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課題・解決手段

データ処理手段と、デジタル地図に関連するか又はデジタル地図内の場所を表すデータレコードを含むデータリポジトリと、表示手段とを備えるポータブル電子装置が開示される。装置は、装置のユーザにより入力されるフリーテキスト探索文字列監視する手段と、入力される探索文字列に基づいて、一致するレコードをデータリポジトリに照会し且つ探索を調節するためにユーザにより選択可能な提案を生成する手段と、一致するレコード及び提案のうちの少なくともいくつかをディスプレイ上に表示する手段と、一致する提案の選択を示すユーザ入力の受信に応答して探索を適宜調節する手段とを更に備える。

概要

背景

GPS等のGNSSグローバルナビゲーション衛星システム信号受信処理機能性を含むスマートフォンポータブルナビゲーション装置(PND)及び車両一体型ナビゲーションシステム等の電子装置は、パーソナルナビゲーションシステム、車両搭載型のナビゲーションシステム又は他の車両ナビゲーションシステムとして広く採用される。一般に、ナビゲーション機能性を有する既知の電子装置は、プロセッサメモリ揮発性及び不揮発性の少なくとも一方であり、通常は双方)及び前記メモリ内に格納されたデジタル地図データを備える。プロセッサ及びメモリは協働して、ソフトウェアオペレーティングシステム確立される実行環境を提供する。更に、PNDの機能性を制御可能にするため及び種々の他の機能を提供するために1つ以上の追加のソフトウェアプログラムが提供されることは一般的である。

通常、これらの装置は、ユーザが装置と対話し且つ装置を制御できるようにする1つ以上の入力インタフェースと、情報がユーザに中継されるようにする1つ以上の出力インタフェースとを更に備える。出力インタフェースの例は、表示装置及び可聴出力用スピーカを含む。入力インタフェースの例は、装置のオンオフ動作又は他の特徴を制御するための1つ以上の物理ボタン(これらのボタンは、必ずしも装置自体に存在する必要はなく、装置が車両に組み込まれる場合はステアリングホイール上に存在してもよい)及びユーザの音声を検出するためのマイクを含む。特に好適な構成において、出力インタフェースディスプレイは、ユーザが触れることにより装置を操作できるようにする入力インタフェースを更に提供するためにタッチセンシティブディスプレイとして(例えば、タッチセンシティブオーバーレイにより)構成される。

また、この種の装置は、装置との間で電力及びオプションとしてデータ信号送受信可能にする1つ以上の物理コネクタインタフェースと、オプションとして、セルラ通信、並びに例えばWi−Fi、Wi−Max及びGSM等である他の信号及びデータネットワークを介する通信を可能にする1つ以上の無線送信機受信機とを含むことが多い。

この種のPND装置はGPSアンテナを更に含み、これにより場所データを含む衛星放送信号を受信でき、その後装置の現在地を判定するために処理できる。

PND装置は、現在の角加速度及び直線加速度を判定し、GPS信号から導出された場所情報と関連して装置及び装置が搭載されている車両の速度及び相対変位を判定するために処理可能な信号を生成する電子ジャイロスコープ及び加速度計を更に含んでもよい。通常、そのような特徴を車両搭載型のナビゲーションシステムに提供するのが最も一般的であるが、PND装置に提供するのが好都合な場合はPND装置に提供する。

そのようなPNDの有用性は、第1の場所(通常は出発地又は現在地)と第2の場所(通常は目的地)との間の経路を判定する機能において主に示される。既知の装置において、これらの場所は、例えば郵便番号道路名及び番地名称等である種々の異なる方法のうちのいずれかによって、装置のユーザにより入力可能である。いくつかの既知のナビゲーション装置において、ナビゲーション可能な目的地は、デジタル地図に関連する場所を表すデータレコードライブラリとしてデータリポジトリローカルに格納される。ナビゲーション可能な目的地を表す場所に対して、緯度及び経度、あるいはデジタル地図におけるノード間のパスに沿う距離等の場所情報が格納され、それにより、目的地の位置が特定され、当該目的地への通行可能な経路が生成される。

通常、ナビゲーション可能な目的地に対する場所データレコードは、番地、道路名、居住地区名、国及び郵便番号を含む構成要素(又はデータフィールド)を有する住所を表す。これらの構成要素を組み合わせて、特定の住所が定義される。目的地に対する場所データレコードは、事前に格納された製造業者が供給したか又はユーザが生成した地点情報(POI)を更に表し、それらは、「既知の」目的地(有名な場所、公営の場所(運動場又は水泳プール等)、あるいはレストラン、バー、店舗等の他の地点情報である。POIデータレコードは、POI名(例えば、「大英博物館」)、POIのブランド名(例えば、「スターバックス」)、POIのカテゴリ名及び/又はカテゴリコード(例えば、「レストラン」及び「7315」)、並びにPOIの住所(番地、道路名、居住地区名、郵便番号及び国を含む)のうちの1つ以上を含む構成要素を有する。データレコードは、お気に入りの目的地又は最近訪問した目的地に対して更に格納されてもよい。

通常、PNDは、地図データから出発地の住所の場所と目的地の住所の場所との間の「最善」又は「最適」な経路を計算することがソフトウェアにより可能になる。「最善」又は「最適」な経路は所定の基準に基づいて判定され、必ずしも最速又は最短の経路である必要はない。運転者を案内する経路の選択は非常に高度であり、選択された経路は、既存の交通道路情報、予測された交通道路情報、動的に及び/又は無線で受信された交通道路情報、道路速度に関する履歴情報、並びに道路選択を判定する要因に対する運転者自身の好み(例えば運転者は、経路が高速自動車道路又は有料道路を含むべきではないと指定する)を考慮してもよい。

更に、装置は道路及び交通状況を継続的に監視し、状況変化によりとられる残りの移動に対して経路を変更するように提案又は選択してもよい。種々の技術(例えば、移動電話データ交換固定カメラ、GPSフリートトラッキング)に基づくリアルタイム交通監視システムが、交通遅滞識別し且つ通知システムに情報を供給するために使用されている。

この種のPNDは、通常は車両のダッシュボード又はフロントガラスに搭載されるが、車両のラジオ内蔵コンピュータの一部又は実際は車両自体の制御システムの一部として形成されてもよい。ナビゲーション装置は、PDA(ポータブルデジタルアシスタント)、メディアプレーヤ、移動電話又はスマートフォン等のハンドヘルドシステムの一部であってもよく、その場合、ハンドヘルドシステムの標準的な機能性は、経路の計算及び計算された経路に沿うナビゲーションの双方を実行するために装置にソフトウェアをインストールすることにより拡張される。

移動装置固定端末無線通信することは可能である。目的地及び経路を判定するために必要なデータの格納及び処理は固定端末で実行され、移動装置は、ユーザが入力した情報を固定端末へ送信し、移動装置のユーザに対して表示する情報を固定端末から受信する。しかし、そのような実現例は、移動装置への無線接続情報転送のための最低限の帯域幅とを必要とし、全ての場所において双方が保証されるわけでない。

従って、ナビゲーション装置が移動装置である場合、移動装置は大量の地理情報データベースを格納し、移動装置の限られた処理リソースを使用してデータベースの探索を実行する必要がある。既知のナビゲーション装置において、住所又はPOI等の目的地は、誘導型探索を使用して、この場合はデジタル地図に関連する場所を表すデータレコードのデータリポジトリである地理情報データベース内で探索される。

誘導型探索は、ユーザからの特定の種類の情報を要求するプロンプトを使用する。各プロンプトに対するユーザの応答により、後続の探索に対して定義される探索空間が減少され、ユーザの所望の目的地に対応する探索結果に到達する。各探索空間は地理情報データベース全体より小さいため、移動装置は限られた処理能力で地理情報データベース全体を探索する必要がなくなる。

図5は、既知の誘導型探索処理500の一例を示す。処理は判断点501から開始し、装置は、住所を探索するか又は地点情報(POI)を探索するかの選択を入力するようにユーザに指示する。ユーザが住所を探索すると選択する場合、ユーザは、都市名502、都市内の道路503及び番地504を入力する3つの更なるプロンプトを受け取る。ユーザがPOIを探索すると選択する場合、ユーザは、都市名505を入力するように指示された後、POIのカテゴリ507を探索するか又はPOI名508を探索するかの選択506を入力するように指示される。ユーザは、ユーザの選択に依存して、POIのカテゴリ及び/又はPOI名を入力する更なるプロンプトを受け取る。これらの探索は、ユーザが入力するように指示されるデータレコードの特定の構成要素に対して探索し且つユーザ入力と一致する構成要素値を有さないデータレコードを除外することにより、探索空間を逐次減少する。

誘導型探索に伴う問題は、プロンプトが複数であるため、装置が低速化し且つ使用しにくくなることである。ユーザは、装置への単一の入力で所望の目的地を定義する情報を十分に提供できない。更に、ユーザは、不完全な情報を有するか又は所望のデータレコードと正確に一致する情報を有さないため、所望の目的地を見つけられない場合がある。従って、ユーザは、所望の目的地を見つけるために地理情報データベースを投機的に探索しにくい。

誘導型探索の実行に代わる方法は、フリーテキスト探索の実行である。フリーテキスト探索は、単一のユーザ入力からユーザの所望の目的地を判定することを目的とするため、誘導型探索の実行に必要な複数のプロンプトが回避される。

ナビゲーション装置に対するフリーテキスト探索技術の一例は、国際公開第WO2010/119137 A1号において開示される。探索は、地理的オブジェクトの名称と地図タイル集合とを関連付けるトライに基づく。デジタル地図は、複数の階層レベルに分割された4分木である。移動装置の限られた処理リソースで大量のデータベースを効率的に探索できるように探索空間を減少するために、第1の探索はトライ内のレベルにおいて実行される。候補タイルの数が所定の数を上回る場合、候補セット内タイルのうちのいくつか又は全てを次のレベルのタイルに縮小することにより、探索空間は減少される。従って、移動装置は所定のサイズより大きい空間を直接探索する必要がない。

しかし、上述のフリーテキスト探索技術の問題は、移動装置が、候補結果を取得した後に探索空間を減少するのに必要な処理を実行する必要があることである。探索空間を変更する当該処理により、必要とされる処理が増加し、探索結果の検索速度が低下する。

PNDの技術において、探索結果のリストビューに加えて、グラフィカルユーザインタフェースGUI)要素を使用して目的地探索の結果、あるいは天候イベント又は交通事象の場所を示す地図ビューを更に提供することが既知である。これにより、ユーザは、デジタル地図に関して場所を文脈で見ることが容易になる。しかし、ユーザが特に使用でき且つ容易に理解できる方法でこれらの場所を示すことは、表示される場所情報が過度に多くなるか又は少なくなり、機能性も過度に多くなるか又は少なくなるため、ユーザ経験を低減させ、関連する天候イベント及び交通イベントを通るか又はそれらを効果的に考慮するように目的地を選択する装置の操作性を制限するため問題である。

概要

データ処理手段と、デジタル地に関連するか又はデジタル地内の場所を表すデータレコードを含むデータリポジトリと、表示手段とを備えるポータブル電子装置が開示される。装置は、装置のユーザにより入力されるフリーテキスト探索文字列を監視する手段と、入力される探索文字列に基づいて、一致するレコードをデータリポジトリに照会し且つ探索を調節するためにユーザにより選択可能な提案を生成する手段と、一致するレコード及び提案のうちの少なくともいくつかをディスプレイ上に表示する手段と、一致する提案の選択を示すユーザ入力の受信に応答して探索を適宜調節する手段とを更に備える。

目的

本発明は、ディスプレイ上に表示されたデジタル地図の表現上で異なる強調レベルのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)要素を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

データ処理手段と、デジタル地図に関連するか又はデジタル地図内の場所を表すデータレコードを含むデータリポジトリと、表示手段と、ユーザが前記データレコードを容易に探索できるようにする命令であり、前記データ処理手段により実行される場合に、ポータブル電子装置が、前記装置のユーザにより入力されるフリーテキスト探索文字列監視し、入力される前記探索文字列に基づいて、一致するレコードを前記データリポジトリに照会し、前記探索を調節するためにユーザにより選択可能な提案を生成し、一致するレコード及び提案のうちの少なくともいくつかを前記ディスプレイ上に表示し、一致する提案の選択を示すユーザ入力の受信に応答して前記探索を適宜調節するようにする命令を備えるコンピュータ可読媒体と、を備えることを特徴とするポータブル電子装置。

請求項2

住所の提案は、前記探索文字列と一致した住所を表すデータレコードの道路名及び/又は居住地区名に基づいて生成されることを特徴とする請求項1記載のポータブル電子装置。

請求項3

居住地区名を含む住所の提案を選択することにより、前記探索の中心は当該居住地区に対応するように調節されることを特徴とする請求項2記載のポータブル電子装置。

請求項4

道路名を含む住所の提案を選択することにより、前記探索文字列は前記道路名に置換されることを特徴とする請求項2又は3記載のポータブル電子装置。

請求項5

道路名及び居住地区名を含む住所の提案の選択後、前記ユーザは前記フリーテキスト探索文字列に番地を入力するように指示されることを特徴とする請求項4記載のポータブル電子装置。

請求項6

地点情報(POI)の提案は、前記探索文字列と一致する地点情報を表すデータレコードの名称カテゴリ及びカテゴリの同義語に基づいて生成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項7

POIの提案を選択することにより、前記照会により返された前記データレコードは、前記POIの提案の名称、カテゴリ又は同義のカテゴリと一致するPOIの名称、カテゴリ又は同義のカテゴリを有するデータレコードのみを含むようにフィルタリングされることを特徴とする請求項6記載のポータブル電子装置。

請求項8

前記探索文字列又は探索の中心を適応させるための各キー入力又は他のユーザ入力、並びに提案の各選択に応答して、一致するデータレコードが前記データリポジトリに照会され、提案が生成され、その後、ディスプレイは一致するデータレコード及び生成された提案を表示するように更新されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項9

前記データリポジトリは、前記データレコードに含まれる単語と当該単語が存在する前記レコードとを関連付ける索引を表すデータを更に含み、前記命令は更に、前記電子装置が入力された前記探索文字列を処理して1つ以上の探索語を提供するようにし、入力された前記探索文字列に基づいて、一致するレコードを前記データリポジトリに照会することは、前記各探索語を含むデータレコードを識別するために前記索引を照会することを含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項10

前記命令は更に、前記電子装置が、前記1つ以上の識別された各データレコードに対して、前記探索クエリに対する識別された各データレコードの適合性を示すランクを生成するようにすることを特徴とする請求項9記載のポータブル電子装置。

請求項11

前記一致するデータレコードは、前記ランクに従って順序付きリストで表示されることを特徴とする請求項10記載のポータブル電子装置。

請求項12

前記命令は更に、前記探索文字列を処理する場合に、前記電子装置が、・前記探索文字列を単語に分割することと、・前記単語を標準化することと、・特定の単語を識別し且つ処理することと、のうちの1つ以上を実行するようにすることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項13

前記単語を標準化することは、前記探索文字列の内容における不規則性を考慮することを意図する1つ以上の処理ステップを含み、オプションとして、・全ての文字小文字に変換することと、・文字からアクセントを除去することと、・同一文字の連続を一文字に置換することと、・単一の文字を他の文字に置換することと、・単語及び略語標準的な略語に置換することと、のうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項12記載のポータブル電子装置。

請求項14

前記索引は、前記データレコードに含まれる前記単語の標準化バージョンを含み、前記探索文字列は、前記索引の生成に使用されたとの同一の標準化ルールを使用して前記探索文字列に含まれる前記単語を標準化するように処理されることを特徴とする請求項12又は13記載のポータブル電子装置。

請求項15

特定の単語を識別し且つ処理することは、・国名及び国コードを標準的な国コードに変換することと、・番地を除去することと、・地点情報(POI)のカテゴリに対応する単語を識別してPOIのカテゴリコードに置換することと、のうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項12から14のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項16

前記探索文字列全体がPOIのカテゴリ名又は1つのPOIのカテゴリ名の接頭辞である場合、前記照会は前記POIのカテゴリ内のレコードに対するものであることを特徴とする請求項15記載のポータブル電子装置。

請求項17

前記探索文字列全体が2つ以上の単語を含み且つPOIのカテゴリ名から始まる場合、POIのカテゴリ名が探索語として提供される第1のクエリと、POIのカテゴリ名がPOIのカテゴリコードに置換される第2のクエリとの2つのクエリが生成されることを特徴とする請求項15記載のポータブル電子装置。

請求項18

前記命令は更に、前記探索語を含むデータレコードを識別するために前記索引に照会する場合に、前記電子装置が、各探索語に対して、一致するレコードのセットを前記索引から探し、全ての単語と一致する前記レコードを提供するために、前記レコードのセットの共通部分を判定するようにすることを特徴とする請求項9から17のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項19

前記命令は更に、各データレコードに対するランクを生成する場合に、前記電子装置が、・各レコードに対するスコアを計算し、・各自のスコアに基づいて前記レコードをランク付けし、・2つのレコードが同一スコアを有する場合、探索の中心を使用できる場合は探索の中心からの距離に基づいてランクの順序付けを調整し、探索の中心を使用できない場合は前記2つのレコードのランクの順序ランダムに付けるようにすることを特徴とする請求項9から18のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項20

各レコードに対するランク付けスコアを計算することは、開始スコアから開始して、・前記データレコードに含まれる単語と正確に一致しない前記探索文字列に含まれる各単語に対して、前記スコアからペナルティを減算することと、・前記探索文字列内に配列された前記探索語と前記データレコードにおける前記単語の配列との間の不正確語順及び単語の間隔を含む構造の差異に対して、前記スコアからペナルティを減算することと、・探索語と一致する単語が存在する構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、前記スコアからペナルティを減算することと、・重要な一致であると示されるデータレコードに対して、前記スコアにボーナス加算することと、のうちの1つ以上を実行することを含むことを特徴とする請求項19記載のポータブル電子装置。

請求項21

住所を表すレコードに対するランク付けスコアを計算することは、・前記データレコードの道路名に含まれる前記索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合、前記データレコードをランク付けしないことと、・探索の中心が存在する場合、前記探索の中心に相対的に近いデータレコードに対してペナルティを抑制するか、前記探索の中心から相対的に遠いデータレコードに対してペナルティを増加するか、あるいはその双方を行うように、前記ペナルティのうちの1つ以上を調節することと、・居住地区の中心と一致する単語が存在する場合、前記居住地区の中心の大きさ及び使用できる場合は前記探索の中心と前記居住地区の中心との間の距離に依存して、前記スコアにボーナスを加算することと、のうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項20記載のポータブル電子装置。

請求項22

地点情報(POI)を表すレコードに対するランク付けスコアを計算することは、・前記POIの名称、前記POIのブランド名又は前記POIのカテゴリを表す前記データレコードの構成要素のうちの1つに含まれる前記索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合、前記データレコードをランク付けしないことと、・探索の中心が存在する場合、前記探索語と一致する単語が存在する構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、前記スコアからペナルティを減算しないことと、・探索の中心が存在しない場合、探索語と一致する単語が存在する前記POIの名称又は前記POIの前記ブランド名を表す前記データレコードの構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、前記スコアからペナルティを減算することと、・探索の中心が存在しない場合、前記POIの前記名称又は前記POIの前記ブランド名に含まれる前記索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合に前記スコアからペナルティを減算することと、のうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項20記載のポータブル電子装置。

請求項23

前記データレコードは、1つ以上の構成要素と、デジタル地図上の場所に関連する位置参照と、レコード識別子とを含むことを特徴とする請求項1から22のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項24

前記位置参照は、緯度経度指示値を表すデータ又はデジタル地図内の2つのノード間のパスに沿う距離を表すデータを含むことを特徴とする請求項23記載のポータブル電子装置。

請求項25

前記データレコードは、デジタル地図の領域を表す位置参照及び/又はレコード識別子を含むことを特徴とする請求項1から24のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項26

前記レコード識別子は、オプションとしてモートンコードである前記位置参照である第1の部分と、前記デジタル地図における前記データレコードの場所に関連付けられた情報に対する参照又はポインタである第2の部分とを含むことを特徴とする請求項25記載のポータブル電子装置。

請求項27

前記索引はタプルを含み、前記データレコードに含まれる単語のセットの各単語に対するタプルは、前記単語の各々と当該単語が存在する全てのレコードの前記レコード識別子とを関連付けることを特徴とする請求項25又は26記載のポータブル電子装置。

請求項28

各データレコードは住所又は地点情報(POI)を表すことを特徴とする請求項1から27のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項29

前記データレコードは、道路名、地名、郵便番号、国コード、POI名、POIのブランド名、POIの住所、POIのカテゴリコードである構成要素のうちの1つ以上を含むことを特徴とする請求項28記載のポータブル電子装置。

請求項30

住所を表す一致したデータレコードは第1の欄に表示され、地点情報を表す一致したデータレコードは前記第1の欄の横の第2の欄に表示されることを特徴とする請求項28又は29記載のポータブル電子装置。

請求項31

前記ディスプレイ上のタッチスクリーンオーバーレイを含むユーザ入力手段を更に備え、前記データレコードの前記照会により返されて表示されたレコード又は生成された提案を選択することは、前記表示されたレコード又は提案、あるいはそれらを表すGUI要素に関するタッチを含むことを特徴とする請求項1から30のいずれか1項に記載のポータブル電子装置。

請求項32

データ処理手段と、デジタル地図に関連する場所を表すデータレコードを含むデータリポジトリと、表示手段とを備えるポータブル電子装置を動作する方法であって、前記装置のユーザにより入力されるフリーテキスト探索文字列を監視することと、入力される前記探索文字列に基づいて、一致するレコードを前記データレポジトリに照会することと、前記探索を調節するためにユーザにより選択可能な提案を生成することと、一致するレコード及び提案のうちの少なくともいくつかを前記ディスプレイ上に表示することと、一致する提案の選択を示すユーザ入力の受信に応答して前記探索を適宜調節することと、を備えることを特徴とする方法。

請求項33

ポータブル電子装置のデータ処理手段により実行される場合に、前記電子装置が請求項32記載の方法を実行するように構成されるようにする命令を備え、オプションとしてコンピュータ可読媒体として実現され、更にオプションとして非一時的なコンピュータ可読媒体として実現されることを特徴とするコンピュータソフトウェア

技術分野

0001

本発明は、デジタル地図に関連する場所の探索及び表示を容易にする方法、装置及びコンピュータソフトウェアを開示する。特に、本発明は、ユーザが入力したフリーテキスト探索文字列に基づいて場所のデータリポジトリを探索する方法、装置及びコンピュータソフトウェアを開示する。本発明は、ユーザが入力したフリーテキスト探索文字列に基づいて選択可能な探索の提案を生成し且つ表示することにより、ユーザが場所のデータリポジトリを容易に探索できるようにする方法、装置及びコンピュータソフトウェアを更に開示する。本発明は、ディスプレイ上に表示されたデジタル地図の表現上で異なる強調レベルグラフィカルユーザインタフェースGUI)要素を提供することにより、例えば目的地探索の結果のセット及び現在の交通事象のセット等を表す複数の場所をユーザが容易に確認できるようにする方法、装置及びコンピュータソフトウェアを更に開示する。開示の種々の態様は全て、スマートフォン、いわゆるPNDであるポータブルナビゲーション装置等のポータブル電子装置の形態のナビゲーション装置、並びに例えば車両搭載型ナビゲーションシステムである車両一体型ナビゲーションシステムの一部を形成するナビゲーション装置において特に有用性である。

背景技術

0002

GPS等のGNSSグローバルナビゲーション衛星システム信号受信処理機能性を含むスマートフォン、ポータブルナビゲーション装置(PND)及び車両一体型ナビゲーションシステム等の電子装置は、パーソナルナビゲーションシステム、車両搭載型のナビゲーションシステム又は他の車両ナビゲーションシステムとして広く採用される。一般に、ナビゲーション機能性を有する既知の電子装置は、プロセッサメモリ揮発性及び不揮発性の少なくとも一方であり、通常は双方)及び前記メモリ内に格納されたデジタル地図データを備える。プロセッサ及びメモリは協働して、ソフトウェアオペレーティングシステム確立される実行環境を提供する。更に、PNDの機能性を制御可能にするため及び種々の他の機能を提供するために1つ以上の追加のソフトウェアプログラムが提供されることは一般的である。

0003

通常、これらの装置は、ユーザが装置と対話し且つ装置を制御できるようにする1つ以上の入力インタフェースと、情報がユーザに中継されるようにする1つ以上の出力インタフェースとを更に備える。出力インタフェースの例は、表示装置及び可聴出力用スピーカを含む。入力インタフェースの例は、装置のオンオフ動作又は他の特徴を制御するための1つ以上の物理ボタン(これらのボタンは、必ずしも装置自体に存在する必要はなく、装置が車両に組み込まれる場合はステアリングホイール上に存在してもよい)及びユーザの音声を検出するためのマイクを含む。特に好適な構成において、出力インタフェースディスプレイは、ユーザが触れることにより装置を操作できるようにする入力インタフェースを更に提供するためにタッチセンシティブディスプレイとして(例えば、タッチセンシティブオーバーレイにより)構成される。

0004

また、この種の装置は、装置との間で電力及びオプションとしてデータ信号送受信可能にする1つ以上の物理コネクタインタフェースと、オプションとして、セルラ通信、並びに例えばWi−Fi、Wi−Max及びGSM等である他の信号及びデータネットワークを介する通信を可能にする1つ以上の無線送信機受信機とを含むことが多い。

0005

この種のPND装置はGPSアンテナを更に含み、これにより場所データを含む衛星放送信号を受信でき、その後装置の現在地を判定するために処理できる。

0006

PND装置は、現在の角加速度及び直線加速度を判定し、GPS信号から導出された場所情報と関連して装置及び装置が搭載されている車両の速度及び相対変位を判定するために処理可能な信号を生成する電子ジャイロスコープ及び加速度計を更に含んでもよい。通常、そのような特徴を車両搭載型のナビゲーションシステムに提供するのが最も一般的であるが、PND装置に提供するのが好都合な場合はPND装置に提供する。

0007

そのようなPNDの有用性は、第1の場所(通常は出発地又は現在地)と第2の場所(通常は目的地)との間の経路を判定する機能において主に示される。既知の装置において、これらの場所は、例えば郵便番号道路名及び番地名称等である種々の異なる方法のうちのいずれかによって、装置のユーザにより入力可能である。いくつかの既知のナビゲーション装置において、ナビゲーション可能な目的地は、デジタル地図に関連する場所を表すデータレコードライブラリとしてデータリポジトリにローカルに格納される。ナビゲーション可能な目的地を表す場所に対して、緯度及び経度、あるいはデジタル地図におけるノード間のパスに沿う距離等の場所情報が格納され、それにより、目的地の位置が特定され、当該目的地への通行可能な経路が生成される。

0008

通常、ナビゲーション可能な目的地に対する場所データレコードは、番地、道路名、居住地区名、国及び郵便番号を含む構成要素(又はデータフィールド)を有する住所を表す。これらの構成要素を組み合わせて、特定の住所が定義される。目的地に対する場所データレコードは、事前に格納された製造業者が供給したか又はユーザが生成した地点情報(POI)を更に表し、それらは、「既知の」目的地(有名な場所、公営の場所(運動場又は水泳プール等)、あるいはレストラン、バー、店舗等の他の地点情報である。POIデータレコードは、POI名(例えば、「大英博物館」)、POIのブランド名(例えば、「スターバックス」)、POIのカテゴリ名及び/又はカテゴリコード(例えば、「レストラン」及び「7315」)、並びにPOIの住所(番地、道路名、居住地区名、郵便番号及び国を含む)のうちの1つ以上を含む構成要素を有する。データレコードは、お気に入りの目的地又は最近訪問した目的地に対して更に格納されてもよい。

0009

通常、PNDは、地図データから出発地の住所の場所と目的地の住所の場所との間の「最善」又は「最適」な経路を計算することがソフトウェアにより可能になる。「最善」又は「最適」な経路は所定の基準に基づいて判定され、必ずしも最速又は最短の経路である必要はない。運転者を案内する経路の選択は非常に高度であり、選択された経路は、既存の交通道路情報、予測された交通道路情報、動的に及び/又は無線で受信された交通道路情報、道路速度に関する履歴情報、並びに道路選択を判定する要因に対する運転者自身の好み(例えば運転者は、経路が高速自動車道路又は有料道路を含むべきではないと指定する)を考慮してもよい。

0010

更に、装置は道路及び交通状況を継続的に監視し、状況変化によりとられる残りの移動に対して経路を変更するように提案又は選択してもよい。種々の技術(例えば、移動電話データ交換固定カメラ、GPSフリートトラッキング)に基づくリアルタイム交通監視システムが、交通遅滞識別し且つ通知システムに情報を供給するために使用されている。

0011

この種のPNDは、通常は車両のダッシュボード又はフロントガラスに搭載されるが、車両のラジオ内蔵コンピュータの一部又は実際は車両自体の制御システムの一部として形成されてもよい。ナビゲーション装置は、PDA(ポータブルデジタルアシスタント)、メディアプレーヤ、移動電話又はスマートフォン等のハンドヘルドシステムの一部であってもよく、その場合、ハンドヘルドシステムの標準的な機能性は、経路の計算及び計算された経路に沿うナビゲーションの双方を実行するために装置にソフトウェアをインストールすることにより拡張される。

0012

移動装置固定端末無線通信することは可能である。目的地及び経路を判定するために必要なデータの格納及び処理は固定端末で実行され、移動装置は、ユーザが入力した情報を固定端末へ送信し、移動装置のユーザに対して表示する情報を固定端末から受信する。しかし、そのような実現例は、移動装置への無線接続情報転送のための最低限の帯域幅とを必要とし、全ての場所において双方が保証されるわけでない。

0013

従って、ナビゲーション装置が移動装置である場合、移動装置は大量の地理情報データベースを格納し、移動装置の限られた処理リソースを使用してデータベースの探索を実行する必要がある。既知のナビゲーション装置において、住所又はPOI等の目的地は、誘導型探索を使用して、この場合はデジタル地図に関連する場所を表すデータレコードのデータリポジトリである地理情報データベース内で探索される。

0014

誘導型探索は、ユーザからの特定の種類の情報を要求するプロンプトを使用する。各プロンプトに対するユーザの応答により、後続の探索に対して定義される探索空間が減少され、ユーザの所望の目的地に対応する探索結果に到達する。各探索空間は地理情報データベース全体より小さいため、移動装置は限られた処理能力で地理情報データベース全体を探索する必要がなくなる。

0015

図5は、既知の誘導型探索処理500の一例を示す。処理は判断点501から開始し、装置は、住所を探索するか又は地点情報(POI)を探索するかの選択を入力するようにユーザに指示する。ユーザが住所を探索すると選択する場合、ユーザは、都市名502、都市内の道路503及び番地504を入力する3つの更なるプロンプトを受け取る。ユーザがPOIを探索すると選択する場合、ユーザは、都市名505を入力するように指示された後、POIのカテゴリ507を探索するか又はPOI名508を探索するかの選択506を入力するように指示される。ユーザは、ユーザの選択に依存して、POIのカテゴリ及び/又はPOI名を入力する更なるプロンプトを受け取る。これらの探索は、ユーザが入力するように指示されるデータレコードの特定の構成要素に対して探索し且つユーザ入力と一致する構成要素値を有さないデータレコードを除外することにより、探索空間を逐次減少する。

0016

誘導型探索に伴う問題は、プロンプトが複数であるため、装置が低速化し且つ使用しにくくなることである。ユーザは、装置への単一の入力で所望の目的地を定義する情報を十分に提供できない。更に、ユーザは、不完全な情報を有するか又は所望のデータレコードと正確に一致する情報を有さないため、所望の目的地を見つけられない場合がある。従って、ユーザは、所望の目的地を見つけるために地理情報データベースを投機的に探索しにくい。

0017

誘導型探索の実行に代わる方法は、フリーテキスト探索の実行である。フリーテキスト探索は、単一のユーザ入力からユーザの所望の目的地を判定することを目的とするため、誘導型探索の実行に必要な複数のプロンプトが回避される。

0018

ナビゲーション装置に対するフリーテキスト探索技術の一例は、国際公開第WO2010/119137 A1号において開示される。探索は、地理的オブジェクトの名称と地図タイル集合とを関連付けるトライに基づく。デジタル地図は、複数の階層レベルに分割された4分木である。移動装置の限られた処理リソースで大量のデータベースを効率的に探索できるように探索空間を減少するために、第1の探索はトライ内のレベルにおいて実行される。候補タイルの数が所定の数を上回る場合、候補セット内タイルのうちのいくつか又は全てを次のレベルのタイルに縮小することにより、探索空間は減少される。従って、移動装置は所定のサイズより大きい空間を直接探索する必要がない。

0019

しかし、上述のフリーテキスト探索技術の問題は、移動装置が、候補結果を取得した後に探索空間を減少するのに必要な処理を実行する必要があることである。探索空間を変更する当該処理により、必要とされる処理が増加し、探索結果の検索速度が低下する。

0020

PNDの技術において、探索結果のリストビューに加えて、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)要素を使用して目的地探索の結果、あるいは天候イベント又は交通事象の場所を示す地図ビューを更に提供することが既知である。これにより、ユーザは、デジタル地図に関して場所を文脈で見ることが容易になる。しかし、ユーザが特に使用でき且つ容易に理解できる方法でこれらの場所を示すことは、表示される場所情報が過度に多くなるか又は少なくなり、機能性も過度に多くなるか又は少なくなるため、ユーザ経験を低減させ、関連する天候イベント及び交通イベントを通るか又はそれらを効果的に考慮するように目的地を選択する装置の操作性を制限するため問題である。

0021

本発明の実施形態は、既知のナビゲーションツールにおける上述の制限のうちの少なくともいくつかを解決することを意図する方法、装置及びコンピュータソフトウェアを提供する。

0022

特に、本発明は、ユーザが入力したフリーテキスト探索文字列に基づいて場所のデータリポジトリを探索する方法、装置及びコンピュータソフトウェアを開示する。開示のこれらの態様を以下に要約する。

0023

一態様によると、データ処理手段と、デジタル地図に関連するか又はデジタル地図内の場所を表すデータレコード及びデータレコードに含まれる単語と当該単語が存在するレコードとを関連付ける索引を表すデータを含むデータリポジトリとを備えるポータブル電子装置が提供される。ポータブル電子装置は、データ処理手段により実行される場合に、電子装置が、探索文字列を含む受信した探索クエリに関して、1つ以上の探索語を提供するために探索文字列を処理し、各探索語を含むデータレコードを識別するために索引に照会し、1つ以上の識別された各データレコードに対して、探索クエリに対する識別された各データレコードの適合性を示すランクを生成するようにする命令を備えるコンピュータ可読媒体を更に備える。

0024

本態様によると、移動装置が相対的に低い処理能力を使用して膨大なデータリポジトリを探索する必要がある場合でも、応答性に優れ且つ迅速で融通性を有する探索が装置のユーザに提供される。更に、ユーザは、制限的な誘導型探索手順により制限されることなく更に投機的に広範囲のデータを探索できるため、ユーザが所望の場所の結果を見つける可能性が高くなる。

0025

探索クエリは、電子装置のユーザ入力から導出されてもよく、命令は更に、装置がディスプレイ上に結果を表示するようにしてもよい。

0026

命令は更に、探索文字列を処理する場合に、電子装置が、探索文字列を単語に分割することと、単語を標準化することと、特定の単語を識別し且つ処理することとのうちの1つ以上を実行するようにする。

0027

単語を標準化することは、探索文字列の内容における不規則性を考慮することを意図する1つ以上の処理ステップを含み、オプションとして、全ての文字小文字に変換することと、文字からアクセントを除去することと、同一文字の連続を一文字置換することと、単一の文字を他の文字に置換することと、単語及び略語を標準的な略語に置換することとのうちの1つ以上を含む。索引は、データレコードに含まれる単語の標準化バージョンを含み、探索文字列は、索引の生成に使用されたとの同一の標準化ルールを使用して探索文字列に含まれる単語を標準化するように処理される。

0028

単語を標準化することにより、探索手順は汎用性が高くなり、タイプ入力ミス及び思い違い等のユーザの誤り、並びに綴り相違許容できるようになる。また、標準化により、探索される索引のサイズが減少し、探索処理が更に加速される。

0029

特定の単語を識別し且つ処理することは、国名及び国コードを標準的な国コードに変換することと、番地を除去することと、地点情報(POI)のカテゴリに対応する単語を識別してPOIのカテゴリコードに置換することとのうちの1つ以上を含む。探索文字列全体がPOIのカテゴリ名又は1つのPOIのカテゴリ名の接頭辞である場合、クエリはPOIのカテゴリ内のレコードに対するものであるのが好ましい。探索文字列全体が2つ以上の単語を含み且つPOIのカテゴリ名から始まる場合、POIのカテゴリ名が探索語として提供される第1のクエリと、POIのカテゴリ名がPOIのカテゴリコードに置換される第2のクエリとの2つのクエリが生成されるのが好ましい。

0030

命令は更に、探索語を含むデータレコードを識別するために索引に照会する場合に、電子装置が、各探索語に対して、一致するレコードのセットを索引から探し、全ての単語と一致するレコードを提供するために、レコードのセットの共通部分を判定するようにする。

0031

命令は更に、各データレコードに対するランクを生成する場合に、電子装置が、各レコードに対するスコアを計算し、各自のスコアに基づいてレコードをランク付けし、2つのレコードが同一スコアを有する場合、探索の中心を使用できる場合は探索の中心からの距離に基づいてランクの順序付けを調整し、探索の中心を使用できない場合は2つのレコードのランクの順序ランダムに付けるようにする。

0032

各レコードに対するランク付けスコアを計算することは、開始スコアから開始して、データレコードに含まれる単語と正確に一致しない探索文字列に含まれる各単語に対して、スコアからペナルティを減算することと、探索文字列内に配列された探索語とデータレコードにおける単語の配列との間の不正確語順及び単語の間隔を含む構造の差異に対して、スコアからペナルティを減算することと、探索語と一致する単語が存在する構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、スコアからペナルティを減算することと、重要な一致であると示されるデータレコードに対して、スコアにボーナス加算することとのうちの1つ以上を実行することを含む。

0033

住所を表すレコードに対するランク付けスコアを計算することは、データレコードの道路名に含まれる索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合、データレコードをランク付けしないことと、探索の中心が存在する場合、探索の中心に相対的に近いデータレコードに対してペナルティを抑制するか、探索の中心から相対的に遠いデータレコードに対してペナルティを増加するか、あるいはその双方を行うように、ペナルティのうちの1つ以上を調節することと、居住地区の中心と一致する単語が存在する場合、居住地区の中心の大きさ及び使用できる場合は探索の中心と居住地区の中心との間の距離に依存して、スコアにボーナスを加算することとのうちの1つ以上を含む。

0034

地点情報(POI)を表すレコードに対するランク付けスコアを計算することは、POIの名称、POIのブランド名又はPOIのカテゴリを表すデータレコードの構成要素のうちの1つに含まれる索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合、データレコードをランク付けしないことと、探索の中心が存在する場合、探索語と一致する単語が存在する構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、スコアからペナルティを減算しないことと、探索の中心が存在しない場合、探索語と一致する単語が存在するPOIの名称又はPOIのブランド名を表すデータレコードの構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、スコアからペナルティを減算することと、探索の中心が存在しない場合、POIの名称又はPOIのブランド名に含まれる索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合にスコアからペナルティを減算することとのうちの1つ以上を含む。

0035

一致したデータレコードをランク付けすることにより、探索に最も適合すると考えられるレコードがランク順でユーザに提示される。これは、最も適合する一致したデータレコードが最初に、すなわちリストの最上部でユーザに提示されることを保証するのに役立つ。また、これにより、以下に更に詳細に説明するように、地図ビューにおける探索結果の効果的な表示が容易になる。

0036

データレコード(又は文書)は、住所又は地点情報(POI)を表す。データレコードは、道路名、地名、郵便番号、POI名、POIのブランド名、POIの住所、POIのカテゴリコードである構成要素のうちの1つ以上を表すデータを含む。構成要素を表すデータは、例えば道路名、地名、郵便番号、国コード、POI名、POIのブランド名、POIの住所、POIのカテゴリコードのうちの1つ以上である場所に関連する情報自体を含んでもよい。しかし、好適な実施形態において、構成要素を表すデータは、デジタル地図に格納された場所に関連する情報に対する参照又はポインタを含んでもよい。この後者の実施形態により、各データレコードのサイズを最小限に維持でき、移動装置において通常見られるメモリ制限がある場合に有利である。

0037

各データレコード又は文書は、例えば各データレコードを一意に識別できるようにするレコード識別子を含んでもよい。それに加えて又はその代わりに、各データレコードは位置参照を含んでもよい。位置参照は、デジタル地図により表現される地理的範囲の一部分を識別するのが好ましく、それにより、特定の地理的領域内の場所の探索を実行する場合、特定の地理的領域内のデータレコードのみを探索すればよい。位置参照はモートンコードとして提供されてもよく、それにより、デジタル地図の2次元地理的領域が1次元で表現される。

0038

位置参照は、レコード識別子の部分を形成する。例えば実施形態において、各データレコードに対するレコード識別子は第1の部分及び第2の部分を含む。第1の部分は、例えば場所(データレコードにより表される)を含む地理的範囲を表すモートンコードである位置参照であり、第2の部分は、関連するデジタル地図に格納されたデータレコードに対する場所に関連する情報に対する参照又はポインタである。

0039

異なる種類の場所を表すデータレコードは、リポジトリ内別個のデータベースに格納されてもよく、別個のフリーテキスト索引において索引を付与されてもよい。例えば住所、POI、最近訪問した場所及び好みの場所は、別個のデータベースに格納され、別個のフリーテキスト索引を有してもよく、その場合、探索中に個別に照会される必要がある。

0040

ルックアップテーブルとして動作するのが好ましい索引は、タプルを含んでもよく、構成要素に含まれる単語のセットの各単語に対するタプルは、前記単語の各々と当該単語が存在する全てのレコードのレコード識別子とを関連付ける。

0041

探索文字列は、装置のユーザインタフェースによってユーザにより入力された単一フィールドのフリーテキスト文字列から導出されてもよい。

0042

別の態様によると、データ処理手段と、デジタル地図に関連するか又はデジタル地図内の場所を表すデータレコード及びデータレコードに含まれる単語と当該単語が存在するレコードとを関連付ける索引を表すデータとを含むデータリポジトリとを備えるポータブル電子装置を動作する方法であって、探索文字列を含む受信した探索クエリに関して、1つ以上の探索語を提供するために探索文字列を処理することと、探索語を含むデータレコードを識別するために索引に照会することと、1つ以上の識別されたデータレコードの各々に対して、探索クエリに対する識別された各データレコードの適合性を示すランクを生成することとを備える方法が提供される。

0043

上述の方法は、オプションとして、上述の態様に係るポータブル電子装置を動作するように適合されるか又は更なるステップを含んでもよい。

0044

別の態様によると、ポータブル電子装置のデータ処理手段により実行される場合に、電子装置が上述の方法を実行するように構成されるようにする命令を備えるコンピュータソフトウェアが提供される。コンピュータソフトウェアは、コンピュータ可読媒体として実現されてもよく、オプションとして、非一時的なコンピュータ可読媒体として実現されてもよい。

0045

本発明は、ユーザが入力したフリーテキスト探索文字列に基づいて選択可能な探索の提案を生成し且つ表示することにより、ユーザが場所のデータリポジトリを容易に探索できるようにする方法、装置及びコンピュータソフトウェアを更に開示する。開示のこれらの態様を以下に要約する。

0046

一態様によると、本開示は、データ処理手段と、デジタル地図に関連するか又はデジタル地図内の場所を表すデータレコードを含むデータリポジトリと、表示手段と、ユーザがデータレコードを容易に探索できるようにする命令であり、データ処理手段により実行される場合に、ポータブル電子装置が、装置のユーザにより入力されるフリーテキスト探索文字列を監視し、入力される探索文字列に基づいて、一致するレコードをデータリポジトリに照会し、探索を調節するためにユーザにより選択可能な提案を生成し、一致するレコード及び提案のうちの少なくともいくつかをディスプレイ上に表示し、一致する提案の選択を示すユーザ入力の受信に応答して探索を適宜調節するようにする命令を備えるコンピュータ可読媒体とを備えるポータブル電子装置を提供する。

0047

ユーザ探索のパラメータを調節するために選択可能であり且つフリーテキスト探索文字列に基づく提案を提供することにより、ある程度のフィードバックがユーザに提供され、探索処理が高速化し且つユーザに対して柔軟性が増す。

0048

住所の提案は、探索文字列と一致した住所を表すデータレコードの道路名及び/又は居住地区名に基づいて生成される。居住地区名を含む住所の提案を選択することにより、探索の中心は居住地区に対応するように調節される。道路名を含む住所の提案を選択することにより、探索文字列は道路名に置換される。道路名及び居住地区名を含む住所の提案の選択後、ユーザはフリーテキスト探索文字列に番地を入力するように指示される。

0049

地点情報(POI)の提案は、探索文字列と一致する地点情報を表すデータレコードの名称、カテゴリ及びカテゴリの同義語に基づいて生成される。POIの提案を選択することにより、照会により返されたデータレコードは、POIの提案の名称、カテゴリ又は同義のカテゴリと一致するPOIの名称、カテゴリ又は同義のカテゴリを有するデータレコードのみを含むようにフィルタリングされる。

0050

探索文字列又は探索の中心を適応させるための各キー入力又は他のユーザ入力、並びに提案の各選択に応答して、一致するデータレコードがデータリポジトリに照会され、提案が生成され、その後、ディスプレイは一致するデータレコード及び生成された提案を表示するように更新される。このように、探索は、リアルタイムで効果的にユーザ入力に反応する。

0051

データリポジトリは、データレコードに含まれる単語と当該単語が存在するレコードとを関連付ける索引を表すデータを更に含み、命令は更に、電子装置が入力された探索文字列を処理して1つ以上の探索語を提供するようにし、入力された探索文字列に基づいて、一致するレコードをデータリポジトリに照会することは、各探索語を含むデータレコードを識別するために索引を照会することを含む。

0052

命令は更に、電子装置が、1つ以上の識別された各データレコードに対して、探索クエリに対する識別された各データレコードの適合性を示すランクを生成するようにする。一致するデータレコードは、前記ランクに従って順序付きリストで表示される。

0053

命令は更に、探索文字列を処理する場合に、電子装置が、探索文字列を単語に分割することと、単語を標準化することと、特定の単語を識別し且つ処理することとのうちの1つ以上を実行するようにする。

0054

単語を標準化することは、探索文字列の内容における不規則性を考慮することを意図する1つ以上の処理ステップを含み、オプションとして、全ての文字を小文字に変換することと、文字からアクセントを除去することと、同一文字の連続を一文字に置換することと、単一の文字を他の文字に置換することと、単語及び略語を標準的な略語に置換することとのうちの1つ以上を含む。索引は、データレコードに含まれる単語の標準化バージョンを含み、探索文字列は、索引の生成に使用されたとの同一の標準化ルールを使用して探索文字列に含まれる単語を標準化するように処理される。

0055

特定の単語を識別し且つ処理することは、国名及び国コードを標準的な国コードに変換することと、番地を除去することと、地点情報(POI)のカテゴリに対応する単語を識別してPOIのカテゴリコードに置換することとのうちの1つ以上を含む。探索文字列全体がPOIのカテゴリ名又は1つのPOIのカテゴリ名の接頭辞である場合、クエリはPOIのカテゴリ内のレコードに対するものである。探索文字列全体が2つ以上の単語を含み且つPOIのカテゴリ名から始まる場合、POIのカテゴリ名が探索語として提供される第1のクエリと、POIのカテゴリ名がPOIのカテゴリコードに置換される第2のクエリとの2つのクエリが生成される。

0056

命令は更に、探索語を含むデータレコードを識別するために索引に照会する場合に、電子装置が、各探索語に対して、一致するレコードのセットを索引から探し、全ての単語と一致するレコードを提供するために、レコードのセットの共通部分を判定するようにする。

0057

命令は更に、各データレコードに対するランクを生成する場合に、電子装置が、各レコードに対するスコアを計算し、各自のスコアに基づいてレコードをランク付けし、2つのレコードが同一スコアを有する場合、探索の中心を使用できる場合は探索の中心からの距離に基づいてランクの順序付けを調整し、探索の中心を使用できない場合は2つのレコードのランクの順序をランダムに付けるようにする。

0058

各レコードに対するランク付けスコアを計算することは、開始スコアから開始して、データレコードに含まれる単語と正確に一致しない探索文字列に含まれる各単語に対して、スコアからペナルティを減算することと、探索文字列内に配列された探索語とデータレコードにおける単語の配列との間の不正確な語順及び単語の間隔を含む構造の差異に対して、スコアからペナルティを減算することと、探索語と一致する単語が存在する構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、スコアからペナルティを減算することと、重要な一致であると示されるデータレコードに対して、スコアにボーナスを加算することとのうちの1つ以上を実行することを含む。

0059

住所を表すレコードに対するランク付けスコアを計算することは、データレコードの道路名に含まれる索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合、データレコードをランク付けしないことと、探索の中心が存在する場合、探索の中心に相対的に近いデータレコードに対してペナルティを抑制するか、探索の中心から相対的に遠いデータレコードに対してペナルティを増加するか、あるいはその双方を行うように、ペナルティのうちの1つ以上を調節することと、居住地区の中心と一致する単語が存在する場合、居住地区の中心の大きさ及び使用できる場合は探索の中心と居住地区の中心との間の距離に依存して、スコアにボーナスを加算することとのうちの1つ以上を含む。

0060

地点情報(POI)を表すレコードに対するランク付けスコアを計算することは、POIの名称、POIのブランド名又はPOIのカテゴリを表すデータレコードの構成要素のうちの1つに含まれる索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合、データレコードをランク付けしないことと、探索の中心が存在する場合、探索語と一致する単語が存在する構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、スコアからペナルティを減算しないことと、探索の中心が存在しない場合、探索語と一致する単語が存在するPOIの名称又はPOIのブランド名を表すデータレコードの構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、スコアからペナルティを減算することと、探索の中心が存在しない場合、POIの名称又はPOIのブランド名に含まれる索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合にスコアからペナルティを減算することとのうちの1つ以上を含む。

0061

データレコード(又は文書)は、住所又は地点情報(POI)を表す。データレコードは、道路名、地名、郵便番号、POI名、POIのブランド名、POIの住所、POIのカテゴリコードである構成要素のうちの1つ以上を表すデータを含む。構成要素を表すデータは、例えば道路名、地名、郵便番号、国コード、POI名、POIのブランド名、POIの住所、POIのカテゴリコードのうちの1つ以上である場所に関連する情報自体を含んでもよい。しかし、好適な実施形態において、構成要素を表すデータは、デジタル地図に格納された場所に関連する情報に対する参照又はポインタを含んでもよい。この後者の実施形態により、各データレコードのサイズを最小限に維持でき、このことは移動装置において通常見られるメモリ制限がある場合に有利である。住所を表す一致したデータレコードは第1の欄に表示され、地点情報を表す一致したデータレコードは第1の欄の横の第2の欄に表示される。

0062

ポータブル電子装置は、前記ディスプレイ上のタッチスクリーンオーバーレイを含むユーザ入力手段を更に備え、データレコードの照会により返されて表示されたレコード又は生成された提案を選択することは、表示されたレコード又は提案、あるいはそれらを表すGUI要素に関するタッチを含む。

0063

別の態様によると、データ処理手段と、デジタル地図に関連するか又はデジタル地図内の場所を表すデータレコードを含むデータリポジトリと、表示手段とを備えるポータブル電子装置を動作する方法であって、装置のユーザにより入力されるフリーテキスト探索文字列を監視することと、入力される探索文字列に基づいて、一致するレコードをデータレポジトリに照会することと、探索を調節するためにユーザにより選択可能な提案を生成することと、一致するレコード及び提案のうちの少なくともいくつかをディスプレイ上に表示することと、一致する提案の選択を示すユーザ入力の受信に応答して探索を適宜調節することとを備える方法が提供される。

0064

上述の方法は、オプションとして、上述の態様に係るポータブル電子装置を動作するように適合されるか又は更なるステップを含んでもよい。

0065

別の態様によると、ポータブル電子装置のデータ処理手段により実行される場合に、電子装置が上述の方法を実行するように構成されるようにする命令を備えるコンピュータソフトウェアが提供される。コンピュータソフトウェアは、コンピュータ可読媒体として実現されてもよく、オプションとして、非一時的なコンピュータ可読媒体として実現されてもよい。

0066

本発明は、ディスプレイ上に表示されたデジタル地図の表現上で異なる強調レベルのGUI要素を提供することにより、例えば目的地探索の結果のセット及び現在の交通事象のセット等を表す複数の場所をユーザが容易に確認できるようにする方法、装置及びコンピュータソフトウェアを更に開示する。開示のこれらの態様を以下に要約する。

0067

一態様によると、データ処理手段と、デジタル地図を表すデータを含むデータリポジトリと、表示手段と、データ処理手段により実行される場合に、ポータブル電子装置が、デジタル地図に関連する複数の場所を表すデータに関して、各場所に対して、場所を示すために異なる強調レベルにより特徴付けられる複数の異なるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)要素のうちの1つをディスプレイ上に表示されたデジタル地図の表現上に提供するようにする命令を備えるコンピュータ可読媒体とを備え、各場所に対して使用されるGUI要素の強調レベルは、デジタル地図が表示される詳細レベルと、ユーザクエリに対する当該場所の想定される適合性とに依存するポータブル電子装置が提供される。

0068

このように、クエリに適合すると考えられる複数の場所の文脈的なビューは、ビューを見にくくすることなく多くの結果が可視になり、各場所に対する指示の強調が場所の適合性を示し且つデジタル地図の表示される詳細レベルに依存するような方法でユーザに提供される。

0069

強調レベルが上がったGUI要素は、ディスプレイにおける視覚的強調の増加、不透明度の増加、場所に関連する情報の増加、ユーザとユーザインタフェースとの対話を可能にするユーザインタフェースの機能性の増加のうちの1つ以上を提供する。

0070

所定の詳細レベルにおいて、相対的に低い強調レベルを有するGUI要素は、複数の場所のうちユーザクエリに対する適合性が低いと想定される場所を示すために使用され、相対的に高い強調レベルを有するGUI要素は、複数の場所のうちユーザクエリに対する適合性が高いと想定される場所を示すために使用される。

0071

デジタル地図が表示される詳細レベルが上げられる場合、所定の場所を示すために使用されるGUI要素は使用可能な高い強調レベルに変更され、デジタル地図が表示される詳細レベルが下げられる場合、所定の場所を示すために使用されるGUI要素は使用可能な低い強調レベルに変更される。従って、地図が拡大される場合、更に多くの結果が高い強調レベルで示され、地図が縮小される場合、更に少ない結果が低い強調レベルで示される。

0072

いずれの所定の詳細レベルの場合も、最低限の数の複数の場所が最も高い強調レベルを有するGUI要素で示されてもよい。

0073

デジタル地図が相対的に高い詳細レベルで表示される場合、複数の場所のうちの相対的に多くの場所が相対的に高い強調レベルを有するGUI要素を使用して示される。デジタル地図が相対的に低い詳細レベルで表示される場合、複数の場所のうちの相対的に多くの場所が相対的に低い強調レベルを有するGUI要素を使用して示される。

0074

場所は、ユーザクエリに対する適合性によりグループ分類され、各グループは、デジタル地図の詳細レベルと関連付けられる。場所のグループ分け及びグループへの関連する詳細レベルの割り当ては、場所の数、場所の分布、ユーザクエリに対する場所の想定される適合性、場所の可能なグループ分けを最小限のバウンディングボックスに含むために必要な詳細レベル、最高限度までの詳細レベルの範囲、適合性が最も高いグループにおける場所の設定数、グループの設定数、各グループにおける場所の設定数のうちの1つ以上に基づいて実行される。

0075

デジタル地図の基本詳細レベルは、適合性が最も高い場所のグループの場所を含む最小限のバウンディングボックスに基づいて定義される。適合性が低い場所の各グループは、基本詳細レベルと比較して高い詳細レベルと関連付けられる。地図は、最初に基本詳細レベルで表示され、基本詳細レベルより高い詳細レベルと関連付けられたグループに属する場所は、適合性がひとつ低いグループに対するひとつ低い強調レベルを有するGUI要素を用いて示される。

0076

デジタル地図が所定の詳細レベルで表示される場合、表示される詳細レベルより高い詳細レベルと関連付けられたグループに属する場所は、適合性がひとつ低いグループに対するひとつ低い強調レベルのGUI要素を用いて示される。表示される詳細レベルより低い詳細レベルと関連付けられたグループに属する場所は、最も高い強調レベルを有するGUI要素を用いて示される。

0077

ユーザ入力に応答して、デジタル地図が開始詳細レベルから次に適合性の高いグループと関連付けられた終了詳細レベルに拡大される場合、各グループの場所を示すために使用されるGUI要素は次の使用可能な強調レベルに上げられる。ユーザ入力に応答して、デジタル地図が開始詳細レベルから次に適合性の低いグループと関連付けられた終了詳細レベルに縮小される場合、各グループの場所を示すために使用されるGUI要素は次の使用可能な強調レベルに下げられる。

0078

場所は、住所及び地点情報のうちの1つ以上を含む目的地、事故遅延道路閉鎖道路工事規制交通量及び閉鎖車線のうちの1つ以上を含む交通イベント、並びに/あるいは、冠水、霧、道路の悪条件のうちの1つ以上を含む天候イベントを表す。

0079

ポータブル電子装置は探索エンジンを更に備え、データリポジトリは目的地に関する文書を表すレコードを更に含み、ユーザクエリは探索エンジンに対する目的地の探索クエリであり、デジタル地図に関連する複数の場所を表すデータは、前記探索エンジンが探索クエリに関連する文書に対して当該レコードを探索することにより生成される。探索結果は、探索クエリに対する適合性によりランク付けられ、ランク付けは、適合性が低いほど高い詳細レベルと関連付けられるグループに場所を分類する際に使用可能である。複数の場所は、デジタル地図のパン又はズーミングに応答して変化しない。探索エンジンにより返されてデジタル地図上に表示される場所の数は最大数に制限される。

0080

ポータブル電子装置は、ユーザ又は装置が生成したクエリに関連する現在の交通イベントを表す場所を返すように動作可能な交通イベントエンジンを更に備えてもよく、その場合、ユーザクエリは交通イベントクエリである。交通イベントクエリは、探索の中心、装置の現在地又は経路の周辺の交通イベント、あるいはデジタル地図のユーザが指定した範囲内の交通イベントに対する。

0081

別の態様によると、データ処理手段と、デジタル地図を表すデータを含むデータリポジトリと、表示手段とを備えるポータブル電子装置を動作する方法であって、デジタル地図に関連する複数の場所を表すデータに関して、各場所に対して、場所を示すために異なる強調レベルにより特徴付けられる複数の異なるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)要素のうちの1つをディスプレイ上に表示されたデジタル地図の表現上に提供することを備え、各場所に対して使用されるGUI要素の強調レベルは、デジタル地図が表示される詳細レベルと、ユーザクエリに対する当該場所の想定される適合性とに依存する方法が提供される。

0082

上述の方法は、オプションとして、上述の態様に係るポータブル電子装置を動作するように適合されるか又は更なるステップを含んでもよい。

0083

別の態様によると、ポータブル電子装置のデータ処理手段により実行される場合に、電子装置が上述の方法を実行するように構成されるようにする命令を備えるコンピュータソフトウェアが提供される。コンピュータソフトウェアは、コンピュータ可読媒体として実現されてもよく、オプションとして、非一時的なコンピュータ可読媒体として実現されてもよい。

0084

本開示の上記の態様及びオプションを個別に説明したが、それらを全ての可能な組み合わせ及び変更で提供することは、限定されることなく本開示の範囲に含まれることが理解されるべきである。この点において、本開示は、本開示の上述の態様を全ての可能な組み合わせで実現する方法、電子装置及びコンピュータソフトウェアを提供する。例えば、探索を容易にするために本明細書中で説明するように生成される探索の提案を使用して、本明細書中で説明するように実行されるフリーテキスト探索の結果を提供し、探索結果の場所を示すために異なる強調レベルのGUI要素を本明細書中で説明するように提供して、当該探索結果を地図ビューに表示するようにソフトウェアにより構成される電子装置が開示される。

図面の簡単な説明

0085

図1図13を参照して、本発明のいくつかの好適な実施形態を単なる例として以下に説明する。
図1は、全地球測位システム(GPS)を概略的に示す図である。
図2は、ナビゲーション装置を提供するように構成された電子構成要素を概略的に示す図である。
図3は、ナビゲーション装置が無線通信チャネルを介して情報を受信する方法を概略的に示す図である。
図4は、ナビゲーション装置を例示的に示す斜視図である。
図5は、従来技術の誘導型場所探索において実行されるユーザプロンプト及びデータレコードの照会を示すフローチャートである。
図6は、一実施形態に係るフリーテキスト探索方法を示すフローチャートである。
図7は、一実施形態に係るユーザが入力したフリーテキスト探索文字列に基づいて選択可能な探索の提案を生成し且つ表示する方法を示すフローチャートである。
図8は、一実施形態に係る探索動作中に表示されるユーザインタフェース800の一例の概要を示す図である。
図9は、一実施形態において表示されるユーザインタフェースのユーザ入力ビューを示す図である。
図10は、一実施形態において表示されるユーザインタフェースのユーザ入力ビューを示す図である。
図11は、一実施形態において表示されるユーザインタフェースのユーザ入力ビューを示す図である。
図12は、一実施形態に係るフリーテキスト探索のナビゲーション可能な結果の地図ビューを示す図である。
図13は、一実施形態に係るユーザクエリに対する適合性に従ってフリーテキスト探索の結果をグループに分類し且つ当該グループとデジタル地図の詳細のレベルとを関連付ける処理を示す図である。



図14は、一実施形態に係るユーザの経路の地図ビュー1401及び場所がGUI要素を使用して示される多くの交通事象を示す図である。

実施例

0086

図1図4に関する説明は、種々の実施形態において本発明の理解を容易にする背景情報を提供する。本発明の実施形態は、図6図13を参照して説明する。

0087

特にPNDを参照して、本発明の好適な実施形態を以下に説明する。尚、本発明の教示はPNDに限定されず、経路計画/ナビゲーション機能性を提供するためにナビゲーションソフトウェアを実行するように構成されるあらゆる種類の処理装置例外なく適用可能である。従って、本発明において、ナビゲーション装置は、PND、車両に内蔵されたナビゲーション装置、あるいは実際は経路計画/ナビゲーションソフトウェアを実行する演算リソース(ポータブルパーソナルコンピュータ(PC)、移動電話、スマートフォン又はポータブルデジタルアシスタント(PDA)等)として実現されるかに関わらず、あらゆる種類の経路計画/ナビゲーション装置を含む(それらに限定されない)ことを意図する。

0088

また、ユーザが1つの地点から別の地点にナビゲートする方法に関する命令を求めているのではなく、所定の場所のビュー、あるいは現在地又は前方の場所に関する情報を単に提供されたい状況においても本発明の教示が有用であることは以下の説明から明らかとなるだろう。そのような状況において、ユーザにより選択された「目的地」の場所は、ユーザがナビゲーションを開始したい対応する出発地を有する必要がない。そのため、本明細書において「目的地」の場所又は実際は「目的地」ビューを参照することは、経路の生成が必須であること、「目的地」への移動が必ず行われること、あるいは実際は目的地の存在が対応する出発地の指定を必要とすることを意味すると解釈されるべきではない。

0089

図1は、ナビゲーション装置により使用可能な全地球測位システム(GPS)の一例を示す。そのようなシステムは既知であり、種々の目的で使用される。一般に、GPSは、連続した位置、速度、時間及びいくつかの例においては無数のユーザに対する方向情報を判定できる衛星無線を使用したナビゲーションシステムである。以前はNAVSTARとして知られていたGPSは、極めて正確な軌道で地球を周回する複数の衛星を含む。これらの正確な軌道に基づいて、GPS衛星は自身の場所をあらゆる数の受信ユニットに中継できる。

0090

特にGPSデータを受信できる装置がGPS衛星信号に対する無線周波数走査を開始する場合にGPSシステムは実現される。GPS衛星から無線信号を受信すると、装置は、複数の異なる従来の方法のうちの1つを用いて、その衛星の正確な場所を判定する。殆どの例において、装置は、少なくとも3つの異なる衛星信号を取得するまで信号の走査を継続する(尚、位置は、通常は2つの信号のみでは判定されないが、他の三角測量技術を使用して2つの信号のみから判定することもできる)。幾何学的三角測量を実現すると、受信機は、3つの既知の位置を利用して衛星に対する自身の2次元位置を判定する。これは既知の方法で行われる。更に、第4の衛星信号を取得することにより、受信装置は、同一の幾何学計算により既知の方法で自身の3次元位置を計算できる。位置及び速度データは、無数のユーザにより連続的にリアルタイムで更新可能である。

0091

図1に示すように、GPSシステム全体を図中符号100で示す。複数の衛星120は、地球124の周囲の軌道上にある。各衛星120の軌道は、他の衛星120の軌道と必ずしも同期せず、実際には非同期である可能性が高い。GPS受信機140は、種々の衛星120からスペクトル拡散GPS衛星信号160を受信するものとして示される。

0092

各衛星120から継続的に送信されたスペクトル拡散信号160は、極めて正確な原子時計を用いて達成された非常に正確な周波数標準を利用する。各衛星120は、そのデータ信号送信160の一部として、その特定の衛星120を示すデータストリームを送信する。一般に、GPS受信装置140は、GPS受信装置140に対する少なくとも3つの衛星120からスペクトル拡散GPS衛星信号160を取得し、三角測量により自身の2次元位置を計算することが当業者には理解される。追加の信号を取得した結果、全部で4つの衛星120から信号160を取得することになり、それによりGPS受信装置140は自身の3次元位置を既知の方法で計算できる。

0093

図2は、本発明の好適な一実施形態に係るナビゲーション装置200の電子構成要素をブロック構成要素の形式で例示的に示す図である。尚、ナビゲーション装置200のブロック図は、ナビゲーション装置の全ての構成要素を含むものではなく、構成要素の多くの例を表すにすぎない。

0094

ナビゲーション装置200は、筐体(不図示)内に配置される。筐体は、入力装置220及び表示画面240に接続されたプロセッサ210を含む。入力装置220は、キーボード装置音声入力装置タッチパネル及び/又は情報を入力するために利用される他の何らかの既知の入力装置を含むことができ、表示画面240は、例えばLCDディスプレイ等のあらゆる種類の表示画面を含むことができる。特に好適な構成において、入力装置220及び表示画面240はタッチパッド又はタッチスクリーン入力を含む一体型入力表示装置一体化され、それによりユーザは、複数の表示選択肢のうちの1つを選択するか又は複数の仮想ボタンのうちの1つを操作するために、表示画面240の一部分に触れるだけでよい。

0095

ナビゲーション装置は、例えば可聴出力装置(例えば、スピーカ)である出力装置260を含んでもよい。出力装置260がナビゲーション装置200のユーザに対する可聴情報を生成できるため、同様に、入力装置240は入力音声コマンドを受信するマイク及びソフトウェアも含むことができると理解されるべきである。

0096

ナビゲーション装置200において、プロセッサ210は、接続225を介して入力装置220に動作可能に接続され且つ入力装置220から入力情報を受信するように設定される。また、プロセッサ210は、情報を出力するために、出力接続245を介して表示画面240及び出力装置260の少なくとも一方に動作可能に接続される。更に、プロセッサ210は、接続235を介してメモリリソース230に動作可能に結合され、接続275を介して入出力(I/O)ポート270との間で情報を送受信するように更に構成される。この場合、I/Oポート270は、ナビゲーション装置200の外部のI/O装置280に接続可能である。メモリリソース230は、例えばランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性メモリ及び例えばフラッシュメモリ等のデジタルメモリである不揮発性メモリを含む。外部I/O装置280は、例えばイヤホン等の外部リスニングデバイスを含んでもよいが、これに限定されない。更に、I/O装置280への接続は、例えばイヤホン又はヘッドホンへの接続のため及び/又は移動電話への接続のためにハンズフリー動作及び/又は音声起動動作を行うカーステレオユニット等の他の何らかの外部装置への有線接続又は無線接続であってもよい。この場合、移動電話接続は、ナビゲーション装置200とインターネット又は例えば他の何らかのネットワークとの間のデータ接続を確立するため、並びに/あるいはインターネット又は例えば他の何らかのネットワークを介するサーバへの接続を確立するために使用されてもよい。

0097

図2は、接続255を介するプロセッサ210とアンテナ/受信機250との間の動作可能な接続を更に示す。この場合、アンテナ/受信機250は、例えばGPSアンテナ/受信機である。図中符号250で示されるアンテナ及び受信機は図示のために概略的に組み合わされるが、アンテナ及び受信機は別個に配置された構成要素であってもよく、アンテナは例えばGPSパッチアンテナ又はヘリカルアンテナであってもよいことが理解されるだろう。

0098

更に、図2に示す電子構成要素は従来の方法で電源(不図示)により電力を供給されることが当業者には理解されるだろう。当業者により理解されるように、図2に示す構成要素の異なる構成は本発明の範囲に含まれると考えられる。例えば図2に示す構成要素は、有線接続及び/又は無線接続等を介して互いに通信していてもよい。従って、本発明のナビゲーション装置200の範囲は、ポータブル又はハンドヘルドナビゲーション装置200を含む。

0099

更に、図2のポータブル又はハンドヘルドナビゲーション装置200は、例えば自転車オートバイ自動車又は船舶等の乗り物に既知の方法で接続されるか又は「ドッキング」される。その場合、そのようなナビゲーション装置200は、ポータブル又はハンドヘルドナビゲーションとして使用するためにドッキング場所から取外し可能である。

0100

次に図3を参照すると、ナビゲーション装置200は、デジタル接続(例えば既知のBluetooth技術を介するデジタル接続等)を確立する移動装置(不図示)(移動電話、PDA及び/又は移動電話技術を用いる何らかの装置等)を介して、サーバ302との「モバイルネットワーク接続又は電気通信ネットワーク接続を確立してもよい。その後、そのネットワークサービスプロバイダを介して、移動装置は、サーバ302とのネットワーク接続(例えば、インターネットを介する)を確立できる。そのため、「モバイル」ネットワーク接続は、情報に対する「リアルタイム」又は少なくとも「最新」のゲートウェイを提供するために、ナビゲーション装置200(単体で及び/又は車両に搭載されて走行するため移動装置であってもよく、多くの場合は移動装置である)とサーバ302との間に確立される。

0101

例えばインターネット(ワールドワイドウェブ等)を使用した移動装置(サービスプロバイダを介する)とサーバ302等の別の装置との間のネットワーク接続の確立は、既知の方法で行われる。これは、例えばTCP/IP階層プロトコルの使用を含む。移動装置は、CDMA、GSM、WAN等のあらゆる通信規格を利用できる。

0102

そのため、例えば移動電話又はナビゲーション装置200内の移動電話技術を介するデータ接続を介して達成されるインターネット接続が利用されてもよい。この接続の場合、サーバ302とナビゲーション装置200との間のインターネット接続が確立される。これは、例えば移動電話又は他の移動装置及びGPRS(汎用パケット無線サービス)接続(GPRS接続は通信会社により提供される移動装置用高速データ接続であり、GPRSはインターネットへの接続方法である)を介して行われる。

0103

更に、ナビゲーション装置200は、移動装置とのデータ接続を完了し、例えば既存のBluetooth技術を介して既知の方法でインターネット及びサーバ302とのデータ接続を最終的に完了する。この場合、データプロトコルは、例えばGSM規格に対するデータプロトコル規格であるGPRS等のあらゆる規格を利用できる。

0104

ナビゲーション装置200は、ナビゲーション装置200自体の内部にそれ自体の移動電話技術を含んでもよい(例えばアンテナを含むか、あるいはオプションとしてナビゲーション装置200の内部アンテナを使用する)。ナビゲーション装置200内の移動電話技術は、上述のような内部構成要素を含むことができ且つ/あるいは、例えば必要な移動電話技術及び/又はアンテナを備える挿入可能なカード(例えば、加入者識別モジュール、すなわちSIMカード)を含むことができる。そのため、ナビゲーション装置200内の移動電話技術は、何らかの移動装置と同様の方法で、例えばインターネットを介してナビゲーション装置200とサーバ302との間にネットワーク接続を同様に確立できる。

0105

GPRS電話設定の場合、多様な移動電話の機種、製造業者等と共に正しく動作するために、Bluetooth対応のナビゲーション装置が使用されてもよく、機種/製造業者専用設定は、例えばナビゲーション装置200に格納されてもよい。この情報のために格納されたデータは更新可能である。

0106

図3において、ナビゲーション装置200は、多くの異なる構成のいずれかにより実現可能な汎用通信チャネル318を介してサーバ302と通信しているものとして示される。通信チャネル318を介する接続がサーバ302とナビゲーション装置200との間に確立される場合、サーバ302及びナビゲーション装置200は通信できる(尚、そのような接続は、移動装置を介するデータ接続、インターネットを介するパーソナルコンピュータを介する直接接続等である)。

0107

サーバ302は、不図示の他の構成要素に加えて、メモリ306に動作可能に接続され且つ有線又は無線接続314を介して大容量データ記憶装置312に動作可能に更に接続されるプロセッサ304を含む。プロセッサ304は、通信チャネル318を介してナビゲーション装置200との間で情報を送信及び送出するために、送信機308及び受信機310に動作可能に更に接続される。送受信される信号は、データ信号、通信信号及び/又は他の伝搬信号を含む。送信機308及び受信機310は、ナビゲーションシステム200の通信設計において使用される通信条件及び通信技術に従って選択又は設計されてもよい。尚、送信機308及び受信機310の機能は信号送受信機に組み合わされてもよい。

0108

サーバ302は、大容量記憶装置312に更に接続される(又は大容量記憶装置312を含む)。尚、大容量記憶装置312は、通信リンク314を介してサーバ302に結合されてもよい。大容量記憶装置312は、大量のナビゲーションデータ及び地図情報を含む。また、大容量記憶装置312はサーバ302とは別個の装置であってもよく、あるいはサーバ302に組み込まれてもよい。

0109

ナビゲーション装置200は、通信チャネル318を介してサーバ302と通信するように構成され、図2に関して上述したように、プロセッサ、メモリ等を含み、通信チャネル318を介して信号及び/又はデータを送出する送信機320及び受信する受信機322を更に含む。尚、これらの装置はサーバ302以外の装置と通信するために更に使用可能である。更に、送信機320及び受信機322はナビゲーション装置200の通信設計において使用される通信条件及び通信技術に従って選択又は設計され、送信機320及び受信機322の機能は単一の送受信機に組み合わされてもよい。

0110

サーバメモリ306に格納されたソフトウェアは、プロセッサ304に命令を提供し、サーバ302がナビゲーション装置200にサービスを提供できるようにする。サーバ302により提供される1つのサービスは、ナビゲーション装置200からの要求の処理及び大容量データ記憶装置312からナビゲーション装置200へのナビゲーションデータの送信を含む。サーバ302により提供される別のサービスは、所望のアプリケーションに対する種々のアルゴリズムを使用したナビゲーションデータの処理及びナビゲーション装置200へのこれらの計算の結果の送出を含む。

0111

一般に、通信チャネル318は、ナビゲーション装置200とサーバ302とを接続する伝搬媒体又はパスを表す。サーバ302及びナビゲーション装置200の双方は、通信チャネルを介してデータを送信する送信機及び通信チャネルを介して送信されたデータを受信する受信機を含む。

0112

通信チャネル318は特定の通信技術に限定されない。更に、通信チャネル318は単一の通信技術に限定されない。すなわち、チャネル318は、種々の技術を使用する複数の通信リンクを含んでもよい。例えば通信チャネル318は、電気通信光通信及び/又は電磁通信等のためのパスを提供するように構成可能である。そのため、通信チャネル318は、電気回路ワイヤ及び同軸ケーブル等の電気導体光ファイバケーブル変換器、無線周波数(RF)波、大気、空間等のうちの1つ又はそれらの組み合わせを含むが、それらに限定されない。更に、通信チャネル318は、例えばルータ中継器バッファ、送信機及び受信機等の中間装置を含むことができる。

0113

1つの例示的な構成において、通信チャネル318は電話及びコンピュータネットワークを含む。更に、通信チャネル318は、無線周波数、マイクロ波周波数赤外線通信等の無線通信に対応できてもよい。更に、通信チャネル318は衛星通信に対応できる。

0114

通信チャネル318を介して送信される通信信号は、所定の通信技術に必要とされるか又は要求される信号を含むが、それらに限定されない。例えば信号は、時分割多元接続TDMA)、周波数分割多元接続FDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、汎ヨーロッパデジタル移動体通信システム(GSM)等のセルラ通信技術において使用されるように構成されてもよい。デジタル信号及びアナログ信号の双方が通信チャネル318を介して送信可能である。これらの信号は、通信技術にとって望ましい変調信号、暗号化信号及び/又は圧縮信号であってもよい。

0115

サーバ302は、無線チャネルを介してナビゲーション装置200によりアクセス可能リモートサーバを含む。サーバ302は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)等に配置されるネットワークサーバを含んでもよい。

0116

サーバ302はデスクトップ又はラップトップコンピュータ等のパーソナルコンピュータを含んでもよく、通信チャネル318はパーソナルコンピュータとナビゲーション装置200との間に接続されたケーブルであってもよい。あるいは、パーソナルコンピュータがナビゲーション装置200とサーバ302との間に接続されて、サーバ302とナビゲーション装置200との間にインターネット接続を確立してもよい。あるいは、インターネットを介してサーバ302にナビゲーション装置200を接続するために、移動電話又は他のハンドヘルド装置がインターネットへの無線接続を確立してもよい。

0117

ナビゲーション装置200は、情報ダウンロードを介してサーバ302から情報を受信してもよい。情報は、自動的に又はユーザがサーバ302にナビゲーション装置200を接続する際に定期的に更新されてもよく、並びに/あるいは例えば無線移動接続装置及びTCP/IP接続を介してサーバ302とナビゲーション装置200との間により継続して又は頻繁に接続が確立される際により動的に更新されてもよい。多くの動的計算のため、サーバ302内のプロセッサ304が大量の処理要求を処理するために使用されてもよい。しかし、ナビゲーション装置200のプロセッサ210も同様に、多くの場合はサーバ302への接続に関係なく、多くの処理及び計算を処理できる。

0118

図2において上述したように、ナビゲーション装置200は、プロセッサ210、入力装置220及び表示画面240を含む。入力装置220及び表示画面240は、例えば情報の入力(直接入力メニュー選択等を介する)及びタッチパネル画面を介する情報の表示の双方を可能にするために一体型入力表示装置に一体化される。当業者には既知であるように、そのような画面は例えば接触入力LCD画面である。更にナビゲーション装置200は、例えば音声入力/出力装置等の何らかの追加の入力装置220及び/又は何らかの追加の出力装置241も含むことができる。

0119

図4は、ナビゲーション装置200を示す斜視図である。図4に示すように、ナビゲーション装置200は、一体型入力表示装置290(例えば、タッチパネル画面)及び図2の他の構成要素(内部GPS受信機250、マイクロプロセッサ210、電源、メモリシステム230等を含むが、それらに限定されない)を含むユニットであってもよい。ナビゲーション装置200はアーム292上に位置してもよく、アーム292自体は吸着カップ294を使用して車両のダッシュボード/窓等に固定されてもよい。このアーム292は、ナビゲーション装置200がドッキング可能なドッキングステーションの一例である。ナビゲーション装置200は、例えばアーム292にナビゲーション装置292を嵌合接続することにより、ドッキングステーションのアーム292にドッキングされるか又は接続される。ナビゲーション装置200とドッキングステーションとの間の接続を解除するには、例えばナビゲーション装置200上のボタンが押下される。ナビゲーション装置とドッキングステーションとを接続及び分離する他の同様に適切な構成は当業者には既知である。

0120

ナビゲーション装置200はメモリリソース230にローカルに格納されたデジタル地図を有し、デジタル地図は複数の通行可能な区分を示すデータを含み、通行可能な区分は例えば道路ネットワークである通行可能なネットワークを表す。デジタル地図は、例えば1つ以上の区分から構成される通行可能な経路を生成できるナビゲーション可能な目的地として選択可能な複数の場所を含む。場所は、例えば緯度/経度座標として及び/又はデジタル地図の区分又はノードを参照して、何らかの適切な方法で格納される。

0121

デジタル地図内の場所は住所を表し、従って、番地、道路名、居住地区名、国及び郵便番号を含む関連する場所情報の構成要素を含む。これらの構成要素を組み合わせて、特定の住所が定義される。デジタル地図内の場所は、事前に格納された製造業者が供給したか又はユーザが生成した地点情報(POI)を更に表し、それらは、「既知の」目的地(有名な場所、公営の場所(運動場又は水泳プール等)、あるいはレストラン、バー、店舗等の他の地点情報である。そのようなPOIの場所は、POI名(例えば、「大英博物館」)、POIのブランド名(例えば、「スターバックス」)、POIのカテゴリ名及び/又はカテゴリコード(例えば、「レストラン」及び「7315」)、並びにPOIの住所(番地、道路名、居住地区名、郵便番号及び国を含む)のうちの1つ以上を含む関連する構成要素を有する。

0122

デジタル地図内の1つ以上であり好ましくは全てのナビゲーション可能な目的地に対する場所データレコード(又は文書)は、メモリリソース230にローカルに格納される(デジタル地図データに加えて)。各データレコードは関連するレコード識別子を有し、それにより、各レコードは一意に識別される。レコード識別子は、第1の部分及び第2の部分を含む。第1の部分は、モートンコードの形態であってもよい位置参照であり、場所を含むデジタル地図の地理的領域を識別する。第2の部分は、デジタル地図内に位置するナビゲーション可能な目的地に関連付けられた例えば道路名、国、POI名、POIのカテゴリ等である情報に対するポインタ又は参照である。しかし、場所データレコードのうちの1つ以上は、ナビゲーション可能な目的地に関連付けられた場所情報に対するポインタの代わりに、ナビゲーション可能な目的地に対する例えば道路名、国、POI名、POIのカテゴリ等の実際の場所情報を含んでもよいことが理解されるだろう。

0123

データレコードは、お気に入りの目的地又は最近訪問した目的地に対して更に格納されてもよい。異なる種類の場所を表すデータレコードは、リポジトリ内の別個のデータベースに格納されてもよい。例えば住所、POI、最近訪問した場所及びお気に入りの場所は別個のデータベースに格納されてもよい。

0124

メモリリソース230に格納された場所データレコードのうちの少なくともいくつかは、最初の使用前に、ナビゲーション装置200がユーザに販売された後の使用時点又はその周辺で装置にダウンロードされるか、あるいは装置200がユーザに販売される前に装置200にダウンロードすることで、ナビゲーション装置200の製造業者により最初に提供されてもよい。メモリリソース230に格納された場所データレコードのうちの少なくともいくつかは、最初の使用後に、例えばネットワークダウンロードによる定期更新によって製造業者により提供されてもよい。メモリリソース230に格納された場所データレコードのうちの少なくともいくつかは、ユーザが装置200に手動で指定又は入力するか、あるいはダウンロードすることによってユーザにより提供されてもよい。

0125

フリーテキスト探索エンジン
本発明の態様の実施形態は、ナビゲーション装置200等の電子装置と、ユーザが入力したフリーテキスト探索文字列に基づいてメモリリソース230に格納された場所のデータリポジトリを探索することにより単一の入力文字列からのユーザの所望の目的地の判定を容易にするようにナビゲーション装置200を動作する方法及びコンピュータソフトウェアを提供する。実施形態は、既知の誘導型探索技術を実行するために必要な情報を求める複数のプロンプトをユーザに対して提示することを回避する点で有利である。実施形態に係るフリーテキスト探索は1つ以上の所定の索引の探索に基づき、探索される索引が変わる場合でも、1つ以上の索引自体は変更されない。従って、実施形態は、トライによる実現例がフリーテキスト探索に使用される場合に発生する探索空間の変更に必要な更なる処理という問題も回避する。

0126

データレコードに含まれる単語と当該単語が存在するレコードとを関連付ける索引を表すデータが装置200のローカルメモリ230に格納される。索引は、装置においてローカルに生成されてもよく、サーバにおいてリモートに生成されて装置にダウンロードされてもよく、その双方であってもよい。別個のデータレコードデータベースがリポジトリに含まれる場合、別個の索引がデータベース毎に生成されてもよい。従って、地理的領域(例えば、特定の国又は州等に対して)及び/又は場所の種類(例えば、住所、POI等)に基づいて、別個の索引が生成されてもよい。

0127

索引は、リポジトリ230に格納された全ての場所データレコードに含まれる全ての単語のリストである。各単語に対して、索引は当該単語を含むデータレコードのエントリを有する。レコードは、単語と当該単語を含む文書の文書IDとを関連付けるタプルとして索引に格納される。文書は、住所又はPOIのいずれかである。

0128

上述のように、データレコードは住所又は地点情報(POI)を表し、道路名、地名、郵便番号、国コード、POI名、POIのブランド名、POIの住所、POIのカテゴリコードである構成要素のうちの1つ以上を表すデータを含む。

0129

以下のテーブル1は、住所を表すデータレコードの簡略な例を示す。

0130

0131

これらの文書に含まれる単語(すなわち、文書の構成要素)に対する索引であり、フリーテキスト探索エンジンの基礎を形成する索引を以下のテーブル2に示す。

0132

0133

上述のように、好適な実施形態において、データレコードの文書ID(すなわち、レコードID)はモートンコードを含む。モートンコードは、それ自体がデジタル地図に関連する位置参照を提供するため、データレコードが関連する範囲/場所の位置を特定するために使用可能である。各データレコードの第2の部分は、地図内の関連データに対する参照を含む。このように、データレコードに対するファイルのサイズは最小化され、これは一般的なPNDにおける限られた記憶容量を考慮した場合に重要である。いわゆる「探索の中心」(すなわち、探索に対する適合性に対して結果をランク付けする際に使用される場所/経路であり、以下に更に説明する)周辺で探索を実行する場合、各文書IDに関連付けられた位置参照が使用される。

0134

電子装置200は、データ処理手段により実行される場合に、図6を参照して説明するフリーテキスト探索方法600を電子装置に実行させる命令を備えるコンピュータプログラムをメモリ230に更に格納している。

0135

ユーザにより例えば物理キーパッド仮想キーパッド又は音声コマンドを使用して装置のユーザインタフェースに入力された探索クエリが受信される(601)。探索クエリは探索文字列を含む。探索文字列は、1つ以上の探索語を提供するように処理される(602)。各探索語を含むデータレコードを識別するために、索引に照会する(603)。1つ以上の識別された各データレコードに対して、探索クエリに対する識別された各データレコードの適合性を示すランクが生成される(604)。探索結果は、ディスプレイ上にランク順で表示される(605)。

0136

このように、1つ以上の単語(空白文字、並びに/あるいは文字列の始端及び/又は終端により区切られたアルファベット文字の列を含む単語)を構成する1つ以上の文字を含むテキスト文字列(ユーザにより物理キーボード仮想キーボード又は音声認識を介して、あるいは他の手段により装置200に入力される)が与えられた場合、一実施形態に係るフリーテキスト探索エンジンは、一致する住所、一致する地点情報(POI)、POIのカテゴリの提案である結果のうちの1つ以上を生成できる。

0137

1つ以上の探索語を提供するための探索文字列の処理を図6に更に示す。コンピュータプログラムは更に、探索文字列を処理する場合に、電子装置が、探索文字列を単語に分割すること(602A)と、単語を標準化すること(602B)と、特定の単語を識別し且つ処理すること(602C)とのうちの1つ以上を実行するようにする。

0138

602Aにおいて探索文字列を単語に分割するために、全ての非アルファベット文字は文字を分離する語であると考えられる。いくつかの例を以下に示す。

0139

1.「Kalverstraat,Amsterdam」は、「Kalverstraat」及び「Amsterdam」に分割される。

0140

2.「s−Gravenhage the Netherlands」は、「s」、「Gravenhage」、「the」及び「Netherlands」に分割される。

0141

単一の単語を用いて索引に照会する。

0142

602Bにおいて単語を標準化するために、探索文字列の内容における不規則性を考慮することを意図する1つ以上の処理ステップが実行される。標準化の目的は、綴りの誤りを許容すること及び例えば「street」に対する「st」である略語に対応することを含む。

0143

索引において単語をルックアップするには、単語が索引に格納されているのと完全に同一に綴られている必要がある。軽微な誤綴りにより、ルックアップは失敗する。そのため、ユーザが「Kalverstraat」ではなく「Kalverstrat」と綴り且つ標準化が使用されなかった場合、単語「Kalverstrat」は索引に存在しないため、一致するものは見つけられない。

0144

そのような軽微な誤綴りを許容するために、単語自体は索引に格納されない。その代わりに、単語の標準化された形態が格納される。ユーザ入力からの単語を用いて索引に照会するために、単語は最初に標準化される。標準化の背後にある意図は、異なる(誤った)綴りが同一の標準化された形態を有することで、それらの異なる(誤った)綴りに対して一致する文書が見つけられることである。

0145

単語の標準化バージョンのみを格納することの更なる利点は、単語の入力テキストバージョンが格納された場合より索引のサイズが小さいことである。索引が小さいことにより、索引に対して必要とされるデータ格納が少なく、探索を実行するのに必要な処理も減少される点が有利である。格納されたデータレコードから索引を生成するために使用される標準化ルールは、フリーテキスト探索クエリを受信した時に装置において探索文字列を処理するために使用されたルールと同一であるのが好ましい。

0146

標準化は、以下のうちの1つ以上を含む。

0147

・全ての文字を小文字に変換する。例えば、「A」は「a」になる。

0148

・文字からアクセントを除去する。例えば、「(ウムラウト付きの)u」は「u」になる。

0149

・同一文字の連続を一文字に置換する。例えば、「nn」は「n」になる(尚、これは文字の場合のみで、数字の場合は適用しない)。

0150

・単一の文字を他の文字に置換する(以下を参照)。

0151

先行のステップにより、同一文字の連続が生成される場合がある(この場合も、これらの連続は一文字に置換される)。

0152

・単語及び略語を標準的な略語に置換する。例えば、「street」は「st」になる。

0153

連続を一文字に置換する処理を以下に説明する。

0154

これは、単語内の文字位置1から見つけられる全ての連続に対して実行される(最初の文字の位置は0である)。最初の文字から始まる連続は置換されない。これは、単語の先頭の文字を変更すると非論理的な一致が生じるためである。

0155

連続が置換される開始位置は索引に格納される。

0156

アクセントを除去する処理を以下に説明する。

0157

アクセント付き文字が置換されるアクセント付きでない文字は、アクセント付き文字と同一の基本文字である。更に、正式にはアクセント付き文字でないがアクセント付き文字として処理されるいくつかの特別な例が存在する。

0158

文字を置換する処理を以下に説明する。

0159

一文字の誤綴りを許容するために、いくつかの文字は他の文字に置換される。これは、いくつかの文字が同様の発音を有するため、ユーザが誤った文字を入力しやすいためである(尚、本明細書中で開示する標準化技術は、言語に依存しない)。そのため、1つの言語において同様の発音を有する文字は、別の言語において同様の発音を有さない場合がある。標準化の場合、目的は複数の綴りを単一の形態にマッピングすることであるため、これは問題でない。ランク付けアルゴリズムは、誤綴りより正確な綴りを優先する。

0160

置換ルールは、索引内のデータにより駆動される。置換ルールをテーブル3に示す。

0161

0162

「始点」の数字は、置換を開始する文字位置である。単語の1番目の文字の位置は0である。「始点」位置より前の文字は変更されない。これは、単語の先頭の文字を変更すると非論理的な一致が生じるためである。

0163

標準化の例を以下に説明する。

0164

1.標準化される単語は「Oosterdoks straat」である。

0165

2.小文字への変更により「oosterdoks straat」が得られる。

0166

3.除去するアクセントは存在しない。

0167

4.連続を一文字に置換する(位置1から開始する)ことにより「oosterdokstrat」が得られる。

0168

5.上記のルールを使用して単一の文字を置換することにより「oostartakstrat」が得られる。

0169

略語を標準化する処理を以下に説明する。

0170

いくつかの単語は略記される。単語はデジタル地図において略語で綴られる場合があり、あるいはユーザ入力において略記される場合がある。略語は完全語と同一の意味を有する必要がある。そのため、ユーザが略語を入力する場合、それはデジタル地図内の完全語と一致する必要があり、あるいはユーザが完全語を入力する場合、それは地図内の略語と一致する必要がある。略語の例を以下に示す。

0171

0172

複数の単語が単一の略語に略記される場合があり、例えば「aan de」は「ad」に略記される。

0173

略語を完全語と一致させるために、索引において完全語は略語に置換される。ユーザ入力において、探索エンジンは、索引に照会する前に完全語を略語に置換する。

0174

しかし、同一の綴りの単語が異なる言語において異なる略語を有する場合があるため、完全語を略語に置換する処理は上記より複雑である。例えば単語「avenue」は英語では「ave」と略記される。しかし、これは仏語では「av」と略記される。

0175

この問題を解決するために、標準化は最も短い略語に対して行われる。

0176

602Cにおいて特定の単語を識別し且つ処理するために、入力が解析され、国コード/国名、番地(住所の探索の場合のみ)、POIのカテゴリ名(POIの探索の場合のみ)のうちの1つ以上を含む特定の単語を探す

0177

その後、これらの特定の単語は、国名及び国コードを標準的な国コードに変換することと、番地を除去することと、地点情報(POI)のカテゴリに対応する単語を識別してPOIのカテゴリコードに置換することとのうちの1つ以上により処理される。

0178

探索文字列全体がPOIのカテゴリ名又は1つのPOIのカテゴリ名の接頭辞である場合、探索クエリはPOIのカテゴリ内のレコードに対して生成される。探索文字列全体が2つ以上の単語を含み且つPOIのカテゴリ名から始まる場合、POIのカテゴリ名が探索語として提供される第1のクエリと、POIのカテゴリ名がPOIのカテゴリコードに置換される第2のクエリとの2つの探索クエリが生成される。

0179

これらの特定の各単語は索引の一部でないため、特別な処理を必要とする。例えば、索引はPOIのカテゴリ名ではなく数字のPOIカテゴリコードを含む。番地は索引に存在しない。国の場合、3文字のISOコードが索引に存在するが、2文字のコード及び完全な国名も同様に機能する必要がある。

0180

国コード/国名の検出処理を以下に説明する。

0181

探索エンジンは、ユーザ入力の末尾でのみ国コード及び国名を認識する。ユーザ入力の末尾でのみ国コード及び国名を検出するという制限は、曖昧な表現の数を制限するために設けられる。国コード又は国名に見えるものが国コード又は国名でない場合がある。

0182

1.道路名が国名と同一である場合がある。

0183

2.単語が国コードと同一である場合がある。例えば「De Pol」はオランダの名称であるが、POLはポーランドに対する3文字の国コードでもある。「USA Today」はPOIの名称であるが、「USA」は国コードでもある。

0184

ユーザ入力の末尾が国名/国コードである場合、探索エンジンは2つの照会を実行する。すなわち、ユーザ入力がそのままの状態で照会を実行し、ユーザ入力の国名/国コードをISOの3文字コードに置換して照会を実行する。例を以下に示す。

0185

1.ユーザは、「vapiano,germany」を入力する。

0186

2.探索エンジンは、「vapiano germany」及び「vapiano deu」の照会を実行する。

0187

上記の例において、理解し易くするために、ユーザ入力の標準化を説明しなかった。探索エンジンは、探索前にユーザ入力を標準化するように更に構成される。

0188

認識された名称/コードに対して実行される処理を以下に説明する。

0189

探索エンジンは、3文字のISOコード(例えば、NLD、DEU、FRA)、2文字のコード(例えば、NL、DE、FR)及びあらゆるUI言語における完全な名称(例えば、「The Netherlands」、「Nederland」、「Pays−Bas)である名称及びコードを認識する。

0190

国名は、UI言語に関係なく全ての国名で認識される。ユーザは、UI言語でない別の言語で国名を示す何らかのソース(例えば、名刺)から住所を写す場合がある。

0191

番地に対して実行される処理を以下に説明する。

0192

番地は、住所に対する索引に格納されない。道路は多くの番地を有する。個々の番地の全てを索引に格納することにより、索引のサイズ及び索引を探索するのに必要な処理能力は大幅に増大する。そのため、探索エンジンは、索引に照会する前に最初にユーザ入力から番地を除去する。その後、道路が見つかった場合、それらの道路に対する番地が決定される。

0193

POIが探索可能な完全な住所を有する場合、この完全な住所内の番地は索引に格納されるのが好ましい。

0194

曖昧な表現が存在する場合があり、番地に見えるものが番地でない場合がある。例えば道路名は、「42nd street」のように数字を含む場合がある。

0195

番地を検出するために、探索エンジンは以下を実行する。

0196

1.ユーザ入力に番地が存在しないと仮定し、ユーザ入力全体を用いて索引に照会する。

0197

2.一致するものが見つからない場合、ユーザ入力が数字部分を有する単語を含むかを調べる。ユーザ入力がそのような単語を含む場合、当該単語を入力から除去し、索引に再度照会する。

0198

3.一致するものが見つかった場合、ユーザ入力から番地を決定する。

0199

ユーザ入力が数字を有する複数の単語を含む場合、それらの単語は全て潜在番地候補である。それらの単語の全てが順次試される。例えば、最初に第1の候補を除去し、次に第2の候補を除去する(第1の候補を除去せずに)。

0200

番地を決定する処理を以下に説明する。

0201

1.一致した道路上に番地が存在するかを調べる。番地が存在しない場合、近辺の(数字が近い)番地を提案する。

0202

2.番地の座標(緯度/経度)を取得する。

0203

POIのカテゴリ名に対する処理を以下に説明する。

0204

探索エンジンは、ユーザ入力の先頭でのみPOIのカテゴリ名を認識する。この制限は、複雑性及び曖昧性を最低限にするために設けられる。POIのカテゴリ名(の一部)はPOIのカテゴリ名でない場合がある。

0205

探索エンジンは、POIのカテゴリの主要な名称及びそれらに対する同義語を認識する。主要な名称及び同義語は地図に格納される。同義語と一致するものが見つかった場合、提案はPOIのカテゴリの主要な名称及び同義語の双方を含む。

0206

「同義語」は、POIのカテゴリ名に関連付けられるあらゆる名称である。例えば「カフェ」は「レストラン」の同義語として地図に配置される。ユーザがこれらの関連付けられた名称のうちの1つを入力する場合、探索エンジンは、厳密にはユーザが要求したものでないが何も返さないよりましなので、関連付けられたPOIのカテゴリを探索するように提案する。

0207

POIのカテゴリ名が見つかった場合、探索エンジンは、提案の生成、POIのウィンドウ照会の実行及びPOIのカテゴリコードを用いるFTS照会の実行を含む複数の動作を実行する。

0208

この時点で、受信した探索文字列の処理が終了し、1つ以上の探索語のグループが生成され、各探索語を含むデータレコードを識別するために索引に照会する(603)。各探索語に対して、一致するレコードのセットを索引から探す。その後、全ての単語と一致するレコードを提供するために、レコードのセットの共通部分が判定される。

0209

上記のテーブル1に示した簡略な例及びテーブル2に示した単語に対する索引(尚、簡潔にするために、本例の索引は標準化されていない)に戻ると、ユーザ入力「Kalverstraat,Amsterdam」と一致するものを見つけるために、入力は単語「Kalverstraat」及び「Amsterdam」に分割される。

0210

1.「Kalverstraat」は文書1及び文書3と一致する。

0211

2.「Amsterdam」は文書1及び文書2と一致する。

0212

3.これらの一致するものの共通部分は文書1であり、すなわち、住所「Kalverstraat,Amsterdam,NLD」である。
従って、探索の照会は文書1を返す。これが正しい結果であることは明らかである。

0213

上述のように、探索文字列がPOIのカテゴリ名を含む特別な例がある。

0214

ユーザ入力全体がPOIのカテゴリ名である場合に実行される処理を以下に説明する。

0215

ユーザ入力全体がPOIのカテゴリ名又は1つのPOIのカテゴリ名の接頭辞である場合、POIのカテゴリにおけるPOIの探索が実行される。これが当てはまるユーザ入力の例は、レストラン及び鉄道である(完全なカテゴリ名は「鉄道駅」であるが、「鉄道」で始まる他のカテゴリ名は存在しない)。

0216

探索の中心(すなわち、探索に対する適合性に対して結果をランク付けする際に使用される場所/経路であり、以下に更に説明する)が定義される場合、探索の中心を中心とするPOIカテゴリのウィンドウ照会が実行される。

0217

探索の中心が定義されない場合、数字のカテゴリコードを用いる照会が実行される(索引は、POIに対する数字のカテゴリコードを含む)。

0218

POIのカテゴリの提案に対する処理を以下に説明する。

0219

索引の照会に加えて、全ての一致するPOIのカテゴリ名/同義語に対してPOIのカテゴリの提案が作成される。

0220

ユーザ入力がPOIのカテゴリ名で始まる場合に実行される処理を以下に説明する。

0221

ユーザ入力がPOIのカテゴリ名で始まる場合、2つの照会が実行される。

0222

1.ユーザ入力をそのまま用いて照会する。

0223

2.POIのカテゴリ名を数字のカテゴリコードに置換して照会する。

0224

住所の指示を用いてPOIのカテゴリの提案を実行する処理を以下に説明する。

0225

索引の照会に加えて、POIのカテゴリの提案が作成される。カテゴリ名の後ろのユーザ入力テキストは、住所探索エンジンに対する入力として使用される。当該テキストにより1つ以上の一致する住所の結果を得られる場合、この住所の結果がPOIのカテゴリの提案に対する住所になる。以下に例を示す。

0226

1.入力は「restaurant paris」である。

0227

2.文字列「paris」は、住所探索エンジンに対する入力として使用される。

0228

3.第1の結果は、都市の中心「Paris,FRA」である。

0229

4.この結果が、「restaurant」の提案に対する住所リストにおける第1の住所になる。

0230

カテゴリ名の後ろの文字列から一致する住所の結果を得られない場合、提案は作成されない。例えば入力「restaurant vapiano」からは、住所の指示を用いるPOIのカテゴリの提案が作成されない。

0231

処理された探索文字列を用いて索引に照会し且つ一致するデータレコードのセットが識別された後、それらの結果は適合性に対してランク付けされる(604)。各データレコードに対するランクを生成する場合、装置200は以下を実行する。

0232

−各レコードに対するスコアを計算する。

0233

−各自のスコアに基づいてレコードをランク付けする。

0234

−2つのレコードが同一スコアを有する場合、探索の中心を使用できる場合は探索の中心からの距離に基づいてランクの順序付けを調整し、探索の中心を使用できない場合は2つのレコードのランクの順序をランダムに付ける。

0235

各レコードに対するランク付けスコアを計算するために、装置200は開始スコア(本実施形態では1000)から開始して、以下のうちの1つ以上を実行する。

0236

−データレコードに含まれる単語と正確に一致しない探索文字列に含まれる各単語に対して、スコアからペナルティを減算する。

0237

−探索文字列内に配列された探索語とデータレコードにおける単語の配列との間の不正確な語順及び単語の間隔を含む構造の差異に対して、スコアからペナルティを減算する。

0238

−探索語と一致する単語が存在する構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、スコアからペナルティを減算する。

0239

−重要な一致であると示されるデータレコードに対して、スコアにボーナスを加算する。

0240

−近くの結果に高いランクが付与されるように、装置の現在地からの距離に基づいてスコアにボーナス/ペナルティを加算する(行程の大部分は75km以内である)。

0241

探索文字列の個々の単語は、索引を使用して一致するレコードを見つけるために、照会のために標準化されるが、一致したレコードをランク付けする場合、各データレコードの生の構成要素と比較されるのは、探索文字列の個々の標準化されていない生の単語であることに注意する必要がある。

0242

単語のペナルティを判定する処理を以下に説明する。

0243

ユーザ入力内の各単語に対して、一致する文書内の一致する単語が見つけられる。単語が同一である場合、これは完全な一致であり、単語はペナルティを付与されない。

0244

単語が同一でない場合、ペナルティが付与される。全ての単語に対するペナルティが合計される。これが総単語ペナルティである。

0245

構造のペナルティを判定する処理を以下に説明する。

0246

総単語ペナルティが計算された後、構造の不一致に対してペナルティが追加される。上述のように、住所及びPOIは、例えば道路名、地名、郵便番号、国コード、POI名、POIのブランド名、POIの住所を含む複数の構成要素から構成される。

0247

これらの構成要素のうちのいくつかは複数の名称を有する場合があり、例えば都市は複数の言語で名称を有する場合がある。構造解析は、入力の単語が一致する構成要素、それらが一致する名称及び順序に着目する。非論理的な一致にペナルティが付与される。非常に非論理的な一致は最大ペナルティを付与され、完全に除外される。

0248

ユーザ入力における2番目以降の各単語に対して、先行の単語との比較が行われる。各ペナルティを以下に簡単に説明する。

0249

−構成要素間で前後にジャンプする。

0250

例えば1番目の入力単語が道路名内の単語と一致し、2番目の入力単語が当該道路に対する都市名内の単語と一致し且つ3番目の単語が再び道路名内の単語と一致する場合、一致が構成要素間で前後にジャンプする。そのような一致したものは完全に廃棄される。

0251

−別の構成要素に切り替わる。

0252

単語が地名内の単語と一致するが先行の単語が道路名内の単語と一致していた場合、これは新しい構成要素への切り替わりである。これは誤りではないが、単一の構成要素内でより多くの単語が連続して一致するものを優先するために、ペナルティを付与される。

0253

−名称が構成要素内で切り替わる。

0254

構成要素が複数の名称を有する場合、入力からの単語がこれらの複数の名称と一致する場合がある。複数の名称との一致は論理的でないと考えられるため、大きいペナルティを付与される。当該ルールの例外は地域名である。

0255

−道路名及び地名における単語の順序の不一致。

0256

道路名及び場所名における単語の順序は周知であるため、誤った順序での一致は完全に除外される。

0257

−他の構成要素における単語の順序の不一致。

0258

例えばPOIである他の構成要素における単語の順序は、十分に定義されていない場合がある。これは、不一致に対するペナルティを付与される。

0259

−一致の間隙

0260

2つの後続の単語が同一の構成要素と一致するが、それらの間に当該構成要素と一致しない単語が存在する。
各単語に対する構造のペナルティは、総単語ペナルティに加算される。

0261

一致しない単語のペナルティに対する処理を以下に説明する。

0262

構成要素において1つの単語が一致する場合、当該構成要素に対する全ての単語が与えられない場合にペナルティが付与される。当該ペナルティは、構成要素と一致するものの全てに対して付与されるわけではない。

0263

住所及びPOIに特有のボーナスが適用されてもよい。

0264

単語を一致させる複数の方法に対する処理を以下に説明する。

0265

全てのペナルティ計算は、ユーザ入力からの単語と文書からの単語との比較を含む。ユーザ入力及び文書の双方は、1つの単語を複数回含む場合がある。従って、ユーザ入力からの単語と文書からの単語とをマッチングさせる種々の方法が存在する。ランク付けアルゴリズムは全ての可能なマッチングを試し、最高スコアを生じたマッチングがその一致するものに対するスコアになる。

0266

一致するレコードが住所を表す場合、住所を表すレコードに対するランク付けスコアの計算は以下のステップを含む。

0267

−データレコードの道路名に含まれる索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合、データレコードをランク付けしない。

0268

−ユーザ入力が番地を含む場合、番地は道路名の前又は後ろである必要があり、それ以外の場合、一致するデータレコードはランク付けされない。

0269

−探索の中心が存在する場合、探索の中心に相対的に近いデータレコードに対してペナルティを抑制するか、探索の中心から相対的に遠いデータレコードに対してペナルティを増加するか、あるいはその双方を行うように、ペナルティのうちの1つ以上を調節する。これは、近くに存在する一致するものに高い優先度を付与するためである。例えばユーザが「centraal station」を探索し且つ「centraal station Amsterdam」(central station Amsterdam)と呼ばれる道路の周辺にいる場合、「central station」と呼ばれる道路が存在する英国内で正確に一致するものをユーザが探索している可能性は非常に低い。従って、近くに存在する探索結果を最初に示すのが適切である。

0270

−居住地区の中心と一致する単語が存在する場合、居住地区の中心の大きさ及び使用できる場合は探索の中心と居住地区の中心との間の距離に依存して、スコアにボーナスを加算する。

0271

一致するレコードが地点情報(POI)を表す場合、住所を表すレコードに対するランク付けスコアの計算は以下のステップを含む。

0272

−POIの名称、POIのブランド名又はPOIのカテゴリを表すデータレコードの構成要素のうちの1つに含まれる索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合、データレコードをランク付けしない。

0273

−探索の中心が存在する場合、探索語と一致する単語が存在する構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、スコアからペナルティを減算しない。このように、距離はランク付けにおいて重要な役割を有する。

0274

−探索の中心が存在しない場合、探索語と一致する単語が存在するPOI名又はPOIのブランド名を表すデータレコードの構成要素に含まれる一致しない各単語に対して、スコアからペナルティを減算する。これらのペナルティは合計されず、双方からの最小量が不一致単語の総ペナルティとして考えられる。

0275

−探索の中心が存在しない場合、POIの名称又はPOIのブランド名に含まれる索引内の単語と一致する探索語が存在しない場合にスコアからペナルティを減算する。これは、名称又はブランド名と適切に一致する他の一致するものを高くランク付けすることを保証するためである。

0276

ナビゲーション装置200がユーザ入力から目的地情報を判定するために実行するように構成される処理を上述した。フリーテキスト探索は、誘導型探索に必要な複数のプロンプトを回避する。更に、索引を使用することにより、トライに基づくフリーテキスト探索に必要な更なる計算が不要になる。

0277

複数の索引が提供され、各データベースが例えば住所及びPOIである複数の種類のナビゲーション可能な目的地に関連する情報を含む場合、各索引を個別に照会する必要があることは理解されるだろう。いくつかの実施形態において、双方の索引(及び関連するデータレコード)は並行に探索される。しかし、移動装置において通常見られる処理の制限により、索引を順次探索する必要があることが多い。いくつかの実施形態において、「住所」索引がデフォルトで最初に探索され、その後「POI」索引が探索される。これは、住所の結果がPOIの結果の前に装置上に最初に表示されることを意味する。しかし、ユーザが住所ではなくPOIを探索している可能性が高いとヒューリスティクスが示す場合、特定の状況において上記の順序は逆であってもよい。

0278

探索を更に高速化するために、簡単に上述したように、複数の索引は、関連するデジタル地図により表される地理的範囲全体の中の特定の地理的領域に対して作成される。例えばデジタル地図が欧州を表す場合、索引は欧州内の各国に対して作成される。同様に、デジタル地図が米国を表す場合、索引は米国内の各州に対して作成される。これにより、例えば索引が探索対象である特定の文字の組み合わせを含まない場合、当該索引は探索から除外されるため、探索は高速化される。例えばユーザが探索入力文字列に「oo」を入力する場合、一部のデータベースのみが当該組み合わせで始まるエントリを含むことが判明する。これらのデータベースはフラグを付与され、3番目の文字が入力された場合、一部のデータベースのみを探索すればよい。各索引に関連付けられ且つデータベースに含まれる又は含まれない特定の文字の組み合わせを識別する更なるファイルが格納されてもよい。その場合、特定の索引を後続の探索に含めるか又は除外するために、当該サイドファイルが最初に探索される。

0279

探索の提案を含むフリーテキスト探索ユーザインタフェース
本発明の態様の実施形態は、ユーザが入力したフリーテキスト探索文字列に基づいて選択可能な探索の提案を生成し且つ表示することにより、ユーザが場所のデータリポジトリを容易に探索できるようにするナビゲーション装置200等の電子装置、並びにナビゲーション装置200を動作する方法及びコンピュータソフトウェアを提供する。実行される探索は、上記で概略を説明した例示的な実施形態等の本発明の他の態様のフリーテキスト探索エンジンを使用してもよい。

0280

探索クエリの生成中にユーザ入力に応答して選択可能な探索の提案を提供することにより、高速且つ正確な探索が実行されるため、ユーザは一行の探索ユーザインタフェースを使用して位置、場所又は住所を容易に見つけることができる。ユーザ入力の入力時に提案及び探索結果が示されるため、ユーザ経験が向上される。

0281

図7を参照すると、装置200のメモリ230は、ユーザがデータレコードを容易に探索できるようにする命令を備えるコンピュータプログラムを含み、以下のステップが実行される。フリーテキスト探索文字列は、装置のユーザによる入力時に監視される(701)。その後、入力された探索文字列に基づいて、一致するレコードがデータリポジトリに照会され(702)、探索を調節するためにユーザが選択可能な提案が生成される(703)。ステップ702において実行されるデータリポジトリの照会は、図6に関して上述したフリーテキスト探索エンジンを使用してもよい。一致するレコード及び提案のうちの少なくともいくつかがディスプレイ240上に表示される(704)。一致する提案の選択を示すユーザ入力の受信(705)に応答して、探索は前記提案に従って調節され、探索クエリ(702)が再度実行される。一致するレコードの選択を示すユーザ入力の受信(706)に応答して処理は終了するか、あるいは、フリーテキスト探索文字列に関するユーザ入力の受信(707)に応答して処理は開始点に戻る。

0282

装置200のユーザ動作が上記の探索機能性を実現できるようにするために、メモリ230はユーザにユーザインタフェースを提供する命令を備える。一実施形態に係る探索動作中に表示されるユーザインタフェース800の一例の概要を図8に示す。

0283

図8を参照すると、ユーザインタフェースは、探索に対するユーザ入力を受信するための第1のビュー810と、前記第1のビューに対応し且つ探索結果が完全なリストビューで表示される第2のビュー820と、探索結果がデジタル地図に関して表示される第3のビュー830とを含む(地図ビュー830の更に詳細な説明を本明細書において後述する)。

0284

ユーザ入力ビュー810は、以下のうちの1つ以上を含む。

0285

−ユーザが入力したフリーテキスト探索文字列を受信するための入力ボックス811。選択された場合、カレット又はテキスト入力カーソルを表示する。

0286

−入力ボックス801が選択されるか又は有効である場合に現れる仮想キーボード812(簡潔にするため、個々のキーは不図示)。仮想キーボード812を使用するテキスト入力はカレットの左側に表示される。装置200は、ユーザが入力ボックスに文字を入力して探索文字列を生成するために仮想キーボード812と対話するために使用できるタッチセンシティブスクリーンオーバーレイを含む。

0287

−現在の探索クエリと一致する住所を表すランク付けされたデータレコード及び現在の探索クエリに基づく住所に関する探索の提案を示す選択可能なGUI要素を表示するための第1の欄813。

0288

−現在の探索クエリと一致するPOIを表すランク付けされたデータレコード及び現在の探索クエリに基づくPOIに関する探索の提案を示す選択可能なGUI要素を表示するための第2の欄814。

0289

−探索結果及び探索の提案の全てがスクロール可能なリストとして示されるリストビュー820にビューが切り換えられるように、仮想キーボード812を開閉させる選択可能なボタン815。

0290

−ユーザ入力ボックス811の右側に存在し、現在の探索の中心の指示を示す選択可能なGUI要素816。

0291

−別の装置により実行された探索により見つけられた結果を取得するために無線接続を介してクエリを送出するための選択可能なGUI要素817。当該オプションは、ナビゲーション装置200が無線動作に適切に対応し且つ無線接続が使用可能である場合のみ使用できる。無線接続を介して受信した結果は、新規のリストビューとして示され(すなわち、それらは装置内で取得した結果と組み合わされない)、受信された時に示される。「戻る」ボタンをタップすることにより、静的な結果(装置内で取得した)が再度示される。

0292

第1の欄813及び第2の欄814は、一致したデータレコード及び探索の提案を閲覧できるように、例えばユーザがディスプレイ上でスワイプ又はドラッグジェスチャを実行することにより共に又は別個にスクロール可能である。

0293

リストビュー820は、入力ビュー810からのGUI要素のうちの多くを含み、リストビュー820と地図ビュー830とを切り換えるための選択可能なGUI要素818を更に含む。地図ビューに切り換えることにより、第1の欄813及び第2の欄814に表示された住所及びPOIの探索結果の場所がディスプレイ上に表示されたデジタル地図上に示される。以下に更に詳細に説明するように、探索結果の場所を示すために、異なる強調レベルを有する複数のGUI要素のうちの1つが使用される。GUI要素のうちの1つ以上は、結果に関する更なる情報をユーザに提供するために選択可能である。

0294

ユーザインタフェース800が最初に入力ビュー810又はリストビュー820のいずれかで表示される場合、探索文字列が入力ボックス811に入力されないように、デフォルトの住所及びPOI(最近訪問した住所の目的地、距離で順序付けられたお気に入り及び最近訪問したPOI等)に対応するデータレコードを示すGUI要素が欄813及び814に示される。4文字以上が入力ボックス811に入力されるまで、メモリ230に格納された装置内蔵の場所のデータレコードの監視される「リアルタイム」探索は開始されなくてもよい。1文字又は2文字のみが入力されている場合、上述の探索と同様に、探索はデフォルトの住所及びPOIのみに関する場合がある。

0295

住所又はPOIに対応するデータレコードを示す欄813又は814に示されたGUI要素を選択する(例えば、タッチ画面上でのユーザ入力タッチにより)ことにより、ビューは、列挙された探索結果の場所がデジタル地図上に示される地図ビュー830に切り換えられる。表示は、選択されたデータレコードを中心とし、地図は、ランク付けられた探索結果に関連する詳細レベルに対応する詳細レベルで表示される。

0296

上述のように、ユーザをナビゲーション可能な結果に誘導するのを補助するために、ナビゲーション装置200は、ユーザがテキストを入力中に選択可能な結果及び提案の組み合わせを欄813及び814で提供する。ユーザが入力する探索文字列が監視され且つ探索結果及び提案が継続的なサイクリング処理で生成されるため、結果及び提案は、全ての文字が入力ボックス811に入力された後に更新され且つ再提示される。従って、探索文字列又は探索の中心を適応させるための各キー入力又は他のユーザ入力、並びに提案の各選択に応答して、一致するデータレコードがデータリポジトリに照会され、提案が生成され、その後、ディスプレイは一致するデータレコード及び生成された提案を表示するように更新される。結果及び生成される提案を以下に示す。

0297

1.住所と一致するもの(装置上の地図の索引及び最近訪問した目的地における部分的に一致するもの及び完全に一致するものである)。

0298

2.集約された道路と一致するもの(非常に一般的な道路名に対する入力支援であり、部分的に入力されたテキストを例えばHigh Street、Station Road、Main Street、Church Street等の完全な道路名に置換する)。

0299

3.POIと一致するもの(装置上の地図のPOIの索引、お気に入り及び何らかのカスタムPOIセットにおける部分的に一致するもの及び完全に一致するものである)。

0300

4.POIのカテゴリと一致するもの(探索を狭めることができる実際の提案である)。

0301

5.POIのカテゴリの同義語と一致するもの(ユーザが自身のメンタルモデルに適合するカテゴリの単語を使用できるようにする)。

0302

提案と結果との重要な相違点は、場所の索引と一致するものからの結果のみがナビゲーション可能であることである。

0303

住所の提案は、リアルタイム入力探索から返された住所と一致したものから導出される。住所の提案は、道路名及び/又は都市名の組み合わせである。

0304

同一の道路名と一致するものが4つ以上ある場合、同一の道路名のセットの上に道路名が示される。当該提案をタップすると、部分的に一致するものが完全な道路名(入力支援)及びスペースに置換される。(入力される次の文字により、同一の道路名と一致するもののリストが当該文字と一致する都市に縮小される)。

0305

探索文字列が都市の中心の名称と一致する場合、都市の中心が提案として示される。当該提案をタップすると、探索の中心が[選択された都市の中心]に変更される。

0306

住所と一致したものをタップすると、探索の中心は一致した住所からの都市の中心に変更され、探索文字列は一致した住所からの道路名に置換され、道路名の後ろにスペース及びカレットが示される。(これはロケールに依存し、例えば米国の住所と一致したものの場合、道路名の前にスペースが示され、入力ボックスの先頭の位置にカレットが示される。例えば「Oosterdokskade | (in) Amsterdam」又は「| Madison avenue (in) New York」)。

0307

テキストが提案により置換される場合、索引内で使用される大文字及び特別な文字が使用される。

0308

住所が現在の国でない場合、十分なスペースがある場合は住所の前に国フラグを示す。現在の国は、受信したGPSデータから判定される。

0309

従って、住所の提案は、探索文字列と一致した住所を表すデータレコードの道路名及び/又は居住地区名に基づいて生成される。居住地区名を含む住所の提案を選択することにより、GUI要素816で示される探索の中心は当該居住地区に対応するように調節され、それにより、探索結果は当該探索の中心に従ってランク付けされる。道路名を含む住所の提案を選択することにより、探索文字列は道路名に置換される。道路名及び居住地区名を含む住所の提案を選択した後、ユーザはフリーテキスト探索文字列に番地を入力するよう指示される。

0310

POIの結果からのPOIの提案の生成を以下に更に説明する。

0311

POIの結果は、POIの索引と一致するもの及びPOIのカテゴリと一致するものから構成される。POIと一致するものは、名称と一致するもの、カテゴリと一致するもの及び住所と一致するものにより探すことができる。探索結果がPOIの索引と一致するもの又はPOIのカテゴリと一致するものを返す場合、POIのカテゴリの提案が欄814に表示される。

0312

ユーザのメンタルモデルがPOIのカテゴリに使用される命名ルールと一致しない場合があるため、POIの主要なカテゴリ名の同義語のリストが追加される。システムが同義語と一致するものを有する場合、結果として得られるPOIの提案は、親のPOIカテゴリ名を示すと共に、探索文字列において認識されたPOIの同義語を角括弧内で示す。これにより、カテゴリ名が非常に異なる場合に提案にコンテキストが与えられる(例えば、gas stationとpetrol stationは非常に似ているが、restaurantの同義語であるcafe(eはウムラウト付き)は明らかでない)。POIの同義語の提案は、POIの(親)カテゴリの提案と同様に機能する。

0313

従って、POIの提案は、探索文字列と一致する地点情報を表すデータレコードの名称、カテゴリ及びカテゴリの同義語に基づいて生成される。POIの提案を選択することにより、照会により返されたデータレコードは、POIの提案の名称、カテゴリ又は同義のカテゴリと一致するPOIの名称、カテゴリ又は同義のPOIカテゴリを有するデータレコードのみを含むようにフィルタリングされる。例えばデータレコードの特定の構成要素に対する特定の値に対する「フィルタ」の適用は、探索が当該構成要素に対する当該特定の値を有する結果のみと一致し、それらの結果のみをランク付けするために返すという効果を有する。

0314

従って、生成された提案は探索処理を容易にするために使用できる。提案は、探索クエリの範囲を狭め、ユーザの誤りを許容し、ランク付けを調節するのを補助する。このように、ユーザはより広範に、投機的に及び的を絞って場所のデータレコードを探索でき、装置200の使用の柔軟性が向上する。

0315

テーブル5は、結果/提案が選択された場合に実行される動作を示す。

0316

0317

一実施形態に係る結果及び提案の表示を以下に説明する。

0318

探索文字列に基づく組み合わされた探索結果及び生成された提案は、ユーザインタフェースのユーザ入力ビュー810及びリストビュー820において2つの欄で提示されるのが好ましい。

0319

1.住所欄813は、住所(道路+地図からの都市+最近訪問した目的地)、都市と一致するもの、並びに集約された道路名の提案を含む。

0320

2.POI欄814は、POI名、POIの住所、第3者のPOIファイル(例えば、.ov2ファイル又は.csvファイル)、お気に入り(名称+住所)、POIのカテゴリの提案を含む。

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