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技術 患者モニタリングシステムに関する臨床規則及び規定のコンピュータ化及び視覚化

出願人 コーニンクレッカフィリップスエヌヴェ
発明者 ヴァイラヴァンスリニヴァサンキオフォロケイトリンマリークバットニコラスワディー
出願日 2014年7月9日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2016-528623
公開日 2016年9月23日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2016-528973
状態 特許登録済
技術分野 診断用測定記録装置 医療・福祉事務
主要キーワード 補助的要素 頻度ベース 下位ステージ フロアレイアウト 秒ベース 電子データ処理 看護職員 ユーザ入力機構
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題・解決手段

電子医療記録EMRシステム通信するコンピュータを用いて、疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である生理的パラメータ患者EMRにおける更新が自動的に検出される。生理的パラメータの更新を検出することに応答して、ガイドライン結果を生成するため、疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力として更新された生理的パラメータを用いて、疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインを評価する命令がコンピュータを用いて実行される。ガイドライン結果は、ディスプレイデバイスに時間の関数としてプロットされる。

概要

背景

非常に重篤患者は一般的に、例えば集中治療室ICU)、心疾患集中治療室(CCU)、新生児集中治療室といったクリティカルケア施設に入れられる。ここで、患者は、急性腎障害(AKI)、肺炎鬱血性心不全(CHF)、急性呼吸不全(ARF)又は全身性炎症反応症候群(SIRS)といった致命的又は衰弱する可能性のある初期医学的状態早期発見を確実にするため、医療関係者により連続してモニタされる。クリティカルケア環境において実行されるモニタリングは、例えば心拍呼吸動脈圧等のバイタルサインの自動的なモニタリング、及び例えば尿出力、血液サンプル分析等の臨床データスケジュール化された収集を含む。看護士又は他の医療関係者は、連続して現場におり、バイタルサインをモニタする。電子バイタルサインモニタリング装置は一般的に、警報及び関連付けられる警報閾値を含む。これは例えば、心拍が、上位クリティカル閾値を超える、又は下位クリティカル閾値以下になる場合、警報を発する。それらが利用できるようになるとき、臨床データは、患者電子医療記録及び/又は臨床チャートに記録される。例えば、血液サンプルは、12時間毎に(又は他の何らかのスケジュールで)採取されることができ、医師所定の検査が、血液サンプルで実行される。この検査結果は、血液検査研究室で患者電子医療記録にデータを電子的に転送することにより、又は、ICU又は他のクリティカルケア施設に手動で結果を搬送することにより、クリティカルケアユニットに戻される。ここで、結果は、患者記録及び/又は臨床チャートに手動で入力される。

患者ケースは、ICU又は他のクリティカルケア施設に割り当てられる医師により、例えば毎日、又は、各シフトの間といったスケジュールベースレビューされる。追加的に、患者のプライマリケア(又は随行している)医師及び可能であれば1人又は複数の専門家が、病院会議(round)を実行し、患者ケースをレビューする。これらの医師は、患者処置決定を行い、医療記録及び/又は臨床チャートによって証明される患者の医学的状態と患者の医師による検査とに基づき、さまざまな医薬治療法等を定める(又は処方を修正する)ことができる。

概要

電子医療記録EMRシステム通信するコンピュータを用いて、疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である生理的パラメータの患者EMRにおける更新が自動的に検出される。生理的パラメータの更新を検出することに応答して、ガイドライン結果を生成するため、疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力として更新された生理的パラメータを用いて、疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインを評価する命令がコンピュータを用いて実行される。ガイドライン結果は、ディスプレイデバイスに時間の関数としてプロットされる。

目的

例えば、認証されたユーザが患者のAKI状態を手動で示すことができるユーザ入力機構を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電子データ処理デバイスにより読み出し可能及び実行可能な命令を保存する非一時的記憶媒体であって、前記命令が前記電子データ処理デバイスに疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である生理的パラメータ患者電子医療記録EMR)における更新を検出させ、ガイドライン結果を生成するため、前記更新された生理的パラメータを用いて前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインを評価することにより、前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である生理的パラメータの前記患者EMRにおける更新の検出に応答させ、ディスプレイデバイスに前記ガイドライン結果を表示させる、非一時的記憶媒体。

請求項2

前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインが、急性腎障害(AKI)ステージング又は評価臨床ガイドラインであり、血清クレアチニン(Cr)レベル及び尿出力(UO)が、前記AKIステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である、請求項1に記載の非一時的ストレージ媒体

請求項3

前記前記AKIステージング又は評価臨床ガイドラインの評価が、前記患者の体重により前記UOを正規化し、前記患者に関するベースラインCrレベルと前記Crレベルとを比較することを含む、請求項2に記載の非一時的ストレージ媒体。

請求項4

前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインが、急性呼吸不全(ARF)ステージング又は評価臨床ガイドラインであり、血液における酸素分圧(Pa02)及び血液における二酸化炭素分圧(PaC02)が、前記ARFステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である、請求項1に記載の非一時的ストレージ媒体。

請求項5

前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインが、臨床全身性炎症反応症候群(SIRS)評価臨床ガイドラインであり、温度、心拍呼吸レート及び、白血球算定が、前記SIRS評価ガイドラインに対する入力であり、前記SIRS評価臨床ガイドラインの評価が、前記温度、心拍、呼吸レート及び白血球算定の各々が個別の正常な範囲外にあるかどうかのインジケーションを有するガイドライン結果を生成する、請求項1に記載の非一時的ストレージ媒体。

請求項6

前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインが、鬱血性心不全(CHF)ステージング又は評価臨床ガイドラインであり、肺毛細血管楔入圧(PCWP)及び少なくとも1つの血清ナトリウム利尿ペプチドレベルが、前記CHFステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力であり、前記ガイドライン結果を生成するための、前記CHFステージング又は評価臨床ガイドラインの評価が、(1)前記PCWPに基づきCHFステージング結果を計算すること、及び(2)前記少なくとも1つの血清ナトリウム利尿ペプチドレベルに基づきナトリウム利尿ペプチドレベルカテゴリを計算することを含む、請求項1に記載の非一時的ストレージ媒体。

請求項7

前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインが、AKIステージング又は評価臨床ガイドライン、ARFステージング又は評価臨床ガイドライン、SIRS評価ガイドライン、及びCHFステージング又は評価臨床ガイドラインのいずれかである、請求項1に記載の非一時的ストレージ媒体。

請求項8

前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である生理的パラメータが、15分に1回より多くない頻度で前記患者EMRにおいて更新される、請求項1乃至7の任意の一項に記載の非一時的ストレージ媒体。

請求項9

ステムであって、ディスプレイデバイスと、請求項1乃至8の任意の一項に記載の非一時的記憶媒体と、前記ディスプレイデバイスに前記ガイドライン結果を表示するため、前記非一時的記憶媒体に格納される命令を読み出して実行するよう構成される電子データ処理デバイスとを有する、システム。

請求項10

前記電子データ処理デバイスが、ナースステーションコンピュータ又はベッドサイドモニタである、請求項9に記載のシステム。

請求項11

前記電子データ処理デバイスが、複数の患者をモニタし、前記ディスプレイデバイスに前記複数の患者に関する前記ガイドライン結果を同時に表示するよう構成されるナースステーションコンピュータであり、各患者が、前記患者に関する前記ガイドライン結果を表す色分けを持つ図式ブロックにより表される、請求項9に記載のシステム。

請求項12

前記ガイドライン結果が、(1)前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である各生理的パラメータの時間の関数としてのプロット、及び(2)時間の関数として前記ガイドライン結果のプロットを含む複数のプロットとして表示される、請求項9に記載のシステム。

請求項13

AKIモニタリングシステムであって、ディスプレイデバイスと、電子データ処理デバイスとを有し、前記電子データ処理デバイスが、血清Crレベル及びUOのEMRにおける更新を検出するよう構成される更新検出器と、AKIステージ又は評価結果を生成するため、前記更新された血清Crレベル又はUOを用いて、血清Crレベル及びUOに機能的に依存するAKIステージング又は評価臨床ガイドラインを評価することにより、血清Crレベル又はUOの前記患者EMRにおける更新の前記更新検出器による検出に応答するよう構成されるAKIガイドライン評価エンジンと、時間の関数として、前記AKIガイドライン評価エンジンにより出力される前記AKIステージ又は評価結果をプロットするよう構成されるAKIモニタリングユーザインタフェースとを規定するようプログラムされる、システム。

請求項14

前記AKIモニタリングユーザインタフェースが更に、時間の関数として前記血清Crレベルを、及び時間の関数として前記UOを同じディスプレイ画面上にプロットするよう構成され、前記AKIガイドライン評価エンジンにより出力される前記AKIステージ又は評価結果が前記時間の関数としてプロットされる、請求項13に記載のAKIモニタリングシステム。

請求項15

前記AKIモニタリングシステムが、複数の患者をモニタするよう構成され、前記AKIモニタリングユーザインタフェースは、代替的に前記ディスプレイデバイスに前記複数の患者に関する前記AKIステージ又は評価結果を同時に表示するよう更に構成され、各患者が、前記患者に関する前記AKIステージ又は評価結果を表す色分けを持つ図式のブロックにより表される、請求項13又は14に記載のAKIモニタリングシステム。

請求項16

方法において、EMRシステム通信するコンピュータを用いて、疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である生理的パラメータの患者EMRにおける更新を自動的に検出するステップと、前記生理的パラメータの前記更新を検出することに応答して、ガイドライン結果を生成するため、前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力として前記更新された生理的パラメータを用いて、前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインを評価する命令を前記コンピュータを用いて実行するステップと、ディスプレイデバイスに時間の関数として前記ガイドライン結果をプロットするステップとを有する、方法。

請求項17

前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインが、入力として血清Crレベル及びUOを持つAKIステージング又は評価臨床ガイドラインであり、前記自動検出が、血清Crレベル及びUOのいずれかの前記患者EMRにおける更新を検出する、請求項16に記載の方法。

請求項18

前記実行することが、前記患者の体重により前記UOを正規化することと、前記患者に関するベースラインCrレベルと前記血清Crレベルとを比較することを含む処理により、前記AKIステージング又は評価臨床ガイドラインを評価する、請求項17に記載の方法。

請求項19

前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインが、入力としてPa02及びPaC02を持つARFステージング又は評価臨床ガイドラインであり、前記自動検出が、Pa02及びPaC02のいずれかの前記患者EMRにおける更新を検出する、請求項16に記載の方法。

請求項20

15分に1回より多くない頻度で前記患者EMRにおいて前記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である前記生理的パラメータを更新するステップを更に有する、請求項16乃至19の任意の一項に記載の方法。

技術分野

0001

本願は、患者看護分野、患者モニタリング分野及び関連する分野に関する。

背景技術

0002

非常に重篤な患者は一般的に、例えば集中治療室ICU)、心疾患集中治療室(CCU)、新生児集中治療室といったクリティカルケア施設に入れられる。ここで、患者は、急性腎障害(AKI)、肺炎鬱血性心不全(CHF)、急性呼吸不全(ARF)又は全身性炎症反応症候群(SIRS)といった致命的又は衰弱する可能性のある初期医学的状態早期発見を確実にするため、医療関係者により連続してモニタされる。クリティカルケア環境において実行されるモニタリングは、例えば心拍呼吸動脈圧等のバイタルサインの自動的なモニタリング、及び例えば尿出力、血液サンプル分析等の臨床データスケジュール化された収集を含む。看護士又は他の医療関係者は、連続して現場におり、バイタルサインをモニタする。電子バイタルサインモニタリング装置は一般的に、警報及び関連付けられる警報閾値を含む。これは例えば、心拍が、上位クリティカル閾値を超える、又は下位クリティカル閾値以下になる場合、警報を発する。それらが利用できるようになるとき、臨床データは、患者電子医療記録及び/又は臨床チャートに記録される。例えば、血液サンプルは、12時間毎に(又は他の何らかのスケジュールで)採取されることができ、医師所定の検査が、血液サンプルで実行される。この検査結果は、血液検査研究室で患者電子医療記録にデータを電子的に転送することにより、又は、ICU又は他のクリティカルケア施設に手動で結果を搬送することにより、クリティカルケアユニットに戻される。ここで、結果は、患者記録及び/又は臨床チャートに手動で入力される。

0003

患者ケースは、ICU又は他のクリティカルケア施設に割り当てられる医師により、例えば毎日、又は、各シフトの間といったスケジュールベースレビューされる。追加的に、患者のプライマリケア(又は随行している)医師及び可能であれば1人又は複数の専門家が、病院会議(round)を実行し、患者ケースをレビューする。これらの医師は、患者処置決定を行い、医療記録及び/又は臨床チャートによって証明される患者の医学的状態と患者の医師による検査とに基づき、さまざまな医薬治療法等を定める(又は処方を修正する)ことができる。

発明が解決しようとする課題

0004

クリティカルケア環境において患者を診断する際に起こる可能性がある課題は、情報過多である。なぜなら、医師は、測定されたバイタルサインをプロットする連続的なチャート、表化された検査結果等の広い配列を提供される場合があるからである。診断を補助するため、例えば米国医師会(AMA)、国立心肺血液研究所急性呼吸窮迫症候群(NHLBI ARDS)ネットワーク及び急性腎障害ネットワーク(AKIN)といった臨床組織は、例えば急性心筋梗塞(AMI)、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)及び急性腎障害(AKI)といったそれぞれのクリティカル疾患の発見に関する臨床基準を開発した。臨床基準は、大量の利用可能な患者データ簡潔な診断へと精製することを試みる。例えば、AKINにより開発されたAKIガイドラインは、血清クレアチニン(Cr)レベル及び尿出力(UO)レベルの観点で規定される、AKIの3つのステージ表現する。

0005

前述にもかかわらず、クリティカルケア環境にある患者における致命的又は衰弱疾患の診断は、問題を含む。概して、看護職員は、クリティカル疾患を診断する又は所定の処置を修正するための認証を受けていない又は訓練されていない。従って、致命的な疾患の発症が、医師による次のスケジュールされた訪問まで何時間も未治療のままである可能性がある。それでも、クリティカルケア環境の情報過多特性が原因で、診断が見落とされる可能性がある。臨床ガイドラインは、情報をフィルタリングするには役立つことができる。しかしながら、ガイドラインが、たまにしか繰り返されないデータに基づかれる場合、ガイドラインは実際のところ更なる遅延誘導する可能性がある。例えば、臨床ガイドラインが、血液検査結果に依存する場合、訪問時に、医師は、ごく最近の血液検査結果にだけ依存する可能性がある。これは、(検査の頻度と、採血、研究室精密検査及び結果の通信の間の遅延とを考えると)数時間前に採血された血液サンプルから生成される場合がある。ガイドラインに関する他の欠点は、異なる疾患に関するさまざまなガイドラインの最新版に医師が慣れしんでいる必要があること、及び各ガイドラインを適切に適用することにおいて医師が勤勉である必要があることを含む。臨床ガイドラインの適用はいくつかの場合において、比較的複雑な計算(例えば、単位変換、体重による正規化等)を実行することを必要とし、斯かる算出においてなされる任意のエラーが、誤ったガイドライン結果を生成する可能性がある。初期の致命的又は衰弱疾患の早期診断及び処置が、予後を非常に改善することができることを医学界が認識する場合であっても、これらの問題は顕著なままである。

0006

本願は、上述した限界及びその他を克服する改良された装置及び方法を想定する。

課題を解決するための手段

0007

1つの図示される側面によれば、非一時的記憶媒体は、電子データ処理デバイスにより読み出し可能及び実行可能な命令を保存する。上記命令が上記電子データ処理デバイスに、疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である生理的パラメータの患者電子医療記録(EMR)における更新を検出させ、ガイドライン結果を生成するため、上記更新された生理的パラメータを用いて上記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインを評価することにより、上記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である生理的パラメータの上記患者EMRにおける更新の検出に応答させ、ディスプレイデバイスに上記ガイドライン結果を表示させる。

0008

別の図示される側面によれば、システムが、ディスプレイデバイスと、前述の非一時的記憶媒体と、上記ディスプレイデバイスに上記ガイドライン結果を表示するため、上記非一時的記憶媒体に格納される命令を読み出して実行するよう構成される電子データ処理デバイスとを有する。

0009

別の図示される側面によれば、急性腎障害(AKI)モニタリングシステムが、ディスプレイデバイスと、電子データ処理デバイスとを有し、上記電子データ処理デバイスが、血清クレアチニン(Cr)レベル及び尿出力(UO)の患者電子医療記録(EMR)における更新を検出するよう構成される更新検出器と、AKIステージ又は評価結果を生成するため、上記更新された血清Crレベル又はUOを用いて、血清Crレベル及びUOに機能的に依存するAKIステージング又は評価臨床ガイドラインを評価することにより、血清Crレベル又はUOの上記患者EMRにおける更新の上記更新検出器による検出に応答するよう構成されるAKIガイドライン評価エンジンと、時間の関数として、上記AKIガイドライン評価エンジンにより出力される上記AKIステージ又は評価結果をプロットするよう構成されるAKIモニタリングユーザインタフェースとを規定するようプログラムされる。

0010

別の図示される側面によれば、方法が、電子医療記録(EMR)システムと通信するコンピュータを用いて、疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力である生理的パラメータの患者EMRにおける更新を自動的に検出するステップと、上記生理的パラメータの上記更新を検出することに応答して、ガイドライン結果を生成するため、上記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインに対する入力として上記更新された生理的パラメータを用いて、上記疾患ステージング又は評価臨床ガイドラインを評価する命令を上記コンピュータを用いて実行するステップと、ディスプレイデバイスに時間の関数として上記ガイドライン結果をプロットするステップとを有する。

0011

1つの利点は、致命的又は衰弱疾患のより迅速な発見を提供する点にある。

0012

別の利点は、クリティカルケア施設の看護職員が、特別な訓練なしに致命的又は衰弱疾患を認識することを可能にする点にある。

0013

以下詳細な説明を読むとき、多数の追加的な利点及び利点が、当業者には明らかであろう。

図面の簡単な説明

0014

急性腎障害(AKI)を検出及びステージングする監視システムを図式的に示す図である。
図1のシステムのAKIステージングエンジンの適切な実施形態を図式的に示す図である。
集中治療室(ICU)におけるすべての患者に関するAKIステージング情報を表示するグラフィカルユーザインタフェースGUI)のスクリーンショットを図式的に示す図である。
1つの患者に関するAKIステージング情報を表示するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)のスクリーンショットを図式的に示す図である。
2つの8時間ICUシフトを含むタイムラインを図式的に示し、AKI開始及び処置の開始の間の遅延を減らすことにおいて図1のAKIモニタリングシステムの効果を示す図である。

実施例

0015

本発明は、様々な要素及び要素の配列の形式を取り、様々な処理動作及び処理動作の配列の形式を取ることができる。図面は、好ましい実施形態を示すためにだけあり、本発明を限定するものとして解釈されるべきでない。

0016

図1を参照すると、急性腎障害(AKI)を検出及びステージングする監視システム10が示される。AKIモニタリングシステム10は、ディスプレイデバイスを含む又はこれにアクセスする電子データ処理デバイスで実現される。このデバイスは例えば、内蔵ディスプレイ13を含む図示されるベッドサイドモニタ12又はコンピュータモニタ15を持つナースステーションのコンピュータ14である。電子データ処理デバイス12、14は、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含み、更に補助的要素を含む又はこれに対するアクセスを持つ。この補助的要素は例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)及びハードディスクドライブ光学ドライブフラッシュメモリ読出し専用メモリ(ROM)、又は、本書に開示される患者モニタリング作業を実行する電子データ処理デバイス12、14により読み出し可能及び実行可能な命令(例えばソフトウェア又はファームウェア)を格納する他の非一時的記憶媒体又はメディア(図示されない要素)である。電子データ処理デバイス12、14は、病院データネットワーク有線無線又は有線及び無線接続の組み合わせ)、インターネット等を介して、(オプションクラウドベースの)サーバ22に適切に提供される電子医療記録(EMR)システム20と動作可能に接続される。EMRシステム20は、医学施設の患者に関する医学データを受信及び格納する。各患者は、EMRシステム20において対応する電子医療記録(EMR)を持つ。図示される例において、医療施設は、集中治療室(ICU)である。しかし、より一般的には、医療施設は、他のタイプのクリティカルケア施設とすることができ、例えば心疾患集中治療室(CCU)、新生児集中治療室(NCU)等であるか、又はクリティカルケアユニットとして指定されていない病院若しくは他の医学施設のフロア若しくは他の動作可能なユニットとすることができる。AKIモニタリングシステム10は、AKIを検出し、及びオプションでステージングするため、1人又は複数の患者をモニタする。例示的な実施形態において、AKIモニタリングシステム10は、急性腎障害ネットワークにより広められるAKIステージングガイドライン(以下「AKINステージング」又は「AKINガイドライン」)を利用する。Mehtaその他による「Acute Kidney Injury Network: report of an initiative to improve outcomes in acute kidney injury」、Critical Care 2007、volume 11 :R31(http://ccforum.eom/content/ll/2/R31にてオンラインで利用可能)を参照されたい。他のAKIガイドラインの使用も想定される。図示されるAKINステージングは、2つの入力を使用する。それは、血清クレアチニン(Cr)及び尿出力(UO)である。

0017

図1の図示されるシステムにおいて、図式的に示された血液検査研究室24は、ICUにおける患者から採取される血液サンプルを受け、例えばミリグラムデシリットル(mg/dL)、又はマイクロモルリットル(μmol/L)で表される血清Cr濃度を測定することを含む血液精密検査を実行する。本書における例示において、血液検査により生成される血清Cr濃度26は、mg/dLにおいて表される。この値は、手動で又は電子的に患者EMRに入力される。斯かる血液検査は、スケジュールベースで実行される点を理解されたい。これは概して、病院又はICU運用ガイドライン又は医師により定められる患者特有の指示に従って実行される。典型的なICU又は他のクリティカルケア施設において、平均的な患者に関して、血液は、1日につき1〜3回の間で採取される。血液サンプルが採取される時間、血液精密検査が完了される時間及びCr濃度(及びオプションで血液精密検査の他の結果)が患者EMRに入力される時間の間には少なくとも約30分の遅延がある。

0018

図示される図1において、患者は、尿カテーテルをされていると想定される。斯かるデバイスは概して、尿出力(UO)をモニタして、UOデータ36を生成するカテーテルモニタ34を含む。このデータは、さまざまな形を取ることができる。図示される実施形態において、UOデータ36は、ミリリットル/時間(ml/hr)単位で表されると想定される。ここで、mlの尿データは、1時間に1回生成され、患者EMRに記録される。他の実施の形態において、患者は、カテーテルをされていない。この場合、UOデータは、例えば1時間ごと又は他の時間ベースで患者により使用される目盛をつけた尿器における液量を記録する看護士によって手動で適切に生成される。

0019

図示されるAKIモニタリングシステム10は、以下のように作動する。Cr又はUO更新検出器40は、EMRシステム20と動作通信状態にあり、システム10を用いてAKIモニタリングを行っている患者に関する新規Cr検査結果26又はUOデータ36の受信及び患者EMRへの記録を検出する。更新検出器40は例えば、最後に検出されたCr検査結果の時間スタンプを格納し、患者EMRにおけるその記録と実質的に同時(例えば1秒以内)により最近のCr検査結果を検出するため、秒ベース(per-second basis)又はより高速Crデータ構造(例えばリレーショナルデータベース又はスプレッドシートにおける列等)をチェックすることにより、及び同様に、最後に検出されたUOデータの時間スタンプを格納し、患者EMRにおけるその記録と実質的に同時により最近のUOデータを検出するためにUOデータ構造をチェックすることにより、作動することができる。

0020

電子データ処理要素として、更新検出器40は、いくつかの想定された実施形態において、頻度ベースで、例えば秒ごと又はより高速にEMRに記録される新規な値をチェックすることができる。更新検出器40によりCr又はUO更新を検出すると、AKIガイドライン評価エンジン42が呼び出され、これは、新規Cr検査結果及び/又は新規UOデータに基づき、患者に関するAKIステージングを更新する。AKIガイドライン評価エンジン42は、(図示される例において)AKINステージングガイドラインを実行するためプログラムを実行する電子データ処理デバイス12、14を有する。本書における「に応答して」という表現は、Cr又はUO更新の検出とこれに対応するAKIステージングとの間の何らかの遅延が存在する実施形態を含む。例えば、AKIガイドライン評価エンジン42は、それぞれ過去の1分又は15分においてCr又はUO更新を更新検出器40が検出するとき(即ちこれに応答して)、分ベースで又は15分おきに(2つの例として)実行するようプログラムされることができる。AKINステージングは、セット{AKIでない、ステージ1AKI、ステージ2AKI、ステージ3AKI}から選択される出力を生成する。AKIステージ1に関するAKINステージングガイドラインは、

として適切に表されるCrプロングを含む。ここで、「ベースライン」は、さまざまに規定されることができるCrベースラインを表す。例えば、病院への入院より前の6ヵ月において患者に関して測定される血清Cr濃度、又は、腎疾患における食事の変更(MDRD)機能若しくは別のモデルを用いて規定される基準値として規定される。AKIステージ1に関するAKINステージングガイドラインは、

として適切に表されるUOプロング(患者の体重(kg)により正規化される)を含む。AKINガイドラインでは、Crプロング(式(1))又はUOプロング(式(2))、又はこの両者が満たされる場合、患者はステージ1AKIを持つと考えられる。

0021

AKIステージ2に関するAKINステージングガイドラインは、

として適切に表されるCrプロング及び

として適切に表されるUOプロングを含む。Crプロング(式(3))又はUOプロング(式(4))、又はこの両者が満たされる場合、患者はステージ2AKIを持つと考えられる。

0022

AKIステージ3に関するAKINステージングガイドラインは、

として適切に表されるCrプロング及び

として適切に表されるUOプロングを含む。

0023

Crプロング(式(5))又はUOプロング(式(6))、又はこの両者が満たされる場合、患者はステージ3AKIを持つと考えられる。

0024

式(1)〜(6)のいずれもが満たされない場合、患者はAKIを持たないと指定される。患者が腎臓置換療法RRT)を経験する任意の時、AKINガイドラインは、斯かる患者をステージ3AKIにあると規定する点に留意されたい。しかしながら、これは、図示されるAKIガイドライン評価エンジン42において実現されていない、又は代替的に透析パラメータ(例えば透析フローレート、透析ソリューション、CRRTワークシートバランス等)の存在を用いて実現される、又は代替的に医師若しくは他の認証された医療関係者が出力をAKIステージ3に手動でセットすることができる手動動作(図示省略)により実現される。

0025

他の実施形態において、AKIガイドライン評価エンジン42は、マルチレベルステージングを実行することができず、むしろ患者がAKIを持つかどうかだけを特定することができる。斯かるアプローチにおいて、(式(1)及び(2)の一方又は両方が満たされる場合)AKIを持つものとして、又は(式(1)及び(2)のいずれも満たされない場合)AKIを持たないものとして患者を特定するため、ステージ1AKINガイドラインが用いられる。別のアプローチにおいて、式(1)〜(6)のいずれかが満たされる場合、又はRRTが開始される場合、AKIは存在し、式(1)〜(6)のいずれも満たされない場合及びRRTが開始されない場合、AKIは不在である。これらは単に例示に過ぎない。患者がAKIを持つかどうかを判断する他のステージングガイドラインも想定される。AKIガイドライン評価エンジン42の出力は概して、単に推奨された診断として処理され、これは、医師の医学専門知識に基づき医師により無効にされることができる点も留意されたい。例えば、認証されたユーザが患者のAKI状態を手動で示すことができるユーザ入力機構を提供することにより、又は代替的にモニタリングシステム10には含まれないがICUにおいて他の手段、例えば、患者EMRにおいて医師が与える適切な指示及び/若しくは患者の臨床チャートにおける適切な医師の注釈を介して実現されることにより、斯かる「手動無効化」がオプションで、AKIモニタリングシステム10に組み込まれることができる。慢性腎臓病CKD)患者は、CKDを持つことが既に知られる患者に対するAKIインジケーションを無視するために「手動無効化」が開始されることができる場合の1つの斯かる例である。

0026

引き続き図1を参照すると、AKIモニタリングシステム10は更に、AKIモニタリングユーザインタフェース44を含む。これは、図示される例において、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)である。AKIモニタリングGUI44は、AKIガイドライン評価エンジン42に基づき患者がAKIを持つかどうかを医療関係者に知らせ、オプションで、AKIガイドライン評価エンジン42により指示されるAKIステージを知らせる。

0027

図2を参照すると、AKIガイドライン評価エンジン42の例示的な実施形態が表される。更新検出器40が更新を検出するとき、どの入力(Cr又はUO又は可能性として両方)が更新されたかが最初に決定される。決定処理50において、新規Cr検査結果26が患者EMRに記録されたかが決定される。記録された場合、処理52において、AKINステージングに用いられるCr情報が更新される。決定処理54において、新規UOデータ36が患者EMRに記録されたかが決定される。記録された場合、処理56において、AKINステージングに用いられるUO情報が更新される。データがカテーテルモニタ34による出力としてまだ体重正規化されていない場合、この更新56は、患者体重58(これは概して、患者EMRから入手可能である)によりUOデータ36を正規化することを伴う。いくつかの実施形態において、EMRシステム20のセットアップ及び更新検出器40により実行される更新チェックの頻度は、任意の所与の繰り返しにおいて、Cr及びUOの1つだけが更新されることができるようなものである。他の実施態様において、患者EMRにおいてCr及びUOを同時に更新することが可能である。

0028

AKIガイドライン評価エンジン42は、AKINステージングのCrプロング(式(1)、(3)及び(5))を評価することにおいて、患者に関するCrベースライン60を入力として使用する。AKIガイドライン評価エンジン42は、式(5)及び(6)を使用する処理62において患者がAKIステージ3にあるかどうかを評価する。式(5)又は式(6)が満たされる(又は両方の式が満たされる)場合、処理60はステージング結果としてAKIステージ3 64を出力し、ステージング処理が終わる。式(5)も式(6)も満たされない場合、処理フローは、患者がAKIステージ2にあるかどうか評価するため式(3)及び(4)を使用する処理66に移動する。肯定的な場合、処理66は、ステージング結果としてAKIステージ2 68を出力し、ステージング処理が終わる。式(3)も式(4)も満たされない場合、処理フローは、患者がAKIステージ1にあるかどうか評価するため式(1)及び(2)を使用する処理70に移動する。肯定的な場合、処理70は、ステージング結果としてAKIステージ1 72を出力し、ステージング処理が終わる。式(1)も式(2)も満たされない場合、処理70は、結果としてAKIでない74と出力し、ステージング処理が終わる。

0029

図2において図式的に示されるAKIステージング・アプローチは説明的なものであり、AKINガイドラインの他の実現が使用されることができる点を理解されたい。例えば、代替的な処理フローにおいて、全3つの処理62、66、70は任意の順において実行されることができ、出力は最高位のステージである。別の変形例として、単にAKIを検出することが望まれ、マルチレベルステージングを実行するが望まれない場合、処理62、66は省略され、処理70だけが実行されることができる。(このアプローチは効果的である。なぜなら、患者がステージ2又はステージ3に関するAKIN基準を満たす場合、患者は、ステージ1に関する式(1)及び/又は(2)のAKIN基準も満たすからである。)。

0030

図3及び図4を参照すると、図1のAKIモニタリングGUI44のいくつかの例示的な実施形態が表される。図3及び図4において、患者特有のデータは、波形符号(〜〜〜)により図式的に表される。図3は、ナースステーションコンピュータ14のディスプレイデバイス15に適切に示されるICUレベルディスプレイを示す。図3に示されるAKI概要スクリーンにおいて、ICUの各患者は、例えば患者の入院に患者に割り当てられる一意患者識別子(PID)である患者情報を含む図式ブロック、及び図の例では、色を持つ腎臓を表すアイコン又はAKI状態を示す他の特徴であるAKI状態のグラフカル表現により表される。図3において、異なる患者の腎臓アイコンの異なる色(又は特徴)が、異なる相互ハッチパターンにより、図式的に表される。ある実施形態において:AKIステージ3の患者は、赤色の光る腎臓アイコンにより表される;AKIステージ2の患者は、光ることのない赤色の腎臓アイコンにより表される;AKIステージ1の患者は、光ることのない黄色の腎臓アイコンにより表される;AKIのない患者は、光ることのない緑色の腎臓アイコン(又は代替的に、透明の、即ち少しも光らないアイコン)で表される。他の色選択又は他の特徴も想定される。別の例として:AKIステージ3の患者は、赤色の腎臓アイコンにより表される;AKIステージ2の患者は、オレンジ色の腎臓アイコンにより表される;AKIステージ1の患者は、黄色の腎臓アイコンにより表される;AKIのない患者は、緑色又は透明な腎臓アイコンにより表される;光ることは、下位の深刻度レベルから高位の深刻度レベルにちょうど遷移した患者を示すのに使用される(即ち、AKIでないからステージ1へと;又は、ステージ1からステージ2へと;又は、ステージ2からステージ3へと)。いくつかの実施形態において、患者を表す図式ブロックのレイアウトが、ICUのフロアレイアウト模倣する。図3の図示される概要ディスプレイは、他の情報を提供する。例えば中央に配置されるテキストタイトル「最後の更新」ボックス及び下部に配置されるコントロールボタン又は他の制御ダイアログ特徴80のセットである。これらのコントロールボタンは、例えば鬱血性心不全(CHF)、急性呼吸不全(ARF)、全身性炎症反応症候群(SIRS)等の別の致命的又は衰弱疾患に関する概要ディスプレイへと看護士が切り替えることを可能にする。ボタンは、マウスポインタ82を用いてそれをポインティングすることにより、又はディスプレイ15がタッチセンシティブ・ディスプレイデバイスである場合指でボタンにタッチすることにより、又は別のユーザインタフェース機構により適切に起動される。

0031

引き続き図3を参照し、図4も参照すると、看護士が(例えば、マウスポインタ82を用いて又はタッチセンシティブ・ディスプレイ上で指を使用して)患者を表す図式のブロックの1つを選択する場合、図4に示される患者AKI状態スクリーンが、ナースステーションコンピュータ14のディスプレイ15に表示される。追加的に又は代替的に、図4に示されるスクリーンは、患者の部屋及びベッドサイドに割り当てられるベッドサイドモニタ12のディスプレイ13に示されることができる。図4に示される図示される患者AKI状態スクリーンは、例えば名前、PID、年齢、性、身長、体重等の患者情報を示す患者情報セクション90を含む。この情報は、患者EMRから適切に引き出される。ウインドウ92は、横座標の時間の関数として、最後の複数の採血に関する血清クレアチニン検査結果26をプロットする。ウインドウ94は、横座標の時間の関数として、尿出力データ36をプロットする。図4に示されていないが、Crプロット92において式(1)、(3)及び(5)のさまざまな閾値を表すこと、及び/又はUOプロット94において式(2)、(4)及び(6)のさまざまな閾値を表すことが想定される。

0032

引き続き図4を参照すると、AKI状態プロット96が、スクリーンの右上に表示される。図示されるAKI状態プロット96は、縦座標値として状態「AKIでない」、「ステージ1」、「ステージ2」及び「ステージ3」を含み、横座標として時間を含む。図示される例において、データは、横座標に沿った経路の約1/3で「AKIでない」から「ステージ1」までの遷移を示す。遷移は、「〜〜〜でAKIステージ1開始」とラベルをつけられる。波形符号は、図式的に、ステージ1の検出のタイムスタンプを示す。ポップアップバルーン又は他のGUIが特徴を表示するとき、プロット96に示されるラベルがオプションで表示される。代替的に、開始タイムスタンプは、患者EMRに格納されることができるが、プロット96上ではラベル付けされていない。

0033

図4に示される図示される患者AKI状態スクリーンは、器官系健康ウインドウ98を含む。そこでは、図式のブロックが、色分けされるか又は他の態様で特徴付けられ、さまざまな器官又は系の状態を表す。例えば図示されるウインドウ98では、AKIに関するブロック(それは、ウインドウ92、94、96の対象でもある)、心血管系、腎臓系、凝固系及び呼吸器系が表される。これらの系は、ウインドウ98の垂直軸に沿ってリストされ、水平軸は、最後の数時間を表す。その結果、各ブロックが、ブロックの水平位置により示される時間でブロックの垂直位置により示される系の状態を表す。図示されるウインドウ98において、プラス記号(「+」)でマークされるブロックは、深刻さが増加しているブロックにより表される系の状態に対応する。器官系健康ウインドウ98は、複数の器官/系に関する経時的な臓器不全評価(SOFAスコアの適切で簡潔な表現である。

0034

図3及び図4に示されるGUIスクリーンは単なる例示にすぎない。他の表現が使用されることができる。いくつかの実施形態において、図3の概要スクリーンは、省略されることができる。視覚的な指示に加えて、例えば患者が「AKIでない」からステージ1へと、又は、下位ステージからより高位ステージへと移行するとき、特定の遷移に関する音声警報要素を使用することも想定される。

0035

図1図4を参照して説明されるAKI状態モニタリングシステム10は、例示である。このアプローチは、ICU医療関係者にとって関心のある致命的又は衰弱疾患の実質的に任意のタイプをモニタするために適用されることができる。各ケースにおけるアプローチは、関連する生理的パラメータ(例えばバイタルサイン、血液検査結果、尿出力等の患者の状態を特徴づける患者の測定可能なパラメータ)に関する新規値の記録に関してEMRシステム20をモニタすることである。このパラメータは、臨床ガイドライン又はステージングガイドラインに対する入力として機能する(図1のCr/UO更新検出器40と同様)。新規データが患者EMRに記録されることに応答して、疾患ステージング又は評価エンジン(図1のAKIガイドライン評価エンジン42と同様)が、新規入力値に関するガイドライン結果を計算し、適切なユーザ・インタフェース図1のAKIモニタリングGUI44と同様)が、更新された疾患ステージング又は評価結果を表示する。AKI以外の他の疾患に関するいくつかの例が、以下に記載される。

0036

急性呼吸不全(ARF)の場合、動脈血の不十分な酸化が存在する(低酸素血症という状態としても知られる)。いくつかの臨床ガイドラインにおいて(例えばMaffessantiその他による「Thoracic Imaging in the Intensive Care Unit」、Diseases of the Heart、Chest & Breast(J. Hodler、G. V. von Schulthess、Ch. Zollikoferにより編集されたDiagnostic Imaging and Interventional Techniques)Springer参照)、ARFは、血液における酸素分圧(Pa02)及び血液における二酸化炭素分圧(PaC02)を用いて分類される。1つの適切なガイドライン(同文献参照)において、ARFは、以下のようにステージングされる:正常(PaO2<60mmHg);軽度(範囲60〜69mmHgにおけるPa02);中等度(範囲50〜59mmHgにおけるPa02);重度(PaO2<50mmHg)。PaC02>45mmHgである場合も、ガイドラインにより、ARFが診断される。従って、ARFモニタに関して、更新検出器が、Pa02又はPaC02の更新をモニタし、ステージングエンジンは、前述の臨床ルールを適用し、ユーザインタフェースは、ARF状態を、正常、軽度、中等度、重度として出力する。

0037

いくつかの疾患に対して、直接のステージングは困難でありえる。疾患モニタの目的は、充分な情報を提供し、患者を評価するためICU医師(又は患者のプライマリケア医師又は関連する専門家等)を呼ぶよう、ICU看護士に警告することである。例えば、敗血症の一般的な前兆である全身性炎症反応症候群(SIRS)の場合、いくつかの臨床ガイドライン(例えばBoneその他による「Definitions for Sepsis and Organ failure and guidelins for the use of innovative therapies in sepsis」、Chest、vol 101、Issue 6、June 1992、pp: 1644-1655)は、4つのバイタルサインをモニタすることを必要とする。それは、温度(36°未満又は38°以上はSIRSの指標である)、心拍(1分に90拍子より大きいことはSIRSの指標である)、呼吸問題(1分につき20呼吸より大きい呼吸レート又はPaC02<32mmHgは、SIRSの指標である)、及び白血球算定(>12,000セル/mm2若しくは<4,000セル/mm2又は>10%バンドはSIRSの指標である)。従って、適切なSIRSモニタは、以下のように作動する。更新検出器は、温度、心拍、呼吸レート、PaC02及び白血球算定の更新をモニタする。患者EMRに記録されるこれらのバイタルサインのいずれかにおいて変化を検出すると、そのバイタルサインに関するSIRS臨床ルールが新規データを用いて評価される。ユーザインタフェースは、4つのバイタルに関する状態を表示する:バイタルの1つが初期のSIRSの可能性を示す値を超える場合、温度、心拍、呼吸状態及び白血球算定は、警報を出力する(例えば、光る赤い指標を出力する)。

0038

鬱血性心不全(CHF)に関するモニタリングが、更なる例として考慮される。この場合、肺毛細血管楔入圧(PCWP)は概して、CHFをステージングするためのバイタルサインとして使用される。例えばhttp://www.radiologyassistant.nl/en/p4cl32f36513d4を参照されたい。1つのCHF臨床ステージングガイドライン(同文献参照)は、CHFのステージを以下のようにラベル付けする。CHFでない(PCWP<13mmHg);ステージ1(13〜18mmHg範囲におけるPCWP);ステージ2(18〜25mmHg範囲におけるPCWP);及びステージ3(PCWP>25mmHg)。追加的に、直接のステージングに関して十分な相関性を持たないにもかかわらず、血清ナトリウム利尿ペプチド値はしばしば、CHFと相関するものと考えられる。1つのCHF評価アプローチにおいて{例えばhttp://www.gpnotebook.co.uk/simplepage.cfm?ID=x20101014150323274950参照)、血清ナトリウム利尿ペプチドレベルが、以下のように分類される:高レベル(BNP>400pg/ml又はNTproBNP>2000pg/ml);上昇レベル(範囲100〜400pg/mlにおけるBNP又は範囲400〜2000pg/mlにおけるNTproBNP);正常なレベル(BNP<100pg/ml又はNTproBNP<400pg/ml)。こうして、適切なCHFモニタにおいて、更新検出器は、PCWP、血清BNPレベル又は血清NTproBNPレベルの更新をモニタする。患者EMRに記録されるPCWPにおいて変化を検出すると、CHFは、更新されたPCWPに基づきステージングされ、ユーザインタフェースは更新されたCHFステージングを表示する。BNP又はNTproBNPにおける変化を検出すると、そのナトリウム利尿ペプチドに関するレベル(正常、上昇又は高)が評価され、表示される。CHFステージングが正常でない場合又はBNP若しくはNTproBNPが上昇若しくは高レベルである場合、赤いインジケータ又は他の警報インジケーションが示される。

0039

図3戻り参照すると、例えばAKI、ARF、SIRS及び/又はCHFに関するさまざまなモニタが、単一の電子データ処理デバイス(例えばナースステーションコンピュータ14)上で実現されることができる点を理解されたい。さまざまな疾患に関する概要スクリーンの間での急速な切り替えを可能にするため、コントロールボタン80は、異なる疾患に関する概要スクリーンに関する選択を含むことができる。例えば、図3のAKI概要ディスプレイにおいて、ボタン80は、ARF概要スクリーン、SIRS概要スクリーン、又はCHF概要スクリーンへの切り替えのためのコントロールボタンを含むことができる。その疾患に対する任意の患者の状態が変化する場合、所与の疾患概要スクリーンに自動的に切り替わることも想定される。別の変形実施形態として、単一の概要スクリーンが、使用されることができる。しかし、各患者を表す図式のブロックが、さまざまな監視された疾患に関する複数のアイコンを含む。例えば、図3のAKI概要スクリーンに示される各患者に関する腎臓アイコンに加えて、適切なARFアイコン(例えば、一組のを示す)が、ARF状態を示すために色分けされることができる。別の例として、例えば、SIRSアイコンが、色分けされることができる:温度、心拍、呼吸状態及び白血球算定の全てが正常な範囲にある場合、緑のアイコン;これらのバイタルサインの1つが正常な範囲の外にある場合、黄色のアイコン;これらのバイタルサインの2つ以上がそれらの個別の正常な範囲外にある場合、赤いアイコンとなる。

0040

開示された疾患モニタは、疾患に関する臨床ステージング又は評価ガイドラインに対する入力(例えば入力バイタルサイン)に関して新規に記録された値を検出し、斯かる新規値を検出することに応答して、ガイドラインを再評価して、結果を表示することにより作動する。例えばAKIといった多くの疾患において、入力バイタルサインは、非常にまれなベースで更新される。例えばAKIの場合、Crは概して、1日につき1〜3回(1日に採血された血液サンプルに対応する)更新される。一方、UOは概して、カテーテル処置された患者に関しては1時間ごとに、カテーテル処置されていない患者に関してはより少ない頻度で更新される。より一般的には、いくつかの臨床ガイドラインパラメータは、しばしば更新されることができるが(例えば心拍、呼吸レート又は体温の場合リアルタイムに)、いくつかの臨床ガイドライン入力パラメータは、より少ない頻度で更新される。例えば15分毎より少なく、又は、1時間につき1回より少ない。まれな入力パラメータ更新の場合(例えば更新の間が少なくとも15分より長い又は更新の間が1時間以上)、本開示の記録更新トリガによる自動疾患ステージング又は評価が価値を持たないことが想定される。なぜなら、更新記録がまれなイベントだからである。

0041

しかしながら、図5を参照して、実際には、本開示のモニタリングは、まれな入力値記録トリガによる更新の場合特に相当な利点を提供することが証明された。図5は、典型的なICUスケジュールを示す。この典型例において、ICUは、3つの8時間シフトを実行する:午前8:00〜午後4:00;午後4:00から真夜中;真夜中〜午前8:00である。同様に典型的であるように、各シフトの間、ICU医師は、一回各患者を評価する。図示された例において、患者は、ICU医師により午前10時00分に、及び次の8時間シフトにおいて午後6時00分に評価される。血液は、シフト当たり1回採取される。図示される例では、午前11時00分及び、次のシフトの午後7時00分に採取される。図示される例において、患者は、午前9時00分にステージ1 AKIの開始を経験する。従って、より早期に採血される(例えば前の夜の午前3時00分での)血液サンプルはAKIを明示しない。更に、UOは、少なくとも6時間、即ち午後3時00分までAKIを明示しない(式(2)を参照)。

0042

この状況において、ICU医師が午前10時00分に訪問するとき、その者は、午前9時00分に発生したAKI開始を検出することはできないであろう。医師がAKINガイドライン・ルールを手動で適用する処理を行う場合であっても、これはあてはまる。なぜなら、午前10時00分において、最後に利用可能なCr読み出汁もこの6時間にわたるUO出力も、午前9時00分においてAKIの開始を明示しないからである。結果として、午前9時00分のAKI開始は、医師が勤勉で、午前11時00分の採血により生成されるCr検査結果にAKINガイドラインを適用するとして、午後6時00分の第2のシフトのICU医師訪問の時間までおそらく検出されない。これは、患者がAKI開始及びその検出並びにAKI療法の開始の間に9時間を費やすこと意味する。

0043

対照的に、図1〜4に示されるAKIモニタを使用するケースを考える。血液精密検査及び患者EMRへの記録が約1時間かかると仮定して、午前11時00分の採血から生成されるCr検査結果は、午後12時00分(即ち正午)には患者EMRに記録されることになる。更新検出器40は、直ちにこの新規Cr検査結果を検出し、AKIガイドライン評価エンジン42を呼び出す。これは、決定処理70において式(1)の評価に基づき、患者がAKIステージ1にあることを検出し、AKIモニタリングGUI44は、ナースステーションコンピュータ14に警報を表示する(及びオプションで、可聴警報を生じさせる)。こうして、看護士は、正午頃にはAKIの開始の可能性に気づき、最新のCr検査結果をレビューするICU医師に通知して、AKI療法の開始を定める。この場合、午前9時00分でのAKI開始から正午頃の治療開始までの間のわずか約3時間だけが経過する;AKIモニタリングシステムが使用されない場合は約9時間である。(例えば、第2のシフトICU医師がAKINガイドライン及び/又は医師のクリティカルケア専門知識を用いてAKIに関して患者を評価することに失敗する場合、AKI処置の遅延は9時間を超えることさえある)。

0044

本発明が、好ましい実施形態を参照して説明されてきた。もちろん、上記の説明を読み、理解すれば、他者は修正及び変更を思いつくであろう。それらの修正及び変更が添付の特許請求の範囲又はその均等物の範囲内にある限り、本発明は、すべての斯かる修正及び変更を含むものとして構築されることが意図される。

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