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図面 (16)

課題・解決手段

本明細書で特徴付けるのは、例えば眼送達のために設計されたビヒクル製剤及びキメラサイトカインを含有する製剤である。

概要

背景

インターロイキン−1アルファIL−1α)及びベータ(IL−1β)は、免疫調節サイトカインのIL−1ファミリーメンバーである。9種の推定若しくは証明されたアゴニスト(IL−1α、IL−1β、IL−18、IL−36α(IL−1F6)、IL−36β(IL−1F8)、IL−36γ(IL−1F9)、IL−33、IL−1F7及びIL−1F10)並びに2種の天然アンタゴニスト(IL−1Ra及びIL36Ra(IL−1F5))である、インターロイキン−1サイトカインファミリーの少なくとも11種のヒトメンバーが同定されている。

IL−1α及びIL−1βは免疫系を調節する際に役割を果たし、重大な炎症性眼障害を含む炎症性眼疾患関係付けられてきた。そこで、IL−1阻害剤を眼投与するためのより優れた方法及び物質が必要とされる。

組み換えIL1−Ra分子であるアナキンラ(Kineret(登録商標)、Amgen社、カリフォルニア州サウザンドオークス)は、関節リウマチ及び新生児期発症臓器炎症性疾患(NOMID)と呼ばれるクリオピリン関連周期性症候群CAPS)を治療する際に使用するために承認されている。アナキンラは、連日皮下投与するための無菌、透明で無色から白色がかった、保存料を含まない液剤として27ゲージ針を備える使い捨てガラス注射器として供給されている。Kineret(登録商標)は、注射用水中に100mgのアナキンラ、1.29mgのクエン酸ナトリウム、5.48mgの塩化ナトリウム、0.12mgの二ナトリウムEDTA及び0.70mgのポリソルベート80を含有するpH6.5の0.67mLの液剤として調製される。2〜8℃で保管するように勧告されている。Kineret(登録商標)は、眼投与のためには承認されていない。

概要

本明細書で特徴付けるのは、例えば眼送達のために設計されたビヒクル製剤及びキメラサイトカインを含有する製剤である。

目的

図5Aにおけるグラフの負の一次導関数(負の一次導関数は融解温度の改良された可視化を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
4件

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請求項1

8〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム若しくはリン酸ナトリウム;4%〜6%(w/v)のソルビトール;0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む水性製剤であって、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムも含んでいてもよく、5.5〜7.5のpHを有する、及び眼障害治療するために有効である水性製剤。

請求項2

5.5〜6.5のpHを有する、請求項1に記載の水性製剤。

請求項3

治療用タンパク質を実質的に含まない、請求項1又は2に記載の水性製剤。

請求項4

8〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム;4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール;及び0.09〜0.11%の濃度のポロキサマー188を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項5

9〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム;4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール、及び0.09〜0.11%の濃度のポロキサマー188からなる、請求項4に記載の水性製剤。

請求項6

9〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム;4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール、及び0.09%〜0.11%の濃度のポロキサマー188からなる、請求項5に記載の水性製剤。

請求項7

0.1〜1%の濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウムを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項8

9〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム;4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール;及び0.09〜0.11%の濃度のポロキサマー188を含む水性製剤であって、5.7〜6.3のpHを有する、治療用タンパク質を実質的に含んでいない、及び眼障害を治療するために有効である水性製剤。

請求項9

前記眼障害はドライアイ疾患である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項10

眼痛若しくは眼のただれ、OSDIスコア及び/又は角膜フルオレセイン染色(CFS)スコアを減少させるために有効である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項11

眼痛若しくは眼のただれは視覚アナログ尺度又はOSDIからの質問票を使用して評価される、請求項10に記載の水性製剤。

請求項12

1〜50mg/mLのIL−1β/IL−1Raキメラサイトカインタンパク質(例えば、P01、P02、P03、P04、P05、P06若しくはP07);クエン酸ナトリウム及びリン酸ナトリウムから選択される緩衝剤;例えば、3.5〜6.5%(w/v)の濃度のソルビトール;例えば、0.07〜0.13%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む水性製剤であって、及びカルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)を含んでいてもよく、5.5〜7.5のpHを有する水性製剤。

請求項13

前記キメラサイトカインタンパク質はP05である、請求項12に記載の水性製剤。

請求項14

1〜20mg/mLのP05を含む、請求項13に記載の水性製剤。

請求項15

3〜7mg/mLのP05を含む、請求項13に記載の水性製剤。

請求項16

4〜6mg/mLのP05を含む、請求項13に記載の水性製剤。

請求項17

クエン酸ナトリウム及び/又はリン酸ナトリウムを5mM〜15mMの総濃度で含む、請求項13に記載の水性製剤。

請求項18

前記クエン酸ナトリウムは5mM〜15mMの濃度で存在する、請求項12〜17のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項19

前記クエン酸ナトリウムは8mM〜12mMの濃度で存在する、請求項18に記載の水性製剤。

請求項20

前記クエン酸ナトリウムは9mM〜11mMの濃度で存在する、請求項18に記載の水性製剤。

請求項21

前記ポロキサマー188は0.05%〜0.15%(w/v)の濃度で存在する、請求項12〜20のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項22

前記ポロキサマー188は0.08%〜0.12%(w/v)の濃度で存在する、請求項21に記載の水性製剤。

請求項23

前記ポロキサマー188は0.09%〜0.11%(w/v)の濃度で存在する、請求項20に記載の水性製剤。

請求項24

前記ソルビトールは2.5%〜7.5%(w/v)の濃度で存在する、請求項12〜23のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項25

前記ソルビトールは4%〜6%(w/v)の濃度で存在する、請求項24に記載の水性製剤。

請求項26

前記ソルビトールは4.5〜5.5%(w/v)の濃度で存在する、請求項24に記載の水性製剤。

請求項27

1〜25mg/mLのP05;8mM〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム若しくはリン酸ナトリウム;4%〜6%(w/v)のソルビトール;0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む水性製剤であって、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを含んでいてもよく、5.5〜7.5のpHを有する水性製剤。

請求項28

1mg/mL〜25mg/mLのP05;8〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム;4%〜6%(w/v)のソルビトール;及び0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む、又はそれらからなる水性製剤であって、5.5〜7.5のpHを有する水性製剤。

請求項29

1mg/mL〜25mg/mLのP05;9mM〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム;4.5%〜5.5%(w/v)のソルビトール;及び0.09%〜0.11%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む、又はそれらからなる水性製剤であって、5.7〜6.3のpHを有する水性製剤。

請求項30

4〜6mg/mLのP05;9〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム;4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール;及び0.09〜0.11%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む、又はそれらからなる水性製剤であって、5.7〜6.3のpHを有する水性製剤。

請求項31

270〜370mOsm/kgのオスモル濃度を有する、請求項12〜30のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項32

眼に投与するために適合する、請求項1〜31のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項33

眼に局所投与するために適合する、請求項30に記載の水性製剤。

請求項34

増粘剤を含まない、例えばCMCを含まない、請求項1〜4及び8〜33のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項35

さらにアミノ酸、例えばアルギニングルタミン酸ヒスチジン若しくはメチオニンを含む、請求項12〜34のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項36

さらにメチオニンを含む、請求項12〜34のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項37

前記メチオニンは1〜20mMの濃度で存在する、請求項36に記載の水性製剤。

請求項38

前記水性製剤が例えば25℃で少なくとも4週間保管された場合に、メチオニンを含まない対応する水性製剤に比較して酸化が減少する、請求項36又は37に記載の水性製剤。

請求項39

前記水性製剤が多用量容器内で保管された場合に、メチオニンを含まない対応する水性製剤に比較して酸化が減少する、請求項38に記載の水性製剤。

請求項40

前記水性製剤の酸化はRP−HPLCを使用して評価される、請求項38又は39に記載の水性製剤。

請求項41

掩蔽粒子計数試験を使用して評価して、≧10μmの粒子に対して50個/mL以下の粒子及び≧25μmの粒子に対して5個/mL以下の粒子を有する、請求項12〜40のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項42

室温、例えば25℃で4時間にわたり前記タンパク質溶液ボルテックスミキサーにかけた後の凝集形に比較して、タンパク質の>90%のモノマー形の存在によって指示されるように安定である、請求項12〜41のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項43

凝集形に比較した前記タンパク質の前記モノマー形のパーセンテージはSEC−HPLCを使用して評価される、請求項42に記載の水性製剤。

請求項44

2〜8℃及び60%の相対湿度で少なくとも5カ月間にわたり保管された後に安定である、請求項12〜43のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項45

周囲条件下、例えば室温、例えば25℃で少なくとも5カ月間保管された後に安定である、請求項12〜44のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項46

2〜8℃及び60%の相対湿度で少なくとも4カ月間にわたり保管された後に安定である、請求項12〜45のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項47

周囲条件下、例えば室温、例えば25℃で少なくとも4カ月間保管された後に安定である、請求項12〜46のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項48

2〜8℃及び60%の相対湿度で少なくとも3カ月間保管された後に安定である、請求項12〜47のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項49

周囲条件下、例えば室温、例えば25℃で少なくとも3カ月間保管された後に安定である、請求項12〜48のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項50

2〜8℃及び60%の相対湿度で少なくとも2カ月間にわたり保管された後に安定である、請求項12〜49のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項51

周囲条件下、例えば室温、例えば25℃で少なくとも2カ月間保管された後に安定である、請求項12〜50のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項52

2〜8℃及び60%の相対湿度で少なくとも1カ月間にわたり保管された後に安定である、請求項12〜51のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項53

周囲条件下、例えば室温、例えば25℃で少なくとも1カ月間保管された後に安定である、請求項12〜52のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項54

顕微鏡粒子計数試験を使用して評価して、≧10μmの粒子に対して50個/mL以下の粒子、≧25μmの粒子に対して5個/mL以下の粒子及び≧50μmの粒子に対して2個/mL以下の粒子の存在によって指示されるように安定である、請求項12〜53のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項55

SEC−HPLCを使用して評価した凝集形に比較して前記タンパク質の>90%のモノマー形の存在によって指示されるように安定である、請求項12〜54のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項56

還元SDS−PAGEにおける参照標準物質への主バンド適合度によって指示されるように安定である、請求項12〜55のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項57

非還元SDS−PAGEにおける参照標準物質への主バンドの適合度によって指示されるように安定である、請求項12〜56のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項58

前記水性製剤を弱カチオン交換HPLC(WCEX−HPLC)を使用して評価した場合に、85%以上の主ピークによって指示されるように安定である、請求項12〜57のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項59

P05を含み、WCEX−HPLCを使用して評価されるように10%未満のP05のdes−Ala形の存在によって指示されるように安定である、請求項58に記載の水性製剤。

請求項60

ブローフィルシール容器内に包装される、請求項12〜59のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項61

前記保管はブローフィルシール容器内での保管である、請求項44〜53のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項62

治療方法であって、IL−1関連障害を有する被験者に請求項1〜61のいずれか一項に記載の水性製剤を投与する工程を含み、それにより前記IL−1関連障害を治療する方法。

請求項63

前記IL−1関連障害はドライアイ障害である、請求項62に記載の治療方法。

請求項64

眼障害、例えばドライアイ障害を治療する方法であって、前記眼障害、例えば前記ドライアイ障害を有する被験者に、8mM〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム若しくはリン酸ナトリウム;4%〜6%(w/v)のソルビトール;0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む水性製剤であって、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを含んでいてもよく、5.5〜7.5のpHを有する、及び治療用タンパク質を実質的に含まない水性製剤を投与する工程を含み、それにより前記ドライアイ障害を治療する方法。

請求項65

前記水性製剤は、8mM〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5%〜5.5%(w/v)のソルビトール及び0.09%〜0.11%の濃度のポロキサマー188を含む、請求項64に記載の治療方法。

請求項66

前記水性製剤は、8〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール及び0.09〜0.11%の濃度のポロキサマー188からなる、請求項64に記載の治療方法。

請求項67

ドライアイ障害を治療する方法であって、ドライアイ障害を有する被験者に1〜25mg/mLのP05;8mM〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム若しくはリン酸ナトリウム;4%〜6%(w/v)のソルビトール;0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む水性製剤であって、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを含んでいてもよく、5.5〜7.5のpHを有する水性製剤を投与する工程を含み、それにより前記ドライアイ障害を治療する方法。

請求項68

ドライアイ障害を治療する方法であって、ドライアイ障害を有する被験者に1mg/mL〜25mg/mLのP05;8mM〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム;4%〜6%(w/v)のソルビトール;及び0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188からなる水性製剤であって、5.5〜7.5のpHを有する水性製剤を投与する工程を含み、それにより前記ドライアイ障害を治療する方法。

請求項69

ドライアイ障害を治療する方法であって、ドライアイ障害を有する被験者に1mg/mL〜25mg/mLのP05;9mM〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム;4.5%〜5.5%(w/v)のソルビトール;及び0.09%〜0.11%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む、又はそれらからなる水性製剤であって、5.7〜6.3のpHを有する水性製剤を投与する工程を含み、それにより前記ドライアイ障害を治療する方法。

請求項70

眼痛若しくは眼のただれ、OSDIスコア及び/又は角膜フルオレセイン染色(CFS)スコアを減少させるために有効である、請求項62〜69のいずれか一項に記載の治療方法。

請求項71

眼痛若しくは眼のただれは視覚アナログ尺度又はOSDIからの質問票を使用して評価される、請求項70に記載の治療方法。

請求項72

前記水性製剤は1日1〜5回投与される、請求項62〜70のいずれか一項に記載の治療方法。

請求項73

前記水性製剤は局所投与される、請求項62〜72のいずれか一項に記載の治療方法。

請求項74

前記水性製剤は眼に局所投与される、請求項73に記載の治療方法。

請求項75

前記水性製剤は1日3回投与される、請求項62〜74のいずれか一項に記載の治療方法。

請求項76

前記水性製剤は随意に投与される、請求項62〜71又は73〜74のいずれか一項に記載の治療方法。

請求項77

請求項1〜61のいずれか一項に記載の水性製剤を含む容器又はデバイス

請求項78

25℃で少なくとも2週間、例えば少なくとも4週間保管されており、微粒子物質を実質的に含まない、請求項77に記載の容器又はデバイス。

請求項79

請求項1〜61のいずれか一項に記載の水性製剤を含むブローフィルシール容器。

請求項80

請求項1〜61のいずれか一項に記載の水性製剤を含む多用量容器。

請求項81

請求項35〜40の水性製剤を含む多用量容器。

請求項82

請求項1〜61のいずれか一項に記載の水性製剤を含む薬物送達デバイス

請求項83

ブローフィルシール容器である、請求項82に記載の薬物送達デバイス。

請求項84

不活性ガス、例えば窒素若しくはアルゴンを含有していてもよいパウチ中に密封される、請求項77〜83のいずれか一項に記載の容器又はデバイス。

請求項85

IL−1関連障害、例えばドライアイ障害を治療する際に使用するための、請求項1〜61のいずれか一項に記載の水性製剤。

請求項86

被験者におけるIL−1関連障害を治療するための医薬品の製造における、請求項1〜61のいずれか一項に記載の水性製剤の使用。

請求項87

請求項1〜61のいずれか一項に記載の水性製剤を含む容器又はデバイスを含むキットであって、及び取扱説明書も含んでいてもよいキット。

技術分野

0001

関連出願
本出願は、全内容が本明細書に全体として組み込まれる2013年3月13日出願の米国仮特許出願第61/779974号明細書に対する優先権を主張するものである。
配列表
本出願は、ASCIIフォーマット電子的に提出されている、これにより全体として参照により本明細書に組み込まれる配列表を含有する。2014年3月12日に作成された上記のASCIIのコピーは、D2046−7050WO_SL.txtと名付けられており、サイズは28,329バイトである。
本発明は、例えばIL−1阻害剤のための治療用組成物及び製剤に関する。

背景技術

0002

インターロイキン−1アルファ(IL−1α)及びベータ(IL−1β)は、免疫調節サイトカインのIL−1ファミリーメンバーである。9種の推定若しくは証明されたアゴニスト(IL−1α、IL−1β、IL−18、IL−36α(IL−1F6)、IL−36β(IL−1F8)、IL−36γ(IL−1F9)、IL−33、IL−1F7及びIL−1F10)並びに2種の天然アンタゴニスト(IL−1Ra及びIL36Ra(IL−1F5))である、インターロイキン−1サイトカインファミリーの少なくとも11種のヒトメンバーが同定されている。

0003

IL−1α及びIL−1βは免疫系を調節する際に役割を果たし、重大な炎症性眼障害を含む炎症性眼疾患関係付けられてきた。そこで、IL−1阻害剤を眼投与するためのより優れた方法及び物質が必要とされる。

0004

組み換えIL1−Ra分子であるアナキンラ(Kineret(登録商標)、Amgen社、カリフォルニア州サウザンドオークス)は、関節リウマチ及び新生児期発症臓器炎症性疾患(NOMID)と呼ばれるクリオピリン関連周期性症候群CAPS)を治療する際に使用するために承認されている。アナキンラは、連日皮下投与するための無菌、透明で無色から白色がかった、保存料を含まない液剤として27ゲージ針を備える使い捨てガラス注射器として供給されている。Kineret(登録商標)は、注射用水中に100mgのアナキンラ、1.29mgのクエン酸ナトリウム、5.48mgの塩化ナトリウム、0.12mgの二ナトリウムEDTA及び0.70mgのポリソルベート80を含有するpH6.5の0.67mLの液剤として調製される。2〜8℃で保管するように勧告されている。Kineret(登録商標)は、眼投与のためには承認されていない。

課題を解決するための手段

0005

本明細書で特徴付けたのは、特に、IL−1ファミリーのサイトカイン及びそれらの各受容体応答して細胞シグナル伝達を調節するため、障害を治療するため、細胞受容体並びに他の作用物質を検出及び/又は結合するために使用できるキメラサイトカイン(例えば、国際公開第2012/016203号パンフレット若しくは同第2012/103240号パンフレットに記載されたキメラサイトカイン若しくはキメラサイトカインドメイン)を含有する安定な製剤(例えば、安定な水性製剤)である。本明細書に記載するのは、1mg/mL〜50mg/mLのIL−1β/IL−1Raキメラサイトカインタンパク質を含む医薬製剤である。実施形態では、医薬製剤は、1mg/mL〜50mg/mLのIL−1β/IL−1Raキメラサイトカインタンパク質、界面活性剤等張化剤及び緩衝剤を含む。

0006

一部の態様では、キメラサイトカインタンパク質は、P05又は例えば国際公開第2012/016203号パンフレット若しくは同第2012/103240号パンフレットに記載されたような別のキメラサイトカインである。実施形態では、製剤は、局所投与するためである。実施形態では、製剤は、眼に投与するためである。実施形態では、製剤は、眼に局所投与するためである。一部の実施形態では、製剤は、5.5〜7.5のpH、例えば6.0〜7.0のpHを有する。

0007

実施形態では、製剤は、増粘剤を含有していない。所定の実施形態は、さらに増粘剤を含有する製剤に関する。実施形態では、増粘剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウムヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルメチルセルロースポリビニルアルコール;及び/又はグリセリンである。実施形態では、カルボキシメチルセルロースナトリウムは、製剤中に0.1〜6%(w/v)の濃度で含まれる。

0008

製剤は、典型的には、25℃で少なくとも60日間保管した後に少なくとも90%、93%、95%若しくは98%の純度を有する。一部の態様では、製剤は、25℃で少なくとも4カ月間保管した後に少なくとも90%、93%、95%若しくは98%の純度を有する。他の態様では、製剤は、40℃で少なくとも2週間の期間保管した後に少なくとも90%の純度を有する。一部の場合には、製剤は、2℃〜8℃で保管した場合に少なくとも2年間安定である。一部の場合には、製剤は、25℃で保管した場合に少なくとも6カ月間安定である。一部の場合には、製剤は、25℃で保管した場合に少なくとも8カ月間安定である。

0009

一部の実施形態では、界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、例えばプルロニック酸F−68(ポロキサマー188)、ポリソルベート20、若しくはポリソルベート80である。実施形態では、界面活性剤は、プルロニック酸F−68(ポロキサマー188)であり、界面活性剤は、約0.1%(w/v)の濃度で存在する。一部の場合には、界面活性剤は、プルロニック酸F−68(ポロキサマー188)であり、界面活性剤は、0.1%(w/v)の濃度で存在する。

0010

製剤中の等張化剤は、例えば、塩化ナトリウム、ソルビトールマンニトールスクロース若しくはトレハロースであってよい。実施形態では、等張化剤はソルビトールであり、ソルビトールは約5%(w/v)の濃度で存在する。所定の実施形態では、等張化剤はソルビトールであり、ソルビトールは5%(w/v)の濃度で存在する。

0011

製剤中の緩衝剤は、一般に弱緩衝剤である。実施形態では、緩衝剤は、リン酸塩クエン酸塩酢酸塩ホウ酸塩及び/又はコハク酸塩である。緩衝剤は、リン酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、ホウ酸塩若しくはコハク酸塩の医薬上許容される塩であってよい。一部の実施形態では、緩衝剤は、約10mM〜約50mMの量で存在する。実施形態では、緩衝剤は、20mM以下の濃度で存在する。実施形態では、緩衝剤、例えばクエン酸ナトリウム及び/又はリン酸ナトリウムは、5〜15mMの総濃度で存在する。一部の実施形態では、緩衝剤、例えばクエン酸ナトリウムは、5〜15mM、7〜13mM、8〜12mM若しくは9〜11mMの濃度で存在する。

0012

一部の場合には、緩衝剤はクエン酸ナトリウムであり、製剤中に約10mMの濃度で存在する。一部の場合には、緩衝剤はクエン酸ナトリウムであり、製剤中に約10mMの濃度で存在する。

0013

所定の実施形態では、製剤は、例えばP05などのIL−1β/IL−1Raキメラサイトカインタンパク質;10mMのクエン酸ナトリウム;5%(w/v)のソルビトール;及び0.1%(w/v)のポロキサマー188(ポロキサマーF−68)を含み、製剤のpHは6.0である。

0014

一部の実施形態では、製剤はさらにアミノ酸を含む。例えば、アミノ酸は、アルギニングルタミン酸ヒスチジン若しくはメチオニンである。

0015

1つの例では、キメラサイトカイン(例えば、キメラサイトカインポリペプチド)、例えばIL−1β及びIL−1Raに由来する配列を含有するキメラサイトカインは、5%(w/v)のソルビトール及び0.1%(w/v)のポロキサマー、例えばポロキサマー188(例えば、Lutrol(登録商標)F−68(本明細書ではLutrol(登録商標)とも呼ぶ)、Kolliphor(登録商標)P 188及びポリエチレングリコール)−ブロック−ポリ(エチレングリコール))とも呼ぶ)を含有する10mMのクエン酸ナトリウム、pH6.0中で5mg/mL〜20mg/mL(例えば、1mg/mL、5mg/mL若しくは20mg/mL)の濃度で調製される。実施形態では、キメラサイトカインは、P01、P02、P03、P04、P05、P06及びP07の内の1つ以上から選択される。実施形態では、キメラサイトカインはP05である。

0016

実施形態では、本明細書に記載した製剤の成分は、5%、10%、15%、20%、25%、30%、40%若しくは50%までの本明細書に提供した数値の周囲で変動してよい量で存在する。実施形態では、製剤の成分は、10%までの本明細書に提供した数値の周囲で変動する量で存在する。実施形態では、製剤は、9.5〜10.5mM、9〜11mM、8.5〜11.5mM、8〜12mM、7.5〜12.5mM、7〜13mM、6〜14mM若しくは5〜15mMのクエン酸ナトリウムを含む。実施形態では、製剤は、4.75〜5.25%、4.5〜5.5%、4.25〜5.75%、4〜6%、3.75〜6.25%、3.5〜6.5%、3〜7%若しくは2.5〜7.5%(w/v)のソルビトールを含む。実施形態では、製剤は、0.095〜0.105%、0.09〜0.11%、0.085〜0.115%、0.08〜0.12%、0.075〜0.125%、0.07〜0.13%、0.06〜0.14%若しくは0.05〜0.15%(w/v)のポロキサマー188を含む。実施形態では、製剤中の治療用タンパク質(例えば、キメラサイトカイン、例えばP05)の濃度は、1〜50mg/mL、1〜25mg/mL若しくは1〜20mg/mLである。実施形態では、治療用タンパク質の濃度は、4.75〜5.25mg/mL、4.5〜5.5mg/mL、4.25〜5.75mg/mL、4〜6mg/mL、3.75〜6.25mg/mL、3.5〜6.5mg/mL、3〜7mg/mL若しくは2.5〜7.5mg/mLである。実施形態では、製剤のpHは、5.5〜7.5又は5.5〜6.5である。

0017

実施形態では、製剤は、8〜12mMのクエン酸ナトリウム、4〜6%(w/v)のソルビトール、0.08〜0.12%(w/v)のポロキサマー188及び4〜6mg/mLのP05を含む。実施形態では、製剤のpHは、5.5〜7.5である。実施形態では、pHは、5.5〜6.5である。実施形態では、pHは、6〜7である。

0018

実施形態では、製剤は、9〜11mMのクエン酸ナトリウム、4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール、0.09〜0.11%(w/v)のポロキサマー188及び4.5〜5.5mg/mLのP05を含む。実施形態では、製剤のpHは、5.5〜7.5である。実施形態では、pHは、5.5〜6.5である。実施形態では、pHは、6〜7である。

0019

実施形態では、IL−1阻害剤、例えばアナキンラは、5%(w/v)のソルビトール及び0.1%(w/v)のポロキサマー、例えばポロキサマー188を含有する10mMのクエン酸ナトリウム、pH6.0中で適切な濃度(例えば、5〜100mg/mL、例えば5〜50mg/mL、例えば5〜20mg/mLの濃度)で調製される。実施形態では、製剤の成分の量は、5%、10%、15%、20%、25%、30%、40%若しくは50%までの本明細書に提供した数値の周囲で変動してよい。実施形態では、pHは、5.5〜7.5である。実施形態では、pHは、5.5〜6.5である。実施形態では、pHは、6〜7である。

0020

実施形態では、本明細書に記載した製剤は、さらに増粘剤、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)を含む。実施形態では、製剤はCMCを、例えば0.1〜1%(w/v)、0.1〜0.5%(w/v)若しくは0.2〜0.3%(w/v)の濃度のCMCを含む。

0021

さらに本明細書では、IL−1関連障害を有する被験者を治療するための方法が提供される。本方法は、被験者に本明細書に記載した製剤を含む治療有効量の組成物を投与する工程を含む。実施形態では、本方法は、IL−1関連障害、例えばドライアイ障害を有する被験者を同定する工程、及び本明細書に記載した製剤を含む治療有効量の組成物を被験者に投与する工程を含む。

0022

さらに本明細書では、被験者においてIL−1活性阻害する方法を記載する。本方法は、被験者に本明細書に記載した製剤を投与する工程を含む。実施形態では、被験者は、IL−1関連障害、例えばドライアイ障害を有する。

0023

一部の実施形態では、本発明は、本明細書に記載した製剤を含む薬物送達デバイスに関する。

0024

さらに本明細書では、被験者におけるIL−1関連障害を治療若しくは予防するための医薬品の製造における、例えば被験者におけるIL−1関連障害を治療若しくは予防するために被験者に局所投与するための医薬品の製造における本明細書に記載した組成物の使用を開示する。実施形態では、本医薬品は、眼に投与するため、例えば眼に局所投与するためである。一部の実施形態では、本医薬品はビヒクル製剤、例えば本明細書に記載したソルビトール、クエン酸ナトリウム及びポロキサマー188を含む、若しくはそれらからなる水性製剤である。実施形態では、ビヒクル製剤は、治療用タンパク質が実質的にない(例えば、含んでいない)。

0025

一般に、本明細書に記載したように治療される被験者は、ヒト又は例えばイヌ若しくはネコなどの他の哺乳動物である。

0026

一部の実施形態では、本発明は、本明細書に記載した製剤を含む容器若しくはデバイスに関する。実施形態では、容器は、ブローフィルシール容器である。

0027

本出願人らは、さらにドライアイを治療するために有用な可能性がある、界面活性剤、等張化剤及び緩衝剤を含む医薬製剤(例えば、ビヒクル製剤)も又見いだした。一部の実施形態では、製剤はタンパク質若しくはペプチドを含有していない、例えば製剤は治療用タンパク質若しくはペプチドを含有していない。一部の実施形態では、界面活性剤はPluronic F68(ポロキサマー188)であり、緩衝剤はクエン酸塩であり、等張化剤はソルビトールである。一部の実施形態では、製剤は、キメラサイトカインタンパク質、例えば本明細書又は国際公開第2012/103240号パンフレットに記載されたキメラサイトカインタンパク質、例えばP05を含む。一部の実施形態では、医薬製剤は、さらに増粘剤、例えばCMCを含む。一部の実施形態では、医薬製剤は、例えばドライアイの徴候及び/又は症状などの眼疾患を治療するために、眼に使用するために適合する(すなわち、眼送達に適合する)。

0028

本明細書で言及する天然型タンパク質には、特別にはそのようなタンパク質のヒト形態並びに他の哺乳動物種からの形態が含まれる。

0029

本明細書に記載した実施形態には、下記が含まれる:
実施形態1. 8〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム若しくはリン酸ナトリウム、4%〜6%(w/v)のソルビトール、0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含み、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを含んでいてもよい水性製剤であって、5.5〜7.5のpHを有し、眼障害を治療するために有効である水性製剤。

0030

実施形態2. 5.5〜6.5のpHを有する、実施形態1に記載の水性製剤。

0031

実施形態3.治療用タンパク質を実質的に含まない、実施形態1又は実施形態2に記載の水性製剤。

0032

実施形態4. 8〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール及び0.09〜0.11%の濃度のポロキサマー188を含む、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の水性製剤。

0033

実施形態5. 9〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール及び0.09〜0.11%の濃度のポロキサマー188からなる、実施形態4に記載の水性製剤。

0034

実施形態6. 9〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール及び0.09〜0.11%の濃度のポロキサマー188からなる、実施形態5に記載の水性製剤。

0035

実施形態7. 0.1〜1%(w/v)の濃度のカルボキシメチルセルロースナトリウムを含む、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の水性製剤。

0036

実施形態8. 9〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール及び0.09〜0.11%の濃度のポロキサマー188を含む水性製剤であって、5.7〜6.3のpHを有し、治療用タンパク質を実質的に含んでおらず、眼障害(例えば、本明細書に記載した眼障害)を治療するために有効である水性製剤。

0037

実施形態9.眼障害はドライアイ疾患である、実施形態1〜8のいずれか1つに記載の水性製剤。

0038

実施形態10.眼痛若しくは眼のただれ、OSDIスコア及び/又は角膜フルオレセイン染色(CFS)スコアを減少させるために有効である、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の水性製剤。

0039

実施形態11.眼痛若しくは眼のただれは視覚アナログ尺度又はOSDIからの質問票を使用して評価される、実施形態10に記載の水性製剤。

0040

実施形態12. 1〜50mg/mLのIL−1β/IL−1Raキメラサイトカインタンパク質(例えば、P01、P02、P03、P04、P05、P06若しくはP07);クエン酸ナトリウム及びリン酸ナトリウムから選択される緩衝剤;例えば3.5〜6.5%(w/v)の濃度のソルビトール;例えば0.07〜0.13%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含み、及びカルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)を含んでいてもよい水性製剤であって、5.5〜7.5のpHを有する水性製剤。

0041

実施形態13.キメラサイトカインタンパク質はP05である、実施形態12に記載の水性製剤。

0042

実施形態14. 1〜20mg/mLのP05を含む、実施形態13に記載の水性製剤。

0043

実施形態15. 3〜7mg/mLのP05を含む、実施形態13に記載の水性製剤。

0044

実施形態16. 4〜6mg/mLのP05を含む、実施形態13に記載の水性製剤。

0045

実施形態17. 5mM〜15mMの総濃度のクエン酸ナトリウム及び/又はリン酸ナトリウムを含む、実施形態13に記載の水性製剤。

0046

実施形態18.クエン酸ナトリウムが5mM〜15mMの濃度で存在する、実施形態12〜17のいずれか1つに記載の水性製剤。

0047

実施形態19.クエン酸ナトリウムが8mM〜12mMの濃度で存在する、実施形態18に記載の水性製剤。

0048

実施形態20.クエン酸ナトリウムが9mM〜11mMの濃度で存在する、実施形態18に記載の水性製剤。

0049

実施形態21.ポロキサマー188が0.05%〜0.15%(w/v)の濃度で存在する、実施形態12〜20のいずれか1つに記載の水性製剤。

0050

実施形態22.ポロキサマー188が0.08%〜0.12%(w/v)の濃度で存在する、実施形態20に記載の水性製剤。

0051

実施形態23.ポロキサマー188が0.09%〜0.11%(w/v)の濃度で存在する、実施形態20に記載の水性製剤。

0052

実施形態24.ソルビトールが2.5%〜7.5%(w/v)の濃度で存在する、実施形態12〜23のいずれか1つに記載の水性製剤。

0053

実施形態25.ソルビトールが4%〜6%(w/v)の濃度で存在する、実施形態24に記載の水性製剤。

0054

実施形態26.ソルビトールが4.5〜5.5%(w/v)の濃度で存在する、実施形態24に記載の水性製剤。

0055

実施形態27. 1〜25mg/mLのP05、8mM〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム若しくはリン酸ナトリウム、4%〜6%(w/v)のソルビトール、0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含み、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを含んでいてもよい水性製剤であって、5.5〜7.5のpHを有する水性製剤。

0056

実施形態28. 1mg/mL〜25mg/mLのP05、8〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4%〜6%(w/v)のソルビトール、0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む、又はそれらからなる水性製剤であって、5.5〜7.5のpHを有する水性製剤。

0057

実施形態29. 1mg/mL〜25mg/mLのP05、9mM〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5%〜5.5%(w/v)のソルビトール、及び0.09%〜0.11%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む、又はそれらからなる水性製剤であって、5.7〜6.3のpHを有する水性製剤。

0058

実施形態30. 4〜6mg/mLのP05、9〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール、及び0.09〜0.11%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む、又はそれらからなる水性製剤であって、5.7〜6.3のpHを有する水性製剤。

0059

実施形態31. 270〜370mOsm/kgのオスモル濃度を有する、実施形態12〜30のいずれか1つに記載の水性製剤。

0060

実施形態32. 眼に投与するために適合する、実施形態1〜31のいずれか1つに記載の水性製剤。

0061

実施形態33. 眼に局所投与するために適合する、実施形態30に記載の水性製剤。

0062

実施形態34.増粘剤を含まない、例えばCMCを含まない、実施形態1〜4及び8〜33のいずれか1つに記載の水性製剤。

0063

実施形態35. さらにアミノ酸、例えばアルギニン、グルタミン酸、ヒスチジン若しくはメチオニンを含む、実施形態12〜34のいずれか1つに記載の水性製剤。

0064

実施形態36.メチオニンをさらに含む、実施形態12〜34のいずれか1つに記載の水性製剤。

0065

実施形態37.メチオニンが製剤中に1〜20mMの濃度で存在する、実施形態36に記載の水性製剤。

0066

実施形態38.水性製剤が25℃で例えば少なくとも4週間にわたり保管された場合に、メチオニンを含まない対応する水性製剤に比較して酸化が減少する、実施形態36又は37に記載の水性製剤。

0067

実施形態39.水性製剤が多用量容器内に保管された場合に、メチオニンを含まない対応する水性製剤に比較して酸化が減少する、実施形態38に記載の水性製剤。

0068

実施形態40.水性製剤の酸化はRP−HPLCを使用して評価される、実施形態38又は39に記載の水性製剤。

0069

実施形態41. 光掩蔽粒子計数試験を使用して評価して、≧10μmの粒子に対して50個/mL以下の粒子及び≧25μmの粒子に対して5個/mL以下の粒子を有する、実施形態12〜40のいずれか1つに記載の水性製剤。

0070

実施形態42. 例えば25℃の室温で4時間にわたりタンパク質溶液ボルテックスミキサーにかけた後の凝集形に比較してタンパク質の>90%のモノマー形の存在によって指示されるように安定である、実施形態12〜41のいずれか1つに記載の水性製剤。

0071

実施形態43.凝集形に比較したタンパク質のモノマー形のパーセンテージはSEC−HPLCを使用して評価される、実施形態42に記載の水性製剤。

0072

実施形態44. 2〜8℃及び60%の相対湿度で少なくとも5カ月間保管された後に安定である、実施形態12〜43のいずれか1つに記載の水性製剤。

0073

実施形態45.周囲条件下、例えば室温、例えば25℃で少なくとも5カ月間保管された後に安定である、実施形態12〜44のいずれか1つに記載の水性製剤。

0074

実施形態46. 2〜8℃及び60%の相対湿度で少なくとも4カ月間保管された後に安定である、実施形態12〜45のいずれか1つに記載の水性製剤。

0075

実施形態47.周囲条件下、例えば室温、例えば25℃で少なくとも4カ月間保管された後に安定である、実施形態12〜46のいずれか1つに記載の水性製剤。

0076

実施形態48. 2℃〜8℃及び60%の相対湿度で少なくとも3カ月間保管された後に安定である、実施形態12〜47のいずれか1つに記載の水性製剤。

0077

実施形態49.周囲条件下、例えば室温、例えば25℃で少なくとも3カ月間保管された後に安定である、実施形態12〜48のいずれか1つに記載の水性製剤。

0078

実施形態50. 2〜8℃及び60%の相対湿度で少なくとも2カ月間保管された後に安定である、実施形態12〜49のいずれか1つに記載の水性製剤。

0079

実施形態51.周囲条件下、例えば室温、例えば25℃で少なくとも2カ月間保管された後に安定である、実施形態12〜50のいずれか1つに記載の水性製剤。

0080

実施形態52. 2〜8℃及び60%の相対湿度で少なくとも1カ月間保管された後に安定である、実施形態12〜51のいずれか1つに記載の水性製剤。

0081

実施形態53.周囲条件下、例えば室温、例えば25℃で少なくとも1カ月間保管された後に安定である、実施形態12〜52のいずれか1つに記載の水性製剤。

0082

実施形態54.顕微鏡粒子計数試験を使用して評価して、≧10μmの粒子に対して50個/mL以下の粒子、≧25μmの粒子に対して5個/mL以下の粒子及び≧50μmの粒子に対して2個/mL以下の粒子の存在によって指示されるように安定である、実施形態12〜53のいずれか1つに記載の水性製剤。

0083

実施形態55. SEC−HPLCを使用して評価した凝集形に比較してタンパク質の>90%のモノマー形の存在によって指示されるように安定である、実施形態12〜54のいずれか1つに記載の水性製剤。

0084

実施形態56.還元SDS−PAGEにおける参照標準物質への主要バンド適合度によって指示されるように安定である、実施形態12〜55のいずれか1つに記載の水性製剤。

0085

実施形態57.非還元SDS−PAGEにおける参照標準物質への主要バンドの適合度によって指示されるように安定である、実施形態12〜56のいずれか1つに記載の水性製剤。

0086

実施形態58.水性製剤を弱カチオン交換HPLC(WCEX−HPLC)を使用して評価した場合に、85%以上の主ピークによって指示されるように安定である、実施形態12〜57のいずれか1つに記載の水性製剤。

0087

実施形態59. P05を含み、WCEX−HPLCを使用して評価されるように10%未満のP05のdes−Ala形の存在によって指示されるように安定である、実施形態58に記載の水性製剤。

0088

実施形態60.ブローフィルシール容器内に包装される、実施形態12〜59のいずれか1つに記載の水性製剤。

0089

実施形態61. 上記保管はブローフィルシール容器内での保管である、実施形態44〜53のいずれか1つに記載の水性製剤。

0090

実施形態62.治療方法であって、IL−1関連障害を有する被験者に実施形態1〜61のいずれか1つに記載の水性製剤を投与する工程を含み、それによりIL−1関連障害を治療する方法。

0091

実施形態63.IL−1関連障害はドライアイ障害である、実施形態62に記載の治療方法。

0092

実施形態64.眼障害、例えばドライアイ障害を治療する方法であって、眼障害、例えばドライアイ障害を有する被験者に、8mM〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム若しくはリン酸ナトリウム、4%〜6%(w/v)のソルビトール、0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含み、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを含んでいてもよい水性製剤であって、5.5〜7.5のpHを有し、治療用タンパク質を実質的に含んでいない水性製剤を投与する工程を含み、それによりドライアイ障害を治療する方法。

0093

実施形態65.水性製剤が、8mM〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5%〜5.5%(w/v)のソルビトール及び0.09%〜0.11%の濃度のポロキサマー188を含む、実施形態64に記載の治療方法。

0094

実施形態66.水性製剤が、8〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール及び0.09〜0.11%の濃度のポロキサマー188からなる、実施形態64に記載の治療方法。

0095

実施形態67.ドライアイ障害を治療する方法であって、ドライアイ障害を有する被験者に1〜25mg/mLのP05、8mM〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム若しくはリン酸ナトリウム、4%〜6%(w/v)のソルビトール、0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含み、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを含んでいてもよい水性製剤であって、5.5〜7.5のpHを有する水性製剤を投与する工程を含み、それによりドライアイ障害を治療する方法。

0096

実施形態68.ドライアイ障害を治療する方法であって、ドライアイ障害を有する被験者に1mg/mL〜25mg/mLのP05、8mM〜12mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4%〜6%(w/v)のソルビトール、0.08%〜0.12%(w/v)の濃度のポロキサマー188からなる水性製剤であって、5.5〜7.5のpHを有する水性製剤を投与する工程を含み、それによりドライアイ障害を治療する方法。

0097

実施形態69.ドライアイ障害を治療する方法であって、ドライアイ障害を有する被験者に1mg/mL〜25mg/mLのP05、9mM〜11mMの濃度のクエン酸ナトリウム、4.5%〜5.5%(w/v)のソルビトール、及び0.09%〜0.11%(w/v)の濃度のポロキサマー188を含む、又はそれらからなる水性製剤であって、5.7〜6.3のpHを有する水性製剤を投与する工程を含み、それによりドライアイ障害を治療する方法。

0098

実施形態70.眼痛若しくは眼のただれ、OSDIスコア及び/又は角膜フルオレセイン染色(CFS)スコアを減少させるために有効である、実施形態62〜69のいずれか1つに記載の治療方法。

0099

実施形態71.眼痛若しくは眼のただれは視覚アナログ尺度又はOSDIからの質問票を使用して評価される、実施形態70に記載の治療方法。

0100

実施形態72.水性製剤は1日1〜5回投与される、実施形態62〜70のいずれか1つに記載の治療方法。

0101

実施形態73.水性製剤は局所投与される、実施形態62〜72のいずれか1つに記載の治療方法。

0102

実施形態74.水性製剤は眼に局所投与される、実施形態73に記載の治療方法。

0103

実施形態75.水性製剤は1日3回投与される、実施形態62〜74のいずれか1つに記載の治療方法。

0104

実施形態76.水性製剤は随意に投与される、実施形態62〜71若しくは73〜74のいずれか1つに記載の治療方法。

0105

実施形態77. 実施形態1〜61のいずれか1つに記載の水性製剤を含む容器又はデバイス。

0106

実施形態78. 25℃で少なくとも2週間、例えば少なくとも4週間保管されており、微粒子物質を実質的に含まない、実施形態77に記載の容器又はデバイス。

0107

実施形態79. 実施形態1〜61のいずれか1つに記載の水性製剤を含むブローフィルシール容器。

0108

実施形態80. 実施形態1〜61のいずれか1つに記載の水性製剤を含む多用量容器。

0109

実施形態81. 実施形態35〜40に記載の水性製剤を含む多用量容器。

0110

実施形態82. 実施形態1〜61のいずれか1つに記載の水性製剤を含む薬物送達デバイス。

0111

実施形態83.ブローフィルシール容器である、実施形態82に記載の薬物送達デバイス。

0112

実施形態84.不活性ガス、例えば窒素若しくはアルゴンを含有していてもよいパウチ中に密封される、実施形態77〜83のいずれか1つに記載の容器又はデバイス。

0113

実施形態85.IL−1関連障害、例えばドライアイ障害を治療する際に使用するための、実施形態1〜61のいずれか1つに記載の水性製剤。

0114

実施形態86.被験者におけるIL−1関連障害を治療するための医薬品の製造における、実施形態1〜61のいずれか1つに記載の製剤の使用。

0115

実施形態87. 実施形態1〜61のいずれか1つに記載の水性製剤を含む容器又はデバイスを含むキットあって、及び取扱説明書を含んでいてもよいキット。

0116

上記の実施形態は、必ずしも別個の実施形態ではない。一部の場合には、上記の実施形態は相互に、及び/又は本明細書に開示した他の態様及び実施形態と結合されてよい。

0117

本明細書で言及した全ての特許、公開特許出願及び公表参考文献は、あらゆる目的のために参照により組み込まれる。

図面の簡単な説明

0118

大腸菌(E.coli)発現受容体結合剤から精製したタンパク質の代表的なサンプルを示すSDS−PAGEゲル複製物である。15及び20kDaの分子量マーカーは左側に指示されている。レーンは次の通りである:分子量マーカー(レーン1及び6)、抽出物(レーン2及び7)、カチオン交換クロマトグラフィーによって精製された物質(レーン3及び8)、アニオン交換クロマトグラフィーによって追加して精製された物質(レーン4及び9)並びにそのような物質の還元サンプル(レーン5及び10)。レーン2〜5はP05精製、レーン6〜10はP04精製のレーンである。実施例2も参照されたい。
IL−1β及び陰性コントロールであるβ−グルクロニダーゼ(GUS)タンパク質に比較した、P06、P07及びP01タンパク質がシグナル伝達を作動させる能力を試験する実験の結果を示す表及び付属棒グラフである。
P01が様々なIL−1β濃度にあるIL−1β活性に拮抗する能力を試験する実験の結果を描出するグラフである。
0.1ng/mLのIL−1β(ヒト)の存在下でのP03(ヘキサヒスチジンタグ付き(配列番号23))、P04(ヘキサ−ヒスチジンタグ付き(配列番号23))、P05(ヘキサ−ヒスチジンタグ付き(配列番号23))及びIL−1RaによるIL−1βの拮抗作用を試験する実験の結果を描出するグラフである。
0.1ng/mLのIL−1β(ヒト)の存在下及び各溶解物中でのタンパク質の濃度推定値を使用した、非タグ付き形のP01、P02、P03、P04及びP05並びにIL−1Raを含有する溶解物によるIL−1βの拮抗作用を試験する実験の結果を描出するグラフである。
リン酸塩製剤(20mg/mLのP05、10mMのリン酸塩、5%(w/v)のソルビトール、0.1%(w/v)のポロキサマー188、pH6.5)中でのP05についての動的光散乱法(DLS)の結果を示すグラフである。
クエン酸塩製剤(20mg/mLのP05、10mMのクエン酸塩、5%(w/v)のソルビトール、0.1%(w/v)のポロキサマー188、pH6.0)中でのP05についてのDLSの結果を示すグラフである。
実施例8において記載したようにIL−1Ra、IL−1β、P03、P04及びP05の熱変性を描出するグラフである。
図5Aにおけるグラフの負の一次導関数(負の一次導関数は融解温度の改良された可視化を提供する)を描出するグラフである。
ドライアイモデルにおけるマウスについての第0、3、7、9及び11日の、2件の独立試験の1眼当たりの角膜のフルオレセイン染色によって試験された平均角膜染色スコア±SEMを描出する棒グラフである。マウスは、処置なし(n=18)、10mg/mLのP05(n=19)又は1.25×PBS、ビヒクル(n=20)の処置を受けた。星印は、以下のようにビヒクルに比較したP05の統計学有意性を示す:*(P<0.05)及び**(P<0.005)。
ドライアイモデルにおけるマウスについての第0、3、7、9及び11日の、1眼当たりの角膜の平均角膜染色スコア±SEMを示しているデータを表す棒グラフである。マウスは、処置なし(n=8)、1.25×PBSビヒクル(n=8)、10mg/mLのマウス血清アルブミン(MSA)(n=8)又は10mg/mLのP05(n=9)の処置を受けた。星印は、以下のようにマウス血清アルブミンに比較したP05の統計学的有意性を示す:*(P<0.05)及び***(P<0.0005)。
図6Bにおけると同一実験におけるRestasis(登録商標)(0.05%のシクロスポリン乳剤)(n=8)を用いて処置されたマウスについてのデータを表す棒グラフである。星印は、以下のようにシクロスポリン(Restasis(登録商標))に比較したP05の統計学的有意性を示す:**(P<0.005)及び***(P<0.0005)。
実施例16に記載した臨床試験デザインを示す図である。
EBI−005製剤(5mg/mL及び20mg/mLの処置を受けた群についての結合データ)及びビヒクル製剤を受けた被験者群についてのOSDIスコアにおけるベースラインからの平均変化を示すグラフである。
EBI−005製剤(5mg/mL及び20mg/mLの処置を受けた群についての結合データ)及びビヒクル製剤を受けた被験者群についての疼痛におけるベースラインからの平均変化を示すグラフである。
EBI−005製剤(5mg/mL及び20mg/mLの処置を受けた群についての結合データ)及びビヒクル製剤を受けた被験者群についての角膜フルオレイン染色(CFS)スコアにおけるベースラインからの平均変化を示すグラフである。

実施例

0119

本出願人らは、タンパク質、例えばキメラサイトカインポリペプチド、例えばIL−1β/IL−1Raキメラを、そのような製剤による治療を必要とする被験者に提供するために有用である製剤を実現した。製剤は一般に、安定性を必要とするタンパク質組成物、例えば撹拌感受性である、例えばメチオニン残基のために酸化に感受性である、又は例えばアスパラギン若しくはアルギニン残基のために脱アミド化に感受性であるタンパク質を調製するために有用である。さらに本明細書では、そのような製剤を調製及び投与する方法を開示する。

0120

一部の実施形態では、製剤は、キメラサイトカインポリペプチド、例えばIL−1関連障害のための効果的な局所治療を含む医薬的使用、例えば眼科使用のために適合するIL−1β及びIL−1Ra配列に由来する選択された配列を含有するキメラポリペプチドを含む。一般に、本明細書に記載した製剤は、驚くべきことにポリペプチドが相当に高濃度である場合でさえ、例えばバルク原薬を保管するために適切な濃度並びに被験者を治療するために適切な濃度で安定である。この特徴の利点は、患者に使用するために薬物を調製する目的でバルク原薬から望ましくない物質を除去する必要がないことである。

0121

特に、本出願人らは、例えば眼において、例えば眼の正面若しくは角膜表面に局所投与のために適合するキメラサイトカインポリペプチドの効果的な水性製剤を首尾よく実現した。本出願人らの知る限りにおいて、本出願時現在、FDAにより承認された局所的眼投与のための承認された生物学的製剤生物製剤)は存在しない。さらに、本出願人らは、そのようなポリペプチドを眼への投与と適合するpH(例えば、4.5〜7.0、5.5〜7.0、5.5〜6.5又は6.0〜7.0のpH)で、そのポリペプチドで処置される被験者にとって製剤を快適なものにさせる成分を含有するポリペプチドを調製することができた。患者は、製剤が快適である場合、例えば刺激を誘発しない場合は、治療により適合する可能性が高い。実施形態では、製剤は、例えば眼の赤み、流涙粘液排出又は主観不快感などの内の1つ以上の刺激の症状を誘発しない。

0122

安定性
局所眼科薬は、一般に患者により自己投与される。患者は薬物を相当に長期間にわたり保管している場合があるので、製剤は、典型的には投与前には医師若しくは薬剤師によってのみ保管される製剤より高温及び高レベルの撹拌ストレスに曝される可能性がある。当分野において公知であるように、タンパク質は低分子よりも撹拌及び温度に対してより感受性である。撹拌ストレスは沈降を引き起こすことがあり、熱ストレスは沈降及び化学的劣化をもたらすことがある。さらに、送達デバイス内への化合物装填中、熱ストレスに曝露させられる可能性がある。本出願人らは、撹拌ストレス及び熱に曝露させられた場合に素晴らしい安定性を上首尾で提供する製剤を実現した。

0123

一部の製造工程は、製剤の相当に高温への少なくとも短時間の曝露を必要とする。例えば、製剤をブローフィルシール(BFS)容器内へ装填する工程は、充填工程と結び付いた撹拌に加えて、製剤の高温への曝露を生じさせることがある。本出願人らは、そのようなデバイス(BFS容器)内へ製剤を装填し、装填の直後及び長期間にわたる製剤の安定性を証明した。一部の実施形態では、本明細書に提供した製剤はFBSとともに使用するために適合する。実施形態では、BFSとともに使用するために適合する製剤は、BFS容器内への装填の直後及び/又はBFS容器内への保管後に、例えば本明細書に記載した期間及び条件下での保管後に安定性を示す。

0124

実施形態では、本明細書に記載した製剤は安定である。実施形態では、製剤は、本明細書に記載した条件(例えば、特定温度での保管、又は撹拌ストレス)下で安定性を示す。実施形態では、安定性は、本明細書に記載した1つ以上の方法(例えば、視覚的外観分光測光法(A280)、非還元SDS−PAGE、還元SDS−PAGEによる含量;サイズ排除HPLC(SE−HPLC);逆相HPLC(RP−HPLC);弱カチオン交換HPLC(WCEX−HPLC);効力;光掩蔽粒子計数試験(例えば、USP<788>に記載された光掩蔽粒子計数試験)又は顕微鏡粒子計数試験(例えば、USP<788>に記載された顕微鏡粒子計数試験)に基づいて)及び/又は当分野において公知の方法を使用して評価される。

0125

安定性は、視覚的外観に基づいて評価できる。実施形態では、製剤は、目に見える微粒子物質を本質的に含まない透明からわずかに乳白がかった無色液剤であれば安定である。

0126

実施形態では、製剤は、約25℃〜約40℃、例えば約27℃、約28℃、約29℃、約30℃、約31℃、約32℃、約33℃、約34℃、約35℃、約36℃、約37℃、約38℃、約39℃若しくは約40℃で少なくとも2日間、3日間、5日間、1週間、10日間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、8週間、16週間、20週間、25週間、30週間、35週間、40週間、45週間、1カ月間、2カ月間、3カ月間、4カ月間、5カ月間、6カ月間、7カ月間、8カ月間以上の期間にわたり安定である。

0127

実施形態では、製剤は、保管中の長期間にわたり、約2℃〜約8℃、例えば約4℃、約5℃、約6℃、2℃〜8℃、4℃、5℃又は6℃の温度で安定である。例えば、製剤は、そのような保管温度で少なくとも2週間、4週間、6週間、2カ月間、3カ月間、6カ月間、1年間、2年間、3年間若しくは4年間の期間にわたり安定である。

0128

製剤の安定性は、例えば、2〜8℃での少なくとも2、4、6、8、12若しくは18カ月間の保管後、又は周囲条件下、例えば室温(RT)、例えば約25℃での、例えば少なくとも2週間、1カ月間、2カ月間、3カ月間、5カ月間、6カ月間、12カ月間若しくは18カ月間の保管後に評価することができる。実施形態では、製剤は、少なくとも8カ月間にわたる2〜8℃での保管後に安定である。実施形態では、製剤は、少なくとも5カ月間にわたる室温への曝露後に安定である。一部のそのような実施形態では、製剤は、例えば少なくとも5カ月間にわたるBFS容器内での保管後に安定である。

0129

安定性は、例えば本明細書に記載した、又は当分野において公知の方法及び基準に基づいて評価することができる。例えば、安定性は、物理的純度(例えば本明細書ではサイズ排除とも呼ぶサイズ排除HPLC、SE−HPLC若しくはSEC−HPLCを使用して評価される、例えば凝集の欠如)、化学的純度(例えば弱カチオン交換HPLC、逆相HPLC及び/又はSDS−PAGE(例えば還元若しくは非還元SDS−PAGE)を使用して評価される)及び/又は粒子状物質のレベル(例えば、視覚的に、又はHIAC液中粒子計数器(Beckman Coulter社、カリフォルニア州ブレア)を使用した粒子計数によって評価される)に基づいて評価できる。

0130

実施形態では、安定性は、例えばUSP<789>(米国薬局方点眼剤不溶性微粒子試験法)に規定されているように、点眼剤中の微粒子物質についての指針への準拠に基づいて証明される。

0131

実施形態では、製剤は、例えば光掩蔽粒子計数試験(例えば、USP<788>に記載された光掩蔽粒子計数試験)を使用して評価される、≧10μmの粒子に対して50個/mL以下の粒子及び/又は≧25μmの粒子に対して5個/mL以下の粒子を有する。

0132

実施形態では、製剤は、例えば顕微鏡粒子計数試験(例えば、USP<788>に記載された顕微鏡粒子計数試験)を使用して評価される、≧10μmの粒子に対して50個/mL以下の粒子、≧25μmの粒子に対して5個/mL以下の粒子及び/又は≧50μmの粒子に対して2個/mL以下の粒子を有する。

0133

実施形態では、安定性は、例えばUSP<788>(米国薬局方、注射剤の不溶性微粒子試験法)に規定されているように、注射剤中の微粒子物質についての指針への準拠に基づいて証明される。

0134

実施形態では、製剤は、例えば光掩蔽粒子計数試験(例えば、USP<788>に記載された光掩蔽粒子計数試験)を使用して評価される、≧10μmの粒子に対して6,000個/容器(容量が100mL以下の容器に対して)以下の粒子及び/又は≧25umの粒子に対して600個/容器(容量が100mL以下の容器に対して)以下の粒子を有する。

0135

実施形態では、製剤は、例えば顕微鏡粒子計数試験(例えば、USP<788>に記載された顕微鏡粒子計数試験)を使用して評価される、≧10μmの粒子に対して3,000個/5mL以下の粒子及び/又は≧25umの粒子に対して300個/5mL以下の粒子を有する。

0136

実施形態では、製剤中のタンパク質は、例えば室温(RT)で1〜8時間、例えばRTで4時間にわたりタンパク質溶液をボルテックスミキサーにかけた後に凝集の欠如(凝集の欠如は、例えば製剤が凝集形に比較してタンパク質の>90%、>91%、>92%、>93%、>94%、>95%、>96%、>97%、>98%若しくは>99%のモノマー形を含有する場合に証明できる)によって証明されるように、撹拌ストレスから保護される。凝集は、例えば本明細書に記載した、又は当分野において公知の方法を使用して評価できる。例えば、凝集は、超遠心分離サイズ排除クロマトグラフィーゲル電気泳動法、動的光散乱法及び/又は濁度測定法を使用して評価できる。

0137

一部の態様では、安定性は、当分野において公知の物理的又は化学的方法によってアッセイされる。例えば、物理的純度又は凝集の欠如は、サイズ排除HPLC又は製剤中のモノマーポリペプチドの相対量を決定する他の方法を使用して決定できる。典型的には、許容される安定性を備える製剤は、タンパク質の凝集形に比較して、治療用タンパク質(例えば、キメラサイトカイン、例えばP05)の>90%のモノマー形を含有する。実施形態では、製剤は、治療用タンパク質の凝集形に比較して、治療用タンパク質(例えば、キメラサイトカイン、例えばP05)の>90%(例えば、>91%、>92%、>93%、>94%、>95%、>96%、>97%、>98%若しくは>99%)のモノマー形を含有する。

0138

化学的純度は、例えば、弱カチオン交換HPLC若しくは逆相HPLCを使用して決定できる。典型的には、許容される安定性を備える製剤は、例えば弱カチオン交換HPLCを使用して評価されるように、分子の化学修飾形に比較して、>80%の天然分子を含有する。実施形態では、製剤は、化学修飾形(例えば、酸化形若しくはアセチル化形)の分子に比較して、>80%(例えば、>85%、>87%、>90%若しくは>95%)の天然分子を含有する。

0139

粒子状物質は、視覚的に同定できる。実施形態では、製剤は、視覚的に同定できる粒子状物質を本質的に含まない製剤である。

0140

本出願人らは、注射により送達するために調製されたIL−1Raであるアナキンラに関する情報は、製品が3年間の保管寿命を有する、3〜8℃で保管されなければならない、及び「歩行使用するためには、Kineret(登録商標)は使用期限を越えずに25℃を超えない温度で12時間は冷蔵庫から取り出されてよい。この期間の終了時には、製品は冷蔵庫に戻してはならず、廃棄されなければならない。」と記載していることに注目している(medicines.org.uk/EMC/medicine/23104/SPC/Kineret+100+mg+solution+for+injection+in+a+pre−filled+syringe#SHELF_LIFEを参照されたい)。これは、本明細書に提供した、例えばP05製剤の驚くべき安定性とは明確な相違を表す。

0141

生物学的処理は、相当に短い保管寿命を有する、又は保管、輸送のための障害物を作り出す特別な保管条件及び患者使用並びに生物製剤の十分な供給の保証を必要とする可能性があるために、投与するためには問題が多い可能性がある。本明細書に提供された所定の製剤の利点は、驚くべきことに製剤は、冷蔵の条件下だけではなく、室温(例えば、25℃)及びそれ以上(例えば、40℃)に一致する温度でも安定である点である。したがって、サイトカインタンパク質若しくはポリペプチド製剤(例えば異種サイトカインタンパク質若しくはポリペプチド製剤)、例えば本明細書に記載した製剤は、一部の実施形態では、RT(例えば、25℃)で少なくとも3日間、5日間、1週間、10日間、2週間、3週間、6週間、8週間、16週間、20種間、25週間、30週間、35週間、40週間、45週間、1カ月間、2カ月間、3カ月間、4カ月間、5カ月間、6カ月間、7カ月間、8カ月間、12カ月間以上の期間にわたり安定である液体形で提供される。実施形態では、日付ベースで、例えば第1月の第1日〜第2月の第1日で決定される。

0142

他の態様では、製剤は、約25℃〜約40℃、例えば、約27℃、約28℃、約29℃、約30℃、約31℃、約32℃、約33℃、約34℃、約35℃、約36℃、約37℃、約38℃、約39℃若しくは約40℃で少なくとも2日間、3日間、5日間、1週間、10日間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、8週間、16週間、20週間、25週間、30週間、35週間、40週間、45週間、1カ月間、2カ月間、3カ月間、4カ月間、5カ月間、6カ月間、7カ月間、8カ月間以上の期間にわたり安定である。

0143

1つの実施例では、製剤は、製剤のタンパク質成分、例えばP05が20mg/mLの濃度にある場合、25℃で1カ月間及び40℃で1週間にわたり安定である。又別の特定実施形態では、ブローフィルシールバイアル若しくはブローフィル送達デバイス内へ装填された製剤は、タンパク質、例えばP05を1mg/mL、5mg/mL若しくは10mg/mLの濃度で含む製剤については、25℃で少なくとも3カ月間にわたり安定である。一部の実施形態では、製剤は、少なくとも8カ月間安定である。

0144

実施形態では、4.5〜5.5mg/mLのP05、9〜11mMのクエン酸ナトリウム、4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール及び0.09〜0.11%(w/v)のポロキサマー188を含む製剤は、2℃〜8℃及び/又は室温、例えば25℃で少なくとも5カ月間安定である。一部の実施形態では、10mMのクエン酸ナトリウム、pH6.0、5%のソルビトール、0.1%のポロキサマー及び5mg/mL若しくは20mg/mLのP05からなる製剤は、2℃〜8℃で少なくとも5カ月間及び/又は室温、例えば25℃で少なくとも5カ月間安定である。

0145

濃度
生物製剤を投与する際の又別の問題は、十分な濃度の生物製剤を提供することである。これは、最少投与回数治療効果を達成できるように相当に高濃度の生物製剤を提供することが望ましい眼科用途では特別な課題である。本出願人らは、例えば上述した、及び本明細書内のどこかに記載した条件などの条件下で保管した場合に目に見えて凝集しない、沈殿しない、又は化学的純度を消失しない高濃度又は治療的に有効な濃度のポリペプチドを含有する有効用量のキメラサイトカイン製剤を送達できる製剤を実現できている。さらに、本出願人らは、等張化剤、界面活性剤及び緩衝剤を含む製剤中に80mg/mLまでの、例えば50mg/mLのタンパク質濃度にあるサイトカイン製剤の安定性を証明した。このため、1つの態様では、本発明において特徴付けた製剤は、0.1mg/mL〜100mg/mL、0.1〜80mg/mL、0.1〜50mg/mL、0.1mg/mL〜20mg/mL、0.1mg/mL〜5mg/mL、0.1mg/mL〜1mg/mL、1mg/mL〜100mg/mL、5mg/mL〜100mg/mL、5mg/mL〜30mg/mL、10mg/mL〜100mg/mL、10mg/mL〜30mg/mL、20mg/mL〜100mg/mL、30mg/mL〜100mg/mL、40mg/mL〜100mg/mL、50mg/mL〜100mg/mL、60mg/mL〜100mg/mL、1mg/mL〜80mg/mL、5mg/mL〜80mg/mL、10mg/mL〜80mg/mL、20mg/mL〜80mg/mL、40mg/mL〜80mg/mL、50mg/mL〜80mg/mL、60mg/mL〜80mg/mL、1mg/mL〜60mg/mL、5mg/mL〜60mg/mL、10mg/mL〜60mg/mL、20mg/mL〜60mg/mL、30mg/mL〜60mg/mL、40mg/mL〜60mg/mL若しくは50mg/L〜60mg/mLの濃度で安定性で存在するキメラサイトカインポリペプチドを含有する。例えば、製剤は、0.1mg/mL、1mg/mL、2mg/mL、5mg/mL〜20mg/mL、例えば5mg/mL若しくは20mg/mLを含有する。

0146

増粘剤は、例えば眼科使用のために製剤中で使用されることが多い。そのような増粘剤は、一般にさもなければ瞬き及び結膜嚢を通しての排液によって急速に一掃されるであろう眼科処置滞留時間を増加させるために含まれる。しかしそのような増粘剤は、例えばアレルギー症状などの有害な作用を有する、製剤のタンパク質成分を損傷させる、又は視界不良を誘発する可能性がある。そのような増粘剤は本明細書に記載した所定の製剤において使用できるが、一部の実施形態では、本出願人らは、有効成分、すなわちキメラサイトカインのための増粘剤を必要としない効果的治療薬として使用される製剤を実現している。

0147

又別の態様では、本発明において特徴付けた製剤は、1つ以上の界面活性剤を含有する。界面活性剤の使用は、例えば分子の容器への接着を減少させるため、特に撹拌条件下でのタンパク質の凝集を減少させるために有用な可能性はあるが、界面活性剤の添加は、発泡、天然膜の破裂及びその他の障壁及び治療によって誘発される許容できない不快感のために治療薬を使用不能にさせる可能性がある。本発明者らは、界面活性剤を包含するが、そのような欠点を招かない製剤を提供することに成功した。典型的には、界面活性剤は非イオン性界面活性剤である。開示した製剤において使用するために適合する界面活性剤は、ポロキサマー、例えばポロキサマー188を含むことができるが、それには限定されない。一部の実施形態では、界面活性剤はポリソルベート、例えばポリソルベート−20及びポリソルベート−80である。有用な可能性がある他の界面活性剤には、Cremophor(登録商標)EL、チロキサポールオクトキシノール40(Triton(登録商標)X405及びポリオキシル40ステアレートが含まれる。所定の実施形態では、製剤は、界面活性剤(例えば、ポロキサマー188)を約0.05%、0.06%、0.1%〜1.0%、0.1%〜0.5%、0.2%〜0.5%若しくは0.1%〜0.2%(w/v)、例えば0.1%(w/v)のポロキサマー188の濃度で含有する。適切な界面活性剤及びそのような界面活性剤の濃度は、界面活性剤が撹拌試験において凝集を防止するかどうかを試験することによって決定できる。そのような試験を実施する方法は、当分野において公知である。例えば、撹拌ストレスから沈降を防止するために界面活性剤が必要とされるかどうかを決定できる。そのような実験では、典型的には、撹拌及び分析を使用してスクリーニングが実施される。そのような試験のために使用される濃度の例は、0.01%、0.02%、0.06%及び0.1%(w/v)の界面活性剤、例えばポロキサマー188である。実施形態では、凝集及び/又は沈降は、分光測光法(A280)、視覚的検査、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、光掩蔽(例えば、HIACデバイスを使用する)又はMicro−Flow Imaging(商標)(MFI、ProteinSimple社、カリフォルニア州サンタクララ)による分析を使用して評価される。界面活性剤は、一般に、最小量の沈降、例えば目に見える沈降のない、又は注射における粒子状物質についての指針(例えば、USP<788>を参照されたい)又は点眼剤における粒子状物質についての指針(例えば、USP<789>を参照されたい)を満たす粒子計数が関連する製剤において使用するために選択される。

0148

又別の態様では、本発明において特徴付けた製剤は、1つ以上の等張化剤を含有する。適切な等張化剤には、塩化ナトリウム、ソルビトール、マンニトール、スクロース、トレハロース又は他の糖が含まれるがそれらに限定されない。何らかの理論に拘束されることなく、そのような等張化剤はキメラサイトカインポリペプチドの驚くべき安定性に寄与することができる。実施形態では、等張化剤、例えば糖、例えばソルビトールは、熱安定性を提供する、又は熱安定性に寄与する。所定の実施形態では、本発明において特徴付けた製剤は、眼のために等張性である(例えば、約270〜330mOsm/kgのオスモル濃度を有する)。一部の実施形態では、製剤は、約250〜約450mOsm/kg、300〜400mOsm/kg、350〜400mOsm/kg、200〜375mOsm/kg又は350〜375mOsm/kgのオスモル濃度を有する。実施形態では、製剤は、270〜330mOsm/kg、例えば約320mOsm/kgのオスモル濃度を有する。等張化剤に依存して、本発明において特徴付けた所定の実施形態は、約1%〜約15%(w/v)、2%〜12%(w/v)、5%〜12%(w/v)又は5%〜10%(w/v)を含有する。ソルビトール若しくはマンニトールについて、濃度の1つの例は、約5%(w/v)であり、例えば濃度は5%(w/v)である。スクロース若しくはトレハロースについて、濃度の1つの例は約9%(w/v)である。

0149

緩衝剤
又別の態様では、本明細書で特徴付けた製剤は、1つ以上の緩衝剤を含有する。適切な緩衝剤の例には、リン酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、ホウ酸塩、コハク酸塩及びTRISが含まれるがそれらに限定されない。一部の場合には、緩衝剤の塩は、ナトリウム塩若しくはカリウム塩である。本発明において特徴付けた所定の実施形態では、緩衝剤は、弱緩衝作用を提供するために約10mM〜約50mM、例えば約20mMから約40mMの量で存在する。これは、チクチクする痛み若しくは不快感が生じる場合、製剤が投与部位、例えば眼の表面上で急速に中和されることを可能にする。一部の実施形態では、緩衝剤は、約10mM、約15mM、約20mM、約25mM、約30mM、約35mM、約40mM、約45mM若しくは約50mMの量で存在する。一部の製剤では、緩衝剤はクエン酸塩、例えばクエン酸ナトリウムである。他の製剤では、緩衝剤は、10mMで存在するクエン酸塩である。一般に、緩衝剤は弱緩衝剤である。

0150

一般に、適切なバッファーは、当該のポリペプチドが様々なpH、濃度、温度及び様々な時間にわたり様々なバッファーに曝露させられる安定性試験を実施することによって選択される。バッファーは、例えば、当該のポリペプチドをバッファー内に配置する工程及びサンプルを高温(促進安定性試験)にかけて次に物理的安定性(視覚的検査による沈降)若しくは化学的安定性を試験することによって、例えば弱カチオン交換クロマトグラフィーによる脱アミド化若しくは逆相クロマトグラフィーによる酸化を監視することによって選択できる。追加のアッセイには、A280、SDS−PAGE、pH及びオスモル濃度の監視を含むことができる。最高の物理的及び化学的安定性を提供するバッファーが選択される。

0151

アミノ酸
又別の態様では、本発明において特徴付けた製剤は、1つ以上のアミノ酸を含有する。適切なアミノ酸には、アルギニン、グルタミン酸、ヒスチジン若しくはメチオニンが含まれるがそれらに限定されない。アミノ酸は、典型的にはタンパク質の安定性及び/又は溶解度を強化するために選択される。そのようなアミノ酸を同定する方法は、当分野において公知である。一部の実施形態では、例えばP05製剤などの製剤は、ヒスチジン若しくはメチオニンを含有する。

0152

一部の実施形態では、製剤は、酸素スカベンジャー、例えばメチオニンを含有する。一部の実施形態では、製剤はプラスチック容器内にある。実施形態では、プラスチック容器は、フリーラジカルを生成する方法を使用して滅菌される、例えば、容器はγ線又はエチレンオキサイドを使用して滅菌される。一部のそのような実施形態では、製剤は、メチオニン、例えば1〜20mMの濃度のメチオニンを含む。実施形態では、メチオニンは、1〜5mM、5〜10mM、10〜15mM、15〜20mM若しくは5〜15mMの濃度で存在する。実施形態では、メチオニンは、約1mM、5mM、10mM、15mM若しくは20mMの濃度で存在する。実施形態では、製剤はメチオニンを約5mMの濃度、例えば2.5〜7.5mM、3〜7mM若しくは4〜6mMの濃度で含有する。一部の実施形態では、滅菌済みプラスチック容器内にメチオニンを含製剤、及び酸化の量はメチオニンを含有しない対応する製剤の酸化の量より少ない。

0153

増粘剤
又別の態様では、本発明において特徴付けた製剤は、1つ以上の増粘剤を含有する。適切な増粘剤には、カルボキシメチルセルロースナトリウム(本明細書ではカルボキシメチルセルロース若しくはCMCとも呼ぶ)を含むメチルセルロースエチルセルロースを含むヒドロキシセルロース;ヒドロキシプロピルメチルセルロース(ヒプロメロース);カルボマー、例えば934P、971P及び974P;ポリビニルアルコール;キサンタンガムグアールガムゲランガム;及びグリセリンが含まれるがそれらに限定されない。

0154

本発明において特徴付けた製剤は、さらに他の医薬上許容される賦形剤も含有していてよい。例えば、Gennaro(ed.),Remington:The Science and Practice of Pharmacy,20th ed.,Lippincott,Williams & Wilkins(2000)(ISBN:0683306472);Ansel et al.,Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems,7th Ed.,Lippincott Williams & Wilkins Publishers(1999)(ISBN:0683305727);Kibbe(ed.),Handbook of Pharmaceutical Excipients,3rd ed.(2000)(ISBN:091733096X);Protein Formulation and Delivery,McNally and Hastedt(eds.,Informa Health Care(ISBN:0849379490)(2007)を参照されたい。添加できる賦形剤は、特に、保存料、浸透強化剤及び生体接着剤である。浸透強化剤及び生体接着剤は、例えば、キトサンサイトカラシンBアミノ化ゼラチン、ポリ−ε−カプロレクトン(カルボポール941P);ポリ(ブチルシアノアクリレート);ポリ−L−アルギニン;シクロデキストリンゲラン;ポリ(アクリル酸);ヒアルロン酸ムチンアルギン酸塩カルボフィル及びポロキサマー(例えば、Nagarwal et al.,J Controlled Release,136:2−13(2009);Ding,PSTT 1:328−35(1998);及びSahoo et al.,Drug Discovery Today,13:144−51(2008)を参照されたい)を含むことができる。その他の賦形剤は、安定剤として有用な可能性があり、例えば、グリセリン、塩化カリウムリン酸カリウムプロピレングリコール酢酸ナトリウム重亜硫酸ナトリウムホウ酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム十水和物、塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム(一塩基性及び二塩基性リン酸ナトリウムを含む);塩化亜鉛フェノール安息香酸塩ヒマシ油及び酸化エチレン誘導体並びにCremophor(登録商標)(BASF社、ドイツ国)を含むことができる。

0155

本発明において特徴付けた医薬組成物は、様々な形態で調製できる。これらには、例えば、液体、半固体及び固体剤形、例えば液剤(例えば、注射液及び注入液)、ナノ粒子及びリポソームを含む分散剤若しくは懸濁剤が含まれる。形態は、一般に投与及び治療用途の意図された様式に左右されることになる。本明細書に記載した作用物質のための組成物は、典型的には注射液若しくは注入液の形態にある、又は局所送達のため、例えば局所眼送達のために調製される。

0156

一部の実施形態では、本明細書に記載した医薬組成物は、製造及び保管条件下で無菌及び安定である。医薬組成物は、さらに又医薬組成物が投与についての規制及び工業規格にしたがっていることを保証するために試験することができる。組成物は、高い薬物(例えば、生物製剤)濃度に適合する液剤、マイクロエマルション剤、懸濁剤、リポソーム又はその他の規則的な構造として調製できる。無菌注射液は、本明細書に記載した作用物質を上記に列挙した成分の1つ又は組み合わせとともに必要量で適切な溶媒中に必要に応じて組み込み、その後にろ過滅菌を行うことにより調製できる。一般に、分散剤は、本明細書に記載した分散剤を、塩基性分散媒及び上記に列挙した成分から必要とされる他の成分を含有する無菌ビヒクル内に組み込む工程によって調製される。無菌注射液を調製するための無菌散剤の場合は、代表的な調製方法には、本明細書に記載した作用物質の粉末事前滅菌ろ過された溶液からの追加の所望の成分を加えたものを産生する真空乾燥法及びフリーズドライ法が含まれる。液剤の適正な流動性は、例えばレシチンなどのコーティング剤の使用によって、分散剤の場合における必要な粒径の維持によって、及び界面活性剤の使用によって維持することができる。注射用組成物の長期吸収は、吸収を遅延させる物質、例えばモノステアレート塩及びゼラチンを包含することによって操作することができる。そのような物質は、低用量製剤において特に有用な可能性がある。実施形態では、製剤は≦1mg/mLの治療用タンパク質(例えば、キメラサイトカイン、例えばP05)を含み、製剤にはゼラチンが含まれる。

0157

所定の実施形態では、製剤は、例えばキメラサイトカインポリペプチドの薬物動態PK)(例えば、身体内、例えば眼内、例えば角膜上のその半減期に基づいて評価される)を延長させるために、担体を用いて調製される。そのような実施形態では、キメラサイトカインポリペプチドは、例えばインプラント若しくはマイクロカプセル封入送達系によって送達される放出制御製剤として送達できる。生分解性生体適合性ポリマー、例えばエチレン酢酸ビニルポリ無水物ポリグリコール酸コラーゲンポリオルトエステル及びポリ乳酸などを使用できる。例えば、Sustained and Controlled Release Drug Delivery Systems,J.R.Robinson,ed.,Marcel Dekker,Inc.,New York,1978を参照されたい
本明細書に記載した製剤の特徴は、それらが保存料を含有しないことである。一般に、保存料は、キメラサイトカインポリペプチドに影響を及ぼす可能性がある、例えばポリペプチドの構造に変化を誘発する可能性がある。さらに、保存料は、被験者において、所望の治療作用にとって正反対である例えば炎症応答を誘発する可能性がある。製剤は、無菌条件下で無菌で保管され、それらの最終容器内に充填される。

0158

ビヒクル製剤
本出願人らは、さらに予想外にも、本明細書に記載した治療用タンパク質を含有していない製剤(例えば、ビヒクル単独製剤)が眼疾患、例えばドライアイ疾患の内の1つ以上の徴候若しくは症状、例えば本明細書に記載したドライアイ疾患の内の1つ以上の徴候若しくは症状を治療するために有用であることも発見した。一部の実施形態では、ビヒクル製剤は、界面活性剤、等張化剤及び緩衝剤を含む。一部のそのような実施形態では、製剤は、疼痛(例えば、疼痛質問スコア若しくは視覚的アナログスケールを使用して評価される疼痛)、OSDI又はOSDIのサブスケールを減少させるために効果的である。一部のそのような実施形態では、製剤は、角膜フルオレセイン染色(CFS)を減少させる。本明細書で使用する用語「ビヒクル単独製剤」は、特別には、タンパク質若しくはペプチド成分を実質的に含んでいない、例えば治療用タンパク質を含有していない製剤を意味する。本明細書に記載したビヒクル製剤は、何らかの治療用タンパク質、例えば治療用ポリペプチドを含有できることを理解すべきである。

0159

一部の実施形態では、ビヒクル製剤、例えばビヒクル単独製剤は、実質的に界面活性剤(例えば、ポロキサマー188)、等張化剤(例えば、ソルビトール)及び緩衝剤(例えば、クエン酸ナトリウム)を含む。実施形態では、ビヒクル製剤は、タンパク質を実質的に含んでいない。実施形態では、ビヒクル製剤は、治療用タンパク質又はペプチドを実質的に含んでいない。実施形態では、ビヒクル製剤は、増粘剤を含有していない。

0160

有用な界面活性剤、等張化剤及び緩衝剤には本明細書に開示した界面活性剤、等張化剤及び緩衝剤が含まれる。一部の実施形態では、界面活性剤はポロキサマー188であり、等張化剤はソルビトールであり、緩衝剤はクエン酸ナトリウム及び/又はリン酸ナトリウムである。

0161

実施形態では、緩衝剤は、20mM以下の濃度で存在する。

0162

一部の実施形態では、ビヒクル製剤は、約0.1%(w/v)のポロキサマー188、約5%(w/v)のソルビトール及び約10mM(w/v)のクエン酸ナトリウムを含む。実施形態では、本明細書に記載したビヒクル製剤の成分は、5%、10%、15%、20%、25%、30%、40%若しくは50%までの本明細書に提供した数値の周囲で変動してよい量で存在する。実施形態では、本明細書に記載したビヒクル製剤の成分は、10%までの本明細書に提供した数値の周囲で変動してよい量で存在する。一部の実施形態では、ビヒクル製剤は、10mMのクエン酸ナトリウム、pH6.0、5%(w/v)のソルビトール及び0.1%のポロキサマー188からなる水性製剤である。

0163

実施形態では、ビヒクル製剤は、9.5〜10.5mM、9〜11mM、8.5〜11.5mM、8〜12mM、7.5〜12.5mM、7〜13mM、6〜14mM若しくは5〜15mMのリン酸ナトリウム若しくはクエン酸ナトリウムを含む。実施形態では、ビヒクル製剤は、9.5〜10.5mM、9〜11mM、8.5〜11.5mM、8〜12mM、7.5〜12.5mM、7〜13mM、6〜14mM若しくは5〜15mMのクエン酸ナトリウムを含む。実施形態では、ビヒクル製剤は、4.75〜5.25%、4.5〜5.5%、4.25〜5.75%、4〜6%、3.75〜6.25%、3.5〜6.5%、3〜7%若しくは2.5〜7.5%(w/v)のソルビトールを含む。実施形態では、ビヒクル製剤は、0.095〜0.105%、0.09〜0.11%、0.085〜0.115%、0.08〜0.12%、0.075〜0.125%、0.07〜0.13%、0.06〜0.14%若しくは0.05〜0.15%(w/v)のポロキサマー188を含む。

0164

実施形態では、ビヒクル製剤のpHは、5.5〜7.5である。実施形態では、pHは、5.5〜6.5である。実施形態では、pHは、6〜7である。実施形態では、製剤は、8〜12mMのクエン酸ナトリウム、4〜6%(w/v)のソルビトール、0.08〜0.12%(w/v)のポロキサマー188を含み、5.5〜7.5のpH、例えば、5.5〜6.5のpHを有する。

0165

実施形態では、ビヒクル製剤は、9〜11mMのクエン酸ナトリウム、4.5〜5.5%(w/v)のソルビトール、0.09〜0.11%(w/v)のポロキサマー188を含み、5.5〜7.5のpH、例えば、5.5〜6.5のpHを有する。実施形態では、ビヒクル製剤は、7〜13mMのクエン酸ナトリウム、3.5〜5.5%(w/v)のソルビトール、0.07〜0.13%(w/v)のポロキサマー188を含み、5.5〜7.5のpH、例えば、5.5〜6.5のpHを有する。

0166

実施形態では、ビヒクル製剤は、増粘剤を含有していない。

0167

実施形態では、ビヒクル製剤は、さらに増粘剤、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)を含む。実施形態では、ビヒクル製剤はCMCを、例えば0.1〜1%(w/v)、0.1〜0.5%(w/v)若しくは0.2〜0.3%(w/v)の濃度でCMCを含む。

0168

一部の実施形態では、ビヒクル製剤は、0.1%(w/v)のポロキサマー188、5%(w/v)のソルビトール、0.25%(w/v)のカルボキシメチルセルロースナトリウム及び10mMのリン酸ナトリウムを含む。実施形態では、ビヒクル製剤は、約6.5のpHを有する。実施形態では、製剤の成分は、5%、10%、15%、20%、25%若しくは30%までの提供した数値の周囲で変動してよい量で存在する。一部の実施形態では、ビヒクル製剤は、0.1%(w/v)のポロキサマー188、5%(w/v)のソルビトール、0.25%(w/v)のカルボキシメチルセルロースナトリウム及び10mMのリン酸ナトリウムを含む。

0169

実施形態では、製剤は、0.08〜0.12%(w/v)のポロキサマー188、4〜6%(w/v)のソルビトール、0.2〜0.3%(w/v)のカルボキシメチルセルロースナトリウム及び8〜10mMのリン酸ナトリウムを含む。実施形態では、製剤は、5.5〜7.5のpH、例えば5.5〜6.5のpHを有する。

0170

投与
一部の実施形態では、本明細書で特徴付けた製剤、例えばキメラIL−1阻害剤などの治療用タンパク質を含有する製剤若しくはビヒクル製剤は、患者、例えばヒト若しくは他の哺乳動物、例えばイヌ、ネコ、若しくはウマなどに局所投与される、及び例えば眼に投与される。一般に、本明細書に記載した製剤は、被験者に、任意の適切な方法、例えばボーラスとしての静脈内投与若しくは長期間にわたる持続注入によって、筋肉内、筋肉内、動脈内、髄腔内、嚢内眼窩内心臓内、皮内、腹腔内、滑液包内、経気管、皮下、表皮下関節腔内、皮膜下、クモ膜下、脊髄内硬膜外注射、胸骨内注射及び注入によって投与することができる。その他の適切な投与様式には、局所(例えば、皮膚若しくは粘膜)又は吸入(例えば、鼻腔内若しくは肺内経路が含まれる。所定の用途のためには、投与経路は、静脈内注射若しくは注入、皮下注射又は筋肉内注射の内の1つである。眼に投与するために、一部の実施形態では、本明細書で特徴付けた製剤(例えば、本明細書に記載したキメラサイトカイン製剤)のための投与様式は、例えば滴剤の形態での眼への局所投与である。製剤を含有することのできる、及び/又は製剤を投与するために使用できるデバイスの例には、単純なアイドロッパー計量機能を備える、若しくは備えないスクイーズボトル及び例えばCatalent社(ニュージャージーサマセット)によって製造されるデバイスのようなブローフィルシール(BFS)デバイス、例えばチップ・シールテクノロジー、銀/微量作用テクノロジー、無菌フィルター圧潰一次容器などを使用する複数回使用容器が含まれる。

0171

製剤についての又別の検討事項は、送達デバイス若しくは容器への粘着を最小限に抑えることである。例えば、界面活性剤、例えばポロキサマー188の添加は、P05の容器への粘着を最小限に抑えることができる。

0172

容器についての追加の考察は、容器が充填されると許容される保管寿命を提供する、例えば蒸発が許容される低レベルである、及び/又は製剤が遊離アッセイ仕様、例えば本明細書に記載した仕様を満たすことである。実施形態では、容器は、例えば5℃で少なくとも2年間、例えば少なくとも3年間、少なくとも4年間又は少なくとも5年間の保管寿命を提供するために適合する。実施形態では、容器は、5℃で少なくとも3年間の保管寿命を提供するために適合する。実施形態では、容器は、RTで少なくとも2カ月間、3カ月間、4カ月間、5カ月間、6カ月間、8カ月間、10カ月間又は12カ月間の保管寿命を提供するために適合する。実施形態では、容器は、RTで少なくとも5カ月間の保管寿命を提供するために適合する。様々な適切な容器材料は、当分野において公知であり、例えば所定のプラスチック、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)若しくはポリプロピレンである。

0173

製剤は、容器内での単回使用用途のために調製できる、又は複数回使用容器で使用するために調製できる。

0174

本明細書で特徴付けた製剤は、例えば眼の後区に関連する障害を治療するために、硝子体内に送達することができる。硝子体内投与の方法は当分野において公知であり、例えば、眼内注射、埋込型デバイスが含まれる。

0175

実施形態では、製剤は、埋込型デバイスを使用して硝子体内に投与される。実施形態では、製剤は、熱安定剤、例えばソルビトールを含む。実施形態では、ソルビトールは≧5%(w/v)の濃度で存在する。

0176

埋込型デバイスは、例えば、非生分解性デバイス、例えばポリビニルアルコール−エチレンビニルアセテートポリマー及びポリスルホンキャピラリー繊維、生分解性デバイス、例えばポリ乳酸、ポリグリコール酸及びポリ乳酸−co−グリコール酸ポリカプロラクトン及びポリ無水物であってよい。デバイスは、例えばナノ粒子、リポソーム若しくはミクロスフェアなどの形態で送達することができる。

0177

本発明において特徴付けた製剤は、固定用量、体重決定用量(例えば、mg/kg)又は年齢決定用量として投与できる。製剤、例えばビヒクル製剤若しくは治療用製剤(例えば治療用タンパク質などの治療薬を含む製剤)は、例えば、1日4回、1日3回、1日2回、1日1回、隔日1回、3日毎に1回、4日若しくは5日毎に1回、毎週、2週間毎、3週間毎、4週間毎、5週間毎、1カ月1回、2カ月に1回、3カ月に1回、4カ月に1回、6カ月に1回又は必要に応じて(随意に)投与することができる。

0178

実施形態では、製剤は、1日に1回、2回又は3回投与される。一部のそのような実施形態では、製剤は、例えば眼の表面に局所投与される。医薬組成物は、「治療有効量」の本明細書に記載した作用物質を含むことができる。作用物質の治療有効量は、例えば個体の疾患状態、年齢、性別及び体重などの因子、並びに化合物が個体における所望の応答、例えば少なくとも1つの障害パラメーター(例えば、徴候)の緩和、又は疾患の少なくとも1つの症状(及び投与される任意の追加の作用物質の作用であってよい)の緩和を引き出す能力によって変動する可能性がある。治療有効量は、さらに治療的に有益な作用が組成物の何らかの毒性若しくは有害作用を勝る量でもある。一部の実施形態では、「治療有効量」は、個体の集団内で決定され、その量は、サイトカイン関連障害、例えばIL−1関連障害の少なくとも1つの症状若しくは徴候を罹患した集団の少なくとも5%、10%、25%、50%、70%、75%、80%、85%、90%、95%若しくは100%において緩和することに効果的である。製剤は、典型的には治療有効量で投与される。一部の場合には、治療有効製剤は、ビヒクル製剤である。一部の場合には、治療有効製剤は、治療用タンパク質を含む。

0179

一部の実施形態では、製剤は、IL−1関連障害を有する被験者に投与され、キメラサイトカインポリペプチドはIL−1β及びIL−1Ra配列のフラグメントを含む。そのような製剤は、例えば、5mg/mL〜20mg/mL、5mg/mL若しくは20mg/mLのポリペプチドを含有する。実施形態では、製剤は、眼に1日1回、2回、3回、4回、5回若しくは6回局所投与される。医薬組成物は、本明細書に記載した、及び当分野において公知の医療デバイス、例えばインプラント、注入ポンプ皮下針及び無針皮下注射デバイスを使用して投与できる。デバイスは、例えば、医薬組成物を保管するための1つ以上のハウジングを含むことができ、キメラサイトカインポリペプチド及び任意選択的に第2作用物質の単位用量を送達するために構成することができる。用量は、固定用量、つまり治療対象の被験者のための単一用量として適する物理的に別個の単位であってよく、各単位は医薬担体に関連する、及び任意選択的に他の作用物質、例えばRestasis(登録商標)又は、例えば店頭薬若しくは処方製品として入手できる人工涙と関連する所望の治療作用を生成するために計算された規定量のキメラサイトカインポリペプチドを含有することができる。

0180

一部の実施形態では、本明細書で記載した障害、例えばIL−1関連障害を治療するために、製剤はその障害を有する被験者に、その障害の少なくとも1つの徴候若しくは症状における持続性改善を誘導するために十分な量及び時間にわたり投与される。改善は、被験者が例えば1〜4週間空いた少なくとも2回の時点に長期間にわたる改善を示す場合は「持続性」と見なされる。改善度は、徴候若しくは症状に基づいて決定することができ、さらに例えばクオリティオブライフ質問票などの被験者に与えられる質問票も使用することができる。1つの非限定的実施例では、キメラサイトカインポリペプチドは、IL−1β及びIL−1Raのフラグメントを含み、少なくとも週1回、例えば少なくとも1日1回、少なくとも1日2回又は少なくとも1日3回局所投与される。

0181

改善は、被験者が選択された徴候及び/又は症状についてのベースラインに比した改善を発現するまで、1用量の製剤を繰り返し投与することによって誘導できる。慢性状態を治療する際には、改善の量は、少なくとも1カ月間以上、例えば1カ月間、2カ月間若しくは3カ月間以上、又は無期限の期間にわたる繰り返し投与によって評価することができる。急性状態を治療する際には、作用物質は、1〜6週間の期間にわたり、又は単回投与としてさえ投与することができる。

0182

初回若しくは間欠的治療後の障害の程度は1つ以上の徴候若しくは症状によると改善したように見える可能性があるが、治療は同一レベルで、又は用量若しくは頻度を減らして無期限に継続することができる。治療は、さらに又徴候若しくは症状の改善又は消失時中止することもできる。治療がいったん減少若しくは中止されても、症状が再出現したら再開することができる。

0183

治療
本明細書で特徴付けた一部の製剤は、治療用タンパク質を含む。実施形態では、製剤は、例えばIL−1Rに結合することができ、及びIL−1シグナル伝達に拮抗できる、このため、(i)少なくとも一部にはIL−1作動性によって誘発される、(ii)IL−1シグナル伝達成分(例えばIL−1α、IL−1β若しくはIL−1RI)の上昇したレベル若しくは活性又は上昇したIL−1シグナル伝達と関連する、及び/又は(iii)IL−1活性を低下させることによって緩和される何らかの疾患若しくは医学的状態を含む、「IL−1関連障害」を治療するために使用できるようなキメラ受容体結合剤(例えば、キメラサイトカイン)を含む。IL−1関連障害には、自己免疫障害及び炎症性障害を含む、急性及び慢性障害が含まれる。IL−1関連障害には、全身性及び非全身性障害が含まれる。IL−1α及びIL−1βは感染性応答並びに例えば関節リウマチを含む炎症性疾患に関係する強力な前炎症性サイトカインであることは明確に確定されている。増加したIL−1産生は、所定の自己免疫障害、虚血症及び様々な癌を有する患者において観察されており、このため、IL−1をこれらの疾患や関連疾患に関係付けている(例えば、Sims and Smith,Nature Rev Immunol,10:89−102(2010)を参照されたい)。

0184

本明細書で使用する用語「治療する」は、本明細書に記載した作用物質の被験者、例えば患者への、統計学的に有意な程度まで、又は当業者であれば検出できる程度まで、障害、例えば本明細書に記載した障害に関連する状態、症状若しくはパラメーターを改善するために、又は疾患の発生若しくは進行を予防するために有効な量、方法及び/又は様式での投与を意味する。治療は、障害、障害の症状又は障害に向かう素因回復させる、治癒させる、緩和する、軽減する、変化させる、救済する、改良する、和らげる、改善する、又は影響を及ぼすことであってよい。有効な量、方法又は様式は、被験者に依存して変動してよく、及び被験者に合わせて作成できる。代表的な被験者には、ヒト、霊長類及び他の非ヒト哺乳動物が含まれる。本発明において特徴付けた製剤は、障害又はその症状若しくは徴候が発生する危険性を減少させるために予防的に与えることもできる。

0185

IL−1関連障害は、自己免疫障害であってよい。IL−1関連性自己免疫障害には、関節リウマチ、強直性脊椎炎ベーチェット症候群炎症性腸疾患クローン病及び潰瘍性大腸炎を含む)、喘息乾癬I型糖尿病座瘡の一部の形態及び本明細書に同定した他の障害が含まれる。本明細書に記載した製剤は、そのようなIL−1媒介性自己免疫障害を有する、又はその恐れがある被験者に投与することができる。IL−1媒介性障害は、例えば下記に記載するような炎症性障害であってよい。本明細書に記載した製剤は、そのようなIL−1媒介性自己免疫障害を有する、又はその恐れがある被験者に投与することができる。

0186

本発明において特徴付けた製剤は、眼障害、例えば眼にキメラサイトカイン受容体を直接的に、又は眼の領域に局所的に投与するのが所望である眼障害において使用するために特に適する。代表的なIL−1関連性眼障害には、シェーグレン症候群(例えば、シェーグレン症候群に関連する乾性角結膜炎)、乾性角結膜炎(シェーグレン関連性若しくは非シェーグレン関連性)を含むドライアイ障害、乾性角膜炎乾燥症候群眼球乾燥症涙液膜障害、涙液産生の減少、涙液減少症対宿主移植片疾患に関連するドライアイ及びマイボーム腺機能不全症が含まれる。ドライアイ障害を有する被験者は眼の炎症を示す可能性があり、チクチク感、イライラ感、痒み、ヒリヒリ感若しくは圧感、刺激、疼痛及び充血を経験する可能性がある。ドライアイ障害は、過度の流涙及び不十分な涙液産生と関連する可能性がある。本発明において特徴付けた製剤は、1つ以上のそのような症状の発生又は悪化を緩和若しくは予防するためにそのような被験者に投与することができる。本発明において特徴付けた製剤はさらに又、被験者における疼痛、例えば眼痛、例えば神経炎症に起因する疼痛を緩和するためにも使用できる。

0187

本明細書に記載した実施形態には、IL−1関連障害、例えばドライアイ障害を有する動物を治療する方法が含まれる。ドライアイは、例えば、イヌにおいては重篤な障害の場合がある。ドライアイに関連するイヌにおける障害の非限定的例には、先天性障害感染症(例えば、イヌジステンパーウイルス)、薬物誘導(例えば、サルファ抗生物質による)及び第三眼瞼涙腺切除(「チェリーアイ」)が含まれる。ドライアイ障害は、さらに所定の犬種、例えばコッカースパエルシーズー、ラサアプソ、ブルドッグ、シュナウツァー及びウェストハイランホワイトリアにおいても一般に見られる。治療できる動物の他の非限定的例には、ネコ及びウマが含まれる。

0188

本明細書で特徴付けた製剤は、さらに又眼の表面、例えば角膜を侵す他の障害を治療するためにも使用できる。そのような障害には、角膜眼表面炎症性状態角膜血管新生末梢性潰瘍性角膜炎及び細菌性角膜炎を含む角膜炎が含まれる。製剤は、角膜創治癒を経験している被験者(例えば、角膜創を有する被験者)を治療するために使用できる。製剤は、眼を含む手技、例えば角膜移植/角膜形成術人工角膜移植手術、層状移植術、選択的内皮移植術を受けようとしている、受けている、又はそれらから回復中の被験者に投与することができる。例えば、Dana(2007)Trans Am Ophthalmol Soc 105:330−43;Dekaris et al.(1999)Curr Eye Res 19(5):456−9;及びDana et al.(1997)Transplantation 63:1501−7を参照されたい。

0189

製剤は、結膜瘢痕形成障害及び結膜炎、例えばアレルギー性結膜炎、例えば重症アレルギー性結膜炎を含む結膜を侵す障害を治療するために使用できる。製剤は、さらに他の障害、例えば類天疱瘡症候群及びスティーブンスジョンソン症候群などを治療するために使用できる。本発明において特徴付けた製剤は、眼中又は眼の周囲における血管新生を調節するために被験者に投与できる。例えば、Dana(2007)Trans Am Ophthalmol Soc 105:330−43を参照されたい。

0190

本発明の製剤は、眼を侵すアレルギー性反応を有する被験者、例えば重症アレルギー性アトピー性)眼疾患、例えばアレルギー性結膜炎に悩んでいる被験者に投与することができる。例えば、製剤は、局所投与することができる。例えば、さらにKeane−Myers et al.(1999)Invest Ophthalmol Vis Sci,40(12):3041−6を参照されたい。

0191

本発明において特徴付けた製剤は、眼を侵す自己免疫障害を有する被験者に投与することができる。代表的な自己免疫眼障害には、交感性眼炎フォークト・小・原田(VKH)症候群、バードショット脈絡網膜症、眼瘢痕性類天疱瘡フック虹彩毛様体炎及び様々な形態のブドウ膜炎が含まれる。製剤は、被験者に上記の障害のいずれかを治療するために投与できる。

0192

本発明において特徴付けた製剤は、糖尿病性網膜症を有する、又はその恐れがある被験者に投与することができる。例えば、Demircan et al.(2006)Eye 20:1366−1369及びDoganay et al.(2006)Eye,16:163−170を参照されたい。

0193

ブドウ膜炎。ブドウ膜炎には急性及び慢性形態が含まれ、虹彩毛様体及び脈絡膜の内の1つ以上の炎症を含む。慢性形態は全身性自己免疫疾患、例えば、ベーチェット症候群、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチライター症候群及び炎症性腸疾患と関連する可能性がある。前部ブドウ膜炎では、炎症は主として虹彩内である(さらに虹彩炎)。前部ブドウ膜炎は、全身性自己免疫疾患を有する被験者を侵す可能性があるが、さらに全身性自己免疫疾患を有していない被験者も侵すことがある。中間部ブドウ膜炎は、前部硝子体周辺網膜及び毛様体の炎症を含んでおり、わずかな前部若しくは脈絡網膜炎症を伴うことが多い。扁平部炎(Pan planitis)は、虹彩と脈絡膜との間の毛様体扁平部の炎症の結果として生じる。後部ブドウ膜炎は、眼球血管膜及び主として脈絡膜に関係し、脈絡膜炎とも呼ばれる。後部ブドウ膜炎は、全身性感染症又は自己免疫疾患と関連する可能性がある。後部ブドウ膜炎は、数カ月間及び数年間さえ持続することがある。本発明において特徴付けた製剤は、被験者に上記の形態のブドウ膜炎のいずれかを治療するために投与できる。さらに、例えばTsai et al.(2009)Mol Vis 15:1542−1552及びTrittibach et al.(2008)Gene Ther.15(22):1478−88を参照されたい。

0194

一部の実施形態では、本発明において特徴付けた製剤は、加齢性黄斑変性症(AMD)を有する、又はその恐れがある被験者を治療するために使用される。製剤は、眼に局所的に、注射して(例えば、硝子体内)又は全身性で提供することで投与できる。例えば、Olson et al.(2009)Ocul Immunol Inflamm 17(3):195−200を参照されたい。

0195

本明細書に記載した製剤は、眼疾患を治療するためにいずれかの様式によって投与できる。作用物質は、非経口様式で送達できる。又は、若しくは追加して、製剤は眼に直接的に、又は眼の近傍に送達することができる。例えば、製剤は、例えば本明細書に記載したように、局所的若しくは眼内に投与することができる。

0196

眼送達のための製剤及び方法
本発明において特徴付けた眼科用製剤は、局所投与のために、例えば点眼液軟膏剤若しくはゲル剤として投与するため、又は例えば眼の前房若しくは結膜嚢内に埋め込むために送達することができる。滴剤、例えば点眼液は、アイドロッパーを使用して送達できる。ゲル剤及び軟膏剤も又ドロッパーを使用して投与できる。眼送達のために調製された場合、活性物質(例えば、キメラサイトカインタンパク質若しくは受容体結合剤)は、0.0001%〜0.1%、0.001%〜5%、例えば、0.005%〜0.5%、0.05%〜0.5%、0.01%〜5%、0.1%〜2%若しくは1%〜5%の濃度で存在してよい。一部の実施形態では、濃度は、例えばP05の2%である。他の実施形態では、濃度は、例えばP05の0.5%である。

0197

一部の実施形態では、受容体結合剤、例えばP05は、例えば上述したようにmg/mLベースで調製される。例えば、活性物質、例えば受容体結合剤は、IL−1阻害剤であり、1〜50mg/mL、1〜25mg/mL、1〜20mg/mL、1〜10mg/mL、2〜8mg/mL、3〜7mg/mL若しくは4〜6mg/mLの濃度で存在する。実施形態では、活性物質は、1mg/mL、2mg/mL、3mg/mL、4mg/mL、5mg/mL、8mg/mL、10mg/mL、15mg/mL、20mg/mL、25mg/mL、30mg/mL、40mg/mL若しくは50mg/mLの濃度で存在する。実施形態では、活性物質、例えばIL−1阻害剤は、100mg/mLまでの濃度で存在する。

0198

典型的には、眼科用製剤は、角膜上、眼瞼上、又は眼球と眼瞼の間の空間(盲嚢)内への滴注を含めて眼に直接的に投与される。眼科用製剤は、涙液と容易に混合し、角膜及び結膜の表面全体塗り広げるために設計することができる。通常の投与技術を用いて、薬物の主要部分は、典型的には下円蓋部内に沈積される。毛管現象拡散力及び瞬目反射前角膜から角膜内浸透して通過する前角膜内への薬物の組み込みを駆動する。

0199

本発明において特徴付けた眼科用製剤は、さらに1つ以上の他の作用物質、例えば抗炎症性ステロイド剤、例えばリメキソロンロテプレドノール、メドリゾン及びヒドロコルチゾン又は非ステロイド性抗炎症薬を含むことができる。例えば、ステロイド剤は、0.001%〜1%の濃度で存在することができる。一部の実施形態では、ステロイド剤は存在しない。例えば、受容体結合剤は、製剤中の唯一の活性物質である。

0200

製剤は、さらに又本明細書に記載した下記の成分の界面活性剤、等張化剤、バッファー、保存料、共溶媒及び粘度形成剤の内の1つ以上をさらに含むことができる。等張化剤は、組成物の張性を例えば自然の張性に調整するために使用できる。等張化剤、特に糖は、さらに又熱安定剤としても機能できる。実施形態では、適切な張性、例えば生理学的張性を実現するために、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム塩化カルシウムデキストロース及び/又はマンニトールが添加されてよい。等張化剤は、本明細書に記載した適切なオスモル濃度を提供するために十分な量で加えることができる。実施形態では、等張化剤は、約150mOsm/kg〜450mOsm/kg若しくは250mOsm/kg〜350mOsm/kgのオスモル濃度を提供するために加えられる。実施形態では、等張化剤は、眼内で等張性であるオスモル濃度を提供するために加えられる。実施形態では、等張化剤、例えばソルビトールは、270〜330mOsm/kgのオスモル濃度を提供するために加えられる。

0201

製剤は、さらに又眼科用送達のために、及び本明細書に記載したように適合する緩衝も含むことができる。バッファーは、pHにおける変化にとって、1つ以上の緩衝成分、例えばクエン酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、ホウ酸、コハク酸塩、酢酸塩又はそれらの医薬上許容される塩(例えば、リン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム若しくは酢酸ナトリウム)を含むことができる。緩衝成分は、特に保管条件下で、例えば製剤が長期保管される場合に使用できる。例えば、バッファーは、pH5.5〜6.5、pH5.5〜6.0、pH6.0〜7.5若しくはpH6.5〜7.5の範囲内の標的pHを提供するために選択できる。典型的には、緩衝剤は弱緩衝剤であるが、このとき緩衝成分の濃度は20mM未満である。実施形態では、緩衝成分の濃度は、約5〜20mM、例えば、5〜15mM、例えば5〜10mMである。

0202

治療用タンパク質を含む製剤は、水性若しくはリン脂質担体を含むことができる。特にドライアイ障害を治療するためには、製剤は、短期緩和を提供するための作用物質、例えば眼を潤滑して涙形成に役立つ化合物を含むことができる。例えば、リン脂質担体(1つ以上のリン脂質を含む)は、短期緩和を提供するために使用できる。人工涙組成物担体として有用な例若しくは人工涙組成物には、市販製品、例えばTears Naturale(登録商標)(Alcon Labs社、米国テキサス州)が含まれる。例えば、製剤は、1mL当たり1mgのデキストラン、70及び3mgのヒドロキシプロピルメチルセルロースを含むことができ、さらに例えばPOLYQUAD(登録商標)(ポリクオタニウム−1)0.001%(m/v)などの保存料を含んでいてもよい。リン脂質担体製剤の例には、米国特許第4804539号明細書、同第4883658号明細書、同第5075104号明細書、同第5278151号明細書及び同第5578586号明細書に開示されたリン脂質担体製剤が含まれる。

0203

製剤は、さらに潤滑剤若しくは湿潤剤として作用する他の化合物も含むことができる。これらには、例えばモノマーポリオール類、例えばグリセロール、プロピレングリコール、エチレングリコール;ポリマーポリオール類、例えばポリエチレングリコール、セルロースファミリーの様々なポリマー類;ヒドロキシプロピルメチルセルロース(「HPMC」)、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース(「HPC」)、デキストラン類、例えばデキストラン70水溶性タンパク質類、例えばゼラチン;及びビニルポリマー類、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンポビドン及びカルボマー類、例えばカルボマー934P、カルボマー941、カルボマー940、カルボマー974Pなどの増粘剤が含まれる。さらに追加の例には、多糖類、例えばヒアルロン酸及びその塩、硫酸コンドロイチン及びその塩並びにアクリル酸ポリマーが含まれる。所定の実施形態では、製剤は、1cP〜400cPの粘度を有する。

0204

製剤、例えばビヒクル製剤は、単回使用又は複数回使用のために、例えば関連ドロッパーを備えるボトル内若しくは1組の単回使用ドロッパーとして包装することができる。

0205

製剤は、例えば使用中の細菌汚染及び真菌汚染を防止するために1つ以上の保存料及び/又は例えばタンパク質を可溶化するために1つ以上の洗剤若しくは界面活性剤を含むことができる。代表的な保存料には、塩化ベンザルコニウムクロロブタノール、臭化ベンゾデシニウム、メチルパラベルン、プロピルパラベンフェニルエチルアルコールエデト酸二ナトリウムソルビン酸及びポリクオタニウム−1が含まれ、0.001%(w/v)〜1.0%(w/v)の濃度で含むことができる。典型的には、本明細書に記載した治療用タンパク質を含有する製剤は、無菌であるが、それでも保存料を含んでいない。

0206

代表的な洗剤/界面活性剤には、Pluronics(登録商標)、例えばF−68;Triton(登録商標)界面活性剤、例えばTriton X−100、ポリソルベート類、例えばTween−20及びTween−80、Elugent(商標)及びCremophor(登録商標)ポリエトキシ化ヒマシ油並びにチロキサポール、オクトキシノール40及びポリオキシル40ステアレートが含まれる。

0207

一般に、洗剤及び/又は界面活性剤は、0.001%(w/v)〜1.0%(w/v)の濃度で含むことができる。一部の態様では、製剤は洗剤を含んでいない。

0208

眼科用パックは、眼科用製剤と眼との長期の接触を生じさせるために使用されてよい。綿撤糸が製剤で飽和させられ、次に上円蓋若しくは下円蓋内に挿入される。製剤は、さらに又イオントフォレーシスによって投与されてもよい。この方法は電極担持する洗眼カップ内で液剤と角膜との接触を保持する。薬物の拡散は、電位差によって実施される。使用されてきたイオントフォレーシスシステムには、Ocuphor(登録商標)1(Iomed社、米国)、Eyegate(登録商標)II Delivery System1(EyeGate Pharma社、米国)、及びVisulex(登録商標)1(Aciont社、米国)が含まれる。Amo and Urtti,Drug Discovery Today,13:143(2008)を参照されたい。

0209

持続性眼送達のための又別の戦略は、ゲル化剤の使用である。これらの材料は、液体形で、点眼剤又は眼内注射として送達できる。滴下後、ポリマーは相転移を経験し、長期間にわたり薬物を放出する半固体若しくは固体マトリックスを形成する。相転移は、温度、イオン濃度又はpHの変化によって誘導できる。

0210

局所的眼使用のためには、ゲル形成溶液、例えばGelrite(登録商標)(ゼラチンガムからの精製アニオン性ヘテロ多糖)を含有するTimoptic(登録商標)−XE1(Merck社、米国)、ポリ(アクリル酸)を含有するPilogel(登録商標)1(Alcon社、スイス国)点眼液及びAzasite(登録商標)1(Insite Vision社、米国)が臨床試験を受けてきた。これらの材料は、従来型点眼液に比較して薬物滞留性を強化し、眼内への薬物吸収の増加及び投与頻度の減少を導く。Amo and Urtti,Drug Discovery Today,13:135−143(2008)を参照されたい。

0211

本発明において特徴付けた製剤は、注射によって、例えば硝子体内、眼周囲又は結膜下注射によって送達できる。製剤は、結膜下へ注射して、単純な拡散による胸膜を通って眼内への通過を促進することができる。製剤はさらに、作用物質を毛様体、脈絡膜及び網膜へ送達するために結膜下及び眼のより後方部分における下にあるテノン嚢に注射することができる。製剤は、さらに又球後注射によって投与されてもよい。

0212

実施形態では、本明細書に記載した製剤は硝子体内投与される。実施形態では、製剤はCMCを含んでいない。

0213

評価
ドライアイ及び他の表面疾患に関して、被験者は、当分野において公知のアプローチ、例えば前眼部障害指数(OSDI)、角膜及び結膜染色並びにシルマー試験の内の1つ以上を使用して評価できる。OSDIを使用する場合、ベースラインからの負の変化は視覚関連機能及び眼炎症性障害の改善を示す。

0214

角膜のフルオレセイン染色については、食塩水に浸したフルオレセインストリップ若しくは1%フルオレセインナトリウム溶液を使用して涙液膜を染色する。典型的には、次に角膜全体は、黄色バリアーフィルター(#12 Wratten)及びコバルトブルー照明を用いて細隙灯顕微鏡検査を使用して試験する。染色は、例えばNEIスケール、Oxfordスキーム又は変法Oxfordスキームにしたがって等級付けできる。典型的には、染色は、角膜が5つの区画中心円形区画及び下側、上側、側及び側頭四分円と呼ばれる、中心角膜区画を取り囲む4つの四分円)に分割され、その1つ1つが最大可能スコア15を生じさせるために点状染色について0〜3でスコア付けされる15ポイントスケールであるNEIスケールにしたがって等級付けされる。

0215

結膜染色は、同様に上皮疾患又は眼表面の上皮障壁における破損の尺度である。結膜染色は、リサミングリーンを使用して細隙灯下で実施する。食塩液に浸したストリップ若しくは1%のリサミングリーン溶液を使用して涙液膜を染色し、眼瞼間結膜染色を30秒間より後だが2分間未満に評価する。中強度白色灯を使用して、鼻側及び側頭側結膜染色の眼瞼間領域だけを、例えばOxfordスキームを使用して等級付けする。

0216

シルマー(Schirmer)試験は、下盲嚢内に細い濾紙片(#41 Whatman濾紙の5×35mm片)を配置することによって麻酔の存在下又は非存在下で実施する。この試験は、薄暗い室内で実施する。患者は、5分間が経過するまで静かに目を閉じ、濾紙片を取り外す。涙液最前部は眼から取り除かれた後も数mm前進し続けるので、5分後に涙液最前部を正確にボールペンマーキングする。涙液産生は、濾紙片が5分間に湿潤する長さ(mm)で測定する。麻酔薬を使用しないシルマー試験についての10mm以下の結果及び麻酔薬を使用したシルマー試験についての5mm以下の結果を異常と見なす。ベースラインからの正の変化は、本明細書に記載した眼炎症性障害の内の1つ以上の症状の改善を示す。

0217

ドライアイ疾患のモデル。本発明において特徴付けた製剤の有効性は、ドライアイ疾患についてのマウスモデルにおいて評価できる。ドライアイは、マウスにおいてはスコポラミンとの皮下注射及び次にマウスを環境制御チャンバーに配置することによって誘導できる。特定の例として、正常な健常6〜10週齢雌性C57BL/6マウスは、環境制御チャンバー内での乾燥環境への持続的曝露によってドライアイを有するように誘導できる。このチャンバーは、30%未満(一般には約19%)の低相対湿度高速気流(15L/分)及び一定温度(約22℃)を有する。チャンバー内に配置されたマウスはさらに涙分泌を抑制するためにスコポラミンで処置する。持続放出性経皮スコポラミンパッチは、Novartis社(ニュージャージー州サミット)から入手できる。1枚のパッチの4分の1を48時間毎にマウスの脱毛した尾中央部に貼付する。環境制御チャンバーとスコポラミンの組み合わせは、相当に短期間(約2〜4日間)で重度のドライアイを生じさせる。環境制御チャンバーは、Barbino et al.(Invest Ophthal Vis Sci,46:2766−2711(2005))に記載されたように準備することができ、気流湿度及び温度の制御を可能にする。

0218

マウスは、ドライアイの徴候について、例えば、a)一般にドライアイの患者では低下する涙液産生を測定するための綿糸試験、b)角膜表面損傷のマーカーである角膜フルオレセイン染色、及び一般眼科検査を実施することによって監視できる。

0219

綿糸試験:涙液産生は、フェノールレッド(Zone−Quick、Lacrimedics社、ワシントン州イーストサウンド)を含浸させた綿糸試験を用いて測定できる。拡大蛍光灯下で、糸を宝石鉗子を用いて保持し、右目結膜円蓋外眼角(lateral cantus)内に30若しくは60秒間配置する。涙の距離(mm)は、顕微鏡下で血球計のスケールを使用して読み取る。

0220

角膜フルオレセイン染色:角膜フルオレセイン染色は、1.0mLの5%フルオレセインをマイクロピペットによって眼の下結膜嚢内に滴下することによって評価できる。角膜は、細隙灯生体顕微鏡を用いてフルオレセイン点眼の3分後にコバルトブルー光を使用して試験する。点状染色は、遮蔽法で、角膜表面が分割されている5つの領域各々について0〜3の標準化NEI(国立眼科学研究所)スコアリングステムを使用して記録する。

0221

同等物
全ての技術的特徴は、そのような特徴のあらゆる可能な組み合わせで個別に組み合わせることができる。

0222

本発明は、本発明の精神又はその本質的特徴から逸脱せずに他の特定形態で実施されてよい。このため上記の実施形態は本明細書に記載した本発明を限定するよりむしろあらゆる点で例示的であると見なすべきである。

0223

本明細書に言及した全ての参考文献の全内容は、これにより全体として組み込まれる。

0224

以下の非限定的実施例は、本明細書に記載した本発明の実施形態をさらに例示する。

0225

[実施例]
[実施例1]
治療用タンパク質、例えばキメラタンパク質の実施例
表1(下記)に列挙したアミノ酸配列を備えるタンパク質をコードする核酸は、T7プロモーター及びアンピシリン(pET31シリーズ)若しくはカナマイシン耐性遺伝子(pET28シリーズ)(EMD Chemicals社、米国ニュージャージー州ギブスタウン)を含有するpETベクター内で構築し、発現させた。発現のために使用できるコーディング配列の実施例は表2に提供した。

0226

上記のタンパク質をコードする代表的な核酸配列は表2に列挙した。一部の実施形態では、核酸配列は、下記に列挙した第1ヌクレオチドの前にATGをさらに含む。一部の実施形態では、核酸配列は、下記に列挙した最終ヌクレオチドの後に終止コドン(例えばTAA、TAG若しくはTGAなど)をさらに含む。

0227

これらのタンパク質は、下記に例示したIL−1β及びIL−1Raからのある範囲の様々な残基を含む可能性がある。P01、P02、P03、P04及びP05の実施例では共通して、サイトカインドメインは、IL−1βからの48〜70%の残基及びIL−1Raからの55〜78%の残基を有することができる。これら2種のタンパク質間で多数のアミノ酸残基が保存されているので、IL−1β及びIL−1Raとの同一性率(%)の合計は100%を超える可能性がある。

0228

治療用タンパク質の他の実施例には、IL−1Ra(例えば、アナキンラ)、カナキヌマブ、ゲボキズマブ、リロナセプト(rilanacept)若しくは抗IL−1R抗体(例えば、Amgen社によって製造された)が含まれる。

0229

[実施例2]
キメラタンパク質の発現及び精製
ヘキサ−ヒスチジンタグ(配列番号23)を含有するタンパク質は、37℃のLBブロス培地中での3時間にわたる1mMのイソプロピルβ−D−1−チオガラクトピラノシドIPTG)を用いた誘導により大腸菌細胞BL21(DES菌株中で発現させた。細胞は、20〜50mMのTris、0.5MのNaCl、2.5mMのEDTA、0.1%のTriton X−100、pH8.0中に溶解させた。溶解物は、0.1%のポリソルベート80を含有する1.25×PBSに対して透析し、次に0.8/0.2μmフィルターに通して滅菌ろ過し、その後にHisTrap HP(登録商標)プレパックカラム(GE Healthcare社、米国ニュージャージー州ピスカタウェイ)を使用して固定化イオンアフィニティークロマトグラフィーIMAC)にかけた。カラムを50mMのリン酸塩中で平衡化させ、500mMのNaCl、pH7.1を装填し、同一バッファーを用いて洗浄した。カラムは、25mMのイミダゾールを用いて前溶出し、同一バッファー中の125mMのイミダゾールを用いて溶出させた。溶出タンパク質を1.25×PBS、0.1%のポリソルベート80、pH7.4に対して広範に透析した。

0230

タンパク質は、20mMのリン酸ナトリウム、0.5MのNaCl、10mMのイミダゾール、pH7.4バッファー中に装填した。タンパク質は、200mMのイミダゾール、20mMのリン酸ナトリウム、0.5MのNaCl、pH7.4バッファーを用いて溶出した。溶出タンパク質は、PBS、0.1%のポリソルベート80、pH7.4に対して広範に透析し、Amicon Ultra(登録商標)(10K)フィルターを用いて濃縮し、4℃若しくは−80℃で保管した。

0231

ヘキサ−ヒスチジンタグ(配列番号23)が欠如するタンパク質は、イオン交換クロマトグラフィーによって精製した。P05タンパク質は、イオン交換クロマトグラフィーによって精製した。発現細胞からの溶解物は、塩の非存在下(およそ1mS/cmの導電率)の低pH(およそpH5.5)でGigaCapS(商標)カラム(Tosoh BioscienceLLC社、米国ペンシルベニア州キングオブプロシア)に適用した。カラムは次にpH勾配(バッファーA=10mMの酢酸、pH5.5;バッファーB=20mMのTris、pH8)によって溶出した。溶出タンパク質を含有する5mLの画分を次に5mLのH2O及び5mLの20mMのTris、pH8)を用いて希釈し、次にCapto(商標)Q樹脂(GE Healthcare社、米国ニュージャージー州ピスカタウェイ)に適用し、20mMのTris、pH8.0中で0mM〜250mMのNaCl勾配を用いて溶出させた。溶出タンパク質は、0.1%のTWEEN(登録商標)80を含む1.25×PBS若しくはTWEEN(登録商標)を含まない1.25×PBSに対して広範に透析し、保管した。図1を参照されたい。P03及びP04タンパク質は、類似の方法を使用して精製した。

0232

P05を発現する細胞は、さらに10g/Lのグルコース、10mMのMgSO4、微量元素(1mg/mLのTEKNOVA(商標)1000X微量元素、#T1001)及びSartorius製2L BIOSTAT(商標)A+中の抗生物質を補給した非動物性大豆タンパク(#T7660)を含むTEKNOVA(商標)テリフィックブロス中で増殖させ、約6時間にわたり1mMのIPTGを用いてOD35〜40で誘導した。細胞は37℃で30%溶解酸素、pH7.0で増殖させ、200〜800rpmで撹拌し、2L/分で酸素散布を実施した。細胞には、pH増加によって検出されるようにグルコースが枯渇した時点にグルコースを9g/L/時で供給した。pHが低下した時点(誘導の約2.5時間後)にグルコース供給量を6g/L/時に減少させた。

0233

細胞を収集し、溶解バッファー(20mMのTris、10mMのEDTA、0.1%のTriton、pH8.0;20mMのTris、10mMのEDTA、0.1%のTriton、pH7.0;50mMのMOPS、10mMのEDTA、0.1%のTriton、pH6.5;又は50mMのMOPS、10mMのEDTA、0.1%のTriton、pH6.0)中に溶解させた。溶解物は、pH5.3及び3mS/cm(35mg/mL(生成物/カラム樹脂))でPoros(登録商標)XSカチオンイオン交換媒質(Life Technologies社、米国カリフォルニア州カールスバッド)上に装填した。

0234

代表的な方法では、P05タンパク質は、100mMのMOPS、25mMのNaCl、pH7.0を含有するバッファーを用いて1工程でpH7.0へ溶出させる。最初の溶出ピークを廃棄して第2溶出ピークをプール内に収集すると、P05タンパク質を含有していた。初期プールは、des−Ala種に比較して無傷P05タンパク質が富裕である。次にこの溶出物質をCapto(登録商標)Qアニオン交換樹脂の上方を流動させる。無傷P05タンパク質を含有する貫流を収集する。

0235

又別の代表的方法では、100mMのMOPS、20mMのNaCl、pH6.0を用いて培地を洗浄する。P05タンパク質は、100mMのMOPS、50〜58mMのNaCl、pH6.0を含有するバッファーを用いて1工程でpH6.0へ溶出させる。第1溶出ピークをその後のピークから分離すると、無傷P05タンパク質を含有していた。次にこの溶出物質をCapto(登録商標)Qアニオン交換樹脂の上方を流動させる。無傷P05タンパク質を含有する貫流を収集する。

0236

[実施例3]
セルベースアッセイ
タンパク質若しくはタンパク質を含有する上清をIL−1活性についてセルベースアッセイで評価した。HEK−Blue(商標)IL−1β応答性細胞を使用してIL−1β活性(InvivoGen社、米国カリフォルニア州サンディエゴから入手できる)を監視した。これらの細胞は、5つのNF−kB及び5つのAP−1結合部位に融合したIFN−β最小プロモーターの制御下で分泌アルカリホスファターゼ(SEAP)レポーター遺伝子を含んでいる。細胞表面上のIL−1受容体のIL−1βの関与は、NF−kBの活性化及びSEAP産生をもたらした。SEAPレポートは、例えばQUANTI−Blue(商標)(InvivoGen社、米国カリフォルニア州サンディエゴ)及び分光測光分析を使用して検出できる。HEK−Blue IL−1β細胞懸濁液は、70〜80%のコンフルエンスまで培養した細胞から調製した。再懸濁させた細胞は、新鮮増殖培地DMEM、4.5g/Lのグルコース、2mMのL−グルタミン、10%(v/v)熱不活化ウシ胎児血清(56℃で30分間)、50U/mLのペニシリン、50mg/mLのストレプトマイシン、100mg/mLのNormocin(登録商標)T)中で約330,000細胞/mLへ調整した。

0237

試薬:20ng/mLでの10μLのIL−1β、10μLの対象の作用物質及び30μLの細胞培養培地平底96ウエル細胞培養プレートのウエルに最終容積50μLまで加えた。陽性及び陰性コントロールサンプルは、並行して調製した。次に150μLのHEK−Blue IL−1β細胞懸濁液(約50,000細胞)を各ウエルに加え、プレートは37℃の5%CO2組織培養インキュベーター中で一晩培養した。一般に、最終IL−1β濃度は(200μLの最終容積中で)0.1ng/mLであった。IL−1β活性は、翌日(12〜15時間後)に評価した。定量前に、QUANTI−Blue(商標)試薬は製造業者の取扱説明書にしたがって調製した。平底96ウエルアッセイプレートは150μLのQUANTI−Blue(商標)溶液を各ウエルに加えて調製した。96ウエル組織培養プレートのウエルからの50μLの馴化培地をアッセイプレートの各ウエルに加えた。このプレートを37℃でおよそ15〜20分間インキュベートした。次に分光光度計を用いて620〜655nmでSEAPレベルを測定した。

0238

結果。図2Aに示したように、このアッセイでは、P06タンパク質はIL−1RIアゴニストとして挙動し、P07タンパク質は部分アゴニストとして挙動したが、P01タンパク質は作動できなかった。実際に、P01タンパク質は、IL−1βの存在下でアッセイした場合はアンタゴニストとして挙動した。図2Bは、本明細書に記載したHEKBlue(商標)細胞アッセイを使用してある範囲のIL−1βタンパク質濃度でのP01によるIL−1β活性の拮抗作用を示している。拮抗作用は、P01の量の増加に伴って増加した(x軸はP01を含有する上清のマイクロリットル(μL)数を反映する)。

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