図面 (/)

技術 ディスペンサーのための保護キャップ、及び医薬液体及び/又は化粧品液体を放出するためのディスペンサー

出願人 アプタルラドルフツエルゲーエムベーハ
発明者 ヴォシェレ,マティアス
出願日 2014年12月16日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2016-535231
公開日 2016年12月28日 (3年11ヶ月経過) 公開番号 2016-540697
状態 特許登録済
技術分野 容器の蓋 内容物取出用特殊手段をもつ容器・包装体
主要キーワード 材料弱化 封止配置 締結アーム 締結構成 接続構成要素 締結作用 耐菌性 換気開口
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題・解決手段

本発明は、医薬液体及び/又は化粧品液体(4)を放出するためのディスペンサー(2)のための保護キャップに関する。前記ディスペンサー(2)は、液体貯蔵器(21)及び出口開口(24)を有し、この出口開口(24)を通して液体(4)が周囲雰囲気中に放出されることができ、保護キャップ(3)が、内部を外部環境に連通させるための少なくとも一つの換気開口(30)を有する。保護キャップが、その上に不可逆的に除去可能な封止要素(5,6,7)を配置し、この封止要素が、少なくとも一つの換気開口をカバーし、この封止要素によって、ディスペンサーが最初に使用される前に、少なくとも一つの換気開口が、気密でかつ耐菌性になるように閉鎖されている。本発明はさらに、ディスペンサー(2)及び保護キャップ(3)を含む放出装置(1)に関する。

概要

背景

このタイプのディスペンサーは、従来技術から、例えばDE102011086755A1から公知である。このディスペンサーは、出口通路出口弁を含み、出口弁は、出口通路の中に配置され、圧力依存態様で開放するか又は手動作動可能であり、出口弁は、閉鎖状態で、出口通路を閉鎖する。出口弁は、出口通路を第一部分及び第二部分に分割している。第二部分は、出口開口に隣接しており、液体貯蔵器の方向に延びる。他の実施形態では、第二部分は、出口開口の液滴形成表面に相当する。

出口弁の結果として、出口弁の閉鎖後、液体貯蔵器から離れる方向に出口弁の側の出口通路の一部の中に通過した液体、又は出口通路の外側の出口開口の周囲に残留する液体は、ディスペンサーの中に吸い戻されることができないということが常に言える。従って、これは、液体貯蔵器の内容物が、吸い戻された液体残留物によって汚染される危険を防止する。従って、残留液体は、外部から接近可能な領域に残存する。雰囲気と接触すると、残留液体は、迅速に乾燥する。

保護キャップがディスペンサーの上の正しい位置に配置されたときに残留液体が迅速に乾燥することを可能にするために、DE102011086755A1は、換気開口を有するディスペンサーの保護キャップを提供することを開示する。この換気開口は、残留液体が残存しうる領域と外部環境との間に永続的な接続を形成する。しかし、換気開口は、それらの部分のために、汚染を再度生じる可能性がある。

汚染を回避するために、DE102011086755A1は、放出方向から見て出口弁の下流の出口通路の表面に、及び/又は出口開口を包囲するハウジングの外部表面に、抗菌設計を与える。この抗菌設計は、もっぱらこれらの表面に限定されている。

概要

本発明は、医薬液体及び/又は化粧品液体(4)を放出するためのディスペンサー(2)のための保護キャップに関する。前記ディスペンサー(2)は、液体貯蔵器(21)及び出口開口(24)を有し、この出口開口(24)を通して液体(4)が周囲雰囲気中に放出されることができ、保護キャップ(3)が、内部を外部環境に連通させるための少なくとも一つの換気開口(30)を有する。保護キャップが、その上に不可逆的に除去可能な封止要素(5,6,7)を配置し、この封止要素が、少なくとも一つの換気開口をカバーし、この封止要素によって、ディスペンサーが最初に使用される前に、少なくとも一つの換気開口が、気密でかつ耐菌性になるように閉鎖されている。本発明はさらに、ディスペンサー(2)及び保護キャップ(3)を含む放出装置(1)に関する。

目的

保護キャップがディスペンサーの上の正しい位置に配置されたときに残留液体が迅速に乾燥することを可能にするために、DE102011086755A1は、換気開口を有するディスペンサーの保護キャップを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

医薬液体及び/又は化粧品液体(4)を放出するためのディスペンサー(2)のための保護キャップであって、前記ディスペンサー(2)が、−液体貯蔵器(21)、及び−出口開口(24)を有し、この出口開口(24)を通して液体(4)が周囲雰囲気中に放出されることができ、保護キャップ(3)が、内部を外部環境に連通させるための少なくとも一つの換気開口(30)を有するものにおいて、保護キャップが、その上に不可逆的に除去可能な封止要素(5,6,7)を配置し、この封止要素が、少なくとも一つの換気開口をカバーし、この封止要素によって、ディスペンサーが最初に使用される前に、少なくとも一つの換気開口が、気密でかつ耐菌性になるように閉鎖されていることを特徴とする保護キャップ。

請求項2

保護キャップ(3)が、円柱状部分(32)及びそれに接続されたカバー部分(33)を含み、少なくとも一つの換気開口(30)が、円柱状部分(32)及び/又はカバー部分(33)の上に与えられていることを特徴とする、請求項1に記載の保護キャップ。

請求項3

封止要素が、取りはずし可能で気密でかつ耐菌性の接着性ラベル(6)の形態で設計されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の保護キャップ。

請求項4

接着性ラベル(6)が、不正操作防止シール(34)に接続されており、不正操作防止シール(34)が除去されるときに接着性ラベル(6)が解放されるか、及び/又は接着性ラベル(6)が、引裂開放ラグ(60)を有することを特徴とする、請求項3に記載の保護キャップ。

請求項5

封止要素が、気密でかつ耐菌性のフィルム包装材料(5)の形態で設計されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の保護キャップ。

請求項6

フィルム包装材料(5)が、一つの側で閉鎖された巻き付けフィルムラベルの形態で設計されているか、又はスリーブの形態であることを特徴とする、請求項5に記載の保護キャップ。

請求項7

フィルム包装材料(5)が、保護キャップに溶接されていることを特徴とする、請求項5又は6に記載の保護キャップ。

請求項8

封止要素が、保護キャップ上に射出成形された取りはずしラグ(7)の形態で設計されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の保護キャップ。

請求項9

保護キャップ(3)の内部側に、少なくとも一つの換気開口の領域に、吸収体要素(8)が、特にマイクロ濾過膜又は限外濾過膜などのフィルター特性を有する吸収体要素(8)が与えられていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の保護キャップ。

請求項10

医薬液体及び/又は化粧品液体(4)を放出するためのディスペンサー(2)を含む放出装置であって、前記ディスペンサー(2)が、−液体貯蔵器(21)、及び−出口開口(24)を有し、この出口開口(24)を通して液体(4)が周囲雰囲気中に放出されることができ、前記放出装置が、請求項1〜9のいずれかに記載の保護キャップ(3)を有し、前記保護キャップ(3)が、内部を外部環境に連通させるための少なくとも一つの換気開口(30)を有し、保護キャップが、その上に不可逆的に除去可能な封止要素(5,6,7)を配置し、この封止要素が、少なくとも一つの換気開口(30)をカバーし、この封止要素によって、ディスペンサーが最初に使用される前に、少なくとも一つの換気開口(30)が、気密でかつ耐菌性になるように閉鎖されていることを特徴とする放出装置。

請求項11

ディスペンサーが、出口通路(23)を有し、この出口通路(23)が、液体貯蔵器(21)を出口開口(24)に接続し、圧力依存態様で開放するか又は手動作動可能出口弁(26)が、出口通路(23)の中に配置され、出口弁(26)が、閉鎖状態で、出口通路(23)を閉鎖することを特徴とする、請求項10に記載の放出装置。

技術分野

0001

本発明は、ディスペンサーのための保護キャップ、及び医薬液体及び/又は化粧品液体を放出するためのディスペンサーに関する。かかるディスペンサーは、液体貯蔵器及び出口開口を含み、この出口開口を通して液体が周囲雰囲気中に放出されることができる。

0002

液体貯蔵器中に貯蔵されている液体は、放出のために出口開口の方向に供給される。これは、多数の異なるメカニズムによって行なわれることができる。例えば、液体貯蔵器は、圧搾ボトルの形態で設計されることができ、その内容物は、壁の変形の結果として圧力に供されることができる。また、別個ポンプ装置を使用することもできる。

背景技術

0003

このタイプのディスペンサーは、従来技術から、例えばDE102011086755A1から公知である。このディスペンサーは、出口通路出口弁を含み、出口弁は、出口通路の中に配置され、圧力依存態様で開放するか又は手動作動可能であり、出口弁は、閉鎖状態で、出口通路を閉鎖する。出口弁は、出口通路を第一部分及び第二部分に分割している。第二部分は、出口開口に隣接しており、液体貯蔵器の方向に延びる。他の実施形態では、第二部分は、出口開口の液滴形成表面に相当する。

0004

出口弁の結果として、出口弁の閉鎖後、液体貯蔵器から離れる方向に出口弁の側の出口通路の一部の中に通過した液体、又は出口通路の外側の出口開口の周囲に残留する液体は、ディスペンサーの中に吸い戻されることができないということが常に言える。従って、これは、液体貯蔵器の内容物が、吸い戻された液体残留物によって汚染される危険を防止する。従って、残留液体は、外部から接近可能な領域に残存する。雰囲気と接触すると、残留液体は、迅速に乾燥する。

0005

保護キャップがディスペンサーの上の正しい位置に配置されたときに残留液体が迅速に乾燥することを可能にするために、DE102011086755A1は、換気開口を有するディスペンサーの保護キャップを提供することを開示する。この換気開口は、残留液体が残存しうる領域と外部環境との間に永続的な接続を形成する。しかし、換気開口は、それらの部分のために、汚染を再度生じる可能性がある。

0006

汚染を回避するために、DE102011086755A1は、放出方向から見て出口弁の下流の出口通路の表面に、及び/又は出口開口を包囲するハウジングの外部表面に、抗菌設計を与える。この抗菌設計は、もっぱらこれらの表面に限定されている。

発明が解決しようとする課題

0007

本発明の目的は、ディスペンサーのために意図された保護キャップであって、迅速な乾燥を可能にし、かつ保護キャップ中に侵入する微生物の問題が軽減された保護キャップを利用可能にすることである。本発明のさらなる目的は、対応する保護キャップを有するディスペンサーを利用可能にすることである。

課題を解決するための手段

0008

この目的は、請求項1及び10の特徴を有する主題によって達成される。本発明のさらなる利点は、従属請求項から理解されることができる。

0009

本発明の第一の側面は、医薬液体及び/又は化粧品液体を放出するためのディスペンサーのための保護キャップであって、前記ディスペンサーが、液体貯蔵器及び出口開口を有し、この出口開口を通して液体が周囲雰囲気中に放出されることができ、保護キャップが、内部を外部環境に連通させるための少なくとも一つの換気開口を有するものにおいて、保護キャップが、その上に不可逆的に除去可能な封止要素を配置し、この封止要素が、少なくとも一つの換気開口をカバーし、この封止要素によって、ディスペンサーが最初に使用される前に、少なくとも一つの換気開口が、気密でかつ耐菌性になるように閉鎖されていることを特徴とする保護キャップを提供する。

0010

本発明の第二の側面は、医薬液体及び/又は化粧品液体を放出するためのディスペンサーを含む放出装置であって、前記ディスペンサーが、液体貯蔵器及び出口開口を有し、この出口開口を通して液体が周囲雰囲気中に放出されることができ、前記放出装置が、保護キャップを有し、前記保護キャップが、内部を外部環境に連通させるための少なくとも一つの換気開口を有し、保護キャップが、その上に不可逆的に除去可能な封止要素を配置し、この封止要素が、少なくとも一つの換気開口をカバーし、この封止要素によって、ディスペンサーが最初に使用される前に、少なくとも一つの換気開口が、気密でかつ耐菌性になるように閉鎖されていることを特徴とする放出装置を提供する。

0011

封止要素は、ディスペンサーが保存、輸送などのための場合に特別な措置をとる必要なしに、ディスペンサーが最初に使用される前に少なくとも一つの換気開口を介して保護キャップの内部に微生物が導入されることを防止する。換言すれば、封止要素は、ディスペンサーが最初に使用される前であっても、保存、輸送などの間に、時間の経過にわたって微生物がディスペンサーに、及び保護キャップの内部に付着されることを防止する。ディスペンサーが最初に使用される前又は後に、封止要素は除去される。従って、続く使用中に、残留液体は、迅速に乾燥することができる。ディスペンサーが短い時間期間しか使用されないことを考慮すると、最初の使用の後の微生物のいかなる生じうる導入も、通常は重大ではない。

0012

本発明の文脈における微生物は、全ての微生物病原体、特に細菌及びウイルスであるとして理解されるべきである。本発明の文脈における耐菌性でかつ気密の閉鎖は、ディスペンサーが通常の又は標準的な状況下で保存されたときに10−6mbar l/秒以下の漏出速度封止配置を指す。耐菌性は、例えばDIN 58953に従って試験される。他の実施形態では、封止要素は、規格DIN EN ISO 11607及び/又はDIN EN ISO 11868によって規定される基準を満足するように設計される。

0013

本発明のディスペンサーは、特に保存剤の入っていない眼科製剤のために好適である。有利な実施形態では、ディスペンサーは、出口通路を有し、この出口通路が、液体貯蔵器を出口開口に接続し、圧力依存態様で開放するか又は手動で作動可能な出口弁が、出口通路の中に配置され、出口弁が、閉鎖状態で、出口通路を閉鎖する。出口弁は、微生物が液体貯蔵器中に侵入することを防止する。好ましくは、出口弁は、圧力依存態様で開放し、液体貯蔵器中の液体によって開放されるか、又はそこから除去された量によって開放され、圧力に供され、周囲に関して対応する正の圧力がもはや存在しなくなるとすぐに自動的に再度閉鎖される。しかしながら、原則として、他のタイプの弁を使用することもできる。従って、例えば、液体貯蔵器中の液体が永続的に圧力に供され、ディスペンサーがハンドルによって操作され、このハンドルが手動で作動されて出口弁を開放することができる。出口弁は、放出された液体が液体貯蔵器の中に吸い戻されることを防止する。保護キャップ上の少なくとも一つの換気開口は、前記残留液体を迅速に乾燥させる。

0014

有利な実施形態では、保護キャップは、円柱状部分及びそれに接続されたカバー部分を含み、少なくとも一つの換気開口が、円柱状部分及び/又はカバー部分の上に与えられている。一つの実施形態では、円柱状部分は、その内部壁に、ディスペンサーに締結(latch)するための締結構成及び/又はディスペンサーと接触するようになる締結領域を有する。もし少なくとも一つの換気開口が円柱状部分に与えられているのなら、好ましくは換気開口の領域は、締結構成又は締結領域と一致しない。好ましくは、換気開口は、保護キャップが使用中にディスペンサーの出口開口の領域に本質的に配置される領域に配置される。

0015

一つの実施形態では、封止要素は、取りはずし可能で気密でかつ耐菌性の接着性ラベルの形態で設計されている。本発明の文脈における接着性ラベル又は粘着性ベルは、一つ以上の層を有する要素であって、非接着性の上側及び接着性の下側を有する要素を指す。汚染を回避するために、有利な実施形態では、接着性ラベルは、きれいに取りはずされることができる。接着性ラベル用の接着剤は、当業者によって好適に選択されることができ、ディスペンサー中に保存される液体などを考慮した法的要求を満足することが必要である。好ましくは、接着剤は、接着性ラベルが再度接着できないように選択される。しかし、本発明の文脈において、通常の慣習とは対照的に、換気開口をカバーするために再度装着される接着性ラベルは、不可逆的に除去可能な封止要素として指される。一つの実施形態では、出口開口の領域に直接配置される接着性ラベル領域は、接着が生じるときに接着性を有さない。

0016

接着性ラベルは、保護キャップの内部側及び/又は外部側に、少なくとも一つの換気開口の領域に配置されている。一つの実施形態では、接着性ラベルは、換気開口を包囲する領域にわたって延びる。他の実施形態では、接着性ラベルは、さらなる領域にわたって延びる。好ましくは、接着性ラベルは、使用のための指示などの文章を示す。好ましくは、接着性ラベルは、文章が容易に読めるように十分大きい寸法を有する。

0017

一つの実施形態では、接着ラベルは、不正操作防止シールに接続されており、不正操作防止シールが除去されるときに接着性ラベルが取りはずされる。代替として、又は追加的に、有利な実施形態では、接着性ラベルは、引裂き開放ラグを有し、これによって、使用者は、接着性ラベルを把持して、それを取りはずす。

0018

別の実施形態では、封止要素は、気密でかつ耐菌性のフィルム包装材料の形態で設計されている。一つの実施形態では、フィルム包装材料は、保護キャップのみをカバーする。従って、フィルム包装材料は、保護キャップがディスペンサーに締結される前に保護キャップに装着されることができる。他の実施形態では、フィルム包装材料は、保護キャップ及びディスペンサーをカバーする。一つの実施形態では、フィルム包装材料は、保護キャップに巻き付けられるか又は保護キャップ及びディスペンサーに巻き付けられるバンドの形態で設計される。

0019

有利な実施形態では、フィルム包装材料は、一つの側で閉鎖された巻き付けフィルムラベルの形態で設計されているか、又はスリーブの形態である。本発明の文脈における巻き付けフィルムラベルは、筒状フィルムであって、その中に保護キャップ、又は保護キャップを有するディスペンサーが導入されるものを指す。導入後、有利な実施形態では、収縮による装着が行なわれる。

0020

収縮による装着の代替として、又はそれに加えて、有利な実施形態では、フィルム包装材料は、保護キャップに溶接されている。溶接継目は、気密性及び耐菌性を確実にする。溶接継目は、換気開口とは別に配置されている。これは、いったんフィルム包装材料が引裂かれたら、保護キャップの上に残存している可能性があるいかなる残留物も危険を生じないということを意味する。

0021

さらに別の実施形態では、封止要素は、保護キャップ上に射出成形された取りはずしラグの形態で設計されている。取りはずしラグは、保護キャップの一体的な構成部分の形態で保護キャップと共に製造されることができる。従って、追加の組み立て工程又は他の製造工程なしで済ますことができる。一つの実施形態では、取りはずしラグは、不正操作防止シールと結合され、これは、使用者にとって特に真直ぐな取り扱いを生じる。

0022

封止要素の除去後、少なくとも一つの換気開口は、迅速な乾燥を与える。微生物が前記換気開口を介して導入される問題を軽減するために、一つの実施形態では、DE102011086755A1から公知のような表面の抗菌性構成が与えられる。DE102011086755A1の内容の全てがここで参照される。

0023

代替として、又は追加的に、保護キャップの内部側に、少なくとも一つの換気開口の領域に、吸収体要素が、特にマイクロ濾過膜又は限外濾過膜などのフィルター特性を有する吸収体要素が与えられている。吸収体要素は、残留液滴の吸収及び分布によってディスペンサーの乾燥を補助する。一つの実施形態では、吸収体要素は、追加的にフィルター特性を有し、特にマイクロ濾過膜又は限外濾過膜が与えられる。これはいったん封止要素が除去されると、換気開口を介した微生物の導入を減少させる。本発明の文脈におけるマイクロ濾過膜は、約0.1μm〜約0.3μmの、好ましくは約0.2μmの平均孔径又はカットオフを有する微小多孔質膜を指す。細菌は、約0.2μm〜約5μmの寸法を有し、従って、マイクロ濾過膜によって効果的に濾過して取り除かれることができる。本発明の文脈における限外濾過膜は、約10nmの平均孔径又はカットオフを有する微小多孔質膜を指す。これは、15nmの寸法のウイルスは、限外濾過膜を使用して濾過して取り除かれることができるということを意味する。吸収体要素は、例えばスポンジ状の要素、織布、又は膜の形態で構成される。一つの実施形態では、吸収体要素は、ポリスルホンポリエーテルスルホンセルロースセルロース誘導体ポリフッ化ビニリデンポリアミドポリエステル、及びポリアクリロニトリル及び/又はこれらの組み合わせからなる群から選択される材料から作られている。

図面の簡単な説明

0024

本発明のさらなる利点及び側面は、特許請求の範囲からだけでなく、図面を参照して以下に説明される本発明の好ましい例示的実施形態の記述から理解されることができる。図面は、同一又は類似の要素を示すために同様の参照符号を使用する。例示的実施形態の一部として示される又は記述される特徴は、本発明のさらなる実施形態を達成するために異なる例示的実施形態において同様に使用されることができる。

0025

図1は、医薬液体及び/又は化粧品液体を放出するためのディスペンサーの断面図を示す。

0026

図2は、図1によるディスペンサーのための保護キャップの第一の例示的実施形態を示す。

0027

図3は、図1によるディスペンサーのための保護キャップの第二の例示的実施形態を示す。

0028

図4は、ディスペンサー及び保護キャップを含む放出装置の全体的な透視図を示す。

0029

図5は、図4による放出装置の断面図を示す。

0030

図6は、ディスペンサー及び保護キャップを含む放出装置の代替的な実施形態の全体的な透視図を示す。

0031

図7は、図6による放出装置の断面図を示す。

0032

図8は、図1によるディスペンサーのための保護キャップのさらなる例示的実施形態を示す。

0033

図9は、図1によるディスペンサーのための保護キャップのさらに別の例示的実施形態を示す。

実施例

0034

図1は、第一例において、医薬液体及び/又は化粧品液体を放出することを意図されたディスペンサー2を示す。このディスペンサーは、特に、保存剤の入っていない眼科製剤のために好適である。

0035

前記ディスペンサー2は、液体貯蔵器21を有し、この液体貯蔵器21は、容器本体20によって画定されている。液体4は、液体貯蔵器21の中に貯蔵されている。出口集成体22が正しい位置に配置されており、容器本体20の上に締結接続によって締結されている。前記出口集成体22は、液体貯蔵器21から出口通路23を通して出口開口24に液体を向ける役割を有する。図示された出口開口24は、液滴形成表面の形態で構成されており、放出方向に円錐状に幅広になっている。

0036

図1は断面図であるので、図1は、出口通路23の最終部分しか示していない。出口通路23は、その中に出口弁25を配置されており、この出口弁25は、閉鎖状態で出口通路23を閉鎖する。従って、放出方向で見て出口弁25の下流に位置された液体は、液体貯蔵器21中に戻ることができない。図示された出口弁25は、弁体27を含み、この弁体27は、回復ばね26の力に対抗するように調整されることができ、ハウジング壁に形成された弁座28と相互作用する。空気は、圧力平衡化の目的のために、フィルター要素29を介して液体貯蔵器21中に流入する。有利な実施形態では、フィルター要素29は、液体貯蔵器21の方向に配向された液体フィルター、及び液体貯蔵器21から離れる方向に配向された細菌フィルターを含む。細菌フィルターは、約0.2μmのカットオフを有し、従って、約0.2μm〜約5μmの寸法の細菌は、細菌フィルターによって信頼性を持って抑止される。

0037

図示されたディスペンサー2は、いわゆる圧搾ボトルの形態で構成される。前記ディスペンサー2は、出口開口24が下方に配向されるように上下を逆に配置して使用される。その後、容器本体20の壁は、一緒に押されて、液体貯蔵器21中の液体4が圧力に供される。この圧力は、出口弁25を開放させる。より具体的には、出口弁25の上流の出口通路23の部分の液体圧力が十分に高まるとすぐに、弁体27は、前記圧力の結果として回復ばね26の力に対抗して移動し、出口開口24の方向の、液体のための経路解放する。

0038

放出操作の後、出口弁25は再度閉鎖される。液体の残り(いわゆる残留液滴)が、液滴形成表面の形態で構成された出口開口24に、及び出口開口24に割り当てられかつ放出方向で見て出口弁25の下流に位置された出口通路23の一部に残留することは一般的である。出口弁25は、圧力依存態様で開放し、液体が液体貯蔵器21中に戻るように流れる可能性を排除する。

0039

保護キャップが正しい位置に配置されていない場合、残留液滴は、迅速に乾燥することができる。保護キャップが正しい位置に配置されている場合も迅速な乾燥を可能にするために、このタイプの保護キャップは、少なくとも一つの換気開口を有する。

0040

図2及び図3は、図1によるディスペンサー2のための保護キャップ3の第一及び第二の例示的実施形態を示す。図示された保護キャップ3は、内部31を外部環境に連通させるための複数の換気開口30を有する。保護キャップ3はそれぞれ、円柱状部分32及びそれに接続されたカバー部分33を含む。図2による保護キャップ3の場合、換気開口30は、円柱状部分32に与えられている。図3による保護キャップ3の場合、換気開口30は、カバー部分33に与えられている。換気開口30の数は、各場合において、当業者によって好適に選択されることができる。図2及び図3による好ましい実施形態では、保護キャップ3は、四つの均一に分布された換気開口30を有する。保護キャップ3は、射出成形の形態で製造されており、不正操作防止シール34を有する。このシール34は、ディスペンサーが最初に使用されるときに除去されることが必要である。それに加えて、図1によるディスペンサー2に締結するための締結要素35が、内部壁に与えられている。締結要素35は、不正操作防止シール34が除去されることなしに保護キャップ3が容器本体20から除去されること、及び/又は出口集成体22が容器本体20から取りはずされることを防止するように構成されている。それに加えて、保護キャップ3は、ディスペンサー2から繰り返し除去されて締結作用で正しい位置に配置されることができるように構成されている。この目的のため、保護キャップ3は、正しい位置に配置されるときにわずかに変形され、従って、プラスチック材料から形成された保護キャップ3の弾性回復力が締結作用を生じる。他の実施形態では、締結要素がこの目的のために与えられている。

0041

本発明によれば、保護キャップ3は、その上に不可逆的に除去可能な封止要素を配置し、この封止要素が、換気開口をカバーし、この封止要素によって、ディスペンサーが最初に使用される前に、換気開口30が、気密でかつ耐菌性になるように閉鎖されている。換言すれば、封止要素は、ディスペンサーが最初に使用される前に微生物が換気開口30を介して保護キャップ3の内部31に導入されることを防止する。

0042

図2及び図3による実施形態では、封止要素は、気密でかつ耐菌性のフィルム包装材料5の形態で設計されている。

0043

図2によるフィルム包装材料5は、巻き付けフィルムラベルの形態で構成されており、これは、スリーブの形態であり、円柱状部分32の換気開口30の領域に与えられている。図示されたフィルム包装材料5は、周囲領域50に沿って保護キャップ3に溶接されている。好ましくは、フィルム包装材料5は、ラグなど(図示せず)を有し、このラグなどは、フィルム包装材料5を除去する目的のために把持されることができる。

0044

図3によるフィルム包装材料5は、閉鎖された巻き付けフィルムラベルの形態で構成されており、本質的に保護キャップ3の全体をカバーする。図示されたフィルム包装材料5は、不正操作防止シール34に接続されており、例えば、それに溶接又は接着剤結合されており、従って、それと共に除去されることができる。

0045

図4図7は、図1によるディスペンサー2及び保護キャップ3を含む放出装置1の二つの構成を全体的な透視図で(図4及び図6)、並びに断面図で(図5及び図7)示す。ディスペンサー2の記述については、明細書の上述の部分を参照されたい。図4図7による保護キャップ3は、同様に本質的に図2及び図3による保護キャップ3に対応し、同様の参照符号が、同一の又は類似の要素のために使用されている。

0046

図8は、カバー部分33に与えられた換気開口30を有する、図3と同様の保護キャップ3を示す。

0047

図4図8に示された実施形態では、封止要素は、気密でかつ耐菌性の接着性ラベル6の形態で設計されている。

0048

図4図7の実施形態によれば、接着性ラベル6は、保護キャップ3の外部側に、換気開口30の領域に配置されている。図8の実施形態の場合、接着性ラベル6は、保護キャップ3の内部側に、換気開口30の領域に配置されている。

0049

図4及び図5による保護キャップ3の場合、換気開口30は、カバー部33に与えられており、ストリップ形態の接着性ラベル6は、カバー部分33中の換気開口30を包囲する領域から、保護キャップ3の長手方向軸に対して平行に延びる領域を介して、不正操作防止シール34まで延びる。従って、図4及び図5による接着性ラベル6は、使用のための指示などを有する文章(図示されず)が使用されるのに十分大きい寸法を有する。また、接着性ラベル6は、不正操作防止シール34に接続されており、従って、接着性ラベル6は、不正操作防止シールが除去されたときに解放されることができ、それ故、使用者によって容易に取りはずされることができる。それに加えて、接着性ラベル6は、引裂き開放ラグ60を有し、これによって、使用者は、接着性ラベル6を取りはずすために接着性ラベル6を把持することができる。

0050

図6及び図7による保護キャップ3の場合、換気開口30は、同様にカバー部分33に与えられている。しかし、ストリップ形態の接着性ラベル6は、不正操作防止シール34まで延びるよりもむしろ、カバー部分33中の換気開口30を包囲する領域のみにわたって延びる。引裂き開放ラグ60が、接着性ラベル6の除去のために与えられている。カバー表面33は、開口330を有し、これによって、引裂き開放ラグ60が真直ぐに把持されることができることを確実にする。

0051

換気開口30がカバー部分33に与えられていることは、図8による保護キャップ3にも当てはまる。ストリップ形態の接着性ラベル6は、カバー部分33の内部側に装着されており、除去のための引裂き開放ラグ60を有する。複雑な取り扱いを考慮して、これは、いったん使用者が接着性ラベル6を取りはずしたら、使用者は、それを内部側に再度装着することができないことを確実にする。有利な実施形態では、ディスペンサーが最初に使用されるために保護キャップ3が取りはずされたときに、接着性ラベルが少なくとも解放され、好ましくは自動的に(即ち、使用者によってとられるいかなる追加の手段なしに)一緒に取りはずされるように、接着性ラベル6は装着される。

0052

図9は、図3及び図8と同様の、換気開口30がカバー部分33に与えられた保護キャップ3を示すが、封止要素は、保護キャップ3上に射出成形された取りはずしラグ7の形態で設計されている。保護キャップ3及び取りはずしラグ7は、接続構成要素の形態で製造されることができ、特に、射出成形の形態で製造されることができる。好ましくは、材料弱化部などの形態の予め決定された破断点が、取りはずしラグ7と保護キャップ3の間の予め決定された破断領域に与えられる。ここで図示される取りはずしラグ7は、使用者によって把持されることができる突出端を有する。異なる実施形態では、取りはずしラグ7は、不正操作防止シール34と結合されており、不正操作防止シールの除去は、取りはずしラグの除去を生じる。これは、使用者にとって特に真直ぐな取り扱いを生じる。

0053

いったん封止要素5,6,7が除去されると、換気開口は、迅速な乾燥を補助する。それに加えて、図4図7に例示されるように、一つの実施形態では、吸収体要素8(これは、液体の輸送によってディスペンサー2の迅速な乾燥を補助する)が、保護キャップ3の内部側に、換気開口の領域に与えられている。吸収体要素8は、親水性の特徴を有する。残留液滴は、吸収体要素8によって吸収されて分布され、従って、迅速な乾燥を確実にする。図示された例示的な実施形態では、吸収体要素8は、カバー部分33に対して平行に配置されており、換気開口30をカバーする。図示された例示的な実施形態では、吸収体要素8の締結のため、締結アーム37が保護キャップ3の上に、カバー部分33の内部側に与えられている。図5及び図7からわかるように、保護キャップ3が締結された状態にあるとき、吸収体要素8は、出口開口24に割り当てられたディスペンサー2の上部の点と接触する。

0054

いったん封止要素5,6,7が除去されると、換気開口30を介した微生物の通常許容できる導入が考えられる。重要な用途において微生物が前記換気開口30を介して導入されるという問題を軽減するために、一つの実施形態では、吸収体要素8は、マイクロ濾過膜の形態で構成される。マイクロ濾過膜は、約0.2μmのカットオフを有し、従って、約0.2μm〜約5μmの寸法を有する細菌は、信頼性を持って抑止される。代替として、又はそれに加えて、一つの実施形態では、残留液滴が出口弁25の下流に集まる表面が抗菌性にされる。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 佐藤正勝の「 飲料用蓋体及び飲料用容器」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】氷等の内容物が飲み物と一緒に流出するのを防ぐ蓋体を提供する。【解決手段】飲料等が入れられる容器1の開口部11に取り付けられる蓋体2であって、前記蓋体2は、前記容器1の前記開口面11を覆う天板部... 詳細

  • 上海品務包装有限公司の「 盗難防止包装箱」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】盗難防止包装箱を提供する。【解決手段】本体10を含み、前記本体の中には空きチャンバ11が設けられ、前記空きチャンバの中にはスライド盤12が設けられ、前記スライド盤には置き台13が固定的に設けら... 詳細

  • 凸版印刷株式会社の「 抽出容器および抽出ユニット」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】廃棄物の容積を減らし、かつ内容物が無駄なく抽出できる抽出容器を提供する。【解決手段】抽出容器1は、内容物が充填される本体10と、内容物が抽出される穴を有し、本体に取り付けられる蓋50とを備える... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い法人

関連性が強い法人一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ