図面 (/)

技術 デュアルチャンバー乗客エアバッグ

出願人 ティーケーホールディングスインク.
発明者 アンダーソンクリストファーエル
出願日 2014年12月1日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2016-534695
公開日 2016年12月8日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2016-538186
状態 特許登録済
技術分野 エアバッグ
主要キーワード 総横断面積 呼び長さ 媒介部材 縫い物 目標数値 フロー制限 サブチャンバー ディバイダー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年12月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題・解決手段

第1の側、第1の側の反対側の第2の側、および第1と第2の側の間の流体連通を可能にする少なくとも1つの開口(112)を含むディバイダー(100)。バルブカバー(150,250,350,450)は少なくとも1つの開口上の第2の側に置かれる。バルブカバー(350,450)は、ディバイダー(100)に取り付けられている相対する第1の対の端(350b,350c,450d,450e)、該相対する第1の対の端の間に伸びる他の端(350s,450b)、およびディバイダー(100)に取り付けられた他の端(350s,450b)を有する。

概要

背景

本発明の背景技術
本発明は乗客エアバッグに関し、これは緊急事態(例えば前面または側面衝撃)時にガスで満たされる。

膨張式車両エアバッグのある用途では、エアバッグが膨張している間および/または車両乗客が膨張したエアバッグに接している間、エアバッグ内部の部分間のガス流れをコントロールすることが必要または望ましいかもしれない。この流れ制御は、エアバッグ内部部分間のガス・フロー規制するために配置し組み立てられたバルブ機構を使用して達成されることができる。バルブ機構は膨張時に、膨張流動方向の反対方向へのガスの逆流を制限しつつ、ガスが膨張中にエアバッグのすべての部分に自由に流れ込むことを可能にするように組み立てられてもよい。多くの既存のバルブ設計は、圧力差の変更に対して過度に長い反応時間を有する。既存の設計はさらに要求される程度にガス逆流を制限する点で効果がないか、および/または制作が難しい。

概要

第1の側、第1の側の反対側の第2の側、および第1と第2の側の間の流体連通を可能にする少なくとも1つの開口(112)を含むディバイダー(100)。バルブカバー(150,250,350,450)は少なくとも1つの開口上の第2の側に置かれる。バルブカバー(350,450)は、ディバイダー(100)に取り付けられている相対する第1の対の端(350b,350c,450d,450e)、該相対する第1の対の端の間に伸びる他の端(350s,450b)、およびディバイダー(100)に取り付けられた他の端(350s,450b)を有する。

目的

実施態様では、ディバイダーの中に形成されるガス流れ開口部のパラメータは、バルブ機構が下部のチャンバー104の中への上部のチャンバー102からのガス・フローによって開放状態強要される場合、希望時限内で、エアバッグ下部のチャンバーをスリットを介して充填するのに十分なガスの容積流量を可能にするために必要とされる総横断面積ガス流路を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

以下を含む、エアバッグ用のディバイダー:第1の側、第1の側の反対側の第2の側、第1と第2の側の間の流体連通を可能にする少なくとも1つの開口、および少なくとも1つの開口上の第2の側に置かれるバルブカバーを含み、該バルブカバーは、ディバイダーに取り付けられている相対する第1の対の端、該相対する第1の対の端の間に伸びる他の端、およびディバイダーに取り付けられた他の端を有する。

請求項2

第1の側の圧力が第2の側の圧力より大きい時、該バルブカバーは圧力差に反応して少なくとも1つの開口の端とは間隔を置いて配置されるように組み立てられ、また第2の側の圧力が第1の側の圧力より大きい時、カバーは圧力差に反応してディバイダーと接触し、少なくとも1つの開口の端とオーバーラップするように組み立てられる、請求項1記載のディバイダー。

請求項3

以下を含むエアバッグ:エアバッグの内部を画定する外側シェル;および内部をディバイダーの第1の側の第1のチャンバーと、ディバイダーの第2の側の第2のチャンバーに分割するように内部に配置した請求項1記載のディバイダー。

請求項4

請求項3記載のエアバッグを含む車両乗員保護システム

請求項5

請求項3記載のエアバッグを含む車両。

請求項6

少なくとも1つの開口が1組の相対し共軸の端部を有する縦のスリットである、請求項1記載のディバイダー。

請求項7

請求項3記載のエアバッグを含むエアバッグ・モジュール

請求項8

第1の側と第2の側の間の流体連通を可能にするように組み立てられた複数の開口、および該複数の開口の各開口上の第2の側に置かれた別個のバルブカバーをさらに含む、請求項1記載のディバイダー。

請求項9

第1の対の端、および他の端がディバイダーに取り付けられ、第1の組の対の端と他の端およびディバイダーの間にサブチャンバーを形成し、他の端は、サブチャンバーを1組のより小さなチャンバーに分割するように複数の開口の開口間に伸びる縫い目に沿ってディバイダーに取り付けられ、それぞれのより小さなチャンバーは、複数の開口の開口部分から流れるガスを受け取るように構成される、請求項8記載のディバイダー。

請求項10

前記複数の開口の開口部分がそれぞれ1組の相対し共軸の端部を有する長さ方向のスリットであり、それぞれのスリットは縦軸を有し、該縦軸は互いに平行に伸びる、請求項8記載のディバイダー。

請求項11

ディバイダーに沿って形成された少なくとも1つのディバイダー・ベント孔をさらに含む、請求項1記載のディバイダー。

請求項12

少なくとも1つのベント孔が、ディバイダーに作動可能に連結されたバルブカバーの端に沿って形成される、請求項11記載のディバイダー。

請求項13

以下を含むエアバッグ用のディバイダー:第1の側、第1の側の反対側の第2の側、第1と第2の側の間の流体連通を可能にする少なくとも1つの開口、少なくとも1つの開口上の第2の側に置かれるバルブカバーを含み、該バルブカバーは、ディバイダーに取り付けられている相対する第1の対の端、およびディバイダーに取り付けられていない相対する第2の対の端を有する、ここで第2の組の向かい合った端の間に存在するカバーの一部は、第2の側の圧力とそれよりも大きな第1の側の圧力との圧力差に反応して、第2の組の向かい合った端のひとつの端とディバイダーとの距離よりも大きな距離でディバイダーと間隔を置くように構成される。

請求項14

以下を含むエアバッグ:エアバッグの内部を画定する外側シェル;および内部をディバイダーの第1の側の第1のチャンバーと、ディバイダーの第2の側の第2のチャンバーに分割するように内部に配置した請求項11記載のディバイダー。

請求項15

請求項14記載のエアバッグを含む車両乗員保護システム。

請求項16

請求項14記載のエアバッグを含む車両。

請求項17

請求項14記載のエアバッグを含むエアバッグ・モジュール。

請求項18

ディバイダーに沿って形成された少なくとも1つのディバイダー・ベント孔をさらに含む請求項14記載のディバイダー。

請求項19

少なくとも1つのベント孔が、ディバイダーに作動可能に連結されるバルブカバーの端に沿って形成される、請求項18記載のディバイダー。

請求項20

以下を含むエアバッグ用のディバイダー:第1の側、第1の側の反対側の第2の側、第1と第2の側の間の流体連通を可能にする少なくとも1つの開口、少なくとも1つの開口上の第2の側に置かれるバルブカバーであって、ディバイダーとバルブカバーの間にサブチャンバーを画定するバルブカバーを含み、該バルブカバーは、ディバイダーに取り付けられている相対する第1の対の端、およびディバイダーに取り付けられていない相対する第2の対の端を含み、相対する第2の対の端の間の距離は、相対する第2の対の端のどちらかにおけるサブチャンバーの最も狭い幅よりも狭い。

請求項21

ディバイダーに沿って形成された少なくとも1つのディバイダー・ベント孔をさらに含む請求項20記載のディバイダー。

請求項22

少なくとも1つのベント孔が、ディバイダーに作動可能に連結されるバルブカバーの端に沿って形成される、請求項21記載のディバイダー。

請求項23

以下を含むエアバッグ:エアバッグの内部を画定する外側シェル;該内部に配置された請求項20記載ディバイダーであって、内部をディバイダーの第1の側の第1のチャンバー、およびディバイダーの第2の側の第2のチャンバーに分割するディバイダー。

請求項24

請求項23記載のエアバッグを含む車両乗員保護システム。

請求項25

請求項23記載のエアバッグ車両。

請求項26

請求項23記載のエアバッグを含むエアバッグ・モジュール。

技術分野

0001

関連出願の相互参照
本出願は、2013年11月29日に申請された米国仮出願番号61/910,278の優先権を要求する。その開示全体は、参照され本明細書に組込まれる。

背景技術

0002

本発明の背景技術
本発明は乗客エアバッグに関し、これは緊急事態(例えば前面または側面衝撃)時にガスで満たされる。

0003

膨張式車両エアバッグのある用途では、エアバッグが膨張している間および/または車両乗客が膨張したエアバッグに接している間、エアバッグ内部の部分間のガス流れをコントロールすることが必要または望ましいかもしれない。この流れ制御は、エアバッグ内部部分間のガス・フロー規制するために配置し組み立てられたバルブ機構を使用して達成されることができる。バルブ機構は膨張時に、膨張流動方向の反対方向へのガスの逆流を制限しつつ、ガスが膨張中にエアバッグのすべての部分に自由に流れ込むことを可能にするように組み立てられてもよい。多くの既存のバルブ設計は、圧力差の変更に対して過度に長い反応時間を有する。既存の設計はさらに要求される程度にガス逆流を制限する点で効果がないか、および/または制作が難しい。

発明が解決しようとする課題

0004

したがって、衝突事象中に膨張したエアバッグの部分による過度のガス低下を防ぐために迅速な応答時間を備えたフロー制限バルブ設計のための必要が存在する。

課題を解決するための手段

0005

発明の要約
ここに記述された実施態様の1つの態様では、エアバッグのためのディバイダーが提供される。ディバイダーは第1の側、第1の側の反対側の第2の側、および第1と第2の側の間の流体連通を可能にする開口を含んでいる。バルブカバーは少なくとも1つの開口上の第2の側に置かれる。バルブカバーは、ディバイダーに付けられている相対する第1の対の端、該相対する第1の対の端の間に伸びる他の端、およびディバイダーに付けられた他の端を有する。実施態様の別の態様では、エアバッグのためのディバイダーが提供される。ディバイダーは第1の側、第1の側の反対側の第2の側、および第1と第2の側の間の流体連通を可能にする開口を含んでいる。バルブカバーは少なくとも1つの開口上の第2の側に置かれる。バルブカバーは、ディバイダーに取り付けられた相対する第1の対の端、およびディバイダーに取り付けられていない相対する第2の対の端を有する。第2の組の向かい合った端の間に存在するカバーの一部は、第2の組の向かい合った端のひとつの端とディバイダーとの距離よりも大きな距離でディバイダーと間隔を置くように構成され、第2の側の圧力と、それよりも大きな第1の側の圧力との圧力差に反応するようにされる。

0006

実施態様の別の態様の中では、エアバッグのためのディバイダーが提供される。ディバイダーは第1の側、第1の側の反対側の第2の側、および第1と第2の側の間の流体連通を可能にする開口を含んでいる。バルブカバーは少なくとも1つの開口上の第2の側に置かれる。バルブカバーは、ディバイダーに取り付けられた相対する第1の対の端、およびディバイダーに取り付けられていない相対する第2の対の端を有する。第2の組の向かい合った端の間のカバーの幅は、第2の組の向かい合った端の一方の端に沿ったカバーの幅よりも小さい。

図面の簡単な説明

0007

図1は、実施態様に従うエアバッグ・ディバイダーおよびフロー制限バルブ機構を組込む乗客側エアバッグ(膨張した状態で)の透視図である。
図2は1つの特別の実施態様に従うバルブカバーの平面図であり、下部のチャンバーからディバイダーの方向を見た図を示す。
図3Aは別の特別の実施態様に従うバルブカバーの平面図であり、下部のチャンバーからディバイダーの方向を見た図を示す。
図3Bは、ディバイダーにマウントされた図3Aのバルブカバーの横断面の側面図を示す。
図4Aは、1つの特別の実施態様に従うフロー制限バルブ機構の平面図であり、開放状態中のバルブを、上部のチャンバーからディバイダーの方向を見た図を示す。
図4Bは、図4Aのバルブ機構の横断面の側面図を示す。
図4Cは、図4Bに示されるバルブ機構の一部の横断面の端面図を示す。
図4Dは、図4Bに示されるバルブ機構の一部の横断面の側面図を示す。
図4Eは、図4C−4Dのバルブカバーを示すディバイダーの一部の断面図であり、チャンバー104へチャンバー102から開口412aを通ってガス流れを強要する圧力差による開放状態での図である。
図4Fは、チャンバー102へ開口412aを通ってチャンバー104からガスを逆方向に戻す圧力差による閉止状態でのバルブカバーを示す図4Eの断面図である。
図4Gは、閉止状態中の図4C−4Dのバルブカバーを示し、下部のチャンバー104からディバイダーの方向を見た図を示す。
図5Aは、ディバイダー・パネルに取り付けたバルブ機構の別の実施態様での、エアバッグの一部の部分断面の側面図である。
図5Bは、図5Aのバルブ機構の実施態様を示す、図5Aのエアバッグの一部の部分的な横断面の正面図である。
図6は、ここに記述された実施態様に従う、バルブ機構を組込むエアバッグを含む典型的な車両乗員保護システムの略図である。
図7は、下部のチャンバーからディバイダーの方向を見たディバイダーの平面図であり、該ディバイダーは記述された実施態様に従うバルブカバーを含み、ディバイダーの両側間の流体連通を可能にする少なくとも1つのディバイダーベント孔をさらに含む。

実施例

0008

詳細な記述
全ての図面において、類似する参照数字は類似の部分を参照する。さらに、明細書に記載された種々の態様の寸法について目標数値が記載されているが、製造公差のような要因によりこれらの値が変わってもよいことは理解される。そのような変化はここに記述された実施態様の範囲内であると企図される。

0009

本発明の実施態様が図面を参照して以下に述べられる。当業者は、ここに記述された本発明の実施態様に適用可能なエアバッグ設計、構成およびオペレーションの様々な態様を理解するだろう。たとえば、米国特許番号6886857、7857347、8128124および8322748は、多くのそのような態様について記述する。また、その全体は参照され、本明細書の一部として組み込まれるが、何らかの制限を意図するものではない。

0010

図1は、乗客側エアバッグ10(膨張した状態で)の1つの実施態様の透視図である。図1に示されるエアバッグ実施態様は、3枚のパネルから形成される。具体的には、エアバッグは、メインパネル12,左側(着席した乗客からエアバッグを見る場合)パネル14、および左側パネル14と反対側の右側パネル16から形成される。側面パネル14および16の各々は、ほぼ平面である(エアバッグ10が膨張していない場合)。メインパネル12は左と右のパネルを接続し、エアバッグ10のまわりを包む。その結果、メインパネル12の右の端の全体はシーム70に沿って(例えば裁縫(stitching)、縫い物(sewing)、接着による取り付けあるいは他の適切な手段による)左側パネル14に接続され、メインパネル12の左の端の全体は、シーム72に沿って(例えば裁縫、縫い物、あるいは他の適切な手段による)右側パネル16に接続される。
パネル12、14および16は、組み合わされてエアバッグの内部を画定する外側シェルを形成する。

0011

メイン・パネル12は正面のインパクト面または乗員接触面20、および後部インフレーション面22の両方を有する。サイドパネル14および16、ならびにメイン・パネル12は組み合わされて、さらにガスがエアバッグに吹き込まれるエアバッグの口22aを画定する。エアバッグ10のまわりを包んだ後に、メイン・パネル12の端部は後部インフレーション面で連結される。さらに、後ろのインフレーション側22にはインフレーター(図示せず)を受け取るサイズにされたスリット(図示せず)を有し、さらに自動車(あるいは他の装置)の本体へエアバッグ10を固定するように構成されるボルト(あるいは他の適切なファスナー)を受け取るサイズにされた穴部(図示せず)を有することができる。上部のチャンバー102を画定するパネル12、14、16の1つ以上の部分は、その内部に1以上のベント(図示せず)を組込み、乗客とエアバッグの間の接触の間に制御された態様で上部のチャンバーからガスを放出する。

0012

図1を参照する。ディバイダー100は縫われるか、あるいは他の方法で、メインエアバッグパネル、右および左のエアバッグパネルと、その内表面にディバイダーの周囲に沿って適切に取り付けられる。ディバイダー100はパネル内表面に取り付けられ、ディバイダーが取り付けられているパネルと、ディバイダーとの間にガスタイトシール(gas-tight seal)を形成する。ディバイダー100は、第1あるいは上部のチャンバー102および第2のあるいは下部のチャンバー104にエアバッグ内部を分割する。図1に示される実施態様では、ディバイダーは乗員接触面20に取り付けたリーディングエッジ100aを有し、1組の相対する端はサイドパネル14および16のそれぞれに取り付けられ、後端部は、エアバッグの後部インフレーション面に沿ってメイン・パネル12に取り付けられる。 パネル12、14および16に取り付けられた時、ディバイダー100は上部のチャンバー102に面しその内部にある1つの側あるいは面、および下部のチャンバー104に面しその内部にある1つの側あるいは面を有する。

0013

パネル12、14、16およびディバイダー100は既知の方法で、ガスを通さない織物あるいは他の適切なガスを通さない材料から形成されることができる。

0014

チャンバー間ベント機構は、ディバイダーへ加えられるかまたは他の方法で作動可能に組み合わされ、ガスが下部のチャンバーの中へ上部のチャンバーから流れ、さらに上部のチャンバー102へ下部のチャンバー104から逆流することを制限することを可能にする。1つの実施態様では、ベント機構はディバイダー100内に形成された1または複数の開口(図1に要素112aとして模式的に示される)、および上部および下部のチャンバーの間のそれぞれの開口112aを通るガスフローをコントロールするためにディバイダー100へ作動可能に組み込まれた流れ制御バルブ機構(図1に要素112として模式的に示される)の形態をしている。バルブ112は、本明細書に記述された方法で、エアバッグ内部中のガスフローをコントロールするのにふさわしい多くの構造のうちのいずれであってもよい。

0015

実施態様では、ディバイダーの中に形成されるガス流れ開口部のパラメータは、バルブ機構が下部のチャンバー104の中への上部のチャンバー102からのガス・フローによって開放状態へ強要される場合、希望時限内で、エアバッグ下部のチャンバーをスリットを介して充填するのに十分なガスの容積流量を可能にするために必要とされる総横断面積ガス流路を提供するように特定される。希望の流量を可能にするために必要とされる開口寸法および/または開口の数は、既知の方法を使用して、実験作業によって、分析的にあるいは試行錯誤により決定されてもよい。

0016

図2−3Bおよび図5A−5Bの中で示される実施態様では、少なくとも1つの円状の開口112aは、上部のチャンバー102と下部のチャンバー104の間の流体連通を可能にするために提供される。単一の開口112aは図1、2および5に示される実施態様の中で提供されるが、複数の開口が使用されてもよい。あるいは、ここに記述されるように、開口112aは円以外の形(複数可)を持っていてもよい。各々の開口112aは端112bによって画定される。

0017

実施態様では、フロー制限バルブ機構112は、上部のチャンバーの中への下部のチャンバーからのガスの逆流を制限しつつ、ガスが上部のチャンバー102に流れ込みまたは滞在し、下部のチャンバー104の中へ開口112aを通って自由に流れることを許容するように配置され組み立てられる。さらにこの目的のために特別の実施態様では、フロー制限バルブ機構112はエアバッグの充填方向とは反対の方向(つまり第2のチャンバーから第1のチャンバーに戻る方向)にガスを押す傾向にある上部のチャンバーと下部のチャンバーとの間の圧力差の発生に反応して閉じるように組み立てられる。この圧力差に応じたバルブの閉止は、下部のチャンバー中での、比較的高く保持された保持圧力延長された維持を支援する。そのような逆の圧力差は、たとえばエアバッグ・インフレーション中あるいはそのインフレーションの後に、下部のチャンバー104に沿ってエアバッグ外部と接触する車両乗客に反応して生ずる場合がある。開口112aを通る下部のチャンバー104の中への上部のチャンバー102からのガス流速は、開口112aの寸法およびバルブの構造および寸法のコントロールによりコントロールすることができる。

0018

フロー制限バルブ機構の実施態様では、バルブカバーがディバイダーと、バルブカバーがオーバーラップして配置される、ディバイダー開口の全ての端を囲む連続的な接触領域R(同様にたとえば、図4Gの開口412aを取りかこむ連続領域R)に接触しているときに「閉止」状態であると考えられる。このときバルブカバーはバルブカバーがそれに沿って配置されるディバイダーの面に沿って、オーバーラップして配置される。この状態では、バルブカバーは開口および/または、バルブカバーがオーバーラップして配置される開口の端を囲むか隣接するディバイダーの一部の端と接触してもよい。この状態では、下部のチャンバー104からディバイダー開口までのガスのただ一つの経路は、ディバイダーと、ディバイダーに接するバルブカバーの一部の間にある。したがって、この状態では、バルブカバーは、上部のチャンバー102の中への下部のチャンバー104からのガスの逆流に最大の制限を提供するだろう。

0019

さらに、ここに使用される場合、フロー制限バルブ機構の実施態様は、バルブカバーがオーバーラップするように配置されるディバイダー開口と接していないかまたは間隔を置いて(例えば、図4Gの中の開口412aのすべての端412bと接していないかまたは間隔を置いて)機構のバルブカバーが存在している場合、「開いた」状態であると考えられる。この状態では、ガスは、ディバイダー開口を通って自由に流れて、ディバイダー開口を通り抜けた後に関連するバルブカバーに当たってもよい。

0020

図1は、ここに記述された実施態様に従う、エアバッグ・ディバイダー100およびフロー制限バルブ機構を112を組込む、乗客側エアバッグ(膨張した状態で)の透視図である。図5Aは、バルブカバー150がディバイダー・パネル100に取り付けられたの1つの実施態様を示すエアバッグの一部の部分的な横断面の側面図である。図5Bは、図5Aのバルブカバー実施態様150を示すエアバッグの一部の部分的な横断面の正面図である。

0021

実施態様の1つの態様の、図1、5Aおよび5Bを参照する。バルブカバー150は、ディバイダー開口112aにオーバーラップするように下部のチャンバー104に存在するディバイダー100の面100bに取り付けられる。この位置では、開口112aを通って流れるガスは、下部のチャンバーへ拡散するか広がる前にカバー150に当たるだろう。複数の開口112aがディバイダー100に形成される実施態様では、バルブカバーはここに記述された方法で機能しつつ、開口のすべてにオーバーラップするように組み立てられる。他の実施態様で、複数の開口112aが使用され、図5Aおよび5B、および本明細書に記述されるように個別のカバー150が開口の各々の上に配置される。

0022

図5Aおよび5Bでは、カバー150はボディ150a、メイン・パネル12の前方部に比較的接近して配置された第1の端150b、および第1端150bからボディの反対側に沿って配置したエアバッグ後部インフレーション面22に比較的接近している第2の端150fを有する。カバー150は第1の端部150c、および第1の端の反対の第2の端部150dを有する。カバー150は縫うか、あるいは他の方法により、カバー端部とディバイダー100の間のガスタイトシールを形成するようにディバイダー100へ端150fおよび150bに沿って適切に取り付けることができる。端部150cおよび150dはディバイダーに取り付けられず、ガスが開口112aを通って(カバー150との接触によってそらされて)流れ、ディバイダーとカバーの開口端部150cおよび150dの間に形成された通路170aと170bを通って流れることを許容する。ガスは下部のチャンバー104の中へ通路170aおよび170bを通って流れる。

0023

図5Aおよび5Bに示される実施態様では、カバー150はディバイダー100取り付けられる。その結果、開放端150cおよび150dは反対側のエアバッグ・サイドパネル14および16(図示せず)にガスを向ける。しかしながら、カバーはディバイダーに取り付けられてもよい。その結果、カバーの端は特定用途の必要によって、任意の1または複数の所望の方向にガス・フローを向けるように適応される。

0024

図5Aおよび5Bを参照する。ここに記述されたバルブカバー150の実施態様では、取り付けられていないボディ150aおよびカバーの端部150cおよび150dが、開口112aを通ってカバーに当たるガス流れに反応して。(あるいは上部のチャンバー圧力が下部のチャンバー圧力より大きい圧力差に反応して)ディバイダーから離れるように動き、それによってポケットあるいはガス受容サブチャンバー160を形成するようにカバーが構成され、ディバイダー100に取り付けられる。

0025

図5Bに見られるように、端部150cおよび150dの間のボディ150aの一部は、開口112aを通って流れるガスによりカバーが膨らむとき、ディバイダー100から伸びるカバーの開口端150cおよび150dのどちらかの低い高さLよりも低い位置に存在するくぼみを形成するように構成される。くぼみおよびサブチャンバー160は、衝突するガスの一部が様々な方向にそらされ曲がることによって乱流となる領域を提供し、それによりディバイダー100と端部150cおよび150dとの間に形成された通路170aと170bを通ってサブチャンバーを出る前に、混合と統合を起こしエネルギーを低下させる。特別の実施態様では、開口112aを通って流れるガスも、サブチャンバー160内に滞在する間にさらに冷やされる。所望であれば、1以上のエアバッグ・パネルおよび/またはディバイダーはガス冷却を促進する熱を吸収する物質で形成され(あるいはコーティングされ、あるいは含浸され)ることができる。レベルL(図5B)のより下のくぼみ150gの深さDは、サブチャンバー160内のガスの平均滞留時間に影響すると信じられている。すなわち、深さDが大きいほど、通路170aおよび170bを通ってサブチャンバーを出る前のサブチャンバー160内のガスの平均滞留時間は長い。この深さDは、ガスの平均滞留時間を増加させるか減少させるように特定用途の必要条件により指定することができる。

0026

別の方法を述べる。開口112aを通ってカバーに当たるガス流れに反応して(または上部のチャンバー圧力が下部のチャンバー圧力より大きい圧力差に反応して)、ディバイダーと端150dと150cのいずれかの間の最大の距離Lより大きい距離D+Lでディバイダーと間隔をおいて、取り付けられていない端150dおよび150cの間にカバーの一部が配置されるように、カバー150は組み立てられる。

0027

バルブカバー実施態様の別の態様では、カバー150は開口112aとオーバーラップさせるように構成されディバイダー100に取り付けた。下部のチャンバー圧力が上部のチャンバー圧力よりも大きく(そのために、開口112aを通って下部のチャンバー104からガスを戻すように強要する傾向がある)、逆方向の圧力あるいは他の圧力差が生じる場合、カバーボディ150aは開口112aへの方向に押され閉止状態になるだろう。ここで、カバーは、カバー150がその上に置かれるディバイダーの側面に沿って、開口を囲む連続的な領域(図4Gの中で示される領域Rと同様)に沿ってディバイダーと接触し、それにより開口を閉鎖してチャンバー102の中へのガスの逆流を制限する。そのような逆の圧力差は、たとえばエアバッグ・インフレーション中またはインフレーションの後に、下部のチャンバー104に沿ってエアバッグ外部と接触する車両乗客に反応して生じる。

0028

図2は1つの特別の実施態様に従うバルブカバー250の平面図を示し、ディバイダーの下側から見た図(つまり第2のチャンバー104の内でディバイダーに向けた図)である。図2に示される実施態様では、カバー250はボディ250a、ディバイダー100に取り付けられボディに対して凹形状を持っている第1の端250b、および第1端250bからボディの対向面に沿って配置した第2の端250cであって、ディバイダー100に取り付けられボディに対して凹形状を持っている第2の端を有する。カバー250はさらに第1の開口または取り付けられていない端250d、第2の開口または取り付けられていない端であって、第1の端と相対する端250cを有する。カバーは取り付けられていない端250dと250eの間に伸びる、取り付け長さL3を有する。

0029

図2に示される実施態様では、単一の開口112aがディバイダーの中に形成される。
しかしながら、先に述べられたように、多数のガス・フロー開口部もディバイダーを通して形成されてもよい。

0030

特別の実施態様では、開口に特別の要求を満たすために必要とされる任意の形あるいは寸法であってもよいが、開口112aは円形で、120ミリメートルの直径D5を有する。

0031

カバー250は縫われてもよいか、あるいは他の方法で、カバー端部とディバイダー100の間にガスタイトシールを形成するように、ディバイダー100への端250cおよび250bに沿って適切に取り付けられた。端部250eおよび250dはディバイダーに取り付けられておらず、それにより開口112aを通ってガスが流れることを許容し、カバー250と接触して流れを変え、カバー開口端250eと250d、ディバイダーの間を流れ、下部のチャンバー104の中へ入るようにする。カバー250は、図5Aおよび5Bの中で示されるように開口112aを通って流れるガスに反応するように組み立てられ、ディバイダー100に付けられてもよい。より具体的には、先に記述されたように、カバー250は開口112aを通るガス流れに反応してくぼみおよびサブチャンバー260を形成するように組み立てられ、ディバイダー100に付けられてもよい。

0032

図2に示される実施態様では、カバー250はディバイダー100に取り付けられ、その結果ガス流路270aおよび270bがカバー末端または端250dと250e、およびディバイダーの間に形成され、反対のエアバッグ・サイドパネル14および16にガスを向ける。しかしながら、ディバイダーに付けられた時のカバーのすべての開放端も、特定用途の必要条件に応じて任意の所望の1以上の方向にガス・フローを指向するように適応させられてもよい。

0033

図2に示された実施態様で、少なくともサブチャンバー260の一部の幅W1は、カバー250とディバイダー、取り付けられていないカバーの末端あるいは端250dおよび250eの間として定義され、端250dと250eのどちらかのサブチャンバーの最も狭い幅W2よりも短い。このサイズの差は、ガスがディバイダー開口112を通り抜ける場所に近いサブチャンバーの中央の部分よりも、取り付けられていない端250eおよび250dに沿ったサブチャンバー260の開放端をより広くする。ガスがカバー端部250eおよび250dに向けて開口112から流れるので、ガス圧力をある程度落ちることができる。

0034

バルブカバー250も、取り付けられていないボディ250aおよびカバーの端部250dおよび250eが、カバーに当たる開口112aを通って流れるガスに反応して(あるいは上部のチャンバー圧力が下部のチャンバー圧力より大きい圧力差に反応して)、ディバイダーから離れる方向に動き、それによってポケットあるいはガス受容サブチャンバーを形成するように構成されディバイダーに取り付けられる。

0035

カバー250は、開口112aとオーバーラップさせるように構成されディバイダー100に取り付けた。下部のチャンバー圧力が上部のチャンバー圧力よりも大きく(そのために、開口112aを通って下部のチャンバー104からガスを戻すように強要する傾向がある)、逆方向の圧力あるいは他の圧力差が生じる場合、カバーボディ250aは開口112aへの方向に押され閉止状態になるだろう。ここで、カバーは、カバー250が置かれるディバイダーの面に沿って開口を取り囲む連続的な領域(図4Gの中で示される領域Rに類似する)に沿ってディバイダーと接触し、ガスの開口を閉鎖し、チャンバー102の中へのガスの制限する。そのような逆方向の圧力差が、たとえばエアバッグ・インフレーション中に、あるいはインフレーションの後に下部のチャンバー104に沿ってエアバッグ外部と接触する車両乗客に反応して生じてもよい。

0036

図3Aは、第2のチャンバー104からディバイダーの下側を見た時の、別の特別の実施態様のバルブカバー350の平面図を示す。図3Bは、ディバイダー100にマウントされた図3Aのバルブカバーの部分的な横断面の側面図を示す。

0037

図3Aおよび3Bの中で示される実施態様では、カバー350はボディ350aを有し、ディバイダー100に取り付けた第1の端350b、第1端350bからボディの反対側に沿って配置されディバイダー100に取り付けられた第2の端350cを有する。カバー350はさらに第1の端部350dおよび第1の端部の反対側の第2の端部350eを有する。図3Aおよび3B中で示される実施態様では、カバー350はディバイダーに形成された1対のガス・フロー開口112aの上に重なっている。特別の実施態様の中で、開口112aは54ミリメートルのD6aおよびD6bという等しい直径を持っているが、それぞれの開口は特別の要求を満たすために必要とされる任意の特別の形あるいは寸法を有することができる。

0038

カバー350は縫われてもよいか、あるいはカバー端部とディバイダー100の間にガスタイトシールを形成するようにディバイダー100の端350cおよび350bに沿って適切に取り付けられることができる。端部350eおよび350dはディバイダーに取り付けられず、それによって、開口112aを通って流れてカバー350と接触し、カバー開放端とディバイダーの間を流れ、下部のチャンバー104の中へ入ることを許容する。さらに、カバー350はディバイダー100に、開口112aの間で形成され、ディバイダー100に取り付けている継ぎ目取り付け端350cおよび350bの間を伸びるガスタイトシーム(gas-tight seam)350sに沿って取り付けられる。これはサブチャンバー360を1ペアのより小さなチャンバー360aおよび360bに分割する。以前に記述されたように、より小さなチャンバーはそれぞれ関連する開口112aの1つからのガス・フローを受け取るように組み立てられる。また、このガスがカバーのそれぞれの350eと350dの1つの方へ流れるように向ける。

0039

図3Aおよび3Bの中で示される実施態様では、カバー350はディバイダー100に取り付けられ、その結果、開放端350eおよび350dは相対するエアバッグ・サイドパネル14および16にガスを向ける。しかしながら、ディバイダーに付けられた時のカバーのどんな開放端も、特定用途の必要条件によって、任意の所望の1以上の方向にガス・フローを向けるように適応させられてもよい。

0040

端350eおよび350dおよびシーム350sと端350eおよび350dの間に存在するボディ350aの取り付けられていない部分が、開口112aを通ってカバーに当たるガス流れに反応して(あるいは上部のチャンバー圧力が下部のチャンバー圧力より大きい圧力差に反応して)ディバイダーから離れるように動き、それによってポケットあるいはガス受容サブチャンバーをディバイダーとカバー350の間に形成するようにカバー350が構成され、ディバイダー100に取り付けられる。

0041

カバー350は開口112aとオーバーラップさせるように構成されディバイダー100に取り付けた。下部のチャンバー圧力が上部のチャンバー圧力よりも大きく(そのために、開口112aを通って下部のチャンバー104からガスを戻すように強要する傾向がある)、逆方向の圧力あるいは他の圧力差が生じる場合、シーム350sと端350eおよび350dの間に存在するボディ350aの取り付けられていない部分は、開口112aへの方向に押され閉止状態になるだろう。ここで、カバーは、カバー350がその上に置かれるディバイダーの面に沿って、開口を囲む連続的な領域(図4Gの中で示される領域Rに似ている)に沿ってディバイダーと接触し、それにより開口を閉鎖してチャンバー102の中へのガスの逆流を制限する。そのような逆の圧力差は、たとえばエアバッグ・インフレーション中またはインフレーションの後に、下部のチャンバー104に沿ってエアバッグ外部と接触する車両乗客に反応して生じる。

0042

図4A−4Dを参照する。別の実施態様では、図1のリーディングエッジ100aに似ているリーディングエッジ400aを有するディバイダ400内に形成される、少なくとも1つの縦のスリットあるいはジル412aの形をしている1つ以上のガス・フロー開口の形に流れ制限バルブが形成される。各々の開口412aは端412bによって画定される。示された実施態様では、複数のスリット412aが使用され、それらはすべて等しい長さL1を有し、各々互いに平行に伸びる軸である縦軸L7を有する。しかしながら、特定用途の必要条件を満たすために、スリット412aのうちのどれも任意の希望の長さを有することができ、および/または任意の方向に多数の平行ではない軸に沿って伸びてもよい。各々の開口412aは1以上の端412bによって定義される。さらに、以前に述べられたように、スリットの寸法は、バルブ機構が下部のチャンバー104の中への上部のチャンバー102からのガス・フローによって開放状態へ強要される場合に、エアバッグ下部のチャンバーを希望の時限内で充填するのに十分な、スリットを通るガスの容積流量を可能にするために必要とされる合計の横断面のガス流出流路面積を提供するように特定される。希望の流量を可能にするために必要とされるスリットの寸法および/または数は、既知の方法を使用して、実験によって、分析的にあるいは反復して決定されてもよい。

0043

特別の実施態様では、各々のスリット412aは200ミリメートルの呼び長さL1を有する。

0044

特別の実施態様では、各々のスリット412aは縦方向に、1組の相対する共軸の端部を有する。

0045

特別の実施態様では、スリット412aは互いに平行に伸び、20ミリメートルの距離L5だけ離れた長さ方向の端部を有する。特別の実施態様では、スリット412aは、ディバイダーの長さM2の部分M1に沿って均等に配置される。ここで部分M1はディバイダーが平坦面に置かれた場合にディバイダーの全体長さM2の40%を構成する。

0046

図4A−4Dの中で、フロー制限バルブ機構の実施態様は、さらにそれぞれのスリット412aに重なりオーバーラップさせるように配置される別個のカバー450を含んでいる。カバー450はそれぞれボディ450a、第1の端450b、第1の端の反対の第2の端450c、および相対する1対の端部または端450dおよび450eを有する。第1の端450bは縫われてもよいか、あるいはガスタイトシールをその間に形成するような他の方法でディバイダー400に取り付けられる。各々の端部450dおよび450eも縫われてもよいか、あるいは端部とディバイダーの間にガスタイトシールを形成するような他の方法でディバイダー400に取り付けられる。
端450cはディバイダーに取り付けられない。

0047

さらに、開口412aを通って流れてバルブカバーに当たるガスに反応するか、または上部のチャンバー圧力が下部のチャンバー圧力より大きい圧力差に反応して、少なくともボディ450aおよび第2の端450cがディバイダーから遠ざけられることを強要されることを可能にするように、カバー450は組み立てられ、ディバイダーに付けられている。この例では、圧力差はカバー450とディバイダーの間にガス流出流路あるいはガス受容サブチャンバー450p(図4Cおよび4D)を形成し、下部のチャンバー104の中へカバーおよびディバイダーの間から導く。

0048

カバー450は、開口412aとオーバーラップさせるように構成されディバイダー400に取り付けられる。下部のチャンバー圧力が上部のチャンバー圧力よりも大きく(そのために、開口112aを通って下部のチャンバー104からガスを戻すように強要する傾向がある)、逆方向の圧力あるいは他の圧力差が生じる場合、カバーボディ450aは開口112aへの方向に押され閉止状態になるだろう。ここで、カバーは、カバー450が置かれるディバイダーの面に沿って開口を取り囲む連続的な領域(図4Gの中で示される領域Rに類似する)に沿ってディバイダーと接触し、ガスの開口を閉鎖し、チャンバー102の中へのガスの制限する。そのような逆の圧力差は、たとえばエアバッグ・インフレーション中に、あるいはそのインフレーションの後に下部のチャンバー104に沿ってエアバッグ外部と接触する車両乗客に反応して生じてもよい。

0049

図4Eは、チェンバー102から開口412aを通ってチェンバー104までガスを強要する傾向がある圧力差がある場合に、開放状態にある図4C−4Dのバルブカバーを示すディバイダーの一部の断面図である。図4Fは、チェンバー104から開口412aを通ってチェンバー102までガスを強要する傾向がある圧力差がある場合に、閉止状態にあるバルブカバーを示す図4Eの断面図である。図4Gは、開口412aを囲む連続的な部位Rに沿ってディバイダーに接するバルブカバー450と共に、閉止状態のバルブ機構を示す。図4Gは、閉止状態のバルブカバー450を示し、これはディバイダー400とディバイダー開口412aの端412bの近傍で接触し、チェンバー102への通路を逆流を制限するように開口とオーバーラップされる。

0050

バルブカバー実施態様450の動作は図4Eおよび4Fに示され、詳細にここに記述したが、バルブカバーの実施態様のすべてが、チャンバー102から開口を通りチャンバー104の中へ流れるガスに反応して、それらがカバーする開口の端から間隔をおいて配置されるように組み立てられる。さらに、ここに記述されたバルブカバー実施態様のすべては、チャンバー104のガス圧力がチャンバー102の圧力より大きい圧力差に反応して、それらがカバーする開口の端をオーバーラップしディバイダーと接触するように組み立てられる。

0051

ここに記述された実施態様では、ディバイダー・ガス・フロー開口の数、分布およびサイズによって、上部のチャンバー102から下部のチャンバー104までのガスの通路の間の、下部のチャンバー104へのディバイダーの曲がりの程度が影響を受けることが分かった。例えば、縦のスリットあるいはジル(gills)412aを組込む実施態様では、ディバイダーに沿ったスリットの数を増加させることは、スリットを含むディバイダーの部位に沿って、下部のチャンバー104へディバイダーを向けるために作用する力を低減することが分かった。さらに、ディバイダーのより大きなエリア一帯にスリットを分布させることは、スリットを含むディバイダーの部位に沿って、下部のチャンバー104へディバイダーを向けるために作用する力を低減することが分かった。さらに、ディバイダーに沿って形成されたスリット(あるいはスリットの結合したエリア)のサイズを増加させることは、スリットを含むディバイダーの部位に沿って、下部のチャンバー104へディバイダーを向けるために作用する力を低減することが分かった。

0052

ここに記述された実施態様では、バルブ機構が下部のチャンバー104の中への上部のチャンバー102からのガス・フローを妨害するか制限することをできるだけ無くし、その結果、エアバッグの全体量をできるだけ急速に充填することは望ましい。さらに、下部のチャンバーの中への上部のチャンバーからのガス・フローが、不十分な合計のディバイダー開口領域の提供により過度に妨害される場合(つまり下部のチャンバーの中への上部のチャンバーからのガス・フローが過度に妨害される場合)、下部のチャンバーに十分なガスを転送することができる前に上部のチャンバーが急速に充填され、下部のチャンバーの十分な膨張に先立ってエアバッグを望ましくなく下方へ「弾ませる(bounce)」ことを引き起こす。エアバッグ全体の迅速な膨張を促進し、かつ以前に述べられたエアバッグの弾みの防止を助けるために、ディバイダー開口の合計面積所定時間期間内にエアバッグを満たすのに十分な速度での下部のチャンバー104の中へのガス・フローを保証するように特定される。

0053

図7を参照する。フロー制限バルブ実施態様の1つ以上に加えて、別の実施態様では、ディバイダーは1つ以上の逆流ベント孔510を含んでいる。図7は、主なディバイダー開口112aおよび図2に示されるようなフロー制限バルブカバー250を組込むディバイダー実施態様500を示す。しかしながら、逆流ベント孔は、ここに記述されたバルブカバーのどんな実施態様のものを組込むディバイダーの中で利用されてもよい。さらに、一つのベント孔510あるいは複数のベント孔が特定用途の必要条件により使用されてもよい。

0054

ベント孔510のはカバーがなく、チャンバー102へチャンバー104からガスを追い出す傾向がある逆の圧力差のある場合に、上部のチャンバー102の中への下部のチャンバー104からの、ディバイダー500の両側間のガスの逆流の制限された、計量された逆流をベント孔は可能にするように構成され、またフロー制限バルブがディバイダー開口を通る逆流を制限するようにディバイダー開口112aをカバーするか閉じる。特別の実施態様では、1つ以上のベント孔510が形成され、ディバイダーに取り付けられた1以上の関連するバルブカバーの端から離れて伸びる。別の特別の実施態様では、1つ以上のベント孔が、ディバイダーに取り付けられた任意のバルブカバーと間隔をおいて配置されたディバイダーの部分に沿って形成される。ディバイダーに沿ったベント孔510の位置およびベント孔510のサイズのようなパラメーターは、クラッシュパルスにしたがって特定されることができる。

0055

ベント孔510は、カバーが閉止状態にある時、上部のチャンバー102の中への逆流がバルブカバーを通ってのみガス漏出が許容される場合と比較して、下部のチャンバー104の中の圧力をより迅速な速度で下げることができる。クラッシュパルスがより厳しい(つまり、より険しい最初の上昇を示す)時に、ベント孔510は、最初のバッグ膨張中に下部のチャンバーの中への上部のチャンバーからの追加のガス・フロー経路を提供し、それにより下部のチャンバーが比較的速く充填することを可能にする。

0056

ベント孔は、エアバッグと乗客との接触の後に下部のチャンバー104の中のガスを「再利用」し、上部のチャンバーへ再分配することを可能とし、ガスが補充されずにエアバッグ上部のチャンバー穴からエアバッグ外部へ上部のチャンバー・ガスを出させた場合と比較して、上部のチャンの中の比較的より高圧力を(所望であれば)長時間保持することを助ける。これは、接触の後に乗員の頭部および上半身をエアバッグがより大きな程度で、より長い期間支持することを可能にし、それによって、着席した股関節部部位に関して乗員の体の回転を減少させて、乗員の首に作用する力モーメントの厳しさを低下させる。

0057

図6を参照する。ここに記述されたエアバッグ実施態様のうちの全てがエアバッグシステム200に組み入れられてもよい。エアバッグシステム200は、ここに記述された実施態様に従うフロー制限バルブ機構を含む少なくとも1つのエアバッグを含み、さらにエアバッグ10内に組み込まれているか、作動可能に結合されたガス源915を有し、エアバッグシステムの活性化の際にエアバッグの内部との流体連通を可能にする。エアバッグ10は、車両ダッシュボード211あるいは車両の別の適切な部分にマウントされてもよい。エアバッグシステム200は、衝突事象センサー210を有するか、または衝突の場合にエアバッグシステム200の駆動を刺激する既知の衝突センサーアルゴリズムと作動可能に接続されてもよい。

0058

ここに記述されたバルブ機構実施態様の動作では、車両衝突事象中に、活性化信号はセンサー210あるいは適切なコントローラーから送られ、その結果エアバッグ10を膨張させる。膨張中に、下部のチャンバー104の中への上部のチャンバー102からの膨張ガスの自由な流れを許すために、フロー制限バルブ機構は開放状態にあり、それによって、エアバッグの迅速な膨張を促進する。乗客の体が前方に動くとき、乗客の胴体は最初にエアバッグ下部のチャンバー104のエアバッグ外側部分と接触する。エアバッグとの乗客接触によって加えられた下部のチャンバー104に対する圧力は、上部と下部のチャンバーの間の圧力差を発生させ、バルブ機構の中のバルブカバーを閉じ、上部のチャンバー102の中への膨張ガスの逆流を制限する。

0059

バルブカバー材料が流出流路収縮させる圧力および速度は、2つのチャンバー間の圧力差が大きくなるにつれて増加し、その結果、比較的大きな圧力差がチャンバー間であっても、フロー制限バルブは逆流を制限し続ける。バルブ機構の閉鎖による上部のチャンバー102の中への逆流の制限は、下部のチャンバー104の中の膨張ガス圧力を比較的高く長時間維持することを可能にし、それはエアバッグとの接触の間に乗客の下半身をより堅固に支持することを支援する。

0060

乗客の体が前進し続けると、乗客の頭部は上部のチャンバー102に沿ってエアバッグ外側と接触する。この接触により、ガスは上部のチャンバー穴を介して上部のチャンバーからエアバッグ外部によって流れ出る。このように、乗客の上半身の接触圧力は吸収される。また乗客の頭部はエアバッグによって柔らかく受け止められ。一方、乗客の胴体および下半身は加圧された下部のチャンバーにより支持され続ける。

0061

図6を再び参照する。実施態様に従うエアバッグ10、あるいはそのような実施態様を含むエアバッグシステム200は、追加要素、たとえば安全ベルトアセンブリ151のような、より広く、より包括的な車両乗員保護システム180に組み入れられてもよい。
図6は、そのような拘束システムの1つの典型的な実施態様の概略図を示す。安全ベルトアセンブリー151は、安全ベルトハウジング152および、ハウジング152から伸びる安全ベルト161を含む。安全ベルトリトラクタメカニズム154(例えば、ばね式のメカニズム)は、ベルトの端部分に連結されることができる。さらに、衝突の際にリトラクタメカニズムを始動させるために、ベルトリトラクターメカニズム154に連結されることができる。本発明の安全ベルト実施態様と共に使用されることができる典型的なシートベルトリトラクタメカニズムは、米国特許番号5,743,480、5,553,803、5,667,161、5,451,008、4,558,832および4,597,546に開示されている。これらの特許は参照され、本明細書の一部として組み込まれる。本発明の安全ベルトの実施態様が組み合わされることができる典型的なプリテンショナーの例は、米国特許番号6,505,790および6,419,177に開示されている。これらの特許は参照され、本明細書の一部として組み込まれる。

0062

安全ベルトシステム151は、例えばプリテンショナーに組み入れられた火工品イグナイタ(図示せず)の起動によって、ベルトプリテンショナー156の起動の信号を発生する既知のクラッシュセンサーアルゴリズムを含む、衝突センサ158(例えば慣性センサあるいは加速度計)と接続されることができる。先に参照され、本明細書の一部として組み込まれた米国特許番号6,505,790および6,419,177は、そのような方法で始動するプリテンショナーの例を提供する。

0063

用語「本質的に」、および類似する用語は、この開示の主題が関係する技術分野の当業者によって共通して受け入れられた使用法調和して広い意味を持つように意図される。
本明細書の開示に接した当業者は、これらの用語は、これらの特徴を精密な数値範囲に制限することなく、記載された特徴により意図されることを理解するだろう。従ってこれらの用語は、主題の実質的でないか重要でない修正あるいは変更は本明細書に記述される発明の範囲内であると考えられるように解釈されるべきである。

0064

「接続された」、「連結された」、「取り付けた」などの用語は2つの部材を直接あるいは間接的に結合することを意味する。そのような結合は静的(例えば、永久的に)、あるいは動的(例えば、取り外し可能か解放可能な)であることができる。そのような結合は、2つの部材および2つの部材と任意の追加の媒介部材により達成され、それらは一体として形成されてもよく、または2つの部材および2つの部材と任意の追加の媒介部材が互いに付けられていてもよい。

0065

要素の位置についての「上」、「下」、「上方」、「下方」、「横」などは、図面に記載された種々の要素間の位置について記述するために使用される。様々な要素の位置は典型的な実施態様によって異なり、そのような変化は本明細書の開示に包含されることを意図することが留意されるべきである。

0066

ここに示され記述されるエアバッグとバルブの実施態様の構築および配置は例示のためにのみ示されることに留意されるべきである。少数の実施態様がこの開示で詳細に述べられているが、本明細書の開示に接した当業者は、多くの修正(例えば多くの様々な要素のサイズ、寸法、構造、形、および比率の変化、種々のパラメーターの値、配置、使用される物質、色、位置などにおける変化)が、主題開示新規な教示および本発明の利点から離れることなく可能であることを容易に認識するだろう。例えば、一体として形成された要素は、多数の部分あるいは要素から造られてもよい。要素の位置は逆にされるか、または変えられてもよい。また、個別の要素の数または性質は変更されるか、変えられてもよい。さらに、実現可能な場合、多数の要素から形成されると評された特徴は、代替えとして一体として形成されてもよい。従って、そのような修正はすべて、本出願の範囲内に含まれることを意図する。任意のプロセスまたは方法のステップ順序またはシーケンスは他の実施態様によって変えられるか再度並べ変えられてもよい。他の置換、修正、変更および省略は、典型的な実施態様のデザイン運転条件および配置において行われてもよい。

0067

さらに、設計必要条件によるエアバッグ性能特性における変化がエアバッグ(例えば上部および下部のチャンバーを接続する様々なバルブ実施態様の流れ特性の修正により、ディバイダーの位置を変更することにより)の内部の構造の修正により達成されてもよく、同じ外部寸法および構造を持っているエアバッグは多数の用途に使用されてもよい。
共通の外部の構造を使用するこの能力は、バッグ設計および生産における均一性を提供する。

0068

様々な実施態様の先の記述が説明の目的だけのためにあることはさらに理解されるだろう。そのため、ここに開示した様々な構造・運用上の特徴は、多くの修正を行うことができ、それらは請求項の範囲から外れるものではない。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 日本発條株式会社の「 サイドエアバッグ装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】ハーネスの耐久性に悪影響を与えることなく、ハーネスの組付け作業を効率的に行うのが可能なサイドエアバッグ装置を提供する。【解決手段】車体と車内に配置される座席との間に設けられるサイドエアバッグ装... 詳細

  • マツダ株式会社の「 エアバッグ展開方法及びエアバッグシステム」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】乗員の保護の観点から、正面エアバッグの作動の適正化を図る。【解決手段】車両の前後方向の加速度である縦加速度と車両の横方向の加速度である横加速度を検出するステップA2と、横加速度に基づいて正面エ... 詳細

  • マツダ株式会社の「 エアバッグ展開方法及びエアバッグシステム」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】車両の側突に限らず、斜突の場合でも、側面エアバッグを誤作動なく確実に展開させる。【解決手段】車両の前後方向の加速度である縦加速度と車両の横方向の加速度である横加速度を検出するステップB2と、縦... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ