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技術 ジェミニ型界面活性剤を含むO/Wエマルジョン形態の着色性組成物

出願人 ロレアル
発明者 リカール,オードリーエルアチカー,ミシュラン
出願日 2014年7月10日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2016-524934
公開日 2016年8月22日 (3年2ヶ月経過) 公開番号 2016-525096
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード カバー効果 周囲層 多層カプセル 流動プロセス 層状コーティング キャセロール 球状カプセル 着色レベル
関連する未来課題
重要な関連分野

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課題・解決手段

本発明は、生理学的に許容される媒体中に少なくとも下記:a)放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセル、b)少なくとも1のジェミニ型界面活性剤を含むO/Wエマルジョンの形態の、ケラチン物質ケア及び/又はメイクアップするための着色性組成物に関する。本発明はまた、ケラチン性物質をケア及び/又はメイクアップするための化粧的方法に関する。

概要

背景

化粧料組成物、とりわけファンデーションは、皮膚に美しい色を与えるためだけでなく、赤み及び/又はしみなどの皮膚の欠点を隠すためにも一般に使用される。この点において、多くの配合物がこれまでに開発されてきた。

この点において、例えばせん断力などの外部の誘因応答して色の変化をもたらす化粧品への関心が高まっている。

一般に、この目的は、皮膚に施与すると組成物予期された着色をもたらすマイクロカプセル化された着色剤を化粧料組成物中に含めることによって達成される。特に、色の変化は、機械的な力をかけることによって破壊されると、封入された着色剤を組成物中に放出し、それによりその色を変化させる、着色剤含有マイクロカプセルによってもたらされる。機械的な作用、例えばこすることなどにより、局所的組成物塗り広げられ、その皮膚中への浸透が容易になる。組成物の色の即時の変化は、視覚的な美的効果をもたらす。

様々なタイプの封入された着色剤、特に顔料含有マイクロカプセルは、すでに利用可能である。それらは主に、封入材料のタイプ及び/又はカプセル化のタイプが異なる。

しかしながら、着色剤含有マイクロカプセルは、任意の媒体中で必ずしも安定であるとは限らない。

幾つかの着色剤含有マイクロカプセルでは、長期間にわたって、及び様々な環境及び条件にさらされた場合に、着色剤を永続的に保持することが困難である場合がある。これは、顔料油溶性染料、及び水溶性染料に当てはまる。よって、そのようなマイクロカプセルは、高められた温度で長期間試験される場合に、時間をかけて着色剤を徐々に放出する、又は「にじみ出る(bleed)」ことがある。この放出現象は、特に、微粒子エマルジョン媒体中に、特に水中油型エマルジョン中に保持される場合に起こりうる。色にじみは、染料又は顔料が、水分及び/又は配合物中の他の成分、例えば、アルコール若しくはグリコール界面活性剤シリコーン、油、保存剤、塩及び、化粧料配合物において通常見いだされる他の構成成分などとの接触によって、ミクロスフェア/マイクロカプセルを通って移る又はそれから離れるときに起こり得る。化粧料組成物中の着色剤の浸出又はにじみは、容器中、及び基質上の両方において、化粧料の長期視覚的効果を損なう可能性がある。

概要

本発明は、生理学的に許容される媒体中に少なくとも下記:a)放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセル、b)少なくとも1のジェミニ型界面活性剤を含むO/Wエマルジョンの形態の、ケラチン物質ケア及び/又はメイクアップするための着色性組成物に関する。本発明はまた、ケラチン性物質をケア及び/又はメイクアップするための化粧的方法に関する。

目的

エマルジョン、特にO/W型エマルジョンに関する限り、マイクロカプセル安定性が最適である組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

生理学的に許容される媒体中に少なくとも下記:a)放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセル、b)少なくとも1のジェミニ型界面活性剤を含むO/Wエマルジョンの形態の、ケラチン物質ケア及び/又はメイクアップするための着色性組成物

請求項2

前記イクロカプセルが、下記:1の有機物質を含むコア、少なくとも1のポリマー、少なくとも1の着色剤、及び有利には少なくとも1の脂質ベース物質を含む、上記コアを取り囲む少なくとも1の層状コーティングを含む、請求項1に記載の着色性組成物。

請求項3

前記ジェミニ型界面活性剤が、下記式(I)に対応する、請求項1または2に記載の着色性組成物、式中、R1およびR3は互いに独立して、1〜25の炭素原子を有するアルキル基を示し、R2は、1〜12の炭素原子を有する直鎖状または分岐状のアルキレン鎖からなる連結基を示し、XおよびYは互いに独立して、−(C2H4O)a−(C3H6O)bZ基を示し、Zは、水素原子または、−CH2−COOM、−SO3M、−P(O)(OM)2、−C2H4−SO3M、−C3H6−SO3Mまたは−CH2(CHOH)4CH2OH基を示し、Mは、Hまたは、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属もしくはアンモニウムもしくはアルカノールアンモニウムイオンを表し、aは0〜15の範囲であり、bは0〜10の範囲であり、a+bの合計が1〜25の範囲であり、nは1〜10の範囲である。

請求項4

式(I)のジェミニ型界面活性剤が、R1−CO−およびR3−CO−基の各々が8〜20の炭素原子を含有し、好ましくはココナツ脂肪酸残基を示すところのものである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項5

式(I)のジェミニ型界面活性剤が、XおよびY基の各々に関して、aとbとの合計が10〜20の範囲の平均値を有するところのものである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項6

式(I)のジェミニ型界面活性剤が、Zが−SO3M基(Mは好ましくは、アルカリ金属イオン、例えばナトリウムイオンである)であるところのものである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項7

式(I)のジェミニ型界面活性剤が、nが1に等しいところのものである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項8

前記ジェミニ型界面活性剤が下記構造を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の着色性組成物、式中、PEGはCH2CH2O基を表し、ココイルは、ココナツ脂肪酸残基を表す。

請求項9

前記ジェミニ型界面活性剤が、活性物質の量で、組成物の総重量に対して、0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%、より好ましくは0.2〜1.5重量%の範囲の含量で存在する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項10

組成物の総重量に対して0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜15重量%のマイクロカプセルを含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項11

前記放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセルのコアが、該有機物質として、少なくとも1の単糖またはその誘導体、特に単糖ポリオール、有利にはマンニトールエリスリトールキシリトールソルビトールおよびそれらの混合物から選択される単糖ポリオール、好ましくはマンニトールを含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項12

前記コアを取り囲む層状コーティングが、多糖および誘導体、好ましくは、1つのタイプの糖又は数種のタイプの糖を含むもの、好ましくは少なくともD−グルコース単位を含む数種のタイプの糖を含むもの、特にデンプンおよび誘導体、セルロースまたは誘導体、より好ましくはデンプンおよび誘導体から成る群から選択される少なくとも1の親水性ポリマーを含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項13

前記マイクロカプセルが、少なくとも下記:単糖ポリオール、好ましくはマンニトールで作られた内側コア、異なる色の少なくとも2つの層、少なくとも1種の親水性ポリマー、ここで上記親水性ポリマーは好ましくは、多糖または誘導体から、より好ましくはデンプン又は誘導体から選択される、および有利には、少なくとも1種の脂質ベースの物質、好ましくは両親媒性化合物、より好ましくはリン脂質、さらにより好ましくはホスホアシルグリセロール、例えば水添レシチンを含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項14

前記マイクロカプセルが、10μm〜800μm、好ましくは50μm〜600μmの範囲のサイズのマイクロカプセル直径を有し、かつ下記:a.コア(A)、ここでコア(A)は、好ましくは500nm〜150μmの範囲のサイズの直径を有し、好ましくは着色剤を含有せず、そして少なくとも1つの有機コアを含み、上記有機コアは好ましくは、少なくとも1種の糖アルコール、好ましくは単糖ポリオール、有利にはマンニトール、エリスリトール、キシリトール、ソルビトールおよびそれらの混合物から選択される単糖ポリオールから選択される;b.上記コアを取り囲む1つの第1の層(B)、ここで第1の層(B)は下記:i.少なくとも1種の着色剤、好ましくは酸化鉄、およびii.少なくとも1種のポリマー、少なくとも1種の脂質ベースの物質及びそれらの混合物から、好ましくはそれらの混合物から選択される結合剤を含む;c.上記第1の層(B)を取り囲む1つの第2の層(C)、ここで第2の層(C)は、好ましくは5μm〜500μmの厚さを有し、下記:i.二酸化チタン粒子、及びii.少なくとも1種のポリマー、少なくとも1種の脂質ベースの物質及びそれらの混合物から、好ましくはそれらの混合物から選択される結合剤を含む;d.任意的に、上記第2の層(C)を取り囲む1つの第3の層(D)、ここで第3の層(D)は下記:i.少なくとも1種の着色剤、及びii.少なくとも1種のポリマー、少なくとも1種の脂質ベースの物質及びそれらの混合物から、好ましくはそれらの混合物から選択される結合剤を含む;e.任意的に、上記第3の層(D)が存在するならばそれを取り囲む、又は上記第2の層(C)を取り囲む、1つの第4の層(E)、ここで第4の層(E)は少なくとも1種の壁形成性ポリマーを含み、上記壁形成性ポリマーは好ましくは、多糖、例えばセルロース誘導体、特にセルロースエーテル及びセルロースエステルから、(ポリ)(アルキル)(メタアクリル酸及び誘導体、とりわけ(ポリ)(アルキル)(メタ)アクリレート及び誘導体から、好ましくはアルキルアクリル酸/アルキルメタクリル酸コポリマー及びそれらの誘導体から選択されるを含む、請求項1〜13のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項15

前記マイクロカプセルの平均粒子サイズが、直径約40μm〜400μm、好ましくは直径約50μm〜300μm、特に直径60μm〜250μm、より好ましくは直径約80μm〜200μmの範囲内である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の着色性組成物。

請求項16

前記マイクロカプセルの少なくとも1つの層が、流動層プロセスによって得られたものである、請求項1〜15のいずれか1項に記載の着色性化粧料組成物

請求項17

前記水性相が、グリセロール及びグリコール、好ましくはプロピレングリコールブチレングリコールペンチレングリコールヘキシレングリコールジプロピレングリコールジエチレングリコールエチルヘキシルグリセリンカプリリルグリコールグリコールエーテル、好ましくはアルキル(C1−C4)エーテルモノ−、ジ−若しくはトリプロピレングリコール又はアルキル(C1−C4)エーテルのモノ−、ジ−若しくはトリエチレングリコール、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリオールを含み、より好ましくは上記ポリオールがグリセロールである、請求項1〜16のいずれか1項に記載の着色性化粧料組成物。

請求項18

前記水性相の重量に対して、5%〜50重量%、特に5〜40重量%、好ましくは6%〜30重量%のポリオールを含む、請求項1〜17のいずれか1項に記載の着色性化粧料組成物。

請求項19

組成物の重量に対して、少なくとも30重量%、より好ましくは少なくとも40重量%、有利には少なくとも50重量%の量の水を含む、請求項1〜18のいずれか1項に記載の着色性化粧料組成物。

請求項20

ケラチン性物質をケア及び/又はメイクアップするための化粧的方法であって、請求項1〜19のいずれかに1項に記載の組成物を上記ケラチン性物質上に、特に皮膚上に施与することを含む、上記方法。

技術分野

0001

本発明は、ケラチン物質ケア、衛生及び/又はメイクアップのために特に有用な、ジェミニ型界面活性剤を含む水中油(O/W)エマルジョンの形態の着色性(color−changing)組成物に関する。

0002

特に、本発明による着色性組成物は、任意のタイプの化粧料組成物、例えば、ファンデーションリップバームリップグロスアイライナーマスカラ、ボディメイクアップ製品皮膚着色製品、ケアクリームなどのケア製品、「BB」製品(欠点をカバーすることが可能なブレミッシュバルム(Blemish Balm)製品)、着色(tinted)クリーム又は日焼け止め製品、好ましくはファンデーション又はBB製品などでありうる。本発明による着色性組成物は、液体又は固体、特に液体でありうる。

0003

本発明の組成物は、とりわけケラチン物質、特に皮膚、より特定すれば顔の皮膚に施与されることが意図される組成物である。

背景技術

0004

化粧料組成物、とりわけファンデーションは、皮膚に美しい色を与えるためだけでなく、赤み及び/又はしみなどの皮膚の欠点を隠すためにも一般に使用される。この点において、多くの配合物がこれまでに開発されてきた。

0005

この点において、例えばせん断力などの外部の誘因応答して色の変化をもたらす化粧品への関心が高まっている。

0006

一般に、この目的は、皮膚に施与すると組成物が予期された着色をもたらすマイクロカプセル化された着色剤を化粧料組成物中に含めることによって達成される。特に、色の変化は、機械的な力をかけることによって破壊されると、封入された着色剤を組成物中に放出し、それによりその色を変化させる、着色剤含有マイクロカプセルによってもたらされる。機械的な作用、例えばこすることなどにより、局所的組成物塗り広げられ、その皮膚中への浸透が容易になる。組成物の色の即時の変化は、視覚的な美的効果をもたらす。

0007

様々なタイプの封入された着色剤、特に顔料含有マイクロカプセルは、すでに利用可能である。それらは主に、封入材料のタイプ及び/又はカプセル化のタイプが異なる。

0008

しかしながら、着色剤含有マイクロカプセルは、任意の媒体中で必ずしも安定であるとは限らない。

0009

幾つかの着色剤含有マイクロカプセルでは、長期間にわたって、及び様々な環境及び条件にさらされた場合に、着色剤を永続的に保持することが困難である場合がある。これは、顔料油溶性染料、及び水溶性染料に当てはまる。よって、そのようなマイクロカプセルは、高められた温度で長期間試験される場合に、時間をかけて着色剤を徐々に放出する、又は「にじみ出る(bleed)」ことがある。この放出現象は、特に、微粒子がエマルジョン媒体中に、特に水中油型エマルジョン中に保持される場合に起こりうる。色にじみは、染料又は顔料が、水分及び/又は配合物中の他の成分、例えば、アルコール若しくはグリコール界面活性剤シリコーン、油、保存剤、塩及び、化粧料配合物において通常見いだされる他の構成成分などとの接触によって、ミクロスフェア/マイクロカプセルを通って移る又はそれから離れるときに起こり得る。化粧料組成物中の着色剤の浸出又はにじみは、容器中、及び基質上の両方において、化粧料の長期視覚的効果を損なう可能性がある。

発明が解決しようとする課題

0010

エマルジョン、特にO/W型エマルジョンに関する限り、マイクロカプセル安定性が最適である組成物を提供することが依然として必要である。特に、長い期間にわたって、及び変化する温度又は圧力といった変化する条件にさらされたときに、とりわけ安定であるエマルジョン、特にO/W型エマルジョンを自由に使えることが依然として必要である。

0011

実は、エマルジョンを安定化させる特性を呈する幾つかの構成要素、特に幾つかの界面活性剤は、マイクロカプセルの不安定化を引き起こしうる。

0012

この場合には、マイクロカプセルの破壊は、エマルジョンのバルクにおいて、こする力又は押しつける力がかけられることなく、自然発生的に起こる。このマイクロカプセルの破壊は多くの場合、外部層軟化した結果として起こり、エマルジョンバルクにおける色、例えば顔料の放出をもたらす。

0013

結果として、こうした種類の壊れやすいマイクロカプセルが配合物中に導入されている場合には、バルクの外観はくすんだ灰色となり、汚くなる。マイクロカプセルの放出は、白色のバルク中色つきの液滴(bead)が出現する、また、バルクが着色される、といった目に見える影響をもたらす。

0014

次いで、変化する温度、すなわち寒い国の温度及び暑い国の温度にしたときに安定なままである、エマルジョン、特にO/W型エマルジョンを有することが依然として必要である。

0015

特に、長時間にわたって、例えば2カ月の間、室温で、さらには37℃又は45℃で安定なままであるエマルジョンを有することが依然として必要である。

0016

保管中に、マイクロカプセルの破壊を達成し得る力を適用することなく壊れるマイクロカプセルの数が、非常に少ない(5%未満を意味する)エマルジョン、特にO/W型エマルジョンを有することが依然として必要である。マイクロカプセルの破壊を達成し得る力は、化粧料組成物を皮膚に施与する又は塗り広げるために必要な最小の通常の力である。

0017

外観を配慮するとともに、良好なメイクアップ効果、特に良好なカバー効果をもたらす組成物を提案することもまた依然として必要である。

0018

これに基づいて、多くの化粧品会社が、顔料カプセル化技術の探索に注目し、透明できれいなバルク色調を得ながらも、適切なメイクアップ結果、特に最終的な生き生きした自然な顔色を与えることを目指している。

0019

よって、カプセルが良好な破砕耐性を保持し、改善されたにじみ耐性を示す、着色剤含有マイクロカプセルが必要である。

0020

皮膚に施与する方法若しくは強度を変えること又は様々な着色剤を含有するマイクロカプセルを使用することによって、好ましい着色又はグラデーションパターンを調整することを可能にする化粧料組成物を提供することもまた必要である。

0021

関連する溶媒/成分の大きいパネルによって安定である化粧料組成物を提供することもまた必要である。

0022

マイクロカプセルが、所望の外観に応じて、組成物のバルクの内部に見える又は見えない化粧料組成物を提供することもまた必要である。

0023

施与したときに使用者不快感を引き起こさない、顔料カプセル化マイクロカプセルを含有する化粧料組成物もまた必要である。

0024

実際に施与されたときに直ちに迅速に崩壊し、皮膚上では液体の感覚であり、粒状の様相を有さない着色された組成物となる、顔料カプセル化マイクロカプセルを含有する化粧料組成物を提供することもまた必要である。特に、組成物は、こする強さに応じて異なる色調又は色のグラデーションを呈しうる。

0025

工業プロセスにおいて変質することなくコンパウンドされるために十分な硬さを有する顔料カプセル化マイクロカプセルを提供することもまた必要である。有利には、マイクロカプセルの硬さは、調製プロセスの間、顕著に減少しない。

課題を解決するための手段

0026

特に、本発明の背後にある技術的問題、すなわち、放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセルを含むエマルジョン、特に水中油エマルジョンを得ることは、特定の安定化系を使用することによって解決された。

0027

驚くべきことに、また有利には、本発明による組成物は、従来技術の要求を満たし、または改善する。

0028

よって、その局面の1つによれば、本発明の主題は、生理学的に許容される媒体中に少なくとも下記:
a)放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセル、
b)少なくとも1のジェミニ型界面活性剤
を含むO/Wエマルジョンの形態の、ケラチン物質をケア及び/又はメイクアップするための着色性組成物である。

0029

ジェミニ型界面活性剤は、好ましくは式(I)のものである。

式中、
R1およびR3は互いに独立して、1〜25の炭素原子を有するアルキル基を示し、
R2は、1〜12の炭素原子を有する直鎖状または分岐状のアルキレン鎖からなる連結基を示し、
XおよびYは互いに独立して、−(C2H4O)a−(C3H6O)bZ基を示し、
Zは、水素原子または、−CH2−COOM、−SO3M、−P(O)(OM)2、−C2H4−SO3M、−C3H6−SO3Mまたは−CH2(CHOH)4CH2OH基を示し、
Mは、Hまたは、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属もしくはアンモニウムもしくはアルカノールアンモニウムイオンを表し、
aは0〜15の範囲であり、
bは0〜10の範囲であり、
a+bの合計が1〜25の範囲であり、
nは1〜10の範囲である。

0030

上記組成物は、水性相及び脂肪相を含む生理学的に許容される媒体を含む。

0031

有利には、放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセルが、下記:
1の有機物質を含むコア
少なくとも1のポリマー、少なくとも1の着色剤、及び有利には少なくとも1の脂質ベース物質を含む、上記コアを取り囲む少なくとも1つの層状コーティング
を含む。

0032

本発明に従って使用されるマイクロカプセルは、エマルジョンを皮膚に塗り広げると、破壊し得る。エマルジョンを皮膚にこする又は押しつけることにより、マイクロカプセル内容物を放出させる。

0033

本発明によるエマルジョンは、室温で、さらには37℃又は45℃で、特に2カ月の間、とりわけ安定であり、最適な化粧料特性を呈する。実際に本発明によるエマルジョンは、適切な流動性を呈する。つまり、これらのエマルジョンは扱いやすく、さらに皮膚に施与しやすく、かつ塗り広げやすい。そのうえ、本発明者らは、本発明によるエマルジョンは色の放出がないままであることを発見した。

0034

これらのエマルジョンはまた、化粧料として使用するために要求されるテクスチャーを呈する。つまりこれらのエマルジョンは粘着性でなく、手触りが柔らかく、そのテクスチャーは弾力がある(rebounded)。

0035

一般に、本発明に従って使用されるマイクロカプセルは、直径約800μmまでの平均粒子サイズを有する。好ましくは、平均粒子サイズは、スキンケア用途では着色剤マイクロカプセルの直径約400μm未満である。好ましくは、平均粒子サイズは、直径10μm〜800μm、有利には40μm〜800μm、特に50μm〜600μm、特に50μm〜400μm、特に100μm〜400μmである。

0036

好ましい実施形態によれば、平均粒子サイズは、直径約40μm〜400μm、好ましくは直径約50μm〜300μm、特に直径60μm〜250μm、より好ましくは直径約80μm〜200μmの範囲内である。

0037

好ましくは、放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセルは、多層状マイクロカプセルである。

0038

好ましくは、放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセルは、放出可能な着色剤を含有する多層状マイクロカプセルであって、
1の有機物質から成る着色されていないコア、及び
上記コアを取り囲み、かつ少なくとも1の着色剤をそれぞれ封入する異なる色の少なくとも1つの有機内側層及び1つの有機外側層を含む、多層状コーティング
を含む。

0039

好ましくは、マイクロカプセルは、少なくとも2つの層、好ましくは異なる色の少なくとも1つの有機着色内側層及び1つの有機外側層を含む。

0040

好ましくは、コアは、上記有機物質として少なくとも1種の単糖又はその誘導体、特に、有利にはマンニトールエリスリトールキシリトールソルビトール及びそれらの混合物、好ましくはマンニトールから選択される単糖ポリオールを含む。

0041

有利には、上記コアを取り囲む層状コーティングは、多糖及び誘導体、好ましくは1つのタイプの糖又は数種のタイプの糖を含むもの、好ましくは少なくともD−グルコース単位を含む数種のタイプの糖を含むもの、特にデンプン及び誘導体、セルロース又は誘導体、より好ましくはデンプン及び誘導体からなる群から選択される少なくとも1種の親水性ポリマーを含む。

0042

好ましくは、マイクロカプセルは、好ましくは両親媒性特性を有する少なくとも1種の脂質ベースの物質、例えばレシチン、特に水添レシチンを含む。

0043

有利には、コアは、マイクロカプセルの総重量に対して1重量%〜50重量%、好ましくは5重量%〜30重量%、特に10重量%〜20重量%を占める。

0044

有利には、着色剤は、マイクロカプセルに対して20重量%〜90重量%、好ましくは30重量%〜80重量%、特に50重量%〜75重量%を占める。

0045

特に、マイクロカプセルは、少なくとも下記:
単糖ポリオール、好ましくはマンニトールで作られた内側コア
異なる色の少なくとも2つの層、
少なくとも1種の親水性ポリマー、ここで上記親水性ポリマーは好ましくは、多糖又は誘導体から、より好ましくはデンプン又は誘導体から選択される、
及び有利には、少なくとも1種の脂質ベースの物質、好ましくは両親媒性化合物、より好ましくはリン脂質、さらにより好ましくはホスホアシルグリセロール、例えば水添レシチン
を含む。

0046

好ましくは、放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセルは、放出可能な着色剤を含有する多層状マイクロカプセルであって、下記:
1の有機物質から成る着色されていないコア、及び
上記コアを取り囲み、少なくとも1種の着色剤をそれぞれ封入する異なる色の少なくとも1つの有機内側層及び1つの有機外側層を含む多層状コーティング
を含む。

0047

ある態様によれば、マイクロカプセルの各層が、少なくとも1種の特定の着色剤又は着色剤の特定のブレンドを含有する。

0048

別の態様によれば、マイクロカプセルの外側層が、少なくとも1種の特定の着色剤又は着色剤の特定のブレンドを含有する。

0049

特に、着色剤は、顔料、好ましくは金属酸化物からなる群から選択される顔料である。

0050

ある態様によれば、マイクロカプセルの1つの層は、着色剤として酸化鉄及び二酸化チタン(TiO2)を含有する。

0051

ある態様によれば、マイクロカプセルの1つの層は、着色剤として二酸化チタン(TiO2)のみを含有する。

0052

組成物は、組成物の重量に基づいて少なくとも0.1重量%〜20重量%、好ましくは0.5重量%〜15重量%、特に2重量%〜10重量%のマイクロカプセルを含みうる。

0053

本発明による組成物は、組成物の重量に対して0.1重量%〜70重量%の、揮発性及び不揮発性シリコーン油又は炭化水素油、界面活性剤、フィラーゲル化剤増粘剤フィルム形成剤、ポリマー、保存剤、シリコーンエラストマーセルフタンニング剤、さらなる非封入着色剤、化粧料活性物質pH調整剤香料UVフィルター並びにそれらの混合物から選択される更なる化粧料成分をさらに含みうる。

0054

好ましくはメイクアップファンデーションである本発明による組成物は、強力な保湿感、施与中の非常に気持ちのよい感覚のクリーミーなテクスチャー、及び施与後の透明で自然なメイクアップ結果を提供する。最後に、すべてのこれらの特徴は、スキンケア効果の認識(クリーミーであること及び潤うこと)並びにメイクアップ効果(適切なカバー力及び自然な輝き)の非常に良好なバランスを与えるのに役立つ。さらに本発明による組成物は、サンスクリーン効果を呈しうる。

0055

有利には、マイクロカプセルは、水性相の存在下で変形可能である。

0056

有利には、組成物内のマイクロカプセルは、ケラチン性物質への施与時の圧力下で破壊可能である。

0057

本発明はまた、ケラチン性物質をケア及び/又はメイクアップするための化粧的方法であって、上記ケラチン性物質への、特に皮膚への、本発明による組成物の施与を含む化粧的方法にも向けられている。

0058

「生理学的に許容される媒体」という用語は、本発明の製品をケラチン物質、とりわけ皮膚、特に顔の皮膚に施与するために特に適している媒体を意味することが意図される。

0059

「カプセル」という語はまた、「マイクロカプセル」について言及するためにも使用される。

0060

「生理学的に許容される媒体」は、本発明に従って使用される水性相を含む。

0061

本発明の目的のために、「ケラチン物質」という用語には、皮膚、口唇などの粘膜、爪及び睫毛が含まれることが意図される。特に、皮膚及び口唇、特に顔の皮膚が、本発明により考慮される。

発明の効果

0062

以下に続く実施例から明らかになるように、本発明による組成物は、いくつかの局面において有利であることが分かる。

0063

着色剤のカプセル化は、化粧料組成物の製造及び長期保管の間、顔料の望ましくない再凝集を防止する。

0064

本発明のマイクロカプセルは、下記に定義されている水性相と接触して膨潤又は軟化する能力を有するため、ケラチン物質に施与されたときに有利には変形可能であり、その結果として使用者に柔らかい感覚をもたらす。さらに、それらの小さいサイズは、施与されたときに不快な又は好ましくない、ざらざらした感覚を生じさせないために寄与する。

0065

しかしながら、本発明のマイクロカプセルは、それらの内容物を放出するために皮膚上でほんのわずかにこする又は押しつけるときに破壊されるのに十分柔らかいが、それにもかかわらず、製造中、さらには工業プロセス中、及び対応する着色性組成物の保管中に、コーティングの破壊を回避するのに十分耐久性がある。

0066

加えて、製造プロセス中に装置の着色が起こらないので、本発明のマイクロカプセルは、本発明の組成物の調製のために通常の設備の使用を可能にする。

0067

したがって、本発明のマイクロカプセルは、カプセル化された着色剤のもとの色をマスクし、分解に対するこれらの着色剤の安定性を増大させ、製造プロセス及び長期保管の間の、カプセル化された着色剤の組成物中への望ましくない放出を防止するので、特に興味深い。

0068

最後に、本発明の組成物はまた、化粧品に関して消費者の期待を満たすという利点も有する。

0069

その局面の別のものによれば、本発明の主題はまた、少なくとも、ケラチン物質、特に皮膚の表面に、本発明による組成物の少なくとも一部を施与するステップを含む、化粧的方法にも向けられている。

図面の簡単な説明

0070

本発明の着色性マイクロカプセルの典型的な構造を示す概略図である。
実施例2により調製された着色性マイクロカプセルBのコア−シェル構造を示す概略図である。

0071

本発明によれば、「着色性組成物」は、施与前の色が施与後の色と異なり、この違いが肉眼で見える組成物を意味する。

0072

特に、この着色性組成物は、CIELabシステム1976における色差ΔE(施与前/後のΔE)値に関連づけられうる。

0073

ΔEは、下式によって定義される。

0074

式中、L1、a1、b1は、第1の色(施与前の組成物)の色空間におけるパラメータであり、L2、a2、b2は、第2の色(ケラチン性物質上での施与及び均質化後の組成物)についてのパラメータである。

0075

これらの値は、分光光度計によって又はChrosmasphere(皮膚に施与された組成物について)を用いて測定されうる。

0076

本発明による着色性組成物は、1より高い、特に2以上、好ましくは3以上の施与前/後のΔEを有すると特徴づけられうる。

0077

放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセル
「マイクロカプセル」という用語は、本明細書において使用される場合、少なくとも1つの層状コーティングを含有する球状マイクロカプセルであって、上記コーティングが少なくとも1種の着色剤を封入しており、かつ上記コーティングとは化学的に異なるコアを取り囲む、球状マイクロカプセルを指す。マイクロカプセルは、球状の均質マトリックスからなるミクロスフェアとは違っている。

0078

ある態様によれば、「少なくとも1つの層状コーティング」は、多層状コーティング、好ましくは有機多層状コーティングである。

0079

「多層状マイクロカプセル」という用語は、1つ又は複数の内側層及び1つの外側層に基づくコーティングによって取り囲まれたコアからなるマイクロカプセルを指す。多層状マイクロカプセルの多層状コーティングを形成する1つ又は複数の内側層及びマイクロカプセルの単一の外側層は、同じ又は異なる壁形成性有機化合物で形成されうる。

0080

本発明によるマイクロカプセルは、1つ又は複数の層に基づくコーティングによって取り囲まれた、「内側コア」とも呼ばれるコアを含む。好ましい実施形態において、マイクロカプセルは、少なくとも1つの内側層及び1つの外側層を含む「多層」マイクロカプセルである。多層状マイクロカプセルの多層状コーティングを形成する1つ又は複数の内側層及びマイクロカプセルの単一の外側層は、同じ又は異なる壁形成性有機化合物で形成されうる。

0081

特定の実施形態において、内側層及び外側層は、同じ壁形成性有機化合物で形成されており、次いでコアが1つの層のコーティングによって取り囲まれている。

0082

一実施形態において、外側層は、着色剤を含まない。別の実施形態において、外側層は、少なくとも1種の着色剤を含む。

0083

「壁形成性有機化合物」という用語は、マイクロカプセルの層の構成成分を形成する、本明細書において定義されている有機化合物又は2つ以上の異なる有機化合物の組合せを指す。好ましい実施形態において、「壁形成性有機化合物」は、少なくとも1種のポリマーを含む。

0084

「着色剤」という用語は、有機顔料、例えば、よく知られているFD&C又はD&C染料のいずれかから選択される合成又は天然の染料、無機顔料、例えば金属酸化物、又はレーキ及びそれらの任意の組合せ(ブレンド)を指す。したがって、本発明に従って有用な着色剤は、油溶性又は油分散性又は水に難溶性でありうる。

0085

好ましい実施形態において、着色剤は無機顔料、より好ましくは金属酸化物である。

0086

特に、平均粒子サイズは、ふるい分け試験方法によって測定して、又は顕微鏡によって観察して、50Mesh〜1000Mesh(およそ400μm〜10μm)、特に60Mesh〜200Mesh(およそ250μm〜75μm)でありうる。

0087

好ましくは、本発明による組成物は、上記組成物の総重量に対して、0.1重量%〜20重量%、好ましくは0.5重量%〜15重量%のマイクロカプセルを含みうる。

0088

特に、本発明によるスキンケア組成物では、マイクロカプセルの量は、組成物の総重量に対して0.1重量%〜5重量%、好ましくは0.2重量%〜3重量%の範囲である。

0089

特に、本発明によるメイクアップ組成物では、マイクロカプセルの量は、組成物の総重量に対して0.5重量%〜20重量%、好ましくは1重量%〜15重量%、より好ましくは2重量%〜10重量%の範囲である。

0090

特定の実施形態によれば、カプセル化された着色剤は、上記組成物の総重量の0.5重量%〜20重量%、特に1重量%〜15重量%、特に2重量%〜12重量%の範囲の、カプセル化顔料活性な物質の量で、本発明による組成物中に存在しうる。

0091

マイクロカプセルは、マイクロカプセルが壊れることを回避するために、一般に、配合の最後の段階、及び存在する場合は濾過段階の後に、化粧料処方中に組み込まれる。好ましくは、本発明によるマイクロカプセルは、50℃より低い温度で添加され、均一に混合される。これらは、ホモジナイザーよりもむしろパドルを用いて穏やかに混合される。

0092

マイクロカプセルは、ペレット化造粒、コーティングなどを含む、コーティング又はカプセル化領域内の当業者に知られているいくつかの方法によって製造されうる。例えば、マイクロカプセルは、国際公開第01/35933号パンフレット及び国際公開第2011/027960号パンフレットに開示されているように、化合物(活性物質、顔料、ポリマー、溶媒)を混合し、乾燥してカプセルを形成することを含む方法、又は仏国特許発明第2841155号明細書に開示されているように、噴霧乾燥による造粒及びコーティングを含む方法によって、又は、食品及び医薬品業界において成分をコーティング及びカプセル化するために長い間使用されてきた流動層(fluidized bed)技術によって得られうる。例として、糖のコア及び医薬活性物質の同心層を含む、回転楕円体多層カプセルの調製に関する国際公開第2008/139053号パンフレットが引用されうる。コア上での医薬活性物質の固定は、含浸(impregnation)、微粉砕(pulverization)又は射出(projection)によって達成され、次いで、第1の層が第2の層の施与前に乾燥される。

0093

流動層プロセスは、例えば、Teunouら(Fluid−Bed Coating、Poncelet、2005、D.Food Science and Technology(Boca Raton、FL、United States)、Volume 146 Issue Encapsulated and Powdered Foods、Pages 197−212)において開示されている。流動層プロセスの特有の特徴は、それが、噴霧乾燥と比較してコアが十分にカプセル化されているコーティングされた粒子をもたらすことであり、これにより、ポリマー中ランダムに分散したコア物質を有するマトリックスがもたらされる。

0094

好ましい実施形態では、マイクロカプセルは、流動層プロセスによって得られる。

0095

この実施形態によれば、好ましくは、マイクロカプセルの少なくとも1つの層が、流動層プロセスによって得られる。

0096

特定の実施形態では、外側層が流動層プロセスによって得られる。

0097

別の特定の実施形態では、少なくとも1つの内側層が流動プロセスによって得られる。

0098

最も好ましくは、すべての層が、流動層プロセスによって得られる。

0099

当業者は、本発明によるカプセルを再現させる、空気量、液体量及び温度を調整する方法を知っている。

0100

好ましくは、本発明によって実施される流動層プロセスは、Wursterプロセス及び/又は接線スプレープロセスを含む。そのようなプロセスは、ペレット化プロセスと異なり、1つ又は複数の周囲層によって取り囲まれたコアを有する球状カプセルを調製することを可能にする。

0101

本発明によるマイクロカプセルのコアを取り囲む層を調製するための全体のプロセスが、流動層プロセスによって行われる場合、マイクロカプセルの層は、有利には、規則的であり、同心状であり、均一な厚さを呈する。

0102

本発明によるカプセルの調製の様々な例が、この明細書において後述される。

0103

I a)コア
コアは、少なくとも有機物質でできている。上記コアのサイズは、好ましくは直径500nm〜150μmの範囲である。

0104

好ましくは、コアは、室温で固体及び/又は結晶の形態である。

0105

特定の実施形態において、有機物質は、高い水溶解性を有する有機物質から選択される。好ましくは、コアは水溶性又は水分散性である。

0106

特定の実施形態において、コアは着色されておらず、すなわちコアは着色剤物質を含有しない。

0107

特定の実施形態において、コアは、1種の化合物のみに基づく。この化合物は、有機であり、より好ましくは天然の化合物である。

0108

好ましい実施形態によれば、コアは、糖アルコール、好ましくはマンニトール、エリスリトール、キシリトール、ソルビトールから有利には選択される単糖ポリオールである。

0109

特定の実施形態において、コアは、マンニトールでできており、より好ましくはマンニトールだけでできている。

0110

代替の実施形態によれば、コアは、少なくともマンニトール、及び、好ましくは親水性ポリマーから選択されるポリマーである少なくとも1種のさらなる成分を含有する。特に、そのようなコアは、マンニトール、並びにセルロースポリマー、デンプンポリマー及びそれらの混合物、好ましくはそれらの混合物の中から選ばれる親水性ポリマーを含みうる。

0111

好ましい実施形態において、セルロースポリマーはカルボキシメチルセルロースであり、デンプンポリマーは加工されていない天然のデンプン、例えばコーンスターチである。

0112

コアは、先述の物質のうちの1つのシード(又は結晶)によって構成されうる。

0113

コアは好ましくは、マイクロカプセルの総重量に対して1重量%〜50重量%、好ましくは4重量%〜40重量%、特に5重量%〜30重量%、特に10重量%〜20重量%の量で含有される。

0114

マンニトールは好ましくは、コアの総重量に対して2重量%〜100重量%、好ましくは5重量%〜100重量%、特に100重量%の量で含有される。

0115

マンニトールは好ましくは、マイクロカプセルの総重量に対して1重量%〜50重量%、好ましくは4重量%〜40重量%、特に5重量%〜30重量%、特に10重量%〜20重量%の量で含有される。

0116

I b)外部層又はコーティング
先に開示されているように、コアは、有利には、コーティングで、又は好ましくは少なくとも1つの内側層及び1つの外側層を含む外部層で取り囲まれている。この後者の場合、これらの層は好ましくは、コアに関して同心円状に広がっている。

0117

層は好ましくは、有機であり、すなわち、壁形成性物質として少なくとも1種の有機化合物を含有する。好ましくは、内側層及び/又は外側層は、少なくとも1種のポリマー、特に親水性ポリマーを含む。

0118

ポリマー
好ましくは、本発明によるマイクロカプセル、特に外部層は、多糖及び誘導体、アクリル酸若しくはメタクリル酸ホモポリマー若しくはコポリマー、又はそれらの塩及びエステル、並びにそれらの混合物からなる群から選択される親水性ポリマーを含む。

0119

好ましい実施形態において、本発明によるマイクロカプセル、特に外部層は、多糖及び誘導体、特にデンプンポリマーからなる群から選択される親水性ポリマーを含む。

0120

上記ポリマーは、有利には、(ポリ)(アルキル)(メタ)アクリル酸及び誘導体、とりわけ(ポリ)(アルキル)(メタ)アクリレート及び誘導体から、好ましくはアルキルアクリル酸/アルキルメタクリル酸コポリマー及びそれらの誘導体から選択され、最も好ましくは、Evonik DegussaからEUDRAGIT RSPOの商品名で提供されている、アクリル酸エチルと、メタクリル酸メチルと、第四級アンモニウム基を有する低含量のメタクリル酸エステルとのコポリマーである。

0121

上記多糖及び誘導体は、好ましくは、キトサンポリマーキチンポリマー、セルロースポリマー、デンプンポリマー、ガラクトマンナンアルギネートカラギーナンムコ多糖類、及びそれらの誘導体、並びにそれらの混合物から選択される。

0122

好ましい実施形態において、外部層は、微結晶性セルロースを含まない。

0123

1つの特に好ましい実施形態によれば、上記多糖及びそれらの誘導体は、好ましくは、1つのタイプの糖又は数種のタイプの糖を含むもの、好ましくは数種のタイプの糖を含むもの、特に糖として少なくともD−グルコース単位を含むもの、好ましくはデンプンポリマー、セルロースポリマー、及び誘導体、並びにそれらの混合物から選択される。

0124

好ましい実施形態によれば、マイクロカプセルは、デンプン及びその誘導体、特にコーンスターチ、セルロース及びその誘導体、メタクリル酸及び/又はメタクリル酸エステルのホモ及び/又はコポリマー又は(アルキル)アクリル酸及び/又は(アルキル)メタクリル酸のコポリマー及びそれらの誘導体、好ましくはそれらの塩及びそれらのエステルからなる群から選択される少なくとも1種の親水性ポリマーを含有し、特に上記カプセルはポリメタクリル酸メチルを含有する。

0125

好ましい実施形態によれば、マイクロカプセルは、デンプン及びその誘導体、特にコーンスターチからなる群から選択される少なくとも1種の親水性ポリマーを含有する。

0126

本発明によって使用可能なデンプンは通常、植物原料、例えば、米、大豆ジャガイモ、又はトウモロコシ由来する。デンプンは、未加工の又は(セルロースから類推して)加工されたデンプンであることができる。好ましい実施形態において、デンプンは未加工である。

0127

好ましいメタクリル酸及び/又はメタクリル酸エステルのホモ及び/又はコポリマーは、メタクリル酸メチル及びアクリル酸エチルのコポリマーが750kDa〜850kDaの分子量を有するところのものである。

0128

セルロース誘導体は、例えば、アルカリセルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、セルロースエステル及びエーテル、並びにアミノセルロースを含む。特定の実施形態において、セルロースはカルボキシメチルセルロース(CMC)である。

0129

好ましい実施形態によれば、カプセルは、少なくともデンプン誘導体、特にコーンスターチ、ポリメタクリル酸メチル、(アルキル)アクリル酸及び/又は(アルキル)メタクリル酸のコポリマー及びそれらの誘導体、好ましくはそれらの塩及びそれらのエステル、及び/又はセルロース誘導体を含有する。

0130

好ましくは、マイクロカプセルは、架橋されていないポリマーを含有する。

0131

上記ポリマーは、1つ又はいくつかの層中に存在しうる。

0132

別の実施形態において、上記ポリマーは、コア中に存在しうる。

0133

マイクロカプセルは、コア中及び/又は層中にポリマーを含有しうる。

0134

特定の実施形態において、ポリマーは、コア中及び層中に存在する。

0135

一実施形態において、コアは、ポリマーとして少なくともデンプン及び/又はセルロース誘導体を含有する。デンプンがコア中に含有される場合、それはそのようなコアの主要成分に相当し、すなわちデンプンの重量はコアの他の化合物のそれぞれの量より多い。

0136

上記ポリマーは、マイクロカプセルの0.5重量%〜20重量%、特にマイクロカプセルの1重量%〜10重量%、好ましくは2重量%〜8重量%を占め得る。

0137

コーティングを形成する種々の層は、同一の又は異なるポリマーに基づきうる。有利には、それらは、同じポリマーから形成される。

0138

対照的に、上記層は、有利には異なるように着色される。

0139

この異なる色は、異なる着色剤を使用することだけでなく、着色剤が2つの層で同じである場合には少なくとも1種の着色剤において異なる濃度を使用することによっても得られうる。

0140

特定の実施形態において、外側層は、少なくとも1種の着色剤を含有する。

0141

別の実施形態において、外側層は、着色剤を含有しない。

0142

着色剤
先に記述されているように、「着色剤」は、化粧料配合物において使用される、CTFA及びFDAによって化粧料において使用することが認可された任意の有機又は無機の顔料又は着色剤を含む。

0143

よって「着色剤」という用語は、有機顔料、例えば、よく知られているFD&C又はD&C染料のいずれかから選択される合成又は天然の染料、無機顔料、例えば金属酸化物、又はレーキ、例えば、コチニールカルミンバリウムストロンチウムカルシウム又はアルミニウム及びそれらの任意の組合せ(ブレンド)に基づくものを指す。そのような着色剤は、下記で詳述されている。

0144

特定の実施形態において、着色剤は水溶性又は水分散性でありうる。

0145

別の実施形態において、本発明に従って有用な着色剤は、油溶性又は油分散性又は水に難溶性でありうる。

0146

好ましい実施形態において、着色剤は、無機顔料、より好ましくは金属酸化物である。

0147

有利には、多層状マイクロカプセルの着色剤は、酸化鉄、二酸化チタン、酸化アルミニウム酸化ジルコニウム酸化コバルト酸化セリウム酸化ニッケル酸化スズ又は酸化亜鉛から選択される一次(primary)金属酸化物、又は複合酸化物、より好ましくは赤色酸化鉄黄色酸化鉄又は黒色酸化鉄、又はそれらの混合物から選択される酸化鉄である。

0148

層はまた、基質に定着させた有機着色剤に相当するレーキを含有しうる。そのようなレーキは、有利には、下記の物質、及びそれらの混合物の中から選ばれる。
コチニールのカルミン;
アゾ着色剤アントラキノン着色剤インジゴイド着色剤、キサンテン着色剤、ピレン着色剤、キノリン着色剤、トリフェニルメタン着色剤、フルオラン着色剤の有機顔料、ここで上記有機顔料のうち、以下の商品名で知られているものが挙げられうる:D&C Blue n°4、D&C Brown n°1、D&C Green n°5、D&C Green n°6、D&C Orange n°4、D&C Orange n°5、D&C Orange n°10、D&C Orange n°11、D&C Red n°6、D&C Red n°7、D&C Red n°17、D&C Red n°21、D&C Red n°22、D&C Red n°27、D&C Red n°28、D&C Red n°30、D&C Red n°31、D&C Red n°33、D&C Red n°34、D&C Red n°36、D&C Violet n°2、D&C Yellow n°7、D&C Yellow n°8、D&C Yellow n°10、D&C Yellow n°11、FD&C Blue n°1、FD&C Green n°3、FD&C Red n°40、FD&C Yellow n°5、FD&C Yellow n°6;
酸着色剤、例えばアゾ着色剤、アントラキノン着色剤、インジゴイド着色剤、キサンテン着色剤、ピレン着色剤、キノリン着色剤、トリフェニルメタン着色剤、フルオラン着色剤、のナトリウムカリウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、ジルコニウム、ストロンチウム、チタン水不溶性塩、ここで、これらの着色剤は、少なくとも1つのカルボキシル基又はスルホン酸基を含みうる。

0149

上記有機レーキはまた、有機支持体、例えば、ロジン又は安息香酸アルミニウムなどによって保護されうる。

0150

上記有機レーキのうち、本発明者らは、以下の名称で知られているものを特に挙げうる:D&C Red n°2アルミニウムレーキ、D&C Red n°3アルミニウムレーキ、D&C Red n°4アルミニウムレーキ、D&C Red n°6アルミニウムレーキ、D&C Red n°6バリウムレーキ、D&C Red n°6バリウム/ストロンチウムレーキ、D&C Red n°6ストロンチウムレーキ、D&C Red n°6カリウムレーキ、D&C Red n°6ナトリウムレーキ、D&C Red n°7アルミニウムレーキ、D&C Red n°7バリウムレーキ、D&C Red n°7カルシウムレーキ、D&C Red n°7カルシウム/ストロンチウムレーキ、D&C Red n°7ジルコニウムレーキ、D&C Red n°8ナトリウムレーキ、D&C Red n°9アルミニウムレーキ、D&C Red n°9バリウムレーキ、D&C Red n°9バリウム/ストロンチウムレーキ、D&C Red n°9ジルコニウムレーキ、D&C Red n°10ナトリウムレーキ、D&C Red n°19アルミニウムレーキ、D&C Red n°19バリウムレーキ、D&C Red n°19ジルコニウムレーキ、D&C Red n°21アルミニウムレーキ、D&C Red n°21ジルコニウムレーキ、D&C Red n°22アルミニウムレーキ、D&C Red n°27アルミニウムレーキ、D&C Red n°27アルミニウム/チタン/ジルコニウムレーキ、D&C Red n°27バリウムレーキ、D&C Red n°27カルシウムレーキ、D&C Red n°27ジルコニウムレーキ、D&C Red n°28アルミニウムレーキ、D&C Red n°28ナトリウムレーキ D&C Red n°30レーキ、D&C Red n°31カルシウムレーキ、D&C Red n°33アルミニウムレーキ、D&C Red n°34カルシウムレーキ、D&C Red n°36レーキ、D&C Red n°40アルミニウムレーキ、D&C Blue n°1アルミニウムレーキ、D&C Green n°3アルミニウムレーキ、D&C Orange n°4アルミニウムレーキ、D&C Orange n°5アルミニウムレーキ、D&C Orange n°5ジルコニウムレーキ、D&C Orange n°10アルミニウムレーキ、D&C Orange n°17バリウムレーキ、D&C Yellow n°5アルミニウムレーキ、D&C Yellow n°5ジルコニウムレーキ、D&C Yellow n°6アルミニウムレーキ、D&C Yellow n°7ジルコニウムレーキ、D&C Yellow n°10アルミニウムレーキ、FD&C Blue n°1アルミニウムレーキ、FD&C Red n°4アルミニウムレーキ、FD&C Red n°40アルミニウムレーキ、FD&C Yellow n°5アルミニウムレーキ、FD&C Yellow n°6アルミニウムレーキ。

0151

先に挙げたこれらの有機着色剤のそれぞれに対応する化学物質は、《The Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association》出版の《International Cosmetic Ingredient Dictionnary and Handbook》(Edition 1997, 第371〜386頁および第524〜528頁)と呼ばれる本において述べられており、その内容は、参照することにより本明細書に組み入れられる。

0152

好ましい実施形態によれば、レーキは、コチニールのカルミン及び、酸着色剤、例えばアゾ着色剤、アントラキノン着色剤、インジゴイド着色剤、キサンテン着色剤、ピレン着色剤、キノリン着色剤、トリフェニルメタン着色剤、フルオラン着色剤、のナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、アルミニウム、ジルコニウム、ストロンチウム、チタンの水不溶性塩、及びそれらの混合物から選択され、これらの着色剤は少なくとも1つのカルボキシル基又はスルホン酸基を含みうる。

0153

好ましい実施形態によれば、レーキは、コチニールのカルミン及び、ナトリウム、カルシウム、アルミニウムの水不溶性塩、及びそれらの混合物から選択される。

0154

カルミンを組み込んでいるレーキとして、本発明者らは、以下の市販品の参照を挙げうる:CARMIN COVALAC W 3508、CLOISONNE RED 424C及びCHROMA−LITEMAGENTA CL4505。

0155

水不溶性アルミニウム塩は、好ましくは、FDC Yellow N°5アルミニウムレーキ、FDC Blue N°1アルミニウムレーキ、FDC Red N°40アルミニウムレーキ、FDC Red N°30アルミニウムレーキ、FDC Green N°5アルミニウムレーキ、及びそれらの混合物から選択される。そのような無機レーキを組み込んでいる化合物として、とりわけ以下の市販品の参照が挙げられうる:INTENZA FIREFLY C91−1211、INTENZA AZURE ALLURE C91−1251、INTENZA THINK PINK C91−1236。

0156

水不溶性のカルシウム塩は、好ましくは、Red N°7カルシウムレーキから選択される。そのような無機レーキを組み込んでいる化合物として、とりわけ以下の市販品の参照が挙げられうる:INTENZA MAGENTITUDE C91−1234、INTENZAHAUTE PINK C91−1232、INTENZA RAZZLEROSEC91−1231、INTENZA AMETHYST FORCE C91−7231、INTENZAPLUSH PLUM C91−7441、INTENZA ELECTRIC CORAL C91−1233、FLORASOMES−JOJOBA−SMS−10% CELLINI RED−NATURAL及びそれらの混合物。

0157

水不溶性のナトリウム塩は、好ましくは、Red N°6ナトリウムレーキ及びRed N°28ナトリウムレーキ、及びそれらの混合物から選択される。そのような無機レーキを組み込んでいる化合物として、とりわけ以下の市販品の参照が挙げられうる:INTENZAMANGO TANGO C91−1221及びINTENZA NITRO PINK C91−1235。

0158

好ましい実施形態において、着色剤は無機着色剤である。

0159

好ましい実施形態において、着色剤は金属酸化物である。そのような金属酸化物は、好ましくは、酸化鉄、酸化チタン、及びそれらの混合物から選択される。

0160

本発明の着色性組成物は、いずれもマイクロカプセル中に個々にカプセル化されている2種以上の着色剤の混合物及び/又は多層状マイクロカプセル内にカプセル化されている着色剤の1つ又は複数のブレンドを含みうる。

0161

この特定の実施形態によると、マイクロカプセルの各層は、少なくとも1種の特定の着色剤又は着色剤の特定のブレンドを含有しうる。

0162

この特定の実施形態によると、本発明の着色性組成物は、異なる色を有する2種以上の本発明のマイクロカプセルを含む。

0163

当業者は、所望の色効果又は色変化をもたらすための、着色剤及び着色剤の組合せの選び方を知っている。

0164

先に記述されているように、本発明のマイクロカプセルは好ましくは、それらのコーティング中に少なくとも二酸化チタン及び/又は酸化鉄、好ましくは少なくとも二酸化チタンを含有する。

0165

好ましい実施形態において、本発明のマイクロカプセルは好ましくは、それらのコーティング中に少なくとも二酸化チタン及び酸化鉄を含有する。

0166

特定の実施形態によれば、上記マイクロカプセルの外側層は、二酸化チタンを、より好ましくは唯一の着色剤として、含有する。

0167

特定の実施形態によれば、本発明による組成物は着色されておらず、「着色されていない」又は「未着色の」組成物は、透明な又は白色の組成物を意味する。

0168

好ましい実施形態によれば、本発明による組成物は、着色されていないマイクロカプセルを含み、すなわち、外側層が白色又は透明であり、外側層が透明である場合、見える内側層が白色である。本発明の目的のために、「透明な組成物」という用語は、750nmの波長の光の少なくとも40%を散乱させることなく透過させる組成物、すなわち光の散乱角が5°未満であり、さらに好ましくは約0°である組成物を意味する。

0169

透明な組成物は、750nmの波長の光の少なくとも50%、とりわけ少なくとも60%、とりわけ少なくとも70%を透過させうる。

0170

透過測定は、Varian社製のCary 300 Scan紫外可視分光光度計を用いて、以下のプロトコールに従って行われる:
組成物が、1辺の長さが10mmの角形分光光度計キュベット中に注ぎ込まれる;
次いで、組成物の試料サーモスタットで調節されるチャンバ中に20℃で24時間維持される;
次いで、組成物の試料を透過した光は、分光光度計において、700nm〜800nmの範囲の波長をスキャンすることによって測定され、測定は透過モードで行われる;
次いで、750nmの波長で組成物の試料を透過した光のパーセンテージが決定される。

0171

透明な組成物では、白紙のシート上に引かれた直径2mmの太さの黒色の線の前方0.01mにこの組成物が配置されたときに、この線が見え、対照的に、白濁した組成物、すなわち不透明な組成物では、この線が見えない。

0172

特定の実施形態によれば、上記マイクロカプセルの外側層は、有機顔料又は酸化鉄を含有する。

0173

着色剤は、マイクロカプセルの総重量に対して20重量%〜90重量%、好ましくは30重量%〜80重量%、より好ましくは50重量%〜75重量%の範囲の量で存在する。

0174

特定の実施形態において、マイクロカプセルは、マイクロカプセルの総重量に対して20重量%〜90重量%、好ましくは30重量%〜85重量%、より好ましくは50重量%〜85重量%の範囲の量で存在する、酸化鉄、酸化チタン、及びそれらの混合物から選択される金属酸化物を含有する。

0175

特に、酸化チタンは、マイクロカプセルの総重量に対して28重量%〜80重量%、好ましくは30重量%〜75重量%、より好ましくは30重量%〜50重量%で存在しうる。

0176

特に、酸化鉄は、マイクロカプセルの総重量に対して5重量%〜75重量%、好ましくは8重量%〜65重量%で存在しうる。特定の実施形態において、酸化鉄は、マイクロカプセルの総重量に対して15重量%より多い量、好ましくは30重量%より多い量、特に40重量%〜65重量%の量で存在する。

0177

好ましい実施形態において、少なくとも1つの層において、好ましくはすべての層において、着色剤は主要成分であり、すなわち、層の少なくとも40重量%、好ましくは層の少なくとも75重量%、より好ましくは層の少なくとも95重量%を占める。

0178

好ましい実施形態において、二酸化チタン層の平均厚さは、5μm〜150μmの範囲である。

0179

脂質ベースの物質
内側層及び/又は外側層は有利には、少なくとも1種の脂質ベースの物質をも含みうる。

0180

本発明の特定の実施形態によれば、そのような脂質ベースの物質は、両親媒性特性を有しうる。すなわち、無極性部分及び極性部分を有しうる。

0181

そのような脂質ベースの物質は、少なくとも1種又はいくつかのC12−C22脂肪酸鎖、例えばステアリン酸パルミチン酸オレイン酸リノール酸リノレン酸、及びそれらの混合物から選択されるものを含むことができる。好ましくは、これらの脂肪酸鎖は、水素添加されている。最終的に、これらの脂肪酸鎖は、脂質ベースの物質の無極性部分でありうる。

0182

そのような脂質ベースの物質は好ましくは、リン脂質から選択される。これらのリン脂質は好ましくは、ホスホアシルグリセロールから選択され、より好ましくはレシチンから選択され、特に水添レシチンである。

0183

脂質ベースの物質は、マイクロカプセルの0.05〜5重量%、特にマイクロカプセルの0.1〜1重量%を占め得る。

0184

3つ以上の化合物(例えば、糖アルコール、ポリマー、脂質ベースの物質)を、異なる硬さ及び/又は水溶性のマイクロカプセル中で合わせることにより、着色剤がカプセル化されたマイクロカプセルが皮膚上で壊れるのに必要とされる時間を調整することが可能であり、その結果、皮膚に施与する方法又は強度を変えることにより、好ましい着色又はグラデーションパターンを調整することが可能である。

0185

よって、好ましい実施形態によれば、多層状コーティングは、少なくともポリマーとしてのデンプン及び少なくとも1種の脂質ベースの物質を含有し、この脂質ベースの物質は好ましくは、レシチンである。

0186

有利な実施形態によれば、本発明によるマイクロカプセルは、少なくとも1種の単糖又はその誘導体及び少なくとも1つの多糖又はその誘導体を含む。

0187

好ましい実施形態によれば、マイクロカプセルは、単糖誘導体を含むコア、及び1つのタイプの糖又は数種のタイプの糖、好ましくは数種のタイプの糖を含む多糖(又はその誘導体)を含むコーティングを含む。

0188

より好ましい実施形態によれば、マイクロカプセルは単糖ポリオール、好ましくはマンニトール、エリスリトール、キシリトール、ソルビトールから選択される単糖ポリオールを含むコア、及び糖として少なくとも1つ又は複数のD−グルコース単位を含む多糖(又はその誘導体)を含むコーティングを含む。

0189

好ましい実施形態によれば、マイクロカプセルは3つ以上の着色剤を異なる層に含む。

0190

好ましい実施形態によれば、マイクロカプセルはさらに、リン脂質から選択される、有利にはホスホアシルグリセロール、特にレシチンから選択される脂質ベースの物質を含む。

0191

特定の実施形態において、マイクロカプセルは、マンニトール、デンプンポリマー、及び脂質ベースの物質を含有する。

0192

図1を参照すると、好ましい実施形態によれば、本発明は有利には、10μm〜800μm、好ましくは50μm〜600μm、より好ましくは60μm〜250μmの範囲のサイズのマイクロカプセル直径を有し、かつ下記:
a)コア(A)、ここでコア(A)は、好ましくは500nm〜150μmの範囲のサイズの直径を有し、好ましくは着色剤を含有せず、そして少なくとも1つの有機コアを含み、上記有機コアは好ましくは、少なくとも1種の糖アルコール、好ましくは単糖ポリオール、有利にはマンニトール、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール及びそれらの混合物から選択される単糖ポリオールから選択される;
b)上記コアを取り囲む1つの第1の層(B)、ここで第1の層(B)は下記:
i.少なくとも1種の着色剤、好ましくは酸化鉄、及び、
ii.少なくとも1種のポリマー、少なくとも1種の脂質ベースの物質及びそれらの混合物から、好ましくはそれらの混合物から選択される結合剤
を含む;
c)上記第1の層(B)を取り囲む1つの第2の層(C)、ここで第2の層(C)は、好ましくは5μm〜500μmの厚さを有し、下記:
i.二酸化チタン粒子、及び
ii.少なくとも1種のポリマー、少なくとも1種の脂質ベースの物質及びそれらの混合物から、好ましくはそれらの混合物から選択される結合剤
を含む;
d)任意的に、上記第2の層(C)を取り囲む1つの第3の層(D)、ここで第3の層(D)は下記:
i.少なくとも1種の着色剤、及び
ii.少なくとも1種のポリマー、少なくとも1種の脂質ベースの物質及びそれらの混合物から、好ましくはそれらの混合物から選択される結合剤
を含む;
e)任意的に、上記第3の層(D)が存在するならばそれを取り囲む、又は上記第2の層(C)を取り囲む、1つの第4の層(E)、ここで第4の層(E)は
少なくとも1つの壁形成性ポリマーを含み、上記壁形成性ポリマーは好ましくは、多糖、例えばセルロース誘導体、特にセルロースエーテル及びセルロースエステルから、(ポリ)(アルキル)(メタ)アクリル酸及び誘導体、とりわけ(ポリ)(アルキル)(メタ)アクリレート及び誘導体から、好ましくはアルキルアクリル酸/アルキルメタクリル酸コポリマー及びそれらの誘導体から選択される
を含む、着色性マイクロカプセルを有利には提供する。

0193

本発明の組成物で使用されるための市販のマイクロカプセルの例としては、我々は、以下のKorea Particle Technology KPTにより製造される商品名のマイクロカプセル:
KPT製Magic50−BW0105:マンニトール、弁柄、黄鉄、鉄黒、水添レシチン、二酸化チタン、トウモロコシ(コーンスターチを含有し、60〜200メッシュ粒径を有する、淡い灰色の球状マイクロカプセル
を参照しうる。

0194

本発明に適したマイクロカプセルは、本発明による組成物中で、好ましくは高温、例えば40℃以上で、例えば45℃のオーブン中で1カ月、より好ましくは2カ月、さらに好ましくは3カ月間、又は60℃のオーブン中で15日間安定である。

0195

好ましい実施形態において、本発明によるマイクロカプセルは、適切な軟化動力学を呈する。

0196

つまり、好ましくは上記式の上記他の化合物との接触後少なくとも3時間で、マイクロカプセルの硬さは、有利には5〜50グラム、より好ましくは6〜20グラム、さらに好ましくは7〜10グラムである。そのような硬さは、そのようなマイクロカプセルを含む化粧料組成物の調製のための工業プロセスに適合する。

0197

軟化動力学及び硬さのそのような値により、審美的マイクロカプセルだけでなく包括的な審美的組成物も提供することが可能になる。

0198

特に、上記組成物はこする強さに応じて、異なる色調又は色のグラデーションをもたらしうる。組成物は有利には、CIELabシステム1976で測定されたとき、高い色度C*を呈し得る。

0199

ジェミニ型界面活性剤
式(I)のジェミニ型界面活性剤は好ましくは、R1−CO−およびR3−CO−基の各々が8〜20の炭素原子を含有し、好ましくはココナツ脂肪酸残基(主にラウリン酸およびミリスチン酸を含む)を示すものである。

0200

さらに、この界面活性剤は好ましくは、XおよびY基の各々に関して、aとbとの合計が10〜20の平均値を有し、好ましくは15に等しいものである。Zのための好ましい基は、−SO3M基(Mは好ましくは、アルカリ金属イオン、例えばナトリウムイオンである)である。

0201

連結基R2は有利には、直鎖状のC1−C3アルキレン鎖から成り、好ましくはエチレン(CH2CH2)鎖である。

0202

最後に、nは有利には1に等しい。

0203

この種の界面活性剤は特に、下記構造を有する、ジココイルエチレンジアミンPEG−15硫酸ナトリウムのINCI名によって識別されるものである。

式中、PEGはCH2CH2O基を表し、ココイルは、ココナツ脂肪酸残基を表す。

0204

この界面活性剤は、セラミド−3と非常によく似た分子構造を有する。

0205

好ましくは、本発明に従うジェミニ型界面活性剤は、他の界面活性剤との混合物として、特に(a)C6−C22脂肪酸(好ましくはC14−C20、例えばステアレート)とグリセリルとのエステル、(b)C6−C22脂肪酸(好ましくはC14−C20、例えばステアレート)とクエン酸グリセロールとのジエステル(特に、C6−C22脂肪酸とグリセリルモノシトレートとのジエステル)、および(c)C10−C30脂肪アルコール(好ましくはベヘニルアルコール)との混合物として使用される。

0206

有利には、本発明に従う組成物は、ジココイルエチレンジアミンPEG−15硫酸ナトリウムと、グリセリルステアレートと、グリセリルステアレートモノシトレートとベヘニルアルコールとの混合物を含む。

0207

より優先的には、ジェミニ型界面活性剤を含む界面活性剤の混合物の総重量に対して、本発明に従うジェミニ型界面活性剤は10〜20重量%、有利には15重量%を占め、C6−C22脂肪酸とグリセリルとのエステルは30〜40重量%、有利には35重量%を占め、C6−C22脂肪酸とクエン酸とグリセロールとのジエステルは、10〜20重量%、有利には15重量%を占め、C10−C30脂肪アルコールは30〜40重量%、有利には35重量%を占める。

0208

有利には、本発明に従う組成物は、ジェミニ型界面活性剤を含む界面活性剤の混合物の総重量に対して、10〜20重量%のジココイルエチレンジアミンPEG−15硫酸ナトリウムと、30〜40重量%(特に35重量%)のグリセリルステアレートと、10〜20重量%(特に15重量%)のグリセリルステアレートモノシトレートと、30〜40重量%(特に35重量%)のベヘニルアルコールとの混合物を含む。

0209

変形として、本発明に従うジェミニ型界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、例えばラウリン酸のエステル、ラウロイル乳酸ナトリウム、との混合物として使用され得る。この場合には、上記混合物の総重量に対して、ジェミニ型界面活性剤は好ましくは30〜50重量%を占め、アニオン性界面活性剤は50〜70重量%を占める。

0210

ジェミニ型界面活性剤は、例えば、他の界面活性剤との混合物として、Sasol社によってCeralutionの商品名で販売されている製品の形態で使用され得、特に下記製品の形態で使用され得る。
Ceralution(商品名)H:ベヘニルアルコール、グリセリルステアレート、グリセリルステアレートシトレートおよびジココイルエチレンジアミンPEG−15硫酸ナトリウム、
Ceralution(商品名)F:ラウロイル乳酸ナトリウムおよびジココイルエチレンジアミンPEG−15硫酸ナトリウム、
Ceralution(商品名)C:アクア、カプリン酸カプリル酸トリグリセリドグリセリンセテアレス−25、ジココイルエチレンジアミンPEG−15硫酸ナトリウム、ラウロイル乳酸ナトリウム、ベヘニルアルコール、グリセリルステアレート、グリセリルステアレートシトレート、アラビアガムキサンタンガムフェノキシエタノールメチルパラベンエチルパラベンブチルパラベンイソブチルパラベン(INCI名)。

0211

このジェミニ型界面活性剤は、これらの混合物の重量の3〜50%を占める。

0212

式(I)のジェミニ型界面活性剤は、組成物の総重量に対して、活性物質の量で、0.01〜5重量%、好ましくは0.10〜3重量%、より好ましくは0.20〜1.50重量%の範囲の含量で存在し得る。

0213

示されるように、下記実施例では、ジェミニ型界面活性剤の存在が特に有利である。なぜならば、それが、油/水型エマルジョンにおける、放出可能な着色剤を含有するマイクロカプセルの安定性を改善するからである。2ヶ月間、種々の温度での貯蔵後に、破壊されたマイクロカプセルの有意な減少が認められる。

0214

本発明に従う組成物は、1以上の追加のポリマーを含み得る。特定の実施形態では、追加のポリマーが、親水性ポリマーである。

0215

そのような親水性ポリマーは、水またはアルコール化合物、特に低級アルコール、グリコールおよびポリオールから選択される化合物中に可溶性または分散性である。

0216

水性相
好ましくは、本発明のマイクロカプセルは、水を含む水性相と接触している必要がある。

0217

水性相は好ましくは、組成物の重量に対して、少なくとも3重量%、好ましくは少なくとも5重量%、より好ましくは少なくとも8重量%、有利には少なくとも10重量%の量で存在する。

0218

有利には、水は、組成物の重量に対して、少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも30重量%、より好ましくは少なくとも40重量%、有利には少なくとも50重量%の量で存在する。一般に水は、組成物の重量に対して、20重量%〜90重量%、好ましくは30重量%〜85重量%、より好ましくは40重量%〜80重量%の範囲にある量で存在する。

0219

有利には、水性相は、上記組成物の総重量に対して、30重量%〜99重量%、好ましくは40重量%〜95重量%、より好ましくは50重量%〜90重量%の範囲の含有量で存在しうる。

0220

この水性相は、本発明のマイクロカプセルに変形性を付与及び/又は改善するために特に有利である。

0221

有利には、この水性相は、マイクロカプセルを破壊することなく、マイクロカプセルに対して膨潤剤又は柔軟化剤として作用する。マイクロカプセルは、この水性相中に置かれるとき不活性でなく、マイクロカプセルの任意の柔軟化を伴ってそれらの直径が著しく増加する、又はマイクロカプセルが直径の増加なしに著しく軟化する、のいずれかで膨潤し、それらは皮膚に施与されると、より柔軟になり、壊れやすくなる。

0222

本発明による組成物に使用される水性相は、マイクロカプセルの軟化動力学に作用することができ、特に、軟化動力学と硬さとの間のよいバランスを得ることができる。

0223

その結果として、上記水性相は上記マイクロカプセルの軟化動力学に関与するので、上記水性相は、本発明に好適なマイクロカプセルを適切な方法で軟化させるために特に有利である。

0224

有利には、この水性相は、好ましくはマイクロカプセルを破壊することなく、又は着色剤の漏れを引き起こすことなく、マイクロカプセルに対して膨潤剤として又は柔軟化剤として作用する。

0225

水性相は有利には、水溶性溶媒を含む。

0226

本発明において、用語「水溶性溶媒」は、室温で液体でありかつ水混和性である(25℃及び大気圧で50重量%を超える水との混和性を有する)化合物を意味する。

0227

本発明の組成物に使用されうる水溶性溶媒は、揮発性でもありうる。

0228

上記のように、本発明の組成物は、水及び、ポリオール、特にグリコール、C2−C8モノアルコール及びそれらの混合物の中から選択される少なくとも1種の化合物を含む水性相を含有する。さらに、それは、C4ケトン及びC2−C4アルデヒドを含みうる。

0229

本発明の組成物は、上で定義されたマイクロカプセル、並びに水及び、ポリオール、グリコール、C2−C8モノアルコール及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種の化合物を含む水性相を含有する。好ましくは、水性相は、水及び、ポリオール、グリコール及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種の化合物を含む。

0230

本発明の組成物は一般的に、ポリオール、グリコール、C2−C8モノアルコール、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種の化合物を、組成物の総重量に対して、3重量%〜50重量%、好ましくは5重量%〜45重量%、より好ましくは10重量%〜45重量%の範囲の量で含むであろう。

0231

好ましい実施形態において、本発明に好適な水性相は、少なくとも1種のC2−C8モノアルコールを含む。

0232

別の好ましい実施形態では、本発明に好適な水性相は、少なくとも1種のポリオール、特にグリコールを含む。

0233

モノアルコール又は低級アルコール
本発明で使用するのに適したモノアルコール又は低級アルコールは、直鎖状、分岐状又は環状の、飽和又は不飽和のアルキルタイプで、ただ1つの−OH官能基を有する化合物でありうる。

0234

有利には、C2−C8モノアルコールは、非環状モノアルコールであり、さらに好ましくは、それらはC2−C5モノアルコール、好ましくはC2−C3モノアルコールである。

0235

本発明に従う組成物に配合するのに有利に好適な低級モノアルコールは特に、2〜5個の炭素原子を含有するもの、例えばエタノールプロパノールブタノールイソプロパノールイソブタノール、好ましくはエタノール及び/又はイソプロパノール、より好ましくは少なくともエタノールである。

0236

本発明の組成物は、上記組成物の総重量に対して、少なくとも1重量%、好ましくは少なくとも2%、より好ましくは2%〜15%、有利には3重量%〜10重量%、さらに好ましくは3重量%〜8重量%、好ましくは4重量%〜6重量%のモノアルコールを含みうる。

0237

いくつかの化粧料成分は特にヒドロアルコール性媒体に可溶であるので、低級アルコールを含む生理学的媒体中に着色性マイクロカプセルを含有するエマルジョンを有する必要がさらにある。

0238

さらに、エタノールなどの低級モノアルコールは、活性成分、特に、例えばサリチル酸及びその誘導体などの角質溶解剤を溶解させることが可能である。

0239

従来技術のいくつかのマイクロカプセルは、ヒドロアルコール性媒体中で急速に崩壊し、結果としてヒドロアルコール性媒体中で安定な着色性マイクロカプセルを含有するエマルジョンを有する必要性があった。

0240

ポリオール
本発明の目的のために、用語「ポリオール」は、少なくとも2つの遊離ヒドロキシル基を含む任意の有機分子を意味するものとして理解されるべきである。

0241

本発明による用語「ポリオール」は、上述の単糖アルコール包含しない。

0242

好ましくは、本発明にしたがうポリオールは、室温で液体の形態で存在する。

0243

ポリオール/グリコールは、モイスチャライザー又は保湿剤である。

0244

それらは、組成物の他の成分の安定性に対する、特に従来技術のマイクロカプセルに対する効果を有しうる。

0245

したがって、これらの組成物は顕著な加湿又は保湿効果を呈するので、ポリオール、特にグリコールを含む生理学的媒体において、着色性マイクロカプセルを含む安定な組成物を有する必要がある。

0246

この技術的問題は、本発明の組成物により解決される。本発明で使用するのに適したポリオールは、直鎖状、分岐状又は環状の、飽和又は不飽和のアルキルタイプで、各アルキル鎖上に少なくとも2つの−OH官能基、特に少なくとも3つの−OH官能基、特に少なくとも4つの−OH官能基を有する化合物でありうる。

0247

本発明に従う組成物の配合に有利に適したポリオールは、特に2〜32個の炭素原子、好ましくは2〜20個の炭素原子、より好ましくは2〜16個の炭素原子、有利には2〜10個の炭素原子、より有利には2〜6個の炭素原子を含有するものである。

0248

別の実施形態によれば、本発明中で使用するために適したポリオールは有利には、ポリエチレングリコールから選択されうる。

0249

一実施形態によれば、本発明の組成物は、ポリオールの混合物を含みうる。

0250

有利には、ポリオールは多価アルコール、好ましくはC2−C8のもの、より好ましくはC3−C6のものから選択されうる。ポリオールは、グリセロール、ペンタエリスリトールトリメチロールプロパンエチレングリコールプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,3−プロパンジオールペンチレングリコールヘキシレングリコールイソプレングリコールジプロピレングリコールジエチレングリコール及びジグリセロール、並びにそれらの混合物、グリセロール及びその誘導体、ポリグリセロール、例えばグリセロールオリゴマー、例えばジグリセロール、及びポリエチレングリコール、グリコールエーテル(特に、3〜16個の炭素原子を含む)、例えばモノ−、ジ−、又はトリプロピレングリコール(C1−C4)アルキルエーテル、モノ−、ジ−、又はトリエチレングリコール(C1−C4)アルキルエーテル、及びそれらの混合物から選択されうる。

0251

特に、ポリオールは、グリセロール及びグリコール、好ましくはプロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、エチルヘキシルグリセリンカプリリルグリコール、グリコールエーテル、好ましくはアルキル(C1−C4)エーテルのモノ−、ジ−若しくはトリプロピレングリコール又はアルキル(C1−C4)エーテルのモノ−、ジ−若しくはトリエチレングリコール、及びそれらの混合物からなる群から選択され、より好ましくはポリオールがグリセロールである。

0252

本発明の1つの好ましい実施形態によれば、上記ポリオールは、エチレングリコール、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセロール、ポリグリセロール、及びポリエチレングリコール、並びにそれらの混合物から選択される。

0253

特定の実施形態において、ポリオールは、グリセロール及び、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチルヘキシルグリセリン、カプリリルグリコール及びそれらの混合物から選択されるグリコールからなる群から選択される。

0254

1つの特定の実施形態によれば、本発明の組成物は、少なくともブチレングリコール、グリセロール、又はそれらの混合物を含む。

0255

好ましい実施形態において、組成物は、少なくともグリセロールを含む。

0256

1つの特定の実施形態によれば、本発明の組成物は、唯一のポリオールとしてグリセロールを含む。

0257

有利には、組成物は、組成物の総重量に対して、1〜10重量%、好ましくは2重量%〜8重量%までのグリセロールを含みうる。

0258

有利には、組成物は、水性相の重量に対して、5重量%〜50重量%、特に5重量%〜40重量%、好ましくは6重量%〜30重量%のポリオールを含みうる。

0259

化粧料媒体及び追加成
本発明による組成物は、化粧料的に許容される、つまり、組成物は、非毒性であり、ヒトのケラチン物質に施与されるのに適切な、生理学的に許容される媒体を含む。

0260

本発明の意味において、「化粧料的に許容される」は、心地良い外観、匂い、又は感触を有する組成物を意味する。

0261

「生理学的に許容される媒体」は一般に、組成物がコンディショニングされることが意図されるところの形態に適合される。

0262

特に、成分の性質と量は、例えば組成物がクリーム状のエマルジョン又は液体エマルジョンとして調製されるかどうかに応じて適合される。

0263

スキンケア又はメイクアップ調製物の形態及び目的に応じて、本発明の組成物は、着色剤を含有するマイクロカプセルに加えて、さらに追加の化粧料成分、例えば揮発性及び不揮発性シリコーン油又は炭化水素油、界面活性剤、充填剤、ゲル化剤、増粘剤、フィルム形成剤、ポリマー、保存剤、シリコーンエラストマー、追加の非封入着色剤(例えば顔料、真珠層など)、活性物質、UVサンスクリーン、香料、保湿剤、pH調整剤、並びにそれらの混合物から選択されるものを含むであろう。

0264

特定の実施形態において、組成物はシリコーンエラストマーを含有する。

0265

適したシリコーンエラストマーとしては、例えば、乳化性シリコーンエラストマー、例えばポリグリセロール化及び/又は親水性乳化性シリコーンエラストマー、例えばアルコキシル化シリコーンエラストマー、並びに非乳化性シリコーンエラストマーが挙げられる。そのようなシリコーンエラストマーは、球状又は非球状であることができる。特定の実施形態において、組成物は、非乳化性エラストマーを、特に粉末形態で含みうる。シリコーンエラストマーの量は、組成物の0.1重量%〜10重量%の活性物質、特に0.2重量%〜3重量%、より好ましくは0.2重量%〜1重量%の範囲でありうる。

0266

別の特定の実施形態において、組成物は、UVサンスクリーンを含有する。サンスクリーンには2つの群、約320〜400nmの波長範囲紫外線ブロックするUVAサンスクリーン、及び290〜320nmの範囲の放射線をブロックするUVBサンスクリーンがある。本発明にしたがう組成物は、親水性及び/又は親油性の、UV−A及び/又はUV−B領域で活性のある、有機及び/又は無機UVサンスクリーン成分を含みうる。

0267

親水性及び/又は親油性有機UVサンスクリーン成分は、特に、ベンジリデンカンファー誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体ケイ皮酸誘導体サリチル酸誘導体ベンゾフェノン誘導体;β,β−ジフェニルアクリレート誘導体;p−アミノ安息香酸(PABA)誘導体;及びそれらの混合物から選択される。

0268

別の特定の実施形態において、組成物は、真珠層を含む。

0269

用語「真珠層」は、光の干渉を介した色効果を有する、虹色又は非虹色に色づいた、任意の形態の粒子、特にある種のの中の軟体動物により生成されるもの、又は別の方法としては合成されるものを意味するものとして理解されるべきである。

0270

真珠層は、酸化鉄でコーティングされたマイカオキシ塩化ビスマスでコーティングされたマイカ、酸化チタン又は二酸化チタンでコーティングされたマイカ、酸化クロムでコーティングされたマイカ、酸化スズでコーティングされたマイカ、SnO2でコーティングされたマイカ、BaSO4によりコーティングされたマイカ、有機染料でコーティングされたマイカ、並びにオキシ塩化ビスマスをベースにした真珠光沢の顔料などの、真珠光沢の顔料から選択されうる。好ましくは、真珠層はその外観は白色であり、好ましくは少なくとも二酸化チタンでコーティングされたマイカから形成される。

0271

好ましい真珠層としては、我々は、酸化チタン又は二酸化チタンでコーティングされたマイカを使用する。

0272

特定の実施形態において、組成物は、少なくとも1種の保湿剤を含有する。保湿剤は、多価アルコール、好ましくはC2−C8のもの、より好ましくはC3−C6のもの、好ましくはグリセロール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、及びジグリセロール、並びにそれらの混合物などから選択されうる。

0273

好ましい実施形態において、組成物は、少なくともグリセロールを含む。

0274

別の好ましい実施形態では、組成物がグリセロールおよびプロピレングリコールを含む。

0275

本発明による化粧料組成物のpHは好ましくは、6〜7.5の範囲である。pHを変更するための好ましい塩基は、トリエタノールアミンである。

0276

当業者が、本発明にしたがう組成物中に存在する添加剤の性質及び量を、組成物の望ましい化粧料特性がそれにより影響されないように調整することは、日常業務の事項である。

0277

このメイクアップ組成物は、好ましくは顔用メイクアップBB製品又はファンデーションであるが、非常に強力な保湿感、施与中の非常に気持ちのよい感覚を伴うクリーミーなテクスチャー、及び施与後の薄く自然なメイクアップ結果を提供する。施与後、すべてのこれらの特徴は、スキンケア効果の認識(クリーミーであることと潤うこと)とメイクアップ効果(適切なカバー力及び自然な輝き)との非常に良好なバランスを与えるのに役立つ。有利には、適切なサンスクリーン剤が添加されうる。

0278

さもなければ、エマルジョンは、少なくとも2つの異なるタイプのマイクロカプセル、例えば3つの異なるタイプのマイクロカプセルを含有しうる。本発明によるエマルジョンは、純粋できれいな外観のバルクを伴い、−20/20℃(5サイクル)、室温(25℃、2カ月)、37℃(2カ月)及び45℃(2カ月)下で完全な安定性を伴って得られ得る。しかし、カプセルは、施与中に、いかなる粒子感もなしに、顔料を放出するであろう。メイクアップ結果は、施与後に完全に均一に提供される。また、有機サンフィルターがシステムに添加され得、追加のサンケア効果を提供し得る。

0279

液体脂肪相
したがって、本発明による組成物は、室温及び大気圧で液体である、少なくとも1種の脂肪相、特に以下に言及される少なくとも1種の油を含みうる。

0280

具体的には、少なくとも1種の油の存在は、組成物の施与を容易にしかつ皮膚軟化を与えるので、その限りにおいて有利である。

0281

本発明によれば、用語「油」は、室温(25℃)及び大気圧(760mmHg)で液体である、水と混和しない非水性化合物を意味する。

0282

本発明による無水の化粧料組成物を調製するのに適した油性相は、炭化水素系油、シリコーン油、フッ素油若しくは非フッ素油、又はそれらの混合物を含みうる。

0283

油は、揮発性又は不揮発性でありうる。

0284

それらは、動物、植物、鉱物、又は合成由来のものでありうる。一実施形態の変形によれば、植物由来の油が好ましい。

0285

用語「揮発性油」は、室温及び大気圧で皮膚又は口唇と接触して1時間未満で蒸発することができる任意の非水性媒体を意味する。揮発性油は、室温で液体である化粧料揮発性油である。より具体的には、揮発性油は、0.01〜200mg/cm2/min(境界を含む)の蒸発速度を有する。

0286

用語「不揮発性油」は、室温及び大気圧で皮膚又はケラチン繊維質上に残る油を意味する。より具体的には、不揮発性油は、厳密に0.01mg/cm2/min未満の蒸発速度を有する。

0287

この蒸発速度を測定するためには、テストされるための15gの油又は油混合物が、25℃の温度に温度制御され、かつ50%の相対湿度湿度制御される、約0.3m3の大きなチャンバ内にあるバランス上に配置された直径7cmの結晶皿内に置かれる。液体は、それを攪拌することなく、一方で、上記油又は上記混合物を含有する結晶皿の上方の垂直位置に、ブレードが結晶皿の方に向けられ、結晶皿の底から20cm離れて配置されたファン(Papst−Motoren、標準物質8550 N、2700rpmで回転)による換気を提供しながら、自由に蒸発することが可能にされる。結晶皿に残っている油の質量は、規則的な間隔で測定される。蒸発速度は、単位面積(cm2)毎、及び単位時間(分)毎に蒸発した油のmgで表される。

0288

本発明の目的のために、用語「シリコーン油」は、少なくとも1つのケイ素原子、特に少なくとも1つのSi−O基を含む油を意味する。

0289

用語「フッ素油」は、少なくとも1つのフッ素原子を含む油を意味する。

0290

用語「炭化水素系油」は、水素及び炭素原子を主に含む油を意味する。

0291

油は、任意的に、酸素窒素イオウ、及び/又はリン原子を、例えばヒドロキシル又は酸ラジカルの形態で含みうる。

0292

a)揮発性油
揮発性油は、8〜16個の炭素原子を含む炭化水素系油、特にC8−C16分岐状アルカンイソパラフィンとしても知られている)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6−ペンタメチルヘプタンとしても公知)、イソデカン、及びイソヘキサデカン、例えば商品名Isopar(登録商標)若しくはPermethyl(登録商標)で販売される油、又は特に直鎖状C8−C14アルカンから選択されうる。

0293

使用されうる揮発性油としてはまた、揮発性シリコーン、例えば揮発性直鎖状又は環状シリコーン油、特に≦8センチストーク(cSt)(8×10−6m2/秒)の粘度を有するもの、特に2〜10個のケイ素原子、特に2〜7個のケイ素原子を含有するものを包含し、これらのシリコーンは、1〜10個の炭素原子を含有するアルキル又はアルコキシ基を任意的に含む。本発明で使用されうる揮発性シリコーン油としては、特に5及び6cStの粘度を有するジメチコンオクタメチルシクロテトラシロキサンデカメチルシクロペンタシロキサンドデカメチルシクロヘキサシロキサンヘプタメチルヘキシルトリシロキサンヘプタメチルオクチルトリシロキサンヘキサメチルジシロキサンオクタメチルトリシロキサンデカメチルテトラシロキサン及びドデカメチルペンタシロキサン、並びにそれらの混合物が挙げられる。

0294

ノナフルオロメトキシブタン又はペルフルオロメチルシクロペンタン、及びそれらの混合物などの揮発性フッ素油も使用されうる。

0295

有利には、本発明の液体脂肪相は、上記液体脂肪相の総重量に対して、1重量%〜50重量%、好ましくは2重量%〜40重量%、さらに好ましくは5重量%〜30重量%の揮発性油を含みうる。

0296

b)不揮発性油
不揮発性油は、特に不揮発性の炭化水素系油、フッ素油及び/又はシリコーン油から選択されうる。

0297

特に言及されうる不揮発性炭化水素系油としては、下記が挙げられる。
動物由来の炭化水素系油;
植物由来の炭化水素系油、例えばフィトステアリルエステル、例えばフィトステアリルオレエート、フィトステアリルイソステアレート、及びラウロイル/オクチルドデシル/フィトステアリルグルタメート(味の素株式会社、Eldew PS203)、グリセロールの脂肪酸エステルから形成されるトリグリセリド、ここで、特に上記脂肪酸はC4〜C36、特にC18〜C36の範囲の鎖長を有し得、これらの油は直鎖状又は分岐状、及び飽和又は不飽和である可能性があり、これらの油は特に、ヘプタン酸又はオクチル酸トリグリセリド、シア油、アルファルファ油、ケシ油キビ油、大麦油、ライ麦油、キャンドルナッツ油、トケイソウ油、シアバターアロエベラ油スイートアーモンド油、ピーチ種子油落花生油アルガン油、アボカド油、バオバブ油、ルリジサ油、ブロッコリー油、キンセンカ油、ツバキ油キャノーラ油ニンジン油ベニバナ油アマニ油ナタネ油綿実油ヤシ油、マローシード油小麦胚芽油ホホバ油ユリ油、マカダミア油、トウモロコシ油メドウフォーム油セントジョンズワート油、モノイ油、ヘーゼルナッツ油杏仁油クルミ油オリーブ油月見草油パーム油クロサスグリ種子油、キウイ種子油、グレープシード油、ピスチオ油、カボチャ油、カボチャ油、キノア油、ムスクローズ油、ゴマ油大豆油ヒマワリ油ヒマシ油、及びスイカ油、並びにそれらの混合物、あるいはカプリルカプリン酸トリグリセリド、例えばStearineries Dubois社により販売されるもの、若しくはDynamit Nobel社により名称Miglyol 810(登録商標)、812(登録商標)及び818(登録商標)で販売されるものであり得る;
鉱物又は合成由来の直鎖状又は分岐状炭化水素、例えば液体パラフィン及びその誘導体、石油ゼリーポリデセンポリブテン水添ポリイソブテン、例えばParleam、及びスクワラン
10〜40個の炭素原子を含有する合成エーテル、例えばジカプリリルエーテル
合成エステル、例えば式R1COOR2の油(式中、R1は、1〜40個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐状脂肪酸残基を表し、R2は、特に分岐状であり、1〜40個の炭素原子を含有する炭化水素系鎖を表し、但し、R1+R2≧10である)であり、ここで上記エステルは、特にアルコールと脂肪酸のエステル、例えばセトステアリルオクタノエートイソプロピルアルコールのエステル、例えばミリスチン酸イソプロピルパルミチン酸イソプロピルパルミチン酸エチル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸オクチル、ヒドロキシル化エステル、例えば乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、アルコール又はポリアルコールリシノレエートラウリン酸ヘキシルネオペンタン酸エステル、例えばネオペンタン酸イソデシルネオペンタン酸イソトリデシル、及びイソノナン酸エステル、例えばイソノナン酸イソノニル及びイソノナン酸イソトリデシルから選択され得る;
ポリオールエステル及びペンタエリスリトールエステル、例えばジペンタエリスリチルテトラヒドロキシステアレート/テトライソステアレート;
ジオールダイマー二酸ダイマーのエステル、例えば日本精化株式会社により販売され、米国特許出願公開第2004/175338号明細書に記載された、LusplanDD−DA5(登録商標)及び Lusplan DD−DA7(登録商標);
ジオールダイマーと二酸ダイマーのコポリマー及びそれらのエステル、例えばジリノレイルジオールダイマー/ジリノール酸ダイマーコポリマー及びそれらのエステル、例えばPlandool−G;
ポリオールと二酸ダイマーのコポリマー及びそれらのエステル、例えばHailuscent ISDA又はジリノール酸/ブタンジオールコポリマー;
室温で液体であり、12〜26個の炭素原子を含有する分岐状及び/又は不飽和の炭素鎖を有する脂肪族アルコール、例えば2−オクチルドデカノールイソステアリルアルコール及びオレイルアルコール
C12−C22の高級脂肪酸、例えばオレイン酸、リノール酸又はリノレン酸、及びそれらの混合物;
2つのアルキル鎖が同一の又は異なる可能性のある炭酸ジアルキル、例えばCognisにより名称Cetiol CC(登録商標)で販売される炭酸ジカプリリル
高モル質量の、特に約400〜約2000g/mol、特に約650〜約1600g/molの範囲のモル質量を有する油、ここで、本発明で使用されうる高モル質量の油としては、特に35〜70の範囲の合計炭素数を有する直鎖状脂肪酸エステル、例えばテトラペラルゴン酸ペンタエリスリチル、ヒドロキシル化エステル、例えばトリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、芳香族エステル、例えばトリメリット酸トリデシル、分岐状C24−C28脂肪族アルコール又は脂肪酸のエステル、例えば米国特許第6491927号明細書に記載されているもの、及びペンタエリスリトールエステル、特にクエン酸トリイソアラキジル、トリイソステアリン酸グリセリルトリス(2−デシルテトラデカン酸グリセリル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2、又はテトラキス(2−デシル)テトラデカン酸ペンタエリスリチル、フェニルシリコーン、例えばWacker社製Belsil PDM1000(MM=9000g/mol)、不揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ここで、PDMSは、シリコーン鎖ペンダントである及び/又は端にあるアルキル又はアルコキシ基を含み、これらの基はそれぞれ、2〜24個の炭素原子を含有する、フェニルシリコーン、例えば、フェニルトリメチコンフェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサンジフェニルジメチコンジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン及び2−フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート、100cSt以下の粘度を有するジメチコン又はフェニルトリメチコン及びそれらの混合物、及びこれらの種々の油の混合物、並びに
それらの混合物。

0298

一実施形態によれば、本発明の組成物は、不揮発性炭化水素系油、例えば
動物由来の炭化水素系油;
植物由来の炭化水素系油;
10〜40個の炭素原子を含有する合成エーテル;
合成エステル、例えば、式R1COOR2の油(式中、R1は、1〜40個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐状脂肪酸残基を表し、R2は、特に分岐状であり、1〜40個の炭素原子を含有する炭化水素系鎖を表し、但し、R1+R2≧10である);
ポリオールエステル及びペンタエリスリトールエステル;
室温で液体であり、12〜26個の炭素原子を含有する、分岐状及び/又は不飽和の炭素系鎖を有する脂肪族アルコール;
2つのアルキル鎖が同一の又は異なる可能性がある炭酸ジアルキル;
高モル質量の油;並びに
それらの混合物
から選択される少なくとも1種の不揮発性油を含む。

0299

有利には、本発明の液体脂肪相は、上記液体脂肪相の総重量に対し、少なくとも40重量%、好ましくは少なくとも60重量%、又はさらに100重量%の不揮発性油を含みうる。

0300

ガレヌス配合物
本発明による組成物は、ケラチン物質、特に皮膚又は口唇のためのメイクアップ組成物及び/又はケア組成物の形態でありうる。特に、本発明による組成物は、特に顔又は首に施与されるためのBB製品又はファンデーション、くまを覆い隠すための製品、コンシーラー製品、着色クリーム、皮膚をケアする又はメイクアップするための、特に顔またはボディのための着色組成物、又はアフターサン組成物でありうる。

0301

好ましい実施形態において、本発明による組成物は、非すすぎ落とし(non−rinsing)組成物であり、皮膚上に施与した後、すすぎ落とされることが意図されない。

0302

別の好ましい実施形態において、本発明による組成物は、ポンプを含むディスペンサーに収容されない。これは、マイクロカプセルが破壊されるリスクを回避するので、有利である。実際に、そのようなディスペンサーを使用すると、マイクロカプセルはケラチン物質に施与する前に潰されうるであろう。

0303

本発明による(O/W)エマルジョンは、局所施与のために通常使用される、任意のガレヌス形態、特にミルクタイプの液体若しくは半液体の粘稠性の形態、クリーム若しくはゲルタイプの軟質半固体または固体の粘稠性の形態、あるいはフォームであることができると理解される。

0304

これらの組成物は、通常の方法により調製される。

0305

このタイプの組成物は、顔の及び/又はボディのケア又はメイクアップ製品の形態でありうる、例えばジャー中のクリーム又はチューブ中の流体の形態でコンディショニングされうる。

0306

図1は、本発明の着色性マイクロカプセルの典型的な構造を示す概略図である。ここで、Aはコアを表し、B、C、D及びEは上記コアを同心状に取り囲む別々の層である。
図2は、以下に記載される実施例2により調製された着色性マイクロカプセルBのコア−シェル構造を示す概略図である。

0307

I)マイクロカプセル
実施例1:内側色コーティング及び外側白色コーティングを有するマイクロカプセルAの調製
マンニトール(噴霧乾燥されたマンニトール:Pearitol 100SD)がコアとして使用される。

0308

3200.0gのエタノールの混合溶液に、120.0gのセラミド(Ceramide PC 104)及び120.0gの水添レシチン(Lipoid S 100−3)が添加され、40℃で完全に溶解される。生じた混合物に、1260.0gの黄鉄、252.0gの弁柄、及び45.36gの鉄黒が添加され、ホモジナイザーでよく分散させて、内側着色コーティング溶液を調製する。

0309

347.70gのマンニトールが、流動層コーティングシステム(Glatt GPCG1、ボトムスプレー方式)に核として導入され、500ml/時間の内側着色コーティング溶液の供給速度でコーティングを施されて、内側着色層でコーティングされたマンニトールコアを有する粒子を得る。

0310

その後、1440.0gのエタノールの混合溶液に、36.0gのセラミド及び36.0gの水添レシチンが添加され、40℃で溶解させる。生じた混合物に、600.0gの二酸化チタン粒子が添加され、ホモジナイザーでよく分散させて、二酸化チタン粒子コーティング溶液を調製する。

0311

生じた二酸化チタン粒子コーティング溶液でのコーティングは、流動層プロセスにより実現されて、二酸化チタン粒子層でコーティングされた内側着色層を有する粒子を得る。

0312

次に、300.0gのシェラック(shellac)が、3000gのエタノールに溶解されて、上記二酸化チタン粒子層上にコーティングされる外側層コーティング溶液を調製して、外側層によりコーティングされた二酸化チタン粒子層を有する着色性マイクロカプセルを得る。

0313

実施例2:内側茶色コーティング及び外側白色コーティングを有するマイクロカプセルBの調製
以下の表に記載される成分及び含有量を使用することにより、図1に示される、コア及び2層を有する着色性マイクロカプセルが、流動層プロセスにより(実施例1のものと同様のプロセスにより)調製される。

0314

%は、全マイクロカプセル重量に対する重量%を示す。

0315

組成物O/Wエマルジョン
実施例1および2(本発明に従う)
ジェミニ型界面活性剤を含む、O/Wエマルジョンの形態の組成物

0316

(1)Ceralutaion(登録商標)H、SASOL製
(2)XIAMETER(登録商標)PMX-200 SILICONEFLUID 5CS、DOW CORNING製
(3)XIAMETER(登録商標)PMX-1503 FLUID、DOW CORNING製

0317

調製のプロトコル
A相
1.A1相が別個のベッヒャー中で調製され、75℃で溶解され、そして均質化される(プロペラ羽根を有するレイネリ)。
2.A2相がA1相に導入される。

0318

B相
3.B1相がベッヒャー中で調製され、上記相が均質化される(歯状プロペラ(tooth propeller)を有するレイネリ)。
4.B2相がB1相に添加され、混合物が膨潤される。
5.上記ベッヒャーが72℃で水浴中に置かれ(Moritz−)、B相が得られる。
6.A相(溶融物)が漸次、上記水性B相に導入される。
7.上記混合物が10分間乳化される。
8.マイクロカプセル(D相)が添加され、混合される(レイネリ)。

0319

実施例1および2のO/Wエマルジョンは、取り扱いが容易であり、かつ皮膚上に広げ易い。

0320

これらのO/Wエマルジョンは、粘着性でなく、感触が柔らかく、そのテクスチャーは弾力がある。

0321

実施例3および4(本発明に従う)
ジェミニ型界面活性剤を含む、O/Wエマルジョンの形態の組成物

0322

(1)Ceralutaion(登録商標)H、SASOL製

0323

調製のプロトコル:
A相
1.A相が、熱水を用いて、ベッヒャー中で調製される。それが、Moritzによって均質化される。上記ベッヒャーが水浴中に置かれる。

0324

B相
1.B相がキャセロール中で調製され、70℃に加熱される。
2.B相が、上記ベッヒャー中のA相に添加され(同じ温度で:65〜70℃)、混合物が10分間乳化される。
3.C相が添加され(室温で)、15分間混合される。
4.D相が添加される。

0325

実施例3および4のO/Wエマルジョンは、取り扱いが容易であり、かつ皮膚上に広げ易い。

0326

これらのO/Wエマルジョンは、粘着性でなく、感触が柔らかく、そのテクスチャーは弾力がある。

0327

結果:マイクロカプセルの安定性の評価
マイクロカプセルの安定性は、室温、37℃、及び45℃で2カ月後の、O/W型エマルジョンのバルク中で破裂しなかったマイクロカプセル(こすること又は押しつけることのいずれも適用しない)の低い割合により特徴づけられる。

0328

この評価は、3つのパラメータに従って実施される。
バルク中で壊れたマイクロカプセルの数、
白色バルクのベージュ色での着色レベル
バルクにスパチュラを導入した後:スパチュラ上の壊れたマイクロカプセルの観察。

実施例

0329

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