マルチモード光ファイバケーブル108として、光ファイバケーブル126は、マルチモード・ファイバからなるため、TIA規格において、光ファイバケーブル126が巻回される円筒130が提供される。

0038

試験中の光ファイバケーブル132は、コネクタ128及びコネクタ134の間をつなぐ。更なる光ファイバケーブル136は、コネクタ134に連結されて、コネクタ134を第1試験装置102のポート106に連結する受信基準ケーブル又はテールコードとして動作する。第2試験装置122と同様に、第1試験装置102は、第1試験装置102に光ファイバケーブル136からの出力光信号を受信させうる回路及びプログラム化されたロジック(例えば、光パワーメータを含む)を含む。従って、第2試験装置122により光ファイバケーブル126内に導入された入力光信号は、試験中の光ファイバケーブル132を通って送信されて、光ファイバケーブル136を介して第1試験装置102により受信される。

0039

(ポート106及び120それぞれを介して)第1及び第2試験装置により受信した出力光信号に基づいて、第1及び第2試験装置102、122は、試験中の光ファイバケーブル114、132の物理的な完全性を評価することができる。この点で、第1及び第2試験装置102、122は、試験中の各ケーブルの端から端まで挿入損失を測定し、挿入損失を、所定の規格により許容できるとみなされる最大挿入損失と比較することができる。その点で、光ファイバケーブル114、132の試験の処理の前、間又は後のいずれかにおいて、第1試験装置102及び/又は第2試験装置122は、例えば、情報が記憶されているデータベース(試験装置に対してリモートであったり又はローカルであったりする)への指令により、所定の規格の確立されたパラメータ、又は複数の所定の規格を示す情報にアクセスする。測定された挿入損失パラメータが規格の許容できる挿入損失パラメータを満たさない(すなわち、測定される挿入損失が特定された最大挿入損失を超える)場合、第1及び/又は第2試験装置102、122は、試験中の各光ファイバケーブルが所定の規格を満たすものとして認証されない、試験の結果を作成する。

0040

図2は、他の実施の形態である、光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するために使用可能なシステム200を示す。システム200は、試験装置202を備える。試験装置202は、光ファイバリンクの損失及び長さを測定することと、測定された長さ及びコネクションの数による、許容可能なリンク損失を算出することと、自動的に認証試験通知を作成するために情報を記録すること等の操作を実施するように動作可能な回路及びプログラム化されたロジックを含む。図2において、試験装置202は、光ファイバケーブル208が連結されるポート204を含む。この実施の形態において、光ファイバケーブル208は、試験装置202を、コネクタ206を介して試験中の光ファイバケーブル212に連結する、ローンチ基準ケーブル又はローンチ・コードである。

0041

試験中の光ファイバケーブル212は、コネクタ206とコネクタ210との間をつないでいるリンクを提供する。光ファイバケーブル212に沿った第1の位置において、スプライス214は、光ファイバケーブル212の隣接するセグメントを連結する。第2の位置220において、光ファイバケーブル212は、曲げを有しているように示されている。自由端218で終端する、受信基準ケーブル又はテールコードである光ファイバケーブル216が更にコネクタ210に連結される。

0042

図1に示した第1及び第2試験装置102、122と同様に、図2に示す試験装置202は、試験装置202に光ファイバケーブル212の一又はそれ以上の認証試験を実施させる回路及びプログラム化されたロジックを含む。この場合、試験装置202が試験中の光ファイバケーブル212の一端のみに連結されるため、試験装置202により実施される試験は、「シングルエンド」とみなされる。得られた試験データを評価するために、試験装置202は、一又はそれ以上の所定の規格の確立されたパラメータを示す情報(例えば、試験装置202にリモートであるか又はローカルであるデータベース内に記憶された情報)にアクセスする。

0043

本発明を図示する目的で、試験装置202は、認証試験中に光ファイバケーブル212に光を導入して光ファイバケーブル212から反射する光を受信するように動作する光ファイバ障害位置検出器(OTDR)回路を含んでいる。反射光は、導入された光と光ファイバケーブル212の一又はそれ以上の物理的特徴との相互作用を示している。

0044

図3Aは、別の実施の形態である、光ファイバケーブルの物理パラメータを認証するために使用可能なシステム300を示すブロック図である。この実施の形態において、システム300は、OTDR回路及びプログラミングを伴う試験装置302を含む。より具体的には、試験装置302は、試験装置302の動作を制御する処理装置304を含む。処理装置304は、実行可能な命令を含むメモリ306等の非一時的記憶媒体に連結されて示される。実行に応じて、メモリ内の命令は、処理装置304に一又はそれ以上の認証試験を行わせる。各認証試験はまた、更にここに記載されるように、他の装置から受信した信号によっても制御される。

0045

少なくとも一つの認証試験において、処理装置304は、光送信機(光源)308に、光を生成させ、そして、ポート312を介して光ファイバケーブル314に導入させる。光ファイバケーブル314は、導入された光をコネクタ316に送るローンチ・コードであり、コネクタ316は試験中の光ファイバケーブル318を該ローンチ・コードに連結する。この導入された光は、光ファイバケーブル318を通って送られ、且つ光ファイバケーブル318を、隣接する光ファイバケーブル322に接続するスプライス320を通って送られる。光ファイバケーブル322は、光ファイバケーブル(テールコード)326が接続されるコネクタ324で終端する。光ファイバケーブル326は、ケーブル326の自由端でコネクタ328と終端する。

0046

光送信機308によりローンチ・コード314内に導入された光がコネクタ316、スプライス320及びコネクタ324等の特徴に出会うとき、光の一部は、試験装置302の光受信機310によって受信した後方散乱信号として反射される。上述したように、試験装置302が受信したそのような反射のタイミングが、光ファイバの長さに沿った、そのような特徴、すなわち「イベント」のおおよその位置を算出するため使用されうる。

0047

例えば、図3Bは、光信号が横断した距離に関して、光ファイバを通って伝送された光信号の検出強度をプロットしたサンプルトレースのチャート360である。この例において、縦軸362は、信号の電力(dB)を表し、横軸364は、距離(ft)を表す。このチャートに示される信号の電力は、絶対的な測定信号の電力より相対的な信号の電力である。

0048

図3A及び3Bを共に参照すると、光信号が光ファイバを横断するとき、コネクタ316は、トレース内の小さな尖頭形状により示される、第1の反射368を引き起こす。コネクタ316の前に、光信号は、コネクタ316に続く信号の電力376と比べて高い(しかし減少している)信号の電力366を有する。相対的な信号の電力における違いは、矢印370により示されるように、コネクタ316により引き起こされる挿入損失を示している。

0049

トレースに沿った各ステージにおいて、描かれる単一電力の傾きは、光ファイバケーブルの特定のセグメントにより引き起こされる挿入損失を示している。この例において、傾き378が、図3Aに示した光ファイバケーブル318の挿入損失を示している。

0050

トレース内の次の反射372は、スプライス320により引き起こされる。スプライスにより反射される光は、コネクタにより反射される光よりとても小さい。しかし、スプライス320は、矢印374で示すように、測定可能な挿入損失を生み出す。トレースのセグメント380の傾きは、図3Aに示した光ファイバケーブル322の挿入損失を示している。

0051

最後に、図3Bに示すトレース内の小さな尖頭形状により描かれる反射382は、図3Aに示すコネクタ324により引き起こされる。コネクタ324は、矢印384で示すように測定可能な挿入損失を生み出す。トレースの端386は、受信基準ケーブル又はテールコネクタ326を横断する光信号に起因する。

0052

上述したように、試験装置302内のOTDR回路は、試験中の光ファイバ内での、ファイバセグメントの損失の傾き、すなわち、「減衰」や個別のコネクタ及びスプライスの挿入損失等の光ファイバの物理パラメータを自動的に推定する。

0053

更に、OTDR回路により検出可能な光ファイバケーブルの他の物理パラメータは、光ファイバケーブルの物理メディア内の欠陥である。そのような欠陥は、光ファイバケーブルの不完全な製造により引き起こされうるか、又は光ファイバケーブルの不適切な取り扱いにより引き起こされうる。例えば、図2に示すように、試験中の光ファイバケーブル212は、ケーブル内で曲がり220を有する。曲がり220が強すぎる場合、この曲がりは、光ファイバケーブルを横断する光信号の反射又は後方散乱を引き起こし、伝送される光の電力の更なる損失をもたらす。試験装置202により受信した光の反射又は後方散乱に基づいて、光ファイバケーブル内の曲がり(又は他の欠陥)のおおよその位置のみならず、曲がり220により引き起こされる光パワー損失が、試験装置202により判断される。

0054

図3Aに戻るが、本発明の様々な実施の形態において、システム300は、試験装置302に動作可能に連結できる更なる少なくとも一つの装置330を含むことがある。ある実施の形態では、装置330は、図3Aに示したような無線装置である。例えば、無線装置330は、携帯電話でもよい。他の例では、無線装置330は、携帯電話の他に、又はそれに加えて機能性を有するタブレット型コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ等の、携帯用コンピューティングデバイスである。

0055

図示した通り、無線装置330は、試験装置302内の無線送受信機332に連結することができ、通信リンク333を介して試験装置302と通信する。また、装置330は、通信リンク333を提供する有線ケーブルにより試験装置302に連結される。所望により、通信リンク333は、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイ赤外線ジグビー等の幅広い種類の無線通信プロトコルの何れかを用いて、若しくは、シリアル又はパラレル有線通信プロトコルを用いて実装されうる。

0056

無線装置330及び試験装置302の間を通信される信号は、無線装置330が試験装置302により実施される認証試験の動作を制御できる一又はそれ以上の制御信号を含む。例えば、無線装置330は、光ファイバケーブルの認証試験の一部として、光ファイバケーブル内への入力光信号の通信及び/又は出力光信号の受信を開始する制御信号を通信する。その代わりに又はそれに加えて、試験装置302及び無線装置330間で通信される信号は、試験装置302により実施される認証試験の一又はそれ以上の結果を示すデータを含むことがある。

0057

図3Aに更に示すように、無線装置330は、試験装置302から遠く離れたコンピューティング装置340にも連結され通信可能となる。図示された実施の形態において、無線装置330は、無線通信リンク338からネットワーク・クラウド(例えば、インターネットのような広域ネットワークに連結されるセルラー・ネットワークの基地局)を介してリモートコンピューティング装置340に通信可能に連結される。ネットワーク・クラウドは、通信リンク342によりリモートコンピューティング装置340に連結される。

0058

図示したように、リモートコンピューティング装置340は、リモートコンピューティング装置340の動作を容易にする処理装置344、ディスプレイ346及びユーザ入力348を含む。リモートコンピューティング装置340は、ディスプレイ346及びユーザ入力348を含むように明示されているが、無線装置330及び/又は試験装置302も、無線装置330又は試験装置302それぞれの動作を容易にするために、必要であれば、ディスプレイ及びユーザ入力を含んでもよい。少なくとも一つの場合において、ディスプレイ346は、試験装置302から無線装置330を介してリモートコンピューティング装置340に通知されるように、一又はそれ以上の認証試験の結果を提供するように使用できる。その代わりに又はそれに加えて、無線装置330のディスプレイは、試験装置302から受信した一又はそれ以上の認証試験の結果を提供するために使用される。同様に、試験装置302のディスプレイは、試験装置302により実施される一又はそれ以上の認証試験の結果を直接提供することもできる。

0059

ある装置では、ディスプレイは、ユーザ入力を受け取るように作動もするタッチセンシティブ画面を含む。タッチ・センシティブ画面は、ユーザがディスプレイと相互作用することを可能にすると共に、直感的な方法でユーザ入力を提供する。「ジェスチャに基づいた」インタフェース技術は、メニュ項目を選択してスクロールするためのシングルタッチタップ及びスワイプ制御、グラフィック形式のトレース上で容易な倍率制御のために拡大するマルチタッチピンチのような特徴を可能にすると共に、異なる画面でユーザによる前後するナビゲーションを減らすためのタスクフォーカスデザインを提供する。

0060

一度無線装置330とリモートコンピューティング装置340との間の通信接続が確立されると、無線装置330は、リモートコンピューティング装置340に、試験装置302により処理された認証試験の一又はそれ以上の結果を示す、試験装置302から受信したデータ等の情報を通信する。このようなデータは、試験中の光ファイバケーブが所定の規格を満たしているかどうかを示すためのリモートコンピューティング装置340内のデータベース要素を更新するために、リモートコンピューティング装置340により使用されうる。その点で、光ファイバケーブルの試験の処理前、間又は後のいずれかにおいて、試験装置302、無線装置330、及び/又はリモートコンピューティング装置340は、所定の規格のパラメータ及びパラメータ値若しくは複数の所定の規格を示す情報に(例えば、情報が記憶されている、試験装置302にリモート又はローカルなデータベースに指令することにより)アクセスする。光ファイバケーブルの試験から得られたデータは、単独又は複数の規格のパラメータ値と比較されて、認証試験結果を生成する。いくつかの実施の形態においては、通信された情報は、より精細であり、光ファイバケーブルの一又はそれ以上の物理パラメータが所定の規格の一又はそれ以上の対応するパラメータを満たしているかどうか示すデータの測定又は評価を含む特定の試験の結果を報告する。光ファイバケーブルの物理的完全性が、時間とともに観測されるように、認証試験の測定及び/又は評価もしくは結果が、履歴データセットに記憶されることが考慮される。

0061

無線装置330及びリモートコンピューティング装置340の間の通信を容易にするために、無線装置330及びリモートコンピューティング装置340はそれぞれ、それぞれの装置間の情報の通信のために必要なインタフェースを提供する、それぞれの装置の処理装置により動作できるアプリケーション又はアプリを有することもできる。例えば、無線装置330は、アプリ334を作動する。アプリ334は、試験装置302から受信した認証試験の結果を収集し、ウェブベースプロトコルを用いて、リモートコンピューティング装置340の処理装置344内で作動する対応するアプリケーション350にその結果を通信する。

0062

本発明の実施の形態は、光ファイバケーブルの物理パラメータを試験することと、所定の規格の対応する物理パラメータに関して測定された光ファイバケーブルの物理パラメータを評価することとを考慮する。上述したように、様々な組織は、光ファイバケーブルを含む通信リンクの設置の物理的完全性を特徴づけ、評価するのに使用される、公表された客観的な規格を有する。下記の通り、認証試験の実施及び結果の通知のみならず、認証試験の手順は、リモートコンピューティング装置340、無線装置330又は試験装置302内の、一又はそれ以上のユーザ入力348とのユーザ相互作用を介して構成される。

0063

図4は、光ファイバケーブル上で実施される認証試験からの結果のトレース402を含む画面ディスプレイ400の一例を示す図である。ディスプレイ400は、ここに記載された試験装置、セパレート無線装置又はリモートコンピューティング装置に示されるが、それぞれの装置で提供される回路及び処理能力に依存する。トレース402は、試験中の光ファイバケーブルの長さに沿った、いくつかの検出されるイベント404を描写する。これらのイベント404は、トレース402の拡大部分を描く画面ディスプレイ424内により詳細に描かれる。カーソル406は、認証試験中に検出されるイベントの相対距離を測定するのみならず、トレース402内の関心範囲を示すことに使用される。

0064

更に図4に示すように、ディスプレイ400は、ユーザとそれぞれの装置との相互作用を容易にするユーザ・インタフェース要素を含む。例えば、矢印ボタン408は、ユーザに、トレース402内で検出される様々なイベント404をステップスルーさせることを可能にする。矢印ボタン410は、ユーザに、光の異なる波長で実施される認証試験をステップスルーさせることを可能にする。試験ボタン412は、ユーザに光ファイバケーブルの新しい認証試験を開始させることを可能にするが、保存ボタン414は、ユーザに認証試験又は一又はそれ以上の認証試験の結果をメモリ内に記録させることを可能にする。

0065

設定ボタン418は、ユーザに実施中の認証試験の様々な局面を制御させることのみならず、ディスプレイ400を構成できるようにする。質問ボタン420は、状況に応じてヘルプをユーザに提供する。画面ディスプレイ400は、この例においては、「イベントマップタブ、「テーブル」タブ及び「トレース」タブを含む、いくつかのタブ426も含む。後ろのタブ(すなわち「トレース」のタブ)が、ディスプレイ400で現在選択されている。認証試験により作成されたデータの評価に基づいて、試験中の光ファイバケーブルの様々な物理パラメータは、所定の規格の対応するパラメータ又はリミットと比較され、比較の結果が表示される。例えば、ディスプレイ400は、試験中の光ファイバケーブルが認証試験のため予め決められていた規格を満たしていることを示す「合格」通知422を含む。

0066

図1に示す光ファイバケーブル114と132及び/又は図2に示す光ファイバケーブル212等のような光ファイバケーブルの適切な認証試験のためには、ローンチ・コード108、126及び208並びに受信(テール)コード118、136及び216がよい状態であることが重要である。例えば、TIA−568−C.0アネックスEに、ローンチ及び受信コードが許容できる状態であることを確保にする手順が記載される。この点で、ソース及びメータがシングル・ローンチ又は受信コードに接続されて、実際の電力の読み取り(dBよりもdBm測定)が得られる。そして、ローンチ又は受信コードが、メータから外される。アダプタと第2のローンチ又は受信コードとが追加され、組み立て体をメータに接続する。本例において、第2の構成からの電力の読み取りが第1の読み取りの0.75dB内にあることが望まれる。第2のローンチ又は受信コードが抜かれ、端が交換される。この構成の電力の読み取りは、当初の読み取りの0.75dB以内のままであるべきである。より一層の整合性の保証は、2つのコードの位置を交換した後に処理を繰り返すことで得られる。更に、より一層の整合性は、例えば、旧式のSCコネクタが使用されるときに0.5dBで、より小さなLCコネクタが使用されるときに0.2dBといった、電力の読み取りにおいて許容される不一致を減らすことによっても得られる。

0067

OTDR回路を含む試験装置はOLTS又はLSPM試験装置より高価だが、それらは一般に、生産性の向上(より多くの試験を同じ時間で実施する)を含むことと、より詳細な試験通知が各試験の状態を示すことと、双方向の試験(TIA−568−C.0は要求しないが)がより容易であることの、追加の利益を与える。損失の測定に加えて、OTDR試験装置は、損失を算出して規格に対する損失を評価するために、ケーブル長さを判断する。試験装置にケーブル長さを決定させることで、より大きな確実性を提供する。なぜならば、ファイバ長さは、ケーブルジャケットのマーキングから判断される長さと多少異なっている場合もあるからである。認証試験装置は、所定の規格のパラメータに対し損失測定を自動的に比較して、合格又は不合格の結果に戻る。

0068

図4中に示すように、合格結果を受信すること(例えば、推定された損失が所定の規格に準拠していることを示すこと)は、全ての個別のコネクタが適切に終端されて不純物のないことを、必ずしも裏付けてはいないことを理解すべきである。例えば、90mの長さの水平リンクにおいて、試験装置は、850nm波長の光で試験されて、不良の又は汚れたコネクタに起因して一端で0.1dBの損失且つ他端で1.3dBの損失のLCで終端される。合格結果が、光ファイバリンクが不良のコネクタを含むという事実を曖昧にするが、この試験装置は、合格結果(すなわち、全損失が1.72dBであり、所定の規格により特定される1.82dBのリミットよりも少ない)に戻る。交差接続又は相互接続の端から端までの複数のリンクを試験するとき、この問題は悪化されるが、プラクティスは一般的な規格により許容されている。

0069

これらの問題を避けるため、OTDR試験は、一般に設置されているコネクタ及びケーブルがなされる損失を考慮に入れている−例えば、SCコネクタで0.3dBから0.4dB及びLCコネクタで0.1dBから0.2dBである。実際の損失の読み取りは、合格結果のみに頼らずに、光ファイバリンクのより詳細な評価のためにこれらの数値と個別に比較される。その代わりに、OTDR試験は、光ファイバリンクが全体として規格を満たしていることを確認するのみならず、コネクタ及びスプライスが個別に、満足な状態にあることを確実にするように、個別のコネクタ及びスプライスからの損失を評価するように構成されている。

0070

図5は、実施すべき認証試験の試験タイプをユーザに指定させるための画面ディスプレイ500を示す。この特定の例において、ユーザは、自動OTDR試験、手動OTDR試験、データセンタOTDR試験、故障マッピング又はファイバ検査の中から選択する。データセンタOTDR試験502の選択は、例えば、ユーザに、実施すべき認証試験の局面を更に特定することを許容する、試験設定の画面ディスプレイ504をもたらす。これらの局面は、例えば、試験で使用されるべき光506の波長、試験されるファイバのタイプ508、及び試験リミット510を含む。一度、試験の局面が選択されて定められると、その試験の局面は、保存ボタン512の選択により保存される。

0071

サーバ、ネットワーク及び記憶装置の間のサーバ仮想化及びマルチ・ギガビット・リンクにより駆動されて、データセンタは、一般的に、より多くのパッチコード及び密なトポロジーのコネクタを採用して、精度が低く長いデッドゾーンを有するキャリアクラスのOTDRをレンダリングする。特定のデータセンタOTDR試験を含むOTDR試験装置は、問題解決のためのより高い精度を提供する。図5に示す例において、ユーザはワンタッチで選択を行い、データセンタOTDRモードを初期化し、以前のOTDR試験装置で必要とされたような試験パラメータの微調整に必要とされる設定時間を避けるようにすることもできる。図示されたようなデータセンタOTDRモードは、データセンタ内で見つかる短リンク及びコネクタの数を取り扱うために、自動的にOTDRパラメータを検出して設定する。

0072

図4で示されるようなイベントマッピング特性は、特定のトレース解析の知識を必要とせずに、認証試験の結果の評価を単純化するグラフィカル・マップ内で検出されたイベントを描くことに使用される。例えば、図6の画面ディスプレイ600に示すように、認証試験は、第2ファイバセグメント604に接続されて次に第3ファイバセグメント606に接続される第1ファイバセグメント602を示すグラフィカル・マップを作成する。推定されるこれらファイバセグメントの長さは、それぞれのファイバセグメントに隣接してディスプレイ600上に示される。ディスプレイ600は更に、例えば、図5に示す試験設定内で確立されるように、試験されるファイバ608のタイプと試験リミット610を示す。

0073

本例において、ディスプレイ600は更に、試験中の光ファイバケーブル604及び受信ケーブル(テールコード)606の間の接続に対応する、グラフィカル・マップの要素612のユーザ選択を示している。コネクタ612の選択は、この場合、特定のコネクタの、損失及び反射率等の詳細な試験結果614を作成する。ディスプレイ600は更に、試験中のファイバの長さ616及びファイバ内の全損失618等の試験の結果を通知するように構成されている。進行中のこれら測定される物理パラメータで、試験装置は、測定された物理パラメータをあらかじめ定められた規格の対応するパラメータと比較して、測定された物理パラメータが規格の対応するパラメータを満たしているかどうか認証するように、構成される。この場合、測定された物理パラメータが規格の対応するパラメータを満たしていることを示す合格結果620が示されている。

0074

技術分野の技術者は、異なる光ファイバの設置の多数の認証試験を実施するように要求されることもある。異なる設置及び所望の認証試験の記録をつけるために、一又はそれ以上のプロジェクトが、技術者が用いる試験装置内で定められている。例えば、図7は、定められたプロジェクトのパラメータを示す画面ディスプレイ700を図示している。組み込み型プロジェクト管理ツールを含むOTDRは、プロジェクト・マネージャに、設定(試験タイプ、位置、所定の規格等)及び関連するタスクの実施のみならず、各ユーザの役割を定めることを許容する。

0075

プロジェクトに取り組むように割り当てられた技術者(作業者)702の名前の表示に加えて、ディスプレイ700は、前の認証試験の結果704と、認証試験706の詳細と、試験すべき光ファイバケーブル708の識別子とを示すこともできる。プロジェクトのそのような局面は、試験装置の一又はそれ以上のユーザ入力を用いて、試験装置上で直接定義されるか、または、プロジェクトは、図3Aに示した、例えば、リモートコンピューティング装置340といった試験装置から遠隔操作で定められる。プロジェクトを事前に定めておくことで、プロジェクトごとにジョブプロファイルを作成して管理することをワークフロープランナーに許容することによりジョブの効率を高める。これは、ジョブ及びケーブルのIDのセットを定めることと、特定の技術者の割当を行なうことによる。このような各プロジェクトの進捗及び状況は、容易に監視される。従って、OTDR装置は、各技術者へのジョブ割当に基づいたファイバ性能を認証すること、OTDRを使用する各技術者のための明確なジョブ割当を共有する装置を容易にすること、合格/不合格結果でジョブ進捗の最新の監視を提供すること、及び通知するためのデータを生成してアップロードすることができる。

0076

所望により、試験装置302上で動作しているアプリケーション、無線装置330又はリモートコンピューティング装置340は、プロジェクトが折よく完了することを確実にするために、各プロジェクトでの状況及び活動に関する情報を提供するダッシュボードを表示するように構成されることもできる。複数の試験装置に起因する試験結果を直接アップロードして統合する能力を提供することにより、プロジェクトはすぐに有効にされて、試験結果を実時間で評価できる。これは、不正確な試験又は誤った試験結果に起因する以後再処理を避けることを助ける。アプリケーションは、プロフェッショナルレポートを共通のフォーマットで生成するように構成されている。

0077

図5に示されるように、認証試験装置は、ファイバの外観検査の実施に使用される。光ファイバケーブルの物理パラメータが所定の規格を満たさないとき、失敗が汚れた接続の使用から生じることもある。その失敗は、コネクタ製造者が推奨する終端措置に従わないことと、損傷したケーブルを用いることと、試験装置並びにローンチ及び受信コードそのものにある問題とからも生じる。

0078

試験装置は、ユーザに迅速にファイバ端面内部孔若しくはローンチ及び受信コードの端を検査し認証させるビデオ検査システムで構成されることもある。図8中の画面ディスプレイ800に示すように、ビデオ検査システムの一例は、IEC61300−3−35等の、一又はそれ以上の所定の規格ごとに自動化された合格/不合格認証802を作成する。ビデオ検査試験は、ファイバ検査における人間の主観を減らす又は省略する。この認証試験の結果は、メモリに保存され、他の装置に伝送され、及び/又は他の認証試験の結果にそった認証通知で出力される。

0079

試験失敗が汚れた接続によるものである場合、技術者は一般に、コネクタ・フェルールアルコールで湿らせたリントフリーペーパー又は不織布パッドで、拭くことにより、ファイバコネクタを清掃する。アルコールは、フェルールに付いている汚れを溶かすことを助ける。アルコールでの清掃後、技術者は、きれいな乾いた布を使ってフェルールを研磨して乾かす。清掃後、フェルールへの損傷を防ぐために、ダストキャップをすぐにコネクタに配置して、汚れの再発を減らすべきである。

0080

顕微鏡も、コネクタ端面の物理的完全性を確かめるためにも使用される。フィールド研磨式コネクタは、終端後に不十分に研磨されるか又は損傷することもある。事前に研磨されたコネクタは、工場で研磨された又は研磨されないコネクタとしても知られ、ひどい割れ又は不完全に挿入されたファイバを有することで失敗する。

0081

認証試験が高損失を示しコネクタの清掃が問題を修正しない場合、OTDR回路を有する試験装置は、問題の所在を突き止めるのに使用される。コネクタが清浄見えて適切に終端される場合、高損失は、設置中に過度負荷かけられるか、潰されるか又はきつく曲げられすぎた光ファイバケーブルの一部に起因することがありうる。例えば、図2中の曲がり220を参照。もし損傷が深刻すぎなければ、ケーブルの高損失を引き起こす鋭い曲がりは、単純にまっすぐにされればよい。例えば、特定の位置で潰されることによりケーブルが損傷している場合、ケーブルのその部分が取り除かれて、その端が一緒にスプライスされる必要がある。ほとんどの所定の規格は、測定された端から端までの挿入損失が規格を満たす限り、光ファイバケーブルのスプライスを許容する。損傷が大きすぎる場合、ケーブルを取り替える必要がある。例えば、光ファイバがジャケットにより過度に引っ張られる場合、マイクロベンドがケーブルの全長に沿って生じる(ケーブルに「波状」の外観を与える)。このようなマイクロベンドは、修復できない。

0082

図9は、図6に示す画面ディスプレイ600と類似するイベントマッピング画面ディスプレイ900を図示している。しかし、ディスプレイ900において、認証試験の結果は、光ファイバケーブルの物理パラメータが所定の規格の対応するパラメータを満たさなかったことを示す、フェイルインジケータ910を含む。図4のボタン420に示したのと同様に、ディスプレイ900は、試験装置のユーザが画面上の「ヘルプ」を状況に応じて選択できるボタン920を含む。この場合、画面上のヘルプは、各試験工程中に識別されるファイバの問題を解決するための修正動作930を提案する。状況に応じてヘルプが提供されるので、ユーザは、生じる個別の問題に対して可能な解決策をすぐに識別して実行できる。

0083

前述の記載は、特に光ファイバケーブルの認証試験についてであるが、本発明が有線及び無線通信リンクを含む通信リンクの他のタイプの認証試験にも応用できることを理解されたい。例えば、無線通信リンクの認証試験において、図1に示されるコネクタ110、116、128及び134は、無線送受信機であり、試験中の通信リンク114及び132は、各送受信機間の無線通信のためのエア・インタフェースである。そのような例において、ローンチ及び受信コード108、118、126及び136は使用できず、他のリンクが、試験装置102及び122を各無線送受信機に接続できる。光ファイバケーブルと同様に、様々な組織は、有線及び無線通信リンクの物理パラメータを評価するための公表された規格を有する。そのような認証試験の各局面は、先に述べた無線装置330及び/又はリモートコンピューティング装置340等の別々の装置により制御される。同様に、そのような認証試験を実施する試験装置は、先に述べた無線装置330及び/又はリモートコンピューティング装置340等の別々の装置に認証試験の一又はそれ以上の結果を通信する。

0084

上述した様々な実施の形態は、さらなる実施の形態を提供するために組み合わせることができる。これら及び他の変更は、上述の詳細な説明が考慮される。一般に、下記の請求項において用いられる用語は、明細書及び請求項に開示される特定の実施の形態で請求項を限定するものと解釈されるべきではないが、そのような請求項が有する同等の範囲全てと共に全ての可能な実施の形態を含むものと解釈されるべきである。従って、請求の範囲は本開示によって限定されるものではない。

0085

100、200,300 システム
102,202試験装置
122 試験装置
104,106ポート
108,136光ファイバケーブル
110コネクタ
114,132試験中の光ファイバケーブル
302 試験装置
304処理装置
306メモリ
308光送信機
310光受信機
312 ポート
314 光ファイバケーブル
316 コネクタ
318 試験中の光ファイバケーブル
320スプライス
330無線装置
340リモートコンピューティング装置
344 処理装置
346ディスプレイ
348 ユーザ入力

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