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技術 自動車整備用リフト装置

出願人 株式会社アルティア
発明者 小林一博寺田浩孝新井仁
出願日 2015年6月10日 (5年0ヶ月経過) 出願番号 2015-117669
公開日 2017年1月5日 (3年5ヶ月経過) 公開番号 2017-001529
状態 特許登録済
技術分野 洗車、保守、修理、アウトリガー プラットフォームとその他の持ち上げ
主要キーワード 架設枠 同高位置 整備位置 移動用チェーン エンドレール 接続杆 各連結杆 移動リフト
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月5日)のものです。
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図面 (12)

課題

例えばバストラック等の大型車両整備リフト装置に好適で、ピット内点検整備を容易かつ安全に行なえる自動車整備用リフト装置を提供すること。

解決手段

床面に形成したピット内に沿って移動可能に設けた移動リフト7と、前記移動リフト7と同動可能に連係され、前記ピットの開口部を閉塞可能なピットカバー11と、前記ピットカバー11に一端を連結し、他端を移動リフト7の一側に連結可能にした連結フレーム37,38とを備えた自動車整備用リフト装置であること。前記連結フレーム37,38の他端を移動リフト7の少なくとも一側に係脱可能に設ける。

概要

背景

バストラック等の大型車両整備リフト装置として、固定リフト移動リフトを床面下のピットに設置し、移動リフトをピットに沿って移動するとともに、ピットの開口部をピットカバーで覆い、該ピットカバーを移動リフトに連結して開閉するようにしたものがある(例えば、特許文献1および2参照)。

しかし、これらのリフト装置は、ピットカバーが移動リフトの移動に同動してピットを閉塞するため、ピットカバーを開口してピット内を緊急に整備点検することができないという問題があった。

概要

例えばバスやトラック等の大型車両の整備用リフト装置に好適で、ピット内の点検整備を容易かつ安全に行なえる自動車整備用リフト装置を提供すること。床面に形成したピット内に沿って移動可能に設けた移動リフト7と、前記移動リフト7と同動可能に連係され、前記ピットの開口部を閉塞可能なピットカバー11と、前記ピットカバー11に一端を連結し、他端を移動リフト7の一側に連結可能にした連結フレーム37,38とを備えた自動車整備用リフト装置であること。前記連結フレーム37,38の他端を移動リフト7の少なくとも一側に係脱可能に設ける。

目的

本発明はこのような問題を解決し、例えばバスやトラック等の大型車両の整備用リフト装置に好適で、ピット内の点検整備を容易かつ安全に行なえる自動車整備用リフト装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

床面に形成したピット内に沿って移動可能に設けた移動リフトと、該移動リフトと同動可能に連係され、前記ピットの開口部を閉塞可能なピットカバーと、該ピットカバーに一端を連結し、他端を移動リフトの一側に連結可能にした連結フレームと、を備えた自動車整備用リフト装置において、前記連結フレームの他端を移動リフトの少なくとも一側に係脱可能に連結したことを特徴とする自動車整備用リフト装置。

請求項2

前記連結フレームの他端と移動リフトとの連結を解除し、移動リフトの離反動を介して連結フレームの他端と移動リフトとを離間し、該連結フレームの他端と移動リフトとの間にピット内に連通する開口部を形成可能にした請求項1記載の自動車整備用リフト装置。

請求項3

移動リフトと同動可能な架設枠の少なくとも一側に一対の連結杆をピットカバーの移動方向に突設し、前記連結フレームに接続杆を抜き差し可能に設け、該接続杆を前記連結杆に係脱可能に連結した請求項1記載の自動車整備用リフト装置。

請求項4

前記接続杆を連結フレームから取外し、接続杆と連結杆との係合を解除後、前記移動リフトを前記連結フレームから離反動し、前記架設枠と前記連結フレームとの間に開口部を形成可能にした請求項3記載の自動車整備用リフト装置。

請求項5

前記連結杆に接続杆と係脱可能な複数の切欠溝を離間して形成した請求項3記載の自動車整備用リフト装置。

請求項6

前記連結杆の切欠溝に前記接続杆を選択的に連結して前記架設枠と連結フレームとの間の開口部を調整可能にした請求項5記載の自動車整備用リフト装置。

請求項7

前記架設枠の両側に一対の連結杆をピットカバーの移動方向に突設し、前記連結杆に複数の切欠溝を離間して形成し、該切欠溝に接続杆を選択的に連結し、前記架設枠の一側または他側と連結フレームとの間に開口部を形成可能にした請求項5記載の自動車整備用リフト装置。

請求項8

前記架設枠と連結フレームとの間の開口部を形成後、前記連結フレームに接続杆を差し込み、かつ前記連結杆に装着した請求項2記載の自動車整備用リフト装置。

請求項9

前記接続杆を連結フレームから取外し、接続杆と連結杆との係合を解除後、前記移動リフトを前記連結フレームから離反動し、前記連結フレームを連結杆の端部から離間して移動可能に設け、かつその際の架設枠と連結フレームとの間の開口部を介してピット内に作業者出入り可能にした請求項4記載の自動車整備用リフト装置。

技術分野

0001

本発明は、例えばバストラック等の大型車両整備リフト装置に好適で、ピット内点検整備を容易かつ安全に行なえる自動車整備用リフト装置に関する。

背景技術

0002

バスやトラック等の大型車両の整備用リフト装置として、固定リフト移動リフトを床面下のピットに設置し、移動リフトをピットに沿って移動するとともに、ピットの開口部をピットカバーで覆い、該ピットカバーを移動リフトに連結して開閉するようにしたものがある(例えば、特許文献1および2参照)。

0003

しかし、これらのリフト装置は、ピットカバーが移動リフトの移動に同動してピットを閉塞するため、ピットカバーを開口してピット内を緊急に整備点検することができないという問題があった。

先行技術

0004

特開2005−138698号公報
特許第4422361号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明はこのような問題を解決し、例えばバスやトラック等の大型車両の整備用リフト装置に好適で、ピット内の点検整備を容易かつ安全に行なえる自動車整備用リフト装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

請求項1の発明は、床面に形成したピット内に沿って移動可能に設けた移動リフトと、該移動リフトと同動可能に連係され、前記ピットの開口部を閉塞可能なピットカバーと、該ピットカバーに一端を連結し、他端を移動リフトの一側に連結可能にした連結フレームと、を備えた自動車整備用リフト装置において、前記連結フレームの他端を移動リフトの少なくとも一側に係脱可能に連結し、連結フレームの他端と移動リフトとの連結時は、連結フレームとピットカバーとを移動リフトに同動させて車両の円滑な整備点検を行なえ、連結フレームの他端と移動リフトとの連結解除時は、移動リフトとの同動を解除して移動リフトと連結フレームとの間に開口部の形成を実現し、前記開口部によってピット内の点検整備を容易かつ安全に行なえるようにしている。
また、連結フレームの他端を移動リフトに係脱可能に連結し、それらの連結と解除をボルトナット等の煩雑な締結作業から解放し、これを容易かつ簡便に行なえるようにしている。

0007

請求項2の発明は、連結フレームの他端と移動リフトとの連結を解除し、移動リフトの離反動を介して連結フレームの他端と移動リフトとを離間し、該連結フレームの他端と移動リフトとの間にピット内に連通する開口部を形成可能にし、連結フレームの他端と移動リフトとの連結を解除して、ピット内の点検整備に供する開口部を形成可能にしている。
請求項3の発明は、移動リフトと同動可能な架設枠の少なくとも一側に一対の連結杆をピットカバーの移動方向に突設し、前記連結フレームに接続杆を抜き差し可能に設け、該接続杆を前記連結杆に係脱可能に連結し、連結杆と接続杆との係脱操作を介して、連結フレームと移動リフトとの連結およびその解除を容易かつ簡便に行なうようにしている。
請求項4の発明は、接続杆を連結フレームから取外し、接続杆と連結杆との係合を解除後、前記移動リフトを前記連結フレームから離反動し、前記架設枠と前記連結フレームとの間に開口部を形成可能にし、接続杆の取外し操作と移動リフトの離反動操作によって、前記開口部の形成を容易かつ簡便に行なうようにしている。

0008

請求項5の発明は、連結杆に接続杆と係脱可能な複数の切欠溝を離間して形成し、簡単な構成によって前記開口部の大きさを加減調整し得るようにしている。
請求項6の発明は、連結杆の切欠溝に前記接続杆を選択的に連結して前記架設枠と連結フレームとの間の開口部を調整可能にし、連結杆と接続杆との係脱操作によって開口部の大きさを加減調整し、ピット内の点検整備を確実かつ容易に行なうようにしている。
請求項7の発明は、架設枠の両側に一対の連結杆をピットカバーの移動方向に突設し、前記連結杆に複数の切欠溝を離間して形成し、該切欠溝に接続杆を選択的に連結し、前記架設枠の一側または他側と連結フレームとの間に開口部を形成可能にし、ピット内の要点整備位置に応じて開口部を形成可能にしている。

0009

請求項8の発明は、架設枠と連結フレームとの間の開口部を形成後、前記連結フレームに接続杆を差し込み、かつ前記連結杆に装着して、前記開口部形成後の連結フレームの移動を防止し、ピット内の点検整備を安全に行なうようにしている。
請求項9の発明は、接続杆を連結フレームから取外し、接続杆と連結杆との係合を解除後、前記移動リフトを前記連結フレームから離反動し、前記連結フレームを連結杆の端部から離間して移動可能に設け、かつその際の架設枠と連結フレームとの間の開口部を介してピット内に作業者出入り可能にし、前記開口部を十分に大きく形成して作業者の出入りを可能にし、前記開口部を利用した実際の点検整備を実現可能にしている。

発明の効果

0010

請求項1の発明は、連結フレームの他端を移動リフトの少なくとも一側に係脱可能に連結したから、連結フレームの他端と移動リフトとの連結時は、連結フレームとピットカバーとを移動リフトに同動させて車両の円滑な整備点検を行なえ、連結フレームの他端と移動リフトとの連結解除時は、移動リフトとの同動を解除して移動リフトと連結フレームとの間に開口部の形成を実現し、前記開口部によってピット内の点検整備を容易かつ安全に行なうことができる。
また、連結フレームの他端を移動リフトに係脱可能に連結し、それらの連結と解除をボルト・ナット等の煩雑な締結作業から解放し、これを容易かつ簡便に行なうことができる

0011

請求項2の発明は、連結フレームの他端と移動リフトとの連結を解除し、移動リフトの離反動を介して連結フレームの他端と移動リフトとを離間し、該連結フレームの他端と移動リフトとの間にピット内に連通する開口部を形成可能にしたから、連結フレームの他端と移動リフトとの連結を解除して、ピット内の点検整備に供する開口部を形成することができる。
請求項3の発明は、移動リフトと同動可能な架設枠の少なくとも一側に一対の連結杆をピットカバーの移動方向に突設し、前記連結フレームに接続杆を抜き差し可能に設け、該接続杆を前記連結杆に係脱可能に連結したから、連結杆と接続杆との係脱操作を介して、連結フレームと移動リフトとの連結およびその解除を容易かつ簡便に行なうことができる
請求項4の発明は、接続杆を連結フレームから取外し、接続杆と連結杆との係合を解除後、前記移動リフトを前記連結フレームから離反動し、前記架設枠と前記連結フレームとの間に開口部を形成可能にしたから、接続杆の取外し操作と移動リフトの離反動操作によって、前記開口部の形成を容易かつ簡便に行なうことができる。

0012

請求項5の発明は、連結杆に接続杆と係脱可能な複数の切欠溝を離間して形成したから、簡単な構成によって前記開口部の大きさを加減調整することができる。
請求項6の発明は、連結杆の切欠溝に前記接続杆を選択的に連結して前記架設枠と連結フレームとの間の開口部を調整可能にしたから、連結杆と接続杆との係脱操作によって開口部の大きさを加減調整し、ピット内の点検整備を確実かつ容易に行なうことができる。
請求項7の発明は、架設枠の両側に一対の連結杆をピットカバーの移動方向に突設し、前記連結杆に複数の切欠溝を離間して形成し、該切欠溝に接続杆を選択的に連結し、前記架設枠の一側または他側と連結フレームとの間に開口部を形成可能にしたから、ピット内の要点検整備位置に応じて開口部を形成することができる。

0013

請求項8の発明は、架設枠と連結フレームとの間の開口部を形成後、前記連結フレームに接続杆を差し込み、かつ前記連結杆に装着したから、前記開口部形成後の連結フレームの移動を防止し、ピット内の点検整備を安全に行なうことができる。
請求項9の発明は、接続杆を連結フレームから取外し、接続杆と連結杆との係合を解除後、前記移動リフトを前記連結フレームから離反動し、前記連結フレームを連結杆の端部から離間して移動可能に設け、かつその際の架設枠と連結フレームとの間の開口部を介してピット内に作業者を出入り可能にしたから、前記開口部を十分に大きく形成して作業者の出入りを可能にし、前記開口部を利用した実際の点検整備を実現することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の自動車整備用リフト装置を示す正面図で、ピットの開口部がピットカバーで閉塞されている状態を示している。
(a)は本発明に適用した移動リフトの要部を拡大して示す正面図で、架設枠の両側に連結フレームが近接して位置し、開口部の未形成状態を示している。(b)は本発明に使用した接続杆の一例を示す正面図である。
図2(a)の平面図で、架設枠の両側に配置した連結フレームに接続杆を取付け、この接続杆を架設枠の両側に配置した連結杆に連結している。
本発明に適用した移動リフトによるピットカバーの折畳み状況を示す正面図である。
本発明による開口部d1の形成状況を示す正面図で、架設枠の一側の連結フレームに取付けた接続杆を引き抜き、移動リフトを離反動させて、小さな開口部(d1)を形成している。

0015

本発明による開口部d2の形成状況を示す正面図で、架設枠の一側に中間大の開口部d2(d2>d1)を形成後、接続杆を連結フレームに取付けている。
図6の平面図で、形成した開口部d2によってピット内を覗き見て点検を実現可能にしている。
本発明による開口部d3の形成状況を示す正面図で、架設枠の他側に中間大の開口部d3(d3=d2)を形成後、接続杆を連結フレームに取付けている。
本発明による開口部d4の形成状況を示す正面図で、図6の開口部d2を形成後、架設枠の他側の連結フレームに取付けた接続杆を引き抜き、移動リフトを離反動させて架設枠の一側に大きな開口部d4(d4=2d2)を形成している。
本発明による開口部d5の形成状況を示す正面図で、図8の開口部d3を形成後、架設枠の他側の連結フレームに取付けた接続杆を引き抜き、移動リフトを離反動させて架設枠の他側に大きな開口部d5(d5=2d3)を形成している。
本発明による開口部d6の形成状況を示す正面図で、架設枠の一側に開口部d2,d4よりも更に大きな開口部d6を形成し、この開口部d6から作業者がピット内へ降りて点検整備を実行可能にしている。

発明を実施するための最良の形態

0016

以下、本発明を大型車両の整備用リフト装置に適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図11において1は自動車整備工場作業床面で、該床面1に左右一対のピット2が離間して設けられ、図1では一方のピット2のみを示している。
前記ピット2内の一端部に固定リフト3が定位置に設けられ、その固定ポスト4が油圧ユニット5によって昇降可能に設けられ、その上端部の車両受台6に車両(図示略)のジャッキアップポイントを載置可能にしている。
前記ピット2内に移動リフト7がピット2に沿って移動可能に設けられ、その移動ポスト8が油圧ユニット9によって昇降可能に設けられ、その上端部の車両受台10に車両(図示略)のジャッキアップポイントを載置可能にしている。

0017

前記固定リフト3と移動リフト7の間に複数のピットカバー11が略垂直に折畳まれて格納され、その外端部のピットカバー11を固定リフト3に拘束している。
そして、移動リフト7の移動に伴なって、内側のピットカバー11を牽引して折畳み状態を解き、その一端の連結リンク12を斜状の収納レ−ル13上に滑動させて展開し、収納レ−ル13と平行な姿勢を形成可能にしている。
図中、14は隣接するピットカバー11の連結リンク12と反対側の端部を揺動可能に連結した可動リンクである。

0018

前記移動リフト7の側部に移動用モ−タ15が設けられ、その駆動スプロケット16と、直上の従動スプロケット17との間にチエーン18が捲き掛けられ、また従動スプロケット17と同期回動可能なスプロケット19と、従動スプロケット17の近接位置に配置したスプロケット20との間に移動用チエーン21がS字状に捲き掛けられている。
前記チエーン21の一端は直上の移動レール22の終端部に固定され、その他端が固定リフト3側のピット2の適所に固定されている。
前記移動レール22はピット2の相対する側面の上部に対向して配置され、該移動レール22に移動ローラ23が走行可能に配置されている。図中、24,25は移動レール22の延長上に架設したエンドレールでピット2の両端部に配置され、該エンドレール24,25に踏板26が設置されている。

0019

前記移動リフト7の外周部に架設フランジ27が突設され、該フランジ27にU字形ボルト28を介して前記移動ローラ23の車軸29が固定されている。
前記架設フランジ27に矩形の架設枠30が突設され、該架設枠30は周囲を各一対の仕切壁30a,30bによって矩形に区画され、その内側に開口穴46を形成している。 前記開口穴46は矩形に形成され、その内側に前記車両受台10を出没可能に収容している。
前記仕切壁30a,30bのうち、ピットカバー11の移動方向に配置した仕切壁30b,30bの外周上部に、略コ字形断面の連結杆ケース31が取付けられ、該ケース31に連結杆32が摺動可能に挿入されている。

0020

前記連結杆32は細長肉厚鋼板で構成され、その長さは後述する一対の連結フレームの中心間距離より若干長尺に形成され、その両端部を図2(a)のように連結フレームの直下に配置している。
前記連結杆32の長さ方向の両側に二つの切欠溝33,34が離間して上向きに形成され、常時は両側の切欠溝33,34の各一方に接続杆35,36を掛け渡して、連結杆32,32を後述する連結フレームに接続し、移動リフト7と同動する架設枠30の変位を前記連結フレームに伝達可能にしている。

0021

前記接続杆35,36は細長肉厚の鋼板で構成され、その長さ方向の両側に図2(b)のように略台形切欠いた切欠溝41,42が下向きに形成され、該切欠溝41,42を前記係合溝33または34に係合して、接続杆35,36を連結杆32,32に連結している。
前記連結杆32,32の直上にピット2を閉塞する連結フレーム37,38が配置され、該連結フレーム37,38の一端に前記ピットカバー11が連結され、この他端が前記連結杆32,32を介して架設枠30に係脱可能に連結されている。

0022

前記連結フレーム37,38は連結杆32の両側部の直上に離間して配置され、その上面は架設枠30ないしピットカバー11の上部と同高位置に配置され、その内側端部に接続杆35,36を抜き差し可能な長溝39,40が形成され、該接続杆35,36の差し込み時はその上端部が連結フレーム37,38の上面から没入して配置されている。
すなわち、前記架設枠30の両側に連結フレーム37,38が分離ないし連結可能に配置され、これらは常時は連結杆32,32に接続杆35,36を連結して、移動リフト7の変位を連結フレーム37,38に伝え、連結フレーム37,38およびこれに連結した多数のピットカバー11を同動可能に構成して、車両の点検整備を実行可能にしている。

0023

そして、前記接続杆35,36を長溝39,40から引き抜き、切欠溝41,42を前記係合溝33,34から引き抜いて連結杆32,32との係合を解除し、連結フレーム37,38と架設枠30との連係を解除し、それらの同動を解除可能にしている。
図中、43は接続杆35,36の両端部に形成した通孔で、連結フレーム37,38の内側端部に形成した長孔44,44の対応位置に形成され、これらの孔43,44に手指を挿入して接続杆35,36を抜き差し可能にしている。
この他、図中、45は連結フレーム37,38の長溝39,40を挟む二片を連結したリンクである。

0024

一方、例えばピット2内の緊急点検持には、連結フレーム37,38の一方を架設枠30から切り離し、移動リフト7を連結フレーム37,38から離反動させて、架設枠30と離間した例えば一方の連結フレーム38との間に開口部d1,d2(d1<d2)を形成し、該開口部d1,d2からピット2内を点検可能にしている。
そして、前記開口部d1,d2が狭小で十分にピット2内を点検できない場合は、架設枠30一側または他側の連結杆32から接続杆35,36を引き抜き、移動リフト7を離反動させて、架設枠30一側または他側に開口部d2,d3の2倍幅の開口部d4,d5を形成し、該開口部d4,d5からピット2内を確実に点検可能にしている。

0025

こうして、ピット2内を点検し、その要点検箇所を確認後、実際に点検整備する場合は、前記開口部d4,d5よりも更に大きな開口部d6を架設枠30一側または他側に形成し、例えば接続杆35または36を切欠溝34,34から引き抜き、前記開口部d4,d5よりも更に大きな開口部d6を架設枠30一側または他側に形成し、該開口部d6から作業者がピット2内に降りて点検整備するようにしている。

0026

このように構成した本発明の自動車整備用リフト装置を製作する場合は、移動リフト7の上部に設けた架設フランジ27に架設枠30を立設し、その内側の開口穴46から車両受台10を昇降可能に収容し、該架設枠30の両側に連結フレーム37,38を分離ないし連結可能に配置し、該連結フレーム37,38にピットカバー11の最内側部を接続する。したがって、本発明は架設枠30の両側に開口部d1〜d6を形成可能にしている。

0027

そして、本発明は架設枠30の両側に連結フレーム37,38を分離ないし連結可能にする手段として、架設枠30の外側部に一対の連結杆ケース31を対向して配置し、各連結杆ケース31に連結杆32を摺動可能に配置し、該連結杆32の両端部を連結フレーム37,38の側端部の直下に配置し、その両端部に二つの切欠溝33,34を離間して上向きに形成している。
前記連結フレーム37,38の内側端部に長溝39,40を形成し、この長溝39,40に接続杆35,36を抜き差し可能に取り付けている。

0028

前記連結杆ケース31は、鋼板を略コ字形断面に形成し、これを架設枠30の両側面にピットカバー11の移動方向と平行に溶接している。前記連結杆32は肉厚の鋼板を細長に形成し、その両側に二つの切欠溝33,34を離間して上向きに形成し、前記接続杆35,36は肉厚の鋼板を細長に形成し、その両側に二つの切欠溝41,42を離間して下向きに形成し、その内側の前記長孔44,44と対向位置に二つの通孔43を形成している。
このように前記連結杆ケース31と連結杆32と接続杆35とは、構成が簡単で容易かつ安価に製作でき、しかもこれらは小形軽量であるから、連結杆32と接続杆35の使い勝手が良く、後述の抜き差し操作を容易に行なえる。

0029

次に、前記連結杆32と接続杆35を本発明装置に組み付ける場合は、連結杆ケース31,31に連結杆32を挿入し、その両端部を架設枠30の両側に突出し、この一方の切欠溝33,33を連結フレーム37,38の長溝39,40の直下に位置付ける。
この後、接続杆35,36を保持し、これを前記長溝39,40に挿入し、その両端部の切欠溝41,42を前記切欠溝33,33に係合して、架設枠30の両側の連結フレーム37,38を連結杆32の両端部に連結する。
この状況は図2,3のようで、連結フレーム37,38の内側端部が、架設枠30の両側の仕切壁30a,30aに近接して配置される。

0030

したがって、この後移動用モータ15を駆動すると、スプロケット16,17,19,20が移動用チェーン21を手繰り寄せ、移動ロ−ラ23,23が移動レール22に沿って走行し、移動リフト7が固定リフト3側(前方)または固定リフト3と反対側(後方)へ移動して、これに連結フレーム37,38と前方および後方のピットカバー11、並びに架設枠30が同動する。

0031

一方、接続杆35または36を長溝39,40から引き抜き、連結杆32,32との連結を解除すると、接続杆を引き抜いた側の連結フレームと連結杆32,32との連結が解除される。
したがって、接続杆を引き抜いた側の連結フレームと反対側へ移動リフト7を移動すれば、接続杆を装着した側の連結フレームは移動リフト7に同動して移動し、一方、接続杆を引き抜いた側の連結フレームは移動リフト7による牽引から解かれて残置し、該連結フレームと架設枠30との間に空隙ないし開口部が形成される。

0032

そこで、本発明装置による整備作業時に移動リフト7周辺のピット2内を緊急に点検整備する場合、例えば移動リフト7の後方、つまり固定リフト3と反対側のピット2内を点検整備する場合は、移動リフト7の後方の接続杆36を連結フレーム38の長溝40から引き抜く。
その際、連結フレーム38の長孔44に手指を挿入し、これを対向する通孔43に差し込んで接続杆36の一端を押し上げ、その一端を保持し長溝40から引き上げて取り出す
このようにすると、接続杆36と連結杆32,32との連結が解かれ、接続杆36と連結フレーム38との連結が解除される。

0033

この後、移動リフト7を前方、つまり固定リフト3側へ移動すると、移動リフト7と連結状態を維持する前方の連結フレーム37とピットカバー11とが同動し、一方、移動リフト7と連結状態を解除された連結フレーム38とピットカバー11が残置し、連結フレーム38と架設枠30との間に空隙ないし開口部が形成される。
その際、移動リフト7を僅かに前方へ移動して停止すれば、連結フレーム38と架設枠30との間に小さな空隙ないし開口部d1が形成される。この状況は図5のようで、前記開口部d1からピット2内を覗いて異状の有無を確認する。

0034

一方、前記開口部d1が狭小でピット2内を十分に確認できない場合は、移動リフト7を更に前方へ移動し、これに連結フレーム37とピットカバー11を同動させ、残置された連結フレーム38とピットカバー11との空隙ないし開口部を拡張し、開口部d1より大きな開口部d2(d1<d2)を形成して移動リフト7を停止する。この状況は図6および図7のようである。
この状況の下で前記開口部d2からピット2内を覗いて異状の有無を確認する。

0035

この後、前記開口部d2を維持する場合は、連結フレーム38の長溝40から接続杆36を挿入し、これを長溝40の直下の連結杆32の一端の切欠溝34,34に差し込み、連結フレーム38を移動リフト7ないし架設枠30に連結する。
このようにすることで、開口部d2を堅持し安全かつ安定してピット2内の確認を行なえ、移動リフト7の誤動作による移動を防止し、作業の安全を確保する。前記操作は開口部d1を維持する場合も同様である。

0036

一方、例えば移動リフト7の前方のピット2内を点検整備する場合は、移動リフト7の前方の接続杆35を連結フレーム37の長溝39から引き抜く。
その場合は前述と同様に、連結フレーム37の長孔44に手指を挿入し、これを対向する通孔43に差し込んで接続杆35の一端を押し上げ、その一端を保持して長溝40から引き上げて取り出す。
このようにすると、接続杆35と連結杆32,32との連結が解かれ、接続杆35と連結フレーム37との連結が解除される。

0037

この後、移動リフト7を後方へ移動すると、移動リフト7と連結状態を維持した後方の連結フレーム38とピットカバー11が同動し、一方、移動リフト7と連結状態を解除された連結フレーム37とピットカバー11が残置し、連結フレーム37と架設枠30との間に空隙ないし開口部d3(d2=d3)が形成される。
この状況は図8のようで、前記開口部d3からピット2内を覗いて異状の有無を容易に確認し得る。したがって、この場合は移動リフト7の前方のピット2内の点検整備に好適である。
このように本発明は架設枠30の何れか一側に開口部d1〜d3を形成できるから、ピット2内の種々の位置の点検整備に応じられる。

0038

一方、前記開口部d2,d3ではピット2内の状況を明瞭に視認できない場合は、開口部d2,d3の幅を更に拡大して点検する。
その場合は、例えば図6の前記開口部d2の形成後、架設枠30の前方の連結杆32から接続杆35を引き抜き、移動リフト7を後方へ移動して連結杆32を後方へ突出させ、前方の切欠溝34が長溝39の直下に移動したところで、接続杆35を長溝39から切欠溝34に差し込む。
このようにすると、連結杆32が図6の位置からd3分後方へ移動し、連結杆32が後方へd2+d3移動して開口部d4を形成する。この状況は図9のようで、架設枠30の後方に開口部d2またはd3の2倍相当の開口部d4が形成され、開口部d2に比べてピット2内の状況を明瞭かつ容易に点検し得る。

0039

同様に、架設枠30の前方に開口部d3の幅を更に拡大する場合は、図8の前記開口部d3の形成後、架設枠30の後方の連結杆32から接続杆36を引き抜き、移動リフト7を前方へ移動して連結杆32を前方へ突出させ、後方の切欠溝34が長溝39の直下に移動したところで、接続杆36を長溝39から切欠溝34に差し込み、連結杆32を前方へd2+d3移動して開口部d5を形成する。この状況は図10のようで、架設枠30の前方に開口部d2またはd3の2倍相当の開口部d5が形成され、開口部d3に比べてピット2内の状況を明瞭かつ容易に点検し得る。

0040

一方、前記開口部d4,5でピット2内の異状を確認できても、開口部d4,5では作業者がピット2内に降りて実際に点検整備することはできない。
そこで、前記挿入した接続杆35,36を一旦引き抜き、連結フレーム38,37と連結杆32ないし架設枠30との連結を解除して、移動リフト7を図9または図10から更に前方または後方へ移動する。
そして、連結フレーム38,37とピットカバー11を同動させ、残置された連結フレーム38または37とピットカバー11との空隙ないし開口部を拡張し、架設枠30の後方または前方に開口部d6を形成したところで、移動リフト7を停止する。

0041

実施形態では開口部d6は開口部d4,5よりも非常に大きく形成され、この状況の下で前記開口部d6から作業者がピット2内に降りて実際に点検整備する。この状況は図11のようである。
その際、移動リフト7は移動用チェーン21および該チェーン21に歯合するスプロケット17,19,20によって移動を阻止され、点検作業の安全性を確保する。

0042

このように本発明は、接続杆35,36と連結杆32との着脱操作によって架設枠30の一側または他側に開口部d1〜d4を段階的に加減調整してピット2内を点検し、点検整備箇所を確定したところで、開口部d6を更に拡大させ、該開口部d6から作業者をピット2内に出入りさせて実際に要整備箇所を整備し得るようにしている。

0043

このように本発明の自動車整備用リフト装置は、ピット内の点検整備を容易かつ安全に行なえるから、例えばバスやトラック等の大型車両の整備用リフト装置に好適である。

0044

1 床面
2ピット
7移動リフト
11ピットカバー
30架設枠
32連結杆
33,34切欠溝
35,36接続杆
37,38連結フレーム
d1〜d6 開口部

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