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技術 成形食品

出願人 ネステクソシエテアノニム
発明者 グロリムンド,ダニエルコッホ,マルクス
出願日 2014年4月17日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2016-508169
公開日 2016年5月30日 (3年6ヶ月経過) 公開番号 2016-515395
状態 特許登録済
技術分野 菓子
主要キーワード 凹状曲線 凸状曲線 レリーフ領域 エンボス形態 充填塊 化合物コーティング 空気トラップ ホログラフィック像
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年5月30日)のものです。
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図面 (20)

課題・解決手段

この発明は、食料品光学的要素を与える少なくとも2つのレリーフ領域を表面上に有する成形食品、好ましくはチョコレート製品などの菓子製品、および、そのような成形食品を調製するためのプロセスに関する。

概要

背景

一般に、当該技術分野においては、消費者アピールが、食品質感風味によって影響されるだけでなく、主たるものでなくても、食品の視覚的な審美性によっても影響されることが知られている。したがって、菓子や他の食料品外観および装飾は、特に菓子、チョコレートキャンディー等の生産者にとっては、食品産業の長きにわたる懸案事項であった。

この外観を向上させるための1つの方法は、“食料品ホログラフィー”と名付けられた新たな動向であり、この場合、のような色パターン、絵、および、視角に応じた絵または絵の一部の色または位置の変化を含む像を生み出す光効果食品表面上にもたらされる。

チョコレートの表面上に光効果をもたらすための最も一般的な方法は、チョコレート以外の何らかの材料を原材料リストに加えることである。既知のプロセスの大部分は、様々な添加材料を原材料リストに加えることを要する、および/または、所望の効果を得て保つべくチョコレートを非常に特有の方法に晒すことを要する。

例えば、JP2005253340は、ホログラフィック効果を与えるようになっている波形パターンを表面上に直接に有する菓子製品を開示する。このパターンは、同一の形状およびサイズを有する2つの異なるタイプの波形領域から構成され、この場合、2つの異なるタイプの波形領域は、90°であるそれらの波形の方向によって異なる。

国際公開第01/10464号パンフレットは、ホログラフィック像またはホログラフィック効果を伝えるマイクロレリーフを支持する熱成形可能な材料の外層コアとを備える食用ホログラフィック製品に関する。この余分な層は、改質セルロース改質食品でんぷんゼラチン、または、植物ガムなどの熱成形可能な食用材料水溶液から形成されるようになっている。レリーフを安定させるために吸湿性砂糖などの添加剤可塑剤、および、着色剤が加えられ、これは製品の質感や風味に悪影響を与える場合がある。また、マイクロレリーフを保持する材料の層が印刷または積層によってコア上に加えられ、したがって、そのようなホログラフィック要素を生成するための技術の数が限られる。

米国特許出願公開第2004/0170725号明細書は、ホログラフィックパターンなどの光学的要素を組み込む食料品、および、そのような食料品を製造するための様々な方法に関する。これらの方法は、基体を形成するためにセルロース高分子複合でんぷん、および、ゲルなどの膜形成材料成形すること、および、複数の基体を一緒シールすることを含み、各基体は、光学的要素間に光学ギャップを形成するべくレリーフ格子画定されるそれらの側が互いに対向するようにレリーフモールドから現れてしまっている。

米国特許第4,668,523号明細書は、食料品ホログラムを生み出すべく高分解能回折格子を菓子および他の食品に適用するためのシステムを開示する。この特許の食料品ホログラフィック要素は、アミノ酸高分子および炭化水素、例えばセルロース抽出物、および単純多糖、すなわち砂糖から選択される有機高分子を備える。像の保護のため、および/または、ホログラフィック要素の風味や質感を変えるために、可塑剤、柔軟剤人工甘味料食品着色料、および、同様のものなどの更なる原材料が有機高分子に加えられる。

チョコレート以外の何らかの材料を原材料リストに加えることが製品の質感や風味に対して潜在的に悪影響を与える場合があることに留意するだけでなく、様々な添加剤の組み込みが食料品のアレルギーを起こす可能性を増大させるリスクをあらわにすることにも留意すべきである。また、既知の方法の大部分は、異なる基体の形成を必要とし、したがって、複合製品を形成するために更なるシールステップを必要とする。

要するに、視覚的に興味深い光学像や効果を生み出すことができるホログラフィック格子やホログラフィックパターンなどの改良された光学的要素を有する食品であって、そのような光学的要素が食料品の質感、風味、および、安全性を損なわない食品の必要性が依然として存在する。また、幾つかの別個生成物層の製造を回避する、そのような食品を調製するための実行が容易で時間およびコストを節約するワンポットプロセスの必要性も存在する。

概要

この発明は、食料品光学的要素を与える少なくとも2つのレリーフ領域を表面上に有する成形食品、好ましくはチョコレート製品などの菓子製品、および、そのような成形食品を調製するためのプロセスに関する。A

目的

これらの必要性は、印刷パターンロゴ、および、ホログラフィック要素などの光屈折効果をそれらの表面上に含む菓子製品、例えばチョコレートなどの成形食品、並びに、任意の添加剤および/または膜形成材料を菓子塊に加えることなくそのような食品を製造するための金型およびプロセスを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

少なくとも3つの重なり合わないレリーフ領域(3a)を備える光学的要素(2a)を表面(1a)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの脂肪系菓子製品であって、各レリーフ領域(3a)が、前記レリーフ領域(3a)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)を有し、異なる前記各レリーフ領域(3a)が互いに平行な方向を成さず、前記インデントライン(4)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および/または、前記インデントライン(4)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmである、成形食品。

請求項2

(i)前記インデントライン(4)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、前記インデントライン(4)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmであり、および/または、(ii)前記インデントライン(4)の断面形状が凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)であり、および/または、(iii)前記インデントライン(4)の前記凹状曲線(4a)または前記凸状曲線(4b)が40°〜120°の接線角度(10)によって特徴付けられる、請求項1に記載の成形食品。

請求項3

前記少なくとも2つの重なり合わないレリーフ領域(3a)の前記少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)が互いに対して少なくとも10°の角度で方向付けられる請求項1または2に記載の成形食品。

請求項4

前記インデントライン(4)は、前記2つの異なるレリーフ領域(3)が異なる明るさおよび/または色を伴って見えるように、前記2つのレリーフ領域(3)が光を異なって反射するように配置される請求項1〜3のいずれか一項に記載の成形食品。

請求項5

前記少なくとも2つのレリーフ領域(3)は、視角に応じて異なる像が形成されるように、前記少なくとも2つのレリーフ領域が光を異なって反射するように配置される請求項1〜4のいずれか一項に記載の成形食品。

請求項6

少なくとも2つの重なり合わないレリーフ領域(3a)を備える光学的要素(2a)を表面(1a)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの脂肪系菓子製品であって、各レリーフ領域(3a)が、前記レリーフ領域(3a)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)を有し、前記少なくとも2つの重なり合わないレリーフ領域(3a)が互いに対して少なくとも10°の角度で方向付けられ、(i)前記インデントライン(4)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および/または、前記インデントライン(4)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmであり、(ii)前記インデントライン(4)の断面形状が凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)であり、(iii)前記インデントライン(4)の前記凹状曲線(4a)または前記凸状曲線(4b)が40°〜120°の接線角度(10)によって特徴付けられる、成形食品。

請求項7

前記インデントライン(4)の断面形状が凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)であり、前記凹状曲線(4a)または前記凸状曲線(4b)の半径(7)が0.05mm〜1mm、好ましくは0.05mm〜0.5mm、好ましくは0.1〜0.2mm、より好ましくは0.1〜0.15mmであり、前記凹状曲線(4a)または前記凸状曲線(4b)が円弧である請求項1〜6のいずれか一項に記載の成形食品。

請求項8

少なくとも3つの重なり合わないグラビア領域(3b)を備える光学的要素(2b)を表面(1b)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品を製造するのに適した金型であって、各グラビア領域(3b)が、前記グラビア領域(3b)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)を有し、前記異なるグラビア領域(3b)が互いに平行な方向を成さず、前記刻み込みライン(20)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および/または、前記刻み込みライン(20)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmである、金型。

請求項9

少なくとも2つの重なり合わないグラビア領域(3b)を備える光学的要素(2b)を表面(1b)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの脂肪系菓子製品を製造するのに適した金型であって、各グラビア領域(3b)が、前記グラビア領域(3b)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)を有し、前記少なくとも2つの重なり合わないグラビア領域(3b)が互いに対して少なくとも10°の角度で方向付けられ、(i)前記刻み込みライン(20)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および/または、前記刻み込みライン(20)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmであり、(ii)前記刻み込みライン(20)の断面形状が凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)であり、(iii)前記刻み込みライン(20)の前記凸状曲線(20a)または前記凹状曲線(20b)が40°〜120°の接線角度(10)によって特徴付けられる、金型。

請求項10

前記刻み込みライン(20)の断面形状が凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)であり、前記凸状曲線(20a)または前記凹状曲線(20b)の半径(7)が0.05mm〜1mm、好ましくは0.05mm〜0.5mm、好ましくは0.1〜0.3mm、より好ましくは0.1〜0.2mmであり、前記凸状曲線(20a)または前記凹状曲線(20b)が円弧である請求項8または9に記載の金型。

請求項11

成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品を製造するためのプロセスであって、前記食品の表面(1a)上に請求項1〜5のいずれか一項に規定された光学的要素(2a)を適用することを含むプロセス。

請求項12

a.前記食品をそれが液体状態にある温度で供給するステップと、b.前記食品材料を請求項6〜10のいずれか一項に記載される金型内へ注ぎ込むステップと、c.前記食品材料を冷却によって凝固させるステップと、d.前記凝固された食品を前記金型から除去するステップと、を備える請求項11に記載のプロセス。

請求項13

食品の表面上に変化する像を作成するためのプロセスであって、前記プロセスは、a)像を用意するステップと、b)(i)前記像を異なる色領域または陰影へ分割する工程と、(ii)同一の方向の1つ以上のグラビア領域(3b)をそれぞれの色または陰影に割り当てる工程であって、それぞれの色または陰影が前記グラビア領域(3b)の特定の方向を決定するように、前記グラビア領域(3b)の方向が、前記グラビア領域(3b)内に含まれる前記少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)の方向によって決定され、異なる色または陰影のグラビア領域(3b)に割り当てられる前記平行な直線状の刻み込みライン(20)が同じ方向を有さない、工程とによって、前記像を、該像を表わす光学的要素(2b)へ変換するステップと、c)請求項8〜10に記載の金型を準備するステップと、d)成形食品を調製するために前記金型を使用するステップとを備える、プロセス。

請求項14

前記成形食品が請求項1〜5のいずれか一項に記載の成形食品である請求項13に記載のプロセス。

請求項15

成形食品を調製するために前記金型を使用する前記ステップd)が請求項11または12にしたがって行なわれる請求項13または14に記載のプロセス。

技術分野

0001

この発明は、食料品光学的要素を与える少なくとも2つまたは3つの重なり合わないレリーフ領域を表面上に有する成形食品、特にチョコレート製品などの脂肪系菓子製品に関する。また、本発明は、そのような成形食品を製造するためのプロセスおよび金型に関する。

背景技術

0002

一般に、当該技術分野においては、消費者アピールが、食品質感風味によって影響されるだけでなく、主たるものでなくても、食品の視覚的な審美性によっても影響されることが知られている。したがって、菓子や他の食料品の外観および装飾は、特に菓子、チョコレートキャンディー等の生産者にとっては、食品産業の長きにわたる懸案事項であった。

0003

この外観を向上させるための1つの方法は、“食料品ホログラフィー”と名付けられた新たな動向であり、この場合、のような色パターン、絵、および、視角に応じた絵または絵の一部の色または位置の変化を含む像を生み出す光効果食品表面上にもたらされる。

0004

チョコレートの表面上に光効果をもたらすための最も一般的な方法は、チョコレート以外の何らかの材料を原材料リストに加えることである。既知のプロセスの大部分は、様々な添加材料を原材料リストに加えることを要する、および/または、所望の効果を得て保つべくチョコレートを非常に特有の方法に晒すことを要する。

0005

例えば、JP2005253340は、ホログラフィック効果を与えるようになっている波形パターンを表面上に直接に有する菓子製品を開示する。このパターンは、同一の形状およびサイズを有する2つの異なるタイプの波形領域から構成され、この場合、2つの異なるタイプの波形領域は、90°であるそれらの波形の方向によって異なる。

0006

国際公開第01/10464号パンフレットは、ホログラフィック像またはホログラフィック効果を伝えるマイクロレリーフを支持する熱成形可能な材料の外層コアとを備える食用ホログラフィック製品に関する。この余分な層は、改質セルロース改質食品でんぷんゼラチン、または、植物ガムなどの熱成形可能な食用材料水溶液から形成されるようになっている。レリーフを安定させるために吸湿性砂糖などの添加剤可塑剤、および、着色剤が加えられ、これは製品の質感や風味に悪影響を与える場合がある。また、マイクロレリーフを保持する材料の層が印刷または積層によってコア上に加えられ、したがって、そのようなホログラフィック要素を生成するための技術の数が限られる。

0007

米国特許出願公開第2004/0170725号明細書は、ホログラフィックパターンなどの光学的要素を組み込む食料品、および、そのような食料品を製造するための様々な方法に関する。これらの方法は、基体を形成するためにセルロース高分子複合でんぷん、および、ゲルなどの膜形成材料成形すること、および、複数の基体を一緒シールすることを含み、各基体は、光学的要素間に光学ギャップを形成するべくレリーフ格子画定されるそれらの側が互いに対向するようにレリーフモールドから現れてしまっている。

0008

米国特許第4,668,523号明細書は、食料品ホログラムを生み出すべく高分解能回折格子を菓子および他の食品に適用するためのシステムを開示する。この特許の食料品ホログラフィック要素は、アミノ酸高分子および炭化水素、例えばセルロース抽出物、および単純多糖、すなわち砂糖から選択される有機高分子を備える。像の保護のため、および/または、ホログラフィック要素の風味や質感を変えるために、可塑剤、柔軟剤人工甘味料食品着色料、および、同様のものなどの更なる原材料が有機高分子に加えられる。

0009

チョコレート以外の何らかの材料を原材料リストに加えることが製品の質感や風味に対して潜在的に悪影響を与える場合があることに留意するだけでなく、様々な添加剤の組み込みが食料品のアレルギーを起こす可能性を増大させるリスクをあらわにすることにも留意すべきである。また、既知の方法の大部分は、異なる基体の形成を必要とし、したがって、複合製品を形成するために更なるシールステップを必要とする。

0010

要するに、視覚的に興味深い光学像や効果を生み出すことができるホログラフィック格子やホログラフィックパターンなどの改良された光学的要素を有する食品であって、そのような光学的要素が食料品の質感、風味、および、安全性を損なわない食品の必要性が依然として存在する。また、幾つかの別個生成物層の製造を回避する、そのような食品を調製するための実行が容易で時間およびコストを節約するワンポットプロセスの必要性も存在する。

発明が解決しようとする課題

0011

これらの必要性は、印刷パターンロゴ、および、ホログラフィック要素などの光屈折効果をそれらの表面上に含む菓子製品、例えばチョコレートなどの成形食品、並びに、任意の添加剤および/または膜形成材料を菓子塊に加えることなくそのような食品を製造するための金型およびプロセスを提供する、新規で実施容易な本発明の技術によって満たされる。

課題を解決するための手段

0012

したがって、第1の態様において、本発明は、少なくとも3つの重なり合わないレリーフ領域(3a)を備える光学的要素(2a)を表面(1a)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品であって、各レリーフ領域(3a)が、レリーフ領域(3a)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)を有し、異なる各レリーフ領域(3a)が互いに平行な方向を成さない成形食品に関する。

0013

本発明の好ましい実施形態は、第1の態様に係る成形食品であって、(i)インデントライン(4)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および/または、インデントライン(4)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmである、成形食品に関する。

0014

本発明の他の好ましい実施形態は、第1の態様に係る成形食品であって、(i)インデントライン(4)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および/または、インデントライン(4)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmであり、および/または、(ii)インデントライン(4)の断面形状が凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)であり、および/または、(iii)インデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)が40°〜120°の接線角度(10)によって特徴付けられる、成形食品に関する。

0015

本発明の第1の態様の更に好ましい実施形態では、少なくとも2つの重なり合わないレリーフ領域(3a)の少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)が互いに対して少なくとも10°の角度で方向付けられる。

0016

第2の態様において、本発明は、少なくとも2つの重なり合わないレリーフ領域(3a)を備える光学的要素(2a)を表面(1a)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品であって、各レリーフ領域(3a)が、レリーフ領域(3a)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)を有し、少なくとも2つの重なり合わないレリーフ領域(3a)が互いに対して少なくとも10°の角度で方向付けられ、(i)インデントライン(4)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および/または、インデントライン(4)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmであり、(ii)インデントライン(4)の断面形状が凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)であり、(iii)インデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)が40°〜120°の接線角度(10)によって特徴付けられる、成形食品に関する。

0017

本発明の第2の態様の好ましい実施形態において、本発明は、少なくとも2つの重なり合わないレリーフ領域(3a)を備える光学的要素(2a)を表面(1a)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品であって、各レリーフ領域(3a)が、レリーフ領域(3a)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)を有し、少なくとも2つの重なり合わないレリーフ領域(3a)が互いに対して少なくとも10°の角度で方向付けられ、(i)インデントライン(4)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および、インデントライン(4)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmであり、(ii)インデントライン(4)の断面形状が凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)であり、(iii)インデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)が40°〜120°の接線角度(10)によって特徴付けられる、成形食品に関する。

0018

本発明の第1または第2の態様の好ましい実施形態において、光学的要素(2a)は、4〜200個、10〜150個、20〜100個、または、30〜50個のレリーフ領域を備え、また、この場合、異なるレリーフ領域は、好ましくは、少なくとも5,6,7,8,9,10,15,20または50個の異なる方向に向けられる。

0019

本発明の第1または第2の態様の他の好ましい実施形態において、少なくとも2つの重なり合わないレリーフ領域(3a)は、互いに対して15°〜350°、20°〜300°、30°〜135°、45°〜90°、50°〜80°、または、50°〜60°の角度を成して方向付けられる。

0020

本発明の第1または第2の態様の更なる好ましい実施形態において、インデントライン(4)の深さ(5)は、0.04mm〜0.5mm、より好ましくは0.04〜0.1mm、より一層好ましくは0.05〜0.1mm、最も好ましくは0.06mm〜0.08mmまたは0.06〜0.09mmである。好ましい実施形態では、インデントラインの深さが約0.07mmである。

0021

本発明の第1または第2の態様の他の好ましい実施形態において、インデントライン(4)の幅(6)は、0.1mm〜1.0mm、好ましくは0.15mm〜0.50mm、より好ましくは0.20mm〜0.40mmである。幾つかの実施形態では、インデントラインの幅が約0.20〜0.30mmである。

0022

本発明の第1または第2の態様の更に他の好ましい実施形態において、インデントライン(4)は、レリーフ領域(3a)が異なる明るさおよび/または色を伴って見えるように、レリーフ領域(3a)が光を異なって反射するように配置される。

0023

本発明の第1または第2の態様の他の好ましい実施形態において、レリーフ領域(3a)は、視角に応じて異なる像が形成されるように、これらのレリーフ領域が光を異なって反射するように配置される。

0024

本発明の第1または第2の態様の特に好ましい実施形態では、インデントライン(4)の断面形状が凹状曲線(4a)である。

0025

本発明の第1または第2の態様の他の好ましい実施形態では、インデントライン(4)の断面形状が凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)であり、凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)の半径(7)が0.05mm〜1mm、好ましくは0.05mm〜0.5mm、好ましくは0.1〜0.3mm、より好ましくは0.1〜0.2mmである。

0026

本発明の第1または第2の態様の他の好ましい実施形態では、凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)が円弧である。

0027

本発明の第1または第2の態様の他の好ましい実施形態において、レリーフ領域(3a)の少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)は、互いに隣接して配置され、すなわち、それらのライン間に平坦部、凸部、または、凹部を何ら伴うことなく配置される。

0028

本発明の第1または第2の態様の他の好ましい実施形態において、レリーフ領域(3a)の少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)は、凸部(8a)、凹部(8b)、または、略平坦部(8c)によって互いから分離される。

0029

本発明の第1または第2の態様の他の好ましい実施形態において、インデントラインの幅(6)に対する略平坦部(8c)の幅(9)の比率は、約0.55よりも小さい、好ましくは約0.4よりも小さい、より好ましくは約0.3よりも小さい、より一層好ましくは約0.2よりも小さい、最も好ましくは約0.1よりも小さい。

0030

本発明の第1または第2の態様の他の好ましい実施形態において、インデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)は、40°〜90°、好ましくは40°〜80°、より好ましくは45°〜75°、および、幾つかの好ましい実施形態では50°〜70°の接線角度(10)によって特徴付けられる。

0031

第3の態様において、本発明は、少なくとも3つの重なり合わないグラビア領域(3b)を備える光学的要素(2b)を表面(1b)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品を製造するのに適した金型であって、各グラビア領域(3b)が、グラビア領域(3b)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)を有し、異なるグラビア領域(3b)が互いに平行な方向を成さない、金型に関する。

0032

本発明の好ましい実施形態は、第3の態様に係る金型であって、(i)刻み込みライン(20)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および/または、刻み込みライン(20)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmである、金型に関する。

0033

本発明の他の好ましい実施形態は、第3の態様に係る金型であって、(i)刻み込みライン(20)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および/または、刻み込みライン(20)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmであり、および/または、(ii)刻み込みライン(20)の断面形状が凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)であり、および/または、(iii)刻み込みライン(20)の凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)が40°〜120°の接線角度(10)によって特徴付けられる、金型に関する。

0034

本発明の第3の態様の好ましい実施形態では、少なくとも2つの重なり合わないグラビア領域(3b)の少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)が互いに対して少なくとも10°の角度で方向付けられる。

0035

第4の態様において、本発明は、少なくとも2つの重なり合わないグラビア領域(3b)を備える光学的要素(2b)を表面(1b)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品を製造するのに適した金型であって、各グラビア領域(3b)が、グラビア領域(3b)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)を有し、少なくとも2つの重なり合わないグラビア領域(3b)が互いに対して少なくとも10°の角度で方向付けられ、(i)刻み込みライン(20)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および/または、刻み込みライン(20)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmであり、(ii)刻み込みライン(20)の断面形状が凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)であり、(iii)刻み込みライン(20)の凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)が40°〜120°の接線角度(10)によって特徴付けられる、金型に関する。

0036

本発明の第3の態様の好ましい態様において、本発明は、少なくとも2つの重なり合わないグラビア領域(3b)を備える光学的要素(2b)を表面(1b)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品を製造するのに適した金型であって、各グラビア領域(3b)が、グラビア領域(3b)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)を有し、少なくとも2つの重なり合わないグラビア領域(3b)が互いに対して少なくとも10°の角度で方向付けられ、(i)刻み込みライン(20)の深さ(5)が0.03mm〜1mmであり、および、刻み込みライン(20)の幅(6)が0.1mm〜2.0mmであり、(ii)刻み込みライン(20)の断面形状が凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)であり、(iii)刻み込みライン(20)の凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)が40°〜120°の接線角度(10)によって特徴付けられる、金型に関する。

0037

本発明の第3または第4の態様の好ましい実施形態において、光学的要素(2b)は、4〜200個、10〜150個、20〜100個、または、30〜50個のグラビア領域(3b)を備え、また、この場合、異なるグラビア領域(3b)は、少なくとも5,6,7,8,9,10,15,20または50個の異なる方向に向けられる。

0038

本発明の第3または第4の態様の他の好ましい実施形態において、少なくとも2つの重なり合わないグラビア領域(3b)は、互いに対して15°〜350°、20°〜300°、30°〜135°、45°〜90°、50°〜80°、または、50°〜60°の角度を成して方向付けられる。

0039

本発明の第3または第4の態様の更なる好ましい実施形態において、刻み込みライン(20)の深さ(5)は、0.04mm〜0.5mm、より好ましくは0.04〜0.1mm、より一層好ましくは0.05〜0.1mm、最も好ましくは0.06mm〜0.08mmまたは0.06〜0.09mmである。好ましい実施形態では、刻み込みラインの深さが約0.07mmである。

0040

本発明の第3または第4の態様の他の好ましい実施形態において、刻み込みライン(20)の幅(6)は、0.1mm〜1.0mm、好ましくは0.15mm〜0.50mm、より好ましくは0.20mm〜0.40mmである。幾つかの実施形態では、刻み込みラインの幅が約0.20〜0.30mmである。

0041

本発明の第3または第4の態様の特に好ましい実施形態では、刻み込みライン(20)の断面形状が凸状曲線(20a)である。

0042

本発明の第3または第4の態様の他の好ましい実施形態では、刻み込みライン(20)の断面形状が凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)であり、凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)の半径(7)が0.05mm〜1mm、好ましくは0.05mm〜0.5mm、好ましくは0.1〜0.3mm、より好ましくは0.1〜0.2mmである。

0043

本発明の第3または第4の態様の他の好ましい実施形態では、凹状曲線(20b)または凸状曲線(20a)が円弧である。

0044

本発明の第3または第4の態様の他の好ましい実施形態において、グラビア領域(3b)の少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)は、互いに隣接して配置され、すなわち、それらのライン間に平坦部、凸部、または、凹部を何ら伴うことなく配置される。

0045

本発明の第3または第4の態様の他の好ましい実施形態において、グラビア領域(3b)の少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)は、凹部(21a)、凸部(21b)、または、略平坦部(21c)によって互いから分離される。

0046

本発明の第3または第4の態様の他の好ましい実施形態において、刻み込みラインの幅(6)に対する略平坦部(21c)の幅(9)の比率は、約0.55よりも小さい、好ましくは約0.4よりも小さい、より好ましくは約0.3よりも小さい、より一層好ましくは約0.2よりも小さい、最も好ましくは約0.1よりも小さい。

0047

本発明の第3または第4の態様の他の好ましい実施形態において、刻み込みラインの凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)は、40°〜90°、好ましくは40°〜80°、より好ましくは45°〜75°、および、幾つかの好ましい実施形態では50°〜70°の接線角度(10)によって特徴付けられる。

0048

第5の態様において、本発明は、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品を製造するためのプロセスであって、前記食品の表面(1a)上に本発明の第1および第2の態様に関して先に規定された光学的要素(2a)を適用することを含むプロセスに関する。

0049

本発明の好ましい実施形態において、第5の態様に係るプロセスは、a.食品をそれが液体状態にある温度で供給するステップと、b.食品材料を本発明の金型内へ注ぎ込むステップと、c.食品材料を冷却によって凝固させるステップと、d.凝固された食品を金型から除去するステップとを備える。

0050

第6の態様において、本発明は、食品の表面上に変化する像を作成するためのプロセスに関し、前記プロセスは、a)像を用意するステップと、b)(i)像を異なる色領域または陰影へ分割する工程と、(ii)同一の方向の1つ以上のグラビア領域(3b)をそれぞれの色または陰影に割り当てる工程であって、それぞれの色または陰影がグラビア領域(3b)の特定の方向を決定するように、グラビア領域(3b)の方向が、前記グラビア領域(3b)内に含まれる少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)の方向によって決定され、異なる色または陰影のグラビア領域(3b)に割り当てられる平行な直線状の刻み込みライン(20)が同じ方向を有さない、工程とによって、像を、該像を表わす光学的要素(2b)へ変換するステップと、c)本発明に係る金型を準備するステップと、d)成形食品を調製するために金型を使用するステップとを備える。

0051

本発明の第6の態様の他の好ましい実施形態では、成形食品を調製するために金型を使用する前記ステップd)が本発明の第5の態様またはその好ましい実施形態にしたがって行なわれる。

0052

本発明の他の態様および実施形態が以下で説明されるおよび/または図面に描かれる。

図面の簡単な説明

0053

放射螺旋像を与える本発明に係る金型の例示的な光学的要素の概略平面図である。図1Aは、平行な直線状の刻み込みラインを伴う様々なグラビア領域を示す。
図1Aの光学的要素の単一のグラビア領域を示す。
像変化製品ロゴを与える本発明に係る成形食品の例示的な光学的要素の概略平面図であり、像は、観察角度に応じて、1つの生成物ロゴパターンと幾つかのハート形状パターンとの間で変化する。図2Aは多数のレリーフ領域を示す。
図2Aの光学的要素のレリーフ領域のインデントラインを示す。
金型の対応するグラビア領域の概略断面図(図3A参照)である。
本発明の成形食品のレリーフ領域のうちの1つの概略断面図(図3B参照)であり、レリーフ領域の少なくとも2つの平行な直線状のインデントラインが、互いに隣接して配置され、すなわち、それらのライン間に平坦な凸部または凹部を何ら伴うことなく配置され、また、成形食品のレリーフ領域の各インデントラインの断面形状が凹状の曲線である(図3B参照)。
金型の対応するグラビア領域の概略断面図(図4A参照)である。
本発明の成形食品のレリーフ領域のうちの1つの概略断面図(図4B参照)であり、レリーフ領域の少なくとも2つの平行な直線状のインデントラインが、互いに隣接して配置され、すなわち、それらのライン間に平坦な凸部または凹部を何ら伴うことなく配置され、また、成形食品のレリーフ領域の各インデントラインの断面形状が凸状の曲線である(図4B参照)。
金型の対応するグラビア領域の概略断面図(図5A参照)である。
本発明の成形食品のレリーフ領域のうちの1つの概略断面図(図5B参照)であり、各インデントラインの断面形状が凹状の曲線であり、また、レリーフ領域の少なくとも2つの平行な直線状のインデントラインが略平坦部によって互いから分離される。
金型の対応するグラビア領域の概略断面図(図6A参照)である。
本発明の成形食品のレリーフ領域のうちの1つの概略断面図(図6B参照)であり、各インデントラインの断面形状が凹状の曲線であり、また、レリーフ領域の少なくとも2つの平行な直線状のインデントラインが凸部によって互いから分離される。
金型の対応するグラビア領域の概略断面図(図7A参照)である。
本発明の成形食品のレリーフ領域のうちの1つの概略断面図(図7B参照)であり、各インデントラインの断面形状が凸状の曲線であり、また、レリーフ領域の少なくとも2つの平行な直線状のインデントラインが略平坦部によって互いから分離される。
金型の対応するグラビア領域の概略断面図(図8A参照)である。
本発明の成形食品のレリーフ領域のうちの1つの概略断面図(図8B参照)であり、各インデントラインの断面形状が凸状の曲線であり、また、レリーフ領域の少なくとも2つの平行な直線状のインデントラインが凹部によって互いから分離される。
実施例のチョコレート製品を調製するために使用される金型の概略断面図である(更なる説明が実施例の節で見出される)。
実施例のチョコレート製品を調製するために使用される金型の概略断面図である(更なる説明が実施例の節で見出される)。
実施例のチョコレート製品を調製するために使用される金型の概略断面図である(更なる説明が実施例の節で見出される)。
実施例のチョコレート製品を調製するために使用される金型の概略断面図である(更なる説明が実施例の節で見出される)。
実施例のチョコレート製品を調製するために使用される金型の概略断面図である(更なる説明が実施例の節で見出される)。
実施例のチョコレート製品を調製するために使用される金型の概略断面図である(更なる説明が実施例の節で見出される)。
実施例のチョコレート製品を調製するために使用される金型の概略断面図である(更なる説明が実施例の節で見出される)。

実施例

0054

本発明は、少なくとも3つの重なり合わないレリーフ領域(3a)を備える光学的要素(2a)を表面(1a)上に有する成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品を提供し、各レリーフ領域(3a)は、レリーフ領域(3a)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)を有し、異なる各レリーフ領域(3a)は互いに平行な方向を成さない。

0055

本発明との関連において、成形食品は、任意の従来の成形プロセスによって製造される任意の所望の三次元形状を有する製品として理解されるべきである。一般に理解されるように、成形とは、液状チョコレートを金型(例えば、プラスチックまたは金属)内へ流し込んだ後に冷却して離型することである。

0056

明細書中で使用される用語“食品”とは、人または動物によって安全に消費され得るとともに、不透明、透明、または、半透明である食物、菓子、キャンディー、および、医薬のことである。本発明の好ましい実施形態において、食品は、チョコレートまたはチョコレート状組成体などの脂肪系の菓子類、例えば、複合コーティングプラリーヌトラッフル等である。本発明のチョコレートおよびチョコレート状組成体は、任意の形状、例えば、中実ブロック、中空シェル、あるいは、フォンダンファッジ、または、ソフトキャラメルなどの菓子材料で満たされたシェルを成してもよい。

0057

驚くべきことに、所望の光学的効果、例えば光屈折効果を得るためにインデントライン(4)の深さ(5)と幅(6)との特定の比率が必要とされることが分かってきた。特定の比率は、本発明の特定の態様および実施形態から導き出され得る。また、驚くべきことに、異なるレリーフ領域(3a)のインデントライン(4)間の角度の特定の選択が本発明を更に改善することが分かってきた。最後に、思いがけなく、製品表面(1a)自体上の少なくとも3つの重なり合わないレリーフ領域(3a)の配置が優れた光学的効果をもたらし得ることが見出された。

0058

1つの好ましい実施形態において、本発明の光学的要素が存在する食品の表面は略平坦面である。しかしながら、他の実施形態では、曲面上に光学像が存在してもよい。

0059

光学的要素
本発明との関連において、用語“光学的要素”または“複数の光学的要素”とは、像変化効果および/またはホログラフィック状効果を与える、視覚的に訴える像および/または効果、例えば凹/凸光反射効果をもたらす任意のタイプの表面構造のことである。

0060

本明細書中で使用される用語“像”または“複数の像”とは、絵、描画、形態、ロゴ、文字デザイン、反射などの任意の種類の可視パターンのことである。

0061

像変化効果は、一般に、特定の回折格子を有する三次元表面形態を形成することによって達成されてもよく、回折格子は、光が格子によって散乱されつつ表面から屈折できるようにする。エンボス形態を特定の角度で見ることができる。表面が異なる視野から見られると、異なる部分が異なる色または陰影で見え、それにより、デザインが依然として見える状態でレインボー効果または他の光学的効果がもたらされる。

0062

レリーフ領域
本発明の光学的要素(2a)は少なくとも2つの重なり合わないレリーフ領域(3a)を備え、各レリーフ領域(3a)は少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)を有する。本明細書中で使用されるように、レリーフ領域(3a)は、所定の形状および面積サイズによって特徴付けられる食品の表面(1a)上の所定の領域である。得られるべき像または効果に応じて、光学的要素(2a)は、2つまたは3つのレリーフ領域(3a)、例えば少なくとも2つから任意の適した数にまで至る、または、例えば少なくとも3つから任意の適した数にまで至る、および、好ましくは多数、例えば5〜200個、10〜150個、20〜100個、30〜50個、または、前述した範囲内の任意の整数個のレリーフ領域(3a)を備えてもよい。更なる実施形態において、光学的要素(2a)は、2,3,5,10,20,30,40,50,75,100、または、200個のレリーフ領域(3a)を備えてもよい。

0063

本発明のレリーフ領域(3a)は、得られるべき望ましい像および/または効果に応じて、任意の形状およびサイズを有することができる。非限定的な例として、図2は像変化製品ロゴを示し、この場合、像は、観察角度に応じて、1つの製品ロゴパターンと幾つかのハート形状パターンとの間で変化する(図2A)。図2Bから分かるように、この効果は、特定の角度の平行な直線状のインデントライン(4)を有するレリーフ領域(3a)の特定の直線的配置によって達成される。特定のパターンは、異なるレリーフ領域(3a)の対応する配置によってもたらされ、一方、異なる像は、前記レリーフ領域(3a)のインデントライン(4)の角度を変えることによってもたらされる。

0064

先の例から導き出すことができるように、製品の光学的要素(2a)の複数のレリーフ領域(3a)は、所望の効果および像を生み出すために、異なる角度で方向付けられ、すなわち、異なる方向に向けられる。本明細書中で使用される2つのレリーフ領域“A”および“B”の“角度”または“方向”は、レリーフ領域“B”の平行な直線状のインデントライン(4)の角度に対するレリーフ領域“A”の平行な直線状のインデントライン(4)の角度の相互の関連で決定される。

0065

一般に、少なくとも2つのレリーフ領域(3a)のインデントライン(4)は、互いに対して少なくとも10°、例えば15°〜350°、20°〜300°、30°〜135°、45°〜90°、50°〜80°、または、50°〜60°の角度を成して方向付けられる。

0066

各レリーフ領域(3a)におけるインデントライン(4)の数は、少なくとも2つから任意の適した数にまで至ってもよく、例えば5〜200個、10〜150個、20〜100個、または、30〜50個であってもよい。

0067

複数のレリーフ領域(3a)が光を異なって反射するように、異なるレリーフ領域(3a)が異なる明るさおよび/または色および/または陰影を伴って見えるように、および/または、視角に応じて異なる像が形成されるようにインデントライン(4)が配置されることが好ましい。

0068

インデントライン
本明細書中で使用されるように、インデントライン(4)は、平面または曲面であってもよい製品表面(1a)内の平行な直線状の窪みまたは隆起突起)であり、この場合、前記窪みまたは隆起は、所望の像または効果に応じて任意の長さを有してもよい。

0069

本発明の好ましい実施形態では、各インデントライン(4)の断面形状が凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)である。

0070

本明細書中で使用されるように、半径(7)は、インデントライン(4)の完全曲線の仮想円の半径として規定される。これについては図3Bを参照されたい。図4〜図8Bにおいて、半径(7)は、対応する金型の刻み込みライン(20)の凸状曲線または凹状曲線に関して対応して示される。好ましくは、凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)の半径(7)は、0.05mm〜1mm、好ましくは0.05mm〜0.5mm、好ましくは0.1〜0.3mm、より好ましくは0.1〜0.2mmである。

0071

凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)は円弧であることが好ましい。

0072

また、好ましくは、インデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)の深さ(5)は、0.03mm〜1mm、好ましくは0.04mm〜0.5mm、より好ましくは0.04〜0.1mm、より一層好ましくは0.05〜0.1mm、例えば0.06mm〜0.08mmである。これに関連して、インデントライン(4)の曲線および刻み込みライン(20)の曲線の深さ(5)は、製品表面(1a)および金型表面(1b)のそれぞれに対して垂直に測定されるときの曲線の最高点最下点との間の最大距離として定義される。添付の図では、深さ(5)が金型で例示される(図3A図8A参照)。しかしながら、当業者であれば分かるように、刻み込みライン(20)の深さと対応するインデントライン(4)の高さとが同一であり、逆もまた同様である。

0073

また、凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)の幅(6)は、0.1mm〜2.0mm、0.1mm〜1.0mm、好ましくは0.15mm〜0.50mm、より好ましくは0.20mm〜0.40mm、より好ましくは0.20〜0.30mm、および、幾つかの好ましい実施形態では0.22mm〜0.36mmであることが好ましい。

0074

本明細書中で使用されるように、インデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)および刻み込みライン(20)の幅(6)は、長手方向に対して垂直に測定されるときの曲線の最大幅として定義される。添付の図では、幅(6)が金型で例示される(図3A図8A参照)。しかしながら、当業者であれば分かるように、刻み込みライン(20)の幅(6)と対応するインデントライン(4)の幅とが同一であり、逆もまた同様である。

0075

レリーフ領域(3a)のインデントライン(4)が、互いに隣接して配置される、すなわち、それらのライン間に分離部(8)を何ら伴うことなく配置される場合、この最大幅は、隣り合うインデントライン(4)の最高点間または最下点(13)間で測定される(図3Aおよび図4A参照)。レリーフ領域(3a)のインデントライン(4)が凸部(8a)または凹部(8b)によって分離される場合、この最大幅(6)は、隣り合う凸状分離部(8a)の最高点間で、または隣り合う凹状分離部(8b)の最深点間でそれぞれ測定される(図6Aおよび図8A参照)。

0076

直線状のインデントライン(4)の平行な配置は、これらのライン間の隆起部の形成をもたらし、したがって、レリーフ領域(3a)の特定の格子をもたらす。これらの隆起部の上端を構成するインデントライン(4)間の分離部(8)は、平行なインデントライン(4)の距離に応じて幅(9)が変化してもよい凸部(8a)、凹部(8b)、または、略平坦部(8c)、あるいは、平面として形成されてもよい。

0077

添付の図では、幅(9)が金型で例示される(図5Aおよび図7A参照)。しかしながら、当業者であれば分かるように、分離部(21c)の幅(9)と対応する分離部(8c)の幅とが同一であり、逆もまた同様である。

0078

分離部(21c)の幅(9)および対応する分離部(8c)の幅は、0.01mm〜1.0mm、好ましくは0.01mm〜0.5mm、より好ましくは0.01mm〜0.1mmであることが好ましい。

0079

インデントライン(4)の断面形状が凹状曲線(4a)である場合、これらのライン間の分離部(8)は、凸状(8a)または略平坦(8c)であってもよい。これについては図5Bおよび図6Bを参照されたい。インデントライン(4)の断面形状が凸状曲線(4b)である場合、これらのライン間の分離部(8)は、凹状(8b)または略平坦(8c)であってもよい。これについては図7Bおよび図8Bを参照されたい。

0080

1つの好ましい実施形態では、分離部(8)が略平坦である。

0081

成形食品の好ましい実施形態において、インデントラインの幅(6)に対するインデントライン(4)間の略平坦部(8c)の幅(9)の比率は、約0.55よりも小さい、好ましくは約0.4よりも小さい、より好ましくは約0.3よりも小さい、より一層好ましくは約0.2よりも小さい、最も好ましくは約0.1よりも小さい。

0082

本明細書中で使用されるように、インデントライン(4)の幅は、インデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)の幅(6)と同一である。インデントラインが凸部(8a)、凹部(8b)、または、略平坦部(8c)によって分離される実施形態において、インデントラインの幅は、インデントライン(4)間の分離部(8)の幅(9)を隣り合うインデントラインの凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)の最高点間または最下点間の最大距離(11)から差し引くことによって計算される(対応する金型に関して図5Aおよび図7Aに例示される)。

0083

1つの特に好ましい実施形態において、レリーフ領域(3a)の少なくとも2つの平行な直線状のインデントライン(4)は、互いに隣接して配置され、すなわち、それらのライン間に凸状分離部(8a)、凹状分離部(8b)、または、略平坦分離部(8)を何ら伴うことなく配置される。この好ましいケースでは、インデントラインの幅(6)に対するインデントライン(4)間の凸部(8a)、凹部(8b)、または、略平坦部(8c)の幅(9)の比率が0.01未満であることが好ましい。

0084

成形食品の更なる他の好ましい実施形態において、インデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)は、40°〜120°、好ましくは40°〜90°、好ましくは40°〜80°、より好ましくは45°〜75°、および、幾つかの好ましい実施形態では50°〜80°または50°〜70°の接線角度(10)によって特徴付けられる。好ましくは、前記角度は、約45°、50°、60°、70°、75°、または、80°となり得る、あるいは、約45°、50°、60°、70°、75°、または、80°よりも小さくなり得る。

0085

接線角度(10)は、インデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)の接線間の角度として決定される。これらの接線は、刻み込みラインの凸状曲線(4b)と分離部(8a)の凹状曲線との間、または刻み込みラインの凹状曲線(4a)と分離部(8b)の凸状曲線との間のそれぞれの変曲点で構成される。したがって、各曲線は2つの接線を有する(図6Aおよび図8A参照)。これらの図では、角度(10)が金型で例示される。しかしながら、当業者であれば分かるように、製品の凸状刻み込みライン(4b)または凹状刻み込みライン(4a)の角度(10)と金型の対応する凹状分離部(20b)または凸状分離部(20a)の角度(12)とが同一であり、逆もまた同様である。

0086

分離部が平坦(8c)である場合、2つの接線間の角度は以下のように決定される。すなわち、接線角度(10)は、インデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)の接線間の角度として決定される。これらの接線は、曲線が隆起部の平坦部(8c)と交わる点に構成される。したがって、各曲線は2つの接線を有する(図5Aおよび図7A参照)。これらの図では、角度(10)が金型で例示される。しかしながら、当業者であれば分かるように、製品のインデントライン(4)の凹状曲線(4a)または凸状曲線(4b)の接線間の角度(10)と金型の刻み込みライン(20)の対応する凹状曲線(20a)または凸状曲線(20b)の角度(10)とが同一であり、逆もまた同様である。

0087

金型
本発明は、少なくとも3つの重なり合わないグラビア領域(3b)を備える光学的要素(2b)を表面(1b)上に有する、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品を製造するのに適した金型を更に提供し、各グラビア領域(3b)は、グラビア領域(3b)の方向性を与える少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)を有し、異なるグラビア領域(3b)は互いに平行な方向を成さない。

0088

本発明においては、食品産業で従来から用いられる任意の金型を使用できる。本発明の例示的な実施形態によれば、光学的要素が組み込まれた食品を製造するために1つ以上のレリーフタイプの金型が利用される。それぞれのレリーフタイプの金型は、1つ以上の回折、ホログラフィック、または、レンズ状のレリーフパターンまたは格子を金型の表面上に含む。

0089

本発明に関連して使用される金型の形状および寸法は、空間的制約、製造されるべき食品のタイプなどを含むがこれらに限定されない多くの因子によって決まる。しかしながら、本発明は、1つ以上の食料品を製造するために1つの金型から多くの金型に至る任意の場所が同時に、または互い違いの時間枠にわたって使用される実施形態に適用できる。

0090

金型は、金属、ゴム、プラスチック、または、蝋のいずれかに基づいてもよいが、金型からの乾燥基体の除去を基体が金型に付着(すなわち、固着)することなく容易にする材料から形成されることが好ましい。例示的なプラスチック系金型は、シリコーンポリテトラフルオロエチレン、または、ポリエチレンテレフタレートから形成される金型を含み、また、例示的な金属系金型は、ニッケル系材料から形成される。

0091

一般に、金型は、表面(1b)上に与えられる光学的要素(2b)が本発明の成形食品中に含まれる光学的要素(2a)の正確なネガであるように形成される。

0092

グラビア領域
金型の光学的要素(2b)は少なくとも2つの重なり合わないグラビア領域(3b)を備え、各グラビア領域(3b)は少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)を有する。本明細書中で使用されるように、グラビア領域(3b)は、所定の形状および面積サイズによって特徴付けられる金型の表面(1b)上の所定の領域である。得られるべき像または効果に応じて、光学的要素(2b)は、2つまたは3つのグラビア領域(3b)、例えば少なくとも2つから任意の適した数にまで至る、または、例えば少なくとも3つから任意の適した数にまで至る、および、好ましくは多数、例えば5〜200個、10〜150個、20〜100個、30〜50個、または、前述した範囲内の任意の整数個のグラビア領域(3b)を備えてもよい。更なる実施形態において、光学的要素(2b)は、2,3,5,10,20,30,40,50,75,100、または、200個のグラビア領域(3b)を備えてもよい。

0093

本発明のグラビア領域(3b)は、得られるべき望ましい像および/または効果に応じて、任意の形状およびサイズを有することができる。非限定的な例として、図1は、螺旋像ホログラムの形態を成す本発明の一実施形態を示す。螺旋状の外観に達するために、特定のグラビア領域(3b)は、弓形状を成す(図1A)とともに、単一の中点周りで同心的に配置される。図1Bから分かるように、これらのグラビア領域(3b)のそれぞれは、平行な直線状の刻み込みライン(20)から構成される特定の格子によって特徴付けられ、この場合、隣り合うグラビア領域(3b)の刻み込みライン(20)が中点の周りに方向付けられ、また、それらの方向が互いに対して少なくとも10°の角度分だけ異なる。

0094

先の例から導き出すことができるように、金型の光学的要素(2b)の複数のグラビア領域(3b)は、効果および像を生み出すために、異なる角度で方向付けられ、すなわち、異なる方向に向けられる。本明細書中で使用される2つのグラビア領域“A”および“B”の“角度”または“方向”は、グラビア領域“B”の平行な直線状の刻み込みライン(20)の角度に対するグラビア領域“A”の平行な直線状の刻み込みライン(20)の角度の相互の関連で決定される。

0095

一般に、少なくとも2つのグラビア領域(3b)の刻み込みライン(20)は、少なくとも10°、例えば15°〜350°、20°〜300°、30°〜135°、45°〜90°、50°〜80°、または、50°〜60°の角度を成す。

0096

各グラビア領域(3b)における刻み込みライン(20)の数は、少なくとも2つから任意の適した数にまで至ってもよく、例えば5〜200個、10〜150個、20〜100個、または、30〜50個であってもよい。

0097

複数のグラビア領域(3b)が光を異なって反射するように、異なるグラビア領域(3b)が異なる明るさおよび/または色および/または陰影を伴って見えるように、および/または、視角に応じて異なる像が形成されるように刻み込みライン(20)が配置されることが好ましい。

0098

刻み込みライン
本明細書中で使用されるように、刻み込みライン(20)は、平面または曲面であってもよい金型表面(1b)内の平行な直線状の窪みまたは隆起(突起)であり、この場合、前記窪みまたは隆起は、所望の像または効果に応じて任意の長さを有してもよい。

0099

本発明の好ましい実施形態では、刻み込みライン(20)の断面形状が凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)である。

0100

好ましくは、凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)の半径(7)は、0.05mm〜1mm、好ましくは0.05mm〜0.5mm、好ましくは0.1〜0.3mm、より好ましくは0.1〜0.2mmである。

0101

また、好ましくは、刻み込みライン(20)の凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)の深さ(5)は、0.03mm〜1mm、好ましくは0.04mm〜0.5mm、より好ましくは0.04〜0.1mm、より一層好ましくは0.05〜0.1mm、最も好ましくは0.06mm〜0.08mm、または、0.06〜0.09mmである。

0102

また、凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)の幅(6)は、0.1mm〜2.0mm、好ましくは0.1mm〜1.0mm、好ましくは0.15mm〜0.50mm、より好ましくは0.20mm〜0.40mm、幾つかの好ましい実施形態では0.22mm〜0.36mmであることが好ましい。

0103

直線状の刻み込みライン(20)の平行な配置は、これらのライン間の隆起部の形成をもたらし、したがって、グラビア領域(3b)の特定の格子をもたらす。これらの隆起部の上端を構成する刻み込みライン(20)間の分離部(21)は、平行な刻み込みライン(20)の距離に応じて幅(9)が変化してもよい凹部(21a)、凸部(21b)、または、略平坦部(21c)、あるいは、平面として形成されてもよい。

0104

刻み込みライン(20)の断面形状が凹状曲線(20b)である場合、これらのライン間の分離部(21)は、凸状(21b)または略平坦(21c)であってもよい。これについては図7Aおよび図8Aを参照されたい。

0105

刻み込みライン(20)の断面形状が凸状曲線(20a)である場合、これらのライン間の分離部(21)は、凹状(21a)または略平坦(21c)であってもよい。これについては図5Aおよび図6Aを参照されたい。

0106

金型の好ましい実施形態において、刻み込みラインの幅(6)に対する刻み込みライン(20)間の略平坦部(21c)の幅(9)の比率は、約0.55よりも小さい、好ましくは約0.4よりも小さい、より好ましくは約0.3よりも小さい、より一層好ましくは約0.2よりも小さい、最も好ましくは約0.1よりも小さい。

0107

1つの特に好ましい実施形態において、グラビア領域(3b)の少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)は、互いに隣接して配置され、すなわち、それらのライン間に凸状分離部(21b)、凹状分離部(21a)、または、略平坦分離部(21c)を何ら伴うことなく配置される。

0108

金型の更なる他の好ましい実施形態において、刻み込みライン(20)の凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)は、40°〜120°、40°〜90°、好ましくは40°〜80°、より好ましくは45°〜75°、および、幾つかの好ましい実施形態では50°〜70°の接線角度(10)によって特徴付けられる。

0109

1つの好ましい実施形態では、グラビア領域(3b)の少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)間の分離部(21c)が平坦である。

0110

分離部が平坦(21c)である場合、2つの接線間の角度は以下のように決定される。すなわち、接線角度(10)は、刻み込みライン(20)の凸状曲線(20a)または凹状曲線(20b)の接線間の角度として決定される。これらの接線は、曲線が隆起部の平坦部(21c)と交わる点に構成される。したがって、各曲線は2つの接線を有する(図5Aおよび図7A参照)。

0111

製造のためのプロセス
本発明は、更に、成形食品、好ましくは例えばチョコレート製品などの菓子製品を製造するためのプロセスであって、前記食品の表面(1a)上に先に規定された光学的要素(2a)を適用することを含むプロセスに関する。

0112

食品の成形は、当業者に良く知られたチョコレート成形プロセスなどの従来の成形プロセスによって行なうことができる。

0113

このプロセスは、a.食品をそれが液体状態にある温度で供給するステップと、b.食品材料を本発明の金型内へ注ぎ込むステップと、c.食品材料を冷却によって凝固させるステップと、d.凝固された食品を金型から除去するステップとを備えてもよい。

0114

液状チョコレートおよび/または何らかの他の脂肪系塊においては、一般に、金型キャビティ内堆積させる前に焼き戻しプロセスが行なわれる。焼き戻しプロセスは、チョコレート製造における従来のプロセスであり、ココアバター成分または他の菓子脂肪成分播種されるようにするとともに、チョコレート塊または非チョコレート塊が良好で恒常的な色および光沢を伴う安定状態になるようにする。

0115

脂肪系菓子の成形は、焼き戻しされた液状チョコレートまたは化合物コーティングのような脂肪系塊を金属またはプラスチックの金型内へ堆積させることによって従来のように行なわれる。食品が金型内へ堆積される際の温度は、堆積中に製品が液体のままとどまるように十分高い。例えば、焼き戻しされた液状チョコレートは、一般に、約28〜33℃の範囲内の温度で金型内へ堆積され、また、化合物コーティングは、一般に、約28〜45℃の範囲内の温度で金型内へ堆積される。この後、冷却ステップの前に、液状塊中の任意の気泡空気トラップを排除するための効率的な揺動振動が続く。

0116

仕上がったチョコレートは、中実ブロック、中空シェル、あるいは、プラリーヌ、ソフトキャラメル、ガナッシュ、フォンダン、または、菓子で使用される任意の充填塊で満たされたシェルであってもよい。

0117

また、本発明は、食品の表面上に変化する像を作成するためのプロセスに関し、前記プロセスは、a)像を用意するステップと、b)(i)像を異なる色領域または陰影へ分割する工程と、(ii)同一の方向の1つ以上のグラビア領域(3b)をそれぞれの色または陰影に割り当てる工程であって、それぞれの色または陰影がグラビア領域(3b)の特定の方向を決定するように、グラビア領域(3b)の方向が、前記グラビア領域(3b)内に含まれる少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みライン(20)の方向によって決定され、異なる色または陰影のグラビア領域(3b)に割り当てられる平行な直線状の刻み込みライン(20)が同じ方向を有さない、工程とによって、像を、該像を表わす光学的要素(2b)へ変換するステップと、c)本発明に係る金型を準備するステップと、d)成形食品を調製するために金型を使用するステップとを備える。

0118

本発明のプロセスにおいて、光学的要素(2a),(2b)、グラビア領域(3a),(3b)、インデントライン(4)、および、刻み込みライン(20)は、前述したように規定される。また、一般に、食品という用語は、先に規定されたように理解されるべきである。好ましくは、成形食品が本発明に係る製品である。

0119

以下の実施例は、本発明を更に例示するために与えられる。これらの実施例は、本発明の範囲を限定しようとするものではない。
(実施例)

0120

実施例1:螺旋像ホログラム
チョコレートが金型を使用して調製される。チョコレート製品を調製するために使用される金型は図1に示される。この場合、特定のグラビア領域は、弓形状を成す(図1B)とともに、単一の中点の周りで同心的に配置される(図1Aおよび図1B)。この図から分かるように、これらのグラビア領域のそれぞれは、平行な直線状の刻み込みラインから構成される特定の格子によって特徴付けられ、この場合、隣り合うグラビア領域の刻み込みラインが中点の周りで10°の角度分だけ回転される。

0121

視角で像が変化するアニメーション螺旋像/変化螺旋像の光学的効果が得られる。

0122

参照実施例2
金型を使用してチョコレートが形成された。この場合、少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みラインが略平坦部によって互いから分離され、また、刻み込みラインの幅に対する平坦部の幅の比率は0.2/0.18=1.11である(図9参照)。

0123

光学的効果は得られない。

0124

参照実施例3
金型を使用してチョコレートが形成された。この場合、少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みラインが略平坦部によって互いから分離され、また、刻み込みラインの幅に対する平坦部の幅の比率は0.14/0.16=0.88である(図10参照)。

0125

光学的効果は得られない。

0126

参照実施例4
金型を使用してチョコレートが形成された。この場合、少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みラインが略平坦部によって互いから分離され、また、刻み込みラインの幅に対する平坦部の幅の比率は0.1/0.1=1である(図11参照)。

0127

光学的効果は得られない。

0128

実施例5
金型を使用してチョコレートが形成された。この場合、グラビア領域の少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みラインは、互いに隣接して配置され、すなわち、それらのライン間に平坦な凸部または凹部を本質的に何ら伴うことなく配置され、また、刻み込みラインの幅は0.22mmである(図12および図13参照)。

0129

視角で像が変化するアニメーション像/変化像の光学的効果が得られる。

0130

実施例6
金型を使用してチョコレートが形成された。この場合、少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みラインが略平坦部によって互いから分離され、また、刻み込みラインの幅に対する平坦部の幅の比率は0.08/0.3=0.27%である(図14参照)。

0131

視角で像が変化するアニメーション像/変化像の光学的効果が得られる。

0132

実施例7
金型を使用してチョコレートが形成された。この場合、少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みラインが略平坦部によって互いから分離され、また、刻み込みラインの幅に対する平坦部の幅の比率は0.04/0.26=0.15である(図15参照)。

0133

視角で像が変化するアニメーション像/変化像の光学的効果が得られる。

0134

実施例8
金型を使用してチョコレートが形成された。この場合、少なくとも2つの平行な直線状の刻み込みラインが凸状分離部によって互いから分離され、また、刻み込みラインの幅は0.22であり、凸部の接線角度は50°である(図16参照)。

0135

視角で像が変化するアニメーション像/変化像の光学的効果が得られる。

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