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技術 針保護装置

出願人 アプターステルミエスアーエス
発明者 フルニエアルノーフルニエジスランスワルミカエル
出願日 2014年2月25日 (6年9ヶ月経過) 出願番号 2015-559542
公開日 2016年4月25日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2016-512049
状態 特許登録済
技術分野 注入、注射、留置装置
主要キーワード 圧縮付勢 保護フラップ 材料ブリッジ 使用インジケータ ヒンジ回り カバー位置 制御リング 除去位置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2016年4月25日)のものです。
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図面 (11)

課題・解決手段

シリンジ本体(101)と、シリンジ本体の軸方向端部突出部(102)に固定された針(110)とを有する注射装置(100)であって、格納位置において前記注射装置(100)に固定されている針保護装置(200)であって、前記注射装置(100)から取り外し可能であり、内側本体(210)と外側本体(220)とを含む針保護装置(200)を備え、前記内側本体は、実質的に柔軟性もしくは変形可能な材料で形成され、前記外側本体は、実質的に硬い材料で形成され、格納位置において、前記内側本体が、前記針の吐出口(111)を密閉して閉じると共に、前記注射装置に密閉状態協働し、格納位置において、前記外側本体が前記注射装置に、前記針保護装置を前記注射装置に固定するように協働しており、前記内側本体が径方向突出部(215)を含むと共に、前記外側本体が径方向肩部(225)と頂上の軸方向開口を形成する軸方向端部エッジ(226)とを含み、前記内側本体が、前記頂上の軸方向開口を介して前記外側本体内に、前記径方向突出部が、前記径方向肩部に当接するように挿入され、前記外側本体の前記軸方向端部エッジ(226)が、前記内側本体を前記外側本体内に固定するため、前記内側本体(210)に接するように折り返されてなる。

概要

背景

針保護装置は、また、針ガードとしてもよく知られている。針ガードは、柔軟な材料で形成された内側本体と硬い材料で形成された外側本体とを有する剛性の大きな針ガードを含み、様々なタイプのものが存在する。
内側本体は、針の吐出口と、注射装置(一般にはシリンジからなる)との双方との密閉性保証し、一方、外側本体は、針ガードを注射装置に固定し保持する役目を果たす。

特許文献1および特許文献2は、特にそのタイプの針保護装置について開示されている。特許文献3〜7には他の従来技術が開示されている。
それらの装置には、所定の欠陥がある。それ故、注射装置を使用する前に、不注意もしくは偶発的に針ガードが取り外されることを避けることができない。それによって、針が汚染されるおそれをもたらす。

加えて、特に製造公差の結果、とりわけシリンジがガラスにより形成されている場合には、事情によっては、格納位置において、針ガードの変形可能な内側本体と注射装置との密閉性を保証するのが困難になる。
さらに加えて、針ガードの製造と組立、特に、外側本体を内側本体に組み付けは、複雑でコストが大きい。

その上、たとえ、格納位置においては、針ガードが有効であったとしても、注射装置使用後に、針によって傷つけられる危険性をまったく避けることは不可能である。

概要

シリンジ本体(101)と、シリンジ本体の軸方向端部突出部(102)に固定された針(110)とを有する注射装置(100)であって、格納位置において前記注射装置(100)に固定されている針保護装置(200)であって、前記注射装置(100)から取り外し可能であり、内側本体(210)と外側本体(220)とを含む針保護装置(200)を備え、前記内側本体は、実質的に柔軟性もしくは変形可能な材料で形成され、前記外側本体は、実質的に硬い材料で形成され、格納位置において、前記内側本体が、前記針の吐出口(111)を密閉して閉じると共に、前記注射装置に密閉状態協働し、格納位置において、前記外側本体が前記注射装置に、前記針保護装置を前記注射装置に固定するように協働しており、前記内側本体が径方向突出部(215)を含むと共に、前記外側本体が径方向肩部(225)と頂上の軸方向開口を形成する軸方向端部エッジ(226)とを含み、前記内側本体が、前記頂上の軸方向開口を介して前記外側本体内に、前記径方向突出部が、前記径方向肩部に当接するように挿入され、前記外側本体の前記軸方向端部エッジ(226)が、前記内側本体を前記外側本体内に固定するため、前記内側本体(210)に接するように折り返されてなる。

目的

本発明の目的は、上述の欠陥を持たない針保護装置を含む注射装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
2件

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請求項1

シリンジ本体(101)と、シリンジ本体(101)の軸方向端部突出部(102)に固定された針(110)とを有する注射装置(100)であって、格納位置において、前記注射装置(100)に固定されている針保護装置(200)であって、前記注射装置(100)から取り外し可能であり、内側本体(210)と外側本体(220)とを含む針保護装置(200)を備え、前記内側本体(210)は、実質的に柔軟性もしくは変形可能な材料で形成され、前記外側本体(220)は、実質的に硬い材料で形成され、格納位置において、前記内側本体(210)が、前記針(110)の吐出口(111)を密閉して閉じると共に、前記注射装置(100)と密閉状態となるように協働し、格納位置において、前記外側本体(220)が前記注射装置(100)と、前記針保護装置(200)を前記注射装置(100)に固定するように協働しており、前記内側本体(210)が径方向突出部(215)を含むと共に、前記外側本体(220)が径方向肩部(225)と頂上の軸方向開口を形成する軸方向端部エッジ(226)とを含み、前記内側本体(210)が、前記頂上の軸方向開口を介して前記外側本体(220)内に、前記径方向突出部(215)が、前記径方向肩部(225)に当接するように挿入され、前記外側本体(220)の前記軸方向端部エッジ(226)が、前記内側本体(210)を前記外側本体(220)内に固定するため、前記内側本体(210)に接するように折り返されてなることを特徴とする注射装置。

請求項2

前記外側本体(220)の前記軸方向端部エッジ(226)は、前記針保護装置(200)を前記注射装置(100)に組み付けた後に、前記内側本体(210)に接するように折り返されることを特徴とする請求項1に記載の注射装置。

請求項3

前記外側本体(220)の前記軸方向端部エッジ(226)は、前記針保護装置(200)を前記注射装置(100)に組み付ける前に、前記内側本体(210)に接するように折り返されることを特徴とする請求項1に記載の注射装置。

請求項4

前記軸方向端部突出部(102)は、シリンジ本体(101)の軸方向端部表面(103)と径方向肩部(104)との間に形成され、前記外側本体(220)は、特にスナップ留めにより、前記軸方向端部突出部(102)に固定される固定部(228)を含むことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の注射装置。

請求項5

前記外側本体(220)は、前記内側本体(210)に固定される保護部(229)を含み、前記保護部(229)は、前記固定部(228)に少なくとも一つの裂けやすい材料ブリッジ部(227)を介して接続されており、前記少なくとも一つの裂けやすい材料ブリッジ部(227)は、前記保護部(229)と前記内側本体(210)を前記注射装置(100)から取り除くために、裂けるようになっていることを特徴とする請求項4に記載の注射装置。

請求項6

前記固定部(228)を前記注射装置(100)から取り外すのに必要な力は、前記少なくとも一つの裂けやすい材料ブリッジ部(227)を引き裂くのに必要な力よりも大きいことを特徴とする請求項5に記載の注射装置。

請求項7

不慮に針が刺ささることから保護するための保護システム(300)を備えることを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の注射装置。

請求項8

前記保護システム(300)は、前記外側本体(220)と一体的な部分である保護フラップ(320)を備えており、前記保護フラップ(320)は、前記針(110)をカバーするカバー位置と、前記針(110)がカバーされていない開放位置との間で移動可能であり、前記保護システム(300)は、さらに、注射前に前記保護フラップ(320)をカバー位置から開放位置に移動させ、注射後に開放位置からカバー位置に移動させるため、前記外側本体(220)をスライドする制御リング(310)を備えることを特徴とする請求項7に記載の注射装置。

請求項9

前記折り返しは、典型的には100℃乃至200℃の温度範囲で、実行されることを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の注射装置。

請求項10

前記内側本体(210)は、ゴムで形成されていることを特徴とする請求項1から9までのいずれかに記載の注射装置。

技術分野

0001

本発明は、針保護装置を含む注射装置に関する。

背景技術

0002

針保護装置は、また、針ガードとしてもよく知られている。針ガードは、柔軟な材料で形成された内側本体と硬い材料で形成された外側本体とを有する剛性の大きな針ガードを含み、様々なタイプのものが存在する。
内側本体は、針の吐出口と、注射装置(一般にはシリンジからなる)との双方との密閉性保証し、一方、外側本体は、針ガードを注射装置に固定し保持する役目を果たす。

0003

特許文献1および特許文献2は、特にそのタイプの針保護装置について開示されている。特許文献3〜7には他の従来技術が開示されている。
それらの装置には、所定の欠陥がある。それ故、注射装置を使用する前に、不注意もしくは偶発的に針ガードが取り外されることを避けることができない。それによって、針が汚染されるおそれをもたらす。

0004

加えて、特に製造公差の結果、とりわけシリンジがガラスにより形成されている場合には、事情によっては、格納位置において、針ガードの変形可能な内側本体と注射装置との密閉性を保証するのが困難になる。
さらに加えて、針ガードの製造と組立、特に、外側本体を内側本体に組み付けは、複雑でコストが大きい。

0005

その上、たとえ、格納位置においては、針ガードが有効であったとしても、注射装置使用後に、針によって傷つけられる危険性をまったく避けることは不可能である。

先行技術

0006

欧州特許公開公報第1208861号
フランス特許公開公報第2777787号
国際公開公報第01/54758号
国際公開公報第88/03816号
欧州特許公開公報第1759729号
アメリカ特許第5746733号公報
国際公開公報第02/11799号

発明が解決しようとする課題

0007

本発明の目的は、上述の欠陥を持たない針保護装置を含む注射装置を提供することである。
そのため、本発明の目的は、使用前において、密閉性を保証するような針保護装置を提供することである。
本発明の別の目的は、使用前に密閉性が破られたか否かを、ユーザーに示す針保護装置を提供することである。

0008

本発明のさらに別の目的は、製造および組立が簡易かつ容易であり、使用時における信頼性が高い針保護装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

それ故、本発明は、シリンジ本体と、シリンジ本体の軸方向端部突出部に固定された針とを有する注射装置であって、格納位置において前記注射装置に固定されている針保護装置であって、前記注射装置から取り外し可能であり、内側本体と外側本体とを含む針保護装置を備え、前記内側本体は、実質的に柔軟性もしくは変形可能な材料で形成され、前記外側本体は、実質的に硬い材料で形成され、格納位置において、前記内側本体が、前記針の吐出口を密閉して閉じると共に、前記注射装置と密閉状態となるように協働し、格納位置において、前記外側本体が前記注射装置と、前記針保護装置を前記注射装置に固定するように協働しており、前記内側本体が径方向突出部を含むと共に、前記外側本体が径方向肩部と頂上の軸方向開口を形成する軸方向端部エッジとを含み、前記内側本体が、前記頂上の軸方向開口を介して前記外側本体内に、前記径方向突出部が、前記径方向肩部に当接するように挿入され、前記外側本体の前記軸方向端部エッジが、前記内側本体を前記外側本体内に固定するため、前記内側本体に接するように折り返されてなる注射装置を提供する。

0010

有利には、前記外側本体の前記軸方向端部エッジは、前記針保護装置を前記注射装置に組み付けた後に、前記内側本体に接するように折り返される。
望ましくは、前記外側本体の前記軸方向端部エッジは、前記針保護装置を前記注射装置に組み付ける前に、前記内側本体に接するように折り返される。
有利には、前記軸方向端部突出部は、シリンジ本体の軸方向端部表面と径方向肩部との間に形成され、前記外側本体は、特にスナップ留めにより、前記軸方向端部突出部に固定される固定部を含む。

0011

有利には、前記外側本体は、前記内側本体に固定される保護部を含み、前記保護部は、前記固定部に少なくとも一つの裂けやすい材料ブリッジ部を介して接続されており、前記少なくとも一つの裂けやすい材料ブリッジ部は、前記保護部と前記内側本体を前記注射装置から取り除くために、裂けるようになっている。
有利には、前記固定部を前記注射装置から取り外すのに必要な力は、前記少なくとも一つの裂けやすい材料ブリッジ部を引き裂くのに必要な力よりも大きい。

0012

有利には、不慮に針が刺ささることから保護するための保護システムを備える。
有利には、前記保護システムは、前記外側本体と一体的な部分である保護フラップを備えており、前記保護フラップは、前記針をカバーするカバー位置と、前記針がカバーされていない開放位置との間で移動可能であり、前記保護システムは、さらに、注射前に前記保護フラップをカバー位置から開放位置に移動させ、注射後に開放位置からカバー位置に移動させるため、前記外側本体をスライドする制御リングを備える。

0013

有利には、前記折り返しは、典型的には100℃乃至200℃の温度範囲で、実行される。
有利には、前記内側本体は、ゴムで形成される。
本発明のこれらの特徴や優位性その他は、以下に述べる詳細な説明により、非限定的な実施の形態によって与えられ、かつ、添付の図面を参照して、さらに明らかになる。

図面の簡単な説明

0014

第1の実施の形態における針保護装置の、注射装置への格納位置における断面図である。
優位な第1の実施の形態における針保護装置の、注射装置からの除去位置における断面図である。
別の実施の形態における針保護装置の、格納位置における断面図である。
さらに別の実施の形態における針保護装置の、格納位置における断面図である。
さらに別の実施の形態における針保護装置の、格納位置における断面図である。
さらに別の実施の形態における針保護装置の、格納位置における斜視図である。
図6の針保護装置の断面図である。
注射装置の動作位置における、図6と同様な針保護装置を示す図である。
注射装置の注射終了位置における、図6図7と同様な針保護装置を示す図である。
図6から図9に示す針保護装置の一部切り欠き斜視図を示す図である。

実施例

0015

本発明は、注射装置用の針保護装置のいくつかの実施の形態を参照して説明される。しかしながら、もちろん、本発明は、図面に示す実施の形態に限定されない。
図1、2に本実施の形態におけるシリンジ100が示される。シリンジ100は、シリンジ本体101と、吐出口111を含む針110とを備える。
シリンジ本体101の、針110を固定する側の軸方向端部には、軸方向端部突出部102が含まれる。

0016

軸方向突出部102は、以下に述べるように、シリンジ本体101の軸方向端部表面103と、針保護装置200を受け入れて固定するための径方向突出部104との間に形成されており、一般にシリンジのハブ(hub)として知られている。
針110は、典型的には、12.7mm(1/2インチ(”))、15.9mm(5/8”)、もしくは25.4mm(1”)の長さを有する。また、他のサイズでも構わない。

0017

針保護装置200は、注射装置100が使用されるまで、針を保護し、密閉状態に維持するために設けられる。
針保護装置200は、格納位置において、注射装置100に固定され、取り外し可能である。すなわち、注射装置100が使用されるときに注射装置100から取り外される。
針保護装置200は、内側本体210と外側本体220とを備える。

0018

内側本体210は、実質的に柔軟な、もしくは変形可能な材料、例えば、ポリイソプレンスチレンーブタジエンゴムSBR)、熱可塑性エラストマーTPE)、その他のエラストマーなどの材料から形成される。他の材料でも構わない。
内側本体210は、針保護装置200が格納位置にあるときに、針110の吐出口111を受け入れる中実の部分を含む。

0019

これにより、針110の軸方向端部は、格納位置において、内側本体210内に埋没する。
内側本体210は、また、注射装置100に対して軸方向の末端側端部に、径方向突出部215を有する。
内側本体210は、上記と反対側の軸方向端部に、中空スリーブを形成すると共に、そのシリンジに関して近位な側に、シリンジのハブ102の軸方向端部表面103と相補的な形状を有する軸方向端部エッジ213を備える。

0020

外側本体220は、実質的に硬い材料、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリオキシメチレン(POM)、または、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などからなる単一の部品として製造されるのが望ましい。他の材料でも構わない。
外側本体220は、針保護装置200を注射装置100に、特にはスナップ留めにて、固定するための固定部228を含む。固定部228は、シリンジ本体101、特に、シリンジのハブ102、とりわけ、径方向肩部104に係合するように適応した形状になっている。

0021

他端部、すなわち、注射装置100に対して末端側の端部において、外側本体220は、径方向肩部225と、軸方向頂上部の開口を形成する軸方向端部エッジ226とを有する。
軸方向端部エッジ226は、後述するように内側に折り返される。
針保護装置200は、有利には、内側本体210と外側本体220を成型して、内側本体210を外側本体220内に組み付けするのが望ましい。

0022

内側本体210は、外側本体220の上方開口部を介して、内側本体210の径方向突出部215が外側本体220の径方向肩部225に当接するまで、挿入するのが望ましい。
そして、外側本体220の軸方向端部エッジ226は、外側本体220内の内側本体210を固定的に保持するために折り返される。

0023

この折り返しの工程は、針保護装置200を注射装置100に組み付ける前であることが望ましいが、そうでなく、注射装置100に組み付けた後であってもよい。
軸方向端部エッジ226の折り返し加工は、外側本体220の材料の機能として、典型的には、100℃乃至200℃の温度に加熱して行われることが望ましい。
格納位置において、針110との密閉は、針110の吐出口111を、内側本体210の柔軟な、もしくは変形可能な材料に埋没させることによって達成される。

0024

注射装置100の密閉は、もっぱら、内側本体210の軸方向端部エッジ213とシリンジのハブ102の軸方向端部表面103との接触によって達成される。
そのような密閉状態は、シリンジのハブ102に内側本体210を圧縮付勢させることにより強化される。
この圧縮は、特に、径方向肩部225の位置、内側本体210の長さ、および/または、外側本体220の内側本体210への折り返した軸方向端部エッジ226における押圧によって生み出される。

0025

注射装置100、特にシリンジ本体101は、内側本体210の軸方向端部エッジ213とシリンジのハブ102の軸方向端部表面103との接触のみによって、密閉されるのが有利である。
このような構成では、内側本体210は、例えば、TPEと比べてずっと優れた特性を有するゴムで形成されるのが望ましい。

0026

そして、ゴムは、次のような特性を有する。
高度は、ショアスケールで60より大きく、弾性率は10メガパスカル(MPa)より大きく、圧縮による残留変形が25%未満であり、比重が1より大きく、特には1.3より大きい。
加えて、ゴムは、例えば、蒸気殺菌のために約120℃の高温における処理の際におけるサイズの変化量が、たとえあったとしても大変少ない。

0027

反対に、そのような環境下では、TPEは、収縮、すなわち、3%もサイズが減少する。針保護装置200の内側本体210にとって、そのように大きな収縮は、格納位置における密閉性の喪失を意味する。
図3から図5に、最初の使用であることを示すインジケーター(indicator)(以下、「最初使用インジケーター」)を組み込んだ変形例を示す。

0028

これらの変形例では、外側本体220は、少なくともひとつの、材料の裂けやすいブリッジ部(以下、「材料ブリッジ部」)227を介して、固定部228に接続される保護部229を含む。
それ故、外側本体220は単一の部品として形成されるが、針保護装置200が取り外される際に、少なくともひとつの材料ブリッジ部227が裂け、そしてこのことにより、最初使用インジケーターが形成される。

0029

針保護装置200を取り外すことを可能とするために、材料ブリッジ部227を裂く必要がある。そして、一度引き裂くと、もはやそれらを初期の状態に戻すことはできない。
材料ブリッジ部227がそのままであることを見たユーザーは、針保護装置200が取り外されたことがないということを知る。
しかしながら、材料ブリッジ部227が破損しているときは、ユーザーは、密閉性が損なわれ、汚染が生じた危険性があることを知る。

0030

もちろん、注射装置100の固定部228の取り外しに必要な力は、材料ブリッジ部227を引き裂くのに必要な力より大きくしなければならない。
これにより、いつも、材料ブリッジ部227が最初に破損されることが保証され、材料ブリッジ部227が破損されないで針保護装置200が除去されるのが不可能となる。
固定部228は、注射装置100に固定されており、前述したように、特に、シリンジのハブ102にスナップ留めされている。

0031

特に、径方向肩部225と軸方向端部エッジ226の折り返し部との間で内側本体210の径方向突出部215が押さえつけられることにより、保護部229は、内側本体210に固定される。
図3の変形例では、材料ブリッジ部227は、保護部229を軸方向に引き出すことによって、引き裂かれる。

0032

十分な力があれば、材料ブリッジ部227は裂け、固定部228は、シリンジのハブ102に残ったまま、保護部229が、内側本体210と一緒に注射装置100から除去される。
図4の変形例では、材料ブリッジ部227は、第1に、少なくとも一つの材料ブリッジ部227を介して固定部228に固定されると共に、第2に、少なくとも一つの材料ブリッジ部227を介して保護部229に固定された、タブ230を横方向に引っ張ることにより引き裂かれる。

0033

図5の変形例では、外側本体220の保護部229は、少なくとも一つの手動用の変形領域223を含み、材料ブリッジ部227は、少なくとも一つの手動用の変形領域223を摘んで引き抜くことにより、引き裂かれる。
有利には、直径方向に対向する2つの手動用の変形領域223が設けられており、それぞれの手動用の変形領域223は、材料ブリッジ部227に接続されており、対応する手動用の変形領域223が手で摘んで引き抜かれ、あるいは他の方法で変形されたときに材料ブリッジ部227が裂かれる。

0034

図6から図9には、他の変形例が示される。この変形例では、針保護装置200は、特に注射装置100の使用後に、不慮に針がちくりと刺すことに対して保護するための保護システム300をさらに含んでいる。
この変形例では、保護システム300は、制御リング310を備える。この制御リング310は、針保護装置200の外側本体220と同じ硬い樹脂材料で形成されるのが望ましい。

0035

制御リング310は、外側本体220の上にスライドさせて装着される。
外側本体220は、有利には、2つの部分からなる。この2つの部分は、保護部229と固定部228である。保護部229は、内側本体210を取り外すことを可能にする。固定部228は、注射装置100に固定され、保護フラップ(flap)320を含んでいる。

0036

保護部229は、裂けやすい材料ブリッジ部227を介して、固定部228、特に、その保護フラップ320に接続されている。
制御リング310は、固定部228の周囲をスライドするように装着される。
制御リング310は、少なくとも一つ、望ましくは二つの、軸方向端部エッジ部315を含む。軸方向端部エッジ部315は、以下に説明するように保護フラップ320と協働する。

0037

保護フラップ320は、旋回可能であり、柔軟なヒンジを介して固定部228に接続されている。
保護フラップ320は、軸方向タブ(tab)325を含む。軸方向タブ325の先端部は望ましくは、丸くなっており、制御リング310の軸方向端部エッジ部315と協働する。

0038

保護フラップ320の閉じた位置もしくはカバーする位置では、軸方向タブ325は、特に図6に見られるようにスロット(slot:長穴)340が形成される。
注射するために、患者もしくは医療関係者は、材料ブリッジ部227を引き裂いて、内側本体210と共に保護部229を取り外し、制御リング310を第1の位置にスライドさせなければならない。これによって保護フラップ320を開放し、針110がカバーされなくなって、注射を可能にする。

0039

注射の後、不慮に針がちくりと刺すことの危険性を減ずるため、患者もしくは医療関係者は、制御リング310を第2の位置まで押し出す。これによって、針110が保護フラップ320によってカバーされる。
針110は、2段階でカバーが外される。
第1段階は、針ガードの内側本体210を取り外すこと、第2段階は、保護フラップ320を開放することである。

0040

内側本体210は、保護部229を取り外すことによって除去される。これは、裂けやすい材料ブリッジ部227が引き裂かれた後に可能となる。
保護フラップ320は、制御リング310を針110の吐出口111に向けてスライドさせることにより開放される。
このような制御リング310の上昇(図6から図9に示される位置)は、制御リング310に保護フラップ320に対して軸方向に作用する力を付与させ、制御リング310の軸方向端部エッジ部315が、保護フラップ320の軸方向タブ325の端部を押すようになる。

0041

そのような軸方向の力は、保護フラップ320を柔軟なヒンジ回りに旋回させ、それによって針110がカバーされなくなる。
注射後、針110の吐出口111を含む端部に向かう2回目の制御リング310の軸方向の力により、針110は保護にされる。
そのため、2回目の軸方向の力は、第1のブロック手段に打ち勝つのに十分な力でなければならない。

0042

2回目の軸方向の力により、軸方向タブ325を解放すること(release)が要求され、制御リング310が保護フラップ320をそれらが閉じるように押すことを可能にする。
スロット340は、制御リング310、特に、制御リング310の軸方向端部エッジ部315が通過するのを可能にし、一方で、針110は、保護フラップ320を閉じることによってカバーされる。

0043

この位置は、有利には、第1のブロック手段によって維持される。この第1のブロック手段は、例えば、固定部228の第1のリブ281と協働する制御リング310の第1の溝381である。
この位置は、有利には、第2のブロック手段により維持される。この第2のブロック手段は、例えば、制御リング310の第2の溝382、および/または、固定部228の第2のリブ282である。

0044

外側本体220に対する制御リング310の移動をブロックするためのブロック手段は、有利には、制御リング310、および/または外側本体220の特に固定部228に設けられる。ブロック手段は、様々な方法で形成し得る。
例として、図10に示すように、制御リング310は、軸方向に離れた2つの溝381、382を有しており、外側本体220の固定部228は、同じく軸方向に離れた2つのリブ281、282を有する。

0045

動作前は、第1の溝381は、第1のリブ281と係合している。
ユーザーが注射装置100を使用したいときは、ユーザーは、制御リング310を、ブロック手段に打ち勝ち、かつ、制御リング310を外側本体220の上をスライドさせ、その結果、上述のように保護フラップ320が開放するのに十分な力で、押し出す。
保護フラップ320の開いた位置で、制御リング310の第2の溝382が、外側本体220の第1のリブ381と係合し、制御リング310をその作業位置で維持する。

0046

注射後、保護フラップ320を閉じるため、ユーザーは、ブロック手段に打ち勝ち、かつ、制御リング310により保護フラップ320の閉じる位置に向けて移動させるのに十分な力を、再度加える。この閉じる位置において、制御リング310の第1の溝381が外側本体220の第2のリブ282に係合する。
当然、ブロック手段は、様々な方法で形成されてよい。

0047

それ故、制御リング310に一つの溝を設けて、固定部228の2または3つのリブと係合するようにしてもよい。
変形として、制御リング310に2または3つの溝を設けて、固定部228の1つのリブに係合するようにしてもよい。
オプションとして、2つのリブと2つの溝が、同様に離れており、保護フラップ320の開放位置において、2つの溝と2つのリブにより二重のスナップ留めができるようにしてもよい。

0048

もちろん、ブロック手段は、1または2つの溝が固定部228に形成され、1または2つのリブが制御リング310に形成されるような、逆の位置関係にあってもよい。他の実施例も、また、可能である。
図6から図9に示す実施の形態は、保護システム300と最初使用インジケーターを組み合わせているが、最初使用インジケーターとは別個に保護システム300を形成することができる。

0049

もちろん、本発明は、図面に示した実施の形態に限定されず、それどころか、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって定まる。

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