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技術 内視鏡検査装置

出願人 テレフレックス、ライフ、サイエンシーズ、アンリミテッド、カンパニー
発明者 ポウルセン,シルビアポフ,テック
出願日 2014年8月15日 (6年4ヶ月経過) 出願番号 2016-533965
公開日 2016年10月13日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2016-531673
状態 特許登録済
技術分野 内視鏡
主要キーワード アイソメトリック図 後ろ板 取付バー 封止表面 内部スリーブ 咬合阻止器 導管壁 貫通ボア
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題・解決手段

少なくとも1つの気道管(2)と、マスク(3)とを備え、マスク(3)は、遠端(4)と、近端(5)と、喉頭口周縁周り封止を形成するように患者喉頭後ろの実際のかつ潜在的な空間に適合し、かつその中に嵌合することが可能な周囲形成部(6)とを備え、周囲形成部(6)は喉頭室側(3a)と咽頭側(3b)との間の分離を確保し、装置は、マスク(3)が定位置にあるときに、患者の食道の中への内視鏡の通過のために適用される導管(8)を含み、導管(8)は食道括約筋協働する遠端を含み、導管は、喉頭側(8d)、咽頭側(8c)、右側(8e)および左側(8f)、ならびに出口を有し、出口において左側と右側との間の幅は導管の幅よりも小さい内視鏡の使用を容易にするための内視鏡検査装置(1)。

概要

背景

ある外科診断内視鏡検査手順は、患者の上部消化管の中への機器または視覚装置の挿入を必要とする。たとえば、内視鏡検査では、内視鏡は、患者の口を直接通って、食道の中へ、そしておよび十二指腸まで通される。内視鏡は、照明およびカメラなどの視覚化装置をその先端に含み、操作者が他の機器を通すことができるワーキングチャネルを含むことができる。内視鏡検査では、患者は通常何らかの形態の局所麻酔を施され、場合によっては鎮静剤も与えられる。患者の歯の間にマウスガードが置かれ、内視鏡がそこを通されて、その時点で患者は内視鏡の先端または遠端を飲込まなければならない。患者が一旦遠端を飲込むと、操作者は、食道を通って胃および十二指腸の中へ手の力で内視鏡を押込まなければならない。

手探りで手の力で機器または視覚化装置を患者の食道に挿入することが必要な内視鏡検査などの手順については多数の問題が発生する可能性がある。第1に、患者によっては局所麻酔および鎮静剤の使用が望ましくなく、患者の生命兆候の小さな変化から、不整脈呼吸停止心筋梗塞ショック、およびおそらく死亡すらも含む、心肺厄介な問題を引起すことがある(7頁、上部消化管内視鏡検査偶発症(Complications of Upper Gastrointestinal Endoscopy、ライリー(Riley)およびオルダーソン(Alderson)、胃腸病学におけるBSガイドライン(BSG Guidelines in Gastroenterology)、2006年11月)。さらに、上部消化管内視鏡検査は、感染症穿孔、または場合によっては出血などの問題を生じることがある。具体的には、穿孔は、しばしば病理部位において、または手探り状態で内視鏡を挿入する結果、患者の咽頭または食道で起こることがある(7および8頁、上部消化管内視鏡検査偶発症(Complications of Upper Gastrointestinal Endoscopy)、ライリー(Riley)およびオルダーソン(Alderson)、胃腸病学におけるBSGガイドライン(BSG Guidelines in Gastroenterology)、2006年11月)。さらに、治療目的の上部消化管内視鏡検査がしばしば診断目的の内視鏡検査よりも長い時間が掛かることが知られている。さらに、多くの場合、そのような技術の使用が対象患者にとってより不快なことがあり、より高レベル静脈鎮静を必要とすることがあり、これが静脈内無痛法と合わさると心肺の厄介な問題を引起すことがある(8頁、上部消化管内視鏡検査偶発症(Complications of Upper Gastrointestinal Endoscopy)、ライリー(Riley)およびオルダーソン(Alderson)、胃腸病学におけるBSGガイドライン(BSG Guidelines in Gastroenterology)、2006年11月)。

さらに、上部消化管内視鏡検査の後に続いて、患者はおよび腹部に何らかの軽微不快感を経験することがある。これらの愁訴は一般的に軽微であると考えられるが、あるプロスペクティブ研究は、患者のうち約2%が医学助言を求め続けて、患者によっては入院することを発見した(7頁、上部消化管内視鏡検査偶発症(Complications of Upper Gastrointestinal Endoscopy)、ライリー(Riley)およびオルダーソン(Alderson)、胃腸病学におけるBSGガイドライン(BSG Guidelines in Gastroenterology)、2006年11月)。

現時点で、内視鏡は通常、患者の食道の中にそれ自身が、すなわちガイド装置なしに、挿入される。これは典型的に一般的麻酔法の際の問題を引起す。というのも、空気の供給がほとんどまたは全くないために、患者の呼吸干渉するおよび呼吸を妨げることがあるからである。したがって、そのような状況では、検査手順を迅速に行なって、内視鏡が挿入される時間の量を最小限にすることが重要である。この結果、検査手順の間に得られる情報がより少なくなることがあるが、これは患者にとって危険であり、その結果、生じるコストが増大してしまうことがある。

体腔の中への内視鏡の移動のための経路を設けるのにガイドチューブを用いることが公知である。EP2368481およびEP2368483は、患者の体腔の中への内視鏡の進入を導くためのガイド装置に関する。

概要

少なくとも1つの気道管(2)と、マスク(3)とを備え、マスク(3)は、遠端(4)と、近端(5)と、喉頭口周縁周り封止を形成するように患者の喉頭後ろの実際のかつ潜在的な空間に適合し、かつその中に嵌合することが可能な周囲形成部(6)とを備え、周囲形成部(6)は喉頭室側(3a)と咽頭側(3b)との間の分離を確保し、装置は、マスク(3)が定位置にあるときに、患者の食道の中への内視鏡の通過のために適用される導管(8)を含み、導管(8)は食道括約筋協働する遠端を含み、導管は、喉頭側(8d)、咽頭側(8c)、右側(8e)および左側(8f)、ならびに出口を有し、出口において左側と右側との間の幅は導管の幅よりも小さい内視鏡の使用を容易にするための内視鏡検査装置(1)。

目的

本発明に従う内視鏡検査装置を設けることは、患者内に気道を確保すること、および患者の食道括約筋と導管の遠端との間の緊密な連携を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

少なくとも1つの気道管と、前記少なくとも1つの気道管の一方端に坦持されたマスクとを備え、前記マスクは、遠端と、近端と、前記喉頭口周縁周り封止を形成するように患者喉頭後ろの実際のかつ潜在的な空間に適合し、かつその中に嵌合することが可能な周囲形成部とを備え、前記周囲形成部は前記マスクの中空内部空間または管腔を取り囲み、前記少なくとも1つの気道管は前記マスクの前記管腔の中に開口し、前記周囲形成部は喉頭室側と咽頭側との間の分離を確保し、前記装置は、前記マスクが定位置にあるときに、患者の食道の中への内視鏡の通過のために適用される導管を含み、前記導管は前記患者の食道括約筋協働する遠端を含み、前記導管は、喉頭側、咽頭側、およびそれに対して右側および左側、ならびに出口を有し、前記出口において前記左側と前記右側との間の幅は前記導管の幅よりも小さい、内視鏡の使用を容易にするための内視鏡検査装置

請求項2

前記出口において、前記咽頭側は前記喉頭側の近位終端される、請求項1に記載の内視鏡検査装置。

請求項3

前記出口において、前記導管の幅は低減される、請求項1または請求項2に記載の内視鏡検査装置。

請求項4

前記幅の低減は、前記出口の前記左側および前記右側である、請求項3に記載の内視鏡検査装置。

請求項5

前記導管の前記遠端は、前記導管の長手軸に対して、約30°の角度に設けられている、いずれかの先行する請求項に記載の内視鏡検査装置。

請求項6

前記気道管は、その近端にコネクタを含み、前記コネクタは1つ以上のストラップ取付部を含み、前記ストラップ取付部は患者に前記装置を固定するためにストラップが取り外し可能に取り付けられる取付バーを含むことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の内視鏡検査装置。

請求項7

近端と遠端とを有する少なくとも1つの気道管と、前記少なくとも1つの気道管の前記遠端に坦持されたマスクとを備え、前記マスクは、遠端と、近端と、前記喉頭口の周縁の周りに封止を形成するように患者の喉頭の後ろの実際のかつ潜在的な空間に適合し、かつその中に嵌合することが可能な周囲形成部とを備え、前記周囲形成部は前記マスクの中空内部空間または管腔を取り囲み、前記少なくとも1つの気道管は前記マスクの前記管腔の中に開口し、前記周囲形成部は喉頭室領域と咽頭領域との間の分離を確保し、前記装置は、前記マスクが定位置にあるときに、患者の食道の中への内視鏡の通過のために適用される導管を含み、前記気道管は、その近端にコネクタを含み、前記コネクタは1つ以上のストラップ取付部を含み、前記ストラップ取付部は患者に前記装置を固定するためにストラップが取り外し可能に取り付けられる取付バーを含む、内視鏡の使用を容易にするための内視鏡検査装置。

請求項8

2つのストラップ取付部を含む、請求項6または請求項7に記載の内視鏡検査装置。

請求項9

取付バーが前記装置の前記近端の一方の側に配置されるように、前記またはそれぞれの取付バーが2つのアームの間に配置されており、前記2つのアームは前記コネクタから外に前記導管および前記気道管の近位端の長手軸に一般的に垂直な方向に延在している、請求項8に記載の内視鏡検査装置。

請求項10

前記アームは、患者の頭の構造に適合するように、曲げられて遠位に延在する、請求項9に記載の内視鏡検査装置。

請求項11

前記導管は、その近端に内部スリーブを含む、請求項6から10のいずれか1項に記載の内視鏡検査装置。

請求項12

前記スリーブは、前記コネクタと一体形成される、請求項11に記載の内視鏡検査装置。

請求項13

添付図面を参照して実質的に前述されているような内視鏡検査装置。

請求項14

いずれかの先行する請求項に記載の内視鏡検査装置の使用を含む、患者の上部消化管機器または視覚装置を挿入する方法。

請求項15

前記装置は、単回使用に適用される、請求項14に記載の方法。

技術分野

0001

本発明は内視鏡検査装置に関し、より特定的には気道も提供する内視鏡検査装置に関する。

背景技術

0002

ある外科診断内視鏡検査手順は、患者の上部消化管の中への機器または視覚装置の挿入を必要とする。たとえば、内視鏡検査では、内視鏡は、患者の口を直接通って、食道の中へ、そしておよび十二指腸まで通される。内視鏡は、照明およびカメラなどの視覚化装置をその先端に含み、操作者が他の機器を通すことができるワーキングチャネルを含むことができる。内視鏡検査では、患者は通常何らかの形態の局所麻酔を施され、場合によっては鎮静剤も与えられる。患者の歯の間にマウスガードが置かれ、内視鏡がそこを通されて、その時点で患者は内視鏡の先端または遠端を飲込まなければならない。患者が一旦遠端を飲込むと、操作者は、食道を通って胃および十二指腸の中へ手の力で内視鏡を押込まなければならない。

0003

手探りで手の力で機器または視覚化装置を患者の食道に挿入することが必要な内視鏡検査などの手順については多数の問題が発生する可能性がある。第1に、患者によっては局所麻酔および鎮静剤の使用が望ましくなく、患者の生命兆候の小さな変化から、不整脈呼吸停止心筋梗塞ショック、およびおそらく死亡すらも含む、心肺厄介な問題を引起すことがある(7頁、上部消化管内視鏡検査偶発症(Complications of Upper Gastrointestinal Endoscopy、ライリー(Riley)およびオルダーソン(Alderson)、胃腸病学におけるBSガイドライン(BSG Guidelines in Gastroenterology)、2006年11月)。さらに、上部消化管内視鏡検査は、感染症穿孔、または場合によっては出血などの問題を生じることがある。具体的には、穿孔は、しばしば病理部位において、または手探り状態で内視鏡を挿入する結果、患者の咽頭または食道で起こることがある(7および8頁、上部消化管内視鏡検査偶発症(Complications of Upper Gastrointestinal Endoscopy)、ライリー(Riley)およびオルダーソン(Alderson)、胃腸病学におけるBSGガイドライン(BSG Guidelines in Gastroenterology)、2006年11月)。さらに、治療目的の上部消化管内視鏡検査がしばしば診断目的の内視鏡検査よりも長い時間が掛かることが知られている。さらに、多くの場合、そのような技術の使用が対象患者にとってより不快なことがあり、より高レベル静脈鎮静を必要とすることがあり、これが静脈内無痛法と合わさると心肺の厄介な問題を引起すことがある(8頁、上部消化管内視鏡検査偶発症(Complications of Upper Gastrointestinal Endoscopy)、ライリー(Riley)およびオルダーソン(Alderson)、胃腸病学におけるBSGガイドライン(BSG Guidelines in Gastroenterology)、2006年11月)。

0004

さらに、上部消化管内視鏡検査の後に続いて、患者はおよび腹部に何らかの軽微不快感を経験することがある。これらの愁訴は一般的に軽微であると考えられるが、あるプロスペクティブ研究は、患者のうち約2%が医学助言を求め続けて、患者によっては入院することを発見した(7頁、上部消化管内視鏡検査偶発症(Complications of Upper Gastrointestinal Endoscopy)、ライリー(Riley)およびオルダーソン(Alderson)、胃腸病学におけるBSGガイドライン(BSG Guidelines in Gastroenterology)、2006年11月)。

0005

現時点で、内視鏡は通常、患者の食道の中にそれ自身が、すなわちガイド装置なしに、挿入される。これは典型的に一般的麻酔法の際の問題を引起す。というのも、空気の供給がほとんどまたは全くないために、患者の呼吸干渉するおよび呼吸を妨げることがあるからである。したがって、そのような状況では、検査手順を迅速に行なって、内視鏡が挿入される時間の量を最小限にすることが重要である。この結果、検査手順の間に得られる情報がより少なくなることがあるが、これは患者にとって危険であり、その結果、生じるコストが増大してしまうことがある。

0006

体腔の中への内視鏡の移動のための経路を設けるのにガイドチューブを用いることが公知である。EP2368481およびEP2368483は、患者の体腔の中への内視鏡の進入を導くためのガイド装置に関する。

発明が解決しようとする課題

0007

喉頭マスク気道装置などの人工的な気道装置は、意識のない患者の気道を確保するのに有用な周知の装置である。その最も基本的な形態では、喉頭マスク気道装置は、気道管と、気道管の一方端に担持されるマスクとからなり、マスクは、患者の喉頭後ろの実際のかつ潜在的な空間に適合し、かつその中に嵌合して喉頭口周縁周り封止を形成することができる、しばしば「カフ」として公知の周囲形成部(peripheral formation)を有する。カフは膨らませることができるものであり得、大部分の変形例では、これは、マスクの中空内部空間または管腔を取り囲み、少なくとも1つの気道管が管腔の中に開口している。米国特許第4,509,514号は、このような喉頭マスク気道装置を記載する多数の刊行物のうちの1つである。患者に喉頭マスク気道装置を挿入し、これにより気道を確保することは比較的容易である。また、喉頭マスク気道装置は、それが不適切に挿入されたとしても依然として気道を確保する傾向がある点で「大な」装置である。したがって、喉頭マスク気道装置はしばしば「救命」装置と考えられる。また、喉頭マスク気道装置は、患者の頭、首、およびを比較的わずかにしか操作せずに挿入され得る。さらに、喉頭マスク気道装置は、気管の敏感な内膜に接する必要なく、患者の換気を提供し、確保される気道の大きさは典型的に気管内管で確保される気道管の大きさよりも大幅に大きい。また、喉頭マスク気道装置は、気管内管と同程度に咳嗽に干渉しない。主としてこれらの利点により、喉頭マスク気道装置の人気が近年高まっている。

0008

ここで参照により取り込まれる出願人自身のWO2013/079902は、内視鏡の使用を容易にする内視鏡検査装置を記載しており、その内視鏡検査装置は、ガイドと気道の両方の特徴を組み合わせて設計しており、その設計により、装置のそれぞれの型の相反する設計的な要求をうまく調和している。本発明の目的は、さらに改良した装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

発明の第1の局面に従うと、内視鏡の使用を容易にするための内視鏡検査装置が提供され、内視鏡検査装置は、少なくとも1つの気道管と、少なくとも1つの気道管の一方端に坦持されたマスクとを備え、マスクは、遠端と、近端と、喉頭口の周縁の周りに封止を形成するように患者の喉頭の後ろの実際のかつ潜在的な空間に適合し、かつその中に嵌合することが可能な周囲形成部とを備え、周囲形成部はマスクの中空内部空間または管腔を取り囲み、少なくとも1つの気道管はマスクの管腔の中に開口し、周囲形成部は喉頭室側と咽頭側との間の分離を確保し、装置は、マスクが定位置にあるときに、患者の食道の中への内視鏡の通過のために適用される導管を含み、導管は患者の食道括約筋協働する遠端を含み、導管は、喉頭側、咽頭側、およびそれに対して右側および左側、ならびに出口を有し、出口において左側と右側との間の幅は導管の幅よりも小さい。

0010

本発明に従う内視鏡検査装置を設けることは、患者内に気道を確保すること、および患者の食道括約筋と導管の遠端との間の緊密な連携を提供することによって内視鏡検査によって引き起こされ得る逆流および嘔吐から気道を保護することの組み合わさった利点を有する。このように、本発明の装置は有利には、同時に患者内の気道を確保しつつ患者の食道内への内視鏡の安全かつ正確な挿入を助ける。

0011

好ましくは、内視鏡検査装置は、出口において、咽頭側が喉頭側の近位終端される。
さらに好ましくは、内視鏡検査装置は、出口において、導管の幅は低減される。好ましくは、幅の低減は、出口の左側および右側である。

0012

導管の遠位端は、導管の長手軸に対して、約30°の角度に設けられていることが好ましい。

0013

発明の第2の局面に従うと、内視鏡の使用を容易にするための内視鏡検査装置が提供され、内視鏡検査装置は、近端と遠端とを有する少なくとも1つの気道管と、少なくとも1つの気道管の遠端に坦持されたマスクとを備え、マスクは、遠端と、近端と、喉頭口の周縁の周りに封止を形成するように患者の喉頭の後ろの実際のかつ潜在的な空間に適合し、かつその中に嵌合することが可能な周囲形成部とを有し、周囲形成部はマスクの中空内部空間または管腔を取り囲み、少なくとも1つの気道管はマスクの管腔の中に開口し、周囲形成部は喉頭室領域と咽頭領域との間の分離を確保し、装置は、マスクが定位置にあるときに、患者の食道の中への内視鏡の通過のために適用される導管を含み、気道管は、その近端にコネクタを含み、コネクタは1つ以上のストラップ取付部を含み、ストラップ取付部は患者に装置を固定するためにストラップが取り外し可能に取り付けられる取付バーを含む。

0014

コネクタと咬合阻止器との組み合わせによって、ストラップ取付部のための、安定した、かつ相対的に強固な取り付け点を提供するように、装置は咬合阻止器を含み、コネクタは咬合阻止器に直接接続するように適用されることが好ましい。

0015

コネクタと咬合阻止器とは押し込みによって接続可能であることが好ましく、特に、咬合阻止器およびコネクタは、それに応じた形状とされ、相互に協働して操作可能な、雄部材雌部材とを含むことが好ましい。

0016

好ましくは、導管は、大きなボア径を有している。典型的には、導管の直径は、内視鏡検査装置の大きさに依存して、約5〜25mmの間、より典型的には約10〜20mmの間、最も典型的には約15mmである。有利には、導管の直径は、導管を通る内視鏡の通過を可能とする。このように、導管は、外科医がそれを通して患者の上部消化管を見ることができる「動作チャネル」を形成する。さらに、導管の直径は、患者の体に依存して異なってもよい。好ましくは、導管の径方向壁厚みは約1〜2mmの間である。

0017

内視鏡検査装置は、2つのストラップ取付部を含むことが好ましい。好ましくは、取付バーが装置の近端の一方の側に配置されるように、そのまたはそれぞれの取付バーは2つのアームの間に配置され、2つのアームはコネクタから外に導管および気道管の近位端の長手軸に一般的に垂直な方向に延在している。好ましくは、アームは、患者の頭の構造に適合するように、曲げられて遠位に延在する。

0018

導管は、その近端に内部スリーブを含むことが好ましい。好ましくは、スリーブは、コネクタと一体的に形成される。

0019

典型的には、本発明に従う内視鏡検査装置は、患者の上部食道括約筋の中に挿入される。体のこの領域の狭い寸法のために、装置の慎重な挿入が必要である。典型的に、本発明に従う内視鏡検査装置は、案内される装置の挿入を与えるカフの先端によって上部食道括約筋の中に挿入される。さらに、装置の先端の遠位可撓性は、装置の挿入の際に患者の喉の後湾曲を辿るのを助け得、患者の喉に対する外傷を低減する。

0020

内視鏡と組み合わせた本発明に従う内視鏡検査装置の使用は、内視鏡単独の使用よりも安全であり、有利には、患者の食道内に内視鏡をより長期間挿入できるようにする。

0021

典型的に、周囲形成部は膨らませることができるものであり得る。好ましくは、周囲形成部は膨らませることができるカフである。カフは典型的に、患者の喉頭後ろの実際のかつ潜在的な空間に適合し、かつこの中に嵌合して喉頭口の周りの封止を形成することができる。典型的に、カフは近端から遠端に延在する。

0022

第3の局面に従うと、患者の上部消化管に機器または視覚装置を挿入する方法が提供され、その方法は、第1または第2の局面に従う内視鏡検査装置の使用を含む。好ましくは、装置は、単回使用であり得る。

0023

発明は、さらに、例示により、および以下の図面を参照して、説明される。

図面の簡単な説明

0024

本発明に従う装置の喉頭側からの斜視図である。
図1の装置の左側の部分図である。
図1の装置の部分の端部図である。
本発明の局面に従う装置の一部のアイソメトリック図である。
本発明に従う装置の側面図である。

実施例

0025

ここで図面を参照して、胃鏡の使用を容易にするための装置1が図示され、装置1は、少なくとも1つの気道管2と、少なくとも1つの気道管の一方端に担持されるマスク3とを備え、マスク3は、遠端4と、近端5と、患者の喉頭後ろの実際のかつ潜在的な空間に適合し、かつその中に嵌合して喉頭口の周縁の周りの封止を形成することができる周囲形成部6とを有し、周囲形成部6はマスク3の中空内部空間または管腔7を取り囲み、少なくとも1つの気道管2はマスクの管腔7の中に開口し、周囲形成部6は喉頭室側3aと咽頭側3bとの間の分離を確保し、装置はさらに、マスク3が定位置にある場合に患者の食道の中への胃鏡の通過のために適用される導管8を備え、導管8は、患者の食道括約筋との協働のための遠端を含み、導管は、喉頭側8d、咽頭側8c、およびそれに対して右側8eおよび左側8f、ならびに出口を有し、出口において左側と右側との間の幅は導管の幅よりも小さい。

0026

全体的な外観という点で、本発明に従う装置1は、すべてではなくても大部分において、そのような装置を構成する基本的部分、すなわち気道管2およびマスク部分3、からなるという点で、先行技術の喉頭マスク気道装置にいくぶん似ている。図を参照して、装置1は、近端1a(装置が使用されている場合はユーザに最も近い端)と、遠端1b(装置が使用されている場合はユーザから最も遠い端)と、背側または咽頭側、腹側または喉頭側、ならびに右および左側を有する。

0027

気道管2は近端2aから遠端2bに延在し、遠端2bは中空マスク部分3の内部に開口する。気道管2は、患者への装置1の挿入を助けて柄またはガイドとして働けるように弾性変形可能であるかまたは比較的剛性であってもよい。気道管2は、たとえば、シリコーンゴムまたは可塑性材料などの、当業者には明らかであるようなそのような目的のために現在用いられている任意の材料から作られてもよい。これは、まっすぐかつ可撓性であってもよい、または適切に解剖学的に湾曲した形状に成形されてもよい。図5に示されるように、約120°の角度は好適であり、装置1が定位置に配置されたときに導管8のいずれの歪も最小にし、導管の内径最大化することを可能にすることがわかった。

0028

図1を参照して、マスク部分3は、しばしば後ろ板9と称される本体部分と、膨らませることができるカフ6の形態を取り得る周囲形成部とを含み、膨らませることができるカフ6は、近端6aから遠端6bに延在する。膨らませることができるカフ6には膨らませライン14が設けられてもよい。膨らませることができるカフ6は有利には、喉頭後ろの空間に適合し、かつその中に嵌合して、装置1が喉頭の内部を貫通せずに喉頭口の周縁の周りに封止を形成することができる。患者の異なる大きさには異なる大きさのマスクが必要である。

0029

カフ6はシリコーン、または吹込み成形PVCを備えてもよく、ほぼ楕円形の膨らませることができる輪の形態を取ってもよい。カフ6は典型的に一体に形成される。

0030

後ろ板9は、背側または咽頭側、および腹側または喉頭側を備えることが好ましい。気道管2の背側表面は、曲率が、後ろ板9の幅にわたる曲率に対応することが好ましい。後ろ板9は典型的に、ショア50Aビテン(Vythene)(登録商標)PVC+PUからの成形によって形成される。この材料は典型的に、気道管2の材料よりも実質的により軟らかくかつより変形可能なものである。後ろ板9は、典型的に、背側方向または腹側方向から見ると、ほぼ楕円形の成形体を備える。

0031

先行技術の喉頭マスク気道装置に対して、発明に従う装置1は導管8を含み、導管8は、マスク3が定位置にある場合に患者の食道の中へのファイバースコープまたは内視鏡などの胃鏡の挿入を容易にするように設けられる。

0032

導管8は好ましくは比較的大きなボア径を有する。典型的に、導管の直径は、5〜25mmの間、より典型的には10〜20mmの間、最も典型的には約15mmである。そのような直径は、導管8を通る内視鏡またはファイバースコープなどの胃鏡の通過を可能にするように設けられてもよい。しかしながら、導管8の直径は、患者の体に依存して異なってもよい。

0033

導管8は好ましくは、装置のマスク部分3の背側表面に沿って長手方向に延在し、カフ6の遠端6bに接する。好ましくは、導管8は、後ろ板9と一体的に成形される。導管8の遠端8bは後ろ板9の遠位の程度を超えて延在し、カフ6の遠端を横切って、カフ6の遠端6bで共通の末端を終端する(図1)。図2を参照すると、導管8の遠端8bは四角形、すなわちその長手軸に垂直に切断されず、長手軸に対して角度αで実際に設けられる。好ましくは、角度αは導管8の長手軸に対して約30度である。これの効果は、咽頭側8cが喉頭側8dの近位に終端し、これは患者の食道内への装置1の挿入および封止を助ける。好ましくは、導管8の遠端8bは、装置1の挿入の間にカフ6の先端によって設けられた案内手段で妨げられないように、カフ6の遠端を大きく越えて(すなわちカフの先端に)延在しない。

0034

図2図3および図5を特に参照すると、導管8の遠端8bは、上部食道括約筋への非外傷性の挿入を助けるために、また挿入時にその点で患者の体に効果的に係合させるためにさらに適用される。図2および図3から、導管8は、図3に示されるようなその端から見たとき、背側または咽頭側8c、腹側または喉頭側8d、右側8e、および左側8fを有する。図3から、導管8の遠端8bの幅は、左から右に見ると、たとえばA−Aにおいて導管8の長さの大部分の幅に対して低減されることがわかる。これの効果は、患者の上部食道括約筋の中に内視鏡をより効果的に嵌合するとともに、患者の食道括約筋の中に内視鏡をより効果的に案内する出口をつくることである。同時に、図2から、幅の低減は、右側および左側の出口に近接する点での導管8の壁の外側表面から材料を除去することによって、少なくとも部分的に達成され、これにより導管壁の残部よりも相対的に薄い部分108の提供を生じさせる。部分108は、導管8の遠端8bが、腹側方向に対して背側方向に容易に平坦化されることを可能とし、これは、これらの点で平滑な移行部を提供する一方で装置をより容易に挿入させるという効果を有し、出口の全周縁の周りにより少ない程度で延在することができる。これは、挿入時に体への外傷を引き起こす鋭い角がないことを確実にし、装置1が定位置にあるときの体に封止する封止表面を提供する。

0035

その長さの大部分に亘って、導管8は好都合には、好ましくは60〜70ショアの範囲のデュロメータ硬度のシリコーンまたは他のプラスチックもしくはゴムなどの可撓性のまたはエラストマー材料から成形され得るまたは押出成形され得る。成人に用いるには、導管8の内径(i.d.)は約15mmであってもよく、径方向壁厚みは約1〜2mmであってもよい。

0036

図1は、本発明の1つの実施形態に従う装置を示し、コネクタ12が気道管2の近端2aに設けられる。この実施形態では、コネクタ12は、気体供給部への気道管2の接続を可能にする。コネクタ12は、送気管と吸入部との接続の容易を可能にするように、(気道管2と比較して)比較的剛性の可塑性材料から形成される。今、図1および図4を参照すると、内視鏡の使用を容易にする内視鏡検査装置が図示されており、その内視鏡検査装置は、近端および遠端を有する少なくとも1つの気道管と、少なくとも1つの気道管の一方端に坦持されたマスクとを備え、マスクは、遠端と、近端と、喉頭口の周縁の周りに封止を形成するように患者の喉頭後ろの実際のかつ潜在的な空間に適合し、かつその中に嵌合することが可能な周囲形成部とを備え、周囲形成部はマスクの中空内部空間または管腔を取り囲み、少なくとも1つの気道管はマスクの管腔の中に開口し、周囲形成部は喉頭室領域と咽頭領域との間の分離を確保し、装置は、マスクが定位置にあるときに、患者の食道の中への内視鏡の通過のために適用される導管を含み、気道管はコネクタ12を近端で含み、コネクタは1つ以上のストラップ取付部を含み、ストラップ取付部は患者に装置を固定するためにストラップ(図示せず)が取り外し可能に取り付けられる取付バーを含む。

0037

図4から、図示された装置1は2つのストラップ取付部12aを含むことがわかるが、コネクタ12の背側または腹側のいずれかの点に依存して、単一のストラップ取付部が提供され得ることが予期される。いずれかの場合に、それぞれのストラップ取付部12aは、2つのアーム12cによって定位置に保持された取付バー12bを含み、2つのアーム12cは、導管および気道管の近端の長手軸に一般的に垂直な方向にコネクタから外に延在する。したがって、ストラップは、取付バーに取り付けられ得て、患者の頭の周りに配置され得、装置1を定位置に保持する。変形例において、アーム12cは、それぞれのストラップ取付部が患者の体の曲線をある程度擬態するように装置のマスク位置の方向に曲げられ得り、これがより安定した、かつ快適な嵌合を与える。図4からわかるように、コネクタ12は、そこからアーム12cが延在するプレート13と、スリーブ18を備えた第1の貫通ボア17と、スリーブ20を備えた第2の貫通ボア19とを含んでいる。スリーブ18は、コネクタを定位置に保持するのを助ける締まりばめによって、導管8の遠端に嵌合する。スリーブ20はまた同じ目的で気道管ボアの内部に短い距離を通過するが、気体供給部の接続のためにそこから外に延在している。スリーブ20は、内視鏡の挿入と干渉しないように、スリーブ18から離れて曲げられる。

0038

この実施形態において、導管8の遠端および気道管2の遠端は、一体的に形成された咬合阻止器21内に収容され、咬合阻止器21はコネクタ12が嵌合される相対的に硬い構造を形成する。この配置は、内視鏡の挿入時における導管および気道管の望まれない曲げを避け、ストラップ取付部12aのための安定した基礎を提供する。

0039

図1に示されるように、装置1は好ましくは、膨らませることができるカフ6を選択的に膨らませたり萎ませたりするための膨らませライン14も含む。膨らませライン14は、カフ6の近端6aに結合される遠端14bから、装置1が使用される際は患者の外に位置する近端14aに延在する。典型的には逆止め弁16が可撓性管14内に位置する。

0040

使用の際、装置1は、患者の口を通して挿入され、喉元のカフの遠端6bが(その寸法のためにマスク3が容易に入ることができない)通常は閉じた食道の上側端に対して存在する状態でマスク3が静止するまで喉頭蓋を過ぎて、喉を通っていく。次にカフ6が膨らまされて、喉頭への入口の周りを封止する。

0041

装置の挿入後、ファイバースコープまたは内視鏡などの胃鏡が導管8を通って挿入され得る。このように、気道管2によって患者内に気道が確保され、同時に導管8を通って胃鏡が挿入され得る。

0042

このように、本発明は、同時に気道を確保し、内視鏡の挿入の際に起こり得る嘔吐または逆流から気道を保護しつつ、患者の食道の中への内視鏡の安全かつ正確な挿入を可能にする装置を提供することが立証された。

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