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技術 ハイリスクの被験者において脂肪及びコレステロール代謝を促進する身体活動閾値を測定するための方法及び装置配列体

出願人 グリープヘルステクノロジーズオサケユイチア
発明者 ユハニレッパルオトカルル-ヘインヅヘルジグリーッカアホラティモヤムサヤリヨケライネンシルッカケイナネン-キウカーンニエミ
出願日 2014年10月31日 (6年8ヶ月経過) 出願番号 2016-552701
公開日 2016年11月17日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2016-535657
状態 特許登録済
技術分野 生体の呼吸・聴力・形態・血液特性等の測定
主要キーワード 最高クラス 加速ユニット 四分区間 加速値 加速計 加速データ 多軸装置 心拍モニタ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年11月17日)のものです。
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図面 (5)

課題・解決手段

糖分、コレステロール及び脂肪の代謝の病気に苦しみ体重超過の人の危険因子を低減する、身体活動の強さ及びボリュームや最も低いレベルについての身体活動閾値を測定するための方法及び装置に関する。この方法は、装置が人の毎日の身体活動を記録し、これを測定された閾値レベルと比較し、装置自体に又は外部のスクリーンにおいて、身体活動のボリューム及び/又は強さが疾患の危険因子の影響を防ぐのに十分であったか否かを知らせるということを特徴としている。これに基づいて、糖尿病及び脂質代謝の疾患を患う人は、健康を維持する身体活動を行うことができる。本発明は、低い強さの身体活動ですら心臓血管疾患や糖尿病や肥満に関する危険因子を抑制するという新規な観察を実証した。

概要

背景

体重超過及び代謝疾患は、高エネルギー食品が広く使用されかつエネルギー消費が低く抑えられている工業国において著しく増加する。WHO統計によれば、世界人口のうち1,400,000,000を超える人が体重超過又は肥満体である。体重超過及び身体活動不足の結果、代謝疾患主に糖尿病及び心臓血管疾患罹患率が増加する。現在、500,000,000人が2型糖尿病を患い、2030年までにはこれが倍増すると推定される。更に、座りがちな生活様式によるアテローム性動脈硬化、血管の石灰化は、心臓血管疾患を死亡の危険に曝し、工業国における最も多い死因とする。死亡者は年間15,000,000人であり、毎年増加している。身体活動が低水準であることも、障害調節寿命(disability-adjusted life years)の危険因子である。現在のWHO統計によれば、低水準の身体活動は、年間1,000,000の死亡件数及び8,000,000年の障害調節寿命の損失の原因となる。

健康を促進する身体活動の公式指針
WHO、米国糖尿病学会及び米国心臓学会の現在の身体活動の推奨は、健康な成人は、毎週少なくとも150分、5km/時の歩行など中程度の強さの身体活動を実施すべきと述べている。この閾値は、毎日20分で2km又は3000歩歩くことを示唆する。このような推奨は、被験者身体活動レベル精査することによって開発され、成人人口の約50%が指針を満たすと論証している。その後、身体活動レベルを加速計によって客観的調査した結果は、わずか成人人口の5%未満しか上記の身体活動の公式指針を満たさないことを示している。従って、個人検査及び質問票を用いた身体活動の健康効果に関するこれまでの全ての研究には疑問がある。

糖尿病、心臓血管及び代謝疾患のための身体活動及び危険
血管の石灰化、高血糖高コレステロール及びトリグリセリドは、糖尿病及び心臓血管疾患の危険因子である。これらの危険因子は、身体活動の増加及び減量プログラムによって減少できる。運動の増加は、血中LDLコレステロールを減少し、HDLコレステロールを増加し(ある非特許文献)、これら全てが心臓血管疾患の危険を減少する(例えば、非特許文献2参照。)。同様に、ある非特許文献では、週間運動の増加及び減量プログラムは、患者の60%において2型糖尿病の発症を防止した(例えば、非特許文献3参照。)。脂肪組織特に内蔵の周りの脂肪組織は、身体のエネルギー源であり、運動時に血液循環へ放出される。ある非特許文献では、運動時に内蔵からの脂肪がまず動員されて、体重の減少を開始することが判明している(例えば、非特許文献4参照。)。

科学的研究の結果は、身体活動の増加が、糖尿病及び心臓血管疾患の危険因子を防止するのに効果的であり、かつ減量のための重要な手段であることを立証する。但し、上記及びその他のこれまでの研究のいずれにおいても、糖尿病又は心臓血管疾患を防止する身体活動の正確な量及び強さについては、説明していない。出願者の調査グループは、疾患の危険因子を減少するために有益な効果を見つけるための客観的方法によって身体活動を測定した唯一の調査である。その主要な目標は、糖尿病及び心臓血管疾患の危険を減少する最小量及び強さ又は閾値レベルを規定することであった。ある非特許文献では、出願者の加速計を使用することによって、5km/時の速度での歩行に対応する2.2gの加速で1日の歩数が1000歩を上回ると、血中コレステロールが健康な女性において15%減少することを、以前立証した(例えば、非特許文献5参照。)。

本発明に関連する科学的調査
ある非特許文献では、本発明に直接関連する出願者の研究において、糖分バランスが異常な体重超過の被験者において、公式の身体活動の推奨において示されるレベルより明らかに低い強さの身体活動レベルが糖尿病及び心臓血管疾患の危険を減少したことが判明した(例えば、非特許文献6参照。)。歩行速度2〜3km/時に対応する0.3〜0.7gの加速の歩行は、1日の歩数が6520歩を上回るとき、血中トリグリセリド及びコレステロール(図1(a))及び内臓脂肪(図1(b))を減少させる。このことは、血中グルコース異常を患うほとんどの体重超過の被験者が現在の公式の推奨において要求される5km/時の速度で歩行できないので、非常に重要な発見である。従って、これらの被験者のほとんどは、現在の推奨に従っていない。量及び強さを記録する出願者の加速計は、代謝疾患の危険因子の減少に使用される健康促進身体活動の正確な閾値を測定できるようにする。

概要

糖分、コレステロール及び脂肪の代謝の病気に苦しみ体重超過の人の危険因子を低減する、身体活動の強さ及びボリュームや最も低いレベルについての身体活動閾値を測定するための方法及び装置に関する。この方法は、装置が人の毎日の身体活動を記録し、これを測定された閾値レベルと比較し、装置自体に又は外部のスクリーンにおいて、身体活動のボリューム及び/又は強さが疾患の危険因子の影響を防ぐのに十分であったか否かを知らせるということを特徴としている。これに基づいて、糖尿病及び脂質代謝の疾患を患う人は、健康を維持する身体活動を行うことができる。本発明は、低い強さの身体活動ですら心臓血管疾患や糖尿病や肥満に関する危険因子を抑制するという新規な観察を実証した。

目的

本発明は、糖尿病及び心臓血管疾患及び内臓脂肪の危険を減少する身体活動の量及び強さに関する正確な情報を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

糖分及び/又は脂質代謝障害を患う座りがちの及び体重超過被験者において血中コレステロール及びトリグリセリド及び内臓脂肪を減少することが観測される身体活動閾値レベルを規定し提示する方法であって、該方法が、変換ユニット(2)と、代謝疾患の高い危険を持つ人の運動加速を記録する測定システムとを利用することを特徴とし、前記方法が、身体活動によって誘発される人体の加速が前記測定ユニットによって記録されるステップ(41、42、図3)と、実施される前記身体活動が糖分、コレステロール及び脂質の代謝を促進しているか否かを推定するために、所定の期間内の加速最高値の数を記録し、記憶し、規模に応じて4クラスに区分するステップ(43)と、ある人の各加速クラスにおける加速最高値の数を、糖分及び脂肪代謝を改良することが知られている身体活動レベルを説明する各加速クラスにおける運動する人の加速最高値の数から測定された基準値と比較するステップ(44)と、加速クラスにおける前記加速最高値の数を使用して、身体活動を説明するどのクラスへ前記人を分類できるか識別するステップ(45、46)と、実施された前記身体活動を説明する前記クラスに基づいて、前記被験者によって実施された前記身体活動が糖分、コレステロール及び脂質代謝に有利であるか否か(48、49)を識別するステップ(47)と、を含む、方法。

請求項2

その身体活動が、所与の加速範囲における加速最高値の最高クラス又は閾値の前記数を上回る人について、実施された運動が糖分、コレステロール及び脂肪代謝障害に対して有利な健康効果を持つことが提示されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。

請求項3

最高運動活動クラスを規定するために、記録された加速最高値が、0.3〜10g(0gは起立に相当する)の間のいくつかの加速クラス、通常0.3<0.5、0.5<0.7、0.7<0.9、0.9<1.1及び>1.1gのクラスへ区分され、ハイリスクの被験者において、加速の80%超えが0.3〜0.7gに集まり、これが分析に使用されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。

請求項4

各測定された加速最高値が、これが属する加速クラスにおいて1ずつ発生数(N)に加わることを特徴とする、請求項3に記載の方法。

請求項5

1日の加速最高値の数が、0.3〜0.7gの加速範囲において1日6520歩の前記所与の閾値を上回る場合、前記人が典型的に血中コレステロール、LDLコレステロール及びトリグリセリド及び内臓脂肪を減少することが知られている身体活動を実施したことを特徴とする、請求項4に記載の方法。

請求項6

加速計が、ある人の身体活動によって誘発された加速を継続的に記録する1軸又は多軸装置と、加速最高値を記憶して請求項3に従って加速クラスに分類する、処理ユニット及びメモリと、典型的には前記人の分類された加速最高値の数を、これを上回ると請求項5に従って糖分及び脂肪代謝障害を改善することが知られている前記所与の閾値と比較する、メモリユニットと、その身体活動が糖分及び脂肪の代謝を促進している場合、前記人に情報を与える、処理ユニットと、から成ることを特徴とする、請求項1に記載の変換ユニット及び加速計。

請求項7

実施された前記加速最高値数が前記所与の閾値レベルを上回る場合、糖分、コレステロール及び脂肪代謝障害を防止する身体活動を実施することが分かることを特徴とする、請求項6に記載の変換ユニット。

請求項8

最大加速値が加速クラス0.3<0.5、0.5<0.7、0.7<0.9、0.9<1.1及び>1.1gに区分されることを特徴とする、請求項7に記載の変換ユニット。

請求項9

各記録された加速最高値が、前記値が属する前記加速クラスにおいて1ずつ(N=1)発生数に加わることを特徴とする、請求項8に記載の変換ユニット。

請求項10

前記1日の加速最高値の数が前記加速範囲0.3〜0.7において前記所与の閾値レベル6250を上回った時、前記実施された身体活動が血中トリグリセリド、コレステロール、LDLコレステロール及び内臓脂肪を減少することが分かることを特徴とする、請求項9に記載の変換ユニット。

請求項11

オンラインで一日、一週間又はその他の期間の積分(integral)としてg値、g値の数、歩行速度及びエネルギー消費に関するグラフ及び/又は視聴覚表示及び実施された身体活動がこれを上回ると血中コレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド及び内臓脂肪を減少することが知られる前記所与の閾値レベルに到達したか否かの情報を生成することを特徴とする、請求項10に記載の変換ユニット及び/又は外部装置

請求項12

人の身体活動を追跡しかつ身体活動がコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド及び内臓脂肪を減少するのに充分であるように導くことができる携帯電話とすることもできる、請求項2に記載の変換器及び加速ユニット

請求項13

請求項1〜5に提示する全ての手順を実施できるようにするコードを含むことを特徴とする、請求項10に記載の変換ユニット。

技術分野

0001

本発明は、座りがちな(sedentary)生活様式を持つ被験者において糖分、コレステロール及び脂肪の代謝を促進する身体活動閾値を測定するための方法及び装置に関する。
身体活動の強さ及びボリュームを測定するために運動センサ及び変換ユニットを使用することは、ある特許文献において提示されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。健康な被験者において身体活動がコレステロール代謝を改善する方法は、また別の特許文献において提示されている(例えば、特許文献3参照。)。

0002

本明細書において説明する発明は、医療分野に属し、血中コレステロール、トリグリセリド及び内臓脂肪量を減少することによって糖尿病及び心臓血管疾患などの代謝疾患の危険を防止するために使用できる身体活動閾値の測定を含む。血中コレステロールを減少する身体活動に関連する健康な被験者のための以前の発明(特許文献3)は、糖尿病及び/又は心臓血管疾患の危険を持つ被験者は、健康な被験者において血中コレステロールを減少するために以前に示された既定の身体活動(ある非特許文献)を実施できないので、このような被験者には適さない(例えば、非特許文献1参照。)。

背景技術

0003

体重超過及び代謝疾患は、高エネルギー食品が広く使用されかつエネルギー消費が低く抑えられている工業国において著しく増加する。WHO統計によれば、世界人口のうち1,400,000,000を超える人が体重超過又は肥満体である。体重超過及び身体活動不足の結果、代謝疾患主に糖尿病及び心臓血管疾患の罹患率が増加する。現在、500,000,000人が2型糖尿病を患い、2030年までにはこれが倍増すると推定される。更に、座りがちな生活様式によるアテローム性動脈硬化、血管の石灰化は、心臓血管疾患を死亡の危険に曝し、工業国における最も多い死因とする。死亡者は年間15,000,000人であり、毎年増加している。身体活動が低水準であることも、障害調節寿命(disability-adjusted life years)の危険因子である。現在のWHO統計によれば、低水準の身体活動は、年間1,000,000の死亡件数及び8,000,000年の障害調節寿命の損失の原因となる。

0004

健康を促進する身体活動の公式指針
WHO、米国糖尿病学会及び米国心臓学会の現在の身体活動の推奨は、健康な成人は、毎週少なくとも150分、5km/時の歩行など中程度の強さの身体活動を実施すべきと述べている。この閾値は、毎日20分で2km又は3000歩歩くことを示唆する。このような推奨は、被験者の身体活動レベル精査することによって開発され、成人人口の約50%が指針を満たすと論証している。その後、身体活動レベルを加速計によって客観的調査した結果は、わずか成人人口の5%未満しか上記の身体活動の公式指針を満たさないことを示している。従って、個人検査及び質問票を用いた身体活動の健康効果に関するこれまでの全ての研究には疑問がある。

0005

糖尿病、心臓血管及び代謝疾患のための身体活動及び危険
血管の石灰化、高血糖高コレステロール及びトリグリセリドは、糖尿病及び心臓血管疾患の危険因子である。これらの危険因子は、身体活動の増加及び減量プログラムによって減少できる。運動の増加は、血中LDLコレステロールを減少し、HDLコレステロールを増加し(ある非特許文献)、これら全てが心臓血管疾患の危険を減少する(例えば、非特許文献2参照。)。同様に、ある非特許文献では、週間運動の増加及び減量プログラムは、患者の60%において2型糖尿病の発症を防止した(例えば、非特許文献3参照。)。脂肪組織特に内蔵の周りの脂肪組織は、身体のエネルギー源であり、運動時に血液循環へ放出される。ある非特許文献では、運動時に内蔵からの脂肪がまず動員されて、体重の減少を開始することが判明している(例えば、非特許文献4参照。)。

0006

科学的研究の結果は、身体活動の増加が、糖尿病及び心臓血管疾患の危険因子を防止するのに効果的であり、かつ減量のための重要な手段であることを立証する。但し、上記及びその他のこれまでの研究のいずれにおいても、糖尿病又は心臓血管疾患を防止する身体活動の正確な量及び強さについては、説明していない。出願者の調査グループは、疾患の危険因子を減少するために有益な効果を見つけるための客観的方法によって身体活動を測定した唯一の調査である。その主要な目標は、糖尿病及び心臓血管疾患の危険を減少する最小量及び強さ又は閾値レベルを規定することであった。ある非特許文献では、出願者の加速計を使用することによって、5km/時の速度での歩行に対応する2.2gの加速で1日の歩数が1000歩を上回ると、血中コレステロールが健康な女性において15%減少することを、以前立証した(例えば、非特許文献5参照。)。

0007

本発明に関連する科学的調査
ある非特許文献では、本発明に直接関連する出願者の研究において、糖分バランスが異常な体重超過の被験者において、公式の身体活動の推奨において示されるレベルより明らかに低い強さの身体活動レベルが糖尿病及び心臓血管疾患の危険を減少したことが判明した(例えば、非特許文献6参照。)。歩行速度2〜3km/時に対応する0.3〜0.7gの加速の歩行は、1日の歩数が6520歩を上回るとき、血中トリグリセリド及びコレステロール(図1(a))及び内臓脂肪図1(b))を減少させる。このことは、血中グルコース異常を患うほとんどの体重超過の被験者が現在の公式の推奨において要求される5km/時の速度で歩行できないので、非常に重要な発見である。従って、これらの被験者のほとんどは、現在の推奨に従っていない。量及び強さを記録する出願者の加速計は、代謝疾患の危険因子の減少に使用される健康促進身体活動の正確な閾値を測定できるようにする。

0008

米国特許出願公開第2008/0312560号明細書
国際公開第2005/117703号
米国特許出願公開第2010/0137107号明細書
米国特許出願公開第2008/0312560号明細書
米国特許出願公開第2010/191155号明細書
欧州特許第0700661号
米国特許出願公開第2009/171614号明細書
欧州特許第2210557号
米国特許出願公開第2001/049470号明細書
米国特許出願公開第2011/000213号明細書

先行技術

0009

Herzig他、2014 Int J Obesity 38:1089
Tannescu他、2002 JAMA、288,1994、Kraus他、2002、NEJM 347,1483
Tuomilehto他、2002、NEJM 304,1343、Knowler他、2002、NEJM 346:393
O’Lean他、2009、J Appl Physiol 100、1958
Vainionpaa他、2007、Me Sci Exerc 39,756
Herzig他、2014、Int J Obesity 38:1089
Yates他、2009、Diabetes care 32:1404、Saito他、Ann Intern Med 2011、171,1352
Vainionpaa他、2006、Inte J Osteoporosis 17,455

発明が解決しようとする課題

0010

工業国の国民において体重超過、肥満、糖尿病及び心臓血管疾患の高い発生率は、大きな健康問題である。このような健康問題に適切に対処するための正確な身体活動の指針はない。本発明は、糖尿病及び心臓血管疾患及び内臓脂肪の危険を減少する身体活動の量及び強さに関する正確な情報を提供する。

課題を解決するための手段

0011

本発明以前には、代謝障害を患う被験者において糖尿病及び心臓血管疾患の危険因子を減少する身体活動の正確な量及び強さに関する情報は一切なかった。現在の身体活動指針(WHO、米国糖尿病学会及び米国心臓学会)は、健康な被験者の質問票及び検査に基づいており、体重超過及び代謝障害の最も一般的な被験者には要求が過大である。ある非特許文献では、血中糖分及びコレステロール値は、これまで、血中グルコース異常の被験者においては運動センサによって追跡されていたが、センサは、健康効果の調査のためではなく身体活動の追跡のためにのみ使用されていた(例えば、非特許文献7参照。)。また、別の文献では、健康な被験者において、血中コレステロールを減少する身体活動の量及び強さ(例えば、非特許文献5及び特許文献4参照。)は、歩数及び強さ(g値)を検出する加速計によって解明されてきた。別の文献では、同じ被験者において、骨粗しょう症を防止する身体活動の量及び強さが、解明された(例えば、非特許文献8及び特許文献3参照。)。どちらの研究も同じ被験者に関するものであり、被験者のコレステロールを減少し骨しょう症を防止する身体活動閾値は、加速度によって同時に規定できることが分かるはずである。

0012

上述の発明は、代謝障害を持つ体重超過の被験者において血中コレステロール、トリグリセリド及び内臓脂肪を減少する身体活動閾値を管理する。このような被験者は、ある特許文献(特許文献3において提示された身体活動閾値に到達することができないので、このような被験者独自の身体活動閾値が必要である。また、例えば特許文献3及び4及び本明細書において説明する特許は、同じ特許系に属し、その身体活動閾値の測定は、新規であり、これまでに知られている技術と異なる。

0013

ある特許文献に記載の加速計(例えば、特許文献6〜9参照。)及び心拍モニタ(例えば、特許文献10参照。)は、これまで健康な被験者における身体活動の消費量を測定するため又は体重及び栄養摂取を追跡するために使用されており、心拍モニタは、アスリートタンパク質消費及び回復力の測定のために使用されてきた。エネルギー消費を測定するための上述の全ての方法は、健康を改善する閾値を確立するためには役立たないことが分かるはずである。例えば、これまでの研究において、出願者は、0.3〜1.0gの加速範囲の毎日12982歩の歩行は、血中コレステロールには効果を持たないが、1.1〜2.4gの加速範囲での毎日1062歩の歩行は、血中コレステロールを15%減少したことを立証した(非特許文献5)。0.3〜1.0gで毎日12982歩は、10MET単位に相当するが、1.1〜2.4gで毎日1062歩は、1MET単位に相当する。従って、出願者は、上記の特許において使用されたMET単位又はカロリーで表されるエネルギー消費量は、座りがちな被験者における身体活動の閾値あるいは健康上の利益の測定には関連しないと、結論付けた。

発明の効果

0014

本発明は、多くの利点を有する。本発明は、初めて座りがちの体重超過の及び代謝障害の被験者における疾患の危険を減少する身体活動閾値の量及び強さの閾値を測定できるようにする。このような被験者は、人口の約50%を占め、これまでは、彼らのための身体活動の推奨はなかった。本発明において説明する加速計は、連続的に簡単に使用でき、習慣的活動を含めてあらゆるタイプの身体活動を記録できるようにする。これによって、出願者の新規の身体活動推奨に合わせることを容易にする。予防医学の観点から、歩行は、身体活動の最良形体である。歩行は、体内の最大筋肉活性化し、そのエネルギー消費は、歩数及びステップ誘導加速(step induced acceleration)又は歩行速度を記録する加速計によって正確に測定できる。歩行能力を維持することは、事故入院からも保護する。

0015

現在の人口における体重超過、肥満及び代謝障害の高い発生率及び本明細書において説明する発明の予防的特徴及び効能に関する情報は、本発明の広範囲の使用及び商業的応用に大きい可能性を与えるだろう。

図面の簡単な説明

0016

図1(a)は、68人の体重超過の被験者における様々な加速クラスにおける1日の歩数を示す。ほとんどのステップは、0.3〜0.7gの間に集まっている。図1(b)〜1(e)は、1日の歩数の四分区におけるコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド及び内臓脂肪の変化を示す。1日の歩数が6520の閾値を上回った時、コレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド及び内臓脂肪は著しく減少した。
加速計(2)をウェストに装着した被験者を示す。
CPUにおける加速データ分析概要を示す。
CPUの機能の概要を示す。

実施例

0017

図1(a)及び(b)に提示する結果は、3カ月間加速計を携帯した68人の被験者から得ている。被験者は、体重超過の30〜70であり、血中糖分異常を持っていた。被験者の半分は、毎週、監督付きの運動に参加し、他の半分は、自身の通常の生活様式を続けた。被験者は、起きている間中ウェストに加速計を携帯した。加速値、その毎日の数が、継続的に記録された。血中糖分、インシュリン、コレステロール、LDLコレステロール及びトリグリセリドを測定するために、試験の開始時及び終了時に血液標本採取した。内蔵脂肪の量は、生体インピーダンス測定法で測定した。3か月間の加速分布は、運動が、典型的には遅い歩行2〜3km/時に対応する加速クラス0.3〜0.7gにおける歩数又はインパクト数を著しく増大したことを示した。加速クラス0.3〜0.7における歩数を、その規模によって四分区(quartile)に区分した。各四分区間のコレステロール及び脂肪を分析した。結果(図1(a)及び(b))は、第4四分区(1日に6520歩超え)における総コレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド及び内臓脂肪は、他の四分区におけるより著しく低いことを示した。1日6520歩は、身体活動の閾値であり、これを上回ると、総コレステロールを0.6ミリモルリットル、LDLコレステロールを0.7ミリモル/リットル、トリグリセリドを0.4ミリモル/リットル及び内臓脂肪面積を12%減少した。この結果は、本明細書において説明した本発明に従って測定した身体活動の量及び強さが、コレステロール及びトリグリセリド濃度及び内臓脂肪において有利な健康効果を表したことを表す。座りがちの生活様式を持つ被験者の対応する結果は、これまでの方法を用いることによって得られていない。

0018

本明細書において説明する発明は、運動が糖尿病及び心臓血管疾患の危険因子の防止のために使用された際の既知の方法とは、基本的に異なる。医師は、規則的な運動の有利な効果については概ね気づいていたが、運動の量、強さ及び期間については知らなかった。本発明において、座りがちの被験者において非常に低い強さ(0.3〜0.7gの加速)の身体活動が糖尿病及び心臓血管疾患の主要な危険因子の濃度を減少したことは新規であり、予測されないことであった。本発明は、又、低強度の運動を考慮に入れていない他の特許及び推奨とは異なる。

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