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技術 機器封じ込め装置

出願人 ヤマト科学株式会社
発明者 松下敏幸中沢愛子本間浩幸斉藤僚太千坂浩一郎
出願日 2015年6月12日 (5年6ヶ月経過) 出願番号 2015-119014
公開日 2017年1月5日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2017-000978
状態 特許登録済
技術分野 実験装置 微生物・酵素関連装置 換気3
主要キーワード 取り付け用ネジ 補助作業台 封じ込め装置 最大開口幅 ケーブル孔 小分け作業 セッティング作業 ドラフトチャンバ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

作業者が、対象となる比較的大型の機器を、作業空間の雰囲気内に封じ込めた状態で、安全にかつ容易に作業を行うことができる機器封じ込め装置を提供する。

解決手段

機器封じ込め装置1は、閉鎖された本体10の作業空間G内で作業を行う機器Mを外気に対して封じ込めるための機器封じ込め装置であり、本体10は、作業空間Gを形成するケース部11と、ケース部11の下部3の作業空間G内に配置されて、機器Mを載せるための載置台72と、機器Mを作業空間G内に搬入するために開閉可能な機器搬入用の前面開口領域部88を備える。

概要

背景

ドラフトチャンバのような機器封じ込め装置は、有害物排気する対象の機器を作業空間の雰囲気内に封じ込めるために使用される。この対象の機器は、作業空間の雰囲気内に封じ込めることで、機器封じ込め装置が置かれている空間から機器を隔離することで、作業者居室空間が有害物の影響を受けないようにする。

特許文献1は、手腕挿入開口可動式フードを有するドラフトチャンバを開示している。このドラフトチャンバは、作業空間の前面開口を、透明なガラス開閉扉開閉できる。有害物を排気する対象の機器は、ドラフトチャンバ内のテーブルに置かれている。そして、作業者がこの開閉扉を開き、開閉扉の開いた前面開口から作業者が手腕を挿入して、機器を取り扱うようになっている。

機器を取り扱うために、作業者が前面開口から作業空間内に手腕を挿入する場合にも、作業空間から有害な気体や細菌等が外部に漏れ出ないように、作業空間の空気を排気して、作業空間の気圧外気より低くなるようにしている。

近年、作業者の作業環境の改善の意識が高まりつつあり、特に企業においてはレギュレーションにより厳密性が高まり、対象の機器をある作業空間の雰囲気内に封じ込める新たなニーズが期待できる。

概要

作業者が、対象となる比較的大型の機器を、作業空間の雰囲気内に封じ込めた状態で、安全にかつ容易に作業を行うことができる機器封じ込め装置を提供する。機器封じ込め装置1は、閉鎖された本体10の作業空間G内で作業を行う機器Mを外気に対して封じ込めるための機器封じ込め装置であり、本体10は、作業空間Gを形成するケース部11と、ケース部11の下部3の作業空間G内に配置されて、機器Mを載せるための載置台72と、機器Mを作業空間G内に搬入するために開閉可能な機器搬入用の前面開口領域部88を備える。

目的

特許第2801864号公報






ところで、作業者が、特許文献1に記載のドラフトチャンバは、被処理物量や被処理物の小分け作業を行う目的とした

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

閉鎖された本体の作業空間内で作業を行う機器外気に対して封じ込めるための機器封じ込め装置であって、前記本体は、前記作業空間を形成しており上部と下部を有するケース部と、前記ケース部の前記下部の前記作業空間内に配置されて、前記機器を載せるための載置台と、前記機器を前記作業空間内に搬入するために開閉可能な機器搬入用の開口領域部と、を備えることを特徴とする機器封じ込め装置。

請求項2

前記ケース部の前記上部には、前記上部の作業空間に対応する位置に、第1前面開口部分が設けられ、前記第1前面開口部分は、前面扉により開閉可能により覆われ、前記ケース部の前記下部には、前記下部の作業空間に対応する前面位置に、第2前面開口部分が設けられ、前記第2前面開口部分は、閉鎖部材により開閉可能により覆われ、前記機器搬入用の前面開口領域部は、前記第1前面開口部分と前記第2前面開口部分から形成されることを特徴とする請求項1に記載の機器封じ込め装置。

請求項3

前記ケース部の前記上部の作業空間内に配置される補助作業台を備え、前記補助作業台は、前記機器の上部分を通して前記補助作業台の上方に突出させるための通し用の開口部分を有することを特徴とする請求項1または2に記載の機器封じ込め装置。

請求項4

前記作業空間内は、低風量で排気されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の機器封じ込め装置。

技術分野

0001

本発明は、例えば有害物排気する機器を使用する際に、この機器を作業空間の雰囲気内に封じ込めるための機器封じ込め装置に関する。

背景技術

0002

ドラフトチャンバのような機器封じ込め装置は、有害物を排気する対象の機器を作業空間の雰囲気内に封じ込めるために使用される。この対象の機器は、作業空間の雰囲気内に封じ込めることで、機器封じ込め装置が置かれている空間から機器を隔離することで、作業者居室空間が有害物の影響を受けないようにする。

0003

特許文献1は、手腕挿入開口可動式フードを有するドラフトチャンバを開示している。このドラフトチャンバは、作業空間の前面開口を、透明なガラス開閉扉開閉できる。有害物を排気する対象の機器は、ドラフトチャンバ内のテーブルに置かれている。そして、作業者がこの開閉扉を開き、開閉扉の開いた前面開口から作業者が手腕を挿入して、機器を取り扱うようになっている。

0004

機器を取り扱うために、作業者が前面開口から作業空間内に手腕を挿入する場合にも、作業空間から有害な気体や細菌等が外部に漏れ出ないように、作業空間の空気を排気して、作業空間の気圧外気より低くなるようにしている。

0005

近年、作業者の作業環境の改善の意識が高まりつつあり、特に企業においてはレギュレーションにより厳密性が高まり、対象の機器をある作業空間の雰囲気内に封じ込める新たなニーズが期待できる。

先行技術

0006

特許第2801864号公報

発明が解決しようとする課題

0007

ところで、作業者が、特許文献1に記載のドラフトチャンバは、被処理物量や被処理物の小分け作業を行う目的としたものであり、ドラフトチャンバ内に入れる機器は、比較的小型であり、機器を作業空間内に搬入したり、作業空間内で機器を用いて作業をする際の作業性を考慮したものではない。すなわち、従来のドラフトチャンバは、被処理物の秤量や被処理物の小分け作業を行うことを前提にして、作業性を確保したり、ハンドリングスペースを確保している。

0008

しかし、従来のドラフトチャンバ内で、天秤等に比べて比較的大型の機器、例えば分析機器等を用いたいという要請がある。この較的大型の分析機器を用いる作業としては、分析サンプルセッティング作業が重要である。分析機器は比較的大型であり、ドラフトチャンバ内に収容するのは容易ではなく、作業者が立った姿勢で分析サンプルのセッティング作業を行うことは、考慮されていない。

0009

本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、作業者が、対象となる比較的大型の機器を、作業空間の雰囲気内に封じ込めた状態で、安全にかつ容易に作業を行うことができる機器封じ込め装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を達成するため、請求項1に記載の機器封じ込め装置は、閉鎖された本体の作業空間内で作業を行う機器を外気に対して封じ込めるための機器封じ込め装置であって、前記本体は、前記作業空間を形成しており上部と下部を有するケース部と、前記ケース部の前記下部の前記作業空間内に配置されて、前記機器を載せるための載置台と、前記機器を前記作業空間内に搬入するために開閉可能な機器搬入用の開口領域部と、を備えることを特徴とする。

0011

請求項1に記載の機器封じ込め装置では、機器は、機器搬入用の前面若しくは側面の開口領域部を開けた状態で、ケース部の下部にある載置台に載せることができ、機器を載置台に載せた後は、機器搬入用の当該開口領域部を閉じることで、ケース部は外気に対して閉鎖できる。このため、作業者が、対象の機器が大型であっても、機器を作業空間の雰囲気内に封じ込めた状態で、安全にかつ容易に作業を行うことができる。また、機器は、ケース部の下部にある載置台に載せるので、比較的大型の機器であっても、ケース部内に収めることができ、使用者は、機器を立ち姿勢で操作することができる。

0012

請求項2に記載の機器封じ込め装置では、前記ケース部の前記上部には、前記上部の作業空間に対応する位置に、第1前面開口部分が設けられ、前記第1前面開口部分は、前面扉により開閉可能により覆われ、前記ケース部の前記下部には、前記下部の作業空間に対応する位置に、第2前面開口部分が設けられ、前記第2前面開口部分は、閉鎖部材により開閉可能により覆われ、前記機器搬入用の前面開口領域部は、前記第1前面開口部分と前記第2前面開口部分から形成されることを特徴とする。

0013

請求項2に記載の機器封じ込め装置では、第1前面開口部分と第2前面開口部分から形成される機器搬入用の前面開口領域部を開けることにより、大型の機器であっても、載置台に載せた状態で、ケース部内に収容することができる。重量のある大型の機器であっても、載置台上をスライドさせながら載置台上の所定の位置に設定することができ、作業者は、対象とする機器をケース部内に収容する作業を容易に行うことができる。

0014

請求項3に記載の機器封じ込め装置では、前記ケース部の前記上部の作業空間内に配置される補助作業台を備え、前記補助作業台は、前記機器の上部分を通して前記補助作業台の上方に突出させるための通し用の開口部分を有することを特徴とする。

0015

請求項3に記載の機器封じ込め装置では、必要に応じて、ケース部の前記上部の作業空間内には、補助作業台を配置することができるので、作業に必要な器具などを載せることができる。この場合に、補助作業台は、通し用の開口部分を有しており、機器が大型で上方に突き出た上部分があっても、この機器の上部分は補助作業台の通し用の開口部分に通すことで、機器が補助作業台に干渉しない。作業者は、例えば立ち姿勢で上部分の作業空間での作業を行うことができる。

0016

請求項4に記載の機器封じ込め装置では、前記作業空間内は、低風量で排気されることを特徴とする。

0017

請求項4に記載の機器封じ込め装置では、低風量で、作業空間内に有害ガス等を封じ込めておくことができるので、省エネルギー化が図れる。

発明の効果

0018

本発明によれば、作業者が、対象となる比較的大型の機器を、作業空間の雰囲気内に封じ込めた状態で、安全にかつ容易に作業を行うことができる機器封じ込め装置を提供できる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の機器封じ込め装置の第1実施形態の全体構成を示す正面図である。
図1に示す機器封じ込め装置を示す側面図である。
載置台の形状例と、第1前面開口部分と第2前面開口部分と、前面扉と、閉鎖部材と、載置台に置かれた対象の機器を示す斜視図である。
載置台の形状例と、第1前面開口部分と第2前面開口部分と、載置台に置かれた対象の機器を示す正面図である。
本発明の機器封じ込め装置の第2実施形態の全体構成を示す正面図である。
図5に示す機器封じ込め装置を示す側面図である。
補助作業台と載置台の形状例と、第1前面開口部分と第2前面開口部分と、前面扉と、閉鎖部材と、載置台に置かれた対象の機器を示す斜視図である。
補助作業台と載置台の形状例と、第1前面開口部分と第2前面開口部分と、前面扉と、閉鎖部材と、載置台に置かれた対象の機器を示す正面図である。

実施例

0020

以下、図面を用いて、本発明を実施するための形態(以下、実施形態と称する)を説明する。

0021

<第1実施形態>
図1は、本発明の機器封じ込め装置の第1実施形態の全体構成を示す正面図である。図2は、図1に示す機器封じ込め装置1を示す側面図である。

0022

図1図2に示す機器封じ込め装置1は、好ましくは作業空間Gを用いて作業や実験を行う際に、空気を低風量ドラフトで通過させる低風量ドラフトチャンバである。この機器封じ込め装置1は、その庫内の作業空間Gにおいて、作業者により対象の機器等の比較的大型の装置や機器類を用いて、求められる作業や実験を行うのに用いられる。

0023

封じ込めようとする対象の機器としては、天秤や各種の器具等に比べて、比較的大型のサイズを有する、例えば薬剤粉体カプセル充填する装置や、分析対象物分析する分析装置である。

0024

この機器封じ込め装置1は、近年省エネルギーの観点から、従来の風量より少ない排気風量稼働できるものが求められている。このような機器封じ込め装置1としては、一般的に「低風量ドラフトチャンバ」あるいは「低風量フュームフード」と呼称されている。この機器封じ込め装置1における風量は、通常のドラフトチャンバにおける風量と比較して、例えば50%から60%の風量で、ドラフトチャンバ庫内の有害ガス等を封じ込めておくことが可能である。

0025

機器封じ込め装置1としては、好ましくは例えば排気風量が常に一定(CAV:定風量制御)である定風量型のものが採用できる。しかし、機器封じ込め装置1は、これに限らず、更なる省エネルギー化の観点から、この定風量型のものに対して、VAV(可変風量制御)方式を組み合わせる可変風量型の物であっても良い。

0026

この機器封じ込め装置1は、例えば薬品製造業務や、研究者実験者等の作業者が例えば微生物等の試料無菌操作作業や化学実験作業等、比較的大型の機器や必要に応じて作業や実験を行うために用いられる。

0027

機器封じ込め装置1は、作業や実験における被処理物を内部の作業空間において処理する際に、作業者が被処理物や有害物質の影響を受けないように、内部の作業空間Gの雰囲気を外部から隔離する構造を有している。機器封じ込め装置1は、作業者を保護することを目的とした局所排気装置であり、危険物質や有害物質の封じ込め機能と、排気機能を有した囲われた作業空間Gを持っている。

0028

特に、機器封じ込め装置1は、エネルギーコスト低減を目的として、少ないランニングコストで局所排気装置(ドラフトチャンバ)の運転ができることが望まれているが、この様な市場のニーズにより、排気風量を少なくして、一般的な機器封じ込め装置よりも低い前面風速で有害な雰囲気の漏洩防止が可能である。そのためには、低い前面風速においても作業空間Gから有害な雰囲気が外部に漏洩しない様にしながら、40〜60%排気風量を減らすことができる。

0029

これにより、機器封じ込め装置1は、少ない風量ドラフトで運転して安全性を確保でき、風量ドラフト運転エネルギーの低減を図っており、空気の低い風量ドラフトにより空気の低排気量となることから、低ランニングコストが得られる。

0030

次に、図1図2を参照して、機器封じ込め装置1の好ましい構造例を、詳しく説明する。

0031

図1図2に示す機器封じ込め装置1は、例えばナノエンクロージャともいい、本体10と、本体10に付属させたファンフィルターユニット80を有している。この本体10は、内部の作業空間Gが、本体10の外部に対して閉じたクローズドチャンバ構造を有する。

0032

図1図2に示すように、本体10は、正面側から見ると縦長の長方形になっている。図1図2に示すように、本体10は、ケース部11と、架台部12を有する。

0033

ケース部11は、上部2と、下部3を有している。ケース部11の下部3は、架台部12と一体化された構造になっており、ケース部11は、架台部12の上に固定されている。

0034

本体1のケース部11の上部2と下部3の枠部材材質としては、軽量化のために、例えば陽極酸化塗装複合被膜により被覆されたアルミニウム等の軽量な金属により作られているが、特に限定されない。架台部12の材質としては、ケース部11の重量を支えるために、例えばSUS等の夫な金属により作られているが、特に限定されない。

0035

<ケース部11の上部2>
まず、図1図2に示すケース部11の上部2について説明する。

0036

図1図2に示すように、ケース部11の上部2は、傾斜した前面部20と、上面部21と、背面部22と、左右の側面部23,24を有している。図2に示す背面部22は、ケース部11の背面を覆っており、例えばアルミニウム板である。

0037

ケース部11は、例えば縦方向の枠部材11A,11B,11C,11D,11H,11I等と、横方向の枠部材11E,11G,11J、11K、11L等を連結することにより作られている。ケース部11の内部には、収容対象となる比較的大型の機器M等を収納するために、作業空間Gが形成されている。この作業空間Gは、縦長のほぼ直方体形状を有する空間である。

0038

図1図2に示すように、架台部12は、底部の四隅部に、キャスタ12Aを備える。各キャスタ12Aは、高さ調整が可能になるように、アジャストボルトを有する。各キャスタ12Aは、各アジャスタボルトを回転させることで、床面FW上において架台部12を水平に保持することができる。ケース部11の作業空間G内に配置する対象の機器Mは、精密な機器であるので、水平度を保つことも重要である。

0039

<ケース部11の前面部20>
次に、図2を参照して、傾斜した前面部20の構造例について説明する。

0040

図2に示すように、ケース部11の前面部20の上部は、作業者が立ち姿勢で作業をし易いように、水平線HLに対して角度θだけ後側に傾いていて、図1図2に示すように第1前面開口部分30を有している。この第1前面開口部分30は、作業者が例えば対象の機器Mを作業空間G内に搬入したり、搬出するのに用いる。

0041

図2に示すように、この第1前面開口部分30は、縦方向の最大開口幅OPを有している。図1図2に示すように、第1前面開口部分30には、前面扉31が開閉可能に配置されている。この前面扉31は、例えば透明の強化ガラスである。

0042

前面扉31は、例えばバランスウェイト方式で、図1に示す左右の案内レール32,33に沿って図2に示す斜め上方向Sに持ち上げてスライドすると、図2に示す開口幅Dだけ、第1前面開口部分30を開くことができる。

0043

また、この前面扉31は、斜め上方向Sに持ち上げてスライドした後に、図2の矢印Nで示すように、上下跳ね上げ式で格納部99に格納できる。これにより、図2に示す最大開口幅OPだけ、第1前面開口部分30を開くことができる。

0044

このように、前面扉31は、斜め上方向Sに沿ってスライドして上げて、しかも矢印Nに沿って180度跳ね上げることにより、第1前面開口部分30を、最大開口幅OPだけ全開することができる。これにより、作業者は、比較的大型の対象の機器Mを作業空間G内に搬入したり、搬出することが容易に行える。

0045

上述したように、前面部20では、作業者は、作業空間G内に天秤や器具等を出し入れする場合には、前面扉31を必要な量だけ上げて、第1前面開口部分30を開口幅Dだけ開けることができる。また、天秤や器具等よりも大型の対象の機器Mを出し入れする場合には、前面扉31を上げて、第1前面開口部分30を最大開口幅OPだけ開けることができる。

0046

逆に、図2に示すように、前面扉31は、矢印Nに沿って半回転だけ回して下げて、しかも矢印S1方向に沿って斜めにスライドして下げることにより、前面扉31は、第1前面開口部分30を全閉することができる。

0047

図1図2に示すケース部11の左右の側面部23,24は、それぞれ側面窓23A,24Aを有している。これらの側面窓23A,24Aは、作業者が作業空間G内を観察できるように、好ましくは透明のプラスチック板、例えば塩化ビニールの板である。

0048

図1に示すように、左側の側面部23には、例えば1つのグローブポート40が設けられている。グローブポート40は、作業者の手を挿入して作業空間G内で作業を行うための挿肢口である。グローブポート40には、の長いゴム手袋41が取り付けられている。

0049

このため、作業者は、手をグローブポート40のゴム手袋41に入れることにより、作業者の手は、側面窓23A側から図1に示すケース部11内の上部2の作業空間G内で、ゴム手袋41に覆われたままで入れて、上部2の作業空間G内での必要な作業を、安全に行うことができる。

0050

なお、図1図2に示すように、右側の側面部24には、ダストフランジ43が設けられている。このダストフランジ43には、図1に示す廃棄回収バッグ44が着脱可能に取り付けられている。これにより、作業者は、手をグローブポート40のゴム手袋41に入れて、作業空間G内で生じた廃棄物を、作業空間Gの外部とは隔離された状態で、廃棄物回収バッグ44内に収容することで廃棄できる。

0051

その他に、図2に示すように、上部2の作業空間Gには、作業空間G内の気流整流するためのバッフルプレート45が、着台可能に配置されている。

0052

<ケース部11の下部3>
次に、図1図2を参照して、ケース部11の下部3に構造について説明する。

0053

図1図2に示すように、ケース部11の下部3は、上部2の下側にあり、架台部12の上に配置されている。下部3は、左右の側面パネル51,52と、背面パネル53を有している。左右の側面パネル51,52と、背面パネル53は、例えばアルミニウムパネルである。図2に示すように、右側の側面パネル52は、電気ケーブル等を外部に引き出すためのケーブル孔52Hを有する。

0054

図1図2に示すように、下部3の前面には、機器搬入用の第2前面開口部分60が設けられている。この第2前面開口部分60は、上述した第1前面開口部分30とともに同時に開放することで、第2前面開口部分60と第1前面開口部分30は、より大きな開口面積を有する機器搬入用の前面開口領域部88を形成することができる。

0055

この機器搬入用の前面開口領域部88は、作業者が、図1図2に例示する対象の比較的大型の機器Mを、作業空間G内に入れたり、必要に応じて機器Mを作業空間G内から取り出すために設けられている。

0056

図2に示すように、閉鎖部材62が、機器搬入用の第2前面開口部分60を全閉するために、着脱可能に取り付けられている。この閉鎖部材62は、例えば4つの取り付け用ネジ63を用いて、ケース11の下部3に取り付けることで、対象の機器Mを作業空間G内に入れた後に、機器搬入用の前面開口部分60を閉鎖する。この閉鎖部材62は、例えば透明の強化ガラス板であるが、特に限定されない。

0057

このように、ケース部11の上部2には、上部2の作業空間Gに対応する位置に、第1前面開口部分30が設けられ、第1前面開口部分30は、前面扉31により開閉可能に覆って密閉することができる。また、ケース部11の下部3には、下部3の作業空間Gに対応する位置に、第2前面開口部分60が設けられ、第2前面開口部分60は、閉鎖部材62により開閉可能により覆って密閉することができる。

0058

上述したように、ケース11の上部2と下部3では、この第1前面開口部分30と第2前面開口部分60は、対象の機器Mを作業空間G内に搬入するために、同時に開くことで、より大きな開口面積を有する機器搬入用の前面開口領域部88を構成している。これにより、作業者が、比較的大型の対象の機器Mを作業空間G内に搬入して、次に説明する載置台72に載せる際には、その作業を容易にしかも確実に行うことができる。

0059

なお、開口領域部を構成する第1前面開口部分30と第2前面開口部分60は、本実施形態では、前面としたが、側面や背面に設けるようにしたものであっても良い。

0060

<載置台72>
次に、ケース部11の作業空間G内に配置されている載置台72について説明する。

0061

図1図2に示すように、ケース部11の作業空間G内には、載置台72が配置されている。ケース部11の上部2と下部3の境界部分の床面FWからの高さは、第1高さ位置寸法R1で示している。載置台72は、ケース部11の下部3において、床面FWからの高さである第2高さ位置寸法R2において水平に配置されている。

0062

載置台72は、ケース部11の下部3の位置であって、架台12の直ぐ上の位置に配置されている。載置台72の位置は、第1高さ位置寸法R1から見ると、下方向に掘り下げた位置である。載置台72の材質としては、例えばテラゾー等の人造大理石や、金属材料により作ることができるが、材質は特に限定されない。

0063

図1を参照して、各部の寸法例を挙げると、第1高さ位置寸法R1は、床面FWから例えば1mであり、載置台72の第2高さ位置寸法R2は、例えば0.58mであり、第3高さ位置寸法R3は、0.42mである。また、第1高さ位置寸法R1から、作業空間G内に設置された対象の機器Mの上部分MTの上面までの第4高さ位置寸法R4は、例えば0.22mである。しかし、これらの寸法の値は、一例であり、特に限定されない。

0064

載置台72の第2高さ位置寸法R2は、対象の機器Mをこの載置台72に載せた状態で、対象の機器Mの上部分MTが、ケース部11の上部2の作業空間G内に、位置決めできるように設定されている。これにより、作業者が、立ち姿勢で、ゴム手袋41に入れた手を用いて、対象の機器Mの上部分MTにおいて、例えば後で説明する必要な薬剤の粉体をカプセル内に充填する作業が行える。

0065

図3は、載置台72の形状例と、第1前面開口部分30と第2前面開口部分60と、前面扉31と、閉鎖部材62と、載置台72に載せた機器Mを示す斜視図であり、図4は、載置台72の形状例と、第1前面開口部分30と第2前面開口部分60と、載置台72に載せた機器Mを示す正面図である。

0066

図3図4に示すように、載置台72は、ケース部11の上部2から掘り下げた位置、すなわちケース部11の下部3内に配置されており、載置台72は、比較的大型のサイズを有する対象の機器Mを載せることができる丈夫な板部材である。

0067

使用する対象の機器Mは、例えば直方体形状を有する本体部分MWと、この本体部分MWの上に設けられた上部分MTを有する。上部分MTのサイズは、本体部分MWのサイズよりも小さい。

0068

対象の機器Mとしては、例えば数マイクログラムの薬物の粉体を、カプセル内に分注して封入する装置である。対象の機器Mの上部分MTには、薬物の粉体を投入するための「じょうご」のような開口部が設けられている。しかも、対象の機器Mの上部分MTよりも少し下の位置には、操作部79が設けられている。薬物の粉体を分注して密封することで完成したカプセルは、操作部79の開口部から1つ1つ取り出すことができるようになっている。

0069

図1図2に戻ると、上部2の上面部21には、各種の計器等を搭載したファン・フィルターユニットコントローラ75が配置されている。図1に示すように、架台部12には、電源コンセント76が配置されている。

0070

また、図2に示すように、ファン・フィルターユニット80は、ホース81,82を介して、連結部83に接続されている。連結部83は、上面部21に配置されており、対象の機器Mが作業空間G内に排出する有害ガスは、連結部83とホース81,82を介して、ファン・フィルターユニット80に吸引される。ファン・フィルターユニット80は、例えば高性能HEPAフィルタを内蔵しており、有害ガスから必要な物質を除去する。

0071

<機器封じ込め装置1の使用例>
次に、上述した構造を有する機器封じ込め装置1の使用例を、図1から図4を参照して説明する。

0072

図2に示すように、作業者は、ケース部11の上部2において、前面扉31を、斜め上方向Sに沿ってスライドして上げて、しかも矢印Nに沿って180度跳ね上げる。これにより、第1前面開口部分30を、最大開口幅OPだけ全開する。また、図2に示すように、作業者は、ケース部11の下部3において、複数の取り付け用ネジ63を外して、閉鎖部材62を取り除いて第2前面開口部分60を開放する。

0073

これにより、図3図4に示すように、第1前面開口部分30と第2前面開口部分60が同時に開放されることで、より大きな開口面積を有する機器搬入用の前面開口領域部88を、ケース部11の上部2と下部3において、上下方向に連続した開口領域部として形成する。

0074

そして、作業者は、図3図4に示すように、この第1前面開口部分30と第2前面開口部分60を通じて、対象の機器Mを作業空間G内に入れる際に、対象の機器Mの本体部分MWを載置台72の上に載せる。そして、図3に示すようにC方向(機器封じ込め装置1の前側から後側に向けた方向)に載置台72上をスライドさせながら載置台72の所定位置に位置決めする。これにより、重量のある機器Mであっても、作業者は、安全にしかも確実に載せることができる。

0075

作業者は、対象の機器Mの本体部分MWを載置台72の上に載せて位置決めした後に、作業者は、図2に示す前面扉31を、矢印Nに沿って180度だけ回転して下げて、斜め下方向S1に沿ってスライドして下げることにより、第1前面開口部分30を閉鎖する。また、作業者は、閉鎖部材62を機器搬入用の第2前面開口部分60に被せて、複数の取り付け用ネジ63を用いて固定する。これにより、第2前面開口部分60を閉鎖する。

0076

これにより、図1図2に示すように、ケース部11の作業空間Gは、外気から閉ざされた密閉状態になる。図3図4に示すように、有害物を排出する対象の機器Mは、その本体部分MWを、下部3の作業空間G内の載置台72の上に置いた状態で、対象の機器Mの突出した上部分MTは、上部2の作業空間G内に位置させる。

0077

作業者は、図1図2に示すように、この比較的大型の対象の機器Mを機器封じ込め装置1のケース部11の作業空間G内に封じ込めた状態で、対象の機器Mを用いて、例えば次のような作業を行うことができる。

0078

作業者は、手をグローブポート40のゴム手袋41に入れる。作業者は、立ち姿勢で、ケース部11の上部2内に位置された対象の機器Mの上部分MTにある薬物の粉体を入れる開口部に対して、薬物の粉体を投入する。この薬物の粉体は、対象の機器Mにおいてカプセル内に分注されてカプセルは封入される。作業者は、手をグローブポート40のゴム手袋41に入れることで、1つ1つの完成したカプセルを、操作部79の開口部から取り出すことができる。

0079

本発明の第1実施形態では、作業者が、対象の機器Mの本体部分MWの上部分MTの開口部に対して薬物の粉体を投入したり、完成したカプセルと取り出す作業を行う。載置台72は、ケース部11の下部3の作業空間G内において掘り下げた位置に配置されている。これにより、作業者が対称の機器Mの上部分MTにおいて必要な作業が容易に行えるように、ケース部11の上部2の作業空間Gには、対象の機器Mの上部分MTを位置させている。

0080

この上部分MTの床面FWからの高さは、例えば第1高さ位置寸法R1(床面FWから例えば1m)に、第4高さ位置寸法R4(第1高さ位置寸法R1から0.22m)を加えた位置に設定されている。第1高さ位置寸法R1と第4高さ位置寸法R4を加えた高さは、作業者が立ち姿勢で作業を行う際に、手で作業するのにふさわしい高さである。

0081

このため、作業者は、機器Mの上部分MTを用いて、立ち姿勢で、薬物の粉体を投入でき、しかも立ち姿勢で、操作部79から完成したカプセルと取り出すことを、容易に行うことができる。従って、作業者が疲れることなく、機器Mを用いた作業が容易に行える。

0082

上述した機器封じ込め装置1を用いることにより、作業者が、比較的大型の対象の機器Mを、作業空間Gの雰囲気内に封じ込めた状態で、安全にかつ容易に必要な作業を行うことができる。

0083

図1から図4に示す本発明の第1実施形態では、作業空間Gの下部の位置に、載置台72を備えている。作業者が、対象の機器Mを、作業空間Gの雰囲気内に封じ込めた状態で、機器Mを用いて、安全にかつ容易に必要な作業を行うことができる。

0084

対象の機器Mは、機器封じ込め装置1のケース部11の作業空間G内に収容して作業空間G内に封じ込めることができる。対象の機器Mの上部分MTは、作業者が立ち姿勢で作業ができる高さに位置できるので、作業者の手は、対象の機器Mの上部分MTに対して、容易にアプローチすることができる。

0085

<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の機器封じ込め装置1Aを、図5から図8を参照して説明する。本発明の第2実施形態の機器封じ込め装置1Aの構造は、上述した本発明の第1実施形態の機器封じ込め装置1の構造に比べて、ほぼ同じであるが、次に説明する構成内容が異なる。そこで、本発明の第2実施形態の機器封じ込め装置1Aとしては、異なる構成内容を以下に説明する。本発明の第1実施形態の機器封じ込め装置1の構造と同様の箇所には同じ符号を記して、その説明を用いることにする。

0086

図5は、本発明の機器封じ込め装置の第1実施形態の全体構成を示す正面図である。図6は、図5に示す機器封じ込め装置1Aを示す側面図である。図7は、補助作業台71と載置台72の形状例と、第1前面開口部分30と第2前面開口部分60と、前面扉31と、閉鎖部材62と、補助作業台71と、載置台72に置かれた対象の機器Mを示す斜視図である。

0087

また、図8は、補助作業台71と載置台72の形状例と、第1前面開口部分30と第2前面開口部分60と、前面扉31と、閉鎖部材62と、補助作業台71と、載置台72に置かれた対象の機器Mを示す正面図である。

0088

図5から図8に示す本発明の第2実施形態では、機器封じ込め装置1Aは、ケース部11の作業空間G内において、載置台72の他に、必要に応じて用いることができる着脱可能な補助作業台71を備えている。

0089

次に、ケース部11の作業空間G内に配置されている補助作業台71と載置台72について説明する。

0090

図1図2に示すように、補助作業台71は、上部2に配置されている。補助作業台71は、上部2において、第1高さ位置寸法R1において水平に配置されている。この補助作業台71は、好ましくはケース部11の上部2内において、着脱可能に取り付けられている。これにより、対象の機器Mによる作業において、補助作業台71が不要である時には、使用者は、補助作業台71を、ケース部11の上部2内から取り外すことができる。

0091

一方、図1図2に示す載置台72は、下部3において、第2高さ位置寸法R2において水平に配置されている。載置台72は、第1テーブルともいい、補助作業台71は、第2テーブルともいう。載置台72は、ケース部11の下の位置であって、架台12の直ぐ上の位置に配置されている。

0092

補助作業台71と載置台72の材質としては、例えばテラゾー等の人造大理石や、金属材料により作ることができるが、材質は特に限定されない。

0093

載置台72の第2高さ位置寸法R2は、対象の機器Mをこの載置台72に載せた状態で、対象の機器Mの上部分MTが、ケース部11の上部2の作業空間G内に、位置決めできるように設定されている。これにより、作業者が、立ち姿勢で、ゴム手袋41に入れた手を用いて、対象の機器Mの上部分MTにおいて必要な作業が行える。

0094

図7図8に示すように、載置台72は、補助作業台71からは掘り下げた位置、すなわちケース部11の下部3内に配置されており、載置台72は、比較的大型のサイズを有する対象の機器Mを載せることができる丈夫な板部材である。

0095

これに対して、図7図8に示すように、補助作業台71には、例えば長方形に形成された通し用の開口部分73を有している。通し用の開口部分73は、補助作業台71の前端部側から切り欠くことで形成されている。この通し用の開口部分73には、対象の機器Mの一部分である上部分MTを、図3のC方向に沿って通すことができる。

0096

これにより、対象の機器Mの本体部分MWを載置台72の上にスライドして載せて所定位置の位置決めする際に、機器MをC方向(機器封じ込め装置1Aの前側から後側に向けた方向)にずらすことで、上部分MTは、補助作業台71の通し用の開口部分73を通して、補助作業台71の上方へ向けて、作業空間G内に位置させることができる。つまり、機器MをC方向にずらして載置台72に載せる際に、上部分MTは、補助作業台71には当たらずに、作業者が、上部分MTにおいて作業がし易いように、補助作業台71の上側に突出させることができる。

0097

<機器封じ込め装置1Aの使用例>
次に、上述した構造を有する機器封じ込め装置1Aの使用例を、図5から図8を参照して説明する。

0098

図6に示すように、作業者は、ケース部11の上部分2においては、前面扉31を、斜め上方向Sに沿ってスライドして上げて、しかも矢印Nに沿って180度だけ跳ね上げる。これにより、第1前面開口部分30を、最大開口幅OPだけ全開する。また、作業者は、ケース部11の下部分3においては、複数の取り付け用ネジ63を外して、閉鎖部材62を取り除いて第2前面開口部分60を開放する。

0099

これにより、第1前面開口部分30と第2前面開口部分60が同時に開放されることで、より大きな開口面積を有する連続した機器搬入用の前面開口領域部88を、ケース部11の上部2と下部3に渡って上下方向に形成する。

0100

そして、作業者は、この第1前面開口部分30と第2前面開口部分60を通じて対象の機器Mを作業空間G内に入れる際に、対象の機器Mの本体部分MWを載置台72の上に載せて、図3に示すようにC方向にスライドさせながら載置台72の所定位置に位置決めする。

0101

この際には、図3に示すように、対象の機器Mの上部分MTは、補助作業台71の通し用の開口部分73を通じて、補助作業台71に当たらないようにして、補助作業台71の上方に突出させることができる。

0102

このようにして、作業者は、対象の機器Mの本体部分MWを載置台72の上に載せて位置決めした後に、作業者は、図2に示す前面扉31を、矢印Nに沿って180度回転して下げて、斜め下方向S1に沿ってスライドして下げることにより、第1前面開口部分30を閉鎖する。また、閉鎖部材62を機器搬入用の第2前面開口部分60に被せて複数の取り付け用ネジ63を用いて固定する。これにより、第2前面開口部分60を閉鎖する。

0103

これにより、図1図2に示すように、ケース部11の作業空間Gは外気からは密閉状態になる。図3図4に示すように、有害物を排出する対象の機器Mは、その本体部分MWを、下部3の作業空間G内の載置台72の上に置いた状態で、対象の機器Mの突出した上部分MTは、補助作業台71の通し用の開口部分73を通じて、上部2の作業空間G内に位置させることができる。

0104

この第2実施形態では、作業者は、前面扉31を上げて第1前面開口部分30を開けることにより、図7図8に示す補助作業台71には、必要に応じて、図7に例示するように必要な測定機器や器具等Pを、ケース部11の上部2内の作業空間G内に入れて、補助作業台71の上に載せることができる。作業者は、測定機器や器具等Pの出し入れを、立ち姿勢で容易に行うことができる。

0105

第2実施形態の機器封じ込め装置1Aを用いることにより、作業者が、対象の機器Mを、作業空間Gの雰囲気内に封じ込めた状態で、安全にかつ容易に必要な作業を行うことができる。

0106

なお、本発明の実施形態の機器封じ込め装置1(1A)では、作業者は、閉鎖部材62を取り除くことで第2前面開口部分60を通じて、対象の機器Mの本体部分MWに容易にアプローチできる。これにより、対象の機器Mの本体部分MWの調整作業等が容易に行える。

0107

以上説明したように、本発明の実施形態の機器封じ込め装置1(1A)は、閉鎖された本体10の作業空間G内で作業を行う機器Mを外気に対して封じ込めるための機器封じ込め装置である。本体10は、作業空間Gを形成しており上部2と下部3を有しているケース部11と、ケース部11の下部3の作業空間G内に配置されて、機器Mを載せるための載置台72と、機器Mを作業空間G内に搬入するために開閉可能な機器搬入用の前面開口領域部88を備える。

0108

これにより、機器Mは、機器搬入用の前面開口領域部88を開けた状態で、ケース部11の下部3にある載置台72に載せることができ、機器Mを載置台72に載せた後は、機器搬入用の前面開口領域部88を閉じることで、ケース部11は外気に対して閉鎖できる。このため、作業者が、対象の機器Mが大型であっても、機器Mを作業空間Gの雰囲気内に封じ込めた状態で、安全にかつ容易に作業を行うことができる。

0109

また、機器Mは、ケース部11の下部3にある載置台72に載せるので、比較的大型の機器であっても、ケース部11内に収めることができ、使用者は、機器11を立ち姿勢で操作することができる。

0110

ケース部11の上部2には、上部2の作業空間Gに対応する位置に、第1前面開口部分30が設けられ、第1前面開口部分30は、前面扉31により開閉可能により覆われ、ケース部11の下部3には、下部3の作業空間Gに対応する位置に、第2前面開口部分60が設けられ、第2前面開口部分60は、閉鎖部材62により開閉可能により覆われ、機器搬入用の前面開口領域部88は、第1前面開口部分30と第2前面開口部分60から形成される。

0111

これにより、第1前面開口部分30と第2前面開口部分60から形成される機器搬入用の前面開口領域部88を開けることにより、大型の機器Mであっても、載置台72に載せた状態で、ケース部11内に収容することができる。重量のある大型の機器Mであっても、載置台72上をスライドさせながら載置台72の所定の位置に設定することができ、作業者は、対象とする機器Mをケース部11内に収容する作業を容易に行うことができる。

0112

ケース部11の上部2の作業空間G内に配置される補助作業台71を備え、補助作業台71は、機器Mの上部2を通して補助作業台71の上に突出させるための通し用の開口部分73を有する。

0113

これにより、必要に応じて、ケース部11の上部2の作業空間G内には、補助作業台71を配置することができるので、作業に必要な器具Pなどを載せることができる。この場合に、補助作業台71は、通し用の開口部分73を有しており、機器Mが大型で上方に突き出た上部分MTを有していても、この上部分MTは通し用の開口部分73に通すことで、機器Mが補助作業台71に干渉せず、作業者は、例えば立ち姿勢で、上部2の作業空間Gでの作業を行うことができる。

0114

機器封じ込め装置1(1A)では、作業空間内は、低風量で排気される。これにより、低風量で、作業空間内に有害ガス等を封じ込めておくことができるので、省エネルギー化が図れる。

0115

以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、各実施形態は一例であり、特許請求の範囲に記載される発明の範囲は、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更できるものである。本発明の各実施形態は、任意に組み合わせることができる。

0116

対象の機器Mとしては、薬物の粉体を、カプセルに充填して封入する装置に限らず、他の種類の機器、例えば分析機器や制御機器等であっても良い。この対象の機器Mが、薬物の粉体をカプセルに分注する装置や、分析機器や制御機器等は、その上部に作業あるいは操作をする部分が配置されていることがある。このような対象の機器の場合には、本発明の実施形態の機器封じ込め装置の使用が有効である。

0117

1機器封じ込め装置
1A 機器封じ込め装置
2ケース部の上部
3 ケース部の下部
10 本体
11 ケース部
12架台部
20 前面部
30 第1前面開口部分(機器搬入用の前面開口領域部を形成する部分)
31前面扉
60 第2前面開口部分(機器搬入用の前面開口領域部を形成する部分)
62閉鎖部材
71補助作業台
72 載置台
73 補助作業台の通し用の開口部分
88 機器搬入用の前面開口領域部
G 作業空間
M 対象の機器
MT機器の上部分
MW 機器の本体部分
P 小型の測定機器や器具等

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