図面 (/)

技術 電気掃除機用の吸込口体およびこの吸込口体を備えた電気掃除機

出願人 シャープ株式会社
発明者 廣田満久
出願日 2015年6月9日 (4年9ヶ月経過) 出願番号 2015-117044
公開日 2017年1月5日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2017-000394
状態 特許登録済
技術分野 電気掃除機(ノズル)
主要キーワード 端部寄り箇所 モータ駆動タイプ 一部構成要素 略半円筒形状 駆動ファン 正面斜め 回転力伝達機構 係止用凹
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2017年1月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題

内部を水洗いすることが可能である電気掃除機用吸込口体を提供する。

解決手段

電気部品および吸込口部を有し、掃除機本体に接続される吸込口本体と、吸込口本体の前方に吸込口本体とは隔離して設けられ、吸込口部と連通する集塵室、集塵室の内部に配置される集塵用回転ブラシ、および集塵室と連通する集塵開口部を有する集塵部ユニットとを備え、吸込口本体は、電気部品として、回転ブラシ回転駆動するモータを少なくとも有し、集塵部ユニットは、集塵室を形成する上ケースと、上ケースの下側に着脱可能に装着され、集塵開口部が設けられた下ケースと、上ケースおよび下ケースの間に着脱可能に装着され、上記吸込口部と連通する吸込口部を有する中ケースとを備え、回転ブラシは、下ケースの集塵開口部に着脱可能に取り付けられた状態で中ケースと下ケースとの間に配置されている電気掃除機用の吸込口体。

概要

背景

電気掃除機用吸込口体として、特許文献1には、フローリング、畳、じゅうたんなどの被掃除面に対する吸込力を向上させるため、モータ回転駆動される回転ブラシを備えた吸込口体が提案されている。この吸込口体には、モータの回転力を回転ブラシに伝達するプーリおよびベルトを有する回転力伝達機構が、吸込口体を構成する筐体の内部に回転ブラシと連結した状態で設けられている。

また、別の吸込口体として、特許文献2には、布団毛布などの寝具類の被掃除面に対する吸込力を向上させるため、モータで振動して寝具類を叩くビータを備えた吸込口体が提案されている。この吸込口体は、ビータを一対のばねと1つの振動子との3点で支持し、回転するカムにより、振動子を介してビータを上下に振動させるように構成されている。

概要

内部を水洗いすることが可能である電気掃除機用の吸込口体を提供する。電気部品および吸込口部を有し、掃除機本体に接続される吸込口本体と、吸込口本体の前方に吸込口本体とは隔離して設けられ、吸込口部と連通する集塵室、集塵室の内部に配置される集塵用回転ブラシ、および集塵室と連通する集塵開口部を有する集塵部ユニットとを備え、吸込口本体は、電気部品として、回転ブラシを回転駆動するモータを少なくとも有し、集塵部ユニットは、集塵室を形成する上ケースと、上ケースの下側に着脱可能に装着され、集塵開口部が設けられた下ケースと、上ケースおよび下ケースの間に着脱可能に装着され、上記吸込口部と連通する吸込口部を有する中ケースとを備え、回転ブラシは、下ケースの集塵開口部に着脱可能に取り付けられた状態で中ケースと下ケースとの間に配置されている電気掃除機用の吸込口体。

目的

本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、汚れが残りやすい吸込口体の内部を水洗いすることが可能である、電気掃除機用の吸込口体およびこのような吸込口体を備えた電気掃除機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

電気部品および吸込口部を有し、電気掃除機掃除機本体に接続される吸込口本体と、この吸込口本体の前方にこの吸込口本体とは隔離して設けられ、前記吸込口部と連通する集塵室、この集塵室の内部に配置される集塵用回転ブラシ、および前記集塵室と連通する集塵開口部を有する集塵部ユニットとを備えてなり、前記吸込口本体は、前記電気部品として、前記回転ブラシ回転駆動するためのモータを少なくとも有し、前記集塵部ユニットは、前記集塵室を形成する上ケースと、この上ケースの下側に着脱可能に装着され、前記集塵開口部が設けられた下ケースと、前記上ケースおよび前記下ケースの間に着脱可能に装着され、前記吸込口本体の前記吸込口部と連通する吸込口部を有する中ケースとを備え、前記回転ブラシは、前記下ケースの前記集塵開口部に着脱可能に取り付けられた状態で前記中ケースと前記下ケースとの間に配置されている、ことを特徴とする電気掃除機用吸込口体

請求項2

前記上ケースに、前記中ケースの上部を上方へ露出させる上方開口部が設けられ、この上方開口部に、前記中ケースがその上部を上方へ露出させた状態で着脱可能に取り付けられている、請求項1に記載の吸込口体。

請求項3

前記中ケースは、その全部または少なくとも前記上部が透明にされている、請求項2に記載の吸込口体。

請求項4

前記モータの回転駆動力を前記回転ブラシへ伝達する着脱可能な駆動力伝達部材をさらに備えている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の吸込口体。

請求項5

電動送風機が内蔵された掃除機本体と、この掃除機本体に接続された請求項1〜4のいずれか1つに記載の吸込口体とを備えてなる電気掃除機。

技術分野

0001

本発明は、電気掃除機用吸込口体およびこの吸込口体を備えた電気掃除機に関し、さらに詳しくは、電気掃除機の一部として使用されるモータ駆動タイプの吸込口体およびこの吸込口体を備えた電気掃除機に関する。

背景技術

0002

電気掃除機用の吸込口体として、特許文献1には、フローリング、畳、じゅうたんなどの被掃除面に対する吸込力を向上させるため、モータ回転駆動される回転ブラシを備えた吸込口体が提案されている。この吸込口体には、モータの回転力を回転ブラシに伝達するプーリおよびベルトを有する回転力伝達機構が、吸込口体を構成する筐体の内部に回転ブラシと連結した状態で設けられている。

0003

また、別の吸込口体として、特許文献2には、布団毛布などの寝具類の被掃除面に対する吸込力を向上させるため、モータで振動して寝具類を叩くビータを備えた吸込口体が提案されている。この吸込口体は、ビータを一対のばねと1つの振動子との3点で支持し、回転するカムにより、振動子を介してビータを上下に振動させるように構成されている。

先行技術

0004

特開2012−217798号公報
特許第4512624号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1の吸込口体を清掃する場合には、使用者は通常、吸込口体の底部に開口する集塵開口部から外部に露出している回転ブラシを清掃用刷毛ブラシなどの清掃具を用いて清掃する。あるいは、吸込口体の下ケース部分から上ケース部分を取り外し、回転ブラシの一端に一体化されたプーリから回転力伝達機構のベルトを外すことにより、回転ブラシを下ケース部分から取り外して清掃する。

0006

しかしながら、下ケース部分には回転ブラシ駆動用モータ回路基板などの電気部品が固定されているため、下ケース部分の内側を清掃具で清掃することはできるものの、水洗いすることはできない。そのため、下ケース部分の内側の隅部や電気部品と下ケース部分との隙間などの、清掃具が届きにくい箇所に入り込んだ塵埃や、髪の毛、糸屑などの繊維状ゴミは除去されずに残る。さらに、吸込口体の内部に残った塵埃や繊維状ゴミに紛れて存在するダニ雑菌などが繁殖するおそれもある。このため、特許文献1の吸込口体では、このような不衛生な状態のままで、吸込口体を保管するとともに使い続けなければならないという問題があった。

0007

また、特許文献2の吸込口体を清掃する場合には、使用者は、ビータを取り外して清掃することはできるが、吸込口体の内部にビータ駆動用モータや回路基板などの電気部品が固定されているため、吸込口体の内部を水洗いすることはできない。このため、特許文献2の吸込口体にあっても、特許文献1の吸込口体と同様に、不衛生な状態のままで、吸込口体を保管するとともに使い続けなければならないという問題があった。

0008

本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、汚れが残りやすい吸込口体の内部を水洗いすることが可能である、電気掃除機用の吸込口体およびこのような吸込口体を備えた電気掃除機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

かくして、本発明の1つの観点によれば、電気部品および吸込口部を有し、電気掃除機の掃除機本体に接続される吸込口本体と、この吸込口本体の前方にこの吸込口本体とは隔離して設けられ、前記吸込口部と連通する集塵室、この集塵室の内部に配置される集塵用回転ブラシ、および前記集塵室と連通する集塵開口部を有する集塵部ユニットとを備えてなり、前記吸込口本体は、前記電気部品として、前記回転ブラシを回転駆動するためのモータを少なくとも有し、前記集塵部ユニットは、前記集塵室を形成する上ケースと、この上ケースの下側に着脱可能に装着され、前記集塵開口部が設けられた下ケースと、前記上ケースおよび前記下ケースの間に着脱可能に装着され、前記吸込口本体の前記吸込口部と連通する吸込口部を有する中ケースとを備え、前記回転ブラシは、前記下ケースの前記集塵開口部に着脱可能に取り付けられた状態で前記中ケースと前記下ケースとの間に配置されている、ことを特徴とする電気掃除機用の吸込口が提供される。

0010

また、本発明の別の観点によれば、電動送風機が内蔵された掃除機本体と、この掃除機本体に接続された上記1つの観点による吸込口体とを備えてなる電気掃除機が提供される。

発明の効果

0011

本発明の上記1つの観点による電気掃除機用の吸込口体は、集塵部ユニットがモータなどの電気部品を有する吸込口本体とは隔離して設けられているとともに、その中ケースおよび下ケースが上ケースに対して着脱可能に装着され、さらに、集塵用回転ブラシが下ケースの集塵開口部に着脱可能に装着されている。従って、この吸込口体によれば、集塵部ユニットの構成要素である中ケースおよび下ケースを上ケースから、また、回転ブラシを中ケースおよび下ケースから、取り外すことができる。その結果、取り外した中ケース、下ケースおよび回転ブラシをモータなどの電気部品を気にすることなく水洗いすることができ、集塵部ユニットが衛生的な状態で吸込口体を保管することが可能になる。

0012

本発明の上記別の観点による電気掃除機は、電動送風機が内蔵された各種の型の掃除機本体に上記1つの観点による吸込口体が接続されている。従って、これらの電気掃除機によれば、モータなどの電気部品を有する吸込口本体とは隔離して設けられた集塵部ユニットの構成要素である中ケースおよび下ケースを上ケースから、また、回転ブラシを中ケースおよび下ケースから、取り外すことができる。その結果、取り外した中ケース、下ケースおよび回転ブラシをモータなどの電気部品を気にすることなく水洗いすることができ、集塵部ユニットが衛生的な状態で吸込口体を保管することが可能になる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の電気掃除機用の吸込口体を備えた電気掃除機の実施形態1を示す全体斜視図である。
実施形態1の電気掃除機における吸込口体を正面斜め上方から見た全体斜視図である。
図2の吸込口体の平面図である。
図2の吸込口体の正面図である。
図2の吸込口体の右側面図である。
図2の吸込口体を右側方から見た中央部横断面図である。
図2の吸込口体の底面図である。
図2の吸込口体を底面側から見た全体斜視図である。
図2の吸込口体の一部構成要素が取り外された状態を底面側から見た分解斜視図である。
図2の吸込口体の一部構成要素が取り外された状態を底面側から見た分解斜視図である。
図2の吸込口体の一部構成要素が取り外された状態を底面側から見た分解斜視図である。
図10に示された吸込口体の回転ブラシユニットの正面図である。
図12に示された回転ブラシユニットのA−A線に沿った水平断面図である。
図12に示された回転ブラシユニットの平面図である。
図14に示された回転ブラシユニットのB−B線に沿った垂直断面図である。

実施例

0014

(実施形態1)
図1は本発明の電気掃除機用の吸込口体を備えた電気掃除機の実施形態1を示す全体斜視図である。この電気掃除機1は、いわゆるキャニスター型電気掃除機であり、電動送風機などが内蔵された掃除機本体2と、ホース3および延長パイプ4を介して掃除機本体2に接続された吸込口体5とを備えている。なお、延長パイプ4の一部を形成するハンドル4aには操作部4bが設けられている。

0015

本発明の特徴は、吸込口体5にあり、電気掃除機1のその他の構成は特に限定されないため、主として吸込口体5について説明する。なお、本明細書において、電気掃除機1および吸込口体5の「上」および「下」は吸込口体5を水平な被掃除面に置いたときを基準にする。また、「前方向」とは吸込口体5を進ませる方向を意味し、「後方向」とはその逆の方向を意味する。さらに、電気掃除機1および吸込口体5の「左側」とは吸込口体5の正面に対向したときの左側を意味し、「右側」とは吸込口体5の正面に対向したときの右側を意味する(図1を参照)。

0016

<吸込口体の構成>
図2は実施形態1の電気掃除機1の吸込口体5を正面斜め上方から見た全体斜視図であり、図3は吸込口体5の平面図、図4は吸込口体5の正面図である。また、図5は吸込口体5の右側面図、図6は吸込口体5を右側方から見た中央部横断面図、図7は吸込口体5の底面図である。さらに、図8は吸込口体5を底面側から見た全体斜視図、図9図11はそれぞれ、吸込口体5の一部構成要素が取り外された状態を底面側から見た分解斜視図である。図12図15はそれぞれ、吸込口体5の回転ブラシユニット90の正面図、図12に示された回転ブラシユニット90のA−A線に沿った水平断面図、図12に示された回転ブラシユニット90の平面図、および図14に示された回転ブラシユニット90のB−B線に沿った垂直断面図である。

0017

吸込口体5は、電気掃除機1の掃除機本体2に、ホース3および延長パイプ4を介して接続される吸込口本体6と、吸込口本体6の前方に設けられた集塵部ユニット7とを備えてなる。

0018

[吸込口本体]
図1および図2に示すように、吸込口本体6は、平面形状がT字状である本体部61と、本体部61の中央部分に上方突出状にかつ所定範囲の角度で回動可能に連設され、その上方端部で電気掃除機1の延長パイプ4に接続される接続部62とを備えている。

0019

本体部61には、図11に示すように、その前方中央部分に長方形状の吸込口部61aが設けられている。この吸込口部61aは集塵部ユニット7の集塵室に連通するようにされている。そして、吸込口部61aの周縁には気密性を確保するためのシールパッキン61bが取り付けられている。本体部61の後端部には左右一対車輪61c・61cが取り付けられている。

0020

本体部61の内部には、電気部品として、その右端寄り箇所に、後述する集塵用回転ブラシ72を回転駆動するためのモータMが設けられ、左端寄り箇所に、モータMに接続された回路基板Nが設けられている。

0021

[集塵部ユニットの全体構成]
集塵部ユニット7は、吸込口本体6の本体部61に設けられた吸込口部61a(図11を参照)と下記の下ケース12に設けられた集塵開口部74(図9を参照)とに連通する集塵室71(図8を参照)と、集塵室71の内部に配置される集塵用回転ブラシ72とを有している。

0022

さらに詳しく説明すると、集塵部ユニット7は、集塵室71を形成する上ケース11と、上ケース11の下側に着脱可能に装着され、集塵開口部74が設けられた下ケース12と、上ケース11および下ケース12の間に着脱可能に装着され、吸込口本体6の吸込口部61aと連通する長方形状の吸込口部13aを有する中ケース13とを備えている。

0023

上ケース11、下ケース12および中ケース13はいずれもポリエチレンから作られており、上ケース11および下ケース12は色が付けられた不透明なものであり、中ケース13は全体が透明なものである。

0024

上ケース11は、例えば図2図5および図8に示すように、円筒を縦半分に切断してその切断断面を下に向けた略半円筒形状を有している。上ケース11の外面には、その前縁下部から左右両側縁下部にかけて、帯状バンパー14が取り付けられている。このバンパー14は、例えば部屋の壁際掃除するときに集塵部ユニット7が壁に当たってもその衝撃を緩和するためのものである。上ケース11には、例えば図2図3および図11に示すように、左右に長い略長方形の上方開口部11aが設けられている。

0025

上ケース11の前縁内面には、上ケース11の各端部寄り箇所に1つずつ、合わせて2つの係止用第1凹部11b・11bが設けられ、また、上ケース11の中央部寄り箇所に1つずつ、合わせて2つの係止用第2凹部11c・11cが設けられている。

0026

下ケース12は、図9に示すように、上ケース11の下側に着脱可能に装着されて上ケース11の下面一部を覆う略長方形枠状の第1カバー12a1と、第1カバー12a1の後方に一体状に設けられ、本体部61の下面一部を覆う略U字状の第2カバー12a2とからなっている。

0027

第1カバー12a1の前縁には左右1対係止爪12b・12bが設けられている。これらの係止爪12b・12bは、下ケース12が上ケース11の下側に装着されるときに、上ケース11の第1凹部11b・11bのそれぞれに着脱可能に係止されるような位置および大きさに設けられている。第1カバー12a1の前縁には、中央箇所に1つの大突起12c、各端部寄り箇所に1つずつの小突起12d・12dが形成されている。

0028

そして、図2および図4に示すように、第1カバー12a1の前縁には、これらの大突起12cおよび小突起12d・12dによって、吸込口体5をフローリング、畳、じゅうたんなどの被掃除面に置いたときに被掃除面との間に4つの集塵用間隙73・73・73・73が形成される。

0029

第1カバー12a1には、左右に長い略長方形の1つの集塵開口部74が設けられている。この集塵開口部74は集塵用間隙73・73・73・73に連通するものである。

0030

第2カバー12a2には、図9に示すように、左右両側縁の内側に係止用凹部75・75が設けられている。これらの凹部75・75は、下ケース12が上ケース11の下側に装着されるときに、本体部61の下部に側方突出状に設けられた左右一対の係止爪76・76のそれぞれが嵌り込む。

0031

中ケース13は、図11に示すように、上ケース11と同様に略半円筒形状を有している。中ケース13の上部中央には、左右に長い隆起部13bが設けられている。この隆起部13bは、上ケース11の上方開口部11aに上方へ露出した状態で着脱可能に装着することができるような形状および大きさにされている。

0032

中ケース13の前縁には、左右一対の係止爪13c・13cが設けられている。中ケース13の後縁には、その中央箇所に係止用第1凸部13dが設けられ、その各端部寄り箇所に係止用第2凸部13e・13eが設けられている。これらの第1凸部13dおよび第2凸部13e・13eは、中ケース13が上ケース11および下ケース12の間に着脱可能に装着されるときに、上ケース11の後部下縁の近傍に設けられた係止用第1凹部11dおよび係止用第2凹部11e・11eにそれぞれ嵌り込む。

0033

また、中ケース13の係止爪13c・13cは、中ケース13が上ケース11および下ケース12の間に着脱可能に装着されるときに、上ケース11の第2凹部11c・11cのそれぞれに着脱可能に係止される。

0034

[集塵部ユニットの回転ブラシ]
図7図10に示すように、集塵用回転ブラシ72は、複数のブラシ体外周面に設けられた長円筒状ブラシ軸部72aと、ブラシ軸部72aの一方端部に回転可能に設けられた軸受部72bとを備えている。軸受部72bの外側には装着部72cが設けられている。装着部72cは、回転ブラシ72を中ケース13に装着する際に、中ケース13に設けられた装着嵌合部13fに嵌合される。

0035

ブラシ軸部72aの他方端部は、吸込口本体6の本体部61に内部に設けられた上記モータMの回転駆動力を回転ブラシ72へ伝達するための駆動力伝達部材80に連結されている。

0036

図10および図12図15により詳しく示すように、駆動力伝達部材80は、回転ブラシ72の他方端部に一端が取り付けられたケーシング80aと、ケーシング80aの他端に開放状に設けられ、モータMの出力軸に取り付けられた駆動ファンに係脱可能に係合する従動ファン80bと、ケーシング80aの内部に配設された一対のプーリ80d・80e、ケーシング80aの内部でこれらのプーリ80d・80eに張り渡されたベルト80fとを備えている。

0037

そして、一対のプーリ80d・80eの一方が回転ブラシ72のブラシ軸部72aの他方端部の回転軸に接続され、他方が従動ファン80bの回転軸に接続されている。また、ケーシング80aの一端には水抜き孔80cが設けられており、この吸込口体5の内部を水洗いしたときに、駆動力伝達部材80のケーシング80aの内部に入り込んだ水を水抜き孔80cから抜くことができるようにされている。

0038

駆動力伝達部材80に連結された回転ブラシ72は、ここでは両者が一体となった回転ブラシユニット90として取り扱われる(図10を参照)。回転ブラシユニット90は、図8図10に示すように、回転ブラシ72が、下ケース12の集塵開口部74に着脱可能に取り付けられた状態で中ケース13と下ケース12との間に配置されている。

0039

<吸込口体の分解、水洗い>
上記のように構成された吸込口体5は、各構成要素がそれぞれの所定箇所に装着された結果、図7および図8に示した状態になり、電気掃除機1の掃除機本体2にホース3および延長パイプ4を介して接続されて、被掃除面の掃除に使用される。そして、何度かの使用の後に、吸込口体5の清掃、特にその内部の水洗いをする必要に迫られた場合には、以下のようにして分解され、水洗いされる。

0040

使用者はまず、吸込口体5を電気掃除機1の延長パイプ4から取り外して、図8に示すように裏返しにする。そして、図9に示すように、吸込口体5から下ケース12を取り外す。その後、図10に示すように、中ケース13から回転ブラシユニット90を取り外し、次いで、図11に示すように、残りの吸込口体5から中ケース13を取り外す。

0041

そして、使用者は、取り外した下ケース12、回転ブラシユニット90および中ケース13を水洗いする。この水洗いのとき、回転ブラシユニット90を構成する駆動力伝達部材80のケーシング80aの内部には、開放状に設けられた従動ファン80bの部分から水が入り込むおそれがある。その場合には、入り込んだ水をケーシング80aの水抜き孔80cから抜くことができる。

0042

また、下ケース12、回転ブラシユニット90および中ケース13が取り外された上ケース11の内面の清掃については、下ケース12の集塵開口部74から集塵室71へ流入した塵埃や繊維状ゴミは上ケース11の内面にほとんど触れることなく吸込口本体6へ吸い込まれるので、特に気にする必要がない。なぜなら、この吸込口体5にあっては、上記のように、回転ブラシ72が、下ケース12の集塵開口部74に着脱可能に取り付けられた状態で中ケース13と下ケース12との間に配置されており、また、中ケース13が、上ケース11と同様に略半円筒形状を有し、かつ、吸込口本体6の吸込口部61aと連通する吸込口部13aを有しているからである。このように、上ケース11から中ケース13のみを取り外すことで、容易に水洗いをすることができる。

0043

しかしながら、上ケース11の内面の清掃を行いたい場合は、下ケース12、回転ブラシユニット90および中ケース13が取り外された図11に示す上ケース11の内面を雑巾ティシュペーパーなどで拭うようにしてもよい。

0044

<吸込口体の効果>
以上のように構成された実施形態1の電気掃除機1の吸込口体5は、集塵部ユニット7がモータMおよび回路基板Nなどの電気部品を有する吸込口本体6とは隔離して設けられているとともに、その中ケース13および下ケース12が上ケース11に対して着脱可能に装着され、さらに、集塵用回転ブラシ72が下ケース12の集塵開口部74に着脱可能に装着されている。

0045

従って、この吸込口体5によれば、集塵部ユニット7の構成要素である中ケース13および下ケース12を上ケース11から、また、回転ブラシ72を中ケース13および下ケース12から、取り外すことができる。その結果、取り外した中ケース13、下ケース12および回転ブラシ72をモータMなどの電気部品を気にすることなく水洗いすることができ、集塵部ユニット7が衛生的な状態で吸込口体5を保管することが可能になる。

0046

また、この吸込口体5は、中ケース13の全体が透明なものであり、かつ、中ケース13の上部中央に左右に長い隆起部13bが設けられ、隆起部13bが上ケース11の上方開口部11aに、上方へ露出した状態で着脱可能に装着されるように構成されている。

0047

従って、この吸込口体5によれば、電気掃除機1の掃除機本体2にホース3および延長パイプ4を介して接続されて、何度か使用された後に、使用者が中ケース13の内部を透明な隆起部13bを介して目視することで、汚れた吸込口体5の清掃、特にその内部における回転ブラシ72の水洗いをする必要があるかどうかを容易に判断することができる。さらに、使用者は、隆起部13bを手で下ケース12の方向へ押すことによって、汚れた回転ブラシ72に触れることなく中ケース13および回転ブラシ72を取り外すことができる。

0048

(回転ブラシユニットの構成)
次に、回転ブラシユニット90の構成、特にその駆動力伝達部材80の構成について、図12図15に基づいて説明する。

0049

回転ブラシユニット90の駆動力伝達部材80のケーシング80aは、側面形状が略楕円形ボックス型のものであり、回転ブラシ72に近い側の内側ケーシング部80a1 と回転ブラシ72に遠い側の外側ケーシング部80a2 とから構成されている。内側ケーシング部80a1 の厚さは、プーリ80d・80eのうちのベルト80fが掛けられる部分とベルト80fとを周壁で覆うような寸法にされている。外側ケーシング部80a2 は、プーリ80d・80eの回転軸を保持するように、かつ、内側ケーシング部80a1 と外側ケーシング部80a2 とを固定用ビス80gで固定するように構成されている。

0050

外側ケーシング部80a2 の周縁には、リブ80hが外方突出状に設けられている。このリブ80hは、外側ケーシング部80a2 を補強するため、および、内側ケーシング部80a1 と外側ケーシング部80a2 とを互いに固定したり、取り外したりする際に手を掛けるためなどの理由により、設けられている。このリブ80hを設けることにより、集塵部ユニット7の上ケース12から回転ブラシユニット90を取り出すとき、リブ80hを引っ掛けることで回転ブラシユニット90を取り出せ易くなる。

0051

また、ベルト80fの劣化などでベルト80fが緩みだして、内側ケーシング部80a1 とベルト80fとの接触により内側ケーシング部80a1 の内面が擦り減って、交換する必要が生じた場合に、駆動力伝達部材80の全体を交換することなく内側ケーシング部80a1 のみを交換することで足りるので、駆動力伝達部材80のメンテナンスを容易に行うことができる。

0052

(実施形態2)
電気掃除機用の吸込口体5を備えた実施形態2の電気掃除機は、図示しないが、集塵方式がサイクロン式であり、かつ、収納する際に直立状に置かれるいわゆるアップライト型電気掃除機である。このような実施形態2の電気掃除機の掃除機本体にホースおよび延長パイプを介して接続された吸込口体5は、実施形態1の電気掃除機1の吸込口体5と同一である。

0053

図2図6に示すように、吸込口体5の吸込口本体6は、平面形状がT字状である本体部61と、本体部61の中央部分に上方突出状にかつ所定範囲の角度で回動可能に連設され、その上方端部で実施形態2の電気掃除機の延長パイプに接続される接続部62とを備えている。

0054

吸込口本体6の接続部62は、上記のように、本体部61に対して上方突出状にかつ所定範囲の角度で回動可能に設けられているので、接続部62の上方端部で実施形態2の電気掃除機の延長パイプに接続されて使用される。

0055

実施形態2の電気掃除機に接続されて使用される吸込口体5にあっても、実施形態1の電気掃除機1の吸込口体5の上記効果と同様な効果を奏することができる。

0056

(実施形態3)
電気掃除機用の吸込口体を備えた実施形態3の電気掃除機は、図示しないが、実施形態1および実施形態2とは異なり、回転ブラシ72を回転駆動するためのモータMを備えていないものである。このような参考例の電気掃除機の吸込口体は、実施形態1および実施形態2と同様に、掃除機本体にホースおよび延長パイプを介して接続される。

0057

この吸込口体には、実施形態1および実施形態2のようなモータMやそれに接続される回路基板などの電気部品がない。従って、参考例の吸込口体は、実施形態1および実施形態2の吸込口体と同様に、電気部品を気にすることなく水洗いすることができ、集塵部ユニットが衛生的な状態で吸込口体を保管することが可能になる。

0058

また、実施形態3の吸込口体は、実施形態1および実施形態2と同様に、中ケース13および下ケース12が上ケース11に対して着脱可能に装着され、さらに、回転ブラシ72が下ケース12の集塵開口部74に着脱可能に装着されている。従って、この吸込口体によれば、中ケース13および下ケース12を上ケース11から、また、回転ブラシ72を中ケース13および下ケース12から取り外して、水洗いすることができ、集塵部ユニットが衛生的な状態で吸込口体5を保管することが可能になる。

0059

さらに、実施形態3の吸込口体は、中ケース13の全体が透明なものであり、かつ、中ケース13の上部中央に設けられた隆起部13bが上ケース11の上方開口部11aに、上方へ露出した状態で着脱可能に装着されるように構成されている。従って、この吸込口体によれば、中ケース13の内部を透明な隆起部13bを介して目視することで、汚れた吸込口体5の清掃をする必要があるかどうかを容易に判断することができる。加えて、隆起部13bを手で下ケース12の方向へ押すことによって、汚れた回転ブラシ72に触れることなく中ケース13および回転ブラシ72を取り外すことができる。

0060

(まとめ)
本発明の電気掃除機用の吸込口体は、電気部品および吸込口部を有し、電気掃除機の掃除機本体に接続される吸込口本体と、この吸込口本体の前方にこの吸込口本体とは隔離して設けられ、上記吸込口部と連通する集塵室、この集塵室の内部に配置される集塵用回転ブラシ、および上記集塵室と連通する集塵開口部を有する集塵部ユニットとを備えてなり、上記吸込口本体は、上記電気部品として、上記回転ブラシを回転駆動するためのモータを少なくとも有し、上記集塵部ユニットは、上記集塵室を形成する上ケースと、この上ケースの下側に着脱可能に装着され、上記集塵開口部が設けられた下ケースと、上記上ケースおよび上記下ケースの間に着脱可能に装着され、上記吸込口本体の上記吸込口部と連通する吸込口部を有する中ケースとを備え、上記回転ブラシは、上記下ケースの上記集塵開口部に着脱可能に取り付けられた状態で上記中ケースと上記下ケースとの間に配置されている。

0061

本発明の電気掃除機用の吸込口体は、次のように構成されていてもよく、それらが適宜組み合わされていてもよい。

0062

(1)上記上ケースに、上記中ケースの上部を上方へ露出させる上方開口部が設けられ、この上方開口部に、上記中ケースがその上部を上方へ露出させた状態で着脱可能に取り付けられていてもよい。このように構成されているときには、使用者は、中ケースの上部を手で下ケースの方向へ押すことによって、汚れた回転ブラシに触れることなく中ケースおよび回転ブラシを取り外すことができる。
(2)上記中ケースは、その全部または少なくとも上記上部が透明にされていてもよい。このように構成されているときには、使用者が中ケースの内部を透明な上記上部を介して目視することで、汚れた吸込口体の清掃、特にその内部における回転ブラシの水洗いをする必要があるかどうかを容易に判断することができる。
(3)吸込口体は、上記モータの回転駆動力を上記回転ブラシへ伝達する着脱可能な駆動力伝達部材をさらに備えていてもよい。このように構成されているときには、その駆動力伝達部材を単独であるいは上記回転ブラシとともに吸込口体から取り外すことで、駆動力伝達部材の清掃を容易に行うことができる。
(4)吸込口体は、電動送風機が内蔵された各種の型の掃除機本体に接続して使用されてもよい。このように使用することで、各種の型の掃除機本体の集塵部ユニットが衛生的な状態で吸込口体を保管することが可能になる。

0063

本発明では、キャニスター型として使用可能な電気掃除機1を実施形態1として、また、アップライト型として使用可能な電気掃除機を実施形態2としてそれぞれ例示したが、本発明における吸込口体は、これらの他に、いわゆるハンディ型、いわゆるスティック型などの電気掃除機にも適宜、適用することができる。

0064

開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと解すべきである。本発明の範囲は、上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、また、特許請求の範囲と均等である意味およびその範囲内でのすべての変更が含まれる。

0065

1電気掃除機
2掃除機本体
5吸込口体
6吸込口本体
7集塵部ユニット
11 上ケース
11a 上方開口部
12 下ケース
13 中ケース
13b隆起部(上部)
61 本体部
61a 吸込口部
62 接続部
71集塵室
72回転ブラシ
74集塵開口部
80駆動力伝達部材
Mモータ
N 回路基板

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ