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技術 車両用リザーブタンク

出願人 スズキ株式会社
発明者 田山貴彦
出願日 2015年6月16日 (4年3ヶ月経過) 出願番号 2015-121225
公開日 2017年1月5日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2017-002884
状態 特許登録済
技術分野 機械または機関の冷却一般
主要キーワード 外部ホース 大気開放パイプ 圧力キャップ 内部ホース 解放通路 被取付け部材 水平方向外方 ラビリンス流路
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

小型化されたリザーブタンクであっても、リザーブタンクの製造作業の作業性を向上させてリザーブタンクからの水漏れを防止できる車両用リザーブタンクを提供すること。

解決手段

リザーブタンク8によれば、本体部9が、本体部9の水平方向の一方側に位置し、鉛直方向において冷却水の水面からの深さが最も深くなるように下方に延びる最深部21を有し、大気開放通路11bが、本体部9の水平方向の他方側の上面に設置される。また、本体部9が、水平方向において、最深部21と鉛直方向において対向する本体部9の上面9cと大気開放通路11bとの間に突出部23を有する。

概要

背景

自動車等の車両には内燃機関を冷却するためのラジエータが搭載されており、内燃機関とラジエータとは、配管によって連結されることで冷却水循環するための冷却水通路が構成されている。

冷却水通路には冷却水の温度変化によって生じる冷却水の体積増減に対応するため、あるいは、冷却水が減少したときに冷却水の補充を行うために、冷却水を貯留するリザーブタンクが設けられている。リザーブタンクは、冷却水を貯留するための内部の空間を大気圧にするために、リザーブタンクの上面に、リザーブタンクの内部の空間と外部とを連通する大気開放通路が設けられている。

従来、このような構成を有する車両用リザーブタンクでは、車両の急発進、急停止および悪路走行等によって車体の揺動が大きい場合にリザーブタンクの内部で冷却水が揺動する。この揺動した冷却水は、大気開放通路に浸入し、大気開放通路から水漏れが発生するおそれがある。
特に、リザーブタンクが上下方向に短くなるように小型化された場合には、冷却水の水面と大気開放通路との距離が短いため、大気開放通路から冷却水がより漏れ易い。

これに対して、冷却水の水面と大気開放通路との距離を長くすることで、水漏れを防止することができる反面、リザーブタンクが上下方向に長くなり大型化してしまう。したがって、リザーブタンクを小型化したままで水漏れを防止することができない。

従来、リザーブタンクを小型化しつつ水漏れを防止するものとしては、タンク本体内の上側部から注水口端部に亘って、第1バッフルプレートと第2バッフルプレートとによって上下方向にラビリンス流路を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このリザーブタンクにあっては、タンク本体内の冷却水が揺動した場合でも、ラビリンス流路によって冷却水の揺動を減衰し、冷却水が注水口端部から排水路を経由して外部へ漏れることを防止できる。

概要

小型化されたリザーブタンクであっても、リザーブタンクの製造作業の作業性を向上させてリザーブタンクからの水漏れを防止できる車両用リザーブタンクを提供すること。リザーブタンク8によれば、本体部9が、本体部9の水平方向の一方側に位置し、鉛直方向において冷却水の水面からの深さが最も深くなるように下方に延びる最深部21を有し、大気開放通路11bが、本体部9の水平方向の他方側の上面に設置される。また、本体部9が、水平方向において、最深部21と鉛直方向において対向する本体部9の上面9cと大気開放通路11bとの間に突出部23を有する。

目的

本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、小型化されたリザーブタンクであっても、リザーブタンクの製造作業の作業性を向上させてリザーブタンクからの水漏れを防止できる車両用リザーブタンクを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

冷却水貯留する本体部と、鉛直方向において前記本体部の上面に形成され、前記本体部の内部と外部とを連通する大気開放通路とを備え、車両に搭載されるリザーブタンクであって、前記本体部は、前記本体部の水平方向の一方側に位置し、鉛直方向において前記冷却水の水面からの深さが最も深くなるように下方に延びる最深部を有し、前記大気開放通路が、前記本体部の水平方向の他方側の上面に設置され、前記本体部は、水平方向において、前記最深部と鉛直方向において対向する前記本体部の上面と前記大気開放通路との間に突出部を有し、前記突出部は、前記本体部の上面から前記本体部の内方に向かって突出することを特徴とする車両用リザーブタンク

請求項2

前記本体部に貯留される冷却水が規定量である場合に、冷却水の水面の水平方向の端部から水平方向外方外れた位置に、前記大気開放通路を設置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用リザーブタンク。

請求項3

前記本体部の上部に、前記大気開放通路を有する膨出部を設け、前記本体部の鉛直方向と直交し、前記本体部の一方側から他方側に延びる方向を第1の水平方向とした場合に、前記膨出部は、前記本体部の上部から前記第1の水平方向と直交する第2の水平方向に膨れ出ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用リザーブタンク。

請求項4

前記本体部の上面から前記本体部の内方に向かって突出部が形成されることで、前記本体部の外周面に凹部が形成され、前記凹部の壁部に前記本体部を被取付け部材に固定するための取付け穴が形成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用リザーブタンク。

技術分野

0001

本発明は、車両用リザーブタンクに関し、特に、車両に搭載されるラジエータに接続され、ラジエータに供給される冷却水貯留する車両用リザーブタンクに関する。

背景技術

0002

自動車等の車両には内燃機関を冷却するためのラジエータが搭載されており、内燃機関とラジエータとは、配管によって連結されることで冷却水を循環するための冷却水通路が構成されている。

0003

冷却水通路には冷却水の温度変化によって生じる冷却水の体積増減に対応するため、あるいは、冷却水が減少したときに冷却水の補充を行うために、冷却水を貯留するリザーブタンクが設けられている。リザーブタンクは、冷却水を貯留するための内部の空間を大気圧にするために、リザーブタンクの上面に、リザーブタンクの内部の空間と外部とを連通する大気開放通路が設けられている。

0004

従来、このような構成を有する車両用リザーブタンクでは、車両の急発進、急停止および悪路走行等によって車体の揺動が大きい場合にリザーブタンクの内部で冷却水が揺動する。この揺動した冷却水は、大気開放通路に浸入し、大気開放通路から水漏れが発生するおそれがある。
特に、リザーブタンクが上下方向に短くなるように小型化された場合には、冷却水の水面と大気開放通路との距離が短いため、大気開放通路から冷却水がより漏れ易い。

0005

これに対して、冷却水の水面と大気開放通路との距離を長くすることで、水漏れを防止することができる反面、リザーブタンクが上下方向に長くなり大型化してしまう。したがって、リザーブタンクを小型化したままで水漏れを防止することができない。

0006

従来、リザーブタンクを小型化しつつ水漏れを防止するものとしては、タンク本体内の上側部から注水口端部に亘って、第1バッフルプレートと第2バッフルプレートとによって上下方向にラビリンス流路を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このリザーブタンクにあっては、タンク本体内の冷却水が揺動した場合でも、ラビリンス流路によって冷却水の揺動を減衰し、冷却水が注水口端部から排水路を経由して外部へ漏れることを防止できる。

先行技術

0007

特許第3984068号公報

発明が解決しようとする課題

0008

このような従来の車両用リザーブタンクは、タンク本体内に第1バッフルプレートと第2バッフルプレートとによって上下方向にラビリンス流路を形成しているので、リザーブタンクの内部の形状が複雑になってしまい、リザーブタンクを分割成形等によって形成する必要がある。

0009

また、ラビリンス流路が邪魔になり、リザーブタンクの内部に、リザーブタンクの内部から注水口端部を通してラジエータに冷却水を吸い上げる内部ホース等を設置できない。これにより、リザーブタンクの下部にリザーブタンクの内部と連通するホース取付け部を設けなければならない。

0010

このため、リザーブタンクにホース取付けを形成するための穴開け加工、ホース接触面のバリ取り加工等を施さなくてはならず、リザーブタンクの製造作業の作業性が悪化するおそれがある。

0011

本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、小型化されたリザーブタンクであっても、リザーブタンクの製造作業の作業性を向上させてリザーブタンクからの水漏れを防止できる車両用リザーブタンクを提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0012

本発明は、冷却水を貯留する本体部と、鉛直方向において本体部の上面に形成され、本体部の内部と外部とを連通する大気開放通路とを備え、車両に搭載されるリザーブタンクであって、本体部は、本体部の水平方向の一方側に位置し、鉛直方向において冷却水の水面からの深さが最も深くなるように下方に延びる最深部を有し、大気開放通路が、本体部の水平方向の他方側の上面に設置され、本体部は、水平方向において、最深部と鉛直方向において対向する本体部の上面と大気開放通路との間に突出部を有し、突出部は、本体部の上面から本体部の内方に向かって突出する。

発明の効果

0013

このように上記の本発明によれば、冷却水の水面と大気開放通路との距離が短くても、揺動した冷却水を突出部に衝突させて落下させることで、大気開放通路から冷却水が漏れることを防止でき、リザーブタンクを小型化できる。

0014

また、本体部の内部にバッフルプレート等を設けることを不要にして冷却水が漏れることを防止できるので、リザーブタンクの形状が複雑になることを防止して、リザーブタンクを分割成形等によって製造することを不要にできる。

0015

これに加えて、例えば、本体部の内部に、本体部の内部からラジエータに冷却水を吸い上げる内部ホース等を設置することができ、本体部の下部に本体部の内部と連通するホース取付け部を設けることを不要にできる。

0016

このため、本体部にホース取付けを形成するための穴開け加工、ホース接触面のバリ取り加工等を施すのを不要にできる。
以上の結果、リザーブタンクの製造作業の作業性を向上できる。

図面の簡単な説明

0017

図1は、本発明の車両用リザーブタンクの一実施の形態を示す図であり、リザーブタンクが搭載されたラジエータの後面図である。
図2は、本発明の車両用リザーブタンクの一実施の形態を示す図であり、リザーブタンクの後面図である。
図3は、本発明の車両用リザーブタンクの一実施の形態を示す図であり、リザーブタンクの上面図である。
図4は、本発明の車両用リザーブタンクの一実施の形態を示す図であり、リザーブタンクの側面図である。
図5は、本発明の車両用リザーブタンクの一実施の形態を示す図であり、図3のV−V方向矢視断面図である。
図6は、本発明の車両用リザーブタンクの一実施の形態を示す図であり、図3のVI−VI方向矢視断面図である。

実施例

0018

以下、本発明に係る車両用リザーブタンクの実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1図6は、本発明に係る一実施の形態の車両用リザーブタンクを示す図である。なお、図1図5において、左右前後方向は、運転席から見た車両の左右前後方向を表す。

0019

まず、構成を説明する。
図1において、自動車等の車両に搭載されるラジエータ1は、コア部2と、コア部2の上部に設けられたアッパタンク3と、コア部2の下部に設けられたロアタンク4とを有する。

0020

アッパタンク3には冷却水導入部3Aが形成されている。冷却水導入部3Aは、図示しないアッパホースを介して図示しないエンジンに接続されており、エンジンから排出される冷却水は、冷却水導入部3Aを通してアッパタンク3に導入される。

0021

コア部2は、四角形状に形成されており、アッパタンク3に導入された冷却水を下方に流通し、流通過程で冷却水を冷却する。
ロアタンク4には冷却水排出部4Aが形成されている。冷却水排出部4Aは、図示しないロアホースを介してエンジンに接続されており、コア部2からロアタンク4に導入された冷却水は、冷却水排出部4Aからロアホースを介してエンジンに供給される。

0022

コア部2の後部にはファンシュラウド5が取付けられており、ファンシュラウド5は、電動ファン6を備えている。電動ファン6は、走行風の無い、または少ない停車時、低速走行時に回転してコア部2を通過する風を発生させ、コア部2に流れる冷却水を冷却する。
ファンシュラウド5は、コア部2全体に電動ファン6による風の発生が起きるようにするとともに、電動ファン6の気流巻き返しを防ぐはたらきをする。アッパタンク3には圧力キャップ7が取付けられている。

0023

図2図4において、リザーブタンク8は、冷却水を貯留する本体部9を備えている。本体部9に貯留される冷却水は、冷却水が冷えた状態で図2のFULLベル9aとLOWレベル9bとの間に水面Wが位置するように調整される。本実施の形態では、規定量の冷却水としてFULLレベル9aとなるように冷却水が貯留される。

0024

本体部9は、水平方向の一方側(車幅方向の一方側)に片寄った最深部21を有し、最深部21は、鉛直方向Aにおいて冷却水の水面Wからの深さが最も深くなるように下方に延びている。すなわち、最深部21における冷却水の底面は、本体部9の鉛直方向Aにおいて最も深い位置に位置している。図2において、符号L1で示す範囲が最深部21の車幅方向の範囲である。

0025

本体部9の上部には膨出部22が設けられており、膨出部22は、水平方向の他方側(車幅方向の他方側)に片寄って形成されている。また、本体部9の鉛直方向Aと直交し、本体部9の一方側から他方側に延びる方向を第1の水平方向Bとした場合に、膨出部22は、本体部9の上部から第1の水平方向Bと直交する第2の水平方向Cに膨れ出ている(図3参照)。

0026

図6において、膨出部22には開口端9Cが形成されており、開口端9Cにはキャップ10が着脱自在に設けられている。キャップ10には大気開放パイプ11および連通パイプ12が設けられている。

0027

大気開放パイプ11は、キャップ10と一体で形成されており、大気開放パイプ11は、キャップ10の上面に形成された開口部11aから外方に屈曲して設けられ、本体部9の内部と外部とを連通する大気開放通路11bを有する。これにより、本体部9の内部が大気圧に維持される。

0028

本実施の形態のキャップ10は、本体部9の上面9Aの一部を構成しており、大気開放通路11bを有する大気開放パイプ11は、本体部9の上面9Aに設けられている。
連通パイプ12は、キャップ10と一体に形成されており、連通パイプ12の内部には本体部9の内部と外部とを連通する連通路12Aが形成されている。本体部9の外部側に位置する連通パイプ12の一端部には外部ホース13の一端部が接続されており、外部ホース13の他端部は、アッパタンク3の圧力キャップ7の取付部近傍に接続されている。

0029

本体部9の内部側に位置する連通パイプ12の他端部には内部ホース15の一端部が接続されている。内部ホース15は、本体部9の内部に設置されており、内部ホース15の他端部は、LOWレベル9bよりも鉛直方向下方に延びている。

0030

圧力キャップ7は、図示しない加圧弁および負圧弁を備えている。加圧弁は、エンジン、ラジエータ1、アッパホースおよびロアホースによって構成される冷却水通路内を流れる冷却水が高温になり、冷却水通路内の圧力が上昇したときに、開弁する。これにより、冷却水は、冷却水通路から外部ホース13、連通パイプ12および内部ホース15を通して本体部9に流れ、本体部9に一時貯留される。

0031

負圧弁は、冷却水通路を流れる冷却水の温度が高温から低温になり、冷却水通路内の圧力が低下したときに、開弁する。これにより、冷却水は、本体部9から内部ホース15、連通パイプ12および外部ホース13を通して冷却水通路に流れ、冷却水通路が冷却水で満たされる。

0032

本体部9の内部に設置された内部ホース15の他端部がLOWレベル9bよりも下方に延びているので、本体部9に充填される冷却水の水面が低い場合であっても、本体部9から冷却水を確実に吸い上げることができる。
このようにリザーブタンク8は、冷却水通路を流れる冷却水の温度変化によって生じる冷却水の体積の増減に対応して、冷却水を貯留する。

0033

図2図3において、符号L2は、本体部9に常時貯留される冷却水の範囲を示している。図2において、符号L3は、本体部9に一時的に貯留される冷却水の範囲を示している。

0034

図5において、本体部9の上面9Aには、本体部9の内方に向かって突出する突出部23が形成されている。
図2において、突出部23は、第1の水平方向Bにおいて、最深部21と鉛直方向において対向する本体部9の上面9cと大気解放パイプ11、すなわち、大気解放通路11bとの間に形成されている。

0035

図2に示すように、本体部9に貯留される冷却水が規定量(冷却水の水面WがFULLレベル9aにある)である場合において、大気開放通路11bは、冷却水の水面Wの第1の水平方向Bにおける端部W1から水平方向外方外れた位置に設置されている。

0036

図2において、本実施の形態のリザーブタンク8は、本体部9の上面9Aから本体部9の内方に向かって突出部23が形成されている。これにより、本体部9の外周面には凹部24が形成される。

0037

本実施の形態のリザーブタンク8は、凹部24の壁部24Aに取付け穴24aが形成されている。このリザーブタンク8は、取付け穴24aを通してファンシュラウド5にボルト16を締結することで、ファンシュラウド5に固定される(図1参照)。ここで、ファンシュラウド5は、本発明の被取付け部材を構成している。

0038

このような構成を有するリザーブタンク8は、車両の急発進、急停止および悪路走行等によって車体の揺動が大きい場合に本体部9の内部で冷却水が揺動する。本実施の形態のリザーブタンク8によれば、本体部9が、水平方向において、最深部21と鉛直方向において対向する本体部9の上面9cと大気開放通路11bとの間に突出部23を有する。

0039

これにより、図5に示すように、揺動によって本体部9の周壁9Bを伝った冷却水W2が周壁9Bと突出部23とによって囲まれる空間17に伝わる。空間17に伝わった冷却水W2は、突出部23の周壁23Aに衝突することで、落下する。これにより、冷却水が大気開放通路11bに指向することを防止できる。

0040

また、本実施の形態のリザーブタンク8によれば、本体部9が、本体部9の水平方向の一方側に位置し、鉛直方向において冷却水の水面からの深さが最も深くなるように下方に延びる最深部21を有し、大気開放通路11bが、本体部9の水平方向の他方側の上面に設置される。これにより、冷却水の量が多く、冷却水の揺動が大きい最深部21から大気開放通路11bを離すことができる。このため、冷却水が大気開放通路11bに指向することをより効果的に防止できる。

0041

さらに、本実施の形態のリザーブタンク8によれば、突出部23が、本体部9の上面9Aから本体部9の内方に向かって突出しているため、突出部23の底面23Bを冷却水の水面に近接させることができる。
これにより、突出部23の底面23Bが壁となって揺動する冷却水W3を底面23Bに衝突させて冷却水を下方に押し戻すことができる。これに加えて、冷却水W3を底面23Bに衝突させることで、揺動する冷却のエネルギーを低下させて冷却水の揺動の増幅を抑えることができる。

0042

このため、冷却水が大気開放通路11bに指向することをより効果的に防止できる。この結果、大気開放通路11bから水漏れが生じることを防止できる。
このように本実施の形態のリザーブタンク8によれば、冷却水の水面Wと大気開放通路11bとの距離が短くても、揺動した冷却水を突出部23に衝突させて落下させることで、大気開放通路11bから冷却水が漏れることを防止でき、リザーブタンク8を小型化できる。

0043

また、本体部9の内部にバッフルプレート等を設けることを不要にして冷却水が漏れることを防止できるので、リザーブタンク8の形状が複雑になることを防止することができる。このため、リザーブタンク8を分割成形等によって製造することを不要にして、一体成形することができる。なお、この本体部9は、ブロー成形等によって容易に成形することができる。

0044

これに加えて、大気開放パイプ11と冷却水の液面との間にバッフルプレートを設けることを不要にできるので、本体部9の内部に、本体部9の内部からラジエータ1に冷却水を吸い上げる内部ホース15を設置することができる。

0045

これにより、本体部9の下部に本体部9の内部と連通するホース取付け部を設けることを不要にでき、本体部9に、ホース取付けを形成するための穴開け加工、ホース接触面のバリ取り加工等を施すのを不要にできる。
以上の結果、リザーブタンク8の製造作業の作業性を向上できる。

0046

また、本実施の形態のリザーブタンク8によれば、本体部9に貯留される冷却水が規定量である場合に、冷却水の水面Wの水平方向の端部W1から水平方向外方に外れた位置に、大気開放通路11bを設置した。
これにより、冷却水が大気開放通路11bに指向することをより効果的に防止でき、大気開放通路11bから水漏れが生じることをより効果的に防止できる。

0047

また、本実施の形態のリザーブタンク8によれば、本体部9の上部に大気開放通路11bを有する膨出部22が設けられ、本体部9の鉛直方向Aと直交し、本体部9の一方側から他方側に延びる方向を第1の水平方向Bとした場合に、膨出部22が、本体部9の上部から第1の水平方向Bと直交する第2の水平方向Cに膨れ出る。

0048

これにより、冷却水の量が多く、冷却水の揺動が大きい最深部21から大気開放通路11bをより遠くに離すことができる。このため、冷却水が大気開放通路11bに指向することをより効果的に防止でき、大気開放通路11bから水漏れが生じることをより効果的に防止できる。

0049

ここで、リザーブタンク8の固定方法について考えた場合、本体部9に、取付け穴を有して本体部9から突出する突出片を設け、突出片をファンシュラウド5にボルト締めすることが考えられる。ところが、本体部9に突出片を設けると、突出片の突出量分だけリザーブタンク8が大型化してしまう。

0050

これに対して、本実施の形態のリザーブタンク8によれば、本体部9の上面9Aから本体部9の内方に向かって突出部23が形成されることで、本体部9の外周面に凹部24が形成され、凹部24の壁部24Aに本体部9をファンシュラウド5に固定するための取付け穴24aが形成される。
これにより、本体部9に突出片を設けることを不要にして、リザーブタンク8を被取付け部材であるファンシュラウド5に固定することができ、リザーブタンク8を小型化できる。なお、被取付け部材は、ファンシュラウド5に限定されるものではなく、ラジエータ1であってもよい。

0051

本発明の実施の形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。

0052

5...ファンシュラウド(被取付け部材)、8...リザーブタンク、9...本体部、9A...上面、9c...上面(最深部と鉛直方向において対向する本体部の上面)、11b...大気開放通路、21...最深部、22...膨出部、23...突出部、24...凹部、24A...壁部、24a...取付け穴、A...鉛直方向、B...第1の水平方向、C...第2の水平方向、W...冷却水の水面、W1...端部(冷却水の水面の水平方向の端部)

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