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技術 骨アンカー装置の受け部品、ならびにそのような受け部品を備える骨アンカー装置およびシステム

出願人 ビーダーマン・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンディートゲゼルシャフト
発明者 ルッツ・ビーダーマンティモ・ビーダーマンビルフリート・マティス
出願日 2016年6月7日 (4年0ヶ月経過) 出願番号 2016-113412
公開日 2017年1月5日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2017-000754
状態 特許登録済
技術分野 手術用機器
主要キーワード 内周突起 圧力要素 NiTi系合金 ノッチ効果 受け部品 線分形状 セットスクリュー 内側直径
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図面 (20)

課題

低侵襲手術用の器具との係合を容易にし、シンプルに設計された、骨アンカー装置のための受け部品を提供する。

解決手段

骨アンカー装置のための受け部品は、脊椎固定要素を受けるための、実質的にU形状の凹部55と、この凹部55により形成される2つの自由脚部56a、56bの外表面に設けられた溝57a、57bとを備え、溝57a、57bは状に、自由脚部の周方向に延びる。溝57a、57bの表面は、平坦部分のない湾曲した面により形成されている。

概要

背景

米国特許第8518082B2号明細書は、内側管および外側管を含む経皮アクセスデバイスを説明し、また遠位骨係合部分を有する骨アンカーおよび脊椎固定要素を受けるための凹部を有する受け部材を含む骨アンカー組立体を説明する。受け部材の近位端は、器具の受け部材への接続を実現するためにその外表面上に形成される状の溝を有してもよい。弓状の溝は、近位表面および近位表面とは反対の遠位表面を有し、近位表面および遠位表面は各々、受け部品の脚部の外表面に向かって遠位に傾斜し、各々は受け部材の長手方向軸に垂直に配向される直交線に対して0°よりも大きい角度で配向される。別の実施形態では、近位表面は、受け部材の長手方向軸に垂直に配向される直交線に対して、約5°から約30°の間の角度で配向される。

概要

低侵襲手術用の器具との係合を容易にし、シンプルに設計された、骨アンカー装置のための受け部品を提供する。骨アンカー装置のための受け部品は、脊椎固定要素を受けるための、実質的にU形状の凹部55と、この凹部55により形成される2つの自由脚部56a、56bの外表面に設けられた溝57a、57bとを備え、溝57a、57bは弓状に、自由脚部の周方向に延びる。溝57a、57bの表面は、平坦部分のない湾曲した面により形成されている。a

目的

本発明の目的は、器具、特にMIS器具との係合を容易にし、および/または支持し、シンプルな設計を有する、向上された骨アンカー装置のための受け部品およびそのような受け部品を有する骨アンカー装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

骨アンカー装置受け部品であって、前記受け部品は、第1の端部(5a)と、前記第1の端部とは反対の第2の端部(5b)と、前記第1の端部および前記第2の端部を通って延びる中心軸(C)と、脊椎固定要素を受けるための、前記第1の端部(5a)に隣接する実質的にU形状の凹部(55)とを備え、前記実質的にU形状の凹部は、2つの自由脚部(56a、56b)を形成し、前記受け部品は、さらに、前記第1の端部(5a)から前記第2の端部(5b)の方向に延び、実質的に前記U形状の凹部(55)と連通するボア(51)と、各脚部(56a、56b)の外表面に溝(57a、57b;57a’、57b’、57a’’、57b’’;57a’’’、57b’’’、570a、570b)とを備え、前記溝は、第1の端部および第2の端部を有し、前記溝の前記第1の端部と前記溝の前記第2の端部との間を状に周方向に延び、前記中心軸(C)を含み、各脚部の中心を通って延びる平面において、表面の輪郭は、少なくとも第1の弓状部分(501、501’、501’’、501’’’、571)および前記第1の弓状部分(501、501’、501’’、501’’’、571)とは反対の第2の弓状部分(502、502’、502’’、502’’’、572)を備え、前記輪郭は、実質的に直線部分がない、受け部品。

請求項2

前記第1の弓状部分(501、501’、501’’、501’’’、571)は、少なくとも1つの第1の曲率半径を有し、前記第2の弓状部分は、少なくとも1つの第2の曲率半径(502、502’、502’’、502’’’、572)を有し、各脚部の前記外表面から前記中心軸(C)に垂直な方向に最も遠くに位置する、前記第1の曲率半径よりも小さい第3の曲率半径を有する第3の弓状部分(503)が設けられる、請求項1に記載の受け部品。

請求項3

前記第3の曲率半径は、前記第2の曲率半径よりも小さい、請求項2に記載の受け部品。

請求項4

前記第1の弓状部分(501、501’、501’’、501’’’、571)は、前記脚部の前記外表面から前記受け部品の前記第1の端部(5a)に向かって絶えず上昇する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の受け部品。

請求項5

前記第2の弓状部分(502、502’、502’’、502’’’、572)は、前記脚部の前記外表面から前記受け部品の前記第1の端部(5a)に向かって絶えず上昇する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の受け部品。

請求項6

前記第2の弓状部分(502、502’、502’’、502’’’、572)は、前記第1の弓状部分(501、501’、501’’、501’’’、571)よりも緩やかに上昇する、請求項5に記載の受け部品。

請求項7

前記溝(57a、57b;57a’、57b’、57a’’、57b’’;57a’’’、57b’’’、570a、570b)は、前記脚部の幅全体に沿って周方向に延び、これによりそれらが前記実質的にU形状の凹部に向かって開く、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の受け部品。

請求項8

前記第1の弓状部分(501、501’、501’’、501’’’、571)は、前記受け部品の前記第1の端部(5a)から見たときに凸状である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の受け部品。

請求項9

前記第2の弓状部分(502、502’’、502’’’、572)は、前記受け部品の前記第1の端部(5a)から見たときに凹状である、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の受け部品。

請求項10

前記第2の弓状部分(502m)は、前記受け部品の前記第1の端部(5a)から見たときに、凸状であり、アンダーカットが設けられるように凹状弓状部分(502n’)へと続く、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の受け部品。

請求項11

前記第1の弓状部分(501、501’、501’’’)は、1つ以上の曲率半径を有する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の受け部品。

請求項12

前記第2の弓状部分(502、502’、502、505’’’)は、1つ以上の曲率半径を有する、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の受け部品。

請求項13

前記溝(57a、57b;57a’、57b’、57a’’、57b’’;57a’’’、57b’’’、570a、570b)の前記表面の前記輪郭は、前記周方向に前記溝の前記全長にわたって、同じである、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の受け部品。

請求項14

骨にアンカーするためのシャンク(2)を有する骨アンカー要素(1)と、請求項1から請求項13のいずれか1項に係る受け部品(5、5’、5’’、5’’’、500)とを含む、骨アンカー装置。

請求項15

請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の受け部品および器具のシステムであって、前記器具(100)は、2つのアーム(10a、10b)を有する第1のスリーブ(10)を備え、各アーム(10a、10b)は、前記脚部(56a、56b)上の前記溝(57a、57b;57a’、57b’、57a’’、57b’’;57a’’’、57b’’’、570a、570b)と係合するように構成される突出部(111)を備える、システム。

請求項16

前記突出部(111)は、前記溝(57a、57b;57a’、57b’、57a’’、57b’’;57a’’’、57b’’’、570a、570b)の前記輪郭とは一致しない輪郭を有する、請求項15に記載のシステム。

技術分野

0001

本発明は、骨アンカー装置受け部品に関し、受け部品は、脊椎固定要素を受けるための実質的にU形状の凹部と、2つの自由脚部を形成する実質的にU形状の凹部とを備え、器具係合するために各脚部は、その外面に溝を備える。特に、受け部品は、MIS低侵襲手術)に適切な器具とともに使用されるために構成される。本発明はさらに、特に低侵襲手術のためのそのような受け部品を有する骨アンカー装置と、骨アンカー装置および器具のシステムとに関する。

背景技術

0002

米国特許第8518082B2号明細書は、内側管および外側管を含む経皮アクセスデバイスを説明し、また遠位骨係合部分を有する骨アンカーおよび脊椎固定要素を受けるための凹部を有する受け部材を含む骨アンカー組立体を説明する。受け部材の近位端は、器具の受け部材への接続を実現するためにその外表面上に形成される状の溝を有してもよい。弓状の溝は、近位表面および近位表面とは反対の遠位表面を有し、近位表面および遠位表面は各々、受け部品の脚部の外表面に向かって遠位に傾斜し、各々は受け部材の長手方向軸に垂直に配向される直交線に対して0°よりも大きい角度で配向される。別の実施形態では、近位表面は、受け部材の長手方向軸に垂直に配向される直交線に対して、約5°から約30°の間の角度で配向される。

先行技術

0003

米国特許第8518082B2号

発明が解決しようとする課題

0004

本発明の目的は、器具、特にMIS器具との係合を容易にし、および/または支持し、シンプルな設計を有する、向上された骨アンカー装置のための受け部品およびそのような受け部品を有する骨アンカー装置を提供することである。さらに、そのような受け部品および器具のシステムが提供されるものである。

課題を解決するための手段

0005

上記目的は、請求項1に係る受け部品によって、また請求項14に係る受け部品を有する骨アンカー装置によって、さらに請求項15に係る骨アンカー装置および器具のシステムによって、解決される。さらなる改良は従属請求項によって与えられる。

0006

受け部品の外表面に設けられる溝は、異なる曲率を有する複数の部分を有してもよく、平坦表面部分が実質的にない、単一の湾曲した表面によって規定される。平坦な表面部分が実質的にないとは、2つの弓状部分の間に少なくともいずれの平坦な表面部分がないということを意味する。溝の湾曲した表面は、器具のフックインといった器具との係合を容易にし、特に器具の溝への係合部分の摺動を容易にする。これは特に、骨アンカー装置をMIS処置においてヘッド延伸デバイスといったMIS器具とともに使用することに適している。

0007

受け部品は簡単でコスト効率的な方法で製造されることができる。
加えて、溝の湾曲した表面により、ノッチング効果は器具との係合中に削減される。このため、受け部品は、器具と係合するための傾斜した表面部分を有する他の受け部品と比較してより堅牢である。さらに、器具を受け部品の溝の詳細な形状に厳密に適合させることは必須ではない。

0008

受け部品は既存の器具と組み合わされることができる。このことは、受け部品の用途の多様性を増加させる。

0009

そのような受け部品を含む骨アンカー装置は、トップまたはボトムローディング多軸骨アンカー装置、アンカー要素の角度位置を固定するために内側圧縮部材または外側リングを使用する受け部品を有する骨アンカー装置、または単軸骨アンカー装置といった、いずれの形態で実現されてもよい。

0010

本発明のさらなる特徴と利点とは実施形態の説明によって、添付の図面を用いて明らかになるであろう。

図面の簡単な説明

0011

第1の実施形態に係る受け部品を有する骨アンカー装置の斜視分解図を示す。
図1の骨アンカー装置の組み立てられた状態の斜視図を示す。
図2に描かれた骨アンカー装置の側面図を示す。
図3のA−A線に沿って断面がとられた、図2図3の骨アンカー装置の断面図である。
図4aの詳細の拡大された断面図を示す。
図1から4bの器具の一部が取り付けられた骨アンカー装置の側面図である。
図5に描かれたような器具の一部を有する骨アンカー装置の断面図を示す。
図6aの詳細の拡大された断面図を示す。
組み合わされた状態の受け部品を有する骨アンカー装置の第2の実施形態の斜視図を示す。
図7の骨アンカー装置の正面図を示す。
中心軸を含み受け部品の脚部の中心を通って延びる平面において断面がとられる、図7および図8の骨アンカー装置の断面図を示す。
図9aにおける詳細の拡大された断面図を示す。
組み合わされた状態の受け部品を有する骨アンカー装置の第3の実施形態の斜視図を示す。
図10の骨アンカー装置の正面図を示す。
中心軸を含み受け部品の脚部の中心を通って延びる平面において断面がとられる、図10および11の骨アンカー装置の断面図を示す。
図12aにおいて囲まれる詳細の拡大された断面図を示す。
第4の実施形態に係る受け部品を有する骨アンカー装置の斜視図を示す。
断面が中心軸を含み、受け部品の脚部の中心を通って延びる平面においてとられる、図13の骨アンカー装置の断面図を示す。
図14aの詳細の拡大された断面図を示す。
受け部品を有する骨アンカー装置の第1の実施形態の正面図を示す。
断面が中心軸を含み、受け部品の脚部の中心を通って延びる平面においてとられる、図の骨アンカー装置の断面図を示す。
図16aの詳細の拡大された断面図を示す。

実施例

0012

図1から図4bに示されるように、第1の実施形態に係る骨アンカー装置は、少なくともその一部に骨のスレッドおよび球状線分形状のヘッド3を有するシャンク2を有するアンカー要素1を含む。シャンク2はカニューレを挿入されてもよい。係合部分4は、ヘッド3の自由端部表面に設けられてもよい。アンカー要素1は受け部品5に旋回可能に結合される。圧力要素6は、骨アンカー要素1の角度位置を受け部品5内に固定するためにヘッド3に圧力を加えるように構成される。受け部品5は、セットスクリューといった固定要素(図示しない)によって固定されることができ、受け部品内に挿入されることができる、脊髄ロッド(図示しない)といった脊椎固定要素に骨アンカー要素1を結合する役割を担う。

0013

受け部品5は、第1の端部または上端5aおよび反対の第2の端部または底端5b、対称軸であってもよい中心軸C、第2の端部5bから第1の端部5aへとある距離だけ延びる同軸ボア51、そして骨アンカー要素のヘッド3のための座部52、並びに底端5bの下方開口部53を有する実質的に円筒状の部分として形成されてもよい。座部52は、ヘッド3の形状に適合された球状の形状を有してもよいが、円錐形に狭まる形状といった、座部52内のヘッド3の旋回動作を可能にするために適するいずれの他の形状もまた有してもよい。第1の端部5aに隣接して、ボア51へと前進されるべき固定要素を可能にするための、内部スレッドといった前進構造54が提供されてもよい。

0014

実質的にU形状の凹部55は、第1の端部5aから第2の端部5bの方向に延びる。凹部55は、ロッドといった長手方向の脊椎固定要素(図示しない)をその中に受けるための役割を担う。凹部55を用いて、2つの自由脚部56a、56bが形成される。脚部56a、56bの各々の外面には、外科処置中に受け部品5を保持する器具と係合するために周方向に延びる溝57a、57bが形成される。溝57a、57bは、軸方向に第1の端部5aから距離を置いて位置される。

0015

周方向に、溝57a、57bは、チャネルの1つの端部からチャネルの他の端に各脚部56a、56bの全体幅に沿ってU形状の凹部55によって形成され、U形状の凹部55に向かって開いている。実質的に受け部品5の円筒状のために溝57a、57bは、中心軸C上にある曲率の中心を有し、周方向に円弧形状を有する。

0016

図4aおよび4bを参照して、溝57a、57bの形状はさらに詳細に説明される。溝57a、57bを形成する表面は、湾曲した部分の間にいかなる平坦な部分も有さない完全に湾曲した表面である。断面図では、表面を形成する各溝57a、57bの輪郭は、第1の弓状部分501および第1の弓状部分501とは反対の第2の弓状部分502を有する弓状の線を形成する。弓状の線は、特に第1の弓状部分501と第2の弓状部分502の間において、実質的に直線部分がない。第1の弓状部分501は、第1の端部5aから第2の弓状部分502よりも大きい距離にある。第1の端部から見たとき、第1の弓状部分501は凸状であり、第2の弓状部分502は凹状である。さらに、第1の弓状部分501は、それぞれの脚部の外表面から受け部品5の第1の端部5aに向かって絶えず上昇する。第2の弓状部分502もまた、外表面から受け部品5の第1の端部5aに向かって絶えず上昇する。好ましくは、第1の弓状部分501の上昇は、第2の弓状部分502の上昇よりも急である。このため、図4aおよび4bの断面図では、弓状の線の輪郭は、すべて直線状であるかまたは、傾斜した部分が丸まった、鋸歯に似ていてもよい。

0017

さらに、第1の弓状部分501には、異なる曲率半径を有するサブ部分501m、501nが構成されてもよい。たとえば、外表面により近い第1のサブ部分501mは、外表面からより遠い第2のサブ部分501nよりも小さい曲率半径を有してもよい。これは、第2の弓状部分502に対して同様であってもよい。サブ部分は、常に互いに隣接する。

0018

第1の弓状部分501および第2の弓状部分502は、各脚部の外表面から径方向に最も遠く、第1の弓状部分501および第2の弓状部分502よりも小さい曲率半径を有する、第3の弓状部分503を通して、互いに連通する。

0019

図1から3に見られるように、溝の断面は溝の全体長さに沿って同じである。また、各脚部上の溝57a、57bは、鏡面対称形状を有する。

0020

図1に再び戻って、圧力要素6は、同軸のボア51の内側直径よりもわずかにのみ小さい外側直径を有する実質的に円筒状の部分である。脊椎固定要素を受けるためのU形状の凹部61は、組み立てられた状態で受け部品のU形状の凹部55と整列された形状に設けられる。ヘッド3に向く側において、ヘッド3に接触するために実質的に球状の凹部62が設けられる(図4a)。加えて、同軸のボア63は、駆動部を用いてヘッド3にアクセスすることを可能にするために設けられてもよい。

0021

図5から6bを参照して、特に低侵襲手術(MIS)において使用するための延伸デバイスといった器具100は、外側スリーブを形成する第1のスリーブ10と、内側スリーブを形成し、第1のスリーブ10内に位置付け可能な第2のスリーブ11と、第2のスリーブ11を第1のスリーブ10に対して軸方向に変位させるための機構(図示しない)とを含む。第1のスリーブ10および第2のスリーブ11が組み立てられると、延伸デバイスは、低侵襲的処置を使用して患者の体に脊髄安定化システムの部分を配置するために使用されることができる。第1のスリーブ10および第2のスリーブ11の各々は、第1のスリーブ10および第2のスリーブ11が各々対応する受け部品5の脚部56a、56bを係合するよう構成される2つのアーム10a、10b、11a、11bにそれぞれに分離されるように、受け部品内の凹部55と比較して逆U形状を有する、細長く延びる実質的にU形状のスリット12を備える。スリット12は、脊髄安定化要素の直径よりも大きい周方向への幅を有し、これによりそれらは脊髄安定化要素をスリットを通して挿入することができる。スリット12を用い、第1のスリーブ10が受け部品5の脚部56a、56bにはめ込まれるように、第1のスリーブ10のアームはスリーブ軸に垂直な方向にわずかに可撓性を有する。第1のスリーブ11の自由端部表面110は、受け部品の第1の端部5aに接触するように構成される。第1のスリーブ10の自由端部から距離をおいて、溝57a、57bと係合するように構成される内周突起111が設けられる。周突起111の形状は、溝57a、57bに係合するのに適したいずれの形状であってもよい。特に、周突起111の形状は、必ずしも溝の形状に適合される必要はない。このことは、骨アンカー装置と組み合わせて異なる形状を有する他の器具を使用することを可能とする。

0022

骨アンカー装置の部品は、たとえばステンレス鋼チタンニチノール登録商標)またはマグネシウムまたはマグネシウム合金といったNiTi系合金などの生体適合性の金属または生体適合性の金属合金、またはたとえば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK(登録商標))またはポリ−L−ラクチド酸(PLLA)などの、生体適合性のプラスチック材料といった生体適合性の材料から作られることができる。部品は、同じまたは異なる材料から作られることができる。

0023

臨床使用では、延伸デバイスは骨アンカー装置の受け部品5に取り付けられる。骨アンカー装置は、たとえば椎骨椎弓根に低侵襲的処置を介して埋め込まれてもよい。器具は、骨アンカー装置の埋め込み前に、または骨アンカー装置が患者の体に埋め込まれた後に、骨アンカー装置に接続されてもよい。器具の受け部品への取り付けは、第1のスリーブ10を受け部品5に向かって動かすことによって成り立ってもよい。アーム10a、10bが受け部品5の第1の端部5aに接触する時に、アームはある程度広がり、さらに下向きの動きによってそれらの突出部111が溝57a、57bとはめ込まれる。器具による溝57a、57bの係合は、溝57a、57bの表面の湾曲した構造によって容易にされる。湾曲した表面のために、ノッチ効果詰まりが防がれ、器具の係合する突出部111は、溝57a、57bへと滑らかに摺動する。同時に、溝の構造のために、器具の不用意離脱を防ぐことができる。

0024

そして、第2のスリーブ11は、その自由端部表面110が受け部品の第1の端部5aに押し込まれるまで、第1のスリーブ10に相対的に受け部品5に向かって動かされる。それによって、受け部品は、器具の第1のスリーブ10および第2のスリーブ11のアーム10a、10b、11a、11bそれぞれによって、しっかりと保持される。

0025

外科処置において、複数の骨アンカー装置が埋め込まれてもよく、各受け部品は、別個の延伸デバイスに接続されてもよい。延伸デバイスを回転させることによって、複数の骨アンカーの受け部品5のU形状の凹部55は、ロッドの埋め込みを可能とするために整列されることができる。ロッドは延伸デバイスのスリット12を通って挿入され、受け部品5の脚部56a、56b間でねじ止めされることができるまで、延伸デバイスを通って案内される固定要素と固定される。延伸デバイスを用いて、圧縮または伸延処置は、低侵襲性技術を使用して行われることができる。

0026

図7から9bを参照して、受け部品を有する骨アンカー装置の第2の実施形態が説明される。第1の実施形態と同一または同様の部品および部分は同じ参照番号を付され、その詳細な説明は繰り返されない。受け部品5’は、脚部56a、56bの外表面から見られるアンダーカットを有する溝57a’、57b’を備える。さらに図9aおよび9bの断面図に詳細に描かれるように、第2の弓状部分502’は、受け部品5の第1の端部5a’から見て凸状である第1のサブ部分502m’および受け部品5の第1の端部5aから見て凹状である第2のサブ部分502n’を備える。その結果、第2の弓状部分502’は、第1の弓状部分501’と比較して同様の傾斜を有し、サブ部分502m’、502n’の曲率半径の変化によってアンダーカットが設けられる。第3の弓状部分503’は、第2のサブ部分502n’と同じ曲率半径を有してもよく、直接的に第1の弓状部分501’へと続いてもよい。第1の弓状部分501’は、第1の実施形態と同様であってもよい。この溝の形状により、器具の離脱の危険性がさらに減少する。

0027

図10から12bを参照して、受け部品を有する骨アンカー装置の第3の実施形態が説明される。上述の実施形態と同一または同様の部品および部分は同じ参照番号を付され、その詳細な説明は繰り返されない。受け部品5’’は、上述の実施形態の受け部品とは溝57a’’、57b’’の形状によって異なる。さらに詳細には、第1の弓状部分501’’は、単一の曲率半径を有し、これにより第1の弓状部分501’’全体は円の線分を形成する。上述の実施形態と比較して、曲率半径は、上述の実施形態の第1の弓状部分のものよりも小さい。第2の弓状部分502’’は、第1の弓状部分501’’の曲率半径と比較してかなり大きい曲率半径を有する。また、第2の弓状部分502’’は、第1の弓状部分501’’よりもかなり短い。第1の弓状部分501’’および第2の弓状部分502’’の間の遷移部を形成する第3の弓状部分503’’は、遷移部が丸まった約90°の角の形状を有するように、第1のおよび第2の弓状部分と比較してかなり小さい曲率半径を有する。この設計は、第1の弓状部分501’’を通して器具ための案内を提供し、わずかにだけ弓状の第2の弓状部分502’’によって離脱を容易にする。

0028

図13から14bを参照して、受け部品を有する骨アンカー装置の第4の実施形態は説明される。上述の実施形態と同一または同様の部品および部分は同じ参照番号を付され、その詳細な説明は繰り返されない。受け部品5’’は、溝57a’’’、57b’’’の形状において、上述の実施形態の受け部品とは異なる。溝57a’’’、57b’’’は、単一の曲率半径を有する第1の弓状部分501’’’と、それに反対の第1の弓状部分501’’’の曲率半径よりもかなり小さい単一の曲率半径を有する第2の弓状部分502’’’と、弓状の線の輪郭が変形された円の線分と似ているような、第1の弓状部分501’’’の曲率半径および第2の弓状部分502’’’の曲率半径の間の曲率半径を有する遷移部分503’’’とを備え、第1の弓状部分501’’’はわずかに外側に曲がる。この設計は、器具の簡単なはめ込みを可能とし、またノッチ効果を防ぐことができる。

0029

骨アンカー装置の第5の実施形態は、図15から16bを参照して説明される。受け部品500は、上述の実施形態の受け部品とは溝の形状によって異なる。溝570a、570bは、断面図において円の線分の輪郭を有する。このため、第1の弓状の表面部分510、第2の弓状の表面部分520、そして第3の弓状の表面部分530はすべて同一の曲率半径および曲率の同じ中心を有する。この設計は特に製造が簡単であり、またノッチ効果を防ぐ。

0030

上記の実施形態の変形が考えられる。実施形態は、第1の端部から骨アンカー要素を挿入することを許す、特定の種類の受け部品が示されるが、いわゆるトップローディングの多軸骨アンカー装置、いずれの他の受け部品は、説明される実施形態に係る溝を設けられてよい。そのような受け部品の他の実施形態は、ボトムローディングの受け部品であってもよく、下方の開口部は骨アンカー要素を底部側から挿入するために十分に大きい。このことは、多軸骨アンカー装置に特に有用であり得、骨アンカー要素は初めに骨に埋め込まれ、受け部品がその後に取り付けられる。他の種類の受け部品は、内側圧縮部材を有する受け部品または骨アンカー要素のヘッドを角度位置に固定するために圧縮する外側リングを使用する受け部品であってもよい。実施形態は、多軸骨アンカー装置を示すが、受け部品はまた、シャンクが固定的に受け部品に接続される単軸骨アンカー装置の受け部品であってもよい。また、単一の平面のみにおいてアンカー要素を旋回させることを許す単平面骨アンカー装置に、上述のような溝を設けてもよい。加えて、骨アンカー要素の1つの側へのより大きい旋回角度または調整可能なより大きい旋回角度を可能とする受け部品に、実施形態に係る溝を設けてもよい。

0031

骨アンカー要素のシャンクは、ねじ切りされたシャンク、とげを有するシャンク、爪、壁に開口部を有するか有さないカニューレ挿入を有するシャンク、または非カニューレ挿入されたシャンク等といった、骨において固定するための何らかの適切である形状および構造を有することができる。多軸骨アンカー装置に対して、骨アンカー要素のヘッドは、受け部品において旋回することを可能とするいずれの形状を有することができる。

0032

さらなる変形において、溝は、U形状の凹部から周方向に距離をおいて終端してもよい。特定の用途に対しては、溝は、1つの脚部で他の脚部と比較して異なる形状を有してもよい。特に、上記のいずれの溝の形状は1つの脚部に設けられてもよく、上記の別の溝の形状は他の脚部に設けられてもよい。

0033

受け部品を有する骨アンカー装置および骨アンカー装置を有する器具のシステムは、低侵襲手術(MIS)において使用されるものに限定されるものではなく、すべての他の外科的処置および/または低切開外科的処置に関して使用されることができる。

0034

なお、上述の実施形態の単一の特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わせ、集めて適合されてさらなる様々な実施形態を生み出すことができることに留意しなければならない。

0035

1アンカー要素、2シャンク、3ヘッド、5受け部品、5a 第1の端部、5b 第2の端部、6圧力要素、10 第1のスリーブ、10a,10b,11a,11bアーム、11 第2のスリーブ、51ボア、52座部、55 U形状の凹部、56a、56b 自由脚部、57a、57b 溝、501 第1の弓状部分、502 第2の弓状部分。

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