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技術 冷却作用が幅に依存する冷却装置

出願人 プライメタルズ・テクノロジーズ・オーストリア・ゲーエムベーハー
発明者 ジークリンデ・エーガルトナージアン・チェンラインハルト・カールエリッヒ・オーピッツフロリアン・ペーシュルアロイス・ザイリンガー
出願日 2014年4月4日 (6年8ヶ月経過) 出願番号 2016-508077
公開日 2016年5月30日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2016-515474
状態 特許登録済
技術分野 圧延機に特に連結された素材の表面処理装置 金属圧延一般
主要キーワード 液状冷却媒体 回動角度α 噴霧バー 油圧シリンダユニット 通過ライン 強さのレベル 中央領 冷却媒体流量
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月30日)のものです。
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図面 (11)

課題・解決手段

冷却装置(1)を、平ら圧延物(2)が、通過ライン(3)の高さで輸送方向(x)に通り抜ける。噴霧ビーム(5、6)は、輸送方向(x)に対して横方向に延伸する。噴霧ビーム(5、6)は、輸送方向(x)に対して垂直に見ると、それぞれ、2つの外側領域(7、8)とそれらの間に中央領域(9)とを備える。領域(7、8、9)には、個別に制御可能なそれぞれ専用のバルブ装置(10、11、12)を介して、液状冷却媒体(13)が供給可能である。中央領域(9)に関連する、液状冷却媒体(13)の中央流量分布(V1)は、輸送方向(x)に対して垂直に見ると、中央部で最大であり、縁辺部に向かって減るので、中央流量分布(V1)は、1辺が輸送方向(x)に対して垂直に延在しかつ他の2辺の長さが等しい、中央の三角形を定義する。外側領域(7、8)に関連する、液状冷却媒体(13)の外側流分布(V2、V3)は、縁辺部で最大であり、中央部に向かって減るので、外側流量分布(V2、V3)は、1辺が輸送方向(x)に対して平行に、1辺が輸送方向(x)に対して垂直に延在する、外側の三角形をそれぞれ定義する。中央の三角形と2つの外側の三角形とは、組み合わさって長方形を形成する。

概要

背景

本願発明はさらに、平ら圧延製品圧延するための圧延トレインであって、
‐ 圧延トレインは、少なくとも1つの粗仕上げスタンドと、粗仕上げスタンドの下流に配置された複数の仕上げスタンドと、を備え、
‐ 前記タイプの冷却装置が粗仕上げスタンドのすぐ上流位置決めされているか、あるいは粗仕上げスタンドと粗仕上げスタンドのすぐ下流に配置された仕上げスタンドとの間で下流に位置決めされている、
圧延トレインに関する。

前記タイプの冷却装置の一例は、Mulpicという名で知られている。前記冷却装置では、一方の中央領域と他方の2つの外側領域とに、個別に制御可能なそれぞれ専用のバルブ装置を介して、液状冷却媒体噴射可能である。中央流量分布は、対称的な台形を定義し、当該台形の平行な辺は輸送方向に対して横方向に延在する。台形と2つの外側の三角形とは、組み合わさって長方形を形成する。平らな圧延製品の縁部領域の温度が、平らな圧延製品の中央領域の温度と一致させるために調節されるように、2つの外側領域を介して平らな圧延製品に加えられる冷却媒体の量と、中央領域を介して平らな圧延製品に加えられる冷却媒体の量と、が、互いに調整されるよう、バルブ装置は作動される。

多くの場合、平らな圧延製品の幅にわたって見ると、平らな圧延物は温度のリッジを有する可能性がある。すなわち、平らな圧延製品の一方の側は、他方の側よりも熱い。そのような場合、平らな圧延製品の一方の側を他方の側よりも強く冷却できることは有利であろう。このために、上述のやり方では、不適切である。

概要

冷却装置(1)を、平らな圧延物(2)が、通過ライン(3)の高さで輸送方向(x)に通り抜ける。噴霧ビーム(5、6)は、輸送方向(x)に対して横方向に延伸する。噴霧ビーム(5、6)は、輸送方向(x)に対して垂直に見ると、それぞれ、2つの外側領域(7、8)とそれらの間に中央領域(9)とを備える。領域(7、8、9)には、個別に制御可能なそれぞれ専用のバルブ装置(10、11、12)を介して、液状冷却媒体(13)が供給可能である。中央領域(9)に関連する、液状冷却媒体(13)の中央流量分布(V1)は、輸送方向(x)に対して垂直に見ると、中央部で最大であり、縁辺部に向かって減るので、中央流量分布(V1)は、1辺が輸送方向(x)に対して垂直に延在しかつ他の2辺の長さが等しい、中央の三角形を定義する。外側領域(7、8)に関連する、液状冷却媒体(13)の外側流分布(V2、V3)は、縁辺部で最大であり、中央部に向かって減るので、外側流量分布(V2、V3)は、1辺が輸送方向(x)に対して平行に、1辺が輸送方向(x)に対して垂直に延在する、外側の三角形をそれぞれ定義する。中央の三角形と2つの外側の三角形とは、組み合わさって長方形を形成する。

目的

本願発明の目的は、前記種類の温度のリッジを取り除くことができる可能性を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

平ら圧延製品(2)のための冷却装置であって、‐前記平らな圧延製品(2)は、通過ライン(3)の高さで輸送方向(x)に前記冷却装置を通り抜け、‐冷却ベッドは、前記輸送方向(x)に対して横方向に延伸する複数の噴霧バー(5、6)を備え、‐それぞれの前記噴霧バー(5、6)は、前記輸送方向(x)に対して横方向に見ると、2つの外側領域(7、8)と前記2つの外側領域(7、8)の間に配置された中央領域(9)とを備え、‐前記外側領域及び前記中央領域(7、8、9)には、個別に制御可能なそれぞれ専用のバルブ装置(10、11、12)を介して、液状冷却媒体(13)が噴射可能であり、‐前記平らな圧延製品(2)は、前記中央領域(9)に配置された放出開口部(15)によって、前記液状冷却媒体(13)の中央流量分布(V1)に作用されることができ、該中央流量分布(V1)は、前記輸送方向(x)に対して横方向に見ると、中央部で最大で縁辺部に向かって減るので、前記中央流量分布(V1)は、1辺が前記輸送方向(x)に対して横方向に延在しかつ他の2辺の長さが等しい、中央の三角形を定義し、‐前記平らな圧延製品(2)は、前記外側領域(7、8)に配置された放出開口部(16、17)によって、前記液状冷却媒体(13)のそれぞれの外側流分布(V2、V3)に作用されることができ、それぞれの該外側流量分布(V2、V3)は、前記輸送方向(x)に対して横方向に見ると、それぞれの縁辺部で最大で中央部に向かって減るので、前記外側流量分布(V2、V3)は、1辺が前記輸送方向(x)に対して平行に、1辺が前記輸送方向(x)に対して横方向に延在する、外側の三角形をそれぞれ定義し、‐前記中央の三角形と2つの前記外側の三角形とは、組み合わさって長方形を形成する、冷却装置。

請求項2

前記バルブ装置(10、11、12)は二元的に切り替えられ、前記中央領域及び前記外側領域(7、8、9)に噴射される液状冷却媒体(13)の量は、それぞれのポンプ(18、19、20)によって作り出される作動圧力(p1、p2、p3)を調節することによって、および/あるいはそれぞれの前記ポンプ(18、19、20)によってもたらされる搬送量(M1、M2、M3)を調節することによって、設定されることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。

請求項3

噴霧バー(5、6)の数は少なくとも2つであり、それぞれ少なくとも1つずつの噴霧バー(5、6)が、前記通過ライン(3)の上方と下方とに配置されていることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の冷却装置。

請求項4

前記噴霧バー(5、6)の少なくとも1つは、前記通過ライン(3)に対して位置不変保持フレーム(24)に配置されており、前記噴霧バー(5、6)には、前記通過ライン(3)から前記噴霧バー(5、6)までの距離(a)を設定可能にする調節装置(25)が割り当てられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷却装置。

請求項5

前記距離(a)が変化可能な調節範囲(δa)は、少なくとも20cmであることを特徴とする請求項4に記載の冷却装置。

請求項6

前記噴霧バー(5、6)の少なくとも1つは、前記通過ライン(3)に対して位置不変の保持フレーム(24)に配置されており、前記噴霧バー(5、6)には、回転軸(26)周り回動角度(α)分だけ前記噴霧バー(5、6)を回動可能にする少なくとも1つの調節装置(25)が割り当てられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷却装置。

請求項7

前記噴霧バー(5、6)の少なくとも1つは、中間フレームに配置されており、前記中間フレームは、続いて前記通過ライン(3)に対して位置不変の保持フレーム(24)に配置されており、前記噴霧バー(5、6)及び前記中間フレームには、それぞれ調節装置(25)が割り当てられており、前記噴霧バー(5、6)に割り当てられた前記調節装置(25)によって、前記中間フレームから前記噴霧バー(5、6)までの距離が設定可能であり、前記中間フレームは、該中間フレームに割り当てられた前記調節装置(25)によって、回転軸(26)周りに回動角度(α)分だけ回動可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷却装置。

請求項8

前記噴霧バー(5、6)の少なくとも1つは、中間フレームに配置されており、前記中間フレームは、続いて前記通過ライン(3)に対して位置不変の保持フレーム(24)に配置されており、前記噴霧バー(5、6)及び前記中間フレームには、それぞれ調節装置(25)が割り当てられており、前記噴霧バー(5、6)に割り当てられた前記調節装置(25)によって、前記噴霧バー(5、6)は回転軸(26)周りに回動角度(α)分だけ回動可能であり、前記中間フレームに割り当てられた前記調節装置(25)によって、前記保持フレーム(24)から前記中間フレームまでの距離が設定可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の冷却装置。

請求項9

前記回転軸(26)は、前記輸送方向(x)に対して横方向に見ると、前記噴霧バー(5、6)の縁辺部に配置されており、前記輸送方向(x)に対して平行に延在することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の冷却装置。

請求項10

前記回動角度(α)は少なくとも20度であることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の冷却装置。

請求項11

平らな圧延製品を圧延するための圧延トレインであって、‐該圧延トレインは、少なくとも1つの粗仕上げスタンド(27)と、該粗仕上げスタンド(27)の下流に配置された複数の仕上げスタンド(28)と、を備え、‐請求項1から10のいずれか1項に記載の冷却装置が、前記粗仕上げスタンド(27)のすぐ上流位置決めされているか、あるいは前記粗仕上げスタンド(27)と、前記粗仕上げスタンド(27)のすぐ下流に配置された前記仕上げスタンド(28)と、の間に下流に位置決めされている、圧延ライン

技術分野

0001

本願発明は、平ら圧延製品のための冷却装置であって、
‐ 平らな圧延製品は、通過ラインの高さで輸送方向に冷却装置を通り抜け、
‐ 冷却ベッドは、輸送方向に対して横方向に延伸する複数の噴霧バーを備え、
‐ それぞれの噴霧バーは、輸送方向に対して横方向に見ると、2つの外側領域と2つの外側領域の間に配置された中央領域とを備え、
‐ 平らな圧延製品は、中央領域に配置された放出開口部によって、液状冷却媒体の中央流量分布に作用されることができ、当該中央流量分布は、輸送方向に対して横方向に見ると、中央部で最大で縁辺部に向かって減り、
‐ 平らな圧延製品は、外側領域に配置された放出開口部によって、液状冷却媒体のそれぞれの外側流分布に作用されることができ、それぞれの当該外側流量分布は、輸送方向に対して横方向に見ると、それぞれの縁辺部で最大で中央部に向かって減るので、外側流量分布は、1辺が輸送方向に対して平行に、1辺が輸送方向に対して横方向に延在する、外側の三角形をそれぞれ定義する、
冷却装置に関する。

背景技術

0002

本願発明はさらに、平らな圧延製品を圧延するための圧延トレインであって、
‐ 圧延トレインは、少なくとも1つの粗仕上げスタンドと、粗仕上げスタンドの下流に配置された複数の仕上げスタンドと、を備え、
‐ 前記タイプの冷却装置が粗仕上げスタンドのすぐ上流位置決めされているか、あるいは粗仕上げスタンドと粗仕上げスタンドのすぐ下流に配置された仕上げスタンドとの間で下流に位置決めされている、
圧延トレインに関する。

0003

前記タイプの冷却装置の一例は、Mulpicという名で知られている。前記冷却装置では、一方の中央領域と他方の2つの外側領域とに、個別に制御可能なそれぞれ専用のバルブ装置を介して、液状冷却媒体が噴射可能である。中央流量分布は、対称的な台形を定義し、当該台形の平行な辺は輸送方向に対して横方向に延在する。台形と2つの外側の三角形とは、組み合わさって長方形を形成する。平らな圧延製品の縁部領域の温度が、平らな圧延製品の中央領域の温度と一致させるために調節されるように、2つの外側領域を介して平らな圧延製品に加えられる冷却媒体の量と、中央領域を介して平らな圧延製品に加えられる冷却媒体の量と、が、互いに調整されるよう、バルブ装置は作動される。

0004

多くの場合、平らな圧延製品の幅にわたって見ると、平らな圧延物は温度のリッジを有する可能性がある。すなわち、平らな圧延製品の一方の側は、他方の側よりも熱い。そのような場合、平らな圧延製品の一方の側を他方の側よりも強く冷却できることは有利であろう。このために、上述のやり方では、不適切である。

発明が解決しようとする課題

0005

本願発明の目的は、前記種類の温度のリッジを取り除くことができる可能性を提供することにある。

課題を解決するための手段

0006

本目的は、請求項1の特徴を有する冷却装置によって達成される。本発明に係る冷却装置の有利な実施形態は、従属請求項2から10の対象である。

0007

本発明に従えば、冒頭で述べたタイプの冷却装置は、
‐ 複数の領域に、個別に制御可能なそれぞれ専用のバルブ装置を介して、液状冷却媒体が噴射可能であることと、
‐ 中央流量分布は、1辺が輸送方向に対して横方向に延在しかつ他の2辺の長さが等しい、中央の三角形を定義することと、
‐ 中央の三角形と2つの外側の三角形とは、組み合わさって長方形を形成することと、
によって、形作られる。

0008

それによって、最大限可能な冷却媒体の量の範囲内において、平らな圧延製品の幅全体にわたる熱的リッジに対抗できる。それでも、従来技術とは異なって個別に、2つの外側領域を適切に制御することによって、平らな圧延製品の2つの縁部を、平らな圧延製品の中央領域ほど強くは冷却しない可能性が残されたままである。2つの縁部を平らな圧延製品の中央領域ほど強くは冷却しないが、2つの縁部を異なる強さで冷却することすら可能である。

0009

冷却装置の特に簡単な一形態において、バルブ装置は二元的に切り替えられる。つまり、バルブ装置は、特定の時点で、完全に開放されているかあるいは完全に閉鎖されているかである。最も簡単な場合、それぞれの領域にわたって放出される液量に影響を及ぼすさらなる可能性はない。しかしながら好適には、複数の領域に噴射される液状冷却媒体の量は、それぞれのポンプによって作り出される作動圧力を調節することによって、および/あるいはそれぞれのポンプによってもたらされる搬送量を調節することによって、設定され得る。しかもバルブ装置は、サーボバルブあるいは比例バルブとして形成されていてよい。この場合、たとえば、上流に配置されたポンプが一定の圧力を生み出すので、あるいは液状冷却媒体が高置タンクから供給されるので、液状冷却媒体はバルブ装置の上流で一定の圧力であり得る。

0010

本発明に係る冷却装置の最小構成では、噴霧バーが1つしかない。この場合、噴霧バーは、通常、通過ラインの上方に配置されている。個々の場合では、噴霧バーは、代替的に、通過ラインの下方に配置されていてよい。しかしながらしばしば、1つより多くの噴霧バーがある。つまり噴霧バーの数は、少なくとも2つである。この場合、好適にはそれぞれ少なくとも1つずつの噴霧バーが、通過ラインの上方と下方とに設けられている。それによって、平らな圧延製品は、両側から同等に冷却され得る。

0011

噴霧バーの数に関係なく、噴霧バーの少なくとも1つが、通過ラインに対して位置不変保持フレームに配置されていてよい。この場合、前記噴霧バーには、通過ラインから前記噴霧バーまでの距離を設定可能にする調節装置割り当てられていてよい。この実施形態は特に、噴霧バーでのおよび/あるいはたとえば通過ラインを定義するローラテーブルでのメンテナンス作業を行う必要があるとき、通過ラインからの距離を最大にするために、用いられ得る。距離が変化可能な調節範囲は、必要に応じて決定されていてよい。好適にはこの調節範囲は、少なくとも20cm、たとえば少なくとも30cm、特に少なくとも50cmである。さらに大きな値も可能である。

0012

同様に、通過ラインに対して位置不変の保持フレームに配置されている噴霧バーを、調節装置によって、回転軸周り回動角度分だけ、回動することが可能である。

0013

2つの措置、つまり距離の調節と回動運動とは、同じ噴霧バーでも互いに組み合わせ可能である。この場合、対応する噴霧バーは、中間フレームに配置されており、中間フレームは、続いて通過ラインに対して位置不動の保持フレームに配置されている。噴霧バー及び中間フレームには、それぞれ調節装置が割り当てられている。噴霧バーに割り当てられた調節装置によって、中間フレームから噴霧バーまでの距離を設定することが可能である。この場合、中間フレームは、中間フレームに割り当てられた調節装置によって、回転軸周りに回動角度分だけ回動可能である。代替的に、逆のやり方をしてよい。この場合、噴霧バーに割り当てられた調節装置によって、噴霧バーは回転軸周りに回動角度分だけ回動可能である。この場合、中間フレームに割り当てられた調節装置によって、保持フレームから中間フレームまでの距離が設定可能である。

0014

回動運動が可能である場合、回転軸は、通常、輸送方向に対して横方向に見ると、前記噴霧バーの縁辺部に配置されており、輸送方向に対して平行に延在する。回動角度は、必要に応じて決定されていてよい。好適には回動角度は、少なくとも20度である。たとえば回動角度は、少なくとも30度、あるいは少なくとも45度、あるいは少なくとも60度であってよい。回動角度は、さらに大きくても、つまり90度までと、それ以上でも可能である。

0015

本目的はさらに、請求項11の特徴を有する、平らな圧延製品を圧延するための圧延トレインによって達成される。本発明に従えば、冒頭で述べたタイプの圧延トレインは、冷却装置を本発明に従って形成することによって、形作られる。

0016

本発明の、上述の特性と特徴と利点、およびこれらを達成する方法は、図と関連してより詳細に説明される例示的な実施形態の以下の記述との関連で、より明白かつ明確に理解できる。この場合概略的に示されるのは、以下である。

図面の簡単な説明

0017

冷却装置の側面図である。
通過ラインから見た冷却装置である。
最大冷却媒体流量分布である。
例として考えられ得る、結果的な冷却媒体流量分布である。
例として考えられ得る、結果的な冷却媒体流量分布である。
例として考えられ得る、結果的な冷却媒体流量分布である。
例として考えられ得る、結果的な冷却媒体流量分布である。
噴霧バーに対する調節オプションを示す。
噴霧バーに対する調節オプションを示す。
圧延トレインを示す。

実施例

0018

図1に従えば、全体として参照符号1で示された、平らな圧延製品2のための冷却装置を、圧延製品2が、通過ライン3の高さで輸送方向xに通り抜ける。通過ライン3は、たとえば、上流に配置された装置および/あるいは下流に配置された装置の配置によって定義されていてよい。上流装置は、たとえば、鋳造装置、炉、あるいは圧延スタンドとして形成されていてよい。下流装置は、たとえば、圧延スタンド、ローラテーブル、あるいは冷却ベッドとして形成されていてよい。別の実施形態も可能である。

0019

冷却装置1は、複数の噴霧バー5、6を備える。噴霧バー5、6が1つしかなくても構わない。しかしながら通常、噴霧バー5、6は複数あり、つまり少なくとも2つの噴霧バー5、6がある。この場合、図1描写に応じて、噴霧バー5、6が好適には少なくとも1つずつ、通過ライン3の上方と下方とに配置されている。通過ライン3の上方に配置された噴霧バー5は、以下において簡単に上方噴霧バー5と呼ばれ、通過ライン3の下方に配置された噴霧バー6は、下方噴霧バー6と呼ばれる。

0020

以下において、図2から図9に関連して、上方噴霧バー5の考えられ得る実施形態が、より詳細に説明される。しかしながら、同じ形態は、代替的あるいは付加的に、下方噴霧バー6でも実現され、もしくは実現可能である。

0021

上方噴霧バー5は、輸送方向xに対して横方向に延伸する(図2参照)。上方噴霧バー5は、輸送方向xに対して横方向に見ると、2つの外側領域7、8を備える。上方噴霧バー5はさらに、中央領域9を備える。中央領域9は、輸送方向xに対して横方向に見ると、2つの外側領域7、8の間に配置されている。2つの外側領域7、8と中央領域9とに、それぞれ専用のバルブ装置10、11、12を介して、液状冷却媒体13が噴射可能である。バルブ装置10、11、12は、制御装置14によって個別に作動可能である。つまり、バルブ装置10、11、12の各々の制御は、他のそれぞれ2つのバルブ装置11、12もしくは10、12もしくは10、11の制御とは関係ない。

0022

平らな圧延製品2は、中央領域9に配置されている放出開口部15によって、液状冷却媒体13の流量分布V1に作用されることが可能である。同様のやり方で、平らな圧延製品2は、2つの外側領域7、8に配置されている放出開口部16、17によって、液状冷却媒体13のそれぞれの流量分布V2、V3に作用されることが可能である。流量分布V1、V2、V3は、以下において、互いに言葉で区別するために、中央流量分布V1、左側外側流量分布V2、右側外側流量分布V3と呼ばれる。「流量分布」という用語は、本願発明の枠内においては、時間的な分布ではなく、場所的な分布を指す。これについては、図3図4から図7についての以下の説明に基づいて、より詳細に明らかとなるであろう。

0023

中央領域9に割り当てられたバルブ装置10が完全に開放されると、中央流量分布V1が平らな圧延製品2に加えられる。中央流量分布V1は、図3に従えば、輸送方向xに対して横方向に見ると、中央部で最大である。中央流量分布V1は、縁辺部に向かって減る。減少は、両縁辺部に向かって、線形に生じる。それによって中央流量分布V1は、中央の三角形を定義する。中央の三角形の1辺は、輸送方向xに対して横方向に延在する。中央の三角形の他の2辺は、長さが等しい。つまり中央の三角形は、二等辺三角形である。

0024

左側外側領域7に割り当てられたバルブ装置11が完全に開放されると、左側外側流量分布V2が平らな圧延製品2に加えられる。左側外側流量分布V2は、図3に従えば、輸送方向xに対して横方向に見ると、左側縁辺部で最大である。左側外側流量分布V2は、中央部に向かって減る。減少は、中央部に向かって、線形に生じる。それによって左側外側流量分布V2は、左側外側の三角形を定義する。左側外側の三角形の1辺は、輸送方向xに対して平行に延在する。左側外側の三角形の他の辺は、輸送方向xに対して横方向に延在する。つまり左側外側の三角形は、直角三角形である。

0025

右側外側領域8に割り当てられたバルブ装置12が完全に開放されると、右側外側流量分布V3が平らな圧延製品2に加えられる。右側外側流量分布V3は、図3に従えば、輸送方向xに対して横方向に見ると、右側縁辺部で最大である。右側外側流量分布V3は、中央部に向かって減る。減少は、中央部に向かって、線形に生じる。それによって右側外側流量分布V3は、右側外側の三角形を定義する。右側外側の三角形の1辺は、輸送方向xに対して平行に延在する。右側外側の三角形の他の辺は、輸送方向xに対して横方向に延在する。つまり右側外側の三角形は同様に、直角三角形である。

0026

明らかに、中央の三角形と2つの外側の三角形とは、組み合わさって長方形を形成する。結果として生じる局所的な流量分布V、つまり流量分布V1とV2とV3との合計は、図5の図において破線で示されている。

0027

それぞれの三角形の流量分布V1、V2、V3を実現するために、放出開口部15、16、17が、たとえば図2の描写に従えば、輸送方向xで見て互いに連続する複数の列で配置されていてよい。代替的にあるいは付加的に、放出開口部15、16、17は、それぞれの放出開口部15、16、17から出る冷却媒体13の量が変化するように、適切に構成されることが可能である。

0028

図3に表わされている流量分布V1、V2、V3は、最大限可能な流量分布である。つまり、領域7、8、9に割り当てられたバルブ装置10、11、12が完全に開放されており、かつ領域7、8、9に噴射される搬送量M1、M2、M3が最大の場合、前記流量分布V1、V2、V3が、平らな圧延製品2に加えられる。搬送量M1、M2、M3は一定であってよい。しかしながら好適には、搬送量M1、M2、M3は個別に連続して調節可能である。これによって、搬送量M1、M2、M3の設定に応じて、調節限度内で、結果として生じる望ましい局所的な流量分布Vが設定され得る。結果として生じる考えられ得るいくつかの局所的な流量分布Vは、単に例示的に、以下において、図4から図7に関連して、より詳細に説明される。

0029

図4に従えば、左側外側領域7に割り当てられたバルブ装置11は、閉鎖されたままである。それゆえ関連する搬送量M2は0である。右側外側領域8には、割り当てられたバルブ装置12を介して、最大限可能な搬送量M3(あるいはわずかに少ない量)が供給される。中央領域9には、割り当てられたバルブ装置10を介して、中程度の搬送量M1が供給される。対応する流量分布V1、V3は、図4の図において破線で示されている。全体としてもたらされる結果的な流量分布Vは、実線で示されている。明らかに、図4に記載の結果的な流量分布Vによって、平らな圧延製品2の熱的リッジが修正され得る。

0030

図5に従えば、左側外側領域7には、割り当てられたバルブ装置11を介して、中程度の搬送量M2が供給される。右側外側領域8には、割り当てられたバルブ装置12を介して、比較的多いが最大ではない搬送量M3が供給される。中央領域9には、割り当てられたバルブ装置10を介して、最大限可能な搬送量M1(あるいはわずかに少ない量)が供給される。対応する流量分布V1、V2、V3は、図5の図において破線で示されている。全体としてもたらされる結果的な流量分布Vは、実線で示されている。明らかに、図5に記載の結果的な流量分布Vによって、平らな圧延製品2の中央領域が大きく冷却されるが、2つの縁辺部の冷却の強さの程度は異なる。

0031

図6に従えば、左側外側領域7には、割り当てられたバルブ装置11を介して、比較的多い搬送量M2が供給される。右側外側領域8には、割り当てられたバルブ装置12を介して、わずかに少ない搬送量M3が供給される。中央領域9に割り当てられたバルブ装置10は、閉鎖されている。それゆえ対応する搬送量M1は0である。対応する流量分布V2、V3は、図5の図において実線で示されている。全体としてもたらされる結果的な流量分布Vは、左側部分において流量分布V2に対応し、右側部分において流量分布V3に対応する。明らかに、図6に記載の結果的な流量分布Vによって、平らな圧延製品2の縁辺部は、異なる強さのレベルに冷却される。

0032

図7に従えば、右側外側領域8と中央領域9とには、平らな圧延製品2の右側部分において一定の流量分布Vを形成するために組み合わせられる搬送量M1、M3が供給される。左側外側領域7には、右側外側領域8に供給される搬送量M3よりも多くの搬送量M2が供給される。それによって、平らな圧延製品2の左側縁辺部は、平らな圧延製品2の中央部から離れるにつれ、冷却がより強くなる。つまり結果として生じる流量分布Vは、左側縁辺部に向かって増加する。代替的に、左側外側領域7に供給される搬送量M2が、右側外側領域8に供給される搬送量M3よりも少なくてよいであろう。この場合、平らな圧延製品2の左側縁辺部は、平らな圧延製品2の中央部から離れるにつれ、冷却がより弱くなり、つまり結果として生じる流量分布は減る。

0033

図4から図7に関連して上で説明された搬送量M1、M2、M3は、単に例示的な役目を果たすものである。必要に応じて、別の組み合わせも可能である。

0034

搬送量M1、M2、M3を調節できるようにするために、バルブ装置10、11、12がサーボバルブとして形成されていることが可能である。しかしながら好適には、バルブ装置10、11、12は、二元的に切り替えられる。つまりバルブ装置は、作動状況に応じて、完全に開放されているかあるいは完全に閉鎖されているかである。中間的な設定をとることはない。この場合、搬送量M1、M2、M3は、調節可能である限りにおいて、それぞれのバルブ装置10、11、12のそれぞれ上流に配置されているポンプ18、19、20によって設定される。それぞれのポンプ18、19、20によってもたらされる搬送量M1、M2、M3が直接設定され得る。代替的にあるいは付加的に、それぞれのポンプ18、19、20がそれぞれの搬送ライン21、22、23内で引き起こす作動圧力p1、p2、p3が調節され得る。

0035

図8に記載の実施形態では、上方噴霧バー5が保持フレーム24に配置されている。保持フレーム24は通過ライン3に対して位置不変である。上方噴霧バー5には、調節装置25が割り当てられている。調節装置25は、(たとえば)複数の油圧シリンダユニットとして形成されていてよい。たとえば、保持フレーム24と上方噴霧バー5との左右に取り付けられている2つの油圧シリンダユニットが存在してよい。調節装置25によって、通過ライン3から上方噴霧バー5までの距離aを設定できる。調節範囲δa、つまり最大限可能な距離aと最小限可能な距離aとの間の差は、必要に応じて選択され得る。好適には調節範囲δaは、少なくとも20cmである。より大きな値、たとえば30cm(あるいはそれ以上)あるいは50cmを有することができる。さらに大きな値も可能である。

0036

図9に記載の実施形態では、上方噴霧バー5は同様に、通過ライン3に対して位置不変の保持フレーム24に配置されている。図9に記載の実施形態でも、上方噴霧バー5に調節装置25が割り当てられている。ここでも、調節装置25は、(たとえば)複数の油圧シリンダユニットとして形成されていてよい。調節装置25によって、上方噴霧バー5は、回転軸26周りに回動可能である。回転軸26は、図9の描写に従えば、輸送方向xに対して横方向に見ると、前記噴霧バー5の縁辺部に配置されている。回転軸26は、好適には輸送方向xに対して平行に延在する。

0037

回動角度α、つまり上方噴霧バー5が回動可能な角度は、必要に応じて選択され得る。好適には回動角度αは、少なくとも20度である。たとえば回動角度αは、少なくとも30度、あるいは少なくとも45度、あるいは少なくとも60度であってよい。回動角度αは、さらに大きくても、つまり90度までと、それ以上でも可能である。

0038

2つの調節オプション、つまり距離aの設定と回転軸26周りの回動運動とは、互いに組み合わせられていてもよい。

0039

本発明に係る冷却装置1は、図10に従えば好適には、平らな圧延製品2が圧延される圧延トレインで使用される。圧延トレインは、図10に従えば、少なくとも1つの粗仕上げスタンド27を備える。さらに圧延トレインは、複数の仕上げスタンド28を備える。仕上げスタンド28は、輸送方向xで見て、粗仕上げスタンド27の下流に配置されている。仕上げスタンド28の数は通常4から8であり、大抵は5あるいは6あるいは7である。図10において破線で示されているように、冷却装置1が、粗仕上げスタンド27のすぐ上流に配置されていることが可能である。しかしながら、通常、冷却装置1は、粗仕上げスタンド27の下流に配置されている。つまり冷却装置1は、粗仕上げスタンド27と、粗仕上げスタンド27のすぐ下流に配置されている仕上げスタンド28と、の間に配置されている。まれに個別のケースでは、冷却装置1が2つあってもよく、この場合、2つの冷却装置1のそれぞれ1つずつが粗仕上げスタンド27のすぐ上流に配置され、かつすぐ下流に配置されている。

0040

本発明に係る冷却装置1は、いわゆる層状冷却システムとして公知のものの一部として使用されてよい。しかしながら好適には、冷却装置1は、いわゆる集中冷却として公知のプロセスと関連して使用される。集中冷却プロセスでは、作動圧力p1、p2、p3は、通常、少なくとも0.5バールである。大抵作動圧力は、1.0バールよりも上である。たとえば作動圧力は、1.5バールから3.0バールの間の範囲であってよい。

0041

本発明に係る冷却装置1は、多くの利点を有している。特に、簡単なやり方で、平らな圧延製品2の全幅にわたる当該圧延製品2のフレキシブルな冷却が実現可能である。

0042

本発明は、好ましい例示的な実施形態に基づいて、細部においてより詳細に図解されかつ説明されたが、本発明は開示された例によって限定されるものではなく、別の変形例が、本発明の保護範囲から離れることなく、当業者によって本発明から導き出すことができる。

0043

1冷却装置
2平らな圧延製品
3通過ライン
5 上方噴霧バー
6下方噴霧バー
7外側領域
8 外側領域
9中央領域
10バルブ装置
11 バルブ装置
12 バルブ装置
13液状冷却媒体
14制御装置
15放出開口部
16 放出開口部
17 放出開口部
18ポンプ
19 ポンプ
20 ポンプ
21搬送ライン
22 搬送ライン
23 搬送ライン
24保持フレーム
25調節装置
26回転軸
27 粗仕上げスタンド
28 仕上げスタンド
M1 搬送量
M2 搬送量
M3 搬送量
p1作動圧力
p2 作動圧力
p3 作動圧力
V流量分布
V1 流量分布
V2 流量分布
V3 流量分布
x輸送方向
α回動角度
δa 調節範囲

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