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技術 殺生物性浄化デバイス

出願人 メルクパテントゲゼルシャフトミットベシュレンクテルハフツング
発明者 ラジャゴパラン,パスカルグロス,ユリアン加納一郎ガイネット,イヴスボレ,ユリアン
出願日 2014年4月24日 (5年3ヶ月経過) 出願番号 2016-514286
公開日 2016年9月1日 (2年10ヶ月経過) 公開番号 2016-525906
状態 特許登録済
技術分野 消毒殺菌装置 容器の蓋
主要キーワード 間欠操作 ロッキング係合 パッケージ式 内側容積 促進構造 込みチューブ 殺菌領域 ベントフィルタ
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この項目の情報は公開日時点(2016年9月1日)のものです。
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図面 (7)

課題・解決手段

好ましくは、実験室環境において使用するための精製水、特に、細胞培養のための精製水、および、微生物学用途に使用される水を収容する、液体容器(1)のための殺生物性流体浄化キャップ(2)。浄化キャップ(2)は、キャップ本体(3)であって、流体容器(1)の注ぎ口上の係合構造に結合して注ぎ口開口を密閉するようにキャップ本体(3)を取り外し可能に取付けるための係合構造(20)を含む、前記キャップ本体(3)、UV−C領域で光を放射するように適合される、少なくとも1つのLED(7a)、LED(7a)を駆動させるための電子回路(15)、および、電子回路(15)のための電源を含む。LED(7a)は、キャップ本体(3)に提供される紫外線透過窓(6)によって周囲から隔てられ、キャップ(2)が容器(1)の注ぎ口に取り付けられた場合に前記LED(7a)から放射された光が注ぎ口の開口に入射するように、前記キャップ本体(3)に配置される。

概要

背景

ボトル入りまたはパッケージ入りの精製水には、厳しい品質管理試験が課され、品質証明書と共に納品される。2種類の水、例えば、細胞培養のための水、および、分子生物学のための水は、臨界的な細胞培養および分子生物学実験を行う科学者による調査を用途対象とする。両種類の水は滅菌されている。さらに、細胞培養のための水は、細胞培養試験が行われており、ピロゲン(pyrogens)、マイコプラズマカルシウムおよびマグネシウムを含まない。分子生物学のための水は、RTPCR試験が行われており、RNaseフリー、DNaseフリー、プロテアーゼフリー、カルシウムフリーおよびマグネシウムフリーである。浄化プロセスに続いて、浄化された水は、例えば、PET容器などの滅菌容器の中へ無菌充填される。通常は1リットル未満の容量を具備する、これら比較的小さな貯蔵器またはボトルは、室内実験において使用される場所に輸送される。

浄化された水が長期間貯蔵される場合、または、少量の水が容器から取り出される場合、水は塩素または化学除菌剤を含有しないため、残りの水が汚染されるリスクがある。現在この問題点を解決するための様々な対策が行われている。1つは、一度開封されたボトルをすべての未使用の水を含み廃棄することである。もう1つは、一度開封されたボトルを冷凍室凍結することである。さらなる解決策は、貯蔵器に設置されるか、または、外側から貯蔵器の中へ挿入される、水銀ベース蒸気ランプを使用すること、または、水が使用される前の水銀ベースのランプリアクタを介して再循環ポンプを使用することである。

水銀を含有するランプを使用する従来のデバイスは、水銀が有毒物質であるため、特有再循環操作および細心の注意および配慮を必要とする。周囲環境へ放出される水銀汚染は、深刻な脅威である。メンテナンスまたは操作中にランプが破損した場合には特別なリスクが存在する。既存の水銀ランプの取り扱いは、したがってさらなる安全制約および処置を伴う。さらに、既存の水銀ランプは、相当な熱を生み出し、水温を増加させる。より高い水温は、微生物増殖を促進し、容器壁上における水蒸気凝縮を引き起こし、容器の冷却領域上に、生物膜の生成を助ける静的な液滴を生成する。

問題点の一部を解決するために、LED光源が提案された。1つの例は、殺菌領域において紫外線光放射する、外側に延伸するペンライトサイズ構造の固体紫外線放射ダイオードを含む、携帯紫外線水浄化システムのの形で、US6579495B1に開示されている。システムは、ダイオードの作動のための電池およびタイミング回路を含んでもよい。水の中へ浸漬することによるその意図された接触のため、システムの応用は、意図しない汚染の危険性または複雑な取扱いをもたらす。

WO2010/104096A1は、注ぎ口を具備する水容器、および、容器の水路内のダイオードによって生成される紫外線を照射するための容器内に位置する紫外線放射ダイオードを含む水浄化部を含む、もう1つの水浄化器を開示する。このデバイスもまた、水浄化部が容器内の水の中へ完全に浸漬するという点において、欠点がある。

本発明の目的は、特に容器が一度開封された場合の、および、特に実験室プロセスまたは医用または医療分野において使用するための水を貯蔵するためのパッケージ式水容器のための、流体容器における微生物増殖を防止し、無菌状態を維持するための改良された解決策を提供することにある。

概要

好ましくは、実験室環境において使用するための精製水、特に、細胞培養のための精製水、および、微生物学用途に使用される水を収容する、液体容器(1)のための殺生物性流体浄化キャップ(2)。浄化キャップ(2)は、キャップ本体(3)であって、流体容器(1)の注ぎ口上の係合構造に結合して注ぎ口開口を密閉するようにキャップ本体(3)を取り外し可能に取付けるための係合構造(20)を含む、前記キャップ本体(3)、UV−C領域で光を放射するように適合される、少なくとも1つのLED(7a)、LED(7a)を駆動させるための電子回路(15)、および、電子回路(15)のための電源を含む。LED(7a)は、キャップ本体(3)に提供される紫外線透過窓(6)によって周囲から隔てられ、キャップ(2)が容器(1)の注ぎ口に取り付けられた場合に前記LED(7a)から放射された光が注ぎ口の開口に入射するように、前記キャップ本体(3)に配置される。

目的

本発明は、流体容器、好ましくは、例えば、細胞培養のための水、または、分子生物学、生化学または微生物学用途に使用される水などの、実験室環境において使用するための精製水だけでなく、一般的な医用または医療において使用するための精製水を貯蔵することを目的とした

効果

実績

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請求項1

液体容器(1)のための殺生物性流体浄化キャップ(2)であって、キャップ本体(3)であって、流体容器(1)の注ぎ口上の係合構造に結合して注ぎ口開口を密閉するようにキャップ本体(3)を取り外し可能に取付けるための係合構造(20)を含む、前記キャップ本体、UV−C領域で光を放射するように適合される、少なくとも1つのLED(7a)、LED(7a)を駆動させるための電子回路(15)、および、電子回路(15)のための電源を含み、ここで、前記LED(7a)は、キャップ本体(3)に提供される紫外線透過窓(6)によって周囲から隔てられ、キャップ(2)が容器(1)の注ぎ口に取り付けられたときに前記LED(7a)から放射された光が注ぎ口の開口に入射するように、前記キャップ本体(3)に配置される、前記殺生物性流体浄化キャップ。

請求項2

前記電源が、キャップ本体(3)に受け入れられるバッテリー、および/または、コネクタ、および/または、外部電源への非接触送信手段を含む、請求項1に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項3

前記電子回路(15)が、前記コネクタ、および/または、前記非接触送信手段を通して供給される外部電源によって前記バッテリーを充電するための機能を含む、請求項2に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項4

前記電子回路(15)が、リモートデバイスから回路(15)のプログラム機能セッティングへの制御信号を受信するためのインターフェイスおよび機能を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項5

前記電子回路(15)が、事前設定された時間、および/または、強度計画に従って、LED(7a)の調光および/または間欠操作を可能にするように、LED(7a)に提供される駆動電源を調節するための機能を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項6

前記キャップ本体(3)が、キャップ本体(3)の容器(1)の注ぎ口からの取り外しを検出し、それに応じて回路を介してLED(7a)の操作を無効にするように適合されるスイッチ(13)を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項7

前記電子回路(15)および前記LED(7a)が、金属床具備するPCB(7)上に提供され、前記PCB(7)は、周囲へ熱を放散できるようにキャップ本体(3)内に配置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項8

前記LED(7a)が、220nm〜300nmの範囲、好ましくは260nm+/−5nmの波長で光を放射するように適合される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の殺生物性体浄化キャップ(2)。

請求項9

前記キャップ本体(3)が、紫外線反射する材料、好ましくは、アルミニウムまたはPTFEまたはステンレス鋼で、部分的に作られるかまたは覆われ、必要であれば、好ましくは、LED(7a)からの光照射に曝される部分において、酸化を防止する紫外線透過材料の層で覆われる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項10

紫外線透過窓(6)と注ぎ口開口との間のキャップ本体(3)の一部が、LED(7a)から放射される光線を注ぎ口開口の方向へ向けるための反射板(14)として形成される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項11

前記キャップ本体(3)が、キャップ(2)が注ぎ口に取り付けられた場合に、キャップ本体(3)の外側への第1流体開口(16)、および、容器(1)の注ぎ口開口への第2流体開口(17)、および、第1流体開口(16)と第2流体開口(17)との間に延伸し、紫外線透過窓(6)と注ぎ口開口に面したさらなる紫外線透過窓(19)との間を通る、流体チャネル(18)を含み、操作時に、LED(7a)から放射された光が、容器(1)の注ぎ口開口に入射する前に、チャネル(18)内を流れる流体を通過する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項12

キャップ本体(3)を容器(1)の注ぎ口に取り外し可能に取り付けるための前記係合構造(20)が、ねじ込み式またはバヨネット式または弾性合機構を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項13

前記容器(1)が、ボトルフラスコまたはバッグであり、好ましくは、2リットル未満の容量を具備し、好ましくは、紫外線吸収材料、好ましくは、紫外線抵抗性添加剤を含むPET、ガラスまたはプラスチック材料で作られる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

請求項14

前記紫外線透過窓(6、19)が、石英ガラスまたはシリカガラスから作られる、請求項1〜13のいずれか一項に記載の殺生物性流体浄化キャップ(2)。

技術分野

0001

本発明は、流体容器、好ましくは、例えば、細胞培養のための水、または、分子生物学生化学または微生物学用途に使用される水などの、実験室環境において使用するための精製水だけでなく、一般的な医用または医療において使用するための精製水を貯蔵することを目的とした容器のための殺菌流体浄化キャップに関する。これに関連した発明は、紫外線LED光源に基づく静的な殺生物性または殺菌性実験室用浄水デバイスに関する。

背景技術

0002

ボトル入りまたはパッケージ入りの精製水には、厳しい品質管理試験が課され、品質証明書と共に納品される。2種類の水、例えば、細胞培養のための水、および、分子生物学のための水は、臨界的な細胞培養および分子生物学実験を行う科学者による調査を用途対象とする。両種類の水は滅菌されている。さらに、細胞培養のための水は、細胞培養試験が行われており、ピロゲン(pyrogens)、マイコプラズマカルシウムおよびマグネシウムを含まない。分子生物学のための水は、RTPCR試験が行われており、RNaseフリー、DNaseフリー、プロテアーゼフリー、カルシウムフリーおよびマグネシウムフリーである。浄化プロセスに続いて、浄化された水は、例えば、PET容器などの滅菌容器の中へ無菌充填される。通常は1リットル未満の容量を具備する、これら比較的小さな貯蔵器またはボトルは、室内実験において使用される場所に輸送される。

0003

浄化された水が長期間貯蔵される場合、または、少量の水が容器から取り出される場合、水は塩素または化学除菌剤を含有しないため、残りの水が汚染されるリスクがある。現在この問題点を解決するための様々な対策が行われている。1つは、一度開封されたボトルをすべての未使用の水を含み廃棄することである。もう1つは、一度開封されたボトルを冷凍室凍結することである。さらなる解決策は、貯蔵器に設置されるか、または、外側から貯蔵器の中へ挿入される、水銀ベース蒸気ランプを使用すること、または、水が使用される前の水銀ベースのランプリアクタを介して再循環ポンプを使用することである。

0004

水銀を含有するランプを使用する従来のデバイスは、水銀が有毒物質であるため、特有再循環操作および細心の注意および配慮を必要とする。周囲環境へ放出される水銀汚染は、深刻な脅威である。メンテナンスまたは操作中にランプが破損した場合には特別なリスクが存在する。既存の水銀ランプの取り扱いは、したがってさらなる安全制約および処置を伴う。さらに、既存の水銀ランプは、相当な熱を生み出し、水温を増加させる。より高い水温は、微生物増殖を促進し、容器壁上における水蒸気凝縮を引き起こし、容器の冷却領域上に、生物膜の生成を助ける静的な液滴を生成する。

0005

問題点の一部を解決するために、LED光源が提案された。1つの例は、殺菌領域において紫外線光放射する、外側に延伸するペンライトサイズ構造の固体紫外線放射ダイオードを含む、携帯紫外線水浄化システムのの形で、US6579495B1に開示されている。システムは、ダイオードの作動のための電池およびタイミング回路を含んでもよい。水の中へ浸漬することによるその意図された接触のため、システムの応用は、意図しない汚染の危険性または複雑な取扱いをもたらす。

0006

WO2010/104096A1は、注ぎ口を具備する水容器、および、容器の水路内のダイオードによって生成される紫外線を照射するための容器内に位置する紫外線放射ダイオードを含む水浄化部を含む、もう1つの水浄化器を開示する。このデバイスもまた、水浄化部が容器内の水の中へ完全に浸漬するという点において、欠点がある。

0007

本発明の目的は、特に容器が一度開封された場合の、および、特に実験室プロセスまたは医用または医療分野において使用するための水を貯蔵するためのパッケージ式水容器のための、流体容器における微生物増殖を防止し、無菌状態を維持するための改良された解決策を提供することにある。

0008

問題を解決するために、本発明は、請求項1に規定されるような、流体容器のための殺生物性流体浄化キャップを提供する。好ましい態様は、従属請求項に規定される。

0009

本発明による流体容器のための殺生物性流体浄化キャップは、キャップ本体であって、流体容器の注ぎ口上の係合構造に結合して注ぎ口開口を密閉するようにキャップ本体を取り外し可能に取付けるための係合構造を含む、前記キャップ本体、UV−C領域で光を放射するように適合される、少なくとも1つのLED、LEDを駆動させるための電子回路、および、電子回路のための電源を含み、ここで、前記LEDは、キャップ本体に提供される紫外線透過窓によって周囲環境から隔てられ、キャップが容器の注ぎ口に取り付けられた場合に前記LEDから放射された光が注ぎ口の開口に入射するように、前記キャップ本体に配置される。

0010

本発明の浄化キャップは、既存の容器の変更を必要とすることなく、例えは、ボトル、フラスコまたはバッグ剛性または半剛性、好ましくは、細胞培養および分子生物学のための実験室用供給品としての役割を果たす、浄化水用の2リットル未満の容量を具備する、工業用に使用される一般的な流体容器に取り付け可能で、組み合わせて使用できるという特別な利点がある。この目的のために、キャップ本体は、このような流体容器の注ぎ口上の係合構造に結合してキャップ本体を取り外し可能に取付けるための係合構造を含む。

0011

1または2以上のLEDが、UV透過窓によって、典型的には使用時の容器の内側容積である周囲から隔てられるように、、キャップ本体内に組み込まれる。紫外線透過窓は、潜在的な汚染およびダメージを減らし、デバイスの滅菌性を促進するように、LEDおよびLEDを駆動するための回路および統合された他の制御機能を水の侵入から保護する。

0012

窓およびLEDの配置はまた、水からの熱を遮蔽するため、一度キャップによって閉鎖された容器が開放されて使用される間、バクテリアウィルスおよびマイコプラズマを含む微生物増殖を促進するリスクを低減する。本発明のデバイスが、設計および使用においてキャップに対応するという事実から、それは非常に扱いやすく処理しやすい。

0013

デバイスのいずれの要素も、使用時に水と接触しないように意図されている。例えば、容器の向きを変えることによる、不慮の接触の場合であっても、水と接触する唯一の部分は、紫外線透過窓および場合によってキャップの隣接する部分である。
本デバイスは、容器のための通常のキャップデザイン模倣しているものであるから、本デバイスの使用は、実際は自明である。
以下に、本発明の流体容器のための殺生物性流体浄化キャップの好ましい態様が、添付の図面を参照して説明される。

図面の簡単な説明

0014

図1は、流体容器の例としての標準のボトルに取り付けられる前と後の本発明の典型的なキャップの透視図である。
図2は、図1のキャップの断面図である。
図3は、部分的に分解配置された図2のキャップの分解組立透視図である。

0015

図4は、LEDの紫外線透過窓および隣接するキャップの反射部分の詳細を示す配置図である。
図5は、容器上に配置された状態でキャップを通して流体を導入または抽出することを可能にする流体チャネルを含む、図4のキャップの変更を示す同様の配置図である。
図6は、キャップ内に組み込まれた制御機構の図である。

実施例

0016

本発明の殺菌流体浄化キャップは、この例では、下部4および上部5から形成されるキャップ本体3を有し、LEDおよびLEDを駆動する機能要素およびそれらの間の支持要素を収容して、これらの要素を周囲から密封する。キャップ本体3の下部4は、流体容器の注ぎ口の外周部上の係合構造に結合して注ぎ口開口を密閉するようにキャップ本体を取り外し可能に取付けるための係合構造20(図2、参照)を含む。

0017

係合構造20は、ねじ込み式、または、バヨネット式、または、例えば、密着ゴムまたはプラスチック密閉構造の形の、摩擦またはフォームロッキング係合による、弾性合機構を含んでもよい。係合構造は、好ましくは、細胞培養または分子生物学のための実験室用供給品としての役割を果たす、通常は浄化水を保持するために使用される容器に関連して使用される通常型のものまたは標準ネジの1つである。この種類の使用のための容器は、2リットル未満の容量を有し、注ぎ口部分以外のすべてが剛性または半剛性または可撓性である、ボトル、フラスコまたはバッグの形態であり、紫外線抵抗性添加剤を含むPET、ガラスまたはプラスチック材料で作られる。

0018

キャップを締め付ける/ねじって外すような取扱いを促進するために、キャップ本体3の上部、および、特に上部5だけでなく下部4は、利用者のキャップ上のグリップを改善する、外側部分における鋸歯状または他の形の摩擦促進表面構造5aを含んでもよい。そのような構造は、図3において、リブ状またはギザギザ状の部分5aによって、概略的に示されている。このグリップ部分は、キャップの外表面の他の部分へ延伸してもよく、キャップの全体構造は、これらの図面に示される構造に限定されるものではない。

0019

キャップ本体の内側には、UV−C領域、好ましくは、220nm−300nmの波長光域、好ましくは、260nm+/−5nmで光を放射するように適合される少なくとも1つのLED7aが配置される。好適な種類のLEDの発光層は、例えば、異なるウェハー基板上の窒化アルミニウムガリウムエピタキシャル結晶成長物である。LEDの電源は、所定の領域の所望の紫外線光強度に基づいて選択され、通常はキャップが共に使用される流体容器のサイズおよび容量に依存する。好ましい紫外線LEDは、例えば、Seoul Optodevice社の参照番号CUD8AF1Aのように商業的に入手可能である。

0020

示された例において、以下に詳細に説明されるように、所望の強さを生み出すため、および、強さの調光または変調を可能にするため、さらに、個々のLEDが壊れた場合におけるある程度の冗長性のために、複数のLEDがプリント基板(PCB)7上に組み込まれる。

0021

PCB7は、好ましくは金属ベースで作られ、周囲への、容器の内側に面する側から見て外方に向くまたは離れた側への、熱の放散を可能にするように、キャップ本体3内に配置される。したがって、LEDから生成された熱が、キャップ本体3の上部に、より容易に導かれ、容器内の水への実質的な影響なしに周囲に放散される。この場合、リブ形状などの摩擦促進構造5aは、さらに周囲への熱放散を改善するための表面積を増やす役目を果たす。

0022

キャップはまた、LEDを駆動するための必要な電子回路15、および、電子回路のための電源を含む。そのような電源は、キャップ本体内に受け入れられる、使い捨てまたは充電可能なバッテリー(図示せず)、および/または、外部電源(図示せず)へのコネクタ、および/または、非接触送信手段を含んでもよい。コネクタは、好ましくは、PC周辺機器または携帯電話にも関連して使用される標準の充電装置にしたがったUSB−ソケットまたはプラグの形状である。この場合、電子回路はまた、コネクタまたは誘導を通した非接触を通して供給される外部電源によって、バッテリーを充電するための機能を含んでもよい。

0023

LED7aを支持するPCB7は、複数のスクリュー8aによってキャップ本体3の下部4から突出するボス8bに対して取付けられる保持ブラケット8によってキャップ本体4の下部に取り付けられる。取り付け位置において、密封リング12および紫外線透過窓6は、キャップ本体4の下部における受け口およびブラケット8の間に介在する。紫外線透過窓は、キャップが容器の注ぎ口に取り付けられた場合に、LEDから放射された光が窓6を通過して注ぎ口の開口へ入射するように、LEDを周囲から隔てる。したがって、図2に示されるように、窓は係合構造20の上方に位置する。密封リング12は、水が紫外線透過窓より上に入らないことを保証するように任意に提供される。

0024

紫外線透過窓は、例えば、石英ガラスまたはシリカガラスから作られる。キャップ本体の下部および上部の間の空間は、さらにスイッチ13(図2および3参照)を受け入れ、それは容器の注ぎ口からのキャップの取り外しを検出し、それに応じて好適な回路を介してLEDの駆動を停止することが可能なように配置される。この構造は、キャップが容器から取り除かれた場合に、紫外線透過窓を通して照射されたLEDの紫外線光への直接的な曝露から利用者を守ることができ、バッテリーの寿命を増加させる。この目的のために、例えば、マイクロスイッチレバーの形態の機械的接触、または、機械的スイッチを置き換える好適なセンサーによる非接触を通したスイッチを介して検出されてもよい。

0025

キャップ内へ組み込まれた電子回路15はまた、リモートデバイスから回路のプログラム機能セッティングへの制御信号を受信するため、および/または、操作パラメータまたは他のデータの読み出しまたは読み込みのためのインターフェイスおよび機能を含む。この制御信号は、ケーブル、外部電源へのコネクタ、および/または、非接触データ交信のための既知の技術手段を通して交信することができる。

0026

キャップ内の電子回路15はまた、所定の時間および/または強度計画に従ってLEDの調光および/または間欠的な操作を可能にするように、LEDに供給される駆動電力を調節するための機能を含んでもよい。調光および/または間欠的操作は、容器内の水温上昇を妨げるためのLEDの熱放散を管理するための手段であり、勿論バッテリーの寿命を延ばすであろう。

0027

例えば、タイミングの計画は、バッテリーが空になるまでその100%の電力でスイッチが入れられるか、または、短い間隔で全てのLEDまたは選択された1つをパルス動作すること、または、低い電力レベルで連続的に照射することを可能にするようにしてもよい。所望の照射パターンは、キャップ本体内に組み込まれたさらなるスイッチを介して選択するか、または、上記のデータインターフェイスを介してプログラムしてもよい。

0028

LED調光機能は、例えば、紫外線照射平均強度を減らすための様々なデューティーサイクルを有する、LEDへの信号電力パルス幅調整によって実施されてもよい。例えば、10%デューティーサイクル(10msオンおよび90msオフ)は、微生物再成長ブロックする一方で、電力供給寿命に劇的には影響しない、紫外線エネルギーの最少レベルを一定に保つ。同様に、熱センサーまたはサーミスタが、LEDの温度を検出し、過度の熱によって減少するLED寿命を延ばすため、および/または、微生物増殖および容器内壁上の蒸着の危険性を減らすために、調光機能を動作させるための回路に組み込まれてもよい。

0029

様々な回路の機能は、LEDを支持するPCB上にすべて組み込んでも、または、キャップ本体内の様々な空間に受け入れられる異なるモジュール式PCBに位置させてもよい。一定の電子回路を受け入れる例示的な別個のPCBは、図3に示され、参照番号11で特定される。一般的な電源または機能スイッチ10もまた、キャップ本体に組み込まれ、外側からアクセス可能である。キャップ内に組み込まれてもよい様々な回路機能の例は、例6に示される。この図面においては、制御回路は、“LED制御モジュール”として要約され、外部の要素は、それと通信する機能要素として示される。

0030

キャップ本体は、例えば、バッテリーを交換するために、選択的に取り外すことが可能な、追加のパーツまたはカバーを含んでもよい。そのような追加のリムーバブルパーツは、図3の蓋9によって概略的に示され、これはキャップ本体の上部の上面に取り外し可能に取り付けられている。

0031

蓋9もまた、キャップの使用、または、容器の内容に関わる情報または取扱い説明書を受け入れるために透明である。それはまた、その上に最初の開封日時などに関する手書き表示をすること、または、LED制御モジュールと通信するディスプレイ(すなわち小さなLCD)または他の表示器を組み込んでもよい。

0032

注ぎ口に向けられる光量を増加させるために、キャップ本体3はまた、紫外線を反射する材料、例えば、アルミニウムまたはPTFEまたはステンレス鋼で、好ましくは、LED7aから照射された光に曝される紫外線透過窓6の上流または下流部分において部分的または全体的に作られてもよい。そのような紫外線反射構造14は、図4概念的に示され、これらは、方線が注ぎ口開口へ向くように配置される。

0033

アルミニウムの酸化を防止する必要がある場合、例えば、シリカまたは石英などの紫外線透過材料酸化防止層コーティングまたは覆われてもよい。紫外線反射材料はまた、他の支持材上のコーティングの形で、使用時に紫外線放射に実際に曝されるこれらの部分に制限されて適用されてもよい。

0034

紫外線LEDの動作を利用者に信号で知らせるために、可視領域の追加の光源、例えば、可視領域で光を照射するLEDなどが、光が外側から少なくとも部分的に見えるように、PCB上に組み込まれてもよい。

0035

図5に概念的に示される他の変形例において、キャップ本体3はまた、キャップが注ぎ口に取り付けられる場合に、キャップ本体の外側に通じるまたはアクセス可能な流体開口部16、および、容器の注ぎ口開口に通じる流体開口部17、さらに、これら流体開口部16、17の間で延伸し、紫外線透過窓6と注ぎ口開口に面したさらなる紫外線透過窓19との間を通る、流体チャネル18を含み、操作時に、第2の紫外線透過窓19を通過して、容器の注ぎ口開口に入射する前に、LEDから放射された光が、第1の紫外線透過窓6、そして流体チャネル18を通過することを可能にする。

0036

この変更は、キャップが注ぎ口上に配置された状態で、例えば、流体開口部16に連結されるシリンジまたは差し込みチューブを利用して、容器内へ/外への流体を導入および/または抽出することを可能にする。チェックバルブを含むシールまたはシリンジ接続が、容器の内側の無菌状態を保つために開口部16に提供されてもよい。そのような流体チェネルを通して、容器内へより大量の流体を充填する場合は、追加のベントフィルタ(図示せず)をキャップ本体内へ含んでもよい。

0037

構造はまた、例えば、キャップが下方に面するように容器を逆さまにして、流体開口部16またはバルブに連結されるシリンジを通して流体を抽出するなど、浄化キャップを取り除くことなく、容器から流体を抽出するために使用することができる。キャップおよび容器の内部の無菌状態を保つために、流体開口部17に適切な更なる密閉構造を与えても良い。

0038

本発明の流体容器のための殺菌流体浄化キャップは、標準的な容器内の小さな水量に照射すること、および、容器が一度開封された後であっても非常に長期間に渡ってその無菌性を保つことを含む、多くの利点を提供する。紫外線LEDの波長は、容器を形成するために使用される大抵のプラスチック材料によって完全にブロックされるのに十分なほど狭く深い。キャップ本体の上部内へのLEDの組み込みは、容器内の水温上昇および微生物増殖促進を伴う熱を周囲へ放散することを確実にすることを可能にする。それは、LEDの寿命をのばすことにもなる。

0039

この特徴は、LEDを駆動するために浄化キャップの回路内へ組み込まれる調光機能によって、さらに改良される。一般的なLEDによる電力消費は、その波長の水銀ベースの解決策より小さく、電力消費の節約および使用時間の延長を可能にする。水銀ベースの浄化コンセプトと比較して、タンクのプラスチック劣化が小さく、水への有機物浸出が小さく、有害な汚染の危険性がない。

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  • 三笠産業株式会社の「 キャップ」が 公開されました。( 2019/05/23)

    【課題】初期開封時に、容器内の液体が外部へ噴き零れるのを防止することが可能なキャップを提供する。【解決手段】容器2に取付けられるキャップ本体10と、ヒンジ11を介してキャップ本体10に設けられた外蓋1... 詳細

  • 株式会社日本デキシーの「 成形蓋、紙カップ」が 公開されました。( 2019/05/23)

    【課題】内容物の液漏れを抑制できる成形蓋の提供。特に、成型蓋と容器口縁部を嵌合した時の密着部において、貼り合せ段差の空隙から内容物が漏れることを抑制できる成形蓋及び紙カップの提供。【解決手段】紙製容器... 詳細

  • 株式会社吉野工業所の「 スクイズフォーマー容器」が 公開されました。( 2019/05/23)

    【課題】容器本体の圧搾前の内容液の垂れ落ちを防止するとともに圧搾後の液切れを良好にし、かつ圧搾時に吐出する泡質を良好にすることにある。【解決手段】弾性変形可能な胴部2cを有する容器本体2と、容器本体の... 詳細

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