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課題・解決手段

式(I)を有する5,9−ジメチル−9−ヒドロキシデセン−4−アール

概要

背景

ミュゲ(またはスズラン)の匂いの特色を有する化合物は、香料成分として極めて需要がある。これらの化合物は、フローラルベースにおいて重要な成分であり、フレグランス創作物の多くの種類を問わずハーモナイザーの役割を果たし得る。このタイプの化合物は、心地良い匂いを生み出すために、または、不快な匂いを隠すために、パーソナルケアおよび消費者ケア製品において、ならびに、ファイン香粧品において、広く使用されている。

そのミュゲの匂いのノートで広く評価される優れた香料成分は、4(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)3−シクロヘキセンカルボキサルデヒド、別名シクロヘキサール(cyclohexal)(Lyral(商標))として知られている。この化合物は、ファイン香粧品において、ならびに、パーソナルケアおよび家庭用の製品において、広い使用が見出されている。しかしながら、欧州の消費者安全科学委員会(SCCS)の知見によると、それはアレルギーを起こす懸念があり、現時点ではEUの規制措置の支配下にある可能性がある。

本発明に対処される問題は、新しい成分および新しい香料調製物、特に、シクロヘキサールと実質的に同じ匂いの特色を有するものとして、ならびに、シクロヘキサールと比較して類似のまたはさらに改善された香料パフォーマンスを有するものとして、パフューマーに判断され、認識されるそれらを提供することである。

概要

式(I)を有する5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール

目的

本発明に対処される問題は、新しい成分および新しい香料調製物、特に、シクロヘキサールと実質的に同じ匂いの特色を有するものとして、ならびに、シクロヘキサールと比較して類似のまたはさらに改善された香料パフォーマンスを有するものとして、パフューマーに判断され、認識されるそれらを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

式(I)を有する、化合物5,9−ジメチル−9−ヒドロキシデセン−4−アール

請求項2

50〜70wt%がE体であり、および、30〜50wt%がZ体である、請求項1に記載の化合物。

請求項3

請求項1または2に記載の式(I)で表される化合物と、式(II)に従う化合物とを含んでからなる、香料混合物

請求項4

化合物(I)対化合物(II)の比率(重量/重量)が、99:1であり、より詳細には99.1対0.9、99.2対0.8、99.3対0.7、99.4対0.6、99.5対0.5、99.6対0.4、99.7対0.3、99.8対0.2、99.9対0.1、99.95対0.05、または99.99対0.01である、請求項4に記載の香料混合物。

請求項5

請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物または香料混合物と、2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリル、4−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデン−5−イリデンブタナール、および4−メチル−2−(2−メチルプロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールからなる群から選択される1種または2種以上の化合物とを含む、香料組成物

請求項6

2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリルが、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール1重量部あたり、0.001〜10重量部で用いられる、請求項5に記載の香料組成物。

請求項7

4−メチル−2−(2−メチルプロピル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールが、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール1重量部あたり、0.001〜20重量部で用いられる、請求項5または6に記載の香料組成物。

請求項8

4−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデン−5−イリデン)ブタナールが、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール1重量部あたり、0.0001〜0.5重量部で用いられる、請求項5〜7のいずれか一項に記載の香料組成物。

請求項9

化合物または香料混合物が、前記香料組成物の総重量に基づき、1〜30重量%の量で前記組成物中に存在する、請求項5〜8のいずれか一項に香料組成物。

請求項10

請求項5〜9のいずれか一項に記載のミュゲ香料組成物。

請求項11

少なくとも1種の追加の香料成分を含む、請求項5〜10のいずれか一項に記載の香料組成物。

請求項12

前記少なくとも1種の追加の香料成分が、シクロヘキサールではない、請求項11に記載の香料組成物。

請求項13

請求項1または2に記載の化合物、請求項3または4に記載の香料混合物あるいは請求項5〜12のいずれか一項に記載の香料組成物を含む、パーソナルケアのまたは家庭用の組成物あるいはファインフレグランス組成物

請求項14

抗酸化剤を含む、請求項1または2に記載の化合物;請求項3または4に記載の香料混合物;請求項5〜12のいずれか一項に記載の香料組成物;あるいは請求項13に記載のパーソナルケアのまたは家庭用の製品あるいはファインフレグランス

請求項15

香料組成物またはパーソナルケアのもしくは家庭用の製品またはファインフレグランスに、ミュゲの匂いのノートを与える方法であって、前記方法が、請求項1または2に記載の化合物あるいは請求項3または4に記載の香料混合物をそれらへ加えるステップを含む、前記方法。

請求項16

実質的にいかなる酸も塩基もない形態の反応混合物を提供し、および、反応混合物から混合物5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールを蒸留するステップを含む、反応混合物から5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)を調製する方法。

請求項17

反応混合物が、式で表されるアリルアルコールを、ジエチレングリコールジビニルエーテルまたはトリエチレングリコールジビニルエーテルと、酸触媒または金属触媒の存在下、大気圧および周囲温度〜約200℃に渡る範囲の温度で、反応させることによって調製され、式中、は、二重結合または単結合であり、および、は、ヒドロキシル基、あるいは、アセタートシリルエーテルまたは混合アセタールなどの保護されたヒドロキシル基であり、ただしは、が単結合である場合にしか存在しない、請求項16に記載の方法。

技術分野

0001

本発明は、新規化合物、該化合物を調製する方法、および、フレグランス成分としてのその使用、特に香料組成物ミュゲの匂い(odour)の特色を与えるためのフレグランス成分としてのその使用に関する。本発明はまた、香料組成物、および、前記化合物によって香りを付けられたファインフレグランスまたは消費者製品組成物、あるいは、前記化合物を含有する香料組成物などの物品にも関する。

背景技術

0002

ミュゲ(またはスズラン)の匂いの特色を有する化合物は、香料成分として極めて需要がある。これらの化合物は、フローラルベースにおいて重要な成分であり、フレグランス創作物の多くの種類を問わずハーモナイザーの役割を果たし得る。このタイプの化合物は、心地良い匂いを生み出すために、または、不快な匂いを隠すために、パーソナルケアおよび消費者ケア製品において、ならびに、ファイン香粧品において、広く使用されている。

0003

そのミュゲの匂いのノートで広く評価される優れた香料成分は、4(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)3−シクロヘキセンカルボキサルデヒド、別名シクロヘキサール(cyclohexal)(Lyral(商標))として知られている。この化合物は、ファイン香粧品において、ならびに、パーソナルケアおよび家庭用の製品において、広い使用が見出されている。しかしながら、欧州の消費者安全科学委員会(SCCS)の知見によると、それはアレルギーを起こす懸念があり、現時点ではEUの規制措置の支配下にある可能性がある。

0004

本発明に対処される問題は、新しい成分および新しい香料調製物、特に、シクロヘキサールと実質的に同じ匂いの特色を有するものとして、ならびに、シクロヘキサールと比較して類似のまたはさらに改善された香料パフォーマンスを有するものとして、パフューマーに判断され、認識されるそれらを提供することである。

0005

よって、本発明は、第1の側面において、式(I)



を有する化合物5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールを提供する。

実施例

0006

本発明の化合物は、シクロヘキサールを連想させる古典的なフローラルの、グリーンなミュゲの匂いのノートを有することが、本出願人によって見出された。よって、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールは、シクロヘキサールの際立って好適な代わりになりこともあり得る。

0007

γ、δ−不飽和アルデヒドおよびケトンを調製する方法は、GB 981,702に開示されている。この特許は一般に、エノールエーテルアリルアルコールとの反応、続く高温での転位反応を記載する。合成手順の範囲を実証しようとする試みにおいて、異なる官能基性を持つ様々なアリルアルコールを使用する例が提供されている。例は、飽和のおよび不飽和のアルキル基シクロアルカン二重結合芳香環、ならびに、ヒドロキシル基などの酸素を含有する官能基性を持つアリルアルコールを含む。

0008

GB 981,702の例27において、ヒドロキシル置換されたアリルアルコール基質ヒドロキシリナロオール(hydroxylinalool)から出発する、化合物5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールを調製する方法を記載すると主張する。

0009

反応は、リン酸中、ヒドロキシリナロオールとビニルエチルエーテルとを混合することによって、進行する。この有機混合物は、塩基中でワークアップされ(worked-up in base)、蒸留された後、蒸留物重亜硫酸ナトリウム水溶液へ加えられ、有機層廃棄される。次いで水相が、30%水酸化ナトリウム処置された後、エーテルで抽出される。水層が廃棄され、エーテル層バイカーボナートで処置される。エーテルの蒸発後、粗生成物が蒸留されて、最終生成物が単離される。最終生成物は、その匂いの特色ならびにその沸点および屈折率によって、特徴付けられた。

0010

単離された最終生成物は、「心地良くフルーティであり、および、スモキーファティな匂い」を有するものとして記載された。この知見は、標的化合物5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールが、GB 981,702で報告された匂いとは完全に無関係である古典的なミュゲの匂いを実際に呈するという本出願人独自の知見の観点から、興味深いものであった。さらに、本出願人によって測定された化合物5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールの沸点および屈折率の測定値は、本例27の方法に従って得られた生成物と著しく異なる。具体的には、例27で得られた生成物は、83〜85℃/0.03mmの報告された沸点および1.4698の屈折率nD20を有した。実際、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールの真の値は、106〜109℃/0.05mmおよび1.4659のnD20であると、本出願人によって見出された。

0011

本出願人が例27に記載の合成条件を報告したとき、いかなる5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールも回収することができなかった。実際、大量のポリマー残渣を除去した後に回収されたものは、化合物の異性体の混合物であった。

0012

結局、この化合物は、0.03mmでの85℃の沸点および1.4682のnD20を有することが見出された。さらに、匂いの特色は、フルーティ、シトラス、ファッティ、わずかにホットアイロンおよびメタリックであると、パフューマーによって記載された。群を抜いて、これらのパラメータは、GB 981,702、例27の単離された最終生成物について開示されたものと顕著な一致を示した。

0013

GB 981,702が、化合物5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールまたはその調製に関する実施可能な開示を構成しないことは、前述から極めて明らかなことである。実際、GB 981,702の著者らが理解しなかったことであって、本出願人がこの反応に対する多数の研究努力により見出したことは、アリルアルコール出発材料におけるヒドロキシル置換の導入(ヒドロキシルで置換されたアリルアルコール出発材料を使用する唯一の例である例27のヒドロキシリナロオールの場合のように)によって、生成物の安定性および化学的特性が大きく変えられることである。複合体混合物からアルデヒドを分離する手段としてのスルファイト付加体の使用は、GB981,702の著者らによって使用された公知技術である。しかしながら、付加体からの最終生成物の遊離は、強塩基(30%水酸化ナトリウム)における加水分解ならびにその後の強酸との処置によって達成されるが、これによって望ましくない副反応が生じる。

0014

本出願人は驚くべきことに、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールが、熱的にも不安定で、アルカリ性媒体中でも不安定であり、したがって、首尾よく調製されるには反応および単離の穏やかな条件が要求されることを発見した。
よって、本発明の他の側面において、実質的にいかなる酸も塩基もない形態の反応混合物提示し、反応混合物から混合物5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールを蒸留するステップを含む、反応混合物から5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)を調製する方法が提供される。

0015

本発明の特定の態様において、反応混合物は、水、塩化ナトリウムなどの塩を任意に含有する水、酸の水溶液または塩基の水溶液の1種または2種以上であってもよい水性洗浄用リカー(washing liquour)で中和される場合、実質的に酸も塩基もない形態で提示されてもよい。
酸は、酢酸などのC−1〜C4のカルボン酸クエン酸などのポリカルボン酸および弱い鉱酸からなる群から選択されてもよい。

0016

塩基は、炭酸水素ナトリウムまたは炭酸(水素)カリウムなどの弱塩基からなる群から選択されてもよい。
反応混合物は、洗浄後であるとき、実質的に酸も塩基もないものと考えられ、洗浄用リカーは、約6.5〜約7.5の間のpHを有する。

0017

本出願人は、pH10を上回るアルカリ条件または約pH4を下回る酸性条件において、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールが、周囲温度で急速に分解されること、および、分解が高温でさらにより急速に進むことを見出した。よって、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールを調製し単離する目的が達成される場合、アルカリ条件の影響下にあるべきではない。アルカリ条件に直面する場合、それらは、10を上回らない、より詳細には約9.5を上回らない、さらにより詳細には9を上回らないべきである。水酸化ナトリウムなどの強塩基は避けるべきであり、好ましくは、使用する場合ではあるが、pHが前述の値まで上がらないように注意払うべきである。さらに、嗅覚的に純粋な形態で5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールを提示するために、それを蒸留する際、本明細書において上で述べたように、それを含有する反応混合物が実質的に酸も塩基もないことを先ず確実にすべきである。

0018

蒸留は、95℃〜200℃の温度で、および、0.01mm〜10mm、より詳細には0.01mm〜5mmの圧で、行われてもよい。

0019

5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールの温度感受性のため、蒸留ステップは、その期間が可能な限り短縮されると望ましいことがある。蒸留プロセスを簡略化するために、および、その期間を短縮するために、先ず、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールを水性メタ重亜硫酸ナトリウムで処置することによって、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールを反応混合物の有機副生成物から分離することができ、水相中に可溶性の5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールのスルホナートが形成される。以下の式で表されるスルホナートは、本発明の他の側面を形成する。

0020

その後、有機溶媒は水相へ加えることができ、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールは、スルホナートを弱塩基、例えば炭酸ナトリウム、の希釈溶液で処置することによって再生され得る。いったん再生されると、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールは有機相中分配され、この相は希釈弱酸で洗浄されることで、蒸留に着手する前に、微量の塩基が除去される。

0021

5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールは、アリルアルコール前駆体から調製されてもよい。この前駆体は、リナロオールであっても、ヒドロキシルリナロオールなどの、ヒドロキシルで置換されたアリルアルコールであってもよい。さらにまた、それは、ヒドロキシルで置換されたアリルアルコールであり得、ここで、非アリルのヒドロキシル置換基が、そのアセタートなどの、保護またはマスクされた形態である。

0022

アリルアルコール前駆体は、当業者に周知の技術であるクライゼン転位反応を酸の存在下で行うことによって、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールへ変換される。酸は、先ず、アリルヒドロキシル基上でトランスエーテル化をもたらすために用いられ、形成されるエーテルは、当該技術分野において周知である転移反応を受ける。

0023

アリルアルコール前駆体は、以下の式:



式中、



は、二重結合または単結合であり、および、



は、ヒドロキシル基、あるいは、アセタート、シリルエーテルまたは混合アセタールなどの保護されたヒドロキシル基であり、ただし



は、



が単結合である場合にしか存在しない、
を有する。

0024

本発明の好ましい態様において、前駆体はヒドロキシリナロオールであるが、しかしながら、ヒドロキシリナロオールの保護形態(例えばアセタート)もまた、用いられてもよい。

0025

前駆体が、二重結合としての基



を含有する場合、当業者に知られている技術に従って、いったんクライゼン転位が行われると、その二重結合は加水分解され得ることで、ヒドロキシル基が加わり、所望の5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールが放出される。その後、本明細書の上で記載されるように、反応混合物は実質的に酸も塩基も含有しないことを、蒸留に供される前に、確実にするためのステップが取られる。

0026

アリルアルコール前駆体は、市販のものであるか、または、当業者に知られている技術を使用して市販の出発材料から調製され得るか、のいずれかである。

0027

クライゼン転位反応は、ビニルエーテルが、周囲温度〜約200℃にわたる範囲の温度で、酸または金属触媒の存在下、アリルアルコール前駆体と反応する際に、容易に生じる。典型的には、反応は、オートクレーブ中高圧で、行われる。大気圧を超えるいかなる所望の圧も、例えば最大100barまで、より詳細には約5〜20barで、オートクレーブにおいて、用いられ得る。

0028

しかしながら、本出願人は、反応が、ビニルエーテルとしてジエチレングリコールジビニルエーテルまたはトリエチレングリコールジビニルエーテルを用いる際、加圧されていない容器において、大気圧で行われ得ることを見出した。
任意に、反応は、不活性雰囲気下で、例えば窒素雰囲気下で、行われる。
いったん転移反応が完了すると、反応混合物は、反応の経過中に形成されたあらゆるアセタールをも加水分解するために、酸で処置され得る。

0029

本発明の特定の態様において、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)を調製する方法が提供され、該方法は、アリルアルコール前駆体(好ましくはヒドロキシリナロオール)とジエチレングリコールジビニルエーテルとを、大気圧および125〜200℃の温度で、不活性ガス雰囲気下、酸の存在下で、反応させるステップ;実質的に全てのアセタールを加水分解するため、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールを含有する反応混合物を希釈酸で処置するステップ;および、中和された反応混合物を上に記載されたやり方で蒸留に供する前に、実質的に全ての酸および塩基を除去するステップ、を含む。

0030

本発明の他の側面において、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)を調製する方法が提供され、前記方法は、以下のステップ:
I) 酸中、不活性ガス雰囲気下、1〜100barで、より具体的には5〜20barおよびセ氏(−)10〜200℃の温度で、より具体的にはセ氏140〜190℃で、ヒドロキシリナロオール(3)とエチルビニルエーテルとを反応させることで、アセタールを含む反応混合物を形成すること;
II) 冷却された反応混合物を、セ氏(−)20〜40℃および大気圧で、酸性化することで、前記アセタールを加水分解すること;
III) 反応混合物のpHをわずかに酸性のpH4〜6に調整する前に、反応混合物を塩基で中和することで、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)を産出すること;ならびに、
IV) 反応混合物を蒸留することで、純粋な5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)を単離すること
を含む。

0031

上の記載の転位反応、例えば、上に記載のヒドロキシリナロオール(3)とエチルビニルエーテルとの反応は、酸性条件下で進行する。本発明に有用な特定の酸は、フェニルホスホン酸スルホサリチル酸、様々な量のアミン緩衝化されたリン酸、リン酸、アンモニウム塩アルキルカルボン酸およびアリールカルボン酸を含む。

0032

ヒドロキシリナロオール(3)は一般的に利用可能な出発材料であるが、それは、3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−イン−3−オール(1)から出発し、水性硫酸でこの化合物を水和させることで、化合物(2)が得られるという直接的なやり方で形成され得る。パラジウム触媒などの好適な触媒による三重結合選択的水素化は、ヒドロキシリナロオール(3)をもたらし、それは、本発明の調製法に従って、標的化合物5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)へさらに変換され得る。一般の反応スキームスキーム1に明記される。

0033

0034

5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)は、そのEまたはZ異性体に関して、純粋なまたは濃縮された形態で、提供され得る。この匂い物質の強さ(すなわち検出閾値)ならびに嗅覚的な特徴または性質は、異性体の混合物中に含有される幾何異性体の相対的な割合によって、影響されることがある。異性体の純粋な形態が望ましい場合、それらは、当該技術分野において一般に知られているような、合成手順を使用するか、または、物理的な分離によって、得られ得る。

0035

本発明の特定の態様において、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)のE/Z比は、8:2〜2:8の範囲内であるか、またはより詳細には6:4の比である。
本発明の特定の態様において、とりわけ所望される嗅覚的な印象は、50〜70wt%の5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールが、E体で存在し、および、30〜50wt%がZ体であるとき、得られる。

0036

式(I)で表される化合物は、その嗅覚的に純粋な形態、すなわち、匂いの特徴または性質に実質的に影響を及ぼすレベルでは微量の不純物も存在しない形態、を与えるために精製され得る。しかしながら、本出願人は、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールが単離された反応混合物からのある副生成物が、匂いの性質を補完し得るか、または、少なくとも匂いの性質に悪影響を及ぼし得ないことを見出した。

0037

よって、本発明の他の側面において、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)および式(II)



の化合物を含む香料混合物が提供される。

0038

本発明の特定の態様において、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)および式(II)の化合物を、95対5部;より詳細には99対1部、より詳細には99.1対0.9部、99.2対0.8部、99.3対0.7部、99.4対0.6部、99.5対0.5部、99.6対0.4部、99.7対0.3部、99.8対0.2部、99.9対0.1部、99.95対0.05部、または99.99対0.01部である比(重量/重量)で含む香料混合物が提供される。当業者は、式(II)で表される化合物が、純粋な形態で存在しても、異性体の混合物として存在してもよいことを理解するであろう。前述の比は、異性体的に純粋な形態の化合物(II)またはそれらのいかなる異性体の混合物の両方に関する。

0039

本明細書の上で言及された式(I)で表される化合物および香料混合物は、シクロヘキサールと類似する匂いの特色を呈すること、および、それ自体がシクロヘキサールの代わりとして香料組成物に用いられ得ること、が見出された。
よって、本発明の他の側面において、式(I)で表される化合物の、単独での、または、シクロヘキサールの代わりとしての化合物(II)との混合物での、使用が提供される。

0040

本発明のさらに他の側面において、式(I)で表される化合物を単独で、または、式(II)で表される化合物との混合物で、含む香料組成物が提供され、および、それにはシクロヘキサールがない。
本発明のさらに他の側面において、任意に式(II)で表される化合物との混合物において、式(I)で表される化合物で香りを付けられた、ファインフレグランスまたはパーソナルケアまたは家庭用の製品などの、香りを付けられた物品が提供される。

0041

上に言及される式(I)で表される化合物または混合物はシクロヘキサールと極めて類似する匂いの特色を有するが、それにもかかわらず、匂いの特色のバランスを取るかまたはそれを微調整するために、例えば上に言及される化合物または混合物を、シクロヘキサールの匂いの特色とさらにより近く一致させるために、パフューマーは、式(I)で表される化合物または香料混合物との組み合わせにおいて、さらなる香料成分を用いることが望ましいことを見出し得る。

0042

よって、本発明の他の側面において、本明細書の上に記載のとおり、任意に式(II)で表される化合物との混和物において、式(I)の化合物を、以下の成分:2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリル、例えばペオニル(PEONILE)(商標);4−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデン−5−イリデンブタナール、例えばデュカル(DUPICAL)(商標);および、4−メチル−2−(2−メチルプロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール、例えばフロローサ(FLOROSA)(商標);メチル2−(2−ヘキシル−3−オキソシクロペンチル)アセタート、例えばヘジオン(HEDIONE)(商標)、の1種または2種以上とともに、含む香料組成物が提供される。

0043

本発明の特定の態様において、香料組成物は、2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリルを含む。
本発明の他の特定の態様において、香料組成物は、2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリルおよび4−メチル−2−(2−メチルプロピル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールを含む。

0044

本発明のさらなる他の特定の態様において、香料組成物は、2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリルおよび4−メチル−2−(2−メチルプロピル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オールおよび4−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデン−5−イリデン)ブタナールを含む。
本発明に従う香料組成物において、2−シクロヘキシリデン−2−フェニルアセトニトリル、例えばペオニル(商標)は、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール1重量部あたり0.001〜10重量部で用いられてもよい。

0045

本発明に従う香料組成物において、4−メチル−2−(2−メチルプロピル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール、例えばフロローサ(商標)は、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール1重量部あたり0.01〜20重量部で用いられてもよい。
本発明に従う香料組成物において、4−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデン−5−イリデン)ブタナール、例えばデュピカル(商標)は、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール1重量部あたり0.0001〜0.5重量部で用いられてもよい。

0046

本発明に従う香料組成物において、メチル2−(2−ヘキシル−3−オキソシクロペンチル)アセタート、例えばヘジオン(商標)は、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール1重量部あたり0.001〜10重量部で用いられてもよい。
香料組成物において、式(I)で表される化合物は、任意に化合物(II)との組み合わせにおいて、前記香料組成物の総重量に基づき、約1〜30重量%、より詳細には5〜20重量%の量で用いられてもよい。

0047

上に記載の香料組成物は、シクロヘキサールの匂いの特色を呈するが、香料組成物は、これらの成分のみに限定されない必要がある。香料組成物は、1種または2種以上の追加のフレグランス成分を含有してもよい。

0048

式(I)で表される化合物と調和して使用されてもよい特定の香料成分は、以下:−
アイリス、ミモザ、イラン(Ylang)、ベルガモットジャスミンおよびバラなどから選択される、天然の成分;
シクラメンアルデヒド(103-95-7)、ヒドロキシシトロネラール(107-75-5)、ヒドロキシシトロネラールジエチルアセタール(7779-94-4)、リリアール(80-54-6)、シクロヘキサール(31906-04-4)、シルビアール(Silvial)(6658-48-6)、ボージュナール(Bourgeonal)(18127-01-0)、フロヒドラル(Florhydral)(125109-85-5)およびサイクルマックス(Cyclemax)(7775-00-0)などの、合成ミュゲフレグランス成分;

0049

エチルフェニルアルコール(60-12-8)、ジメチルフェニルエチルカルビノール(103-05-9)、シトロネロール(106-22-9)、ロジノール(106-22-9)、Acet.DMBC(151-05-3)、ゲラニオール(106-24-1)、ネロール(106-25-2)、ネロリドール(7212-44-4)、ネフロソール(Mefrosol)(55066-48-3)、ペオモーサ(Peomosa)(19819-98-8)、シトロネリイソブチラート(97-89-2)およびマジャトール(Majantol)(103694-68-4)などの、バラタイプの調和したフローラル成分;
リナロオール(78-70-6)、ロシトール(Rossitol)(215231-33-7)およびコロナール(Coranol)(83926-73-2)などの、フリージアタイプの調和したフローラル成分;
Alc.桂皮アルコール(104-54-1)、プロピルフェニルアルコール(122-97-4)およびテルピネオール(8000-41-7)などの、ライラックタイプの調和したフローラル成分;

0050

酢酸ベンジル(140-11-4)、へジオン(24851-98-7)、ヘキシルシンナミックアルデヒド(101-86-0)およびアミルシンナミックアルデヒド(122-40-7)などの、ジャスミンタイプの調和したフローラル成分;
スーパーミュゲ(Super Muguet)(26330-65-4)、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセタート(141-92-4)、マグノール(Magnol)(92046-49-6)、ムゲタノール(63767-86-2)、ムゲシア(Mugesia)(56836-93-2)、インドール(120-72-9)およびインドレン(Indolene)(67860-00-8)などの、ミュゲタイプの調和したフローラル成分;

0051

シス3ヘキセノール(cis 3 Hexenol)(928-96-1)、フェニルアセトアルデヒド(122-78-1)、マセアール(Maceal)(67845-30-1)、シス3ヘキセニルアセタート(cis 3 hexenyl acetate)(3681-71-8)、アセタールCD(Acetal CD)(29895-73-6)、プレロン(Precarone)(74499-58-4)、メフラナール(Mefranal)(55066-49-4)、エリンタール(Elintaal)(40910-49-4)、グリコエラール(Glycolierral)(68901-32-6)およびコラノール(Coranol)(83926-73-2)などの、グリーンの調和した成分;

0052

C11ウンデセレンアルデヒド(C11 undecelenic aldehyde)(112-45-8)、C11ウンデシルアルデヒド(112-44-7)、C10アルデヒド(112-31-2)C12 MNAアルデヒド(110-41-8)、トロピオナール(Tropional)(1205-17-0)、シトラール(5392-40-5)、Oxyde de Limette(73018-51-6)、フロルヒドラル(Florhydral)(125109-85-5)、フローラルオゾン(Floralozone)(67634-15-5)、ジヒドロファルネサール(Dihydro Farnesal)(51513-58-7)、ジヒドロファルネソール(Dihydro Farnesal)(51411-24-6)、アドキサール(Adoxal)(141-13-9)、シトロネリルオキシアセトアルデヒド(7492-67-3)、フローラルスーパー(Floral super)(71077-31-1)およびドデセナール(4826-62-4)などの、フレッシュな調和した成分;

0053

イリソン(8013-90-9)およびメチルヨノン(1335-46-2)などの、調和したウッディな成分;
フィソリド(Fixolide)(21145-77-7)、チベトリド(Thibetolide)(106-02-5)、ヘリオトロピン(Heliotropine)(120-57-0)およびバニリン(121-33-5)などの、調和した粉状の成分;ならびに、
フィキシア(Phixia)(107-75-5)、ファルネサール(19317-11-4)、酢酸ファルネシル(29548-30-9)、酢酸ロジニル(141-11-7)、シクロメチレンシトロネロール(15760-18-6)、マイヨール(5502-75-0)、酢酸ミラルジル(Myraldyl acetate)(72403-67-9)およびメロニア(Melonia)(3613-30-7)などの、多様な調和したフローラルな成分
を含み、ここで、分子CAS番号は、括弧内に提供される。

0054

式(I)で表される化合物の匂いの特色に対して特に調和を図ったものとして用いられてもよい前述の香料成分に加えて、香粧品に一般的に使用される他のフレグランス成分は、例えば、エッセンシャルオイル植物抽出物アブソリュート(absolute)、レジノイド天然産物から得られた匂い物質等を含む、「PerfumeおよびFlavour Chemicals」(S. Arctander, Allured Publishing Corporation, 1994,IL, USA)(参照により本明細書に組み込まれる)に記載されたそれら成分のいずれも用いられてもよい。しかしながら、香料組成物は、シクロヘキサールを含有しないか、または、実質的に含有しないことが好ましい。

0055

さらに、香料組成物は、香粧品に一般的に用いられるアジュバントを含んでもよい。用語「アジュバント」は、組成物の匂いの特色以外のまたは該特色に具体的に関しない理由から、香料組成物に用いられる成分を指す。例えば、アジュバントは、香料成分(単数または複数)または前記成分(単数または複数)を含有する組成物を処理するための補助としての役割を果たす成分であってもよいし、あるいは、それは、香料成分またはそれを含有する組成物の取扱いまたは貯蔵性を改善させるものであってもよい。それはまた、色またはテクスチャを与えるなどの追加の利益を提供する成分であってもよい。

0056

それはまた、香料成分または混合物またはそれらを含有する組成物に含有される1種または2種以上の成分に対し、耐光性または化学安定性を与える成分であってもよい。香料混合物またはそれらを含有する組成物に用いられ得るアジュバントの特質およびタイプの詳細な説明は、包括的にはなり得ないが、前記成分が当業者に周知であることは言及される必要がある。アジュバントの例は、溶媒および共溶媒;界面活性剤および乳化剤粘度調整剤およびレオロジー調整剤増粘剤およびゲル化剤防腐材;顔料染料および着色物質増量剤充填剤および強化剤;熱および光の悪影響に対する安定化剤膨張性薬剤酸味料緩衝剤ならびに抗酸化剤を含む。

0057

本発明の特定の態様において、式(I)で表される化合物を含む組成物は、本明細書で定義されるとおり、任意に式(II)で表される化合物またはそれを含有する香料組成物との組み合わせにおいて、抗酸化剤アジュバントを含有する。前記抗酸化剤は、チノガード(Tinogard)(登録商標)TT(BASF)、チノガード(登録商標)Q(BASF)、トコフェロール(その異性体を含む、CAS 59-02-9;364-49-8;18920-62-2;121854-78-2)、2,6−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−メチルフェノール(BHT、CAS 128-37-0)および関連するフェノールヒドロキノン(CAS 121-31-9)から選択されてもよい。より具体的には、クエン酸トリエチル中のチノガードQ(TEC)は、好ましくは、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールの抗酸化剤として使用され得る。抗酸化剤は、生の(neat)化合物5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールにおいて0.5〜3%のレベルで適用されてもよい。

0058

本明細書において上で述べたとおり、あるレベルの化合物(II)は、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)の匂いの特色と調和を図るために用いられ得る。しかしながら、嗅覚的な性質に関する理由から、化合物(II)の該レベルは、高過ぎるべきではなく、好ましくは、本明細書において上で言及されたレベルを逸脱すべきではない。出願人は、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)の過剰な酸化を防ぐための対策が取られていない場合、望ましくないレベルの化合物(II)が生成され得ることを見出した。よって、抗酸化剤は、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)との組み合わせて用いられるべきである。

0059

本発明において用いられる香料成分またはアジュバントのいずれか1種または2種以上は、所望の効果を提供することが所望される場合、送達ビヒクル中に処方されてもよい。送達ビヒクルは、カプセル化を含んでもよい。代わりに、送達ビヒクルは、固体支持体、例えばその上に1種または2種以上の香料成分またはアジュバントが化学的または物理的に結合されていてもよいところのポリマー支持体材料、の形態であってもよい。さらにまた、1種または2種以上の香料成分またはアジュバントは、マトリックス材料中に溶解されていても、分散されていてもよく、該材料は、前記成分(単数または複数)がそれらから発生する速度を制御する役目を果たす。さらなる代わりの態様において、1種または2種以上の成分またはアジュバントは、シクロデキストリンまたはゼオライトまたは他の無機材料などの多孔質基体上に支持されていてもよい。また、さらなる態様において、1種または2種以上の香料成分は、好適な環境において反応して、制御されたやり方で香料成分を放出するであろう前駆香料(pro-perfume)の形態で提供されてもよい。

0060

前述したことを考慮すると、フレグランスであってもよい香料混合物または香料組成物が、少なくとも一部が固体形態ゲル形態泡形態および/または液体形態である。それが固体形態で存在する場合、そのときそれは顆粒粉末または錠剤の形態を取ってもよい。
本明細書に記載の、式(I)で表される化合物、香料混合物または香料組成物は、特徴的な匂いを、ファインフレグランス、パーソナルケアおよび家庭用の組成物などのあらゆる種類の物品へ加えるために用いられてもよい。

0061

本発明の他の側面によると、ミュゲの匂いを組成物へ与える方法が提供され、該方法は、前記組成物へ式(I)の化合物、香料混合物または前記化合物を含有する香料組成物を加えるステップを含む。

0062

パーソナルケアおよび家庭用の組成物は、これらに限定されないが、繊維処置製品、アイロン補助品、ふきん洗濯洗剤、特に硬いおよび/または柔らかい表面用洗浄剤家庭用洗剤ケア製品、洗浄ケア製品、洗濯ケア製品、部屋芳香剤およびエアフレッシュナーコンディショナー着色剤衣類用コンディショナー、コンディショニング基剤薬剤作物保護製品、艶出し剤食品化粧品肥料建築材料接着剤漂白剤脱灰剤自動車ケア製品、床ケア製品、調理器具ケア製品、革ケア製品または家具ケア製品、研磨剤殺菌剤、芳香剤、かび取り剤、および/または、前述した製品の前身を含む。

0063

当業者は、香料成分、混合物および組成物の、パーソナルケアおよび家庭用の組成物への適用について充分に認識しており、かかる組成物の極めて詳細な説明は、ここでは必要なこととされていない。しかしながら、言及され得る具体的な組成物は、洗浄用組成物;自動車ケア用組成物化粧用組成物;繊維処置用組成物;ならびに、エアフレッシュナーおよびエアケア用組成物を含む。

0064

洗浄剤は以下:−
トイレ用洗剤または化粧室洗剤言い換えれば、洗面ボウルおよび便器を洗浄するための製品であって、これらの製品は、好ましくは、粉末、ブロック、錠剤または液体、好ましくはゲルの形態で供給される。界面活性剤などの他の典型的な成分の他に、それらは一般に、水垢または尿による(urine scale)を除去するために、例えばクエン酸および/または乳酸などの有機酸、あるいは、硫酸水素ナトリウムアミド硫酸またはリン酸を含む;

0065

パイプ洗浄剤または配水管洗浄剤。これらは典型的には、毛、脂肪食物残渣石鹸付着物等の有機材料を含むパイプ詰まりを除去する役目を一般に果たす強アルカリ性の製品である。Al粉末またはZn粉末の添加は、発泡効果によるH2ガスの形成に役立つことがある。可能な成分は一般的に、アルカリアルカリ塩、酸化剤および中性塩である。粉末形態供給形態はまた、好ましくは、硝酸ナトリウムおよび塩化ナトリウムも含む。液体形態のパイプ洗浄剤はまた、好ましくは、次亜塩素酸塩も含む。酵素ベースの配水管洗剤もまた同様である。酸性の製品も同様に可能である;

0066

万能または多目的または汎用の洗剤。これらは、濡れまたは湿りをしっかり拭くことができる家庭用および商業用のあらゆる硬表面に広く使用され得る洗剤である。一般的に言えば、それらは、中性またはわずかにアルカリ性またはわずかに酸性の製品、特に液体製品である。多目的または汎用の洗剤は一般に、界面活性剤、ビルダー(builder)、溶媒およびヒドロトロープ、染料、防腐剤等を含有する。

0067

特別な殺菌特性を有する多目的洗剤。それらは加えて、活性抗菌性成分(例えばアルデヒド、アルコール、第4級アンモニウム化合物両性界面活性剤トリクロサン)を含む;

0068

衛生洗剤。これらは、浴室および化粧室において洗浄するための製品である。アルカリ性の衛生洗剤は、好ましくは脂肪質の染み(fatty soiling)を除去するために使用されるが、酸性の衛生洗剤は、特に水垢を除去するために用いられる。衛生洗剤はまた、有利には、相当の殺菌作用、特に塩素を含有する強アルカリ性の衛生洗剤をも有する;

0069

ゲルまたは泡状スプレーの形態で供給されてもよいオーブン洗剤またはグリル洗剤。それらは一般に、付着した焦げ(burnt-on)または炭化した食物残渣を除去する役目を果たす。オーブン洗剤として、好ましくは、例えば水酸化ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム2−アミノエタノールを使用して強アルカリ性の製剤が与えられる。加えて、それらは一般に、アニオン性および/または非イオン性の界面活性剤、水溶性溶媒、ならびに、いくつかのケースにおいて、ポリカルボキシラートおよびカルボキシメチルセルロースなどの増粘剤を含有する;

0070

金属艶出し剤。これらは、ステンレス鋼または銀などの特定のタイプの金属のための洗剤である。ステンレス鋼洗剤は好ましくは、酸(好ましくは最大3重量%まで、例えばクエン酸、乳酸)、界面活性剤(特に最大5重量%まで、好ましくは非イオン性および/またはアニオン性の界面活性剤)および水の他に、脂肪質の染みを除去するため、同様に溶媒も(好ましくは最大15重量%まで)、増粘剤および防腐剤などのさらなる化合物もまた、含有する。微細艶出し構造物はさらに、好ましくは光沢ステンレス鋼表面用の製品に含まれる。同様にして、銀艶出し剤は、酸性製剤中に提供されてもよい。特に、例えば硫化銀黒色付着物を除去するために、それらは、好ましくは、錯化剤(例えばチオ尿素チオ硫酸ナトリウム)を含有する。典型的な供給形態は、艶出し布ディッピングバスペーストおよび液体である。暗色への変色(酸化層)は、銅洗剤および非鉄金属洗剤(例えば真ちゅう用および青銅用)を使用して除去される。それらは一般に、弱アルカリ性製剤(好ましくはアンモニアとともに)を有し、一般に、艶出し剤および、好ましくはアンモニウム石鹸および/または錯化剤もまた、含有する;

0071

ガラス洗剤および窓洗剤。これらの製品は好ましくは、ガラス表面から、汚れ、特に頑固な汚れ、を除去する役目を果たす。好ましくは、それらは、アニオン性および/または非イオン性の界面活性剤(特に最大5重量%まで)、アンモニアおよび/またはエタノールアミン(特に最大1重量%まで)、エタノールおよび/または2−プロパノールグリコールエーテル(特に10〜30重量%)、水、防腐剤、染料、防曇剤(anti-misting agent)等の化合物を含有する;ならびに特殊目的のための洗浄剤、例えば、ガラスセラミック製ホブのための洗浄剤、またカーペット洗剤およびシミ抜き剤も、である、
を含む。

0072

自動車ケア製品は、以下:−
塗料保存剤、塗料艶出し剤、塗料洗剤、洗浄保存剤、洗車シャンプー、自動車洗浄およびワックス製品トリム金属用艶出し剤、トリム金属用保護フィルムプラスチック洗剤、タール除去剤スクリーン洗剤、エンジン洗剤等
を含む。

0073

化粧品は以下:−
(a)化粧用スキンケア製品、特に、浴室用製品、肌洗浄およびクレンジング製品、スキンケア製品、アイメイクリップケア製品、ネイルケア製品、デリケートゾーンケア製品、フットケア製品;
(b)具体的な効果を有する化粧品、特に、日焼け止め剤日焼け製品、脱色素製品、デオドラント制汗剤脱毛剤シェービング製品、香料;
(c)化粧用デンタルケア製品、特に、デンタルおよびオーラルケア製品トゥースケア製品、義歯用洗浄剤、義歯用接着剤;ならびに、
(d)化粧用ヘアケア製品、特に、ヘアシャンプー、ヘアケア製品、ヘアセッティング製品、整髪料およびヘアカラー製品
を含む。

0074

繊維処置製品は以下:−
例えば液体または固体の形態の、浄化剤または衣類用コンディショナー
を含む。

0075

エアフレッシュナーおよび部屋芳香剤は以下:−
有利には、極めて少量であっても不快な匂いを隠すことができる、揮発性の、および、通常心地良い匂いのする化合物を好ましくは含有する製品を含む。生活圏のためのエアフレッシュナーは、特に、松葉油、シトラス油、ユーカリ油ラベンダー油等の天然および合成のエッセンシャルオイルを、例えば最大50重量%までの量で含有する。エアロゾルとしては、それらは、より少量のかかるエッセンシャルオイルを、例として5重量%未満または2重量%未満で含有する傾向があるが、加えて、アセトアルデヒド(特に<0.5重量%)、イソプロピルアルコール(特に<5重量%)、鉱油(特に<5重量%)および噴射剤などの化合物も含む。他の提示形態は、スティックおよびブロックを含む。

0076

それらは、エッセンシャルオイルを含むゲル状濃縮物を典型的には使用して、製造される。ホルムアルデヒド(防腐用)およびクロロフィル(好ましくは<5重量%)、またさらなる成分も加えることもまた可能である。しかしながら、エアフレッシュナーは、生活圏に制限されないが、自動車、食器棚食器洗浄機冷蔵庫またはをも対象としてもよく、電気掃除機におけるそれらの使用にさえも可能である。家庭においては(例えば食器棚においては)、例えば、匂いの向上剤に加え、殺菌剤も同様に用いられ、リン酸カルシウムタルクステアリンなどの化合物およびエッセンシャルオイルを好ましくは含有し、これらの製品は例えば小袋などの形態を取る、
を含む。
ここから、本発明をさらに説明するのに役立つ一連の例が続く。

0077

例1
(E/Z)−5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)
a)2,6−ジメチルオクタ−7−イン−2,6−ジオール(2)
反応器に水(1593ml)を入れ、硫酸(875g、8.7mol)を加えた。溶液を20℃まで冷却した。3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−イン−3−オール(1、2.45kg、16.1mol)を加え、混合物を25℃で48時間撹拌した。

0078

水(1.5l)およびメチルtert.−ブチルエーテル(1.6l)を加え、混合物を10分間撹拌した。層を分離し、水層をメチルtert.−ブチルエーテル(1.6l)で抽出した。有機層を合わせ、2MのNaOH(250ml、pH0)で、飽和KHCO3溶液(700ml、pH8〜9)およびブライン(800ml)で、洗浄した。溶液をMgSO4上で乾燥させ、真空濃縮した。残渣の3,7−ジメチルオクタ−6−エン−1−イン−3−オールおよび揮発性の副生成物を、20cmのVigreuxカラムで蒸留することにより(0.4mbarで、b.p.35〜104℃)除去した。粗生成物を、一掃フィルム(wipe-film)蒸留を行うことで(0.06mbarで150℃)、淡黄色液体として(2)(1642g、69%収率)が得られた。生成物は、静置させて(upon standing)結晶化させる。サンプルをヘキサンから結晶化させることで、白色結晶、m.p.48〜49℃が得られた。

0079

0080

b)2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2,6−ジオール(3)
曝気撹拌機を備えた反応器に、2,6−ジメチルオクタ−7−イン−2,6−ジオール(2、2.4kg、14.1mol)およびトルエン(1.8l)を入れた。鉛で被毒された活性炭上のパラジウムリンドラー触媒、25g)を加え、反応器を、先ずは不活性ガスで、次いで水素で、フラッシュした。混合物を、理論量の水素が消費されるまで、0.1〜0.2barで7.5時間水素化した。反応の間中、温度を、水浴により34〜40℃に保った。反応終了時のGCによる分析から、6%超の副生成物が水素化されていることがわかった。触媒を濾過によって除去し、(3)のトルエン溶液を、さらなる処置をせずに次の合成ステップのために使用した。(3)のサンプルを、分光分析のため、ヘキサンから再結晶化した。m.p.46〜47℃。

0081

0082

c)(E/Z)−5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アール(I)
撹拌機を有する圧力容器(Buechi、5000ml)に、以前の水素化反応からのトルエン中2,6−ジメチルオクタ−7−エン−2,6−ジオールの混合物(3、2.25l、7mol)、エチルビニルエーテル(1.26kg、17mol)およびフェニルホスホン酸(13g、82mmol)を加えた。オートクレーブをフラッシュし、窒素により予め2barまで加圧し、150℃まで(圧力4〜6bar)30分間加熱した。次いで温度を175℃まで上げ(圧力8〜10bar)、50分間維持した。反応混合物を冷却し、10lのジャケット付(jacketed)反応器へ移した。水(3l)およびHCl(2M、300ml)を加え、GC分析から混合物中の(I)で表されるアセタールが完全に加水分解されたことがわかるまで、混合物を50℃で撹拌した。混合物を飽和水性KHCO3溶液で中和し、層を分離した。水層をMtBEで抽出し、有機層を合わせ、酢酸(10%、500ml)で洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、真空濃縮した。粗生成物を、一掃フィルム蒸留(150℃、0.06mbar)を行うことで、淡オレンジ色液体として(I)が得られた(1077g、78%収率)。

0083

粗材料を、Sulzerパッキングを備えた50cmの1’直径カラムで蒸留することにより(b.p.109℃、0.05bar)、嗅覚的に純粋な(I)が得られた(514g、37%収率)。屈折率



匂い:フローラル、グリーン、ミュゲ、ヒドロキシシトロネラールの側面

0084

報告したNMRスペクトルは、特に明記しない限り、CDCl3中400MHzで測定した;化学シフトTMSより低磁場のppmで;カップリング定数JはHzで、報告する。GC/MS分析は、特に明記しない限り、ZB-5カラムを使用して実行した。全ての精製された生成物は、結晶化し白色固体として単離するか、または、真空下での蒸留により精製し、無色油として単離するか、のいずれかを行い、純度はGC/MSにより確認した。嗅覚的な評価のためのサンプルは、Sulzerパッキングを備えた蒸留カラムでの精留によって精製した。

0085

例2
本例は、GB 981,702の例27の手法に従い、生成物を単離し特徴付けした。

0086

結晶性のヒドロキシリナロオール(171g、0.993mol、m.p.46〜47℃)をエチルビニルエーテル(240g、3.325mol)に溶解し、PARRオートクレーブ中に置いた。リン酸(0.6g)を加え、混合物を180℃で30分間加熱した。混合物を室温まで冷却し、トリエチルアミン(2.4ml)で中和し、真空濃縮した(100℃、14mm)。残渣(205.6g)を、亜硫酸ナトリウム(500g)および水(2000ml)の混合物へ加え、1時間撹拌した。pHを、酢酸(2g)を加えて7に設定し、次いで混合物をMtBEで3回抽出した。合わせたエーテル抽出物を真空濃縮して、非アルデヒドの構成要素が得られた(90.6g)。本特許において、本発明者らは、44gの非アルデヒドの材料であることを報告した。

0087

水層を、30%のNaOH(1000ml)で、混合物を/水浴で冷却しながら、処置した。次いで、混合物(pH14)をMtBEで3回抽出し、有機層を合わせ、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、濃縮した。暗色の粘稠な残渣(91.3g)を(本特許において本発明者らは182gであると報告した)、アセトン(500ml)に溶解し、10%の硫酸(200ml)を加えた。混合物を終夜静置させたままにした。次いで混合物を、水(2000ml)で希釈し、MtBEで5回抽出した。合わせたエーテル抽出物を重炭酸ナトリウムで洗浄し、真空濃縮した。粗材料を、蒸留により精製することで(bp.85℃、0.5mbar)、(E/Z)−5,9−ジメチルデカ−4,8−ジエナールおよび(E/Z)−5,9−ジメチルデカ−4,9−ジエナールの均等に分配された混合物が得られた(5.66g、3.16%収率)。屈折率:nD20 1.4682

0088

匂い:フルーティ、シトラス、ファッティ、アルデヒドの、メタリック、わずかにホットアイロン、長く残る

0089

例3
撹拌機、濃縮機および滴下漏斗が装着された1000mLの多頚フラスコへ、180gトルエン中180gヒドロキシリナロオール;0.9gリン酸(85%);および0.3gトリエタノールアミンの溶液を入れる。フラスコを、撹拌しながら125℃まで加熱し、150gジエチレングリコールジビニルエーテルを2時間にわたって加え、混合物を、この温度を維持しながら撹拌する。添加後、10gのトルエンをフラスコへ加え、混合物を、同じ温度でさらに2.5時間撹拌する。その後、反応混合物を、120g水中10g塩化ナトリウムの溶液により70℃で3回洗浄する。重炭酸ナトリウムおよび水の10%水溶液で洗浄後、トルエンを分留し、残渣を真空下で分画することで、無色〜浅黄色の油として(E&Z)−9−ヒドロキシ−5,9−ジメチルデカ−4−エナールが得られる。

0090

例4
メタ重亜硫酸ナトリウム(9.59g)を水に溶解し、9−ヒドロキシ−5,9−ジメチルデカ−4−エナール(10g)をそこへ加えた。エタノール(10ml)を溶液へ加えた。混合物が不透明になった。混合物を室温で30分間撹拌した。有機材料のGC分析から、ほぼ全てのアルデヒドが、そのスルホナート付加体の形態で水相に存在することがわかった。混合物をさらに30分間撹拌した後、50mlのMtBEを加えた。層を分離し、水層を、10mlのMtBEでもう2回抽出した。水相のpHは4.4であった。一部を取り、凍結乾燥させ、分析に供した:

0091

0092

その後、残っているサンプルへ、水中15%の炭酸ナトリウムを小分けにして加えた。ガスの発生によって、スルホナートが分解したことが示された。pHは7.1であった。より多くの炭酸ナトリウムを、混合物のpHが9.45に達するまで、小分けにして加えた後、混合物を40℃まで30分間加温した。わずかに塩基性の水溶液を、MtBEによる抽出によってワークアップし、有機相を合わせ、10%の酢酸で洗浄し、乾燥させ、濃縮することで、再度9−ヒドロキシ−5,9−ジメチルデカ−4−エナールが得られた。

0093

例5

0094

ファインフレグランスにおける適用
2種のファインフレグランス、シクロヘキサールを含有する男性タイプ1つおよび女性タイプ1つを、比較製剤として使用した。
男性タイプおよび女性タイプの両方のフレグランスを、シクロヘキサールを除去し、それを上表に記載の等量のフレグランス組成物と置き換えることによって、改変することで、3種の改変された男性タイプの香水と3種の改変された女性タイプの香水とを提供した。

0095

改変されたフレグランスおよび比較製剤を夫々、吸い取り紙の上に置いた。改変されたフレグランスおよび比較製剤の匂いの特色を、直ちに、および、4時間蒸発後に、熟練したパフューマーらのパネル査定した。
改変された全てのフレグランスが、比較製剤の匂いの特色と酷似していると査定された。これは、表に記載の香料の処方が、ファイン香粧品の設定においてシクロヘキサールの代替物として好適であることを実証している。

0096

衣類用柔軟剤における適用
香りを付けられていない衣類用柔軟剤の基剤に、シクロヘキサールで香りを付けて比較製剤を形成し、および、類似の量の上表に記載の各香料組成物で香りを付けて試験製剤を製造した。香りを付けられた衣類用柔軟剤組成物を水中に希釈し、これらの希釈された組成物の匂いの特色を、熟練されたパフューマーらのパネルが査定した。

0097

パネルによる査定から、試験製剤は、比較製剤と酷似する匂いの特色を呈することが見出された。これは、表に記載の香料の処方が、衣類用柔軟剤の設定においてシクロヘキサールの代替物として好適であることを実証している。

0098

シャワー用ゲルにおける適用
香りを付けられていないシャワー用ゲルの基剤に、シクロヘキサールで香りを付けて比較製剤を形成し、および、類似の量の上表に記載の各香料組成物で香りを付けて試験製剤を製造した。香りを付けられたシャワー用ゲル組成物を水中に希釈し、これらの希釈された組成物の匂いの特色を、熟練されたパフューマーらのパネルが査定した。

0099

パネルによる査定から、試験製剤は、比較製剤と酷似する匂いの特徴を呈することが見出された。これは、表に記載の香料の処方が、シャワー用ゲルの設定においてシクロヘキサールの代替物として好適であることを実証している。

0100

シャンプーにおける適用
香りを付けられていないシャンプーの基剤に、シクロヘキサールで香りを付けて比較製剤を形成し、および、類似の量の上表に記載の各香料組成物で香りを付けて試験製剤を製造した。このように香りを付けられたシャンプー組成物を水中に希釈し、これらの希釈された組成物の匂いの特色を、熟練されたパフューマーらのパネルが査定した。

0101

パネルによる査定から、試験製剤は、比較製剤と酷似する匂いの特徴を呈することが見出された。これは、表に記載の香料の処方が、シャンプーの設定においてシクロヘキサールの代替物として好適であることを実証している。

0102

例6
以下の香料製剤において、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールまたは例5に記載の混合物と、シクロヘキサール(Lyral(商標))とは代替可能な成分である。5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールが、シクロヘキサールのように、フレグランス組成物の本体、拡散性およびラジアンス(radiance)へ加わる。

0103

0104

例7
以下の香料製剤において、5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールまたは例5に記載の混合物と、シクロヘキサール(Lyral(商標))とは代替可能な成分である。5,9−ジメチル−9−ヒドロキシ−デセン−4−アールが、シクロヘキサールのように、フレグランス組成物の本体、拡散性およびラジアンスへ加わる。

0105

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